JP2018132785A - 回路基板、および表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の画像処理ブロックを並列処理により1つの表示素子を駆動する場合に、不要輻射の影響を低減しながら高精度な同期処理を実現することができる。【解決手段】表示装置で表示する画像の画像処理を行う第1の画像処理回路および第2の画像処理回路と、スペクトル拡散処理を施した複数のクロック信号である複数のスペクトル拡散クロックを生成するクロック信号生成手段と、クロック信号生成手段から第1の画像処理回路および第2の画像処理回路の各々に上記複数のスペクトル拡散クロックのうちの1つを伝送する伝送手段と、を有する。クロック信号生成手段は、スペクトル拡散処理を施した信号を発生する信号発生部と、該信号を複数のスペクトル拡散クロックに分割する信号分割部とを含む。第1の画像処理回路と第2の画像処理回路は、複数のスペクトル拡散クロックによって互いに同期する。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置及びそれに用いる回路基板に関し、特に不要輻射対策のための回路構成に関する。
プロジェクタ等の高解像度表示パネルにおいて、高速な動作クロックによって複数の画像処理ブロックで並列に処理を行って1つの表示パネル駆動回路で合成を行う構成が知られている。このような高速な動作クロックの使用やデータバスの並列処理では、EMI(Electromagnetic Interference)等による不要輻射が発生しやすい。そこで、不要輻射対策として動作クロックにスペクトル拡散処理を施せば、複数の画像処理ブロックで1つの表示パネルを駆動する構成において複数の画像処理ブロック間の同期が非常に困難になる。
例えば、各画像処理ブロックで互いにスペクトル拡散の変調特性を同期していない場合、図11(a)に示すように、複数画像処理ブロック間で水平同期信号におけるクロック数に差が発生する。また、図11(b)に示すように、表示パネル駆動回路に入力する各並列処理ブロックからのクロック数の差も大きいため、このクロック差を許容するための大規模なFIFO(メモリ)が必要になる。
これに関し、画像処理回路の動作クロックにスペクトル拡散を施す場合において、外部から入力する同期信号にスペクトル拡散の変調周期を同期することで同期取りの問題を解決する方法が特許文献1に開示されている。また、複数処理回路の間で厳密にタイミングを合わせるために、各処理回路においてスペクトル拡散されたクロックを復調する方法が特許文献2に開示されている。
特開2008−216606号公報 特開2003−332997号公報
しかし、特許文献1で開示された方法では、複数の画像処理ブロック間(画像処理回路間)で同期することができない場合もある。また、特許文献2に開示されている方法は、複数の画像処理ブロック間の同期を可能にするが、各画像処理ブロック(画像処理回路の内部)においてスペクトル拡散を復調してしまうので、不要輻射対策の効果が大幅に減ってしまう。
本発明は、複数の画像処理ブロックを並列処理により1つの表示素子を駆動する場合に、不要輻射の影響を低減しながら高精度な同期処理を実現する表示装置及びそれに用いる回路基板を提供する。
本発明の一側面としての回路基板は、表示装置で表示する画像の画像処理を行う第1の画像処理回路および第2の画像処理回路と、スペクトル拡散処理を施した複数のクロック信号である複数のスペクトル拡散クロックを生成するクロック信号生成手段と、第1の画像処理回路に複数のスペクトル拡散クロックのうちの1つである第1のスペクトル拡散クロックを伝送し、第2の画像処理回路に複数のスペクトル拡散クロックのうちの他の1つである第2のスペクトル拡散クロックを伝送する伝送手段と、第1のスペクトル拡散クロックと、第2のスペクトル拡散クロックとの位相差を調整する位相差調整手段と、を有する。クロック信号生成手段は、スペクトル拡散処理を施したクロック信号を生成する信号生成部と、該信号を複数のスペクトル拡散クロックに分割する信号分割部とを含む。第1の画像処理回路と第2の画像処理回路は、第1のスペクトル拡散クロックと第2のスペクトル拡散クロックによって互いに同期することを特徴とする。
本発明によれば、複数の画像処理ブロックを並列処理により1つの表示素子を駆動する場合に、不要輻射の影響を低減しながら高精度な同期処理を実現することができる。
本発明の実施例1における表示装置を示すブロック図である。 実施例1における画像処理回路を示すブロック図である。 実施例1におけるクロック供給の配線例を示した図である。 実施例1におけるクロック供給の配線の別例を示した図である。 本発明の実施例2における表示装置を示すブロック図である。 実施例2における画像処理回路を示すブロック図である。 実施例2におけるクロック供給の配線例を示した図である。 実施例2における画像処理回路間のタイミングチャートである。 実施例2におけるクロック供給の配線の別例を示した図である。 実施例2におけるクロック供給の配線の別例を示した図である。 スペクトル拡散処理を行わない場合の不具合を説明する図である。
以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施例1における表示装置100(プロジェクタ、液晶ディスプレイ等)の構成を示している。101は、表示装置100に用いる回路基板である。10は入力インターフェース部であり、HDMI(登録商標)やDVI、ディスプレイポートなどの映像入力端子である。入力インターフェース10からの映像信号は、入力信号処理回路11でデコード処理や切り替え処理などを受けた後に、画像処理回路12と画像処理回路13とにVideoIn1とVideoIn2として分割されて入力される。ここで、画像処理回路12および画像処理回路13は、同様の構成および同様の機能を有する。画像処理回路12および画像処理回路13では、解像度変換処理、フレームレート変換処理、幾何学変換処理、色空間変換処理、パネル駆動系信号処理、OSD合成・表示など画像処理に関する一連の処理が行われる。
高解像度の画像処理ではデータ処理量が膨大になるため、例えば画像の左半分を画像処理回路12、右半分を画像処理回路13というように、エリア分割して信号処理を行う。ここでは画像処理回路として2並列処理の例を示したが、それに限らず左上、左下、右上、右下のように4並列処理でもよい。
また、画像処理回路12と画像処理回路13は、同期信号SYNCで互いに同期するように構成されている。同期信号SYNCは、例えば水平同期信号や垂直同期信号相当の信号であり、これにより、画像処理回路12の出力VideoOut1と画像処理回路13の出力VideoOut2が、VDO_CLKレートで同期化されることになる。実際には、画像処理回路の一方がマスター出力側で同期信号生成を行い、他方がそれを受けてタイミングを合わせるスレーブ入力側となる。図1では画像処理回路12から同期信号SYNCが画像処理回路13へ伝送される構成を示しているが、画像処理回路13から画像処理回路12へ伝送するように構成してもよい。
画像処理回路12および画像処理回路13で処理された画像信号VideoOut1,VideoOut2は、1つのパネル駆動回路14(表示駆動回路)に入力される。パネル駆動回路14では、画像処理回路12および画像処理回路13の2系統からの入力であるVideoOut1とVideoOut2の同期化、表示パネル15駆動に適したデータへの変換処理、および駆動タイミング信号生成が行われる。
16はクロック発生器であり、位相同期回路(PLL:Phase Locked Loop)およびスペクトル拡散回路(SS)からなるクロック発生回路20(信号発生部)を含んでいる。これにより、クロック発生器16は、EMI対策の1つであるスペクトル拡散処理が施されたクロック信号(スペクトル拡散クロック)を1系統出力する。
クロック発生器16から出力されたクロック信号は、後述のPoint_c(信号分割部)で分岐(分割)され、配線19a,19b(伝送手段)を介して画像処理回路12および画像処理回路13の入力部にそれぞれ入力される。すなわち、本実施例では、クロック発生器16とPoint_cとによって複数のクロック信号を生成するクロック信号生成装置40(クロック信号生成手段)として働く。
画像処理回路12,13は、入力されたクロック信号に同期してパネル映像信号VideoOut1およびVideoOut2(画像信号)を出力する。このクロック接続には所定の制約が必要であるが、これに関しては後で詳細を説明する。
次に、画像処理回路12および画像処理回路13について図2を用いて詳細に説明する。図2は、画像処理回路12の内部を示している。
画像入力部31は、入力画像クロックであるVideoInClockとそれに同期した入力画像データであるVideoInDataを受信し、メモリ35に格納する。信号処理部32では、表示パネル駆動用クロックであるVDO_CLK1に同期してメモリ35から画像データを読み出し、当該画像データに対して上述の一連の画像信号処理を施して再度メモリ35に格納する。画像出力部34は、VDO_CLK1に同期してメモリ35から画像データを読み出し、当該画像データを表示パネル駆動に適するように変換するとともに駆動同期信号を生成する。これによって、出力画像データであるVideoOutDataを出力する。また、出力画像クロックは、VDO_CLK1と同一、もしくは同期したクロックとしてVideoOutClockを出力する。CPU33は、画像入力部31、信号処理部32、および画像出力部34の各機能の制御を行う。CPU33は、例えば、VDO_CLK1と同一のクロックで動作する。
不図示の画像処理回路13の内部も、画像処理回路12と同じ構成を有している。その場合、VDO_CLK1の入力はVDO_CLK2の入力に置き換わる。
次に、上述のクロックのタイミング制約に関して図3を用いて説明する。図3は、クロックの配線制約の具体例を示す配線図である。Point_aは、画像処理回路12の入力端子VDO_CLK_IN1である。Point_bは、画像処理回路13の入力端子VDO_CLK_IN2である。Point_c(信号分割部)は、クロック発生器16の1つ端子からの出力を画像処理回路12への出力と画像処理回路13への出力に分岐(分割)する点である。
ここで、WL1をPont_aとPoint_cの間の配線19aの長さ、WL2をPont_bとPoint_cの間の配線19bの長さとした場合に、式(1)の関係が成り立つように配線の長さを設定する。
WL1=WL2・・・・・(1)
図3に示す例では、画像処理回路12の入力端子VDO_CLK_IN1よりも画像処理回路13の入力端子VDO_CLK_IN2の方が、クロック発生器16の出力部に対する物理的な配置距離が短い。そのため、本実施例では、VDO_CLK2信号を伝送する配線19bにミアンダ処理を行ったミアンダ配線17(遅延手段、位相差調整手段)を用いて、上記式(1)を満たすように配線長を調整し、Pont_bとPoint_cの間の伝送時間を遅延させる。
以上の構成により、スペクトル拡散されたクロックの1つの出力を、画像処理回路12と画像処理回路13に入力することができ、不要輻射の影響を低減しながら同期処理を高精度に行うことができる。そのため、反射による波形品質悪化を防ぐことができる。また、式(1)を満たす配線長とすることで、Point_cから画像処理回路の入力端子までのクロック信号の伝送時間を等しくでき、画像処理回路12に入力される位相と画像処理回路13に入力される位相との位相差を低減することができる。すなわち、Point_aとPoint_bとに同一位相のクロックを入力することができる。
また、図3はミアンダ配線17によりPoint_aとPoint_bとに同一位相のクロックを入力させることとしたが、図4に示すように遅延素子18(遅延手段、位相差調整手段)を挿入するようにしてもよい。これにより、VDO_clk2信号の伝送時間に遅延が生じ、配線19bの長さを長くしたときと同様に画像処理回路に入力される位相を調整することができる。遅延素子18としては抵抗やフィルタなどの受動素子などが使用される。
以上のように、本発明は、スペクトル拡散が施された1つのクロック源からの信号を分割(分岐)して複数の画像処理回路に供給することで、複数の画像処理回路間のスペクトル拡散クロックに基づいた同期を容易にする。また、スペクトル拡散クロックの復調を行わないため、画像処理回路からパネル駆動回路の間の伝送においてもスペクトル拡散処理の効果によって不要輻射の影響を低減できる。
図5は、実施例2における表示装置200及びそれに用いる回路基板201を示している。信号の流れや構成要素に関しては、実施例1とほとんど同じである。重複する構成については説明を省略する。実施例1と異なる点は以下の2点である。
1つ目は、表示パネル駆動用クロックと内部処理用のシステムクロックが別系統で構成されている点である。システムクロックとして、クロック発生器52,54が各画像処理回路53,55に各々接続されている。
2つ目は、表示パネル駆動用クロック源としてのスペクトル拡散処理が施されたクロック生成装置56(クロック信号生成手段)が同期化された2つのクロック出力(出力部)を有する点である。クロック生成装置56の2つのクロック出力が、2つの画像処理回路53,55の表示パネル駆動用クロック入力に各々接続されている。このクロック接続には所定の制約が必要であるが、これに関しては後で詳細を説明する。
次に、画像処理回路53,55について図6を用いて詳細に説明する。図6は、画像処理回路53の内部を示している。
実施例1と異なる点は、クロック系統が2つあるため、表示パネル駆動用のクロックVDO_CLK1と、内部処理用クロックSYS_CLK1とが分離して入力される点である。VDO_CLK1は、画像出力部34の動作基準クロック、および表示パネル駆動用クロックVideoOutClockとなる。一方、SYS_CLK1は、それ以外の信号処理部32やCPU33の動作基準クロックとなる。内部処理速度の限界はメモリバス速度などで決まる。そのため、内部処理用クロックは、パネル駆動のクロック(VideoOutClock)や入力映像のクロック(VideoInClock)とは独立して設定することが好ましい。そこで、このようにクロック系統を分離することが一般的である。
不図示の画像処理回路53の内部も、画像処理回路55と同じ構成を有している。その場合、VDO_CLK1の入力はVDO_CLK2の入力に、SYS_CLK1はSYS_CLK2に置き換わる。
SYS_CLK1およびSYS_CLK2は、各画像処理回路53,55の内部で閉じた構成のクロック系統であるため、画像処理回路53,55の間で相互に同期をとる必要がない。また、スペクトル拡散処理のオン・オフに関しても独立して設定できる。
次に、上で述べたクロックの制約に関して図8を用いて具体的に説明する。図8は、クロック生成装置56からの出力、画像処理回路53,55に関するクロック、および同期信号SYNCのタイミングの関係を示したタイミングチャートである。
図8(a)は、クロック生成装置56の2つの出力端子部のタイミングを示している。ここでは、OUT2端子からの出力がOUT1端子からの出力に対しt_skw_clko[ns]のスキュー量をもっているものを例に示している。
図8(b)は、VDO_CLK1についての画像処理回路53の入力端子部VDO_CLK_IN1における波形タイミングおよび出力端子部SYNC_OUTにおける波形タイミングを示している。VDO_CLK1は、クロック生成装置56のOUT1端子からt_pcb_clk1[ns]の伝送時間(基板上の配線遅延)でVDO_CLK_IN1端子に到達する。SYNC信号は、VDO_CLK_IN1端子に到達したクロックからt_dly_synco[ns]後に出力される。
図8(c)は、画像処理回路55における入力端子部VDO_CLK_IN2の波形タイミングおよび入力端子部SYNC_INの波形タイミングを示している。クロック生成装置56(クロック信号生成手段)のOUT2端子から出力されたVDO_CLK2信号は、t_pcb_clk2[ns]の伝送時間でVDO_CLK_IN2端子に到達する。一方、画像処理回路53のSYNC_OUT端子から出力されたSYNC信号は、t_pcb_sync[ns]の伝送時間でSYNC_IN端子に到達する。
ここで、画像処理回路55におけるSYNC信号の取り込みタイミングに関して、セットアップ時間t_suと、ホールド時間t_hdは以下の式(2)および式(3)で表わされる。
t_hd=(t_pcb_clk1 − t_pcb_clk2) + t_dly_synco + t_pcb_sync − t_skw_clko ・・・(2)
t_su = t_prd_clk − (t_pcb_clk1 − t_pcb_clk2) − t_dly_synco − t_pcb_sync + t_skw_clko ・・・(3)
また、画像処理回路55において最低セットアップ時間をt_su_minとし、最低ホールド時間をt_hd_minとする。この場合、セットアップ時間のタイミングマージンt_hd_marginと、ホールド時間のタイミングマージンt_su_marginは、式(4)および式(5)で表わされる。
t_hd_margin = t_hd_min - t_hd
= t_hd_min −(t_pcb_clk1 - t_pcb_clk2) − t_dly_synco − t_pcb_sync + t_skw_clko ・・・(4)
t_su_margin = t_su_min - t_su
= t_su_min − t_prd_clk + (t_pcb_clk1 - t_pcb_clk2) + t_dly_synco + t_pcb_sync − t_skw_clko ・・・(5)
セットアップ時間のタイミングマージンとホールド時間のタイミングマージンは、同等の値であること(タイミングマージンが最大であること)が理想である。そこで、式(4)および式(5)において、t_hd_margin ≒ t_su_marginとなるように、基板上の配線遅延量、すなわち伝送時間t_pcb_clk1、t_pcb_clk2、およびt_pcb_syncを調整する。
ここで、図7に示す構成では、図3と同様にミアンダ配線71(遅延手段、位相差調整手段)によって、クロック生成装置56aから出力されたVDO_CLK2信号を伝送する配線61bの長さを長くすることで伝送時間(配線遅延量)を調整する。
VDO_CLK1信号を伝送する配線61aの長さをWL1とし、VDO_CLK2信号を伝送する配線61bの長さをWL2とし、SYNC信号を伝送する配線61cの長さをWL3とする。この場合、配線上の単位長さあたりの伝送時間(遅延時間)を7[ps]/mmすると、タイミングマージンが最大となるときのWL1とWL2の配線長の差分ΔWLは、以下の式(6)で表わされる。
ΔWL=WL1 − WL2 = Δt_pcb_clk/7[ps]
= (t_hd_min − t_su_min + t_prd_clk)/14 + (t_skw_clko - t_dly_synco)/7 + WL3 ・・・(6)
Δt_pcb_clkは、t_pcb_clk1とt_pcb_clk2の差を意味する。
すなわち、図7に示す構成では、W2を上記式(6)から導出される長さとなるようにミアンダ配線71によって調整することで画像処理回路53に入力される位相と画像処理回路55に入力される位相の位相差を調整でき、タイミングマージンを確保できる。すなわち、タイミングマージンを最大にすること、或は式(4)および式(5)が画像処理回路55のタイミング制約を満たすことが可能となる。
また、図9は、図7とは異なる方法でタイミングマージンを確保する構成を示す。クロック生成装置56bのOUT2端子から出力される信号は、OUT1端子から出力される直前の信号を利用(合成)して出力する。そのため、必ずOUT2端子から出力される信号の方がOUT1端子から出力される信号よりも位相が遅延する。この場合は、VDO_CLK1信号を伝送する配線61bにOUT1端子を接続し、VDO_CLK2信号を伝送する61bにOUT2端子を接続して、t_skw_clko[ns]のスキュー量を調整する。この配線回路(位相差調整手段)により、画像処理回路53,54に入力される位相の位相差を調整でき、タイミングマージンを最大にすること、或は式(4)および式(5)が画像処理回路55のタイミング制約を満たすことが可能となる。
また、図10は、図7や図9とは異なる方法でタイミングマージンを確保する構成を示す。クロック生成装置56aは、図7と同じ構成である。配線61bには、遅延素子60(遅延手段、位相差調整手段)が挿入される。これにより、VDO_CLK2信号の伝送時間に遅延が生じ、配線61bの長さを長くしたときと同様に、画像処理回路53に入力される位相と画像処理回路55に入力される位相の位相差を調整できる。その結果、タイミングマージンを最大にすること、或は式(4)および式(5)が画像処理回路55のタイミング制約を満たすことが可能となる。遅延素子としては抵抗やフィルタなどの受動素子などが使用される。
以上のように、本発明は、スペクトル拡散が施された1つのクロック源からの信号を分割(分岐)して複数の画像処理回路に供給することで、複数の画像処理回路に互いに同期したスペクトル拡散クロック(スペクトル拡散処理を施したクロック信号)を供給する。その際に、本実施例では上記の構成により、SYNC信号による画像処理回路間の同期を考慮して、配線を行うことでタイミング制約を守る。これにより、スペクトル拡散クロックの復調をせずに複数の画像処理回路間の出力タイミングの同期が保証され、画像処理回路からパネル駆動回路の間の伝送においてもスペクトル拡散処理の効果によって不要輻射の影響を低減できる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 表示装置
12、13、53、55 画像処理回路
19a、19b、61a、61b 配線
17、71 ミアンダ配線
20 クロック発生回路
40、56、56a、56b クロック生成装置
60 遅延素子
101 回路基板

Claims (11)

  1. 画像を表示する表示装置に用いる回路基板であって、
    前記表示装置で表示する画像の画像処理を行う第1の画像処理回路および第2の画像処理回路と、
    スペクトル拡散処理を施した複数のクロック信号である、複数のスペクトル拡散クロックを生成するクロック信号生成手段と、
    前記第1の画像処理回路に前記複数のスペクトル拡散クロックのうちの1つである第1のスペクトル拡散クロックを伝送し、前記第2の画像処理回路に前記複数のスペクトル拡散クロックのうちの他の1つである第2のスペクトル拡散クロックを伝送する伝送手段と、
    前記第1のスペクトル拡散クロックと、前記第2のスペクトル拡散クロックとの位相差を調整する位相差調整手段と、を有し、
    前記クロック信号生成手段は、前記スペクトル拡散処理を施したクロック信号を生成する信号生成部と、前記スペクトル拡散処理を施した前記クロック信号を前記複数のスペクトル拡散クロックに分割する信号分割部とを含み、
    前記第1の画像処理回路と前記第2の画像処理回路は、前記第1のスペクトル拡散クロックと前記第2のスペクトル拡散クロックによって、互いに同期することを特徴とする回路基板。
  2. 前記伝送手段は、前記位相差調整手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記位相差調整手段は、前記信号分割部から前記第1の画像処理回路までの前記第1のスペクトル拡散クロックの伝送時間、または、前記第2の画像処理回路までの前記第2のスペクトル拡散クロックの伝送時間を遅延させることを特徴とする請求項2に記載の回路基板。
  4. 前記位相差調整手段は、ミアンダ配線を含むことを特徴とする請求項3に記載の回路基板。
  5. 前記第1の画像処理回路は、前記第2の画像処理回路に前記第1のスペクトル拡散クロックに同期した同期信号を送り、
    前記位相差調整手段は、前記第1の画像処理回路から前記第2の画像処理回路までの前記同期信号の伝送時間に基づいて、前記位相差を調整することを特徴とする請求項2から4のうちいずれか1項に記載の回路基板。
  6. 前記位相差調整手段は、前記第2の画像処理回路に入力された前記第2のスペクトル拡散クロックによって前記同期信号を取り込むタイミングマージンが最大となるように前記位相差を調整することを特徴とする請求項5に記載の回路基板。
  7. 前記第1の画像処理回路と前記第2の画像処理回路は、各々の画像信号の出力タイミングについて互いに同期することを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1項に記載の回路基板。
  8. 前記第1の画像処理回路は、前記第2の画像処理回路に前記第1のスペクトル拡散クロックに同期した同期信号を送り、
    前記第2の画像処理回路は、前記第2のスペクトル拡散クロックと前記同期信号とに基づいて画像信号を出力することを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項に記載の回路基板。
  9. 前記第1の画像処理回路は、内部処理用の第1のクロックと、画像信号を出力するための前記第1のスペクトル拡散クロックで動作し、
    前記第2の画像処理回路は、内部処理用の第2のクロックと、画像信号を出力するための前記第2のスペクトル拡散クロックで動作することを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1項に記載の回路基板。
  10. 前記表示装置を駆動する表示駆動回路を、更に有し、
    前記第1の画像処理回路と前記第2の画像処理回路は、前記スペクトル拡散処理を施したクロック信号に同期した画像信号を前記表示駆動回路に出力することを特徴とする請求項1から9のうちいずれか1項に記載の回路基板。
  11. 請求項10に記載の回路基板と、
    前記画像信号に基づいて画像を表示する表示手段と、を有することを特徴とする表示装置。
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