JPH09322018A - 映像処理装置 - Google Patents

映像処理装置

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Publication number
JPH09322018A
JPH09322018A JP8135362A JP13536296A JPH09322018A JP H09322018 A JPH09322018 A JP H09322018A JP 8135362 A JP8135362 A JP 8135362A JP 13536296 A JP13536296 A JP 13536296A JP H09322018 A JPH09322018 A JP H09322018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sharpness
signal
processing
digital
video signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8135362A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Umemura
純治 梅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8135362A priority Critical patent/JPH09322018A/ja
Publication of JPH09322018A publication Critical patent/JPH09322018A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でシャープネス処理を実現する。 【技術手段】パーソナルコンピュータを内蔵した映像処
理装置であって、ディジタル映像信号がシャープネス処
理手段50に供給されてディジタル信号のままシャープ
ネス処理されると共に、シャープネス処理されたディジ
タル映像信号がアナログ信号に戻されて表示用デバイス
46に供給される。ディジタル信号のままシャープネス
処理を施すので、取り扱う周波数が高いときでも比較的
簡単な回路構成でシャープネス処理が可能になる。マル
チメディア画像を取り扱うときの鮮鋭度の改善につなが
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータを内蔵した映像処理装置に関する。詳しくは、
ディジタル信号のままの形態でシャープネス処理を施し
て映像を表示することによって、マルチメディア映像、
特に写真や動画を表示するときの画質を改善したもので
ある。
【0002】
【従来の技術】家庭用テレビなどのCRTモニタでは、
画像の輪郭を強調するため、シャープネスと呼ばれる輪
郭強調回路が組み込まれ、自然画や動画の鮮鋭度を改善
するようにしている。
【0003】これに対してマルチメディア映像を取り扱
うパーソナルコンピュータを内蔵した映像処理装置(以
下パーソナルコンピュータという)に使用される映像表
示デバイス(CRTモニタ)では、文字表示の画質を最
優先とするために、ビデオ回路設計は周波数特性を可能
な限り平坦にすることに注力されている。この周波数平
坦化処理によって文字表示の後のオーバーシュートが目
立たない程度のビーキングに抑えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近のパー
ソナルコンピュータではマルチメディァと称して、写真
や動画などの画像を取り込むことが盛んに行われてい
る。そうした文字以外の画像表示では、家庭用テレビモ
ニタより鮮鋭度が不足し、細かい輪郭部分のメリハリが
ない、多少ボケたような印象を与える画質になる。
【0005】画質を改善すべくこのような問題をモニタ
側で対処しようとすると以下のような問題を惹起する。 (1)映像信号の周波数帯城が約4MHz程度である家
庭用テレビモニタに対し、パーソナルコンピュータ用モ
ニタでは、30MHz以上の帯域を有する信号が入力さ
れるため、最適なシャープネス回路を設計するのが難し
い。 (2)モニタがマルチスキャン化しているためさまざま
な種類の信号が入力され、しかも同時に入力される映像
信号の周波数も一定ではない。全ての周波数帯域(30
MHz〜150MHz)の映像信号に対して共通にシャ
ープネスを付加するためには、ピーキングする周波数を
可変できるように構成して入力された全ての信号に対し
て最適な条件に制御する必要があるが、そうするために
はシャープネス回路自体複雑化して実現は困難である。
【0006】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、簡単な構成で文字以外の画像
に対する鮮鋭度を改善できる映像処理装置を提案するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係る映像処理装置では、パーソナルコン
ピュータを内蔵した映像処理装置であって、ディジタル
映像信号がシャープネス処理手段に供給されてディジタ
ル信号のままシャープネス処理されると共に、シャープ
ネス処理されたディジタル映像信号がアナログ信号に戻
されて表示用デバイスに供給されるようになされたこと
を特徴とする。
【0008】この発明では、ディジタル映像信号の状態
でシャープネス処理が施される。ディジタル信号の状態
では周波数の高い信号であっても量子化されているの
で、シャープネス処理を比較的簡単に付与できる。元の
映像信号に対してシャープネス信号(映像信号の二次成
分)を付加して画像の輪郭部分が強調されるため、文字
以外の画像(写真画や動画など)の鮮鋭度が改善され、
画質が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る映像処理
装置の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1はパーソナルコンピュータを内蔵した
この発明に係る映像処理装置10の一実施態様を示す。
この映像処理装置(以下パーソナルコンピュータとい
う)10はCPU12を有し、これに接続されたバス1
4には各種制御を実行するための複数の処理プログラム
が内蔵されたメモリ(ROM)16が関連される他、ワ
ーキングメモリとしてのRAM18が接続される。RA
M18の代わりに光磁気ディスクやハードディスクなど
の大容量メモリを使用することもできるし、外部および
内部構成の補助メモリ(光磁気ディスクやハードディス
クなど)を接続して使用することもできる。
【0011】端子20に供給されたディジタル化された
映像信号Vはインタフェース22を介して、また端子2
4にディジタル化された状態で供給された音声信号Aは
インタフェース26を介してCPU12によってRAM
18などに取り込まれる。映像信号や音声信号を処理す
るためディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)3
0が設けられる。
【0012】処理のための指令はキーボード32やマウ
ス34などからインタフェース36,38を介して取り
込まれる。
【0013】この発明ではこれらの構成の他に、CPU
12によって処理された映像信号は信号処理手段として
のシャープネス回路50によってディジタル信号形態の
ままシャープネス処理が施され、その後D/A変換器4
4でアナログ信号に戻されて表示用デバイスであるモニ
タ46に供給される。モニタ46としてはCRTなどが
使用される。
【0014】図2はシャープネス回路50の具体例であ
って、取り扱われる信号はディジタル信号であるが、説
明の便宜上その処理動作の説明は図3のようにアナログ
信号として取り扱うこととする。
【0015】本例ではディジタルフィルタ(トランスバ
ーサルフィルタ)でシャープネス回路50を構成した場
合であって、入力信号(ディジタル映像信号)Saは縦
続接続された一対の遅延素子52,54によって所定時
間(1ドット分)Tdづつ遅延されて、図3A〜Cに示
す信号Sb,Scが得られる。
【0016】これら3つの信号のうち、遅延素子52か
ら出力された信号Sbを基準にしてシャープネスの処理
が行われる。そのためまず基準信号Sbはそのまま加算
器56に供給されるのに対し、前後する信号Saおよび
Scはレベル反転機能を有するレベル調整回路58,6
0に供給されて、そのレベルが1/2になされた反転信
号Sa′およびSc′が形成され(図3D,E)、これ
らが基準信号Saに加算される(図3F)。
【0017】この加算処理によって図3Fに示すように
元の映像信号に対する輪郭成分を表すシャープネス信号
(元の映像信号に対する二次微分信号)Sdが得られ
る。シャープネス信号Sdの振幅(レベル)は係数器6
2によって調整される。係数kは入力画像として写真画
や動画が入力した場合であってもその輪郭が強調される
ような値に選ばれる。
【0018】この例では一定値の係数kが乗算され、そ
の後加算器64で基準信号Sbに加算される。その結
果、図3Gに示すように輪郭部分が強調された出力信号
Seが得られるので、これを画像信号としてモニタすれ
ば鮮鋭度が強調されたメリハリのある画像を得ることが
できるので、文字以外の画像であってもその画質を改善
できる。
【0019】ディジタル映像信号に対するシャープネス
処理は、映像の各ドット情報に最適化された状態で付加
されているので、モニターの表示解像度を変えても、表
示される画像が見かけ上大きくなったり、小さくなった
りするだけであって、シャープネスの効果を損なうこと
はない。
【0020】図4はシャープネス回路50の他の実施態
様を示すもので、本例では基準信号Sbが検出回路66
に導かれて基準信号Sbの振幅(レベル)が検出され、
その検出出力で係数器62の係数kを制御するようにし
たものである。加算器64には基準信号Sbそのものが
直接供給される。
【0021】このように構成した場合に、小振幅のとき
にはできるだけ係数kを大きくしたシャープネス信号S
dを基準信号Sbに加算するようにすれば、画像輪郭補
正が確かなものとなる。
【0022】図2に示す例では、係数kが固定値である
が、キーボード32などからその値を可変できるように
構成することもできれば、係数kをゼロにしてシャープ
ネス効果をなくすように制御(オンオフ制御)すること
もできる。さらに以下のような変形も考えられる。 (1)映像信号の振幅の大きさのみならず、高周波成分
の大小を検出してシャープネスの量(係数k)を自動的
に可変することもできる。 (2)マルチウインドウ構成のときで、表示するウイン
ドウ毎にシャープネスの量を変えるようにすることもで
きる。この場合には係数器62はCPU12によって自
動制御されることになる(図1破線図示)。 (3)表示のためのデジタルデータに特殊コードを付加
すると共に、シャープネス回路50などにこれを解析す
る機能を付加し、文字情報が入力したときにはシャープ
ネス処理を解除したり、シャープネス量を変えることも
できる。こうすることによって画像内容に適合したシャ
ープネス処理を施すことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明ではディジ
タル信号形態の状態で映像信号にシャープネス処理を施
すことによって、マルチメディア映像信号表示時の画質
改善を行うようにしたものである。
【0024】パーソナルコンピュータの中では、元々の
画像データがディジタル化されているので、周波数の高
い映像信号でも、シャープネス処理はトランスバーサル
フィルタなどのディジタル回路で実現できるので、アナ
ログ信号を処理する場合より比較的簡単に実現できる。
しかも理想的なシャープネス特性を付加することができ
る。
【0025】ディジタル映像信号に付加されたシャープ
ネスは、映像の各ドット情報に最適化された状態で付加
されているので、モニターの表示解像度を変えても、表
示される画像が見かけ上大きくなったり、小さくなった
りするだけであり、シャープネスの効果を損なうことは
ない。
【0026】また、表示画面の絵の内容によって自由に
シャープネス量を変えられるので、絵柄に応じた輪郭強
調を実現できるなどの特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る映像処理装置の一実施態様を示
す要部の系統図である。
【図2】シャープネス回路の具体例を示す系統図であ
る。
【図3】その動作説明図である。
【図4】シャープネス回路の他の例を示す系統図であ
る。
【符号の説明】
10・・・映像処理装置、12・・・CPU、50・・
・シャープネス回路、44・・・D/A変換器、46・
・・モニタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナルコンピュータを内蔵した映像
    処理装置であって、 ディジタル映像信号がシャープネス処理手段に供給され
    てディジタル信号のままシャープネス処理されると共
    に、 シャープネス処理されたディジタル映像信号がアナログ
    信号に戻されて表示用デバイスに供給されるようになさ
    れたことを特徴とする映像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記シャープネス処理手段は、ディジタ
    ルフィルタで構成されたことを特徴とする請求項1記載
    の映像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記シャープネス処理手段にはディジタ
    ル映像信号のレベルを検出する検出手段が設けられ、 この検出出力でシャープネス処理のための係数が制御さ
    れるようになされたことを特徴とする請求項2記載の映
    像処理装置。
JP8135362A 1996-05-29 1996-05-29 映像処理装置 Pending JPH09322018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8135362A JPH09322018A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 映像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8135362A JPH09322018A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 映像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09322018A true JPH09322018A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15149970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8135362A Pending JPH09322018A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 映像処理装置

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JP (1) JPH09322018A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001125527A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像の鮮鋭度改善装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001125527A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像の鮮鋭度改善装置

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