JPH06348841A - メディアンフィルタ - Google Patents

メディアンフィルタ

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JPH06348841A
JPH06348841A JP5133181A JP13318193A JPH06348841A JP H06348841 A JPH06348841 A JP H06348841A JP 5133181 A JP5133181 A JP 5133181A JP 13318193 A JP13318193 A JP 13318193A JP H06348841 A JPH06348841 A JP H06348841A
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JP
Japan
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pixel
median
output
filter
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP5133181A
Other languages
English (en)
Inventor
Bunichi Osuga
文一 大須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP5133181A priority Critical patent/JPH06348841A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の中に一画素分の細線が存在した場合に
おいても、その細線が消去されないメディアンフィルタ
を提供する。 【構成】 注目画素を含む参照領域に含まれる各画素の
画像データa0〜a8から、メディアンを算出する中央
値演算部50と、画像データa0〜a8から注目画素を
含む細線が存在するか否かを検出する無フィルタリング
条件検出部52とを備えている。この無フィルタリング
条件検出部52は、注目画素を含む細線を検出すると、
細線検出信号を選択回路56に供給する。選択回路56
は、通常は中央値演算部50の出力信号を選択するが、
上記細線検出信号が供給されると、注目画素の画像デー
タa0そのものをそのまま外部に出力する。すなわち、
細線が検出された場合には、メディアンフィルタリング
が抑止され、その結果、画像中の細線が消去されてしま
うことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置、特に、
雑音を含む画像データから雑音を取り除くメディアンフ
ィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン画像のディジタル処
理やファクシミリ画像の処理等、画像処理技術は多くの
分野で利用されている。特に、画像データから雑音を取
り除くための技術は、画像データの質を高めるために、
長足の進歩を遂げている。
【0003】ディジタルの画像データから、雑音を取り
除く手段として、従来からメディアンフィルタが知られ
ている。従来のメディアンフィルタは、注目画素を含む
所定の参照領域の各画素の濃度値を参照し、この濃度値
を順に並べた場合の中央値、いわゆるメディアンを注目
画素に対するフィルタ出力信号とするフィルタである。
【0004】従来のメディアンフィルタの作用の原理図
の一例が図2に示されている。図2に示されている従来
例の原理図においては、上記参照領域として、注目画素
を中央画素とする3×3のマトリクス10が使用されて
いる。この3×3のマトリクス10の注目画素は「5
0」の濃度値であり、その周囲の各画素の濃度は「0」
である例が図2に示されている。図2に示されている原
理図には、注目画素に濃度値が「50」である雑音が発
生している場合の例が表されている。
【0005】このような場合、参照領域である3×3の
マトリクス10に含まれる各画素の濃度値を順に並べる
と、次のようになる。
【0006】「0」、「0」、「0」、「0」、
「0」、「0」、「0」、「0」、「50」こうして並
べた濃度値のうち、中央の値(メディアン)が、注目画
素に対するフィルタ出力信号として出力される。すなわ
ち、上記の場合は、「0」が出力されるため、「50」
の濃度値を持つ雑音が除去されることになる。
【0007】メディアンフィルタには様々な変形・応用
が考えられるが、例えば時間方向に参照領域を設けたメ
ディアンフィルタが特開平4−30676号公報に記載
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のメディアンフィ
ルタは上述したように構成されているため、1画素の幅
の細線が消去されてしまうという問題があった。図3に
はこの問題を説明するための説明図が示されている。
【0009】図3に示されているように、原稿12に縦
方向に一画素分の細線14が引かれていた場合、この細
線の一部を中央画素とする3×3のマトリクス(参照領
域)16には、注目画素とその注目画素を挟む位置にあ
る2個の画素の濃度は、例えば、「50」となる。この
ように、参照領域内の9つの画素のうち、3画素の濃度
値が「50」であり、残りの6画素の濃度値が「0」で
ある場合には、この注目画素に対するメディアンフィル
タの出力信号は、「0」となる。
【0010】この細線14上の画素全てに対しても、同
様の処理が行われるため、一画素の幅の細線は、従来の
メディアンフィルタによれば、消去されてしまうのであ
る。本発明は上記課題に鑑みなされたもので、その目的
は、一画素の幅の細線を消去してしまう恐れのないメデ
ィアンフィルタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、注目画素を含む参照領域内の複数の画素群
を入力し、前記複数の画素群の濃度値のうち中央値を、
前記注目画素に対するフィルタ出力とするメディアンフ
ィルタにおいて、前記参照領域内の複数の画素群の濃度
値のうち中央値を出力する中央値演算手段と、前記注目
画素を含む所定の線上に位置する画素が所定のしきい値
以上の濃度を有しており、この線上に位置する画素以外
の前記参照領域内の他の画素が、前記所定のしきい値未
満であることを検出し、細線検出信号を出力する細線検
出手段と、前記細線検出信号が出力された場合には、前
記注目画素の濃度値をそのままフィルタ出力信号として
出力し、前記細線検出信号が出力されていない場合に
は、前記中央値演算手段の出力する前記中央値をフィル
タ出力信号として出力する選択手段と、を含み、前記注
目画素を含む一画素幅の線が存在する場合には、前記注
目画素に対し、その注目画素の濃度値そのものをフィル
タ出力とすることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明における細線検出手段は、注目画素が一
画素幅の細線に含まれることを検出して、検出信号を出
力すると、選択主段が注目画素の濃度値をそのまま出力
し、メディアンフィルタリングが抑止される。
【0013】したがって、一画素幅の細線は除去されな
い。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0015】図1に、本実施例のメディアンフィルタの
ブロック構成図が示されている。図1に示されているよ
うに、本実施例のメディアンフィルタは、直列に画像デ
ータan(n=...0.1.2...)を入力する。
【0016】入力された画像データanは、フリップフ
ロップFF21,FF22,FF23に順に入力され
る。また、画像データanは第一FIFOバッファ40
を介して、フリップフロップFF24,FF20,FF
25に順に入力される。さらに、画像データanは第二
FIFOバッファ42を介して、フリップフロップFF
26,FF27,FF28に順に入力されている。本実
施例において第一及び第二FIFOバッファ40、42
は遅延装置として動作し、入力される画像データan
を、それぞれ1line,2line分だけ遅延させ
る。
【0017】このようにして、フリップフロップFF2
0,FF21,FF22,FF23,FF24,FF2
5,FF26,FF27,FF28には、常にフリップ
フロップFF20に保持されている画素のデータを中心
として、その周囲の画素の濃度値のデータ、すなわち画
像データが保持されている。本実施例においては、この
保持されている画像データを便宜上a0〜a8と呼ぶ。
このように、本実施例においては参照領域は、注目画素
を中心とする3×3のマトリクスである。
【0018】このように、本実施例におけるメディアン
フィルタの参照領域は、3×3のマトリクス状をしてお
り、マトリクスを構成する各フリップフロップFF(2
0〜28)は、その保持している画像データa0〜a8
を後述する中央値演算部50と、無フィルタリング条件
検出部52とに供給している。なお、注目画素の画像デ
ータはa0であるものとし、このa0は上記中央値演算
部50や無フィルタリング条件検出部52以外に、タイ
ミング合致回路54にも供給されている。
【0019】中央値演算部50は、上記フリップフロッ
プFF20〜28に保持されている画像データa0〜a
8の信号を入力し、値の大きさの順で中央値(メディア
ン)である濃度値を出力する。この中央値演算部50
は、従来のメディアンフィルタの構成と同一である。
【0020】無フィルタリング条件検出部52は、上記
フリップフロップFF20〜28に保持されている画像
データa0〜a8を入力し、それらの信号の間に以下の
条件が成立しているか否かを検査する。
【0021】(1)a1>N、a0>N、a8>N、そ
れ以外の画像データ≦N または、 (2)a2>N、a0>N、a7>N、それ以外の画像
データ≦N または、 (3)a3>N、a0>N、a6>N、それ以外の画像
データ≦N または、 (4)a4>N、a0>N、a5>N、それ以外の画像
データ≦N ここで、Nは所定のしきい値である。これらの4条件の
うちいずれかの条件が成立した場合は、無フィルタリン
グ条件検出部52は、無フィルタリング信号を出力す
る。この無フィルタリング信号は、後述する選択回路5
6に供給されており、選択回路56は、この無フィルタ
リング信号にしたがって、本実施例のメディアンフィル
タの出力信号を選択している。
【0022】タイミング合致回路54は、上述したよう
に、画像データa0を入力しており、前記中央値演算部
50が中央値を演算するのに必要な時間だけ画像データ
a0を時間遅延させた後、その画像データa0を出力す
る。
【0023】選択回路56は、前記無フィルタリング信
号が出力されていない場合には、上述した中央値演算部
50からの中央値の出力信号を選択して出力する。一
方、前記無フィルタリング信号が出力されている場合に
は、前記タイミング合致回路54からの時間遅延された
画像データa0を選択して出力する。
【0024】本実施例において特徴的なことはまさにこ
の点である。すなわち、本実施例に係るメディアンフィ
ルタによれば、参照領域に含まれる各画素の濃度値の間
に上述した所定の条件が成立していれば、メディアンフ
ィルタリングを抑止し、フィルタ処理がなされていない
画像データa0そのものが出力されるのである。上記所
定の条件は、いずれも、注目画素データa0を中心とし
た連続な線が形成されていることを表す条件であるの
で、上記条件が成立している場合に、メディアンを採ら
ず画像データa0の濃度値をそのまま出力することによ
り、一画素の幅を有する線を消去してしまう恐れがない
メディアンフィルタが得られる。
【0025】上述した条件は、いずれも、注目画素デー
タa0を中心とした連続な線が構成される場合である。
すなわち、条件(1)は図1に対して45度右下がりの
線を表し、条件(2)は縦方向の線を表し、条件(3)
は左下がりの線を表し、条件(4)は横方向の線を表
す。これらのいずれかの線が検出された場合には、上述
したように、画素データa0に対しては、その画素デー
タの濃度値そのものを出力する。したがって、本実施例
によれば、一画素分の細線が存在する画像データに対し
ても、メディアンフィルタを適用することができる。
【0026】以上述べたように、本実施例のメディアン
フィルタによれば、一画素分の細線を消去することはな
いが、3画素分直線上に並んだ雑音の中央に位置する雑
音は除去できない。これは、上記実施例においては3×
3のマトリクスを参照領域としているためである。した
がって、3画素分直線上に並んだ雑音を除去したい場合
には、参照領域をもっと広くすることが好適である。例
えば、参照領域を5×5のマトリクスとすれば、3画素
分直線上に並んだ雑音を除去することが可能である。
【0027】この場合、無フィルタリング条件検出部5
2の参照領域、すなわち、条件の検出に用いられる画素
の範囲だけを広くし、メディアンを算出するのに利用さ
れる参照領域は3×3のままにしておくことも好適であ
る。このように構成すれば、3画素分直線上に並んだ雑
音を除去しつつ、回路規模を小さくすることが可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、注
目画素を含む細線の有無を検出し、細線が存在する場合
にはフィルタリングが抑止され、注目画素の濃度値がそ
のまま出力される。
【0029】したがって、一画素分の細線を含む画像に
対しても適用可能なメディアンフィルタが得られるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のメディアンフィルタのブロック構成
図である。
【図2】従来のメディアンフィルタの作用を表す原理図
である。
【図3】従来のメディアンフィルタにおいて細線が消去
されてしまう問題を説明するための説明図である。
【符号の説明】
FF20〜FF28 フリップフロップ 40 第一FIFOバッファ 42 第二FIFOバッファ 50 中央値演算部 52 無フィルタリング条件検出部 54 タイミング合致回路 56 選択回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】注目画素を含む参照領域内の複数の画素群
    を入力し、前記複数の画素群の濃度値のうち中央値を、
    前記注目画素に対するフィルタ出力とするメディアンフ
    ィルタにおいて、 前記参照領域内の複数の画素群の濃度値のうち中央値を
    出力する中央値演算手段と、 前記注目画素を含む所定の線上に位置する画素が所定の
    しきい値以上の濃度を有しており、この線上に位置する
    画素以外の前記参照領域内の他の画素が、前記所定のし
    きい値未満であることを検出し、細線検出信号を出力す
    る細線検出手段と、 前記細線検出信号が出力された場合には、前記注目画素
    の濃度値をそのままフィルタ出力信号として出力し、前
    記細線検出信号が出力されていない場合には、前記中央
    値演算手段の出力する前記中央値をフィルタ出力信号と
    して出力する選択手段と、 を含み、前記注目画素を含む一画素幅の線が存在する場
    合には、前記注目画素に対し、その注目画素の濃度値そ
    のものをフィルタ出力とすることを特徴とするメディア
    ンフィルタ。
JP5133181A 1993-06-03 1993-06-03 メディアンフィルタ Pending JPH06348841A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0810769A2 (en) * 1996-05-28 1997-12-03 Hewlett-Packard Company Apparatus and method for selectively processing a scanned image
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