JPH11177854A - インパルスノイズの低減装置及びその方法 - Google Patents
インパルスノイズの低減装置及びその方法Info
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- JPH11177854A JPH11177854A JP10228887A JP22888798A JPH11177854A JP H11177854 A JPH11177854 A JP H11177854A JP 10228887 A JP10228887 A JP 10228887A JP 22888798 A JP22888798 A JP 22888798A JP H11177854 A JPH11177854 A JP H11177854A
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- Picture Signal Circuits (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Abstract
いて高周波成分をそのまま保持しながら、インパルスノ
イズのみ除去することにより、画質の劣化なしに高画質
の解像度を図ることができる装置及びその方法を提供す
る。 【解決手段】 複数の画素の大中のサイズが中間値の画
素を選択する第1過程と、前記第1の過程において選択
された中間値とオフセット値間の加減により決まった基
準範囲と前記複数の画素のうち中心画素とを比較し、入
力映像信号のインパルスノイズの有無を判断し、これに
よるノイズ係数を発生する第2の過程と、前記第2の過
程のノイズ係数に基づいて、画素の輝度成分及びカラー
成分の相関度を計算する第3の過程と、前記第3の過程
において計算された相関度に基づいて、前記中間値画素
及び前記中心画素をクロスフェードする第4の過程とを
含む。
Description
低減装置に係り、特に、メジアン(median)フィルタを
利用してインパルスノイズを除去する装置及びその方法
に関する。
要因により、振幅が不規則に変化するインパルスノイズ
が伴うものである。したがって、映像再生装置はかかる
インパルスノイズを除去しない限り、高画質の映像を再
生することはできない。図1は、通常のインパルスノイ
ズの低減装置を示すブロック図である。
xel)から成る。映像信号はn個の画素(ここでは、例え
ば5つの画素(a1、a2、a3、a4、a5))にウインドウ11
0 を定めることにより、その平均値が得られる。ここ
で、a5は中心画素のレベル値である。次に、減算器120
において平均値から中心画素値114 を減算し、減算値を
比較器130 に出力する。比較器130 は、減算器120 にお
いて得た減算値と基準値とを比較して、減算値が基準値
より大きければノイズと判断する第1のレベル(例え
ば、ロジックハイ)を出力する一方、そうでなければ正
常な画素データと判断する第2のレベル(例えば、ロジ
ックロー)を出力する。マルチプレクサ140は、比較器1
30 より印加されるレベルに応じて中心画素値114 と平
均値112 の中何れか一方を選んで出力し、ここで、第1
のレベルが印加されれば、平均値112を選んで出力す
る。
如く、映像信号中の高周波成分210までもインパルスノ
イズと判断し、これに該当する画素の平均値を選択する
ために、図2(B)に示す如く、高周波成分220 の低下
した映像信号を出力する。従って、図1の装置により処
理された映像信号は、周波数特性が低下し、これにより
解像度が悪くなるといった問題点がある。
する技術的課題は、インパルスノイズの発生時に中間値
を有する画素を選択することにより、高周波成分を除い
たインパルスノイズのみ除去する方法を提供することに
ある。本発明が解決しようとする他の技術的課題は、イ
ンパルスノイズの発生時に中間値を有する画素を選択す
ることにより、高周波成分を除いたインパルスノイズの
み除去する装置を提供することにある。
るために、輝度成分とカラー成分とから構成される画素
よりなる映像信号インパルスノイズの低減方法におい
て、複数の画素の大中のサイズが中間値の画素を選択す
る第1過程と、前記第1の過程において選択された中間
値とオフセット値間の加減により決まった基準範囲と前
記複数の画素のうち中心画素とを比較し、入力映像信号
のインパルスノイズの有無を判断し、これによるノイズ
係数を発生する第2の過程と、前記第2の過程のノイズ
係数に基づいて、画素の輝度成分及びカラー成分の相関
度を計算する第3の過程と、前記第3の過程において計
算された相関度に基づいて、前記中間値画素及び前記中
心画素をクロスフェードする第4の過程とを含む。
分とカラー成分とから構成される画素よりなる映像信号
インパルスノイズの低減装置において、複数の画素の中
サイズが中間値の画素を選択するメジアンフィルタ部
と、前記メジアンフィルタ部より選択された中間値とオ
フセット値間の加減により決まった範囲と前記複数の画
素のうち中心画素とを比較してノイズの有無を判定し、
これによるノイズ係数を発生する比較部と、前記比較部
において発生するノイズ係数に基づいて、各画素の輝度
及びカラーの相関度を計算する相関計算部と、前記相関
計算部において計算された相関度に基づいて、前記中心
画素及び中間値画素をクロスフェードするクロスフェー
ド部とを含む。
明の好適な実施例につき説明する。図3は、本発明によ
るインパルスノイズの低減装置を示すブロック図であ
る。図3を参照するに、映像データを整列するバッファ
310 、前記バッファ310 において発生する映像データを
ライン遅延する第1のラインメモリ320 、前記第1のラ
インメモリ320 において遅延された映像データをライン
遅延する第2のラインメモリ330 、前記バッファ310 及
び前記第1、第2のラインメモリ320 、330 より映像デ
ータが入力され、中間値median_value の画素を選択す
るメジアンフィルタ340 、前記中間値median_value 及
びオフセットoffset間の加減値と中心画素mid _pixel
とを比較して、ノイズ係数kaを発生する比較部370 、前
記ノイズ係数kaに基づいて第1の相関値kxfade1 及び第
2の相関値kxfade2 を発生する相関計算部360 、前記第
1の相関値kxfade1 及び第2の相関値kxfade2 に基づい
て、中心画素mid _pixel 及び中間値median_value の
画素をクロスフェードした映像データを出力するクロス
フェード部350 から成る。
いて整列された映像データを用いてウインドウしたもの
であり、uはR−Yであり、vはB−Yであり、かつ、
Yは輝度を示す。図5は、比較部370 において処理され
る比較信号を示す図である。図3ないし図5に基づいて
本発明の作用及び効果につき説明すれば、以下の通りで
ある。
ラー(以下、C)成分とから構成される画素よりなる。
図4に示す如く、バッファ310 は、入力される映像デー
タを整列する。メジアンフィルタ340 は、Dフリップフ
ロップ(図示せず)、マルチプレクサ(図示せず)、比
較器(図示せず)から構成され、かつ映像データの中か
ら中間値median_value の画素を選択する。すなわち、
メジアンフィルタ340は、第n-1 番目のライン画素、第
n番目のライン画素、第n+1 番目のライン画素を入力
し、かつ、図4に示す如く、3ライン(n、n-1 、n+1)
の5つの画素(例えば、U1、U3、U5、U7、U9)をウイン
ドウする。ここで、第n-1 番目のライン画素p1、p2、p3
が現在入力される映像データであり、第n番目のライン
画素p4、p5、p6、及び第n+1 番目のライン画素p7、p8、
p9はそれぞれ第1のラインメモリ320 及び第2のライン
メモリ330 を通過した映像データであり、かつ、第1の
ラインメモリ320 より出力される画素を中心画素に決め
る。図4において、中心画素mid _pixel はU5、Y9、V
5、Y10 である。
素のインパルスノイズを除去するために5つの画素をウ
インドウする。すなわち、中心画素U5、Y9、V5、Y10 を
ウインドウすれば、以下のように定義され得る。 メジアンフィルタ340 においては、U5のウインドウU1、
U3、U5、U7、U9より中間値median_value を選択する。
例えば、U1=0、U3=100、U5=100、U7=150、U9=200におい
て中間値はU5になる。従って、メジアンフィルタ340 は
平均値でなく、中間値median_value を取るために、高
周波を除去することはない。ここで、中間値の画素と中
心画素は、比較部370 においてオフセット値によりノイ
ズの有無が判定される。比較部370 は、図5に示す如
く、中間値median_value 及びオフセットoffsetにより
設定された基準範囲と中心画素mid _pixel とを比較し
て、ノイズを判別する。比較部370 は、中心画素mid _
pixel が中間値median_value+オフセットoffsetに該当
する基準範囲または中間値median_value −オフセット
offsetに該当する基準範囲内に存在すれば、正常な画素
データと、そうでなければ、ノイズと判断するノイズ係
数kaを相関計算部360 に出力する。すなわち、中心画素
mid _pixel が中間値median_value+オフセットoffset
より大きければ、ノイズ係数ka=中心画素mid _pixel
−{中間値median_value +オフセットoffset}を出力
する一方、中心画素mid _pixel が中間値median_valu
e −オフセットoffsetより小さければ、ノイズ係数ka=
{中間値median_value −オフセットoffset}−中心画
素mid _pixel を出力し、かつ、中心画素mid _pixel
が中間値median_value ±オフセットoffset内に存在す
れば、ノイズ係数ka=0を出力する。ここで、ノイズ係数
kaが"0" であれば、正常なデータであり、ノイズ係数ka
が大きいほどインパルスノイズである。
てYとC(U、V)との相関度を計算したうえで、クロ
スフェード部350 に第1の相関値kxfade1 と第2の相関
値kxfade2 を出力する。すなわち、Y9のノイズ係数Kaと
Uのノイズ係数kaとを乗じた値と、Y9のノイズ係数Kaと
Vのノイズ係数kaとを乗じた値のうち大きい値が第1の
相関値kxfade1 になり、Y10 のノイズ係数KaとUのノイ
ズ係数kaとを乗じた値と、Y10 のノイズ係数KaとVのノ
イズ係数kaとを乗じた値のうち大きい値が第2の相関値
kxfade2 になる。例えば、中心画素mid _pixel がU5、
Y9、V5、Y10 の時にU5のノイズ係数kaをk2とし、Y9のノ
イズ係数kaをkとし、V5のノイズ係数kaをk3とし、かつ
Y10 のノイズ係数kaをk1とする時、それぞれ(YとC)
の第1の相関値kxfade1 及び第2の相関値kxfade2 を示
すと、以下の通りである。kxfade1=(k* k2) /256 とす
る時、(k* k3) /256 >kxfade1 なら、kxfade1=(k* k
3)/256 であり、その他に、kxfade1=(k* k2) /256 で
ある。また、kxfade2 =(k1* k2)/256 とし、(k1*
k3)/256 >kxfade2 なら、kxfade2=(k1* k3)/256
であり、その他にkxfade2=(k1* k2)/256 である。す
なわち、Y9とV5、U5のノイズ係数kaを評価してY9とV5、
U5の第1の相関値kxfade1 を求め、Y10 とV5、U5のノイ
ズ係数kaを評価してY10 とV5、U5の第2の相関値kxfade
2 を求める。クロスフェード部350 は、第1の相関値kx
fade1 及び第2の相関値kxfade2 を以て入力される中心
画素mid _pixel 及び中間値median_value の画素をク
ロスフェードして出力する。従って、クロスフェード部
350 は、データU5出力=中心画素mid _pixel (1−kx
fade1)+ kxfade1* 中間値median_value であり、デー
タY9出力=中心画素mid _pixel (1−kxfade1)+ kxf
ade1* 中間値median_value であり、データV5出力=中
心画素mid _pixel (1−kxfade1)+ kxfade1*中間値m
edian_value であり、かつ、データY10 出力=中心画
素mid _pixel (1−kxfade2)+ kxfade2* 中間値medi
an_value である。例えば、インパルスノイズが存在し
なければ、輝度及びカラーのノイズ係数が0になり、こ
れにより相関値kxfade1 が0であるから、データU5は中
心画素mid _pixel そのまま出力され、インパルスノイ
ズが存在すれば、相関値kxfade1 は整数値になるから、
中心画素と中間値画素がクロスフェードされたデータを
出力する。
像信号において高周波成分をそのまま保持しながら、イ
ンパルスノイズのみ除去することにより、画質の劣化な
しに高画質の解像度を図ることができる。
ック図である。
形図、(B)は図1の装置によりインパルスノイズ処理
された波形図である。
すブロック図である。
像データを利用してウインドウしたものである。
Claims (7)
- 【請求項1】 輝度成分とカラー成分とから構成される
画素よりなる映像信号インパルスノイズの低減方法にお
いて、 複数の画素の大中のサイズが中間値の画素を選択する第
1過程と、 前記第1の過程において選択された中間値とオフセット
値間の加減により決まった基準範囲と前記複数の画素の
うち中心画素とを比較し、入力映像信号のインパルスノ
イズの有無を判断し、これによるノイズ係数を発生する
第2の過程と、 前記第2の過程のノイズ係数に基づいて、画素の輝度成
分及びカラー成分の相関度を計算する第3の過程と、 前記第3の過程において計算された相関度に基づいて、
前記中間値画素及び前記中心画素をクロスフェードする
第4の過程とを含むことを特徴とするインパルスノイズ
の低減方法。 - 【請求項2】 輝度成分とカラー成分とから構成される
画素よりなる映像信号インパルスノイズの低減装置にお
いて、 複数の画素の中サイズが中間値の画素を選択するメジア
ンフィルタ部と、 前記メジアンフィルタ部において選択された中間値とオ
フセット値間の加減により決まった範囲と前記複数の画
素のうち中心画素とを比較してノイズの有無を判定し、
これによるノイズ係数を発生する比較部と、 前記比較部において発生するノイズ係数に基づいて、各
画素の輝度及びカラーの相関度を計算する相関計算部
と、 前記相関計算部において計算された相関度に基づいて、
前記中心画素及び中間値画素をクロスフェードするクロ
スフェード部とを含むことを特徴とするインパルスノイ
ズの低減装置。 - 【請求項3】 前記メジアンフィルタ部は、コンパレー
タであることを特徴とするインパルスノイズの低減装
置。 - 【請求項4】 前記比較部は、中心画素mid _pixel が
中間値median_value +オフセットoffset、または中心
画素mid _pixel が中間値median_value −オフセット
offset内に存在する場合、中心画素を正常な画素データ
と判定する一方、そうでなければインパルスノイズと判
断するものであることを特徴とする請求項2に記載のイ
ンパルスノイズの低減装置。 - 【請求項5】 前記比較部は、中心画素mid _pixel が
中間値median_value +オフセットoffsetより大きけれ
ば、ノイズ係数=中心画素mid _pixel −{中間値medi
an_value +オフセットoffset}を出力し、中心画素mi
d _pixel が中間値median_value −オフセットoffset
より小さければ、ノイズ係数={中間値median_value
−オフセットoffset}−中心画素mid _pixel であり、
かつ、中心画素mid _pixel が中間値median_value ±
オフセットoffset内に存在すれば、ノイズ係数=0を出
力するものであることを特徴とする請求項2に記載のイ
ンパルスノイズの低減装置。 - 【請求項6】 前記相関計算部の相関値は、前記輝度成
分Yのノイズ係数と色差成分R−Yのノイズ係数とを乗
じた値と、輝度成分Yのノイズ係数と色差成分B−Yの
ノイズ係数とを乗じた値において大きい値であることを
特徴とする請求項2に記載のインパルスノイズの低減装
置。 - 【請求項7】 前記クロスフェード部は、データ出力=
中心画素mid _pixel *(1−相関値)+相関値*中間
値median_value であることを特徴とする請求項2に記
載のインパルスノイズの低減装置。
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