JPH11239926A - 部品の再利用システム及び分解を容易にした製品及び分解方法 - Google Patents

部品の再利用システム及び分解を容易にした製品及び分解方法

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JPH11239926A
JPH11239926A JP31942498A JP31942498A JPH11239926A JP H11239926 A JPH11239926 A JP H11239926A JP 31942498 A JP31942498 A JP 31942498A JP 31942498 A JP31942498 A JP 31942498A JP H11239926 A JPH11239926 A JP H11239926A
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product
component
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parts
unit
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Ryohei Inaba
良平 稲葉
Atsuo Tsunoda
厚夫 角田
Tomomasa Nakano
智政 中野
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Canon Inc
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    • Y10T29/49821Disassembling by altering or destroying work part or connector

Abstract

(57)【要約】 【課題】確立された製品リサイクルシステムの中で、分
解→生産工程に対して、高品質で合理的なシステムを提
供する。 【解決手段】使用済みの製品100を分解して使用済み
の部品102を取り出すための分解ラインaと、新たな
製品を組み立てるための組立ラインbと、分解ラインa
で取り出された使用済みの部品を組立ラインbに供給す
る第1の搬送装置74と、新たな部品を貯蔵しておくた
めの貯蔵部70と、貯蔵部70から組立ラインbに新た
な部品を供給する第2の搬送装置74と、組立ラインb
における新たな製品の組立量と分解ラインaからの使用
済みの部品102の供給量とに応じて、貯蔵部70から
組立ラインbに新たな部品を必要量供給するように制御
する制御装置82とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボット等によっ
て製品を分解し、分解取り出した部品を、再度、製品を
構成する部品として利用するための部品の再利用システ
ム及び分解を容易にした製品及び分解方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、製品の分解は、人手に依存して行
っていた。分解するために、例えばかしめ作業によって
組み立てられていた箇所等のように大きな分解力が必要
な場合は、専用の機械等を利用していたが、多くの工程
では、人手で分解していた。それは、製品の単部品レベ
ルへの分解・再利用という考えがまだ定着しておらず、
例えば自動車のタイヤやバッテリー等のように、取り出
した部分が、そのまま、まだ再使用可能なユニット部品
(すなわち製品)として機能させられる場合等に限ら
れ、製品を構成するための部品(すなわち単部品)とし
ての再利用目的で分解することは少なかった。単部品レ
ベルで分解する場合も、上記ユニット部品を取り出すた
めに必要な工程として行ったり、または、その材料自身
の価値を活かすための材料への還元化を目的に取り出し
ていた。そのため、製品の分解は、限られた部品やユニ
ット部品に限られ、それ以外の部品は、製品毎あるいは
粗分解後、シュレッダー処理工程に回され、材料として
の再資源化や、再資源化も難しい部品についてはシュレ
ッダーダストとして埋め立て処理等に利用されていた。
【0003】また、製品で再利用する目的で、使用済み
製品を分解して部品を取り出すには、その品質を新品と
同等に保証するために、部品を傷めない丁寧な分解、さ
らに部品の洗浄や検査等に多くの費用がかかる上、近年
の製品ライフサイクルの短縮により、取り出した部品を
再利用できる機会がほとんどない。
【0004】以上のような背景から、部品の製品での再
利用目的での分解や、さらにその自動化は、採算的に難
しくなかなか実現されなかった。材料として再利用する
目的で、製品を分解し、再資源化する方法は、例えば、
特開平7−24437号公報、特開平6−246256
号公報などに開示されているように多く提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、使用済みのト
ナーカートリッジ等のOA用の消耗品は、消耗品である
トナーを使い終わった後、その筐体やプロセス部品は、
上記のようにシュレッダー処理するのではなく、再度製
品として利用するのが、地球環境保護の観点からも望ま
しい姿である。
【0006】またこのようなOA用消耗品は、製品ライ
フサイクルが比較的長く、市場で使用済みの商品を生産
者が回収し、それを製品としてリサイクルするシステム
が確立できれば、資源保護に対し多大な効果が期待でき
る。
【0007】また、既に述べたように、近年、環境問題
により、廃棄された製品のリサイクル(再利用)の技術
開発が盛んとなっているが、世の中で主たる動向は製品
をそのままクラッシュし、細断された材料を分別、材料
として再利用する、又は燃料として利用するといったこ
とである。
【0008】この方法では、本来部品として再利用でき
るものも、クラッシュされてしまい、コスト的にも、エ
ネルギー消費の観点からも不都合である。また、種々の
材料が混在しているため、分別しても100%純粋な材
料は得られず、その再生材料としては、品質の悪い安い
材料となってしまう。
【0009】以上の問題を解決するには、製品を、上手
く分解し、部品として再利用出来るものは利用し、材料
として再利用するものも、単一部材にまで分解して、ク
ラッシュする事である。
【0010】しかし、従来の製品は、組立て易い、ロー
コスト、小型化、軽量化等の工夫を取り入れた構造とな
っているが、分解性についてはメンテナンス、修理とい
ったことを想定し、必要な部分はビス止めで外せる構造
にしているのがせいぜいである。
【0011】このような問題を解決するために、従来に
おいても、例えば公開平6−159330号公報の様に
結合部分の部品を弾性体で構成する方法や、公開平7−
71425号公報の様に嵌合部材に形状記憶部材を用い
て分解容易とする方法などが提案されている。
【0012】しかしながら、分解可能な従来のビス止め
構造にしても分解するためには、多大な費用がかかり、
リサイクルとして分解するには、ビジネス上困難となっ
ている。
【0013】一方、上記2つの公開公報に開示されてい
る方法もコスト、精度、製造容易性に難点がありほとん
どリサイクルを目的としては、実用化に到っていない。
【0014】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、生産→販売→消費→回収→分
解→生産の、確立された製品リサイクルシステムの中
で、分解→生産工程に対して、高品質で合理的な方法と
手段を提供し、今後の製品リサイクルの拡大に対応する
ことである。
【0015】詳細には、部品を新たな製品の中で再利用
する目的で、市場から回収した使用済み製品を分解し、
この取り出した部品は、必要に応じて、検査、洗浄を行
い、さらにその部品を再利用する製品の組立工程と合わ
せて、ロボットを中心とした自動化による分解および生
産方法を提供することを目的とする。これにより、分解
取り出した部品の品質向上とその工程にかかる費用の削
減をはかり、製品リサイクルにおける、部品としての再
利用率を高めようとするものである。
【0016】また、本発明の他の目的は、リサイクルに
適した構造を持つ製品及びその分解方法を提供すること
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる部品の再利用シ
ステムは、使用済みの製品を分解して使用済みの部品を
取り出し、該使用済みの部品を新たな製品に組み込むた
めの部品の再利用システムであって、使用済みの製品を
分解して使用済みの部品を取り出すための分解ライン
と、新たな製品を組み立てるための組立ラインと、前記
分解ラインで取り出された使用済みの部品を前記組立ラ
インに供給する第1の供給手段と、新たな部品を貯蔵し
ておくための貯蔵手段と、該貯蔵手段から前記組立ライ
ンに新たな部品を供給する第2の供給手段と、前記組立
ラインにおける新たな製品の組立量と前記分解ラインか
らの前記使用済みの部品の供給量とに応じて、前記貯蔵
手段から前記組立ラインに新たな部品を必要量供給する
ように制御する制御手段とを具備することを特徴として
いる。
【0018】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記分解ラインは、使用済みの製品を投
入する投入ロボットと、前記使用済みの製品を搬送する
搬送手段と、該搬送手段により搬送されてきた前記使用
済みの製品を分解して使用済みの部品を取り出す分解ロ
ボットと、該分解ロボットにより取り出された使用済み
の部品を収納する収納手段とを備えることを特徴として
いる。
【0019】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記収納手段には、前記使用済みの部品
を位置決めして複数収納可能な部品収納箱が配置されて
いることを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記収納手段は、前記分解ロボットによ
り取り出された使用済みの部品を検査する検査手段と、
該検査手段により良品と判断された部品を収納する良品
収納部と、前記検査手段により不良品と判断された部品
を収納する不良品収納部とを備えることを特徴としてい
る。
【0021】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記良品収納部に収納された前記使用済
みの部品を洗浄するための洗浄手段を更に具備すること
を特徴としている。
【0022】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記良品収納部に配置され前記使用済み
の部品を収納した前記部品収納箱を前記洗浄手段に搬送
する搬送手段を更に具備することを特徴としている。
【0023】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記部品収納箱は、洗浄に適した材質か
らなり、前記使用済みの部品の被洗浄部位に対して洗浄
液が十分に作用可能な形状に形成されていることを特徴
としている。
【0024】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記部品収納箱は、前記使用済みの部品
を位置決め可能な形状に形成されていることを特徴とし
ている。
【0025】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記部品収納箱は、ステンレスあるいは
強化プラスチックから形成されていることを特徴として
いる。
【0026】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記第1及び第2の供給手段は、無人搬
送車を備えることを特徴としている。
【0027】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記第1及び第2の供給手段は、搬送コ
ンベアを備えることを特徴としている。
【0028】また、この発明に係わる部品の再利用シス
テムにおいて、前記制御手段は、前記組立ラインが必要
としている部品量に対し、該当部品が前記分解ラインに
必要量ある場合には、前記分解ラインから前記組立ライ
ンに部品を供給させ、前記分解ラインに必要量ない場合
には、前記貯蔵手段から前記組立ラインに部品を供給さ
せるように制御することを特徴としている。
【0029】また、本発明に係わる分解を容易にした製
品は、複数の部材から構成される製品において、所定の
部材の一部分を破壊することにより、夫々の部材が容易
に分解されるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0030】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記所定の部材の他の部材との結合部ま
たはその周辺に破壊を容易にするためのスリットを形成
したことを特徴としている。
【0031】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記破壊される部分を薄肉化または小径
化したことを特徴としている。
【0032】また、本発明に係わる分解を容易にした製
品は、機能部品または機能ユニットを機器本体に固定し
た部材に取りつけ、前記部材に前記機能部品または機能
ユニットを取り外すための形状部を形成したことを特徴
としている。
【0033】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記製品は、画像形成装置であることを
特徴としている。
【0034】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記機能ユニットは現像ユニットである
ことを特徴としている。
【0035】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記機能部品は感光ドラムであることを
特徴としている。
【0036】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記機能部品は現像スリーブであること
を特徴としている。
【0037】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記機能部品は画像形成装置のローラで
あることを特徴としている。
【0038】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記形状部は、前記部材に形成したスリ
ットであることを特徴としている。
【0039】また、本発明に係わる分解を容易にした製
品は、回転体を有した機能部品または機能ユニットを、
機器本体に取り付けた取り付け部材に取り付けし、前記
取り付け部材に前記回転体を取り付ける開口部を形成
し、前記開口部から伸長したスリットを形成したことを
特徴としている。
【0040】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記製品は画像形成装置であることを特
徴としている。
【0041】また、本発明に係わる分解方法は、機能部
品または機能ユニットを備えた機器から前記機能部品ま
たは機能ユニットを取り出すための分解方法であって、
前記機能部品または機能ユニットを取り付けた取り付け
部材にスリットを形成し、前記機能部品または機能ユニ
ットを取り外す際に、前記スリットの先端を切断して前
記機能部品または機能ユニットを前記機器本体から取り
外すようにしたことを特徴としている。
【0042】また、この発明に係わる分解方法におい
て、前記機器は、画像形成装置であることを特徴として
いる。
【0043】また、この発明に係わる分解方法におい
て、前記機能ユニットは現像ユニットであることを特徴
としている。
【0044】また、この発明に係わる分解方法におい
て、前記機能部品は感光ドラムであることを特徴として
いる。
【0045】また、この発明に係わる分解方法におい
て、前記機能部品は現像スリーブであることを特徴とし
ている。
【0046】また、この発明に係わる分解方法におい
て、前記機能部品は画像形成装置のローラであることを
特徴としている。
【0047】また、本発明に係わる分解を容易にした製
品は、回転体を有した機能ユニットを取り付け部材に取
り付けし、前記取り付け部材の前記回転体と反対側に回
転部材を軸支し、前記取り付け部材の前記軸支部分にス
リットを形成し、前記スリットの両端を結ぶ線上を切断
線として前記機能ユニットを取り外すようにしたことを
特徴としている。
【0048】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記スリット及び前記切断線で構成する
破断部分の領域は前記機能ユニットまたは前記回転部材
を挿通する面積以上に設定したことを特徴としている。
【0049】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記スリットの切断予定の端部は機器の
重力作用方向に略水平方向に形成されていることを特徴
としている。
【0050】また、この発明に係わる分解を容易にした
製品において、前記機能ユニットまたは機能部品はプロ
セスカートリッジに組み込まれていることを特徴として
いる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0052】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わる製品分解装置の構成を示す図であ
る。
【0053】図1において、1は分解用搬送コンベア、
2は使用済み製品投入コンベア、3はロボットで、使用
済み製品の投入やその製品からの部品の取り出しを行
う。4は製品搬送パレットで、この製品搬送パレット4
は、搬送コンベア1上を搬送され、各作業ステーション
上のロボットの作業エリア内で、不図示の位置決めユニ
ットによって位置決め固定される。
【0054】5は部品排出ストッカで、ロボットアクセ
ス部5a、トレイマガジンストック部5bを備えてい
る。トレイマガジンストック部5bには、複数枚のトレ
イマガジンを山状態で収納可能である。この部品排出ス
トッカ5は、一般的な自動組立に使われる部品供給スト
ッカと同等のもので、ロボットアクセス部5a、トレイ
マガジンストック部5b以外に、ロボットアクセス部5
aとトレイマガジンストック部5bの間でトレイマガジ
ンを入れ替える機構、山状態のトレイマガジンから一枚
のトレイマガジンに分離する、あるいは逆に山積みする
ためのトレイマガジンストック部昇降機構、山状態のト
レイマガジンを外部に受け渡しするトレイマガジン外部
インターフェース等を備えるが、構成詳細の図示は省略
する。
【0055】6は取り出された部品を検査する部品検査
装置、6aはその検査ヘッドであり、この例では光学読
みとり装置からなる。検査ヘッド6aが検査ヘッド移動
機構6bによってスキャンされ、検査対象部品の表面検
査を行う。7は不良部品収納部、8は洗浄投入コンベ
ア、9は洗浄装置、10は洗浄装置とコンベアでつなげ
られた部品排出ストッカである。11はビス外し用ロボ
ット、11aはビス外し用ロボット11に取り付けられ
たビス外し装置、12は外したビスを収納する、ビス収
納箱である。なお、ビス外し装置は、通常用いられる自
動ビス締め装置のビットの回転を逆にしてビスをゆる
め、パイプ状のビットカバーを介してゆるめたビスを吸
着して取り出すように構成されており、従来のビス締め
装置と同等の機能で実現できるため詳細の説明は省略す
る。
【0056】150はトレイマガジン、200は洗浄ト
レイマガジンであり、共に取り出された部品を位置決め
して収納できるように、部品形状に合致した部品雇い部
が収納可能数分だけ形成されている。
【0057】その代表的な例を、洗浄トレイマガジンの
例で図2、図3に示す。図2は洗浄トレイマガジン20
0の詳細を示すもので、201は外枠、202は2枚の
位置決め枠、203は補強枠で、図では、後述するワー
ク102が複数本位置決め収納されている様子を示して
いる。図3は図2のQ部の詳細図で、202aはワーク
102の長手方向の位置を決めるために、位置決め枠2
02の長手方向に複数設けられた突起部、202bはワ
ーク102の軸心位置を決めるために、位置決め枠20
2の軸雇い部内周に複数設けられた突起部で、共にでき
るだけ少ない面積でワーク102に接触するような形状
となっている。
【0058】以上のような構成により、洗浄トレイマガ
ジン200は、部品を位置決めして収納する機能と、部
品の被洗浄部位に対して洗浄液が充分作用可能な形状を
もって部品を雇う機能を兼ね備えており、またその材質
は、洗浄に耐えうるもの、例えばステンレスや強化プラ
スチック等を利用して作られている。
【0059】次に、図4は、本発明の第1の実施形態に
係わるシステムの全体構成を示す図である。
【0060】図1で説明した、分解用搬送コンベア1を
中心としたラインを、使用済み製品分解ラインaと呼
ぶ。他方、製品組立ラインbが使用済み製品分解ライン
aに併設されている。51は組立用搬送コンベア、52
は部品供給ストッカ、53は組立ロボット、54は組立
用搬送パレット、61はビス締め用ロボット、61aは
ビス締め用ロボット61に取り付けられたビス締め装
置、62はビス締め装置61aにビスを供給するビス供
給装置である。150、および200は使用済み製品分
解ラインで説明したものと同じ、トレイマガジン、およ
び洗浄トレイマガジンである。
【0061】次に、部品配送システムcについて説明す
る。70は部品倉庫で、71は部品ストック棚、72は
スタッカークレーン、73はスタッカークレーン上に設
置されたマガジントレイ移載装置、74は複数台の無人
搬送車、破線で示した75は無人搬送車走行経路であ
る。無人搬送車走行経路75は、無人搬送車74が、使
用済み製品分解ラインaの部品排出ストッカ5を有する
ステーションと、製品組立ラインbの部品供給ストッカ
52を有するステーションと、部品倉庫70のマガジン
トレイ移載装置73との間を、相互に行き来できるよう
にレイアウトされている。
【0062】次に図5により、システム全体の動作を管
理制御する構成について説明する。80は製品組立ライ
ン管理コンピュータ、81は製品分解ライン管理コンピ
ュータ、82は部品倉庫管理コンピュータで、それぞれ
はフロアLAN83で結ばれている。ここまでは、図4
のシステム全体図の中にも、その設置個所と構成につい
て表しているように、それぞれ製品組立ラインb、使用
済み製品分解ラインa、部品倉庫cの各ブロックを管理
するコンピュータとなっている。
【0063】さらにそれらの詳細構成として、92は製
品組立ライン管理コンピュータの中の、部品出庫要求処
理部で、製品組立ライン内LAN96を介して、製品組
立ライン各ステーションのステーション制御装置94a
〜94eと結ばれている。同様に、93は製品分解ライ
ン管理コンピュータの中の、部品搬送処理部で、製品分
解ライン内LAN97を介して、製品分解ライン各ステ
ーションのステーション制御装置95a〜95eと結ば
れている。90は部品倉庫管理コンピュータの中の部品
搬送管理部、91は無人搬送車制御部で、上記部品倉庫
cのマガジントレイ移載装置73で、無人搬送車74と
通信できるように構成されている。
【0064】次に、システム全体の動作について説明す
るが、動作説明の前に、第1の実施形態のシステムで対
象とする製品例を図6により説明する。
【0065】対象製品100の構成は、101が筐体、
102が筐体に挿入され回転支持されるローラ部品、1
03が筐体ふたで、ローラ部品102の回転支持部の一
部も兼ねる。104は4本のビスで、筐体101に筐体
ふた103をビス締め固定する。
【0066】次に、第1の実施形態における使用済み製
品の分解作業と、製品の組立作業の動作を、図4のシス
テム全体図と図7乃至図9の動作フローチャートを参照
して説明する。
【0067】最初に使用済み製品分解ラインaの動作に
ついて説明する。
【0068】第1ステーションst1では、分解対象の
製品100は製品投入流れf1のように、使用済み製品
投入コンベア2上へ投入される。投入された製品100
は、ロボット3により1ヶずつとられ、分解用搬送コン
ベア1の第1ステーションst1に対応する位置で位置
決めされた製品搬送パレット4へ置かれる。次に流れf
2で示す方向へ製品搬送パレット4が搬送され、第2ス
テーションst2へ到着時点で再び不図示の位置決め手
段で製品搬送パレット4は位置決めされる(この製品パ
レット4の搬送及び位置決めの工程は以下の工程でも行
われるがその動作は同様であるので説明は省略する)。
【0069】第2ステーションst2では、ビス外し用
ロボット11がビス外し装置11aを使って4本のビス
104を取り外し、ビス収納箱12へ収納する。
【0070】第3ステーションst3では、ロボット3
が筐体ふた103を取り外し、部品排出ストッカ5上に
位置決めされているトレイマガジン150の空きスペー
スヘ、取り外した筐体ふた3を位置決めして収納する。
【0071】第4ステーションst4では、ロボット3
がローラ部品102を取り外し、部品検査装置6上の部
品位置決め部に置く。ここで、部品検査装置6により前
述の部品検査が行われ検査結果がOKの場合は、ロボッ
ト3は良品部品収納部となる洗浄投入コンベア8上に位
置決めされた、洗浄トレイマガジン200の空きスペー
スヘ、取り出した良品のローラ部品102aを位置決め
収納する。一方、検査結果がNGの場合は、ロボット3
は不良品収納部7へ、取り出した不良品のローラ部品1
02bを収納する。なお、ここで洗浄トレイマガジン2
00が良品のローラ部品102aで満杯になると、洗浄
投入コンベア8が起動され、洗浄トレイマガジン200
は洗浄装置9へ搬送される。
【0072】第5ステーションst5では、ロボット3
が筐体101を製品搬送パレット4から取り出し、部品
排出ストッカ5上に位置決めされているトレイマガジン
150の空きスペースへ、取り出した筐体3を位置決め
収納する。
【0073】次に、製品組立ラインbの動作について説
明する。
【0074】第1ステーションst51では、組立ロボ
ット53は部品供給ストッカ52上に位置決めされたト
レイマガジン150から筐体101を1ヶ取り出し、組
立用搬送コンベア51上に位置決めされた組立用搬送パ
レット54に置く。次に流れf52で示す方向へ組立用
搬送パレット54が搬送され、第2ステーションst5
2へ到着時点で再び不図示の位置決め手段で組立用搬送
パレット54は位置決めされる(この組立用パレット5
4の搬送及び位置決めの工程は以下の工程でも行われる
が動作は同様であるので説明は省略する)。
【0075】第2ステーションst52では、組立ロボ
ット53は、部品供給ストッカ52上に位置決めされた
洗浄トレイマガジン200からローラ部品102を1ヶ
取り出し、組立用搬送コンベア51上に位置決めされた
組立用搬送パレット54上の筐体101に組み付ける。
【0076】第3ステーションst53では、組立ロボ
ット53は、部品供給ストッカ52上に位置決めされた
トレイマガジン150から筐体ふた103を1ヶ取り出
し、組立用搬送コンベア51上に位置決めされた組立用
搬送パレット54上の筐体101に組み付ける。
【0077】第4ステーションst54では、ビス締め
ロボット61は、ビス締め装置61aにより、ビス供給
装置62から供給されるビス104を4本、組立用搬送
コンベア51上に位置決めされた組立用搬送パレット5
4上の筐体101に締め付け、筐体ふた103と筐体1
01を固定する。
【0078】第5ステーションst55では、組立ロボ
ット53は、組立用搬送コンベア51上に位置決めされ
た組立用搬送パレット54上から、組上がった筐体10
1を取り出し、部品供給ストッカ52上に位置決めされ
たトレイマガジン150に位置決めして収納する。この
場合、部品供給ストッカ52は部品排出ストッカとして
機能する。
【0079】次に、部品配送システムcの動作について
説明する。
【0080】図7は、製品組立ライン管理コンピュータ
のマガジン監視フロー300を示したものである。
【0081】ここでは製品組立ラインの各ステーション
のst制御装置94と、製品組立ライン管理コンピュー
タ80内の部品出庫要求処理部92との通信によってフ
ロー処理が行われる。以下の、ステップS1〜ステップ
S5はst制御装置94内での処理、ステップS6は部
品出庫要求処理部92内での処理である。
【0082】ステップS1では、組立用搬送コンベア5
1上の規定の位置に、組立用搬送パレット54が位置決
めされたかを、不図示の位置決めユニットからの信号に
より判断する。また、部品供給ストッカ52上の規定の
位置に、トレイマガジン150が位置決めされたかを部
品供給ストッカ52からの信号により判断する。以上の
両者の完了信号のANDで、部品供給準備OKとなり、
次のステップへ進む。
【0083】ステップS2では、ロボット53はトレイ
マガジン150から部品を1ヶ取り出し、すなわち部品
供給を受け、組立用搬送パレット54上のワークへ組み
付ける。
【0084】ステップS3では、トレイマガジン150
から部品を1ヶ取り出した時点で、トレイマガジンにま
だ部品が残っていて供給可能かを調べる。不図示の供給
部品数カウント処理部を介して判断し、まだ部品が残っ
ている場合は、ステップS1へ戻る。トレイマガジンが
空であることが分かった場合は、次のステップSへ進
む。
【0085】ステップS4では、部品供給ストッカ52
を動作させ、空マガジンをストック部へ掃き出し、代わ
りに部品の入った実マガジンをロボットアクセス部に位
置決めセットする。
【0086】ステップS5では、新たに実マガジンをマ
ガジンストック部から引き込んだ時点で、マガジンスト
ック部にまだ実マガジンが残っているかを調べる。不図
示のトレイマガジン処理数カウント処理部を介して判断
し、まだ、トレイマガジンが残っている場合は、ステッ
プS1へ戻る。マガジンストック部にもう実マガジンが
ないことが分かった場合は、st制御装置94は通信
で、部品出庫要求処理部92に信号を出力し、次のステ
ップS6に進む。
【0087】ステップS6では、部品出庫要求処理部9
2は、フロアLAN83を介して、部品倉庫管理コンピ
ュータ82へ、空マガジン引き取りと新たな実マガジン
出庫の要求信号を出力する。
【0088】図8は製品分解ライン管理コンピュータの
マガジン監視フロー301を示したものである。
【0089】ここでは、使用済み製品の分解ラインの各
ステーションのst制御装置95と、製品分解ライン管
理コンピュータ81内の部品搬送処理部93の通信によ
ってフロー処理が行われる。以下の、ステップS11〜
ステップS14とステップS16はst制御装置95内
での処理、ステップS15とステップS17は部品搬送
処理部93内での処理である。
【0090】ステップS11では、分解用搬送コンベア
1上の規定の位置に、製品搬送パレット4が位置決めさ
れたかを、不図示の位置決めユニットからの信号により
判断する。また、部品排出ストッカ5上の規定の位置
に、トレイマガジン150が位置決めされたかを部品排
出ストッカ5からの信号により判断する。以上の両者の
完了信号のANDで、部品取り出し準備OKとなり、次
のステップへ進む。
【0091】ステップS12では、ロボット3は製品搬
送パレット4上のワークから部品を取り出し、部品排出
ストッカ5上のトレイマガジン150に部品を収納す
る。
【0092】ステップS13では、トレイマガジン15
0に部品を収納した時点で、トレイマガジンにまだ部品
収納スペースが残っていて収納可能かを調べる。不図示
の収納部品数カウント処理部を介して判断し、まだ収納
スペースが残っている場合は、ステップS11へ戻る。
トレイマガジンが満杯であることが分かった場合は、次
のステップS14へ進むと同時に、st制御装置95は
通信で、部品搬送処理部93に信号を出力し、ステップ
S15へ進む。
【0093】ステップS14では、部品排出ストッカ5
を動作させ、満杯マガジンをストック部へ掃き出し、代
わりに空マガジンをロボットアクセス部に位置決めセッ
トする。
【0094】ステップS15では、部品搬送処理部93
は、フロアLAN83を介して、部品倉庫管理コンピュ
ータ82へ、満杯マガジンがライン上にあることを、そ
の部品名とストックされているステーション名をもっ
て、知らせる信号を出力する。ただし、ここでは、まだ
存在とその場所を知らせるだけで、部品引き取りの要求
を出すわけではない。
【0095】ステップS16では、上記のように新たに
空マガジンをマガジンストック部から引き込んだ時点
で、マガジンストック部にまだ空マガジンが残っている
かを調べる。不図示のトレイマガジン処理数カウント処
理部を介して判断し、まだ、空のトレイマガジンが残っ
ている場合は、ステップS11へ戻る。マガジンストッ
ク部にもう空マガジンがないことが分かった場合は、s
t制御装置95は通信で、部品搬送処理部93に信号を
出力し、次のステップS17に進む。
【0096】ステップS17では、部品搬送処理部93
は、フロアLAN83を介して、部品倉庫管理コンピュ
ータ82へ、満杯マガジン引き取りと新たな空マガジン
出庫の要求信号を出力する。
【0097】図9は部品倉庫管理コンピュータの無人搬
送車制御フロー302を示したものであり、製品組立ラ
イン管理コンピュータ80と製品分解ライン管理コンピ
ュータ81から受信した信号に基づいて、製品倉庫管理
コンピュータ82内の、部品搬送管理部90により実行
処理される。
【0098】ステップS21では、ステップS6での、
製品組立ラインからの、空マガジン引き取りと実マガジ
ン出庫要求信号を受信しているかを調べる。受信してい
ない場合はステップS22へ進み、受信している場合は
ステップS24へ進む。
【0099】ステップS22では、ステップS17で
の、製品分解ラインからの、空マガジン出庫と満杯マガ
ジン引き取り要求信号を受信しているかを調べる。受信
していない場合はステップS21へ戻り、受信している
場合はステップS23へ進む。
【0100】ステップS23では、製品倉庫管理コンピ
ュータ82は、製品倉庫70内のスタッカークレーン7
2に対し、マガジントレイ移載装置73によって、部品
ストック棚71から空のトレイマガジンを取り出し、無
人搬送車74へ積み込むよう指示し、また無人搬送車制
御部91を介して、空マガジン出庫と満杯マガジン引き
取り要求信号を出力しているステーションヘ配送し、帰
りにそのステーションから満杯マガジンを引き取ってく
る(f3で示す動作)ように指示する。なお、引き取っ
た満杯マガジンは、再び製品倉庫へ収納するよう制御さ
れる。
【0101】ステップS24では、ステップS21で出
庫要求があった部品に対して、その要求部品が、製品分
解ライン上に、満杯マガジンとして存在するか否かを調
べる。ステップS15において、部品名とストックされ
ているステーション名をもって、満杯マガジンがライン
上にあることを知らせる出力信号を、上記該当する要求
部品について受信しているかどうかを調べ、その要求部
品が、製品分解ライン上に、満杯マガジンとして存在し
ていない場合は、次のステップS25へ進み、満杯マガ
ジンがライン上にある場合は、ステップS26へ進む。
【0102】ステップS25では、ステップS21で出
庫要求があった部品に対応して、製品倉庫管理コンピュ
ータ82は、製品倉庫70内のスタッカークレーン72
に対し、マガジントレイ移載装置73によって、部品ス
トック棚71からその要求部品が収納されたトレイマガ
ジンを取り出し(f71で示す動作)、無人搬送車74
へ積み込む(f72で示す動作)よう指示し、また無人
搬送車制御部91を介して、その要求部品の実マガジン
出庫と空マガジン引き取り要求信号を出力している、製
品組立ラインの該当ステーションヘ配送して、部品供給
ストッカへ供給し(f51で示す動作)、帰りにそのス
テーションから空マガジンを引き取ってくるように指示
する。なお、引き取った空マガジンは、再び製品倉庫へ
収納するよう制御される。
【0103】ステップS26では、ステップS21で出
庫要求があった部品に対応して、製品倉庫管理コンピュ
ータ82は、無人搬送車制御部91を介して、無人搬送
車74に対し、上記ステップS15で、その要求部品が
製品分解ライン上に、満杯マガジンとして存在すること
を知らせてきた、製品分解ラインの該当ステーションヘ
その要求部品を受け取りに行き、受け取った後、その要
求部品の実マガジン出庫と空マガジン引き取り要求信号
を出力している、製品組立ラインの該当ステーションヘ
配送し、帰りにそのステーションから空マガジンを引き
取ってくるように指示する。なお、引き取った空マガジ
ンは、再び製品倉庫へ収納するよう制御される。
【0104】以上の動作により、使用済み製品分解ライ
ンaでは製品の分解が、製品組立ラインbでは製品の組
立が遂行されるが、製品分解ラインaでロボット3によ
り自動的に取り出された部品は、トレイマガジン150
の中に順次整列され、製品組立ラインbでは、部品が整
列されたトレイマガジン150から組立ロボット53が
順次部品を取り出して組立を行う。また、使用済み製品
分解ラインa上で、ロボット3により取り出された部品
は、必要によって検査され、さらに必要によっては洗浄
された後、トレイマガジン150もしくは同様に機能す
る洗浄トレイマガジン200の中に順次整列される。ま
た、部品配送システムcの無人搬送車74により、トレ
イマガジン150もしくは洗浄トレイマガジン200
は、使用済み製品分解ラインa上の部品排出ストッカ5
と部品倉庫70の間、製品組立ラインb上の部品供給ス
トッカ52と部品倉庫70の間、および使用済み製品分
解ラインa上の部品排出ストッカ5と製品組立ラインb
上の部品供給ストッカ52との間(一例としてf73で
示す動作)で相互に配送可能に構成されている。
【0105】(第2の実施形態)上記の第1の実施形態
を変形した第2の実施形態を図10に示し、異なる部分
のみを説明する。
【0106】250は部品排出ストッカ5と部品供給ス
トッカ52の間を結ぶ、縦搬送コンベアで、部品排出ス
トッカ5から部品供給ストッカ52の方向(f81)に
流れ、トレイマガジンを搬送する。251は部品倉庫7
0と縦搬送コンベア250を結ぶ、横搬送コンベアで、
部品倉庫70から縦搬送コンベア250の方向(f8
5)に流れ、トレイマガジンを搬送する。252は縦搬
送コンベア250と横搬送コンベア251の交差部で、
横搬送コンベア251を流れてきたトレイマガジンを縦
搬送コンベア250へ移し替える機能を持つ。253は
組立製品排出コンベアで、製品組立ラインの第5ステー
ションst55において完成した製品を排出する方向
(f82)に流れ、トレイマガジンを搬送する。254
は組立製品俳出コンベア253と部品倉庫70を結ぶ、
排出横コンベアで、組立製品排出コンベア253から部
品倉庫70の方向(f83)に流れ、組立完成品の収納
されたトレイマガジンを搬送する。なお、この排出横コ
ンベア254は、縦搬送コンベア250と立体交差でき
るように低い位置を流れる。
【0107】255は、組立製品排出コンベア253と
排出横コンベア254の接続部で、トレイマガジン昇降
の機能を持ち組立製品排出コンベア253からトレイマ
ガジンを受け取って、低い位置にある排出横コンベア2
54へ受け渡す機能を持つ。256は部品倉庫70内の
トレイマガジン移載装置で、部品ストック棚71と上記
横搬送コンベア251または排出横コンベア254との
間で、トレイマガジンの搬送姿勢を修正した上で、受け
渡しを行う機能を持つ。
【0108】以上の構成のコンベア群は、第1の実施形
態で説明した無人搬送車の代わりに機能する。ただしこ
の構成では、使用済み製品の分解ラインaから排出され
たトレイマガジンは部品倉庫70へ搬送されることはな
く、製品組立ラインbの、対応する部品を使用する部品
供給ストッカ52へ、縦搬送コンベア250経由で直接
搬送される。もし、製品組立ラインbの部品要求量に対
して、使用済み製品の分解ラインから排出される該当部
品が不足した場合は、その不足分を部品倉庫70から補
充供給するようにトレイマガジン搬送の動作を行う。そ
の動作を示す例が、図中のf84、f85、f86のト
レイマガジンの流れで、横搬送コンベア251、交差部
252、縦搬送コンベア250経由で、部品倉庫70か
ら製品組立ラインbの部品供給ストッカ52へトレイマ
ガジンが搬送される。
【0109】この方法は、第1の実施形態に比べて、使
用済み製品の分解ラインaと製品組立ラインbがより完
全に同期して生産している場合、より効率よく高速にト
レイマガジンを搬送できる利点がある。
【0110】(第3の実施形態)図11は、本発明の第
3の実施形態に係わる製品分解装置の構成を示す図であ
る。
【0111】図11において、301は分解用搬送コン
ベア、302は使用済み製品投入コンベア、303は製
品投入ロボットで、使用済み製品投入やその製品からの
部品の取り出しを行う。304はセットパレットで、こ
のセットパレット304は、搬送コンベア301上を搬
送され、各作業ステーション上のロボットの作業エリア
内で、不図示の位置決めユニットによって位置決め固定
される。305はビス外し用ロボット、305aはビス
外し用ロボット305に取り付けられたビス外し装置
で、ビス外し装置305aは、通常用いられる自動ビス
締め装置のビットの回転を逆にしてビスをゆるめ、パイ
プ状のビットカバーを介してゆるめたビスを吸着して取
り出すように構成されており、従来のビス締め装置と同
等の機能で実現できるため詳細の説明は省略する。
【0112】306は第1の分解用ロボット、307は
取り出された部品を検査する第1の部品検査装置、30
7aは第1の検査ヘッドで、この例では光学読みとり装
置である。この第1の検査ヘッド307aが第1の検査
ヘッド移動機構307bによってスキャンされ、検査対
象部品の表面検査を行う。
【0113】308は第1の不良部品収納部である。3
09は第2の分解用ロボット、310は、取り出された
部品を検査する第2の部品検査装置、310aは第2の
検査ヘッド、310bは第2の検査ヘッド移動機構、3
11は後述する洗浄装置へつながる洗浄部品投入コンベ
ア、312は第2の不良部品収納部である。
【0114】313は洗浄装置、314は洗浄部品排出
コンベア、315は洗浄部品整列コンベア、316は第
1の移し替えロボットである。317は第2の移し替え
ロボット、318は、取り出された部品を検査する第3
の部品検査装置、318aは第3の検査ヘッド、318
bは第3の検査ヘッド移動機構、319は第3の不良部
品収納部である。
【0115】次に、図12は、本発明の第3の実施形態
に係わるシステムの全体構成を示す図である。
【0116】図11で説明した、分解用搬送コンベア3
01を中心とした製品分解ラインaに併設して、組立用
搬送コンベア351を中心とした製品組立ラインbがあ
り、上記2つのラインを結ぶセットパレット投入コンベ
ア320とセットパレット排出コンベア321と、セッ
トパレット移し替えモジュール322により、上記4つ
のコンベアがループ状に結ばれ、上記セットパレット3
04が循環搬送可能にシステムが構成されている。ま
た、上記ラインとは別個に、cで示す詳細は不図示の部
品倉庫が設置されている。
【0117】352は第1の部品供給ストッカ、353
は第1の組立ロボット、354は第2の部品供給ストッ
カ、355は第2の組立ロボット、356はビス締めロ
ボット、356aはビス締めロボットに搭載されたビス
締め装置、357はビス供給ホッパ、358は第3の部
品供給ストッカ、359は第3の組立ロボットである。
【0118】150はトレイマガジン、200は洗浄ト
レイマガジンで、既に第1の実施形態で説明したものと
同一であり、洗浄トレイマガジン200の構造は、図2
及び図3に示したものと同一である。
【0119】また、100は組立対象製品であり、これ
も第1の実施形態の図6で示したものと同一である。
【0120】次に、図13及び図14を参照して、セッ
トパレット304の詳細を、上記対象製品例に対応させ
て説明する。
【0121】図13において、401は、分解前の対象
製品100または分解後の筐体101の位置決め雇い
部、402はローラ部品102の位置決め雇い部、40
3は筐体ふた103の位置決め雇い部、4カ所の404
はビス104の位置決め雇い部である。また、405、
406、407は、上記各雇い部に部品を出し入れする
時に、ロボットハンドのフィンガー部が当たらないよう
にするための、逃げ加工部である。図14には、上記そ
れぞれの部品を位置決めして雇っている状態を示す。
【0122】次に図15を参照して、システム全体の動
作を管理制御する構成について説明する。
【0123】図15において、380は製品組立ライン
管理コンピュータ、381は部品倉庫管理コンピュータ
で、両者はフロアLAN382で結ばれている。ここま
では、図12のシステム全体図の中にも、その設置個所
と構成について示す。さらにその詳細構成として、39
0は製品組立ライン管理コンピュータの中の、部品出庫
要求処理部で、製品組立ライン内LAN391を介し
て、製品組立ライン各ステーションのステーション制御
装置392a〜392eと結ばれている。393は部品
倉庫管理コンピュータの中の部品搬送管理部、394は
無人搬送車制御部で、上記部品倉庫cと製品組立ライン
bとの間で、マガジントレイの搬送を行う無人搬送車3
95(図12には不図示)と通信できるように構成され
ている。
【0124】次に、第3の実施形態における使用済み製
品の分解作業と、製品の組立作業の工程の動作を、図1
2のシステム全体図と図16の動作フローチャートを参
照して説明する。
【0125】最初に使用済み製品分解ラインaの動作に
ついて説明する。
【0126】第1ステーションst301では、分解対
象の製品100は製品投入流れf2のように、使用済み
製品投入コンベア302上へ投入される。投入された製
品100は、製品投入ロボット303により1ヶずつと
られ、分解用搬送コンベア301の第1ステーションs
t301に対応する位置に位置決めされたセットパレッ
ト304の、分解前の対象製品の位置決め雇い部401
へ置かれる。次に流れf3で示す方向ヘセットパレット
304が搬送され、第2ステーションst302へ到着
時点で再び不図示の位置決め手段でセットパレット30
4は位置決めされる(このセットパレット304の搬送
及び位置決めの工程は以下の工程でも行われるのである
がその動作は同様であるので説明は省略する)。
【0127】第2ステーションst302では、ビス外
し用ロボット305がビス外し装置305aを使って4
本のビス104を取り外し、セットパレット304のビ
ス位置決め雇い部404に収納する。
【0128】第3ステーションst303では、第1の
分解用ロボット306が筐体ふた103を取り外し、部
品検査装置307上の部品位置決め部に置く。ここで、
部品検査装置307により前述の部品検査が行われ検査
結果がOKの場合は、第1の分解用ロボット306は筐
体ふた103をセットパレット304の筐体ふた位置決
め雇い部403に収納する。一方、検査結果がNGの場
合は、第1の分解用ロボット306は第1の不良品収納
部308へ、この取り出した不良品の筐体ふた103を
収納する。
【0129】第4ステーションst304では、第2の
分解用ロボット309がローラ部品102を取り外し、
部品検査装置310上の部品位置決め部に置く。ここ
で、部品検査装置310により前述の部品検査が行われ
検査結果がOKの場合は、第2の分解用ロボット309
は良品部品収納部となる洗浄投入コンベア上に位置決め
された、洗浄トレイマガジン200の空きスペースへ、
この取り出した良品のローラ部品102を位置決めして
収納する。一方、検査結果がNGの場合は、第2の分解
用ロボット309は第2の不良品収納部312へ、この
取り出した不良品のローラ部品102を収納する。
【0130】なお、ここで洗浄トレイマガジン200が
良品のローラ部品102で満杯になると、洗浄投入コン
ベア311が起動され、洗浄トレイマガジン200は洗
浄装置313へ搬送される。ここで洗浄されたローラ部
品102は、洗浄排出コンベア314を経由して、洗浄
部品整列コンベア315に送り込まれる。なお、洗浄排
出コンベア315上ではその先頭の洗浄トレイマガジン
200は、次の第5ステーションst305のロボット
可動エリア内で位置決め係止される。
【0131】第5ステーションst305では、第1の
移し替えロボット316は、洗浄排出コンベア315の
先頭に位置決めされている洗浄トレイマガジン200か
ら、洗浄の済んだローラ部品102を1ヶ取り出し、セ
ットパレット304のローラ部品位置決め雇い部402
に収納する。
【0132】第6ステーションst306では、第2の
移し替えロボット317は、筐体101をセットパレッ
ト4から取り出し、部品検査装置318上の部品位置決
め部に置く。ここで、部品検査装置318により前述の
部品検査が行われ検査結果がOKの場合は、第2の移し
替えロボット317は筐体101をセットパレット30
4の筐体位置決め雇い部401に収納する。一方、検査
結果がNGの場合は、第2の移し替えロボット317は
第3の不良品収納部319へ、取り出した不良品の筐体
101を収納する。
【0133】以上の第1のステーションst301から
第6ステーションst306までの工程により、セット
パレット304に投入された対象製品100は順次分解
され、取り出され、検査された良品の部品が、再びセッ
トパレットのそれぞれの部品の位置決め雇い部に収納さ
れた状態になる。すなわち、図14の状態となってい
る。ただし、各ステーションにおける検査工程で、部品
不良であった場合は、各ステーションの不良品排出コン
ベア上に排出されるため、その場合は、セットパレット
上の該当の場所が空きとなっているが、かまわずそのま
ま次の工程ヘセットパレットを搬送する。
【0134】次に、セットパレット304は、セットパ
レット移し替えモジュール322、セットパレット排出
コンベア321を経由して、組立用搬送コンベア351
へ送り込まれ、次の製品組立ラインbの工程に移る。
【0135】次に、製品組立ラインbの動作について説
明する。
【0136】第1ステーションst351では、第1の
組立ロボット353は、組立用搬送コンベア351上に
位置決めされた、セットパレット304からローラ部品
102を取り出し、セットパレット304上の筐体10
1に組み付ける。もし、セットパレット304上のロー
ラ部品位置決め雇い部402が空であったら、すなわち
ローラ部品102がセットパレット304上にない場合
は、第1の組立ロボット353は第1の部品供給ストッ
カ352上に位置決めされた、洗浄トレイマガジン20
0からローラ部品102を1ヶ取り出し、組立用搬送コ
ンベア351上に位置決めされたセットパレット304
上の筐体101に組み付ける。
【0137】次に流れf6で示す方向ヘセットパレット
304が搬送され、次の第2ステーションst352へ
到着時点で再び不図示の位置決め手段でセットパレット
304は位置決めされる(このセットパレット搬送位置
決め工程は以下の工程でも行われるがその動作は同様な
ので説明は省略する)。
【0138】第2ステーションst352では、第2の
組立ロボット353は、組立用搬送コンベア351上に
位置決めされた、セットパレット304から筐体ふた1
03を取り出し、セットパレット304上の筐体101
に組み付ける。上記と同様に、セットパレット304上
に、筐体ふた103がない場合は、第2の供給ストッカ
354から筐体ふた103を取り出して組み付ける。
【0139】第3ステーションst353では、ビス締
めロボット356は、ビス締め装置356aにより、組
立用搬送コンベア351上に位置決めされた、セットパ
レット304から4本のビス104を順次取り出し、セ
ットパレット304上の筐体101に締め付け、筐体ふ
た103と筐体101を固定する。上記と同様に、セッ
トパレット304上に、ビス104がない場合は、ビス
供給ホッパ357よりビスを供給する。
【0140】第4ステーションst354では、第3の
組立ロボット359は、組立用搬送コンベア351上に
位置決めされたセットパレット304上から、組上がっ
た筐体101を取り出し、第3の部品供給ストッカ35
8上に位置決めされたトレイマガジン150に位置決め
して収納する。この場合、部品供給ストッカ358は部
品排出ストッカとして機能する。
【0141】次に、セットパレット304は、セットパ
レット移し替えモジュール322、セットパレット投入
コンベア320を経由(f1の流れ)して、分解用搬送
コンベア301へ送り込まれ、上記で既に説明した、製
品分解ラインaの工程に戻る。
【0142】次に、製品組立ラインbにおける組み付け
部品有無の監視動作について説明する。
【0143】図16は、製品組立ライン管理コンピュー
タの部品有無監視フロー500を示したものである。
【0144】ここでは製品組立ラインbの各ステーショ
ンのst制御装置392と、製品組立ライン管理コンピ
ュータ380内の部品出庫要求処理部390との通信の
動作によってフロー処理が行われる。以下の、ステップ
S501〜ステップS506はst制御装置392内で
の処理、ステップS507は部品出庫要求処理部390
内での処理である。
【0145】ステップS501では、組立用搬送コンベ
ア351上の規定の位置に、セットパレット304が位
置決めされたかを、不図示の位置決めユニットからの信
号により判断する。セットパレット304が到着したら
次工程へ進む。
【0146】ステップS502では、組立ロボットは不
図示のロボットハンド内の検出ヘッドで、セットパレッ
ト304上にそのステーションでの組み付け対象部品が
あるかどうかを調べる。
【0147】ステップS503では、セットパレット3
04上に組み付け対象部品があった場合はステップS3
04へ、なかった場合はステップS305へ進む。
【0148】ステップS504では、組立ロボットは、
セットパレット304上の組み付け対象部品を取り出し
て、被組み付け部品である筐体101へ、取り出した対
象部品を組み付ける。終了後ステップS501へ戻る。
【0149】ステップS505では、組立ロボットは、
部品供給ストッカから組み付け対象部品を取り出し、セ
ットパレット304上の被組み付け部品である筐体10
1へ組み付ける。
【0150】ステップS506では、部品供給ストッカ
から部品を取り出した時点で、不図示の供給部品数カウ
ント処理部を介して、部品供給ストッカに一定量以上の
部品がまだ残っているかを調べる。まだ部品が残ってい
る場合はステップS501へ戻る。もう残っていない場
合は、st制御装置392は通信で、部品出庫要求処理
部390に信号を出力し、次のステップS507へ進
む。
【0151】ステップS507では、部品出庫要求処理
部390は、フロアLAN382を介して、部品倉庫管
理コンピュータ381へ、空トレイマガジン引き取りと
新たな実トレイマガジン出庫の要求信号を出力する。こ
の後、不図示の無人搬送車が、要求があり出庫された部
品を、部品倉庫から出庫要求を出したステーションへ搬
送し、帰りにそのステーションから空トレイマガジンを
回収して、部品倉庫へ戻す。
【0152】以上の動作により、使用済み製品分解ライ
ンaでは製品の分解が、製品組立ラインbでは製品の組
立が遂行されるが、製品分解ラインaでは、ロボットに
よりセットパレット304上から自動的に取り出された
部品は、セットパレットの位置決め雇い部に移し替え収
納され、製品組立ラインbでは、組立ロボットがセット
パレット304上の部品位置決め雇い部から部品を取り
出して、そのセットパレット304上の被組み付け部に
組み付けを行う。また、製品分解ラインa上で、ロボッ
トにより取り出された部品は、必要によって検査され、
さらに必要によっては洗浄された後、セットパレットの
位置決め雇い部に移し替えられる。
【0153】(第4の実施形態)第4の実施形態を図1
7に示し、第3の実施形態との相違点のみを説明する。
第1の実施形態では、製品分解ラインa、製品組立ライ
ンb、それらを結ぶセットパレット投入コンベアとセッ
トパレット排出コンベアにより、分解から組立工程をル
ープ状に結んで構成したが、図17に示すように、製品
分解ラインaと製品組立ラインbを直結してf100に
示す方向にセットパレットを流し、その前端、後端に5
60で示すセットパレット昇降ユニットを設けて、コン
ベア301の下部に設置された不図示のリターンコンベ
アで、セットパレットを循環するようにしても良い。こ
うすることによって、第3の実施形態に比べ、ラインの
両サイドから各ステーションにアクセス可能となるた
め、装置のメンテナンス等をし易くなる効果がある。
【0154】(第5の実施形態)上記の第1乃至第4の
実施形態では、使用済み製品の分解ラインと、その分解
した部品を再利用して新たな製品を組み立てる組立ライ
ンとを備えるリサイクルシステムについて説明したが、
この第5の実施形態は、リサイクルを容易にするために
分解しやすくした製品の形態を示すものである。
【0155】画像形成装置のドラム、ローラ、スリーブ
等は部品として非常に高価であり、また環境面からも部
品のままで再利用する事が望まれる。これらの部品は容
器の側板に支持されており、容易に取り出す事は出来な
かった。
【0156】また、側板を破壊する事により取り出す事
は可能であるが、部品をキズつけることなく、また作業
性を考慮した部品の分解方法は考えられていなかった。
【0157】本実施形態では、部品を傷つけることな
く、また作業性も考慮した部品の分解方法を詳述する。
【0158】図18及び図19は、第5の実施形に関わ
る分解を容易にした製品を示す図で、筐体に固定支持さ
れた事務機用等のローラユニットを、筐体から分解する
例を示す。
【0159】図18及び図19において、601は筐
体、602は筐体601に設けられた丸穴607cによ
り挿入支持された軸受け、605は複写機のドラムや紙
送りローラ等のローラ類、606はローラ類605を支
持する軸、603は軸606を駆動するギヤ、604は
ギヤ603がスラスト方向に抜けないようにするための
Eリングである。607は筐体601に形成されたスリ
ットである。スリット607は軸受け602の固定支持
部である丸穴607cから水平方向に伸びる水平部60
7aと、水平部607aから略垂直上方に伸びる垂直部
607bとから形成されている。
【0160】次に、筐体601からローラ状部材を取り
外す方法を説明する。
【0161】図19に示すスリット垂直部607bの先
端A部及びB部を結ぶ直線610を切断することによ
り、筐体601からローラユニット(軸受け602、ロ
ーラ類605、軸606、ギヤ603、Eリング60
4)を分解する。切断方法は、カッター(エンドミル、
スリッター)、のこぎり、ペンチ類、レーザ等を使用す
ることが出来る。また筐体601がプラスチックであれ
ば熱ゴテ等も使用可能である。この際スリット水平部6
07a及び垂直部607bの寸法は、切断工具が使用可
能な範囲の長さに設定する事が必要である。また直線6
10を切断後ローラユニットを取り出すためには、スリ
ット水平部607a、垂直部607b、直線610で囲
まれる切断部609を、軸受け602よりも大径である
ギヤ603が通り抜け可能な大きさにする必要がある。
そのため、スリット水平部607a及び垂直部607b
の寸法は、ギヤ603の外径を考慮した寸法に設定しな
ければならない。
【0162】次にスリット607の形状による強度につ
いて説明する。
【0163】ローラユニットに関しては、複写機等の事
務機に組み込まれた際に、筐体601にかかる力は、ロ
ーラユニット本体の荷重による、重力方向の力が大き
い。そのため、スリット607の形状は、スリット水平
部607aを製品として組み込まれた際に、重力方向と
垂直な略水平方向にすることが重要である。略水平方向
にすることにより、ローラユニットの荷重をスリット6
07aの下面で受けることができ、スリットのない場合
とほぼ同等の強度を保つことが出来る。
【0164】次に紙面方向の力を考慮すると、スリット
垂直部607bはスリット水平部607aの上方に設け
る事が好ましい。さらにその寸法が長ければ長いほど紙
面方向の強度は弱くなるので、出来る限り短い方が好ま
しい。
【0165】図20及び図21は、図18及び図19に
おけるスリット形状を変更した変形例を示すものであ
る。
【0166】図20は、スリット水平部607aから伸
びるスリット607bを、切断部A部、B部の位置が近
づく様に円弧形状にしている。これにより切断する直線
610は非常に短くなり、短時間で切断作業が可能なた
め、作業性が向上する。本実施形態では円弧状である
が、直線であってもかまわない。
【0167】図20の場合、紙面方向の荷重に対する強
度が弱くなるため、図21に示されるように、切断部を
3ヶ所(610a,610b,610c)設けることも
考えられる。この場合切断個所は3ヶ所であるため図2
0に比べると作業性は劣るが、紙面方向の強度は著しく
向上する。本実施形態では切断部は3ヶ所であるが、こ
れに限ったものではない。
【0168】図19、図20、図21等の形状は、筐体
の材質やローラユニットの軸形や、重量によって最適な
形状を利用することが出来る。
【0169】(第6の実施形態)図22は第6の実施形
態を示しており、第5の実施形態のスリット607の形
状を改良したものである。スリット607の両端A部、
B部を結ぶ直線608は他の部分よりも薄肉にされてい
る。それにより、スリット607と薄肉部608に囲ま
れた部位609に紙面に垂直方向から荷重を加えること
により容易に部位609は取り除かれ(折り曲げら
れ)、ローラユニットは筐体601から容易に分解可能
となる。第5の実施形態に比べて、部位609に荷重を
加えるだけなので、簡易な切断工具を使用可能であり、
場合によっては切断工具は不要である。そのため更に作
業性は向上する。直線608の薄肉構造は、単に薄肉に
するだけでなく、裏面から鋭角な溝にしてもよい。
【0170】ローラーユニットを筐体で支持する構造
は、プリンタ、複写機、ワードプロセッサ、ファクシミ
リ、印刷機等の多くの家電製品や事務機によく見られ
る。ここでは一例として、レーザビームプリンタ等の消
耗ユニットであるトナーカートリッジを図23及び図2
4に示す。
【0171】図23はトナーカートリッジの分解斜視図
である。
【0172】トナーカートリッジは第1容器700、第
2容器B800、蓋900をビス締めあるいは溶着によ
り組み立てられ一体化されている。
【0173】プラスチック製の第1容器700には、文
字や画像の光情報を受けて、それを紙に可視像として描
き出す機能の中心をなすドラム701と、ドラム701
に高電位を供給する帯電ローラ702とが組み込まれて
いる。ドラム701及び帯電ローラ702はそれぞれ第
1容器700の側板703に、図18乃至図21に示し
たスリット607と同様のスリット711,712によ
り固定支持されている。
【0174】プラスチック製の第2容器800には、ド
ラム701にトナーを均一に供給するためのスリーブ8
01が、第2容器800の側板803に図18乃至図2
1に示したスリット607と同様のスリット811によ
り固定支持されている。
【0175】図24は図23のトナーカートリッジのA
−A断面図であり、紙1000への描画状態を示した図
である。図中ハッチング部はトナーを供給する部分であ
る。トナーはスリーブ801、ドラム701を介して紙
1000に付着される。
【0176】側板703,803の厚みは通常1mm〜
2mmである。この場合スリットの幅は0.1mm〜1
mm、切断部610の幅は厚みの2倍以上であれば、実
用強度上問題ない。切断部の幅をより狭くしたい場合に
は、裏面にリブを設けて強度を確保することも出来る。
【0177】上記実施形態では、レーザプリンタ用のト
ナーカートリッジについて説明したが、その他複写機、
ワードプロセッサ、ファクシミリ等のドラム、帯電ロー
ラ、現像ローラ、搬送ローラ、キャレッジバー等にも本
発明を適用することが出来る。
【0178】(第7の実施形態)次に本発明をプリンタ
に応用した第7の実施形態について、図25及び図26
を参照して説明する。図25はプリンタの概観斜視図、
図26は側面図である。
【0179】図25において、1002はインクジェッ
トヘッド1001を搭載するためのキャリッジ、100
4はキャリッジ1002を駆動するためのキャリッジモ
ータである。キャリッジ1002は側板1013に支持
された軸1003に沿って主走査方向に移動可能であ
り、キャリッジ1002は突設されたキャリッジ凸部1
002aを基準位置センサ1024で検出することによ
り基準位置が決定され、これを基準にエンコーダ100
5による位置制御によって記録範囲または読み取り範囲
が決定される。
【0180】キャリッジ1002に対面する位置には搬
送ユニット1007が配置されており、この間を記録用
紙または読み取り原稿が通過する。搬送ユニット100
7は両端がシャーシ1008により支持され、2つの送
りローラ1010と、それに隣接するピンチローラ10
11と、拍車1012と搬送モータ1014とから構成
されている。
【0181】また、搬送ユニット1007に隣接して記
録ヘッド回復ユニット1031が設けられており、記録
ヘッド回復ユニット1031に組み込まれたキャップ1
031aがインクジェットヘッド1001のインク吐出
面を覆いながらインクジェットヘッド1001からのイ
ンク吸引を行いインクジェットヘッド1001を回復す
る。また、その横に設けられたブレード1031bは、
記録ヘッド1001に付着したインクを払拭除去する。
【0182】軸1003には、キャリッジ1002を高
精度に移動させるために、高精度な面粗さ、径寸法、真
直度、真円度が要求されている。また送りローラ101
0、ピンチローラ1011、拍車1012は大変高価で
あり、再利用が不可欠な部材といえる。
【0183】そこで、図26に示すように、側板101
3の軸1003を取り付けている1003A部、及びシ
ャーシ1008の送りローラ1010、ピンチローラ1
011、拍車1012を取り付けている1010A部、
1012A部を、図18乃至図22に示すようなスリッ
ト607を設けた構造にすることで、容易に部品を取り
出し、再利用することが可能となる。
【0184】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品を新たな製品の中で再利用することを目的として、
自動で使用済み製品を分解して部品を取り出すことを実
現可能にし、また、取り出した部品を位置決めして部品
収納箱に収納する、すなわち分解取り出した部品を整列
搬送するようにしたことによって、検査、洗浄、組立な
どの次工程でも同じ荷姿で容易にかつ部品を傷めずに取
り扱えるようにした。
【0185】また、分解ロボットにより取り出された部
品を検査する部品検査装置を備え、分解取り出した部品
の良否を判定分別するようにしたことによって、分解工
程の一貫の作業の中で、低コストで、取り出した部品の
品質を保証できるようにした。
【0186】また、分解ロボットが取り出した部品を部
品収納箱に一定数収納した後、分解取り出した部品をイ
ンラインで洗浄するようにしたことによって、分解工程
の一貫の作業の中で、低コストで、取り出した部品を洗
浄し、その品質を保証できるようにした。
【0187】また、洗浄対象部品の部品収納箱は、部品
洗浄に備えて洗浄に適した材質で、被洗浄部位に対して
洗浄液が充分作用可能な形状をもって部品を位置決め可
能に形成してあることで、洗浄パレットと搬送パレット
を共通使用可能にし、部品にキズ等与える可能性のある
部品ハンドリング回数を最小化し、また部品搬送の簡易
化を実現した。
【0188】また、部品配送手段を備えて、使用済み製
品分解ラインと製品組立ラインの同期生産を行えるよう
にしたことにより、上記した分解取り出した部品を位置
決めして部品収納箱に収納する点を活かし、分解ライン
での部品収納箱を、そのまま組立ラインでの部品供給箱
として使用でき、部品搬送の一元管理の中で、部品にキ
ズ等与える可能性のある部品ハンドリング回数を最小化
し、また部品搬送の簡易化を実現した。同時に、従来自
動組立では多くかかっていた部品整列費用を、減らすこ
ととなり、分解から生産のトータルでさらにコスト削減
の効果を得た。
【0189】また、部品配送手段は、製品組立ラインの
部品出庫要求に対し、製品分解ラインに該当部品が出庫
要求数分ある場合は分解ラインより配送し、出庫要求数
分ない場合は部品貯蔵手段より配送するようにしたこと
により、製品分解後の部品の歩留まりが悪く、組立の要
求数に部品数が不足する場合も、その分の部品を、別に
保管してある製品倉庫から補充供給することができ、製
品組立に影響を与えず、継続して同期生産できるように
なった。
【0190】以上により、部品を新たな製品の中で再利
用する目的で、使用済み製品を自動で分解して部品を取
り出し、さらにその取り出した部品の品質向上とその工
程にかかる費用の削減をはかることができた。
【0191】また、分解が容易で、部品の再利用をしや
すい製品及びその分解方法を提供することができた。
【0192】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる製品分解装置
の構成を示す図である。
【図2】洗浄トレイマガジンの構造を示す図である。
【図3】洗浄トレイマガジンの構造を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係わるシステムの全
体構成を示す図である。
【図5】システム全体の動作を管理制御する構成を示す
図である。
【図6】第1の実施形態のシステムで対象とする製品例
を示した図である。
【図7】製品組立ライン管理コンピュータのマガジン監
視動作を示すフローチャートである。
【図8】製品分解ライン管理コンピュータのマガジン監
視動作を示すフローチャートである。
【図9】部品倉庫管理コンピュータの無人搬送車制御動
作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態に係わるシステムの
全体構成を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係わる製品分解装
置の構成を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係わるシステムの
全体構成を示す図である。
【図13】セットパレットの詳細構造を示す図である。
【図14】セットパレットの詳細構造を示す図である。
【図15】システム全体の動作を管理制御する構成を示
す図である。
【図16】製品組立ライン管理コンピュータの部品有無
監視動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第4の実施形態に係わるシステムの
全体構成を示す図である。
【図18】分解する製品の例を示した図である。
【図19】分解する製品の例を示した図である。
【図20】第5の実施形態の変形例を示した図である。
【図21】第5の実施形態の変形例を示した図である。
【図22】第6の実施形態を示す図である。
【図23】トナーカートリッジの分解斜視図である。
【図24】図23のA−A断面図である。
【図25】プリンタの概観斜視図である。
【図26】図25の側面図である。
【符号の説明】
a 使用済み製品分解ライン b 製品組立ライン c 部品配送システム 1 使用済み製品分解ラインの分解用搬送コンベア 2 使用済み製品投入コンベア 3 ロボット 4 製品搬送用パレット 5 部品排出ストッカ 6 部品検査装置 9 洗浄装置 51 製品組立ラインの組立用搬送コンベア 52 部品供給ストッカ 53 組立ロボット 54 組立用搬送パレット 70 部品倉庫 74 無人搬送専 75 無人搬送車走行経路 80 製品組立ライン管理コンピュータ 81 製品分解ライン管理コンピュータ 82 部品倉庫管理コンピュータ 83 フロアLAN 150 トレイマガジン 200 洗浄トレイマガジン

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みの製品を分解して使用済みの部
    品を取り出し、該使用済みの部品を新たな製品に組み込
    むための部品の再利用システムであって、 使用済みの製品を分解して使用済みの部品を取り出すた
    めの分解ラインと、 新たな製品を組み立てるための組立ラインと、 前記分解ラインで取り出された使用済みの部品を前記組
    立ラインに供給する第1の供給手段と、 新たな部品を貯蔵しておくための貯蔵手段と、 該貯蔵手段から前記組立ラインに新たな部品を供給する
    第2の供給手段と、 前記組立ラインにおける新たな製品の組立量と前記分解
    ラインからの前記使用済みの部品の供給量とに応じて、
    前記貯蔵手段から前記組立ラインに新たな部品を必要量
    供給するように制御する制御手段とを具備することを特
    徴とする部品の再利用システム。
  2. 【請求項2】 前記分解ラインは、使用済みの製品を投
    入する投入ロボットと、前記使用済みの製品を搬送する
    搬送手段と、該搬送手段により搬送されてきた前記使用
    済みの製品を分解して使用済みの部品を取り出す分解ロ
    ボットと、該分解ロボットにより取り出された使用済み
    の部品を収納する収納手段とを備えることを特徴とする
    請求項1に記載の部品の再利用システム。
  3. 【請求項3】 前記収納手段には、前記使用済みの部品
    を位置決めして複数収納可能な部品収納箱が配置されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の部品の再利用シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記収納手段は、前記分解ロボットによ
    り取り出された使用済みの部品を検査する検査手段と、
    該検査手段により良品と判断された部品を収納する良品
    収納部と、前記検査手段により不良品と判断された部品
    を収納する不良品収納部とを備えることを特徴とする請
    求項3に記載の部品の再利用システム。
  5. 【請求項5】 前記良品収納部に収納された前記使用済
    みの部品を洗浄するための洗浄手段を更に具備すること
    を特徴とする請求項4に記載の部品の再利用システム。
  6. 【請求項6】 前記良品収納部に配置され前記使用済み
    の部品を収納した前記部品収納箱を前記洗浄手段に搬送
    する搬送手段を更に具備することを特徴とする請求項5
    に記載の部品の再利用システム。
  7. 【請求項7】 前記部品収納箱は、洗浄に適した材質か
    らなり、前記使用済みの部品の被洗浄部位に対して洗浄
    液が十分に作用可能な形状に形成されていることを特徴
    とする請求項6に記載の部品の再利用システム。
  8. 【請求項8】 前記部品収納箱は、前記使用済みの部品
    を位置決め可能な形状に形成されていることを特徴とす
    る請求項7に記載の部品の再利用システム。
  9. 【請求項9】 前記部品収納箱は、ステンレスあるいは
    強化プラスチックから形成されていることを特徴とする
    請求項7に記載の部品の再利用システム。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の供給手段は、無人
    搬送車を備えることを特徴とする請求項1に記載の部品
    の再利用システム。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2の供給手段は、搬送
    コンベアを備えることを特徴とする請求項1に記載の部
    品の再利用システム。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記組立ラインが必
    要としている部品量に対し、該当部品が前記分解ライン
    に必要量ある場合には、前記分解ラインから前記組立ラ
    インに部品を供給させ、前記分解ラインに必要量ない場
    合には、前記貯蔵手段から前記組立ラインに部品を供給
    させるように制御することを特徴とする請求項1に記載
    の部品の再利用システム。
  13. 【請求項13】 複数の部材から構成される製品におい
    て、 所定の部材の一部分を破壊することにより、夫々の部材
    が容易に分解されるように構成されていることを特徴と
    する分解を容易にした製品。
  14. 【請求項14】 前記所定の部材の他の部材との結合部
    またはその周辺に破壊を容易にするためのスリットを形
    成したことを特徴とする請求項13に記載の分解を容易
    にした製品。
  15. 【請求項15】 前記破壊される部分を薄肉化または小
    径化したことを特徴とする請求項13に記載の分解を容
    易にした製品。
  16. 【請求項16】 機能部品または機能ユニットを機器本
    体に固定した部材に取りつけ、前記部材に前記機能部品
    または機能ユニットを取り外すための形状部を形成した
    ことを特徴とする分解を容易にした製品。
  17. 【請求項17】 前記製品は、画像形成装置であること
    を特徴とする請求項16に記載の分解を容易にした製
    品。
  18. 【請求項18】 前記機能ユニットは現像ユニットであ
    ることを特徴とする請求項16に記載の分解を容易にし
    た製品。
  19. 【請求項19】 前記機能部品は感光ドラムであること
    を特徴とする請求項16に記載の分解を容易にした製
    品。
  20. 【請求項20】 前記機能部品は現像スリーブであるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の分解を容易にした製
    品。
  21. 【請求項21】 前記機能部品は画像形成装置のローラ
    であることを特徴とする請求項16に記載の分解を容易
    にした製品。
  22. 【請求項22】 前記形状部は、前記部材に形成したス
    リットであることを特徴とする請求項16に記載の分解
    を容易にした製品。
  23. 【請求項23】 回転体を有した機能部品または機能ユ
    ニットを、機器本体に取り付けた取り付け部材に取り付
    けし、前記取り付け部材に前記回転体を取り付ける開口
    部を形成し、前記開口部から伸長したスリットを形成し
    たことを特徴とする分解を容易にした製品。
  24. 【請求項24】 前記製品は画像形成装置であることを
    特徴とする請求項23に記載の分解を容易にした製品。
  25. 【請求項25】 機能部品または機能ユニットを備えた
    機器から前記機能部品または機能ユニットを取り出すた
    めの分解方法であって、 前記機能部品または機能ユニットを取り付けた取り付け
    部材にスリットを形成し、前記機能部品または機能ユニ
    ットを取り外す際に、前記スリットの先端を切断して前
    記機能部品または機能ユニットを前記機器本体から取り
    外すようにしたことを特徴とする分解方法。
  26. 【請求項26】 前記機器は、画像形成装置であること
    を特徴とする請求項25に記載の分解方法。
  27. 【請求項27】 前記機能ユニットは現像ユニットであ
    ることを特徴とする請求項25に記載の分解方法。
  28. 【請求項28】 前記機能部品は感光ドラムであること
    を特徴とする請求項25に記載の分解方法。
  29. 【請求項29】 前記機能部品は現像スリーブであるこ
    とを特徴とする請求項25に記載の分解方法。
  30. 【請求項30】 前記機能部品は画像形成装置のローラ
    であることを特徴とする請求項25に記載の分解方法。
  31. 【請求項31】 回転体を有した機能ユニットを取り付
    け部材に取り付けし、前記取り付け部材の前記回転体と
    反対側に回転部材を軸支し、前記取り付け部材の前記軸
    支部分にスリットを形成し、前記スリットの両端を結ぶ
    線上を切断線として前記機能ユニットを取り外すように
    したことを特徴とする分解を容易にした製品。
  32. 【請求項32】 前記スリット及び前記切断線で構成す
    る破断部分の領域は前記機能ユニットまたは前記回転部
    材を挿通する面積以上に設定したことを特徴とする請求
    項31に記載の分解を容易にした製品。
  33. 【請求項33】 前記スリットの切断予定の端部は機器
    の重力作用方向に略水平方向に形成されていることを特
    徴とする請求項31に記載の分解を容易にした製品。
  34. 【請求項34】 前記機能ユニットまたは機能部品はプ
    ロセスカートリッジに組み込まれていることを特徴とす
    る請求項31に記載の分解を容易にした製品。
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