JP2000142962A - レンズ付きフイルムユニットリサイクルラインの姿勢判別整列装置 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットリサイクルラインの姿勢判別整列装置

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JP2000142962A
JP2000142962A JP31859098A JP31859098A JP2000142962A JP 2000142962 A JP2000142962 A JP 2000142962A JP 31859098 A JP31859098 A JP 31859098A JP 31859098 A JP31859098 A JP 31859098A JP 2000142962 A JP2000142962 A JP 2000142962A
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unit
attitude
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ付きフイルムユニットをリサイクルす
る際の工数の削減及びリサイクルラインの省スペース化 【解決手段】 フイルム取り出し後のレンズ付きフイル
ムユニット13は、姿勢判別整列部20により一姿勢に
統一された後に、品種毎に仕分けされてから分解ライン
に供給される。姿勢判別整列部20は、姿勢判別機構2
1、振り分け機構22、第1〜第4搬送路23〜26、
及び合流機構27からなる。姿勢判別機構21は、長手
方向を搬送方向に向けた表面正立、表面倒立、裏面正
立、及び裏面倒立との4つの姿勢のうちのいずれである
か判別する。第1搬送路23には左右反転して向きを変
える左右反転機構28が設けられている。第2搬送路2
4には、姿勢の上下を変える上下反転機構29が設けら
れている。第3搬送路25には、左右反転機構28と上
下反転機構29とが設けられている。第4搬送路26
は、姿勢を変えずに搬送する。振り分け機構22は、判
別された姿勢に応じて、一姿勢となるように第1〜第4
の搬送路23〜26のうちのいずれかに振り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットをリサイクルラインに一定の姿勢で供給する
ための姿勢判別整列装置に関し、さらに詳しくは、ラン
ダムな姿勢で搬送されるレンズ付きフイルムユニット
を、その姿勢を判別して一定の姿勢に整列させる姿勢判
別整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】環境保全や産業廃棄物の削減のために、
工業製品のリサイクルが行われている。一般的に、この
リサイクルには、材料ごとに部品を原料化して使用する
再生使用と、部品をそのまま新しい工業部品に用いるリ
ユースとがある。レンズ付きフイルムユニット(以下、
「フイルムユニット」と称す。)では、特開平6−16
1042号公報に記載のように、撮影済の写真フイルム
を取り出し後の形態で回収後、リサイクルラインでユニ
ット部品毎に分解され、露光ユニットやストロボユニッ
ト等の機能部品をリユースし、それ以外の表カバー、及
び裏カバー等のプラスチック部品を再生使用している。
【0003】ところで、フイルムユニットには、略直方
体形状をしているが、外形寸法、表面の凹凸、及びシャ
ッタボタンやフイルム巻き上げノブ等の位置等の細かな
点で異なる多数の品種が提供されている。リサイクルラ
インは、フイルムユニットの品種毎にラインを設置して
あるため、リサイクルラインに供給する手前でフイルム
ユニットを品種毎に仕分ける必要がある。また、リサイ
クルラインでは、撮影レンズが露呈した表面を上向きに
した姿勢で作業が行われることが多い。このため、表面
を上向きにした姿勢でフイルムユニットを一律にそろえ
てリサイクルラインに供給する必要がある。
【0004】一定の姿勢にそろえる整列装置としては、
特開平6−156688号公報に記載されているよう
に、V型コンベヤ、円筒状の回転ドラム、上下反転機構
とを備えている。V型コンベヤは、ランダムな姿勢で投
入されるフイルムユニットを回転ドラムに向けて確実に
搬送する。回転ドラムは、内周にらせん状のガイドが設
けられており、それ自身の回転によりガイドに案内され
たものをその長手方向を搬送方向に向けた正立もしくは
倒立姿勢で排出する。上下反転機構は、第1のコンベヤ
の下方に第2のコンベヤを並行して配置し、第1のコン
ベヤ上で正立もしくは倒立姿勢のいずれか一方の姿勢の
ものをエアー吹き付け等の落下手段で搬送方向に対して
直交する方向に押し出してその姿勢を上下反転させて第
2のコンベヤ上に落下させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の整列装置では、正立または倒立姿勢のうちのい
ずれかの姿勢に整列させることはできるが、正立または
倒立姿勢の中には表面を一方向に向けた表面姿勢、もし
くは裏面を一方向に向けた裏面姿勢との2つの姿勢が存
在し、一定の姿勢にそろえることができない欠点があっ
た。なお、実開昭63−139231号公報や特開平6
−286853号公報等に、ワークを搬送方向に対して
反転して向きを変える反転装置が記載されている。この
反転装置を用いると、表又は裏面のうちの一方の姿勢に
統一することができる。しかしながら、その反転装置の
採用を考慮すると、前述した整列装置の前後のうちのい
ずれかに設置することになるため、ライン長が長くなり
設置スペース面で採用しにくく、また、ライン全体の工
数も増える欠点がある。
【0006】本発明は、上述のような背景に鑑みてなさ
れたもので、工数の削減、及び省スペース化を達成する
ことができるフイルムユニットの姿勢判別整列装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のフイルムユニットリサイクルラインの姿勢判
別整列装置では、フイルム取り出し後の略直方体をした
レンズ付きフイルムユニットを、その長手方向を搬送方
向に向けた表面正立、裏面正立、表面倒立、及び裏面倒
立のうちのいずれかの姿勢で順次に搬送する搬送手段
と;その搬送手段で搬送されてくるレンズ付きフイルム
ユニットの姿勢が前記4つの姿勢のうちのいずれである
かを判別する姿勢判別手段と;搬送方向に対してレンズ
付きフイルムユニットを左右反転して表又は裏面のいず
れか一方の姿勢にそろえる左右反転手段を備えた第1の
搬送路と;搬送方向に対してレンズ付きフイルムユニッ
トを上下反転して正立又は倒立のいずれか一方の姿勢に
そろえる上下反転手段を備えた第2の搬送路と;前記左
右反転手段と上下反転手段とを備えた第3の搬送路と;
レンズ付きフイルムユニットを姿勢を変えずに搬送する
第4の搬送路と;前記姿勢判別手段により判別された姿
勢に応じて、レンズ付きフイルムユニットをその姿勢が
前記4つの姿勢のうちのいずれか一つの姿勢となるよう
に前記第1ないし第4の搬送路のうちの所定の搬送路に
振り分ける振り分ける振り分け手段と;前記第1ないし
第4の搬送路から搬送されるレンズ付きフイルムユニッ
トを前記一姿勢を保った状態で一列に合流させる合流手
段と;を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】フイルムユニットは、現像所で撮
影済の写真フイルムを取り出し後に、コンテナ等の側壁
を持った容器(以下、「トレイ」と称す。)に所定量収
納した状態で工場に回収される。工場に回収されたフイ
ルムユニットは、仕分けラインに供給され、仕分けライ
ンで一姿勢に整列され、且つ品種ごとに仕分けされる。
仕分けされたフイルムユニットは、品種毎に設置された
リサイクルラインにそれぞれ供給される。
【0009】仕分けラインには、起立姿勢整列機構、姿
勢判別整列部、横転機構、及び仕分け機構が順に配置さ
れており、ランダムな姿勢で搬送されるフイルムユニッ
トを一定の姿勢で且つ品種毎に仕分けする。フイルムユ
ニットは、輪郭形状が略直方体形状となっており、品種
毎で外形輪郭の縦、横、及び厚みが異なる。
【0010】図2に示すように、仕分けラインの搬送コ
ンベヤ11には、トレイ12から箱空けされたフイルム
ユニット13がランダムな姿勢で投入され、起立姿勢整
列機構14に向けて供給される。起立姿勢整列機構14
は、特開平6−156688号公報に記載のように、V
型コンベヤ15、及び円筒状の回転ドラム16とからな
る。
【0011】V型コンベヤ15は、ランダムな姿勢で搬
送されるフイルムユニット13を一列に整列して回転ド
ラム16に向けて搬送する。回転ドラム16は、内周に
らせん状のガイドが設けられており、それ自身の回転に
よりガイドに案内されたフイルムユニット13を、その
長手方向を搬送方向に向けた姿勢で排出する。
【0012】回転ドラム16から排出されたフイルムユ
ニット13は、長手方向を搬送方向に向けた姿勢となっ
ている。この姿勢には、表面を一方向に向けた表面姿勢
と裏面を一方向に向けた裏面姿勢とが混在する。表面姿
勢の中にはファインダーの向きが正立する正立姿勢(表
面正立姿勢)と、ファインダーの向きが倒立する倒立姿
勢(表面倒立姿勢)とが混在し、また、裏面姿勢のもの
の中にも正立姿勢(裏面正立姿勢)と倒立姿勢(裏面倒
立姿勢)とが混在する。
【0013】姿勢判別整列部20は、図1に示すよう
に、姿勢判別機構21、振り分け機構22、第1〜第4
搬送路23〜26、及び合流機構27とで構成されてい
る。姿勢判別機構21は、特開平8−282837号公
報に記載されている周知の機構であり、搬送方向に対し
て直交する方向からフイルムユニット13を撮像し、図
3(A)に示す表面正立、同図(B)に示す表面倒立、
同図(C)に示す裏面正立、及び同図(D)に示す裏面
倒立との4つの姿勢を識別してその情報を振り分け機構
22に送る。
【0014】姿勢判別機構21は、フイルムユニット1
3に一方向から照明を当て、その反射光を撮像手段で撮
像し、その画像をモニターに表示する。姿勢判別機構2
1の姿勢判別は、モニター画面の特定箇所に例えば、図
3に示した4つのウインドW1〜W4を設け、これらの
中の白又は黒の画素数を求めて基準値と比較するウイン
ド設定法によりフイルムユニット13の姿勢を判別す
る。なお、ウインド設定法の代わりに、フイルムユニッ
ト13を撮像した画像から特徴を抽出し、この値と基準
地とを比較する特徴抽出法、又は予め決められたデータ
と撮像画像とをメモリ内で重ね合わせるパターンマッチ
ング法を用いてフイルムユニット13の姿勢を判別して
もよい。
【0015】振り分け機構22は、特開平8−2828
37号公報に記載されている周知の機構で、搬送コンベ
ヤの上に一対の進路変更板、及び複数の通路を配置した
構成となっており、フイルムユニット13が一対の進路
変更板の間を通過中に、前記識別情報に基づいて一対の
進路変更板を回転させ、各姿勢ごとに予め決められた通
路に振り分ける。例えば裏面正立姿勢のフイルムユニッ
ト13は第1の搬送路23に、裏面倒立姿勢のものは第
2の搬送路24に、表面倒立姿勢のものは第3の搬送路
25に、そして、表面正立姿勢のものは第4の搬送路2
6に振り分ける。
【0016】第1〜第4の搬送路23〜26は、それぞ
れ並行して配置されている。第1の搬送路23には、左
右反転機構28が配置されている。左右反転機構28
は、搬送方向に対してフイルムユニット13を左右反転
して向きを変え、裏面正立姿勢を表面正立姿勢にそろえ
て搬送する。
【0017】第2の搬送路24には、上下反転機構29
が配置されている。上下反転機構29は、搬送方向に対
してフイルムユニット13を上下反転して、裏面倒立姿
勢を表面正立姿勢にそろえて搬送する。
【0018】第3の搬送路25には、左右反転機構28
と上下反転機構29とが順に配置されており、表面倒立
姿勢を表面正立姿勢にそろえて搬送する。第4の搬送路
26には、表面正立姿勢、すなわち、姿勢変更不要なも
のが搬送されるため、姿勢を変えずに搬送する。
【0019】左右反転機構28としては、図4に示すよ
うに、搬送手段、回転手段、一個出し手段、及び制御部
とから構成されている。搬送手段は、フイルムユニット
13を一列で搬送する搬送コンベヤ30と、その搬送コ
ンベヤ30の両側に固定して設けた一対のガイドプレー
ト31,32とからなる。一個出し手段は、一対のセン
サ33,34と一対のストッパー35,36とからな
り、回転手段の上流側に配置されている。一対のストッ
パー35,36は、搬送方向に所定間隔離して配置され
ており、それぞれ上流側ストッパー35と下流側ストッ
パー36となっている。
【0020】各ストッパー35,36は、アクチュエー
タ、ロッド、及び押圧部材とからなる。アクチュエータ
は、ドライバー37,38を介して制御部39により駆
動され、その駆動によりロッドを移動させる。ロッド
は、アクチュエータの駆動により搬送方向に直交する方
向に向けて移動される。その移動は、手前のガイドプレ
ート31に設けた開口を通って押圧部材を搬送コンベヤ
30の上に突出させた突出位置とこれから退避させた退
避位置との間となっている。押圧部材は、ロッドの先端
にバネを介して設けられ、ロッドの突出時に奥側のガイ
ドプレート32に向けてフイルムユニット13を弾性的
に押し付けて奥側のガイドプレート32との間で挟持す
る。
【0021】一対のセンサ33,34は、上流側及び下
流側ストッパー35,36の位置にそれぞれ対応して配
置されており、各ストッパー35,36の位置を通過す
るフイルムユニット13の有無を検出する。制御部39
は、反転部のセンサ43と下流側のセンサ33で下流側
のストッパー36の位置でのフイルムユニット13の通
過を検出すると、下流側のストッパー36のアクチュエ
ータを駆動してロッドを突出位置に突出させてそのフイ
ルムユニット13の通過を阻止する。その後、上流側の
センサ34で上流側のストッパー35の位置でのフイル
ムユニット13の通過を検出すると、上流側のストッパ
ー35のアクチュエータを、ロッドが突出位置となるよ
うに作動させて、後続のフイルムユニット13の通過を
阻止する。
【0022】回転手段は、一対のガイド板41、アクチ
ュエータ42、及び一対のセンサ43,44とから構成
されており、一対のストッパー35,36の下流側で、
且つ固定のガイドプレート31、32の一部を切り欠い
た位置に設けられている。一対のガイド板41は、フイ
ルムユニット13の厚みよりも長い間隔離して固定され
ており、また搬送方向に沿った長さが品種毎のフイルム
ユニット13のうち最大長さよりも長い長さとなってい
る。センサ43は、一対のガイド板41の間を通過する
フイルムユニット13の有無を検出する。センサ44
は、一対のガイド板を通過したフイルムユニットの有無
を検出する出口センサである。アクチュエータ42は、
搬送コンベヤ30の幅方向の中心を通る垂直線を軸とし
て一対のガイド板41を180度回転させる。
【0023】制御部39は、センサ43からの信号を監
視しており、一対のガイド板41の間をフイルムユニッ
ト13が通過したことを検出すると、ドライバー45を
介してアクチュエータ42を駆動して一対のガイド板4
1を180度回転させてフイルムユニット13の向きを
変える。この回転は、搬送コンベヤ30の搬送を止めず
に行うため、高速となっている。向きの変わったフイル
ムユニット13は、再び搬送コンベヤ30により搬送方
向に向けて搬送される。出口センサ44からの信号によ
り一対のガイド板41からフイルムユニット13が通過
したことを検出すると、制御部39は、下流側のストッ
パー36のアクチュエータを作動させ、フイルムユニッ
ト13を一個ずつ回転手段に向けて搬送する。その後、
制御部39は、上流側のストッパー35のロッドを退避
位置に引っ込めて後続のフイルムユニット13を下流側
のストッパー36に向けて搬送する。
【0024】なお、前述した左右反転機構28の代わり
に、特開平6−286853号公報に記載されているよ
うに、搬送コンベヤの上方に配置した回転体に、搬送コ
ンベヤの下から突出する突出ピンでフイルムユニットを
押し付けて、回転体の回転によりフイルムユニットの向
きを変える左右反転機構を採用してもよい。
【0025】上下反転機構29は、詳しくは図5に示す
ように、ひねりコンベヤ50と、ひねりコンベヤ50の
下方に並行して配置したフラットコンベヤ51とから構
成されている。ひねりコンベヤ50は、リターンローラ
52の回転軸52aがキャリアローラ53に対して直交
して配置され、リターンローラ52とキャリアローラ5
3との間でコンベヤベルト54をひねって、このひねり
を利用してフイルムユニット13を搬送方向と直交する
向きに押し出してフラットコンベヤ51に姿勢を上下反
転させて落下させる落下手段を構成している。フラット
コンベヤ51は、落下したフイルムユニット13を該姿
勢のまま受け止めて搬送する。
【0026】なお、上下反転機構29としては、前述し
たひねりコンベヤの代わりに、特開平6−156688
号公報に記載されているように、エアーを吹き付けるこ
とでフイルムユニットを搬送方向と直交する向きに押し
出して姿勢を反転させながら落下させる落下手段を採用
してもよい。また、羽根車の回転によりフイルムユニッ
トを搬送方向と直交する向きに押し出して姿勢を反転さ
せながら落下させるようにしてもよい。
【0027】合流機構27は、第1〜第4の搬送路23
〜26から順次に搬送されるフイルムユニット13を衝
突しないように一列に合流させて搬送する。これによ
り、表面正立姿勢に統一した状態でフイルムユニット1
3が、図6に示すように、横転機構56に向けて搬送さ
れる。なお、合流装置27としては、特開平9−169
425号公報等に記載の合流装置を3つ設け、2レーン
ずつ合流させて最終的に1つの流れに統一させる。前記
公報記載の合流装置は、垂直方向にずらして配置された
2つの搬送手段を下流側で合流させ、それぞれ搬送手段
の合流部の前に配置したストッパーでフイルムユニット
が合流部で衝突しなようにフイルムユニットを間欠的に
停止させる。なお、ストッパーの代わりに、各搬送手段
を停止させてフイルムユニットを間欠的に停止させても
よい。
【0028】横転機構56には、表面正立姿勢で長手方
向を搬送方向に向けてフイルムユニット13が搬送され
る。横転機構56は、フイルムユニット13を、長手方
向を搬送方向に向け、且つ表面が上に向いた姿勢となる
ように横転させた横転姿勢に変更して仕分け機構57に
向けて搬送する。このような姿勢にすることで、仕分け
機構57において、起立姿勢に比べて倒れにくいから、
搬送中に転倒してトラブル等が生じる不都合を確実に防
止することができる。
【0029】仕分け機構57は、詳しくは図7に示すよ
うに、画像処理装置60、品種仕分け機構61、及び制
御部62とから構成されている。画像処理装置60に
は、横転姿勢のフイルムユニット13が前述した一個出
し手段等を用いて一個ずつ供給される。画像処理装置6
0は、フイルムユニット13に一方向例えば、上方から
表面に向けて照明を当て、その反射光を撮像手段で撮像
し、その画像から外形輪郭、表面の凹凸等の特徴を抽出
し、その抽出した画像と予め品種毎で記憶されている基
準画像とを比較するパターンマッチング法によりフイル
ムユニット13の品種を識別し、その情報を制御部62
に送る。
【0030】品種仕分け機構61は、品種の数に応じて
配置された複数の払い出し手段63と排出部64とから
構成されている。複数の払い出し手段63は、搬送コン
ベヤ65の搬送方向に沿って並置されており、例えばソ
レノイドやシリンダー、又はモータ等のアクチュエータ
の駆動を利用してフイルムユニット13を搬送方向と直
交する方向に払い出す。排出部64は、搬送コンベヤ6
5を挟んで反対側に、各払い出し手段63に対峙するよ
うに各々配置されており、品種毎にフイルムユニット1
3をストックする。
【0031】制御部62は、品種情報に応じてフイルム
ユニット13を払い出す排出部64を特定するととも
に、そのフイルムユニット13を追跡手段で追跡し、フ
イルムユニット13が特定の排出部64に到達したらそ
の排出部64に対峙する払い出し手段63を動作させ
て、フイルムユニット13を排出部64に排出する。各
排出部64には、フイルムユニット13が撮影レンズが
上に向いた一姿勢を保った状態で短手方向に沿うように
並べて収納される。所定量収納されると一姿勢を保った
状態で容器に移載され、所定のリサイクルラインにそれ
ぞれ供給される。なお、符号66は、払い出し手段のア
クチュエータを駆動させるドライバである。
【0032】追跡手段としては、搬送コンベヤの送り量
を計測し、データを送っている他にも、排出部64毎に
配置した複数のセンサ67で、各排出部64の位置を通
過するフイルムユニット13を順次に検出することで追
跡してもよい。このように搬送コンベヤ65の搬送方向
に沿って排出部64や払い出し手段63を複数配列した
構成にすると、品種が増えても排出部64や払い出し手
段63を簡単に増設することができる。
【0033】図8は、前述した機構の配置を示してい
る。使用済フイルムユニット13は容器に多数収納され
た形態で回収される。その実容器は、段積パレットに複
数段積みされた状態で入庫工程70に搬入される。入庫
工程70では、移載機71を利用して容器を1個ずつハ
ンドリングし、その容器を搬送コンベヤ11の上にひっ
くり返す。これにより、フイルムユニット13は、搬送
コンベヤ11にランダムな姿勢で供給される。
【0034】フイルムユニット13は、搬送コンベヤ1
1によって入庫工程70に略直線状に配置された起立姿
勢整列機構14に搬送され、V型コンベヤ15で一列に
整列され、回転ドラム16で起立した姿勢に整列され
る。これにより、フイルムユニット13は、表面正立、
表面倒立、裏面正立、及び裏面倒立の4つの姿勢のうち
のいずれかで長手方向を搬送方向に向けた姿勢に整う。
【0035】姿勢判別整列部20を構成する姿勢判別装
置21、振り分け装置22、第1〜第4搬送部23〜2
6、及び合流機構27は、入庫工程70及び起立姿勢整
列機構14と並設されている。フイルムユニット13
は、それらを通過することで所定の姿勢、本実施例では
表面正立の姿勢に統一される。
【0036】横転機構56及び品種仕分け機構61は、
姿勢判別整列機構20と並設されている。フイルムユニ
ット13は、仕分け時に倒れないようにするために横転
機構56により表面を上に向けて寝かした姿勢に横転さ
れた後に、品種仕分け装置57に搬送され、ここで品種
毎に仕分けされる。本実施例では、品種毎に仕分けした
フイルムユニット13をストックする複数の排出部64
にそれぞれ搬送コンベヤを接続し、仕分けしたフイルム
ユニット13を再び横転機構61に搬送している。横転
機構61は、寝た姿勢のフイルムユニット13を、容器
に効率よく収納するために再び横転させて、例えば表面
倒立の起立姿勢に立てて出庫工程74に搬送する。
【0037】ここで、表面倒立の姿勢にしている理由
は、仕分けされた後には1品種のみで、しかも、1姿勢
のみで搬送できるため、バッファリングしながら搬送し
てもガイド内でのフイルムユニット13同士の重なりに
よる詰まりが発生しない。しかし、寝かし状態するとバ
ッファリング時のラインプレッシャーによりフイルムユ
ニット13が飛び出すため、搬送コンベヤに上押さえガ
イドが必要となり作業性が悪くなる。また、底面にある
カートリッジ取り出し用の蓋が開いているフイルムユニ
ット13に対しての搬送トラブルを防止している。
【0038】出庫工程74には、仕分けされたフイルム
ユニット13を空容器に収納する移載機を備えた複数の
出庫部75が、横転機構56及び品種仕分け機構61と
並設されている。出庫部75には、無人搬送車によって
空容器が供給され、それにフイルムユニット13が収納
される。その実容器は、再び無人搬送車に取り込まれて
容器入出工程76に搬送される。容器入出庫工程76に
搬送された実容器は、フイルムユニット13の品種に対
応したリサイクルラインにそれぞれ供給される。なお、
フイルムユニット13の品種には、紙箱等の外ケースや
ラベル等で外装を覆ったものがある。これらの品種は、
出庫部75に搬送する前に配置したラベル剥がし機7
7、78や外ケース外し機79で外ケース及びラベルが
取り除かれた形態で出庫部75に搬送される。
【0039】フイルムユニット13は、周知のように、
外カバーを構成する表カバーと裏カバーとの間に、スト
ロボスイッチ、ストロボユニット、ストロボ用の電源電
池、撮影レンズや露光付与機構を一体に組み込んだ露光
ユニット、及びカートリッジ室やフイルム室を一体に形
成した本体基部とを内蔵した構成となっている。
【0040】リサイクルラインは、図9及び図10に示
すように、ワーク検査工程81、電池蓋及びカートリッ
ジ取り出し蓋開け工程82、表カバー外し工程83、ス
トロボスイッチ外し工程84、電源電池の有無検査工程
85、電池外し工程86、カートリッジの有無検査工程
87、ストロボユニット外し工程88、撮影レンズ外し
工程89、及び裏カバー・巻き上げノブ等外し工程90
で構成されている。
【0041】ワーク検査工程81は、搬送中のフイルム
ユニット13を撮像し、画像処理により外面的な損傷や
異品種、搬送方向の間違い等の外観を検査する。また、
フイルムユニット13の高さを光電センサを用いて測定
し、そのデータから表カバーが浮いているか否かを識別
する。そして、OKなものだけを次の工程に搬送する。
こうすることで、後の工程でのトラブルを未然に防止す
ることができる。
【0042】その後フイルムユニット13は、インデッ
クステーブル83に移載され、インデックステーブル8
3の間欠回転によって電池蓋及びカートリッジ取り出し
蓋開け工程82、表カバー外し工程83、ストロボスイ
ッチ外し工程84、電源電池の有無検査工程85、電池
外し工程86、カートリッジの有無検査工程87、スト
ロボユニット外し工程88、撮影レンズ外し工程89、
及び裏カバー・巻き上げノブ等外し工程90を順に通過
することで、撮影レンズが取り除かれた露光ユニットを
本体基部に取り付けた本体ユニットの形態で取り出さ
れ、その本体ユニットをリサイクルラインから検査工程
92に搬送して、ここで検査等を行った後にリユースす
る。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、姿勢判別手段で姿勢を判別し、判別した姿勢に基づ
いてフイルムユニットの姿勢を変更する第1ないし第4
の搬送路のうちの特定の搬送路に振り分け手段で振り分
けるから、フイルムユニットを一姿勢に確実に統一する
ことができる。また、第1ないし第4の搬送路を並行に
配置したから、これらの作業を同時に行え、工数の削減
を図ることができるとともに、直列式に設置するのと比
較してライン長を短くできるため、省スペース化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の姿勢判別整列装置の概略を示した説明
図である。
【図2】工場に回収されたフイルムユニットを起立姿勢
に整列するまでの工程の概略を示した説明図である。
【図3】姿勢判別機構で判別するフイルムユニットの4
つの姿勢を示した説明図である。
【図4】左右反転機構の概略を示した斜視図である
【図5】上下反転機構の概略を示した斜視図である。
【図6】一姿勢に整列されたフイルムユニットを品種毎
に仕分けるまでの工程を示した説明図である。
【図7】仕分け機構の概略を示した斜視図である。
【図8】本発明の仕分け機構を含むシステムを示した配
置図である。
【図9】リサイクルラインの工程を順に示した説明図で
ある。
【図10】リサイクルラインの配置図である。
【符号の説明】
11 搬送コンベヤ 12 容器 13 レンズ付きフイルムユニット 14 起立姿勢整列機構 20 姿勢判別整列部 21 姿勢判別機構 22 振り分け機構 23 第1搬送路 24 第2搬送路 25 第3搬送路 26 第4搬送路 28 左右反転機構 29 上下反転機構 57 品種仕分け機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム取り出し後のレンズ付きフイル
    ムユニットを、リサイクルするためのリサイクルライン
    に供給するために、一姿勢に統一して整列させるレンズ
    付きフイルムユニットリサイクルラインの姿勢判別整列
    装置において、 略直方体をしたレンズ付きフイルムユニットを、その長
    手方向を搬送方向に向けた表面正立、裏面正立、表面倒
    立、及び裏面倒立のうちのいずれかの姿勢で順次に搬送
    する搬送手段と、 その搬送手段で搬送されてくるレンズ付きフイルムユニ
    ットの姿勢が前記4つの姿勢のうちのいずれであるかを
    判別する姿勢判別手段と、 搬送方向に対してレンズ付きフイルムユニットを左右反
    転して表又は裏面のいずれか一方の姿勢にそろえる左右
    反転手段を備えた第1の搬送路と、 搬送方向に対してレンズ付きフイルムユニットを上下反
    転して正立又は倒立のいずれか一方の姿勢にそろえる上
    下反転手段を備えた第2の搬送路と、 前記左右反転手段と上下反転手段とを備えた第3の搬送
    路と、 レンズ付きフイルムユニットを姿勢を変えずに搬送する
    第4の搬送路と、 前記姿勢判別手段により判別された姿勢に応じて、レン
    ズ付きフイルムユニットをその姿勢が前記4つの姿勢の
    うちのいずれか一つの姿勢となるように前記第1ないし
    第4の搬送路のうちの所定の搬送路に振り分ける振り分
    ける振り分け手段と、 前記第1ないし第4の搬送路から搬送されるレンズ付き
    フイルムユニットを前記一姿勢を保った状態で一列に合
    流させる合流手段と、 を備えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット
    リサイクルラインの姿勢判別整列装置。
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