JP2016174564A - 食品生地片搬送装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的高速で供給される食品生地片をその上流側コンベヤから受け取り、前記上流側コンベヤと交差して配置された下流側コンベヤ上の所定の位置に連続的に移載する装置を提供する。
【解決手段】その搬送始端側は水平な横プーリ4に掛け回してあり、移送終端側は前記下流側コンベヤDの上方位置に配置した縦プーリ5に掛け回してあり、前記横プーリ4と縦プーリ5の間に捩れ部62を備えたベルトコンベヤ6と、前記ベルトコンベヤ6の搬送面61が水平状態から縦方向の状態に変化する部分の下縁部分を、前記製品を囲むように上方向へ捲り上げて案内する捲り案内部材8を備えることを特徴とする搬送装置。
【選択図】図2

Description

本発明は食品生地片を搬送する装置および方法に係る。より詳細には、パン生地、菓子生地、魚肉のすり身あるいは畜肉のミンチ等からなり、棒状である食品生地片を、搬送しながらその方向を90度変更し、同時に搬送速度を低速へと変更する装置および方法に関する。
食品の生産ラインにおいて、成形などの上流工程の生産速度が焼成や冷凍などの下流工程の処理速度を上回ってしまう場合がある。このような場合、上流工程と下流工程の間で、成形された食品生地片の搬送速度を低速へと変更することで、前記食品生地片の下流工程への毎分あたりの供給量を調整することが行われる。一般的には、上流側コンベヤの下方に前記上流側コンベヤより搬送速度の遅い下流側コンベヤを交差して配置し、前記食品生地片を移載してその搬送方向を変更すると同時に、その搬送速度を低速へと変更している。
上に述べた、交差配置したコンベヤ間の食品生地片の受け渡しにおいては、種々の装置を用いることが出来る。例えば、特許文献1に開示された装置には、食品生地片を搬送する無端ベルトの先端に往復可能に備えられた摺動パンナと、この摺動パンナと任意の角度を持って交わる受取コンベヤが開示されている。前記摺動パンナは先端部に食品生地片を検知するセンサを備え、前記センサからの検知信号に基づいて前記先端部を搬送方向に対し後退させ、前記無端ベルト上にある食品生地片を前記受取コンベヤに移載する。
また、特許文献2に開示された装置は、扁平状物品の搬送経路途中に経路中の搬送コンベアよりも搬送速度の速い高速ジャンプコンベアを配置し、該高速ジャンプコンベアから扁平状物品を該高速ジャンプコンベアと交差して配置された前記搬送コンベアに向けて投げ落として移載している。前記高速ジャンプコンベアと対向する位置に設けた位置決め板に物品を当てることによって移載後の位置を決めることも開示されている。
実公平6−8105号公報 特開2004−196389号公報
特許文献1に開示される摺動パンナには、比較的高速で供給される食品生地片への対応が難しいという問題がある。食品生地片が比較的高速で供給されている場合、摺動パンナの往復動作中にその先端部から前記食品生地片が受取コンベヤ上に零れ落ちるという現象が起こりやすくなる。また、前記食品生地片は下流側の端部から受取コンベヤに接触するが、前記受取コンベヤの搬送面もまた移動しているため、前記食品生地片の端部が振られて、食品生地片が曲がって移載されてしまうという問題がある。
一方、特許文献2に開示される装置においても、物品はその端部から搬送コンベヤに接触するので、食品生地片の曲がりの問題は発生する。加えて、本装置において被搬送品は前記高速ジャンプコンベヤによってその搬送方向に強く付勢されるため、食品生地片のごとく柔らかく変形しやすい被搬送品は搬送コンベヤに衝突し形状が変形してしまう。また、物品ごとの移載後の位置のずれが比較的大きくなるので、焼成や凍結などの下流工程において不具合の原因となる可能性がある。位置決め板を設けた場合も、食品生地片の形状が損なわれることは上記の場合と同様である。
本発明は、上記課題を解決するためのものであって、比較的高速で供給される食品生地片をその上流側コンベヤから受け取り、前記上流側コンベヤと交差して配置された下流側コンベヤ上の所定の位置に連続的に移載し、前記食品生地片の搬送速度およびその搬送方向を変更する装置および方法を提供することを目的とする。また前述の移載の際に、前記食品生地片の形状を損なうことなく所定の搬送面上に移載する装置および方法を提供することを目的とする。
本発明は、製品を搬送する上流側コンベヤから前記製品を受け取り、前記製品をその下方に設けた交差する方向の下流側コンベヤに移載する搬送装置であって、その上流端部側は水平な横プーリに掛け回してあり、下流端部側は前記下流側コンベヤの上方位置に配置した縦プーリに掛け回してあり、前記横プーリと前記縦プーリの間に捩れ部を備えたベルトコンベヤ、前記ベルトコンベヤの搬送面が水平状態から縦方向の状態に変化する部分の下方側の側縁部を、前記製品を囲むように上方向へ捲り上げて案内する捲り案内部材、を備えることを特徴とする。
また、本発明は前記の搬送装置であって、前記縦プーリがその長手方向の中点を軸として揺動可能に設けられたことを特徴とする。
本発明は、製品を搬送するベルトコンベヤ上から、その交差する方向へ搬送する下流側コンベヤに製品を受け渡す方法であって、前記製品が前記ベルトコンベヤの側面方向へ次第に転動していく工程、前記製品を前記ベルトコンベヤの側縁部を捲り上げて保持し搬送する工程、前記製品を前記ベルトコンベヤの傾斜によって回転を付勢しながら開放する工程、を含むことを特徴とする。
また、本発明は前記の搬送方法であって、前記ベルトコンベヤの傾斜を間欠的に変化させることにより、前記ベルトコンベヤの側縁部の捲り上げを調整して前記製品を開放する工程を含むことを特徴とする。
本発明になる装置および方法によれば、搬送面を捻りながら前記食品生地を搬送し、下流側コンベヤに落下させて搬送しているため、移載のための機械的動作を省略し、比較的速い搬送速度においても食品生地片を移載することが出来る。また、機械的構成が簡単であるため、衛生管理および保守点検が容易である。
さらに、前述の捻られた搬送面の下方を捲り上げる調整可能な案内部材を備えるため、前記食品生地片をその長手方向の側面部から前記下流側コンベヤの任意の位置に全面的に着地させ、前記食品生地の変形を低減することが出来る。また、食品生地片の形状や大きさに応じて前記搬送面の捻りや食品生地片への付勢を調整し、安定的な移載を行うことが出来る。
明細書の一部に含まれ、それを構成する添付図面は、本発明の好ましい実施形態を概略的に示し、上述の一般的説明及び以下の好ましい実施形態の詳細な説明と共に、本発明の要旨を説明するのに役立つ。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置の正面説明図である。 図2は本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置の平面説明図である。 図3は本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置の平面説明図である。 図4は本発明の第3の実施の形態に係る搬送装置の正面説明図である。 図5は本発明の第4の実施の形態に係る搬送装置の正面説明図である。
以下に図面を用いて本発明に係る食品生地片の搬送装置および方法の実施例について説明する。本明細書においては、本発明になる搬送装置1の搬送方向をX、前記搬送方向Xと交差する下流側コンベヤの搬送方向をYとする。なお、これらの実施例により本発明が限定されるものではない。また、本発明における食品生地片とは、例えば畜肉のミンチ、魚肉のすり身、マッシュポテト、菓子生地を定量分割または包餡分割したもの等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置1について図1および図2により説明する。本実施例において食品生地片Pは魚肉のすり身をエクストルーダEによって円柱状に定量分割した食品生地である。前記食品生地片Pは上流側コンベヤUによって本発明になる搬送装置1まで搬送される。前記搬送装置1の下流側下方には、前記食品生地片Pを受け取り、前記搬送装置1の搬送方向Xと直交する搬送方向Yへと搬送する下流側コンベヤDが設けられる。前記エクストルーダE、前記上流側コンベヤU、前記下流側コンベヤDについては公知の装置であるので詳細は省略する。
前記搬送装置1は、フレーム本体2、前記フレーム本体2に設けられたモータ3、前記モータ3に連結された駆動プーリとしての横プーリ4、前記横プーリ4に対応する従動プーリとしての縦プーリ5、前記横プーリ4と前記縦プーリ5に掛け回された可撓性素材からなるコンベヤベルト6を備える。前記搬送装置1の前記上流側コンベヤUから前記食品生地片Pが供給される端部を上流端部11、前記食品生地片Pを前記下流側コンベヤDへと移載する端部を下流端部12とする。前記上流端部11に前記モータ3および前記横プーリ4が設けられ、前記下流端部12に前記縦プーリ5が設けられる。
前記下流端部12にはベルト傾斜調整機構7が設けられる。前記ベルト傾斜調整機構7は、前記本体フレーム2に固定された支軸71と、前記縦プーリ5をその長手方向の中点を回転中心として360度角度調整可能に支持する傾斜調整部72からなる。前記傾斜調整部72は、前記縦プーリ5の角度を前記コンベヤベルト6が掛け回された状態のまま調整して固定できるので、前記コンベヤベルト6の搬送面61の傾斜を任意に設けることが可能である。
本実施例においては、前記縦プーリ5は搬送方向Xの上流側から見て水平面から反時計回りに90度回動された状態で固定されている。前記コンベヤベルト6は水平の前記横プーリ4と、それに垂直な前記縦プーリ5にかけ回されているため、前記搬送面61は前記上流端部11から前記下流端部12にかけて水平状態から次第に搬送方向Yに対し上流側が高く下流側が低くなるように傾斜する。前記コンベヤベルト6の、水平状態の搬送面61が次第に傾斜した状態に変化する部分を捩れ部62とする。
前記捩れ部62にはガイド機構8が設けられる。前記ガイド機構8は、前記本体フレーム2に長穴を設けてネジで着脱可能かつ位置調整可能に設けられた支持部81と、前記支持部81に支持された捲り案内部材82を備える。前記捲り案内部材82は、前記捩れ部62において前記コンベヤベルト6を囲撓することによって前記搬送面61の下方側の側縁部を上方向へ捲り上げる。前記搬送面61の捲り上げられた箇所を捲り上げ部63とする。本実施例においては、前記捲り案内部材82は環状であり、前記捲り上げ部63は前記食品生地片1を保持する樋状に形成される。
次に、前記搬送装置1を用いて食品生地片Pを移載する工程について説明する。前記食品生地片Pは前記エクストルーダEによって1分間に200個の割合で定量分割される。前記食品生地片Pは搬送方向Xをその長手方向とし、長さは150ミリメートルの略円柱形状である。分割された前記食品生地片Pは前記上流側コンベヤUによって前記搬送装置1へと搬送される。前記上流側コンベヤUの搬送速度は毎分40メートルであり、当該コンベヤ上での前記食品生地片Pの製品ピッチは200ミリメートルである。
前記食品生地片Pは前記搬送装置1の前記上流端部11に供給される。前記搬送装置1は、前記モータMと係合された前記横プーリ4の回転によって、前記横プーリ4と前記縦プーリ5に掛け回されたベルト6の搬送面61を毎分40メートルの速度で搬送方向Xへ進行させている。前述のように横プーリ4は水平に設けられているため、前記食品生地片Pは前記上流端部11においてはほぼ水平な搬送面61を搬送される。
次に、前記食品生地片Pは前記搬送装置1の前記捩れ部62に搬送される。前記捩れ部62において搬送面61は次第に傾斜しているため、円柱状の前記食品生地片Pはその自重によって次第に搬送面61上をY方向へ転動する。転動した前記食品生地片Pは、前記ガイド機構8が前記コンベヤベルト6の下方側の側縁部を捲り上げ樋状に形成された前記捲り上げ部63に保持され、前記搬送装置1から落下することなく前記下流端部12へと搬送される。このとき、あらかじめ前記コンベヤベルト6上に粉体を散布あるいは塗付しておけば、前記食品生地片Pの転動時に前記粉体がその側面全体に付着するため、下流工程での生地粘着による問題の発生を低減できる。
前記下流端部12に搬送された前記食品生地片Pは、前記捲り上げ部63に保持されたまま搬送される。前述のごとく搬送面61は下流端に向かうにつれて傾斜し、下流端においてほぼY方向に面する(搬送方向Yと直交する)。前記捲り上げ部63は前記搬送装置1の下流端に向かって次第に小さくなるため、前記食品生地片Pは所定の位置で前記捲り上げ部63から開放される。その直後、前記食品生地片Pは前記搬送面61を転動し、ほぼ水平に近い状態を保って下流側コンベヤDへと落下する。このとき、前記食品生地片Pに回転が付与される。その回転方向は前記食品生地片Pの上側の周側面においてY方向と同じ方向である。
前記食品生地片Pは前記下流側コンベヤDに移載される。このとき、前記食品生地片Pは下側の周側面から前記下流側コンベヤDの搬送面にほぼ全面的に接触する。また、前記食品生地片Pが前記下流側コンベヤDに接触する際、付与された回転によって前記食品生地片Pが進行しようとする方向と前記下流側コンベヤDの搬送方向Yは一致する。したがって前述の、端部が先に搬送面に接触することに起因する食品生地片の曲がりの問題が起きにくい。また、前記食品生地Pは落下時点よりさらに進行方向Yへと転動するため、後続の食品生地Pと重なることを防止できる。その後、前記食品生地片Pは前記下流側コンベヤDによって下流工程へと搬送される。本実施例においては、下流側コンベヤDは毎分8メートルでY方向に前記食品生地片Pを搬送する。
本発明の第1の実施の形態に係る食品搬送装置1の説明は概ね上記のとおりであるが、これに限らず、特許請求の範囲の要旨および目的の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、本実施例において、前記縦プーリ5は搬送方向Xの上流側から見て水平面から反時計回りに90度回転された状態であるが、この角度に限定されるものではなく、前記食品生地片Pの形状や大きさに応じていずれの角度にも固定してよく、45度から90度の間のいずれかの角度に固定することが好ましい。
また、前記ガイド機構8は着脱可能かつ位置調整可能であるから、前記食品生地片Pの形状や大きさによって、前記捲り上げ部63の幅および長さを調節できる。それらの調節によって、前記食品生地片Pの形状や大きさに関わらず、前記下流側コンベヤDの任意の場所に移載することが可能である。また、前記ガイド機構8は前記捩れ部62に複数備えられても良い。この場合、前記食品生地片Pの幅方向への転動をより長い距離で緩やかに行うことが出来るため、コンベヤベルト6上での滞留やずれを防いでより安定的な移載ができる。また、捲り案内部材82は環状でなくてもよく、捲り上げ部63が形成できれば生地形状もしくはコンベヤベルトの素材に応じて適宜の形状としても良い。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置101について図3により説明する。本実施例の搬送装置101は、第1の実施例に示したベルト傾斜調整機構7が、縦プーリ5を搬送方向Xの上流側から見て水平面から時計回りに90度回転された状態に固定している構成である。第1の実施例の搬送装置1と同様な構成に関しては同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
前述の通り、前記搬送装置101において前記縦プーリ5は搬送方向Xの上流側から見て水平面から時計回りに90度回転された状態に固定されている。したがって、搬送面61は前記上流端部11から前記下流端部12にかけて水平状態から次第に搬送方向Yに対し上流側が低く下流側が高くなるように傾斜する。前記コンベヤベルト6の、水平状態の前記搬送面61が次第に傾斜した状態に変化する部分を捩れ部62とする。
次に、前記搬送装置101を用いて食品生地片Pを移載する工程について説明する。前述と同様に分割された前記食品生地片Pは上流側コンベヤUによって前記搬送装置101へと搬送される。前記食品生地片Pは前記上流端部11から前記捩れ部62に搬送される。ここで搬送面61は前述のごとく傾斜しているため、略円柱状である前記食品生地片Pはその自重によって搬送面61を搬送方向Yと反対の方向へと転動する。転動した前記食品生地片Pは、樋状に形成された前記捲り上げ部63に保持され、前記搬送装置1から落下することなく前記下流端部12へと搬送される。
そして、前記下流端部12に搬送された前記食品生地片Pは所定の位置で前記捲り上げ部63から開放される。その直後、前記食品生地片Pは前記搬送面61を転動し、水平に近い状態を保って下流側コンベヤDへと落下する。このとき、前記食品生地片Pに回転が付与される。その回転方向は前記食品生地片Pの上側の周側面においてY方向と逆方向である。
前記食品生地Pが前記下流側コンベヤDの搬送面に接触する際、付与された回転によって前記食品生地片Pが進行しようとする方向と前記下流側コンベヤDの搬送方向Yは対向している。したがって、前記食品生地Pは落下地点で回転し一時停止した後、搬送される。前記食品生地片Pがその端部から下流側コンベヤDに接触した場合でも、この回転による一時停止があるため、前記端部のみが先に搬送されて前記食品生地片Pが曲がってしまうという問題が発生しにくい。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る搬送装置102について図4および図5により説明する。本実施例の搬送装置102は、第1の実施例に示したベルト傾斜調整機構7が、縦プーリ5をその中点を軸として揺動可能に設けられた構成である。第1の実施例の搬送装置1と同様な構成に関しては同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
前記搬送装置102の下流端部12には下流端部揺動機構9が設けられる。前記下流端部揺動機構9は、前記縦プーリ5が、搬送方向Xの上流側から見て水平面から反時計回りに45度回動した状態を原点として、その中点を回動中心に任意の振れ角の範囲内を揺動可能に設けられている。本実施例においては、前記下流端部揺動機構9は、前記縦プーリ5を揺動可能に支持するよう揺動アーム91と、前記揺動アーム91を揺動させる揺動モータ92を備える。前記縦プーリ5が原点位置において傾斜しているため、搬送面61は上流端部11から前記下流端部12にかけて水平から次第に搬送方向Yに対し上流側が高く下流側が低くなるように傾斜する。
次に、前記搬送装置102を用いて食品生地片Pを移載する工程について説明する。前述の通り分割された前記食品生地片Pは上流側コンベヤUによって前記搬送装置102へと搬送される。前記食品生地片Pは前記搬送装置102に供給され、前記上流端部11のほぼ水平な前記搬送面61から前記下流端部12へと搬送される。
前記下流端部12に前記食品生地片Pが搬送されると、前記下流端部揺動機構9が前記揺動アーム91を動作させ、前記縦プーリ5を原点位置からさらに反時計回りに45度回動させる。このとき前記搬送面61はほぼ垂直となり、前記捲り上げ部63の幅は急激に低減するため、前記食品生地片Pは前記捲り上げ部63から開放される。前記食品生地片Pは前記搬送面61を転動し、水平に近い状態を保って下流側コンベヤDへと落下する。このとき、前記食品生地片Pに回転が付与される。その回転方向は前記食品生地片Pの上側の周側面においてY方向と同じ方向である。
搬送装置102では、前記食品生地片Pを前記搬送面61から急激に開放することができるため、より水平に近い状態で落下させることが可能である。したがって、移載された前記食品生地片Pの曲がりの発生をより低減することができる。また、前記食品生地片Pが比較的軟質である場合や比較的長い形状の場合も変形を防止することができる。加えて、前記揺動モータ92によって前記食品生地片Pの開放タイミングを自在に調整可能であるため、前記下流側コンベヤDへの移載位置をより精密に制御することが可能である。
本発明の第3の実施の形態に係る移載装置102の説明は概ね上記のとおりであるが、前記揺動アーム91を動作させるタイミングについては、その上流に生地検知センサを設けてその検知信号に基づき動作させる等、適宜の方法によって定められるものである。
1 搬送装置
2 フレーム
3 モータ
4 横プーリ
5 縦プーリ
6 コンベヤベルト
61 搬送面
62 捩れ部
63 捲り上げ部
7 傾斜調整機構
8 ガイド機構
9 下流端部揺動機構
U 上流側コンベヤ
D 下流側コンベヤ
P 食品生地片
X 搬送装置の搬送方向
Y 下流側コンベヤの搬送方向

Claims (4)

  1. 製品を搬送する上流側コンベヤから前記製品を受け取り、前記製品をその下方に設けた交差する方向の下流側コンベヤに移載する搬送装置であって、
    −その上流端部側は水平な横プーリに掛け回してあり、下流端部側は前記下流側コンベヤの上方位置に配置した縦プーリに掛け回してあり、前記横プーリと前記縦プーリの間に捩れ部を備えたベルトコンベヤ、
    −前記ベルトコンベヤの搬送面が水平状態から縦方向の状態に変化する部分の下方側の側縁部を、前記製品を囲むように上方向へ捲り上げて案内する捲り案内部材、
    を備えることを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、前記縦プーリがその長手方向の中点を軸として揺動可能に設けられたことを特徴とする搬送装置。
  3. 製品を搬送するベルトコンベヤ上から、その交差する方向へ搬送する下流側コンベヤに製品を受け渡す方法であって、
    −前記製品が前記ベルトコンベヤの側面方向へ次第に転動していく工程、
    −前記製品を前記ベルトコンベヤの側縁部を捲り上げて保持し搬送する工程、
    −前記製品を前記ベルトコンベヤの傾斜によって回転を付勢しながら開放する工程、
    を含むことを特徴とする搬送方法。
  4. 請求項3に記載の搬送方法であって、前記ベルトコンベヤの傾斜を間欠的に変化させることにより、前記ベルトコンベヤの側縁部の捲り上げを調整して前記製品を開放する工程を含むことを特徴とする搬送方法。
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