JPH09208038A - 物品方向統一装置 - Google Patents

物品方向統一装置

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JPH09208038A
JPH09208038A JP3707396A JP3707396A JPH09208038A JP H09208038 A JPH09208038 A JP H09208038A JP 3707396 A JP3707396 A JP 3707396A JP 3707396 A JP3707396 A JP 3707396A JP H09208038 A JPH09208038 A JP H09208038A
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bottle
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articles
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JP3707396A
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Toshiyuki Omori
利幸 大森
Shigemi Hatanaka
繁視 畑中
Masatoshi Yokota
正俊 横田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランダムな向きで搬送されるボトルの方向を
高能力で一定方向に揃えるとともに、ボトルの品種変更
に拘らず型替えを不要にできるようにすること。 【解決手段】 ランダムな向きでボトル1を搬送するボ
トル供給装置11と、出入口部29及び出口部30を備
えた箱形状であり、出入口部を経てボトル供給装置から
搬入されたボトルを収容可能とし、出入口部及び出口部
の位置を変更するように回転可能に設けられた方向変換
ボックス12と、方向変換ボックス内に収容されたボト
ルの向きを判定するボトル確認・方向判定センサ13
と、方向変換ボックスに連結された駆動源32をボトル
確認・方向判定センサからの方向判定信号に基づいて作
動させて、方向変換ボックスを正転又は逆転させ、この
方向変換ボックスの出入口部又は出口部からボトル搬出
装置16へ搬出されるボトルの向きを一定に揃えるボッ
クス駆動装置14と、を有して構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランダムな方向で
供給された物品を一定の向きに揃える物品方向統一装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭46-11729号公報記載の物品方向統
一装置では、搬送装置にて搬送される物品としての容器
(ボトル)のノズル部をフックにて係止し、このフック
にて容器の向きを判別するとともに、このフックが容器
のノズル部を係止した状態で容器を搬送させることによ
り、容器を一定の向きに揃えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の公報
記載の物品方向統一装置では、フックにて容器のノズル
部を係止した状態で容器を搬送させて、容器の向きを揃
えることから、容器の向を揃えた後のフックの復帰に時
間がかかるために容器の搬送速度を高速化できない。こ
のため、この物品方向統一装置による容器の向きを揃え
る能力は、例えば33本/分が上限となる。
【0004】また、公報記載の物品方向統一装置では、
フックが容器のノズル部に係止して容器の向きを揃える
ので、容器の品種が変更されて、例えばノズル部の位置
が変化したときには、フックの型替えを実施する必要が
ある。しかも、このフックは、構造上装置の上部に配置
されているため、上記型替えは煩雑な作業となってしま
う。
【0005】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、ランダムな向きで搬送される物品の
方向を高能力で一定方向に揃えるとともに、物品の品種
変更に拘らず、型替えを不要にできる物品方向統一装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ランダムな向きで物品を搬送する物品供給装置と、
出入口部及び出口部を備えた箱形状であり、上記出入口
部を経て上記物品供給装置から搬入された物品を収容可
能とし、上記出入口部及び上記出口部の位置を変更する
ように回転自在に設けられた方向変換ボックスと、上記
方向変換ボックス内に収容された物品の向きを判定する
方向判定検出器と、上記方向変換ボックスに連結された
駆動源を上記方向判定検出器からの方向判定信号に基づ
いて作動させて、上記方向変換ボックスを正転又は逆転
させ、この方向変換ボックスの上記出入口部又は上記出
口部から物品搬出装置へ搬出される物品の向きを一定方
向に揃えるボックス駆動装置と、を有して構成されたも
のである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ボックス駆動装置の動力源は、方
向変換ボックスを任意の角度に回転させ停止させるサー
ボモータであり、また、上記物品供給装置には、搬送中
の物品の品種及び方向を判定する品種・方向判定装置が
装備され、更に、上記物品搬出装置には、物品を品種別
に搬送する複数の仕分け搬送路が設置され、上記ボック
ス駆動装置は、品種・方向判定装置からの方向判定信号
に基づき、上記方向変換ボックスを正転又は逆転させて
物品の方向を一定に揃え、更に、上記品種・方向判定装
置からの品種判別信号に基づき、上記方向変換ボックス
の出入口部又は出口部を上記物品搬送装置の所定の仕分
け搬送路に対応して停止させるものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、ランダムな向き
で物品を搬送する物品供給装置と、物品を収容可能な箱
形状であり、回転可能に設けられるとともに、その回転
方向に複数の出入口部を備えた方向変換ボックスと、上
記方向変換ボックス内に収容された物品の向きを判定す
る方向判定検出器と、上記方向変換ボックスを任意の角
度に回転させ停止させるサーボモータを駆動源として上
記方向変換ボックスに連結させ、この駆動源を上記方向
判定検出器からの方向判定信号に基づいて作動させて上
記方向変換ボックスを正転又は逆転させ、この方向変換
ボックスの出入口部から物品搬出装置へ搬出される物品
の向きを揃えるとともに、その後、物品搬出装置に最も
近い出入口部をその物品搬出装置に対応して停止させる
べく上記方向変換ボックスを回転させるボックス駆動装
置と、を有して構成されたものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、上記物品供給装置には、搬送中の物品
の品種及び方向を判定する品種・方向判定装置が装備さ
れ、また、上記物品搬出装置には、物品を品種別に搬送
する複数の仕分け搬送路が設置され、上記ボックス駆動
装置は、品種・方向判定装置からの方向判定信号に基づ
き、上記方向変換ボックスを正転又は逆転させて物品の
方向を一定に揃え、更に、上記品種・方向判定装置から
の品種判別信号に基づき、上記方向変換ボックスの出入
口部を上記物品搬送装置の所定の仕分け搬送路に対応し
て停止させるものである。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一に記載の発明において、上記方向変換ボック
スは、収容された物品を定位置に保持する保持部を備え
たものである。
【0011】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。搬送装置にて搬送される物品の一部を係止部材にて
係止して物品の方向を一定に揃える場合には、係止部材
の復帰に時間がかかるために、搬送装置の搬送速度を高
速化できず、このため物品の方向を揃える能力が低い。
これに対し、請求項1に記載の発明では、物品を方向変
換ボックスに収容し、この方向変換ボックスを強制的に
正転又は逆転させるので、物品の方向変換を高速化で
き、物品を一定の向きに揃える能力を向上させることが
できる。
【0012】また、搬送される物品の一部を係止部材に
て係止させるものでは、物品の品種が変更されてその物
品の上記一部の位置が変化すると、これに対応して係止
部材を型替えする必要がある。これに対し、請求項1に
記載の発明では、物品の品種が変更されても、物品が方
向変換ボックスに収容される限りにおいて型替えする必
要がない。
【0013】請求項2又は4に記載の発明には、次の作
用がある。ボックス駆動装置が、方向判定検出器からの
方向判定信号及び品種判定装置からの品種判定信号に基
づき、方向変換ボックスを回転させて物品の向きを一定
に揃え、且つ方向変換ボックスの出入口部又は出口部を
所定の仕分け搬送路に対応して停止させるので、品種及
び向きがランダムに供給された物品を品種毎に仕分け
し、且つその向きを一定に揃えることができる。
【0014】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。方向変換ボックスには、その回転方向に複数の出入
口部が設けられ、ボックス駆動装置が、方向変換ボック
スを回転して物品の向きを揃え、この方向変換ボックス
の出入口部から物品搬出装置へ物品を搬出させた後、物
品供給装置に最も近い出入口部をその物品供給装置に対
応して停止させることから、方向が一定に揃えられた物
品を方向変換ボックスの出入口部から搬出した後、方向
変換ボックスの出入口部を迅速に物品供給装置に対応さ
せることができる。この結果、物品の向きを揃える能力
をより一層向上させることができる。
【0015】請求項5に記載の発明には、次の作用があ
る。方向変換ボックスには、収容された物品を保持する
保持部が設けられたので、方向変換ボックスの方向変換
中に、物品が方向変換ボックスから不用意に脱落するこ
とを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。 A.第1の実施の形態(図1〜図5) 図1は、本発明に係る物品方向統一装置の第1の実施の
形態であるボトル方向統一装置を示す斜視図である。図
2は、図1のボトル方向統一装置の側面図である。図3
は、図1の方向変換ボックスを示す水平断面図である。
図4は、ボトルの向きとボトル確認・方向判定センサに
よる検出状況との関係を示すボトルの部分正面図であ
る。図5は、図1のボトル方向統一装置のフローチャー
トである。
【0017】図1及び図2に示すように、例えば、シャ
ンプーやリンスの製造設備には、ランダムな向きで搬送
された物品としての空のボトルを一定の方向に揃える
(統一する)ボトル方向統一装置10が設置されてい
る。このボトル方向統一装置10は、物品供給装置とし
てのボトル供給装置11、方向変換ボックス12、方向
判定検出器としてのボトル確認・方向判定センサ13、
ボックス駆動装置14、ボトル排出確認センサ15及び
物品搬出装置としてのボトル搬出装置16を有して構成
される。
【0018】上記ボトル供給装置11は、ボトル切出装
置17、シュート18及びコンベア装置19を備えてな
り、ボトル1をランダムな向きで方向変換ボックス12
へ搬送し供給するものである。上記ランダムな向きと
は、このボトル供給装置11内において、ボトル1の搬
送方向前方側がノズル部2であったり、ボトム部3であ
ったりと一定していない状態を言う。
【0019】ボトル切出装置17は、鉛直方向に延びた
複数枚、例えば 3枚の落下ガイド20A、20B、20
Cと、これらの落下ガイド20A、20B、20Cと平
行に配置された切離しストッパ21と、落下ガイド20
A、20B、20Cの下方に配置された送出しストッパ
22と、送出しストッパ22の上方に配置された切出セ
ンサ23と、を有してなる。
【0020】3枚の落下ガイド20A、20B、20C
に囲まれた空間内にボトル1がランダムな向きに連続し
て供給される。
【0021】切離しストッパ21は、エアシリンダ24
等の駆動源の作動で、対向する落下ガイド20Bへ向か
い進退可能に構成され、この落下ガイド20Bとによ
り、最下段のボトル1の1つ上のボトル1の胴部を把持
可能とする。切離しストッパ21は、ボトル1を把持し
た状態が閉操作状態であり、ボトル1を把持しない状態
が開操作状態である。落下ガイド20A、20B、20
Cにて囲まれた空間内の最下段を除く複数個のボトル1
は、切離しストッパ21の閉操作状態で落下が防止さ
れ、切離しストッパ21の開操作状態で落下が許容され
る。この切離しストッパ21は、初期状態では開操作さ
れている。
【0022】送出しストッパ22は、エアシリンダ25
等の駆動源の作動で、ボトル切出装置17のボトル搬送
経路内へ突出可能に設けられる。この送出しストッパ2
2は、ボトル切出装置17の上記搬送経路内に突出され
た状態が閉操作状態であり、ボトル切出装置17の上記
搬送経路から外れた状態が開操作状態である。落下ガイ
ド20A、20B、20Cにて囲まれた空間内における
最下段のボトル1は、送出しストッパ22の閉操作時に
落下が防止され、送出しストッパ22の開操作時に落下
が許容されて、シュート18へ供給される。この送出し
ストッパ22は、初期状態では閉操作されている。
【0023】切出センサ23は、落下ガイド20A、2
0B、20Cで囲まれた空間内の最下段にボトル1が存
在しているか否かを検出するセンサであり、存在してい
るときにON作動して、切離しストッパ21を閉操作す
る。また、送出しストッパ22は、上記切出センサ23
がON作動し、且つボトル確認・方向判定センサ13が
後述の如くボトル1の存在を方向変換ボックス12内で
確認してボトル存在確認信号を出力したときに開操作す
る。上述の如く、切離しストッパ21が開操作され且つ
送出しストッパ22が閉操作された状態から、切離しス
トッパ21が閉操作され且つ送出しストッパ22が開操
作されることにより、ボトル切出装置17から 1個のボ
トル1がシュート18へ切り出される。
【0024】シュート18は、ボトル切出装置17とコ
ンベア装置19との間に配置されて、ボトル切出装置1
7にて切り出されたボトル1をコンベア装置19のコン
ベアベルト26上へ落下させる。
【0025】コンベア装置19は、シュート18の下方
に配置され、コンベアベルト26が複数個のガイドロー
ラ27にて案内されたものである。このコンベアベルト
26は、コンベアモータ28により連続回転されて、シ
ュート18から落下したボトル1を方向変換ボックス1
2内へ供給する。
【0026】前記方向変換ボックス12は、出入口部2
9及び出口部30を備えた箱形状であり、内部にボトル
1を収容可能とする。このボトル1は、上記出入口部2
9を経て、ボトル供給装置11のコンベア装置19から
方向変換ボックス12内へ搬入される。また、方向変換
ボックス12は、出入口部29、出口部30間距離の中
央位置を回転軸とし、上記ボックス駆動装置14を介し
て矢印A方向に正転或いは矢印B方向に逆転可能に構成
される。
【0027】この方向変換ボックス12の回転により出
入口部29及び出口部30の位置が変更され、A方向の
正転により出入口部29がボトル搬出装置16に対応し
て停止して、方向変換ボックス12内のボトル1を出入
口部29からボトル搬出装置16へ搬出し、又、B方向
の逆転により、出口部30がボトル搬出装置16に対応
して停止して、方向変換ボックス12内のボトル1を出
口部30からボトル搬出装置16へ搬出する。
【0028】更に、方向変換ボックス12には、図3に
示すように、その側面部に保持部31が設置される。こ
の保持部31は、例えばゴム等の弾性材質にて構成さ
れ、エア供給ホース31Aからの圧縮エア等の封入によ
り二点鎖線状態から実線状態に膨出して、対向する他の
側面部との間でボトル1を挟持し、このボトル1を方向
変換ボックス12内に保持する。保持部31の膨出状態
は、方向変換ボックス12内にボトル1が搬入されてか
ら出入口部29或いは出口部30を経てボトル1をボト
ル搬出装置16へ搬出するまで、つまり方向変換ボック
ス12の回転中に実施される。
【0029】前記ボトル確認・方向判定センサ13は、
図1及び図2に示すように、方向変換ボックス12を境
にしてボトル供給装置11と反対位置に配置され、方向
変換ボックス12内にボトル1が搬入されたこと、及び
その搬入されたボトル1の向きを判定する。このボトル
確認・方向判定センサ13は、方向変換ボックス12の
幅方向(方向変換ボックス12へのボトル1の搬入方向
と直角な方向)に 3個以上設置され、各ボトル確認・方
向判定センサ13は例えば透過型センサであり、光が遮
断されたときにON信号を出力する。
【0030】複数のボトル確認・方向判定センサ13の
全て或いはいずれか一つがON作動したときに、方向変
換ボックス12内にボトル1が存在していると確認され
る。また、図4(A)に示す複数のボトル確認・方向判
定センサ13の全てがON作動したときには、ボトル供
給装置11から方向変換ボックス12内へ搬入されたボ
トル1が、搬入方向前方側をボトム部3としている旨の
方向判定がなされる。また、ボトル1のノズル部2の位
置が、図4(B)の実線表示の位置、又は一点鎖線或い
は二点鎖線に表示のように偏心した位置にあるときに
は、複数のボトム確認・方向判定センサ13の一部(例
えばいずれか一つ)がON作動し、方向変換ボックス1
2内のボトル1が搬入方向前方側をノズル部2としてい
る旨の方向判定がなされる。
【0031】これらの方向判定は、ボトル方向判定信号
としてボックス駆動装置14へ出力される。また、前記
方向変換ボックス12内でのボトル1の確認は、ボトル
存在確認信号として、前述の如く送りストッパ22の操
作系へ出力される。、
【0032】前記ボトル搬出装置16は、方向変換ボッ
クス12の下方に配置されて、この方向変換ボックス1
2の出入口部29或いは出口部30から搬出され、且つ
向きが揃えられたボトル1を、次の加工装置或いはその
加工装置へ導く搬送装置へ搬送する。このボトル搬出装
置16の上方側には、方向変換ボックス12の回転軌跡
の外側に、湾曲形状のガイド板38が設置される。この
ガイド板38により、方向変換ボックス12内のボトル
1がこの方向変換ボックス12の回転中に出入口部29
或いは出口部30から万一脱落しても、ボトル搬出装置
16へ排出されるよう考慮されている。
【0033】前記ボトル排出確認センサ15は、ボトル
搬出装置16の上部側に配置され、例えばミラー反射型
センサであって、光が遮断されたときにON作動し、透
過状態でOFF作動する。方向変換ボックス12の出入
口部29或いは出口部30からボトル搬出装置16内へ
ボトル1が投入されたとき、このボトル1によってボト
ル排出確認センサ15はON作動後OFF作動する。こ
のボトル排出確認センサ15のON、OFF作動によ
り、方向変換ボックス12内のボトル1がボトル搬出装
置16内へ排出されたことが確認され、このボトル排出
確認信号がボックス駆動装置14へ出力される。
【0034】前記ボックス駆動装置14は、駆動源3
2、駆動機構33及び制御系39を有してなり、駆動機
構33が、相互に噛み合うラック34及びピニオン35
にて構成される。このうち、ピニオン35が方向変換ボ
ックス12に連結され、ラック34が駆動源32に連結
される。
【0035】駆動源32は、 2つのエアシリンダ36A
及び36Bの背面側を直列に結合して構成されるもので
あり、エアシリンダ36Bのピストンロッド37Bに上
記ラック34が連結される。駆動源32は、エアシリン
ダ装置36Aのピストンロッド37Aが伸張し、エアシ
リンダ装置36Bのピストンロッド37Bが収縮した状
態で、方向変換ボックス12の出入口部29をボトル供
給装置11のコンベア装置19に対応させた状態とす
る。
【0036】上記制御系39には、ボトル確認・方向判
定センサ13からの方向判定信号と、ボトル排出確認セ
ンサ15からのボトル排出確認信号とボトル切出センサ
23からのボトル切出信号とが入力される。この制御系
39は、ボトル1が方向変換ボックス12内へ、ノズル
部2を搬入方向前方側として搬入された旨が上記ボトル
確認・方向判定センサ13からの方向判定信号により明
らかになったときに、エアシリンダ装置36Aのピスト
ンロッド37Aを収縮作動して、方向変換ボックス12
を矢印A方向に90度回転させ、ボトル1のボトム部3を
下向きとして、このボトル1を方向変換ボックス12の
出入口部29からボトル搬出装置16へ搬出させる。ま
た、制御系39は、ボトル1が方向変換ボックス12内
へ、ボトム部3を搬入方向前方側として搬入された旨が
上記ボトル確認・方向判定センサ13からの方向判定信
号により明らかにになったときには、エアシリンダ装置
36Bのピストンロッド37Bを伸長作動して、方向変
換ボックス12を矢印B方向に90度逆転させ、ボトル1
のボトム部3を下向きとして、このボトル1を方向変換
ボックス12の出口部30からボトル搬出装置16へ搬
出させる。更に、制御系39は、ボトル排出確認センサ
15からボトル排出確認信号が入力されたときに、方向
変換ボックス12内にボトル1が存在しないものと判断
して、方向変換ボックス12を上述の正転或いは逆転と
反対向きに回転させて戻し、この方向変換ボックス12
の出入口部29をボトル供給装置11のコンベア装置1
9に対応して停止させる。
【0037】次に、上記ボトル方向統一装置10の作用
を説明する。図5に示すように、ボトル供給装置11の
ボトル切出装置17へは、向きがランダム状態のボトル
1が連続的に供給される。このボトル切出装置17の切
出センサ23が、落下ガイド20A、20B、20Cに
囲まれた空間内の最下段にボトル1が存在していること
を確認してON作動すると、切離しストッパ21が閉操
作し、更に、方向変換ボックス12内へボトル1が搬入
された旨のボトル存在確認信号がボトル確認・方向判定
センサ13から出力されると、送出しストッパ22が開
操作して、ボトル切出装置17内の最下段のボトル1を
1個、シュート18を経てコンベア装置19へ供給す
る。
【0038】ここで、ボトル方向統一装置10の初期起
動時には、コンベア装置19及び方向変換ボックス12
内にボトル1が存在していないので、切出センサ23が
ON作動したときに切離しストッパ21が閉操作し、更
に強制的に送出しストッパ22が開操作して、ボトル切
出装置17からシュート18へボトル1を 1つずつ供給
する。
【0039】ボトル切出装置17からシュート18を経
てコンベア装置19へ供給されたボトル1は、このコン
ベア装置19から、方向変換ボックス12の出入口部2
9を通って方向変換ボックス12内へ搬入する。する
と、ボトル確認・方向判定センサ13がボトル1の向き
を検知して、方向判定信号をボックス駆動装置14の制
御系39へ出力する。この方向判定信号により、ボトル
1のノズル部2が搬入方向前方側にあると判別されたと
きには、上記制御系39は、駆動源32におけるエアシ
リンダ装置36Aのピストンロッド37Aを収縮作動し
て方向変換ボックス12を矢印A方向に正転させ、ボト
ル1のボトム部3を下向きにして、方向変換ボックス1
2の出入口部29からボトル搬出装置16内へボトル1
を搬出する。また、上記方向判定信号により、ボトル1
のボトム部3が搬入方向前方側にあると判定されたとき
には、上記制御系39は、エアシリンダ装置36Bのピ
ストンロッド37Bを伸長作動して方向変換ボックス1
2を矢印B方向に逆転させ、ボトル1のボトム部3を下
向きにして、方向変換ボックス12の出口部30からボ
トル搬出装置16内へボトル1を搬出する。
【0040】ボトル1が方向変換ボックス12からボト
ル搬出装置16内へ搬出されたことがボトル排出確認セ
ンサ15にて検出され、このボトル排出確認センサ15
からボトル排出確認信号が出力すると、ボックス駆動装
置14の制御系39により、駆動源32のエアシリンダ
装置36A、36Bが元に戻され、方向変換ボックス1
2が回転して、この方向変換ボックス12の出入口部2
9がボトル供給装置11のコンベア装置19に対応して
停止する。以下、上述の動作を繰り返す。
【0041】上記実施の形態によれば、以下の作用効果
がある。従来技術の如く、搬送装置にて搬送されるボト
ルのノズル部をフックにて係止してボトルの方向を一定
に揃える場合には、フックの復帰に時間がかかるために
搬送装置の搬送速度を高速化できず、このためボトルの
方向を揃える能力が例えば33本/分と低い。これに対
し、上記ボトル方向統一装置10では、ボトル1をボト
ル供給装置11から供給して方向変換ボックス12内に
収容し、この方向変換ボックス12を強制的に正転或い
は逆転させるので、ボトル1の方向変換を高速化でき、
ボトル1を一定の向きに揃える能力を、例えば50本/分
に向上させることができる。
【0042】また、従来技術の如く、搬送されるボトル
のノズル部をフックにて係止させるものでは、ボトルの
品種が変更されて、そのボトルの上記ノズル部の位置が
変化すると、これに対応してフックを型替えする必要が
ある。これに対し、上記ボトル方向統一装置10では、
ボトル1の品種が変更されて、このボトル1のノズル部
2の位置が図4(B)の如く偏心しても、ボトル1が方
向変換ボックス12に収容される限りにおいて、方向変
換ボックス12を型替えをする必要がない。
【0043】更に、ボトル1の品種替えによってノズル
部2の位置が偏心しても、複数個のボトル確認・方向判
定センサ13の一部(少なくとも 1つ)がノズル部2の
位置を検出できるので、ボトル1の品種変更によるボト
ル確認・方向判定センサ13の型替えをする必要もな
い。
【0044】更に、方向変換ボックス12には、収容さ
れたボトル1を保持する保持部31が設けられたので、
方向変換ボックス12の方向変換(回転)中に、ボトル
1が方向変換ボックス12内から不用意に脱落すること
を確実に防止できる。
【0045】B.第2の実施の形態(図6、図7) 図6は、本発明に係る物品方向統一装置の第2の実施の
形態であるボトル方向統一装置の一部を示す斜視図であ
る。図7は、図6のボトル方向統一装置の作動を示す側
面図である。この第2の実施の形態において、前記第1
の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことに
より説明を省略する。
【0046】この第2の実施の形態のボトル方向統一装
置40では、図7に示すように、ボトル供給装置11の
コンベア装置19上にカメラ41が設置され、このカメ
ラ41によって、コンベア装置19にて搬送されるボト
ル1が撮像される。このカメラ41からの画像が画像処
理装置(不図示)にて画像処理されてボトル1の品種及
び方向が判定され、この品種判別信号がボックス駆動装
置42の制御系45へ出力される。上述のカメラ41及
び画像処理装置が品種・方向判定装置として機能する。
【0047】ボックス駆動装置42は、図6に示すよう
に、モータシャフト43を任意の角度に回転させ停止さ
せるサーボモータ44と、上記制御系45とを有して構
成される。サーボモータ44のモータシャフト43が方
向変換ボックス12に直接又は間接的に連結される。従
って、方向変換ボックス12は、サーボモータ44によ
り任意の角度に回転され停止可能とされる。
【0048】ここで、このボトル方向統一装置40で
は、図7に示すように、ボトル搬出装置46に、ボトル
1を品種別に搬送する複数本の仕分け搬送路47X、4
7Y及び47Zが設置されている。また、ボトル確認セ
ンサ13Aは、前記第1の実施の形態のボトル確認・方
向判定センサ13と異なり、一対設置され、ボトル1を
横方向からセンシングしてボトル1が方向変換ボックス
12内にあるか否かを判定する。
【0049】上記ボックス駆動装置42の制御系45
は、上記品種・方向判定装置からの方向判定信号及びボ
トル確認センサ13Aからのボトル確認信号に基づいて
方向変換ボックス12を正転(A方向)或いは逆転(B
方向)させ、ボトル1の向きを揃えるとともに、上記品
種・方向判定装置の画像処理装置からの品種判別信号に
基づいて、方向変換ボックス12の出入口部29或いは
出口部30を、その品種に適応した仕分け搬送路47
X、47Y、47Zに停止させ、ボトル1を品種毎に一
定の向きに揃えてボトル搬出装置46へ搬出する。
【0050】例えば、X品種、Y品種及びZ品種のボト
ル1が、ボトル供給装置11のコンベア装置19にて、
ランダムな向きで搬送されているとき、ボトル1の搬送
方向前方側をノズル部2としてボトル1が方向変換ボッ
クス12内へ搬入されると、制御系45は、ボトル1が
X品種であれば、サーボモータ44を作動して方向変換
ボックス12をAx だけ正転させ、方向変換ボックス1
2の出入口部29を仕分け搬送路47Xに対応して停止
させ、又、ボトル1がY品種であれば、サーボモータ4
4を作動して方向変換ボックス12をAY だけ正転さ
せ、方向変換ボックス12の出入口部29を仕分け搬送
路47Yに対応して停止させ、更に、ボトル1がZ品種
であれば、サーボモータ44を作動して方向変換ボック
ス12をAZ だけ正転させ、方向変換ボックス12の出
入口部29を仕分け搬送路47Zに対応して停止させ
る。こうして、X品種のボトル1を、ボトム部3を下向
きにして仕分け搬送路47Xへ搬送し、Y品種のボトル
1を、ボトム部3を下向きにして仕分け搬送路47Yへ
搬出し、Z品種のボトル1を、ボトム部3を下向きにし
て仕分け搬送路47Zへ搬出する。
【0051】また、同様に、X品種、Y品種及びZ品種
のボトル1が、ボトル供給装置11のコンベア装置19
にて、ランダムな向きで搬送されているとき、ボトル1
の搬送方向前方側をボトム部3としてボトル1が方向変
換ボックス12内へ搬入されると、制御系45は、ボト
ル1がX品種であれば、方向変換ボックス12をBX
け逆転させて、方向変換ボックス12の出口部30を仕
分け搬送路47Xに対応して停止させ、ボトル1がY品
種であれば、方向変換ボックス12をBY だけ逆転させ
て、方向変換ボックス12の出口部30を仕分け搬送路
47Yに対応して停止させ、ボトル1がZ品種であれ
ば、方向変換ボックス12をBZ だけ逆転させて、方向
変換ボックス12の出口部30を仕分け搬送路47Zに
対応して停止させる。こうして、前述と同様にボトル1
を、ボトム部3を下向きにして、X品種であれば仕分け
搬送路47Xに、Y品種であれば仕分け搬送路47Y
に、Z品種であれば仕分け搬送路47Zにそれぞれ搬出
する。
【0052】上記ボトル方向統一装置40によれば、前
記第1の実施の形態のボトル方向統一装置10の効果に
加え、ボックス駆動装置42が、品種・方向判定装置
(カメラ41を含む)からの品種判別信号及び方向判定
信号、並びにボトル確認センサ13Aからのボトル確認
信号に基づき、方向変換ボックス12を回転させてボト
ル1の向きを一定に揃え、且つ方向変換ボックス12の
出入口部29或いは出口部30をボトル搬出装置46の
仕分け搬送路47X、47Y、47Zに対応して停止さ
せるので、品種及び向きがランダムに供給されたボトル
1を品種毎に仕分けし、且つその向きを一定に揃えるこ
とができる。
【0053】C.第3の実施の形態(図8〜図10) 図8は、本発明に係る物品方向統一装置の第3の実施の
形態であるボトル方向統一装置の一部を示す斜視図であ
る。図9は、図8の方向変換ボックスを示す断面図であ
る。図10は、図9のX-X 線に沿う断面図である。この
第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同
様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0054】この実施の形態のボックス方向統一装置5
0は、ボトル供給装置11、方向変換ボックス51、ボ
トル確認・方向判定センサ13、ボックス駆動装置5
2、ボトル排出確認センサ15及びボトル搬出装置16
を有して構成される。
【0055】上記方向変換ボックス51は、図8及び図
9に示すように、側面視十文字の箱形状であり、ボック
ス駆動装置52のサーボモータ55により回転可能に構
成される。この方向変換ボックス51内には、図10に
示すようにボトル1が収容可能に構成されるとともに、
この方向変換ボックス51の上記回転方向に複数個、例
えば 4個の出入口部53が開口して形成される。ボトル
1は、これらの各出入口部53を通って方向変換ボック
ス51内へ搬入される。
【0056】上記ボックス駆動装置52は、モータシャ
フト54を任意の角度に回転させ停止させるサーボモー
タ55と、このサーボモータ55を制御する制御系3
9、56と、を有して構成される。モータシャフト54
が方向変換ボックス51に直接或いは間接的に連結され
て、サーボモータ55は、方向変換ボックス51を任意
の角度に回転或いは停止させる。
【0057】また、制御系39、56は、ボトル確認・
方向判定センサ13からの方向判定信号に基づいてサー
ボモータ55を作動させ、方向変換ボックス51を正転
或いは逆転させる。つまり、ボトル供給装置11から方
向変換ボックス51内へ搬入されたボトル1が、搬入方
向前方側をノズル部2としているときには、制御系3
9、56は、サーボモータ55を作動して方向変換ボッ
クス51をA方向に回転させ、ボトム部3を下向きにし
て、ボトル1が搬入された出入口部53を経てボトル搬
出装置16内へボトル1を搬出する。また、ボトル供給
装置11から方向変換ボックス51内へ搬入されたボト
ル1が、搬入方向前方側をボトム部3としているときに
は、制御系39、56は、サーボモータ55を作動して
方向変換ボックス51をB方向に回転させ、ボトム部3
を下向きとして、ボトル1が搬入された出入口部53と
対向位置にある出入口部53を経てボトル搬出装置16
内へボトル1を搬出する。
【0058】制御系39、56は、方向変換ボックス5
1内のボトル1が上述のようにして搬出された後、ボト
ル排出確認センサ15からのボトル排出確認信号によ
り、ボトル供給装置11のコンベア装置19に最も近い
出入口部53を、そのコンベア装置19に対応して停止
させるべくサーボモータ55を作動して、方向変換ボッ
クス51を回転させる。この制御系39、56の作動
は、コンベア装置19とボトル搬出装置16とが90度の
角度差で配置され、方向変換ボックス51内のボトル1
をボトル搬出装置16へ搬出させるときに方向変換ボッ
クス51を90度回転させる場合には、この回転後、ボト
ル1が搬出された出入口部53に隣接した出入口部53
がボトル搬出装置16に対応して停止するので、不要と
なる。
【0059】上記ボックス方向統一装置50によれば、
前記第1の実施の形態のボトル方向統一装置10の作用
効果に加え、次の作用効果がある。つまり、方向変換ボ
ックス51には、その回転方向に複数の出入口部53が
設けられ、ボックス駆動装置52の制御系39、56が
方向変換ボックス51を回転してボトル1の向きを揃
え、この方向変換ボックス51の出入口部53からボト
ル搬出装置16へボトル1を搬出させた後、ボトル供給
装置11のコンベア装置19に最も近い出入口部53を
そのコンベア装置19に対応して停止させることから、
方向が一定に揃えられたボトル1を方向変換ボックス5
1の出入口部53から搬出した後、方向変換ボックス5
1の出入口部53を迅速にボトル供給装置11のコンベ
ア装置19に対応させることができる。特に、ボトル供
給装置11のコンベア装置19とボトル搬出装置16と
が90度の角度差で配置され、ボックス駆動装置52の制
御系39、56が、方向変換ボックス51のボトル1を
ボトル搬出装置16へ、向きを揃えて搬出させるべく、
正逆方向に90度回転する場合には、この回転後に、ボト
ル1を搬出した出入口部53に隣接する出入口部53が
コンベア装置19に対応して停止するので、ボックス駆
動装置52の制御系39、56がサーボモータ55を作
動して、方向変換ボックス51の出入口部53をコンベ
ア装置19に対応させるべく方向変換ボックス51を回
転させる必要がない。この結果、物品1の向きを揃える
能力を、例えば80本/分とより一層向上させることがで
きる。
【0060】D.第4の実施の形態(図11) 図11は、本発明に係る物品方向統一装置の第4の実施
の形態であるボトル方向統一装置の一部を示す側面図で
ある。この第4の実施の形態において、前記第3及び第
2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すこと
により符号を省略する。
【0061】この第4の実施の形態のボックス方向統一
装置60は、第3の実施の形態のボックス方向統一装置
50において、ボトル供給装置11のコンベア装置19
上に品種判定装置のカメラ41が設置され、ボトル搬出
装置46に複数本の仕分け搬送路47X、47Y、47
Zが設置されたものである。
【0062】更に、このボックス方向統一装置60で
は、サーボモータ55を制御して方向変換ボックス51
を回転させるボックス駆動装置52の制御系39、56
は、ボトル確認センサ13Aからのボトル確認信号に基
づいて方向変換ボックス51を正転或いは逆転させボト
ル1の向きを揃えるとともに、品種・方向判定装置の画
像処理装置からの品種及び方向判定信号に応じて、方向
変換ボックス51の出入口部53をその品種に対応した
仕分け搬送路47X、47Y、47Zに停止させて、こ
れらの仕分け搬送路47X、47Y、47Zにボトル1
を品種別に搬出し、更に、この搬出後、ボトル供給装置
11のコンベア装置19に最も近い出入口部53を、こ
のコンベア装置19に対応して停止させるべく方向変換
ボックス51を回転させる。
【0063】例えば、ボトル供給装置11のコンベア装
置19上に、仕分け搬送路47Yへん搬送される品種の
ボトル1が搬送され、このボトル1が方向変換ボックス
51内へノズル部2を搬送方向前方側として搬入された
ときには、ボックス駆動装置52の制御系39、56
は、サーボモータ55を作動して方向変換ボックス51
を角度AY だけ正転させ、ボトム部3を下向きにしてボ
トル1を、方向変換ボックス51の出入口部53からボ
トル搬出装置46の仕分け搬送路47Yへ搬出させ、こ
の搬出後、コンベア装置19に最も近い出入口部53
を、そのコンベア装置19に対応すべく方向変換ボック
ス51を回転させる。また、ボトル供給装置11のコン
ベア装置19上に仕分け搬送路47Zへ搬送される品種
のボトル1が搬送され、このボトル1が方向変換ボック
ス51内へボトム部3を搬送方向前方側として搬入され
たときには、ボックス駆動装置52の制御系39、56
は、サーボモータ55を作動して方向変換ボックス51
を角度BZ だけ逆転させ、ボトム部3を下向きにしてボ
トル1を、方向変換ボックス51の出入口部53からボ
トル搬出装置46の仕分け搬送路47Zへ搬出させ、こ
の搬出後、コンベア装置19に最も近い出入口部53
を、そのコンベア装置19に対応すべく方向変換ボック
ス51を回転させる。
【0064】従って、上記実施の形態のボックス方向統
一装置60によれば、第3の実施の形態のボックス方向
統一装置50及び第2の実施の形態のボックス方向統一
装置40と同様な効果を奏する。
【0065】尚、上記各実施の形態では、方向変換ボッ
クス12、51に保持部31が設置されるものを述べた
が、これらの方向変換ボックス12、51は高速回転す
るので、その回転中にこれらの方向変換ボックス12、
51内にボトル1が保持されることから、上記保持部3
1を削除してもよい。また、ボックス方向統一装置50
及び60において、方向変換ボックス51の出入口部5
3は 4個以上、好ましくは 4個以上の偶数個であっても
よい。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る物品方向統
一装置によれば、ランダムな向きで搬送される物品の方
向を高能力で一定方向に揃えるとともに、物品の品種変
更に拘らず型替えを不要にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る物品方向統一装置の第1
の実施の形態であるボトル方向統一装置を示す斜視図で
ある。
【図2】図2は、図1のボトル方向統一装置の側面図で
ある。
【図3】図3は、図1の方向変換ボックスを示す水平断
面図である。
【図4】図4は、ボトルの向きとボトル確認・方向判定
センサによる検出状況との関係を示すボトルの部分正面
図である。
【図5】図5は、図1のボトル方向統一装置のフローチ
ャートである。
【図6】図6は、本発明に係る物品方向統一装置の第2
の実施の形態であるボトル方向統一装置の一部を示す斜
視図である。
【図7】図7は、図6のボトル方向統一装置の作動を示
す側面図である。
【図8】図8は、本発明に係る物品方向統一装置の第3
の実施の形態であるボトル方向統一装置の一部を示す斜
視図である。
【図9】図9は、図8の方向変換ボックスを示す断面図
である。
【図10】図10は、図9のX-X 線に沿う断面図であ
る。
【図11】図11は、本発明に係る物品方向統一装置の
第4の実施の形態であるボトル方向統一装置の一部を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 ボトル 2 ボトルのノズル部 3 ボトルのボトム部 10 ボトル方向統一装置 11 ボトル供給装置 12 方向変換ボックス 13 ボトル確認・方向判定センサ 14 ボックス駆動装置 15 ボトル排出確認センサ 29 方向変換ボックスの出入口部 30 方向変換ボックスの出口部 31 保持部 32 駆動源 36A、36B エアシリンダ装置 39 ボックス駆動装置の制御系 40 ボトル方向統一装置 41 カメラ 42 ボックス駆動装置 44 サーボモータ 45 ボックス駆動装置の制御系39 46 ボトル搬出装置 47X、47Y、47Z 仕分け搬送路 50 ボックス方向統一装置 51 方向変換ボックス 52 ボックス駆動装置 53 方向変換ボックスの出入口部 55 サーボモータ 56 ボックス駆動装置の制御系39 60 ボックス方向統一装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムな向きで物品を搬送する物品供
    給装置と、 出入口部及び出口部を備えた箱形状であり、上記出入口
    部を経て上記物品供給装置から搬入された物品を収容可
    能とし、上記出入口部及び上記出口部の位置を変更する
    ように回転自在に設けられた方向変換ボックスと、 上記方向変換ボックス内に収容された物品の向きを判定
    する方向判定検出器と、 上記方向変換ボックスに連結された駆動源を上記方向判
    定検出器からの方向判定信号に基づいて作動させて、上
    記方向変換ボックスを正転又は逆転させ、この方向変換
    ボックスの上記出入口部又は上記出口部から物品搬出装
    置へ搬出される物品の向きを一定方向に揃えるボックス
    駆動装置と、 を有して構成された物品方向統一装置。
  2. 【請求項2】 上記ボックス駆動装置の動力源は、方向
    変換ボックスを任意の角度に回転させ停止させるサーボ
    モータであり、 また、上記物品供給装置には、搬送中の物品の品種及び
    方向を判定する品種・方向判定装置が装備され、 更に、上記物品搬出装置には、物品を品種別に搬送する
    複数の仕分け搬送路が設置され、 上記ボックス駆動装置は、品種・方向判定装置からの方
    向判定信号に基づき、上記方向変換ボックスを正転又は
    逆転させて物品の方向を一定に揃え、更に、上記品種・
    方向判定装置からの品種判別信号に基づき、上記方向変
    換ボックスの出入口部又は出口部を上記物品搬送装置の
    所定の仕分け搬送路に対応して停止させるものである請
    求項1に記載の物品方向統一装置。
  3. 【請求項3】 ランダムな向きで物品を搬送する物品供
    給装置と、 物品を収容可能な箱形状であり、回転可能に設けられる
    とともに、その回転方向に複数の出入口部を備えた方向
    変換ボックスと、 上記方向変換ボックス内に収容された物品の向きを判定
    する方向判定検出器と、 上記方向変換ボックスを任意の角度に回転させ停止させ
    るサーボモータを駆動源として上記方向変換ボックスに
    連結させ、この駆動源を上記方向判定検出器からの方向
    判定信号に基づいて作動させて上記方向変換ボックスを
    正転又は逆転させ、この方向変換ボックスの出入口部か
    ら物品搬出装置へ搬出される物品の向きを揃えるととも
    に、その後、物品搬出装置に最も近い出入口部をその物
    品搬出装置に対応して停止させるべく上記方向変換ボッ
    クスを回転させるボックス駆動装置と、を有して構成さ
    れた物品方向統一装置。
  4. 【請求項4】 上記物品供給装置には、搬送中の物品の
    品種及び方向を判定する品種・方向判定装置が装備さ
    れ、また、上記物品搬出装置には、物品を品種別に搬送
    する複数の仕分け搬送路が設置され、上記ボックス駆動
    装置は、品種・方向判定装置からの方向判定信号に基づ
    き、上記方向変換ボックスを正転又は逆転させて物品の
    方向を一定に揃え、更に、上記品種・方向判定装置から
    の品種判別信号に基づき、上記方向変換ボックスの出入
    口部を上記物品搬送装置の所定の仕分け搬送路に対応し
    て停止させるものである請求項3に記載の物品方向統一
    装置。
  5. 【請求項5】 上記方向変換ボックスは、収容された物
    品を定位置に保持する保持部を備えた請求項1〜4のい
    ずれか一に記載の物品方向統一装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107244521A (zh) * 2017-04-21 2017-10-13 金华职业技术学院 啤酒瓶理瓶实训系统及其控制方法
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CN114532669A (zh) * 2022-03-23 2022-05-27 浙江师范大学行知学院 低帮帆布鞋的入鞋调位流水线设备

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