JPH11238547A - 特に車両電子装置用の差込みコネクタ - Google Patents

特に車両電子装置用の差込みコネクタ

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JPH11238547A
JPH11238547A JP10347219A JP34721998A JPH11238547A JP H11238547 A JPH11238547 A JP H11238547A JP 10347219 A JP10347219 A JP 10347219A JP 34721998 A JP34721998 A JP 34721998A JP H11238547 A JPH11238547 A JP H11238547A
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JP
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plug
receptacle
spring element
connector
spring
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JP10347219A
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English (en)
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Hans-Jost Heimueller
ハイミュラー ハンス−ヨスト
Andreas Hamburger
ハムブルガー アンドレアス
Michael Ferstl
フェルストル ミヒャエル
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Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/633Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only
    • H01R13/635Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only by mechanical pressure, e.g. spring force

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 差込みコネクタを改良して操作を簡便にする
と共に、両差込み部分の損傷リスクを低減する。 【解決手段】 ばねエレメント3;13;23をガイド
するために、非線形ばね特性曲線FKを生ぜしめるばね
−滑り案内機構が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1に発明の
上位概念として規定した通り、2つの差込み部分つまり
レセプタクルと対応レセプタクルとから成り、完璧な電
気的接続を形成するために前記の両差込み部分が相互に
完全に挿嵌されて互いに着脱可能に係止されており、か
つ両差込み部分間に作用していて電気的接続不全時に前
記対応レセプタクルを前記レセプタクルから放出するば
ねエレメントが設けられている形式の、特に車両電子装
置用の差込みコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】前記形式の差込みコネクタはすでに公知
であり、例えば米国特許第5591042号明細書に記
載された差込みコネクタは2つの差込み部分、つまり、
両者間に申し分のない接続を形成するために相互に完全
に嵌合されて着脱可能に係止されるレセプタクルと対応
レセプタクルとから成っており、しかも図1(A)〜図
1(D)に示したように両差込み部分間で作用しかつ電
気的接続が不完全な場合には対応レセプタクルをレセプ
タクルからエゼクト(放出)するばねエレメント6が設
けられている。
【0003】公知の差込みコネクタは所謂”go/no
−go”原理に従って動作し、すなわち差込みコネクタ
が完全に係止されてはいない場合はばねエレメントのば
ね力によって両差込み部分を再び相互に押し離し、つま
り対応レセプタクルをレセプタクルからエゼクトするよ
うに作動する。
【0004】しかしながら従来技術では、前記ばね力も
しくは放出力を克服するためには高い作動力をかける必
要があることは無視されている。この高い作動力は、差
込みコネクタの両差込み部分を差し合わせる際に不快感
を味合わされる一方、作動力の高さのために両差込み部
分に損傷を惹起させることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、明細書冒頭で述べた形式の差込みコネクタを改良し
て操作を簡便にすると共に、両差込み部分の損傷リスク
を低減することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、請求項1の
特徴部に記載した構成手段を有する差込みコネクタによ
って解決される。
【0007】
【発明の効果】要するに請求項1による本発明の要旨と
するところは、ばねエレメントをガイドするために、非
線形ばね特性曲線を生ぜしめるばね−滑り案内機構が設
けられている点にある。
【0008】殊にばね力は、(レセプタクル内への対応
レセプタクルの)挿入動作の開始時には、後の時点つま
り挿入終期直前の時点よりも強い。本明細書中の第6頁
に収録した線図では、前記の状況を表す1つの非線形ば
ね特性曲線が例示されている。両差込み部分内の電気的
接点がまだ接触していない挿入開始時点では、ばね力は
比較的高いので、相互挿嵌動作を中断すると両差込み部
分は再び相互に押し離される。更なる差込み過程中に、
つまり、電気的接点が互いに接触し、ひいては摩擦に基
づく挿入力の増大が生じる時点に、挿入力を低くするた
めに、この時点におけるばね力の上昇は、ばね特性曲線
の変化によって僅かにすることができるので、全体的に
見て挿入時における反力は克服できるほど可能な限り低
くされている。とは云え、ばね力は、差込み状態が完璧
でない場合には両差込み部分を再び押し離し、これによ
って接続不全を使用者に表示するのに足る大きさ又は強
さを常に有している。
【0009】本発明の差込みコネクタの有利な構成手段
は、請求項2乃至請求項15に記載した通りである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明の実施
例を詳説する。
【0011】図1及び図2に示した第1実施形態では、
符号1でレセプタクルが、また符号2で対応レセプタク
ル2が図示されている。対応レセプタクル2は、例えば
段部として形成された連行子2aがばねエレメント3に
接触するまで、レセプタクル1の開口内へ導入される。
ばねエレメント3は、図3との関連において追って詳説
する。対応レセプタクル2が更に挿入されると、ばねエ
レメント3は力Fで負荷されて、緊縮又は変形される。
図1の(B)に図示した状態では、対応レセプタクル2
は約2/3だけレセプタクル1内へ挿入された状態にあ
る。この状態で対応レセプタクル2を離すと、張力下に
あるばねエレメント3は対応レセプタクル2を、レセプ
タクル1から再び押出す。これに対して対応レセプタク
ル2を更に挿入すると、ばねエレメント3のブリッジ部
分3dが、レセプタクル1に設けたデフレクタ5によっ
て下向きに偏位され、連行子2aの下面に沿って弛緩す
ることができる。
【0012】ばねエレメント3の前記弛緩後に、図1の
(D)に示した状態が得られ、この場合、対応レセプタ
クル2は完全にかつ申し分のない接続をもってレセプタ
クル1内に嵌入されている。ばねエレメント3のブリッ
ジ部分3dはこの場合、対応レセプタクル2の不慮の引
き抜けを防止する手段として働く。このために前記ブリ
ッジ部分3dは、対応レセプタクル2とレセプタクル1
の保持区分6との間に配置されているので、ブリッジ部
分3dが能動的に変位しない限り、対応レセプタクル2
がレセプタクル1から引き抜けることはない。
【0013】この場合連行子2aは、引き抜け時にばね
エレメント3を下向きに押圧し、かつ対応レセプタクル
2の引き抜けに対抗するばね力を増成させる。このばね
力が克服されると、対応レセプタクル2は加速度に基づ
いてレセプタクル1から引き出される。引き出し動作が
中断されると、対応レセプタクルは、ばね力(保持区分
6及び段部2bの当接斜面)に基づいてレセプタクル1
内へ滑り戻る。
【0014】図2の(A)では、図1の(D)の状態が
図示されており、この図示から判るように、ばねエレメ
ント3のブリッジ部分3dは対応レセプタクル2の前方
に位置している。これに対して図2の(B)では、差込
みコネクタの解離時に形成すべき状態が図示されてい
る。その場合段部2bをめぐってブリッジ部分3dを案
内するために、ばねエレメント3のブリッジ部分3dは
その中央域を手で下向きに押圧されねばならない。対応
レセプタクル2の段部2bの周面にばねエレメント3が
もはや係合しなくなると直ちに対応レセプタクル2をレ
セプタクル1から引き出すことが可能である。
【0015】この第1実施形態において使用されるばね
エレメント3はほぼU字形であり、図3に略示されてい
る。該ばねエレメント3は図1ではレセプタクル1内に
水平型に配置されているので、ブリッジ部分3dは横断
面で見ることができ、該横断面は殊に円形に形成されて
いる。
【0016】ばねエレメント3と滑り案内4とから成る
本発明によるばね−滑り案内機構は図3の(A)及び図
3の(B)において2つの状態で図示されており、しか
も図3の(A)では弛緩したばねエレメント3が図示さ
れているのに対して、図3の(B)においては、力Fの
作用を受けて変形されたばねエレメント3が図示されて
いる。
【0017】ばねエレメント3は、ブリッジ部分3dの
両側に配置された2つの脚片3a,3bの端部に、終端
域3cを有しており、両方の終端域はほぼL字形に(図
3で見て)上向きに屈曲されている。ばねエレメント3
の終端域3cに丸味をつけて成形し、該丸味部を滑り案
内4に接触させることによって、滑り案内4に沿って終
端域を均等に摺動させることが保証される。
【0018】滑り案内4は本実施形態では両側に夫々2
つの案内面4a,4bを有しており、両案内面は、約3
0゜の角度で例示したように互いに角度を成して延びて
おり、かつ両案内面4a,4bは1つの折曲点Kで互い
に移行し合っている。
【0019】無負荷状態のばねエレメント3のブリッジ
部分3dの中央域に対して、図3の(B)に示したよう
に上から力Fが加えられると、ばねエレメント3は図示
のように変形される。ブリッジ部分3dは円弧区分に変
形し、かつ両脚片3a,3bは外向きに拡開湾曲される
ので、ばねエレメント3のほぼW字形の形状が生じる。
両脚片3a,3bの終端域3cは案内面4a上を外向き
に移動し、究極的には折曲点Kに達し、該折曲点から次
いで両終端域3cは案内面4bに沿って摺動する。この
ばね−滑り案内機構に基づいて、次の線図において理想
化して略示したように、ばねエレメント3の逓減的なば
ね特性曲線FKが得られる。すなわち:
【0020】
【表1】
【0021】ばねエレメント3の終端域3cが案内面4
aの領域内に位置している場合には、ばね特性曲線FK
は範囲0A内、つまり比較的急勾配線の範囲内にあるの
に対して、終端域3cが、案内面4bの領域内に位置し
ている場合には、ばね特性曲線FKは範囲AB内にあ
る。
【0022】ばね特性曲線FKは下記のパラメータによ
って特に簡単に確定することができ、その場合、可能性
a)及びc)を適用できるのが有利である。すなわち: a)ばねの幾何学的形状、すなわち両脚片3a,3bの
脚片長並びにブリッジ部分3dに対する両脚片3a,3
bの角度、及びブリッジ部分3dの長さ; b)ばね材料;及び c)滑り案内の幾何学的形状、すなわち両案内面4a,
4bの長さ並びに案内面相互の角度w。
【0023】要するに原理的には本発明のばね−滑り案
内機構によって、ばねの緊縮開始時にばね力は、対応レ
セプタクル2をレセプタクル1から押出すのに充分な大
きさのレベルにまで著しく上昇するものでなければなら
ない。このばね力は本来の差込み動作に対抗し、従って
差込みを困難にするので、ばね力はそれ以後の経過にお
いて最早それほど著しく上昇してはならない。それとい
うのは、それ以後の差込み過程中に、電気的接点間の摩
擦が付加的に克服されねばならないからである。従って
両差込み部分を完全に差し込むために必要な差込み力は
全体として比較的小さくすることができる。
【0024】図1乃至図3による差込みコネクタの利点
は、差込んだ状態でばねエレメント3が弛緩した状態に
あり、それ故にプラスチックのクリープの恐れが無く、
或いはばね力の衰退が発生することもないことである。
そればかりでなく、すでに前述した通り、それ相応のば
ね特性曲線を設定できるので差込み力を小さく維持する
ことが可能である。
【0025】図4には本発明による差込みコネクタの第
2実施形態が図示されている。同一構成部分及び同一機
能の構成部分は、第1実施形態の場合と同一の符号を付
して表示されている。
【0026】ばね−滑り案内機構3,4はレセプタクル
11の左手のケーシング内に位置しており、しかもこの
第2実施形態では、対応レセプタクル12はレバー14
を有しており、該レバーは、図4の(B)から判るよう
に、差込みの開始時に下向きに押圧され、かつその末端
部14aには、ばね13と係合する開口14bを有して
いる。ところでレバー14が下向きに押圧されて前記開
口14bがばね13と係合し、かつ末端部14aがケー
シング部分11aの下へ「潜り込む」と直ちに、対応レ
セプタクル12を、第1実施形態の場合とほぼ同様に、
ばね13のばね力に抗してレセプタクル11内へ挿入す
ることが可能である。
【0027】レバー14の下向き押圧は、手操作式に行
なうことができるが、しかし又、図4に示したように、
2つの斜め面取り部を設けることによって、つまり一方
の斜め面取り部をレバー14の末端部14aに、他方の
斜め面取り部をケーシング部分11aの端部に設けるこ
とによって、自動的に行なうのが有利である。この場合
前記の両斜め面取り部は互いに向き合っており、かつレ
セプタクル11内への対応レセプタクル12の挿入時に
互いに接し合って擦過摺動する。
【0028】滑り案内4はこの第2実施形態の場合も図
3に従って構成されているが、図4ではその図示を省い
た。ほぼU字形のばね13はレセプタクル11内でやは
り水平型に配置されており、かつ円形横断面に形成され
ているのが有利である。
【0029】図4の(C)では、対応レセプタクル12
がなお完全にはレセプタクル11内に挿入されていない
状態が図示されている。この状態で挿入動作が中断され
ると、緊張したばね13が対応レセプタクル12をレセ
プタクル11から押出すことになる。
【0030】対応レセプタクル12が更にレセプタクル
11内へ押し込まれると、図4の(D)に示したような
係合状態が得られる。その場合レバー14は、固有弾性
に基づいて上方へ変位してバックテーパ部14cを凸設
部11bと係合させる位置に達する。その際ばね13
は、矢印Dで示したように一緒に上向きに運動する。
【0031】ばね13は本実施形態では、第1実施形態
とは異なって緊張下におかれるが、専らレセプタクル1
1のケーシング内に支持されており、対応レセプタクル
12を負荷することはない。従って電気的接続もばね1
3による負荷を受けない。
【0032】対応レセプタクル12の引出しは、バック
テーパ部13cが凸設部11bとの係合から外れるまで
レバー14の作動子14dを押し下げ、ひいてはばね1
3のばね力が対応レセプタクル12をレセプタクル11
から押出すことによって行なわれる。
【0033】第2実施形態の利点は、レセプタクル11
からの引出し時にも対応レセプタクル12がばね13の
ばね力によって放出される一方、差込み接続を形成する
ためには僅かな差込み力しか必要とせず、しかも本発明
ではばね特性曲線FKを適合させることができかつ第1
実施形態のように設定可能であることである。
【0034】次に図5及び図6に基づいて第3実施形態
を説明する。第1及び第2実施形態に等しい構成部分に
は同一の符号を付した。
【0035】図6から判るようにレセプタクル21は、
ほぼT字形の切欠部21aを有しており、該切欠部内に
レバー14が係合する。この第3実施形態では図5の
(A)から判るように、レバー作動子24が係止突起2
5に当接するまでシフトされて、図5の(B)に示した
ようにレバー14が押し下げられる場合にしか、対応レ
セプタクル22をレセプタクル21内に差込むことはで
きない。さもなければ係止突起25が差込み阻止装置と
して働く。
【0036】対応レセプタクル22がレセプタクル21
内に導入されると即座に、レバー14の末端部14aが
ばねエレメント23と係合し、かつ対応レセプタクル2
2が更に押込まれ又は差込まれると、ばねエレメント2
3は変形される。この変形に基づいて、第1及び第2実
施形態で説明したように、ばねエレメント23内に所望
の放出力が増成される。
【0037】対応レセプタクル22が、図5の(C)に
示したように、レセプタクル21内に完全に挿入される
と、レバー14はその固有弾性に基づいて上方へ向かっ
て運動することができ、係止突起25がT字形の切欠部
21aに係合し、かつばねエレメント23がレバー作動
子24の領域24aを押圧するので、該レバー作動子2
4は右手へシフトされる。
【0038】両差込み部分つまりレセプタクル21と対
応レセプタクル22は互いにロックされており、その場
合の差込み時もしくは差込み動作時における一般的な利
点(ばね力の衰退が生じることはない等々)に関して
は、第1及び第2実施形態を参照されたい。
【0039】この第3実施形態の格別の利点は、両差込
み部分が完全に差込まれた場合にばね力が電気的接続部
を負荷しない点、ばねエレメント23の位置によってロ
ック解除防止作用が与えられており、該ロック解除防止
作用は係止突起25の方向へレバー作動子24を完全に
前進させることによってしか解消できない点、かつ又、
レバー作動子24を作動することなしに(過失によって
或いは偶発的に)レバー14を押し下げることは不可能
である点である。
【0040】差込みコネクタのコネクタ部分相互の引き
離しは、係止突起25(図示の実施形態では殊に2つの
係止突起25)の方に向かってレバー作動子24を完全
にシフトさせ、次いで該レバー作動子24によってレバ
ー14を押し下げ、こうして緊張されたばねエレメント
23によって対応レセプタクル22をレセプタクル21
から押出すことによって行なわれる。
【0041】本発明の差込みコネクタは、公知の”go
/no−go”原理に従って動作するとは云え、極めて
単純な手段によって実現されるので、全体として極めて
適用し易い解決手段が提供される。
【0042】本発明は、詳説した実施形態によって限定
されるものではなく、請求項2以降に記載した構成手段
によって特定されている。また前記実施形態の組合せ又
は該実施形態の構成部分の組合せが可能である。
【0043】特に車両電子装置用の差込みコネクタは、
2つの差込み部分、つまりレセプタクルと対応レセプタ
クルとから成り、しかも申し分のない電気的接続を形成
するために両差込み部分は、互いに完全に嵌合され、か
つ互いに着脱可能に係止されており、かつ両差込み部分
間に作用するばねエレメント、しかも電気的接続が完璧
でない場合には対応レセプタクルをレセプタクルから自
動的に放出するばねエレメントが設けられており、かつ
該ばねエレメントをガイドするために、非線形ばね特性
曲線を生ぜしめるばね−滑り案内機構が設けられてい
る。殊にばね力は、挿入動作の開始時には、後の時点つ
まり挿入終期直前の時点よりも強い。両差込み部分の電
気接点がなお接触していない挿入開始時点ではばね力は
比較的高いので、相互挿嵌が中断されると、両差込み部
分は再び押し離される。更なる差込み過程中に、つま
り、電気的接点が互いに接触し、ひいては摩擦に基づい
て挿入力の増大が生じる時点に、挿入力を全体的にでき
るだけ低くするために、この時点におけるばね力の上昇
は、ばね特性曲線の変化によって僅かにすることができ
るので、全体的に見て挿入時における反力は克服できる
ほど可能な限り低くされている。とは云え、ばね力は、
差込み状態が完璧でない場合には両差込み部分を再び押
し離し、これによって接続不全を使用者に表示するのに
足る大きさ又は強さを常に有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】差込みコネクタの第1実施形態の横断面図であ
って、しかも図1の(A)は両差込み部分を差し合わせ
る前の状態図、図1の(B)及び(C)は両差込み部分
の差し合わせ時の中間段階状態図、及び図1の(D)は
両差込み部分相互を差し合わせた状態図である。
【図2】両差込み部分相互の差し合わせ状態(A)と差
込みコネクタの解離時に形成さるべき状態(B)を図1
の右手から見た第1実施形態の側面図である。
【図3】2つの状態で示したばね−滑り案内機構のの概
略図である。
【図4】差込みコネクタの第2実施形態の横断面図であ
って、しかも図4の(A)は両差込み部分を差し合わせ
る前の状態図、図4の(B)及び(C)は両差込み部分
の差し合わせ時の中間段階状態図、及び図4の(D)は
両差込み部分相互を差し合わせた状態図である。
【図5】差込みコネクタの第3実施形態の横断面図であ
って、しかも図5の(A)は両差込み部分を差し合わせ
る前の状態図、図5の(B)は両差込み部分の差し合わ
せ時の中間段階状態図、図5の(C)は両差込み部分相
互を差し合わせた状態図、及び図5の(D)は両差込み
部分相互の引き離し前、つまり差込みコネクタの解離前
の中間段階状態図である。
【図6】差込まれていない状態で示した第3実施形態の
斜視図である。
【符号の説明】
1 レセプタクル、 2 対応レセプタクル、 2
a 連行子、 2b段部、 3 ばねエレメント、
3a,3b 脚片、 3c 終端域、 3d
ブリッジ部分、 4 滑り案内、 4a,4b 案
内面、 5デフレクタ、 6 保持区分、 11
レセプタクル、 11a ケーシング部分、 11b
凸設部、 12 対応レセプタクル、 13ばね
エレメント、 14 レバー、 14a 末端部、
14b 開口、14c バックテーパ部、 14
d 作動子、 21 レセプタクル、21a T
字形の切欠部、 22 対応レセプタクル、 23
ばねエレメント、 24 レバー作動子、 24a
領域、 25 係止突起、F 力、 K 折
曲点、 FK ばね特性曲線、 w 案内面相互の
角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル フェルストル ドイツ連邦共和国 レーゲンスブルク ア ルバートシュトラーセ 12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの差込み部分つまりレセプタクル
    (1;11;21)と対応レセプタクル(2;12;2
    2)とから成り、完璧な電気的接続を形成するために前
    記の両差込み部分が相互に完全に挿嵌されて互いに着脱
    可能に係止されており、かつ両差込み部分間に作用して
    いて電気的接続不全時に前記対応レセプタクル(2;1
    2;22)を前記レセプタクル(1;11;21)から
    放出するばねエレメント(3;13;23)が設けられ
    ている形式の、特に車両電子装置用の差込みコネクタに
    おいて、ばねエレメント(3;13;23)をガイドす
    るために、非線形ばね特性曲線(FK)を生ぜしめるば
    ね−滑り案内機構が設けられていることを特徴とする、
    特に車両電子装置用の差込みコネクタ。
  2. 【請求項2】 ばね特性曲線(FK)が、少なくとも2
    つの線形区分(0A,AB)によって逓減的に設けられ
    ている、請求項1記載の差込みコネクタ。
  3. 【請求項3】 ばね−滑り案内機構が、ほぼU字形のば
    ねエレメント(3;13;23)と滑り案内(4)とか
    ら成り、しかも前記滑り案内(4)が、前記ばねエレメ
    ント(3;13;23)の各脚片(3a,3b)のため
    に少なくとも2つの案内面(4a,4b)を有してい
    る、請求項1又は2記載の差込みコネクタ。
  4. 【請求項4】 ばねエレメント(3;13;23)が各
    脚片(3a,3b)の終端域(3c)で、ほぼJ字形又
    はL字形の屈曲形状に曲げられている、請求項3記載の
    差込みコネクタ。
  5. 【請求項5】 ばねエレメント(3;13;23)の作
    動時に各脚片(3a,3b)の終端域(3c)が案内面
    (4a,4b)に沿ってガイドされており、かつばねエ
    レメント(3;13;23)の終端域(3c)が前記案
    内面(4a,4b)と接触して運動する、請求項4記載
    の差込みコネクタ。
  6. 【請求項6】 ばね特性曲線(FK)がばねエレメント
    (3;13;23)の幾何学的形状及び/又は滑り案内
    (4)の幾何学的形状によって決定されており、しかも
    両脚片(3a,3b)の長さ及び/又は案内面(4a,
    4b)の長さ及び/又は該案内面(4a,4b)相互間
    の角度(w)が決定的である、請求項3から5までのい
    ずれか1項記載の差込みコネクタ。
  7. 【請求項7】 滑り案内(4)が、レセプタクル(1;
    11;21)のケーシング内に設けられている、請求項
    1から6までのいずれか1項記載の差込みコネクタ。
  8. 【請求項8】 ばねエレメント(3;13;23)が、
    レセプタクル(1;11;21)のケーシング内に設け
    られている、請求項1から7までのいずれか1項記載の
    差込みコネクタ。
  9. 【請求項9】 レセプタクル(1;11;21)内への
    対応レセプタクル(2;12;22)の差込み時にばね
    エレメント(3;13;23)に作用して該ばねエレメ
    ントを変形させる連行子(2a)が、対応レセプタクル
    (2;12;22)に設けられている、請求項1から8
    までのいずれか1項記載の差込みコネクタ。
  10. 【請求項10】 ばねエレメント(3)の最大変形時に
    該ばねエレメントを少なくとも部分的に偏位させて初期
    位置へ戻すデフレクタ(5)がレセプタクル(1)に設
    けられている、請求項1から9までのいずれか1項記載
    の差込みコネクタ。
  11. 【請求項11】 単独で又はばねエレメント(3)と協
    働して対応レセプタクル(2)を完璧な電気的接続状態
    でレセプタクル(1)に位置決めする保持区分(6)が
    前記レセプタクル(1)に設けられている、請求項1か
    ら10までのいずれか1項記載の差込みコネクタ。
  12. 【請求項12】 対応レセプタクル(12;22)にレ
    バー(14)が設けられており、該レバーが、差込みコ
    ネクタをロックするための係止エレメント(14c;2
    5)を有している、請求項1から11までのいずれか1
    項記載の差込みコネクタ。
  13. 【請求項13】 係止エレメントが、レセプタクル(1
    1)に設けた凸設部(11b)と協働するバックテーパ
    部(14c)であるか又はレセプタクル(21)に設け
    た切欠部(21a)と協働する係止突起(25)であ
    る、請求項12記載の差込みコネクタ。
  14. 【請求項14】 レバー(14)にレバー作動子(14
    d;24)が設けられており、しかも差込みコネクタの
    ロック解除が、前記レバー作動子(14d;24)を前
    以て作動した後にだけ可能である、請求項12又は13
    記載の差込みコネクタ。
  15. 【請求項15】 ばねエレメント(23)がレバー(1
    4)を係止位置でロックしかつ前記ばねエレメント(2
    3)が弛緩した状態にある、請求項12から14までの
    いずれか1項記載の差込みコネクタ。
JP10347219A 1997-12-10 1998-12-07 特に車両電子装置用の差込みコネクタ Abandoned JPH11238547A (ja)

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DE19754876A1 (de) 1999-06-24
DE19754876C2 (de) 1999-11-04
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