JP2005197167A - コネクタ - Google Patents

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Abstract


【課題】 付勢バネを用いた半嵌合検知を行える形状の自由度を増す。
【解決手段】 両ハウジング10,20が嵌合されると、ロックアーム30がロック突部15と係合する前に、スライドカバー40の前面板41が機器11の壁面11Aに当接し、続いて押し込まれる。付勢バネ45は、後端がロックアーム30の操作板34に、前端が移動体48を介してカバー40に仮係止されているから、カバー40が押し込まれることに伴い次第に弾縮される。この間に、ロックアーム30の前端がロック突部15と係合して揺動変位しつつこれを通過する。両ハウジング10,20が正規嵌合に至る前に嵌合操作が停止されると、蓄勢された付勢バネ45の弾発力で両ハウジング10,20が離間され、半嵌合が検知される。正規に嵌合されると、ロックアーム30が復動してロックが掛かり、付勢バネ45は仮係止が外れて弾縮状態から解放される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、半嵌合検知機能を備えたコネクタに関する。
従来、この種の半嵌合検知機能を備えたコネクタとして、以下のようなものが知られている。これは、雄雌一対のコネクタハウジングのうち雌側のコネクタハウジングに、圧縮コイルバネ等からなる付勢バネが設けられ、両コネクタハウジングの嵌合過程では、付勢バネの後端が後退規制されるとともに雄側のコネクタハウジングが付勢バネの前端を後方へ押すことにより、その付勢バネが弾縮されて付勢力が蓄勢されるようになっている。
そして、両コネクタハウジングが正規嵌合されてロックされると、付勢バネの後端の後退規制が解除されて、付勢バネが後方へ伸長しつつ付勢力が解放される。一方、両コネクタハウジングが正規嵌合に至る前に嵌合操作が停止されると、蓄勢された付勢バネの付勢力によって両コネクタハウジングが離間され、これにより未だ半嵌合状態にあったことが検知されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−111390号公報
ところで従来のものでは、両コネクタハウジングの嵌合過程で付勢バネの前端を押す部位としては、雄側のコネクタハウジングのフード部またはフード部の外面に設けられたリブが使用されていた。
そのため、雄側のコネクタハウジングにおいてフード部が短かったり、リブが備えることができないものには、付勢バネを押圧することができない等によって適用することができず、このようなコネクタについても付勢バネによる半嵌合検知を行うことができる手段の出現が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものである。
請求項1の発明は、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングにはロック突部が、他方のコネクタハウジングには前記ロック突部に弾性的に係止するロックアームがそれぞれ設けられるとともに、前記他方のコネクタハウジングには、前後方向に摺動可能なスライダと、前後方向に伸縮可能な付勢バネとが設けられ、この付勢バネは、後端がこの他方のコネクタハウジングに固定されるのに対して、前端が前記スライダにおける前端よりも後方に入った位置において仮係止され、この仮係止は付勢バネが所定以上弾縮された場合の弾発力で解除可能となっており、前記一方のコネクタハウジングにおける前記ロック突部の後方には、前記ロックアームが前記ロック突部と係合する前の嵌合状態において前記スライダの前端に押圧可能に当接する押圧部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記スライダには、自由状態に戻った前記付勢バネの前端を係止する係止手段が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記ロックアームがシーソ状をなし、前端が前記ロック突部に係止可能で、後端を押圧してこのロックアームを強制的に揺動させることで前記ロック突部に対する前端の係止が解除されるようになっており、このロックアームの前記後端に前記付勢バネの後端が固定されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記スライダには、前記両コネクタハウジングが正規嵌合された状態からこのスライダが後方に所定量移動した場合に、前記ロックアームの後端を押圧して前記ロック突部に対する係止を解除すべく強制的に揺動させる解除部が設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記押圧部は、前記一方のコネクタハウジングの中心を通って両コネクタハウジングの嵌合方向に沿う面のうちの、前記ロック突部を通る面上に設けられているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記押圧部は、前記一方のコネクタハウジングの中心を通って両コネクタハウジングの嵌合方向に沿う面のうちの、前記ロック突部を通る面とは交差した面上に設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングが嵌合されると、ロックアームがロック突部と係合する前に、スライダの前端が他方のコネクタハウジングの押圧部に当接し、引き続く嵌合操作によりスライダは押圧部で押し込まれる。付勢バネは、後端が他方のコネクタハウジングに固定され、前端がスライダに仮係止されているから、スライダが押し込まれることに伴い次第に弾縮される。この間に、ロックアームがロック突部と係合して弾性変位しつつこれを通過し、両コネクタハウジングが正規に嵌合されると、ロックアームが復動してロック突部に係止し、両コネクタハウジングが正規の嵌合状態にロックされる。このとき、付勢バネが所定以上弾縮されるため、その弾発力により仮係止が外れ、付勢バネの前端がスライダの前端側に向けて伸びつつ弾縮状態から解放される。
一方、両コネクタハウジングが正規嵌合に至る前に嵌合操作が停止されると、弾縮された付勢バネの弾発力によって両コネクタハウジングが離間され、これにより未だ半嵌合状態にあったことが検知される。
本発明では、言わばスライダの前端が前方に延ばされたことにより、スライダを押圧する押圧部をロック突部よりも後方に設けた構造でありながらも、ロックアームとロック突部とが係合するよりも前の段階からスライダの押し込み、すなわち付勢バネを弾縮することが可能となる。
そのため、コネクタの形態として、例えばフード長が短かかったり、コネクタハウジングの外周に特別の押圧用のリブが形成できないといった制限があるものについても、付勢バネを用いた半嵌合の検知機能を確実に発揮させることができる。
<請求項2の発明>
両コネクタハウジングが正規嵌合して付勢バネが自由状態に戻された際に、その前端がスライダの係止手段に係止される。付勢バネが不必要に遊動することが回避される。
<請求項3の発明>
ロックアームがロック突部と係合して揺動している状態でスライダが押し込まれる際には、付勢バネは湾曲しつつ弾縮して付勢力が蓄勢される。ロックアームの揺動スペースも利用して付勢バネを装着したから、付勢バネの装着スペースが稼げることになって、コネクタハウジングをコンパクトにできる。
<請求項4の発明>
両コネクタハウジングが正規嵌合された状態からスライダを後方に移動させると、付勢バネが次第に弾縮されて付勢力が蓄勢される。所定量後退されると、解除部がロックアームの後端を押圧して強制的に揺動させることでロック突部に対する係止が解除され、付勢バネの付勢力を受けて両コネクタハウジングが離間される。
付勢バネの付勢力を利用してコネクタハウジングの離脱作業も軽く行うことができる。
<請求項5の発明>
一方のコネクタハウジングの外形において、ロック突部を通る面と交差する方向の寸法が小さくできる。
<請求項6の発明>
一方のコネクタハウジングの外形において、ロック突部を通る面に沿った方向の寸法が小さくできる。すなわち低背化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図15に基づいて説明する。
本実施形態のコネクタは、例えば図9に示すように、互いに嵌合される雄側のコネクタハウジング10(以下、単に雄ハウジング10という)と、雌側のコネクタハウジング20(以下、単に雌ハウジング20という)とから構成されている。
なお以下では、各ハウジング10,20について、相手側との嵌合面側を前方として説明する。
雄ハウジング10は合成樹脂製であって、図1、図8及び図9に示すように、車両等に搭載された機器11の壁面11A(本発明の押圧部に相当)から一体的に突設されたフード部12を有している。このフード部12は正面から見て横長の長円形の筒状に形成され、その奥面は機器11内に深く窪んで設けられ、その分壁面11Aからのフード部12の突出長さが短く設定されている。フード部12の窪んだ奥面からは、タブ状をなす図示3本の雄端子14が横方向に並んで突設されている。
フード部12の上下両面には、それぞれ幅方向と奥行方向の中央部において、一対のロック突部15が対称に突設されている。各ロック突部15の前面には、後方に向けて上り勾配となったガイド面16が形成されている。
なお、雄ハウジング10の上側の内面における正面から見た左端寄りの位置の奥側には、嵌合検知用のリブ18が立てられている。
雌ハウジング20は同じく合成樹脂製であって、図2に示すように、横長の長円形断面をなす端子収容部21を有し、前端側の約2/3の長さ部分が雄ハウジング10の内側に嵌合可能となっている(図13参照)。この端子収容部21内には、図示3個のキャビティ22が雄ハウジング10における雄端子14の配列と対応して形成されている。各キャビティ22内には、図6に示すように、電線23の端末に固着された雌端子24が後方から挿入され、金属ランス25によって抜け止め状態に一次係止され、さらにサイドタイプのリテーナ27によって二重係止されて収容されるようになっている。リテーナ27には、正規位置まで押し込まれた場合に、雄ハウジング10側のリブ18と対向して嵌合可能な検知溝28が形成されている。
端子収容部21の上面における幅方向の中央部には、雄雌のハウジング10,20間を正規の嵌合状態にロックするためのロックアーム30が設けられている。このロックアーム30は前後方向に細長い形状で、端子収容部21の全長にほぼ等しい長さを有するが、前端がリテーナ27の装着位置付近に位置し、後端が端子収容部21の後面よりも後方に突出した状態で配される。ロックアーム30は、その下面における長さ方向の中央部よりも少し前の位置が、端子収容部21の上面(後から全長の約1/3の位置)に支点部31によって連結され、支点部31を中心としてシーソ状に揺動変位可能となっている。
ロックアーム30の下面には、前端よりも少し入った位置から後面に開口するロック溝32が切られており、このロック溝32の前面32Aが、雄ハウジング10のロック突部15に係止可能となっている。ロック溝32の前方には、テーパ状のガイド面33が形成されている。一方ロックアーム30の後端には、図3にも示すように、幅広の操作板34が立ち上がった形態で形成されている。
詳しくは後記するように、両ハウジング10,20が嵌合されると、ロックアーム30が揺動変位しつつその前端側がロック突部15に乗り上げ、通過して復動したところでロック突部15がロック溝32に嵌ってその前面32Aに係止されることでロックが掛かり、この状態から操作板34を下方に押圧してロックアーム30の前端側を持ち上げると、ロック突部15がロック溝32から相対的に抜けることでロックが解除されるようになっている。
続いて、半嵌合の検知機構について説明する。
雌ハウジング20には、本発明のスライダに相当するスライドカバー40が装着されている。このスライドカバー40は合成樹脂製であって、図2及び図6に示すように、概ね端子収容部21の下面からその前端側の両側面、さらにはロックアーム30の両側面から上面を囲む筒状をなすとともに、前面板41を備えた形状に形成されている。このスライドカバー40は、その内側の下面に切られた前後方向のガイド溝42に、端子収容部21の下面のストッパ36を嵌めて摺動させることで、雌ハウジング20に対して前後方向の移動可能に装着されている。なお、スライドカバー40の前面板41には、図2に示すように、雄ハウジング10におけるフード部12並びにロック突部15の進入を許容し、また後記する移動体48を臨ませることが可能な窓孔43が開口されている。
スライドカバー40内の上部位置は、付勢バネ45等が収納される収納室46とされている。付勢バネ45は例えば圧縮コイルバネからなり、2本備えられている。
収納室46内には、そのほぼ全幅にわたる横長の移動体48が収納されている。収納室46の両側面には、図8に示すように、前縁から少し中に入った位置から後縁に開口したガイド溝50が形成され、移動体48は、その左右両側面に突設された摺動体51がガイド溝50に摺動自由に嵌合されることで、収納室46内で前後方向の移動可能となっている。
この移動体48と、上記したロックアーム30の操作板34との対向面には、それぞれ幅方向の両端位置に、バネ取付部53が前後で対をなすように対向して突設されている。各付勢バネ45は、前端が移動体48のバネ取付部53に、後端が操作板34のバネ取付部53に、それぞれ圧入されて固定されている。
移動体48の上面における幅方向の両端部には、若干立ち上がったのち後方に向けて延出した弾性係止片55が形成され、先端に係止部56が形成されている。この係止部56は、図7に示すように、延出方向における後面側(同図の左側)が切り立った係止面56Aで、前面側がテーパ面56Bとされている。また、スライドカバー40の天井面には、奥行き方向の中央部よりも少し前方位置に、係止部56が嵌る第1係止孔57が開口されている。
付勢バネ45は初めに、係止部56が第1係止孔57に嵌った状態の移動体48と、ロックアーム30の操作板34との間で、ほぼ自然状態において装着される。そして、スライドカバー40は、第1係止孔57が移動体48の係止部56に係止して後方への移動が規制され、またガイド溝42の後端がストッパ36に当たることで前方への移動が規制され、前面板41が雌ハウジング20(端子収容部21)の前面とほぼ面一となる位置に仮保持されるようになっている。
なお詳しくは後記するが、弾性係止片55の係止部56が第1係止孔57に嵌っている状態において付勢バネ45が弾縮され、所定以上の弾発力が作用すると、テーパ面56Bで逃がされつつ弾性係止片55が内方に湾曲し、係止部56が第1係止孔57から抜けるようになっている。
スライドカバー40の天井面における第1係止孔57から所定寸法前方位置には、同じく弾性係止片55の係止部56が嵌る第2係止孔58が形成されている。上記のように係止部56が第1係止孔57から外れ、付勢バネ45の弾発力で移動体48並びに弾性係止片55が前方に移動した場合に、付勢バネ45が自然状態に復帰したところで、係止部56が第2係止孔58に嵌る設定となっている。このとき、移動体48はカバーの前面板41の窓孔43内に臨む。
なお、弾性係止片55の係止部56が第2係止孔58に嵌っている状態において、付勢バネ45を介して移動体48に対して後方に引っ張る力が所定以上作用すると、テーパ面56Bで逃がされつつ弾性係止片55が内方に湾曲し、係止部56が第2係止孔58から抜けるようになっている。
また、スライドカバー40の天井面には、幅方向並びに奥行方向の中央部において、上記したロックアーム30の操作板34を押圧する解除部60が突設されている。解除部60は、その後面側(図14の右側)が、下端に向かうに従って前方に傾斜したカム面61に形成され、スライドカバー40が後方に移動すると、操作板34の上端がカム面61に当接することで、次第に下方に向けて押圧され、カム面61の突出端側で押されるまでに、ロックが解除される程度にロックアーム30が強制的に揺動変位するようになっている。
なお、移動体48の上面には、解除部60の通過を許容する逃がし凹部49が形成されている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
初めに雌ハウジング20は、図9に示すように、移動体48の弾性係止片55の係止部56が第1係止孔57に嵌って、その移動体48とロックアーム30の操作板34との間に付勢バネ45が自然状態で装着され、スライドカバー40が、その前面板41を雌ハウジング20の端子収容部21の前面とほぼ面一に位置させた前進位置に保持された状態にある。
この状態から、同図の矢線に示すように、雌ハウジング20が相手の雄ハウジング10に嵌合されると、雄ハウジング10のフード部12並びにロック突部15が、スライドカバー40内に前方から進入するものの、上側のロック突部15がロックアーム30の前端と係合する前に、図10に示すように、スライドカバー40の前面板41が機器11の壁面11Aに当接する。
嵌合が継続されると、スライドカバー40が壁面11Aで押されて、これと一体的に仮保持された移動体48も、付勢バネ45を弾縮しつつ雌ハウジング20に対して後方に移動する。嵌合が終盤に近付くと、図11に示すように、ロックアーム30の前端のガイド面33がロック突部15のガイド面16に当たって、支点部31を中心にロックアーム30を揺動させつつこれに乗り上げる。このときも付勢バネ45は、軸線を湾曲させながらさらに弾縮される。
両ハウジング10,20が正規嵌合されると、ロックアーム30の前端がロック突部15を通過するため、図12に示すように、ロックアーム30が復元しつつロック突部15がロック溝32内に嵌ってロック溝32の前面32Aに係止される。これにより、両ハウジング10,20が正規に嵌合した状態、すなわち雄雌の対向した端子金具14,24同士が正規に接続された状態にロックされる。それとともに付勢バネ45の弾発力も所定以上に上がるために、同図に示すように、弾性係止片55が湾曲しつつ係止部56が第1係止孔57から外れ、付勢バネ45が自然状態に向けて解放されつつ移動体48が前進する。
付勢バネ45が自然状態に復帰すると、図13に示すように、移動体48が窓孔43に臨むとともに、弾性係止片55の係止部56が第2係止孔58に嵌って移動体48を保持する。
これにより嵌合操作が完了し、付勢バネ45が自然状態に復帰してへたりが防止されるとともに、移動体48がロックアーム30の前端の直上位置で保持されることで、ロックアーム30の不用意な揺動が規制され、すなわち二重ロックされた状態となる。また、付勢バネ45並びに移動体48が収納室46内で遊動して、異音を発生する等が防止される。
一方、図11の状態のように、両ハウジング10,20が正規嵌合に至る前に嵌合操作が停止されると、弾縮された付勢バネ45の弾発力が作用し、ロックアーム30の操作板34を押圧して、雌ハウジング20が雄ハウジング10から引き戻されて離間される。これにより、両ハウジング10,20が未だ正規嵌合に至っていない、すなわち半嵌合状態にあったことが検知される。この場合は、改めて嵌合操作を行えばよい。
メンテナンス等において、雌ハウジング20を雄ハウジング10から外す場合は、図13に示す状態から、スライドカバー40を後方に引っ張る。スライドカバー40は、付勢バネ45を弾縮しつつ後方に移動するが、それに伴い、図14に示すように、解除部60のカム面61がロックアーム30の操作板34に当接してこれを押し下げることで、ロックアーム30が強制的に揺動変位され、ロック溝32がロック突部15から外れることでロックが解除される。
そうすると、弾縮された付勢バネ45の弾発力が作用し、ロックアーム30の操作板34を押圧して、雌ハウジング20が雄ハウジング10から引き戻されて離間される。その途中で、移動体48に対しても後方に引っ張る力が作用し、図15に示すように、弾性係止片55が撓みつつ係止部56が第2係止孔58から抜け、移動体48も後方に引っ張られる。
図9に示すように、雌ハウジング20(端子収容部21)の前面がスライドカバー40の前面板41と面一となるまで戻されると、付勢バネ45も自然状態に復帰し、移動体48の弾性係止片55の係止部56が第1係止孔57に嵌った初期状態に保持される。
以上説明したように本実施形態によれば、言わばスライドカバー40の前端が前方に延ばされた構造となっているから、機器11の壁面11Aを利用してスライドカバー40を押し込み、すなわち付勢バネ45を弾縮することが可能であり、フード部12の長さが短いものであっても、付勢バネ45を用いた半嵌合の検知機能を確実に発揮させることができる。
付勢バネ45の後端はロックアーム30の操作板34に固定されており、すなわちロックアーム30の揺動スペースをも利用して付勢バネ45を装着した構造であるから、付勢バネ45の装着スペースが稼げることになって、雌ハウジング20をコンパクトに形成できる。
メンテナンス等で両ハウジング10,20の嵌合を外す場合は、スライドカバー40を後方に引っ張ると、付勢バネ45が次第に弾縮されて付勢力が蓄勢される一方、所定量後退されると、解除部60がロックアーム30の操作板34を押圧して強制的に揺動させることでロックが解除され、付勢バネ45の付勢力を受けて雌ハウジング20が雄ハウジング10から引き戻される。すなわち、付勢バネ45の付勢力を利用することで、両ハウジング10,20の離脱作業も軽く行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明は機器直結型のコネクタに限らず、ワイヤ−ワイヤのコネクタにも同様に適用することができる。
(2)特に上記の場合、ロック突部の後方にあってスライドカバーを押圧することに機能する押圧部は、上記実施形態の機器の壁面のように、必ずしも両ハウジングの嵌合方向と直交する面の全面に配する必要はなく、例えば、雄ハウジングの中心を通って両ハウジングの嵌合方向に沿う面のうちの、ロック突部を通る面上のみに設けてもよい。この場合は、雄ハウジングの外形において、ロック突部を通る面と交差する方向の寸法を小さくすることができる。
(3)逆に押圧部は、雄ハウジングの中心を通って両ハウジングの嵌合方向に沿う面のうちの、ロック突部を通る面とは交差した面上のみに設けてもよい。この場合は、雄ハウジングの外形において、ロック突部を通る面に沿った方向の寸法を小さくでき、すなわち低背化を図ることができる。
(4)上記実施形態とは逆に、ロック突部を雌ハウジング側に、ロックアーム、付勢バネ、スライドカバー等を雄ハウジング側に設けることも可能である。
本発明の一実施形態に係る雄ハウジングの正面図 スライドカバーが装着された雌ハウジングの正面図 同背面図 同側面図 同平面図 雌端子を雌ハウジングに挿入する前の状態の縦断面図 付勢バネの装着部分を示す部分断面図 雄雌のハウジングの嵌合前の平断面図 同縦断面図 スライドカバーを押圧し始める状態の縦断面図 嵌合終盤の縦断面図 ロックが掛かったときの縦断面図 正規嵌合状態にロックされたときの縦断面図 ロックが外れた状態の縦断面図 雌ハウジングが引き戻された状態の縦断面図
符号の説明
10…雄ハウジング(一方のコネクタハウジング)
11…機器
11A…(機器11の)壁面(押圧部)
15…ロック突部
20…雌ハウジング(他方のコネクタハウジング)
30…ロックアーム
31…支点部
32…ロック溝
34…操作板
40…スライドカバー(スライダ)
41…前面板
45…付勢バネ
48…移動体
53…バネ取付部
55…弾性係止片
57…第1係止孔
58…第2係止孔(係止手段)
60…解除部

Claims (6)

  1. 互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングにはロック突部が、他方のコネクタハウジングには前記ロック突部に弾性的に係止するロックアームがそれぞれ設けられるとともに、
    前記他方のコネクタハウジングには、前後方向に摺動可能なスライダと、前後方向に伸縮可能な付勢バネとが設けられ、この付勢バネは、後端がこの他方のコネクタハウジングに固定されるのに対して、前端が前記スライダにおける前端よりも後方に入った位置において仮係止され、この仮係止は付勢バネが所定以上弾縮された場合の弾発力で解除可能となっており、
    前記一方のコネクタハウジングにおける前記ロック突部の後方には、前記ロックアームが前記ロック突部と係合する前の嵌合状態において前記スライダの前端に押圧可能に当接する押圧部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記スライダには、自由状態に戻った前記付勢バネの前端を係止する係止手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ロックアームがシーソ状をなし、前端が前記ロック突部に係止可能で、後端を押圧してこのロックアームを強制的に揺動させることで前記ロック突部に対する前端の係止が解除されるようになっており、このロックアームの前記後端に前記付勢バネの後端が固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記スライダには、前記両コネクタハウジングが正規嵌合された状態からこのスライダが後方に所定量移動した場合に、前記ロックアームの後端を押圧して前記ロック突部に対する係止を解除すべく強制的に揺動させる解除部が設けられていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記押圧部は、前記一方のコネクタハウジングの中心を通って両コネクタハウジングの嵌合方向に沿う面のうちの、前記ロック突部を通る面上に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記押圧部は、前記一方のコネクタハウジングの中心を通って両コネクタハウジングの嵌合方向に沿う面のうちの、前記ロック突部を通る面とは交差した面上に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
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