JP3864724B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半嵌合防止機能を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半嵌合防止機能を備えたコネクタの一例として特開2000−331745号公報に記載のものが知られている。このものは、互いに嵌合可能な雄雌のハウジングを有し、このうち雄ハウジングには、ロックアームが設けられるとともにその上方には圧縮コイルばねを収容したスライダが組み付けられ、雌ハウジングには、ロックアームが係止可能なロック部が設けられるとともに圧縮コイルばねを押圧可能な押圧リブが突設されている。両ハウジングを嵌合させると、ロック部に乗り上げて弾性変形したロックアームによって、スライダが後退移動不能に支持される一方、押圧リブによって圧縮コイルばねが弾縮されて両ハウジングを離間させる方向の付勢力が蓄積される。ここで、嵌合途中にも拘わらず嵌合作業を中断した場合には、圧縮コイルばねの付勢力が解放されることで、両ハウジングは強制的に離脱され、もって半嵌合が防止される。両ハウジングが正規嵌合に至ると、ロックアームが弾性復帰してロック部に係止されるとともに圧縮コイルばねの付勢力が解放されてスライダが後退移動される。
このように嵌合方向に沿って移動するスライダの前方に押圧リブが配されている関係上、嵌合時に圧縮コイルばねを復帰させるには、スライダを後方へ移動させざるを得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造ではスライダを後退させる距離分だけコネクタが嵌合方向について長大化してしまう問題があり、その小型化が希求されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、半嵌合防止機能を備えるコネクタを嵌合方向について小型化することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには、両コネクタハウジングの嵌合動作に伴って両コネクタハウジングを離間させる方向への付勢力を蓄積可能な弾性部材が備えられ、この弾性部材には、他方のコネクタハウジングの非弾性部位に設けられた押圧部によって押圧される被押圧部が備えられている一方で、前記一方のコネクタハウジングには、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されるのに伴って、前記被押圧部を嵌合方向と交差する方向へ誘導し、前記押圧部との押圧状態が解除される位置へ変位させることで、前記弾性部材を前進させることが可能なガイド部が設けられており、前記弾性部材は、初期位置においては前記嵌合方向に沿って配され、且つ後端が前記一方のコネクタハウジングに設けられた支持部に取り付けられ、前端が前記被押圧部を有する可動体に取り付けられてなり、前記両コネクタハウジングが正規嵌合したときに、前記可動体が後端側から前端側へかけて上り勾配となる傾斜した姿勢で支持されるようになっており、前記両コネクタハウジングが正規嵌合したとき、前記可動体が前記弾性部材に付勢力を蓄積させた状態で前記一方のコネクタハウジングに設けられたストッパ部に突き当てられ、且つ前記他方のコネクタハウジングの外面によって支持されており、前記ストッパ部は、前記他方のコネクタハウジングが離脱されるのに伴って、前記弾性部材に蓄積された付勢力によって前記可動体を前記初期位置へ誘導させ得るテーパ状に形成されている構成としたところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記他方のコネクタハウジングには、前方へ開口する略筒状のフード部が設けられているものにおいて、前記被押圧部が前記フード部の進入領域に突出するよう形成され、前記押圧部が前記フード部の開口縁とされているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングを嵌合させると、他方のコネクタハウジングの押圧部が弾性部材に備えられた被押圧部を押圧することで、弾性部材が両コネクタハウジングを離間させる方向への付勢力を蓄積しつつ弾縮される。嵌合作業を中断すると、弾性部材に蓄積された付勢力が解放されることで、両コネクタハウジングが強制的に離間され、もって半嵌合を防止できる。両コネクタハウジングが正規嵌合されるのに伴って、ガイド部により被押圧部が嵌合方向と交差する方向へ誘導されて、押圧部との押圧状態が解除されるから、弾性部材はそれまでに蓄積された付勢力を解放しつつ前進される。
このように、ガイド部により被押圧部を押圧部に対して相対変位させてその押圧状態を解除することによって、弾性部材を前進させることができるから、従来のように弾性部材を嵌合方向の後方へ移動させていた場合と比較して、嵌合方向についてコネクタの小型化を図ることができる。
【0009】
しかも、初期位置では、弾性部材が嵌合方向に沿って配される。両コネクタハウジングが正規嵌合するのに伴って、ガイド部によって可動体は、被押圧部と押圧部との押圧状態が解除されるよう誘導されて、後端側から前端側へかけて上り勾配となる傾斜した姿勢で支持される。このとき、後端が支持部に取り付けられた弾性部材も可動体と同様に傾斜した姿勢とされる。
従って本発明によれば、仮に正規嵌合時において可動体が嵌合方向に沿った姿勢で支持される場合と比べて、嵌合方向と交差する方向についてコネクタの小型化を図ることができる。しかも、本発明によれば弾性部材を傾斜した姿勢で支持できるから、仮に正規嵌合時において可動体が嵌合方向に沿った姿勢で支持されると弾性部材がクランク状に屈曲されるのと比べて、弾性部材に作用するストレスを低減することができる。
【0010】
さらには、正規嵌合状態から両コネクタハウジングを離脱させると、傾斜した姿勢に支持されていた可動体は、他方のコネクタハウジングによる支持を失うことで、弾性部材に蓄積された付勢力が解放されるとともにテーパ状のストッパ部によって誘導されて、初期位置に変位される。このように、他方のコネクタハウジングを離脱させるのに伴って、可動体を自動的に初期位置へ戻すことができるから、離脱時の作業性に優れる。
【0011】
<請求項2の発明>
他方のコネクタハウジングに格別な押圧部を設ける必要がないから、その構造を簡単にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図13によって説明する。本実施形態に示すコネクタは、互いに嵌合可能な雄コネクタハウジング10(以下、雄ハウジング10という)と雌コネクタハウジング20(以下、雌ハウジング20という)とを備え、このうち雌ハウジング20側に半嵌合防止のためのスライダ51と圧縮コイルばね50とが組み付けられている。なお、以下では両ハウジング10,20における嵌合面側を前方として説明するものとし、上下方向の記載については図6を除く各図を基準とする。
【0013】
雄ハウジング10は、図1及び図4(A),(B)に示すように、合成樹脂により機器の壁面に一体成形されるとともに、前方へ開口する略円筒状のフード部11を備えている。雄ハウジング10の奥壁からは、幅方向に並ぶ2本の雄タブ端子12が突設されており、これら雄タブ端子12は、フード部11により取り囲まれるとともに、雌ハウジング20側の各雌端子金具に導通接続可能とされている。フード部11の上面における幅方向の中央位置には、雌ハウジング20側のロックアーム27が係止可能なロック突部13が設けられている。このロック突部13は、前面がロックアーム27の乗り上げ動作を案内可能なテーパ状に形成される一方、ロックアーム27が係止される後面がフード部11の外面に対して鋭角をなす斜面として形成されている。フード部11の上部開口縁は、非弾性部位とされるとともに後に詳しく説明するスライダ51の被押圧部58を押圧可能な押圧部14とされている。
【0014】
雌ハウジング20は、図2ないし図4(A),(B)に示すように、合成樹脂製とされ、大まかには図示しない雌端子金具を収容可能な端子収容部21と、端子収容部21の外周面に連結されるとともに前方へ開口する外筒部22とから構成されている。このうち端子収容部21の内部には、後方から雌端子金具を挿入可能なキャビティ23が雄タブ端子12に対応する位置に2室並んで設けられている。端子収容部21の外周面には、嵌合されるフード部11の内周面との間に狭圧されることで両ハウジング10,20間をシール可能なシールリング24が前方から嵌着されている。また、雌ハウジング20の側面には、リテーナ26を側方から差し込み可能なリテーナ取付孔25が各キャビティ23内に連通する形態で側方へ開口して形成されており、装着されるリテーナ26の抜け止め部がキャビティ23内に突入することで各雌端子金具の抜け止めが図られるようになっている。
【0015】
端子収容部21の上面における幅方向の略中央位置には、ロックアーム27が突設されている。ロックアーム27は、嵌合方向に沿って前後に延出するアーム部28の下面が図3の左右一対の連結部29によって端子収容部21の外周面に連結されるシーソー状に形成され、連結部29を中心としてアーム部28が上下に弾性的に揺動変位可能とされている。連結部29は、図4(A)に示すように、端子収容部21におけるシールリング24の装着位置よりも後方位置に配されている。ロックアーム27の前端部には、ロック爪30が下方へ突出して形成されており、このロック爪30の後面がロック突部13の後面に係止されることで、両ハウジング10,20が正規の嵌合状態に保持可能とされている。ロックアーム27の後端部上面には、3段階にわたって階段状に上方へ突出する操作部31が設けられており、この操作部31を上方から押圧操作することで、ロックアーム27を強制的に弾性変形させることができるようになっている。
【0016】
外筒部22のうち端子収容部21を取り囲む下部の内側には、前方から雄ハウジング10のフード部11が嵌合可能とされている。一方、外筒部22の上部は、図5及び図6に示すように、端子収容部21の上面に突設されたロックアーム27を囲むように形成されるとともに、前方から一対の圧縮コイルばね50及びスライダ51が収容可能とされている。この外筒部22の上部は、一対の側壁32と、両側壁32の後端にそれぞれ連結される一対の後壁33と、両側壁32及び両後壁33の上端に連結される天井壁34とを備えている。なお、天井壁34の後端部には、ロックアーム27の操作部31を外部へ露出させるための切欠部35が形成されている。
【0017】
両圧縮コイルばね50は、その後端部が後壁33から突設された支持突部36に挿入されるとともに、前端部が前方から組み付けられるスライダ51のばね収容部52内に挿入されることで雌ハウジング20内に保持される。そして、組み付けられたスライダ51は、外筒部22内を前後に移動可能とされており、その後退動作とともに両圧縮コイルばね50を、スライダ51を前方へ付勢する付勢力を蓄積させつつ弾縮させることができるようになっている(図10(B))。スライダ51が図4(A),(B)に示す初期位置に組み付けられた状態では、スライダ51と圧縮コイルばね50は共に嵌合方向と平行に配され、圧縮コイルばね50はスライダ51と後壁33との間で僅かに弾縮された状態とされている。
【0018】
スライダ51は、図5に示すように、合成樹脂製とされ、大まかには一対のばね収容部52の上下端部を橋架けすることで正面から視て枠状に形成されており、中央にはロックアーム27を挿通可能な四角形のロックアーム挿通孔53が前後に貫通して形成されている。両ばね収容部52は、図4(B)及び図6に示すように、圧縮コイルばね50を挿入できるよう後方へ開口する筒状に形成されるとともに圧縮コイルばね50を前止まり状態に支持できるよう前端側が塞がれている。両ばね収容部52の上端部は、図5に示すように、上側架橋部54によって連結されている。上側架橋部54は、図4(A)及び図6に示すように、下面がロックアーム27の上面に対して干渉が回避されるよう所定の間隔を空けて形成され、後端部には操作部31を逃がすための逃がし部55が切欠して形成されている。両ばね収容部52の上面は、後部(全長の約1/3)が嵌合方向と平行な水平面として形成されているのに対し、その前側部分(全長の約2/3)が上側架橋部54の上面と共に前下がり状のテーパ面として形成されている。
【0019】
両ばね収容部52の下面のうち前端からやや引っ込んだ位置からは、図5及び図7に示すように、後方へ延出するリブ56がそれぞれ突設されており、両リブ56の対向面の前端部同士が四角柱状の下側架橋部57によって連結されている。これら両リブ56と下側架橋部57は、図2に示すように、組み付け状態ではロックアーム27の下側、すなわち嵌合時に雄ハウジング10のフード部11が進入される領域(進入領域)内に突出して配されており、その前端面がフード部11の開口縁である押圧部14によって押圧可能とされる被押圧部58となっている。この被押圧部58は、両ハウジング10,20の嵌合方向と直交する切り立った端面をなしている。
【0020】
両ばね収容部52の側面の前端位置には、図5ないし図8に示すように、前止まり突起59が側方へ突出してそれぞれ設けられている。この前止まり突起59は、前面が上記被押圧部58と平行な面とされる一方で後面がばね収容部52の側面に対して鈍角をなす傾斜面とされている。両ばね収容部52の側面のうち上部後端位置には、円柱状の支持ピン60が側方へ突出してそれぞれ設けられている。この支持ピン60は、その突出寸法が前止まり突起59よりも大きく設定され、且つ前止まり突起59に対して高さ位置を上方へずらして配されている。
【0021】
そして、これら前止まり突起59と支持ピン60は、図5及び図6に示すように、両側壁32の内面に設けられた下側案内溝37と、その上に設けられた上側案内溝38にそれぞれ進入可能とされている。下側案内溝37は、深さが前止まり突起59の突出寸法に合わせて形成されるとともに嵌合方向に沿って後方へ開放されている。上側案内溝38は、下側案内溝37に連続して形成され、その深さが支持ピン60に合わせて下側案内溝37よりも深く形成されるとともに嵌合方向に沿って前方へ開放されている。下側案内溝37の前部には、前止まり突起59に係合することでスライダ51を初期位置(図4(A),(B))から前止まり状態に支持するための前止まり壁部39が突設されている。この前止まり壁部39は、前面が前止まり突起59の乗り上げ動作を案内するテーパ状に形成される一方、後面が前止まり突起59の前面と平行をなしている。
【0022】
スライダ51が前後に移動される過程では、前止まり突起59は、その下面が下側案内溝37の下面に摺接されるのに対し、支持ピン60は、その周面が上側案内溝38の上下面に摺接されるようになっている。従って、スライダ51は、移動過程では前部側が前止まり突起59により下方への変位動作が規制されるのに対して後部側が支持ピン60により上下動不能に支持される。言い換えると、スライダ51は、上下方向について固定された後部に対して前部が上方への変位が許容されていることで、支持ピン60を軸心として傾動可能とされ、後端側から前端側へかけて上り勾配となる傾斜姿勢へと変位されるようになっている(図11(A),(B))。天井壁34には、スライダ51の前部側が上方へ変位するのを許容する逃がし溝40が後方へ開放して設けられており、その幅寸法がスライダ51のうち支持ピン60を除いた部分の幅寸法とほぼ同じ大きさとされている。スライダ51の傾動変位は、スライダ51の前端部上面が逃がし溝40の上面に当接するまで許容されていて(図11(B))、その傾動許容角度は、スライダ51の前部上面のテーパ面の傾斜角度とほぼ同じに設定されている。
【0023】
雌ハウジング20には、図4(B)及び図5に示すように、スライダ51が初期位置から後退するのに伴って上記のように傾動するよう案内可能なガイド部41が設けられている。ガイド部41は、端子収容部21の外周面におけるロックアーム27の連結部29の左右側方に一対配設されている。このガイド部41は、後上がり状となるテーパ面として形成されており、スライダ51の両リブ56の後面に係合されることで、スライダ51を支持ピン60を中心として傾動変位させることができるようになっている(図11(B))。このガイド部41が係合されるリブ56の後面が被ガイド部61とされている。被ガイド部61は、図4(B)に示すように、後上がり状となるテーパ面として形成されており、その傾斜角度は、スライダ51の前部上面のテーパ面とほぼ同じとされ、ガイド部41よりも緩やかに設定されている。
【0024】
スライダ51が傾動変位されるのに伴って、被押圧部58は押圧部14から徐々に解離しつつ上方へ変位される。上記ガイド部41及び被ガイド部61は、両ハウジング10,20が正規嵌合されるタイミングに合わせて、被押圧部58を押圧部14との押圧状態が解除される高さ位置(フード部11の上面位置)まで変位させるように設定されている(図11(A),(B))。
【0025】
スライダ51が傾いた姿勢で圧縮コイルばね50に蓄積された付勢力が解放されると、スライダ51は、図12(A),(B)に示すように、逃がし溝40の前端面に当接する位置まで前進移動されるようになっている。この逃がし溝40の前端面がストッパ部42とされている。スライダ51は、その前端部がストッパ部42に当接し、被ガイド部61がフード部11の上面に当接されて下支えされることで、前端側にかけて上り勾配となる傾斜した姿勢に保持され、圧縮コイルばね50も支持突部36に嵌合された部分を除いてはスライダ51と同様の傾斜姿勢に保持される。このとき、圧縮コイルばね50は、所定の付勢力を蓄積した状態で弾縮されていて、その長さが例えば自然長の70〜80%程度に保たれている。ストッパ部42は、前下がり状のテーパ面として形成されており、スライダ51に対するフード部11により下支えが除かれた場合にスライダ51を前方斜め下方へ案内して、スライダ51を初期位置へ誘導可能とされている。また、ストッパ部61に当接されるスライダ51の前端部は、円弧面となるよう丸められている。
【0026】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。まず、雌ハウジング20の外筒部22の上部内に前方から両圧縮コイルばね50とスライダ51とを順に組み付けて、図4(A),(B)に示すように、両者50,51を嵌合方向に沿った初期位置としておく。その後、雌ハウジング20の端子収容部21と外筒部22の下部との間に、前方から雄ハウジング10のフード部11を嵌合させる。
【0027】
両ハウジング10,20が所定深さまで嵌合されると、図9(A),(B)に示すように、押圧部14が被押圧部58に係合される。この状態から嵌合が進行されると、被押圧部58が押圧部14により押圧されて、スライダ51は圧縮コイルばね50を弾縮させつつ後方へ移動される(図10参照)。この過程では、スライダ51は、前止まり突起59が下側案内溝37の下面に摺接され、且つ支持ピン60が上側案内溝38の上下面に摺接されることで、嵌合方向に沿って真っ直ぐな姿勢を保ちつつ後退される。なお、このとき雄タブ端子12は未だ端子収容部21のキャビティ23内に進入していない。
【0028】
ところで、上記のような嵌合途中の段階にも拘わらず、嵌合作業を中断した場合には、弾縮された圧縮コイルばね50にそれまでに蓄積された付勢力が解放されることで前方へ付勢されたスライダ51の被押圧部58が押圧部14を押圧することで、両ハウジング10,20が強制的に離脱される。もって、両ハウジング10,20が半嵌合状態に留め置かれることが防止される。
【0029】
嵌合が継続されると、図10(A),(B)に示すように、ロックアーム27がロック突部13に乗り上げて弾性変形される。そして、さらなる嵌合の進行と共にスライダ51が後退されると、被ガイド部61がガイド部41に係合されるとともに乗り上げることで、スライダ51は、支持ピン60を軸心として傾動するよう誘導され、上下動不能の後部側に対して前部側が上方へ変位される。スライダ51の上部は、逃がし溝40内に進入して逃がされ、前止まり突起59は下側案内溝37の下面から解離される。このスライダ51の傾動動作に伴って、被押圧部58が上方へ変位されることで、押圧部14との当たり代が次第に減少される。
【0030】
そして、両ハウジング10,20の嵌合深さが正規深さに至るのとほぼ同時に、図11(A),(B)に示すように、ガイド部41の案内によりスライダ51は、その上面のテーパ面が逃がし溝40の上面に当接し、被押圧部58が押圧部14から完全に解離する位置まで傾動される。正規嵌合に至ると、図12(A),(B)に示すように、両端子金具が正規に導通接続されるとともにロックアーム27が弾性復帰し、ロック突部13の後面にロック爪30の後面が係止されることで両ハウジング10,20が正規嵌合状態から離間不能に保持される。
【0031】
このとき、押圧部14と被押圧部58との押圧状態が解除されるのに伴って、圧縮コイルばね50がそれまでに蓄積された付勢力を解放して前進することで、スライダ51は傾斜した姿勢のまま前進して、その前端部がストッパ部42に突き当たる位置まで移動される。スライダ51は、前端部がストッパ部42に当接されるとともに被ガイド部61がフード部11の上面によって下支えされることで、後端側から前端側にかけて上り勾配となる傾斜姿勢に保持される。圧縮コイルばね50は、支持突部36との嵌合部分を除いてはスライダ51と同様の傾斜姿勢に保持されるとともに、自然長の70〜80%程度に弾縮されることで、スライダ51を前方へ付勢する付勢力が残存されている。
【0032】
一方、メンテナンスなどの事情により、両ハウジング10,20を取り外す場合には、切欠部35によって外部に露出した操作部31を上方から押圧操作することで、図13(A),(B)に示すように、ロックアーム27をロック爪30とロック突部13との係止状態が解除するまで強制的に弾性変形させた状態として、両ハウジング10,20を引き離すようにする。この過程で、スライダ51の被ガイド部61に当接して下支えしていたフード部11が引き抜かれるのに伴って、弾縮されていた圧縮コイルばね50の付勢力が解放されて、圧縮コイルばね50が前進するとともにスライダ51は、前下がり状のテーパ面をなすストッパ部42によって案内されつつ前方斜め下方へ向けて移動される。そして、スライダ51は、図9(A),(B)のように嵌合方向に沿った初期位置に自動的に戻される。
【0033】
以上説明したように本実施形態によれば、ガイド部41により被押圧部58を押圧部14に対して相対変位させてその押圧状態を解除することによって、圧縮コイルばね50を解放して前進させることができるから、従来のようにスライダ及び圧縮コイルばねを嵌合方向の後方へ移動させていた場合と比較して、嵌合方向についてコネクタの小型化を図ることができる。
【0034】
しかも、正規嵌合状態において、スライダ51及び圧縮コイルばね50を後端側から前端側にかけて上り勾配となる傾斜姿勢に支持するようにしたから、例えば、スライダ及び圧縮コイルばねが嵌合方向に沿った姿勢で支持される場合と比べて、嵌合方向と交差する向きについてコネクタの小型化を図ることができる。また、上記場合では、圧縮コイルばねがクランク状に屈曲されるのに対して、本実施形態では圧縮コイルばね50を傾斜した姿勢で支持できるから、圧縮コイルばね50に作用するストレスを低減することができる。
【0035】
さらには、正規嵌合状態において、圧縮コイルばね50を弾縮させておくとともにスライダ51に当接して支持するストッパ部42を前下がり状のテーパ面としているから、両ハウジング10,20の離脱時にフード部11を引き抜くと、傾斜した姿勢に支持されていたスライダ51は、フード部11による支持を失うことで、圧縮コイルばね50に蓄積された付勢力が解放されるとともにテーパ状のストッパ部42によって誘導されて初期位置に戻される。このように、両ハウジング10,20を離脱させるのに伴って、スライダ51を自動的に初期位置へ戻すことができるから、離脱時の作業性に優れる。
しかも、雄ハウジング10のフード部11の開口縁を押圧部14としたから、格別な押圧部を雄ハウジングに設ける必要がなく、その構造を簡単にすることができる。
【0036】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、押圧部をフード部の開口縁とした場合を示したが、例えば、雄ハウジングのフード部に押圧部としてリブを突設して、そのリブによってスライダの前端面(被押圧部)を押圧するようにしてもいい。これによればスライダ側に被押圧部を突設する必要がなくなる。
【0037】
(2)上記した実施形態では、ガイド部によりスライダが高さ方向の外側に逃がされる場合を示したが、例えば、上記した(1)のように押圧部としてリブをフード部に突設する場合には、スライダを幅方向にスライドさせて逃がすようなガイド部を設けるようにしてもいい。これによればコネクタの一層の低背化を図ることができる。
【0038】
(3)上記した実施形態では、弾性部材として圧縮コイルばねを用いた場合を示したが、例えば板ばねを用いるようにしてもよい。
(4)上記した実施形態では、雌ハウジング側にスライダと圧縮コイルばねとが組み付けられる場合を示したが、逆に雄ハウジング側に組み付けるようにしたものも本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雄ハウジングの正面図
【図2】スライダを組み付けた雌ハウジングの正面図
【図3】スライダを組み付けた雌ハウジングの背面図
【図4】(A)両ハウジングが嵌合される前の状態を示す図2のA−A線断面図
(B)両ハウジングが嵌合される前の状態を示す図2のB−B線断面図
【図5】雌ハウジングとスライダの正面図
【図6】雌ハウジングと圧縮コイルばねとスライダの平面図
【図7】スライダの側面図
【図8】スライダの背面図
【図9】(A)両ハウジングが嵌合される初期の状態を示すA−A線断面図
(B)両ハウジングが嵌合される初期の状態を示すB−B線断面図
【図10】(A)両ハウジングが嵌合される途中の状態を示すA−A線断面図
(B)両ハウジングが嵌合される途中の状態を示すB−B線断面図
【図11】(A)両ハウジングが正規嵌合に至る直前の状態を示すA−A線断面図
(B)両ハウジングが正規嵌合に至る直前の状態を示すB−B線断面図
【図12】(A)両ハウジングが正規嵌合された状態を示すA−A線断面図
(B)両ハウジングが正規嵌合された状態を示すB−B線断面図
【図13】(A)両ハウジングを離脱する作業を示すA−A線断面図
(B)両ハウジングを離脱する作業を示すB−B線断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング)
11…フード部(非弾性部位)
14…押圧部
20…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング)
36…支持突部(支持部)
41…ガイド部
42…ストッパ部
50…圧縮コイルばね(弾性部材)
51…スライダ(可動体)
58…被押圧部
Claims (2)
- 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには、両コネクタハウジングの嵌合動作に伴って両コネクタハウジングを離間させる方向への付勢力を蓄積可能な弾性部材が備えられ、この弾性部材には、他方のコネクタハウジングの非弾性部位に設けられた押圧部によって押圧される被押圧部が備えられている一方で、前記一方のコネクタハウジングには、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されるのに伴って、前記被押圧部を嵌合方向と交差する方向へ誘導し、前記押圧部との押圧状態が解除される位置へ変位させることで、前記弾性部材を前進させることが可能なガイド部が設けられており、
前記弾性部材は、初期位置においては前記嵌合方向に沿って配され、且つ後端が前記一方のコネクタハウジングに設けられた支持部に取り付けられ、前端が前記被押圧部を有する可動体に取り付けられてなり、
前記両コネクタハウジングが正規嵌合したときに、前記可動体が後端側から前端側へかけて上り勾配となる傾斜した姿勢で支持されるようになっており、
前記両コネクタハウジングが正規嵌合したとき、前記可動体が前記弾性部材に付勢力を蓄積させた状態で前記一方のコネクタハウジングに設けられたストッパ部に突き当てられ、且つ前記他方のコネクタハウジングの外面によって支持されており、
前記ストッパ部は、前記他方のコネクタハウジングが離脱されるのに伴って、前記弾性部材に蓄積された付勢力によって前記可動体を前記初期位置へ誘導させ得るテーパ状に形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記他方のコネクタハウジングには、前方へ開口する略筒状のフード部が設けられているものにおいて、
前記被押圧部が前記フード部の進入領域に突出するよう形成され、前記押圧部が前記フード部の開口縁とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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