JP4371021B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、半嵌合防止機能を備えたコネクタに関する。
半嵌合防止機能を備えたコネクタの一例として以下の特許文献1に記載のものが知られている。このものは、フード部を設けた雄ハウジングと、フード部に嵌合可能な雌ハウジングとからなり、雌ハウジングには、その上面に沿って前後方向に移動可能なスライダが組み付けられている。両ハウジングを嵌合する過程では、スライダが雄ハウジングに押し込まれて後退するとともに、スライダに収容された圧縮コイルバネの弾縮によって両ハウジングを離脱する方向へ付勢力が蓄勢される。したがって、半嵌合状態で嵌合作業を中止すると、圧縮コイルバネに蓄勢された付勢力が解放されることで、両ハウジングが強制的に離脱され、半嵌合状態のまま留め置かれる事態を回避できるようになっている。
また、雌ハウジングには片持ち状のロックアームが設けられ、ロックアームの自由端側には、両ハウジングが正規嵌合されたときに、雄ハウジングに設けられたロック部を乗り越えてロック部に弾性係止可能なロック突部が設けられている。また、スライダには、ロック部とロック突部とが係止状態にあるときに、ロックアームの撓み空間に進入することでロックアームの弾性変位を規制するロック解除押圧部が設けられている。ロック解除押圧部は、スライダが付勢部材の弾縮によって後方移動したときには、ロックアームの撓み空間から退避してロックアームの弾性変位を許容するようになっている。つまり、ロック解除押圧部は、ロックアームの弾性変位を規制する規制位置と、ロックアームの弾性変位を許容する許容位置との間を変位可能とされる。
特開2004−134259公報
ところで、上記ロック解除押圧部の許容位置は、撓み変形するロックアームがロック解除押圧部との干渉を確実に回避できるように、ロックアームの撓み支点となる基端側に近い位置に設定されている。一方、ロック解除押圧部の移動ストローク(規制位置と許容位置との間の距離)を長くとると、スライダが後退移動したときに蓄積される圧縮コイルバネの弾発力が高くなって過大な嵌合操作力が必要とされるので、ロック解除押圧部の規制位置は、許容位置から前方へあまり遠く離れていない位置に設定されており、言い換えればロック部から後方へ離れた位置に設定されている。そうすると、両ハウジングが正規嵌合状態にあるときに、ロック解除押圧部がロック部の弾性変位を十分に抑えることが困難となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的とするところは、ロックの信頼性を高めることにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合離脱可能な一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングに設けられ、両コネクタハウジングの嵌合離脱方向に沿って延びるとともに前記嵌合離脱方向と交差する方向への弾性変形が可能とされたロックアームと、他方のコネクタハウジングに設けられ、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに前記ロックアームに設けられたロック部が乗り越えて同ロック部との弾性的な係止が可能とされたロック受け部と、前記一方のコネクタハウジングに組み付けられ、前記両コネクタハウジングの嵌合離脱方向に沿った移動を可能とされたスライダと、前記スライダに支持され、嵌合途上にある前記他方のコネクタハウジングに押し込まれてその他方のコネクタハウジングに対する離脱方向への付勢力を蓄勢するとともに、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されるのに伴って前記付勢力を解放して前記スライダの移動を許容する付勢手段とを備え、前記スライダには、前記ロックアームの変位方向と対向する位置に、アーム押さえ部が設けられ、このアーム押さえ部は、前記スライダが前記付勢部材の付勢力を解放する方向へ移動したときには、前記ロック部側に近づいて前記ロックアームのロック解除方向への弾性変位を規制する一方、前記スライダが前記付勢部材の付勢力を蓄勢する方向へ移動したときには、前記ロック部側から遠ざかって前記ロックアームのロック解除方向への弾性変位を許容するよう設定されており、かつ、前記ロックアームには、押さえ逃がし部が形成されているとともに、前記押さえ逃がし部を挟んで一対のアーム本体部が形成され、前記アーム押さえ部には、一対のアーム逃がし部が形成されているとともに、前記一対のアーム逃がし部の間に押さえ本体部が形成され、前記ロックアームがロック解除方向へ弾性変位したときには、前記押さえ逃がし部に前記押さえ本体部が収容され、かつ、前記アーム逃がし部に前記アーム本体部が収容される構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロックアームは、一端側が支持端とされ、他端側が自由端とされた片持ち状に形成され、その自由端側に、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに前記アーム押さえ部の先端部との当接が可能とされた被押さえ部が設けられ、かつ、前記逃がし部は、前記ロックアームのうち前記被押さえ部より基端側に設定されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングを嵌合離脱する過程で、スライダが付勢部材の付勢力を蓄勢するとともにアーム押さえ部がロックアームに設けられたロック部から遠ざかってロックアームの弾性変位が許容され、もってロック部がロック受け部に乗り上げられる。ロックアームが弾性変位するとき、押さえ逃がし部に押さえ本体部が収容され、かつ、アーム逃がし部にアーム本体部が収容されるから、アーム押さえ部の規制位置をロック部側に近い位置に設定しても、ロックアームはアーム押さえ部と干渉することがなく、ロックアームの撓み変形動作が保障される。こうしてアーム押さえ部の規制位置をロック部側に近い位置に設定することにより、ロックアームによるロックの信頼性を高めることができる。
<請求項2の発明>
片持ち状に形成されたロックアームの自由端側にアーム押さえ部に対する被押さえ部が設定され、ロックアームのうち被押さえ部よりも基端側に逃がし部が設定されているから、ロックアームが弾性変位すると、ロックアームの逃がし部内にアーム押さえ部の先端部が収容されて両者の干渉が回避される一方、ロック部がロック受け部と係止状態にあるときには、被押さえ部がロック部に当接されることでロック部がロック受け部から解離する事態を確実に防止できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図18によって説明する。本実施形態では、雌コネクタハウジング(以下、単に雌ハウジング10という)と嵌合可能な雄コネクタハウジング(以下、単に雄ハウジング30という)側にスライダ50と圧縮コイルバネ70(本発明の付勢手段に相当する)とを組み付けた構成とされている。なお、以下の説明において前後方向については、雌雄の両ハウジング10,30の嵌合面側を前方とする。
雌ハウジング10は、合成樹脂材により全体として略ブロック状に形成され、その内部には後方から雌端子金具80を挿入可能なキャビティ11が3室横並びで設けられている。雌端子金具80は、図12の(A)に示すように、略箱型の本体部81と電線Wの端末に固着されたバレル部82とを前後に連ねて構成される。各キャビティ11の上面には、前方へ開口する係止溝12が形成され、その後面に雌端子金具80の本体部81に切り起こされた片持ち状のランス83が係止可能とされる。雌ハウジング10の前後方向略中央には、各キャビティ11を横切るリテーナ装着孔13が側面から上面にかけて開設され、ここに雌端子金具80を抜け止め状態で保持可能なリテーナ85が装着可能とされる。リテーナ85は、雌端子金具80の挿抜を許容する仮係止位置と、本体部81の後端あご部に係止する本係止位置との間を幅方向に移動可能とされる。雌ハウジング10の上面には、リテーナ装着孔13の前後孔縁を架橋する一対の補強部14が設けられ、これにより雌ハウジング10の補強が図られる。
雌ハウジング10の上面において両補強部14の前方位置には、一対の押圧部15が突出して形成されている。押圧部15は、雄ハウジング30側のスライダ50の被押圧部51を押圧可能とされ、その前端位置が雌ハウジング10の前端位置より僅かに引っ込んだ位置に設定されている。押圧部15と補強部14との間には、被押圧部51が進入可能な空間が確保されている。押圧部15の前面15Aは、被押圧部51に対する押圧面とされ、前方へ向けて昇り勾配をなす逆テーパ状に形成される一方、押圧部15の後面15Bは、前方へ向けて昇り勾配をなすテーパ状に形成されている。
雌ハウジング10の上面の幅方向略中央で、かつ両補強部14と両押圧部15との間には、雄ハウジング30側のロックアーム31が係止可能なロック受け部16が突設されている。ロック受け部16の前面16Aは、図12の(B)に示すように、ロックアーム31の乗り上げ動作を誘導するべく後方へ向けて昇り勾配をなすテーパ状に形成されている。また、ロック受け部16の後面16Bは、ロックアーム31に対する係止面とされ、上下方向(両ハウジング10,30の嵌合方向と直交する方向)に沿ってほぼ真っ直ぐな垂直面とされている。雌ハウジング10の前面のうちキャビティ11よりも下位には、雄ハウジング30側のショート端子40の弾性接触片41を進入させるための解除溝17が前面から下面にかけて開設され、その溝面によって弾性接触片41を押し下げることが可能とされる。
雄ハウジング30は、合成樹脂材により形成され、雄端子金具90及びショート端子40を収容可能な端子収容部32と、端子収容部32の前方に開口する略筒状のフード部33とを備え、これら端子収容部32とフード部33の上面側とに、スライダ50と圧縮コイルバネ70とを組み付け可能な半嵌合防止ユニット組付部34を備える。また、雄ハウジング30において図3に示す左側の側面には、図示しないブラケットを取り付けるためのブラケット取付部35が設けられている。
端子収容部32には、図3及び図12の(A)に示すように、雄端子金具90を後方から挿入可能なキャビティ36が雌ハウジング10側のキャビティ11と対応する位置に3室横並びで設けられている。雄端子金具90は、本体部81内に挿入されて雌端子金具80と導通接触可能なタブ91と、ランス92が片持ち状に切り起こされた箱部93と、電線Wの端末に固着されたバレル部94とをそれぞれ前後に連ねて構成される。端子収容部32のうちキャビティ11よりも下位には、ショート端子40を収容可能なショート端子収容室37が側面に開口して形成されている。ショート端子40は、フード部33側に突出するとともにタブ91の下面に対して弾性接触可能な一対の弾性接触片41を備え、対応する2本の雄端子金具90を短絡可能に構成される。また、各キャビティ36には、箱部93のランス92が係止可能な係止溝38が形成され、端子収容部32には、リテーナ86を装着可能なリテーナ装着孔44が形成されている。
フード部33は、前方から雌ハウジング10を嵌入可能に形成され、その上部を所定範囲に亘って切り欠くことにより、片持ち状をなすロックアーム31を備えて構成される。ロックアーム31は、フード部33における幅方向略中央に前後方向に沿って配置されるとともに、端子収容部32側に配された根元を支点として上下方向に弾性変位可能とされる。
ロックアーム31の下面側には、図12の(B)に示すように、前端部にロック部39を残して後方へ開口する溝部42が形成されている。ロック部39は、その後面39Aがロック受け部16の後面16Bに対して係止されることで、両ハウジング10,30を嵌合状態に保持可能とされる。このロック部39の後面39Aは、上下方向(両ハウジング10,30の嵌合方向と直交する方向)に沿ってほぼ真っ直ぐな垂直面とされ、ロック受け部16の後面と密接状態で係止可能とされ、高い保持力をもって両ハウジング10,30の離脱を規制する。一方、ロック部39の前面39Bは、前方へ向けて昇り勾配をなすテーパ状に形成され、ロック受け部16に乗り上げ容易な形態とされる。
また、ロックアーム31には、同ロックアーム31が弾性変位したときに、後述するアーム押さえ部52の先端部に設けられた押さえ本体部53を収容可能な押さえ逃がし部43が厚み方向に貫通して設けられている(図6参照)。押さえ逃がし部43は、ロックアーム31の幅方向略中央においてロック部39よりも後方に同ロック部39と隣接配置され、前後方向に沿って延出する溝として構成されている。そして、ロックアーム31には、押さえ逃がし部43を挟んで一対のアーム本体部45が平行配置されている。両アーム本体部45の先端はロック部39の両側端に一体的に接続され、両アーム本体部45とロック部39とにより全体として門型枠状を呈する。ロック部39の上面39Eは、両ハウジング10,30が正規嵌合されたときに、押さえ本体部53との当接によってロック受け部16から解離する上方向への変位を規制される被押さえ部とされる。
ロックアーム31の両側方の切り欠き空間には、スライダ50の被押圧アーム54が進入可能とされる。端子収容部32の上縁部におけるロックアーム31の両側方には、両被押圧アーム54に対して係合可能な一対の解除案内部46が設けられている。解除案内部46は、後方へ向かうにつれ昇り勾配となるテーパ状に形成されており、後述するように、スライダ50の後退動作に伴って被押圧アーム54を弾性変形する方向へ案内可能とされる。また、フード部33の内周面のうちの底面には、弾性接触片41が弾性変形したときに弾性接触片41の先端部を逃がすための逃がし凹部47が形成されている。
半嵌合防止ユニット組付部34は、端子収容部32及びフード部33の上面から立ち上がるとともに前方へ延出する一対の側壁48と、両側壁48の後端部を連結する後壁49とを備える。両側壁48と後壁49とに囲まれた空間には、前方から圧縮コイルバネ70とスライダ50とが組み付け可能とされる。圧縮コイルバネ70は、図9に示すように、その後端部が後壁49に支持可能とされ、後壁49の前面には、圧縮コイルバネ70の後端部に挿入されるバネ保持部61と、圧縮コイルバネ70の後半部分の外周を覆う略円筒状のバネ保護部62とが突出して形成されている。両側壁48の後部上端からは、図4に示すように、スライダ50の上面側を押さえ付けるスライダ押さえ部63が内方へ張り出して形成されている。
両側壁48の互いの対向面(内面)には、図9に示すように、スライダ50の抜け止め突部55を逃がすための一対の逃がし溝64が後方へ開口して形成され、その前端位置には、抜け止め突部55を係止可能な抜け止め受け部65が突出して形成されている。抜け止め受け部65の前面は、テーパ状に形成されており、後述する抜け止め突部55の逃がし溝64への進入動作を案内可能とされる。
スライダ50は、合成樹脂材により形成され、図7に示すように、前後方向に沿って延出する略平板状をなすスライダ本体56を備えている。スライダ50は、半嵌合防止ユニット組付部34に装着された状態では、両側壁48の内面、端子収容部32の上面、及びフード部33の上面に摺接しつつ前後方向(両ハウジング10,30の嵌合離脱方向)に沿って移動可能とされる。
スライダ本体56は、その幅寸法が両側壁48の内面間の距離とほぼ同じかそれより僅かに小さく設定され、その下面の幅方向略中央に、下方へ段付き状に張り出すアーム押さえ部52を備えて構成される。アーム押さえ部52の下面は、組み付け状態においてロックアーム31の上面及び端子収容部32の上面に摺接可能とされる。
アーム押さえ部52の両側面には、図6に示すように、前面と下面とに開口する一対のアーム逃がし部57が切り欠き形成されている。両アーム逃がし部57には、ロックアーム31が弾性変位したときに、ロックアーム31の両アーム本体部45が収容可能とされる。両アーム逃がし部57は、左右対称形をなし、その間には、幅狭の押さえ本体部53が設けられている。この押さえ本体部53は、ロックアーム31の押さえ逃がし部43と対応する位置に配置されている。
一方、スライダ本体56の上面後半部には、スライダ50の引張り操作を可能とする操作部58が、組み付け状態において両側壁48の上端とほぼ同じ位置まで張り出して形成されている。操作部58の上面両側縁には、切欠部59が形成され、ここに雄ハウジング30のスライダ押さえ部63が進入可能とされる。スライダ本体56、アーム押さえ部52、及び操作部58の内面には、雄ハウジング30のバネ保護部62を逃がすための保護壁逃がし部95が形成されている。保護壁逃がし部95の奥面(後面)は、圧縮コイルバネ70の前端側を支持可能とされ、そこには圧縮コイルバネ70の前端部に挿入されるバネ保持部96が突出して形成されている。
スライダ本体56の下面前端部の両側からは、一対の被押圧アーム54が突出して形成されている。被押圧アーム54は、後方へ延出する片持ち状をなし、その基端部(前端部)を支点として上下方向に弾性変位可能とされる。両被押圧アーム54の内面間の離間距離は、ロックアーム31の幅寸法とほぼ同じかそれよりも大きく設定されている。被押圧アーム54の自由端部(後端部)には、略鈎状をなす被押圧部51が下方へ突出して形成されている。被押圧部51のうち雌ハウジング10側の押圧部15によって押圧可能とされる前面51Bは、図12の(A)に示すように、押圧部15の前面15Aに沿う逆テーパ状に形成され、もって押圧部15による押し込みが確実になされるように設定されている。一方、被押圧部51のうち雄ハウジング30の解除案内部46に対して係合可能とされる後面51Aは、解除案内部46に沿うテーパ状に形成され、もって被押圧部51が解除案内部46に乗り上げたときに被押圧アーム54の弾性変位動作が円滑になされるように設定されている。
また、スライダ50には、両ハウジング10,30を離脱させるに際し、ロック部39と係合してロックアーム31をロック解除方向となる上方向(ロック受け部16から解離する方向)へ弾性変形させる解除操作部99が設けられている。解除操作部99は、両被押圧アーム54の基端部前端側を架橋し、詳しくは、図6に示すように、両被押圧アーム54の前端下縁の内面間に横架されている。解除操作部99は、組付け状態においてロック部39の前方位置に対向配置され、スライダ50が後退移動すると、ロック部39に対して前方から当接可能とされる。解除操作部99の後面99Aは、ロック部39の前面39Bに沿うよう、前方へ向けて昇り勾配となるテーパ状に形成され、ロック部39との当接時には、ここにロック部39の前面39Bが乗り上げられてロックアーム31の撓み動作が円滑になされるように設定されている。
かかるスライダ50は、半嵌合防止ユニット組付部34に対して組み付けられた初期位置では、図12の(A)に示すように、その前端位置が雄ハウジング30の前端位置にほぼ揃えられるとともに、アーム押さえ部52の押さえ本体部53がロック部39上方におけるロックアーム31の撓み空間を塞ぐ規制位置に配されてロックアーム31のロック解除方向への撓み変形を規制可能とされる。また、スライダ50が初期位置にあるときには、スライダ50の両切欠部59に対してスライダ押さえ部63の前端部が進入することで、スライダ50の後端部が押さえられる。また、バネ保護部62の前端部が保護壁逃がし部95内に進入することで、圧縮コイルバネ70が全長に亘って被覆され、かつ、スライダ50の抜け止め突部55が雄ハウジング30側の抜け止め受け部65に係止することで、スライダ50が前方へ抜け止めされた状態で保持される。そしてこの初期位置では、圧縮コイルバネ70が僅かに弾縮されることで、スライダ50が初期位置から後方へがたつくのが防止されるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。雄コネクタ側の組み付けに際しては、まず雄ハウジング30に対して各雄端子金具90及びショート端子40を装着する一方、半嵌合防止ユニット組付部34に前方から圧縮コイルバネ70を組み付ける。圧縮コイルバネ70の後端部は、バネ保護部62に挿入される。
続いて、図11に示す状態からスライダ50を組付けると、両被押圧アーム54がロックアーム31の両側方の空間に進入するとともにアーム押さえ部52がロックアーム31の上面に摺接され、かつ、図10に示すように、抜け止め突部55の前面が抜け止め受け部65の後面に突き当たることで、スライダ50が初期位置に前止まり状態で保持される。この状態では、図12の(B)に示すように、アーム押さえ部52の押さえ本体部53の下面がロックアーム31におけるロック部39の上面と当接し、ロックアーム31の撓み変形動作が確実に規制される。なお、圧縮コイルバネ70をスライダ50に組み付けた状態から両者を同時に雄ハウジング30に組み付けてもよい。
次いで、両ハウジング10,30を嵌合する作業について説明する。図12の(A)に示す状態から雌ハウジング10を雄ハウジング30のフード部33内に所定深さ嵌合すると、図13の(A)に示すように、押圧部15の前面15Aが被押圧部51に前面51Bに当接される。この段階では、両端子金具80,90の接触が未だ開始されていない。さらに嵌合を進めると、被押圧部51が押圧部15により押圧されることで、図14の(A)に示すように、スライダ50が初期位置から後退するとともに、圧縮コイルバネ70が付勢力を蓄勢しつつ圧縮される。この過程で、両端子金具80,90の接触が開始されるとともに、アーム押さえ部52がロックアーム31の撓み空間から後方へ退避してロックアーム31の撓み変形動作が可能とされる。
このとき、作業者が正規嵌合したと勘違い等して嵌合作業を中止すると、それまで圧縮コイルバネ70に蓄勢されていた付勢力が解放され、それと同時にスライダ50の被押圧部51により押圧部15が押し返され、もって両ハウジング10,30が強制的に離脱される。これにより、両ハウジング10,30が半嵌合状態に留め置かれる事態を回避できるようになっている。
図14の(B)に示すように、ロックアーム31のロック部39の前面39Bがロック受け部16の前面16Aに対して当接した状態からさらに嵌合が進行すると、ロック部39上方からアーム押さえ部52の押さえ本体部53が退避し、次いで、ロック部39がロック受け部16を乗り上げつつロックアーム31が上方へ弾性変位する。このとき、図15の(B)に示すように、ロックアーム31の押さえ逃がし部43にアーム押さえ部52の押さえ本体部53が収容され、かつ、アーム押さえ部52のアーム逃がし部57にロックアーム31のアーム本体部45が収容されることにより、撓み変形するロックアーム31とアーム押さえ部52とが干渉する事態を回避できるようになっている。また、ロック部39がロック受け部16を乗り越える手前で、解除操作部99がロック部39の下面に潜り込んでロックアーム31をロック受け部16から解離した状態で弾性的に持ち上げる。さらに嵌合が進行すると、図16の(A)に示すように、被押圧部51の後面51Aが解除案内部46に摺接して乗り上げられることで、被押圧アーム54が上方へ弾性変形される。また、ショート端子40の弾性接触片41が雌ハウジング10の解除溝17に進入してその溝面によって押し下げられ、弾性接触片41がタブ91から解離するとともに両雄端子金具90の短絡状態が解除される。
両ハウジング10,30が正規嵌合深さまで嵌合されると、スライダ50は、被押圧部51が解除案内部46から外れる位置に達してその押圧状態が解除される。すると、圧縮コイルバネ70の付勢力が解放され、それに伴いスライダ50が前進移動する。スライダ50が元の初期位置に達したところで、抜け止め突部55が抜け止め受け部65に当て止めされる。また、スライダ50が前進移動する過程で、解除操作部99がロック部39から解離する。この状態で、ロック部39はロック受け部16を乗り換え可能な位置に達しているので、解除操作部99の解離によってロックアーム31が弾性復帰し、図17の(B)に示すように、ロック部39の後面39Aがロック受け部16の後面16Bに係止される。また、スライダ50が初期位置に至ると、アーム押さえ部52がロックアーム31の撓み空間に進入し、アーム押さえ部52の先端位置(押さえ本体部53の前端位置)がロックアーム31の前端位置とほぼ揃う位置にまで到達し、そこでロックアーム31の弾性変位を確実に規制する。また、被押圧アーム54は、図17の(A)に示すように、被押圧部51が押圧部15と補強部14との間に進入することで、自然状態に復元される。
ところで、メンテナンス等の理由により両ハウジング10,30を離脱させる場合には、まずスライダ50の操作部58を後方へ引張り操作することで、圧縮コイルバネ70を圧縮させつつスライダ50を初期位置から後退させる。すると、被押圧部51の後面51Aが押圧部15の後面15Bに摺接することで、被押圧部51が押圧部15に乗り上げられるとともに被押圧アーム54が上方へ弾性変形される。またこの過程で、押さえ本体部53がロック部39上方から退避し、ロックアーム31の弾性変位が可能となる。さらにスライダ50の引張り操作を続けると、こんどはロックアーム31のロック部39の前面39Bにスライダ50の解除操作部99の後面99Aが引掛かり状態で当接し、次いで両面39B,99Aが互いに摺接してロック部39が解除操作部99に乗り上げられ、それに伴いロックアーム31が上方へ弾性変位される。こうして、図18に示すように、両ハウジング10,30の保持状態を解除した後、さらにスライダ50を引張ることにより、両ハウジング10,30を完全に離脱させる。
以上のように本実施形態によれば、両ハウジング10,30を嵌合離脱する過程で、ロック部39がロック受け部16に乗り上げられてロックアーム31が弾性変位すると、ロックアーム31の押さえ逃がし部43にアーム押さえ部52の押さえ本体部53が収容され、かつ、アーム押さえ部52のアーム逃がし部57にロックアーム31のアーム本体部45が収容されることで、ロックアーム31の円滑な撓み変形動作が保障されるので、アーム押さえ部52の押さえ本体部53の前端位置をロック部39側に近い位置に設定することが可能とされる。その結果、ロックアーム31によるロックの信頼性を高めることができる。特に、本実施形態の場合には、両ハウジング10,30が正規嵌合されたときに、ロック部39の上面39Eに押さえ本体部53が当接するから、ロック部39のロック解除方向への不用意な変位を確実に抑えることができる。
参考例
図19は、参考例を示す。参考例では、ロックアーム31とアーム押さえ部52の構造が実施形態1と異なるが、その他は実施形態1とほぼ同じである。
参考例のロックアーム31は、細長棒状のアーム本体部45とその先端部に連設されたブロック状のロック部39とから構成される。ロック部39の幅寸法はアーム本体部45の幅寸法よりも大きく形成され、ロック部39の後面39Aは、アーム本体部45の両側面から略直角に連なる段付き面として構成される。一方、アーム押さえ部52の先端部には、弾性変位するロックアーム31を収容可能なアーム逃がし部57が、前面と下面とに開口して設けられている。アーム押さえ部52のうちアーム逃がし部57を挟んだ両側には、一対の押さえ本体部53が平行配置されている。
両ハウジング10,30が正規嵌合されたときには、両押さえ本体部53がロック部39の上面39Eに当接し、もってロックアーム31のロック解除方向への弾性変位を確実に規制する。一方、スライダ50が圧縮コイルバネ70の付勢力を蓄勢する方向に移動したときには、両押さえ本体部53がロック部39から解離してアーム本体部45の両脇に進入するとともにアーム本体部45がアーム逃がし部57内に収容され、もってロックアーム31の撓み変形動作が保障される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、押さえ逃がし部がロックアームを厚み方向に貫通して設けられていたが、本発明においては、押さえ逃がし部がロックアームの上面に凹み形成された有底凹部として構成されても構わない。
)本発明においては、付勢手段として板バネや引張りコイルバネを利用することも可能である。
)本発明においては、上記実施形態とは逆に、雌ハウジング側にロックアーム、スライダ、及び解除操作部を設け、雄ハウジング側にロック受け部を設けることも可能である。
本発明の実施形態1に係る雌ハウジングの正面図 雌ハウジングの平面図 雄ハウジングの正面図 雄ハウジングとスライダの正面図 雄ハウジングとスライダの背面図 ロックアームとスライダの要部拡大斜視図 雄ハウジングとスライダの平面図 スライダを初期位置に組み付けた雄ハウジングの平面図 雄ハウジングとスライダにおける図4のX−X断面図 スライダを初期位置に組み付けた雄ハウジングにおける図3のX−X断面図 雄ハウジングとスライダにおける図4のZ−Z断面図 (A)雌ハウジングが嵌合する前の状態における図3のY−Y断面図 (B)雌ハウジングが嵌合する前の状態における図3のZ−Z断面図 (A)雌ハウジングが嵌合する途中の状態における図3のY−Y断面図 (B)雌ハウジングが嵌合する途中の状態における図3のZ−Z断面図 (A)押圧部が被押圧部を押し込んだ状態における図3のY−Y断面図 (B)ロックアームがロック受け部に当接した状態における図3のZ−Z断面図 (A)被押圧部が解除案内部に当接した状態における図3のY−Y断面図 (B)ロックアームが弾性変位した状態における図3のZ−Z断面図 (A)被押圧部が弾性変位した状態における図3のY−Y断面図 (B)ロックアームがさらに弾性変形した状態における図3のZ−Z断面図 (A)雌ハウジングと正規嵌合してスライダが初期位置に達した状態における図3のY−Y断面図 (B)雌ハウジングと正規嵌合してロックアームがロック受け部に係止した状態における図3のZ−Z断面図 雌ハウジングを離脱する過程で解除操作部がロック部と係合した状態における図3のZ−Z断面図 参考例におけるロックアームとスライダの要部拡大斜視図
符号の説明
10…雌ハウジング(他方のコネクタハウジング)
16…ロック受け部
30…雄ハウジング(一方のコネクタハウジング)
31…ロックアーム
39…ロック部
45…アーム本体部
50…スライダ
52…アーム押さえ部
53…押さえ本体部
57…アーム逃がし部
70…圧縮コイルバネ(付勢手段)
80…雌端子金具
90…雄端子金具
99…解除操作部

Claims (2)

  1. 互いに嵌合離脱可能な一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングに設けられ、両コネクタハウジングの嵌合離脱方向に沿って延びるとともに前記嵌合離脱方向と交差する方向への弾性変形が可能とされたロックアームと、
    他方のコネクタハウジングに設けられ、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに前記ロックアームに設けられたロック部が乗り越えて同ロック部との弾性的な係止が可能とされたロック受け部と、
    前記一方のコネクタハウジングに組み付けられ、前記両コネクタハウジングの嵌合離脱方向に沿った移動を可能とされたスライダと、
    前記スライダに支持され、嵌合途上にある前記他方のコネクタハウジングに押し込まれてその他方のコネクタハウジングに対する離脱方向への付勢力を蓄勢するとともに、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されるのに伴って前記付勢力を解放して前記スライダの移動を許容する付勢手段とを備え、
    前記スライダには、前記ロックアームの変位方向と対向する位置に、アーム押さえ部が設けられ、このアーム押さえ部は、前記スライダが前記付勢部材の付勢力を解放する方向へ移動したときには、前記ロック部側に近づいて前記ロックアームのロック解除方向への弾性変位を規制する一方、前記スライダが前記付勢部材の付勢力を蓄勢する方向へ移動したときには、前記ロック部側から遠ざかって前記ロックアームのロック解除方向への弾性変位を許容するよう設定されており、かつ、
    前記ロックアームには、押さえ逃がし部が形成されているとともに、前記押さえ逃がし部を挟んで一対のアーム本体部が形成され、
    前記アーム押さえ部には、一対のアーム逃がし部が形成されているとともに、前記一対のアーム逃がし部の間に押さえ本体部が形成され、
    前記ロックアームがロック解除方向へ弾性変位したときには、前記押さえ逃がし部に前記押さえ本体部が収容され、かつ、前記アーム逃がし部に前記アーム本体部が収容される構成としたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロックアームは、一端側が支持端とされ、他端側が自由端とされた片持ち状に形成され、その自由端側に、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに前記アーム押さえ部の先端部との当接が可能とされた被押さえ部が設けられ、かつ、
    前記逃がし部は、前記ロックアームのうち前記被押さえ部より基端側に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
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