JP3476071B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3476071B2 JP35410299A JP35410299A JP3476071B2 JP 3476071 B2 JP3476071 B2 JP 3476071B2 JP 35410299 A JP35410299 A JP 35410299A JP 35410299 A JP35410299 A JP 35410299A JP 3476071 B2 JP3476071 B2 JP 3476071B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショート端子を備
えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ショート端子を備えたコネクタは、互い
に嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうちの一方に
ショート端子を設け、両コネクタハウジングが離間した
状態ではショート端子が端子金具を短絡させ、両コネク
タハウジングが嵌合するとショート端子による短絡が解
除されるようになっている。この種のコネクタとして、
本願出願人が既に出願(特願平11−138558号)
したものがある。これは、図12に示すように、ショー
ト端子102側のコネクタハウジング101にスライダ
103を設け、そのスライダ103にショート端子10
2を一体変位可能に取り付けたものであり、スライダ1
03内には圧縮コイルバネ(図示せず)が収容されてい
る。両コネクタハウジング101,104が未嵌合又は
嵌合途中の状態では、スライダ103が保持片108に
より図12に示す短絡位置にロックされ、ショート端子
102が隔壁105の切欠部106において雄端子金具
107に接触して短絡状態となっている。そして、両コ
ネクタハウジング101,104が正規嵌合状態に至る
と、スライダ103のロックが解除され、圧縮コイルバ
ネの弾力によりスライダ103が図13に示す短絡解除
位置へ移動し、ショート端子102が切欠部106から
外れて雄端子金具107と非接触となり、短絡が解除さ
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記コネクタにおい
て、雄端子金具107は、コネクタハウジング101に
対してその後方(図12における左方)からキャビティ
109内に挿入される。一方、スライダ103とショー
ト端子102は、予め組み付けた状態で雄端子金具10
7と同じく後方からコネクタハウジング101内に挿入
することによって組み付けられる。また、このショート
端子102の組付け時の移動経路とキャビティ109と
は短絡用の切欠部106が形成されている隔壁105に
よって仕切られており、ショート端子102は、弾性撓
みしつつこの隔壁105に対して摺接しつつ組み付けら
れる。
【0004】上記コネクタでは、隔壁105がスライダ
103の移動方向と平行な平坦状をなしているため、組
付け時のショート端子102の弾性撓み量はほぼ一定で
あるが、雄端子金具107の形状によっては、隔壁10
5が平坦にならない場合が考えられる。例えば、雄端子
金具107の後端部の電線接続部107Aの上面の高さ
が前端部の上面よりも高い場合には、隔壁105のうち
の電線接続部107Aと対応する後端部分が高くなるの
である。
【0005】このような構造では、ショート端子102
の組付けの際に、隔壁105の後端の高い部分を通過す
るときにショート端子102の弾性撓み量が過剰に大き
くなって応力も増大するという問題がある。尚、応力低
減の手段として、ショート端子102の移動領域の上下
寸法を大きくし、後端の高い部分を乗り越えるときのシ
ョート端子102の弾性歪みを小さく抑えることが考え
られる。しかしながら、そうすると、コネクタハウジン
グ101全体として嵩高になるという新たな問題が生じ
ることになる。また、別の問題としては、短絡位置のシ
ョート端子102が切欠部106から外れて隔壁105
に沿いつつ短絡解除位置側へ移動するときには、ショー
ト端子102が隔壁105に乗り上がるようになるの
で、ショート端子102の撓み量が増大し、ショート端
子102が短絡解除位置に長時間位置することに起因す
るヘタリの発生が懸念される。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、組
付け時におけるショート端子の弾性撓み量の増大を回避
可能とすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の端子金具が挿入されたコネクタハウジングと、このコ
ネクタハウジングに組み付けられるとともにその組付け
時の移動経路上における短絡位置と短絡解除位置との間
での移動を可能とされたショート端子とを備え、前記シ
ョート端子が前記短絡位置にあるときには、そのショー
ト端子が前記端子金具と接触することでこれらの端子金
具を短絡状態とし、前記短絡解除位置にあるときには、
前記ショート端子が前記端子金具から離間してこれらの
端子金具の短絡を解除するようになっているコネクタに
おいて、前記ショート端子の挿入経路が、前記端子金具
の挿入方向に対し、挿入方向手前側ほど前記ショート端
子が前記端子金具から離間するような斜め方向とされて
いる構成とした。
【0008】請求項2の発明は、隔壁で仕切られた端子
金具挿入空間とショート端子移動空間とを有するコネク
タハウジングと、前記端子金具挿入空間に挿入される複
数の端子金具と、前記ショート端子移動空間内に短絡位
置と短絡解除位置との間での移動を可能に取り付けられ
たショート端子とを備え、前記ショート端子が前記短絡
位置にあるときには、そのショート端子が前記隔壁に形
成した切欠部において前記端子金具と接触することでこ
れらの端子金具を短絡状態とし、前記ショート端子が前
記端子金具から離間して前記隔壁に沿いつつ前記短絡位
置から前記短絡解除位置へ移動すると前記端子金具の短
絡が解除されるようになっているコネクタにおいて、前
記ショート端子の移動経路が、前記端子金具の挿入方向
に対して斜め方向であり、且つ前記短絡位置から前記短
絡解除位置へ向かって前記ショート端子が前記端子金具
から離間する形態とされている構成とした。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記コネクタハウジングが合成樹脂製
とされているとともに、前記ショート端子が合成樹脂製
のスライダに一体移動可能に取り付けられており、前記
コネクタハウジングに対して前記スライダを摺接させる
ことで前記ショート端子の移動が行われるようにした構
成とした。請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の
いずれかの発明において、前記短絡位置にある前記ショ
ート端子の前記短絡解除位置側への移動を規制可能であ
り、且つ相手側コネクタハウジングが前記コネクタハウ
ジングと正規嵌合するのに伴って移動規制が解除される
保持手段と、前記ショート端子を前記短絡位置から前記
短絡解除位置側へ付勢する付勢手段とを備えている構成
とした。
【0010】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記付勢手段は、嵌合途上にある前記相手側コネク
タハウジングで弾性撓みさせられることによりその相手
側コネクタハウジングに対する離脱方向への付勢力を蓄
勢する構成とした。
【0011】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]ショート端
子を組付ける際に、組付けの当初はショート端子が端子
金具から比較的遠い位置にある。したがって、ショート
端子の組付け時の移動経路において、例えば、端子金具
挿入空間とショート端子移動空間との間の隔壁にショー
ト端子移動空間側へ突出する部分があっても、その突出
部分を乗り越えるときのショート端子の弾性撓み量が小
さくて済む。
【0012】[請求項2の発明]短絡位置のショート端
子が切欠部から外れて隔壁に沿いつつ短絡解除位置側へ
移動するときには、ショート端子が隔壁に乗り上がるよ
うになるので、ショート端子の撓み量は一時的に大きく
なる。しかし、ショート端子の移動経路が、端子金具の
挿入方向に対して斜め方向であり、且つ短絡位置から短
絡解除位置へ向かってショート端子が端子金具から離間
する形態とされているので、ショート端子が短絡解除位
置へ移動するのに伴ってショート端子の弾性撓み量が小
さくなっていく。したがって、短絡解除位置に長時間位
置していてもショート端子がヘタリを生じる虞はない。 [請求項3の発明]ショート端子の移動は、スライダと
コネクタハウジングとの間の合成樹脂製部品同士の摺動
を伴って行われるので、移動が円滑に行われる。
【0013】[請求項4の発明]相手側コネクタハウジ
ングが未嵌合又は半嵌合の状態ではショート端子は保持
手段により短絡位置に保持され、相手側コネクタハウジ
ングが正規嵌合すると、保持手段による移動規制が解除
されてショート端子が付勢手段の付勢により短絡解除位
置へ移動する。したがって、手動によるショート端子の
移動操作を不要である。 [請求項5の発明]相手側コネクタハウジングの嵌合動
作を半嵌合状態で止めてしまった場合には、付勢手段に
蓄勢された付勢力により離脱方向へ強制的に変位させら
れるので、半嵌合を防止できる。ショート端子を短絡位
置側から短絡解除位置側へ付勢するための付勢部材に半
嵌合防止の機能を兼備させたので、部品点数の削減を図
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図10を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、雄端子金具13、スライ
ダ20及びショート端子35を備えた雄側コネクタハウ
ジング10と、雌端子金具42を備えた雌側コネクタハ
ウジング40とからなり、この両コネクタハウジング1
0,40は互いに嵌合・離脱を可能とされている。尚、
本実施形態における方向の説明では、嵌合時に各コネク
タハウジング10,40における相手側のコネクタハウ
ジング40,10と対向する面を前面とし、上下方向に
ついては図1〜図5、7、8、10、11を基準とす
る。
【0015】[雌側コネクタハウジング40及び雌端子
金具42]まず、雌側コネクタハウジング40(本発明
の構成要件である他方のコネクタハウジング)について
説明すると、雌側コネクタハウジング40内には複数の
キャビティ41が左右に整列して形成され、各キャビテ
ィ41には雌端子金具42が挿入されている。雌側コネ
クタハウジング40の上面における幅方向(左右方向)
中央には、両コネクタハウジング10,40の嵌合方向
(以下、単に嵌合方向という)と直交する方向に対して
少し傾斜したロック用係止面43が形成されている。こ
のロック用係止面43を挟む左右両側には嵌合方向と平
行なリブ状の一対の押込部44が形成されている。ま
た、雌側コネクタハウジング40の上面における前端縁
は、前下がりとなったガイド斜面45となっている。
【0016】[雄側コネクタハウジング10及び雄端子
金具13]次に、雄側コネクタハウジング10(本発明
の構成要件である一方のコネクタハウジング)について
説明する。雄側コネクタハウジング10は合成樹脂製で
あり、その前半下半分領域は、その前面に開口する嵌合
凹部11となっており、ここに雌側コネクタハウジング
40が収容される。また、嵌合凹部11の後方には、嵌
合凹部11よりも高さの低い複数のキャビティ12(本
発明の構成要件である端子金具挿入空間)が横に並列し
て形成され、各キャビティ12に雌端子金具42と接続
可能な雄端子金具13が挿入されている。
【0017】雄側コネクタハウジング10内における幅
方向中央位置には、収容空間14と嵌合凹部11との境
界に沿って前方へ片持ち状に延出するロックアーム17
が形成されている。このロックアーム17は、常には図
11に示すロック姿勢にあるが、外力が付与されるとロ
ック姿勢よりも上方の図10に示すロック解除姿勢へ弾
性的に傾動変位することが可能となっている。ロックア
ーム17の前端には、雌側コネクタハウジング40のロ
ック用係止面43に係止されるロック用突起17Aが下
向きに突出形成されている。ロック用突起17Aとロッ
ク用係止面43との係止により両コネクタハウジング1
0,40が離脱規制状態にロックされる。
【0018】[スライダ20及びショート端子35の収
容構造]雄側コネクタハウジング10のうち嵌合凹部1
1及びキャビティ12よりも上方の領域は、雄側コネク
タハウジング10の後面及び上面の後半分領域に開口さ
れた収容空間14とされている。この収容空間14には
スライダ20とショート端子35が収容されるようにな
っている。収容空間14の前端においては、雌側コネク
タハウジング40の押込部44を収容空間14内へ受け
入れるための左右一対の逃がし溝16が形成されてい
る。収容空間14の下面の前半領域は嵌合凹部11に連
通され、後半領域はキャビティ12との間がその隔壁1
8で隔絶されている。隔壁18のうちその雄端子金具1
3の挿入方向における先方側(キャビティ12の奥端
側)部分は低背部18Aとされ、後方側(キャビティ1
2の入り口側)部分は嵩高部18Bとなっている。これ
は、雄端子金具13の後端部の電線圧着部13Aだけが
他の部分よりも高くなっているからである。また、収容
空間14のうち隔壁18と対応する領域は、コネクタハ
ウジング10の後端面に開口するショート端子移動空間
14Aとされている。
【0019】収容空間14の左右側壁14Bには、前後
方向に延びると共に後端部にストッパ15Aの形成され
たガイド溝15が形成されている。ガイド溝15は、図
5に示すように、その上面15Bが水平方向(キャビテ
ィ12に対する雄端子金具13の挿入方向)と平行をな
しているが、下面は、雄端子金具13の挿入方向に対し
て前下がりに傾斜した平坦状傾斜面15Cとされてい
る。この平坦状傾斜面15Cの傾斜方向は、雄端子金具
13の挿入方向を基準とすると、挿入方向手前側(後
側)ほどキャビティ12内の雄端子金具13から上方へ
離間する向きである。また、収容空間14の天井面にお
ける幅方向中央には平坦状傾斜面15Cと平行な傾斜リ
ブ15Eが形成されている。この傾斜リブ15Eと平坦
状傾斜面15Cとは、スライダ20を雄端子金具13の
挿入方向に対して前下がりに傾斜した方向へ移動し得る
ようにガイドする。尚、ストッパ15Aの後側には、コ
ネクタハウジング10の後端面に連なる外広がりのテー
パ状をなす誘導斜面15Dが形成されている。
【0020】[スライダ20]次に、スライダ20につ
いて説明する。スライダ20は、合成樹脂製であり、ロ
ックアーム17のロック姿勢とロック解除姿勢との間の
変位動作を規制・許容するのに加え、ロックアーム17
を強制的にロック解除姿勢へ変位させる機能を有する。
スライダ20は、その左右両側面に一対の被ガイドリブ
27を有するとともに、上面における幅方向中央に被ガ
イド斜面28を有している。被ガイドリブ27の下面と
被ガイド斜面28とは互いに平行であり、スライダ20
の上面に対して前下がり状に傾斜している。かかるスラ
イダ20は、その被ガイドリブ27の下面をコネクタハ
ウジング10の平坦状傾斜面15Cに摺接させるととも
被ガイド斜面28を傾斜リブ15Eに摺接させることに
より、コネクタハウジング10に対して一定の姿勢を保
ちつつ且つ雄端子金具13の挿入方向に対して前下がり
に傾斜した直線経路に沿って平行移動し得るようになっ
ている。
【0021】被ガイドリブ27がストッパ15Aに当接
してスライダ20がそれ以上の後方移動を規制された位
置(図11に示す)は変位規制位置とされている。この
変位規制位置では、スライダ20の前端部下面の変位規
制面21がロック姿勢のロックアーム17の上面に当接
し、てロックアーム17のロック解除方向(上方向)へ
の変位を規制する。また、スライダ20の前端が収容空
間14の前面壁14Fに当接して前止まり状態とされた
位置(図2、10に示す)は変位許容位置とされてい
る。この変位許容位置では、変位規制面21よりも後方
の撓み空間22がロックアーム17の上方に対応するの
で、ロックアーム17はこの撓み空間22内に進出しつ
つロック解除姿勢へ変位することが可能となっている。
【0022】尚、撓み空間22の前端には、変位規制面
21の後端と連なる後退規制面23が形成され、スライ
ダ20が変位許容位置にあって、ロックアーム17がロ
ック解除姿勢に変位している状態では、後退規制面23
がロックアーム17の前端面に当接することで、スライ
ダ20の変位規制位置側(後方)への移動が阻止される
(図2を参照)。 [付勢手段]また、スライダ20における撓み空間22
の左右両側には一対のバネ室25が形成されており、こ
こに軸線を前後方向(雄端子金具13の挿入方向と平行
な方向)に向けた圧縮コイルバネ26(本発明の構成要
件である付勢手段)が収容されている。バネ室25の前
面壁には、雌側コネクタハウジング40の押込部44の
上前端部をバネ室25内に進入させるための受入溝29
が形成されている。
【0023】スライダ20の下面には、前方(嵌合途上
にある雌側コネクタハウジング40に向かう方向)へ片
持ち状に延出する左右一対の弾性保持片30(本発明の
構成要件である保持手段)が形成されている。この弾性
保持片30は上方への弾性変位を可能とされ、スライダ
20が変位許容位置にあるときには、弾性保持片30が
嵌合凹部11の後端面上縁の受け部32に係止すること
により、スライダ20の変位規制位置側への遊動が規制
される。
【0024】さらに、弾性保持片30の前端部の下面に
は被押し上げ斜面33が形成されており、両コネクタハ
ウジング10,40が正規嵌合状態に至るのとほぼ同時
に、被押し上げ斜面33が雌側コネクタハウジング40
のガイド斜面45に当接して、弾性保持片30がガイド
斜面45に乗り上がりつつ受け部32から解離し、もっ
て弾性保持片30によるスライダ20の保持機能が解除
される。 [半嵌合防止手段]上記スライダ20の圧縮コイルバネ
26は、雌側コネクタハウジング40の押込部44と協
動することで半嵌合防止手段としても機能する。両コネ
クタハウジング10,40を嵌合する途中では、変位許
容位置にあるスライダ20のバネ室25内に押込部44
の前端が進入し、嵌合動作が進むのに伴って圧縮コイル
バネ26を弾縮させるようになっている。即ち、圧縮コ
イルバネ26は、嵌合途上にある雌側コネクタハウジン
グ40で弾性撓みさせられることによりその雌側コネク
タハウジング40に対する離脱方向(嵌合凹部11外へ
押し出す方向)への付勢力を蓄勢するようになってい
る。
【0025】[ショート端子35]スライダ20の下面
後部には、導電性を有する板材からなるショート端子3
5の基端部35Aが一体移動可能に取り付けられてお
り、スライダ20が変位許容位置にあるときにはショー
ト端子35は短絡位置となり、スライダ20が変位規制
位置にあるときにはショート端子35は短絡解除位置と
なる。ショート端子35には、基端部35Aの後端縁か
ら折り返し状に延出する複数の弾性接触片35Bが各キ
ャビティ12に対応して形成され、各弾性接触片35B
の延出端が雄端子金具13との接触部35Cとなってい
る。スライダ20が変位許容位置にあるときには、ショ
ート端子35の接触部35Cがキャビティ12の隔壁1
8の切欠部36を介して雄端子金具13の上面に弾接し
た状態となり(図2、10を参照)、この状態では、雄
端子金具13同士がショート端子35を介して短絡状態
となる。
【0026】また、スライダ20が変位規制位置に移動
するのに伴い、接触部35Cは切欠部36から外れてキ
ャビティ12の隔壁18のうち高さの低背部18A上を
摺接するようになり(図11を参照)、この状態では各
雄端子金具13の短絡が解除される。尚、スライダ20
が最も後方の変位規制位置にある状態においても、ショ
ート端子35の接触部35Cは隔壁18の嵩高部18B
には至らない。 [スライダ20及びショート端子35の組付け]上記構
成になるスライダ20とショート端子35は、予め組み
付けた状態でコネクタハウジング10に組み付けられ
る。組付けに際しては、スライダ20をコネクタハウジ
ング10の後方に位置させて被ガイドリブ27の前端を
ガイド溝15の誘導斜面15Dに宛い、その状態からス
ライダ20を斜め下向きに押し込む。すると、被ガイド
リブ27の前端部が、コネクタハウジングの側壁14B
の後端部を僅かに外側へ撓ませつつ被ガイドリブ27を
通過し、その後、側壁14Bが外側へ撓まされていない
中央部分及び前端側部分においてガイド溝15に嵌合す
る。後は、被ガイドリブ27の下面が平坦状傾斜面15
Cに摺接するとともに被ガイド斜面28が傾斜リブ15
Eに摺接することにより、スライダ20がコネクタハウ
ジング10に対して一定の姿勢を保ちつつ且つ雄端子金
具13の挿入方向に対して前下がりに傾斜した直線経路
に沿って平行移動する。
【0027】尚、被ガイドリブ27がストッパ15Aか
ら外れた後は側壁14Bが内側へ弾性復帰し、被ガイド
リブ27の後端がストッパ15Aに係止してスライダ2
0の抜け規制が実現されるようになる。ストッパ15A
を通過したスライダ20は、変位規制位置を経た後に変
位許容位置に至り、弾性保持片30が受け部32に係止
し、もってスライダ20が変位許容位置に保持される。
以上により、スライダ20とショート端子35の組付け
が完了する。
【0028】上記組付けに際してショート端子35が移
動するショート端子移動空間14Aの下方には、キャビ
ティ12との間の隔壁18のうち後側の嵩高部18Bが
存在している。この嵩高部18Bの高さは、ショート端
子35が短絡位置と短絡解除位置との間で変位する間に
接触部35Cが当接する雄端子金具13の上面及び隔壁
18の低背部18Aよりも高い位置となっている。した
がって、組付けの際には、ショート端子35の接触部3
5Cが嵩高部18Bを通過することになる。
【0029】ここで、もし、ショート端子35の組付け
方向が雄端子金具13の挿入方向と平行である場合に
は、折返し状の弾性接触片35Bを短絡位置と短絡解除
位置との間で移動する際の通常の撓み量よりも大きく撓
ませつつ嵩高部18Bを乗り越えさせる必要がある。し
かしながら、本実施形態では、ショート端子35の組付
け時の移動方向が、雄端子金具13の挿入方向に対して
前下がりに傾斜した方向となっているので、弾性接触片
35Bが嵩高部18Bと対応する組付け当初ではショー
ト端子35全体が比較的上方に位置することになる。し
たがって、ショート端子35が嵩高部18Bを通過する
ときの嵩高部18Bから基端部35Aまでの上下方向の
寸法は、組付けが完了してショート端子35が短絡位置
又は短絡解除位置にあるときの低背部18Aから基端部
35Aまでの寸法とそれほど変わりはない。よって、嵩
高部18Bを通過するときの弾性接触片35Bの弾性撓
み量が過剰に大きくならずに済むのである。
【0030】[両コネクタハウジング10,40の嵌合
動作]両コネクタハウジング10,40を嵌合する際に
は、まず、雄側コネクタハウジング10においてスライ
ダ20を変位許容位置(ショート端子35は短絡位置)
に保持しておく(図2を参照)。この状態で雌側コネク
タハウジング40を嵌合凹部11に嵌入すると、ロック
アーム17が雌側コネクタハウジング40の上面に乗り
上がりつつロック解除姿勢に変位する(図10を参照)
とともに、押込部44が圧縮コイルバネ26を弾縮する
(図示せず)ことで雌側コネクタハウジング40に対し
て嵌合凹部11からの離脱力が付与される。
【0031】したがって、嵌合途中で操作を中段する
と、圧縮コイルバネ26の付勢により雌側コネクタハウ
ジング40が嵌合凹部11外へ押し出されるので、両コ
ネクタハウジング10,40が半嵌合状態のままになる
ことが防止される。さて、両コネクタハウジング10,
40が正規嵌合状態に至ると、ロックアーム17がロッ
ク姿勢へ弾性復帰して雌側コネクタハウジング40のロ
ック用係止面43に係止し、もって、両コネクタハウジ
ング10,40が離脱規制状態にロックされる(図11
を参照)。また、このロック動作とともに、弾性保持片
30が雌側コネクタハウジング40のガイド斜面45に
乗り上がりつつ弾性変位して受け部32から解離し、弾
性保持片30によるスライダ20の後退規制が解除され
る。
【0032】弾性保持片30が受け部32から外れる
と、スライダ20が圧縮コイルバネ26の付勢により、
変位許容位置から変位規制位置へと後退移動する(図1
1を参照)。スライダ20が変位規制位置に移動する
と、変位規制面21がロックアーム17の上面に対して
上から押さえ込むように当接するので、ロックアーム1
7のロック解除姿勢側への上方変位が規制され、ロック
用突起17Aとロック用係止面43との係止状態が確保
される。以上により、両コネクタハウジング10,40
が正規嵌合状態にロックされ、嵌合動作が完了する。
【0033】さて、スライダ20が変位規制位置へ移動
するのに伴い、ショート端子35は短絡解除位置へ移動
するが、この移動にともなってショート端子35は上方
へも変位する。即ち、基端部35Aが隔壁18から離間
するようになるので、弾性接触片35Bの弾性撓み量が
減少する。したがって、この短絡解除位置の状態が長期
間継続されても、弾性接触片35Bがヘタリを生じ難く
なっている。[両コネクタハウジング10,40の離脱
動作]この嵌合ロック状態から両コネクタハウジング1
0,40を離脱させる際には、変位規制位置にあるスラ
イダ20を圧縮コイルバネ26の付勢に抗して前方へ移
動させ、変位許容位置に至らしめる。すると、変位規制
面21によるロックアーム17の変位規制が解除される
ので、ロックアーム17が圧縮コイルバネ26の弾力に
よりロック用係止面43の傾斜にしたがって上方へ滑り
変位し、ロックアーム17とロック用係止面43とのロ
ックが解除され、圧縮コイルバネ26の弾性復元力によ
って雌側コネクタハウジング40が嵌合凹部11の外へ
押し出される。
【0034】そして、雌側ハウジングコネクタ40が押
し出されると、弾性保持片30が受け部32に係止し、
スライダ20が変位許容位置に保持される。また、ショ
ート端子35は、低背部18Aから外れて切欠部36に
至り、雄端子金具13の上面に弾性接触して短絡状態と
するのである。 [実施形態の効果] ショート端子35の組付け方向を雄端子金具13の挿
入方向に対して傾斜させ、組付けの当初はショート端子
35が雄端子金具13から比較的上方へ離れた位置にあ
るようにした。これにより、ショート端子35の組付け
時の移動経路の始端側(後端側)に隔壁18の嵩高部1
8Bが存在していても、その嵩高部18Bを乗り越える
ときのショート端子35の弾性撓み量が小さくて済んで
いる。
【0035】短絡解除位置を、ショート端子35の組
付け方向において短絡位置よりも手前側に配し、ショー
ト端子35が短絡解除位置にあるときにはその基端部3
5Aが隔壁18から遠くなって弾性接触片35Bの弾性
撓み量が小さくなるようにした。これにより、ショート
端子35が短絡解除位置に長時間位置していてもヘタリ
を生じる虞はない。 ショート端子35の移動は、スライダ20とコネクタ
ハウジング10との間の合成樹脂製部品同士の摺動を伴
って行われるので、金属製のショート端子を樹脂製のコ
ネクタハウジングに接触させる場合に比べて、ショート
端子35の移動を円滑に行うことができる。
【0036】弾性保持片30によってスライダ20の
変位規制位置側への移動を規制する状態は、両コネクタ
ハウジング10,40が正規嵌合状態に至るのに伴って
解除され、スライダ20によるロックアーム17の変位
規制が自動的に行われるようになっているので、スライ
ダ20を変位許容位置から変位規制位置へ移動させるた
めの手動操作が不要となり、作業性に優れる。 両コネクタハウジング10,40の嵌合動作を半嵌合
状態で止めてしまった場合には、圧縮コイルバネ26に
蓄勢された付勢力により離脱方向へ強制的に変位させら
れるので、半嵌合を防止できる。 短絡位置のショート端子35が切欠部36から外れて
隔壁18に沿いつつ短絡解除位置側へ移動するときに
は、ショート端子35が隔壁18に乗り上がるようにな
るので、ショート端子35の弾性撓み量が一時的に大き
くなる。しかし、ショート端子35の移動経路が、雄端
子金具13の挿入方向に対して斜め方向であり、且つ短
絡位置から短絡解除位置へ向かってショート端子35が
雄端子金具13から離間する形態とされているので、シ
ョート端子35が短絡解除位置へ移動するのに伴ってシ
ョート端子35の弾性撓み量が小さくなっていく。した
がって、短絡解除位置に長時間位置していてもショート
端子35がヘタリを生じる虞はない。
【0037】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態ではショート端子が短絡解除位置に
あるときも隔壁に弾接するようにしたが、本発明によれ
ば、短絡解除位置ではショート端子が隔壁と非接触とな
るようにしてもよい。
【0038】(2)上記実施形態ではショート端子の組
付け時の移動経路の途中で隔壁の一部が高くなっていて
そこを乗り越えるときのショート端子の弾性撓み量の低
減が図られるようにしたが、本発明は、隔壁を乗り越え
る場合に限らず、ショート端子の移動空間内に臨む隔壁
以外の部位を乗り越えるときのショート端子の弾性撓み
量の低減を図る場合にも適用することができる。 (3)上記実施形態ではショート端子が側方から視てU
字形をなす場合について説明したが、本発明は、ショー
ト端子がU字形以外の形状のものである場合にも適用す
ることができる。
【0039】(4)上記実施形態では付勢手段に相手側
コネクタハウジングの半嵌合防止機能を兼備させたが、
本発明によれば、半嵌合機能を有しない構造とすること
もできる。 (5)上記実施形態では相手側コネクタハウジングが正
規嵌合するとショート端子が短絡位置から短絡解除位置
へ自動的に移動するようにしたが、本発明によれば、相
手側コネクタハウジングの嵌合動作とは連動させずにシ
ョート端子を移動させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における雌側コネクタハウジングの
断面図
【図2】雄側コネクタハウジングの断面図
【図3】雄側コネクタハウジングの正面図
【図4】図2のX−X線断面図
【図5】ショート端子を外した状態の雄側コネクタハウ
ジングの断面図
【図6】図5のY−Y線断面図
【図7】スライダの正面図
【図8】ショート端子を取り付けた状態のスライダの側
面図
【図9】スライダの平面図
【図10】両コネクタハウジングの嵌合途中の状態を示
す断面図
【図11】両コネクタハウジングの嵌合が完了した状態
を示す断面図
【図12】従来例において両コネクタハウジングの嵌合
前の状態を示す断面図
【図13】従来例において両コネクタハウジングを嵌合
した状態を示す断面図
【符号の説明】
10…コネクタハウジング 12…キャビティ(端子金具挿入空間) 13…雄端子金具(端子金具) 14A…ショート端子移動空間 18…隔壁 20…スライダ 26…圧縮コイルバネ(付勢手段) 30…弾性保持片(保持手段) 35…ショート端子 36…切欠部 40…相手側コネクタハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/652 H01R 13/71 H01R 13/64 H01R 13/639

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子金具が挿入されたコネクタハ
    ウジングと、 このコネクタハウジングに組み付けられるとともにその
    組付け時の移動経路上における短絡位置と短絡解除位置
    との間での移動を可能とされたショート端子とを備え、 前記ショート端子が前記短絡位置にあるときには、その
    ショート端子が前記端子金具と接触することでこれらの
    端子金具を短絡状態とし、 前記短絡解除位置にあるときには、前記ショート端子が
    前記端子金具から離間してこれらの端子金具の短絡を解
    除するようになっているコネクタにおいて、 前記ショート端子の挿入経路が、前記端子金具の挿入方
    向に対し、挿入方向手前側ほど前記ショート端子が前記
    端子金具から離間するような斜め方向とされていること
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 隔壁で仕切られた端子金具挿入空間とシ
    ョート端子移動空間とを有するコネクタハウジングと、 前記端子金具挿入空間に挿入される複数の端子金具と、 前記ショート端子移動空間内に短絡位置と短絡解除位置
    との間での移動を可能に取り付けられたショート端子と
    を備え、 前記ショート端子が前記短絡位置にあるときには、その
    ショート端子が前記隔壁に形成した切欠部において前記
    端子金具と接触することでこれらの端子金具を短絡状態
    とし、 前記ショート端子が前記端子金具から離間して前記隔壁
    に沿いつつ前記短絡位置から前記短絡解除位置へ移動す
    ると前記端子金具の短絡が解除されるようになっている
    コネクタにおいて、 前記ショート端子の移動経路が、前記端子金具の挿入方
    向に対して斜め方向であり、且つ前記短絡位置から前記
    短絡解除位置へ向かって前記ショート端子が前記端子金
    具から離間する形態とされていることを特徴とするコネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタハウジングが合成樹脂製と
    されているとともに、前記ショート端子が合成樹脂製の
    スライダに一体移動可能に取り付けられており、前記コ
    ネクタハウジングに対して前記スライダを摺接させるこ
    とで前記ショート端子の移動が行われるようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記短絡位置にある前記ショート端子の
    前記短絡解除位置側への移動を規制可能であり、且つ相
    手側コネクタハウジングが前記コネクタハウジングと正
    規嵌合するのに伴って移動規制が解除される保持手段
    と、 前記ショート端子を前記短絡位置から前記短絡解除位置
    側へ付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記付勢手段は、嵌合途上にある前記相
    手側コネクタハウジングで弾性撓みさせられることによ
    りその相手側コネクタハウジングに対する離脱方向への
    付勢力を蓄勢する構成とされていることを特徴とする請
    求項4記載のコネクタ。
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