JPH07130428A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JPH07130428A JPH07130428A JP30107493A JP30107493A JPH07130428A JP H07130428 A JPH07130428 A JP H07130428A JP 30107493 A JP30107493 A JP 30107493A JP 30107493 A JP30107493 A JP 30107493A JP H07130428 A JPH07130428 A JP H07130428A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- spring
- lock pin
- connector housing
- guide groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コネクタハウジング相互が円滑に完全嵌合状
態に移行できるようにし、かつ完全嵌合状態が保持され
るようにする。 【構成】 一方のコネクタハウジング1にはガイド溝8
が形成され、他方のコネクタハウジング2にはスプリン
グ7によって付勢されたロックピン6が設けられ、嵌合
操作時にはロックピン6がガイド溝8に沿って変位する
ようにし、嵌合前期ではロックピン6を戻し方向に作用
させ、後期では逆に進行方向に作用するようにし、さら
に終期では係止領域9に係止させて抜け方向の外力によ
っても容易に戻らないようにする。
態に移行できるようにし、かつ完全嵌合状態が保持され
るようにする。 【構成】 一方のコネクタハウジング1にはガイド溝8
が形成され、他方のコネクタハウジング2にはスプリン
グ7によって付勢されたロックピン6が設けられ、嵌合
操作時にはロックピン6がガイド溝8に沿って変位する
ようにし、嵌合前期ではロックピン6を戻し方向に作用
させ、後期では逆に進行方向に作用するようにし、さら
に終期では係止領域9に係止させて抜け方向の外力によ
っても容易に戻らないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】相互に嵌合する2つのコネクタハウジン
グを備えたコネクタにおいては、両ハウジングが半嵌合
状態のまま安定する事態は回避されねばならない。これ
に応えるものとして、例えば実開平4ー61873号公
報のものが挙げられる。このものは、雌コネクタハウジ
ングの嵌合室内壁に、長手方向に沿うアーチ状の板ばね
を設ける一方、雄コネクタハウジングの外壁に、その板
ばねに対する当接前端部を有する円弧状の係合溝を設け
ている。これにより、当接前端部と板ばねの前半部との
係合過程で雄コネクタハウジングに対する押し出し力が
発揮され、また係合溝の前半部と板ばねの後半部との係
合過程で引き込み力が発揮されるようになる。
グを備えたコネクタにおいては、両ハウジングが半嵌合
状態のまま安定する事態は回避されねばならない。これ
に応えるものとして、例えば実開平4ー61873号公
報のものが挙げられる。このものは、雌コネクタハウジ
ングの嵌合室内壁に、長手方向に沿うアーチ状の板ばね
を設ける一方、雄コネクタハウジングの外壁に、その板
ばねに対する当接前端部を有する円弧状の係合溝を設け
ている。これにより、当接前端部と板ばねの前半部との
係合過程で雄コネクタハウジングに対する押し出し力が
発揮され、また係合溝の前半部と板ばねの後半部との係
合過程で引き込み力が発揮されるようになる。
【0003】その他には、実開平3ー19273号公報
のものも挙げられる。このものは、コネクタハウジング
の一方には菱形の突起を形成し、他方にはこの突起に嵌
まり合う過程で突起の側縁に沿って先端側が拡開するロ
ックばねを設けている。これにより、両ハウジングの嵌
合に伴って突起がロックばね内に進入する際に、嵌合前
期にはロックばねの突起への反発力によりハウジングの
一方を押し出す方向の力が作用し、嵌合後期にはロック
ばねの突起への弾性復帰力により両ハウジングの嵌合を
促進する方向の力が作用する。
のものも挙げられる。このものは、コネクタハウジング
の一方には菱形の突起を形成し、他方にはこの突起に嵌
まり合う過程で突起の側縁に沿って先端側が拡開するロ
ックばねを設けている。これにより、両ハウジングの嵌
合に伴って突起がロックばね内に進入する際に、嵌合前
期にはロックばねの突起への反発力によりハウジングの
一方を押し出す方向の力が作用し、嵌合後期にはロック
ばねの突起への弾性復帰力により両ハウジングの嵌合を
促進する方向の力が作用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した例も
含めて従来のものはいずれも、両コネクタの嵌合前期に
は両コネクタを離脱させる方向に、嵌合後期には両コネ
クタを結合させる方向に、各々力を作用させることによ
り、半嵌合状態での安定を回避するものではあるが、両
コネクタが結合された後、その結合状態(完全嵌合状
態)を維持する機能は備えていなかった。つまり、一旦
両コネクタが結合した後、これらを解離させる方向へ強
い力を作用させると、両コネクタがそのまま解離してし
まう可能性がある。これでは、コネクタの結合状態が安
定したものにならず、別個にロック専用手段を設定する
必要も生じる。
含めて従来のものはいずれも、両コネクタの嵌合前期に
は両コネクタを離脱させる方向に、嵌合後期には両コネ
クタを結合させる方向に、各々力を作用させることによ
り、半嵌合状態での安定を回避するものではあるが、両
コネクタが結合された後、その結合状態(完全嵌合状
態)を維持する機能は備えていなかった。つまり、一旦
両コネクタが結合した後、これらを解離させる方向へ強
い力を作用させると、両コネクタがそのまま解離してし
まう可能性がある。これでは、コネクタの結合状態が安
定したものにならず、別個にロック専用手段を設定する
必要も生じる。
【0005】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開
発工夫されたものであり、その目的とするところは完全
嵌合状態への円滑な移行とその保持に有効なコネクタを
提供することである
発工夫されたものであり、その目的とするところは完全
嵌合状態への円滑な移行とその保持に有効なコネクタを
提供することである
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、互いに嵌合される雌雄のコネクタ
ハウジングのうちの一方には嵌合凸部が突出した係止手
段を有し、他方にはこの嵌合凸部を受け入れる嵌合凹部
が形成された案内手段が設けられてなるコネクタであっ
て、前記係止手段と前記案内手段のいずれか一方にはば
ね手段が設けられ、前記嵌合凹部はコネクタハウジング
の嵌合面に始端が開口した後、奥側へ向けて山形状に屈
曲形成されるとともに、嵌合凹部の前半部では前記ばね
手段のばね力が両コネクタハウジングを解離させる方向
に作用し、また後半部では前記ばね手段のばね力が両コ
ネクタハウジングを引き込む方向に作用し、さらに嵌合
凹部の終端部には嵌合凸部の戻りを規制する係止領域が
屈曲形成されていることを特徴とするものである。
めの本発明の構成は、互いに嵌合される雌雄のコネクタ
ハウジングのうちの一方には嵌合凸部が突出した係止手
段を有し、他方にはこの嵌合凸部を受け入れる嵌合凹部
が形成された案内手段が設けられてなるコネクタであっ
て、前記係止手段と前記案内手段のいずれか一方にはば
ね手段が設けられ、前記嵌合凹部はコネクタハウジング
の嵌合面に始端が開口した後、奥側へ向けて山形状に屈
曲形成されるとともに、嵌合凹部の前半部では前記ばね
手段のばね力が両コネクタハウジングを解離させる方向
に作用し、また後半部では前記ばね手段のばね力が両コ
ネクタハウジングを引き込む方向に作用し、さらに嵌合
凹部の終端部には嵌合凸部の戻りを規制する係止領域が
屈曲形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、両コネクタハウジングを嵌
合させると、嵌合凸部が嵌合凹部に沿って変位する。こ
のとき、嵌合凹部の前半部ではばね手段のばね力がコネ
クタハウジングを押し戻す方向に作用しているため、こ
の間に嵌合操作が中断されると、両コネクタハウジング
には解離方向に助勢される。しかし、嵌合凸部が嵌合凹
部の後半部に達すると、ばね手段のばね力は逆に両コネ
クタハウジングを結合させる方向に作用するため、以後
はばね力によって結合方向に助勢される。そして、両コ
ネクタハウジングが完全に嵌合すると、嵌合凸部は嵌合
凹部の係止領域に移行して戻りが規制されるため、両コ
ネクタハウジングの完全嵌合状態が保持される。
合させると、嵌合凸部が嵌合凹部に沿って変位する。こ
のとき、嵌合凹部の前半部ではばね手段のばね力がコネ
クタハウジングを押し戻す方向に作用しているため、こ
の間に嵌合操作が中断されると、両コネクタハウジング
には解離方向に助勢される。しかし、嵌合凸部が嵌合凹
部の後半部に達すると、ばね手段のばね力は逆に両コネ
クタハウジングを結合させる方向に作用するため、以後
はばね力によって結合方向に助勢される。そして、両コ
ネクタハウジングが完全に嵌合すると、嵌合凸部は嵌合
凹部の係止領域に移行して戻りが規制されるため、両コ
ネクタハウジングの完全嵌合状態が保持される。
【0008】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。両コネ
クタハウジングの嵌合過程において、前半と後半とで付
勢方向を離脱・嵌合の相反する方向に変更するようにし
たため、半嵌合状態のままで保持される事態が回避で
き、また軽い操作力でもって嵌合を行わせることができ
る。しかも、嵌合凹部に係止領域を設定して嵌合凸部の
戻りを規制したため、特別のロック手段を設けなくとも
簡易な構成でロック保持が図れる。
クタハウジングの嵌合過程において、前半と後半とで付
勢方向を離脱・嵌合の相反する方向に変更するようにし
たため、半嵌合状態のままで保持される事態が回避で
き、また軽い操作力でもって嵌合を行わせることができ
る。しかも、嵌合凹部に係止領域を設定して嵌合凸部の
戻りを規制したため、特別のロック手段を設けなくとも
簡易な構成でロック保持が図れる。
【0009】
<第一実施例>図1〜図3は本発明の第1実施例を示す
ものである。図1において、1は雄コネクタハウジン
グ、2はこれに嵌合可能な雌コネクタハウジングであ
る。両ハウジング1、2の内部には、共に図示しない複
数のターミナルが収容されており、ハウジング1、2の
嵌合時に電気的に接続される。
ものである。図1において、1は雄コネクタハウジン
グ、2はこれに嵌合可能な雌コネクタハウジングであ
る。両ハウジング1、2の内部には、共に図示しない複
数のターミナルが収容されており、ハウジング1、2の
嵌合時に電気的に接続される。
【0010】雌コネクタハウジング2の図示上面で、か
つ開口面寄りの位置には幅方向に沿ってスライド溝3が
開口している。一方、このスライド溝3に対応して雌ハ
ウジング2の内面には雄コネクタハウジング1に対する
係止手段としての係止ユニット4が組み付けられてい
る。係止ユニット4はスライド溝3に沿って取り付けら
れたケーシング5を有し、その内部には上記スライド溝
3に沿って変位可能なロックピン6(嵌合凸部)が設け
られている。このロックピン6は下面にベース板6aを
有してスライド溝3からの抜け止めがなされている。ま
た、ケーシング5にはこのロックピン6を図1に示すP
矢印方向に付勢するスプリング7が内蔵しており、両コ
ネクタハウジング1、2が解離している状態においては
ロックピン6をスライド溝3の一端部に押し付けてい
る。
つ開口面寄りの位置には幅方向に沿ってスライド溝3が
開口している。一方、このスライド溝3に対応して雌ハ
ウジング2の内面には雄コネクタハウジング1に対する
係止手段としての係止ユニット4が組み付けられてい
る。係止ユニット4はスライド溝3に沿って取り付けら
れたケーシング5を有し、その内部には上記スライド溝
3に沿って変位可能なロックピン6(嵌合凸部)が設け
られている。このロックピン6は下面にベース板6aを
有してスライド溝3からの抜け止めがなされている。ま
た、ケーシング5にはこのロックピン6を図1に示すP
矢印方向に付勢するスプリング7が内蔵しており、両コ
ネクタハウジング1、2が解離している状態においては
ロックピン6をスライド溝3の一端部に押し付けてい
る。
【0011】これに対し、雄コネクタハウジング1には
両コネクタハウジング1、2の嵌合操作時において、上
記したロックピン6を案内するための案内手段、具体的
にはガイド溝8が形成されている。このガイド溝8は雄
コネクタハウジング1の図示上面に設けられ、その始端
は雄コネクタハウジング1の開口縁の中央部に開口し、
この位置は両コネクタハウジング1、2を適合させたと
きにロックピン6と整合するように設定されている。ま
た、ガイド溝8は奥側方向へ略山形状をなして形成され
ており、山形部分の前半部は両コネクタハウジング1、
2を嵌合してゆく過程でスプリング7を圧縮させる方向
へ斜めに伸びている。そして、後半部は逆にスプリング
7の付勢方向に沿う方向へ斜めに伸びているとともに、
その終端部はさらに雄コネクタハウジング1の開口面と
ほぼ平行に伸びてロックピン6の戻りを規制する係止領
域9となっている。但し、係止領域9の終端はガイド溝
8の始端とほぼ同一軸線上に位置するようになってお
り、またガイド溝8の始端と終端との距離は、両コネク
タハウジング1、2の嵌合ストロークと等しくしてあ
る。
両コネクタハウジング1、2の嵌合操作時において、上
記したロックピン6を案内するための案内手段、具体的
にはガイド溝8が形成されている。このガイド溝8は雄
コネクタハウジング1の図示上面に設けられ、その始端
は雄コネクタハウジング1の開口縁の中央部に開口し、
この位置は両コネクタハウジング1、2を適合させたと
きにロックピン6と整合するように設定されている。ま
た、ガイド溝8は奥側方向へ略山形状をなして形成され
ており、山形部分の前半部は両コネクタハウジング1、
2を嵌合してゆく過程でスプリング7を圧縮させる方向
へ斜めに伸びている。そして、後半部は逆にスプリング
7の付勢方向に沿う方向へ斜めに伸びているとともに、
その終端部はさらに雄コネクタハウジング1の開口面と
ほぼ平行に伸びてロックピン6の戻りを規制する係止領
域9となっている。但し、係止領域9の終端はガイド溝
8の始端とほぼ同一軸線上に位置するようになってお
り、またガイド溝8の始端と終端との距離は、両コネク
タハウジング1、2の嵌合ストロークと等しくしてあ
る。
【0012】次に、上記のように構成された第1実施例
の作用効果を具体的に説明する。雄雌両コネクタハウジ
ング1、2を嵌合する場合には、ロックピン6がまずガ
イド溝8の始端から挿入される。このまま両コネクタハ
ウジング1、2に対して嵌合操作がなされると、ロック
ピン6はスプリング7を圧縮させながらガイド溝8に沿
って変位する。すなわち、ガイド溝8の前半部ではスプ
リング7の圧縮が継続するため、この間で嵌合操作が中
断しても、スプリング7のばね力によってロックピン6
は逆進し、両コネクタハウジング1、2を解離させる方
向に動作させる。したがって、両コネクタハウジング
1、2が半嵌合状態のままで保持されるようなことはな
い。
の作用効果を具体的に説明する。雄雌両コネクタハウジ
ング1、2を嵌合する場合には、ロックピン6がまずガ
イド溝8の始端から挿入される。このまま両コネクタハ
ウジング1、2に対して嵌合操作がなされると、ロック
ピン6はスプリング7を圧縮させながらガイド溝8に沿
って変位する。すなわち、ガイド溝8の前半部ではスプ
リング7の圧縮が継続するため、この間で嵌合操作が中
断しても、スプリング7のばね力によってロックピン6
は逆進し、両コネクタハウジング1、2を解離させる方
向に動作させる。したがって、両コネクタハウジング
1、2が半嵌合状態のままで保持されるようなことはな
い。
【0013】嵌合操作が進行してロックピン6がガイド
溝8の後半部に進入すると、前述したようにスプリング
7のばね力が、ロックピン6をガイド溝8に沿って前進
させる方向に作用するため、つまり嵌合を助勢する方向
に作用するため、嵌合操作の後期では操作力の軽減が図
れることになる。通常、嵌合後期では図示しないターミ
ナル同士の接続によって嵌合抵抗が増大するため、とり
わけ多数極をもったものにおいては、本例のような嵌合
助勢作用は有効なものとなる。
溝8の後半部に進入すると、前述したようにスプリング
7のばね力が、ロックピン6をガイド溝8に沿って前進
させる方向に作用するため、つまり嵌合を助勢する方向
に作用するため、嵌合操作の後期では操作力の軽減が図
れることになる。通常、嵌合後期では図示しないターミ
ナル同士の接続によって嵌合抵抗が増大するため、とり
わけ多数極をもったものにおいては、本例のような嵌合
助勢作用は有効なものとなる。
【0014】両コネクタハウジング1、2が完全に嵌合
されると、ロックピン6はガイド溝8の係止領域9に進
入する。この領域9では雄コネクタハウジング1の開口
面とほぼ平行に形成されているため、抜け方向の外力が
加わってもロックピン6が容易に戻ることはなく、完全
嵌合状態が保持される。このように、ガイド溝8の終端
に係止領域9を形成するだけで、両コネクタハウジング
1、2のロックが可能になるため、特別のロック手段を
設ける必要がなく、構成の簡素化が図れる。
されると、ロックピン6はガイド溝8の係止領域9に進
入する。この領域9では雄コネクタハウジング1の開口
面とほぼ平行に形成されているため、抜け方向の外力が
加わってもロックピン6が容易に戻ることはなく、完全
嵌合状態が保持される。このように、ガイド溝8の終端
に係止領域9を形成するだけで、両コネクタハウジング
1、2のロックが可能になるため、特別のロック手段を
設ける必要がなく、構成の簡素化が図れる。
【0015】<第二実施例>図5および図6は本発明の
第2実施例を示すものである。第1実施例では係止手段
側(ロックピン6側)にスプリング7を作用させて変位
可能としたが、第2実施例では、これとは逆に、案内手
段側(ガイド溝8側)にスプリング7を作用させて変位
可能としたものである。
第2実施例を示すものである。第1実施例では係止手段
側(ロックピン6側)にスプリング7を作用させて変位
可能としたが、第2実施例では、これとは逆に、案内手
段側(ガイド溝8側)にスプリング7を作用させて変位
可能としたものである。
【0016】雌コネクタハウジング2の上面にはロック
ピン6が突出されている。一方、雄コネクタハウジング
1の上面にはロックピン6を受け入れ可能な逃がし溝1
0が設けられており、この逃がし溝10の始端は雌コネ
クタハウジング2の開口縁に開口し、ここから軸線方向
に沿ってストレートに延びている。また、雌コネクタハ
ウジング2の上面には上記した逃がし溝10を三方向か
ら取り囲むようにして案内枠11が形成されている。こ
の案内枠11は図5において下方へ開口する枠状をな
し、かつ図6に示すように、案内枠11の各縁は内向き
のチャンネル溝状に形成されてスライドプレート12の
スライド変位を案内できるようになっている。また、ハ
ウジング2の上面で、案内枠11の開放側にはスプリン
グ7が配されている。スプリング7は一端がストッパ1
3に当接し、他端はスライドプレート12の側縁に当接
しており、スライドプレート12を図5における上方へ
付勢している。さらに、スライドプレート12には第1
実施例と同様のガイド溝8が形成されているが、このガ
イド溝8はスライドプレート12がスライド変位しても
常時逃がし溝10と連通するようになっている。但し、
詳しく図示はしないが、案内枠11のうち逃がし溝10
の始端部分が交差する部分は切り欠かれてロックピン6
が干渉しないようにしてある。
ピン6が突出されている。一方、雄コネクタハウジング
1の上面にはロックピン6を受け入れ可能な逃がし溝1
0が設けられており、この逃がし溝10の始端は雌コネ
クタハウジング2の開口縁に開口し、ここから軸線方向
に沿ってストレートに延びている。また、雌コネクタハ
ウジング2の上面には上記した逃がし溝10を三方向か
ら取り囲むようにして案内枠11が形成されている。こ
の案内枠11は図5において下方へ開口する枠状をな
し、かつ図6に示すように、案内枠11の各縁は内向き
のチャンネル溝状に形成されてスライドプレート12の
スライド変位を案内できるようになっている。また、ハ
ウジング2の上面で、案内枠11の開放側にはスプリン
グ7が配されている。スプリング7は一端がストッパ1
3に当接し、他端はスライドプレート12の側縁に当接
しており、スライドプレート12を図5における上方へ
付勢している。さらに、スライドプレート12には第1
実施例と同様のガイド溝8が形成されているが、このガ
イド溝8はスライドプレート12がスライド変位しても
常時逃がし溝10と連通するようになっている。但し、
詳しく図示はしないが、案内枠11のうち逃がし溝10
の始端部分が交差する部分は切り欠かれてロックピン6
が干渉しないようにしてある。
【0017】このように構成された第2実施例によれ
ば、両コネクタハウジング1、2を嵌合させる場合に、
ロックピン6はまず逃がし溝10およびガイド溝8の始
端に挿入される。このまま、嵌合操作がされると、スラ
イドプレート12はスプリング7を圧縮しながら嵌合方
向と直交する方向に変位するため、第1実施例同様、ガ
イド溝8の前半部で嵌合操作が中断すると、ばね力によ
ってロックピン6が戻され、両コネクタハウジング1、
2が離間方向に変位する。そして、後半部に至ればばね
力は嵌合助勢方向に作用するため、操作力の軽減が図
れ、また完全に嵌合して係止領域9に達すれば両コネク
タハウジング1、2の抜けが規制される。
ば、両コネクタハウジング1、2を嵌合させる場合に、
ロックピン6はまず逃がし溝10およびガイド溝8の始
端に挿入される。このまま、嵌合操作がされると、スラ
イドプレート12はスプリング7を圧縮しながら嵌合方
向と直交する方向に変位するため、第1実施例同様、ガ
イド溝8の前半部で嵌合操作が中断すると、ばね力によ
ってロックピン6が戻され、両コネクタハウジング1、
2が離間方向に変位する。そして、後半部に至ればばね
力は嵌合助勢方向に作用するため、操作力の軽減が図
れ、また完全に嵌合して係止領域9に達すれば両コネク
タハウジング1、2の抜けが規制される。
【0018】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
例えば嵌合凸部は必ずしも両実施例のようなピンである
必要はなく、例えばガイド溝8のような山形をなしたレ
ールであってもよく、この場合には嵌合凹部としては、
このレールに嵌まり合って変位する凹みとしてもよく、
このような変形例も本発明の要旨に含まれる。
例えば嵌合凸部は必ずしも両実施例のようなピンである
必要はなく、例えばガイド溝8のような山形をなしたレ
ールであってもよく、この場合には嵌合凹部としては、
このレールに嵌まり合って変位する凹みとしてもよく、
このような変形例も本発明の要旨に含まれる。
【図1】コネクタの分解斜視図
【図2】一方のコネクタの正面図
【図3】図2のAーA線断面図
【図4】嵌合凸部の動作を示す拡大平面図
【図5】第2実施例の動作を示す平面図
【図6】スライドプレートの取付け構造を示す断面図
1…雄コネクタハウジング 2…雌コネクタハウジング 6…ロックピン(嵌合凸部) 7…スプリング 8…ガイド溝 12…スライドプレート
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに嵌合される雌雄のコネクタハウジ
ングのうちの一方には嵌合凸部が突出した係止手段を有
し、他方にはこの嵌合凸部を受け入れる嵌合凹部が形成
された案内手段が設けられてなるコネクタであって、 前記係止手段と前記案内手段のいずれか一方にはばね手
段が設けられ、前記嵌合凹部はコネクタハウジングの嵌
合面に始端が開口した後、奥側へ向けて山形状に屈曲形
成されるとともに、嵌合凹部の前半部では前記ばね手段
のばね力が両コネクタハウジングを解離させる方向に作
用し、また後半部では前記ばね手段のばね力が両コネク
タハウジングを引き込む方向に作用し、さらに嵌合凹部
の終端部には嵌合凸部の戻りを規制する係止領域が屈曲
形成されていることを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30107493A JPH07130428A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30107493A JPH07130428A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130428A true JPH07130428A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17892562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30107493A Withdrawn JPH07130428A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07130428A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009134909A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-18 | Nifco Inc | 接合識別機構 |
CN107251337A (zh) * | 2015-02-06 | 2017-10-13 | 株式会社自动网络技术研究所 | 连接器 |
KR20200143091A (ko) * | 2019-06-14 | 2020-12-23 | 현대자동차주식회사 | 배선 커넥터 |
KR20210028383A (ko) * | 2019-09-04 | 2021-03-12 | 조정 | 양방향 주행성을 가지는 트래블링유닛 및 이를 포함하는 프로브장치 |
WO2021246144A1 (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP30107493A patent/JPH07130428A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
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