JP2001338727A - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents

半嵌合防止コネクタ

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JP2001338727A JP2000158530A JP2000158530A JP2001338727A JP 2001338727 A JP2001338727 A JP 2001338727A JP 2000158530 A JP2000158530 A JP 2000158530A JP 2000158530 A JP2000158530 A JP 2000158530A JP 2001338727 A JP2001338727 A JP 2001338727A
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    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S439/00Electrical connectors
    • Y10S439/953Electrical connectors with latch rod to be retainingly received by opening of mating connector

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく解除時の作業性も良好で、
かつ嵌合及び解除時に樹脂部材の撓みが少なく耐久性に
優れた半嵌合防止コネクタを提供する。 【解決手段】 本発明の半嵌合防止コネクタ1は、雌コ
ネクタ3の係止溝24に係止する係止爪7を有しハウジ
ング4上で撓み可能に形成されたロックアーム5のスラ
イド溝8に案内されるスライド部材14がジグザグバネ
12の前端に設けられている。また、ジグザグバネ12
の後端にはハウジング4後端に固定される固定枠13が
一体的に設けられ、ジグザグバネ12及びスライド部材
14と共にバネ部材11を構成している。また、雌コネ
クタ3にはスライド部材14下部の当接部16に当接す
るストッパ突起26と、係止爪7に当接してロックアー
ム5を下方に傾動する傾動突起25が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に嵌合接続さ
れる一組の雌雄コネクタの少なくとも一方のハウジング
に装着した圧縮バネの反発力により中途嵌合を確実に防
止すると共に、相手コネクタとの嵌合ロックを確実に行
うための半嵌合防止コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から半嵌合防止コネクタに関しては
種々なものが知られており、例えば、図6〜図10に示
したものを一例にして従来の半嵌合防止コネクタに就い
て説明する。図6乃至図8に示したように従来の半嵌合
防止コネクタ51は、相互に嵌合される一組の雌雄コネ
クタ52,53の一方の雄コネクタ52のハウジング5
4上に一体的に設けられた専用ハウジング55内の両側
のバネ収納部56に収納した一対のコイル状圧縮バネ5
7の反発力で上記雌雄コネクタ52,53相互の中途嵌
合を防止する。また、相手雌コネクタ53を係止する係
合突起59を先端下面に有し、ハウジング54内で撓み
可能に支持されたロックアーム58を備えている。ま
た、専用ハウジング55内には、スライド部材としての
スライダ62が摺動可能に保持されている。
【0003】さらに、ロックアーム58には係合突起5
9の反対側である上面に変位防止突起60を備えると共
に、根本部上面にはロックビーク61が設けられてい
る。また、専用ハウジング55は本来スライダ62を軸
方向に摺動させて保持するものであって、大部分は上部
が開口されたスライダ収容部63になっている。そし
て、ロックアーム58の両側には側方空間64とガイド
溝65が設けられていてスライダ62が跨って摺動でき
るようになっている。
【0004】前記スライダ62にはスライダ本体66が
あって上記ガイド溝65に案内されて摺動するようにな
っている。スライダ本体66の後端両側にはバネ受け部
67があって圧縮バネ57を引き掛けてガイド溝65内
をバネ収納部56方向へ圧縮するようになっている。ま
た、スライダ本体66にはU字状切り欠き68があっ
て、前端に設けられた変位防止部71を保持している。
また、スライダ本体66の後部を根本として上方へ可撓
なスライダアーム69が形成されている。このスライダ
アーム69の前端下面には一対の当接突起70が設けら
れていて、上記側方空間64内を摺動出来るようになっ
ている。
【0005】さらに、スライダ本体66前端には下面が
凹面状になった変位防止部71が設けられていて、上記
変位防止突起60が当接したときロックアーム58の変
位を防止するようになっている。また、スライダ本体6
6の後端部上面には手指で後方へ押圧可能な押圧部72
が設けられていると共に、該押圧部72前方のスライダ
アーム69中心部には角穴状のスライド溝73が設けら
れていて、前記ロックビーク61がこの溝内で前後に移
動可能になっている。
【0006】なお、ハウジング54の下部は雄コネクタ
ハウジング74になっていて、雌コネクタハウジング7
6内面に嵌合するようになっている。また、雌のハウジ
ング75上面には前記係合突起59に係止される傾斜突
起77が設けられていると共に、スライダ62の当接突
起70に当接する一対のストッパ突起78が設けられて
いる。
【0007】上記構成の半嵌合防止コネクタ51におい
ては、図6に示したように、先ず雄コネクタ52の専用
ハウジング55のばね収納部56内に一対の圧縮バネ5
7を挿入した後、スライダ62をガイド溝65に沿って
挿入すると、押圧部72の前端下部がロックアーム58
を下方に撓ませながらロックビーク61を乗り越える。
そして、図7に示したように挿入力を解除すると、圧縮
バネ57で前方に付勢されているスライダ62の押圧部
72前端がロックビーク61に当接されるから、スライ
ダ62はハウジング54内に摺動可能な状態で位置決め
される。
【0008】次に、雄コネクタハウジング74内に後部
に被覆電線Wを接続した雌型端子41を装着すると共
に、雌のハウジング75内に被覆電線Wを接続した雄型
端子42を装着した後、図8に示したように雌雄コネク
タ52,53を向かい合わせて嵌合方向へ押圧する。そ
の結果、雌のハウジング75上のストッパ突起78がス
ライダ62の当接突起70に当接して、スライダ62は
圧縮バネ57を圧縮しながらハウジング54の後方へ押
し込められる。その後、ロックアーム58は係合突起5
9が傾斜突起77に乗り上がることにより上方に撓むと
共に、スライダアーム69はロックビーク61に乗り上
がることにより上方に撓む。
【0009】この段階で雌雄コネクタ52,53の嵌合
力を解除すると、圧縮バネ57の付勢力でスライダ62
が押し戻されるから雌コネクタ53は当接突起70とス
トッパ突起78を介して押し戻され、中途嵌合状態に放
置されることが防止される。また、この中途嵌合状態は
専用ハウジング55の上部が開口されているので、図8
に示すように、押圧部72が専用ハウジング55の後端
部にあるので目視でも確認できる。
【0010】さらに、嵌合を進めると、図9に示すよう
に、ロックビーク61によりスライダアーム69が一層
上方へ撓んで当接突起70がストッパ突起78から外れ
ることで、圧縮バネ57の付勢力によってスライダ62
は前方へ押し戻され、押圧部72の前端がロックビーク
61に当接して停止する。この時、係合突起59が傾斜
突起77に係止されるからロックアーム58の撓みも元
に戻ると共に、元に戻ったスライダ62の変位防止部7
1がロックアーム58の変位防止突起60に被さる。こ
れにより、ロックアーム58は撓めなくなり完全嵌合状
態となる。また、押圧部72の位置が後端から前寄りの
位置になるので目視することによって確認できる。
【0011】次に、雌雄コネクタ52,53の嵌合を解
除するには、図10に示したように、ハウジング75を
持って押圧部72を手指で後方へ圧縮バネ57を圧縮し
ながら引っ張る。これにより、スライダ62が後退して
変位防止突起60が変位防止部71によるロック状態か
ら解除されると共に、当接突起70がストッパ突起78
に乗り上がるからスライダアーム69が上方へ撓み始め
る。さらに、押圧部72を引っ張ると、スライダアーム
69の先端部がロックビーク61に乗り上がると同時に
係合突起59も傾斜突起77によるロックから解除され
るので雌雄コネクタ52,53を嵌合解除することがで
きる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半嵌合防止コネクタ51においては、スライダ62
を必要とするので部品点数が増加すると共に、組立工数
がかかるからコストアップにつながるという問題があっ
た。また、嵌合解除時に押圧部72を後方へ引っ張ると
き、圧縮バネを圧縮しながら引っ張らなければならない
ので、解除時の作業性が悪いという問題があった。さら
に、コネクタ52,53の嵌合及び解除時にロックアー
ム58やスライダーアーム69が大きく撓む必要がある
ので、コネクタの耐久性に問題があった。
【0013】本発明に係わる課題は、上記問題点に鑑み
てなされたものであり、部品点数が少なく解除時の作業
性も良好で、かつ嵌合及び解除時にコネクタの樹脂部材
の撓みが少なく耐久性に優れた半嵌合防止コネクタを提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、相互に嵌合接続される一組の雌雄コネクタの一方の
コネクタのハウジング内に収納した圧縮バネの反発力で
前記コネクタ相互の中途嵌合を防止すると共に、前記ハ
ウジング内で摺動可能に支持されて相手コネクタとの嵌
合時に前記圧縮バネと協動して前記ハウジング上に設け
られた係止爪を有するロックアームを撓ませて前記相手
コネクタの係止溝に係止させるスライド部材が設けられ
ている半嵌合防止コネクタにおいて、前記スライド部材
にバネ機能を備えたバネ部材が端子収納室を有する前記
ハウジング上に併設された専用スペースに収容され、前
記バネ部材の前記圧縮バネの後端側は前記ハウジング後
端側に固定されると共に、前記バネ部材の前端には前記
ロックアームの案内部に案内されるガイド枠と前記相手
コネクタのストッパ突起に当接する当接部から成る前記
スライド部材が一体的に設けられていることを特徴とす
る半嵌合防止コネクタによって解決することができる。
また、前記半嵌合防止コネクタにおいて、好ましくは前
記案内部は前記ロックアームの先端から水平に切られた
スライド溝で形成されると共に、前記ガイド枠は前記ス
ライド溝に摺動可能な状態で跨るように係合され、前記
スライド部材を案内することによって解決される。さら
に、上記半嵌合防止コネクタにおいて、好ましくは前記
圧縮バネが帯状板をジグザグ状に折り曲げて形成したジ
グザグバネであることによって解決される。
【0015】上記構成の半嵌合防止コネクタによれば、
スライド部材にバネ機能を備えたバネ部材が端子収納室
を有するハウジング上に併設された専用スペースに収容
され、前記バネ部材の圧縮バネの後端側は前記ハウジン
グ後端側に固定されると共に、前記バネ部材の前端には
ロックアームの案内部に案内されるガイド枠と相手コネ
クタのストッパ突起に当接する当接部から成る前記スラ
イド部材が一体的に設けられている。従って、スライダ
が不要になるから部品点数が少なく構造が簡単になると
共に、組立工数が低減される。また、雌雄のコネクタの
嵌合及び解除時にロックアームの撓みが少なく、それ以
外の樹脂部材は撓まないので、耐久性の向上を図ること
ができる。また、ロック解除時に前記バネ部材が圧縮さ
れないようになっているので、嵌合解除時にバネ部材の
付勢力に抗して引き戻す必要がなくなるから解除作業が
容易になる。よって、嵌合解除時の作業性の向上を図る
ことができる。
【0016】さらに、上記案内部はロックアームの先端
から水平に切られたスライド溝で形成されると共に、上
記ガイド枠は前記スライド溝に摺動可能な状態で跨るよ
うに係合され、スライド部材を案内するので、組立作業
が容易になると共に、スライド部材のロックアーム上で
の安定した摺動を得ることができる。また、前記圧縮バ
ネが帯状板をジグザグ状に折り曲げて形成したジグザグ
バネであるので、固定枠やスライド部材を一体的に設け
ることが容易となり、生産性の向上と共に原価低減を図
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半嵌合防止コネク
タの一実施形態を図1〜図5に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明の半嵌合防止コネクタの一実施形態を
示す分解斜視図、図2は図1における完全嵌合時を示す
組立断面図、図3は図1における嵌合開始直後を示す作
動説明図、図4は図1における中途嵌合状態を示す作動
説明図、図5は図2における嵌合解除時を示す作動説明
図である。
【0018】図1及び図2に示すように、本実施形態の
半嵌合コネクタ1には、相互に嵌合接続される一組の雌
雄コネクタ2,3の一方の雄コネクタ2のハウジング4
内に収納した圧縮バネとして帯状板をジグザグ状に折り
曲げて形成したジグザグバネ12が有って、該ジグザグ
バネ12の反発力で雌雄コネクタ2,3相互の中途嵌合
を防止するようになっている。また、上記ハウジング4
内で摺動可能に支持されて相手雌コネクタ3との嵌合時
にジグザグバネ12と協動してハウジング4上に設けら
れた係止爪7を有するロックアーム5を撓ませて相手雌
コネクタ3の係止溝24に係止させるスライド部材14
がジグザグバネ12の前端部に設けられている。なお、
上記ロックアーム5の後端部はハウジング4上の後端部
に立設された可撓性を有する支柱6に支持されている。
【0019】上記スライド部材14にバネ機能を備えた
バネ部材11は端子収容室10を有する上記ハウジング
4上に併設された専用スペース20に収容され、バネ部
材11はジグザグバネ12の後端部に設けた固定枠13
によりハウジング4後端の支柱6に設けられた固定部9
に固定される。そして、ジグザグバネ12の前端部には
上記ロックアーム5の先端から水平に切られた案内部と
してのスライド溝8に案内されるガイド枠15と、相手
雌コネクタ3のストッパ突起26に当接する当接部16
とから成るスライド部材14が一体的に設けられてい
る。なお、上記ガイド枠15はスライド溝8の全幅に係
合し、かつ前記ロックアーム5に跨るようにして摺動す
る逆U字状断面に形成されていて、ジグザグバネ12の
前端面の一方の側から一体的に折り曲げ形成されてい
る。また、上記当接部16の下端は後方に向けて湾曲状
に折り曲げられている。
【0020】次に、雌コネクタ3には上記ハウジング4
の端子収納室10を外側から包み込んで嵌入できるハウ
ジング21があって、上部には門形柱22に支持された
板状の摺動部23が設けられている。この摺動部23の
後端には凹状の係止溝24が設けられていると共に、前
端下面には係止爪7を押し下げる傾動突起25が設けら
れている。また、ハウジング21の前端上面にはスライ
ド部材14の当接部16に当接するストッパ突起26が
設けられている。そして、ハウジング21の後方下部に
は端子収容室27が後方へ延伸されて設けられている。
【0021】上記構成の半嵌合防止コネクタ1において
は、ハウジング4上の専用スペース20にバネ部材11
を置き、バネ部材11の固定枠13を支柱6上の固定部
9に引っ掛けて固定すると共に、スライド部材14のガ
イド枠15を引っ張りながらロックアーム5のスライド
溝8前端から挿入する。すると、バネ部材11はロック
アーム5下面とハウジング4上面との間に収納される。
さらに、端子収容室10には後部から被覆電線Wが接続
された雌型端子41が挿入され、係止ランス等で位置決
めされる。また、ハウジング21後部の端子収容室27
には後部から被覆電線Wが接続された雄型端子42が挿
入され、係止ランス等で位置決めされる。
【0022】次に、図2〜図5を参照しながら嵌合作動
について説明する。先ず、図3に示すように雌雄コネク
タ2,3を向き合わせて嵌合方向へ押圧する。すると、
傾動突起25の前端が係止爪7の上面に当たるから、ロ
ックアーム5はバネ部材11と共に下方へ撓む。そし
て、スライド部材14の当接部16がストッパ突起26
に当接するからジグザグバネ12は圧縮されて次第に反
嵌合方向の付勢力が増大する。その結果、図4に示すよ
うに係止爪7が係止溝24に係合される直前まで移動す
る。この状態が中途嵌合の最終端で、この間に嵌合力が
解除されると、ジグザグバネ12の付勢力で雌コネクタ
3は押し戻されて中途嵌合が防止される。
【0023】次に、前記中途嵌合の最終端からさらに嵌
合を進めると、図2に示すように係止爪7が係止溝24
に係合される。すると、ロックアーム5の撓みも元に戻
って完全嵌合状態になる。そして、バネ部材11の先端
に有る当接部16はストッパ突起26の先端から外れ、
ジグザグバネ12の先端はスライド溝8に案内されたガ
イド枠15に支持されながらロックアーム5の先端に復
帰して、ジグザグバネ12は自由状態になる。そして、
中途嵌合状態であるか完全嵌合状態であるかはロックア
ーム5の傾きや係止爪7と係止溝24の係止状態を目視
することによって判断できる。
【0024】次に、完全嵌合状態を解除するには、図5
に示すように雌雄コネクタ2,3のハウジング4,21
を持って、操作部5aを押し、係止爪7と係止溝24の
係合を解除して引き離せば上述した嵌合作動の逆の状態
になって容易に解除される。但し、ロックアーム5が下
方へ撓んでもバネ部材11の当接部16はストッパ突起
26には当接しないから、ジグザグバネ12は嵌合解除
作業中は無負荷な自由状態である。よって、弾性力が作
用しないのでロックアーム5を撓ませるだけで雌コネク
タ3から引き離す力が小さくて済む。但し、解除作業の
終段で当接部16がストッパ突起26の裏側に当接する
が、当接部16の下端が湾曲状に折り曲げられているの
で容易に乗り越えられる。
【0025】上述した本実施形態の半嵌合防止コネクタ
1においては、上記スライド部材14にバネ機能を備え
たバネ部材11が端子収容室10を有するハウジング4
上に併設された専用スペース20に収容され、バネ部材
11はジグザグバネ12の後端部に設けた固定枠13に
よりハウジング4後端に固定される。また、前端部には
ロックアーム5の案内部としてのスライド溝8に案内さ
れるガイド枠15と、相手雌コネクタ3のストッパ突起
26に当接する当接部16とから成るスライド部材14
が一体的に設けられているので、従来のスライダが不要
になるから部品点数が少なく構造が簡単になると共に、
組立工数が低減される。さらに、雌雄のコネクタ2,3
の嵌合及び解除時にロックアーム5が前傾して先端の係
止爪7が大きく下方に変位しても、後端の支柱6の撓み
は僅少である。また、ロックアーム5の支柱6以外の樹
脂部材は撓まないので、耐久性を向上することができ
る。
【0026】また、ロック解除時にジグザグバネ12が
圧縮されないようになっているので、嵌合解除時にバネ
部材11の付勢力に抗して引き戻す必要がなくなるから
解除作業が容易になる。よって、嵌合解除時の作業性を
向上することができる。さらに、案内部としてのスライ
ド溝8はロックアーム5の先端から水平に切られた溝で
形成されると共に、ガイド枠15はスライド溝8の横幅
全域に跨るように且つ摺動可能に係合するように逆U字
断面状に形成されていて、スライド部材14を案内する
から組立作業が容易になる。また、圧縮バネとしてのジ
グザグバネ12が帯状板をジグザグ状に折り曲げて形成
されているから、固定枠15やスライド部材14を一体
的に設けることが容易であり、生産性が向上されると共
に、原価低減を図ることができる。
【0027】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の形態
でも実施することができる。例えば、本実施形態では、
雄コネクタ2側の端子収容室20に雌型端子41を収容
し、雌コネクタ3側の端子収容室25に雄型端子42を
収容したが、雌雄型端子41,42を逆に収容しても差
し支えない。また、圧縮バネとしてジグザグバネ12が
使用されていたが、前後にスライド部材14と固定枠1
3が一体的に装着されていればコイル状圧縮バネであっ
ても差し支えない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半嵌合防止
コネクタによれば、スライド部材にバネ機能を備えたバ
ネ部材が端子収納室を有するハウジング上に併設された
専用スペースに収容され、バネ部材の圧縮バネの後端側
はハウジング後端側に固定されると共に、バネ部材の前
端にはロックアームの案内部に案内されるガイド枠と相
手コネクタのストッパ突起に当接する当接部から成るス
ライド部材が一体的に設けられている。従って、従来の
スライダが不要になるから部品点数が少なく構造が簡単
になると共に、組立工数が低減される。よって、原価低
減を図ることができる。また、雌雄のコネクタの嵌合及
び解除時にロックアームの撓みが少なく、該ロックアー
ム以外の樹脂部材は撓まないので、コネクタの耐久性を
向上することができる。さらに、ロック解除時にバネ部
材が圧縮されないようになっているので、嵌合解除時に
バネ部材の付勢力に抗して引き戻す必要がなくなるから
解除作業が容易になる。よって、嵌合解除時の作業性を
向上することができる。
【0029】また、上記半嵌合防止コネクタにおいて、
案内部はロックアームの先端から水平に切られたスライ
ド溝で形成されると共に、ガイド枠は前記スライド溝に
摺動可能な状態で跨るように係合され、スライド部材を
案内する。よって、組立作業が容易になる。さらに、上
記半嵌合防止コネクタにおいて、圧縮バネが帯状板をジ
グザグ状に折り曲げて形成したジグザグバネである。よ
って、固定枠やスライド部材を一体的に設けることが容
易になり、生産性が向上されると共に、原価低減を一層
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半嵌合防止コネクタの一実施形態を示
す分解斜視図である。
【図2】図1における完全嵌合時を示す組立断面図であ
る。
【図3】図1における嵌合開始状態を示す作動説明図で
ある。
【図4】図1における中途嵌合状態を示す作動説明図で
ある。
【図5】図2における嵌合解除時を示す作動説明図であ
る。
【図6】従来の半嵌合防止コネクタの一例を示す分解斜
視図である。
【図7】図6におけるスライダの組付け状態を示す断面
図である。
【図8】図6における雌雄コネクタの中途嵌合状態を示
す作動説明図である。
【図9】図6における雌雄コネクタの完全嵌合時を示す
断面図である。
【図10】図6における雌雄コネクタの嵌合解除時を示
す作動説明図である。
【符号の説明】
1 半嵌合防止コネクタ 2 雄コネクタ 3 雌コネクタ 4 コネクタハウジング 5 ロックアーム 7 係止爪 8 スライド溝(案内部) 10 端子収納室 11 バネ部材 12 ジグザグバネ(圧縮バネ) 13 固定枠 14 スライド部材 15 ガイド枠 16 当接部 21 コネクタハウジング 24 係止溝 25 傾動突起 26 ストッパ突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に嵌合接続される一組の雌雄コネク
    タの一方のコネクタのハウジング内に収納した圧縮バネ
    の反発力で前記コネクタ相互の中途嵌合を防止すると共
    に、前記ハウジング内で摺動可能に支持されて相手コネ
    クタとの嵌合時に前記圧縮バネと協動して前記ハウジン
    グ上に設けられた係止爪を有するロックアームを撓ませ
    て前記相手コネクタの係止溝に係止させるスライド部材
    が設けられている半嵌合防止コネクタにおいて、 前記スライド部材にバネ機能を備えたバネ部材が端子収
    納室を有する前記ハウジング上に併設された専用スペー
    スに収容され、 前記バネ部材の前記圧縮バネの後端側は前記ハウジング
    後端側に固定されると共に、 前記バネ部材の前端には前記ロックアームの案内部に案
    内されるガイド枠と前記相手コネクタのストッパ突起に
    当接する当接部から成る前記スライド部材が一体的に設
    けられていることを特徴とする半嵌合防止コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記案内部は前記ロックアームの先端か
    ら水平に切られたスライド溝で形成されると共に、前記
    ガイド枠は前記スライド溝に摺動可能な状態で跨るよう
    に係合され、前記スライド部材を案内することを特徴と
    する請求項1記載の半嵌合防止コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記圧縮バネが帯状板をジグザグ状に折
    り曲げて形成したジグザグバネであることを特徴とする
    請求項1記載の半嵌合防止コネクタ。
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