JPH11238104A - データキャリア、これを用いたゲーム装置、情報通信方法、情報通信システム、自動走行制御システム、及び記憶媒体 - Google Patents

データキャリア、これを用いたゲーム装置、情報通信方法、情報通信システム、自動走行制御システム、及び記憶媒体

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JPH11238104A
JPH11238104A JP3688998A JP3688998A JPH11238104A JP H11238104 A JPH11238104 A JP H11238104A JP 3688998 A JP3688998 A JP 3688998A JP 3688998 A JP3688998 A JP 3688998A JP H11238104 A JPH11238104 A JP H11238104A
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game
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表裏判定の位置関係をカード読み取り機側で
正確に認識でき、カードの表面側に対応する第1の機能
と裏面側に対応する第2の機能とを個々独立的に有する
データキャリアを提供する。 【解決手段】 非接触型データキャリア1は、アンテナ
及び情報通信部により、読み取り機1から送信される電
波20を受信して必要な電力と情報を得て、制御部によ
り、この情報と多値メモリに記憶された情報を基に必要
な処理を行う。また、表裏判定部により、コイルLを流
れる電流の向きからがデータキャリア1の表裏を検出
し、この検出結果に基づいて異なる機能を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データキャリア、
これを用いたゲーム装置、情報通信方法、情報通信シス
テム、自動走行制御システム、及びこれらの実行のため
処理ステップ(コード手段)をコンピュータが読出可能
に記憶した記憶媒体に関し、特に、非接触型のデータキ
ャリア、これを用いたゲーム装置、情報通信方法、情報
通信システム、自動走行制御システム、及び記憶媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の情報を伝送する手段と
してはカードが知られており、特に、磁気ストライプを
有する磁気カードが広く利用されている。この磁気カー
ドのなかでも、近年では特に、磁気ストライプを2本設
け、これらの磁気ストライプの各々に対応する2組の機
能を持たせた磁気カードが実用化されている。これは、
カード読み取り機に挿入する方向を変えることにより、
該カード読み取り機が読み取る磁気ストライプを異なら
せることで、1枚の磁気カードに2組の機能を持たせる
ようにしている。ここで、磁気カードに持たせる2組の
機能としては、種々の機能を適用することができる。例
えば、預金とキャッシングの2つの機能を各磁気ストラ
イプに持たせることで、1枚の磁気カードに預金カード
とキャッシングカードを兼用させることができる。
【0003】上述のようにして、1枚の磁気カードに複
数の機能を持たせることができるが、一般に磁気カード
は、記憶容量が数十バイトと小さいため、格納可能なデ
ータ量に限界が生じている。そこで、記憶容量が大きな
ICカードに2組の機能を持たせるようにしたものが、
例えば、特開平3−142299号公報、特開平3−1
42293号公報、特開平1−304998号公報、特
開平4−355190号公報、特開平4−199394
号公報、及び特開平5−342424号公報等により提
案されている。
【0004】しかしながら、ICカードの場合は製造コ
ストが高いため、一般に、繰り返して長い期間使用する
ことで、コストを低減するようにしているが、上述の各
公報にて提案されている従来のICカードは、接触型I
Cカードであるため、耐久性が悪く、使用可能な回数に
問題があった。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、カード形式の非接触型ICに複数の機能を持たせる
ようにすることが考えられる。ここで、非接触型IC
は、非接触IDタグ(RF(Radio Frequency Identifi
cation)−ID)、データタグ、非接触型データキャリ
ア等とも称され、外部と非接触で情報の相互伝送が可能
なものである。尚、以下の説明では、非接触型ICを、
最も一般的な用語である”非接触型データキャリア”と
称する。
【0006】具体的には、非接触型データキャリアは、
外部より伝送される電波から電磁誘導により発生される
交流電流を整流して直流の内部電源電圧を作り出し、こ
の電力により、データキャリア自体がホストから呼び出
されていることを認識して応答するものである。
【0007】このような非接触型データキャリアを用い
たシステムとして、例えば、図23に示すようなシステ
ム800がある。このシステム800では、質問器90
2が固定配置されており、応答器(非接触型データキャ
リア)801aが移動体801に取り付けられる。質問
器802は、送受信器802bで生成した質問信号電波
(RF信号)をアンテナ802aより発信する。質問器
802が発信した質問信号電波の検出可能範囲に入った
応答器801aは、その電波を受信して電力を得て、内
部に記憶している識別(ID)コードの情報を応答信号
として発信する。この応答信号を質問器802がアンテ
ナ802aで受信し、識別回路802cで解読して、必
要な情報をホストコンピュータ803に送信する。そし
て、ホストコンピュータ803は、質問器802からの
情報を用いて、各種の制御処理を行う。
【0008】上述のように、非接触型データキャリア
は、電池等の電源が不要で非接触であるため、上記図1
に示したようなシステム800の他、駐車場管理システ
ムや入退出管理システム、家畜の管理システム、ファク
トリーオートメーション(FA)管理システム、自動改
札システム等、様々な分野に応用されている。
【0009】また、例えば、特開平7−182357号
公報には、「タグ検索装置」と称されるものが記載され
ており、ここでは、複数のファイルの各々にタグ(非接
触型データキャリア)を設け、ファイル情報を効率良く
無線で授受することを可能としている。また、特開平5
−151428号公報には、娯楽施設におけるカードに
タグを設けることが記載されており、これにより、スキ
ー場や遊園地等の利用者を容易に管理することを可能と
している。
【0010】一方、従来より、カードゲーム、チェス及
びオセロ等の盤上ゲーム等、種々のゲームが存在してお
り、そのゲーム情報の収集についても種々の提案がなさ
れている。例えば、特開平5−177056号公報に
は、「サイコロの目の読み取りシステム」が記載されて
おり、ここでは、サイコロの各面の表面近傍に前記タグ
を埋め込むことで、複数個のサイコロの目を同時に読み
取り可能としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チェス
やオセロ等の盤上ゲームは、複数の駒をゲーム盤の上で
動かして遊ぶものであるが、従来では、駒の種類や、各
駒のゲーム盤上での存在位置等をゲーム進行に伴って自
動的に記録したり制御することはできなかった。そこ
で、このような自動記録のために、駒の判定には駒の種
類に応じた異なる突起、溝等を駒の裏面等に形成してお
き、盤面上の溝や突起による識別機構を設けるようにし
たものも提案されているが、外観や感触を損ない、また
機構が複雑で種々の煩雑な加工が必要となって高価なも
のとなり、また、機械的な検出であるために判定精度が
十分ではない。
【0012】また、従来のゲーム装置では、遊戯する者
の他に読み手や審判等が必要である場合等には、ゲーム
の進行の記録や制御を行うことができず、また、ゲーム
のルール等も自由に設定することができなかった。この
結果、各ゲームにおいて、そのゲームを行うのに必要な
人数やルール等、予め定められた範囲内でしか遊ぶこと
ができなかった。さらに、ゲーム装置の構成の複雑化に
伴って価格も高価であった。
【0013】また、ゲーム以外の情報伝達の用途におい
ても、上述したような非接触型データキャリアの用途が
増加しているが、従来のものは扱えるデータ量に限界が
あり、データの授受方法にも限界があった。
【0014】また、カード形式の非接触型データキャリ
ア(非接触型ICカード)の場合には、カード読み取り
機との間の通信を電波を介して行っているので、カード
読み取り機側がカードの表裏に関する位置関係を正確に
認識することが困難である。このため、このような非接
触型ICカードの場合には、カード本体の表裏の状態に
対応させて複数の機能を持たせることが困難であった。
【0015】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、表裏判定の位置関係をカード読
み取り機側で正確に認識でき、カードの表面側に対応す
る第1の機能と裏面側に対応する第2の機能とを個々独
立的に有するデータキャリアを提供することを目的とす
る。また、多くの情報を取り扱うことができ、機能の豊
富なデータキャリアを提供することを目的とする。ま
た、ゲームの進行の記録や制御を効率的に行うことので
きるゲーム装置を提供することを目的とする。また、多
くの情報を取り扱うことができ、効率的なデータ伝送が
可能なデータキャリアを用いた情報通信方法、情報通信
システム、及び自動走行制御システムを提供することを
目的とする。また、上記ゲーム装置、情報通信システ
ム、及び自動走行制御システムの実行のため処理ステッ
プ(コード手段)をコンピュータが読出可能に記憶した
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、電波を受信するアンテナと、上記アンテ
ナで外部からの電波情報を受信して電磁誘導により必要
な電力と情報を得ると共に、処理結果の発信を行う情報
通信手段と、多値メモリと、上記情報通信手段で受け取
られた情報及び上記多値メモリの記憶内容に基づいて、
外部に対する処理を行う制御部とを備えることを特徴と
する。尚、上記多値メモリは、制御ゲートと、少なくと
も3通り以上の異なる記憶状態を持たせることが可能な
電荷蓄積層とを有し、その3通り以上の記憶状態のう
ち、ある1つの記憶状態を格納する多値メモリセルを示
す。
【0017】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記情報通信手段は、共振回路と、この共振により得ら
れた電力を出力する動作電力生成手段とを含むことを特
徴とする。
【0018】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記多値メモリは、ゲームの進行上必要な情報を格納す
ることを特徴とする。
【0019】第4の発明は、外部の読み取り機から送信
される電波をコイルにより受信して動作電力を生成する
生成手段と、上記生成手段により所定量の電力が生成さ
れたことを検出して上記読み取り機に通知する通知手段
と、上記通知手段による通知が行われた後で上記読み取
り機からの電波の送信が中断され、その後電波の送信が
再開されたときに、上記コイルに誘起される電流の向き
に基づいてカード本体の表裏を判定する判定手段と、上
記判定手段によりカード本体の向きが表面側であると判
定されたときに動作する第1の機能手段と、上記判定手
段によりカード本体の向きが裏面側であると判定された
ときに動作する第2の機能手段とを備えることを特徴と
する。
【0020】第5の発明は、上記第4の発明において、
識別と上記第1及び第2の機能実現のために必要なデー
タを保持するメモリをさらに備えたことを特徴とする。
【0021】第6の発明は、上記第4の発明において、
上記判定手段は、上記電流の向きを判定する電流判定回
路、及びこの電流の向きに応じて表裏を判定する表裏判
定回路を含むことを特徴とする。
【0022】第7の発明は、上記第4の発明において、
上記第1及び第2の機能手段は、CPUの一部をなすこ
とを特徴とする。
【0023】第8の発明は、上記第4の発明において、
上記第1及び第2の機能手段と上記表裏判定手段は、C
PUの一部をなすことを特徴とする。
【0024】第9の発明は、上記第4の発明において、
ゲーム用の複数の駒に各々組み込まれたデータキャリア
であることを特徴とする。
【0025】第10の発明は、上記第4の発明におい
て、ゲーム用の複数の駒に各々組み込まれたデータキャ
リアであって、識別と上記第1及び第2の機能実現のた
めに必要なデータを保持するメモリをさらに備え、上記
メモリは、組み込まれた駒の識別情報を保持することを
特徴とする。
【0026】第11の発明は、ゲームの進行上必要なデ
ータの送受を行う第1の制御装置を備えた本体と、各々
が上記本体との間で上記データの相互転送および駆動電
力の授受を行い、上記本体からの信号により内部の動作
制御を行う第2の制御装置、及び識別情報を含む情報を
記憶した多値メモリを有するデータキャリアを含むゲー
ム用の部品とを備えることを特徴とする。尚、上記多値
メモリは、制御ゲートと、少なくとも3通り以上の異な
る記憶状態を持たせることが可能な電荷蓄積層とを有
し、その3通り以上の記憶状態のうち、ある1つの記憶
状態を格納する多値メモリセルを示す。
【0027】第12の発明は、上記第11の発明におい
て、上記ゲーム用部品は、カード状をなすことを特徴と
する。
【0028】第13の発明は、上記第11の発明におい
て、上記ゲーム用部品は、ブロック状の複数の駒を含む
ことを特徴とする。
【0029】第14の発明は、上記第11の発明におい
て、上記データキャリアは、上記第2の制御手段の制御
に従って発光する少なくとも1つの発光手段を含むこと
を特徴とする。
【0030】第15の発明は、上記第11の発明におい
て、上記データキャリアは、上記第2の制御手段の制御
に従って表示を行う表示手段を含むことを特徴とする。
【0031】第16の発明は、上記第11の発明におい
て、上記本体は、装置全体の動作制御を行う装置側制御
手段と、カードが載置される載置手段とを含み、上記装
置側制御手段は、上記載置手段におけるカードの載置範
囲を、上記装置本体とタグ間の伝送可能範囲と等価とす
ることを特徴とする。
【0032】第17の発明は、上記第16の発明におい
て、上記本体は、カードからの電波信号により得られた
情報を外部出力する出力手段を含むことを特徴とする。
【0033】第18の発明は、上記第12の発明におい
て、カードを獲得する数を競うゲームであることを特徴
とする。
【0034】第19の発明は、ゲーム装置本体と、上記
ゲーム装置本体の上面に設けられ、所定位置が割り当て
られたゲーム盤と、上記ゲーム盤上に載置される複数の
駒とを備えるゲーム装置であって、上記複数の駒の各々
にはデータキャリアが組み込まれ、上記データキャリア
は、駒の識別情報を含む情報を記憶したキャリア側記憶
手段と、上記ゲーム装置本体からの電波信号により上記
データキャリア内部の動作制御を行うデータキャリア側
制御手段とを含み、上記ゲーム装置本体は、上記盤上の
所定位置に載置された各駒との伝送を行う複数の伝送手
段と、上記複数の伝送手段の伝送状態を検出する検出手
段と、上記各検出手段の検出結果により駒の存在位置を
検出すると共に装置全体の動作制御を行う装置側制御手
段と、上記装置側制御手段で検出された駒の存在位置を
記憶する装置側記憶手段とを含むことを特徴とする。
【0035】第20の発明は、上記第19の発明におい
て、上記装置側制御手段は、上記伝送手段が設けられた
所定位置範囲を、上記伝送手段と上記データキャリア間
の伝送可能範囲と等価とすることを特徴とする。
【0036】第21の発明は、上記第19の発明におい
て、上記装置側制御手段の制御に従った情報を外部出力
する出力手段をさらに備えることを特徴とする。
【0037】第22の発明は、上記第19の発明におい
て、上記データキャリア側制御手段の制御に従って発光
する少なくとも1つの発光手段を備えることを特徴とす
る。
【0038】第23の発明は、上記第19の発明におい
て、上記ゲーム盤は、その上面に囲碁、将棋、チェス及
びオセロの少なくとも何れかを行うための升目が形成さ
れたものを含むことを特徴とする。
【0039】第24の発明は、装置全体の制御を行う装
置側制御手段を備えた装置本体と、上記装置本体と相互
通信及び駆動電力の伝送を行うデータキャリアを内蔵
し、異なる価値が割り当てられた複数の駒とを備え、上
記複数の駒から対戦者が各々選択した駒の価値に基づい
て勝敗を決定することを特徴とする。
【0040】第25の発明は、上記第24の発明におい
て、上記データキャリアは、対応する駒に割り当てられ
た階級情報を含む情報を記憶したデータキャリア側記憶
手段と、上記装置本体からの電波信号によりタグ内部の
動作制御を行うデータキャリア側制御手段とを含み、上
記装置本体は、選択された駒が載置される少なくとも2
つの載置手段と、上記載置手段に設けられ上記載置手段
に載置された駒のデータキャリアとの伝送を行う伝送手
段とを含み、上記装置側制御手段は、上記伝送手段から
の電波信号により駒の勝敗を判定することを特徴とす
る。
【0041】第26の発明は、上記第25の発明におい
て、上記装置側制御手段は、上記載置手段における駒の
載置範囲を、上記伝送手段と駒間の伝送可能範囲と等価
とすることを特徴とする。
【0042】第27の発明は、上記第24の発明におい
て、上記装置本体は、上記装置側制御手段の制御に従っ
た情報を外部出力する出力手段を含むことを特徴とす
る。
【0043】第28の発明は、上記第24の発明におい
て、上記データキャリアは、上記データキャリア側制御
手段の制御に従って発光する少なくとも1つの発光手段
を含むことを特徴とする。
【0044】第29の発明は、装置本体と、異なるポイ
ント数がそれぞれ割り当てられ、上記装置本体と相互通
信および駆動電力の伝送が行われるデータキャリアを各
々備えた複数の小遊技体とを備え、上記複数の小遊技体
のうち任意に選択された小遊技体に対して、所定の条件
下で外部より変化が与えられた場合に、上記装置本体に
よりポイント数が加算されることを特徴とする。
【0045】第30の発明は、上記第29の発明におい
て、上記データキャリアは、対応する小遊技体に割り当
てられたポイント数情報及び識別情報を含む情報を記憶
したタグ側記憶手段と、外部から変化が与えられたこと
を検知する検知手段と、上記装置本体からの電波信号に
よりデータキャリア内部の動作制御を行うデータキャリ
ア側制御手段とを含むことを特徴とする。
【0046】第31の発明は、上記第29の発明におい
て、上記データキャリアは、上記データキャリア側制御
手段の制御に従って発光する少なくとも1つの発光手段
を含むことを特徴とする。
【0047】第32の発明は、上記第29の発明におい
て、上記装置本体は、装置全体の動作制御を行う装置側
制御手段と、上記小遊技体が載置される載置手段とを含
み、上記装置側制御手段は、上記載置手段における上記
複数の小遊技体の載置範囲を、上記装置本体とタグ間の
伝送可能範囲と等価とすることを特徴とする。
【0048】第33の発明は、上記第29の発明におい
て、上記装置本体は、小遊技体からの電波信号により得
られた情報を外部出力する出力手段を含むことを特徴と
する。
【0049】第34の発明は、上記第29の発明におい
て、上記検知手段は、対応する小遊技体が外部より接触
されたことを、外部より与えられた変化として認識する
ことを特徴とする。
【0050】第35の発明は、上記第29の発明におい
て、上記データキャリアは、上記データキャリア側制御
手段の制御に従って駆動する駆動手段を含むことを特徴
とする。
【0051】第36の発明は、上記第29の発明におい
て、モグラ叩きのゲーム装置であることを特徴とする。
【0052】第37の発明は、ゲーム装置本体と、上記
ゲーム装置本体の上面に設けられ、所定位置が割り当て
られたゲーム盤と、上記ゲーム盤上に載置される複数の
駒を備えるゲーム装置であって、上記複数の駒の各々に
はデータキャリアが組み込まれ、上記データキャリア
は、駒の識別情報を含む情報を記憶したキャリア側記憶
手段と、第1及び第2の機能手段と、上記ゲーム装置本
体からの電波信号により駒の表裏を判定し、この判定結
果に応じて上記第1及び第2の機能手段のいずれかを作
動させるデータキャリア側制御手段とを含み、上記ゲー
ム装置本体は、上記盤上の所定位置に載置された各駒と
の伝送を行う複数の伝送手段と、上記複数の伝送手段の
伝送状態を検出する検出手段と、上記各検出手段の検出
結果により駒の存在位置を検出すると共に、上記各駒か
ら伝送された駒の表裏に応じた情報に基づいて装置全体
の動作制御を行う装置側制御手段と、上記装置側制御手
段で検出された駒の存在位置を記憶する装置側記憶手段
とを含むことを特徴とする。
【0053】第38の発明は、上記第37の発明におい
て、上記装置側制御手段は、上記伝送手段が配設された
所定位置範囲を、上記伝送手段と上記データキャリアの
間の伝送可能範囲に設定することを特徴とする。
【0054】第39の発明は、上記第37の発明におい
て、上記ゲーム装置本体は、上記装置側制御手段の制御
に従った情報を外部に出力する出力手段を含むことを特
徴とする。
【0055】第40の発明は、上記第37の発明におい
て、上記各駒は、上記カード側制御手段の制御に従って
発光する少なくとも1つの発光手段を含むことを特徴と
する。
【0056】第41の発明は、上記第37の発明におい
て、少なくとも将棋及びオセロのゲーム装置の何れかの
ゲーム装置であるであることを特徴とする。
【0057】第42の発明は、外部から情報を受け取る
情報受け取り部と、処理に必要な少なくともデータ及び
プログラムの何れかを格納した多値メモリと、上記情報
受け取り部で受け取られた情報及び上記多値メモリの記
憶内容に基づいて処理を行う制御部とを備えることを特
徴とする。尚、上記多値メモリは、制御ゲートと、少な
くとも3通り以上の異なる記憶状態を持たせることが可
能な電荷蓄積層とを有し、その3通り以上の記憶状態の
うち、ある1つの記憶状態を格納する多値メモリセルを
示す。
【0058】第43の発明は、読み取り機とデータキャ
リアの間で情報の送受信を行う情報通信方法であって、
上記読み取り機から電波を送信する第1の処理と、上記
読み取り機から送信される電波をコイルにより受信して
データキャリアの動作電力を生成する第2の処理と、上
記動作電力生成手段により所定量の電力が生成されたこ
とを検出して上記読み取り機に通知する第3の処理と、
上記所定量の電力が生成された旨の通知が行われたとき
に上記読み取り機からの電波の送信を中断する第4の処
理と、上記電波の送信を中断してから所定時間が経過し
たときに電波の送信を再開する第5の処理と、上記電波
の送信が再開されたときに、上記コイルに誘起される電
流の向きに基いてカード本体の表裏を判定する第6の処
理と、上記第6の処理によりカード本体の向きが表面側
であると判定されたときに、データキャリアに設けられ
ている第1の機能を動作させる第7の処理と、上記第6
の処理によりカード本体の向きが裏面側であると判定さ
れたときに、データキャリアに設けられている第2の機
能を動作させる第8の処理とを含むことを特徴とする。
【0059】第44の発明は、外部から情報を受け取る
情報受け取り部と、多値メモリと、上記情報受け取り部
で受け取られた情報及び上記多値メモリの記憶内容に基
づいて外部に対する処理を行う制御部とを備えたデータ
キャリアと、上記データキャリアに対して必要な情報を
電波で送信すると共に、上記データキャリアから送信さ
れた電波を受信して処理を行う読み取り装置とを含むこ
とを特徴とする。尚、上記多値メモリは、制御ゲート
と、少なくとも3通り以上の異なる記憶状態を持たせる
ことが可能な電荷蓄積層とを有し、その3通り以上の記
憶状態のうち、ある1つの記憶状態を格納する多値メモ
リセルを示す。
【0060】第45の発明は、上記第44の発明におい
て、上記データキャリアの情報受け取り部は、アンテナ
と、上記アンテナで受信された、外部で発せられた電波
による電磁誘導で必要な電力及び情報を得る受信手段と
を含むことを特徴とする。
【0061】第46の発明は、上記第45の発明におい
て、上記受信手段は、共振回路と、この共振により得ら
れた電力を出力する動作電力生成手段とを含むことを特
徴とする。
【0062】第47の発明は、上記第44の発明におい
て、上記多値メモリは、上記データキャリアの携行者に
関する個人データを格納することを特徴とする。
【0063】第48の発明は、上記第44の発明におい
て、上記多値メモリは、上記データキャリアと共に移動
する物体に関する情報を格納することを特徴とする。
【0064】第49の発明は、上記第45の発明におい
て、上記データキャリアは、上記受信手段との間の位置
関係を検出する位置関係検出手段と、この位置関係検出
手段による検出結果に応じた処理を行う機能選択手段と
を含むことを特徴とする。
【0065】第50の発明は、第1及び第2のゲート
と、上記第1及び第2のゲートを走行し、情報を含む電
波を発する質問機を搭載した搬送物体と、上記第1及び
第2のゲート間を仕切る区画壁と、上記区画壁中に埋設
され、上記質問機から発せられた到来電波を受信して上
記第1のゲート側及び第2のゲート側の何れの側である
かを検出し、上記第1のゲート側か上記第2のゲート側
かの何れかによって、少なくとも当該側のゲートの開閉
処理を行わせる制御部を含むデータキャリアとを含み、
上記ゲートを走行する搬送物体の種類に応じた処理を行
うことを特徴とする。
【0066】第51の発明は、ゲーム装置本体と、上記
ゲーム装置本体の上面に設けられ所定位置が割り当てら
れたゲーム盤と、上記ゲーム盤上に載置され、各々にデ
ータキャリアが組み込まれた複数の駒よりなり、上記ゲ
ーム装置本体と盤上の駒の間の情報伝送を行う伝送手段
と、上記伝送状態を検出する検出手段とを備え、上記デ
ータキャリアは、上記駒の識別情報を含む情報を記憶し
たキャリア側記憶手段と、上記ゲーム装置本体からの電
波信号により上記データキャリア内部の動作制御を行う
データキャリア側制御手段とを含むゲーム装置に対し
て、上記ゲーム装置本体と上記データキャリア間の制御
を行わせるプログラムコードを記憶した記憶媒体であっ
て、上記検出手段の検出結果により駒の存在位置を検出
する第1の処理を行う第1のコード手段と、駒の存在位
置を装置側記憶手段に記憶させる第2の処理を行う第2
のコード手段と、上記伝送手段に上記盤上の所定位置に
載置された各駒との間で伝送を行う第3のコード手段と
を記憶したことを特徴とする。
【0067】第52の発明は、ゲーム装置本体と、上記
ゲーム装置本体の上面に設けられ、所定位置が割り当て
られたゲーム盤と、上記ゲーム盤上に載置され、各々に
データキャリアが組み込まれた複数の駒を備え、上記ゲ
ーム装置本体は、盤上の駒との間の情報伝送を行う伝送
手段と、上記伝送状態を検出する検出手段とを含み、上
記データキャリアは、上記駒の識別情報及び表裏情報を
含む情報を記憶したキャリア側記憶手段と、上記ゲーム
装置本体からの電波信号により上記データキャリアの表
裏を判定する判定手段と、上記判定手段による判定結果
に従って表裏に応じた機能を選択して内部の動作制御を
行うデータキャリア側制御手段とを含むゲーム装置に対
して、上記ゲーム装置本体と上記データキャリア間の制
御を行わせるプログラムコードを記憶した記憶媒体であ
って、上記検出手段の検出結果により駒の存在位置を検
出する第1の処理を行う第1のコード手段と、駒の存在
位置を装置側記憶手段に記憶させる第2の処理を行う第
2のコード手段と、上記伝送手段に前記盤上の所定位置
に載置された各駒との間で表裏に応じた機能の実行結果
の伝送を行う第3のコード手段とを記憶したことを特徴
とする。
【0068】第53の発明は、データキャリア読み取り
機とデータキャリアの間で情報の送受信を行わせるプロ
グラムコードを、コンピュータが読出可能に記憶した記
憶媒体であって、上記データキャリア読み取り機から電
波を送信する第1の処理を行う第1のコード手段と、上
記データキャリア読み取り機から送信される電波をコイ
ルにより受信して、データキャリアの動作電力を生成す
る第2の処理を行う第2のコード手段と、上記動作電力
生成手段により所定量の電力が生成されたことを検出し
て、上記データキャリア読み取り機に通知する第3の処
理を行う第3のコード手段と、上記所定量の電力が生成
された旨の通知が行われたときに、上記データキャリア
読み取り機からの電波の送信を中断する第4の処理を行
う第4のコード手段と、上記電波の送信を中断してから
所定時間が経過したときに、電波の送信を再開する第5
の処理を行う第5のコード手段と、上記電波の送信が再
開されたときに、上記コイルに誘起される電流の向きに
基いてデータキャリアの表裏を判定する第6の処理を行
う第6のコード手段と、上記第6の処理によりデータキ
ャリア本体の向きが表面側であると判定されたときに、
上記データキャリアに設けられている第1の機能を動作
させる第7の処理を行う第7のコード手段と、上記第6
の処理によりデータキャリアの向きが裏面側であると判
定されたときに、上記データキャリアに設けられている
第2の機能を動作させる第8の処理を行う第8のコード
手段とを記憶したことを特徴とする。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0070】(第1の実施の形態)
【0071】本発明は、例えば、図1に示すような非接
触型データキャリア1に適用される。この非接触型デー
タキャリア1は、カード状をなしており、上記図1に示
すように、アンテナ回路2、動作電力生成手段3、電力
生成通知手段4、表裏判定手段5、第1の機能手段6、
及び第2の機能手段7を備えている。
【0072】まず、非接触型データキャリア1が備えて
いるこれらの各手段について説明する。
【0073】アンテナ回路2は、コイルL及びコンデン
サCが並列接続された共振回路により構成されており、
カード読み取り機10から送信される電波20を受信す
ると共に、非接触型データキャリア1から読み取り機1
0側に電波21を送信するために設けられている。
【0074】動作電力生成手段3は、読み取り機10か
ら送信される電波20をアンテナ回路2により受信し
て、非接触型データキャリア1の動作電力を生成するた
めのものであり、電磁誘導により生成した電力をコンデ
ンサ(図示せず)に蓄えるようにしている。
【0075】電力生成通知手段4は、動作電力生成手段
3により所定量の電力がコンデンサに蓄えられたことを
検出して、読み取り機10に通知するためのものであ
り、充電完了信号S1をアンテナ回路2に出力し、アン
テナ回路2から電波21を送信して読み取り機100に
通知する。ここで用いられる電波の通信周波数は、一般
に100kHz〜13.56MHzの範囲である。
【0076】表裏判定手段5は、非接触型データキャリ
ア1が読み取り機10に対して表側に位置決めされてい
るか、裏側に位置決めされているかを判定するためのも
のであり、電力生成通知手段4による通知が行われた後
で、読み取り機10からの電波20の送信が中断され、
その後電波20の送信が再開されたときに、コイルLに
誘起される電流の向きに基づいて非接触型データキャリ
ア1の表裏を判定するようにしている。
【0077】第1の機能手段6は、表裏判定手段5によ
り非接触型データキャリア1が表面側に位置されている
と判定されたときに動作する機能手段である。この第1
の機能として任意の機能を採用することができ、例え
ば、交通手段で用いられている定期券処理がある。
【0078】第2の機能手段7は、表裏判定手段5によ
り非接触型データキャリア1が裏面側に位置されている
と判定されたときに動作する機能手段であり、例えば、
第1の機能とは異なる交通手段の定期券の自動改札処理
を採用することができる。
【0079】尚、第1の機能手段6及び第2の機能手段
7に持たせる各機能について、例えば、第1の機能手段
6には、A交通及びB交通等のような複数種類について
の定期券処理の機能を持たせ、第2の機能手段7には、
使用者のIDカード処理の機能を持たせる等、種々の機
能の組み合わせを自由に選択することができる。
【0080】つぎに、非接触型データキャリア1と読み
取り機10間で行われる処理の手順について説明する。
ここでの非接触型データキャリア1は、例えば、図2に
示すフローチャートに従って、読み取り機10との間で
の次のような処理を行うようになされている。
【0081】先ず、読み取り機10は、電波20を非接
触型データキャリア1に対して送信する(ステップS
1)。非接触型データキャリア1は、この電波20をア
ンテナ回路2で受信し、動作電力生成手段3で動作電力
を生成する(ステップS2)。
【0082】次に、非接触型データキャリア1は、電力
生成通知手段4により、動作電力生成手段3で所定量の
動作電力が生成されたか否かを検出し、所定量の電力が
コンデンサに充電されたら、その旨を読み取り機10に
通知する(ステップS3)。
【0083】読み取り機10は、所定量の動作電力が蓄
えられたことが非接触型データキャリア1から通知され
ると、電波20の送信を所定時間中断する(ステップS
4)。この中断は、電波20の送信が中断されたことを
非接触型データキャリア1が認識するのに必要な時間だ
け行われる。そして、読み取り機10は、電波20の送
信を中断してから所定の時間が経過したら、電波20の
送信を再開する(ステップS5)。
【0084】次に、非接触型データキャリア1は、所定
時間の中断後に読み取り機10から送信されてきた電波
20を受信し、裏表判定手段5により、コイルLに流れ
る電流の向きに基いて非接触型データキャリア1の表裏
を判定する(ステップS6)。そして、この表裏判定の
結果、非接触型データキャリア1が表面側に位置決めさ
れていた場合には、第1の機能を動作させ(ステップS
7)、本処理を終了する。一方、非接触型データキャリ
ア1が裏面側に位置決めされていた場合には、第2の機
能を動作させ(ステップS8)、本処理を終了する。
【0085】したがって、上述のように動作する非接触
型データキャリア1は、読み取り機10に対して表面側
を向けているときには、図3に示すように、第1の機能
手段6が動作し、この第1の機能手段6と読み取り機1
0との間で情報の送受信が行われることになる。また、
読み取り機10に対して裏面側を向けているときには、
図4に示すように、第2の機能手段7が動作し、この第
2の機能手段7と読み取り機10との間で情報の送受信
が行われることになる。
【0086】つぎに、上述の非接触型データキャリア1
(上記図1)に対応する、より具体的な非接触型データ
キャリア100の構成を図5を参照しながら説明する。
【0087】上記図5に示すように、非接触型データキ
ャリア100には、並列接続されたコイルLとコンデン
サCよりなるアンテナ回路2、整流器103、電力供給
回路104、電流判定回路105、表裏判定回路10
6、変調回路107、復調回路108、CPU109、
CPU109の動作プログラムが格納されたROM11
0、及び書換え可能なデータを格納するRAM111等
が設けられている。
【0088】ここで、ROM110としては、電気的に
書き換え可能なEEPROM等も使用することができ、
容量は一般的に8kバイト以下であるが、16kバイ
ト、32kバイト、64kバイト、128kバイト、2
56kバイト、512kバイト、1Mバイト等の容量と
することもできる。
【0089】このような非接触型データキャリア100
においては、読み取り機10(上記図1)から送信され
る電波20をアンテナ回路2が受信すると、コイルLに
電圧が誘起されて電流が流れる。この電流が整流器10
3を通して電力供給回路104に供給される。電力供給
回路104は、動作電力を生成し、これを電力充電用コ
ンデンサ(図示せず)に充電する。そして、電力供給回
路104は、電力充電用コンデンサへの充電が完了する
と、CPU109に充電完了信号S1を送信する。この
充電完了信号S1を受信したCPU109は、表裏判定
を行うことが可能となったことを示す信号S2を変調回
路107を介してアンテナ回路2に出力する。表裏判定
を行うことが可能となったことを示す信号S2は、アン
テナ回路2において電波21に変換され、読み取り機1
0に送信される。
【0090】読み取り機10は、表裏判定を行うことが
可能となったことを示す信号S2が非接触型データキャ
リア100から送られると、少なくとも搬送波の周期よ
りも長く、かつ電力充電用コンデンサに充電されている
電力が、非接触型データキャリア100の動作ができな
くなるまで放電されてしまう時間よりも短い間、電波2
0の送信を停止する。
【0091】一方、非接触型データキャリア100にお
いては、電流判定回路105がコイルLに流れる電流の
向きを常に判定しており、その判定に基いて、正方向信
号Sa 、電流0 信号S0 、及び負方向信号Sc を生成し
て、表裏判定回路106に送信し続けている。尚、読み
取り機10からの電波20を受信している状態では、正
方向信号Saと負方向信号Sc は反転の関係であるた
め、負方向信号Sc は(正方向信号SaAND 電流0
信号S0 )の反転信号で与えられる。
【0092】表裏判定回路106は、電力が供給されて
一旦動作状態となると、電流判定回路105から送られ
る電流0 信号S0 が少なくとも搬送波の周期以上の時間
にわたって“H”にならないか否かをモニタしている。
図6は、各出力信号の特性図である。この図6に示すよ
うに、読み取り機10からの電波20の送信が停止され
ると、電流0信号S0 は“H”レベルとなる。また、搬
送波Sh の周期よりも長い時間にわたって電波20の送
信が停止する。これにより、表裏判定回路106は、電
波20の送信が停止されたことを確実に検出する。
【0093】そして、表裏判定回路106は、次に電波
20の送信が再開されるタイミングに、正方向信号Sa
及び負方向信号Sc の何れかが先に“H”レベルに立ち
上がるかをモニタする。ここで、正方向信号Sa 及び負
方向信号Sc の何れかが先に“H”レベルに立ち上がる
かは、電波20の送信を再開するときの搬送波Sh の位
相、及び非接触型データキャリア100の表裏の向きに
応じて一義的に決まるので、電波20の送信を再開する
ときの搬送波Sh の位相を予め所定の位相に決めておけ
ば、非接触型データキャリア100の表裏を確実に判定
することができる。
【0094】したがって、ユーザは、非接触型データキ
ャリア100を表側にして使用するか、裏側にして使用
するかによって、第1の機能及び第2の機能を自由に選
択して使用することができる。
【0095】上述のような構成により、本実施の形態で
は、第1の機能及び第2の機能は相互に独立しているの
で、第1の機能を動作させて読み取り機10とデータの
送受信を行っている場合には、第2の機能は全く関与し
ないようになっている。また、その反対に、第2の機能
を動作させて読み取り機10とデータの送受信を行って
いる場合には、第1の機能は全く関与しないようになっ
ている。これにより、第1の機能を用いて読み取り機1
0とデータの送受信を行っている際に、第2の機能に格
納されているデータが送信されてしまうことがないた
め、第1の機能を用いて通信を行うときには知られたく
ない情報が第2の機能に格納されていても、これが不測
に漏洩してしまう問題が生じない。同様に、第2の機能
を用いて読み取り機10とデータの送受信を行っている
際に、第1の機能に格納されているデータが送信されて
しまうことがない。したがって、本実施の形態の非接触
型データキャリア1(100)の場合には、2枚のデー
タキャリアと同様の機能を、1枚のデータキャリアで実
現できる。
【0096】尚、上記図5に示した非接触型データキャ
リア100では、表裏判定回路106をCPU109と
別に設けるようにしたが、これに限らず、例えば、図7
に示すように、表裏判定回路106が有する機能(表裏
判定機能)をCPU109に持たせるようにしてもよ
い。この場合、CPU109は、電流判定回路105か
ら電流0信号S0 が入力されると割り込み動作を行い、
表裏判定機能を実施するための表裏判定プログラムを実
行する。この表裏判定プログラムは、正方向信号Sa 又
は負方向信号Sc による割り込みが起こるまで待機し、
何れかの信号の割り込みが発生すると、その結果から表
裏の判定を行い、判定結果をRAM111に保存すると
共に、判定の結果に基づいて第1及び第2の機能の何れ
かを動作させる、という処理ステップからなる。
【0097】(第2の実施の形態)
【0098】本発明は、例えば、図8に示すようなカー
ド形式の非接触型データキャリア(以下、データキャリ
アカード或いは単にカードとも言う)200に適用され
る。このデータキャリアカード200は、RF回路20
1と、このRF回路201に接続されたCPU202及
び内蔵アンテナ404と、CPU202に接続された多
値メモリ203とを備えている。
【0099】RF回路201は、内蔵アンテナ404で
受信された電波、例えば、無線周波数帯等の高周波の電
波(RF信号)を使って、読み取り機10との間で種々
のデータを送受信すると共に、その送られてくる電波の
エネルギーを利用して内部電源電力を作り出す。その詳
細は、上記図1或いは図5等に示したものと同様であっ
て、読み取り機10から送られてくる電波信号20によ
って発生する磁界の変化に応じて誘導された交流電圧を
直流電圧に整流することで、内部電源電力を得ている。
【0100】CPU202は、例えばマイクロプロセッ
サであって、多値メモリ203の記憶内容に従って種々
の命令を実行することで、各回路の動作制御を行う。こ
のCPU202としては、マイクロプロセッサの場合、
通常12ビットデータ幅の4ビットマイクロコンピュー
タ相当のもので十分な能力があるが、後述するような暗
号処理等の複雑な処理を伴う場合には、32ビットデー
タ幅の16ビットマイクロコンピュータ程度以上の性能
のものが用いられる。尚、要求される機能がきわめて限
定されたものである場合には単なる論理回路の組み合わ
せであっても良い。
【0101】多値メモリ203には、CPU202で種
々の命令を実行するための制御プログラムの他、データ
キャリアカード200独自の情報、例えば、カードを特
定するための特有の情報等が記録されている。
【0102】このように、データキャリアカード200
内部にCPU202及び多値メモリ203を内蔵するこ
とで、様々な回路内の動作制御を行うことができ、多数
のデータキャリアカードで送受信される電波の同時認識
もできる。また、複数の動作を同時に行うこともでき、
回路全体としての処理時間も短くすることができる。
【0103】そこで、図9は、上記図8に示したデータ
キャリアカード200を適用したゲーム装置300の一
例を示す斜視図である。このゲーム装置300は、上記
図9に示すように、アンテナ301aが内蔵されたゲー
ム台301と、このゲーム台301に接続されたホスト
コンピュータ302と、ホストコンピュータ302に接
続された発声装置303とを備えており、ゲーム台30
1上には、n枚のカード2001 〜200n が任意の位
置に置かれる。これらのカード2001 〜200n の各
多値メモリ2031 〜203n には、各カードを認識す
るための異なる情報が記憶されている。
【0104】また、ホストコンピュータ302には、競
技をスタートさせるためのスタートボタン302aと、
カード読み上げを再度発声させるためのリピートボタン
302bと、各種の制御プログラムが記憶されたメモリ
302cとが設けられており、ホストコンピュータ30
2は、メモリ302cに記憶された制御プログラムを実
行することで、各ボタンの操作に従って、アンテナ30
1aでの送受信や、発声装置303の動作制御を行う。
メモリ302cには、例えば、図10に示すようなフロ
ーチャートに従った制御プログラムが予め記憶されてい
る。
【0105】さらに、発声装置303には、カード読み
上げの発声をするためのスピーカ303aと、発声ボリ
ュームを調整するためのボリュームつまみ303bと、
読み上げるカード等の情報が記憶されたCD−ROM
(Compact Disk Read Only Memory)等の情報媒体が挿入
される挿入口303cが設けられており、発声装置30
3は、ホストコンピュータ302の制御に従って、挿入
口303cに挿入された情報媒体から読み出した音声情
報に基づきスピーカ303aから発声する。
【0106】ゲーム台301のアンテナ301aは、各
カード2001 〜200n と電波の送受信を行う。
【0107】上述のようなゲーム装置(以下、カードゲ
ーム機とも言う)300の一連の動作について説明す
る。尚、ここでのカードゲーム機300は、例えば、音
声で伝えられたメッセージ情報に関連したカードを他人
より早くつかんで取り、その獲得枚数を競うゲームを実
施するものとする。
【0108】先ず、遊戯者は、ゲーム台301上に、カ
ード2001 〜200n を任意の位置に並べる。このゲ
ーム台301上にカード2001 〜200n を並べるこ
とができる範囲は、アンテナ301aが各カード200
1 〜200n とデータの送受信を行える範囲と等しく設
定してある。これにより、ゲーム台301上に並べられ
ているカードのみ、ホストコンピュータ302が認識可
能となる。すなわち、ゲーム台301上に存在しないカ
ードの存在を、ホストコンピュータ302が認識するこ
とはない。
【0109】このようなゲームの準備が整うと、ホスト
コンピュータ302は、メモリ302cに記憶されてい
る制御プログラムを実行する。この制御プログラムによ
り、このカードゲーム機300は、以下のように動作す
る。
【0110】すなわち、上記図10に示すように、ホス
トコンピュータ302は、スタートボタン302aが押
下されたか、或いはリピートボタン302bが押下され
たかを判別する(ステップS101)。
【0111】ステップS101の判別結果により、スタ
ートボタン302aが押下された場合、ホストコンピュ
ータ302はこれを認識し、アンテナ301より、個々
のカードの存在を確認するための電波(質問信号)を発
信する。これを受けたゲーム台301上の各カード20
1 〜200n は、各々RF回路2011 〜201n
より起動状態となり、受信した電波をCPU2021
202n で判別し、必要な情報、例えば、カードを識別
するための識別コードを多値メモリ2031 〜203n
から読み出して、アンテナ2041 〜204n から発信
する。したがって、ホストコンピュータ302は、ゲー
ム台301に内蔵されたアンテナ301aで受信された
各カード2001 〜200n からの識別コードにより、
ゲーム台301上に存在するカードを認識する(ステッ
プS102)。
【0112】次に、ホストコンピュータ302は、ステ
ップS102の確認処理の結果を用いて、ゲーム台30
1上にカードが存在するか否かを判別する(ステップS
103)。
【0113】ステップS103の判別結果により、ゲー
ム台301上にカードが存在した場合、ホストコンピュ
ータ302は、その存在するカードのうち任意のカード
をランダムに選択し、選択したカードを示す情報を発声
装置303に供給する(ステップS104)。
【0114】発声装置303は、ホストコンピュータ3
02からの情報により、ホストコンピュータ302で選
択されたカードに関連したメッセージを情報媒体から読
み出して、スピーカ303aから発声する(ステップS
105)。このとき、発声装置303は、ボリュームボ
タン303bで設定されているボリューム値でメッセー
ジを発声する。この発声装置303からの発声に応じ
て、競技者はカード台301上に存在するカードのうち
の関連するカードを取ると、ステップS101の判別処
理に戻り、競技者が再度スタートボタン302aを押下
することで、次のカードについての競技が開始される。
【0115】また、ステップS105の処理後、何れの
競技者もそのカードを即座に見つけられなかった場合、
競技者は、ホストコンピュータ302のリピートボタン
302bを押下する。この場合、ステップS101で、
リピートボタン302bが押下されたと判別され、ステ
ップS106で、ステップS104のカード選択処理終
了後であるか否か、すなわちカードが選択済であるか否
かが判別される。
【0116】ステップS106の判別結果により、カー
ド選択済でなかった場合、ホストコンピュータ302
は、ステップS101の判別処理に戻り、カード選択済
であった場合には、ステップS105のメッセージ発声
の処理に進む。これにより、前回と同じメッセージが発
声装置303から発せられることとなる。
【0117】このような処理はゲーム301台上にカー
ドがなくなるまで繰り返し行われる。そして、ステップ
S103の判別結果により、ゲーム台301上のカード
全てが取られ、ゲーム台301上にカードが存在しなく
なった場合、ホストコンピュータ302は、それを認識
し、本競技の処理を終了し、カードを一番多く取った者
が勝ちとされる。
【0118】上述のように、本実施の形態では、カード
ゲーム機300において、各カード2001 〜200n
を非接触型データキャリアで構成し、ホストコンピュー
タ302において、カード台301に内蔵されたアンテ
ナ301aから電波を発信することで、カード台301
上に存在するカードを認識し、その存在するカードから
ランダムに選択したカードに対応するメッセージを発声
装置303で発声するようにした。
【0119】このように構成したことで、従来のよう
に、競技者の他に審判や読み手を必要としない。すなわ
ち、メッセージの読み手なしで、ゲームを行うことがで
き、ゲームの参加者が2名であっても、ゲームを行うこ
とができる。また、1人でもゲームを行うことができる
ため、例えば、競技の練習用としても用いることができ
る。また、ゲーム台301上に存在するカードのみ、ホ
ストコンピュータ302が認識可能としたことにより、
既に取られたカードを間違ってホストコンピュータ30
2が認識するということはない。
【0120】また、カード2001 〜200n を、CP
U2021 〜202n 及び多値メモリ2031 〜203
n を内蔵する非接触型データキャリアで構成したことに
より、保持情報量と処理能力が飛躍的に向上し、従来の
ようにホストコンピュータからの電波信号により無条件
で情報を返すのではなく、例えば、ホストコンピュータ
302からの電波信号に基づいて、多値メモリに記憶さ
れている情報のうち必要な情報のみを返すこともでき
る。或いは、ホストコンピュータ302からの電波信号
に基づいて動作することもできる。
【0121】また、各カード2001 〜200n は、ホ
ストコンピュータ302からの電波信号が示す情報をC
PUで判断して動作できるように構成したことにより、
各カード2001 〜200n を個別に制御する場合で
も、各カード2001 〜200 n を動作させるための共
振周波数を異ならせる必要はない。このため、ホストコ
ンピュータ302が発信する電波信号もカード数分用意
する必要はない。
【0122】尚、上述した本実施の形態では、本発明を
カードゲーム機に適用した場合を示したが、これに限ら
ず、種々のルールによるカードゲームにも適用すること
ができるのは勿論のことである。
【0123】(第3の実施の形態)
【0124】本発明は、例えば、図11に示すようなデ
ータキャリアカード210に適用される。このデータキ
ャリアカード210は、上述した第2の実施の形態にお
けるデータキャリアカード200(上記図8)の変形例
である。
【0125】すなわち、上記図11に示すように、デー
タキャリアカード210は、上記図8のデータキャリア
200が有する構成に加えて、CPU202に接続され
たLED211を備えている。そして、このデータキャ
リアカード210は、その外観の斜視図である図12に
示すように、カード表面の一部にLED211が埋め込
まれた構造となっている。
【0126】このような構成のデータキャリアカード2
10を上記図9に示したカードゲーム機300に使用し
た場合、ホストコンピュータ302は、ゲーム台301
上に存在するカードのうちの1枚に対し、その選択した
カードを示す電波をアンテナ301aから発信する。そ
して、この電波を受けた各カード2101 〜210
nは、CPU2021 〜202n により、受信電波によ
り示されるカードと自カードが一致するか否かをそれぞ
れ判別し、一致した場合にはLED2111 〜211n
のうちの一つを点灯させる。
【0127】これにより、例えば、カード台301上に
存在するカードのうち任意のカード210n が選択され
た場合、そのLED211n が点灯すると同時に、発声
装置303からは、カード210n に対応したメッセー
ジが読まれることとなる。そして、競技者は、LED2
11n が点灯しているカード210n を探して取ること
を競うことになる。
【0128】上述のように、本実施の形態では、各カー
ド2101 〜210n にLED2111 〜211n 等の
視覚的に認識できる手段を設け、CPU2021 〜20
nの制御により動作させるように構成したことによ
り、選択されたカードを視覚的に認識できるようにして
いるので、上述した第2の実施の形態により得られる効
果に加えて、競技者は、即座に取るべきカードを認識す
ることができる、という効果を得ることができる。
【0129】尚、上述した本実施の形態では、カード2
10に1個のLED211を設けるようにしたが、これ
に限らず、例えば、各々が色の異なるLEDを複数設
け、ホストコンピュータで点灯させる色を制御するよう
にしてもよい。これにより、点灯させる色によってお手
つき等というルールを設けて、遊ぶこともできる。
【0130】また、例えば、LEDを点灯させるパター
ンを複数パターン用意し、ホストコンピュータにより、
同じ点灯パターンをカードに指定するようにしてもよ
い。これにより、神経衰弱ゲーム等も楽しむことができ
る。
【0131】(第4の実施の形態)
【0132】本発明は、例えば、図13に示すようなデ
ータキャリアカード220に適用される。このデータキ
ャリアカード220は、上述した第2の実施の形態にお
けるデータキャリアカード200(上記図8)の変形例
である。
【0133】すなわち、上述した第3の実施の形態にお
けるデータキャリアカード210では、LED211を
設けるようにしたのに対し、本実施の形態におけるデー
タキャリアカード220では、表示器221を設ける。
具体的には、このデータキャリアカード220では、上
記図13に示すように、表示器221をCPU202に
接続し、この表示器221を、図14に示すように、カ
ード表面に設けた構成とする。ここで、表示器221と
しては、薄型で小型の液晶パネル等を用いることができ
る。
【0134】このような構成のデータキャリアカード2
20を上記図9に示したカードゲーム機300に使用し
た場合、ホストコンピュータ302は、上述したように
してゲーム台301上に存在するカードから1枚のカー
ドを選択した後、その選択したカード及び表示内容を示
す電波をアンテナ101aから発信する。この電波を受
けた各カード2201 〜220n は各々、CPU202
1 〜202n により、受信電波により示されるカードと
自カードが一致するか否かを判別し、その判別の結果一
致した場合には、受信電波に含まれる表示内容に関する
情報に基づいて、多値メモリ2031 〜203n から表
示すべき文字や図形情報等を読み出して表示器2211
〜221n に表示させる。
【0135】これにより、例えば、カード台301上に
存在するカードのうち任意のカード220n が選択され
た場合、カード220n の表示器221n には、ホスト
コンピュータ302で指定された内容が表示されると同
時に、発声装置303からは、カード220n に対応し
たメッセージが発声される。
【0136】上述のように、本実施の形態では、各カー
ド2201 〜220n に表示器2211 〜221n を設
け、CPU2021 〜202n の制御により動作させる
ように構成したことにより、様々なメッセージや図形等
を表示することができるため、これを用いた独自のルー
ルを設けて遊ぶことができる。
【0137】尚、上述した本実施の形態では、各カード
2201 〜220n に表示器221 1 〜221n を設
け、選択されたカードの表示器に文字や図形等を表示す
るようにしたが、これに限らず、例えば、選択されたカ
ード全体、或いは文字の部分のみを点灯させるようにし
てもよい。これにより、暗闇も中でも遊ぶことができ
る。
【0138】(第5の実施の形態)
【0139】本発明は、例えば、図15に示すような盤
上ゲーム機400に適用される。この盤上ゲーム機40
0は、複数の駒4081 、4082 、・・・、40
m、・・・をゲーム台401の各升間で移動させて遊
ぶもようになされており、例えば、囲碁、将棋、チェ
ス、所謂オセロ、モノポリー及び双六等のゲームに適用
できるものである。
【0140】このため、盤上ゲーム機400は、上記図
15に示すように、上面にマトリクス状の升目が形成さ
れたゲーム台401と、ゲーム台401に内蔵されたア
ンテナ4021 、4022 、・・・、402n 、・・・
と、アンテナ4021 、4022 、・・・、402n
・・・に対応して接続された検知器4031 、40
1 、・・・、403n 、・・・と、検知器4031
4032 、・・・、403 n 、・・・に接続されたデコ
ーダ404と、デコーダ404に接続されたCPU40
5と、CPU405に各々接続されたプリンタ406、
表示器407、記録媒体410を読み取るフロッピーデ
ィスク装置やCD−ROMドライブ等の媒体読取装置4
11と、磁気ディスク装置等の記憶装置412とを備え
ている。
【0141】媒体読取装置411は、この盤上ゲーム機
400の動作を行わせるためのプログラムを格納したフ
ロッピーディスクやCD−ROM等の記録媒体410を
読みとるためのフロッピーディスク装置やCD−ROM
装置等であり、記憶装置412は、このようなプログラ
ムを格納して、CPU405が常にアクセスできるよう
にするためのものである。
【0142】盤上ゲーム機400で用いる複数の駒40
1 、4082 、・・・、408m、・・・には各々、
例えば、上述した第1〜第4の実施の形態における非接
触型データキャリアと同様の構成を有するデータキャリ
ア4091 、4092 、・・・、409m 、・・・が組
み込まれている。そして、駒4081 、4082 、・・
・、408m 、・・・に組み込まれているデータキャリ
ア4091 、4092 、・・・、409m 、・・・にお
けるその内部のメモリには、自駒の識別コードを記憶し
ている。尚、データキャリア4091 、4092 、・・
・、409m 、・・・の構成については、上述した第1
〜第4の実施の形態におけるデータキャリアと同様であ
るため、その詳細な説明は省略する。
【0143】アンテナ4011 、4012 、・・・、4
01n 、・・・は、ゲーム台401上の各升に各々配置
されている。
【0144】上述のような盤上ゲーム機400における
動作について説明する。尚、ここでは、任意の駒408
m がゲーム台401上の升Aに配置され、これが升Bに
動かされた場合の盤上ゲーム機400の動作について説
明するものとする。また、以下に説明する動作は、媒体
読取装置411から読みとられ、記憶装置412に格納
された、盤上ゲーム機400全体を制御するプログラム
に基づいて行われる。
【0145】先ず、CPU405は、各升に配置された
アンテナ4011 、4082 、・・・、408n 、・・
・から電波を発信する。この状態で、駒408m がゲー
ム台401上の升Aに配置されると、升Aに配置された
アンテナ(以下、アンテナ402Aと言う)が発信する
電波が、駒408m に組み込まれたデータキャリア40
m 内のアンテナで受信され、データキャリア409m
内のメモリに記憶されている駒408m の識別コードが
前記アンテナから発信される。駒408m のデータキャ
リア409m から発信された識別コードは、アンテナ4
02Aにより受信される。このとき、アンテナ402A
に接続された検知器(以下、検知器403Aと言う)
は、アンテナ402Aで受信が行われたことを検知し、
すなわち升Aに駒408m が存在することを検知し、ア
ンテナ402Aで受信された識別コードをデコーダ40
4に供給する。このような検知は一定時間ごとにすべて
の升について規則的に走査することにより行われる。デ
コーダ404は、検知器403Aからの識別コードによ
り、升Aに駒408 m が存在することを示す情報や、そ
の駒408m の種類を示す情報及び駒の表裏を含む駒情
報をCPU405に供給する。CPU405は、デコー
ダ404からの駒情報を、上記図8、図11、図13に
示したような多値メモリ(図示せず)に記憶する。
【0146】次に、升Aに存在する駒408m が升Bに
移動されると、升Bに設置されたアンテナ(以下、アン
テナ402Bと言う)が発信する電波が、駒408m
組み込まれたデータキャリア409m 内のアンテナで受
信され、データキャリア409m 内のメモリに記憶され
ている駒408m の識別コードが前記アンテナから発信
される。アンテナ402Bは、駒408m のデータキャ
リア409m から発信された識別コードを受信する。こ
のとき、アンテナ402Bに接続された検知器(以下、
検知器403Bと言う)は、アンテナ402Bで受信が
行われたことを検知し、すなわち升Bに駒408m が存
在することを検知し、アンテナ402Bで受信された識
別コードをデコーダ404に供給する。デコーダ404
は、検知器403Bからの識別コードにより、升Bに駒
408 m が存在することを示す情報や、その駒408m
の種類等を含む駒情報をCPU405に供給する。CP
U405は、デコーダ404からの情報を、駒408m
の次の駒情報として、図示していない多値メモリに記憶
する。
【0147】上述のようにして、他の駒に関しても、各
駒が移動する度に、移動先の升に対応する検知器403
1 、4032 、・・・、403n 、・・・がこれを検知
してデコーダ404を介してCPU405に供給する。
そして、ゲーム終了後、競技者の操作等により、CPU
405に対して表示出力或いはプリンタ出力を指示する
ことで、CPU405は、その指示に従って、ゲーム開
始から終了までの進行に伴った各駒の駒情報を、表示器
407で画面表示する、或いは、プリンタ406で印刷
出力する。
【0148】上述のように、本実施の形態では、各駒4
081 、4082 、・・・、408 m 、・・・にデータ
キャリア4091 、4092 、・・・、409m 、・・
・を組み込み、ゲーム台401上の各升にアンテナ40
1 、4082 、・・・、408n 、・・・を配置し、
駒と通信してその存在、種類、表裏等を含む駒情報をC
PU405で記憶するようにした。このように構成した
ことにより、ルールの定まったゲーム、例えば、将棋に
適用した場合、一手毎に駒の位置を認識し、自動的に棋
譜を残すことができる。また、検知器4031 、403
2 、・・・、403n に、例えば、上記図1を用いて説
明したような表裏判定機能を持たせることで、駒の表裏
を容易に判定でき、オセロゲームや将棋に適用すること
も可能となる。
【0149】尚、上述の本実施の形態において、例え
ば、各駒の存在位置に応じて、CPU405がゲームの
進行を制御するようにしてもよい。これにより、双六
等、ルールにある程度自由度のあるゲームの場合には、
各駒の存在位置に応じて、例えば、「1回休み」、「5
個進む」、「カードを引く」等、各升には表示されてい
ない命令を指示し、あがりに近い対戦者にハンディーを
課すこと等もできる。
【0150】また、例えば、上述した第3の実施の形態
におけるデータキャリアと同様に、各駒4081 、40
2 、・・・、408m 、・・・にLED等を設け、C
PU405により、移動した駒のLEDを点灯させ、次
の駒の移動と同時に、LEDの点灯を次の駒に移すこと
で、直前に移動した駒を容易に認識することもできる。
【0151】また、上述の実施の形態では、媒体読み取
り装置411と記憶装置412を備えた構成としている
ため、格納するプログラムにより、同じ盤を用いて異な
るゲームや異なるルールに基づいたゲームを行うことが
可能であるが、このような拡張性が不要である場合には
これらの代わりに、プログラムを予め格納したROM4
13に置き換えることが可能である。
【0152】(第6の実施の形態)
【0153】本発明は、例えば、図16に示すようなゲ
ーム装置500に適用される。このゲーム装置500
は、ゲームに使用する駒等の価値の高低により勝負を決
定するゲームにおける審判を行うことのできる装置であ
る。
【0154】このため、ゲーム機500は、上記図16
に示すように、2つのゲーム台501A及び501B
と、ゲーム台501A及び501Bに各々内蔵されたア
ンテナ506A及び506Bと、これらのアンテナ50
6A及び506Bに接続されたCPU502と、CPU
502に接続された表示器503とを備えている。ま
た、ゲーム台501A及び501Bには各々、駒504
n 及び504m が搭載されるようになされている。これ
らの駒はその底面に、上述した第1〜第4の実施の形態
におけるデータキャリアと同様な構成を有するデータキ
ャリア505 n 及び505m が各々とりつけられてい
る。そして、これらの505n 及び505m 内の多値メ
モリには自駒の階級を示す情報等を記憶している。
【0155】このようなゲーム装置500は、複数の駒
5041 、5042 、・・・に割り当てられた階級を相
手に隠して遊ぶものである。
【0156】そこで、例えば、一方の対戦者により、ゲ
ーム台501A上に任意の駒504 n が置かれ、他方の
対戦者により、ゲーム台501B上に任意の駒504m
が置かれた場合、ゲーム装置500は以下のように動作
する。
【0157】先ず、CPU502は、各ゲーム台501
A及び501Bに内蔵されたアンテナ506A及び50
6Bから電波を発信する。この状態で、ゲーム台501
A上に駒504n が置かれ、ゲーム台501B上に駒5
04m が置かれると、アンテナ506A及び506Bが
発信する電波が、各駒504n 及び504m に組み込ま
れたデータキャリア505n 及び505m内のアンテナ
で受信され、データキャリア505n 及び505m 内の
メモリに記憶されている情報、すなわち各駒504n
び504m の階級を示す情報がデータキャリア505n
及び505m 内のアンテナから発信される。
【0158】アンテナ506Aは、駒504n のデータ
キャリア505n から発信された情報を受信し、アンテ
ナ506Bは、駒504m のデータキャリア505m
ら発信された情報を受信する。
【0159】CPU502は、各アンテナ506A及び
506Bで受信された情報により、ゲーム台501Aに
置かれた駒504n の階級と、ゲーム台501Bに置か
れた駒504m の階級を認識し、駒の勝敗を判定する。
そして、CPU502は、その判定結果を表示器503
で画面表示する。
【0160】これにより、2名の対戦者は、表示器50
3の画面を見ることで、容易に駒の勝敗を認識すること
ができる。
【0161】上述のように、本実施の形態では、各駒5
041 、5042 、・・・にデータキャリア5051
5052 、・・・を組み込み、ゲーム台501A及び5
01Bにアンテナ506A及び506Bを内蔵し、駒と
通信して駒に割り当てられている階級をCPU502で
認識するようにした。このように構成したことにより、
従来のように、2人の対戦者の他に、駒の勝敗を判定す
る審判1名を必要とすることはない。すなわち、対戦者
2名だけでも、ゲームを行うことができる。また、従来
のように駒の勝敗を判定するために駒を特別な構造にす
る必要がないため、ゲーム機の構成を簡易化することが
できる。この結果、ゲーム機の価格のコストダウンも図
ることができる。
【0162】尚、上述の実施の形態において、CPU5
02にて駒の勝敗の判定を行う際、その判定の基準を任
意の設定するようにしてもよい。この場合、例えば、C
PU502は、予め設定された判定基準を多値メモリに
記憶し、この記憶した判定基準に従って駒の勝敗の判定
を行う。このような構成とすることで、駒の勝敗の判定
基準を変えたい場合には、上述の多値メモリに所望の判
定基準を記憶させるだけでよい。したがって、駒の勝敗
の判定も自由に設定することができる。
【0163】また、例えば、上述した第3の実施の形態
におけるデータキャリアと同様に、各駒5041 、50
2 、・・・にLED等を設け、CPU502により、
勝った方の駒のLEDを点灯させるようにしてもよい。
これにより、駒の勝敗を即座に且つ容易に認識すること
ができる。
【0164】(第7の実施の形態)
【0165】本発明は、例えば、図17に示すようなゲ
ーム装置600に適用される。このゲーム装置600
は、モグラ叩きのゲーム機であり、上記図17に示すよ
うに、ゲーム台601と、ゲーム台601に内蔵された
アンテナ602と、アンテナ602に接続されたホスト
コンピュータ603と、ゲーム台601に設けられたス
タートスイッチ604とを備えている。
【0166】また、ゲーム台601上には、モグラの形
をした複数のキャラクタ6061 、6062 、・・・、
606n が設置されるようになされており、各キャラク
タ6061 、6062 、・・・、606n の目として、
後述するLED6171 、6171 、・・・、617n
が用いられている。
【0167】そして、各キャラクタ6061 、60
2 、・・・、606n には各々、データキャリア60
1 、6072 、・・・、607n が組み込まれてい
る。このような各データキャリア6071 、6072
・・・、607n は、各々同様の構成をしており、例え
ば、データキャリア607n は、図18に示すように、
RF回路612n と、RF回路612n に各々接続され
たアンテナ611n及びCPU613n と、CPU61
n に各々接続されたメモリ614n 、センサ制御回路
616n 、及びインターフェース(I/O)回路618
n とを備えている。そして、I/O回路618n には、
LED617n が接続され、センサ制御回路616n
は、センサ615n が接続されている。また、各データ
キャリア6071 、6072 、・・・、607n のメモ
リ6141 、6142 、・・・、614n には、各々異
なる情報、例えば、各キャラクタに割り当てられている
ポイント情報やキャラクタの識別コード等が記憶されて
いる。
【0168】上述のようなゲーム装置600は、各キャ
ラクタ6061 、6062 、・・・606n のうち目
(LED)が点灯されたキャラクタをハンマ605で叩
き、叩いたキャラクタに割り当てられているポイントの
合計数が多い者が勝ち、となるゲームである。
【0169】そこで、先ず、遊戯者は、ゲーム台601
上にキャラクタ6061 、6062、・・・、606n
を並べる。このゲーム台601上にキャラクタ60
1 、6062 、・・・、606n を並べることができ
る範囲は、アンテナ602が各キャラクタ6061 、6
062、・・・、606n とデータの送受信を行える範
囲と、等価に設定してある。これにより、ゲーム台60
1上に並べられているキャラクタのみ、ホストコンピュ
ータ603が認識可能となる。すなわち、ゲーム台60
1上に存在しないキャラクタの存在を、ホストコンピュ
ータ603が認識することはない。
【0170】上述のようにして、ゲームの準備が整う
と、次に、遊戯者は、スタートボタン604を押下す
る。ホストコンピュータ603は、スタートボタン60
4が押下されたことを認識し、ゲーム台601上に存在
するキャラクタを認識するための電波をアンテナ602
から発信する。また、ホストコンピュータ603は、例
えば、遊戯者のポイント数をカウントするためのカウン
タをクリアする。
【0171】各キャラクタ6061 、6062 、・・
・、606n のデータキャリア607 1 、6072 、・
・・、607n のアンテナ6111 、6112 、・・
・、611n は、アンテナ602からの電波を受信す
る。各データキャリア6071 、6072 、・・・、6
07n のRF回路6121、6121 、・・・、612
n は、アンテナ6111 、6112 、・・・611 n
受信された電波の電力を元に、他の回路を駆動させる。
これにより、各データキャリア6071 、6072 、・
・・、607n のCPU6131 、6132 、・・・、
613n は、多値メモリ6141 、6142 、・・・、
614n に記憶されている情報のうち識別コードをアン
テナ6111 、6112 、・・・、611n から発信す
る。
【0172】各アンテナ6111 、6112 、・・・、
611n から発信された識別コードは、アンテナ601
で受信される。ホストコンピュータ603は、アンテナ
601で受信された識別コード、すなわちゲーム台60
1上に存在しているキャラクタを示す識別コードによ
り、どのキャラクタがゲーム台601上に存在している
かを認識する。このとき、ホストコンピュータ603
は、ゲーム台601上に存在しているキャラクタを認識
すると共に、アンテナ601で受信された電波に含まれ
る各キャラクタに割り当てられているポイント情報や識
別コード等を図示していない多値メモリに記憶する。
【0173】次に、ホストコンピュータ603は、ゲー
ム台601上に存在しているキャラクタのなかからラン
ダムに1つのキャラクタ、例えば、キャラクタ606n
を選択する。次に、ホストコンピュータ603は、選択
したキャラクタ606n のLED(目)617n を点灯
させる命令を示す情報をアンテナ402から発信する。
【0174】ゲーム台601上に存在するキャラクタ6
061 、6062 、・・・、606 n のデータキャリア
6071 、6072 、・・・、607n のアンテナ61
1、6111 、・・・、611n は、アンテナ602
からの電波を受信する。各データキャリア6071 、6
072 、・・・、607n のRF回路6121、612
2 、・・・、612n は、アンテナ6111 、61
2 、・・・、611n で受信された電波の電力を元
に、他の回路を駆動させる。これにより、各データキャ
リア6071 、6072 、・・・、607n のCPU6
131 、6132 、・・・、613n は、アンテナ61
1 、6112 、・・、611n で受信された電波(情
報)が、自キャラクタ宛のものか否かを判別し、自キャ
ラクタ宛のものであった場合に、I/O回路6181
6182 、・・・、618n を介して、LED61
1 、6172 、・・・、617n を点灯させる。
【0175】ここでは、キャラクタ606n が選択され
たものとしているので、キャラクタ606n のデータキ
ャリア607n において、CPU613n は、I/O回
路418n を介して、LED617n を点灯させる。こ
のとき、CPU613n は、所定時間の間、LED61
n を点灯させるようにする。したがって、キャラクタ
606n の目(LED617n )が点灯し、遊戯者は、
このキャラクタ606n をハンマ605で叩く。
【0176】ここで、キャラクタ606n のデータキャ
リア607n において、センサ615n は、センサ制御
回路616n の制御に従って、キャラクタ606n がハ
ンマ605で叩かれたか否かを検知し、その検知結果を
センサ制御回路616n を介してCPU613n に供給
する。CPU613n は、センサ615n からの検知結
果により、キャラクタ606 n の目(LED617n
が点灯している間にキャラクタ606n がハンマ605
で叩かれたか否かを判別し、その判別結果をアンテナ6
11n から発信する。
【0177】アンテナ611n から発信された電波(判
別結果)は、アンテナ602で受信され、ホストコンピ
ュータ603は、アンテナ602で受信された電波(判
別結果)により、キャラクタ606n の目(LED61
n )が点灯している間にキャラクタ606n がハンマ
605で叩かれた場合には、上述したようにして多値メ
モリに記憶した情報により、キャラクタ606n に対応
するポイント数分を、上述したカウンタでカウントアッ
プする。
【0178】また、ホストコンピュータ603は、アン
テナ602で受信された電波(判別結果)により、キャ
ラクタ606n の目(LED617n )が点灯している
間にキャラクタ606n がハンマ605で叩かれなかっ
た場合には、ポイント数の加算は行わずに、再度、ゲー
ム台601上に存在するキャラクタ6061 、60
2 、・・・、606n のなかから、ランダムに1つの
キャラクタを選択し、その選択したキャラクタのLED
(目)を点灯させる命令を示す情報をアンテナ602か
ら発信する、というように、このような動作を一定回数
繰り返す。
【0179】したがって、ホストコンピュータ603に
より、ランダム選択されLED(目)が点灯しているキ
ャラクタが、そのLED(目)が点灯している間にハン
マ605で叩かれた場合に、遊戯者のポイント数が加算
される。
【0180】そして、上述のような動作が一定回数繰り
返されると、ホストコンピュータ603は、例えば、遊
戯者の合計ポイント数を図示していない表示器で画面表
示する。これにより、遊戯者は、自分のポイント数を認
識することができる。
【0181】上述のように、本実施の形態では、各キャ
ラクタ6061 、6062 、・・・、606n に、セン
サ及びセンサ制御回路を備えたデータキャリアを各々組
み込むことで、各キャラクタ6061 、6062 、・・
・、606n がホストコンピュータ602からの電波を
受信する以外に、ハンマ605で叩かれたか否かを検知
するように構成したことにより、モグラ叩きのゲーム機
600を簡単な構成で、且つ安価に提供することができ
る。
【0182】尚、上述した実施の形態において、各キャ
ラクタ6061 、6062 、・・・、606n に電池等
の駆動手段を設けることにより、各々動き回るような構
成としてもよい。
【0183】また、例えば、各キャラクタ6061 、6
062 、・・・、606n でLEDを点灯させるパター
ンを複数パターン用意し、点灯パターンによってお手つ
きのルール等を設けるようにしてもよい。
【0184】また、上述のような情報の伝送はゲームに
限ることなく、各種の情報処理に適用することができ
る。
【0185】また、本発明に係るデータキャリアはゲー
ムのみでなく、人や物を識別して何らかの処理を行う用
途のすべてに利用可能である。例えば、道路料金徴収シ
ステムや交通の乗車券システムなどの決済処理、ビル入
退出管理システム、宅配便等の物流サービス管理システ
ムなどのID管理、工場の製造ライン管理システム、医
療用カルテ管理システムなどの履歴管理、駐車場利用管
理システムなどの位置管理などの各種管理に使用するこ
とができる。
【0186】また、上述した実施の形態におけるデータ
キャリアは多値メモリを用いるようにしているため、格
納できるデータ容量が多い。これにより、例えば、人の
特定に用いるデータキャリアでは、個人の識別のための
あらゆるデータを格納することが可能となる。具体的に
は例えば、、免許証やパスポートデータ、金融機関用の
口座番号のみならず、身体的特徴、DNAデータ、指紋
データ、声紋データなどを格納することが可能となる。
【0187】(第8の実施の形態)
【0188】本発明は、例えば、図19に示すような搬
送ロボット704の自動走行制御システム700に適用
される。この自動走行制御システム700では、第1の
ゲート701と第2のゲート702を仕切る中央部の区
画壁703内に、上記図1に示した表裏判定の可能な非
接触型データキャリア1を配設した構成としている。
【0189】このような構成により、質問機(図示せ
ず)を搭載した搬送ロボット704が、第1のゲート7
01又は第2のゲート702の何れかを通過したか否か
に対応して、非接触型データキャリア1に設けられてい
る第1の機能又は第2の機能の何れかが応答し、質問機
(図示せず)を搭載した搬送ロボット704が通過した
ゲートに応じた所定の制御を自動的に行うことができ
る。
【0190】また、自動走行制御システム700では、
非接触型データキャリア1を区画壁703内に配設した
だけなので、信号線や電源線等を区画壁703に接続す
る工事等が不要となり、2ゲートの自動走行制御システ
ムを簡単に構成することが可能となる
【0191】また、自動走行制御システム700におけ
る制御内容を変更する場合には、区画壁703内に配置
している非接触型データキャリア1を差し替えるか、或
いは非接触型データキャリア1内のプログラムを書き換
えるだけでよいので、自動走行制御システム700の制
御内容を変更する作業を容易化することができる。
【0192】このように、本発明に係るデータキャリア
は、物流管理関係を始めとして、従来のバーコードの代
わりにも採用することができる。
【0193】また、本発明に係るデータキャリアは、情
報処理機器の制御にも適用することができる。この場
合、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタ
フェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシ
ステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用して
も良い。このデータキャリアで実現される機能には、各
種デバイスに対する動作指令の伝送、ROM等に格納さ
れたソフトウェアのプログラムコードの供給も含まれ
る。また、各種デバイスに対する動作指令には、装置或
いはシステム内におけるプログラムコードを、その記憶
媒体から装置或いはシステムの制御を行うCPUに供給
することも含まれる。プログラムコードを記憶する記憶
媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いる
ことができる。
【0194】尚、上述した各実施の形態ではプログラム
記憶媒体について言及したが、それ以外の実施の形態に
おいてでも、各々の装置やシステムにおいて制御装置と
してのコンピュータ(CPU或いはMPU)が行ってい
る機能を実現すること、この機能実現のために、関係す
るデバイスを動作させるソフトウェアのプログラムコー
ドを制御装置に対して供給する記憶媒体も本発明の一部
をなす。このようなプログラムコードを記憶する記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、交換型ハー
ドディスク、ZIP、JAZZ等の磁気記録媒体、ミニ
ディスク、MO、DVD、CD−ROM等の光記録或い
は光磁気記録媒体、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROMカセット等を用いることができる。
【0195】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することで、上述した各実施の形態が実
現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュ
ータにおいて稼働しているオペレーティングシステム
(OS)或いは他のアプリケーションソフト等と共同し
て上述の各実施の形態が実現される場合にも、かかるプ
ログラムコードは、本発明に含まれる。さらに、供給さ
れたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボード
や、コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示
に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、そ
の処理によって上述した各実施の形態が実現される装置
或いはシステムも本発明に含まれる。
【0196】また、上述した各実施の形態では、本発明
を非接触型のデータキャリアに適用するものとしたが、
使用頻度がそれほど高くない用途においては必ずしもそ
の必要はなく、外部と接続する端子を有する従来型のデ
ータキャリアにおいて、高性能のCPUと多値メモリを
備えることにより、データキャリア側にインテリジェン
ト機能を持たせることができる。
【0197】ここで、上述した各実施の形態における多
値メモリ(データキャリアが備える多値メモリ)、及び
それに採用するデータの書込及び読出方法の一例につい
て説明する。
【0198】ここでの多値メモリは、制御ゲートと、少
なくとも3通りの異なる記憶状態を持たせることが可能
な電荷蓄積層とを有し、その少なくとも3通り以上の記
憶状態のうち、ある記憶状態を格納する多値メモリセル
であり、例えば、EEPROM(フラッシュEEPRO
M)を用いている。
【0199】そこで、まず、EEPROMについて説明
すると、該EEPROMは、図20に示すようなメモリ
セル900を複数配列した構成としている。メモリセル
900は、上記図20に示すように、p型シリコン基板
901の表面領域にn型不純物拡散層からなるドレイン
(一対の不純物拡散層)902及びソース903が各々
形成され、これらの間がチャネル領域904となった構
成としている。そして、チャネル領域904の上に、厚
さ10nm程度のSiO2 膜からなるトンネル絶縁膜9
05が形成され、その上に、低抵抗ポリシリコンからな
る浮遊ゲート(電荷蓄積層)913、層間絶縁膜90
6、及び低抵抗ポリシリコンからなる制御ゲート910
が順次形成されている。また、ドレイン902にはビッ
ト線911が接続され、ソース903にはソース線91
2が接続されている。
【0200】このような構成のメモリセル900を有す
るEEPROMに、例えば、”00”〜”11”の4値
のデータを書き込む場合について説明する。
【0201】対象メモリセルに”11”を書き込む場
合、選択されたビット線911を接地し、ソース線91
2を開放し、選択された制御ゲート(ワード線)910
に10〜15V程度のパルス電圧を印加する。これによ
り、対象メモリセルの浮遊ゲート913に電圧が誘起さ
れ、この浮遊ゲート913とドレイン902の電圧差に
応じて、ファウラーノルドハイムトンネリングにより、
浮遊ゲート913に所定量の電荷が注入されることにな
る。そして、対象メモリセルの閾値が7V程度に上昇す
る。この状態を”11”とする。このとき、対象メモリ
セル以外の他のメモリセルのビット線に3V程度の電圧
を印加しておくことで、他のメモリセルでは、ファウラ
ーノルドハイムトンネリングが起こらず、したがって、
他のメモリセルでは、データの書込みは行われない。
【0202】また、同様にして、対象メモリセルに”1
0”を書き込む場合、選択されたビット線911を接地
し、ソース線912を開放し、選択された制御ゲート
(ワード線)910に1V程度のパルス電圧を印加す
る。これにより、対象メモリの閾値が5V程度に上昇す
る。この状態を”10”とする。また、同様にして、対
象メモリセルに”01”を書き込む場合、選択されたビ
ット線911を接地し、ソース線912を開放し、選択
された制御ゲート(ワード線)910に2V程度のパル
ス電圧を印加する。これにより、対象メモリの閾値が3
V程度に上昇する。この状態を”01”とする。また、
同様にして、対象メモリセルに”00”を書き込む場
合、選択されたビット線911を接地し、ソース線91
2を開放し、選択された制御ゲート(ワード線)910
に3V程度のパルス電圧を印加する。これにより、対象
メモリの閾値が1V程度に上昇する。このときの状態
は、初期の閾値(消去レベル)から殆ど変化していない
状態である。この状態を”00”とする。
【0203】一方、上述のようにして、メモリセルへの
データの書込みが行われるEEPROMにおけるデータ
の読み出しは、次のようにして行われる。
【0204】例えば、図21に示すように、先ず、メモ
リセルに記憶された記憶情報の上位ビットが”0”と”
1”の何れかであるかを判別する。具体的には、ドレイ
ン及びソースと、制御ゲート電極とに5V程度の電圧を
印加する(ステップS201)。そして、ドレイン電流
をセンスアップで検出し、閾値電圧Vr (メモリセルに
流れる電流)と、比較トランジスタTr 1の閾値電圧
(比較トランジスタTr 1に流れる電流)との大小を判
別する(ステップS202)。この判別の結果、閾値電
圧Vr が比較トランジスタTr 1の閾値電圧より大きい
場合には、上位ビットが”1”である判定され、逆に閾
値電圧Vr が比較トランジスタTr 1の閾値電圧より小
さい場合には、上位ビットが”0”である判定される。
【0205】次に、ステップS202の判別の結果、閾
値電圧Vr が比較トランジスタTr1の閾値電圧より大
きいと判定された場合(上位ビットが”1”)、ステッ
プS201及びS202と同様に、閾値電圧Vr と比較
トランジスタTr 2の閾値電圧の大小を判別する(ステ
ップS203)。この比較の結果、閾値電圧Vr が比較
トランジスタTr 2の閾値電圧より大きい場合、メモリ
セルに記憶された情報は”11”である判定され(ステ
ップS205)、逆に閾値電圧Vr が比較トランジスタ
r 2の閾値電圧より小さい場合、メモリセルに記憶さ
れた情報は”10”であると判定され(ステップS20
6)、その判定された記憶情報がメモリセルから読み出
されることになる。
【0206】また、ステップS202の判別の結果、閾
値電圧Vr が比較トランジスタTr1の閾値電圧より小
さいと判定された場合(上位ビットが”0”)も同様
に、閾値電圧Vr と比較トランジスタTr 3の閾値電圧
の大小を判別する(ステップS204)。この比較の結
果、閾値電圧Vr が比較トランジスタTr 3の閾値電圧
より大きい場合、メモリセルに記憶された情報は”0
1”である判定され(ステップS207)、逆に閾値電
圧Vr が比較トランジスタTr 3の閾値電圧より小さい
場合、メモリセルに記憶された情報は”00”であると
判定され(ステップS208)、その判定された記憶情
報がメモリセルから読み出されることになる。
【0207】上述のようにしてデータの書込み及び読み
出しが行われるEEPROMを、上述した各実施の形態
における多値メモリに用いた場合、その多値メモリ20
3のメモリセルへのデータの書込み及び読み出しは、次
のようにして行われる。
【0208】例えば、上記図8に示した非接触型のデー
タキャリア200において、CPU202に多値メモリ
203のデータを書き換える機能を持たせる。CPU2
02は、内蔵アンテナ204で受信された書換指令命令
信号を多値メモリ203に与えることで、多値メモリ2
03のデータを書き換える。
【0209】また、接触型のデータキャリアの場合、例
えば、上記図8に示したデータキャリア200の構成
を、図22に示すように、内蔵アンテナ204の代わり
に接点部分204’を設けた構成とし、この接点部分2
04’を、外部装置の一部に接触させ、該外部装置との
情報の送受信を行うようにする。そして、接点部分20
4’を介して、多値メモリ203のデータを書き換える
ようにする。すなわち、上述の非接触型のデータキャリ
アの場合と同様に、CPU202に多値メモリ203の
データを書き換える機能を持たせ、CPU202は、接
点部分204’を介して供給された外部装置からの書換
指令命令信号を多値メモリ203に与えることで、多値
メモリ203のデータを書き換える。
【0210】一方、多値メモリ203のメモリセルから
データを読み出す場合、この場合も上述のデータ書込み
と同様に、例えば、上記図8に示した非接触型のデータ
キャリア200において、CPU202に多値メモリ2
03のデータを読み出す機能を持たせる。CPU202
は、内蔵アンテナ204で受信された読出指令命令信号
を多値メモリ203に与えることで、多値メモリ203
のデータを読み出す。また、上記図22に示したような
接触型のデータキャリアの場合も同様に、CPU202
に多値メモリ203のデータを読み出す機能を持たせ、
CPU202は、接点部分204’を介して供給された
外部装置からの読出指令命令信号を多値メモリ203に
与えることで、多値メモリ203のデータを読み出す。
【0211】上述のように、上述の各実施の形態におけ
る非接触型のデータキャリアにおいて、その多値メモリ
を上述のEEPROMで構成して、多値メモリのデータ
書込及び読出を行うことができる。また、上記図22に
示したように、外部装置の一部に接触させてデータの送
受信を行う接点部分を設けることで、上記データキャリ
アを接触型のデータキャリアとして機能させることがで
きる。
【0212】また、上記多値メモリとしては、上述した
ようなEEPROMに限らず、例えば、FRAMを用い
るようにしてもよい。例えば、特開平8−180673
号、特開平7−122661号、特開平5−28773
号、特開平5−28774号、及び特開平8−1243
78号等に記載されているような、多値データを記憶す
ることができる不揮発性強誘電体メモリを、上記多値メ
モリに用いるようにしてもよい。
【0213】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の観
点によれば、電波を受信するアンテナと、該アンテナで
外部からの電波情報を受信して電磁誘導により必要な電
力と情報を得ると共に、処理結果の発信を行う情報通信
手段と、処理に必要な少なくともデータ及びプログラム
の何れかを格納した多値メモリと、上記情報通信手段で
受け取られた情報及び上記多値メモリの記憶内容に基づ
いて外部に対する処理を行う制御部とを備えたデータキ
ャリア(非接触型又は接触型データキャリア)が提供さ
れる。このデータキャリアでは、多値メモリとCPUを
備えることにより、データキャリア側での処理能力が向
上し、システムの分散処理化、インテリジェント化をす
すめることができる。
【0214】本発明の第2の観点によれば、外部の読み
取り機から送信される電波をコイルにより受信して動作
電力を生成する生成手段と、該生成手段により所定量の
電力が生成されたことを検出して上記読み取り機に通知
する通知手段と、該通知手段による通知が行われた後で
上記読み取り機からの電波の送信が中断され、その後電
波の送信が再開されたときに、上記コイルに誘起される
電流の向きに基いてカード本体の表裏を判定する判定手
段と、該判定手段によりカード本体の向きが表面側であ
ると判定されたときに動作する第1の機能手段と、上記
判定手段によりカード本体の向きが裏面側であると判定
されたときに動作する第2の機能手段とを備えたデータ
キャリア(非接触型又は接触型データキャリア)が提供
される。このデータキャリアでは、相互に独立的に動作
可能な2つの機能を1枚のデータキャリアに持たせるこ
とができ、高密度化、軽量化、低コスト化に有利であ
る。
【0215】本発明の第3の観点によれば、ゲームの進
行上必要なデータの送受を行う第1の制御装置を備えた
本体と、各々が上記本体との間で上記データの相互転送
及び駆動電力の授受を行い、上記本体からの信号により
内部の動作制御を行う第2の制御装置及び識別情報を含
む情報を記憶した多値メモリを有するデータキャリア
(非接触型又は接触型データキャリア)を含むゲーム用
の部品とを備えたゲーム装置が提供される。このゲーム
装置では、各駒にデータキャリアを設けることで、装置
本体は、各駒に関する正確な情報を得ることができ、ま
た、各駒を制御することもできる。
【0216】本発明の第4の観点によれば、ゲーム装置
本体と、該ゲーム装置本体の上面に設けられ所定位置が
割り当てられたゲーム盤と、該ゲーム盤上に載置される
複数の駒とを備え、該複数の駒の各々にデータキャリア
(非接触型又は接触型データキャリア)が組み込まれ、
このデータキャリアは、駒の識別情報を含む情報を記憶
したキャリア側記憶手段と、上記ゲーム装置本体からの
電波信号により上記データキャリア内部の動作制御を行
うデータキャリア側制御手段とを備え、上記ゲーム装置
本体は、上記盤上の所定位置に載置された各駒との伝送
を行う複数の伝送手段と、該複数の伝送手段の伝送状態
を検出する検出手段と、該各検出手段の検出結果により
駒の存在位置を検出すると共に、装置全体の動作制御を
行う装置側制御手段と、該装置側制御手段で検出された
駒の存在位置を記憶する装置側記憶手段とを備えたゲー
ム装置が提供される。このゲーム装置では、盤上に存在
する各駒の識別情報及び位置情報を装置本体で記憶する
ため、したがって、ゲームの進行に伴った駒の動きを記
録として残すことができる。
【0217】本発明の第5の観点によれば、装置全体の
制御を行う装置側制御手段を備えた装置本体と、該装置
本体と相互通信及び駆動電力の伝送を行うデータキャリ
ア(非接触型又は接触型データキャリア)を内蔵し、異
なる価値が割り当てられた複数の駒とを備え、該複数の
駒から対戦者が各々選択した駒の価値に基づいて勝敗を
決定するゲーム装置が提供される。
【0218】本発明の第6の観点によれば、装置本体
と、異なるポイント数が各々割り当てられ、上記装置本
体と相互通信及び駆動電力の伝送が行われるデータキャ
リア(非接触型又は接触型データキャリア)を各々備え
た複数の小遊技体とを備え、該複数の小遊技体のうち任
意に選択された小遊技体に対して所定の条件下で外部よ
り変化が与えられた場合に、上記装置本体によりポイン
ト数が加算されるゲーム装置が提供される。
【0219】本発明の第7の観点によれば、ゲーム装置
本体と、該ゲーム装置本体の上面に設けられ、所定位置
が割り当てられたゲーム盤と、該ゲーム盤上に載置され
る複数の駒を備え、該複数の駒の各々にデータキャリア
(非接触型又は接触型データキャリア)が組み込まれ、
このデータキャリアは、駒の識別情報を含む情報を記憶
したキャリア側記憶手段と、第1及び第2の機能手段
と、上記ゲーム装置本体からの電波信号により駒の表裏
を判定し、この判定結果に応じて上記第1及び第2の機
能手段の何れかを作動させるデータキャリア側制御手段
とを備え、上記ゲーム装置本体は、上記盤上の所定位置
に載置された各駒との伝送を行う複数の伝送手段と、該
複数の伝送手段の伝送状態を検出する検出手段と、該各
検出手段の検出結果により駒の存在位置を検出すると共
に、上記各駒から伝送された駒の表裏に応じた情報に基
づいて装置全体の動作制御を行う装置側制御手段と、該
装置側制御手段で検出された駒の存在位置を記憶する装
置側記憶手段とを備えたゲーム装置が提供される。この
ゲーム装置では、駒の位置だけでなく表裏も検出できる
ため、駒を反転させるオセロゲーム等に適する。
【0220】本発明の第8の観点によれば、外部から情
報を受け取る情報受け取り部と、処理に必要な少なくと
もデータ及びプログラムの何れかを格納した多値メモリ
と、上記情報受け取り部で受け取られた情報及び上記多
値メモリの記憶内容に基づいて処理を行う制御部とを備
えたデータキャリア(非接触型又は接触型データキャリ
ア)が提供される。
【0221】本発明の第9の観点によれば、読み取り機
とデータキャリア(非接触型又は接触型データキャリ
ア)の間で情報の送受信を行う情報通信方法であって、
上記読み取り機から電波を送信する第1の処理と、上記
読み取り機から送信される電波をコイルにより受信して
データキャリアの動作電力を生成する第2の処理と、上
記動作電力生成手段により所定量の電力が生成されたこ
とを検出して上記読み取り機に通知する第3の処理と、
上記所定量の電力が生成された旨の通知が行われたとき
に前記読み取り機からの電波の送信を中断する第4の処
理と、上記電波の送信を中断してから所定時間が経過し
たときに電波の送信を再開する第5の処理と、上記電波
の送信が再開されたときに上記コイルに誘起される電流
の向きに基いてカード本体の表裏を判定する第6の処理
と、該第6の処理によりカード本体の向きが表面側であ
ると判定されたときにデータキャリアに設けられている
第1の機能を動作させる第7の処理と、上記第6の処理
によりカード本体の向きが裏面側であると判定されたと
きにデータキャリアに設けられている第2の機能を動作
させる第8の処理とを含む情報通信方法が提供される。
この方法により、表裏判定に応じた異なる機能の処理を
確実に行うことができる。
【0222】本発明の第10の観点によれば、外部から
情報を受け取る情報受け取り部と、処理に必要な少なく
ともデータ及びプログラムの何れかを格納した多値メモ
リと、上記情報受け取り部で受け取られた情報及び上記
多値メモリの記憶内容に基づいて外部に対する処理を行
う制御部とを備えたデータキャリア(非接触型又は接触
型データキャリア)と、該データキャリアに対して必要
な情報を電波で送信すると共に上記データキャリアから
送信された電波を受信して処理を行う読み取り装置を備
えた情報通信システムが提供される。
【0223】本発明の第11の観点によれば、第1及び
第2のゲートと、該第1及び第2のゲートを走行し、情
報を含む電波を発する質問機を搭載した搬送物体と、上
記第1及び第2のゲート間を仕切る区画壁と、該区画壁
中に埋設され、上記質問機から発せられた到来電波を受
信して上記第1のゲート側及び第2のゲート側の何れか
の側であるかを検出し、上記第1のゲート側か前記第2
のゲート側かの何れかによって少なくとも当該側のゲー
トの開閉処理を行わせる制御部を含むデータキャリア
(非接触型又は接触型データキャリア)とを備え、上記
ゲートを走行する搬送物体の種類に応じた処理を行う自
動走行制御システムが提供される。
【0224】本発明の第12の観点によれば、ゲーム装
置本体と、該ゲーム装置本体の上面に設けられ、所定位
置が割り当てられたゲーム盤と、該ゲーム盤上に載置さ
れ、各々にデータキャリア(非接触型又は接触型データ
キャリア)が組み込まれた複数の駒よりなり、上記ゲー
ム装置本体は盤上の駒との間の情報伝送を行う伝送手段
と、上記伝送状態を検出する検出手段とを備え、上記デ
ータキャリアは、上記駒の識別情報を含む情報を記憶し
たキャリア側記憶手段と、上記ゲーム装置本体からの電
波信号により上記データキャリア内部の動作制御を行う
データキャリア側制御手段とを備えたゲーム装置に対し
て、上記ゲーム装置本体と上記データキャリア間の制御
を行わせるプログラムコードを記憶した記憶媒体であっ
て、上記検出手段の検出結果により駒の存在位置を検出
する第1の処理を行う第1のコード手段と、駒の存在位
置を装置側記憶手段に記憶させる第2の処理を行う第2
のコード手段と、上記伝送手段に上記盤上の所定位置に
載置された各駒との間で伝送を行う第3のコード手段と
を記憶した記憶媒体が提供される。
【0225】本発明の第13の観点によれば、ゲーム装
置本体と、該ゲーム装置本体の上面に設けられ、所定位
置が割り当てられたゲーム盤と、該ゲーム盤上に載置さ
れ、各々にデータキャリア(非接触型又は接触型データ
キャリア)が組み込まれた複数の駒を備え、上記ゲーム
装置本体は、盤上の駒との間の情報伝送を行う伝送手段
と、上記伝送状態を検出する検出手段とを備え、上記デ
ータキャリアは、上記駒の識別情報及び表裏情報を含む
情報を記憶したキャリア側記憶手段と、上記ゲーム装置
本体からの電波信号により上記データキャリアの表裏を
判定する判定手段と、該判定手段による判定結果に従っ
て表裏に応じた機能を選択して内部の動作制御を行うデ
ータキャリア側制御手段とを備えたゲーム装置に対し
て、上記ゲーム装置本体と上記データキャリア間の制御
を行わせるプログラムコードを記憶した記憶媒体であっ
て、上記検出手段の検出結果により駒の存在位置を検出
する第1の処理を行う第1のコード手段と、駒の存在位
置を装置側記憶手段に記憶させる第2の処理を行う第2
のコード手段と、上記伝送手段に上記盤上の所定位置に
載置された各駒との間で表裏に応じた機能の実行結果の
伝送を行う第3のコード手段とを記憶した記憶媒体が提
供される。
【0226】本発明の第14の観点によれば、コンピュ
ータにデータキャリア読み取り機とデータキャリア(非
接触型又は接触型データキャリア)の間で情報の送受信
を行わせるプログラムコードを記憶した記憶媒体であっ
て、上記データキャリア読み取り機から電波を送信する
第1の処理を行う第1のコード手段と、上記データキャ
リア読み取り機から送信される電波をコイルにより受信
してデータキャリアの動作電力を生成する第2の処理を
行う第2のコード手段と、上記動作電力生成手段により
所定量の電力が生成されたことを検出して上記データキ
ャリア読み取り機に通知する第3の処理を行う第3のコ
ード手段と、上記所定量の電力が生成された旨の通知が
行われたときに上記データキャリア読み取り機からの電
波の送信を中断する第4の処理を行う第4のコード手段
と、上記電波の送信を中断してから所定時間が経過した
ときに電波の送信を再開する第5の処理を行う第5のコ
ード手段と、上記電波の送信が再開されたときに上記コ
イルに誘起される電流の向きに基いてデータキャリアの
表裏を判定する第6の処理を行う第6のコード手段と、
該第6の処理によりデータキャリア本体の向きが表面側
であると判定されたときに上記データキャリアに設けら
れている第1の機能を動作させる第7の処理を行う第7
のコード手段と、上記第6の処理によりデータキャリア
の向きが裏面側であると判定されたときに上記データキ
ャリアに設けられている第2の機能を動作させる第8の
処理を行う第8のコード手段とを記憶した記憶媒体が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
データキャリアの構成を示すブロック図である。
【図2】上記データキャリアの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】読み取り機に対するデータキャリアの表裏によ
り異なる機能を実行する様子(表面の場合)を説明する
ための図である。
【図4】読み取り機に対するデータキャリアの表裏によ
り異なる機能を実行する様子(裏面の場合)を説明する
ための図である。
【図5】上記データキャリアのより詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図6】上記データキャリアにおける特性図である。
【図7】上記データキャリアのより詳細な構成の変形例
を説明するためのブロック図である。
【図8】第2の実施の形態において、本発明を適用した
データキャリアの構成を示すブロック図である。
【図9】上記データキャリアを用いたゲーム装置の斜視
図である。
【図10】上記ゲーム装置における動作を説明するため
のフローチャートである。
【図11】第3の実施の形態において、本発明を適用し
たデータキャリアの構成を示すブロック図である。
【図12】上記データキャリアの外観を示す斜視図であ
る。
【図13】第4の実施の形態において、本発明を適用し
たデータキャリアの構成を示すブロック図である。
【図14】上記データキャリアの外観を示す斜視図であ
る。
【図15】第5の実施の形態において、本発明を適用し
たゲーム装置の概略構成を示すブロック図である。
【図16】第6の実施の形態において、本発明を適用し
たゲーム装置の概略構成を示すブロック図である。
【図17】第7の実施の形態において、本発明を適用し
たゲーム装置の概略構成を示すブロック図である。
【図18】上記ゲーム装置で用いられるデータキャリア
の構成の一例を示すブロック図である。
【図19】第8の実施の形態において、非接触型データ
キャリアを搬送ロボットの自動走行制御システムに用い
たシステムの概略構成を説明するための図である。
【図20】多値メモリとしてEEPROMを用いた場合
の、該EEPROMの構成を説明するための図である。
【図21】上記EEPROMにおけるデータの読出方法
を説明するためのフローチャートである。
【図22】本発明を接触型のデータキャリアに適用した
場合の、該データキャリアの構成を示すブロック図であ
る。
【図23】従来の非接触型ICカードを用いた情報収集
システムの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 非接触型キャリアカード 2 アンテナ回路 3 動作電力生成手段 4 電力生成通知手段 5 裏表判定手段 6 第1の機能手段 7 第2の機能手段 10 カード読取機 20、21 電波 L コイル C コンデンサ S1 充電完了信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 5/00 G06K 19/00 H

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を受信するアンテナと、 上記アンテナで外部からの電波情報を受信して電磁誘導
    により必要な電力と情報を得ると共に、処理結果の発信
    を行う情報通信手段と、 多値メモリと、 上記情報通信手段で受け取られた情報及び上記多値メモ
    リの記憶内容に基づいて、外部に対する処理を行う制御
    部とを備えることを特徴とするデータキャリア。
  2. 【請求項2】 上記情報通信手段は、共振回路と、この
    共振により得られた電力を出力する動作電力生成手段と
    を含むことを特徴とする請求項1記載のデータキャリ
    ア。
  3. 【請求項3】 上記多値メモリは、ゲームの進行上必要
    な情報を格納することを特徴とする請求項1記載のデー
    タキャリア。
  4. 【請求項4】 外部の読み取り機から送信される電波を
    コイルにより受信して動作電力を生成する生成手段と、 上記生成手段により所定量の電力が生成されたことを検
    出して上記読み取り機に通知する通知手段と、 上記通知手段による通知が行われた後で上記読み取り機
    からの電波の送信が中断され、その後電波の送信が再開
    されたときに、上記コイルに誘起される電流の向きに基
    づいてカード本体の表裏を判定する判定手段と、 上記判定手段によりカード本体の向きが表面側であると
    判定されたときに動作する第1の機能手段と、 上記判定手段によりカード本体の向きが裏面側であると
    判定されたときに動作する第2の機能手段とを備えるこ
    とを特徴とするデータキャリア。
  5. 【請求項5】 識別と上記第1及び第2の機能実現のた
    めに必要なデータを保持するメモリをさらに備えたこと
    を特徴とする請求項4記載のデータキャリア。
  6. 【請求項6】 上記判定手段は、上記電流の向きを判定
    する電流判定回路、及びこの電流の向きに応じて表裏を
    判定する表裏判定回路を含むことを特徴とする請求項4
    記載のデータキャリア。
  7. 【請求項7】 上記第1及び第2の機能手段は、CPU
    の一部をなすことを特徴とする請求項4記載のデータキ
    ャリア。
  8. 【請求項8】 上記第1及び第2の機能手段と上記表裏
    判定手段は、CPUの一部をなすことを特徴とする請求
    項4記載のデータキャリア。
  9. 【請求項9】 ゲーム用の複数の駒に各々組み込まれた
    データキャリアであることを特徴とする請求項4記載の
    データキャリア。
  10. 【請求項10】 ゲーム用の複数の駒に各々組み込まれ
    たデータキャリアであって、識別と上記第1及び第2の
    機能実現のために必要なデータを保持するメモリをさら
    に備え、 上記メモリは、組み込まれた駒の識別情報を保持するこ
    とを特徴とする請求項4記載のデータキャリア。
  11. 【請求項11】 ゲームの進行上必要なデータの送受を
    行う第1の制御装置を備えた本体と、 各々が上記本体との間で上記データの相互転送および駆
    動電力の授受を行い、上記本体からの信号により内部の
    動作制御を行う第2の制御装置、及び識別情報を含む情
    報を記憶した多値メモリを有するデータキャリアを含む
    ゲーム用の部品とを備えることを特徴とするゲーム装
    置。
  12. 【請求項12】 上記ゲーム用部品は、カード状をなす
    ことを特徴とする請求項11記載のゲーム装置。
  13. 【請求項13】 上記ゲーム用部品は、ブロック状の複
    数の駒を含むことを特徴とする請求項11記載のゲーム
    装置。
  14. 【請求項14】 上記データキャリアは、上記第2の制
    御手段の制御に従って発光する少なくとも1つの発光手
    段を含むことを特徴とする請求項11記載のゲーム装
    置。
  15. 【請求項15】 上記データキャリアは、上記第2の制
    御手段の制御に従って表示を行う表示手段を含むことを
    特徴とする請求項11記載のゲーム装置。
  16. 【請求項16】 上記本体は、装置全体の動作制御を行
    う装置側制御手段と、カードが載置される載置手段とを
    含み、 上記装置側制御手段は、上記載置手段におけるカードの
    載置範囲を、上記装置本体とタグ間の伝送可能範囲と等
    価とすることを特徴とする請求項11記載のゲーム装
    置。
  17. 【請求項17】 上記本体は、カードからの電波信号に
    より得られた情報を外部出力する出力手段を含むことを
    特徴とする請求項16記載のゲーム装置。
  18. 【請求項18】 カードを獲得する数を競うゲームであ
    ることを特徴とする請求項12記載のゲーム装置。
  19. 【請求項19】 ゲーム装置本体と、 上記ゲーム装置本体の上面に設けられ、所定位置が割り
    当てられたゲーム盤と、 上記ゲーム盤上に載置される複数の駒とを備えるゲーム
    装置であって、 上記複数の駒の各々にはデータキャリアが組み込まれ、 上記データキャリアは、駒の識別情報を含む情報を記憶
    したキャリア側記憶手段と、上記ゲーム装置本体からの
    電波信号により上記データキャリア内部の動作制御を行
    うデータキャリア側制御手段とを含み、 上記ゲーム装置本体は、上記盤上の所定位置に載置され
    た各駒との伝送を行う複数の伝送手段と、上記複数の伝
    送手段の伝送状態を検出する検出手段と、上記各検出手
    段の検出結果により駒の存在位置を検出すると共に装置
    全体の動作制御を行う装置側制御手段と、上記装置側制
    御手段で検出された駒の存在位置を記憶する装置側記憶
    手段とを含むことを特徴とするゲーム装置。
  20. 【請求項20】 上記装置側制御手段は、上記伝送手段
    が設けられた所定位置範囲を、上記伝送手段と上記デー
    タキャリア間の伝送可能範囲と等価とすることを特徴と
    する請求項19記載のゲーム装置。
  21. 【請求項21】 上記装置側制御手段の制御に従った情
    報を外部出力する出力手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項19記載のゲーム装置。
  22. 【請求項22】 上記データキャリア側制御手段の制御
    に従って発光する少なくとも1つの発光手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項19記載のゲーム装置。
  23. 【請求項23】 上記ゲーム盤は、その上面に囲碁、将
    棋、チェス及びオセロの少なくとも何れかを行うための
    升目が形成されたものを含むことを特徴とする請求項1
    9記載のゲーム装置。
  24. 【請求項24】 装置全体の制御を行う装置側制御手段
    を備えた装置本体と、 上記装置本体と相互通信及び駆動電力の伝送を行うデー
    タキャリアを内蔵し、異なる価値が割り当てられた複数
    の駒とを備え、 上記複数の駒から対戦者が各々選択した駒の価値に基づ
    いて勝敗を決定することを特徴とするゲーム装置。
  25. 【請求項25】 上記データキャリアは、対応する駒に
    割り当てられた階級情報を含む情報を記憶したデータキ
    ャリア側記憶手段と、上記装置本体からの電波信号によ
    りタグ内部の動作制御を行うデータキャリア側制御手段
    とを含み、 上記装置本体は、選択された駒が載置される少なくとも
    2つの載置手段と、上記載置手段に設けられ上記載置手
    段に載置された駒のデータキャリアとの伝送を行う伝送
    手段とを含み、 上記装置側制御手段は、上記伝送手段からの電波信号に
    より駒の勝敗を判定することを特徴とする請求項24記
    載のゲーム装置。
  26. 【請求項26】 上記装置側制御手段は、上記載置手段
    における駒の載置範囲を、上記伝送手段と駒間の伝送可
    能範囲と等価とすることを特徴とする請求項25記載の
    ゲーム装置。
  27. 【請求項27】 上記装置本体は、上記装置側制御手段
    の制御に従った情報を外部出力する出力手段を含むこと
    を特徴とする請求項24記載のゲーム装置。
  28. 【請求項28】 上記データキャリアは、上記データキ
    ャリア側制御手段の制御に従って発光する少なくとも1
    つの発光手段を含むことを特徴とする請求項24記載の
    ゲーム装置。
  29. 【請求項29】 装置本体と、 異なるポイント数がそれぞれ割り当てられ、上記装置本
    体と相互通信および駆動電力の伝送が行われるデータキ
    ャリアを各々備えた複数の小遊技体とを備え、 上記複数の小遊技体のうち任意に選択された小遊技体に
    対して、所定の条件下で外部より変化が与えられた場合
    に、上記装置本体によりポイント数が加算されることを
    特徴とするゲーム装置。
  30. 【請求項30】 上記データキャリアは、対応する小遊
    技体に割り当てられたポイント数情報及び識別情報を含
    む情報を記憶したタグ側記憶手段と、外部から変化が与
    えられたことを検知する検知手段と、上記装置本体から
    の電波信号によりデータキャリア内部の動作制御を行う
    データキャリア側制御手段とを含むことを特徴とする請
    求項29記載のゲーム装置。
  31. 【請求項31】 上記データキャリアは、上記データキ
    ャリア側制御手段の制御に従って発光する少なくとも1
    つの発光手段を含むことを特徴とする請求項29記載の
    ゲーム装置。
  32. 【請求項32】 上記装置本体は、装置全体の動作制御
    を行う装置側制御手段と、上記小遊技体が載置される載
    置手段とを含み、 上記装置側制御手段は、上記載置手段における上記複数
    の小遊技体の載置範囲を、上記装置本体とタグ間の伝送
    可能範囲と等価とすることを特徴とする請求項29記載
    のゲーム装置。
  33. 【請求項33】 上記装置本体は、小遊技体からの電波
    信号により得られた情報を外部出力する出力手段を含む
    ことを特徴とする請求項29記載のゲーム装置。
  34. 【請求項34】 上記検知手段は、対応する小遊技体が
    外部より接触されたことを、外部より与えられた変化と
    して認識することを特徴とする請求項29記載のゲーム
    装置。
  35. 【請求項35】 上記データキャリアは、上記データキ
    ャリア側制御手段の制御に従って駆動する駆動手段を含
    むことを特徴とする請求項29記載のゲーム装置。
  36. 【請求項36】 モグラ叩きのゲーム装置であることを
    特徴とする請求項29記載のゲーム装置。
  37. 【請求項37】 ゲーム装置本体と、 上記ゲーム装置本体の上面に設けられ、所定位置が割り
    当てられたゲーム盤と、 上記ゲーム盤上に載置される複数の駒を備えるゲーム装
    置であって、 上記複数の駒の各々にはデータキャリアが組み込まれ、 上記データキャリアは、駒の識別情報を含む情報を記憶
    したキャリア側記憶手段と、第1及び第2の機能手段
    と、上記ゲーム装置本体からの電波信号により駒の表裏
    を判定し、この判定結果に応じて上記第1及び第2の機
    能手段のいずれかを作動させるデータキャリア側制御手
    段とを含み、 上記ゲーム装置本体は、上記盤上の所定位置に載置され
    た各駒との伝送を行う複数の伝送手段と、上記複数の伝
    送手段の伝送状態を検出する検出手段と、上記各検出手
    段の検出結果により駒の存在位置を検出すると共に、上
    記各駒から伝送された駒の表裏に応じた情報に基づいて
    装置全体の動作制御を行う装置側制御手段と、上記装置
    側制御手段で検出された駒の存在位置を記憶する装置側
    記憶手段とを含むことを特徴とするゲーム装置。
  38. 【請求項38】 上記装置側制御手段は、上記伝送手段
    が配設された所定位置範囲を、上記伝送手段と上記デー
    タキャリアの間の伝送可能範囲に設定することを特徴と
    する請求項37記載のゲーム装置。
  39. 【請求項39】 上記ゲーム装置本体は、上記装置側制
    御手段の制御に従った情報を外部に出力する出力手段を
    含むことを特徴とする請求項37記載のゲーム装置。
  40. 【請求項40】 上記各駒は、上記カード側制御手段の
    制御に従って発光する少なくとも1つの発光手段を含む
    ことを特徴とする請求項37記載のゲーム装置。
  41. 【請求項41】 少なくとも将棋及びオセロのゲーム装
    置の何れかのゲーム装置であるであることを特徴とする
    請求項37記載のゲーム装置。
  42. 【請求項42】 外部から情報を受け取る情報受け取り
    部と、 処理に必要な少なくともデータ及びプログラムの何れか
    を格納した多値メモリと、 上記情報受け取り部で受け取られた情報及び上記多値メ
    モリの記憶内容に基づいて処理を行う制御部とを備える
    ことを特徴とするデータキャリア。
  43. 【請求項43】 読み取り機とデータキャリアの間で情
    報の送受信を行う情報通信方法であって、 上記読み取り機から電波を送信する第1の処理と、 上記読み取り機から送信される電波をコイルにより受信
    してデータキャリアの動作電力を生成する第2の処理
    と、 上記動作電力生成手段により所定量の電力が生成された
    ことを検出して上記読み取り機に通知する第3の処理
    と、 上記所定量の電力が生成された旨の通知が行われたとき
    に上記読み取り機からの電波の送信を中断する第4の処
    理と、 上記電波の送信を中断してから所定時間が経過したとき
    に電波の送信を再開する第5の処理と、 上記電波の送信が再開されたときに、上記コイルに誘起
    される電流の向きに基いてカード本体の表裏を判定する
    第6の処理と、 上記第6の処理によりカード本体の向きが表面側である
    と判定されたときに、データキャリアに設けられている
    第1の機能を動作させる第7の処理と、 上記第6の処理によりカード本体の向きが裏面側である
    と判定されたときに、データキャリアに設けられている
    第2の機能を動作させる第8の処理とを含むことを特徴
    とする情報通信方法。
  44. 【請求項44】 外部から情報を受け取る情報受け取り
    部と、多値メモリと、上記情報受け取り部で受け取られ
    た情報及び上記多値メモリの記憶内容に基づいて外部に
    対する処理を行う制御部とを備えたデータキャリアと、 上記データキャリアに対して必要な情報を電波で送信す
    ると共に、上記データキャリアから送信された電波を受
    信して処理を行う読み取り装置とを含むことを特徴とす
    る情報通信システム。
  45. 【請求項45】 上記データキャリアの情報受け取り部
    は、アンテナと、上記アンテナで受信された、外部で発
    せられた電波による電磁誘導で必要な電力及び情報を得
    る受信手段とを含むことを特徴とする請求項44記載の
    情報通信システム。
  46. 【請求項46】 上記受信手段は、共振回路と、この共
    振により得られた電力を出力する動作電力生成手段とを
    含むことを特徴とする請求項45記載の情報通信システ
    ム。
  47. 【請求項47】 上記多値メモリは、上記データキャリ
    アの携行者に関する個人データを格納することを特徴と
    する請求項44記載の情報通信システム。
  48. 【請求項48】 上記多値メモリは、上記データキャリ
    アと共に移動する物体に関する情報を格納することを特
    徴とする請求項44記載の情報通信システム。
  49. 【請求項49】 上記データキャリアは、上記受信手段
    との間の位置関係を検出する位置関係検出手段と、この
    位置関係検出手段による検出結果に応じた処理を行う機
    能選択手段とを含むことを特徴とする請求項45記載の
    情報通信システム。
  50. 【請求項50】 第1及び第2のゲートと、 上記第1及び第2のゲートを走行し、情報を含む電波を
    発する質問機を搭載した搬送物体と、 上記第1及び第2のゲート間を仕切る区画壁と、 上記区画壁中に埋設され、上記質問機から発せられた到
    来電波を受信して上記第1のゲート側及び第2のゲート
    側の何れの側であるかを検出し、上記第1のゲート側か
    上記第2のゲート側かの何れかによって、少なくとも当
    該側のゲートの開閉処理を行わせる制御部を含むデータ
    キャリアとを含み、 上記ゲートを走行する搬送物体の種類に応じた処理を行
    うことを特徴とする自動走行制御システム。
  51. 【請求項51】 ゲーム装置本体と、 上記ゲーム装置本体の上面に設けられ所定位置が割り当
    てられたゲーム盤と、 上記ゲーム盤上に載置され、各々にデータキャリアが組
    み込まれた複数の駒よりなり、上記ゲーム装置本体と盤
    上の駒の間の情報伝送を行う伝送手段と、 上記伝送状態を検出する検出手段とを備え、 上記データキャリアは、上記駒の識別情報を含む情報を
    記憶したキャリア側記憶手段と、上記ゲーム装置本体か
    らの電波信号により上記データキャリア内部の動作制御
    を行うデータキャリア側制御手段とを含むゲーム装置に
    対して、上記ゲーム装置本体と上記データキャリア間の
    制御を行わせるプログラムコードを記憶した記憶媒体で
    あって、 上記検出手段の検出結果により駒の存在位置を検出する
    第1の処理を行う第1のコード手段と、 駒の存在位置を装置側記憶手段に記憶させる第2の処理
    を行う第2のコード手段と、 上記伝送手段に上記盤上の所定位置に載置された各駒と
    の間で伝送を行う第3のコード手段とを記憶したことを
    特徴とする記憶媒体。
  52. 【請求項52】 ゲーム装置本体と、 上記ゲーム装置本体の上面に設けられ、所定位置が割り
    当てられたゲーム盤と、 上記ゲーム盤上に載置され、各々にデータキャリアが組
    み込まれた複数の駒を備え、 上記ゲーム装置本体は、盤上の駒との間の情報伝送を行
    う伝送手段と、上記伝送状態を検出する検出手段とを含
    み、 上記データキャリアは、上記駒の識別情報及び表裏情報
    を含む情報を記憶したキャリア側記憶手段と、上記ゲー
    ム装置本体からの電波信号により上記データキャリアの
    表裏を判定する判定手段と、上記判定手段による判定結
    果に従って表裏に応じた機能を選択して内部の動作制御
    を行うデータキャリア側制御手段とを含むゲーム装置に
    対して、上記ゲーム装置本体と上記データキャリア間の
    制御を行わせるプログラムコードを記憶した記憶媒体で
    あって、 上記検出手段の検出結果により駒の存在位置を検出する
    第1の処理を行う第1のコード手段と、 駒の存在位置を装置側記憶手段に記憶させる第2の処理
    を行う第2のコード手段と、 上記伝送手段に前記盤上の所定位置に載置された各駒と
    の間で表裏に応じた機能の実行結果の伝送を行う第3の
    コード手段とを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  53. 【請求項53】 データキャリア読み取り機とデータキ
    ャリアの間で情報の送受信を行わせるプログラムコード
    を、コンピュータが読出可能に記憶した記憶媒体であっ
    て、 上記データキャリア読み取り機から電波を送信する第1
    の処理を行う第1のコード手段と、 上記データキャリア読み取り機から送信される電波をコ
    イルにより受信して、データキャリアの動作電力を生成
    する第2の処理を行う第2のコード手段と、 上記動作電力生成手段により所定量の電力が生成された
    ことを検出して、上記データキャリア読み取り機に通知
    する第3の処理を行う第3のコード手段と、 上記所定量の電力が生成された旨の通知が行われたとき
    に、上記データキャリア読み取り機からの電波の送信を
    中断する第4の処理を行う第4のコード手段と、 上記電波の送信を中断してから所定時間が経過したとき
    に、電波の送信を再開する第5の処理を行う第5のコー
    ド手段と、 上記電波の送信が再開されたときに、上記コイルに誘起
    される電流の向きに基いてデータキャリアの表裏を判定
    する第6の処理を行う第6のコード手段と、 上記第6の処理によりデータキャリア本体の向きが表面
    側であると判定されたときに、上記データキャリアに設
    けられている第1の機能を動作させる第7の処理を行う
    第7のコード手段と、 上記第6の処理によりデータキャリアの向きが裏面側で
    あると判定されたときに、上記データキャリアに設けら
    れている第2の機能を動作させる第8の処理を行う第8
    のコード手段とを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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