JP2007143933A - 遊技媒体貸出装置及び遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法 - Google Patents

遊技媒体貸出装置及び遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体の利便性を向上させ、遊技者及び遊技店の双方の利益に資することができる遊技媒体貸出装置及び遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法を提供する。
【解決手段】本発明のカードユニット100は、残度数が価値付けられたカードを挿入するための挿入口110を有し、挿入口110から挿入されたカードをカード挿入検知部102aが検知し、この検知されたカードに価値付けられた残度数を読み取り、この読み取った残度数に基づいて遊技媒体を投出して遊技者に貸し出し、挿入されたカードをカード搬送路上のカード読み取り位置、及びカード貯留部107で複数保持し、カードユニット100内に保持される複数のカードそれぞれに価値付けられた残度数を合算し、この複数のカードのうちの一つに移行させて価値付ける有価価値移行手段を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有価価値が価値付けられた記録媒体(例えば、プリペイドカードや会員カードなどの遊技用カード)を挿入するための挿入口を有し、この挿入口から挿入された記録媒体を検知し、検知された記録媒体に価値付けられた有価価値の数量を読み取り、読み取った有価価値の数量に基づいて遊技媒体(例えば、パチンコ玉やメダル)を投出して遊技者に貸し出す遊技媒体貸出装置に関し、特に、挿入された記録媒体を効率よく補充・回収することを目的とする遊技媒体貸出装置に関する。
従来から、パチンコ遊技やスロット遊技などの遊技を提供する遊技システムにおいて、遊技者は、パチンコ台やスロット台などの遊技機ごとに配設されたパチンコ玉貸出機やメダル貸出機などの遊技媒体貸出装置からパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を借り受け、この遊技媒体を遊技機に挿入して遊技を行っている。
かかる遊技媒体貸出装置は、有価価値が価値付けられた記録媒体が挿入されると、価値付けられている有価価値の残度数を読み取り、この残度数に応じて遊技媒体を投出するが、遊技機と遊技機との間の限られたスペースに配設にされるため、記憶媒体を挿入するスペースや有価価値を読み出す機構を配置するスペースが制約を受ける。
ここで、例えば特許文献1には、上記制約を回避し、複数種類の記録媒体の読み取り及び所要の処理を1台の遊技媒体貸出装置で可能となるようにした遊技媒体貸出装置が開示されている。
特開2002−301260号公報
しかしながら、上記特許文献1に代表される従来技術では、遊技者は、複数の記録媒体を所持する場合に、価値付けられた有価価値を記録媒体ごとに使い切らないと残度数を0とすることができないため、少量の残度数が残った記録媒体を多数所持することとなりかねず、不便であった。また、遊技者が記録媒体を多数所持することによって、遊技店は、多くの記録媒体を発行することとなるため、記録媒体の発行コストが負担となっていた。
このことから、遊技者が複数の記録媒体を所持する場合に、この複数の記録媒体をいかにして効率よく使用させるかが極めて重要な課題になってきている。また、遊技者が所持する記録媒体を効率よく回収して発行数を抑制し、記録媒体の発行コストをいかに抑えるかが極めて重要な課題になってきている。
本発明は、上記問題点(課題)を解決するためになされたものであって、遊技者が複数の記録媒体を所持する場合に、この複数の記録媒体をいかにして効率よく使用させ、また、遊技者が所持する記録媒体を効率よく回収して発行数を抑制し、記録媒体の発行コストを抑え、もって記録媒体の利便性を向上させ、遊技者及び遊技店の双方の利益に資することができる遊技媒体貸出装置及び遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、記録媒体挿入口から挿入された記録媒体に価値付けられた有価価値に応じて遊技媒体の貸し出し処理を行う遊技媒体貸出装置において、前記記録媒体挿入口から挿入された前記記録媒体を複数保持する記録媒体保持手段と、前記記録媒体保持手段により保持される複数の前記記録媒体それぞれに価値付けられた前記有価価値を合算し、合算された前記有価価値を前記複数の記録媒体のうちの一つに移行させて価値付ける有価価値移行手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記有価価値移行手段は、前記記録媒体が前記記録媒体保持手段に既に保持されている状態で新たに前記記録媒体が追加挿入されたとき、該既に保持されている前記記録媒体に価値付けられている前記有価価値を、該追加挿入された前記記録媒体に合算して価値付けることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。
また、本発明は、上記発明において、前記記録媒体保持手段に保持される前記記録媒体の排出の指示を受け付ける排出指示手段と、前記排出指示手段により前記排出の指示が受け付けられると、該排出の対象である前記記録媒体を排出する排出手段とを更に備え、前記有価価値移行手段は、前記排出指示手段が前記排出指示を受け付けると、前記記録媒体保持手段に保持される前記複数の記録媒体のうち前記排出指示の対象である前記記録媒体に価値付けられている前記有価価値を、前記排出指示の対象とは異なる前記記録媒体に合算して価値付けることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記記録媒体は、前記有価価値のみが価値付けられた有価価値記録媒体と、前記有価価値が価値付けられ更に遊技者属性情報が記録される遊技者属性記録媒体とを含み、前記有価価値移行手段は、前記記録媒体が前記遊技者属性記録媒体である場合に、前記有価価値の前記移行価値付けを行わないことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記記録媒体保持手段に保持される複数の前記記録媒体の数が所定範囲を超えたことを報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明は、記録媒体挿入口から挿入された記録媒体に価値付けられた有価価値に応じて遊技媒体の貸し出し処理を行う遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法において、前記遊技媒体貸出装置内に保持される複数の前記記録媒体それぞれに価値付けられた前記有価価値を合算し、合算された前記有価価値を前記複数の記録媒体のうちの一つに移行させて価値付ける有価価値移行工程を含んだことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体保持手段に同時に保持される複数の記録媒体それぞれに価値付けられた有価価値を合算し、複数の記録媒体のうちの一つに移行させて価値付ける有価価値移行手段を備えたので、複数の記録媒体にそれぞれ価値付けられた有価価値を1つの記録媒体にまとめて価値付けることができ、複数の記録媒体を所持する必要が無くなり、記録媒体及び遊技媒体貸出装置の利用の便が向上する。
また、本発明によれば、既に挿入されている記録媒体に価値付けられている有価価値を、追加挿入された記録媒体に合算して価値付けることができるので、遊技者は、追加挿入された記録媒体に価値付けられた有価価値のみを意識すればよいこととなり、複数の記録媒体を所持する必要が無くなり、遊技媒体貸出装置の利用の便が向上する。
また、本発明によれば、有価価値移行手段は、排出指示手段が排出指示を受け付けると、複数の記録媒体のうちの排出指示の対象である記録媒体に価値付けられている有価価値を、排出指示の対象とは異なる記録媒体に合算して価値付けるので、遊技媒体貸出装置内に複数の記録媒体が存在する場合には、価値付けられた有価価値の残度数を常に0として記録媒体を排出することができ、記録媒体の回収業務を効率よく行うことができる。
また、本発明によれば、有価価値移行手段は、記録媒体が遊技者属性記録媒体である場合に、有価価値の移行価値付けを行わないので、遊技者属性記録媒体が回収され遊技者に返却されなくなってしまうというトラブルを防止することができる。
また、本発明によれば、記録媒体保持手段に保持される複数の記録媒体の数が所定数以上又は所定数以下となったことを遊技者や係員に報知することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る遊技媒体貸出装置及び遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、本発明をパチンコ遊技機の台間に配設される遊技球貸出機であるカードユニット(CRユニット)に適用した場合を説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技機の台間に配設されるメダル貸出機に適用することもできる。
また、以下に示す実施例では、カードユニットに挿入されるカードは、金額の前払いにより遊技球の貸し出し可能回数のみが価値付けられた磁気カードであるとするが、これに限定されるものではなく、集積回路を搭載したカード、例えば、ICカードなどであってもよい。なお、金額の前払いにより遊技球の貸し出し可能回数のみが価値付けられたカードをプリペイドカードという。また、カードに価値付けられた遊技球の貸し出し可能回数を「残度数」という。以下、カードユニットに挿入されるカードを、単に「カード」と言う。
図1は、本発明の第1の実施例に係る遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法の概略を説明するための説明図である。実施例1は、既に1枚のカードがカードユニット100に挿入されている状態で、更にもう1枚のカードが追加挿入される場合に、先に挿入されていたカードの残度数が、追加挿入されたカードの残度数へ移行される実施例である。この実施例1は、複数のカードを所持する遊技者のカード利用の便の向上を図ることを目的とする。図1(1)は、遊技媒体貸出装置における遊技価値移行前の状態説明図であり、図1(2)は、遊技媒体貸出装置における遊技価値移行後の状態説明図である。
図1(1)が示す状態では、カードユニット100に1枚のカードAが挿入されている。このカードAには、当該カードをユニークに識別するカード識別子(カードID)が予め記憶されている。他方で、T/C(Terminal Controller)400を構成するDB(Data Base)403に格納される残度数テーブル403tにおいて、ユニークなカードIDに残度数が対応付けられている。よって、カードAに対して残度数が価値付けられていることになる。具体的には、残度数テーブル403tにおいて、カードIDが「A0001」には、残度数「40」が対応付けられている。よってカードAに残度数「40」が価値付けられていることになる。
図(1)において、先ず、カードAのカードIDである「A0001」が、カードユニット100に読み取られて、T/C400へ送信される。続いてT/C400では、この「A0001」を検索キーとしてDB403に格納される残度数テーブル403tが検索される。続いて「A0001」に対応付けられた残度数「40」が読み出されてカードユニット100へ送信される。続いてカードユニット100を経由して、遊技機200の表示部202に残度数「40」が表示されることになる。
図1(2)が示す状態では、カードユニット100に既に挿入されているカードAに加えてカードBが追加挿入されている。このカードBにも、カードA同様に、当該カードをユニークに識別するカード識別子が予め記憶されている。他方で、T/C400を構成するDB403に格納される残度数テーブル403tにおいて、カード識別子が「A0001」に対応付けられていた残度数「40」がカード識別子「A0002」に対応付けられていた残度数「50」に残度数移行された結果、「0」となっている。そして、カード識別子「A0002」に対応付けられていた残度数「50」は「90」になっている。この残度数「90」がカードユニット100に送信され、最終的に遊技機200の表示部202に表示されることになる。
次に、図1に示したカードユニット100及びT/C400を含む遊技媒体貸出システムの構成を説明する。図2は、図1に示した遊技媒体貸出装置が接続される遊技媒体貸出システムのシステム構成例を示す図である。同図に示すように、T/C400には、複数の島コントローラ300が接続される。そして、各島コントローラ300には、複数のカードユニット100が接続される。島コントローラ300は、周囲を通路に囲まれたスペース(島)に設けられた一群のカードユニット100及び遊技機200などの装置を束ねる装置である。
同図に示すように、遊技媒体貸出システムにおけるカードユニット100とT/C400との間で情報が送受信される手順は、次の通りである。即ち、(1)カードIDが付与され記憶されているカードがカード挿入口からカードユニット100へ挿入される。(2)カードユニット100は、挿入されたカードからカードIDを読み出し、島コントローラ300を経由してT/C400へ送信する。(3)カードIDに対応付けられているカード残度数を更新する。(4)更新されたカード残度数を、T/C400からカードユニット100へ送信する。このカード残度数が、最終的に、遊技機200に表示されることとなる。
次に、図1に示したカードユニット100の構成について説明する。図3は、図1に示したカードユニット100及びカードユニット100の横に配設される遊技機200の外観を示す正面図である。図4は、カードユニット200の内部構成の概略を示す図である。図5は、カードユニット200の内部構成を示す機能ブロック図である。
カードユニット100は、外見上縦長に構成されたもので、その前面パネルに、報知ランプ105aと、カード挿入口110と、返却スイッチ104aと、回収スイッチ104bとを有している。
報知ランプ105aは、後述するランプ制御部105からの制御信号に基づいて点灯し、カードの挿入可能状態及び挿入不可能状態、カードユニット100で発生した各種のエラーなどを遊技者や係員に報知するためのものである。
カード挿入口110は、カードを受け入れてカードユニット100の内部のカード搬送路に取り込むための開口である。カード搬送路は、カード挿入検知部102aと、カードリーダ102bと、カード搬送ガイド部103とから構成される。このカード搬送路は、カード挿入口110から挿入されたカードを、後述するカード貯留部107へ搬送する部分である。
返却スイッチ104aは、カード搬送路に存在するカードをカード挿入口110から遊技者に返却するための指示を受け付けるスイッチである。返却スイッチ104aが返却指示を受け付けると、後述の操作制御部104に対して該受け付けを示す信号を出力する。この信号を検知した主制御部101は、後述のカード搬送ガイド部103を駆動して、カード搬送路に存在するカードを逆送りしてカード挿入口110から遊技者に対して返却する。
回収スイッチ104bは、後述するカード貯留部107に存在するカードを遊技店が回収するための指示を受け付けるスイッチである。回収スイッチ104bが回収指示を受け付けると、後述の操作制御部104に対して該受け付けを示す信号を出力する。この信号を検知した主制御部104は、後述のカード搬送ガイド部103を駆動して、カード貯留部107に存在するカードを逆送りしてカード挿入口110から遊技店に回収させる。
遊技機200は、上皿の正面に、貸し出しスイッチ201と表示部202とを有している。貸し出しスイッチ201は、遊技者による遊技球の貸し出し要求を受け付ける。該操作受け付けはカードユニット100に送信され、カードユニットから遊技球の貸し出し指令を受信する。例えば、1回の操作受け付けによりカードの残度数1に対応する25球の遊技球が貸し出される。残度数1に対応する遊技球が貸し出されると、残度数1が減算される。
表示部202は、カードに価値付けられている残度数を表示するためのものである。カードユニット100がT/C400から受信した、当該カードに価値付けられている残度数を表示する。カードユニット100は、T/C400から残度数を受信すると、この残度数を表示させるための信号を、遊技機200へ出力する。
更に、遊技機200は、その正面下部の右方に、遊技機200の遊技盤へ向けて遊技球を発射する操作を受け付ける発射ハンドル203を有する。遊技者により発射ハンドルが時計回りに回転操作されることにより、その回転量に応じた初速度で、遊技球が発射される。
図4に図示するように、カードユニット100は、カード挿入口110付近の内部に、カード搬送路を構成するカード挿入検知部102aと、カードリーダ102bと、カード搬送ガイド部103とを有する。更に、カード搬送路に関してカード挿入口110の反対側の位置には、カード貯留部107を有する。カードユニット100は、カード挿入口110から挿入されたカードが、カード搬送ガイド部103によりカード搬送路を経由してカード貯留部107へ搬送され貯留されることにより、複数のカードを同時に保持することができる。
カードユニット100がカード貯留部107を有することにより、カードユニット100に複数のカードを挿入することができる。カード貯留部107には、1枚のカードを貯留可能とするが、これに限られず、複数のカードが貯留されることとしてもよい。
カード挿入検知部102aは、カード搬送路において付近を通過したカードを検知する光センサである。このカード挿入検知部102aは、カードユニット100の内部におけるカード挿入口110の近傍で、カード搬送路を通過するカードを検知可能な位置に配置されている。
カードリーダ102bは、カード搬送路上のカードリーダ102b付近の所定位置にあるカードから、該カードに記録されている情報を読み取るための装置である。このカードリーダ102bは、カード挿入検知部102aとカード貯留部107との間に配置される。カードに記録されている記録情報を読み出し可能なカードリーダ102bの近接位置を、読み取り可能位置という。カードは、読み取り可能位置にあるときに、カードリーダ102bによって記録情報を読み出されることとなる。
カード搬送ガイド部103は、カード搬送路のカード挿入口110からカード貯留部107への方向へカードを順送りし、逆方向へカードを逆送りするための図示しないローラを内蔵している。また、このカード搬送ガイド部103は、カード搬送路においてカードが移動する経路を形成するものである。
図5に図示するように、カードユニット100は、主制御部101と、カード挿入検知部102aと、カードリーダ102bと、カード搬送ガイド部103と、操作制御部104と、ランプ制御部105と、通信I/F部106とを有する。そして、操作制御部104には、返却スイッチ104aと、回収スイッチ104bとが接続されており、ランプ制御部105には、報知ランプ105aが接続されている。
主制御部101は、カードユニット100の全体制御を行う、CPU、ROM及びRAMから構成される制御部である。具体的には、カード挿入検知部102a、カードリーダ102b及び操作制御部104からの入力信号を受け付ける。また、カード搬送ガイド部103及びランプ制御部105へ、これらを制御する制御信号を出力する。また、遊技機200及び島コントローラ300との通信を行うために、通信I/F部106と信号の送受信を行うことになる。
カード挿入検知部102aは、カードがカード挿入口110から挿入されたことを検知する光センサである。カード挿入検知部102aは、LEDからなる発光部と受光部とからなり、カードがカード挿入口110から挿入されると、発光部から受光部へ至る光が遮断されて受光部の受光が不能となることにより、該カードの挿入が検知されるものである。
カードリーダ102bは、カードユニット100に挿入されたカードに記録される磁気情報を読み取る読取装置である。カードユニット100に挿入されたカードが読み取り可能位置にまで至ると、該カードリーダ102bは、カードに記録される情報を読み取って主制御部101へ出力するものである。
カード搬送ガイド部103は、カード挿入検知部102aがカードの挿入検知を主制御回部101へ通知したことに応じた主制御部101からの指示を受けて、該カードを読み取り可能位置まで移動させる。また、カードが読み取り可能位置にあるときに、更にカードが追加挿入されたことがカード挿入検知部102aにより検知されると、該検知以前に読み取り可能位置にあったカードをカード貯留部107へ移動させ、追加挿入されたカードを読み取り可能位置まで移動させる。
操作制御部104は、主制御部101の制御信号に基づき、返却スイッチ104a及び回収スイッチ104bからのスイッチ押下検知の信号を受け付ける。返却スイッチ104aは、該スイッチが遊技者に押下されたことを検知すると、該検知を操作制御部104へ通知するものである。回収スイッチ104bは、該スイッチが遊技者に押下されたことを検知すると、該検知を操作制御部104へ通知するものである。
ランプ制御部105は、主制御部101の制御信号に基づき、報知ランプ105aの点灯制御を行う。主制御部101からの制御信号の種別に応じて、報知ランプ105aを制御して、各種点灯態様で、カードの挿入可能状態及び挿入不可能状態、カードユニット100で発生した各種のエラーなどを遊技店の従業員に報知することになる。
次に、図1に示したT/C400の構成について説明する。図6は、図1に示したT/C400の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このT/C400は、主制御部401と、入力部402aと、出力部402bと、DB403と、通信I/F部404とを有する。
主制御部401は、このT/C400の全体制御を行うが、特に実施例1では、残度数提供部401aと、残度数更新部401bとを含んでなる。なお、島コントローラ300との通信を行うために、通信I/F部404と信号の送受信を行うことになる。
残度数提供部401aは、カードユニット100から中継装置200を経由して送信されてきたカードIDをDB403へ送信し、DB403から送信されてきた該カードIDに対応付けられたカードの残度数を受信し、更にカードユニット100へ向けて通信I/F部404を介して送信する役割を負う。このカードユニット100へ向けて送信された残度数は、最終的に、遊技機200の表示部202に表示されることとなる。
残度数更新部401bは、カードユニット100から中継装置200を経由して送信されてきた複数のカードIDをDB403へ送信し、更に該複数のカードIDに対応付けられた残度数を移行する指令を送信する。該指令を受け、DB403で移行して合算された残度数が、残度数更新部401bへ送信される。この残度数更新部401bへ送信された残度数は、更にカードユニット100へ向けて通信I/F部404を介して送信され、最終的に、遊技機200の表示部202に表示されることとなる。
入力部402aは、キーボードやマウスなどの入力デバイスである。出力部402bは、ディスプレイやスピーカなどの出力デバイスである。T/C400の操作者は、ユーザはこれらのデバイスを介してT/C400の操作を行う。
DB403は、ユニークなカードIDに残度数を対応付けて記憶する残度数テーブル403tを格納する記憶デバイスである。記憶デバイスは、例えば磁気的に情報を記憶するストレージデバイスである。
残度数テーブル403tは、少なくともカードIDと残度数のカラムを有し、ユニークなカードIDにそれぞれ残度数が対応付けられている。レコード単位で、1枚のカードに相当するカードID及びその残度数が対応付けられて記憶されている。
次に、図1に示したカードユニット100で実行される、実施例1のカード挿入検知時の処理手順について説明する。図7は、図1に示したカードユニット100で実行されるカード挿入検知時処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ずカードユニット100は、カード挿入検知部102aがカードの挿入を検知したか否かの判定処理を行うことになる(ステップS101)。
その結果、カード挿入を検知した場合には(ステップS101肯定)、続いてカードの追加挿入であるか否かの判定処理を行う(ステップS102)。一方で、カード挿入を検知しなかった場合には(ステップS101否定)、ステップS101を繰返すこととなる。
その後、カードの追加挿入であると判定された場合には(ステップS102肯定)、カード読み取り位置にある、先に挿入されている「先挿入カード」のカードIDを読み取って主制御部101のRAMに一時記憶する。続いて、カード読み取り位置にある先挿入カードをカード貯留部107へ移動させるとともに、追加して挿入された「追加挿入カード」をカード読み取り位置まで移動させる(ステップS104)。続いて、カード読み取り位置にある追加挿入カードのカードIDを読み取る(ステップS105)。
次に、先挿入カードのカードID及び追加挿入カードのカードIDをT/C400へ送信する(ステップS106)。これらのカードIDの受信側のT/C400では、カード追加挿入時処理が実行される。最初に、カードユニット100からカードID受信したか否かの判定処理を行う(ステップS201)。ステップS106において、カードユニット100からT/C400へ送信されたカードIDが受信されたならば、ステップS201の判定は肯定となり、続いて先挿入カードのカード残度数を追加挿入カードの残度数へ移行する(ステップS202)。その後、移行して合算された残度数をカードユニット100へ送信する(ステップS203)。
このように、先挿入カードが既に挿入されている状態で追加挿入カードが挿入されると、先挿入カードのカードIDを一時記憶した上で追加挿入カードのカードIDを読み出すので、後にこれらの2つのカードIDを一度にT/C400へ送信することができる。よって、カード残度数の移行元である先挿入カードと、カード残度数の移行先である追加挿入カードを共に特定して、T/C400に対して効率的にカード残度数の移行を行うよう指示することができる。
次に、T/C400からカード残度数を送信されるカードユニット100側では、T/C400から残度数を受信したか否かを判定する(ステップS107)。ステップS203において、T/C400からカードユニット100へ送信されたカードの残度数が既に受信されたならば、ステップS107の判定は肯定となり、続いて受信した残度数の表示を遊技機200へ指示する(ステップS109)。該指示を受けた遊技機100は、その表示部202に当該残度数を表示することになる。
なお、ステップS102でカードの追加挿入と判定されなかったとき(ステップS102否定)には、カードIDを読み取って該カードに価値付けられた有価価値(残度数)をT/Cへ問い合わせて取得する(通常の残度数取得処理、ステップS108)。この処理が終了するとステップS109へ処理を移し、該取得された残度数の表示が遊技機200へ指示される(ステップS109)。該指示を受けた遊技機100は、その表示部202に当該残度数を表示することになる。
このように、カードユニット100の内部に先挿入カードが挿入されている状態で、更にカードが追加挿入される場合に、残度数を1枚のカードにまとめて価値付けしなおされるので、遊技者は、複数のカードを所持する手間から開放される。
図8は、本発明の第2の実施例に係る遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法の概略を説明するための説明図である。実施例2は、既に2枚のカードがカードユニット100に挿入されている状態で、回収スイッチ104Bが押下操作された場合に、後に挿入されたカードの残度数が、先に挿入されていたカードの残度数へ移行され、後に挿入されたカードがカードユニット100外へ排出され遊技店に回収される実施例である。この実施例2は、カードユニット200に貯留される残度数が0のカードを遊技店が回収する回収効率の向上を図ることを目的とする。図8(1)は、遊技媒体貸出装置における遊技価値移行前の状態説明図であり、図8(2)は、遊技媒体貸出装置における遊技価値移行後の状態説明図である。
図8(1)が示す状態では、カードユニット100に2枚のカードA及びカードBが挿入されている。このカードA及びカードBには、これらカードをユニークに識別するカード識別子がそれぞれ記憶されている。他方で、T/C400を構成するDB403に格納される残度数テーブル403tにおいて、ユニークなカードIDに残度数が対応付けられている。よって、カードA及びカードBに対して残度数が価値付けられていることになる。具体的には、残度数テーブル403tにおいて、カードIDが「A0001」には、残度数「40」が、「A0002」には、残度数「50」が対応付けられている。よってカードAに残度数「40」が、カードBに残度数「50」が価値付けられていることになる。
図8(1)において、先ず、カードAのカードIDである「A0001」及びカードBのカードIDである「A0002」がカードユニット100に読み取られて、T/C400へ送信される。続いてT/C400では、この「A0001」及び「A0002」を検索キーとしてDB403に格納される残度数テーブル403tが検索される。続いて「A0001」に対応付けられた残度数「40」、及び「A0002」に対応付けられた残度数「50」が読み出されて合算された後カードユニット100へ送信される。続いてカードユニット100を経由して、遊技機200の表示部202に合算された残度数「90」(=「40」+「50」)が表示される。
図8(2)が示す状態では、カードユニット100に挿入されているカードA及びカードBのうち、カードBが回収されている。他方で、T/C400を構成するDB403に格納される残度数テーブル403tにおいて、カード識別子が「A0002」に対応付けられていた残度数「50」がカード識別子「A0001」に対応付けられていた残度数「40」に残度数移行された結果、「0」となっている。そして、カード識別子「A0001」に対応付けられていた残度数「40」は「90」になっている。この残度数「90」がカードユニット100に送信され、最終的に遊技機200の表示部202に表示されることになる。
図8に示した実施例2を実施するために必要な遊技媒体貸出システムの構成、カードユニット100の構成及びT/C400の構成は、実施例2では図7に示した実施例1のカード挿入検知時の処理手順は実行されず、図9に示す実施例2のカード回収スイッチ押下検知時処理が実行される以外は、実施例1と同一である。
次に、図8に示したカードユニット100で実行される、実施例2のカード回収スイッチ押下検知時の処理手順について説明する。図9は、図8に示したカードユニット100で実行されるカード挿入検知時処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ずカードユニット100は、カード回収スイッチ104bが押下されたことを検知したか否かの判定処理を行うことになる(ステップS111)。
その結果、カード挿入を検知した場合には(ステップS111肯定)、続いてカード読み取り位置に追加挿入カードがあるか否かの判定処理を行う(ステップS112)。一方で、カード回収スイッチ104bの押下検知がなかった場合には(ステップS111否定)、ステップS111を繰返すこととなる。
その後、カード読み取り位置に追加挿入カードがあると判定された場合には(ステップS112肯定)、カード読み取り位置にある先挿入カードのカードIDを読み取って主制御部101のRAMに一時記憶する。なお、カード読み取り位置に追加挿入カードがあると判定されなかった場合には(ステップS112否定)、カード回収スイッチ押下検知時処理は終了する。続いて、カード読み取り位置にある追加挿入カードをカードユニット100の外部へ排出するとともに、カード貯留部107に貯留される追加挿入カードをカード読み取り位置まで移動させる(ステップS114)。続いて、カード読み取り位置にある追加挿入カードのカードIDを読み取る(ステップS115)。
次に、先挿入カードのカードID及び追加挿入カードのカードIDをT/C400へ送信する(ステップS116)。これらのカードIDの受信側のT/C400では、カード回収時処理が実行される。最初に、カードユニット100からカードID受信したか否かの判定処理を行う(ステップS211)。ステップS116において、カードユニット100からT/C400へ送信されたカードIDが受信されたならば、ステップS211の判定は肯定となり、続いて追加挿入カードのカード残度数を先挿入カードの残度数へ移行する(ステップS212)。その後、移行して合算された残度数をカードユニット100へ送信する(ステップS213)。
このように、1枚の先挿入カードが貯留部107に貯留されかつもう1枚の追加挿入カードがカード読み取り位置にある状態で、回収スイッチ104bが押下されると、先挿入カードのカードIDを一時記憶した上で追加挿入カードのカードIDを読み出すので、後にこれらの2つのカードIDを一度にT/C400へ送信することができる。よって、カード残度数の移行元である追加挿入カードと、カード残度数の移行先である先挿入カードを共に特定して、T/C400に対して効率的にカード残度数の移行を行うよう指示することができる。
次に、T/C400からカード残度数を送信されるカードユニット100側では、T/C400から残度数を受信したか否かを判定する(ステップS117)。ステップS213において、T/C400からカードユニット100へ送信されたカードの残度数が既に受信されたならば、ステップS117の判定は肯定となり、続いて受信した残度数の表示を遊技機200へ指示する(ステップS118)。該指示を受けた遊技機100は、その表示部202に当該残度数を表示することになる。
このように、カードユニット100の内部に、何れも残度数が0でない複数のカードが挿入されている場合であっても、カード回収スイッチ104bを押下することにより、残度数を1枚のカードにまとめて価値付けしなおされるので、遊技者は、複数のカードを所持する手間から開放され、遊技店は、記録媒体としてのカード本体の回収が促進されることによりカード発行のコストダウンを図ることができる。
実施例1が、カードが追加挿入される都度カード残度数が移行させられるものであるのに対し、実施例3は、追加挿入カードを連続して挿入して、該挿入作業が終了した場合に一括してカード残高の移行を行う実施例である。この実施例3は、複数のカードを所持する遊技者のカード利用の便の向上を、より効率的に達成することを目的とする。実施例3を実施するために必要な遊技媒体貸出システムの構成、カードユニット100の構成及びT/C400の構成は、実施例3では図7に示した実施例1のカード挿入検知時の処理手順は実行されず、図10に示す実施例3のカード挿入検知時処理が実行される以外は、実施例1と同一である。
図1に示したカードユニット100で実行される、実施例3のカード挿入検知時の処理手順について説明する。図10は、図1に示したカードユニット100で実行されるカード挿入検知時処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ずカードユニット100は、カード挿入検知部102aがカードの挿入を検知したか否かの判定処理を行うことになる(ステップS121)。
その結果、カード挿入を検知した場合には(ステップS121肯定)、続いてカードの追加挿入であるか否かの判定処理を行う(ステップS122)。一方で、カード挿入を検知しなかった場合には(ステップS121否定)、ステップS121を繰返すこととなる。
その後、カードの追加挿入であると判定された場合には(ステップS122肯定)、カード読み取り位置にある、先挿入カードのカードIDを読み取って主制御部101のRAMに一時記憶する。続いて、カード読み取り位置にあるカードをカード貯留部107へ移動させるとともに、追加挿入カードをカード読み取り位置まで移動させる(ステップS124)。続いて、カード読み取り位置にあるカードのカードIDを読み取る(ステップS125)。
次に、カード追加挿入が終了か否かを判定する(ステップS126)。具体的には、一定時間カードの追加挿入が検知されなかったか否かを判定する。なお、カードの追加挿入の終了の検知は、これに限らず、カードユニット100にカード追加挿入の終了を遊技者の操作により検知するスイッチを設けて検知するものであってもよい。
次に、カード追加挿入が終了の場合に(ステップS126肯定)、主制御部101のROMに一時記憶されているすべてのカードIDをT/C400へ送信する(ステップS127)。これらのカードIDの受信側のT/C400では、カード追加挿入時処理が実行される。最初に、カードユニット100からカードID受信したか否かの判定処理を行う(ステップS221)。ステップS127において、カードユニット100からT/C400へ送信されたカードIDが受信されたならば、ステップS221の判定は肯定となり、続いて全てのカードのカード残度数を最後に追加挿入されたカードの残度数へ移行する(ステップS222)。その後、移行して合算された残度数をカードユニット100へ送信する(ステップS223)。
なお、カード追加挿入が終了でない場合は(ステップS126否定)、ステップS124へ処理を移す。ステップS124からステップS126の処理が繰り返されることにより、順次追加挿入カードが挿入され、その都度カードIDがRAMに記憶されることになる。
このように、先挿入カードが既に挿入されている状態で連続して複数の追加挿入カードが挿入されると、全てのカードのカードIDを一時記憶した上で追加挿入カードのカードIDを読み出すので、最後にこれらの全てのカードIDを一度にT/C400へ送信することができる。よって、カード残度数の移行元であるカードと、カード残度数の移行先である最後の追加挿入カードを全て特定して、T/C400に対して効率的にカード残度数の移行を行うよう指示することができる。
次に、T/C400からカード残度数を送信されるカードユニット100側では、T/C400から残度数を受信したか否かを判定する(ステップS128)。ステップS223において、T/C400からカードユニット100へ送信されたカードの残度数が既に受信されたならば、ステップS128の判定は肯定となり、続いて受信した残度数の表示を遊技機200へ指示する(ステップS130)。該指示を受けた遊技機100は、その表示部202に当該残度数を表示することになる。
なお、ステップS122でカードの追加挿入と判定されなかったとき(ステップS122否定)には、カードIDを読み取って該カードに価値付けられた有価価値(残度数)をT/Cへ問い合わせて取得する(通常の残度数取得処理、ステップS129)。この処理が終了するとステップS130へ処理を移し、該取得された残度数の表示が遊技機200へ指示される(ステップS130)。該指示を受けた遊技機100は、その表示部202に当該残度数を表示することになる。
このように、カードユニット100の内部に先挿入カードが挿入されている状態で、更に複数のカードが追加挿入される場合に、該追加挿入される複数のカードを全て挿入し終わった後で一括して残度数を1枚のカードにまとめて価値付けしなおされ、残度数移行されるので、この残度数移行処理を効率的に行うことができる。また、遊技者は、複数のカードを所持する手間から開放される。
実施例2が、カード回収スイッチが押下される都度カード残度数が移行させられるものであるのに対し、実施例4は、回収対象のカードを連続して回収して、該回収作業が終了した場合に一括してカード残高の移行を行う実施例である。この実施例4は、カードユニット200に貯留される残度数が0のカードを遊技店が回収する回収効率の向上を、より効率的に達成することを目的とする。実施例4を実施するために必要な遊技媒体貸出システムの構成、カードユニット100の構成及びT/C400の構成は、実施例2では図9に示した実施例2のカード挿入検知時の処理手順は実行されず、図11に示す実施例4のカード挿入検知時処理が実行される以外は、実施例2と同一である。
図8に示したカードユニット100で実行される、実施例4のカード回収スイッチ押下検知時の処理手順について説明する。図11は、図8に示したカードユニット100で実行されるカード挿入検知時処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ずカードユニット100は、カード回収スイッチ104bが押下されたことを検知したか否かの判定処理を行うことになる(ステップS131)。
その結果、カード挿入を検知した場合には(ステップS131肯定)、続いてカード読み取り位置に追加挿入カードがあるか否かの判定処理を行う(ステップS132)。一方で、カード回収スイッチ104bの押下検知がなかった場合には(ステップS131否定)、ステップS131を繰返すこととなる。
その後、カード読み取り位置に追加挿入カードがあると判定された場合には(ステップS132肯定)、カード読み取り位置にあるカードのカードIDを読み取って主制御部101のRAMに一時記憶する。なお、カード読み取り位置にカードがあると判定されなかった場合には(ステップS132否定)、カード回収スイッチ押下検知時処理は終了する。続いて、カード読み取り位置にあるカードをカードユニット100の外部へ排出するとともに、カード貯留部107に貯留されるカードをカード読み取り位置まで移動させる(ステップS134)。続いて、カード読み取り位置にあるカードのカードIDを読み取る(ステップS135)。
次に、カード回収が終了か否かを判定する(ステップS136)。具体的には、一定時間カード回収スイッチ104bの押下が検知されなかったか否かを判定する。なお、カードの回収の終了の検知はこれに限らず、カードユニット100にカード回収の終了を遊技者の操作により検知するスイッチを設けて検知するものであってもよい。
次に、カード回収が終了の場合に(ステップS136肯定)、主制御部101のROMに一時記憶されているすべてのカードIDをT/C400へ送信する(ステップS137)。これらのカードIDの受信側のT/C400では、カード追加挿入時処理が実行される。最初に、カードユニット100からカードID受信したか否かの判定処理を行う(ステップS231)。ステップS137において、カードユニット100からT/C400へ送信されたカードIDが受信されたならば、ステップS231の判定は肯定となり、続いて全てのカードのカード残度数を、最後にカードIDを読み取られたカードの残度数へ移行する(ステップS232)。ここで、「最後にカードIDを読み取られたカード」とは、カード回収が終了と判定される直前にカードIDを読み取られたカードのことである。その後、移行して合算された残度数をカードユニット100へ送信する(ステップS233)。
なお、カード回収が終了でない場合は(ステップS136否定)、ステップS134へ処理を移す。ステップS134からステップS136の処理が繰り返されることにより、順次カードがカードユニット100の外部へ排出されることにより回収され、その都度カードIDがRAMに記憶されることになる。
このように、少なくとも1枚の先挿入カードが貯留部107に貯留されかつもう1枚の追加挿入カードがカード読み取り位置にある状態で、回収スイッチ104bが押下されると、カード読み取り位置にあるカードのカードIDを一時記憶した上で、カード貯留部107からカード読み取り位置へ移動させられたカードのカードIDを読み出すので、後にこれらの2つのカードIDを一度にT/C400へ送信することができる。よって、カード残度数の移行元である全てのカードと、カード残度数の移行先である、最後にカードIDを読み取られたカードを全て特定して、T/C400に対して効率的にカード残度数の移行を行うよう指示することができる。
次に、T/C400からカード残度数を送信されるカードユニット100側では、T/C400から残度数を受信したか否かを判定する(ステップS138)。ステップS233において、T/C400からカードユニット100へ送信されたカードの残度数が既に受信されたならば、ステップS138の判定は肯定となり、続いて受信した残度数の表示を遊技機200へ指示する(ステップS139)。該指示を受けた遊技機100は、その表示部202に当該残度数を表示することになる。
このように、カードユニット100の内部に、何れも残度数が0でない複数のカードが挿入されている場合であって、複数のカードを回収する場合であっても、カード回収スイッチ104bを押下することにより、残度数を1枚のカードにまとめて価値付けしなおされるので、遊技者は、複数のカードを所持する手間から開放され、遊技店は、記録媒体としてのカード本体の回収が促進されることによりカード発行のコストダウンを図ることができる。
以上、本発明の実施例について実施例1〜4を説明したが、本発明は、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、更に種々の異なる実施例で実施されてもよいものである。
実施例1〜4では、「カード」は、残度数のみが価値付けられた磁気カードに限定されるものとしたが、これに限らず、残度数に加えて遊技者の個人情報が紐付けられている「会員カード」であってもよい。この場合に、「プリペイドカード」と「会員カード」がカードユニット100に混在して挿入されているときは、残度数の移行処理を禁止する禁則処理をおこなうこととしてもよい。或いは、「プリペイドカード」と「会員カード」の外観が同一であることを前提として、遊技者の個人情報と残度数とが同時に移行されるとしてもよい。
実施例1〜4では、「カード」自体は残度数の情報を保持せず、カードIDを保持するのみとし、残度数の情報はT/C400でカードIDに対応付けて管理されるとしたが、これに限らず、「カード」自体が残度数の情報を記録して保持することとしてもよい。
実施例2及び3では、カードユニット100に設けられたカード回収スイッチ104bの押下操作を受け付けてカード回収処理を行うこととしたが、これに限らず、カードユニット100にカード回収スイッチ104bを設けず、リモートコントローラからの遠隔操作で回収処理を行うこととしてもよい。更に、このリモートコントローラに、カードユニット100の内部に貯留されているカード数を表示することとしてもよい。
カードユニット100の内部に貯留されるカード数に上限(例えば、10枚)を設け、貯留カード数が所定数(例えば、7枚)以上又は所定数(例えば、3枚)以下となった場合には、ランプ105aを所定態様(色、点灯パターンなど)で点灯させて報知を行うこととしてもよい。
以上のように、本発明に係る遊技媒体貸出装置及び遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法は、カードユニットに挿入される複数のプリペイドカードに価値付けられる残度数を移行させてまとめる場合に有用であり、また、カードユニットに挿入されて貯留されているプリペイドカードの回収作業を効率的に行う場合に有用である。
本発明の第1の実施例に係る遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法の概略を説明するための説明図である。 遊技媒体貸出装置が接続される遊技媒体貸出システムのシステム構成例を示す図である。 カードユニット100及びカードユニット100の横に配設される遊技機200の外観を示す正面図である。 カードユニット200の内部構成の概略を示す図である。 カードユニット200の内部構成を示す機能ブロック図である。 T/C400の構成を示す機能ブロック図である。 実施例1のカード挿入検知時処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法の概略を説明するための説明図である。 実施例2のカード回収スイッチ押下検知時処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施例3のカード挿入検知時処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施例4のカード回収スイッチ押下検知時処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 カードユニット
101 主制御部
102a カード挿入検知部
102b カードリーダ
103 カード搬送ガイド部103
107 カード貯留部
104b 回収スイッチ
110 カード挿入口
200 遊技機
202 表示部
300 島コントローラ
400 T/C
403 DB
403t 残度数テーブル

Claims (6)

  1. 記録媒体挿入口から挿入された記録媒体に価値付けられた有価価値に応じて遊技媒体の貸し出し処理を行う遊技媒体貸出装置において、
    前記記録媒体挿入口から挿入された前記記録媒体を複数保持する記録媒体保持手段と、
    前記記録媒体保持手段により保持される複数の前記記録媒体それぞれに価値付けられた前記有価価値を合算し、合算された前記有価価値を前記複数の記録媒体のうちの一つに移行させて価値付ける有価価値移行手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体貸出装置。
  2. 前記有価価値移行手段は、前記記録媒体が前記記録媒体保持手段に既に保持されている状態で新たに前記記録媒体が追加挿入されたとき、該既に保持されている前記記録媒体に価値付けられている前記有価価値を、該追加挿入された前記記録媒体に合算して価値付けることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。
  3. 前記記録媒体保持手段に保持される前記記録媒体の排出の指示を受け付ける排出指示手段と、
    前記排出指示手段により前記排出の指示が受け付けられると、該排出の対象である前記記録媒体を排出する排出手段と
    を更に備え、
    前記有価価値移行手段は、前記排出指示手段が前記排出指示を受け付けると、前記記録媒体保持手段に保持される前記複数の記録媒体のうち前記排出指示の対象である前記記録媒体に価値付けられている前記有価価値を、前記排出指示の対象とは異なる前記記録媒体に合算して価値付けることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。
  4. 前記記録媒体は、前記有価価値のみが価値付けられた有価価値記録媒体と、前記有価価値が価値付けられ更に遊技者属性情報が記録される遊技者属性記録媒体とを含み、
    前記有価価値移行手段は、前記記録媒体が前記遊技者属性記録媒体である場合に、前記有価価値の前記移行価値付けを行わないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出装置。
  5. 前記記録媒体保持手段に保持される複数の前記記録媒体の数が所定範囲を超えたことを報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出装置。
  6. 記録媒体挿入口から挿入された記録媒体に価値付けられた有価価値に応じて遊技媒体の貸し出し処理を行う遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法において、
    前記遊技媒体貸出装置内に保持される複数の前記記録媒体それぞれに価値付けられた前記有価価値を合算し、合算された前記有価価値を前記複数の記録媒体のうちの一つに移行させて価値付ける有価価値移行工程を含んだことを特徴とする遊技媒体貸出装置における遊技価値移行方法。
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