JP6660227B2 - 遊技用システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者が所有する有価価値を特定可能な記録媒体を受け付けて、該有価価値を遊技に使用可能にするための処理を実行可能な遊技用装置を含む遊技用システムに関する。
従来より、特許文献1に示すように、遊技機に対応して設けられ、遊技に使用するための遊技価値を特定可能な遊技用記録媒体を受け付けると、該受け付けた遊技用記録媒体から特定される遊技価値を遊技に使用するための処理を行う遊技用装置(いわゆるカードユニット)が知られている。
また、特許文献2に示すように、カードユニットにおいて、景品を表示し、該カードユニットに付随する計数手段で計数された遊技媒体の計数値に基づき、景品交換に関する処理を行うものも知られている。
また、特許文献3に示すように、インターネット電子商取引サービスシステムにおいて、ある国のポータルサイトの言語を他の国の言語に自動翻訳する手段と、他の国のユーザに合うページレイアウトに自動構成する手段と、を備えるものも知られている。
また、特許文献4に示すように、装置に受け付けられた媒体に記憶されたプログラムにおいて、装置で使用されている言語でプログラムの設定を表示させるものも知られている。
さらに、特許文献5に示すように、複数の言語毎の翻訳文を記憶し、該翻訳文を特定できる二次元コードを発行し、該二次元コードを読み取ったユーザ端末装置に対して当該二次元コードから特定される翻訳文を提供する情報提供装置も知られている。
特開2015−165995号公報 特開2011−251064号公報 特開2013−033320号公報 特開2006−318168号公報 特開2013−068995号公報
近年、一の国の遊技場において、外国人(例えば、一の国に在住している外国人や、他の国から旅行で来た外国人)による遊技が増加しているため、遊技者が所有する有価価値を特定可能な記録媒体を受け付けて、該有価価値を遊技に使用可能にするための処理を実行可能な遊技用装置でも、外国人に対して適切な運営を実現できるようにする必要がある。
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、外国人に対して適切な運営を実現できるような遊技用装置を含む遊技用システムを提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。なお後述する発明を実施するための最良の形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために括弧書きで付記するが、本発明の構成要素は該付記したものには限定されない。
まず請求項1に係る発明は、
遊技者が所有する有価価値を特定可能な記録媒体を受け付けて、該有価価値を遊技に使用可能にするための処理を実行可能な遊技用装置と、前記記録媒体を特定可能な識別情報を管理する管理装置と、を含む遊技用システムであって、
前記記録媒体には、所定の外国を特定可能であり当該外国人に付与される外国人用記録媒体と、該外国人用記録媒体とは異なる一般記録媒体とが有り、
前記遊技用装置は、
遊技機と対応して設置されており、
前記外国人用記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該外国人用記録媒体から特定される前記所定の外国に対応する外国人向け処理を実行可能な外国人向け処理手段を備え、
前記外国人向け処理手段は、前記外国人用記録媒体の受付が解除された際に、遊技機が特定の状態の場合は前記外国人向け処理を終了せず、遊技機が該特定の状態でない場合は前記外国人向け処理を終了する
ことを特徴とする遊技用システムである。
また手段1に係る発明は、
遊技者が所有する有価価値(プリペイド残額,持玉数,貯玉数)を特定可能な記録媒体(ビジターカード102,会員カード103,外国人用カード104)を受け付けて、該有価価値を遊技に使用可能にするための処理(玉貸処理,持玉払出処理,貯玉再プレイ処理)を実行可能な遊技用装置(カードユニット110)であって、
前記記録媒体には、所定の外国を特定可能であり当該外国人に付与される外国人用記録媒体(外国人用カード104)と、該外国人用記録媒体とは異なる一般記録媒体(ビジターカード102,会員カード103)とが有り、
前記外国人用記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該外国人用記録媒体から特定される前記所定の外国に対応する外国人向け処理(S125の報知言語の切替等)を実行可能な外国人向け処理手段(制御部122)を備えることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また手段2に係る発明は、
手段1に記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、前記所定の外国に対応する言語である報知言語による報知であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な報知を行うことができる。
また手段3に係る発明は、
手段2に記載した遊技用装置であって、
前記報知は、前記報知言語による文字出力であり、
該文字出力は、前記報知言語に応じた形式で実行する(フォントを小さくする,改行を多くする,一部を透かして重畳表示する等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、文字出力に支障が出るのを防止できる。
また手段4に係る発明は、
手段2又は3に記載した遊技用装置であって、
前記報知は、前記報知言語による音声出力であり、
該音声出力は、前記報知言語に応じた形式で実行する(出力速度を速くする,フェードアウトする等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、音声出力に支障が出るのを防止できる。
また手段5に係る発明は、
手段2〜4のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記報知は、前記報知言語による音声出力であり、
該音声出力は、一の音声出力の終了間際のタイミングで、他の音声出力を実行することを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、音声出力に支障が出るのを防止できる。
また手段6に係る発明は、
手段1〜5のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、前記遊技者が前記外国人である旨(切替情報,切替要求情報)の外国人情報の外部出力であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また手段7に係る発明は、
手段1〜6のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、前記有価価値と交換可能であり前記外国人に対して推奨する景品の表示(推奨景品表示画面の表示)であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して景品交換を訴求できる。
また手段8に係る発明は、
手段1〜7のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人用記録媒体は、使用において所定の制限(例えば会員登録不可,貯玉不可)があるものであることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また手段9に係る発明は、
手段1〜8のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人用記録媒体は、遊技場外への持出が可能なものであり、所定期間経過後の使用において所定の制限(例えば入金不可)がかかるものであることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また手段10に係る発明は、
手段1〜9のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、所定のウェブサイトにアクセス可能なURLが格納されたコードの表示(二次元コードの表示)であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人が所有する端末で、コードを読み取ることによりウェブサイトにアクセスできる。
また手段11に係る発明は、
手段1〜10のいずれか1つに記載した遊技用装置と、
前記記録媒体を特定可能な識別情報を管理する管理装置(外国人用カードテーブルを記憶するカード管理装置200)と、
を含むことを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
さらに手段12に係る発明は、
手段11に記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、
前記識別情報として、前記外国人用記録媒体を特定可能な外国人用識別情報(Fで始まるカードID)と、前記一般記録媒体を特定可能な一般識別情報(V又はMで始まるカードID)とを管理し、
該管理している外国人用識別情報を所定条件(例えば発行日や使用日から所定日数経過)で無効又は削除とする外国人用識別情報処理手段を備えることを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、外国人用識別情報が不足するのを防止できる。
本発明に係る遊技用機器(玉貸ユニット,呼出ランプ装置,パチンコ機)を含む遊技用システムの全体像を示すシステム構成図である。 遊技用機器である玉貸ユニットの一例を示す図であり、(a)は正面図,(b)は断面右側面図である。 玉貸ユニットのディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 玉貸ユニットが行う切替処理の一例を示すフローチャートである。 玉貸ユニットのディスプレイに表示される情報画面の一例を示す図である。 玉貸ユニットのディスプレイに表示される情報画面の一例を示す図である。 文字出力の一例を示す図である。 音声出力の一例を示す図である。 ホールコンピュータで記憶される言語DBの一例を示す図である。 ホールコンピュータで集計される言語帳票の一例を示す図である。 第2実施形態に係る遊技用システムを示す図である。 カード会社のカード管理装置で記憶されるカードDBの一例を示す図であり、(a)はビジターカードテーブル,(b)は会員カードテーブル,(c)は外国人用カードテーブルである。 外国人用カードの受付により玉貸ユニットのディスプレイに表示される情報画面の一例を示す図であり、(a)は初期画面,(b)は推奨景品表示画面である。 玉貸ユニットが行う持玉分割処理の一例を示すフローチャートである。 玉貸ユニットが行う外国人用カード返却処理の一例を示すフローチャートである。 カード管理装置が行う消去処理の一例を示すフローチャートである。
本発明は、図1〜図10に示す、第1実施形態に係る遊技用機器(玉貸ユニット120,呼出ランプ装置130,及びパチンコ機110)及び遊技用システム1と、図1〜図10に加えて図11〜図16に示す、第2実施形態に係る遊技用装置(玉貸ユニット120)及び遊技用システム1とを含む。以下においては、まず第1実施形態について説明し、次に第2実施形態について、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
以下においては、遊技機がパチンコ機110,遊技媒体がパチンコ玉である例について説明する。また、以下においては、データベースを「DB」,リーダ/ライタを「R/W」,ステップSを「S」と略記する。
[1.第1実施形態]
第1実施形態に係る遊技用機器の一例である玉貸ユニット120,呼出ランプ装置130,及びパチンコ機110は、遊技場に設けられ、所定情報を報知可能な報知手段(ディスプレイやスピーカ)と、該報知手段が報知に用いる言語である報知言語の種類(例えば日本語,英語,中国語,韓国語)を切り替える切替手段とを備え、該切替手段により報知言語の種類が切り替えられたことを特定可能な切替情報を外部の別機器(ホールコンピュータ150,島端ランプ160,インカム170)に出力する出力手段を備えることを特徴とするものである。また本発明に係る遊技用システム1は、該遊技用機器と別機器とを含むものである。
[1−1.第1実施形態に係る遊技用システム1及び遊技用機器の構成]
図1は、これら遊技用機器を含む遊技用システム1の全体像を示すシステム構成図である。この遊技用システム1は、遊技場内において、複数の遊技島の各々に配置される複数のパチンコ機110の各々に対応して1対1で設けられる玉貸ユニット120及び呼出ランプ装置130と、すべての玉貸ユニット120と通信可能な残額管理装置141,持玉管理装置142,会員管理装置143,及びホールコンピュータ150と、各遊技島に設けられる玉貸ユニット120と通信可能であり各遊技島の端部に設けられる島端ランプ160と、全ての玉貸ユニット120からの情報を受信可能であり遊技場の店員が装着するインカム170と、を備えている。
また遊技用システム1では、図2(b)に示すように、ビジターカード102及び会員カード103が使用される。なお、以下においては、ビジターカード102及び会員カード103を「カード」と総称する場合がある。また、カードには、前記報知言語を特定可能な情報が記憶されるが、以下においては単に「報知言語が記憶」と称する。
ビジターカード102は、当該ビジターカード102を個々に識別可能なカードIDと、遊技者が所有する遊技用価値(有価価値)の一例であるプリペイド残額とが記憶されたものであり、会員カード103を所持していないビジター遊技者に対して、玉貸ユニット120で発行される。この発行の際には、前記報知言語が記憶される。具体的には、ビジター遊技者が、玉貸ユニット120に紙幣を挿入し、プリペイド残額を使用してパチンコ玉の貸出を受けた後に、カード返却ボタン114cを操作すると、プリペイド残額が有れば、該プリペイド残額が記録されたビジターカード102が発行(排出)されるが、その際に、遊技中に使用されていた報知言語が記憶される。
会員カード103は、当該会員カード103を個々に識別可能なカードIDと、前記プリペイド残額とが記憶されると共に、会員である遊技者を個々に識別可能な会員IDが記憶されたものであり、会員登録を行った会員遊技者に対して、遊技場内の景品交換カウンタ等(図示外)で発行される。この発行の際には、店員が行う処理により、前記報知言語が記憶される。具体的には、店員が、会員登録を行う会員遊技者が希望する報知言語を把握して、発行する会員カードに記憶する処理を行う。
ここで、残額管理装置141,持玉管理装置142,及び会員管理装置143について説明する。これら残額管理装置141,持玉管理装置142,及び会員管理装置143は、は、通信部,制御部(CPU,ROM,RAM等),記憶手段(ハードディスク等),出力手段(ディスプレイ等),及び入力手段(キーボードやマウス等)などを備えるコンピュータである。
残額管理装置141は、ビジターカード102のカードID及び会員カード103のカードIDに対応付けて、各カードを所持している遊技者が所有し、該遊技者が前払いしたプリペイド価値であるプリペイド残額を管理している。そして、カードが玉貸ユニット120で受け付けられ、当該カードのカードID及びプリペイド残額が読み取られると、当該カードID及びプリペイド残額が残額管理装置141に対して送信されることにより、当該カードIDに対応付けて残額管理装置141で管理しているプリペイド残額との照合が行われ、照合OKであれば、当該プリペイド残額を使用したパチンコ玉の貸出を受けることができるようになる。
持玉管理装置142は、ビジターカード102のカードID及び会員カード103のカードIDに対応付けて、各カードを所持している遊技者が獲得したパチンコ玉であって、獲得当日のみ使用可能に貯蓄された遊技用価値(有価価値)である持玉数を管理している。そして、カードが玉貸ユニット120で受け付けられ、当該カードのカードIDが読み取られると、当該カードIDが持玉管理装置142に対して送信されることにより、当該カードIDに対応付けて持玉管理装置142で管理している持玉数が特定されて、当該持玉数の範囲内でパチンコ玉の払出を受けることができるようになる。
会員管理装置143は、会員カード103のカードID及び/又は会員IDに対応付けて、該会員カード103を所持している会員遊技者が獲得したパチンコ玉であって、獲得当日及び翌日以降も使用可能に貯蓄された遊技用価値(有価価値)である貯玉数を管理している。そして、会員カード103が玉貸ユニット120で受け付けられ、当該会員カード103のカードID及び会員IDが読み取られると、当該カードID及び/又は会員IDが会員管理装置143に対して送信されることにより、当該カードID及び/又は会員IDに対応付けて会員管理装置143で管理している貯玉数が特定されて、当該貯玉数の範囲内でパチンコ玉の払出を受けることができるようになる。
なお上記では、プリペイド残額がカードに記録されている例について説明したが、該プリペイド残額はカードに記録されていなくてもよい。また上記では、持玉数がカードに記録されていない例について説明したが、該持玉数がカードに記録されていてもよい。さらに上記では、貯玉数が会員カード103に記録されていない例について説明したが、該貯玉数は会員カード103に記録されていてもよい。
次に、ホールコンピュータ150について説明する。ホールコンピュータ150は、図1に示すように接続される通信部151,制御部152(CPU,ROM,RAM等),記憶手段であるハードディスク153,出力手段であるディスプレイ154,及びキーボードやマウス等の入力装置155などを備えるコンピュータである。このホールコンピュータ150は、各種の情報を集計するものであるが、本発明に係る報知言語に関する集計については、図9〜図10を参照して後述する。
次に、パチンコ機110について説明する。パチンコ機110は遊技機の一例であって、図1及び図2(a)に示すように、玉貸ユニット120に対応して(ここでは玉貸ユニット120の右側に隣接して)設けられ、対応する玉貸ユニット120と通信することにより、該玉貸ユニット120が行う玉貸処理,持玉払出処理,及び貯玉再プレイ処理(以下、「玉払出処理」と総称する。)に応じて当該パチンコ機110からパチンコ玉を払い出す、いわゆるCR式のパチンコ機である。このパチンコ機110は、遊技場内に設けられた遊技島において該パチンコ機110の機種等に従って配置されており、台番号により個々に識別される。
このパチンコ機110は、図2(a)に示すように、その前面に遊技領域,上皿,下皿,及び発射ハンドル等を備えると共に、上皿に残度数表示器114a,玉貸ボタン114b,及びカード返却ボタン114cを備え、遊技領域内の略中央に演出表示装置116を備え、遊技領域外の上側左右にスピーカ118,118を備え、図1に示すように、その内部に遊技制御基板111,払出制御基板112,玉払出装置113,演出制御基板115,音声制御基板117等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
遊技制御基板111は、パチンコ機110における遊技状態を制御するものである。払出制御基板112は、玉貸ユニット120の玉貸通信部121aと通信可能に接続されており、パチンコ機110と玉貸ユニット120との間における通信を司るものであり、玉払出処理において、玉貸ユニット120との間で信号のやり取りが行われる。また払出制御基板112は、遊技制御基板111と接続されており、該遊技制御基板111から、遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ玉(いわゆる賞球)の払出の指示を受ける。そして払出制御基板112は、玉払出装置113と接続され、該玉払出装置113を制御する。玉払出装置113は、払出制御基板112からの指示に基づいて、玉払出処理において、予め定められた一単位数(例えば25玉)の整数倍のパチンコ玉を払い出すと共に、前記賞球を払い出す。
残度数表示器114aは、対応する玉貸ユニット120のカードR/W124にて受け付けたビジターカード102又は会員カード103に記録されているプリペイド残額から特定される残度数を表示するための表示器であり、ここでは2桁の7セグメント表示器によって構成されている。この残度数表示器114aでは、該玉貸通信部121aから残度数を示す度数表示信号が入力されることによって、該残度数が表示される。この度数表示信号に含まれる残度数は、「プリペイド残額÷100円」の式で演算された商である。
玉貸ボタン114bは、対応する玉貸ユニット120のカードR/W124にて受け付けたビジターカード102又は会員カード103に記録されているプリペイド残額を使用した玉貸処理を行うための玉貸操作を受け付けるボタンである。この玉貸ボタン114bが操作されたことにより、玉貸通信部121aとの間に図示しない検出回路を介して設けられている貸出入力信号線を介して、該玉貸通信部121aに貸出入力信号が入力され、該検出回路が該貸出入力信号の入力を検出することによって、制御部122が玉貸ボタン114bが操作された旨を認識して、玉貸処理を行う。
カード返却ボタン114cは、対応する玉貸ユニット120のカードR/W124にて受け付けたビジターカード102又は会員カード103を返却するための返却操作を受け付けるボタンである。このカード返却ボタン114cが操作されたことにより、玉貸通信部121aとの間に図示しない検出回路を介して設けられている返却入力信号線を介して、該玉貸通信部121aに返却入力信号が入力され、該検出回路が該返却入力信号の入力を検出することによって、制御部122がカード返却ボタン114cが操作された旨を認識して、カード返却処理を行う。
上記の残度数表示器114a,玉貸ボタン114b,及びカード返却ボタン114cは、図2(a)に示すように、パチンコ機110の前面(ここでは上皿)に設けられているが、図1に示すように、玉貸ユニット120と接続されているので、遊技用装置を構成する該玉貸ユニット120に属するものでもある。なお、玉貸ボタン114b,及びカード返却ボタン114cは、玉貸ユニット120に設けられていてもよい。
演出制御基板115は、遊技制御基板111と接続されており、該遊技制御基板111から、演出表示の指示を受ける。演出表示装置116は、演出制御基板115と接続されており、該演出制御基板115からの指示に基づいて、前記演出表示を行う。音声制御基板117は、演出制御基板115と接続されており、該演出制御基板115から、前記演出表示に伴う音声出力の指示を受ける。スピーカ118は、音声制御基板117と接続されており、該音声制御基板117からの指示に基づいて、前記音声出力を行う。
この演出表示装置116及びスピーカ118は報知手段の一例であって、所定情報の報知である前記演出表示又は前記音声出力を、該報知に用いる言語である報知言語で行うものである。具体的には、例えば報知内容が『大当り発生』である場合に、演出表示装置116は、日本語ならば『大当り発生』,英語ならば『Jackpot occurrence』と表示し、スピーカ118は、同様に音声出力する。なお報知言語は、日本語又は英語に限られず、中国語,韓国語,その他の言語であってもよく、また方言であってもよい。
このパチンコ機110では、発射ハンドルが操作されると、上皿にあるパチンコ玉が遊技領域に打ち込まれて、遊技が行われる。この遊技領域に打ち込まれた打込玉が始動入賞口に入賞すると、可変表示装置が変動を開始し、演出表示装置116で演出表示が行われると共にスピーカ118から該演出表示に伴う音声出力が行われる。そして該可変表示装置に表示される図柄の表示結果が特定の態様になると、大当りに制御され、大当り中には、大当り中信号が出力される。また、大当り終了後に所定条件を満たすと、次回の大当りに制御されやすくなる確率変動状態(確変)に制御され、確変中には、確変中信号が出力される。
これら大当り中信号及び確変中信号は、ホールコンピュータ150に対して出力されると共に、図示しない台端末を介して、対応する呼出ランプ装置130及び玉貸ユニット120に対して出力される。そしてホールコンピュータ150では、これら大当り中信号及び確変中信号に基づいて、大当りや確変の発生回数が集計される。また呼出ランプ装置130でも、これら大当り中信号及び確変中信号に基づいて、大当りや確変の発生回数が集計され、該発生回数が遊技データとしてディスプレイ133に表示される。また玉貸ユニット120では、これら大当り中信号及び確変中信号に基づいて、後述する図4のS134に示す処理が行われる。
次に、玉貸ユニット120の構成について説明する。玉貸ユニット120は遊技用機器の一例であって、図1及び図2(b)に示すように、遊技機であるパチンコ機110に対応して(ここではパチンコ機110の左側に隣接して)設けられ、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図2(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口123a,突出部120a,及びカード挿入口124a等を備え、その前面からパチンコ機110の前面に掛けて計数機125を備え、図2(b)に示すように、その内部に紙幣識別機123,玉貸通信部121a,場内通信部121b,制御部122,カードR/W124,及びビジターカードストッカ124b等を備え、突出部120aの右側面(即ち遊技者に向く側)にタッチパネル式のディスプレイ126を備え、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。この玉貸ユニット120は、ユニット番号により個々に識別される。
玉貸通信部121aは、前述の如く、パチンコ機110の払出制御基板112と通信可能に接続されている。場内通信部121bは、図1に示すように、残額管理装置141,持玉管理装置142,会員管理装置143,及びホールコンピュータ150と通信可能に接続されており、それらと玉貸ユニット120との間における通信を司るものである。
制御部122は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、玉貸ユニット120に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部122のRAMでは、図示しないが、カードR/W124で受け付けたビジターカード102又は会員カード103から読み取ったカードIDとプリペイド残額が記憶されると共に、該カードIDから特定される持玉数が持玉管理装置142から取得して記憶され、また会員カード103を受け付けた場合には、該カードIDから特定される貯玉数が会員管理装置143から取得して記憶される。
紙幣識別機123は、図2(b)に示すように、紙幣挿入口123aから紙幣(1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,又は10000円紙幣)の挿入を受け付けて、該紙幣を識別するものである。なお識別された紙幣は、紙幣識別機123の後方に設けられる紙幣通路123b内を搬送されて遊技島に取り込まれ、遊技島内に設けられる搬送路を経て遊技島の端部に設けられる金庫に回収される。そして、該識別された紙幣の金額が、カードで記録しているプリペイド残額及び残額管理装置141で記憶しているプリペイド残額にに加算される、入金処理が行われる。
カードR/W124は、図2(b)に示すように、カード挿入口124aからビジターカード102の挿入を受け付けて、該ビジターカード102からカードID及びプリペイド残額を読み取るものであり、またカード挿入口124aから会員カード103の挿入を受け付けて、該会員カード103からカードID及びプリペイド残額と会員IDとを読み取るものである。
ここで読み取ったカードID及びプリペイド残額が、残額管理装置141に対して送信されて照合されることにより、照合OKならば、該プリペイド残額が制御部122のRAMで記憶されて、玉貸処理に使用可能となる。また、該読み取ったカードIDが持玉管理装置142に対して送信されることにより、該カードIDに対応する持玉数が特定され、該持玉数が制御部122のRAMで記憶されて、持玉払出処理に使用可能となる。また、該読み取ったカードIDが会員管理装置143に対して送信されることにより、該カードIDに対応する貯玉数が特定され、該貯玉数が制御部122のRAMで記憶されて、貯玉再プレイ処理に使用可能となる。
ビジターカードストッカ124bは、該カードR/W124の後方に設けられ、所定枚数(例えば10枚)のビジターカード102を貯留するものである。このビジターカードストッカ124bには、プリペイド残額及び持玉数が零になったビジターカード102が取り込まれて貯留される。またカードR/W124にてカードを受け付けていない状態でカード返却ボタン114cの操作を受け付け、プリペイド残額か計数値が有る場合には、ビジターカードストッカ124bで貯留しているビジターカード102のうちの1枚が、該ビジターカードストッカ124bからカードR/W124に対して搬送されて、カードR/W124にセットされ、カードR/W124は、該セットされたビジターカード102からカードIDを読み取り、当該カードIDにプリペイド残額及び/又は計数値を対応させる処理(カードIDとプリペイド残額とを残額管理装置141に対して送信する処理、及び/又は、カードIDと計数値とを持玉管理装置142に対して送信する処理)を行った後に、当該ビジターカード102にプリペイド残額及び/又は計数値を記録してカード挿入口124aから排出(発行)する。
なお、前記取込の際に、ビジターカード102に報知言語が記憶されていれば、該報知言語は消去される。これにより、当該ビジターカード102が発行される場合に、一の遊技者が記憶させた報知言語が他の遊技者に引き継がれてしまうのを防止できる。
計数機125は、パチンコ機110の下皿から放出されるパチンコ玉を受け入れて計数するものである。このパチンコ玉の計数値は、制御部122のRAMで記憶される。そしてカード返却ボタン114cの操作を受け付けると、カードIDに該計数値を対応させる処理(カードIDと計数値とを持玉管理装置142に対して送信する処理、及びビジターカード102に計数値を記録する処理)を行った後に、当該ビジターカード102をカード挿入口124aから排出する。
なお、カードIDと計数値とを受信した持玉管理装置142は、当該カードIDに対応付けて管理している持玉数に当該計数値を加算更新する。この持玉数は、会員ならば、遊技場の営業中に自らの意思で、景品交換用のPOS端末(図示外)において貯玉数に移行でき、また遊技場の営業終了後には自動的に、貯玉数に移行される。
タッチパネル式のディスプレイ126は、各種の情報を表示する表示デバイスであると共に、各種の情報の入力をタッチパネルで受け付ける入力デバイスである。このディスプレイ126には、図3に示す画面が表示される。このディスプレイ126は報知手段の一例であって、所定情報の報知を、該報知に用いる言語である報知言語で行うものである。
ここで所定情報には、例えば遊技に関わるものとして、後述する図5及び図6に示す推奨遊技機の情報,遊技場の広告,遊技用機器の使用方法等を示すチュートリアルなどが含まれ、また遊技に関わらないものとして、例えば企業の広告などが含まれる。以下においては、報知に用いる言語の種類が、日本語,英語,中国語,又は韓国語のいずれかであり、報知言語として日本語が初期設定されている例について説明する。
まずD1の基本画面では、初期設定の報知言語である日本語で、受付中のカードの種類(ビジターカード102か,会員カード103か,待機中か),入金の可否,計数の可否,及び貸出レートが上部に表示され、報知言語の切替をするための「Language」ボタン,及び「メニュー」ボタンが下部に表示される。なお本例では、報知言語の切替をするためのボタンとして、多くの人種が理解可能なように、英語で「Language」と表記される例について説明するが、当該ボタンは、日本語や他の言語で表記されてもよく、また何らかの記号で表記されてもよい。
このD1でメニューボタンを操作すると、図示しないが、ビジターカード102の受付中ならば持玉払出ボタンが表示され、会員カード103の受付中ならば持玉払出ボタン及び貯玉再プレイボタンが表示される。ここで持玉払出ボタンを操作すると、制御部122のRAMで記憶している計数値及び持玉数を使用した持玉払出処理が行われる。また、貯玉再プレイボタンを操作すると、制御部122のRAMで記憶している貯玉数を使用した貯玉再プレイ処理が行われる。なお、これら持玉払出ボタンや貯玉再プレイボタンは、メニューボタンを操作せずとも、常にディスプレイ126に表示されているものであってもよく、またディスプレイ126とは別に独立したボタンが設けられているものであってもよい。
このD1で「Language」ボタンを操作すると、D2の言語選択画面で、報知言語を選択するためのボタンとして、日本語,英語,中国語,又は韓国語の言語ボタンが表示される。このD2で、選択しようとするいずれかの言語ボタンにカーソルを合わせると、当該言語ボタンに対応する言語で案内が行われる。例えば、カーソルを日本語の言語ボタンに合わせると、D2aに示すように、『日本語で御案内をします』と表示され、カーソルを英語の言語ボタンに合わせると、D2bに示すように、『And thenguidance in English』と表示される。この表示を行うディスプレイ126は、選択を受け付ける所定の外国に対応する言語で案内を行う外国選択受付手段として機能するものであり、これによれば、いずれの言語に切り替わるのかを明確にすることができる。
このD2aでOKボタンを操作すると、報知言語は初期設定の日本語から切り替えられず、D3で、前記D1と同じ画面が表示される。一方、D2bでOKボタンを操作すると、報知言語が初期設定の日本語から前記D2で選択された英語に切り替えられて、D4で、前記D1の表示内容が英語で示された画面が表示される。なお、図示しないが、D2で中国語ボタンを操作し、D2aやD2bに類似する中国語での案内画面でOKボタンを操作すると、前記D1の表示内容が中国語で示された画面が表示され、またD2で韓国語ボタンを操作し、D2aやD2bに類似する韓国語での案内画面でOKボタンを操作すると、前記D1の表示内容が韓国語で示された画面が表示される。これら各報知言語での表示内容は、制御部122のROMで記憶されている。また選択された報知言語は、制御部122のRAMで記憶される。
なお、報知言語の切替は、D2の切替画面で行われるものには限られず、例えば、報知言語毎のボタンが設けられ、いずれかのボタンが操作されることにより、該操作されたボタンに対応する報知言語に切り替えられるものであってもよく、また、1つの切替ボタンが設けられ、該切替ボタンを押した回数に応じて(例えば、1回押したら日本語,2回押したら英語,3回押したら中国語,4回押したら韓国語に)、報知言語が切り替えられるものであってもよい。また、D2aやD2bの案内画面が表示されず、D2から直接D3やD4に進むものであってもよい。
また、ディスプレイ126では、所定のタイミングで、前記基本画面に代えて、推奨遊技機,広告,チュートリアル,及び二次元コード等が表示されるが、これについては、図5〜図6を参照して後述する。ここで所定のタイミングは、例えば一定時間(5分)毎や、玉貸ボタン114b等のボタン操作が有ったときや、対応するパチンコ機110で大当りが発生したときなどである。
次に、呼出ランプ装置130について説明する。呼出ランプ装置130は遊技用機器の一例であって、図1に示すように、遊技機であるパチンコ機110に対応して(ここではパチンコ機110の上側に隣接して)設けられ、横長の箱型の形状を呈するものであり、その前面にディスプレイ133等を備え、その内部に通信部131,及び制御部132を備え、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
通信部131は、対応する玉貸ユニット120の場内通信部121b,及びホールコンピュータ150の通信部151と通信可能に接続されており、それらと玉貸ユニット120との間における通信を司るものである。制御部132は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、呼出ランプ装置130に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
ディスプレイ133は、遊技データとして、主に対応するパチンコ機110における大当り回数や大当り間スタート回数等を表示するものである。このディスプレイ133は報知手段の一例であって、所定情報である前記遊技データの報知を、該報知に用いる言語である報知言語で行うものである。具体的には、大当り回数は、日本語ならば『大当り回数』,英語ならば『Jackpot number of times』と表示し、大当り間スタート回数(一の大当りの終了後、次の大当りが発生するまでに行われた、可変表示装置の変動回数)は、日本語ならば『スタート回数』,英語ならば『Start times』と表示する。なお報知言語は、パチンコ機110及び玉貸ユニット120で説明したのと同様に、日本語又は英語に限られず、中国語,韓国語,その他の言語であってもよく、また方言であってもよい。
[1−2.第1実施形態に係る遊技用システム1及び遊技用機器の作用]
まず、図4〜図6を参照して、玉貸ユニット120の作用、即ち玉貸ユニット120が行う報知言語の切替処理と表示内容の切り替えについて説明する。
図4は、玉貸ユニット120が行う切替処理の一例を示すフローチャートである。なお、図示しないが、カード受付時処理,玉貸処理,計数処理,持玉払出処理,貯玉再プレイ処理,及びカード返却処理は、この切替処理とは別個に行われる。
まず制御部122は、S101〜S103で、カードR/W124によるカードの読取,紙幣識別機123による紙幣の識別,又は前記D2における切替操作の受付を待機する。即ち、言語の切替は、カードの読取や紙幣の識別の前であっても可能である。なお、カードの読取は、カードの受付であってもよく、紙幣の識別は、紙幣の受付であってもよい。
ここでカードの読取や紙幣の識別の前に切替操作の受付が有ると(S103でYES)、制御部122のRAMで記憶している報知言語を、複数種類の言語のうちから前記D2で操作(選択)されたボタンに対応する言語に切り替えて(S104)、次に述べる切替情報と切替要求情報を場内通信部121bからホールコンピュータ150に対して送信し(S105)、計時を開始する(S106)。この計時は、切替操作を受け付けてから遊技を開始する(例えばカード又は紙幣を受け付ける)までに充分な時間として、第1所定時間(例えば2分)でタイムアップするように設定されている。この第1所定時間は、任意に設定可能である。
ここでS104の処理を行う制御部122は、報知手段(ディスプレイ126)が報知に用いる言語である報知言語の種類を切り替える切替手段として機能するものであり、複数種類の言語(例えば日本語,英語,中国語,韓国語)のうちから選択された種類の前記報知言語に切替可能である。
またS105の処理を行う制御部122及び場内通信部121bは、該切替手段により報知言語の種類が切り替えられたことを特定可能な切替情報を外部(ホールコンピュータ150)に出力する出力手段として機能するものであり、この切替情報は、切り替えられた報知言語の種類を特定可能な種類情報でもある。この切替情報は、切替が行われた玉貸ユニット120のユニット番号を特定可能な情報と、切替後の報知言語を特定可能な情報とを含む。
この切替情報を受信したホールコンピュータ150は、該切替情報から特定されるユニット番号と、該ユニット番号の玉貸ユニット120に対応するパチンコ機110の台番号と、該切替情報から特定される切替後の報知言語を、ディスプレイ154に表示すると共に、該切替情報を、当該玉貸ユニット120が配置されている遊技島の島端ランプ160と、インカム170に対して転送する。
この切替情報を受信した島端ランプ160は、該切替情報から特定される切替後の報知言語に応じて、所定期間(例えば1分間)及び/又は所定回数(例えば3回)、点灯や点滅する(例えば報知言語が英語であれば青色で点灯し、中国語であれば黄色で点灯し、韓国語であれば赤色で点灯する)。なお、該所定期間内に複数の切替情報を受信した場合には、一の切替情報に基づく点灯や点滅を行った後に次の切替情報に基づく点灯や点滅を行うものでもよく、また一の切替情報に基づく点灯や点滅と次の切替情報に基づく点灯や点滅とを同時並行で行うものでもよい。また切替情報を受信したインカム170では、前記台番号と、切替後の報知言語が、例えば『○○番台が、英語に切り替わりました』のように、音声出力される。
これによれば、出力手段から出力された切替情報に基づいて、遊技用機器において報知言語の切替が行われたことが遊技場側で認識できるので、適切な接客対応が見込まれる。また、出力手段から出力された種類情報に基づいて、遊技用機器において切り替えられた報知言語の種類を遊技場側で認識できるので、より適切な接客対応が見込まれる。例えば切り替えられた報知言語が英語であれば、英語を話せる店員を出向かせたり、店員に英語の案内文を持たせて出向かせたりすることにより、適切な接客対応を行うことができる。
さらに前記出力手段は、前記切替手段により報知言語の種類の切替が行われたことに基づいて、当該遊技用機器に対応する他の遊技用機器(呼出ランプ装置130及びパチンコ機110)における報知言語も切り替えるための切替要求情報を出力するものであり、本例では、当該他の遊技用機器に直接送信するのではなく、ホールコンピュータ150を介して他の遊技用機器に送信している。この切替要求情報は、切替が行われた玉貸ユニット120のユニット番号を特定可能な情報と、切替後の報知言語を特定可能な情報と、当該報知言語に切り替える旨の指示コマンドとを含む。
この切替要求情報を受信したホールコンピュータ150は、該切替要求情報から特定されるユニット番号の玉貸ユニット120に対応する呼出ランプ装置130及びパチンコ機110に対して、該切替要求情報から特定される報知言語に切り替える旨の切替指示を送信し、該切替指示を受信した呼出ランプ装置130及びパチンコ機110は、自らにおける報知言語を、該切替指示が示す報知言語に切り替えて、玉貸ユニット120における報知言語と同じになるようにする。これによれば、報知言語の切替が行われた遊技用機器(玉貸ユニット120)に対応する他の遊技用機器(呼出ランプ装置130及びパチンコ機110)における報知言語も切り替えられるので、遊技者の手間を掛けずに、利便性を向上できる。
前記S106の後は、前記S106で開始された計時がタイムアップするまでに(S113)、遊技の開始、即ちカードR/W124によるカードの読取(S111),又は紙幣識別機123による紙幣の識別(S112)が有るか否かを判定する。なお、カードの読取は、カードの受付であってもよく、紙幣の識別は、紙幣の受付であってもよい。
ここで計時がタイムアップするまでに遊技が開始される、即ちカードの読取(S111でYES)又は紙幣の識別(S112でYES)が有ると判定した場合には、計時を終了して(S114)、報知言語の切替を無効にすることなく、後述するS132〜S133に進む。これによれば、報知言語の切替後にカードを受け付けても当該切替が有効であることにより、再度の切替が不要なので遊技者の手間を防止できる。
一方、遊技が開始されずに計時がタイムアップした(S113でYES)と判定した場合には、計時を終了し(S115)、前記S104で切り替えられた報知言語を初期設定の日本語に戻して(S116)、切替処理を終了する。これによれば、例えば悪戯等により報知言語の切替が行われて遊技が開始されなくても、報知言語が初期設定の言語に戻されるので、該切替後に遊技を行う遊技者に影響を及ぼさない。
前記S101でカードの読取が有ると(YES)、該カードから読み取った情報の中に報知言語を特定可能な情報の記憶が有るか否かを判定する(S120)。このS120で報知言語を特定可能な情報の記憶が有る(YES)と判定した場合には、制御部122のRAMで記憶している報知言語を、該カードが記憶している報知言語に切り替えて(S125)、切替情報と切替要求情報を場内通信部121bからホールコンピュータ150に対して送信し(S126)、後述するS132〜S133に進む。
即ち、会員登録時に報知言語が記憶された会員カード103を受け付けた場合には、当該報知言語に切り替えられる。また、一の玉貸ユニット120で報知言語が切り替えられて、該切り替えられた報知言語がビジターカード102に記憶され、他の玉貸ユニット120が該ビジターカード102を受け付けた場合にも、当該報知言語に切り替えられる。即ち、一の玉貸ユニット120における報知言語の切替が、他の玉貸ユニット120にも引き継がれる。このように、カードに報知言語の記憶が有れば、遊技者の切替操作無しで、報知言語の切替が行われるので、遊技者の手間を掛けずに、利便性を向上できる。
一方、S120で報知言語を特定可能な情報の記憶が無い(NO)と判定した場合には、S121〜S123に進む。また、前記S102で紙幣の識別が有った場合にも(YES)、S121〜S123に進む。このS121〜S123では、制御部122のRAMで記憶しているプリペイド残額が0かつ計数値及び持玉数が0になった後、第2所定時間(例えば3分)が経過する前に、前記D2における切替操作の受付,又はカード返却ボタン114cの操作によるカードの排出が有るか否かを判定する。この第2所定時間は、手元のパチンコ玉の打込が終わってから再び遊技を開始する(紙幣を受け付ける)までに充分な時間であり、任意に設定可能である。
ここで第2所定時間が経過する前にカードの排出が有る(S122でYES)と判定した場合、及び、切替操作の受付やカードの排出が有る前に第2所定時間が経過した(S123でYES)と判定した場合には、遊技終了と判断し、報知言語の種類が初期設定(日本語)から切り替えられなかったことを特定可能な非切替情報を外部(ホールコンピュータ150)に出力して(S124)、切替処理を終了する。なお、会員カード103の受付中であれば、S122でNOの場合に、S123には進まず、S121に戻る。
前記S114及び前記S126の後に進むS132〜S133では、制御部122のRAMで記憶しているプリペイド残額が0かつ計数値及び持玉数が0になった後、第2所定時間(例えば3分)が経過する前に、カード返却ボタン114cの操作によるカードの排出が有るか否かを判定する。
ここで第2所定時間が経過する前にカードの排出が有る(S132でYES)と判定した場合には、対応するパチンコ機110が大当り中又は確変中であるか否か、具体的には、対応するパチンコ機110から前記台端末(図示外)を介して、前記大当り中信号又は前記確変中信号が入力されているか否かを判定する(S134)。このS134で大当り中又は確変中である(YES)と判定した場合には、前記S104又はS125で切り替えられた報知言語は維持して、切替処理を終了する。一方、S134で大当り中又は確変中でない(NO)と判定した場合には、前記切り替えられた報知言語を初期設定の日本語に戻して(S135)、切替処理を終了する。
これによれば、報知言語の切替後にカードの受付が終了すると当該切替を無効にすることにより、遊技者が変わったときに前の遊技者の切替が反映されていることを防止できる。また、対応するパチンコ機110が大当り中又は確変中である場合には、カードを返却して、パチンコ機110の上皿及び下皿にあるパチンコ玉のみで遊技を行う遊技者がいるため、切り替えられた報知言語は維持して、当該遊技者の便宜を図る一方、該大当り中又は確変中でない場合には、カードが返却されると、遊技終了であることが多いため、報知言語を初期設定に戻して、該切替後に遊技を行う遊技者に影響を及ぼさない。
カードの排出が有る前に第2所定時間が経過した(S133でYES)と判定した場合には、遊技終了と判断し、前記切り替えられた報知言語を初期設定の日本語に戻して(S135)、切替処理を終了する。なお、会員カード103の受付中であれば、S132でNOの場合に、S133には進まず、S132に戻る。
図5及び図6は、玉貸ユニット120のディスプレイ126に表示される情報画面の一例を示す図である。このディスプレイ126では、切り替えられた種類の報知言語に対応する情報を表示して報知する。なお、表示する情報は、報知言語の種類毎に、制御部122において、書き換え可能な不揮発性のROMに記憶される。
図5(a)は、推奨遊技機の情報であり、例えば、報知言語が日本語であれば『おすすめ機種は、CR.○○!』,英語であれば『Recommendation CR.○○!』と表示される。ここで推奨遊技機は、報知言語の種類に応じて選定され、各報知言語を選択した遊技者の遊技実績に基づくもの(例えば遊技頻度が高いもの)でもよく、あるいは遊技実績に基づかないもの(例えばメーカーが推奨するもの)でもよい。これによれば、切り替えられた種類の報知言語に対応した推奨遊技機の情報が、当該報知言語で報知されるので、該推奨遊技機の稼働向上が見込まれる。
図5(b)は、広告の情報であり、例えば、報知言語が日本語であれば『毎週水曜日はドリンク1杯プレゼント』,英語であれば『One Free Drink On Every Wednesday』と表示される。ここで広告は、報知言語の種類に応じて選定されるもの(例えば報知言語が中国語であれば中国食材店の広告など)でもよく、報知言語の種類によらず共通の内容のものでもよい。また前述の如く、遊技場の広告でもよく、企業の広告でもよい。これによれば、切り替えられた種類の報知言語に対応した広告が、当該報知言語で報知されるので、広告効果の向上が見込まれる。
図6(c)は、遊技用機器(パチンコ機110,玉貸ユニット120,呼出ランプ装置130)の使用方法等を示すチュートリアルであり、例えば、報知言語が日本語であれば『パチンコご利用方法 STEP1 お金を入れます。』,英語であれば『How to play PACHINKO STEP1 Deposit Money.』と表示される。これによれば、切り替えられた種類の報知言語に対応したチュートリアルが、当該報知言語で報知されるので、遊技機の稼働向上が見込まれる。
図6(d)は、前記チュートリアルを閲覧するための情報(本例では、チュートリアルが格納されたサイトのURLを特定可能な、二次元コード)であり、例えば、報知言語が日本語であれば『パチンコご利用方法 二次元コードをスマホやケータイで読み取ってください。』,英語であれば『How to play PACHINKO Scan codes By smartphone』と表示される。これによれば、切り替えられた種類の報知言語に対応したチュートリアルが、当該報知言語で報知されるので、遊技機の稼働向上が見込まれると共に、該チュートリアルを更新する場合には、前記サイトのサーバで更新すればよいので、各遊技用機器で更新するのに比べて、手間が省ける。
ここで、図6に示すような文字出力は、報知言語に応じた形式で実行する。例えば図7に示すように、日本語から英語に翻訳して、文章が長くなる場合には、パターンAのようにフォントを小さくしたり、パターンBのように改行を多くしたり、図示しないが一部を透かして重畳表示して、日本語で表示するのと略同幅で英語を表示する。また図示しないが、英語から日本語に翻訳して、文章が短くなる場合には、フォントを大きくしたり、改行を少なくして、英語で表示するのと略同幅で日本語を表示する。これによれば、文字出力に支障が出るのを防止できる。
また、パチンコ機110で行う音声出力も、報知言語に応じた形式で実行する。例えば、日本語から英語に翻訳して、文章が長くなる場合には、出力速度を速くしたり、フェードアウトして、日本語で読み上げるのと略同時間で英語を読み上げる。また、英語から日本語に翻訳して、文章が短くなる場合には、出力速度を遅くして、英語で読み上げるのと略同時間で日本語を読み上げる。これによれば、音声出力に支障が出るのを防止できる。なお、略同時間で読み上げるように制御するのではなく、音声出力の時間を長くしたり短くしたり制御するものであってもよい。
また、音声出力は、図8に示すように、一の音声出力(音声1の出力)の終了間際のタイミングで、他の音声出力(音声2の出力)を実行する。ここで「終了間際のタイミング」とは、例えば、パターンAのように、音声1の終了と同時に音声2を出力するものでもよく、パターンBのように、音声1の終了直前に、微少間隔t1を重ねて、音声2を出力するものでもよく、パターンCのように、音声1の終了直後に、微少間隔t1を空けて、音声2を出力するものでもよい。これによれば、音声出力に支障が出るのを防止できる。
以上の説明では、玉貸ユニット120で報知言語の切替を行う例について説明したが、これに限らず、呼出ランプ装置130やパチンコ機110で報知言語の切替を行うものであってもよい。具体的に、呼出ランプ装置130で報知言語の切替を行う場合には、例えば、操作ボタン(図示外)の操作により、前記図3のD2と同様の切替画面をディスプレイ133に表示させて、報知言語を選択する。また、パチンコ機110で報知言語の切替を行う場合には、例えば、操作桿(図示外)の操作により、前記図3のD2と同様の切替画面を演出表示装置116に表示させて、報知言語を選択する。即ち、遊技用機器(玉貸ユニット120,呼出ランプ装置130,パチンコ機110)の一以上で、報知言語の切替が行われるものであればよい。
また、以上の説明では、玉貸ユニット120で報知言語の切替が行われると、対応する呼出ランプ装置130及びパチンコ機110でも該切替が反映される例について説明したが、これに限らず、呼出ランプ装置130で報知言語の切替が行われると、対応する玉貸ユニット120及びパチンコ機110でも該切替が反映されるものであってもよく、また、パチンコ機110で報知言語の切替が行われると、対応する玉貸ユニット120及び呼出ランプ装置130でも該切替が反映されるものであってもよい。即ち、一の遊技用機器で報知言語の切替が行われると、対応する他の遊技用機器でも該切替が反映されるものであればよい。
次に、図9〜図10を参照して、ホールコンピュータ150の作用、即ち前記切替情報や非切替情報を受信したホールコンピュータ150が行う処理について説明する。
図9は、ホールコンピュータ150のハードディスク153で記憶される言語DBの一例を示す図である。この言語DBでは、各玉貸ユニット120に対応するパチンコ機110の台番号毎にテーブルが設けられており、各テーブルでは、前記切替情報や非切替情報の受信時刻に対応付けて、報知言語が記憶される。この報知言語は、受信したのが切替情報であれば、当該切替情報(前記種類情報)から特定される種類の言語が記憶され、受信したのが非切替情報がであれば、初期設定の言語(本例では日本語)が記憶される。
図10は、ホールコンピュータ150で集計される言語帳票の一例を示す図である。この言語帳票は、所定のタイミング(例えば遊技場の営業終了後)に作成され、台番号及び機種毎に、前記言語DBの記憶内容に基づいて集計される、各報知言語(日本語,英語,中国語,韓国語)が報知に用いられた使用回数が記録される。この言語帳票を参照することにより、遊技場側は、経営に活かすことができる。例えば、日本語以外の使用回数が少ない機種は、日本語以外を使用する遊技者に人気が無いと判断して、導入を控えたり、英語の使用回数が多ければ、英語に対応した機種を導入したり、中国語の使用回数が多い機種は、一つの遊技島に集中的に配置し、初期設定の報知言語を中国語として、中国語専用島にしたりすることができる。
なお、言語に関する集計は、図10の言語帳票には限られない。例えば、会員登録時に会員カード103に記憶された言語の登録数を集計してもよい。これによれば、遊技場の固定客がいかなる言語を使用しているかを把握して、経営に活かすことができる。また、報知言語に応じた遊技データ(例えば、使用金額,遊技時間,差玉数,大当り間スタート回数など)を集計してもよい。これによれば、言語毎に遊技傾向を把握して、経営に活かすことができる。さらに、時間帯毎に、各言語毎の切替回数を集計してもよい。これによれば、いかなる時間帯に各言語の使用者が来店しているかを把握して、経営に活かすことができる。
[1−3.第1実施形態の変形例]
次に、第1実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態では、報知言語を特定可能な情報が、カードに記憶される例について説明したが、これに限らず、該報知言語を特定可能な情報は、カードIDに対応付けて、遊技用機器と通信可能な上位装置(例えばホールコンピュータ150)で記憶されるものであってもよい。この場合には、図4のS120では、カードから読み取ったカードIDに対応付けて上位装置で報知言語を特定可能な情報が記憶されているか否かを判定する。
上記の実施形態では、ビジターカード102に記憶されている報知言語が、カードストッカ124bに取り込まれる際に消去される例について説明したが、上位装置で報知言語が記憶されている場合には、該取込の際に報知言語の記憶を消去する他に、当日の営業終了後に報知言語の記憶を消去してもよい。
上記の実施形態では、遊技用機器が、玉貸ユニット120,呼出ランプ装置130,及びパチンコ機110である例について説明したが、これに限らず、該遊技用機器は、景品交換を行う遊技者に対して報知(例えば景品情報の表示)を行うPOS端末を含んでいてもよい。この場合のPOS端末は、自らで切替操作を受け付けることにより、報知言語を切り替えたり、カードを受け付けることにより、該カードに記憶されている報知言語又は該カードのカードIDに対応付けて上位装置で記憶されている報知言語に切り替えたり、他の遊技用機器から切替要求情報を受信することにより、当該切替要求情報から特定される報知言語に切り替える。
上記の実施形態では、遊技用機器である遊技機が、パチンコ機110である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、スロットマシンや、パチンコ玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機や、ゲーム機等であってもよい。
上記の実施形態では、図1に示すように、玉貸ユニット120における報知手段がディスプレイ126であり、呼出ランプ装置130における報知手段がディスプレイ133である例について説明したが、これらにおける報知手段は、報知言語での音声出力により報知を行うスピーカであってもよい。
上記の実施形態では、図4のS101〜S103に示すように、カードの読取や紙幣の識別の前であっても報知言語の切替が可能である例について説明したが、これに限らず、カードの読取や紙幣の識別の後に限って報知言語の切替が可能であるようにしてもよい。
上記の実施形態では、図4のS105又はS126に示す切替情報が、玉貸ユニット120からホールコンピュータ150に対して送信され、該ホールコンピュータ150から島端ランプ160やインカム170に対して送信される例について説明したが、これに限らず、該切替情報は、玉貸ユニット120から直接に島端ランプ160やインカム170に対して送信されるようにしてもよい。
上記の実施形態では、図4のS116又はS135に示すように、所定条件(S115の計時終了,又はS133の所定時間経過若しくはS134の大当り中や確変中でない)を満たした場合に、強制的に報知言語を戻す例について説明したが、これに限らず、所定条件を満たした場合に、報知言語を戻してよいかを遊技者に問い、該遊技者から報知言語を戻してよい旨の了解を得たら、報知言語を戻すようにしてもよい。あるいは、所定条件を満たしても、報知言語を戻さなくてもよい。
上記の実施形態では、報知言語の初期設定が日本語である例について説明したが、これに限らず、該報知言語の初期設定は他の言語であってもよい。また報知言語の初期設定をしないものであってもよく、この場合には、前記所定条件(S115,S133,S134)を満たしても、報知言語を戻さない。
上記の実施形態では、図4のS120に示すように、カードに報知言語の記憶が有ると、該カードの受付後に報知言語の切替ができない例について説明したが、これに限らず、カードに言語の記憶が有っても、該カードの受付後に報知言語の切替ができるようにしてもよい。また、カードに複数種類の報知言語を記憶し、該カードの受付後に、当該記憶している複数種類のうちの一の報知言語を遊技者に選択させ、該選択された報知言語に切り替えるものであってもよい。
上記の実施形態では、図4のS123又はS133に示すように、ビジターカード102の受付中において、計数値及び持玉数が0で所定時間経過ならば、S124又はS135に進む例について説明したが、これに限らず、該計数値が少量の所定値(例えば10玉)以下及び持玉数が0で所定時間経過ならば、S124又はS135に進むようにしてもよい。少量の所定値以下の計数値を残して遊技をやめた場合にも、処理を進めるためである。なお所定値は、任意に設定可能である。
上記の実施形態では、図4のS124に示す非切替情報を外部(ホールコンピュータ150)に対して出力することにより、ホールコンピュータ150において、図9及び図10に示すように、報知言語が初期設定のまま(日本語)であった旨を集計できる例について説明したが、これに限らず、該非切替情報を出力せず、その旨は集計しないものであってもよい。
上記の実施形態では、報知言語の切替が、遊技用機器における遊技者の操作により行われる例について説明したが、これに限らず、該報知言語の切替が、ホールコンピュータ150における店員の操作により行われるものであってもよい。
上記の実施形態では、図6(d)に示すように、チュートリアル画像情報が二次元コードであり、玉貸ユニット120のディスプレイ126に表示され、遊技者が携帯端末で読み取る例について説明したが、これに限らず、該チュートリアル画像情報が、チュートリアル画像にアクセス可能な情報(例えばURL)であり、玉貸ユニット120から遊技者の携帯端末に直接送信するものであってもよい。
[2.第2実施形態]
第2実施形態に係る遊技用装置である玉貸ユニット120は、第1実施形態に加え、外国人用カード104を受け付けたことに基づいて、外国人向け処理を行うことを特徴とするものである。
[2−1.第2実施形態に係る遊技用システム1及び遊技用装置の構成]
外国人用カード104は、遊技者が所有する有価価値(プリペイド残額,持玉数)を特定可能であると共に、所定の外国を特定可能であり、当該外国人に付与される記録媒体である。この外国人用カード104は、例えば図11に示すように、プリペイド残額及び所定の外国を特定可能な外国IDが記録されて、カード会社で発行される。そしてカード会社で発行された外国人用カード104は、旅行会社に納入されて、当該外国人用カード104に記録されている外国IDから特定される外国から旅行に来ている外国人旅行者に渡され、該外国人旅行者により遊技場で使用される。またカード会社で発行された外国人用カード104は、遊技場に納入されて、当該外国人用カード104に記録されている外国IDから特定される外国から来て在住している外国人在住者に渡され、該外国人在住者により遊技場で使用される。
図12に示すように、カード会社は、コンピュータであるカード管理装置200において、カードDBを記憶しており、該カードDBには、ビジターカードテーブル,会員カードテーブル,及び外国人用カードテーブルが含まれる。
図12(a)に示すビジターカードテーブルでは、一般用記録媒体であるビジターカード102を特定可能な一般識別情報である、Vで始まるユニークなカードIDに対応付けて、各遊技者が所有するプリペイド残額を管理している。図12(b)に示す会員カードテーブルでは、一般用記録媒体である会員カード103を特定可能な一般識別情報である、Mで始まるユニークなカードIDに対応付けて、各会員遊技者を個々に識別可能な会員IDと、各会員遊技者が所有するプリペイド残額とを管理している。
図12(c)に示すビジターカードテーブルでは、外国人用記録媒体である外国人用カード104を特定可能な外国人用識別情報である、Fで始まるカードIDに対応付けて、プリペイド残額,前記外国ID,発行日,及び使用日を管理している。ここで外国IDは、例えばISOに定められる3桁の国名コードであり、当該外国に対応する言語である報知言語を特定可能な情報である。なお外国IDは、国名コードではなく、例えば国際電話の国番号等であってもよい。また発行日は、各外国人用カード104がカード会社で発行された日である。さらに使用日は、各外国人用カード104が遊技場で最後に使用された日である。
遊技場において、玉貸ユニット120で玉貸処理が行われ、又は玉貸ユニット120で入金処理が行われて、残額管理装置141で記憶しているプリペイド残額が更新されると、カードID及び更新後のプリペイド残額を特定可能な更新情報が、残額管理装置141からカード管理装置200に対して送信され、これらビジターカードテーブル,会員カードテーブル,及び外国人用カードテーブルのプリペイド残額が、該更新情報から特定されるプリペイド残額に更新される。また外国人用カードテーブルの使用日に、当日の日付が記憶される。
[2−2.第2実施形態に係る遊技用システム1及び遊技用装置の作用]
図4に示す切替処理において、遊技場の玉貸ユニット120で外国人用カード104が受け付けられると(S101でYES)、該外国人用カード104には報知言語を特定可能な情報である外国IDが記憶されているので(S120でYES)、制御部122のRAMで記憶している報知言語を、該外国IDから特定される外国に対応する言語に切り替えて(S125)、切替情報と切替要求情報を場内通信部121bからホールコンピュータ150に対して送信する(S126)。これら切替情報や切替要求情報の外部出力は、外国人向け処理の一例であって、遊技者が外国人である旨(切替情報,切替要求情報)の外国人情報の外部出力でもある。
この外国人情報は、ホールコンピュータ150から、該外国人情報から特定されるユニット番号の玉貸ユニット120に対応する呼出ランプ装置130及びパチンコ機110に対して転送され、当該呼出ランプ装置130及びパチンコ機110でも、外国人向け処理が行われる。具体的には、第1実施形態と同様に、呼出ランプ装置130及びパチンコ機110で報知言語の切替が行われ、該切り替えられた報知言語で文字出力や音声出力が行われる。例えば、呼出ランプ装置130では、玉貸ユニット120で外国人用カード104が返却される際に連携して、該切り替えられた報知言語での文字出力や音声出力により、カード取り忘れ報知が行われる。
前記S125で報知言語の切替が行われると、図13(a)に示す初期画面がディスプレイ126に表示される。この初期画面では、外国人用カード104の使用における制限(会員登録及び貯玉ができない旨)と、外国人用カード104の遊技場外への持出が可能である旨(外国人用カード104を土産にできる旨)とが、該切り替えられた報知言語で表示される。このように、外国人用カード104の使用における制限を設けることにより、外国人に対して適切な運営を実現できる。具体的には、例えば外国人旅行者であれば、いずれは帰国するため、外国人用カード104を土産にすることを認めると喜ばれる一方、会員登録や貯玉を認める必要性が薄く、外国人在住者であれば、会員登録や貯玉を行うには会員カード103の発行を受ければよいからである。なお、制限は、会員登録不可や貯玉不可には限られず、入金の制限や、一のレート(例えば4円)の持玉で他のレート(例えば1円)の玉を払出可能とする乗入れの制限であってもよい。
また、S125で報知言語の切替が行われると、所定のタイミングで、図13(b)に示す推奨景品表示画面がディスプレイ126に表示される。ここで所定のタイミングは、前記図6で説明したように、例えば一定時間(5分)毎や、玉貸ボタン114b等のボタン操作が有ったときや、対応するパチンコ機110で大当りが発生したときなどである。この推奨景品表示画面では、有価価値である持玉と交換可能であり報知言語に対応する外国人に対して推奨する景品が表示される。ここで推奨する景品とは、例えば当該外国人に人気のある景品であり、一般客には表示しないが当該外国人にのみ表示する景品であってもよい。なお、推奨する景品からは、例えば当該外国で宗教的に禁止されているような景品は除かれる。このように推奨する景品を表示することで、外国人に対して景品交換を訴求できる。
図4に戻り、前記S125及びS126の処理後は、図示しないが、持玉分割操作(ディスプレイ126に表示される持玉分割ボタンの操作)や、カード返却操作(カード返却ボタン114cの操作)を待機する。
図14は、持玉分割操作が有った場合に玉貸ユニット120が行う持玉分割処理の一例を示すフローチャートである。この持玉分割処理とは、一のカード(分割元カード)を受け付けて、該一のカードから特定される有価価値である持玉数の一部(分割玉数)を、他のカード(分割先カード)から特定可能とする有価価値分割処理である。ここで、受付中の分割元カードがビジターカード102,会員カード103,又は外国人用カード104のいずれであっても、分割先カードとしてビジターカード102が排出(発行)される。
玉貸ユニット120は、持玉分割操作を受け付けると、受付中の分割元カードをカードR/W124から排出し、発行する分割先カードをカードストッカ(図示外)からカードR/W124に移送して(S201)、分割玉数の入力を待機し(S202)、ディスプレイ126に表示されるテンキーの操作により分割玉数の入力が有ると(YES)、制御部122のRAMで記憶している分割元カードの持玉数から該入力された分割玉数を減算して(S203)、分割元カードが外国人用カード104であるか否かを判定する(S204)。ここで分割元カードが外国人用カード104であるか否かは、当該外国人用カード104を受け付けた際に読み取られる外国IDが、制御部122のRAMで記憶されて居るか否かで判定される。
このS204で分割元カードが外国人用カード104でない(NO)、即ち外国IDが記憶されていないと判定された場合には、S206に進む。一方、S204で分割元カードが外国人用カード104である(YES)、即ち外国IDが記憶されていると判定された場合には、分割先カードに該外国IDを記録して(S205)、S206に進む。このS205の処理は、一の外国人用カード104を受け付けた場合の持玉分割処理において、該一の外国人用カード104から特定される所定の外国を他のビジターカード102から特定可能とする処理である。これによれば、一の外国人用カード104を所持する外国人と同国人に発酵される可能性が高い他のビジターカード102に、当該外国の設定を引き継ぐことができるので、遊技者にとって便利である。なお、強制的に外国IDを記録するのではなく、遊技者の承諾を得てから外国IDを記憶するものであってもよい。
S206では、持玉管理装置142に対して、分割元カードのカードID及び分割玉数を減算更新後の持玉数と、分割先カードのカードID及び分割玉数とを特定可能な分割情報を送信する。この分割情報を受信した持玉管理装置142は、分割元カードのカードIDに対応付けて記憶している持玉数を、減算更新後の持玉数に更新すると共に、分割先カードのカードIDに対応付けて、該分割玉数を記憶して(S251)、カード会社のカード管理装置200に対して、当該分割情報を転送する(S252)。この分割情報を受信したカード管理装置200も、分割元カードのカードIDに対応付けて記憶している持玉数を、減算更新後の持玉数に更新すると共に、分割先カードのカードIDに対応付けて、該分割玉数を記憶して(S253)、遊技場の持玉管理装置142に対して、更新完了通知を送信する(S254)。そして持玉管理装置142は、玉貸ユニット120に対して、更新完了通知を送信する(S255)。
玉貸ユニット120は、S206の処理後、持玉管理装置142から送信されてくる更新完了通知の受信を待機し(S207)、該更新完了通知の受信が有ると(YES)、分割先カードをカードR/W124から排出して(S208)、持玉分割処理を終了する。
図15は、カード返却操作が有った場合に玉貸ユニット120が行う外国人用カード返却処理の一例を示すフローチャートである。
玉貸ユニット120は、外国人用カード104の受付中に、カード返却操作を受け付けると、受付中の外国人用カード104をカードR/W124から排出し(S301)、制御部122のRAMで記憶している報知言語、即ち排出した外国人用カード104から特定される外国に対応する報知言語で返却報知(例えば報知言語が英語であれば、『Please pay attention to forget to take the card』の文字出力や音声出力)を行ってから(S302)、報知言語を初期設定の日本語に戻す(S303)。即ち、外国人用カード104の受付が終了しても、報知言語の設定を維持し、記録媒体の受付を終了する旨の終了報知の実行後に、報知言語の設定を無効としている。これによれば、外国人用カード104の受付が終了した後でも、外国人に対して適切な報知を行うことができ、また、終了報知の実行後は報知言語の設定を維持する必要がないので、初期設定の報知言語に戻すことができる。
S303の処理後は、ホールコンピュータ150に対して、報知言語を初期設定の言語に戻す旨を要求する戻し要求情報を送信して(S304)、外国人用カード返却処理を終了する。この戻し要求情報を受信したホールコンピュータ150は、該戻し要求情報を、玉貸ユニット120に対応する呼出ランプ装置130に対して転送する。そして、外国人用カード104の返却に連携してカード取り忘れ報知を行っていた呼出ランプ装置130は、該戻し要求情報を受信してから、報知言語を初期設定の言語に戻すので、カード取り忘れ報知は前記外国人用カード104から特定される外国に対応する報知言語で行うことができる。即ち玉貸ユニット120は、外国人用カード104の受付が終了した後も、外部の機器に対して、戻し要求情報を送信しない(報知言語情報の出力を維持する)ので、当該機器においても、外国人に対して適切な報知を行うことができる。
図16は、カード管理装置200が行う消去処理の一例を示すフローチャートである。カード会社のカード管理装置200は、例えば遊技場の営業終了後に、この消去処理を行う。
カード管理装置200は、図12(c)に示す外国人用カードテーブルから一のカードIDを抽出して(S401)、該抽出したカードIDに対応する発行日や使用日から所定日数が経過しているか否かを判定し(S402)、所定日数が経過していなければ(NO)、S404に進み、所定日数が経過していれば(YES)、該抽出したカードIDに対応するデータ(カードID,プリペイド残額,外国ID,発行日,使用日)を消去する(S403)。そして、全カードIDを抽出したか否かを判定し(S404)、全カードIDを抽出していなければ(NO)、S401に戻り、全カードIDを抽出していれば(YES)、消去処理を終了する。
この消去処理を行うカード管理装置200は、管理している外国人用識別情報を所定条件で無効又は削除とする外国人用識別情報処理手段として機能するものであり、これによれば、外国人用識別情報が不足するのを防止できる。即ち、例えば外国人旅行者に渡されて持ち替えられた外国人用カード104は、以後使用される可能性が低く、当該外国人用カード104のデータをいつまでも記憶しておくと、カード管理装置200の負担が重く、また外国人用識別情報が不足する場合もあるため、このような事態を防止しているのである。
なお、本例では、データの消去(削除)を行うこととしているが、該消去は行わずに、データを無効とするものであってもよい。また、消去するための所定条件は、発行日や使用日からの所定日数の経過には限られず、例えば、予め定められた有効期限を過ぎたことを条件に消去したり、外国人旅行者が帰国した旨の連絡を旅行会社から受けたことを条件に消去したり、プリペイド残額が0になったことを条件に消去してもよい。また発行日又は使用日のいずれを基準とするかは任意に決定可能であり、発行日及び使用日の両方を基準とする(例えば、まず発行日から所定日数経過しているか否かを判定し、経過していなければ、使用日から所定日数経過しているか否かを判定する)ものであってもよい。また、所定日数は、カード毎に異なるように設定してもよい。
また、S402に示す所定日数である第1期間よりも短い第2期間が経過した場合に、外国人用カード104の使用において所定の制限がかかるようにしてもよい。この制限は、獲得の翌日には持玉が使用不可となることとは異なる制限であって、例えば入金不可や、受付不可などである。これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
[2−3.第2実施形態の変形例]
次に、第2実施形態に独自の変形例について説明する。なお、第2実施形態には、第1実施形態及びその変形例も適用される。
上記の実施形態では、遊技用装置が玉貸ユニット120で、対応する呼出ランプ装置130でも連携して外国人向け処理が行われる例について説明したが、これに限らず、遊技用装置が呼出ランプ装置130で、対応する玉貸ユニット120でも連携して外国人向け処理が行われるものであってもよい。
上記の実施形態では、記録媒体がカードであり、玉貸ユニット120がカードの挿入を受け付ける例について説明したが、これに限らず、記録媒体が携帯端末であり、玉貸ユニット120が該携帯端末と非接触で通信して受け付けるものであってもよい。この場合において、図14に示す持玉分割処理では、分割先である他の携帯端末が非接触で受け付けられることにより、分割元から分割される分割玉数(及び外国人用記録媒体にあっては外国ID)が、当該他の携帯端末に記憶される。
上記の実施形態では、図15に示すように、返却報知(S302)の直後に、報知言語を戻す(S303)例について説明したが、これに限らず、返却報知から所定時間の経過後に報知言語を戻したり、外国人用カード104の返却後に別のカードを受け付けたら報知言語を戻すものであってもよい。あるいは、外国人用カード104の返却後、報知言語を戻さず、図3に示す報知言語の選択を待つものであってもよい。
[3.その他の発明]
本願発明は、以下に示す第1発明〜第3発明を含む。
[3−1.第1発明]
従来より、特開2004−016575号公報に示すように、主制御基板上に設けられた鍵穴に鍵を入れて回動することにより、表示や音声に用いる言語を切替可能であり、該切替を遊技者が行うことができる遊技機が知られている。
しかしながら、遊技機で言語が切り替えられても、該切替が行われたことが遊技場側で認識されず、適切な接客対応ができないおそれがあった。
第1発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、遊技機等の遊技用機器において言語の切替が行われたことが遊技場側で認識でき、適切な接客対応を行うことができるような、当該遊技用機器、及び、該遊技用機器を含む遊技用システムを提供することにある。
まず第1発明の手段1は、
遊技場に設けられる遊技用機器(玉貸ユニット120,呼出ランプ装置130,パチンコ機110)であって、
所定情報を報知可能な報知手段(ディスプレイやスピーカ)と、
該報知手段が報知に用いる言語である報知言語の種類を切り替える切替手段(S104,S125の処理を行う制御部122)と、
該切替手段により前記報知言語の種類が切り替えられたことを特定可能な切替情報を外部(ホールコンピュータ150,島端ランプ160,インカム170)に出力する出力手段(S105,S126の処理を行う制御部122及び場内通信部121b)と、を備えることを特徴とする遊技用機器である。
これによれば、出力手段から出力された切替情報に基づいて、遊技用機器において報知言語の切替が行われたことが遊技場側で認識できるので、適切な接客対応が見込まれる。
また第1発明の手段2は、
手段1に記載した遊技用機器であって、
前記切替手段は、複数種類の言語(例えば日本語,英語,中国語,韓国語)のうちから選択された種類の前記報知言語に切替可能であり、
前記出力手段は、該切替手段により切り替えられた前記報知言語の種類を特定可能な種類情報を外部に出力することを特徴とする遊技用機器である。
これによれば、出力手段から出力された種類情報に基づいて、遊技用機器において切り替えられた報知言語の種類を遊技場側で認識できるので、より適切な接客対応が見込まれる。
また第1発明の手段3は、
手段1又は2に記載した遊技用機器であって、
遊技者が所有する遊技用価値(プリペイド残額,持玉数,貯玉数)を特定可能な記録媒体(ビジターカード102,会員カード103)を受け付ける受付手段(カードR/W124)をさらに備え、
前記切替手段は、前記報知言語の種類の切替後に前記受付手段が前記記録媒体を受け付けても(S103でYESの後にS111でYES)、当該切替を有効とする一方、前記報知言語の種類の切替後に前記受付手段による前記記録媒体の受付が終了すると(S104又はS125の後にS132でYES)、当該切替を無効とする(S135)ことを特徴とする遊技用機器である。
これによれば、報知言語の切替後に記録媒体を受け付けても当該切替が有効であることにより、再度の切替が不要なので遊技者の手間を防止できると共に、報知言語の切替後に記録媒体の受付が終了すると当該切替を無効にすることにより、遊技者が変わったときに前の遊技者の切替が反映されていることを防止できる。
また第1発明の手段4は、
手段1〜3のいずれか1つに記載した遊技用機器であって、
前記報知手段は、前記所定情報として、前記切替手段により切り替えられた種類の前記報知言語に対応する推奨遊技機の情報を報知する(図5(a))ことを特徴とする遊技用機器である。
これによれば、推奨遊技機の稼働向上が見込まれる。
また第1発明の手段5は、
手段1〜4のいずれか1つに記載した遊技用機器であって、
前記報知手段は、前記所定情報として、前記切替手段により切り替えられた種類の前記報知言語に対応する広告を報知する(図5(b))ことを特徴とする遊技用機器である。
これによれば、広告効果の向上が見込まれる。
また第1発明の手段6は、
手段1〜5のいずれか1つに記載した遊技用機器であって、
前記報知手段は、前記所定情報として、前記切替手段により切り替えられた種類の前記報知言語に対応するチュートリアル画像を表示する(図6(c))ことを特徴とする遊技用機器である。
これによれば、遊技機の稼働向上が見込まれる。
また第1発明の手段7は、
手段1〜6のいずれか1つに記載した遊技用機器であって、
前記切替手段により切り替えられた種類の前記報知言語に対応するチュートリアル画像を閲覧するための情報(図6(d))を出力可能なチュートリアル画像情報出力手段(ディスプレイ)をさらに備えることを特徴とする遊技用機器である。
これによれば、遊技機の稼働向上が見込まれる。
また第1発明の手段8は、
手段1〜7のいずれか1つに記載した遊技用機器であって、
前記出力手段は、前記切替手段により前記報知言語の種類の切替が行われたことに基づいて、当該遊技用機器に対応する他の遊技用機器における報知言語も切り替えるための切替要求情報(S105,S126)を出力することを特徴とする遊技用機器である。
これによれば、当該遊技用機器に対応する他の遊技用機器における報知言語も切り替えられるので、遊技者の手間を掛けずに、利便性を向上できる。
また第1発明の手段9は、
遊技場に設けられる遊技用機器(玉貸ユニット120,呼出ランプ装置130,パチンコ機110)と、該遊技用機器と通信可能な別機器(ホールコンピュータ150,島端ランプ160,インカム170)と、を含む遊技用システムであって、
前記遊技用機器は、所定情報を報知可能な報知手段と、
該報知手段が報知に用いる言語である報知言語の種類を切り替える切替手段と、
該切替手段により前記報知言語の種類が切り替えられたことを特定可能な切替情報を前記別機器に対して出力する出力手段と、を備えることを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、出力手段から別機器に対して出力された切替情報に基づいて、遊技用機器において報知言語の切替が行われたことが遊技場側で認識できるので、適切な接客対応が見込まれる。
さらに第1発明の手段10は、
遊技場に設けられ所定情報を報知可能な報知手段を備える遊技用機器(玉貸ユニット120,呼出ランプ装置130,パチンコ機110)と通信可能な集計装置(ホールコンピュータ150)であって、
前記遊技用機器から、前記報知手段が報知に用いる言語である報知言語の種類が切り替えられたことを特定可能な切替情報を受信したことに基づいて、前記報知言語の切替に関する情報を集計する集計手段(報知言語を記憶する言語DB、及び言語帳票を作成する制御部152)を備えることを特徴とする集計装置である。
これによれば、報知言語の切替に関する情報の集計結果を、遊技場の経営に活かすことができる。
[3−2.第2発明]
従来より、特開2015−165995号公報に示すように、遊技機に対応して設けられ、遊技に使用するための遊技価値を特定可能な遊技用記録媒体を受け付けると、該受け付けた遊技用記録媒体から特定される遊技価値を遊技に使用するための処理を行う遊技用装置(いわゆるカードユニット)が知られている。
また、特開2011−251064号公報に示すように、カードユニットにおいて、景品を表示し、該カードユニットに付随する計数手段で計数された遊技媒体の計数値に基づき、景品交換に関する処理を行うものも知られている。
また、特開2013−033320号公報に示すように、インターネット電子商取引サービスシステムにおいて、ある国のポータルサイトの言語を他の国の言語に自動翻訳する手段と、他の国のユーザに合うページレイアウトに自動構成する手段と、を備えるものも知られている。
また、特開2006−318168号公報に示すように、装置に受け付けられた媒体に記憶されたプログラムにおいて、装置で使用されている言語でプログラムの設定を表示させるものも知られている。
さらに、特開2013−068995号公報に示すように、複数の言語毎の翻訳文を記憶し、該翻訳文を特定できる二次元コードを発行し、該二次元コードを読み取ったユーザ端末装置に対して当該二次元コードから特定される翻訳文を提供する情報提供装置も知られている。
近年、一の国の遊技場において、外国人(例えば、一の国に在住している外国人や、他の国から旅行で来た外国人)による遊技が増加しているため、遊技者が所有する有価価値を特定可能な記録媒体を受け付けて、該有価価値を遊技に使用可能にするための処理を実行可能な遊技用装置でも、外国人に対して適切な運営を実現できるようにする必要がある。
第2発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、外国人に対して適切な運営を実現できるような遊技用装置、及び、該遊技用装置を含む遊技用システムを提供することにある。
まず第2発明の手段1は、
遊技者が所有する有価価値(プリペイド残額,持玉数,貯玉数)を特定可能な記録媒体(ビジターカード102,会員カード103,外国人用カード104)を受け付けて、該有価価値を遊技に使用可能にするための処理(玉貸処理,持玉払出処理,貯玉再プレイ処理)を実行可能な遊技用装置(カードユニット110)であって、
前記記録媒体には、所定の外国を特定可能であり当該外国人に付与される外国人用記録媒体(外国人用カード104)と、該外国人用記録媒体とは異なる一般記録媒体(ビジターカード102,会員カード103)とが有り、
前記外国人用記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該外国人用記録媒体から特定される前記所定の外国に対応する外国人向け処理(S125の報知言語の切替等)を実行可能な外国人向け処理手段(制御部122)を備えることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また第2発明の手段2は、
手段1に記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、前記所定の外国に対応する言語である報知言語による報知であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な報知を行うことができる。
また第2発明の手段3は、
手段2に記載した遊技用装置であって、
前記報知は、前記報知言語による文字出力であり、
該文字出力は、前記報知言語に応じた形式で実行する(フォントを小さくする,改行を多くする,一部を透かして重畳表示する等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、文字出力に支障が出るのを防止できる。
また第2発明の手段4は、
手段2又は3に記載した遊技用装置であって、
前記報知は、前記報知言語による音声出力であり、
該音声出力は、前記報知言語に応じた形式で実行する(出力速度を速くする,フェードアウトする等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、音声出力に支障が出るのを防止できる。
また第2発明の手段5は、
手段2〜4のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記報知は、前記報知言語による音声出力であり、
該音声出力は、一の音声出力の終了間際のタイミングで、他の音声出力を実行することを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、音声出力に支障が出るのを防止できる。
また第2発明の手段6は、
手段1〜5のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、前記遊技者が前記外国人である旨(切替情報,切替要求情報)の外国人情報の外部出力であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また第2発明の手段7は、
手段1〜6のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、前記有価価値と交換可能であり前記外国人に対して推奨する景品の表示(推奨景品表示画面の表示)であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して景品交換を訴求できる。
また第2発明の手段8は、
手段1〜7のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人用記録媒体は、使用において所定の制限(例えば会員登録不可,貯玉不可)があるものであることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また第2発明の手段9は、
手段1〜8のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人用記録媒体は、遊技場外への持出が可能なものであり、所定期間経過後の使用において所定の制限(例えば入金不可)がかかるものであることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また第2発明の手段10は、
手段1〜9のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、所定のウェブサイトにアクセス可能なURLが格納されたコードの表示(二次元コードの表示)であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人が所有する端末で、コードを読み取ることによりウェブサイトにアクセスできる。
また第2発明の手段11は、
手段1〜10のいずれか1つに記載した遊技用装置と、
前記記録媒体を特定可能な識別情報を管理する管理装置(外国人用カードテーブルを記憶するカード管理装置200)と、
を含むことを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
さらに第2発明の手段12は、
手段11に記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、
前記識別情報として、前記外国人用記録媒体を特定可能な外国人用識別情報(Fで始まるカードID)と、前記一般記録媒体を特定可能な一般識別情報(V又はMで始まるカードID)とを管理し、
該管理している外国人用識別情報を所定条件(例えば発行日や使用日から所定日数経過)で無効又は削除とする外国人用識別情報処理手段を備えることを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、外国人用識別情報が不足するのを防止できる。
[3−3.第3発明]
従来より、特開2015−165995号公報に示すように、遊技機に対応して設けられ、遊技に使用するための遊技価値を特定可能な遊技用記録媒体を受け付けると、該受け付けた遊技用記録媒体から特定される遊技価値を遊技に使用するための処理を行う遊技用装置(いわゆるカードユニット)が知られている。
また、特開2011−251064号公報に示すように、カードユニットにおいて、景品を表示し、該カードユニットに付随する計数手段で計数された遊技媒体の計数値に基づき、景品交換に関する処理を行うものも知られている。
また、特開2013−033320号公報に示すように、インターネット電子商取引サービスシステムにおいて、ある国のポータルサイトの言語を他の国の言語に自動翻訳する手段と、他の国のユーザに合うページレイアウトに自動構成する手段と、を備えるものも知られている。
また、特開2006−318168号公報に示すように、装置に受け付けられた媒体に記憶されたプログラムにおいて、装置で使用されている言語でプログラムの設定を表示させるものも知られている。
さらに、特開2013−068995号公報に示すように、複数の言語毎の翻訳文を記憶し、該翻訳文を特定できる二次元コードを発行し、該二次元コードを読み取ったユーザ端末装置に対して当該二次元コードから特定される翻訳文を提供する情報提供装置も知られている。
近年、一の国の遊技場において、外国人(例えば、一の国に在住している外国人や、他の国から旅行で来た外国人)による遊技が増加しているため、遊技者が所有する有価価値を特定可能な記録媒体を受け付けて、該有価価値を遊技に使用可能にするための処理を実行可能な遊技用装置において、該記録媒体の受付が終了した後でも、外国人に対して適切な報知を行う必要がある。
第3発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、記録媒体の受付が終了した後でも、外国人に対して適切な報知を行えるような遊技用装置、及び、該遊技用装置を含む遊技用システムを提供することにある。
まず第3発明の手段1は、
遊技者が所有する有価価値(プリペイド残額,持玉数,貯玉数)を特定可能な記録媒体(ビジターカード102,会員カード103,外国人用カード104)を受け付けて、該有価価値を遊技に使用可能にするための処理(玉貸処理,持玉払出処理,)を実行可能な遊技用装置(カードユニット110)であって、
前記記録媒体には、所定の外国を特定可能であり当該外国人に付与される外国人用記録媒体(外国人用カード104)と、該外国人用記録媒体とは異なる一般記録媒体(ビジターカード102,会員カード103)とが有り、
前記外国人用記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該外国人用記録媒体から特定される前記所定の外国に対応する外国人向け処理(S125の報知言語の切替等)を実行可能な外国人向け処理手段(制御部122)を備え、
前記外国人向け処理の少なくとも一つは、前記所定の外国に対応する言語である報知言語の設定及び該設定した報知言語による報知であり、
前記記録媒体の受付が終了した後も、前記報知言語の設定を維持する(S301のカード返却後も報知言語は戻さず、S302の返却報知後にS303で報知言語を戻す)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、記録媒体の受付が終了した後でも、外国人に対して適切な報知を行うことができる。
また第3発明の手段2は、
手段1に記載した遊技用装置であって、
前記記録媒体の受付を終了する旨の終了報知の実行後に、前記報知言語の設定を無効とすることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、終了報知の実行後は報知言語の設定を維持する必要がないので、初期設定の報知言語に戻すことができる。
また第3発明の手段3は、
手段1又は2に記載した遊技用装置であって、
一の前記記録媒体を受け付けて、該一の記録媒体から特定される前記有価価値の一部を他の記録媒体から特定可能とする有価価値分割処理(持玉分割処理)を実行可能であり、
一の前記外国人用記録媒体を受け付けた場合の前記有価価値分割処理においては、該一の外国人用記録媒体から特定される前記有価価値の一部及び前記所定の外国を他の遊技媒体から特定可能とする(S205の処理を行う)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、一の外国人用記録媒体を所持する外国人と同国人に発行される可能性が高い他の記録媒体に、当該外国の設定を引き継ぐことができる。
また第3発明の手段4は、
手段1〜3のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記一般記録媒体を受け付けたことに基づいて、所定の外国の選択を受け付ける外国選択受付手段(D2の画面を表示するディスプレイ126)をさらに備え、
前記外国人向け処理手段は、該外国選択受付手段により選択を受け付けた前記前記所定の外国に対応する外国人向け処理(S125)を実行可能であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人用記録媒体を所持していない外国人にも対応することができる。
また第3発明の手段5は、
手段4に記載した遊技用装置であって、
前記外国選択受付手段は、選択を受け付ける前記所定の外国に対応する言語で案内を行う(D2aやD2bの画面を表示する)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、いずれの言語に切り替わるのかを明確にすることができる。
また第3発明の手段6は、
手段1〜5のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、前記報知言語を特定可能な報知言語情報の外部出力であり、
前記記録媒体の受付が終了した後も、該報知言語情報の出力を維持する(S301のカード返却後も戻し要求情報は外部出力せず、S302の返却報知後にS304で戻し要求情報を外部出力する)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、記録媒体の受付が終了した後でも、外部の機器に対して報知言語情報の出力を維持することにより、当該機器においても、外国人に対して適切な報知を行うことができる。
また第3発明の手段7は、
手段1〜6のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記報知は、前記報知言語による文字出力であり、
該文字出力は、前記報知言語に応じた形式で実行する(フォントを小さくする,改行を多くする等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、文字出力に支障が出るのを防止できる。
また第3発明の手段8は、
手段1〜7のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記報知は、前記報知言語による音声出力であり、
該音声出力は、前記報知言語に応じた形式で実行する(出力速度を速くする,フェードアウトする等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、音声出力に支障が出るのを防止できる。
また第3発明の手段9は、
手段1〜8のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記報知は、前記報知言語による音声出力であり、
該音声出力は、一の音声出力の終了間際のタイミングで、他の音声出力を実行することを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、音声出力に支障が出るのを防止できる。
また第3発明の手段10は、
前記外国人向け処理は、前記遊技者が前記外国人である旨(切替情報,切替要求情報)の外国人情報の外部出力であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また第3発明の手段11は、
手段1〜10のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、前記有価価値と交換可能であり前記外国人に対して推奨する景品の表示(推奨景品表示画面の表示)であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して景品交換を訴求できる。
また第3発明の手段12は、
手段1〜11のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人用記録媒体は、使用において所定の制限(例えば会員登録不可,貯玉不可)があるものであることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また第3発明の手段13は、
手段1〜12のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人用記録媒体は、遊技場外への持出が可能なものであり、所定期間経過後の使用において所定の制限(例えば入金不可)がかかるものであることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人に対して適切な運営を実現できる。
また第3発明の手段14は、
手段1〜13のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記外国人向け処理は、所定のウェブサイトにアクセス可能なURLが格納されたコード(二次元コードの表示)の表示であることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、外国人が所有する端末で、コードを読み取ることによりウェブサイトにアクセスできる。
また第3発明の手段15は、
手段1〜14のいずれか1つに記載した遊技用装置と、
前記記録媒体を特定可能な識別情報を管理する管理装置(外国人用カードテーブルを記憶するカード管理装置)と、
を含むことを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、記録媒体の受付が終了した後でも、外国人に対して適切な報知を行うことができる。
また第3発明の手段16は、
手段15に記載した遊技用システムであって、
前記管理装置は、
前記識別情報として、前記外国人用記録媒体を特定可能な外国人用識別情報(Fで始まるカードID)と、前記一般記録媒体を特定可能な一般識別情報(V又はMで始まるカードID)とを管理し、
該管理している外国人用識別情報を所定条件(例えば発行日や使用日から所定日数経過)で無効又は削除とする外国人用識別情報処理手段を備えることを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、外国人用識別情報が不足するのを防止できる。
1…遊技用システム
110…玉貸ユニット
120…パチンコ機
130…呼出ランプ装置
150…管理装置
160…島端ランプ
170…インカム
200…カード管理装置

Claims (1)

  1. 遊技者が所有する有価価値を特定可能な記録媒体を受け付けて、該有価価値を遊技に使用可能にするための処理を実行可能な遊技用装置と、前記記録媒体を特定可能な識別情報を管理する管理装置と、を含む遊技用システムであって、
    前記記録媒体には、所定の外国を特定可能であり当該外国人に付与される外国人用記録媒体と、該外国人用記録媒体とは異なる一般記録媒体とが有り、
    前記遊技用装置は、
    遊技機と対応して設置されており、
    前記外国人用記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該外国人用記録媒体から特定される前記所定の外国に対応する外国人向け処理を実行可能な外国人向け処理手段を備え
    前記外国人向け処理手段は、前記外国人用記録媒体の受付が解除された際に、遊技機が特定の状態の場合は前記外国人向け処理を終了せず、遊技機が該特定の状態でない場合は前記外国人向け処理を終了する
    ことを特徴とする遊技用システム
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