JP2006301719A - 自動販売機および遊技媒体貸出機 - Google Patents

自動販売機および遊技媒体貸出機 Download PDF

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Abstract

【課題】遊技店の負担が過剰にならない範囲で遊技客の利便性を向上可能にしたカード販売機を提供すること。
【解決手段】デビット決済により有価価値媒体の販売と現金の払い出しを行う自動販売機に、デビット決済により販売するプリペイドカードBCを選択するカード選択ボタン47と、カード選択ボタン47と予め関連づけて記憶した販売設備利用料を抽出する販売設備利用料抽出機能と、デビット決済により払い出す現金の払出金額を選択する現金選択ボタン46と、現金選択ボタン46と予め関連づけて記憶した払出設備利用料を抽出する払出設備利用料抽出機能と、プリペイドカードBCを販売する場合には抽出した販売設備利用料を請求金額に加算し、現金を払い出す場合には抽出した払出設備利用料を請求金額に加算する設備利用料加算機能とを備えるようにした。
【選択図】 図7

Description

本発明は、自動販売機および遊技媒体貸出機に関し、たとえば、パチンコ店等の遊技店で用いられるプリペイドカード等の有価価値媒体を販売する自動販売機、およびパチンコ玉、メダル等の遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機に関するものである。
従来から、パチンコ機やパチスロ機等の遊技機を設置したパチンコ店等の遊技店では、カード販売機等の自動販売機によりプリペイドカード等の有価価値媒体を購入し、この有価価値媒体を用いて、パチンコ玉、メダル等の遊技媒体を借り受けて遊技する遊技システムや、現金により遊技媒体を借り受けて遊技する遊技システムが広く採用されている。このような遊技システムによれば、有価価値媒体の有価価値を使い切り、新たに有価価値媒体を購入する現金の持ち合わせがない場合、遊技媒体を借り受ける現金の持ち合わせがない場合には、遊技を継続することができないので、遊技を継続しようとする遊技客は、遊技台を占有した状態で、遊技店の近隣に位置する銀行等の金融機関から預金を下ろして現金を用意する必要があった。このような事態を解消すべく、デビットカード(銀行や郵便貯金等の金融機関のキャッシュカード)を用いて遊技に用いる有価価値媒体の購入と現金の払い出しを可能にした自動販売機が提案されている(特許文献1参照)。
このように、デビットカードを用いて有価価値媒体を購入した場合等には、デビットカードの情報処理を担当する情報処理センタ等に手数料を支払う必要があるが、この手数料は自動販売機を設置した遊技店が負担することになる。このため、デビットカードを利用して有価価値媒体の購入を可能にした自動販売機の普及は遅々として進んでいない。このデビットカードを用いて有価価値媒体の購入を可能としたカード販売機等の自動販売機の普及を促進すべく、手数料の一部ないし全部を設備利用料として遊技客に負担させることが可能な自動販売機が提案されている(特許文献2参照)。
ところで、デビットカードを用いて有価価値媒体を購入する度に遊技客に設備利用料を負担させるのでは、設備利用料がかさみ、遊技客に過剰な負担を強いることになり妥当ではない。また、遊技客は有価価値媒体の購入のためだけなく、現金を必要とする場合もある。
特開2001−353339号公報 特開2003−208550号公報
しかしながら、特許文献1にかかる発明では、遊技店が顧客サービスとしてデビットカードを利用可能にしても、店舗で遊技を行うことが明確な「プリペイドカード等の有価価値媒体の購入」と、必ずしも遊技店内で利用されるとは限らない「現金の払出」のどちらの手数料をも遊技店が負担しなければならない。
また、デビットカードにより決済された代価は、通常、数日経過後に遊技店の銀行口座に振り込まれるため、遊技客に払い出す現金が多いと、遊技店の資金繰りを悪化させ、遊技店の負担が過剰なものとなる。
そのため、特許文献2にかかる発明では、手数料の一部ないし全部を遊技客に負担させることを可能なものとしているが、有価価値媒体の購入に際して負担する設備利用料と、現金の入手の際に負担する設備利用料とを一律とするのでは、遊技店として利用を増やしたいデビッドカードによるプリペイドカード販売が減少してしまうという問題がある。
遊技客はプリペイドカードを購入してしまうより、いつでも遊技を止めやすいように現金の引き出しを望む傾向があり、また、現金で遊技を行う場合はプリペイドカードを購入する場合に比べ、途中で遊技を止めることが多くなる傾向があるため遊技店の売り上げへの貢献度合いが少ない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、遊技店の負担が過剰にならない範囲で遊技客の利便性を向上可能にした自動販売機および遊技媒体貸出機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、デビット決済により有価価値媒体の販売と現金の払い出しを行う自動販売機であって、デビット決済により販売する有価価値媒体を選択する有価価値媒体選択手段と、該有価価値媒体選択手段と予め関連づけて記憶した販売設備利用料を抽出する販売設備利用料抽出手段と、デビット決済により払い出す現金の払出金額を選択する現金払出選択手段と、該現金払出選択手段と予め関連づけて記憶した払出設備利用料を抽出する払出設備利用料抽出手段と、有価価値媒体を販売する場合には抽出した販売設備利用料を請求金額に加算し、現金を払い出す場合には抽出した払出設備利用料を請求金額に加算する設備利用料加算手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る自動販売機は、請求項1において、デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、販売設備利用料と払出設備利用料とを請求金額に加算することを特徴とする。
また、請求項3に係る自動販売機は、請求項1において、デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、販売設備利用料と払出設備利用料のいずれか高額な設備利用料を請求金額に加算することを特徴とする。
また、請求項4に係る自動販売機は、請求項1において、デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、販売設備利用料と払出設備利用料のいずれか低額な設備利用料を請求金額に加算することを特徴とする。
また、請求項5に係る自動販売機は、請求項1において、デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、有価価値媒体の対価と現金とを合算した金額を現金の払い出しとみなして抽出した払出設備利用料を請求金額に加算することを特徴とする。
また、請求項6に係る自動販売機は、請求項1において、デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、有価価値媒体の対価と現金とを合算した金額を有価価値媒体の対価とみなして抽出した販売設備利用料を請求金額に加算することを特徴とする。
また、請求項7に係る自動販売機は、請求項1〜6のいずれか一つにおいて、予め定めた販売閾値よりも高額な有価価値媒体の販売を選択する有価価値媒体選択手段の無効化と、予め定めた払出閾値よりも低額な現金の払い出しを選択する現金払出選択手段の無効化のいずれか一方、あるいは両方を行うことを特徴とする。
また、請求項8に係る遊技媒体貸出機は、デビッド決済により遊技媒体を貸し出しと現金の払い出しを行う遊技媒体貸出機であって、デビット決済により貸し出す遊技媒体の単位を選択する遊技媒体選択手段と、該遊技媒体選択手段に予め関連づけて記憶した貸出設備利用料を抽出する貸出設備利用料抽出手段と、デビット決済により払い出す現金の払出金額を選択する現金払出選択手段と、該現金払出選択手段と予め関連づけて記憶した払出設備利用料を抽出する払出設備利用料抽出手段と、遊技媒体を借り受ける場合には貸出設備利用料を請求金額に加算し、現金を払い出す場合には抽出した払出設備利用料を請求金額に加算する設備利用料加算手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る自動販売機は、デビット決済により有価価値媒体を販売する場合には販売設備利用料を請求金額に加算し、デビット決済により現金を払い出す場合には払出設備利用料を請求金額に加算するので、販売設備利用料よりも払出設備利用料を高額なものにすれば、現金の払い出しを抑制でき、遊技店の負担が過剰にならない範囲で遊技客の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る自動販売機は、予め定めた販売閾値よりも高額な有価価値媒体の販売を選択する有価価値媒体選択手段を無効化し、予め定めた払出閾値よりも低額な現金の払出を選択する現金払出手段を無効化するので、高額な有価価値媒体の販売を制限するとともに、低額な現金の払出を制限することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る遊技媒体貸出機は、デビット決済により遊技媒体を貸し出す場合には貸出設備利用料を請求金額に加算し、デビット決済により現金を払い出す場合には払出設備利用料を請求金額に加算するので、貸出設備利用料よりも払出設備利用料を高額なものにすれば、遊技店の負担が過剰にならない範囲で遊技客の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
以下に、本発明の実施の形態に係るカード販売機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態では、主として本発明をパチンコ遊技に適用した場合を示すが、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態であるカード記録媒体処理装置を適用したパチンコ遊技システムの概略構成を示すブロック図である。ここで例示するパチンコ遊技システムでは、有価価値媒体としてプリペイドカードBCを適用する。
プリペイドカードBCは、遊技客に対して遊技店が都度発行するPET製の磁気カードであり、各種カード情報が磁気記録および印字してある。具体的には、発行店の識別情報、カード固有の識別コード、発行金額、カード種別等が磁気記録してあるとともに、発行店名、カード固有識別情報(例えばカード販売機番号+連番)、発行金額および有効期限等が目視できるように印字してある。
また、プリペイドカードBCには、それぞれパチンコ玉を借り受ける際の基準となる有価価値情報、具体的には「度数」と称される有価価値情報が付与してある。ここでいう「度数」とは、パチンコ玉の貸出処理単位であり、所定のレートで設定してある。一般的には、1度数が100円に対応し、1度数でパチンコ玉を25個だけ貸し出すように設定してある。本実施の形態の場合、それぞれの度数は、個々のプリペイドカードBCには記録せず、後述するターミナルコントローラ10に記憶させてある。
図1に示すように、本実施の形態に係るパチンコ遊技システムでは、それぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数のパチンコ機20およびカード処理ユニット30が並設してあるとともに、各島にカード販売機40が適宜設けてある。パチンコ機20は、パチンコ玉を遊技領域に発射して遊技客が遊技を行う部分である。カード処理ユニット30は、プリペイドカードBCに関連付けられた残度数を上限とするパチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものである。このカード処理ユニット30は、遊技店に設置された複数のパチンコ機20それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、パチンコ機20の相互間に挟まれる形で設置してある。カード販売機40は、プリペイドカードBCの発行処理を主機能とするものであり、遊技店に数台ずつ設置してある。各カード販売機40には、それぞれ後述するデビット端末70が付設してある。
これらのパチンコ機20およびカード処理ユニット30は、各島に設けた島コントローラ60を通じてターミナルコントローラ10と称される管理装置の制御下にあり、カード販売機40はターミナルコントローラ10(管理装置)の制御下にある。ターミナルコントローラ10は、遊技店に少なくとも1台設置してあり、設置した遊技店の統括管理、例えばプリペイドカードBCの管理、売り上げ管理等を行うとともに、上述したように、プリペイドカードBC個々の有価価値に関する情報を記憶管理する部分である。
図2は、ターミナルコントローラ10の内部構成を示すブロック図である。ターミナルコントローラ10のRAM11は、度数管理テーブルDT等の各種管理情報を格納する部分である。
度数管理テーブルDTには、図3に示すように、プリペイドカードBC毎に、カードの識別情報と、その度数情報とを対応付けて格納してある。度数管理テーブルDTのカード識別情報とは、プリペイドカードBCそれぞれの固有識別コードに相当する。度数管理テーブルDTの度数情報は、現金決済分とデビット決済分とに分けてプリペイドカードBC毎に個別に管理してある。
プリペイドカードBCに関する度数管理テーブルDTには、現金決済分として、購入した度数、使用した度数および残度数がカード識別情報(固有識別コード)に対応づけて格納してある。また、デビット決済分として、現金決済分と同様に、購入した度数、使用した度数および残度数に加え、販売設備利用料の金額についてもカード識別番号(固有識別コード)に対応付けて格納してある。
これら度数管理テーブルDTに格納されたそれぞれの度数情報は、通信インターフェース(I/F)部12を通じて読み出し要求があった場合、CPU13によってその都度RAM11から読み出される一方、減算更新等の要求があった場合、CPU13によって適宜更新されることになる。また、上記通信インターフェース部12は、公衆回線網を通じてカード会社センタ1060との間も接続しており、当該カード会社センタ1060とターミナルコントローラ10との間において必要となる情報の送受信を行うことが可能である。
上述したCPU13は、予めROM14に格納されたプログラムやデータに基づいて上述した各種処理を実現するように構成してある。なお、図中の符号15は、上述した各種管理情報を表示するための表示部、また符号16は、オペレータが設定を行う際に操作する入出力部である。
図4は、本実施の形態で適用するパチンコ機20およびカード処理ユニット30の外観を示した正面図、図5は、カード処理ユニット30の内部構成を示すブロック図である。以下、これらの図を参照しながら、パチンコ機20およびカード処理ユニット30について説明する。
カード処理ユニット30は、外見上縦長に構成してあり、その前面パネルにカードランプ31a、現金ランプ31b、紙幣投入口32、硬貨投入口33、返却ボタン34、種別ランプ35、金額表示部36、金額設定スイッチ37a、端数設定スイッチ37b、硬貨返却口38およびカード挿入口39を備えている。
カードランプ31aおよび現金ランプ31bは、貸出制御部300からの制御信号に基づいて点灯し、プリペイドカードBCおよび現金の受け付け可能状態を遊技客に報知するためのものである。
紙幣投入口32は、紙幣を受け入れてこれをビルバリ(BV)ユニット部301に取り込むための開口である。ビルバリユニット部301は、取り込まれた紙幣の金種を識別し、この識別結果を貸出制御部300に与えるとともに、取り込んだ紙幣を島端回収ボックスに搬出させるべく紙幣搬送路302へ導出する部分である。
硬貨投入口33は、硬貨を受け入れてこれをコインセレクタ部303に取り込むための開口である。コインセレクタ部303は、取り込んだ硬貨の金種を識別し、この識別結果を貸出制御部300に与えるとともに、取り込んだ硬貨を島端回収ボックスに搬出させるべく硬貨搬送路304へ導出する部分である。
返却ボタン34は、投入した貨幣を返却するためのものである。この返却ボタン34が押下された場合、返却紙幣はそのまま紙幣投入口32から遊技客に返却される一方、返却硬貨は硬貨返却口38から遊技客に返却される。
種別ランプ35は、貸し出す遊技媒体の種類、つまりパチンコ玉およびメダルのいずれを貸し出すかを点灯表示するためのものである。
金額設定スイッチ37aは、後述するパチンコ機20の貸出スイッチ24を1回操作する毎に貸し出されるパチンコ玉の金額(貸し出し単位)を遊技客が設定するためのものである。
カード挿入口39は、プリペイドカードBCを受け入れてこれをプリペイドカード処理部305に取り込むための開口である。プリペイドカード処理部305は、取り込んだプリペイドカードBCの記録情報を読み取り、その読み取り結果を貸出制御部300に与える処理を行う部分である。
一方、遊技機であるパチンコ機20には、図4に示すように、遊技領域21の下方に設けた上皿22に度数表示部23、貸出スイッチ24および返却スイッチ25を設けてある。
度数表示部23は、カード処理ユニット30のプリペイドカード処理部305にプリペイドカードBCが取り込まれた場合、このプリペイドカードBCに関連付けられた残度数を数値表示するための部分である。
貸出スイッチ24は、パチンコ玉を借り受ける際に遊技客がON操作するスイッチである。返却スイッチ25は、ON操作した場合に、プリペイドカード処理部305に取り込まれたプリペイドカードBCを遊技客に返却するスイッチである。これら貸出スイッチ24および返却スイッチ25のON操作検出信号は、それぞれカード処理ユニット30の貸出制御部300に与えられることになる。
また、上記パチンコ機20には、その内部に玉投出手段26が設けてある。玉投出手段26は、カード処理ユニット30の貸出制御部300から打球投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機20の図示せぬ制御手段から賞球投出要求が与えられた場合に、それぞれパチンコ機20の上皿22に所定数のパチンコ玉を投出する部分である。
上記のように構成したカード処理ユニット30では、まず、貸出待機状態においてカード挿入口39にプリペイドカードBCが挿入されると、貸出制御部300は、プリペイドカード処理部305を通じて当該プリペイドカードBCに磁気記録されたカード識別情報を読み取り、このカード識別情報を含めてターミナルコントローラ10に残度数の問い合わせを行った後、回答の受信待機状態となる。
この間、カード処理ユニット30からの問い合わせを受信したターミナルコントローラ10では、カード識別情報に基づいてRAM11の度数管理テーブルDTから対応するプリペイドカードBCの残度数を読み出し、これをカード処理ユニット30に転送する。
ターミナルコントローラ10から残度数を受信した貸出制御部300は、これをメモリ306に格納するとともに、パチンコ機20の度数表示部23を通じてその表示を行った後、操作待機状態となる。
操作待機状態において貸出スイッチ24がON操作されると、金額設定スイッチ37aで設定された金額分のパチンコ玉を投出すべく、パチンコ機20の玉投出手段26に対して打球投出要求を与える。その後、メモリ306に格納した残度数を設定金額に応じて減算更新するとともに、カード識別情報を含めてターミナルコントローラ10に、設定金額に応じた残度数の減算更新要求を行う。
一方、上記操作待機状態において硬貨もしくは紙幣が投入されると、コインセレクタ部303、あるいはビルバリユニット部301を通じてその入金額を取得し、メモリ306に格納した残度数を入金額に応じて加算更新するとともに、カード識別情報を含めてターミナルコントローラ10に、入金額に応じた残度数の加算更新要求を行う。なお、本実施の形態では、該当するプリペイドカードBCにデビット決済による残度数と現金決済による残度数とが存在する場合、ターミナルコントローラ10のCPU13が、まずデビット決済による残度数から減算更新を実施し、デビット決済による残度数が0となった時点で現金決済による残度数からの減算更新を実施するように設定してある。
以下、上述した動作が繰り返し行われることにより、プリペイドカードBCに関連付けられた残度数を上限とするパチンコ玉の貸し出しが行われ、当該パチンコ玉によって遊技客のパチンコ遊技が可能になる。これらの処理の間においても、返却スイッチ25をON操作すれば、それぞれの処理が中断され、プリペイドカードBCや貨幣が遊技客に返却されることになる。なお、上述したパチンコ遊技システムでは、カード処理ユニット30においても残度数の加算更新および減算更新を行うようにしているが、パチンコ玉の貸出情報や貨幣の入金情報をターミナルコントローラ10に直接送出し、該ターミナルコントローラ10のみが加算更新や減算更新を行うようにしてももちろんよい。
次に、カード販売機40およびこれに付設されるデビット端末70について説明する。図6は、本実施の形態で適用するカード販売機40およびデビット端末70の外観を示した正面図、図7は、これらカード販売機40およびデビット端末70の内部構成を示すブロック図である。本実施の形態では、図6に示すように、カード販売機40およびデビット端末70を、それぞれ個別の筐体41,71に別々のユニットとして設けてある。カード販売機40の筐体41およびデビット端末70の筐体71は、それぞれの前面に開閉可能な扉体42,72を備えて構成してある。各扉体42,72は、筐体41,71との間に施錠手段(図示せず)が設けてあり、閉成した状態で施錠することが可能である。
カード販売機40は、筐体41の前面に設けた扉体42にカード発行口43、紙幣投入口44、紙幣返却口45、現金選択ボタン46、カード選択ボタン47、決定ボタン48、取消ボタン49および表示部50を備えている。
カード発行口43は、カード処理部401において発行処理を施したプリペイドカードBCを送出するための開口である。カード処理部401は、予め装填されたPETカードを適宜、印字・データ処理を施し、これをプリペイドBCとして発行する部分である。
紙幣投入口44は、紙幣を受け入れてこれを紙幣処理部404に取り込む部分である。紙幣処理部404は、取り込まれた紙幣の金種を識別してその識別結果を後述の販売制御部402に与えるとともに、識別可能な紙幣を金種別に分類して紙幣回収箱405に収納する一方、識別不能な紙幣を返却するための部分である。
紙幣返却口は、釣り札がある場合、あるいは後述する現金の払い出しがある場合に、紙幣処理部404から紙幣を出金するための部分である。したがって、紙幣処理部404は、後述の販売制御部402からの出金命令により現金を払い出す機能をも有している。
現金選択ボタン46、カード選択ボタン47、決定ボタン48および取消ボタン49は、それぞれ外部操作入力部として設けたもので、遊技客によって押下された場合に個別の検出信号を後述の販売制御部402に与える部分である。
現金選択ボタン46は、払い出す現金の合計金額を選択するもので、本実施の形態に係る現金選択ボタン46は、1,000円、2,000円、5,000円、10,000円、20,000円の現金の選択が可能である。そして、現金選択ボタン46の押下により、取引種類(現金の払出)と請求金額(選択金額)とが決定することになる。
カード選択ボタン47は、購入するカードを選択するもので、本実施の形態に係るカード選択ボタン47は、1,000円、2,000円、5,000円、10,000円、20,000円のカードの選択が可能である。そして、カード選択ボタン47の押下により、取引種類(カード販売)と請求金額(選択金額)とが決定することになる。
決定ボタン48は、払い出す現金の合計金額の選択、あるいは購入するカードの選択を確定するものであり、現金の払出とカードの購入の両方を選択した後に決定ボタン48を押下することにより、現金の払出とカードの購入の両方を同時に選択することも可能である。
取消ボタン49は、取引の中断を入力するものであり、取引の開始から取引の終了までの間、取消ボタン49の押下が有効である。
表示部50は、後述の販売制御部402から与えられた入力ガイダンスや設定入力ガイダンス等の各種情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成してある。
販売制御部402は、予め与えられたプログラムやカード処理部401、紙幣処理部404、現金選択ボタン46、カード選択ボタン47、決定ボタン48、取消ボタン49、施錠検出センサ406および係員操作部407から与えられた情報に基づいて各部の制御を行うための部分である。この販売制御部402は、第1通信部408および第2通信部409を通じて外部と適宜情報交換することが可能である。本実施の形態では、第1通信部408が、デビット端末70の第2通信部704を介して後述のデビット制御部702に接続してある。一方、第2通信部409が、後述する島コントローラ60を介してターミナルコントローラ10に接続してある。
また、販売制御部402には、設定記憶部410が接続してあり、設定記憶部410には、払い出し可能な現金(合計金額)の設定、販売可能なカードの設定が記憶してある。
払い出し可能な現金の設定は、予め定めた払出閾値よりも低額な現金の払出を無効にする設定であり、たとえば、払出閾値を5,000円に設定した場合には、それよりも低額な1,000円、2,000円の払い出しは無効である。販売制御部402は、設定記憶部410に記憶した払出閾値の設定を参照して、選択可能な現金選択ボタン46を有効なものとし、選択不能な現金選択ボタン46を無効なものとする。上述の例によれば、1,000円、2,000円を選択する現金選択ボタンを選択不能にするので、遊技客は1,000円、または2,000円を選択して払い出すことはできない。
販売可能なカードの設定は、予め定めた販売閾値よりも高額なカードの販売を無効にする設定であり、たとえば、販売閾値を10,000円に設定した場合には、それよりも高額な20,000円のカードの販売は無効である。販売制御部402は、設定記憶部410に記憶した販売閾値の設定を参照して、選択可能なカード選択ボタン47を有効なものとし、選択不能なカード選択ボタン47を無効なものとする。上述の例によれば、20,000円のカードの選択を不能にするので、遊技客は、20,000円のカードを購入することができない。
これら、設定記憶部410に記憶した設定内容は、販売制御部402に接続した係員操作部407から変更可能である。
デビット端末70は、筐体71の前面に設けた扉体72にデビットカード挿入/返却口74、レシート発行口75、表示部76および外部操作部77を備えているとともに、扉体72を開成した場合に露出する部分に係員操作部78を備えている。
デビットカード挿入/返却口74は、デビットカードDCを受け入れて、これをカード処理部701に取り込む一方、カード処理部701において所望の処理を施した後にデビットカードDCを返却するための開口である。カード処理部701は、取り込んだデビットカードDCに磁気記録されている情報を読み取り、その読み取り結果を後述のデビット制御部702に与える部分である。
レシート発行口75は、プリンタ703において印字処理されたレシートRCを排出するための開口である。プリンタ703は、後述のデビット制御部702から与えられた情報をレシートRCとして印字出力するための部分である。
表示部76は、後述のデビット制御部702から与えられた入力ガイダンス等の各種情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器によって構成してある。
外部操作部77は、確認スイッチや取消スイッチ等の各種機能スイッチ、さらにはデビットカードDCの暗証番号を入力するためのテンキーを備えて構成したものである。係員操作部78は、係員モードスイッチ(図示せず)を備えて構成したものである。これら外部操作部77および係員操作部78が操作された場合には、それぞれ個別の検出信号が後述のデビット制御部702に与えられることになる。
デビット制御部702は、カード処理部701、外部操作部77および係員操作部78から与えられた情報に基づいて各部の制御を行う部分である。このデビット制御部702は、第1通信部704および第2通信部705を通じて外部と適宜情報交換することが可能である。本実施の形態では、第1通信部704が、公衆回線網1000を通じて後述するデビットカードシステムの情報処理センタ1001に接続され、さらには図1に示すように、クリアリングセンタ1011を含むCAFIS(Credit and Finance Information System)ネットワーク1010、並びに遊技客の口座を有するデビットカード発行銀行1020および情報処理センタ1001の口座を有する加盟店銀行1040に接続されている。一方、第2通信部705が、カード販売機40の第1通信部408を介して販売制御部402に接続してある。
また、デビット制御部702には、設定記憶部706が接続してあり、設定記憶部706には設備利用料の設定が記憶してある。具体的には、デビット決済により現金を払い出す場合の販売設備利用料の設定、デビット決済により現金を払い出す場合の払出設備利用料の設定が記憶してある。なお、図8は設定記憶部に記憶した設備利用料の設定内容を示す図である。
払出設備利用料の設定は、払い出す現金の合計金額に関連づけて予め設定してあるものであり、たとえば、5,000円の払出に対して150円、10,000円の払出に対して200円、20,000円の払出に対して350円が設定してある。したがって、5,000円を払い出す場合には5,150円がデビット決済の取引金額となり、10,000円を払い出す場合には10,200円が取引金額となる。また、20,000円を払い出す場合には20,350円が取引金額となる。
販売設備利用料の設定は、購入するプリペイドカードBCの対価に関連づけて予め設定してあるものであり、たとえば、1,000円のカードを購入に対して50円、2,000円のカードの購入に対して80円、10,000円のカードに対して150円が設定してある。したがって、1,000円のカードを販売する場合には1,050円がデビット決済の取引金額となり、2,000円のカードを販売する場合には2,080円が取引金額となる。また、10,000円のカードを販売する場合には10,150が取引金額となる。
これら、設定記憶部706に記憶した設定内容は、デビット制御部702に接続した係員操作部78から変更可能である。
図9は、デビット端末70のデビット制御部702で実施される処理の内容を示すフローチャート、図10は、カード販売機40の販売制御部402で実施される処理の内容を示すフローチャートである。以下、これらのフローチャートに従って、本実施の形態のデビット端末70およびカード販売機40について説明する。
まず、デビット端末70のデビット制御部702は、図9に示すように、係員モードスイッチがONされているか否かを判断する(ステップS10)。係員モードスイッチがONされている場合、つまり、遊技店の係員が解錠して扉体72を開成し、係員モードスイッチをON操作した場合には係員モードとなり、遊技店の係員による係員モード処理を実行することが可能になる(ステップS100)。
これに対して、ステップS10において係員モードスイッチがONされていない場合には、取扱待機モードとなり、遊技客によるデビットカードDCの取扱処理が可能となる(ステップS200)。
上述したこれらの処理は、デビット端末70の稼働中において所定の周期で繰り返し実行されるものである。つまり、上記デビット端末70においては、係員モードスイッチがONされているか否かに応じて係員モードと取扱待機モードとが切り替わるようになっている。
デビット端末70のステップS100で実施される係員モード処理では、係員操作部78の機能スイッチやテンキースイッチを通じてキー入力があると、このキー入力に対応した係員モード処理を適宜実行する処理が行われることになる。この係員モード処理には、設備利用料の設定、デビットカードDCによる入金額の集計をレシート出力する処理などが含まれる。設備利用料の設定は、デビット決済によりカードを販売する場合の販売設備利用料の設定、デビット決済により現金を払い出す場合の払出設備利用料の設定である。
なお、デビット決済によりカードを販売する場合の販売設備利用料の設定、デビット決済により現金を払い出す場合の払出設備利用料の設定は、必ずしもデビット端末70で行う必要はなく、カード販売機40で行うようにしてもよい。また、ターミナルコントローラ10によって一括設定し、該設定した内容をそれぞれのデビット端末70やカード販売機40に与えるようにしても構わない。特に、ターミナルコントローラ10において販売設備利用料の設定、払出設備利用料の設定を一括設定するように構成すれば、遊技店に多数のデビット端末70やカード販売機40を設置している場合にも、設定作業がきわめて容易になるばかりか、多数のカード販売機40やデビット端末70において互いに設定内容が異なるといった事態が発生することがなく、遊技客に対して不必要に不信感や猜疑心を抱かせる虞れがなくなる。
一方、カード販売機40の販売制御部402は、図10に示すように、施錠検出センサ406からの検出信号を通じて扉体42が開放状態にあるか否かを判断する(ステップS20)。遊技店の係員によって施錠手段が開錠され、ステップS20において扉体42が開放状態であると判断した場合には、メンテナンスモードとなり、メンテナンス処理を実行する(ステップS300)。このメンテナンスモードでは、係員操作部407を操作することが可能となるため、例えば表示部50を通じてメンテナンス作業者である遊技店の係員に対してメンテナンスに必要となる各種情報を報知することが好ましい。
これに対して、扉体42が閉成されていると判断した場合、つまり施錠手段の施錠により係員操作部407を操作することができない場合には、通常の販売等待機モードとなり、カード発行・現金払出処理を実行する(ステップS400)。この販売等待機モードでは、例えば表示部50を通じて遊技客に対して販売等待機状態であり、プリペイドカードBCの販売、および現金の払出が可能であることを報知することが好ましい。
上述した処理は、カード販売機40の稼働中において所定の周期で繰り返し実行されるものである。つまり、上記カード販売機40においては、扉体42の開閉に応じて販売等待機モードとメンテナンスモードとが切り替わるようになっている。
図11は、カード販売機40においてステップS300で実施されるメンテナンス処理の詳細を示すフローチャートである。このメンテナンス処理では、まず、販売制御部402からの制御信号により、表示部50に設定入力画面の表示を行い(ステップS301)、その後、設定入力待ちとなる(ステップS302)。この設定入力要求の表示中に遊技店の係員によって係員操作部407の各種機能スイッチやテンキースイッチから設定入力があると、この設定入力情報を表示部50に表示するとともに、該設定入力情報を設定記憶部410に格納する(ステップS303)。その後、扉体42が閉成されるまでの間、上述した動作を繰り返し実行し(ステップS304)、扉体42が閉成された時点で今回の処理を終了する。
ステップS303で格納される設定入力情報は、払い出し可能な現金(合計金額)の設定、販売可能なカードの設定などが含まれる。
図12−1および図13−1は、カード販売機40のステップS400で実施されるカード販売・現金支払処理の詳細を示すフローチャート、図12−2および図12−2は、デビット端末70のステップS200で実施されるデビットカード取扱処理の詳細を示すフローチャートである。以下、これらの図を参照しながら、カード販売機40およびデビット端末70の動作について説明する。
まず、カード販売機40の販売制御部402は、図12−1に示すように、設定記憶部410に格納した設定を読み出す(ステップS401)。ステップS401において読み出されるのは、ステップS300で設定された払い出し可能な現金(合計金額)の設定、販売可能なカードの設定である。
設定を読み出した販売制御部402は、デビット端末70に対して取引が可能である旨の通知を送信し(ステップS402)、さらに、表示部50を通じて取引待機中である旨の表示を行った後(ステップS403)、遊技客の操作入力待ち、具体的には紙幣が投入されたか否か(ステップS404)およびデビット端末70からデビットカード挿入通知を受信したか否か(ステップS405)をそれぞれ判断する。
一方、上記操作入力待ちにおいてカード販売機40に紙幣が挿入された場合には、デビット端末70に対して取引不可通知を送信し(ステップS406)、その後、現金取扱処理を実施して(ステップS407)、手順をステップS402にリターンさせる。なお、現金取扱処理に関しては、従前のカード販売機においても実施されている内容であり、その詳細については省略する。
さらに、上記操作入力待ちにおいてカード販売機40が、後述するデビット端末70からのデビットカード挿入通知(ステップS205より)を受信すると、当該操作入力待ちを解除してデビット端末70からの選択入力要求の受信待ちとなる(ステップS408、ステップS409)。
上述したカード販売機40での処理の間、デビット端末70では、図12−2に示すように、デビットカード取扱処理において取引可能通知の受信待ちとなっており(ステップS201)、カード販売機40から取引可能通知(ステップS403より)を受信すると、表示部76を通じて取引待機中である旨の表示を行い(ステップS202)、その後、デビットカードDCの挿入待ちとなる(ステップS203、ステップS204)。この間、カード販売機40に紙幣が挿入され、該カード販売機40から送信された取引不可通知(ステップS410より)を受信した場合には、一旦取引不可状態となり、再び、カード販売機40からの取引可能通知の受信待ちとなる(ステップS201)。
上述した状態においてデビット端末70にデビットカードDCが挿入されると、カード販売機40に対してデビットカードDCが挿入された旨の通知を送信し(ステップS205)、表示部76に暗証番号入力要求表示を行った後(ステップS206)、暗証番号の入力待ちとなる(ステップS207、ステップS208)。この間、外部操作部77の取消スイッチが操作されると、カード販売機40に対して取消通知を送信し(ステップS209)、その後、デビットカードDCを返却して(ステップS210)、手順をステップS201にリターンさせる。
これに対して外部操作部77のテンキーを通じて遊技客が暗証番号を入力すると、デビット制御部702は、カード販売機40に対して選択入力要求を送信し、表示部76にデビッド決済には設備利用料がかかる旨と、各設備利用料を表示する(ステップS211)。その後、カード販売機40からの取引種類と選択金額の受信待ちとなる(ステップS212、ステップS213)。この間、後述するカード販売機40からの取消通知(ステップS417より)を受信すると(ステップS212)、デビットカードDCを返却して(ステップS210)、手順をステップS201へリターンさせる。
一方、図12−1に示すように、カード販売機40において上述した選択入力要求受信待ちの間、デビット端末70から取消通知(ステップS209より)を受信すると、手順をステップS402にリターンさせて今回の処理を終了する。
これに対してデビット端末70から選択入力要求(ステップS211より)を受信すると、販売制御部402は、現金選択ボタン46およびカード選択ボタン47を有効化し(ステップS410)、その後、取消ボタン49、決定ボタン48のいずれかが押下されたか否かを監視する(ステップS411、ステップS412)。現金選択ボタン46およびカード選択ボタン47を有効化した場合には、当該有効化した選択ボタン46,47を発光させ、さらには表示部50を通じて遊技客に選択ボタン46,47の押下を促す表示を行うことが好ましい。
上述した選択ボタン46,47の操作状態を監視している間に取消ボタン49が押下されると、デビット端末70に対して取消通知を送信し(ステップS413)、手順をステップS402にリターンさせて今回の処理を終了する。
これに対して現金選択ボタン46、カード選択ボタン47の少なくとも一方が押下された後に決定ボタン48が押下されると、当該選択ボタン46,47に対応した取引種類と選択金額とをデビット端末70に対して送信し(ステップS414)、その後、図13−1に示すように、デビット端末70からの取引金額受信待ちとなる(ステップS415)。
カード販売機40から取引種類と選択金額を受信したデビット端末70は、図13−2に示すように、カード販売機40から受信した取引種類と選択金額とから設備利用料を抽出し、選択金額に設備利用料を加算した金額を取引金額に設定する(ステップS214)。
例えば、遊技客が現金を払い出す場合に、選択した払出金額が10,000円で、デビット決済に伴う設備利用料が200円であるとすると、取引金額が10,000円+200円=10,200円となり、遊技客がカードを購入する場合に、選択したカード金額が10,000で、デビット決済に伴う設備利用料が150円であるとすると、取引金額が10,000円+150円=10,150円となる。
取引金額を設定したデビット端末70は、当該取引金額をカード販売機40に送信し(ステップS215)、さらに表示部76を通じて遊技客に取引の確認要求表示を行い(ステップS216)、その後、取消スイッチおよび確認スイッチのいずれが操作されるかを監視する(ステップS217、ステップS218)。
上述した状態において取消スイッチが操作された場合には、カード販売機40に対して取消通知を送信し(ステップS219)、その後、デビットカードDCを遊技客に返却して手順をステップS201にリターンさせる(ステップS220)。
これに対して遊技客が確認スイッチを操作した場合、デビット制御部702は、表示部76に情報処理センタ1001との交信画面を表示し(ステップS221)、その後、公衆回線網1000を通じて情報処理センタ1001にアクセスして決済処理を行う(ステップS222)。
これらの処理の間、図13−1に示すように、デビット端末70からの取引金額を受信したカード販売機40は、当該取引金額を表示部50に表示し(ステップS416)、その後、決済終了結果の受信待ちとなる(ステップS417、ステップS418)。決済終了結果を受信する以前にデビット端末70から取消通知(ステップS219より)を受信した場合には、ステップS402にリターンさせて今回の処理を終了する。
上述したデビット制御部702による決済処理は、例えば以下の手順で実現することができる。すなわち、上記デビット制御部702は、カード販売機40から受信した取引金額の情報と、それまでに取得したデビットカードDCの読み取り情報および暗証番号とを含む決済代行・通信代行(決済要求)を情報処理センタ1001に送出し、該情報処理センタ1001からの決済処理終了通知を待つ(ステップS223)。
決済要求を受信した情報処理センタ1001は、当該決済要求に含まれる各種情報に基づいてデビットカード発行銀行1020(遊技客の口座を有する銀行)と加盟店銀行(情報処理センタ1001の口座を有する銀行)とに決済処理を依頼する。また、決済要求に含まれる各種情報はCAFISネットワーク1010のクリアリングセンタ1011で集中管理される。
依頼を受けたデビットカード発行銀行1020および加盟店銀行1040は決済処理を行う。このデビットカード発行銀行1020において行う決済処理としては、例えば、今回の決済要求に応じた金額を遊技客の口座から引き落とす処理がある。この処理が終了すると、クリアリングセンタ1011は、直ちに情報処理センタ1001に対して処理が終了した旨の通知を行う。通知を受けた情報処理センタ1001は、この通知に基づき、決済要求を送出したデビット端末70に対して決済終了通知を送信する。
クリアリングセンタ1011は、集中管理した各種情報のうち、クリアリングセンタ1011や情報センタ1001のセンタ手数料、入金額および出金額を相殺した決済尻金額をデビッドカード発行銀行1020と加盟店銀行1040に提供する。
デビッドカード発行銀行1020と加盟店銀行1040との間で行われる決済処理は、この決済尻金額の処理である。そして、上述したクリアリングセンタ1011や情報処理センタ1001のセンタ手数料を差し引いた代金が、○○銀行1050が有するカード会社センタ1040の口座に振り込まれる。さらにその後、カード会社と遊技店との取り決めに従い、○○銀行1050におけるカード会社センタ1060の口座から△△銀行1070が有する遊技店の口座に対して、最終的に、プリペイドカードBCの対価、および上述した設備利用料に基づいて算出される代金が振り込まれることになる。
ここで、センタ手数料が、料率1.8パーセント、上限180円、下限70円として、具体的に説明する。まず、遊技客が10,000円のプリペイドカードBCを購入したとすると、販売設備手数料150円が加算されて、デビット端末70は10,150の取引金額を情報処理センタ1001に請求することになる。この取引金額に対してセンタ手数料を算出すると、10,150×0.018=183円となるが、上限180円を超えているので、センタ手数料は180円となる。そして、取引金額からセンタ手数料を差し引いた金額、10,150−180=9,970が最終的に遊技店の口座に振り込まれることになる。したがって、遊技店はカードの代金よりも少ない9,970円しか受け取れないので、30円は遊技店の負担になる。
一方、遊技客が10,000円の現金の払出をしたとすると、払出設備利用料200円が加算されて、デビット端末70は10,200円の取引金額を情報処理センタ1001に請求することになる。この取引金額に対してセンタ手数料を算出すると、10,200×0.018=184円となるが、上限180円を超えているので、センタ手数料は180円となる。そして、取引金額からセンタ手数料を差し引いた金額、10,200−180=10,020が最終的に遊技店の口座に振り込まれることになる。したがって、遊技店は払い出した現金よりも多い10,020円を受け取るので、20円は遊技店の収入となる。
これらの具体例からも明らかなように、本実施の形態のパチンコ遊技システムによれば、現金を払い出す場合に加算する払出設備利用料を、プリペイドカードを販売する場合に加算する販売設備利用料よりも高額にしたので、現金の払出を抑制し、遊技店の負担が過剰にならない範囲で遊技客の利便性を向上させることが可能である。
さて、上述したステップS223において情報処理センタ1001から決済終了通知を受信したデビット端末70は、図13−2に示すように、当該決済の終了結果を販売制御部402に転送する(ステップS224)。その後、デビット決済が正常決済であったか否かを判断し(ステップS225)、正常決済でなかった場合には、表示部76において決済が不可であった理由を表示するとともに、図14−2に示すように、不可理由を記載したレシートRCを遊技客に発行し(ステップS230)、さらにデビットカードDCを返却した後(ステップS231)、手順をステップS201にリターンして今回の処理を終了する。
これに対してステップS223において情報処理センタ1001から受信した決済終了通知が正常決済であった場合には、表示部76において決済が正常に終了した旨を表示するとともに、図14−1に示すように、デビットカード発行銀行1020の遊技客口座から今回のデビット決済に応じた引き落としの確認書となるレシートRCを遊技客に発行する(ステップS226)。その後、デビットカードDCの抜き取り確認を行い(ステップS227)、抜き取りを確認した場合にカード販売機40にカード抜き取り通知を送信し(ステップS223)、取引終了通知の受信待ちとなる(ステップS229)。
一方、デビット端末70から決済終了結果を受信したカード販売機40は、これが正常決済であるか否かを判断し(ステップS419)、正常決済でない場合、手順をステップS402にリターンさせて今回の処理を終了する。
これに対してデビット端末70から受信した決済終了結果が正常決済であった場合には、現金の払出か、否かを判断する(ステップS420)。
現金の払出しが選択されている状態においては、選択された現金選択ボタン46に対応する金額の払出要求をターミナルコントローラ10に対して送信する(ステップS421)。この場合には、ターミナルコントローラ10からの払出許可に応じて販売制御部402が紙幣処理部404に紙幣払出信号を送出し、該紙幣処理部404から現金が払い出されるようになる。
つぎに、カードの販売か、否かを判断する(ステップS422)。プリペイドカードBCの販売が選択されている状態においては、選択されたカード選択ボタン47に対応する金額のプリペイドカード発行要求をターミナルコントローラ10に対して送信する(ステップS423)。この場合には、ターミナルコントローラ10からの発行許可に応じて販売制御部402がカード処理部401に発行処理信号を送出し、該カード処理部401から新たなプリペイドカードBCが発行されるようになる。従って、このプリペイドカードBCをカード処理ユニット30に挿入すれば、残度数を上限としたパチンコ玉の貸し出しが可能になる。
なお、上述したカード販売機40からのターミナルコントローラ10に対する情報送信にあっては、デビット決済による入金である旨の情報、並びに設備利用料の情報を併せて送信することが好ましい。
その後、カード販売機40の販売制御部402は、デビット端末70からの現金またはカード抜き取り通知の受信待ちとなり(ステップS424)、先のステップS228で送信されたカード抜き取り通知を受信した後、現金を払い出し、あるいはプリペイドカードBCを発行する(ステップS425)。さらに、デビット端末70に取引終了通知を送信し(ステップS426)、その後、手順をステップS402にリターンさせて今回の処理を終了する。
カード販売機40から取引終了通知を受信したデビット端末70は、手順をステップS201にリターンさせ、今回の処理を終了する。
なお、上述した実施の形態において、現金の払出とプリペイドカードBCの販売の両方を行う場合には、現金の払出に伴う払出設備利用料とプリペイドカードBCの販売に伴う販売設備利用料の両方を請求金額に加算することになるが、払出設備利用料と販売設備利用料のいずれか高額な設備利用料を請求金額に加算するものとしても良いし、払出設備利用料と販売設備利用料のいずれか低額な設備利用料を請求金額に加算しても良い。また、プリペイドカードBCの対価と現金とを合算した金額を現金の払い出しとみなして払出設備利用料として請求金額に加算しても良いし、プリペイドカードBCの対価と現金とを合算した金額をプリペイドカードBCの対価とみなして販売設備利用料を求め、請求金額に加算しても良い。
また、上述した実施の形態では、払出設備利用料と販売設備利用料とをそれぞれ設定するものとしたが、設備利用料として一括して設定し、取引種類によって割り引くものとしても良い(たとえば、プリペイドカードBCを販売する場合に割り引くものとする)。
また、上述した実施の形態では、遊技客に対して遊技店が都度販売するプリペイドカードBCを有価価値媒体の例として説明したが、プリペイドカードBCに限られるものではなく、住所や氏名等の会員情報を登録した会員である遊技客に対して遊技店が発行する会員カードであっても良い。会員カードは、合成樹脂製のカード(JIS2)で、各種カード情報が磁気記録および印字してある。具体的には、発行店の識別情報や会員コード等の会員識別情報が記憶してあるとともに、発行した店コード、会員コード等の情報が目視可能に記録してある。会員カードは、プリペイドカードBCとその材質や記録内容が相違するものの、縦横の寸法が同一であるとともに、各種カード情報を記憶するための磁気ストライプも同一の位置に設けてあり、当該磁気記録した各種カード情報を共通の読取装置(カード処理部401)で読み取り可能である。このように、会員カードを有価価値媒体とすれば、会員に対してプリペイドカードBCを販売することなく、会員カードに有価価値情報を加算すれば良い。しかも、会員に対して、あるいは所定の条件(来店回数、性別、年齢、誕生日等)を満たす会員に対して、払出設備利用料および販売設備利用料を割り引く(たとえば、払出設備利用料を販売設備利用料と同額にする)等の優遇措置を提供できる。くわえて、会員カードに関連づけて優遇措置を受けた回数を記憶しておき、所定期間(たとえば、当日)内に所定の回数を超えてデビット決済を行う場合には、これらの優遇措置を停止する等の制限を課すことも可能である。また、予め取引金額の上限値を定めておき、所定期間内に上限値を超えてデビット決済を行う場合には、優遇措置を停止する等の制限を課すことも可能である。また、選択不能とした現金選択ボタン46、あるいはカード選択ボタン47を会員に対しては有効にして、選択を可能にしても良い。
さらに、一般遊技客に対しても、時間により、あるいは特定日等に、優遇措置を提供しても良い。たとえば、平日の午前中、イベントを実施している日等に限って優遇措置を提供しても良い。
また、上述した実施の形態では、カード販売機40に設定記憶部410を、デビッド端末70に設定記憶部706を設けることとしたが、カード販売機40あるいはデビット端末70のいずれか一方に設定記憶部を設けることにしても良い。カード販売機40だけに設定記憶部410を設けた場合には、販売制御部402が払出金額と設備利用料とから取引金額を求め、当該取引金額をデビット端末70に送信することになる。
また、上述した実施の形態では、テンキー等の外部操作部77から暗証番号の入力をした後に、表示部76に、設備利用料がかかる旨と各設備利用料を表示するが、遊技客がプリペイドカードBCの購入あるいは現金の払出の選択を行った後、決定ボタン48を押下するまでの間に、表示部50に、設備利用料がかかる旨と各設備利用料を表示するようにすることが好ましい。特に、プリペイドカードの購入と現金の払出の両方の取引を行う場合には、選択金額の合計金額と、設備利用料の合計金額、取引金額を表示することが好ましい。
また、上述した実施の形態では、カード販売機40と、デビット決済を受け付けるデビット端末70とを個別の筐体41,71に別々のユニットとして設けているが、これらを共通の筐体に一つのユニットとして構成することも可能である。この場合には、表示部、通信部、内外操作入力部といった部分の共通化を図り、製造コストを著しく低減することも可能になる。この結果、遊技店への導入も一層容易となる。
また、有価価値媒体を販売する自動販売機として、カード販売機を例示しているが、カード処理ユニットへの適用も可能である。さらに、有価価値媒体としてプリペイドカードを例示しているが、その他の磁気カードやICカード、ICコイン等であっても構わない。なお、適用対象もパチンコ遊技システムに限らず、パチスロ機等にも適用可能である。
また、上述したカード販売機に例示した技術を、パチンコ玉あるいはメダル等の遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機に転用することも可能である。この場合には、カード選択ボタン47に代えて、貸出単位選択ボタンを設け、内部に設けた遊技媒体投出装置から遊技媒体を外部に投出するようにすればよい。そして、遊技媒体を貸し出す(遊技客から見ると借り受ける)場合には、販売設備利用料に代えて貸出設備利用料を請求金額に加算し、現金を払い出す場合には払出設備利用料を請求金額に加算する。
以上のように、本発明に係る自動販売機および遊技媒体貸出機は、デビット決済により有価価値媒体を販売する自動販売機、およびデビット決済により遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機に有用であり、特に、パチンコ店等の遊技店に設置する自動販売機、遊技媒体貸出機に適している。
本発明の実施の形態である記録媒体処理装置を適用したパチンコ遊技システムの概略構成を示すブロック図である。 ターミナルコントローラの内部構成を示すブロック図である。 ターミナルコントローラに格納された度数管理テーブルを例示するもので、プリペイドカードの度数管理テーブルを示す図表である。 本実施の形態で適用するパチンコ機およびカード処理ユニットの外観を示した正面図である。 カード処理ユニットの内部構成を示すブロック図である。 本実施の形態で適用するカード販売機およびデビット端末の外観を示した正面図である。 カード販売機およびデビット端末の内部構成を示すブロック図である。 設定記憶部に記憶した設備利用料の設定内容を示す図である。 デビット端末のデビット制御部で実施される処理の内容を示すフローチャートである。 カード販売機の販売制御部で実施される処理の内容を示すフローチャートである。 カード販売機において実施されるメンテナンス処理の詳細を示すフローチャートである。 カード発売機で実施されるカード販売・現金支払処理の詳細を示すフローチャートである。 デビット端末で実施されるデビットカード取扱処理の詳細を示すフローチャートである。 図12−1に引き続いて実施されるカード販売・現金支払処理の詳細を示すフローチャートである。 図12−2に引き続いて実施されるデビットカード取扱処理の詳細を示すフローチャートである。 デビット端末から発行されるレシートの例を示した概念図である。 デビット端末から発行されるレシートの例を示した概念図である。
符号の説明
10 ターミナルコントローラ
11 RAM
12 通信インターフェース部
13 CPU
14 RAM
15 表示部
16 入出力部
20 パチンコ機
21 遊技領域
22 上皿
23 度数表示部
24 貸出スイッチ
25 返却スイッチ
26 玉投出手段
30 カード処理ユニット
31a カードランプ
31b 現金ランプ
32 紙幣投入口
33 硬貨投入口
34 返却ボタン
35 種別ランプ
36 金額表示部
37a 金額設定スイッチ
37b 端数設定スイッチ
38 硬貨返却口
39 カード挿入口
40 カード販売機
41 筐体
42 扉体
43 カード発行口
44 紙幣投入口
45 紙幣返却口
46 現金選択ボタン
47 カード選択ボタン
48 決定ボタン
49 取消ボタン
50 表示部
60 島コントローラ
70 デビット端末
71 筐体
72 扉体
74 返却口
75 レシート発行口
76 表示部
77 外部操作部
78 係員操作部
300 貸出制御部
301 ビルバリユニット部
302 紙幣搬送路
303 コインセレクタ部
304 硬貨搬送路
305 プリペイドカード処理部
306 メモリ
401 カード処理部
402 販売制御部
404 紙幣処理部
405 紙幣回収箱
406 施錠検出センサ
407 係員操作部
408 第1通信部
409 第2通信部
410 設定記憶部
701 カード処理部
702 デビット制御部
703 プリンタ
704 第1通信部
705 第2通信部
706 設定記憶部
1000 公衆回線網
1001 情報処理センタ
1010 CFISネットワーク
1011 クリアリングセンタ
1020 デビットカード発行銀行
1040 カード会社センタ
1040 加盟店銀行
1050 ○○銀行
1060 カード会社センタ
1070 △△銀行
BC プリペイドカード
DC デビットカード
DT 度数管理テーブル
RC レシート

Claims (8)

  1. デビット決済により有価価値媒体の販売と現金の払い出しを行う自動販売機であって、 デビット決済により販売する有価価値媒体を選択する有価価値媒体選択手段と、
    該有価価値媒体選択手段と予め関連づけて記憶した販売設備利用料を抽出する販売設備利用料抽出手段と、
    デビット決済により払い出す現金の払出金額を選択する現金払出選択手段と、
    該現金払出選択手段と予め関連づけて記憶した払出設備利用料を抽出する払出設備利用料抽出手段と、
    有価価値媒体を販売する場合には抽出した販売設備利用料を請求金額に加算し、現金を払い出す場合には抽出した払出設備利用料を請求金額に加算する設備利用料加算手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、販売設備利用料と払出設備利用料とを請求金額に加算することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、販売設備利用料と払出設備利用料のいずれか高額な設備利用料を請求金額に加算することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  4. デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、販売設備利用料と払出設備利用料のいずれか低額な設備利用料を請求金額に加算することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  5. デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、有価価値媒体の対価と現金とを合算した金額を現金の払い出しとみなして抽出した払出設備利用料を請求金額に加算することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  6. デビット決済により、有価価値媒体の販売と現金の払い出しの両方を行う場合に、設備利用料加算手段が、有価価値媒体の対価と現金とを合算した金額を有価価値媒体の対価とみなして抽出した販売設備利用料を請求金額に加算することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  7. 予め定めた販売閾値よりも高額な有価価値媒体の販売を選択する有価価値媒体選択手段の無効化と、予め定めた払出閾値よりも低額な現金の払い出しを選択する現金払出選択手段の無効化のいずれか一方、あるいは両方を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の自動販売機。
  8. デビッド決済により遊技媒体を貸し出しと現金の払い出しを行う遊技媒体貸出機であって、
    デビット決済により貸し出す遊技媒体の単位を選択する遊技媒体選択手段と、
    該遊技媒体選択手段に予め関連づけて記憶した貸出設備利用料を抽出する貸出設備利用料抽出手段と、
    デビット決済により払い出す現金の払出金額を選択する現金払出選択手段と、
    該現金払出選択手段と予め関連づけて記憶した払出設備利用料を抽出する払出設備利用料抽出手段と、
    遊技媒体を借り受ける場合には貸出設備利用料を請求金額に加算し、現金を払い出す場合には抽出した払出設備利用料を請求金額に加算する設備利用料加算手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体貸出機。
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