JP2784538B2 - 遊枝機 - Google Patents

遊枝機

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JP2784538B2
JP2784538B2 JP1173579A JP17357989A JP2784538B2 JP 2784538 B2 JP2784538 B2 JP 2784538B2 JP 1173579 A JP1173579 A JP 1173579A JP 17357989 A JP17357989 A JP 17357989A JP 2784538 B2 JP2784538 B2 JP 2784538B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やアレンジボールやスロッ
トマシンなどの遊技機に関し、詳しくは、得点があるこ
とに基づいて遊技可能であり、遊技状態が予め定められ
た所定の遊技状態になったことに基づいて遊技者に所定
の得点を付与する遊技機に関する。
[従来の技術] 従来の遊技機では、たとえば打玉が入賞したことや組
合わせ表示装置の表示が特定の組合わせ表示になったこ
となど、遊技状態が所定の遊技状態になったことに基づ
いて、所定の得点を遊技者に与えるように構成されてい
た。そしてその得点は得点表示器に加算表示されるよう
に構成されていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の遊技機では、パチンコ玉やコインを払
出す代わりに得点が加算されるように構成されているた
め、迫力が不足する問題が生じる。この問題を解決する
方法としては、得点を付与するときに効果音を発生させ
る方法が考えられる。しかし、従来の遊技機はそのほと
んどが遊技の進行状況を知らせる効果音を発生させるよ
うに構成されているため、ただ単に効果音を発生させる
ようにしただけでは効果音の発生と遊技音の発生が時期
的に重なった場合、両者の音が混ざり合って濁ってしま
ったり、音の識別ができなくなってしまう不都合が新た
に生じる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになさ
れたもので、得点の付与を知らせる効果音と遊技の進行
状況を知らせる遊技音とが重なった場合に、音が濁って
しまったり音の識別ができなくなったりする事態を回避
し得る遊技機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、得点があることに基づいて遊技可能であ
り、遊技状態が予め定められた所定の遊技状態になった
ことに基づいて遊技者に特定の得点を付与する遊技機で
あって、 前記所定の遊技状態になったことに基づいて、遊技者
に得点の付与を知らせる効果音を発生するための効果音
発生手段と、 遊技の進行状況を知らせる遊技音を発生するための遊
技音発生手段と、 前記効果音と前記遊技音との発生時期が重なった場合
に前記効果音発生手段と前記遊技音発生手段とを制御し
ていずれか一方の音の発生を優先させる音発生優先制御
手段とを含むことを特徴とする。
[作用] この発明の遊技機では、予め定められた所定の遊技状
態になったことに基づいて遊技者に得点の付与を知らせ
る効果音が、効果音発生手段により発生され、遊技の進
行状況を知らせる遊技音が遊技音発生手段により発生さ
れ、その効果音と遊技音との発生時期が重なった場合に
音発生優先制御手段により効果音発生手段と遊技音発生
手段とが制御されていずれか一方の音の発生が優先され
る。つまり、この遊技機では、得点の付与を知らせる効
果音と遊技の進行状況を知らせる遊技音とが重なった場
合にどちらか一方の音の発生が優先されるので、少なく
ともその優先された方の音は遊技者が認識可能となり、
また音が濁ることもなくなる。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、遊技機に含まれる弾球遊技機の一例のパチ
ンコ遊技機の全体正面図である。パチンコ遊技機1はい
わゆる封入玉方式のものでありその前面枠2には、扉保
持枠3が設けられている。そして、パチンコ遊技機1の
遊技盤14によって形成されている遊技領域17を開閉する
ガラス扉枠4と前面板5とが前記扉保持枠3に対し開閉
自在に設けられている。パチンコ遊技機1の図示右下隅
には、打球操作ハンドル8が設けられており、この打球
操作ハンドル8を遊技者が操作することにより打球杆55
が間欠揺動し、パチンコ玉を1つずつ打球誘導レール15
aと遊技領域形成レール15bとの間を通して前記遊技領域
17に打込むように構成されている。なお、図中6は透視
窓であり、前記打球杆55によって弾発発射されるパチン
コ玉が遊技者に視認可能に構成されている。
遊技領域17には、そのほぼ中央に可変表示装置19が設
けられているとともに、その下方に可変入賞球装置25が
配設されている。可変表示装置19には、複数種類の識別
情報を可変表示できる識別情報表示部20a,20b,20cが設
けられている。そして遊技領域17に形成されている始動
入賞口32a,32b,32cのいずれかにパチンコ玉が入賞する
ことにより最大4個まで始動入賞記憶が行なわれ、始動
入賞記憶のあることに基づいて、識別情報表示部20a,20
b,20cが可変表示を開始し、所定時間の経過または遊技
者による停止ボタン(図示せず)の押圧操作に基づいて
識別情報表示部20a,20b,20cが順次停止制御されるよう
に構成されている。なお、可変表示が1回行なわれる毎
に前記始動入賞記憶が1ずつ減算される。そして停止し
たときの可変表示装置19による表示結果が特定の組合わ
せになれば、大当りとなり可変入賞球装置25の開閉板26
を開成して遊技者にとって有利となる第1の状態に駆動
制御される。なお、前記可変表示装置19は、常時可変表
示しパチンコ玉の始動入賞を条件としてそのうち所定時
間の経過または遊技者の停止ボタン(図示せず)の押圧
操作に基づいて停止制御されるものであってもよい。可
変表示装置19には、可変入賞球装置25の開閉板26の開成
回数を表示するための開成回数表示器22,パチンコ玉の
始動入賞の記憶値(後述する)を表示するための始動入
賞記憶表示器23a〜23d,特定の組合わせが成立した当り
ラインを表示するためのライン表示器24a〜24fならびに
入賞口21が設けられている。
可変入賞球装置25の前記第1の状態は、所定期間(た
とえば30秒間)が経過することまたは可変入賞球装置25
内へ入賞したパチンコ玉が所定個数(たとえば10個)に
達することのうちいずれか早い方の条件が成立すること
に基づいて終了し、開閉板26が閉成される。そして、可
変入賞球装置25の第1の状態の期間中にパチンコ玉が特
定入賞口27に入賞すれば、前記第1の状態が更新されて
繰返し継続制御される。その繰返し継続制御は、その回
の第1の状態が終了するまで待って行なわれる。なお、
パチンコ玉が特定入賞口27に入賞して繰返し継続条件が
成立した時点で即座に前記繰返し継続制御を行なっても
よい。なお前記特定入賞口27の左右両側には通常入賞口
28a,28bが形成されている。可変入賞球装置25にはさら
に、可変入賞球装置25に入賞した入賞玉の個数を表示す
るための入賞個数表示器31,大当りの発生時に点灯また
は点滅する遊技効果ランプ30a,30bならびに通常の入賞
口29a,29bが設けられている。前記入賞個数表示器31
は、「0」からカウントアップして表示するものでもよ
いし、入賞個数の上限値(たとえば「10」)から入賞毎
にカウントダウンして表示するものでもよい。
前記遊技領域17には、さらにランプ付風車18a,18b,通
常の入賞口33a,33b,大当りの発生時等に点灯または点滅
する遊技効果ランプ35a,35bが設けられている。また、
遊技領域17に打込まれたパチンコ玉がいずれの入賞口に
も入賞しなかった場合には、アウト玉としてアウト口34
から回収される。図中、16はパチンコ玉の入賞に伴って
点灯または点滅する入賞ランプであり、13は大当り時に
点灯または点滅する大当りランプである。
パチンコ遊技機1の下方部分には、カードリーダ/ラ
イタユニット64が組込まれており、そのカードリーダ/
ライタユニット64に形成されているカード挿入・排出口
94から記録媒体の一例のカードを挿入することにより、
そのカードに記録されている遊技者の持ち点の範囲内で
パチンコ遊技が可能となる。そしてカードを挿入するこ
とによりそのカードに記録されている遊技者の持ち点が
現在の得点となり得点表示器7により表示され、遊技者
が遊技を開始して遊技に伴って得点を獲得すればその獲
得した得点が加算され、加算された後の得点が前記得点
表示器7により表示される。また得点は得点レベル表示
器12でも表示される。この得点レベル表示器12は、10個
の点灯表示部12a〜12jからなり、たとえば後述する設定
値が4の場合には、遊技者の現在の得点が1〜500の範
囲内の場合に点灯表示部12aのみを点灯させ、501〜1000
点の範囲内の場合には点灯表示部12a,12bを点灯させ、1
001〜1500点の範囲内の場合には点灯表示部12a〜12cを
点灯させるようにして遊技者にアナログ的に得点を認識
させるように構成されている。そして得点が4501以上に
なるとすべての点灯表示器12a〜12jを点灯させる。この
ように、デジタル表示ではなくてアナログ的に変化する
視認可能な物理量により遊技者に得点を認識させている
ため、遊技者が現在どの程度の得点になっているかを感
覚的に認識することができ、遊技者が得点レベル表示器
12を注視する必要がないために遊技に神経を極力集中さ
せることができる。この得点レベル表示器12により、遊
技の進行に伴って変化する遊技者の利益に関する情報
(たとえば得点)を表示する手段であって、前記変化す
る利益の大きさを、その利益の大きさの変化に対し所定
の相関関係を保ちならがアナログ的に変化する視認可能
な物理量で表示する可視表示手段が構成されている。な
お、この可視表示手段による表示対象は、得点に限らず
入賞個数,差数,大当りの発生回数等種々のものが考え
られ、要は遊技の進行に伴って変化する遊技者の利益に
関する情報であればよい。また、可視表示手段は、前記
遊技者の利益に関する情報をアナログ的な量で表示でき
るものであれば種類を問わない。
図中、10は精算ランプ11が組込まれた照光式の精算ボ
タンであり、遊技者が遊技を終了した後精算したい場合
にこの精算ボタンを押圧操作する。また9はスピーカで
あり、パチンコ玉が入賞したときの入賞効果音等の効果
音や可変表示装置の可変表示が開始されたこと等の遊技
の進行状況を知らせるための遊技音等を発生するもので
ある。
第2図は、パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体
背面図である。パチンコ遊技機1の下方一側方には、打
球発射装置50が設けられている。この打球発射装置50
は、打球モータ52と打球杆55と遮光板55aと打球杆セン
サとが取付基板51に取付けられて構成されている。そし
て、前記第1図に示した打球操作ハンドル8を遊技者が
操作することにより、打球モータ52が駆動し、その駆動
力により打球杆55が間欠揺動し、その打球杆の間欠揺動
によりパチンコ玉が1つずつ遊技領域17(第1図参照)
内に弾発発射されるように構成されている。また、打球
杆センサ56は、投受光式のものであり、この打球杆セン
サ56から投光された光が間欠揺動する打球杆55に設けら
れている遮光板55aで遮光されることにより、この打球
杆センサ56がONに切換わる。そして、この打球杆センサ
56の検出信号が後述する遊技制御に用いられる。
遊技盤14は遊技盤保持枠36に対し固定部材37により取
付けられる。そして、固定部材37を図示矢印のように回
動させることにより、遊技盤14が遊技盤保持枠36から取
り外し可能に構成されている。
遊技盤14の裏面側には、入賞玉集合カバー体38と打込
玉集合カバー体39とが設けられている。入賞玉集合カバ
ー体38は、所定箇所に始動入賞玉センサ42a〜42cが設け
られており、それぞれの入賞口から入賞した入賞玉を前
記所定の始動入賞玉センサ42a〜42cにまで誘導するため
のものである。そして始動入賞玉センサ42a〜42cを通過
した入賞玉は打込玉集合カバー体39の入賞玉集合樋39a
内に落入し、1カ所に集合されて入賞玉センサ47を通
過するように構成されている。そしてこの入賞玉センサ
47により入賞玉が検出され、その検出出力が後述する
遊技制御に用いられる。一方、始動入賞玉センサ42aの
下方には入賞玉センサ46が設けられており、始動入賞
口32a(第1図参照)に入賞した入賞玉がこの入賞玉セ
ンサ46で検出されその検出出力が後述する遊技制御に
用いられる。また可変入賞球装置25(第1図参照)に入
賞した入賞玉が入賞個数センサ45で検出されるとともに
入賞玉センサ48で検出され、その検出出力は後述する
遊技制御に用いられる。この入賞個数センサ45と入賞玉
センサ48とは1つのセンサで兼用してもよい。さら
に、可変入賞球装置25の特定入賞口27(第1図参照)に
入賞した入賞玉が特定入賞玉センサ44により検出されて
後述する遊技制御に用いられる。前記入賞玉センサ47
を通過した入賞玉とアウト口34から回収されたアウト玉
とが入賞玉・アウト玉合流樋39bにより合流されて連絡
口40に導かれる。図中、43は可変入賞球装置25の開閉板
26(第1図参照)を開閉させるためのソレノイドであ
る。19は可変表示装置である。図中49はゲーム制御基板
ボックスであり、58はパチンコ機制御基板ボックスであ
る。また入賞玉集合カバー体38には中継端子板41が設け
られており、この中継端子板41により、ゲーム制御に関
する電気的配置と前記ゲーム制御基板ボックス49内のゲ
ーム制御基板との接続が中継される。
パチンコ遊技機1の下方には、カードリーダ/ライタ
装置60が配設されている。このカードリーダ/ライタ装
置60は、カードリーダ/ライタユニット64と回収カード
ストッカ61と回収カード満杯センサ62とカードリーダ/
ライタ制御基板ボックス65と精算操作センサ63とを含
む。なお、図中9はスピーカである。
第3図は、パチンコ玉の弾発発射の動作を説明するた
めの要部拡大図である。入賞玉・アウト玉合流樋39b
(第2図参照)で集められた入賞玉とアウト玉は連絡口
40から打球供給通路体71の打球供給通路72内に還元され
る。その打球供給通路72は図示右方向に下り傾斜してお
り、パチンコ玉が打球供給装置80側に流下するように構
成されている。そして打球発射装置50によるパチンコ玉
の弾発発射動作に合わせて打球供給装置80が作動し、パ
チンコ玉を1つずつ打球発射位置に供給し得るように構
成されている。
前記打球発射装置50により弾発発射されたパチンコ玉
は、取付基板67に固定されている発射レール66上を通っ
て打球誘導レール15aにより遊技領域17(第1図参照)
内に打込まれる。なお15bは遊技領域形成レールであ
る。一方、前記打球発射装置50による弾発力が弱すぎた
場合には、弾発発射されたパチンコ玉が遊技領域17(第
1図参照)内に到達することなく打球誘導レール15aと
遊技領域形成レール15bとの間を流下しファール玉口69
内に落入する。そのファール玉口69内に落入したファー
ル玉は、ファール玉受部73により受止められ、ファール
玉誘導樋74によって図示右方向に誘導されてファール玉
センサ75を通過して再び打球供給通路72上に還元され
る。このファール玉センサ75によりファール玉が検出さ
れてその検出信号が後述する遊技制御に用いられる。
前記打球発射装置50は、取付基板51に打球モータ52や
打球杆55等の各種部品が取付けられている。打球モータ
52が駆動すると駆動羽根53が図示反時計回り方向に回転
し、その駆動羽根53によりレバー54が押し下げられて図
示時計回り方向に揺動する。このレバー54に対し打球杆
55が一体に形成されており、レバー54が揺動すれば同時
に打球杆55も揺動するように構成されている。そして図
示しないばねの復元力により打球杆55を図示反時計回り
方向に回動させる力が作用している。以上のように構成
されているため、駆動羽根53がレバー54に当接してレバ
ー54を下方に押し下げることにより打球杆55が図示時計
回り方向に揺動し、レバー54に対する駆動羽根53の当接
が外れることにより、図示しないばねの復元力により打
球杆55が図示反時計回り方向に揺動され、その揺動力に
より発射位置にあるパチンコ玉が弾発発射される。打球
発射装置50にはさらに打球力調節機構57が設けられてお
り、この打球力調節機構57の調節により前記図示しない
ばねの復元力の大きさが調節され、打球力が調節可能に
構成されている。前記打球杆55には、遮光板55aが設け
られており、打球杆55が図示時計回り方向に揺動した際
に投受光式の打球杆センサ56から投光された光がこの遮
光板55aにより遮光される。そして打球杆センサ56から
の投光が遮光されるとこの打球杆センサ56がONになり、
さらにONからOFFに切換わったときに玉送りソレノイド
が励磁される。
前記打球供給装置80は、前記打球杆センサ56の検出出
力に基づいて励磁される玉送りソレノイド85が設けられ
ており、この玉送りソレノイドが励磁されることにより
第1玉送り部材81がその支軸82を中心に図示時計回り方
向に揺動されるように構成されている。そしてこの第1
玉送り部材81の揺動に伴ってその玉受部83上にあるパチ
ンコ玉が押し上げられる。この玉受部83は上面が発射レ
ール66側に下り傾斜しているために、この玉受部83によ
り押し上げられたパチンコ玉は発射レール66側に転がり
供給口79から発射レール66上に供給される。なお図中78
は規制部であり、打球載置部76に位置するパチンコ玉が
発射レール66側へ流下することを規制できるように構成
されている。また図中77は側壁であり、打球供給通路72
上を流下してきたパチンコ玉を受止めるためのものであ
る。玉受部83によって押し上げられたパチンコ玉が玉受
部91を押し上げることにより、第2玉受部材89がその支
軸90を中心として図示反時計回り方向に揺動される。こ
の第2玉受部材89の揺動に伴って玉送りセンサ92のアク
チュエータ93が上方に押し上げられ、玉送りセンサ92が
玉送り検出信号を出力するように構成されている。ま
た、前記玉受部91は、その下面が発射レール66側に上が
り傾斜しており、玉受部83によって押し上げられたパチ
ンコ玉がこの玉受部91に当接することにより発射レール
66側に送り込む力がパチンコ玉に作用するように構成さ
れている。そしてこの両玉受部83,91の傾斜によりパチ
ンコ玉が確実に供給口79から発射レール66内に供給され
るように構成されている。打球載置部76に載置されてい
るパチンコ玉が発射レール66側に供給された状態で前記
玉送りソレノイド85の励磁が解除され、そのプランジャ
86に設けられている復帰スプリング88の復元力により、
第1玉送り部材81が図示反時計回り方向に揺動され、後
続のパチンコ玉が打球載置部76上に流下してくる。な
お、図中87は係合板であり、第1玉送り部材81に設けら
れている係合突起84に係合して玉送りソレノイド85の駆
動力が確実に第1玉送り部材81に伝達されるように構成
されている。なお、図中、34はアウト口、14は遊技盤、
3は扉保持枠、5は前面板、36は遊技盤保持枠である。
なお、封入玉が汚れた場合には適所に玉抜き部を設けて
玉を抜き取り、研いて汚れを落した玉を再度封入する。
以上説明したパチンコ遊技機は、始動入賞に伴って可
変表示する可変表示装置の表示結果が特定の組合わせに
なったことに伴って大当りが発生するものを示したが、
本発明はこれに限らず、たとえば、始動入賞に伴って可
変入賞球装置を所定回数(たとえば1回または2回)開
閉し、特定入賞領域の入賞に伴って大当り状態を発生さ
せ、その大当りに伴う可変入賞球装置の第1の状態の最
中にパチンコ玉がさらに特定入賞領域へ入賞したことに
伴って即座に前記第1の状態を繰返し継続させるもので
あってもよい。また、特定入賞口に入賞したことに伴っ
て権利が発生し、再度特定入賞朽ちへ入賞すると前記権
利が消滅し、前記権利の発生中に始動入賞することに伴
って可変入賞球装置を開成させるようなパチンコ遊技機
であってもよい。さらに、本発明で言う遊技機は、パチ
ンコ遊技機やアレンジボール式パチンコ遊技機等の弾球
遊技機に限らず、たとえば、カード式アレンジボールや
カード式スロットマシン等の遊技機であってもよい。ま
た、現金の投入によりその投入額に応じた得点が付与さ
れ、付与された得点により遊技が可能な遊技機であって
もよい。
第4図は、カードリーダ/ライタユニット64の内部構
造を示す全体平面図である。第5図は、カードリーダ/
ライタユニット64の内部構造を示す全体側面図である。
カードリーダ/ライタユニット64は、カード挿入・排
出口94から挿入されたカード150(第7A図ないし第7C図
参照)に記録させる記録情報を読取り、必要な所定の情
報をそのカード150,160に書込んだ後カード挿入・排出
口94から排出する機能を有する。カードリーダ/ライタ
ユニット64は、取付基板に対しカード挿入・排出口94、
駆動源としてのヘッド搬送モータ(DCモータMD)107,カ
ード搬送モータ(ステッピングモータMS)96さらには各
種センサ等が設けられている。
カード挿入・排出口94からカード150,160が挿入され
れば、まずカード挿入センサ95によりカードが挿入され
たことが検出される。すると、カード搬送モータ96が回
転し、その回転力が、ベルト97,ギヤ98を介してカード
送りローラ99に伝達され、カード送りローラ99が回転す
る。このカード送りローラ99の回転により挿入されたカ
ードが図示右方向に引込まれる。このカードの引込みに
伴って左縦マーク列リードセンサ(SW2)102と右縦マー
ク列リードセンサ(SW3)103とによりカードに記録され
ている左縦マーク列151,161と右縦マーク列152(第7A図
ないし第7C図参照)とのマークを読取る。なお、図中、
101は押圧ばねであり、ガイドローラ100のそれぞれの支
軸を上方へ押し上げる機能を有し、両ガイドローラ100
を対応するそれぞれのカード送りローラ99に押圧するよ
うに構成されている。
前記ガイドローラ99によって取込まれたカードの横マ
ーク列153(第7A図ないし第7C図参照)は、横マーク列
リードセンサ(SW4)105によって読取られる。この横マ
ーク列リードセンサ(SW4)105は、ヘッド搬送部材104
に設けられており、このヘッド搬送部材104がヘッド搬
送軸109の回転に伴ってそのヘッド搬送軸109に沿って往
復移動するように構成されている。すなわち、ヘッド搬
送軸109には、螺旋切込溝109aが切込まれており、その
螺旋切込溝109aに入り込むピンが前記ヘッド搬送部材10
4に設けられており、そのピンが螺旋切込溝109aに入り
込んだ状態でヘッド搬送軸109が回転することにより、
ヘッド搬送部材104が軸方向に動くように構成されてい
る。なお図中110は、ヘッド搬送部材104の往復移動をガ
イドするガイド軸である。またヘッド搬送部材104には
書込ヘッド(サーマルヘッド)106も設けられている。
そして、ヘッド搬送部材104が第4図に示すように図示
上方の搬送ストローク端にまで搬送されてくると、ヘッ
ド位置センサ111により検出されて検出信号が出力され
る。なお、前記ヘッド搬送軸109には、ヘッド搬送モー
タ(DCモータMD)107の駆動力がギヤ108を介して伝達さ
れ、その駆動力により回転するように構成されている。
つまり、前記横マーク列リードセンサ(SW4)105が搬送
されてきたカードに対し横方向に動きながらそのカード
に書込まれている横マーク列153(第7A図ないし第7C図
参照)のマークを読取り、前記書込ヘッド(サーマルヘ
ッド)106が挿入されたカードに対し横方向に移動する
ことにより前記横マーク列153,163に横マーク列マーク
を書込むように構成されている。
前記カード送りローラ99により取込まれたカードは、
カード搬送モータ(ステッピングモータMS)96によって
回転するカード送りローラ99(図示中央のもの)により
さらに図示右方向に搬送される。またカード送りローラ
99(図示中央のもの)によって搬送されてきたカード
は、カード搬送終端側に設けられたカード送りローラ99
(図示右側のもの)によってさらに図示右方向に搬送さ
れて取込まれるように構成されている。この図示右側の
カード送りローラ99は、ベルト97,ギヤ98を介してカー
ド搬送モータ(ステッピングモータMS)96の駆動力が伝
達されて回転するように構成されている。図示右側のカ
ード送りローラ99の下方にはガイドローラ100が遊転自
在に設けられており、そのガイドローラ100の支軸が押
圧ばね101によってカード送りローラ99側に押圧されて
いる。なお、前記ヘッド搬送モータ(DCモータMD)107
はモータ本体とTG信号出力部107aとからなり、ヘッド搬
送モータ(DCモータMD)107の回転に同期したパルスが
前記TG信号出力部107aから出力されるように構成されて
いる。
第6図は、可変表示装置19の内部構造を示す横断面図
である。ドラム機構収納ボックス118内には、回転ドラ
ム113a,113b,113cが設けられている。この回転ドラム11
3a,113b,113cは、それぞれに、ステッピングモータ114
a,114b,114cのモータ軸115a,115b,115cに枢支されてお
り、これらステッピングモータ114a〜114cが駆動するこ
とによりそれぞれの回転ドラム113a〜113cが回転するよ
うに構成されている。前記ステッピングモータ114a〜11
4cは、モータ固定板116a〜116cに取付けられている。ま
た、回転ドラム113a〜113cには、ドラム位置を検出する
ための切欠部117a〜117cがそれぞれに形成されている。
ドラム機構収納ボックス118の前記切欠部117a〜117cに
対応する位置には、凹部119a〜119cがそれぞれ形成さ
れ、その凹部119a〜119cに、ドラム位置センサ(ホトト
ランジスタ)122a〜122cがそれぞれ収納されている。ま
た、前記凹部119a〜119cには、ドラム位置センサ(ホト
トランジスタ)122a〜122cの検出のための透孔120a〜12
0cがそれぞれ形成されている。そして、前記ドラム位置
センサ122a〜122cによりそれぞれの切欠部117a〜117cを
検出することにより、それぞれの回転ドラム113a〜113c
の回転角度が検出可能となる。なお、図中121は回路基
板であり、前記ドラム位置センサ(ホトトランジスタ)
122a〜122cを作動させるためのものである。また123は
中継端子板である。
前記それぞれの回転ドラム113a〜113cの外周面には、
たとえば16個の識別情報が描かれており、5つの前記当
りライン上(第1図参照)に特定の識別情報(本実施例
では、「777」「FEVER FEVER FEVER」「BAR BAR BA
R」「SANKYO SANKYO SANKYO」のいずれかが揃えば大
当り状態が発生する。この大当り状態が発生する識別情
報の特定の組合わせは20通りある。
図中、112はカバー部材であり、各回転ドラム113a,11
3b,113cの前方に相当する位置に拡大レンズ部112a,112
b,112cを保有し、各回転ドラムの図柄を拡大して識別情
報表示部20a,20b,20cから視認可能に構成されている。
また4a,4bはガラス扉枠4(第1図参照)に保持された
ガラス板、14は遊技盤、38は入賞玉集合カバー体であ
る。
以上説明した可変表示装置19は、本実施例ではドラム
型のものを示したが、本発明はこれに限らず、液晶など
を用いたデジタル表示のものであってもよく、また、リ
ーフ式あるいはエレクトロルミネセンスによる表示であ
ってもよい。さらに、複数のランプやLEDを配設し、ラ
ンプやLEDを循環させて走行点灯させながら可変表示を
行なういわゆるルーレット式のものであってもよい。さ
らに、ドラム型やデジタル式を組合わせるなど、前記種
々の可変表示部材を2つ以上組合わせたものであっても
よい。また、ベルト式やドットマトリックスでもよい。
なお、本実施例は、表示部の数を3個としたが、1個ま
たは2個もしくは4個以上であってもよい。
第7A図ないし第7C図は遊技用のカードを示し、実際に
各種マーク列に所定のマークが書込まれた状態の発券さ
れた後のカード150を示す正面図である。第7A図は発券
されまだ未使用の状態のカードである。この状態のカー
ド150をカードリーダ/ライタユニット64に挿入すれ
ば、左縦マーク列リードセンサ(SW2)102および右縦マ
ーク列リードセンサ(SW3)103によりそれぞれの縦マー
ク列が読取られ、次に横マーク列リードセンサ(SW4)1
05により横マーク列が読取られる。そして次に第7B図に
示すように、書込ヘッド(サーマルヘッド)106により
必要な所定の情報が横マーク列の2行目に書込まれる。
さらに2回目にカードを使用するべくカードリーダ/ラ
イタユニット64にカードを挿入すれば、前述と同様に所
定の書込情報が読取られた後、必要な所定の情報が書込
ヘッド(サーマルヘッド)106により横マーク列の3行
目に書込まれる。
なお、図中154は可視表示部であり、横マーク列153に
書込まれている情報を視覚的に認識可能な態様で表示す
るための表示欄である。また、1MH 1,IMH 2,IMH
…は横マーク列インデックスマークであり、IMVは縦マ
ーク列インデックスマークであり、各リードセンサで読
取るときの基準位置を定めるために利用される。また、
150a,150bはカードエッジである。
第8図はパチンコ機制御基板ボックス58を示す要部拡
大図である。パチンコ機制御基板ボックス58には開閉板
124が設けられており、その開閉板124が施錠機構125に
より通常時施錠された状態となっている。そして、遊技
場の責任者のみが保有している鍵を鍵穴126に挿入し、
施錠機構125の係止片127を回動させることにより、係止
を解除して開閉板124が開成可能な状態となる。開閉板1
24を開成させると、内部に、打止条件設定部128,入賞得
点設定部132,入賞個数上限設定スイッチ136,大当り確率
設定スイッチ137,得点レベル表示切換スイッチ138なら
びに台番号設定スイッチ139が設けられている。打止条
件設定部128には、大当り打止設定スイッチ129,差数打
止設定スイッチ130ならびに得点打止設定スイッチ131が
設けられており、入賞得点設定部132には、加算数設定
スイッチ133,加算数設定スイッチ134,加算数設定ス
イッチ135が設けられている。このパチンコ機制御基
板ボックス58に設けられている前記各種スイッチは、い
わゆるサーミルスイッチで構成されている。
前記大当り打止設定スイッチ129は、その設定値が1
〜9の範囲で設定可能であり、1〜9の範囲で設定した
場合には大当り回数がその設定値に達した状態で打止制
御が行なわれる。なお設定値を0にすれば、大当り回数
による打止めは行なわれなくなる。差数打止設定スイッ
チ130は、1000〜99000の範囲で1000点単位で設定可能で
あり、1000〜99000の範囲で設定した場合には当該遊技
機の差数がその設定値に達した状態で打止制御が行なわ
れる。なお、設定値を00に設定すれば差数による打止め
は行なわれなくなる。但し、カードの記録可能な得点が
最大値(本実施例では99999点)に達した場合にはその
時点で遊技終了となる。前記得点打止設定スイッチ13
は、1000〜99000まで1000点単位で設定可能であり、カ
ード得点がその設定値に達したら打止制御を行なう。前
記打止条件設定部128により、遊技の継続を不能とする
ための予め定められた打止条件が複数種類用意され、該
複数種類の打止条件の中から所望の打止条件を選択して
入力設定可能な打止条件入力設定手段が構成されてい
る。加算数設定スイッチ133は、1〜9の範囲で設定
値が設定可能であり、設定値を1〜9の範囲で設定した
場合には入賞玉センサ46により検出された入賞玉1個
につきその設定値の得点が加算される。なお設定値を0
に設定すれば入賞玉センサ46は機能しなくなる。加算
数設定スイッチ134は設定値が10〜19の範囲で設定可
能であり、入賞玉センサ47によって検出された入賞玉
1個につきその設定数の得点が加算されるように構成さ
れている。加算数設定スイッチ135は設定値が20〜100
の範囲で10単位で設定可能であり、入賞玉センサ48に
より検出された入賞玉1個につきその設定値の得点が加
算される。なおこの加算数設定スイッチ135はその設
定数を0に設定することもでき、0に設定した場合には
入賞玉センサ48は機能しなくなる。
入賞個数上限設定スイッチ136は、1回の開成におけ
る可変入賞球装置25(第1図参照)への入賞個数がその
設定値に達した状態でその1回の開成を終了させるため
のものであり、10〜50個の範囲で5単位で設定可能に構
成されている。なお、入賞個数上限設定スイッチ136は
0に設定することもでき、0に設定した場合には1回の
開成における入賞個数の上限はなくなり無制限となる。
大当り確率設定スイッチ137は、大当りの確率を1/50〜1
/1000までの範囲で設定可能に構成されている。たとえ
ば、大当り確率設定スイッチ137を「0」に設定すれ
ば、大当り確率が1/50に設定され、「1」で1/100、
「2」で1/150、「3」で1/200、「4」で1/300、
「5」で1/400、「6」で1/500、「7」で1/650、
「8」で1/800、「9」で1/1000になるように制御され
る。得点レベル表示切換スイッチ138は、得点レベル表
示器12(第1図参照)の表示モード(表示単位)を切換
えるためのものである。たとえば、その設定値を、
「0」にすれば0〜1000の範囲の得点が10分割されて
「1」に設定すれば0〜2000の得点が10分割されて表示
され、「2」で0〜3000を10分割、「3」で0〜4000を
10分割、「4」で0〜5000を10分割、「5」で0〜1000
0を10分割、「6」で0〜20000を10分割、「7」で0〜
30000を10分割、「8」で0〜50000を10分割、「9」で
0〜100000の得点が10分割されて表示される。台番号設
定スイッチ139はパチンコ機制御基板ボックス58が設け
られているパチンコ機の台番号を入力設定するものであ
る。
本実施例では、打止条件を同時に複数設定できるよう
にし、いずれか1つの打止条件が成立した場合に打止制
御が行なわれるものを示すが、設定された打止条件のす
べてが成立した場合に打止制御が行なわれるようにして
もよい。たとえば、大当り回数による打止めと得点によ
る打止めの2つの打止条件を設定した場合において、大
当りが発生して大当り打止めの条件が成立した場合であ
っても、その大当りが終了したときの得点が打止設定値
に達しなかった場合には打止めとならないようにしても
よい。また、打止条件を同時に複数設定できないように
し1つの打止条件のみを設定できるように構成してもよ
い。本実施例では、打止条件設定部を制御基板ボックス
58と一体に設けたが、別体にしてもよく、また送信機能
を備えたリモコン装置に打止条件設定部を形成し、遊技
機に受信部を設けて遊技機本体と切り離し可能にし、そ
のリモコン装置の操作によって打止条件を設定できるよ
うに構成してもよい。さらに、本実施例では各種設定ス
イッチを操作することによって打止条件を設定するよう
にしたが、遊技場の係員等が予め打止条件設定内容の記
録されたカードをカード挿入口に入れることによってそ
のカードに記録された打止条件に自動的に設定されるよ
うに構成してもよい。また、大当り確率や入賞確率、あ
るいはカードの購入等と関連づけたうえで遊技者が所望
の打止条件を選択できるようにしてもよい。また、本実
施例では、得点レベル表示器12(第1図参照)での表示
単位の切換えを専用の切換スイッチを操作することによ
って行なうようにしたが、得点打止設定値や差数打止設
定値に基づいて、最適の表示単位に自動的に切換わるよ
うに構成してもよい。また切換内容が記録されたカード
を挿入することによってそのカードに記録されている切
換内容に自動的に切換えられるように構成してもよい。
なお、図中140は接続線であり、パチンコ機制御基板ボ
ックス58とゲーム制御基板ボックス49,カードリーダ/
ライタ制御基板ボックス65とを接続するものである。
第9図はゲーム制御用マイクロコンピュータ170およ
びそれに接続されている各種機器の回路を示すブロック
図である。
マイクロコンピュータ170は以下に述べるような各種
機器の動作を制御する機能を有する。このため、マイク
ロコンピュータ170は、たとえば数チップのLSIで構成さ
れており、その中には制御動作を所定の手順で実行する
ことのできるCPU171と、CPU171の動作プログラムデータ
を格納するROM172と、必要なデータの書込みおよび読出
しができるRAM173とを含む。
さらに、マイクロコンピュータ170は入力信号を受け
てCPU171に入力データを与えるとともにCPU171からの出
力データを受けて外部に出力する入出力回路174と、CPU
171から音データを受けるサウンドジェネレータ175と、
電源投入時にCPU171にリセットパルスを与えるパワーオ
ンリセット回路176と、CPU171にクロック信号を与える
クロック発生回路177と、クロック発生回路177からのク
ロック信号を分周して割込パルスを定期的にCPU171に与
えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)178と、CPU
171からのアドレスデータをデコードするアドレスデコ
ード回路179とを含む。
CPU171はパルス分周回路178から定期的に与えられる
割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行す
ることが可能となる。また、アドレスデコード回路179
はCPU171からのアドレスデータをデコードし、ROM172,R
AM173,入出力回路174,サウンドジェネレータ175にそれ
ぞれチップセレクト信号を与える。
なお、この実施例では、ROM172は、その内容の書換
え、すなわち、必要が生じた場合には、その中に格納さ
れたCPU171のためのプログラムデータを変更することが
できるようにプログラマブルROMが用いられる。そし
て、CPU171はこのROM172内に格納されたプログラムデー
タに従って、かつ以下に述べる各制御信号の出力に応答
して、種々の機器に対して制御信号を与える。
マイクロコンピュータ172は、入力信号として、次の
ような信号が与えられる。
まず、パチンコ玉の始動入賞に伴って始動入賞玉セン
サ(STSW)42a〜42cがONしたことに応答して、始動入賞
玉検出回路180から始動入賞玉検出信号がマイクロコン
ピュータ170に与えられる。パチンコ玉が特定入賞口27
(第1図参照)に入賞することに伴って特定入賞玉セン
サ(VSW)44がONになり、それに応答して検出回路181か
ら特定入賞玉検出信号がマイクロコンピュータ170に与
えられる。左ドラム位置センサ(SW1)122a,中ドラム位
置センサ(SW2)122b,右ドラム位置センサ(SW3)122c
がそれぞれ切欠部117a,117b,117cを検出することに伴っ
て、検出回路183からそれぞれの検出信号がマイクロコ
ンピュータ170に入力される。ゲーム制御用マイクロコ
ンピュータ170とパチンコ機制御用マイクロコンピュー
タ190とは接続線により接続されており、パチンコ機制
御用マイクロコンピュータ190から、打止条件の成立等
に伴うゲーム停止信号が入力される。また、大当り確率
設定スイッチ137(第8図参照)によって設定された大
当り確率設定信号がパチンコ機制御用マイクロコンピュ
ータから入力される。さらに、入賞個数設定スイッチ13
6によって設定された入賞上限個数設定信号がパチンコ
機制御用マイクロコンピュータから入力される。
次に、マイクロコンピュータ170は以下の回路および
装置に制御信号を与える。まず、モータ駆動回路184を
介してそれぞれのステッピングモータ(SP1)114a,(SP
2)114b,(SP3)114cにモータ駆動用制御信号を与え
る。ソレノイド駆動回路185を介してソレノイド(SOL)
43にソレノイド励磁用制御信号を与える。ランプ駆動回
路186を介してそれぞれのランプ13,18a,18b,30a,30b,35
a,35bにランプ点灯用制御信号を与える。LED駆動回路18
7を介して始動入賞記憶表示器23a〜23d,ライン表示器24
a〜24fにそれぞれ表示制御信号を与える。セグメントLE
D駆動回路188を介して入賞個数表示器31,開成回数表示
器22にそれぞれ表示制御信号を与える。さらに、ゲーム
制御用マイクロコンピュータ170は、パチンコ玉の始動
入賞に伴って始動入賞信号をパチンコ機制御用マイクロ
コンピュータ190に与える。また、大当りの発生に伴っ
て大当り信号をパチンコ機制御用マイクロコンピュータ
190に与える。さらに、ゲーム効果音信号をパチンコ機
制御用マイクロコンピュータ190に与える。なお、前記
始動入賞信号と大当り信号がパチンコ機制御用マイクロ
コンピュータ190に与えられることにより、それぞれの
データが集計されて遊技機の稼動データがカードに記録
可能となる。また、ゲーム効果音信号がパチンコ機制御
用マイクロコンピュータ190に与えられて、パチンコ機
制御用マイクロコンピュータの方でゲーム効果音(遊技
音)と入賞効果音(効果音)とで音発生が重複した場合
の一方の音の優先制御が行なわれる。さらに、大当り信
号がパチンコ機制御用マイクロコンピュータ190に与え
られて、大当り制御中の打止制御が禁止される。
第10図はパチンコ機制御用マイクロコンピュータ190
およびそれに接続された種々の機器の電気回路を示すブ
ロック図である。このパチンコ機制御用マイクロコンピ
ュータ190は前述したゲーム制御用マイクロコンピュー
タ170と同様の構成を有するため、ここでは説明の繰返
しを省略する。
パチンコ機制御用マイクロコンピュータ190には、入
力信号として、次のような信号が与えられる。
また、台番号設定スイッチ139(第8図参照)による
設定値が検出回路200を介して与えられる。また、得点
レベル表示切換スイッチ138(第8図参照)Vによる設
定値が検出回路201を介して与えられる。入賞個数上限
スイッチ136(第8図参照)による設定値が検出回路202
を介して与えられる。大当り確率設定スイッチ137(第
8図参照)による設定値が検出回路203を介して与えら
れる。大当り打止設定スイッチ129による設定値、差数
打止設定スイッチ130による設定値ならびに得点打止設
定スイッチ131(第8図参照)による設定値のそれぞれ
の信号が検出回路204を介して与えられる。加算数設定
スイッチ133による設定値、加算数設定スイッチ134
による設定値ならびに加算数設定スイッチ135(第8
図参照)による設定値のそれぞれの信号が検出回路205
を介して与えられる。回収カードストッカ61内にストッ
クされている回収カードが満杯になれば、回収カード満
杯センサ62(第2図参照)がONになり、検出回路206か
ら満杯検出信号がパチンコ機制御用マイクロコンピュー
タ190に与えられる。精算操作ボタン10を遊技者が押圧
操作することにより精算操作センサ62がその操作を検出
し、検出回路207から精算操作検出信号が入力される。
送り玉センサ92(第3図参照)がONになれば検出回路20
8から送り玉検出信号が入力される。打球杆センサ56
(第3図参照)がONになれば検出回路209から検出信号
が入力される。入賞玉センサ46,47,48(第2図参
照)によりそれぞれ入賞玉が検出されれば検出回路210
からそれぞれの入賞玉検出信号が入力される。ファール
玉センサ75(第3図参照)がファール玉を検出すること
により検出回路211からファール玉検出信号が入力され
る。
さらに、カードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピ
ュータ220からの種々の信号(第11図参照)がパチンコ
機制御用マイクロコンピュータ190に入力される。ゲー
ム制御用マイクロコンピュータ170からの種々の信号
(第9図参照)がパチンコ機制御用マイクロコンピュー
タ190に入力される。
パチンコ機制御用マイクロコンピュータ190は以下の
回路および装置に制御信号を与える。まず、ソレノイド
駆動回路212を介して玉送りソレノイド85(第3図参
照)に玉送り制御用信号を与える。7セグLED駆動回路2
13を介して得点表示器7(第1図参照)に得点表示用制
御信号を与える。ランプ駆動回路214を介して、精算表
示器11,入賞表示器16ならびに得点レベル表示器12にそ
れぞれ表示制御信号を与える。さらに、カードリータ/
ライタ制御用マイクロコンピュータ220に種々の信号
(第11図参照)を与える。また、ゲーム制御用マイクロ
コンピュータ170に種々の信号(第9図参照)を与え
る。さらに、アンプ215を介してスピーカ9(第1図参
照)に音発生用制御信号を与える。このスピーカ9から
は、入賞効果音やゲーム効果音が発せられる。なお、本
実施例では、入賞効果音とゲーム効果音とを共通のスピ
ーカから発生させるようにしたが、それぞれの効果音を
別々のスピーカから発生させるようにしてもよい。その
場合には、効果音出力中である旨の信号をパチンコ機制
御用マイクロコンピュータ190とゲーム制御用マイクロ
コンピュータ170との間でいずれか一方から他方に送る
ようにし、信号を受けた側の制御回路において効果音を
優先させて発生させる制御を行なうようにする。さら
に、本実施例では、入賞効果音信号を出力する制御回路
とゲーム効果音信号を出力する制御回路を別々にした
が、同一の制御回路から入賞効果音信号とゲーム効果音
信号とを出力するようにしてもよい。たとえば、ゲーム
制御用マイクロコンピュータとパチンコ機制御用マイク
ロコンピュータとを1つのコンピュータで兼用し、その
1つのコンピュータからゲーム効果音信号,入賞効果音
信号をアンプを介してスピーカに与えるようにしてもよ
い。また、パチンコ機制御用マイクロコンピュータとゲ
ーム制御用マイクロコンピュータとを前記実施例のよう
に別々に設け、たとえば、パチンコ機制御用マイクロコ
ンピュータから入賞信号をゲーム制御用マイクロコンピ
ュータに入力させるかあるいは入賞センサからの入賞信
号をパチンコ機制御用マイクロコンピュータに与えると
ともに分岐させてゲーム制御用マイクロコンピュータに
も与え、ゲーム制御用マイクロコンピュータからゲーム
効果音信号,入賞効果音信号をアンプを介してスピーカ
に出力するようにしてもよい。前記サウンドジェネレー
タ175,アンプ215,サウンドジェネレータ195ならびにス
ピーカ9により、遊技の進行状況を知らせる遊技音を発
生するための遊技音発生手段が構成されている。前記サ
ウンドジェネレータ195,アンプ215ならびにスピーカ9
により、遊技者に所定の得点を付与可能な所定の遊技状
態になったことに基づいて遊技者に得点の付与を知らせ
る効果音を発生するための効果音発生手段が構成されて
いる。
第11図は、カードリーダ/ライタ制御用マイクロコン
ピュータ220およびそれに接続されている各種機器の電
気回路を示すブロック図である。
カードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュータ22
0は前述したゲーム制御用マイクロコンピュータ170と同
様の構成を有するためここでは説明の繰返しを省略す
る。
カードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュータ22
0には、入力信号として、次のような信号が与えられ
る。
まず、カード挿入・排出口94(第4,第5図参照)から
カードが挿入されるとカード挿入センサ(SWA)95がそ
のカードを検出し、検出回路228からカード挿入検出信
号がカードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュータ
220に入力される。そしてその挿入されたカードの左縦
マーク列151(第7A図ないし第7C図参照)のマークが左
縦マーク列リードセンサ(SWB)102(第4図,第5図参
照)により読取られ、検出回路229からその読取信号が
入力される。挿入されたカードの右縦マーク列152(第7
A図ないし第7C図参照)のマークが右縦マーク列リード
センサ(SWC)103(第4図,第5図参照)により読取ら
れ、検出回路230からその読取信号が入力される。挿入
されたカードの横マーク列153(第7A図ないし第7C図参
照)に記録されているマークが横マーク列リードセンサ
(SWD)105(第4図,第5図参照)により読取られ、検
出回路231からその読取信号が入力される。ヘッド位置
センサ(SWE)111(第4図,第5図参照)からのヘッド
位置検出信号は検出回路232を介して入力する。TG信号
出力部107a(第5図参照)からのパルス信号が波形整形
回路233により整形されて入力される。さらに、パチン
コ機制御用マイクロコンピュータ190から、回収カード
満杯信号,カード真偽判定信号,カード書込データ信
号,0カード書込データ信号,カード排出信号ならびにパ
チンコ機稼動データ信号が入力される。
また、カードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュ
ータ220は以下の各種機器に制御信号を与える。まず、
モータ駆動回路234を介してDCモータ(MD)107(第5図
参照)にモータ駆動用制御信号を与える。モータ駆動回
路235を介してステッピングモータ(MS)96(第4図,
第5図参照)にモータ駆動用制御信号を与える。サーマ
ルヘッド駆動回路236を介してサーマルヘッド106(第4
図参照)に書込制御信号を与える。さらに、カード読取
データ信号,パチンコ機稼動データ出力要求信号ならび
にカード処理完了信号がパチンコ機制御用マイクロコン
ピュータ190に与えられる。
前記パチンコ機制御用マイクロコンピュータに前記カ
ード処理完了信号が与えられることにより、打止めの成
立時等に点灯している各種ランプや得点表示器等が消灯
制御される。パチンコ機制御用マイクロコンピュータ19
0から回収カード満杯信号がカードリーダ/ライタ制御
マイクロコンピュータ220に与えられることにより、カ
ードの受付けが禁止される。カードの真偽の判定はパチ
ンコ機制御用マイクロコンピュータ190側で行なわれ、
その真偽の判定結果である前記カード真偽判定信号がカ
ードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュータ220に
与えられる。なお、カードリーダ/ライタ制御用マイク
ロコンピュータ220側では、カードの縦マーク列の書き
方が正しいか否かのチェックのみを行なう。前記カード
書込データ信号には得点等の更新しなければならないデ
ータが含まれており、そのカード書込データ信号がカー
ドリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュータ220に与
えられることによりカードリーダ/ライタユニット64が
前記更新データをマークに変換して書込む。前記0カー
ド書込データ信号を前記書込データ信号と別に入力する
ようにしたのは、次の理由による。つまり、0カードは
カード挿入センサ(SWA)95よりも奥(第4図および第
5図における図示右方向)に搬送してホールドし、次の
カードの受付けを可能にしているのであり、カードの得
点が0になった後に遊技盤上に引掛かっていたパチンコ
玉が入賞した場合等に再度ホールドしている0カードを
逆方向に搬送して入賞に伴う得点を書込めるようにする
ためである。また、前記カード排出信号は、パチンコ遊
技を全く行なうことなく精算ボタンを押圧した場合にカ
ード書込データ信号の代わりに入力されるものである。
第12A図ないし第12C図は前記第11図に示す制御回路の
動作を説明するためのフローチャートである。第13A図
ないし第13C図は前記第10図に示した制御回路の動作を
説明するためのフローチャートである。第14A図ないし
第14C図は前記第9図に示した制御回路の動作を説明す
るためのフローチャートである。
次に、第12A図ないし第14C図に基づいて、カードリー
ダ/ライタユニット64およびパチンコ遊技機1の動作を
説明する。まずステップS(以下単にSという)1によ
りカード挿入センサ(SWA)がONになったか否かの判断
がなされてONになるまで待機する。そして遊技者がカー
ドをカード挿入・排出口94(第4b図,第5図参照)に挿
入すれば、S1によりYESの判断がなされてS2に進み、カ
ード受付禁止フラグがセットされているのか否かの判断
がなされ、カード受付禁止フラグがセットされている場
合には再び前記S1に戻る。そして、カード挿入センサ
(SWA)がONになりかつカード受付禁止フラグがセット
されていない場合にのみS3に進み、ステッピングモータ
(MS)を正転させてカードの取込みを開始する。次にS4
に進み、左縦マーク列リードセンサ(SWB)がカード150
のインデックスマークIMV(第7A図ないし第7C図参照)
を検出したか否かの判断がなされ、検出していないと判
断されればS5に進み、ステッピングモータMSの正転時か
ら所定のパルスをカウントしたか否かの判断がなされ、
未だにカウントしていないと判断された場合には再び前
記S4に戻るループが形成されている。このループの巡回
途中で、左縦マーク列リードセンサSWBがカード150のイ
ンデックスマークMIVを検出すればS4によりYESの判断が
なされてS7に進む。一方、前記ループの巡回途中で、ス
テッピングモータMSの正転時から所定のパルスがカウン
トされるまで左縦マーク列リードセンサSWBがインデッ
クスマークIMVを検出しなかった場合には、前記S5によ
りYESの判断がなされてS6に進み、ステッピングモータM
Sを停止させて後述するS232に進み、ステッピングモー
タMSを逆転させてカードを排出して制御が終了する。こ
のS5によりYESの判断がなされるということは、カード1
50の挿入方向が間違っているかまたはカード150に何も
記録されていなかったかのいずれかである。つまり、カ
ードの左エッジから左縦マークの列の左端までの距離の
方がカードの右エッジから右縦マーク列の左端までの距
離よりも大きく構成しているため(第7A図〜第7C図参
照)、カードをカードリーダ/ライタユニット64に対し
逆方向から挿入した場合に、左縦マーク列リードセンサ
SWBの読取位置から縦マーク列がずれてしまい、左縦マ
ーク列リードセンサSWBがマークを全く検出しない状態
が生ずる。また、カード150にマークが何ら書込まれて
いない場合も同様に左縦マーク列リードセンサSWBによ
りマークの検出が全く行なわれない。このような状態を
検出するべく、左縦マーク列リードセンサSWBが余裕を
もってインデックスマークIMVを検出できる所定のパル
スをカウントするまでステッピングモータMSを正転さ
せ、その状態でもなお左縦マーク列リードセンサSWBが
インデックスマークIMVを検出しなかった場合に、S5に
よりYESの判断を行ない、S6によるステッピングモータM
Sの停止制御を行なった後にS232に進み、挿入方法が間
違っているかまたは全くマークが書込まれていない異常
カードを機外に排出するように制御しているのである。
次に、前記S4によりYESの判断がなされた場合にはS7
に進み、左縦マーク列リードセンサSWBがインデックス
マークIMVを検出してから所定のパルスをカウントした
か否かの判断を行ない、所定のパルスをカウントするま
で待機してステッピングモータMSの正転を継続する。そ
して所定のパルスをカウントすればS8に進み、ステッピ
ングモータMSを停止させる。左縦マーク列リードセンサ
SWBがインデックスマークIMVを検出してからさらに所定
数のパルスをカウントし終って初めてステッピングモー
タMSを停止させる理由は、インデックスマークIMV等の
マークの中央と左縦マーク列リードセンサSWBのリード
センサによるマーク検出位置とのずれを補正するためで
ある。つまり、光学的読取方式を用いる場合、光学的読
取センサが十分余裕をもって読取れるようにマークに或
る程度の幅が必要となる。ところが、マークに幅をもた
せると、読取センサがマークの中央にまで達していない
段階でマークを検出した旨の検出信号を出力する事態が
生ずる。そこで、前記インデックスマークIMV等の基準
位置から前記ずれの分を見込んでその分だけ余計にカー
ドを搬送して読取センサがマークの中央に達するように
制御する必要があるためである。なお、前記基準位置と
なるものは、インデックスマークIMVの他に後述するS19
2のようにカードのエッジでもよく、またカード150の表
面に書込まれたタイミングマークであってもよい。
次に、ステップS9に進み、カード満杯信号があったか
否かの判断がなされ、カード満杯信号があった場合には
それ以上カードをストックできないためにカードを機外
に排出するべくS232に進み、ステッピングモータMSを逆
転させてカードを排出する。一方、カードの満杯信号が
なかった場合にはステップS9によりNOの判断がなされS1
0に進み、右縦マーク列リードセンサSWCで右1個目(R
1)のマークの有無の状態を読取り記憶する(第7A図な
いし第7C図参照)。この時点では左縦マーク列リードセ
ンサ(SWB)102が未だに左1個目(L1)のマークの位置
に達していないのである。つまり、第4図に示すよう
に、右縦マーク列リードセンサ(SWC)103の方が左縦マ
ーク列リードセンサ(SWB)102よりもカード挿入・排出
口94側に1マーク分ずれているためである。S11に進
み、ステッピングモータMSを正転させてS12に1マーク
分のパルスをカウントし、カウントし終わった時点でS1
3に進みステッピングモータMSを停止させ、S14により、
右縦マーク列リードセンサSWCにより右2個目(R2)の
マークの有無の状態を読取り記憶し、さらに左縦マーク
列リードセンサSWCで左1個目(L1)のマークの有無の
状態を読取り記憶する。次に、S11ないしS14の処理を41
回繰返し、右3個目(R3)から右43(R43)までならび
に左2個目(L2)から右42個目(L42)までのマークの
有無の状態を読取り記憶する。次にS179に進み、ステッ
ピングモータMSを正転させ、S180に進み、1マーク分の
パルスをカウントしたか否かの判断を行ない、1マーク
分のパルスをカウントするまでステッピングモータMS
正転させた状態で待機する。そして1マーク分のパルス
をカウントし、カードが1マーク分だけカード取込方向
に搬送された状態でS180によりYESの判断がなされてS18
1に進み、ステッピングモータMSを停止させ、S182に進
む。S182では、右縦マーク列リードセンサSWCにより右4
4個目の(R44)のマークの有無の状態を読取り記憶し、
左縦マーク列リードセンサSWBにより左43個目(L43)の
マークの有無の状態を読取り記憶する。次にS183に進
み、ステッピングモータMSを正転させ、S184により1マ
ーク分のパルスをカウントしたか否かの判断を行ない、
1マーク分のパルスをカウントするまでステッピングモ
ータMSを正転させた状態で待機する。そして1マーク分
のパルスをカウントし、カードが1マーク分だけカード
取込方向に搬送された状態でS184によりYESの判断がな
されてS185に進み、ステッピングモータMSを停止させ、
S186に進む。S186では、左縦マーク列リードセンサSWB
で左44個目(L44)のマークの有無の状態を読取り記憶
する。以上、縦マーク列のすべての書込データの読取記
憶が終了する。
次にS187に進み、縦マーク列のデータに異常があるか
否かの判断を行ない、異常があると判断された場合には
S232に進み、ステッピングモータMSを正転させてカード
を排出し制御が終了する。一方、縦マーク列のデータに
異常がないと判断された場合にはS188に進み、ステッピ
ングモータMSを逆転させ、S189に進み、所定数のパルス
をカウントするまでステッピングモータMSを逆転させた
状態で待機する。この所定のパルスとは、カードエッジ
150a(第7A図ないし第7C図参照)が横マーク列リードセ
ンサSWDによる検出位置を通過し終わるまでカードを搬
送するのに必要なパルスである。そしてステッピングモ
ータMSが逆転され、カードが排出方向に搬送され、カー
ドエッジ150a(第7A図ないし第7C図参照)が横マーク列
リードセンサSWDによる検出位置を通過し終わった状態
で、S189によりYESの判断がなされてS190に進み、ステ
ッピングモータMSを停止させ、次にS191に進み、ステッ
ピングモータMSをゆっくり正転させる。次にS192に進
み、横マーク列リードセンサSWDがカードエッジ150a
(第7A図ないし第7C図参照)を検出したか否かの判断が
なされ、検出するまでステッピングモータMSを正転させ
た状態で待機する。本実施例においては、横マーク列リ
ードセンサSWDの読取感度は、カードエッジがセンサ面
の2/3のところまで達し、センサ面の2/3がカードの面積
で占有されたときにカードエッジを検出するよう設定さ
れている。また、横マーク列リードセンサSWDによりマ
ークを読取るときは、センサ面の2/3がマークで占有さ
れたときにカードを読取り判定し得るように設定されて
いる。しかし、この横マーク列リードセンサSWDの読取
感度は適宜調節可能に構成されている。そして、横マー
ク列リードセンサSWDがカードエッジ150aを検出すれ
ば、S192によりYESの判断がなされてS193に進み、所定
数のパルスをカウントしたか否かの判断がなされ、所定
数のパルスをカウントするまで前記ステッピングモータ
MSを正転させた状態で待機する。この所定数のパルス
は、横マーク列リードセンサSWDがカードエッジ150aを
検出した位置からIMH の中央までの距離(第7A図な
いし第7C図参照)だけカードを送るのに必要なパルスで
ある。つまり、横マーク列リードセンサSWDがIMH
中央にくるようにカードを搬送する際の搬送距離を定め
る基準となる位置を、前記S192で説明したようにカード
エッジ150aに求めたのであり、このようにカードのエッ
ジを位置決めの基準に用いたために、カード表面に位置
決めの基準のための基準マーク(インデックスマークや
タイミングマーク)を設ける必要がなくなり、カード面
を他の必要な情報の書込みに有効に利用できる、そし
て、所定数のパルスがカウントされてカードが所定距離
だけ搬送されIMH の中央が横マーク列リードセンサS
WDの検出位置のところまできた状態で、S193によりYES
の判断がなされてS194に進み、ステッピングモータMS
停止させる処理がなされる。次に、S195により、横マー
ク列リードセンサSWDがIMH を検出したか否かの判断
がなされる。そして、カードに改ざん等が施された場合
に、当然あるべき位置にIMH が存在しなかった場合
には、S195によりNOの判断がなされてS232に進み、ステ
ッピングモータMSを逆転させてカードを排出し制御が終
了する。一方、S195によりIMH が検出されたと判断
された場合にはS196に進み、ステッピングモータMSを正
転させてカードをカード取込方向に搬送する。次にS197
に進み、横マーク列153(第7A図ないし第7C図参照)の
1行分だけのカードを搬送するために必要なパルスをカ
ウントしたか否かの判断がなされて、1行分のパルスが
カウントされるまでステッピングモータMSを正転させた
状態で待機する。そして、1行分のパルスがカウントさ
れカードが1行分だけ搬送された状態でS197によりYES
の判断がなされてS198に進み、ステッピングモータMS
停止させてS199に進む。S199では、横マーク列リードセ
ンサSWDがIMH を検出したか否かの判断がなされる。
横マーク列153(第7A図ないし第7C図参照)の2行目に
情報が何ら書込まれていなければ、S199によりNOの判断
がなされて第12B図のS233に進み、DCモータ(MD)の回
転を開始させて横マーク列の読取制御に移行する。
一方、横マーク列153(第7A図ないし第7C図参照)の
2行目に既に所定の情報が書込まれている場合には、S1
99によりYESの判断がなされてS200に進み、ステッピン
グモータMSを正転させて、S201により1行分のパルスを
カウントしたか否かの判断がなされ、1行分のパルスを
カウントするまでステッピングモータMSを正転させた状
態で待機する。そして1行分のパルスがカウントされカ
ードがカード取込方向に1行分だけ搬送された状態でS2
01によりYESの判断がなされてS202に進み、ステッピン
グモータMSを停止させ、S203に進み、横マーク列リード
センサSWDがIMH を検出したか否かの判断がなされ
る。そして横マーク列153の3行目に所定の情報が書込
まれていなければS203によりNOの判断がなされてS233に
進むが、横マーク列の3列目に既に所定の情報が書込ま
れている場合にはS203によりYESの判断がなされる。そ
してこのS203によりYESの判断がなされた場合にはそれ
以降、前記S200ないしS203の処理が繰返し行なわれる。
そしてS227に進み、横マーク列リードセンサSWDがIMH
を検出したか否かの判断がなされ、検出していないと
判断されれば前記S233に進むが、検出すればS228に進
み、ステッピングモータMSを正転させてカードを取込方
向に搬送し、S229により1行分のパルスがカウントされ
るまでステッピングモータMSを正転させた状態で待機す
る。そしてカードが1行分だけ搬送された状態でS229に
よりYESの判断がなされて、S230に進み、ステッピング
モータMSを正転させ、S231により横マーク列リードセン
サSWDがIMH 10を検出したか否かの判断がなされて、検
出していないと判断されれば前記S233に進み、横マーク
列リードセンサSWDがIMH 10を検出したと判断されれば
S232に進み、ステッピングモータMSを逆転させてカード
を排出し制御が終了する。つまり、前記S188ないしS232
により、横マーク列153(第7A図ないし第7C図参照)に
おいてまだ情報が書込まれていない最初の空欄を捜し、
その空欄が見つかれば、遊技使用禁止マーク155(第7C
図参照)が記録されているか否かを後述のS240により読
取判定するのである。
次に、第12B図のS233により、DCモータMDを回転開始
させ、次にS234によりDCモータMDのTG信号出力部から発
生するタイミング信号のカウントを開始する。このタイ
ミング信号のカウントは厳密にはヘッド位置検出センサ
SWEがOFFからONに切換わったときにカウント開始され
る。前記S233により、ヘッド搬送軸109(第4図,第5
図参照)が回転を開始し、ヘッド搬送部材104(第4図
参照)がまずフロント方向(第4図における図示下方
向)に搬送される。なお、ヘッド搬送軸109に形成され
た螺旋切込溝のピッチがフロント方向とバック方向とで
1対2の比率になっているため、ヘッド搬送軸109のフ
ロント方向への移動量は、DCモータMDの1回転につき2d
ot分移動され、ヘッド搬送機構のバック方向の移動量
は、DCモータMDの1回転につき4dot分移動する。そし
て、1dotとは、タイミング信号の1周期の間にヘッド搬
送部材104がフロント方向に移動する距離に一致する。
つまり、DCモータMDが1回転することに伴って2周期分
のサイン波形信号が出力されるのであり、DCモータMD
1/2回転することによりタイミング信号が1周期分出力
され、ヘッド搬送部材104が1dot分フロント方向に搬送
されることとなるのである。
次に、S236により前記タイミング信号のカウント値が
一定数になったか否かの判断がなされ、一定数になるま
で横マーク列リードセンサSWDによる横マーク列の読取
りが行なわれる。このS236による「一定数」とは、横マ
ーク列リードセンサSWDで読取るべき最終列のマークの
読取りが終了するまでに出力されるタイミング信号のカ
ウント値であり、それ以上のマークの読取判定を行なう
必要がなくなる。ゆえに、S236により、カウント値が一
定数に達したと判断されれば、S237に進み、タイミング
信号のカウントを終了し、読取りを終了してS238に進
む。
S238では、ヘッド位置検出センサSWEがOFFになったか
否かの判断がなされ、OFFになるまで待機する。そして
ヘッド搬送部材104がバック方向に搬送されてその搬送
ストローク端にまで達すれば、ヘッド位置検出センサSW
EがOFFに切換わるためS238によりYESの判断がなされてS
239に進み、DCモータMDを停止させてヘッド搬送部材104
の搬送を停止させ、S240に進む。S240では、遊技使用禁
止マークを読取ったか否かの判断がなされる。この遊技
使用禁止マーク155(第7C図参照)は打止が成立した場
合に後述する第12C図のS294によりカードに書込まれる
マークであり、打止めにまで達したときに使用されてい
たカードをそれ以降遊技に使用させないために書込まれ
るマークである。そしてS240により遊技使用禁止マーク
を読取ったと判断されれば前記S232に進みステッピング
モータMSを逆転させてカードを排出し制御が終了する。
一方、遊技使用禁止マークが書込まれていない場合には
S240によりNOの判断がなされてS241に進み、ステッピン
グモータMSを逆転させS242に進み1行分のパルスをカウ
ントしたか否かの判断がなされ、行分のパルスをカウン
トするまでにステッピングモータMSを逆転させ続ける。
そしてカードが1行分だけカード排出方向に搬送されれ
ばS242によりYESの判断がなされてS243に進み、ステッ
ピングモータMSを停止させ、S244に進み、DCモータMD
回転を開始させ、前記S234ないしS238と同様の制御を行
ない、横マーク列の読取りを行なう。つまり、挿入され
たカードに遊技使用禁止マークが書込まれていない場合
には、カードをカード排出方向に1行分だけ搬送して横
マーク列リードセンサがカードの横マーク列の最終行に
位置するように制御し、その横マーク列リードセンサSW
Dにより最終行の横マーク列の読取りを行なうのであ
る。次にS250によりDCモータMDを停止させた後S251に進
み、パチンコ遊技機の稼動データ書込マークを読取った
か否かの判断がなされ、読取ったと判断された場合には
S255に進み、パチンコ遊技機の稼動データ出力要求信号
をパチンコ機制御用マイクロコンピュータに出力してS2
56に進む。一方、稼動データ書込マークがカードに書込
まれていなかった場合には挿入されたカードが稼動デー
タ収集用のカードではなく遊技用のカードであるためS2
52により遊技用のカードに書込まれている横マーク列の
データを縦マーク列のデータに基づいて数値に変換する
処理がなされる。つまり、縦マーク列には、横マーク列
の読取データの読取フォーマットが記録されているので
あり、その読取フォーマットに従って横マーク列のデー
タを数値に変換するものである。次にS253に進み、変換
された数値とセキュリティデータとをパチンコ機制御用
マイクロコンピュータに出力する。パチンコ機制御用マ
イクロコンピュータは送信されてきたセキュリティデー
タと数値とに基づいてセキュリティチェックと数値チェ
ックを行ない、そのチェック効果をカードリーダ/ライ
タ制御用マイクロコンピュータに返信する。そしてその
返信結果がOK信号であった場合にはS254によりYESの判
断がなされてS256に進みカード受付禁止フラグをセット
して受付制御が終了する。一方、パチンコ機制御用マイ
クロコンピュータからの返信結果がOK信号でなかった場
合には前記S232に進み、ステッピングモータMSを逆転さ
せてカードを排出して制御が終了する。
第12C図はパチンコ遊技機による遊技が終了した後に
行なわれるカードの書込制御であり、これについては第
13A図ないし第13C図に示されているパチンコ遊技機の動
作制御を説明した後に説明する。
第13A図のS1において、まず設定操作パネルの設定内
容をRAMに記憶させる処理がなされる。この設定操作パ
ネルには第8図に示した種々の設定スイッチが設けられ
ており、この設定スイッチによって設定された設定内容
がRAMに記憶される。次にS2に進み、カードリーダ/ラ
イタ制御用マイクロコンピュータからセキュリティデー
タ,数値の入力があったか否かの判断がなされ、未だに
入力がない場合にはS3に進み、カードリーダ/ライタ制
御用マイクロコンピュータからパチンコ遊技機の稼動デ
ータ出力要求信号があったか否かの判断がなされ、未だ
にない場合にはS4に進み、0カードホールドフラグがセ
ットされているか否かの判断がなされ、セットされてい
ない場合には再び前記S2に戻るループが形成されてい
る。この0カードホールドフラグは後述する第13B図のS
65によりセットされるものであり、遊技者の持ち点が0
となりその0データをカードに一旦書込んだものの、遊
技盤上に引掛かっていたパチンコ玉が入賞した場合には
得点が付与されて遊技か可能となるために引掛かり玉の
入賞に起因した得点を前記0カードに書込み排出しなけ
ればならず、その書込排出の制御のためにセットされる
ものである。そしてS4により0カードホールドフラグが
セットされていると判断された場合には後述する第13B
図のS66以降の制御に移行し、入賞玉センサの,,
ならびにファール玉センサがONになったか否かの判断
がなされ、それらすべてがONにならなかった場合に再び
S2に戻るが、それらのうち1つでもONになればそれに伴
う得点の加算制御がなされる。一方、前記ループの巡回
途中で、カードデータ収集用のカードがカードリーダ/
ライタユニット64に挿入されれば、前記第12B図のS255
により稼動データ出力要求信号がカードリーダ/ライタ
制御用マイクロコンピュータから出力されるために、S3
によりYESの判断がなされてS8に進み、パチンコ遊技機
の稼動データをカードリーダ/ライタ制御用マイクロコ
ンピュータに出力し、S9により0カードホールドフラグ
をクリアして再び前記S2に戻る。また、前記ループの巡
回途中で、前記第12B図のS253によるセキュリティデー
タ,数値の出力がカードリーダ/ライタ制御用マイクロ
コンピュータから行なわれれば、前記S2によりYESの判
断がなされてS5に進む。
S5では、伝送されてきたセキュリティデータと数値に
基づいてセキュリティチェック,数値チェックを行な
う。このセキュリティチェック,数値チェックは、たと
えば、カードに記録されているカードNO,店NO,発行日,
数値(得点)等のデータが、パチンコ機制御用マイクロ
コンピュータに記憶されているデータと一致するか否か
のチェックである。チェックの手順は、たとえば、店NO
に基づいて自店で使用できるカードか否かをチェック
し、次にカードNOに基づいて相当するカードNOが記憶さ
れているか否かをチェックし、さらに発行日に基づいて
記憶されている発行日と一致するか否かまた使用期限が
経過していないか否か等をチェックし、さらに数値に基
づいてカードNOに対応して記憶されている数値と一致す
るか否かのチェックの順で行なわれる。なお、本実施例
ではパチンコ機制御用マイクロコンピュータにセキュリ
ティチェック等のカード管理を行なうホストコンピュー
タの機能を持たせたが、パチンコ機制御マイクロコンピ
ュータとは別に遊技場に専用のホストコンピュータを設
けそのホストコンピュータによりカード管理を行なわせ
るようにしてもよい。そしてS6によりチェックの結果が
OKか否かの判断がなされ、OKでなかった場合にはNG信号
をカードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュータに
出力して再び前記S2に戻る。一方、チェックの結果、OK
の場合にはS6によりYESの判断がなされてS10に進み、OK
信号をカードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュー
タに出力し、S11に進む。S11では、0カードホールドフ
ラグをクリアし、カード枚数カウンタを1インクリメン
トするとともに、打球杆作動チェックフラグをセットす
る。前記S2によりYESの判断がなされるということは新
しい遊技用カードがカードリーダ/ライタユニット64に
挿入されたということであり、そのためにS11により0
カードホールドフラグをクリアするのである。また新た
な遊技用カードが挿入されたために、ホールドしていた
0カードを機内に取込むのであり、取込んだカード枚数
が1枚増えるたびに、S11によりカード枚数カウンタを
1インクリメントするのである。次にS12に進み、玉送
りソレノイドを能動化し、S13により数値(得点)を得
点表示器7(第1図参照)により表示させ、S14により
得点レベル表示切換値に応じて得点を得点レベル表示器
12(第1図参照)によりレベル表示させる。
次にS15に進み、打球杆センサ56(第3図参照)がON
からOFFに切換わったか否かの判断がなされる。第3図
に示す打球杆15が図示時計回り方向に揺動されて遮光板
55aにより打球杆センサ56が遮光された状態で打球杆セ
ンサ56はONになっており、打球杆55が図示反時計回り方
向に揺動して遮光板55aによる遮光が解除された状態で
打球杆センサ56がOFFに切換わり、そのOFFへの切換えの
瞬間にS15によりYESの判断がなされ、S16に進む。S16で
は、前記S11によりセットされた打球杆作動チェックフ
ラグがクリアされる。打球杆作動チェックフラグは、パ
チンコ玉を1回弾発発射することなく精算ボタンが押圧
操作されたことをチェックするものであり、打球杆が1
回でも作動すればクリアされる。次にS17に進み、玉送
りソレノイドをON,OFFさせて、第1玉送り部材81(第3
図参照)を図示時計回り方向に揺動させてパチンコ玉を
1つ発射レール66側に供給する。次にS18に進み、送り
玉センサがONになったか否かの判断がなされる。そして
第3図に示すように、玉送りソレノイド85の励磁を解除
してパチンコ玉を1つ発射レール66側に供給制御してい
るにもかかわらず玉送りセンサ92がONにならなかった場
合は、玉送りソレノイド85または玉送りセンサ92の故障
さらには封入玉が途中で詰まって打球載置部76上にパチ
ンコ玉が存在しない場合等種々の故障が想定されるた
め、S19によりエラー処理がなされる。このエラー処理
は、たとえば、玉送りソレノイドを不能動化してエラー
メッセージを得点表示器で表示させることが考えられ
る。一方、S18により玉送りセンサがONになったと判断
された場合には玉送りが正常に行なわれているために、
S20に進み、得点を1ディクリメントするとともに打込
カウンタを1インクリメントする処理がなされてS21に
進む。つまり、パチンコ玉が1つ打球発射レール66側に
供給される毎に、遊技者の得点を1ずつ減算し、打込玉
数をカウントする打込カウンタを1ずつ加算するのであ
る。
前記S15によりNOの判断がなされた場合および前記S20
の処理が行なわれた後に、S21に進み、入賞玉センサ
がONになったか否かの判断がなされ、ONになっていない
場合にはS28により入賞玉センサがONになったか否か
の判断がなされ、ONになっていない場合にはS35に進
み、入賞玉センサがONになったか否かの判断がなさ
れ、ONになっていない場合にはS46に進み、ファール玉
センサがONになったか否かの判断がなされ、ONになって
いない場合にはS48に進み、得点が「0」であるか否か
の判断がなされ、「0」でない場合にはS49に進み、打
止条件が成立しているか否かの判断がなされ、未だに打
止条件が成立していない場合にはS52に進み、精算操作
センサがONになったか否かの判断がなされ、ONになって
いない場合にはS53に進み、得点が所定値に達したか否
かの判断がなされ、未だに達していない場合には再び前
記S12に戻るループが形成されている。このループの巡
回途中で、パチンコ玉が始動入賞口32a(第1図参照)
に入賞し入賞玉センサ46(第2図参照)がONになれ
ば、前記S21によりYESの判断がなされてS22に進み、得
点に「l」を加算し、払出カウンタに「l」を加算する
とともに、入賞玉カウンタAを1インクリメントする処
理がなされる。この「l」は、第8図に示した加算数設
定スイッチ133による設定値である。次にS23に進み、
入賞報知中であるか否かの判断がなされ、既に入賞報知
中であればS28に進む。この入賞音は1秒間発せられる
が、その間にまたパチンコ玉が入賞した場合には再度の
入賞報知を行なわず次の制御に移行するのである。な
お、再度の入賞報知を行なってもよい。入賞報知中でな
ければS24に進み、ゲーム音発生中であるか否かの判断
がなされ、ゲーム音発生中でなければS25により通常の
音量で入賞音を発生させ、S27により入賞をランプ報知
してS28に進む。一方、ゲーム音の発生中であればS24に
よりYESの判断がなされてS26に進み、入賞音を小さく発
生させてS27に進む。つまり、入賞音とゲーム音との両
方を発生させなければならない状態になった場合には、
ゲーム音の方を優先させて入賞音の大きさを小さく制御
するのである。次に前記ループの巡回途中で、パチンコ
玉が可変入賞球装置25(第1図参照)内に入賞し入賞玉
センサ48(第2図参照)で検出されれば、S28によりY
ESの判断がなされてS29に進み、得点に「n」を加算
し、払出カウンタを「n」加算するとともに、入賞玉カ
ウンタBを1インクリメントする処理がなされる。この
「n」は、第8図に示した加算数設定スイッチ135に
よって設定された設定値である。次にS30に進み、入賞
報知中であるか否かの判断がなされ、入賞報知中の場合
にはS35に進むが、入賞報知中でない場合にはS31に進
み、ゲーム音発生中か否かの判断がなされ、ゲーム音発
生中の場合には前述のように入賞音を小さく発生させ、
ゲーム音発生中でない場合には通常の大きさで入賞音を
発生させてS34により入賞をランプ報知する。すなわ
ち、前記ループの巡回途中で、パチンコ玉が遊技盤上の
いずれかの入賞口に入賞して入賞玉センサ47(第2図
参照)で検出されれば、前記S35によりYESの判断がなさ
れてS36に進み、入賞玉カウンタAが「0」であるか否
かの判断がなされ、「0」である場合にはS38に進み、
入賞玉カウンタBが「0」であるか否かの判断がなさ
れ、「0」である場合にはS40に進み、得点に「m」加
算するとともに払出カウンタに「m」加算する処理がな
される。この「m」は第8図に示した加算数設定スイッ
チ134により設定された設定値である。前記S38により
YESの判断がなされるということは、入賞玉センサ47
(第2図参照)で検出された入賞玉が、可変入賞球装置
25および始動入賞口32aからの入賞玉以外のものであっ
た場合であり、そのような入賞玉に対してS40の加算処
理がなされる。一方、入賞玉センサにより入賞玉が検
出されたとしても、その入賞玉が始動入賞口32aからの
入賞玉である場合にはS36によりNOの判断がなされてS37
により入賞玉カウンタAを1ディクリメントしてS40の
処理を行なうことなくそのままS46に進む。さらに、入
賞玉が可変入賞球装置25(第1図参照)からの入賞玉で
ある場合は前記S38によりNOの判断がなされてS39に進
み、入賞カウンタBを1ディクリメントしてS40の処理
を行なうことなくそのままS46に進む。一方、S40の処理
が行なわれた後は、S41ないしS45の処理が行なわれるの
であり、この処理は前記S23ないしS27の処理と同じもの
である。なお、本実施例では、パチンコ玉の入賞がある
場合以外には得点が発生しないように構成したが、本発
明はこれに限らず、入賞以外、たとえば可変表示装置19
(第1図参照)が所定の表示になったことやアウト玉数
が所定数に達したこと等によって即座に所定の得点が発
生するように制御してもよい。前記S24,S25,S26,S31,S3
2,S33,S42,S43,S44により、前記効果音と前記遊技音と
の発生時期が重なった場合に前記効果音発生手段と前記
遊技音発生手段とを制御していずれか一方の音の発生を
優先させる音発生優先制御手段が構成されている。なお
この音発生優先制御手段は、ゲーム効果音(遊技音)を
優先させて入賞効果音(効果音)が通常よりも小さくな
るように制御するものを示したが、本発明はこれに限ら
ず、入賞効果音(効果音)を出さないようにしてもよ
く、また、入賞効果音(効果音)を優先させるように
し、ゲーム効果音(遊技音)を通常よりも小さくなるよ
うにしたりあるいは出さない(入賞効果音出力期間中は
ゲーム効果音の出力を中断する)ようにするものであっ
てもよい。
前記ループの巡回途中で、ファール玉センサ75(第3
図参照)がONになればS46によりYESの判断がなされてS4
7に進み、得点の1インクリメントするとともに打込カ
ウンタを1ディクリメントしてS48に進む。つまり、パ
チンコ玉が1個打球発射位置に供給されることにより得
点が1ディクリメントされるとともに打込カウンタが1
インクリメントされるのであるが、その供給されたきた
パチンコ玉を弾発発射した結果遊技領域には到着せずフ
ァール玉となり、ファール玉センサ75(第3図参照)に
より検出されれば、パチンコ玉を弾発発射しなかったこ
とと同様になるため、S47により得点を1インクリメン
トしかつ打込カウントを1ディクリメントしてプラスマ
イナス0にしているのである。次に前記ループの巡回途
中で、前記打止条件入力設定手段(打止条件設定部128
「第8図参照」)により設定された打止条件が成立すれ
ばS49によりYESの判断がなされてS50に進み、大当り中
であるか否かの判断がなされ、大当り中である場合には
S52に進むが、大当り中でない場合にはS51に進み、打止
回数カウンタを1インクリメントして後述する第13C図
のS70以降の打止制御に移行する。前記S49により、遊技
の進行に伴って、前記打止条件入力設定手段により入力
設定された打止条件が成立したことを判定する打止条件
成立判定手段が構成されている。なお、本実施例では、
打止条件が成立したとしても大当り制御中であれば打止
制御に移行しないようにしたが、打止条件が成立した場
合に直ちに打止制御に移行するようにしてもよい。次に
前記ループの巡回途中で、遊技者が精算ボタン10(第1
図参照)を押圧操作すれば、精算操作センサがONになっ
てS52によりYESの判断がなされてS70以降の制御に移行
する。なお、パチンコ遊技機が大当り中には精算操作ス
イッチを不能動化するようにして精算操作できないよう
に構成してもよい。次に前記ループの巡回途中で、得点
が所定値に達した場合には前記S53によりYESの判断がな
されてS54に進み、所定値に到達した旨を遊技者に報知
して前記S12に戻る。このS53による所定値とは、第1図
に示した得点レベル表示器12の或る1つの表示部(たと
えば12e)が新たに点灯を開始する得点の値である。そ
してS54による報知は前記効果音や遊技音とは異なった
特別の効果音を出して報知する。前記S11,S20,S22,S29,
S40,S47,S51により、遊技機の稼動状態に関する情報を
集計する可動情報集計手段が構成されている。
次に、前記S48によりYESの判断が行なわれた場合に行
なわれる制御を第13B図に基づいて説明する。まずS55に
より玉送りソレノイドを不能動化して玉送りを停止さ
せ、S56によりタイマをセットする。次にS57により入賞
玉センサがONになったか否かの判断がなされ、ONにな
っていない場合にはS58に進み入賞玉センサがONにな
ったか否かの判断がなされ、ONになっていない場合には
S59に進み、入賞玉センサがONになったか否かの判断
がなされ、ONになっていない場合にはS60に進み、ファ
ール玉センサがONになったか否かの判断がなされ、ONに
なっていない場合にはS61に進み、タイマが終了したか
否かの判断がなされ、未だにタイマが終了していない場
合には前記S57に戻るループが形成されている。一方、
玉送りソレノイドを不能動化して玉の供給を停止させた
としても、既に遊技領域に打込まれて遊技領域中を落下
している残留玉が存在するのであり、その残留玉が入賞
して入賞玉センサがONになれば前記S57によりYESの判
断がなされて前記S22に進み、その残留玉による得点の
付与等の制御がなされる。一方、残留玉が入賞玉センサ
に入賞すれば前記S58によりYESの判断がなされて前記
S29に進み、残留玉が入賞玉センサにより検出されれ
ばS36に進む。一方、玉送りソレノイドが不能動化され
た後にファール玉が発生すれば、前記S60によりYESの判
断がなされて前記S47に進む。また、いずれの入賞玉セ
ンサもONになることなくかつファール玉センサも
ONになることなくタイマのセット時間が終了した場合に
は、前記S61によりYESの判断がなされてS62に進む。こ
のタイマによるセット時間はたとえば3〜5秒程度であ
り、玉送りソレノイドを不能動化した後における残留玉
が遊技盤上からすべてなくなるのに要する時間である。
なお、タイマに代えて、発射玉数と打込玉数(入賞玉数
+アウト玉数)が等しくなったことによって前記S62に
進むように制御してもよく、また発射玉数と打込玉数と
が等しくなった時点で得点を「0」に確定するようにし
てもよい。さらに前記S61によりタイマが終了したと判
断された時点で得点を「0」に確定するようにしてもよ
い。
次に、S62により、0カードホールドフラグがセット
されているかな否かの判断がなされ、0カードホールド
フラグがセットされていない場合にはS63に進み、カー
ド書込データ信号をカードリーダ/ライタ制御用マイク
ロコンピュータに出力してS64によりカードリーダ/ラ
イタ制御用マイクロコンピュータからカード処理完了信
号の入力があったか否かの判断がなされ、入力があるま
で待機する。カードリーダ/ライタ制御用マイクロコン
ピュータでは、パチンコ機制御用マイクロコンピュータ
からのカード書込データ信号を受けて(後述の第12C図
のS257参照)、書込制御を行なった後に後述する第12C
図のS308によりカード処理完了信号をパチンコ機制御用
マイクロコンピュータに返信する。そしてパチンコ機制
御用マイクロコンピュータではそのカード処理完了信号
の返信を待ってS65に進み、0カードホールドフラグを
セットする。なお、前記S64による待機の最中に、後述
のS66ないしS69に示す判断制御が行なわれている。次に
S66に進み、入賞玉センサがONになったか否かの判断
がなされ、ONになっていない場合にはS67により入賞玉
センサがONになったか否かの判断がなされ、ONになっ
ていない場合にはS68により入賞玉センサがONになっ
たか否かの判断がなされ、ONになっていない場合にはS6
9によりファール玉センサがONになったか否かの判断が
なされ、ONになっていない場合には前記S2に戻る。そし
て、カードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュータ
からセキュリティデータ,数値の入力がなく、かつ、パ
チンコ機の稼動データ出力要求信号もなかった場合には
S4に進み、0カードホールドフラグがセットされている
か否かの判断がなされ、前記S65により既に0カードホ
ールドフラグがセットされているためにS4ではYESの判
断がなされて再び前記S66に進み、S66ないしS69の判断
制御が行なわれるループが形成されている。このループ
の巡回途中で、たとえば遊技盤上の障害釘等に引掛かっ
ていたパチンコ玉が入賞口に入賞すれば、前記S66ない
しS68のいずれかがYESの判断行ない、またファール玉セ
ンサがONになることにより前記S69がYESの判断を行な
う。そして、入賞玉センサがONになることにより前記
S22に進み、入賞玉センサがONになることにより前記S
29に進み、入賞玉センサがONになることにより、S36
に進み、ファール玉センサがONになることにより前記S4
7に進む。そして入賞玉発生またはファール玉の発生に
よりそれに応じた得点が付与されるのであり、その得点
に基づいて遊技を再度開始することが可能となる。そし
てその得点に基づいて遊技をした結果遊技者が或る程度
の得点を獲得し精算ボタンを押圧操作した場合には、後
述する第12C図に示すS261ないしS263によりホールドし
ている0カードを再度情報書込位置にまで搬送し、その
カードに遊技者が獲得した得点を書込み排出する。な
お、得点が0になったカードをホールドしている状態で
遊技盤上に引掛かっていた玉が入賞してその入賞得点を
利用して遊技を再開した結果再度得点が0になった場合
には、それに0カードホールドフラグがセットされてい
るために前記S62によりYESの判断がなされて、直接S66
に進む。つまり、この場合には、既に「0」情報をカー
ドに書込んでいるために再度「0」情報の書込みを行な
わないのである。
次に、前記S51による処理後または前記S52によりYES
の判断がなされた場合に行なわれる制御を第13C図に基
づいて説明する。
まず、S70により、玉送りソレノイドを不能動化し、S
71により、最終得点を確定し、S72により、ゲーム停止
信号をゲーム制御用マイクロコンピュータに出力してS7
3に進む。S73では、0カードホールドフラグがセットさ
れているか否かの判断がなされ、セットされている場合
にはS74に進み、0カードホールドフラグをクリアし
て、S71で確定した遊技者の最終得点を含む0カード書
込データ信号をS75によりカードリーダ/ライタ制御用
マイクロコンピュータに出力してS81に進む。一方、0
カードホールドフラグがセットされていない場合にS73
によりNOの判断がなされてS76に進み打球杆作動チェッ
クフラグがセットされているか否かの判断がなされる。
この打球杆作動チェックフラグは前記第13A図に示すS11
によりセットされるものであり、カードを挿入し1回で
も打球杆55(第3図参照)が揺動すれば前記S16により
クリアされるものである。そして、打球杆作動チェック
フラグがセットされていない場合にはS80に進み、S71に
より確定された遊技者の最終得点を含むカード書込デー
タ信号をカードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュ
ータに出力してS81に進む。一方、遊技者がカードを挿
入して全くパチンコ玉を弾発発射しなかった場合には、
前記S11により打球杆作動チェックフラグがセットされ
たままの状態になっているため、前記S76によりYESの判
断がなされてS77に進み、カード枚数カウンタを1ディ
クリメントし、打球杆作動チェックフラグをクリアし、
S74によりカード排出信号をカードリーダ/ライタ制御
用マイクロコンピュータに出力した後S81に進む。S77に
よりカード枚数カウンタを1ディクリメントするのは、
遊技者がカードを挿入したもののそのカードにより全く
遊技をしなかったため、何枚のカードが使用されたかを
カウントするためのカード枚数カウンタのカウント対象
とすべきでないため、前記S11により既に1インクリメ
ントされたカード枚数カウンタをこのS77により1ディ
クリメントしプラスマイナス0にしているのである。ま
たS79によりカード排出信号を出力し、カードリーダ/
ライタユニットによる書込みを全く行なうことなくカー
ドを排出するのは、そのカードにより遊技を全く行なっ
ていないためにカードに更新情報を書込む必要がないた
めである。
次に、S81により、最終得点を表示し、精算ランプを
点灯し、得点レベル表示器を点滅させる。次にS82に進
み、カードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュータ
からカード処理完了信号の入力があったか否かの判断を
行ない、入力があるまで前記S81による処理を続行す
る。そして後述する第12C図のS308により、カードリー
ダ/ライタ制御用マイクロコンピュータからカード処理
信号が送信されてくれば、S82によりYESの判断がなされ
てS83に進み、得点「0」表示、精算ランプの消灯、得
点レベル表示器の消灯の制御を行なって前記S2に戻る。
前記S70ないしS83により、該打止条件成立判定手段の判
定出力に基づいて打止制御を行なう打止制御手段が構成
されている。
次に、カードリード/ライタ制御用マイクロコンピュ
ータによるカードの書込制御を第12C図および第12D図に
基づいて説明する。
まず、第12C図のS257により、パチンコ機制御用マイ
クロコンピュータからカード書込データ信号の入力があ
ったか否かの判断がなされ、ない場合にはS258に進み、
パチンコ機制御用マイクロコンピュータから0カード書
込データカードの信号出力があったか否かの判断がなさ
れ、ない場合にはS259に進み、パチンコ機制御用マイク
ロコンピュータからカード排出信号の入力があったか否
かの判断がなされ、ない場合にはS260に進み、パチンコ
機制御用マイクロコンピュータからパチンコ機の稼動デ
ータ信号の入力があったか否かの判断がなされ、ない場
合には再び前記S57に戻るループが形成されている。こ
のループの巡回途中で、前記第13C図に示すS80によりカ
ード書込データ信号が伝送されてきた場合には、前記S2
57によりYESの判断がなされてS264に進み、第13C図のS8
0,S75に従ってパチンコ機制御用マイクロコンピュータ
から送られてきた数値(遊技終了時の遊技者の得点を含
む)を縦マーク列のデータに基づいてマーク列に変換す
る処理がなされる。この縦マーク列には前述したように
数値の変換フォーマットが記録されているのであり、そ
の変換フォーマットに基ついて伝送されてきた数値をマ
ークに変換するのである。次にS265に進み、ステッピン
グモータMSを正転させ、S266に進み、1行分のパルスが
カウントされたか否かの判断がなされる。そして1行分
のパルスがカウントされるまで前記S265によりステッピ
ングモータMSの正転が続行される。そしてカードがカー
ド取込方向に1行分搬送されれば、S266によりYESの判
断がなされてS267に進み、ステッピングモータMSが停止
制御され、S268によりDCモータMDの回転が開始制御され
る。次にS269に進み、DCモータMDから発生するタイミン
グ信号のカウントを開始し、S270に進み、インデックス
マークIMHおよび変換したマーク列および数値をカウン
ト値に基づいて書込み、S271に進み、カウント値が一定
数になったか否かの判断がなされ、カウント値が一定数
になるまでS270による書込制御が続行される。このS271
による一定数は、サーマルヘッドの通常の停止位置から
横マーク列の最終列までヘッド搬送部材が搬送されるま
でに要するカウント値である。なお、書込の場合には、
可視表示部154にも所定の数字等を書込む必要があるた
めに、横マーク列の最終列までヘッド搬送部材を搬送す
る必要がある。次にS272に進み、タイミング信号のカウ
ントを終了させるとともに書込を終了させる。
なお、前記S272によりタイミング信号のカウントが終
了し、書込が終了されたとしても、前記S268によるDCモ
ータMDの回転は継続されているため、ヘッド搬送部材の
搬送は引続き行なわれており、ヘッド搬送部材がフロン
ト方向(第4図における図示下方向)への搬送ストロー
ク端まで搬送されれば自動的にバック方向にヘッド搬送
部材が搬送されてくる。そして、ヘッド搬送機構がバッ
ク方向に搬送されている状態で、S273により、横マーク
列リードセンサSWDがカードエッジを検出したか否かの
判断がなされ、カードエッジを検出するまで待機する。
そしてカードエッジを検出したと判断されればS274に進
み、タイミング信号のカウント値をリセットして新たに
カウントを開始する。つまり、横マーク列リードセンサ
SWDがカードエッジを検出した時点でタイミング信号の
カウントを開始し、そのタイミング信号のカウント値が
増加するに従って横マーク列リードセンサSWDがバック
方向に搬送される。そして横マーク列リードセンサがバ
ック方向に搬送されながらS275により前記書込んだマー
ク列をカウント値に基づいて読取り、S276に進みカウン
ト値が一定数になったか否かの判断がなされ、カウント
値が一定数になるまで前記S275による読取制御が続行さ
れる。このS276による一定数とは、横マーク列リードセ
ンサSWDがインデックスマークIMH(第7A図ないし第7C図
参照)に達するまでにカウントされるタイミング信号の
カウント値である。そして横マーク列リードセンサSW0
がインデックスマークIMHにまで達した状態でS276によ
りYESの判断がなされてS277に進み、タイミング信号の
カウントを終了させるとともに読取りを終了させる。な
おこの時点でもDCモータMDは回転を続けている。そし
て、S278によりヘッド位置センサSWE111(第4図参照)
がOFFになったか否かの判断がなされ、OFFになるまで待
機される。そしてヘッド搬送部材がバック方向の搬送ス
トローク端にまで搬送されてくれば、S278によりYESの
判断がなされてS279に進み、DCモータMDを停止させ、S2
80により読取ったマークのデータを逆方向に変換し、S2
81に進む。そしてS281では、書込内容と読取内容とが一
致しているか否かの判断がなされ、一致していない場合
には書込ミスが発生したことが予想されるため、S282に
進みエラー処理がなされる。このエラー処理は、次の行
に再度情報を書込む等の処理が考えられる。一方、S281
により、書込内容と読取内容とが一致したと判断されれ
ばS283に進み、書込んだ内容が数値「0」データか否か
の判断が行なわれYESの判断がなされた場合にはS284に
進み、ステッピングモータMSを正転させ、S285により所
定数のパルスがカウントされたか否かの判断がなされ、
所定数のパルスがカウントされるまでS284による正転が
続行される。このS285による所定数とは、情報書込読取
位置にあるカードをカード取込方向側に設けられている
0カードホールド位置にまで搬送するために必要となる
タイミング信号のカウント値である。そしてカードが0
カードホールド位置にまで搬送された状態でS285により
YESの判断がなされてS286に進み、ステッピングモータM
Sが停止制御されてS308に進む。一方、書込データが数
値「0」データでなかった場合にはS283によりNOの判断
がなされてS287に進み、打止めが成立したか否かの判断
がなされ、未だに打止条件が成立していない場合にはS2
88に進み、ステッピングモータMSを逆転させてカードを
遊技者側に排出制御した後にS308に進む。前記S268〜S2
88により、遊技終了時の遊技者の得点を記録媒体に記録
して排出する制御が行なわれるのである。この制御に従
って作動する前記書込ヘッド(サーマルヘッド)106,ヘ
ッド搬送軸109,ヘッド搬送モータ(DCモータMD)107お
よびギヤ108により、遊技終了時の遊技者の得点を記録
媒体に記録して排出する記録排出手段が構成されてい
る。また、打止条件が成立している場合には前記S287に
よりYESの判断がなされてS289に進み、ステッピングモ
ータMSを正転させて、前記S265ないしS282およびS288と
同様の制御を行ない、S294により遊技機使用禁止マーク
をカウント値に基づいて書込制御をする。なお、遊技使
用禁止マークが書込まれる行にはインデックスマークIM
Hは書込まれない。次にS307に進み、ステッピングモー
タMSを逆転させてカードを遊技者側に排出してS308に進
む。S308では、パチンコ機制御用マイクロコンピュータ
にカード処理完了信号を出力し、S309に進み、カード受
付禁止フラグをクリアした後に書込制御が終了する。
一方、前記S257ないしS260を含むループの巡回途中
で、前記第13C図に示したS75による0カード書込データ
信号の送信がパチンコ機制御用マイクロコンピュータか
ら行なわれれば、前記S258によりYESの判断がなされてS
261に進み、ステッピングモータMSを逆転させてS262に
進み、所定数のパルスをカウントしたか否かの判断がな
され、所定数のパルスがカウントされるまで前記S261に
よる逆転制御が続行される。このS262による所定数のパ
ルスとは、0カードホールド位置にホールドされている
カードをカード排出方向に搬送させて情報読取書込位置
にまでカードを搬送させるために必要となるタイミング
信号のカウント値である。そしてカードが情報読取書込
位置にまで搬送された状態でS262によりYESの判断がな
されてS263に進み、ステッピングモータMSを停止制御し
た後に前記S264に進む。つまり、パチンコ機制御用マイ
クロコンピュータから0カード書込データ信号を入力す
れば、現在0カードホールド位置にホールドしている0
カードを所定の情報書込位置にまで搬送してきて、その
0カードに所定の情報を書込み制御するものである。
遊技者が遊技用のカードを挿入したもののパチンコ玉
を全く弾発発射することなく精算操作ボタンを押圧操作
した場合には、前記第13C図に示したS79により、パチン
コ機制御用マイクロコンピュータからカード排出信号が
送信されてくるのであり、その場合にはS259によりYES
の判断がなされて前記S288に進み、カードに何ら情報を
書込むことなくカードを排出制御する。
パチンコ遊技機の稼動データ収集用のカードが挿入さ
れた場合には、前記第13A図に示したS8により、パチン
コ機制御用マイクロコンピュータから稼動データが送信
されてくるのであり、その場合には前記S260によりYES
の判断がなされる。そして、前記S260のYESの判断に基
づいて、パチンコ機制御用マイクロコンピュータから送
られてきた稼動データの各値を縦マーク列のデータに基
づいてマーク列変換し、稼動データすなわち、台番号,
使用カード枚数,確率設定値,大当り回数,始動入賞個
数,総打込数,総払出数,差数,出玉率ならびに打止回
数をそれぞれ変換したマーク列の書込制御を行なうとと
もに人間が視覚的に認識できる態様で数値や文字等をも
って前記それぞれの稼動データの書込制御を行なう。な
お、本実施例では、稼動データ書込マークが記録された
カードの記録内容をカードリーダ/ライタユニットで読
取り、そのマークを読取ったことに基づいてそのカード
に稼動データを書込んで排出するようにしたが、本発明
はこれに限らず、遊技機に稼動データ書込排出指令用の
操作スイッチを設け、そのスイッチを操作した上でカー
ドをカード挿入口に挿入することによって、そのカード
に稼動データを書込んで排出するように制御してもよ
い。また、カードが遊技機にストックされている場合に
は、そのストックされているカードに稼動データを書込
んで排出するようにしてもよい。なお、稼動データとし
てカードに書込まれる内容としては、本実施例に限定さ
れるものではない。
次に、第14A図ないし第14C図に基づいて、ゲーム制御
用マイクロコンピュータによるゲーム制御を説明する。
まず、第14C図のS1により、設定操作パネルの設定内容
をRAMに記憶装置する処理がなされる。そして、S18によ
り、始動入賞記憶カウンタCT4が「0」であるか否かの
判断が行なわれ、「0」でなくなるまで待機する。一
方、第15C図に示すプログラムが実行されている間に、
たとえば4msec毎に1回、第15A図および第15B図に示す
割込プログラムが実行される。
まず割込プログラムから説明する。S2により、それぞ
れの始動入賞玉センサSTSWのいずれかかONになったか否
かの判断がなされ、いずれもONになっていない場合には
S13に進み、始動入賞記憶カウンタCT4の値を表示して割
込プログラムが終了する。一方、いずれかの始動入賞玉
センサSTSWが1つでもONになっていれば、S2によりYES
の判断がなされてS3に進み、始動入賞信号と始動入賞音
データとをパチンコ機制御用マイクロコンピュータに出
力する。そして、パチンコ機制御用マイクロコンピュー
タでは始動入賞信号を計数して記憶しておく。なお、ゲ
ーム制御用マイクロコンピュータの方で計数記憶しても
よい。そしてS4に進み、始動入賞記憶カウンタCT4が
「4」であるか否かの判断が行なわれる。この始動入賞
記憶の上限が「4」であるため、既にその上限値である
「4」に達している場合にはS4によりYESの判断がなさ
れてS13に進む。一方、未だに上限値である「4」に達
していない場合にはS4によりNOの判断がなされてS5に進
み、始動入賞記憶カウンタCT4に1インクリメントする
処理がなされる。次にS6に進み、当り外れ選択決定デー
タテーブルRDxからデータを選出する。なお、S6に示す
xは5ないし14の範囲にあり、前記第8図に示す大当り
確率設定スイッチ137によって設定された設定値であ
る。そしてその設定値が前記第14C図に示すS1により記
憶されているものであり、その記憶に基づいて、たとえ
ば、X=5に設定されている場合には当り確率が1/50に
なるようなデータテーブルRD5の中からデータが選出さ
れるのであり、またたとえばX=14に設定されている場
合にはたとえば当り確率が1/1000になるようなデータテ
ーブルRD14の中からデータが選出されるのである。
次にS7に進み、前記選出されたデータが当りデータで
あるか否かの判断がなされ、当りデータの場合にはS8に
進み、RD4からデータを選出し、そのデータに基づいてD
1〜D3を決定する処理がなされる。このRD4は、大当り停
止表示内容決定データテーブルであり、20種類の大当り
表示(第1図の説明参照)に対応し20個のデータが用意
されている。そしてD1は左回転ドラム停止表示データで
あり、D2は中回転ドラム停止表示データであり、D3は右
回転ドラム停止表示データである。次にS12に進み、前
記D1〜D3を始動入賞記憶カウンタCT4の値に対応する記
憶エリアに記憶させる処理がなされ、S13に進み、始動
入賞記憶カウンタCT4の値を表示して割込プログラムが
終了する。一方、前記選出されたデータが当りデータで
ない場合にはS7によりNOの判断がなされてS9に進み、RD
1〜RD3からデータを選出してそのデータに基づいてD1〜
D3を決定する処理がなされる。このRD1は左回転ドラム
停止表示内容決定テーブル、RD2は中回転ドラム停止表
示内容決定テーブル、RD3は右回転ドラム停止表示内容
決定テーブルである。次に、S10に進み、D1〜D3が大当
りのデータか否かを判断し、大当りのデータでなければ
そのまま前記S12に進むが、大当りのデータの場合にはS
11によりD2のデータ値に「3」を加算した後にS12に進
む。これは、RDXから選出されたデータが当りデータで
なかった場合の処理であるため、S9による選出結果が偶
然にも大当りとなった場合にS11により「3」を加算し
て強制的に大当りでないデータに改変するのである。
一方、第14B図において、S14により、パチンコ機制御
用マイクロコンピュータからゲーム停止信号の入力があ
ったか否かの判断がなされ、ない場合には割込プログラ
ムが終了する。一方、前記第13C図に示すS72により、パ
チンコ機制御用マイクロコンピュータからゲーム停止信
号が導出されれば、S14によりYESの判断がなされてS15
に進み、始動入賞記憶カウンタCT4をクリアし、S16に進
み、ステッピングモータSP1(114a)〜SP3(114c)(第
6図参照)をOFFに制御して回転ドラム113a〜113cを停
止制御する。次にS17によりソレノイドSOL43をOFFに制
御して開閉板26(第1図参照)を閉成させて割込プログ
ラムが終了する。
次にパチンコ玉の始動入賞に伴い始動入賞記憶カウン
タが「0」でなくなった場合には、第14C図の前記S18に
よりNOの判断がなされてS19に進み、始動入賞記憶カウ
ンタCT4の値に対応する記憶エリアからD1〜D3を呼出す
処理がなされる。そして前記第14A図に示したS12により
記憶されているD1〜D3を呼出し、始動入賞記憶カウンタ
CT4を1ディクリメントし、S21に進み、ステッピングモ
ータSP1〜SP3をONにして回転ドラム113a〜113c(第6図
参照)の回転を停止させる。次にS22に進み、可変表示
音データを出力するとともに、可変表示中をランプ報知
し、S23に進み、ステッピングモータSP1の停止指令信号
があったかどうかの判断が行なわれ、あるまで待機す
る。そして停止指令信号があった場合にはS24に進み、
ステッピングモータSP1のステップカウンタCT1が前記S1
9で呼出したD1に一致したか否かの判断が行なわれ、一
致するまで待機する。そして一致した場合にはS25に進
み、ステッピングモータSP1をOFFに制御してS26により
左ドラム停止音データの出力が行なわれる。
次に、ステッピングモータSP3の停止指令信号があっ
たか否かの判断が行なわれ、あるまで待機する。そして
停止指令信号があった場合にはS28に進み、ステッピン
グモータSP3のステップカウンタCT3が前記第14A図のS8
で決定されたD3に一致したか否かの判断が行なわれ、一
致するまで待機する。そして一致した場合にはS29に進
み、ステッピングモータSP3をOFFに制御して右ドラムの
停止制御を行ない、S30に進み、右ドラム停止音データ
を出力する。次に、S31に進み、前記D1,D3が大当り条件
を満たしているか否かの判断が行なわれ、満たしていな
い場合にはS34に進むが、中ドラムの停止時における表
示情報次第では大当りが発生する可能性がある場合に
は、S31によりYESの判断がなされてS32に進み、ステッ
ピングモータSP2を減速させ、S33に進み、中ドラム減速
音データを出力し、中ドラム減速中をランプ報知すると
ともに、当り可能性ラインを表示させた後にS34に進
む。このS33による制御により、大当りが発生するので
はないかという遊技者の期待感を盛り上げることのでき
る利点がある。次に、S34では、ステッピングモータSP2
の停止指令信号があったか否かの判断が行なわれあるま
で待機する。そして停止指令信号があればS35に進み、
ステッピングモータSP2のステップカウンタCT2が、前記
第14A図のS8により決定されたD2に一致したか否かの判
断が行なわれ、一致するまで待機する。そして一致した
場合にはステップS36に進み、ステッピングモータSP2を
OFFに制御して中ドラムを停止制御させる。そしてS37に
進み、中ドラム停止音データを出力してS38に進む。
S38では、前記D1〜D3が大当り条件を満たしているか
否かの判断が行なわれ、満たしていない場合にはS39に
進み、外れ音データを出力するとともに外れをランプ報
知して前記S18に戻る。一方、大当り条件を満たしてい
る場合にはS38によりYESの判断がなされ、S40に進み、
大当りフラグをセットしてS41に進み、開放前の待ち時
間の経過処理を行ない、大当り音データを出力し、大当
りをランプ報知するとともに、当りラインを表示する。
次にS42に進み、タイマをセットするとともに、開成回
数カウンタCT5を1インクリメントし、さらにソレノイ
ドSOLをONにして開閉板26(第1図参照)を開成制御す
る。次にS43に進み、V入賞フラグがセットされている
か否かの判断が行なわれる。このV入賞フラグは、後述
するS47によりセットされるものである。そして未だに
セットされていない場合にS44に進み、可変入賞球装置
の開成音データを出力するとともに開成中をランプ報知
し、S45により特定入賞玉センサVSW44(第2図参照)が
ONになったか否かの判断が行なわれ、ONになっていない
場合にはS49に進むが、ONになっていると判断された場
合にはS46に進み、開成回数カウンタCT5が「10」になっ
たか否かの判断が行なわれ、「10」になっている場合に
はS49に進むが、未だに「10」になっていない場合にはS
47に進み、V入賞フラグのセットが行なわれた後にS49
に進む。つまり、停止時における可変表示の表示結果が
大当り条件を満たす特定の組合わせになっておれば、前
記S38によりYESの判断がなされてS42により可変入賞球
装置が開成されるのであり、その開成中の可変入賞球装
置に進入したパチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)27
(第1図参照)に入賞すれば前記S45によりYESの判断が
なされてS47によりV入賞フラグがセットされ、後述のS
56によりYESの判断がなされてS42により、再び可変入賞
球装置が開成されて繰返し継続制御されるのである。な
お、この繰返し継続制御の上限回数は10回と定められて
いるため、開成回数カウンタCT5が既に「10」になって
いる場合には前記S46によりYESの判断がなされてV入賞
フラグがセットされることなくS49に進むのである。
S49では、入賞個数センサCTSWがONになっているか否
かの判断が行なわれる。この入賞個数センサCTSW45(第
2図参照)は、可変入賞球装置内に入賞したパチンコ玉
の個数をカウントするためのセンサであり、パチンコ玉
が入賞するごとにS49によりYESの判断がなされてS50に
進み、入賞個数カウンタCT6に1インクリメントさせる
処理がなされる。そしてS51に進み、入賞個数カウンタC
T6が上限値に達したか否かの判断が行なわれる。そして
予め定められた上限値(たとえば「10」)に達していな
いと判断された場合にはS52に進み、開成回数カウンタC
T5と入賞個数カウンタCT6の値を表示する制御がなされ
る。一方、前記S49によりNOの判断がなされた場合には
直接S52に進む。次に53に進み、前記S42によりセットさ
れたタイマのセット時間が終了したか否かの判断が行な
われ、未だに終了していない場合には前記S43に進む
が、終了したと判断された場合にはS54に進みソレノイ
ドSOLをOFFに制御して可変入賞球装置を閉成させる。こ
のタイマのセット時間はたとえば30秒程度のものであ
る。また、入賞個数カウンタCT6がその上限値に達して
いる場合には前記S51によりYESの判断がなされて直接S5
4に進み、可変入賞球装置の閉成制御がなされる。つま
り、可変入賞球装置の開成制御は、所定時間(たとえば
10秒)の経過または可変入賞球装置内へのパチンコ玉の
所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方
の条件が成立することにより終了し閉成されるのであ
る。次に、S55に進み、V受付待ち時間の経過,インタ
ーバル音データの出力,インターバル中のランプ報知の
処理がなされた後S56に進む。つまり、繰返し継続条件
が成立している場合に可変入賞球装置が一旦閉成された
としても、直ちに繰返し継続制御を行なうのではなく、
所定のV受付待ち時間を経過させ、インターバル音を出
力するとともにインターバル中である旨のランプ報知が
行なわれるのであり、この制御により遊技者の期待感を
盛り上げる利点がある。次にS56に進み、V入賞フラグ
がセットされているか否かの判断がなされ、開成中の可
変入賞球装置内に進入したパチンコ玉が特定入賞口27
(第1図参照)に入賞していれば前記S47によりV入賞
フラグがセットされているため、このS56によりYESの判
断がなされてS57に進み、V入賞フラグをクリアし、入
賞個数カウンタCT6をクリアした後に前記S42に進み、可
変入賞球装置を再び開成して繰返し継続制御が実行され
る。一方、開成中の可変入賞球装置に進入したパチンコ
玉が1つも特定入賞口27(第1図参照)に入賞しなかっ
た場合には、前記S56によりNOの判断がなされステップS
58に進み、開成回数カウンタCT5と入賞個数カウンタCT6
ならびに大当りフラグのクリアがなされて前記S18に戻
る。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、得点の付与を知ら
せる効果音と遊技の進行状況を知らせる遊技音とが重な
った場合に、どちらか一方の音の発生が優先されて少な
くとも優先された方の音は遊技者が認識可能となるの
で、音が濁ってしまったり遊技者が両方の音を識別不能
になる事態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す
全体正面図である。 第2図はパチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面
図である。 第3図は玉送り動作を説明するための要部拡大図であ
る。 第4図はカードリーダ/ライタユニットの構造を説明す
るための平面図である。 第5図はカードリーダ/ライタユニットの構造を説明す
るための側面図である。 第6図は可変表示装置の構造を示す横断面図である。 第7A図ないし第7C図は遊技用カードのマークのレイアウ
トを説明するためのカード正面図である。 第8図はパチンコ機制御基板ボックスに設けられた各種
設定スイッチを示す要部拡大図である。 第9図はゲーム制御用マイクロコンピュータおよびそれ
に接続された種々の機器の回路を示すブロック図であ
る。 第10図はパチンコ機制御用マイクロコンピュータおよび
それに接続された種々の機器の回路を示すブロック図で
ある。 第11図はカードリーダ/ライタ制御用マイクロコンピュ
ータおよびそれに接続された各種機器の回路を示すブロ
ック図である。 第12A図ないし第12C図は、第11図に示した制御回路の動
作を説明するためのフローチャートである。 第13A図ないし第13C図は、第10図に示した制御回路の動
作を説明するためのフローチャートである。 第14A図ないし第14C図は、第9図に示した制御回路の動
作を説明するためのフローチャートである。 図中、1は遊技機の一例のパチンコ遊技機、7は得点表
示器、9はスピーカ、10は精算ボタン、12は得点レベル
表示器、19は可変表示装置、25は可変入賞球装置、45は
入賞個数センサ、46は入賞玉センサ、47は入賞玉セン
サ、48は入賞玉センサ、55aは遮光板、56は打球杆
センサ、60はカードリーダ/ライタ装置、64はカードリ
ーダ/ライタユニット、75はファール玉センサ、80は打
球供給装置、81は第1玉送り部材、85は玉送りソレノイ
ド、89は第2玉送り部材、92は送り玉センサ、102は左
縦マーク列リードセンサ、103は右縦マーク列リードセ
ンサ、105は横マーク列リードセンサ、106は書込ヘッ
ド、113a〜113cは回転ドラム、114a〜114cはステッピン
グモータ、122a〜122cはドラム位置センサ、128は打止
条件設定部、129は大当り打止設定スイッチ、130は差数
打止設定スイッチ、131は得点打止設定スイッチ、132は
入賞得点設定部、133は加算数設定スイッチ、134は加
算数設定スイッチ、135は加算数設定スイッチ、136
は入賞個数上限設定スイッチ、137は大当り確率設定ス
イッチ、138は得点レベル表示切換スイッチ、150はカー
ド(遊技用)、154は可視表示部、155は遊技使用禁止マ
ーク、170はゲーム制御用マイクロコンピュータ、190は
パチンコ機制御用マイクロコンピュータ、220はカード
リーダ/ライタ制御用マイクロコンピュータである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】得点があることに基づいて遊技可能であ
    り、遊技状態が予め定められた所定の遊技状態になった
    ことに基づいて遊技者に所定の得点を付与する遊技機で
    あって、 前記所定の遊技状態になったことに基づいて、遊技者に
    得点の付与を知らせる効果音を発生するための効果音発
    生手段と、 遊技の進行状況を知らせる遊技音を発生するための遊技
    音発生手段と、 前記効果音と前記遊技音との発生時期が重なった場合に
    前記効果音発生手段と前記遊技音発生手段とを制御して
    いずれか一方の音の発生を優先させる音発生優先制御手
    段とを含むことを特徴とする、遊技機。
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