JP3041122B2 - 遊技場管理設備装置 - Google Patents

遊技場管理設備装置

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JP3041122B2
JP3041122B2 JP4015284A JP1528492A JP3041122B2 JP 3041122 B2 JP3041122 B2 JP 3041122B2 JP 4015284 A JP4015284 A JP 4015284A JP 1528492 A JP1528492 A JP 1528492A JP 3041122 B2 JP3041122 B2 JP 3041122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機あるいはスロットマシンなどで代表される遊技
機が設備された遊技場を管理するための遊技場管理設備
装置に関し、詳しくは、各遊技機を、設置島ごとなどの
複数の遊技機を単位として管理することが可能な遊技場
管理設備装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技場管理設備装置において、
従来から一般的に知られているものに、たとえば、各遊
技機には遊技機制御用のMPU(micro prce
ssing unit)などが設けられ、各MPUが遊
技機を単独で制御するとともに、各遊技機で発生する大
当りに関する情報などをホール用管理コンピュータなど
のホストコンピュータに集中し、遊技場の営業用データ
の作成などを行なうものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の遊技場
においては、各遊技機の遊技制御はそれぞれ単独で行な
われていた。そのためたとえば遊技機の設置島ごとのよ
うに、複数の遊技機を1つの単位として遊技管理をする
際には、各遊技機とホストコンピュータとを接続し、ホ
ストコンピュータに各遊技機の動作状態に関する情報を
集めた上で各遊技機の遊技制御を行なうことが必要であ
る。しかし、このようにホストコンピュータで設置島単
位の遊技管理を行なえば、ホストコンピュータにかかる
負荷が増大する上、ホストに接続される遊技機の数が増
加したりすると、遊技機管理プログラムをその都度手直
しする必要が生ずるという問題点があった。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であって、ホストコンピュータの負荷の増加を極力防止
しつつ、設置島ごとのように複数の遊技機を1単位とし
て遊技管理を行なうことができ、かつ接続される遊技機
の増減に対しても柔軟に対処し得る遊技場管理設備装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遊技場管理
設備装置は遊技機の動作を制御するための遊技制御回路
が複数個接続される遊技場ネットワークを備え、各前記
遊技制御回路は、前記ネットワークを介して相互に通信
可能な通信手段を含み、各前記遊技制御回路が、各遊技
機に生起する所定の事象の発生に関する情報を相互に通
信することによって、他の遊技機の遊技制御に対して影
響を及ぼし合うことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係る遊技場管理設備装置においては、
各遊技機制御回路が、ネットワークで接続され、相互に
各遊技機で生起した事象に関する情報を通信しあう。そ
して、この通信によって各遊技機の遊技制御回路が相互
に影響を及ぼしあって動作する。そのために、ホストコ
ンピュータによる制御を最小限にしつつ、複数の遊技機
をひとつの単位として、その複数の遊技機全体の遊技状
態を所望の状態に収束する様に管理することができる。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。
【0008】図1は、本発明に係る遊技場管理設備装置
の全体の概略を示すシステムブロック図である。
【0009】共通カード発行会社から遊技場100に出
荷された共通カードは共通カード販売機107により利
用者(遊技者)に販売される。利用者は代金または後述
する景品カードを共通カード販売機107に挿入するこ
とにより所定の金額が記録された共通カードが付与され
る。利用者は遊技場に設置されている複数の遊技機の一
例のカード式パチンコ機102やカード式スロットマシ
ン109の中から遊技してみたいカード式パチンコ機1
02やカード式スロットマシン109に対応したカード
処理機103に前記共通カードを挿入する。そしてその
共通カードに記録されている金額を使用してカード式パ
チンコ機102で打玉を発射して遊技が可能となり、ス
ロットマシン109でリールの回転が開始されて遊技が
可能となる。
【0010】カード式パチンコ機102やカード式スロ
ットマシン109は、遊技の最中に遊技状態に応じて得
点が加算記憶されるように構成されている。遊技が終了
すれば、遊技に使用した金額だけ共通カードに記録され
ている金額が減額更新されてその残額が記録された共通
カードが遊技者に払出されるとともに、遊技機による遊
技の結果遊技者の所有となる有価価値の一例の前記加算
記憶された得点が価値記録媒体の一例の持点カードに記
録されて持点カード処理装置104から利用者に排出さ
れる。利用者は、その排出された持点カードを景品処理
装置106に挿入するとともに、自己の所有する景品カ
ードをその景品処理装置106に挿入する。この景品処
理装置106では、挿入された持点カードに記録されて
いる有価価値の範囲内で、挿入された景品カードに記録
されている有価価値の加算更新をしたり、特殊景品との
交換を可能にしたり、一般景品用レシートを発行したり
する機能を有する。さらに、この景品処理装置106
は、景品カードを新規発行する機能も有する。この景品
カードとは、所定の会員向けに発行される会員用のカー
ドである。発行された一般景品用レシートを利用者がカ
ウンタに持参すればその一般景品用レシートに記録され
ている交換額の範囲内でタバコやチョコレート等の一般
景品との交換が可能に構成されている。なお、一般景品
用レシートを発行することなく、持点カードにより直接
一般景品との交換ができるようにしてもよい。
【0011】遊技場100内に設置された共通カード販
売機107,カード処理機103、カード式パチンコ機
102,カード式スロットマシン109,景品処理装置
106,持ち点カード処理装置104はそれぞれネット
ワーク71,ルータ108を介して相互におよびホール
用管理コンピュータ101に接続されており、相互に情
報の伝達が可能に構成されている。ネットワーク71
は、ルータ108を介して相互に接続されたサブネット
ワーク71a、71b、71cなどを含む。パチンコ機
設置島120内の各カード式パチンコ機102、カード
処理機103、持点カード処理装置104などがサブネ
ットワーク71aによって相互に接続されている。また
スロットマシン設置島121内の各カード式スロットマ
シン109、カード処理機103、持点カード処理装置
104などが互いにサブネットワーク71cによって相
互に接続されている。このネットワークはLON(Lo
cal Operating Network)と呼ば
れるネットワークからなり、ネットワークに接続されて
いる各ノード間で、比較的短い制御データを多数交換す
るのに適している。また、ネットワーク内の各サブネッ
トワークに接続されている全ノードを選択して一度にア
クセスすることも、また各ノードをグループ化して特定
のグループに属するノードのみにアクセスすることも可
能である。
【0012】このホール用管理コンピュータ10は、C
PU,RAM,ROM等を内蔵しており、共通カード販
売金額,共通カード使用金額,カード式パチンコ機10
2やカード式スロットマシン109の利益球数や不利益
球数、景品処理装置106によって読取られた持点カー
ドに記録されている有価価値データ,一般景品用レシー
トを使用しての一般景品の交換額情報,共通カードの増
加更新情報,景品カードの新規発行情報,特殊景品の交
換額情報等の遊技場から発生する種々の情報を管理す
る。
【0013】遊技場100に設置されている共通カード
販売機107の景品カード使用による売上額(販売額)
に関する情報はネットワーク71,ターミナルボックス
113,モデム105を介して通信回線により景品カー
ド発行会社の集中管理コンピュータに伝送される。なお
この遊技場100と共通カード発行会社とは必ずしもオ
ンラインにより接続する必要はなく、共通カード販売額
を集計してその集計金額を記載した伝票等を作成し、そ
の伝票等によるオフラインにより共通カード販売額を共
通カード発行会社の集中管理コンピュータに入力しても
よい。
【0014】この共通カード販売機107は紙幣等の貨
幣の投入ばかりでなく景品カードを使用しても共通カー
ドの販売が可能となる。つまり、遊技者が遊技機10
2,109により遊技をした結果後述する様に遊技者の
所有となった得点が記録された持点カードが遊技者に払
出される。その持点カードに記録されている得点等の有
価価値を景品カードに移し換えて記録させる。その景品
カードを使用して再遊技を行ないたい場合には、遊技者
はその景品カードを使用して共通カードを購入し、その
共通カードを用いて遊技機102,109による再遊技
が可能となる。
【0015】この共通カード販売機107によって販売
された共通カードを使用して利用者がパチンコ遊技を行
なう場合には、遊技場100のパチンコ機設置島120
に設置されている共通カード処理機103の共通カード
挿入口に共通カードを挿入する。この共通カード処理機
103は、パチンコ機設置島120に複数台設置されて
いる各カード式パチンコ機102に隣接して設けられて
おり、それぞれの隣接するカード式パチンコ機102に
対応する。共通カード挿入口に共通カードを挿入してカ
ード残額表示器で表示される残額の範囲内で利用者がカ
ード式パチンコ機102で使用しようとする金額を使用
額選択ボタンを操作して指定すれば、指定された金額に
対応する持点が持点表示器に表示されて、弾球遊技が可
能となる。そして、共通カードの残額から選択された金
額を減算した残金額がカード残額表示器により表示され
る。一方弾球遊技に伴なって遊技領域に打込まれたパチ
ンコ球が入賞する等の所定の遊技状態が発生すればその
所定の遊技状態の発生に基づいて所定の得点が遊技者に
付与される。得点はディジタル表示用の持点表示器に加
算表示される。このように、カード式パチンコ機102
は、遊技状態に応じて遊技者に付与される得点を加算記
憶する機能を有する。なお、共通カード処理機103に
はマイクコンピュータ等からなる制御部が設けられてい
る。
【0016】各カード式パチンコ機102の上方には持
点カード処理装置104が設けられている。遊技者がカ
ード式パチンコ機102に設けられている精算ボタンを
押圧操作した場合やカード式パチンコ機102が打止に
なった場合には、持点表示器により表示されている持点
に相当する有価価値が記録された持点カードが持点カー
ド処理装置104から遊技者側に払出される。排出され
た持点カードは、他の遊技機による遊技や景品交換に使
用される。
【0017】遊技者がスロットマシン設置島121に設
置されているカード式スロットマシン109により遊技
を行なう場合も、前述と同様に共通カード販売機107
によって販売された共通カードを共通カード処理機10
3の共通カード挿入口に挿入する。そして前述と同様
に、カード残額表示器に表示されている残額の範囲内で
遊技者が使用額選択ボタンを選択操作すると、選択され
た使用額に相当する持点が表示され、表示されている持
点の範囲内で遊技が可能となる。遊技者は、まず持点使
用ボタンを押圧操作してカード式スロットマシンによる
1回の遊技に使用する持点(賭点)を設定入力し、次に
スタートボタンを押圧操作する。すると、リールが回転
を開始し、次に遊技者が複数のリールのそれぞれに対応
して設けられているストップボタンを押圧操作すること
により、それぞれのストップボタンに対応するリールの
回転が停止される。そして横3本と斜め対角線上に2本
とからなる合計5本の当りライン上において、停止時の
リールによって表示される識別上の組合せが予め定めら
れた特定の識別情報の組合せになれば、所定の得点が加
算記憶されて加算表示されたり、あるいは、以降のゲー
ムにおいて高確率で得点が与えられるボーナスゲームが
発生したりする。
【0018】各カード式スロットマシン109の上方に
は持点カード処理装置104が設けられている。遊技者
がカード式スロットマシン109の精算ボタンを押圧操
作すれば、持点カード処理装置104に収納されている
持点カードに対し持点に相当する有価価値が記録され、
その記録された持点カードが持点カード処理装置104
から遊技者側に排出される。なお、共通カード処理機1
03と遊技機102,109とを一体に構成するように
してもよい。また、遊技機102,109と持点カード
処理装置104とを一体に構成するようにしてもよい。
【0019】前記カード式パチンコ機102やカード式
スロットマシン109により遊技を行なった結果遊技者
に排出された持点カードは、遊技者によって景品処理装
置106の持点カード挿入口に挿入され、記録されてい
る有価価値が読取られ持点表示器により表示される。な
お、本実施例では、カード式パチンコ機やカード式スロ
ットマシンを例に説明したが、パチンコ玉やコインを用
いて遊技を行なうパチンコ機やスロットマシンにも適用
できることは言うまでもない。
【0020】図中101はホール用管理コンピュータで
あり、110はキーボードであり、111はCRTディ
スプレイであり、112はプリンターである。また、前
記共通カード処理機107はターミナルボックス11
3,モデム105を介して共通カード発行会社の集中管
理コンピュータに接続されている。
【0021】次に、本発明の実施例中のパチンコ機を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例において
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発
明はこれに限らずコイン遊技機やスロットマシン等の遊
技機であってもよい。
【0022】図3は、遊技機の一例のパチンコ遊技機に
おける遊技領域に配設された各種機器や装置を示す正面
図である。
【0023】遊技盤1の前面に形成された遊技領域2に
は図示しない打球装置によりパチンコ玉が1つずつ打込
まれる。この遊技領域2には、複数種類の識別情報が可
変表示可能な普通可変表示装置4と、複数種類の識別情
報が可変表示可能な特別可変表示装置14とが一体とな
った中央装置3が設けられている。さらに、遊技領域2
には、1対の可動部材9が普通電役物ソレノイド10に
よって開閉されることにより打玉が入賞しやすい遊技者
にとって有利な第1の状態と打玉が入賞できない遊技者
にとって不利な第2の状態とに変化する普通可変入賞球
装置8が設けられている。この普通可変入賞球装置8
は、電動ヤクモノ式始動入賞口を構成しており、第1の
状態に変化した後所定期間(たとえば5.9秒)の経過
または打玉の所定個数(6個)の入賞のうちいずれか早
いほうの条件が成立することにより第2の状態に切替わ
り打玉が入賞できない状態になる。なお、この普通可変
入賞球装置8が第2の状態になれば、打玉がまったく入
賞できないのではなく入賞しにくいように構成してもよ
い。また、第1の状態として所定期間開成させる代わり
に所定回数可動部材9を開閉させるようにしてもよい。
【0024】遊技領域2の下方位置には、開閉板19が
開閉することにより打玉が入賞しやすい遊技者にとって
有利な第1の状態と打玉が入賞しない遊技者にとって不
利な第2の状態とに変化可能な特別可変入賞球装置17
が設けられている。なお、この特別可変入賞球装置17
が第2の状態では打玉が入賞不可能ではないが入賞困難
となるように構成してもよい。さらに遊技領域2には、
始動通過口5a,5b、始動入賞口12、通常の入賞口
36,37,38が設けられている。
【0025】遊技領域2内に打込まれたパチンコ玉が始
動通過口5a,5bを通過すれば、その通過玉が始動通
過玉検出器6a,6bにより検出され、その検出出力に
基づいて普通可変表示装置4の左普通図柄表示器4a,
中普通図柄表示器4b,右普通図柄表示器4cが可変開
始し、所定時間の経過により、左普通図柄表示器4a,
中普通図柄表示器4b,右普通図柄表示器4cの順序で
可変表示が停止する。この始動通過口5a,5bをパチ
ンコ玉が通過するごとにその始動通過個数が加算記憶さ
れ、その始動通過記憶に基づく普通可変表示装置4の可
変表示が行なわれるごとに始動通過記憶値が「1」ずつ
減算される。その始動通過記憶値が始動記憶表示器7に
より表示される。なお、この始動通過個数の記憶の上限
はたとえば「4」と定められている。なお、上限を設け
ないようにしてもよいし、上限を大きくしてもよい。
【0026】遊技領域2内に打込まれたパチンコ玉が普
通可変入賞球装置8に入賞すれば始動入賞玉検出器11
により検出され、その検出出力に基づいて特別可変表示
装置14が可変開始される。なお、この始動入賞玉検出
器11は、普通可変入賞球装置8内に入賞した入賞玉の
個数を計数するための検出スイッチにも兼用される。さ
らに、打込玉が始動入賞口12に入賞すればその入賞玉
が始動入賞玉検出器13により検出され、その検出出力
に基づいて特別可変表示装置14が可変開始される。こ
の特別可変表示装置14の可変表示は、所定時間の経過
により、左特別図柄表示部14a,右特別図柄表示部1
4c,中特別図柄表示部14bの順序で停止する。な
お、普通可変入賞球装置8にパチンコ玉が入賞するごと
にまたは始動入賞口12にパチンコ玉が入賞するごとに
その入賞個数が加算記憶され、その入賞記憶に基づいて
特別可変表示装置14が可変表示されるごとにその入賞
記憶値が「1」ずつ減算される。この始動入賞記憶の上
限値はたとえば「4」と定められており、その始動入賞
記憶値が始動入賞記憶表示器15により表示される。な
お、記憶の上限値をもっと大きな値にしてもよいし上限
値を設けないようにしてもよい。
【0027】普通可変表示装置4の可変停止時の表示結
果が予め定められた識別情報(たとえば3,7,Fのい
ずれかの図柄からなるぞろ目)となれば、普通可変入賞
球装置8の可動部材9が開成して第1の状態になり、こ
の普通可変入賞球装置8への打玉の入賞確率が向上して
特別可変表示装置14が可変開始される確率が向上す
る。この特別可変表示装置14には、中央横およびなな
め右上りおよびななめ右下がりの合計3列の当り列(組
合せ有効列)が定められおり、この特別可変表示装置1
4の可変停止時の表示結果が、この3列の当り列上のい
ずれかにおいて特定の識別情報の組合せ(たとえば77
7)が成立した場合には特定遊技状態が発生し、特別可
変入賞球装置17のソレノイド20が励磁されて開閉板
19が開成した第1の状態となり、大当り状態となる。
この開閉板19が開成すれば、打込玉が入賞領域18に
進入可能となる。なお、第1の状態として、開閉板19
を開成させる代わりに、開閉させてもよい。
【0028】この入賞領域18には、特定入賞領域(V
ポケット)21が設けられている。特定入賞領域21に
入賞した入賞玉は特定入賞玉検出器22により検出さ
れ、特定入賞領域21に入賞しなかった玉は入賞個数検
出器23により検出される。そして、特定入賞玉検出器
22による入賞玉の検出個数と入賞個数検出器23によ
る入賞玉の検出個数との和が特別可変入賞球装置17内
に入賞したパチンコ玉の合計となる。
【0029】この特別可変入賞球装置17の第1の状態
は、所定時間(たとえば30秒間)の経過または所定個
数(たとえば10個)の打玉の入賞のうちいずれか早い
ほうの条件が成立することにより終了し、第2の状態に
切替わる。
【0030】この特別可変入賞球装置17の第1の状態
の期間中に進入したパチンコ玉が1つでも特定入賞領域
21内に入賞すれば、その回の第1の状態が終了した後
再度開閉板19が開成されて第1の状態が繰返し継続制
御される。この繰返し継続制御の上限回数はたとえば1
6回に定められている。この繰返し継続制御が行なわれ
た回数が開放回数表示器24により表示され、特別可変
入賞球装置17内に入賞した入賞玉の個数が入賞個数表
示器25により表示される。なお、図中16は当り列表
示LEDであり、前記特定の識別情報の組合せ成立時等
にその組合せが成立した当り列(組合せ有効列)を表示
するためのものである。
【0031】一方、前記普通可変表示装置4は、特別可
変表示装置14の停止時の表示結果が予め定められた確
率向上図柄(図5に基づいて説明する)になった場合お
よびパチンコ機設置島120(図1参照)内のパチンコ
遊技機102、すなわちサブネットワーク71aに接続
されたパチンコ遊技機102の、特別可変表示装置14
の可変開始の回数の合計が、所定の目標値よりも小さく
なっている場合には後述するように確率変動条件が成立
して、停止時の表示結果が予め定められた所定の識別情
報(たとえば3,7,Fのいずれかの図柄からなるぞろ
目)となる確率が向上するように制御される。また、本
実施例においては、普通可変表示装置4を7セグLED
により構成し、特別可変表示装置14を回転ドラム式の
可変表示装置で構成したものを示したが、本発明はこれ
に限らず、両方の可変表示装置を回転ドラム式または7
セグLEDで構成してもよく、さらに、一方または両方
の可変表示装置を、液晶表示式可変表示装置,ドットマ
トリックス式可変表示装置,エレクトロルミネセンスを
用いた可変表示装置、複数のランプが点灯走行して可変
表示を行なうルーレット式可変表示装置、回転ディスク
式可変表示装置等で構成してもよい。さらに、各図柄表
示器4a,4b,4cあるいは各図柄表示部14a,1
4b,14cは1つまたは2つあるいは4つ以上の図柄
表示器,図柄表示部で構成してもよい。さらに、これら
可変表示装置は、通常時可変表示され、打玉の始動入賞
等に基づいて直ちにあるいは所定時間後に停止制御され
るものであってもよい。
【0032】遊技領域2には、さらに風車ランプ29,
飾りLED(A)27,飾りLED(B)28,V表示
LED26,ドラムランプ34,肩ランプ30,サイド
ランプ31,センターランプ33,袖ランプ32が設け
られている。さらに、遊技領域2の外側には、レール飾
りランプ41(図示せず)が、パチンコ遊技機には遊技
効果ランプ40が設けられている。遊技領域2内に打込
まれたパチンコ玉がいずれの入賞領域や入賞装置にも入
賞しなかった場合には、アウト玉としてアウト口39か
ら回収される。
【0033】図4は、特別可変表示装置14を構成する
ドラムユニットの構造を説明するための分解斜視図であ
る。
【0034】ドラムユニット42のドラム機構収納部4
3内には、回転ドラム46a,46b,46c(46
b,46cは参照番号を省略する)が設けられている。
この回転ドラム46a,46b,46cは、それぞれ
に、ステッピングモータ45a,45b,45c(45
b,45cは参照番号を省略する)により回転されるよ
うに構成されている。ステッピングモータ45a〜45
cは、それぞれモータ取付板44a,44b,44cに
取付けられている。また、回転ドラム46a〜46cに
は、ドラム位置を検出するための無反射部分48a〜4
8cがそれぞれに形成されている。ドラム機構収納ボッ
クス43の前記無反射部分48a〜48cに対応する位
置には、透孔49a,49cがそれぞれ形成され、その
透孔49a〜49cに、反射型ホトセンサからなるドラ
ムセンサ51a〜51cがそれぞれ挿入される。このド
ラムセンサ51a〜51cは、中継端子基板52ととも
にドラム機構収納部43に固定されるセンサ基板50に
設けられている。そして、ドラムセンサ51a〜51c
によりそれぞれの無反射部分48a〜48cを検出する
ことにより、それぞれの回転ドラム46a〜46cの基
準位置からの回転角度が制御可能となる。これら回転ド
ラム46a,46b,46cの外周には、複数種類の識
別情報(図柄)が描かれたドラムシール47a,47
b,47cが貼着されている。
【0035】図5は、前記各回転ドラムの外周に貼着さ
れた各ドラムシール47a,47b,47cに描かれた
図形を展開した状態を示す展開図である。
【0036】左の回転ドラム46aのドラムシール47
aには、8種類の左特別図柄53a〜60aを含む16
個の図柄が描かれている。中央の回転ドラム46bのド
ラムシール47bには、8種類の中特別図柄53b〜6
0bを含む16個の図柄が描かれている。右の回転ドラ
ム46cのドラムシール47cには、8種類の右特別図
柄53c〜60cを含む16この図柄が描かれている。
そして、この図5に示す1番左の列に示された数字やア
ルファベットは16進数で示された図柄No.であり、
たとえば左特別図柄53aは図柄No.「5」であり、
中特別図柄の53bで示された図柄は図柄No.が
「1」であり、右特別図柄58cで示された図柄の図柄
No.は「F」である。この複数種類の図柄のうち、5
3a〜58a,53b〜58b,53c〜58cの図柄
が大当り図柄であり、これら大当り図柄のうち同じ種類
の図柄が前記3本の当り列上に揃えば、前述したよう
に、特別可変入賞球装置17が第1の状態に駆動制御さ
れて大当り状態が発生する。これら大当り図柄のうち、
図柄56a〜58a、56b〜58b、56c〜58c
の図柄は、大当り図柄であると共に確率向上図柄でもあ
る。これらの大当り・確率向上図柄のうちの同じ種類の
図柄が前記3本の当り列上に揃った場合には、次回の特
別可変表示装置14の停止時の表示が、大当り図柄のう
ち同じ種類の図柄が3本の当り列上のいずれかに揃う確
率が向上するように制御される。一方、59a,60
a,59b,60b,59c,60cの図柄は確率向上
図柄であり、これらの確率向上図柄のうちの同じ種類の
図柄が前記3本の当り列上のいずれかに揃った場合に
は、前述したように、普通可変表示装置4の停止時の表
示結果が前記所定の識別情報(たとえば3,7,Fのう
ちのいずれかの図柄のぞろ目)となる確率が向上するよ
うに制御される。
【0037】図5に示されるような特別図柄によれば、
図柄が表示される列が3列ある。各列には16の図柄が
あり、そのうち6つの大当り図柄がある。有効列が3つ
であるから、同じ種類の大当り図柄が3本の当り列上に
そろう表示上の確率は6×3/163 ≒1/227.5
となる。同様に、普通図柄に当り図柄が表示される確率
を向上させるような図柄が特別図柄として表示される確
率は、2×3/163≒1/683となる。
【0038】図6は、パチンコ遊技機に使用される制御
回路を示すブロック図である。パチンコ遊技機の制御回
路63は、各種機器を制御するためのプログラムに従っ
て動作するマイクロコンピュータなどを含む基本回路6
4を有する。また、パチンコ遊技機の制御回路63は、
電源投入時に基本回路64にリセットパルスを与えるた
めの初期リセット回路65と、基本回路64から与えら
れるクロック信号を分周して定期的(たとえば2mse
cごと)にリセットパルスを基本回路64に与えるため
のパルス分周回路からなるクロック用リセットパルス発
生回路66とを含む。また基本回路64にはトランシー
バ67が接続されており、トランシーバ67を介してツ
イストペア線からなるネットワーク71に接続されてい
る。基本回路64には、入力信号として次のような信号
が与えられる。
【0039】パチンコ玉が特別可変入賞球装置17内に
進入して入賞個数検出器23により検出されれば、その
検出信号がスイッチ入力回路72を介して基本回路64
に入力される。特別可変入賞球装置17内に進入したパ
チンコ玉が特定入賞領域21内に入賞して特定入賞玉検
出器22により検出されれば、その検出信号がスイッチ
入力回路72を介して基本回路64に入力される。パチ
ンコ玉が始動入賞口12内に入賞してその入賞玉が入賞
玉検出器13により検出されればその検出信号がスイッ
チ入力回路72を介して基本回路64に入力される。パ
チンコ玉が普通可変入賞球装置8内に入賞してその入賞
玉が始動入賞玉検出器11により検出されればその検出
信号がスイッチ入力回路72を介して基本回路64に入
力される。パチンコ玉が始動通過口5a,5bを通過す
ればその通過玉が通過玉検出器6a,6bで検出され、
その検出信号がスイッチ入力回路72を介して基本回路
64に入力される。ステッピングモータ45a〜45c
が回転して各回転ドラム46a〜46cが回転し、その
各回転ドラム46a〜46cに形成されている無反射部
分48a〜48cがセンサ基板50に設けられているド
ラムセンサ51a〜51cにより検出されれば、その検
出信号がモータドライブ・センサ入力回路73を介して
基本回路64に入力される。なお、このモータドライブ
・センサ入力回路73は、サブCPUを含んでいる。ネ
ットワーク71およびトランシーバ67を介して、ホス
トコンピュータからの、パチンコ遊技機の設置島120
全体の特別可変表示装置14のスタート回数の目標値テ
ーブルを表わす信号と、このパチンコ遊技機の設置島1
20に接続されている各カード式パチンコ遊技機102
からの、各遊技機で特別可変表示装置14の可変表示が
スタートしたということを表わす信号とが基本回路64
に与えられる。
【0040】次に、基本回路64からは以下に述べる各
種回路や機器に対し制御信号が出力される。
【0041】音回路68を介してスピーカ62に音発生
用の制御信号が出力される。セグメント・LED回路6
9を介して、開放回数表示器24,入賞個数表示器2
5,左普通図柄表示器4a,中普通図柄表示器4b,右
普通図柄表示器4c,始動通過記憶表示器7,始動入賞
記憶表示器15,当り列表示LED16,飾りLED
(A)27,飾りLED(B)28,V表示LED26
にそれぞれ表示用の制御信号が出力される。ランプ・ソ
レノイド回路70を介して、各ソレノイド10,20に
ソレノイド励磁用制御信号を出力するとともに、ドラム
ランプ34,遊技効果ランプ40,レール飾りランプ4
1,風車ランプ29,肩ランプ30、サイドランプ3
1,センターランプ33、袖ランプ32にそれぞれラン
プ点灯(点滅)用制御信号を出力する。モータドライブ
・センサ入力回路73を介して、各ステッピングモータ
45a〜45cを駆動させるための制御信号を出力す
る。また基本回路64は、普通可変入賞球装置8あるい
は始動入賞口12にパチンコ玉が入賞すると、その旨の
情報を同じ設置島120に接続されている各カード式パ
チンコ遊技機102およびホストコンピュータに送信す
る。また、特別可変表示装置14の可変停止時の表示結
果が、特定の識別情報の組合せ(たとえば777)とな
った場合に、大当りの発生を表わす信号をホストコンピ
ュータに送信する。
【0042】なお、制御回路63の各種回路や機器に
は、電源回路74から所定の直流電圧が供給される。
【0043】図7を参照して基本回路64は、通信制御
や遊技制御を所定のプログラムに従って行なうためのM
CU(Machine Control Unit)7
5と、MCU75によって実行される、遊技制御用のプ
ログラムが格納されたROM90とを含む。MCU75
内には、データバス76、アドレスバス77、制御信号
線86が設けられており、通信制御用の第1および第2
のCPU79,80と、遊技制御のプログラムを実行す
るためのCPU81と、作業エリアとして使用されるR
AM84と、通信制御プログラムが格納された、内容が
電気的に消去可能なEEPROM(Electrica
lly Erasable Programmable
Read−Only Memory)85と、トラン
シーバ67を介してネットワーク71とのインタフェー
スをするための通信ポート78と、入出力インタフェー
ス82と、タイマ・制御回路83とが接続されている。
ROM90も、これらバス76、77および制御信号線
86に接続される。
【0044】ROM90には、前述のようにCPU81
によって実行される遊技制御用プログラムが予め格納さ
れている。EEPROM85には、CPU79、80で
実行される、通信制御用のプログラムが予め格納されて
いる。RAM84は、CPU81によって実行される遊
技制御プログラムおよびCPU79、80によって実行
される通信制御用プログラムの作業領域としても利用さ
れ、さらにCPU79、80によって実行される通信プ
ログラムとCPU81によって実行される遊技制御プロ
グラムとの間のデータの交換のためのエリアとしても利
用される。データ交換の方法の概要を図8に示す。
【0045】図8を参照して、RAM84内にはホール
用管理コンピュータ(ホストコンピュータ)101から
与えられる、パチンコ遊技機設置島120全体のパチン
コ遊技機102で発生するスタート回数(可変表示回
数)の合計の目標値を格納するためのスタート回数目標
テーブル87と、ネットワーク71に接続されている各
カード式パチンコ遊技機102から送信されてくるスタ
ート発生回数を蓄積しておくためのスタート発生受信数
エリア88と、アプリケーションCPU81で実行され
るプログラムにより、特別可変表示装置14の可変表示
が開始したことを表わすデータを格納するスタート発生
送信データエリア89とが設けられている。通信CPU
79、80は、通信プログラムによって、ホール用管理
コンピュータ101からスタート回数目標値が送信され
てくると、その値をスタート回数目標テーブル87に格
納する。またパチンコ遊技機設置島120に接続されて
いる各カード式パチンコ遊技機102からスタートが発
生した旨の情報が送られてくると、スタート発生受信数
88に格納されている受信数に1を加算する。そしてC
PU81は、このスタート回数目標テーブル87および
スタート発生受信数エリア88に格納されているデータ
を読込んで遊技制御に用いる。また普通可変表示装置4
の停止時の図柄が特定の識別情報になり、普通可変入賞
球装置8が開成し、普通可変入賞球装置8にパチンコ玉
が入賞してあるいは始動入賞口12にパチンコ玉が入賞
して特別可変表示装置14の可変表示が開始されると、
その旨の情報がアプリケーションCPU81によってス
タート発生送信データエリア89に書込まれる。通信C
PU79、80は、このスタート発生送信データエリア
89にデータが書込まれると、ネットワーク71を介し
て各カード式パチンコ遊技機102およびホール用管理
コンピュータ101にこのデータを送信する。
【0046】図9は、図6〜8の制御回路の動作を説明
するためのメインルーチンのフローチャートである。こ
のメインルーチンはたとえば2msec毎に1回実行さ
れる。まずステップS(以下単にSという)1により、
スタックセットの処理が行なわれ、S2により、RAM
エラーがあったか否かの判断が行なわれる。この判断
は、図7、8に示されたRAM102の所定アドレスの
内容を読出し、その値が所定の値と等しいか否かを調べ
ることにより行なわれる。プログラムの暴走時や電源投
入時直後には、RAM102の格納データは不定である
ため、判断の答えはNOとなって制御はS3に進む。S
3においては、RAM102に初期データが書込まれ
る。このとき、ホストからの指令により設定された値が
読込まれ、以後読込まれた値に従って定まる確率で、普
通可変表示装置4や特別可変表示装置14に特定の識別
情報が表示されるように制御される。その後制御はS1
0に進む。S3において初期データが書込まれるため、
以後このメインルーチンの実行時には、S2における判
断の答えはYESとなり、制御は直接S4に進む。
【0047】S4においては、入出力インタフェース回
路82からのデータの出力処理が行なわれ、図6に示し
た各種回路や機器に対し制御信号が出力される。次にS
5に進み、10カウントエラーがあるか否かおよびドラ
ムエラーがあるか否かの判断が行なわれる。この10カ
ウントエラーとは、特定入賞玉検出器22や入賞個数検
出器23がショートあるいは断線している場合等であ
り、具体的には、特定入賞玉検出器22や入賞個数検出
器23の出力信号が所定の時間(たとえば2.9秒)を
越えて導出された場合あるいは特別可変入賞球装置17
の1回の開成中に入賞玉が1個も検出されなかった場合
に10カウントエラーありと判断される。ドラムエラー
とは、回転ドラム46a〜46c(図4参照)が回転途
中で停止したり回転制御できない状態となった場合であ
る。10カウントエラーがなくかつドラムエラーもなか
った場合にはS6に進むが、10カウントエラーまたは
ドラムエラーがあった場合にはS9に進む。
【0048】S6では、リセット回数が奇数であるか否
かの判断が行なわれる。このリセット回数とは、クロッ
ク用リセットパルス発生回路66(図6参照)から基本
回路64に入力されたリセット信号によって基本回路6
4がリセットされた回数を意味し、リセットされるごと
に「0」から「1」ずつ加算されて「7」にまで達し、
その状態でさらに「1」加算されることにより「0」と
なり、「0」から再度カウントアップされるものであ
る。このリセット回数が0または偶数の場合にはS7に
よる特別図柄プロセス処理が行なわれ、リセット回数が
奇数の場合にはS8による普通図柄プロセス処理が行な
われた後S9に進む。
【0049】S9では、スイッチ入力処理が行なわれ、
S10に進み、ランダム1,ランダム2,ランダム4の
それぞれのランダムカウンタを更新する処理が行なわれ
る。ランダム1カウンタとは、特別可変表示装置14の
停止時の表示結果を大当りにするか否かを決定するため
の1次抽選用のカウンタであり、ランダム2カウンタと
は、特別可変表示装置14の停止時の表示結果を大当り
にするか否かを決定するための2次抽選用のランダムカ
ウンタである。
【0050】ランダム1カウンタのとり得る値の範囲は
0〜99であり、そのうちの当りとなる値の個数は通常
時と確率向上時とで異なる。通常時には当り個数は4個
であり、確率向上時は20個となる。すなわち、確率向
上時には大当りか否かを決定するための1次抽選の際の
当りとなる確率は通常の5倍となる。一方、ランダム2
カウンタの取り得る値の範囲は0〜764であり、その
うちの当り個数は85個となるように制御される。
【0051】したがって、特別可変表示装置14の停止
時の表示結果が当りとなるソフト上の大当り確率は、通
常時と確率向上時の2通りに変化することになる。この
うち通常時の大当り確率は次のようになる。1次抽選当
り確率は4/100、2次抽選当り確率は85/765
である。1次抽選および2次抽選のいずれとも当りの場
合のみ大当りとなるわけであるから、大当り確率は4/
100×85/765=1/225となる。
【0052】特別図柄のうち図柄56a〜58cが揃っ
て大当りが発生した場合には、前述のように1次抽選の
当り確率が4/100から20/100に向上する。し
たがって大当り確率も5倍となる。
【0053】ランダム4カウンタとは、普通可変表示装
置4の停止時の表示結果を当りにするか否かを決定する
ための抽選用のランダムカウンタである。普通可変表示
装置4の停止時の表示結果を当りとする当り確率は、ホ
ストコンピュータから与えられる、パチンコ遊技機設置
島120全体のスタート回数の目標値と、同一のパチン
コ遊技機設置島120に接続されている全てのカード式
パチンコ遊技機102から送信されてくるスタート発生
を表わす情報とに基づいて、通常確率と高確率との2通
りに変化される。さらに、特別図柄に図柄59a〜60
cの確率向上図柄がそろった場合にはさらに当り確率が
向上するように変化される。その変化の制御の方法は以
下のようである。
【0054】ホール用管理コンピュータ101から送ら
れてくる、パチンコ遊技機設置島120全体のカード式
パチンコ遊技機102のスタート回数目標値から計算さ
れる現時点での全体のスタート回数の目標値と、実際に
パチンコ遊技機設置島120全体のパチンコ遊技機10
2で発生しているスタート回数とを比較し、実際のスタ
ート回数の方が目標値を上回っている場合には、ランダ
ム4カウンタのとり得る値の範囲は0〜53、実際のス
タート回数が目標値を下回っている場合は0〜24とな
るようにランダム4カウンタのとり得る値の範囲は変化
される。そして、通常時にはこれらのランダム4のとり
得る範囲の値のうち1個のみが当りとなる。したがっ
て、実際のスタート回数が目標値を上回っている場合に
は当りとなる確率は1/54、下回っている場合には1
/25となる。また、特別図柄に図柄59a〜60cの
確率向上図柄がそろった場合には当り確率が向上し、こ
れらの値のうち10個の値が当りとなる。したがって確
率向上時には、通常時の確率よりもそれぞれ確率が10
倍に向上する。なお、ソフト上の大当り確率を調整する
方法としては、上述のような方法に限られず、結果的に
ソフト上の大当り確率を所定の範囲で調整できる方法で
あればどのような方法であってもよい。
【0055】次にS11に進み、リセット回数が
「0」,「4」,「1,2,3,5,6,7」であるか
否かの判断が行なわれ、「0」である場合にはS12に
進み、出力データテーブル選択が行なわれてS15に進
む。一方、「4」の場合にはS14による音データ出力
処理が行なわれてS15に進む。このS14に従ってス
ピーカ62から所定の効果音が発せられる。リセット回
数が「1,2,3,5,6,7」の場合には、S13に
より飾りLED,ランプ制御が行なわれてS15に進
む。このS13に従って各種ランプや飾りLEDが所定
の態様で表示制御される。
【0056】S15では、入賞記憶エリアへの格納処理
が行なわれ、続いてS15Aでは、ホール用管理コンピ
ュータ101から送られてくるスタート回数目標値と、
同じパチンコ遊技機設置島120に接続されている各カ
ード式パチンコ機102から送られてくるスタート発生
情報とに基づき、普通可変表示装置4の停止時の識別情
報が特定の識別情報となる確率を変化させるためのスタ
ート確率管理処理が行なわれる。その後処理はS16に
進み、ランダム1,ランダム2,ランダム3,ランダム
5のカウント値を更新する処理が行なわれる。このS1
6による更新処理は、クロック用リセットパルス発生回
路66から発せられるリセットパルスの間隔時間(たと
えば2msec)を利用してS1〜S15の制御動作を
行ない、その制御動作を行なった後のリセット待ち時間
を利用して繰返し行なわれる。なお、ランダム3カウン
タとは、特別可変表示装置14のはずれ時における停止
図柄を決定するためのランダムカウンタである。ランダ
ム5カウンタとは普通可変表示装置4のはずれ時の停止
図柄を決定するためのランダムカウンタである。図柄は
3列のそれぞれについて16通りあるため、ランダム3
カウンタの取り得る値は16進表示で0〜FFF、すな
わち163 通りの値を取り得る。また、ランダム5につ
いては、普通可変表示装置4の各列には3通りの図柄が
表示可能であるため、33 =27通りの値、すなわち0
〜26の値を取る。
【0057】図10は、S8に示した普通図柄プロセス
処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートで
ある。S17により、普通図柄プロセスフラグが
「0」,「1〜3」,「5」,「4,6」であるか否か
の判断が行なわれる。この普通図柄プロセスフラグと
は、普通可変表示装置を所定の順序に従って制御するた
めに必要となるフラグであり、後述するS42により
「1」にセットされ、S49により「1」ずつ加算さ
れ、S54により「5」にセットされ、S57により
「6」にセットされ、S62により「0」にセットされ
る。そして、この普通図柄プロセスフラグが「0」にセ
ットされている場合にはS18に進み、後述する図12
に示す通常処理が行なわれる。普通図柄プロセスフラグ
が「1〜3」にセットされている場合にはS19に進
み、図13に示す各図柄停止処理が行なわれる。普通図
柄プロセスフラグが「5」にセットされている場合には
S20に進み、図14に示す開放前処理が行なわれる。
普通図柄プロセスフラグが「4」または「6」にセット
されている場合にはS21に進み、図15に示す開放中
制御が行なわれる。
【0058】図11は、S7に示された特別図柄プロセ
ス処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャート
である。S22により、特別図柄プロセスフラグの値が
判定される。この特別図柄プロセスフラグは、パチンコ
遊技機を所定の順序に従って制御するために必要となる
フラグであり、各ステップS23〜32内の所定箇所で
所定の値にセットされる。この特別図柄プロセスフラグ
が「0」にセットされている場合にはS23に進み、特
別図柄の通常処理が行なわれる。特別図柄プロセスフラ
グが「1」にセットされている場合にはS24に進み、
ランダム2チェック処理が行なわれる。特別図柄プロセ
スフラグが「2」にセットされている場合にはS25に
進み、大当り図柄セット処理が行なわれる。特別図柄プ
ロセスフラグが「3」にセットされている場合にはS2
6に進み、はずれ図柄セット処理が行なわれる。特別図
柄プロセスフラグが「4」にセットされている場合には
S27に進み、サブCPUコマンドセット処理が行なわ
れる。特別図柄プロセスフラグが「5」にセットされて
いる場合にはS28に進み、サブCPUコマンド出力処
理が行なわれる。特別図柄プロセスフラグが「6〜9」
にセットされている場合にはS29に進み、各ドラム停
止処理が行なわれる。特別図柄プロセスフラグが「10
〜12」にセットされている場合にはS30に進み、当
りチェック処理が行なわれる。特別図柄プロセスフラグ
が「13」または「14」にセットされている場合には
S31に進み、開放中処理が行なわれる。特別図柄プロ
セスフラグが「15」または「16」にセットされてい
る場合にはS32に進み開放後処理が行なわれる。な
お、S23ないしS32の詳細については説明を省略す
る。
【0059】次に、図16および図17に示されたフロ
ーチャートを説明する。図16は、S9に示されたスイ
ッチ入力処理のサブルーチンプログラムを示すフローチ
ャートである。図17は、S15に示された入賞記憶エ
リア格納処理のサブルーチンプログラムを示すフローチ
ャートである。
【0060】S142によりスイッチポート入力処理が
行なわれる。この処理により、スイッチ入力回路72
(図6参照)を介して各種検出器の検出信号が基本回路
64に入力される。次にS143により、10カウント
スイッチエラーチェックの処理が行なわれ、S144に
より、Vスイッチエラーチェック処理が行なわれる。こ
の10カウントスイッチエラーチェックは、入賞個数検
出器23(図3参照)からの検出信号が所定時間(たと
えば2.9秒)継続して導出された場合にエラーとな
る。同様に、Vスイッチエラーチェックも、特定入賞玉
検出器22(図3参照)の検出出力が所定時間(たとえ
ば2.9秒)継続して導出された場合にエラーとなる。
次にS145により、10カウント・ドラムエラーがあ
るか否かの判断がなされ、ある場合にはそのままサブル
ーチンプログラムが終了する。このS145や前記S5
によりエラーがあると判定された場合には、アラームフ
ラグがセットされて警報表示や警報音が発生される(図
示省略)。
【0061】S145によりエラーがないと判断された
場合にはS146に進み、特別図柄始動スイッチがON
になっているか否かの判断が行なわれる。この特別図柄
始動スイッチとは、本実施例においては、図3に示した
普通可変入賞球装置(電動役物式始動入賞口)の始動入
賞玉検出器11と始動入賞口12に入賞した始動入賞玉
を検出する始動入賞玉検出器13とがあり、その2つの
始動入賞玉検出器11,13のうち一方の始動入賞玉検
出器をまずチェックし、そのチェックが終了した段階で
他方の入賞玉検出器のチェックを行なう。まず、普通可
変入賞球装置8に設けられている始動入賞玉検出器11
の方のチェックが行なわれている状態を説明する。普通
可変入賞球装置8にパチンコ玉が入賞していない状態で
は始動入賞玉検出器11からの検出信号が導出されない
ために、S146によりNOの判断がなされてS147
に進み、対応するONカウンタすなわち始動入賞玉検出
器11に対応するONカウンタがクリアされてS153
に進む。このONカウンタとは、このスイッチ入力のサ
ブルーチンプログラムが2msec毎に実行されてS1
46により続けてYESの判断がなされた場合に「1」
ずつカウントアップされるものである。パチンコ玉が普
通可変入賞球装置8内に入賞して始動入賞玉検出器11
により検出されれば、所定のパルス幅を有する検出パル
スが導出され、そのパルス幅に相当する回数だけS14
6によりYESの判断がなされ、その度にONカウンタ
がカウントアップされる。そのONカウンタの値が所定
値(たとえば「3」)に達すればS148によりYES
の判断がなされ、始動入賞玉が検出された旨の判定が行
なわれる。一方、ノイズに起因して始動入賞玉検出器1
1が誤検出した場合に、瞬間的に検出信号が導出されて
S146によりYESの判断が行われたとしても、次回
のこのスイッチ入力サブルーチンプログラムの実行に際
しては始動入賞玉検出器11からの検出パルスは既に立
下がっているためにS147に進みONカウンタがクリ
アされることになり、ONカウンタが所定値(たとえば
「3」)になることがなく、S148によりNOの判断
がなされることになり、ノイズに起因した始動入賞玉の
誤判定を防止できるように構成されている。
【0062】S148によりYESの判断がなされた場
合には、S149に進み、ONとなった特別図柄始動ス
イッチが電役始動口の始動入賞玉検出器11であるか否
かの判断が行なわれ、電役始動口の始動入賞玉検出器で
ある場合にはS150に進み、普通電役入賞個数を
「1」加算してS151に進む。
【0063】S151では、特別始動記憶数が最大(た
とえば4)に達しているか否かの判断が行なわれ、達し
ていない場合にはまだ余裕があるためにS152に進
み、特別始動記憶数と始動入賞数とをそれぞれ「1」加
算処理してS153に進む。一方、特別始動記憶数が既
に最大(たとえば4)に達している場合にはそれ以上記
憶できないためにS151によりYESの判断がなされ
て加算処理を行なうことなくS153に進む。次にS1
53に進み、すべての特別図柄始動チェックが終了した
か否かの判断が行なわれ、終了している場合にはS15
4に進むが、未だに終了していない場合にはS146に
進み、終了していない特別図柄始動スイッチすなわち始
動入賞玉検出器13(図3参照)のチェックが行なわれ
る。この始動入賞玉検出器13の方のチェックも前述し
た普通可変入賞球装置8の始動入賞玉検出器11のチェ
ックとほぼ同様に行なわれるが、相違点としては、S1
49によりNOの判断がなされてS150による加算処
理が行なわれることなくS151に進む点である。
【0064】すべての特別図柄始動チェックが終了した
場合にはS154に進み、以降の普通図柄始動スイッチ
のチェック処理が行なわれる。普通図柄始動スイッチと
しては、本実施例においては、始動通過口5a,5bに
設けられている始動通過玉検出器6a,6b(図3参
照)があり、そのうちの一方の始動通過玉検出器のチェ
ックを行なった後に他方の始動通過玉検出器のチェック
が行なわれる。まず始動通過玉検出器6aの方のチェッ
クを行なっている場合について説明する。パチンコ玉が
始動通過口5aに入賞していない場合には始動通過玉検
出器6aがOFFの状態となっているためにS155に
進み、対応するONカウンタすなわち始動通過玉検出器
6aに対応するONカウンタがクリアされてS134に
進む。一方、パチンコ玉が始動通過口5aを通過して始
動通過玉検出器6aにより検出されれば、所定のパルス
幅を有する検出パルスが導出されるために、その検出パ
ルスが導出されている期間中このスイッチ入力サブルー
チンプログラムが実行されるたびにS154によりYE
Sの判断がなされる。このS154により続けてYES
の判断がなされれば、そのたびにONカウンタがカウン
トアップされ、そのカウンタ値が所定値(たとえば
「3」)に達すればS156によりYESの判断がなさ
れる。このS155とS156の処理は、前述したS1
47とS148の処理と同様にノイズによる誤判定を防
止するためのものであり、ノイズにより瞬間的に始動通
過玉検出器から検出信号が導出されたとしてもS156
よりNOの判断が行なわれ、パチンコ玉が通過した旨の
誤判定を行なわないようにするためのものである。
【0065】S156によりYESの判断がなされた場
合にはS157に進み、普通始動記憶数が最大(たとえ
ば4)に達しているか否かの判断がなされ、達していな
い場合にはまだ余裕があるためにS158に進み、普通
始動記憶数と始動通過数とをそれぞれ「1」加算してS
159に進む。一方、既に普通始動記憶数が最大(たと
えば4)に達している場合にはそれ以上記憶できないた
めに加算することなくS159に進む。S159では、
すべての普通図柄始動チェックが終了したか否かの判断
が行なわれ、終了している場合にはそのままサブルーチ
ンプログラムが終了するが、終了していない場合、すな
わち始動通過玉検出器6bの方のチェックがまだ終って
いない場合には再びS154に戻り、S154〜S15
8の処理が行なわれる。
【0066】次に、図17に基づいて入賞記憶エリア格
納処理のサブルーチンプログラムを説明する。S160
により、始動通過数が「0」であるか否かの判断が行な
われる。この始動通過数とは、S158により「1」ず
つ加算され、後述するS162により「1」ずつ減算さ
れるものである。始動通過数が「0」の場合にはS16
3に進むが、始動通過数が「0」でない場合にはS16
1に進み、ランダム4カウンタの値(S10参照)を普
通図柄入賞記憶エリアの対応するエリアに格納する処理
が行なわれ、S162により始動通過数を「1」減算す
る処理が行なわれて再びS160に戻り、始動通過数が
「0」になるまでS160〜S162の処理を繰返す。
なお、始動通過数は、すべての普通図柄始動スイッチが
同時にON判定されても最大「2」であるため、最大で
も2回繰返せば処理は終了する。
【0067】始動通過数が0になった段階でS163に
進み、始動入賞数が「0」であるか否かの判断が行なわ
れる。この始動入賞数は、前記S152により「1」ず
つ加算され、後述するS165により「1」ずつ減算さ
れる。始動入賞数が「0」の場合にはそのままサブルー
チンプログラムが終了するが、「0」でない場合にはS
164に進み、ランダム1カウンタ,ランダム2カウン
タの値(S10参照)を特別図柄入賞記憶エリアの対応
するエリアに格納する処理が行なわれて、S165によ
り始動入賞数が「1」減算される。次に処理はS166
に進む。S166では、特別可変表示装置14を始動さ
せるための入賞があったということであるから、スター
ト数を1加算する処理が行なわれ、次にS167で、こ
のスタート発生をネットワークに接続されている他のパ
チンコ遊技機102およびホール用管理コンピュータ1
01に送信する処理が行なわれる。その後処理はS16
3に戻り、始動入賞数が「0」になるまでS163〜S
167の処理を繰返す。この場合の繰返し回数も前述と
同様の理由で最大2回となる。
【0068】次に、図12に基づいて、S18に示され
た通常処理のサブルーチンプログラムを説明する。S3
3により、普通電役のソレノイド10をOFFにするデ
ータがセットされ、このデータに基づいて普通電役のソ
レノイド10がOFFに制御されて普通可変入賞球装置
8の可動部材9が閉成した第2の状態となる。次にS3
4に進み、普通図柄入賞記憶があるか否かの判断が行な
われ、普通図柄入賞記憶エリア(図17S161参照)
に入賞記憶がない場合にはそのままサブルーチンプログ
ラムが終了するが、入賞記憶がある場合にはS35に進
み、普通始動記憶数(図16S158参照)を「1」減
算する処理が行なわれる。次にS36に進み、普通図柄
入賞記憶エリア(S161参照)のエリア1に格納され
ているランダム4の値が当りとなる値であるか否かの判
断が行なわれる。この普通図柄入賞記憶エリアは、普通
始動記憶数に対応させてランダム4カウンタの値を格納
できるように複数のエリアで構成されており、そのエリ
ア1に格納されているランダム4カウンタの値が当りに
相当する値であるか否かがこのS36により判断され
る。その判断に際しては、通常時においてはランダム4
カウンタが取り得る範囲の値のうちある1つの値のみが
大当りと判断されるが、前述のように特別図柄に図柄5
9a〜60cの確率向上図柄がそろいランダム4カウン
タの当り範囲を向上させる確率変動条件が成立している
場合には、ランダム4カウンタが取り得る値の範囲のう
ち10種類の値のいずれでも大当りと判断される。その
結果、確率向上時においては通常時に比べて大当りとな
る確率が10倍に向上する。また前述のようにこのラン
ダム4カウンタがとり得る範囲の値としては、パチンコ
機設置島20に接続されているすべてのパチンコ遊技機
102で発生している実際のスタート回数の和が、ホー
ル用管理コンピュータ101から送信されてくるスター
ト回数目標値から計算される値を上回っているか等しい
場合には0〜53が、下回っている場合には0〜24が
設定される。したがって、実績が目標を下回っている場
合には特別可変表示装置14の可変表示が開始するため
の条件が成立するための確率が向上する。S36により
大当りであると判断された場合にはS37に進み、ラン
ダム5カウンタの左図柄用の値に合わせて左図柄=中図
柄=右図柄をセットしてS41に進む。このS37によ
り、普通可変表示装置4が予め定められた所定の識別情
報(たとえば3,7,Fの図柄のうちのある図柄のぞろ
目)となるように停止制御される。
【0069】一方、S36により大当りでないと判断さ
れた場合にはS38に進み、ランダム5カウンタのカウ
ント値に従って図柄がセットされ、S39に進み、S3
8によりセットされた図柄が左=中=右になっているか
否かの判断が行なわれ、なっていない場合にはそのまま
S41に進む。一方、偶然的に左=中=右になっている
場合には、そのままでは普通可変表示装置4の停止時の
図柄がぞろ目となり当りの図柄の組合せとなってしまう
ために、S40により右図柄だけ「1」加算して強制的
に図柄をずらせ、ぞろ目にならないように制御される。
【0070】S41では、普通図柄入賞記憶エリアを1
ずつシフトさせる処理が行なわれる。たとえば、エリア
1に記憶されているデータを消去してその代わりにエリ
ア2に記憶されていたデータをエリア1にシフトして記
憶し、エリア3に記憶されていたデータをエリア2にシ
フトして記憶し、エリア4に記憶されていたデータをエ
リア3にシフトして記憶する等のように1つずつ記憶エ
リアをシフトさせる。次にS42により、普通図柄LE
Dタイマをクリアし、記憶しておいた基本時間をプロセ
スタイマAにセットするとともに、普通図柄プロセスフ
ラグを「1」にする処理が行なわれる。この普通図柄L
EDタイマは普通可変表示装置4の図柄の変動速度を制
御するためのものである。また、「基本時間」は、S4
4またはS45により記憶された時間である。「プロセ
スタイマA」とは、普通可変表示装置および普通可変入
賞球装置を制御するにあたって必要となる各種の制御時
間を計時するためのものである。次にS43に進み、普
通始動記憶数(図16S158,図12S35参照)が
「2」以上であるか否かの判断が行なわれ、「2」以上
である場合にはS45により基本時間短縮を選択して記
憶し、「2」未満である場合にはS44により基本時間
標準を選択して記憶する処理が行なわれる。この基本時
間とは、普通可変表示装置を可変開始してから停止制御
に移行するまでの時間であり、基本時間短縮が選択され
た場合には約1.7秒程度となり、基本時間標準が選択
された場合には約5秒となる。
【0071】S42により普通図柄プロセスフラグが
「1」に更新されたために、次回の普通図柄プロセス処
理が行なわれる際にはS19に示す各図柄停止のプログ
ラムが実行される。この各図柄停止処理のサブルーチン
プログラムは、図13に示されており、S46により普
通図柄LED回転処理が行なわれ、S47によりプロセ
スタイマAが終了したか否かの判断が行なわれる。未だ
に終了していない場合にはそのままサブルーチンプログ
ラムが終了し、次回の普通図柄プロセス処理が実行され
る際も、普通図柄プロセスフラグが「1」のままである
ためにS19の処理が行なわれ、S46による普通図柄
LED回転処理が継続して行なわれる。この普通図柄L
ED回転処理はS47によりプロセスタイマAが終了す
るまで実行され、プロセスタイマAが終了すればS48
以降の普通可変表示装置の停止制御に移行する。
【0072】プロセスタイマA終了後まずS48によ
り、表示図柄=停止図柄にし、S49により、普通図柄
プロセスフラグを「1」加算してS50に進む。これに
より、まず左図柄が停止する。S50では、普通図柄プ
ロセスフラグが「4」になっているか否かの判断が行な
われる。この段階では、普通図柄プロセスフラグは
「2」となっているはずであるため、NOの判断がなさ
れてS51に進み、プロセスタイマAに図柄停止待ち時
間がセットされてサブルーチンプログラムが終了する。
この図柄停止待ち時間は約0.4秒程度の時間である。
普通図柄プロセス処理の次回の実行に際しては、普通図
柄プロセスフラグが「2」となっているためにS19の
各図柄停止処理が行なわれ、S46による普通図柄LE
Dの回転処理が継続して行なわれ、S51でセットされ
た図柄停止待時間が終了すればS47によりYESの判
断がなされ、S48,S49の処理が行なわれる。この
段階で、中図柄が停止し普通図柄プロセスフラグは
「3」となる。ゆえに、S50によりNOの判断がなさ
れ、S151に進む。さらに普通図柄プロセス処理の次
回の実行に際しては、普通図柄プロセスフラグが「3」
となっているために、S19の各図柄停止処理が再度実
行されS46による普通図柄LEDの回転処理が継続し
て行なわれ、S47,S48,S49の処理が行なわれ
る。その結果右図柄が停止し、普通図柄プロセスフラグ
は「4」となるために、S50によりYESの判断がな
され、S52に進み、プロセスタイマAに外れ待ち時間
がセットされる。この外れ待ち時間は約1秒程度であ
る。次にS53により、左図柄=中図柄=右図柄である
か否かの判断が行なわれ、NOと判断された場合にはそ
のままサブルーチンプログラムが終了する。一方、左図
柄=中図柄=右図柄である場合にはS54に進み、普通
図柄プロセスフラグを「5」に更新し、プロセスタイマ
Aに開放待時間(約0.5秒)がセットされる。
【0073】S53によりNOの判断がなされた場合に
は普通図柄プロセスフラグは「4」となっているため
に、次回の普通図柄プロセス処理の実行に際しては、S
21の開放中処理のプログラムが実行される。S21の
開放中処理のサブルーチンプログラムは図15に示され
ている。S58により普通図柄プロセスフラグが「4」
であるか否かの判断がなされ、「4」であるためにS6
1に進み、S52でセットされたプロセスタイマAが終
了したか否かの判断が行なわれ、終了していない場合に
はそのままサブルーチンプログラムが終了する。この状
態でも、普通図柄プロセスフラグは「4」のままである
ために、次回の普通図柄プロセス処理の実行に際して
も、S58によりYESの判断がなされ、S61により
プロセスタイマAが終了したか否かの判断が行なわれ
る。そして終了するまでS58,S61のループを巡回
し、終了した段階でS62に進み、普通図柄プロセスフ
ラグを「0」に更新する処理がなされる。その結果、次
回の普通図柄プロセス処理の実行に際しては、S18に
示す通常処理に移行する。
【0074】一方、前記S53によりYESの判断がな
された場合には、普通図柄プロセスフラグが「5」に更
新されているために、次回の普通図柄プロセス処理の実
行に際しては、S20に示す開放前処理のプログラムが
実行される。開放前処理のサブルーチンプログラムは、
図14に示されている。S55により、S54でセット
されたプロセスタイマAが終了したか否かの判断がなさ
れ、終了していない場合にはそのままサブルーチンプロ
グラムが終了する。そして、プロセスタイマAが終了し
た段階でS56に進み、普通電役入賞個数がクリアされ
てS57に進む。この普通電役入賞個数はS125によ
り「1」ずつ加算された値であり、普通可変入賞球装置
8に入賞した入賞玉を計数してその普通可変入賞球装置
8内に1回の開成で入賞可能な打玉の上限個数に達した
か否かを判別するために必要となるものである。S57
では、普通図柄プロセスフラグを「6」に更新し、プロ
セスタイマAに普通電役開放時間(たとえば5.9秒)
がセットされる。
【0075】普通図柄プロセス処理の次回の実行に際し
ては、S57により普通図柄プロセスフラグが「6」に
更新されているために、S21による開放中処理のプロ
グラムが実行される。その結果、S58に進み、普通図
柄プロセスフラグが「4」であるか否かの判断がなさ
れ、普通図柄プロセスフラグは「6」になっているため
に、S59に進み、普通電役のソレノイド10(図3参
照)をONにするデータがセットされる。このS59に
よりセットされたデータおよびS57によりセットされ
た電役開放時間(5.9秒)がS4に従って普通電役の
ソレノイド10に出力され、普通電役のソレノイド10
が励磁されて普通可変入賞球装置8の可動部材9が最大
5.9秒開成する。次にS60に進み、普通電役入賞個
数が最大(6個)に達したか否かの判断が行なわれ、達
していない場合にはS61に進むが、達している場合に
はS62に進み、普通図柄プロセスフラグを「0」に更
新する。その結果、次回の普通図柄プロセス処理の実行
に際してはS18の通常処理のプロセスが実行される。
その結果、S33により普通電役のソレノイド10をO
FFにするためのデータがセットされて普通可変入賞球
装置8が閉成した第2の状態に切換わる。このS59,
S24により、前記普通可変表示装置の停止時の表示結
果が予め定められた所定の識別情報になった場合に前記
普通可変入賞球装置を第1の状態に駆動制御する駆動制
御手段が構成されている。
【0076】次に、図9のS15Aによって示されたス
タート確率管理処理のサブルーチンプログラムを図18
に基づいて説明する。まずS71において、ホール用管
理コンピュータ101からスタート回数目標値を表わす
データの受信があったか否かについての判断が行なわれ
る。なかった場合には処理は直接S74に進む。受信が
あった場合にはS72に進み、図8に示されるスタート
回数目標テーブル87に、ホール用管理用コンピュータ
101から送信されてきたスタート回数目標値を書込ん
でテーブルを更新する処理が行なわれる。このスタート
回数目標値は、たとえば30分ごと、あるいは1時間ご
とのように定時にホール用管理コンピュータ101から
各パチンコ遊技機に送信される。ホール用管理コンピュ
ータ101は、ネットワーク71を介して集められる各
カード式パチンコ遊技機102やカード式スロットマシ
ン109の稼働状況や、大当り発生情報に基づいてたと
えば各パチンコ遊技機設置島120やスロットマシン設
置島121ごとにその全体のスタート回数の目標値を定
め、定期的に各遊技機に送信する。この送信は前述のよ
うに30分ごと、あるいは1時間ごとというように比較
的長い周期で行なえばすむため、ホール用管理コンピュ
ータ101での処理自体はそれほど過大なものとなるお
それはない。
【0077】続いてS73では、それ以前に蓄積されて
いたスタート数をクリアする処理が行なわれる。このス
タート数とは、このパチンコ遊技機102が設置されて
いるパチンコ遊技機設置島120全体のパチンコ遊技機
102から送信されてくるスタート数を時間帯ごとに加
算して得られた数である。この数と、スタート回数目標
テーブルに格納されている該当する時間帯のスタート数
の目標値から、たとえば時間割して得られた目標値と比
較することにより、以下のような確率管理の処理が行な
われる。
【0078】S74では、図8に示されるスタート発生
受信数エリア88に格納されていた、各パチンコ遊技機
102から送信されてきたスタート発生受信数を、スタ
ート数に加算する処理が行なわれる。これにより前回こ
の処理が行なわれてからパチンコ遊技機設置島120全
体で発生したスタート数が新たに蓄積され、この時間帯
のパチンコ遊技機設置島120全体のスタート発生数を
得ることができる。続いてS75では、図8に示される
スタート発生受信エリア88の内容をクリアする処理が
行なわれる。そしてS76で、前述のようにS74の加
算の結果得られた実際に発生したスタート数と、S72
の処理によって得られたスタート回数目標値に基づいて
時間割りなどによって得られた当該時間帯の目標値とを
比較する処理が行なわれる。S77で目標値と実績値と
の比較が行なわれ、実績が目標値を上回るか等しい場合
にはS78に、下回る場合にはS79にそれぞれ処理が
進む。S78ではランダム4の変動範囲を通常の範囲
(0〜53)に設定する処理が行なわれ、S79ではラ
ンダム4の変動範囲を高確率値(0〜24)に設定する
処理がそれぞれ行なわれる。これにより実績が目標を上
回るか等しい場合には普通可変表示装置4の停止時の表
示結果が当りとなる確率が1/54(確率向上図柄によ
る確率向上時には10/54)に、実績が目標を下回っ
ている場合には1/25(確率向上図柄による確率向上
時には10/25)にそれぞれ設定される。S78、S
79の後このサブルーチンは終了する。
【0079】このように、一旦目標値がホール用管理コ
ンピュータから各パチンコ遊技機に対して送信される
と、以後はその目標値に基づき、パチンコ遊技機設置島
120内に設けられた各カード式パチンコ遊技機102
の間で、特別可変表示装置14の可変表示の開始に関す
る情報が相互に交換され、それに基づいて各パチンコ遊
技機102で普通可変表示装置4の停止時の識別情報が
特定の識別情報となる確率が管理され、パチンコ遊技機
設置島120全体として目標の数値に近づくように管理
される。この管理においては、ホール用管理コンピュー
タ101の関与はまったくなく、パチンコ遊技機設置島
120のみで行なわれる。そしてこのように普通可変表
示装置4の当りの確率を管理することにより、パチンコ
遊技機設置島120全体の遊技状況を、所定の目標の範
囲に容易に収束させることが可能となる。ホール用管理
コンピュータ101では、このパチンコ遊技機設置島1
20の各パチンコ遊技機102を直接制御したりする必
要がないため、ホール用管理コンピュータ101の負担
を増大させずにパチンコ遊技機設置島120全体の遊技
の状況を所望の状態に管理することができる。
【0080】上述の実施例ではホールに設置される遊技
機は、各設置島120、121を単位として管理された
が、本発明はこれには限定されず、ホール全体の遊技機
を同様の仕方で制御することも可能である。また、この
実施例のように普通可変表示装置4の停止時の図柄が特
定の識別情報となる確率を管理する場合だけではなく、
他の確率、たとえば特別可変表示装置14の停止時の図
柄が特定の識別情報(たとえば大当り図柄や確率向上図
柄)となる確率や、特別可変表示装置14の時間帯ごと
の大当り発生回数を管理するようにしてもよい。
【0081】またこの発明は実施例中で説明したよう
に、パチンコ遊技機を管理するだけでなく、コイン遊技
機やスロットマシンあるいはその他の遊技機を管理する
ためにも用いることができる。
【0082】またさらに、本発明のような遊技場管理設
備装置を用いた場合には、ホストコンピュータでは、遊
技機設置島に接続されている遊技機の台数は、遊技制御
のために直接把握する必要はなない。そのために、遊技
機設置島に設置されるパチンコ遊技機やスロットマシン
などの台数が変化する場合にも、ホストコンピュータの
プログラムをいちいち手直しする必要がなく、また各遊
技機では、同一のサブネットワークに接続されているす
べての遊技機に対してスタート発生に関する情報を送信
すれば済み、同様にそのサブネットワークに接続されて
いる遊技機の台数を把握する必要がないため、パチンコ
遊技機の台数の増減に対してもプログラムを変更したり
する必要はないか、あるいは極めて少ない。
【0083】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数台の
遊技機の遊技制御が相互に影響を及ぼし合いながら行な
われる。そのために、ホストコンピュータから独立して
複数台の遊技機の遊技状態を所望の状態に収束・維持す
ることができる。したがって、遊技制御に関する情報を
1箇所に集中して各遊技機の制御を行なうことが不要に
なるため、ホストコンピュータの負担が軽減されるとと
もに、遊技機の台数の増減にも柔軟に対処することが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技場管理設備装置の一例の概略
を示すシステムブロック図である。
【図2】本発明に係る遊技場管理設備装置のLONネッ
トワークの概略を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る遊技場管理設備装置に接続される
遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技領域およびその遊
技領域に設けられた各種装置を示す正面図である。
【図4】特別可変表示装置を構成しているドラムユニッ
トの構造を示す分解斜視図である。
【図5】特別可変表示装置の各表示部で表示される各種
図柄の展開図である。
【図6】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図7】図6に示した基本回路の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図8】通信CPUとアプリケーションCPUとの間の
通信の方法を示す模式的ブロック図である。
【図9】図6および図7に示した制御回路の動作を説明
するためのメインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】普通図柄プロセス処理のサブルーチンプログ
ラムを示すフローチャートである。
【図11】特別図柄プロセス処理のサブルーチンプログ
ラムを示すフローチャートである。
【図12】普通図柄プロセス処理のうち、通常処理のサ
ブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【図13】普通図柄プロセス処理のうち、各図柄停止処
理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図14】普通図柄プロセス処理のうち、開放前処理の
サブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【図15】普通図柄プロセス処理のうち、開放中処理の
サブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【図16】スイッチ入力処理のサブルーチンプログラム
を示すフローチャートである。
【図17】入賞記憶エリア格納処理のサブルーチンプロ
グラムを示すフローチャートである。
【図18】スタート確率管理処理のサブルーチンプログ
ラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
4は普通可変表示装置、8は普通可変入賞球装置、14
は特別可変表示装置、17は特別可変入賞球装置、63
は制御回路、64は基本回路、71はネットワーク、7
1a〜71cはサブネットワーク、75はMCU、10
0は遊技場、101はホール用管理コンピュータ、10
2はカード式パチンコ遊技機、109はスロットマシ
ン、120はパチンコ設置島、121はスロットマシン
設置島を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の動作を制御するための遊技制御
    回路が複数個接続される遊技場ネットワークを備え、 各前記遊技制御回路は、前記ネットワークを介して相互
    に通信可能な通信手段を含み、 各前記遊技制御回路が、各遊技機に生起する所定の事象
    の発生に関する情報を相互に通信することによって、他
    の遊技機の遊技制御に対して影響を及ぼし合うことを特
    徴とする、遊技場管理設備装置。
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