JP2837440B2 - 記録媒体の情報書込/読取装置 - Google Patents

記録媒体の情報書込/読取装置

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JP2837440B2
JP2837440B2 JP1158099A JP15809989A JP2837440B2 JP 2837440 B2 JP2837440 B2 JP 2837440B2 JP 1158099 A JP1158099 A JP 1158099A JP 15809989 A JP15809989 A JP 15809989A JP 2837440 B2 JP2837440 B2 JP 2837440B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たとえばサーマル印字、ドットインパクト
や熱転写あるいは磁気記録等の方式で所定の情報を記録
媒体に書込んだりまたは書込まれている情報を読取った
りする記録体の情報書込/読取装置に関し、詳しくは、
記録媒体上に予め定められている複数の情報記録位置に
所定の情報を書込む機能と前記情報記録位置に記録され
ている情報を読取る機能とのうち少なくともいずれか一
方の機能を有する情報書込/読取部を含む記録媒体の情
報書込/読取装置に関する。
[従来の技術] この種の記録媒体の情報書込/読取装置において、従
来から一般的に知られているものに、たとえば以下のも
のがあった。
記録媒体の予め定められた位置に複数の情報記録位置
が配列されており、情報書込/読取部をその配列に沿っ
て相対移動させながら、情報書込/読取部がそれぞれの
前記情報記録位置を通過する時点で順次情報書込/読取
指令信号を前記情報書込/読取部に与え、前記複数の情
報記録位置に順次所定の情報を書込んだり既に情報記録
位置に書込まれている情報を順次読取ったりしていた。
そして、前記情報書込/読取指令信号は内蔵されたタイ
ミング信号出力手段から導出される所定の周期のタイミ
ング信号のカウント値に基づいて出力されるのであり、
前記情報書込/読取部がちょうど前記情報記録位置上に
位置する時点で前記カウント値に基づいた前記書込/読
取指令信号が導出されるように制御されていた。
[発明が解決しようとする課題] 一方、記録媒体の情報書込/読取装置の分野において
は、たとえば、複数の情報記録位置の配列に沿って情報
書込/読取部を相対移動させて所定の情報を順次書込
み、次に書込時の相対移動方向とは逆方向に相対移動さ
せてUターンさせ、書込んだ情報を逆方向から読取り、
情報が適正に書込まれているか否かを判別したいという
要求があり、その際に、書込情報の読取時の相対移動速
度を速くして書込情報の確認の迅速化を図りたいという
要求があった。また、書込情報を読取った結果異常あり
と判断された場合には、前記情報書込/読取部をさらに
もう一度Uターンさせて情報書込/読取部と記録媒体と
をゆっくり相対移動させてもう一度書込情報をゆっくり
と確実に読取らせて異常があるかないかの最終的判断を
行ないたいという要求もある。さらに、書込情報の内容
の重要性に応じてゆっくり確実に書込んだり速く迅速に
書込んだりしたいという要求もあった。
以上のような種々の要求を満たすためには、情報書込
/読取部と記録媒体との相対移動速度を必要に応じて変
速させる必要があるが、従来の情報書込/読取装置にお
いてはその変速手段を備えていなかったために、前記種
々の要求に応えることができないという不都合を有して
いた。
そこで、必要に応じて相対移動速度の変速が可能な変
速手段を設け、前記種々の要求を満足させんとすること
も考えられる。しかし、必要に応じてやみくもに変速さ
せたのでは、前記タイミング信号のカウント値に基づい
て出力される前記書込/読取指令信号の導出時と情報書
込/読取部の情報記録位置の通過時とでタイミングがず
れてしまい、情報書込/読取部の前記情報記録位置上の
通過時にどうしても前記書込/読取指令信号が導出され
ず、或る情報記録位置が飛び越されてしまう現象が生じ
る。
この情報記録位置飛び越し現象を第20図に基づいて説
明する。第20図は、記録媒体に配列されている複数の情
報記録位置の拡大図である。図中I1ないしI4は情報記録
位置であり、その下方に書いてある矢印は情報書込/読
取部70の存在位置を示したものである。そしてその矢印
の上に書かれた数字は、タイミング信号のカウント値で
ある。なお、図示のように、情報記録位置は5dot×7dot
の大きさを有し、情報書込/読取部70は3dot×3dotの大
きさを有している。
まず、タイミング信号が0のときに図示する矢印の位
置に情報書込/読取部70が存在するのであり、その位置
から、タイミング信号が1,2,3…と変化するのに従って
情報書込/読取部70が図示右方向に2dotずつ移動する。
そして、丸数字で示しているように、タイミング信号の
カウント値が0,6,10,18のときに書込/読取指令信号が
導出されてそれぞれの情報記録位置I1〜I4に所定の情報
を書込んだり既に書込まれている情報を読取ったりす
る。そして情報書込/読取部70をUターンさせて逆方向
から再度情報記録装置の情報を読取る場合に、フロント
方向の相対移動速度に対し3倍の相対移動速度に制御し
て情報を読取確認する。その場合には、左カードエッジ
150bを情報書込/読取部70が読取った時点でタイミング
信号のカウント値を0とし、そのカウント値が0から7
に変化するまでの7カウントの間に情報書込/読取部70
が初めの情報記録位置上を通過するのである。しかし、
I4の情報記録位置が、タイミング信号の0カウント目と
1カウント目とのちょうど間に位置するようになり、ま
た、I3の情報記録位置がタイミング信号の3カウント目
と4カウント目とのちょうど間に位置するようになり、
I2の情報記録位置が4カウント目と5カウント目とのち
ょうど間に位置し、さらにI1の情報記録位置が6カウン
ト目と7カウント目とのちょうど間に位置する。つま
り、I1,I2,I3,I4の情報記録位置が飛び越されて読取ま
たは書込不能な状態となってしまうのである。
本発明は、かかる実情に鑑み、記録媒体と情報書込/
読取部との相対移動速度を変速可能にしながらも情報記
録位置飛び越し現象という不都合な事態の生じることの
ない情報書込/読取装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、記録媒体上に予め定められている複数の情
報記録位置に所定の情報を書込む機能と前記情報記録位
置に記録されている情報を読取る機能とのうち少なくと
もいずれか一方の機能を有する情報書込/読取部を含む
記録媒体の情報書込/読取装置であって、 所定の周期のタイミング信号を出力するタイミング信
号出力手段と、 前記タイミング信号の周期に対し一定の相関関係を有
する相対移動速度で前記情報書込/読取部が前記複数の
情報記録位置上を順次通過するように前記情報書込/読
取部と前記記録媒体とを相対移動させる相対移動手段
と、 前記タイミング信号出力手段から出力された前記タイ
ミング信号は、前記情報書込/読取部の前記それぞれの
情報記録位置の通過時点に出力される通過時相当タイミ
ング信号であることを判別する通過時相当信号判別手段
と、 該通過時相当信号判別手段の判別出力に基づいて、前
記情報書込/読取部を作動させて、該情報書込/読取部
が通過中の情報記録位置に所定の情報を書込む書込制御
と該情報記録位置に記録されている情報を読取る読取制
御とのうち少なくともいずれか一方の制御を行なう制御
手段と、 前記所定の相対移動速度を切換える相対移動速度切換
手段とを含み、 前記タイミング信号の周期と前記相対移動速度との間
の前記一定の相関関係は、前記タイミング信号出力手段
の1周期の間の前記相対移動手段による相対移動距離
が、所定の基準値を或る所定の整数で除した或る所定値
の距離となる関係であり、前記所定の基準値は、前記そ
れぞれの通過時相当タイミング信号の導出時点での前記
情報書込/読取部のそれぞれの存在位置において、互い
に隣接する前記それぞれの存在位置同士間の間隔長さを
表わす数値の最大公約数に設定され、 前記相対移動速度切換手段は、前記一定の相関関係を
保ちながら前記或る所定値を別の他の所定値に変更し前
記相対移動速度を切換えることを特徴とする。
[作用] 本発明においては、相対移動手段の働きにより、タイ
ミング信号出力手段から出力れるタイミング信号の所定
の周期に対し一定の相関関係を有する相対移動速度で情
報書込/読取部と記録媒体とが相対移動し、情報書込/
読取部が記録媒体の複数の情報記録位置上を順次通過す
る。そして、前記所定の周期のタイミング信号が、前記
情報書込/読取部の前記それぞれの情報記録位置の通過
時点で出力される通過時相当タイミング信号であるか否
かが判別され、通過時相当タイミング信号であることの
判別出力に基づいて、前記情報書込/読取部が作動し
て、その情報書込/読取部が通過中の情報記録位置に所
定の情報を書込む書込制御と該情報記録位置に記録され
ている情報を読取る読取制御とのうち少なくともいずれ
か一方の制御が行なわれる。また、前記一方の相関関係
は、前記タイミング信号の1周期の間の前記相対移動手
段による相対移動距離が、所定の基準値を或る所定の整
数で除いた或る所定値の距離となる関係である。そし
て、前記所定の基準値は、或る情報記録位置上における
前記通過時相当タイミング信号の導出時点での前記情報
書込/読取部の存在位置と前記或る情報記録位置に隣接
する情報記録位置上における前記通過時相当タイミング
信号の導出時点での前記情報書込/読取部の存在位置と
の間隔長さであって、前記情報書込/読取部が通過する
複数の情報記録位置についてのそれぞれの前記間隔長さ
を表わす数値の最大公約数に設定されている。さらに、
相対移動速度切換手段の働きにより、前記一定の相関関
係を保ちながら前記或る所定値が別の他の所定値に変更
されて前記相対移動速度が切換えられる。
前記所定の基準値が、前記それぞれの通過時相当タイ
ミング信号の導出時点での前記情報書込/読取部のそれ
ぞれの存在位置(たとえば第19図の二点鎖線で示す位
置)において、互いに隣接する前記それぞれの存在位置
間同士の間隔長さを表わす数値(たとえば第19図の12do
t,8dot,16dot)の最大公約数(第19図の場合には
「4」)に設定されているのであり、前記タイミング信
号の1周期の間の前記相対移動手段による相対移動距離
がこの所定の基準値(第19図の場合には「4」)を或る
所定の整数(たとえば第19図のn=1,2,3)で除した値
の距離になるように前記一定の相関関係が保たれるので
ある。その結果、前記或る所定の整数がたとえば1の場
合には、前記タイミング信号の1周期の間の前記相対移
動手段による相対移動距離が前記所定の基準値の距離
(第19図の場合は4dot)と一致し相対移動速度最大とな
るとともに、前記所定の基準値が前記最大公約数に設定
されているために情報書込/読取部がそれぞれの情報記
録位置上に位置しているときに必ず前記タイミング信号
が導出されることとなる。そして、前記タイミング信号
の1周期の間の前記相対移動手段による相対移動距離
が、前記所定の基準値を或る所定の整数で除した或る所
定値の距離に制御されるため、前記基準値すなわち最大
速度で制御された場合の前記通過時相当タイミング信号
のそれぞれの値を前記所定の整数で乗じた値が、通過時
相当タイミング信号が導出されるタイミング信号のカウ
ント値となるのであり、そのカウント値は必ず整数とな
り、情報書込/読取部がそれぞれの情報記録位置上に位
置するときに必ずタイミング信号が出力されることとな
る。その結果、情報書込/読取部と複数の情報記録位置
とを相対移動する際に或る情報記録位置が飛び越される
という情報記録位置飛び越し現象が生じることがない。
つまり、前記一定の相関関係が前述した関係に保たれる
限り、前記情報記録位置飛び越し現象が生じないのであ
る。しかも、相対移動速度切換手段による相対移動速度
の切換えが、前記或る所定値を他の別の所定値に変更し
て相対移動速度を切換えるため、たとえ他の相対移動速
度に切換えたとしても、前記相対移動速度とタイミング
信号との前記一定の相関関係が保たれ、前記情報記録位
置飛び越し現象が発生しない。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る情報書込/読取装置の一例で
あるカードリーダライタ装置の内部構造を示す全体平面
図である。第2図は、カードリーダライタ装置1の内部
構造を示す全体側面図である。
カードリーダライタ装置1は、カード挿入・排出口11
から挿入された記録媒体の一例のカード150(第5図,
第6A図,第6B図,第6C図参照)に記録されている記録情
報を読取り、必要な所定の情報をそのカード150に書込
んだ後カード挿入・排出口11から排出する機能を有す
る。カードリーダライタ装置1は、取付基板に対し、カ
ード挿入・排出口11,駆動源としてのDCモータ(MD)61,
カード搬送用のステッピングモータ(MS)29さらには各
種センサ等が設けられている。
前記カード挿入・排出口11からカード150が挿入され
れば、まずカード挿入センサ(SW1)7によりカードが
挿入されたことが検出される。すると、ステッピングモ
ータ(MS)29が回転し、その回転力が、モータ軸30,ギ
ヤ31a,ベルト33,ギヤ28,回転軸22,ギヤ20,ベルト21,ギ
ヤ19,回転軸15を介してカード送りローラ16に伝達さ
れ、カード送りローラ16が回転する。このカード送りロ
ーラ16の回転により挿入されたカードが図示右方向に引
込まれる。このカードの引込みに伴って、左縦マーク列
リードセンサ(SW2)4と右縦マーク列リードセンサ(S
W3)5とによりカードに記録されている左縦マーク列マ
ーク欄153と右縦マーク列マーク欄154(第5図参照)と
のマークを読取る。なお、図中、3は上部取付板、9は
規制ローラ、8は付勢ばね、12,13は板ばねである。ま
た6は下部取付板、14は板ばね12を挾持して取付けるた
めの挾持板である。また、26は押圧ばねであり、ガイド
ローラ25,18の支軸17,24を上方へ押し上げる機能を有
し、ガイドローラ25と18とを対応するそれぞれのカード
送りローラ16,23に押圧するよう構成されている。
前記カード送りローラ16によって取込まれたカード
は、リーダライタ機構51によって読取られる。このリー
ダライタ機構51は、駆動源の一例のDCモータ(MD)61が
設けられており、このDCモータ(MD)61の回転力が、ギ
ヤ59,58,57を介してヘッド搬送軸56に伝達されてヘッド
搬送軸56が回転する。ヘッド搬送軸56の外周面には、螺
旋切込溝56aが形成されている。そして、ヘッド搬送部
材80に形成されたヘッド搬送軸挿通孔(図示せず)に前
記ヘッド搬送軸56を挿通させる。その状態でヘッド搬送
部材80の上面に固定板89を設けるとともに、情報読取部
の一例の横マーク列リードセンサ(SW4)70と情報書込
部の一例のサーマルヘッド71とを設ける。さらに、前記
ヘッド搬送部材80に上方から駆動ピン86を挿入してその
駆動ピン86の先端が前記螺旋切込溝56aに食い込むよう
に構成し、前記ヘッド搬送軸56の回転に伴って駆動ピン
86の先端が螺旋切込溝56aに沿ってヘッド搬送軸56の軸
方向に移動され、横マーク列リードセンサ(SW4)70,サ
ーマルヘッド71がともにヘッド搬送軸56の軸方向に動く
よう構成されている。前記横マーク列リードセンサ(SW
4)70およびサーマルヘッド71により、前記記録媒体上
に予め定められている複数の情報記録位置(後述する)
に所定の情報を書込む機能と前記情報記録位置に記録さ
れている情報を読取る機能とのうち少なくともいずれか
一方の機能を有する情報書込/読取部が構成されてい
る。なお、本発明においては、横マーク列リードセンサ
(SW4)70またはサーマルヘッド71のいずれか一方のみ
を有するものであってもよい。なお、図中67はガイド軸
であり前記ヘッド搬送部材80に挿入されてヘッド搬送部
材80の軸方向への動きをガイドするものである。つま
り、前記横マーク列リードセンサ(SW4)70が搬送され
てきたカードに対し横方向に動きながらそのカードに配
列された情報記録位置の一例の横マーク列マーク表示欄
155(第5図参照)のマークを読取り、前記サーマルヘ
ッド71が挿入されてきたカードに対し横方向に移動する
ことにより前記横マーク列マーク表示欄155に横マーク
列マークを書込むよう構成されている。なお、図中92は
ヘッド位置検出センサ(SW5)であり、ヘッド搬送部材8
0がヘッド搬送軸56の端軸(図示の位置)まで搬送され
てきたことを検出するためのものである。前記ステッピ
ングモータ(MS)29,ヘッド搬送軸56,ギヤ57,58,59,DC
モータ(MD)61により、前記タイミング信号の周期に対
し一定の相関関係を有する相対移動速度で前記情報書込
/読取部が前記複数の情報記録位置上を順次通過するよ
うに前記情報書込/読取部と前記記録媒体とを相対移動
する相対移動手段が構成されている。
前記カード送りローラ16により取込まれたカードは、
ステッピングモータ(MS)29によって回転するカード送
りローラ23によりさらに図示右方向に搬送される。また
カード送りローラ23によって搬送されてきたカードは、
カード搬送終端側に設けられたカード送りローラ40によ
ってさらに図示右方向に搬送されて取込まれるよう構成
されている。このカード送りローラ40は、ギヤ31b,ベル
ト35,ギヤ34,回転軸39を介して前記ステッピングモータ
(MS)29の駆動力が伝達されて回転するよう構成されて
いる。
図中、32はモータ取付板であり、ステッピングモータ
(MS)29を取付基板2側に取付けるためのものである。
46は中継端子基板であり、カードリーダライタ装置1を
制御するためのものである。45は上カバー板であり、カ
ード搬送経路の上面を形成するためのものである。ま
た、36は後部取付板であり、前記回転軸39を枢支した状
態でカード送りローラ40を取付基板2側に取付けるため
のものである。また38はカバー板である。前記カード送
りローラ40の下方にはガイドローラ42が遊転自在に設け
られており、そのガイドローラ42の支軸41が押圧ばね44
によってカード送りローラ40側に押圧されている。ま
た、47は配線保護板であり、フレキシブルリード線106
(第3図参照)が前記回転軸22に接触して損傷すること
を防止するためのものである。50は配線逃し穴であり、
前記ヘッド搬送部材80が第1図における最下端にまで搬
送されたときにフレキシブルリード線88(第3図参照)
を逃すためのものである。
第3図および第4図はリーダライタ機構51の動作を説
明するための図であり、第3図はヘッド搬送機構68がバ
ック方向の搬送ストローク端にまで搬送された状態を示
す正面図であり、第4図はヘッド搬送機構が搬送方向途
中位置にある状態を示す正面図である。
図中、54はプラテンであり、取付本体52の一部によっ
て構成され、黒色に構成されている。150はプラテン54
上に載置されているガードである。モータ本体61aとタ
イミング信号出力手段の一例のTG信号出力部61bとから
なるDCモータ(MD)61の駆動力は、ギヤ60,59,58,57を
介してヘッド搬送軸56に伝達され、ヘッド搬送軸56が回
転することによりヘッド搬送機構68が左右には搬送され
る。なお、図中、56aは螺旋切込溝、66,67はガイド軸、
70は横マーク列リードセンサ(SW4)、71はサーマルヘ
ッド、70は圧接ばね、89は固定板、80はヘッド搬送部
材、88はフレキシブルリード線、69は取付ベース、92は
ヘッド位置検出センサ(SW5)、93は取付ベース、105は
金属板、73はヘッド圧接レバー、1は係合ピン、76は係
合凹面、106はフレキシブルリード線、88aは端子であ
る。
第3図に示すように、ヘッド搬送機構68がバック方向
すなわち図示右方向の搬送ストローク端にまで搬送され
てきた場合に、前述したように、係合ピン91が係合凹面
76と係合し、係合凹面76を上方に押上げてヘッド圧接レ
バー73を圧接ばね79の復元力に抗して上方に押上げる。
この状態で、サーマルヘッド71とカード150との接触が
解除され、カード150の搬送がスムーズに行なわれるこ
ととなる。また、取付本体52からは支持片107が突設さ
れており、DCモータ(MD)61がこの支持片107によって
支持される。
次に、第4図に示されるように、ヘッド搬送機構68が
その搬送方向途中箇所に位置する場合には、係合ピン91
と係合凹面76との係合が解除される。すると、圧接ばね
79の復元力により、ヘッド圧接レバー73が下方に揺動さ
れ、取付ベース69を下方に押しつけてサーマルヘッド71
がカード150の表面に接触する。この状態でヘッド搬送
機構68が横方向に搬送されることにより、サーマルヘッ
ド71によりカード150の表面に所定の情報を含むマーク
を印刷し、さらに横マーク列リードセンサ(SW4)70に
より、カード150の表面に書込まれたマークを読取るよ
うに構成されている。
第5図は、カード150の表面の各種マーク列などを説
明するための正面図である。カード150の表面には、左
縦マーク列マーク欄153と右縦マーク列マーク欄154、横
マーク列マーク欄155aさらには数値表示欄155bが形成さ
れている。そしてこの横マーク列マーク欄155aと数値表
示欄155bとのより横マーク列マーク表示欄が構成されて
いる。横マーク列マーク表示欄155の下方には、所定の
注意事項をカード所持者に表示するための注意書き表示
欄156が形成されている。さらに横マーク列マーク表示
欄155の上部には、カード150が発売された日付を表示す
るための日付表示欄151や、カードを機械に挿入する方
向を示す挿入方向表示欄152が形成されている。
左縦マーク列マーク欄154の最上部には、カード情報
の読取位置の基準を定めるためのインデックスマークIM
Vが書込まれる。そのインデックスマークIMVの1つの下
方から、L1ないしL44までの44個のマーク欄が形成され
ている。一方、右縦マーク列マーク欄154には、R1ない
しR44の合計44個のマーク欄が形成されている。そし
て、左縦マーク列マーク欄のL1と右縦マーク列マーク欄
のR1とがカードエッジ150aから同じ距離隔てた位置にな
るよう構成されている。また、横マーク列マーク表示欄
155は、10行で構成されており、各行の左端には、横マ
ーク列インデックスマークIMH1〜IMH10を書込むための
マーク欄が形成されている。前記カードエッジ150aは、
後述するように、横マーク列リードセンサ(SW4)70がI
MHIの中央位置にくるようにカード150を搬送するための
基準に利用され、カードエッジ150bは、後述するよう
に、サーマルヘッド71によって一旦書込まれた横マーク
列を再度読取るべく横マーク列リードセンサ(SW4)70
を横マーク列マーク欄155aの最終列に移動させるための
基準に利用される。
第6A図ないし第6C図は、実際に各種マーク列に所定の
マークが書込まれた状態の発券された後のマーク150を
示す正面図である。第6A図は発券されまだ未使用の状態
のカードである。この状態のカード150をカードリーダ
ライタ装置1に挿入すれば、左縦マーク列リードセンサ
(SW2)4および右縦マーク列リードセンサ(SW3)5に
よりそれぞれの縦マーク列マーク欄が読取られ、次に横
マーク列リードセンサ(SW4)70により横マーク列マー
ク欄が読取られる。そして次に第6B図に示すように、サ
ーマルヘッド71により必要な所定の情報が横マーク列マ
ーク欄の2行目に書込まれる。さらに2回目にカードを
使用するべくカードリーダライタ装置1にカードを挿入
すれば、前述と同様に所定の書込情報が読取られた後、
必要な所定の情報がサーマルヘッド71により横マーク列
マーク欄の3行目に書込まれる。
第7図は、本発明に係るカードリーダライタ装置1
を、遊技機の一例であるパチンコ遊技機220に組込んだ
状態を示す正面図である。
パチンコ遊技機220が前面枠221には、扉保持枠222が
設けられており、この扉保持枠222に対して、ガラス扉
枠223と前面扉板224とが開閉自在に取付けられている。
前記ガラス扉枠223は、透明ガラスが組込まれており、
パチンコ玉が打込まれて遊技を行なうための遊技盤233
の前面を覆うよう構成されている。パチンコ遊技機220
の図示下方左隅には、本発明に係るカードリーダライタ
装置1が組込まれており、そのカード挿入・排出口11か
ら遊技者がカード150を挿入し、遊技可表示器251が点灯
または点滅すれば遊技が可能な状態となる。そして、パ
チンコ遊技機220の図示右下隅に設けられている打球操
作ハンドル226を遊技者が操作することにより、打球モ
ータ227が作動して打球杆228が間欠揺動するように構成
されている。そして、打球待機樋232内にあるパチンコ
玉が打球供給装置231により1つずつ打球発射位置に供
給され、前記打球杆228の間欠揺動によって1つずつ遊
技盤233前面の遊技領域235内に打込まれるよう構成され
ている。遊技盤233の前面には打球誘導レール234aと遊
技領域形成レール234bとが設けられ、前記打球杆228に
よって弾発されたパチンコ玉を前記遊技領域235内に導
くよう構成されている。図中230は発射玉センサであ
り、前記打球杆228によって弾発され、打球発射レール2
29によって導かれてきたパチンコ玉の通過を検出し得る
よう構成されている。また前記打球杆228による弾発力
が弱すぎて、遊技領域235内に到達することなく打球誘
導レール234a上を逆方向に流下してきたパチンコ玉がフ
ァール玉として打球待機樋232内に還元されるのであ
り、そのファール玉をファール玉センサ236によ検出し
得るよう構成されている。
遊技盤233のほぼ中央位置には、可変入賞球装置237が
設けられているとともに、その可変入賞球装置237の下
方に始動入賞口238が配設されている。さらに遊技盤233
には、入賞装置239が配設されている。遊技領域235内に
打込まれたパチンコ玉が前記入賞装置239内に入賞すれ
ば、所定数の得点(たとえば13点)が持点に加算されて
持点表示器245により表示される。また遊技領域235に打
込まれたパチンコ玉が始動入賞口238のいずれかに入賞
すれば、可変入賞球装置237が所定回数(たとえば1回
または2回)開閉し、その間に打込玉が可変入賞球装置
内に入賞し、可変入賞球装置237内に設けられた特定の
入賞口(図示せず)内に入賞すれば、特定遊技状態とな
り、可変入賞球装置237が連続して開閉し、その開閉回
数が所定回数(たとえば18回)に達するかまたは連続開
閉中の可変入賞球装置内にパチンコ玉が所定個数(たと
えば10個)入賞するかの条件のうちいずれか早い方の条
件が成立するまで連続開閉が行なわれる。そしてこの可
変入賞球装置237内にパチンコ玉が入賞すれば、1個の
入賞につき所定数の得点(たとえば13点)が持点に加算
されて持点表示器245によって表示される。
図中241は入賞玉集合樋であり、入賞玉を集合させて
打込玉排出樋243に導き打込玉排出樋244から打球待機樋
232に再度玉を放出するよう構成されている。また遊技
盤233の下方位置には、アウト口240が設けられており、
遊技領域235内に打込まれいずれの入賞口や入賞球装置
にも入賞しなかったアウト玉がアウト口240から回収さ
れ、前記打込玉排出樋243に導かれ、打込玉排出口244か
ら打球待機樋232内に放出される。そして、前記入賞玉
集合樋によって集合された入賞玉が入賞玉センサ242に
よって検出され後述する遊技制御に用いられる。
図中、246,247は遊技効果ランプであり、前記特定遊
技状態の成立時に点灯または点滅し、遊技効果を向上さ
せるためのものである。また248はスピーカであり、前
記特定遊技状態の成立によって効果音を発したり、異常
事態の発生によって警報音を発したりするものである。
249はゲーム制御用マイクロコンピュータであり、前記
可変入賞球装置237,遊技効果ランプ246,247,スピーカ24
8等を制御するためのものである。250は遊技終了スイッ
チであり、遊技者がこの遊技終了スイッチ250を押圧操
作することにより遊技が終了し、その時点での持点がカ
ードに書込まれてカード挿入・排出口11から遊技者側に
排出されるように構成されている。そして170はカード
リーダライタ装置制御用マイクロコンピュータである。
また200はパチンコ遊技機制御用マイクロコンピュータ
であり、その機能は後述する。また225は下部装飾板で
ある。
第8図は、カードリーダライタ装置制御用マイクロコ
ンピュータ170およびそのカードリーダライタ制御用マ
イクロコンピュータ170に接続される各種機器からなる
制御回路を示すブロック図である。
制御回路は、制御中枢としてのマイクロコンピュータ
170を含む。マイクロコンピュータ170は、以下に述べる
ようなカードリーダライタ装置1の動作を制御する機能
を有する。マイクロコンピュータ170は、たとえば数チ
ップのLSIで構成されており、その中には、制御動作を
所定の手順で実行することのできるCPU171とCPU171の動
作プログラムを格納するROM172と、必要なデータの書込
み読出しができるRAM173とが含まれている。さらに、CP
U171と外部回路との信号の整合性をとるための入出力回
路174と、電源投入時にCPU171にリセットパルスを与え
るパワーオンリセット回路175と、CPU171にクロック信
号を与えるクロック発生回路176と、クロック発生回路1
76からのクロック信号を分周して割込パルスを定期的に
CPU171に与えるパルス分周回路177と、CPU171からのア
ドレスデータをデコードするアドレスデコード回路178
とを含む。
CPU171はパルス分周回路177から定期的に与えられる
割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行す
ることが可能となる。また、アドレスデコード回路178
はCPU171からのアドレスデータをデコードし、ROM172,R
AM173,入出力回路174にそれぞれチップセレクト信号を
与える。
この実施例では、ROM172は、その内容の書換え、すな
わち必要が生じた場合にはその中に格納されたCPU171の
ためのプログラムを変更することができるように、プロ
グラマブルROM172が用いられている。そして、CPU171
は、ROM172内に格納されたプログラムに従って、かつ、
以下に述べる各制御信号の入力に応答して、前述したサ
ーマルヘッド等に対し制御信号を与える。
まず、カード150はカード挿入・排出口11から挿入さ
れるが、カード挿入センサ(SW1)7がそのカードを検
出し、その検出出力が検出回路179を介してマイクロコ
ンピュータ170に与えられる。すると、マイクロコンピ
ュータ170からは、ステッピングモータ駆動用の制御信
号が出力され、その制御信号がモータ駆動回路186を介
してステッピングモータ29(MS)に与えられる。これに
より、前述したようにカード150は搬送され、その搬送
に従ってカード150に書込まれている左縦マーク列マー
ク欄153と右縦マーク列マーク欄154(第5図参照)の各
マークが左縦マーク列リードセンサ5(SW3)によって
読取られる。そして、それら読取信号がそれぞれ検出回
路180,181を介してマイクロコンピュータ170に与えられ
る。次にマイクロコンピュータ170からはDCモータ駆動
用の制御信号が出力され、その制御信号がモータ駆動回
路187を介してDCモータ(MD)61に与えられ、前述した
ようにヘッド搬送機構68が搬送される(第3図および第
4図参照)。そしてこのヘッド搬送機構68の搬送に伴っ
て、横マーク列リードセンサ(SW4)70が、カード150の
横マーク列マーク欄155a(第5図参照)の書込情報を読
取り、その読取信号が検出回路182を介してマイクロコ
ンピュータ170に与えられる。次に、ヘッド搬送機構68
が前述したようにバック方向の搬送ストローク端にまで
搬送されれば、ヘッド位置検出センサ(SW5)92により
検出され(第3図,第4図参照)、その検出信号が検出
回路183を介してマイクロコンピュータ170に与えられ
る。また、TG信号出力部61bからの出力信号が波形整形
回路184を通って整形された形でマイクロコンピュータ1
70に与えられる。さらに、マイクロコンピュータ170か
らはサーマルヘッドのための書込用制御信号が出力さ
れ、その書込用制御信号がサーマルヘッド駆動回路185
を介してサーマルヘッド71のそれぞれの発熱素子71a〜7
1gに与えられる。これにより、サーマルヘッド71の発熱
素子71a〜71gのうち前記マイクロコンピュータ170から
の書込用制御信号に従った発熱素子のみが選択的に発熱
し、カード150の横マーク列マーク欄155a(第5図参
照)に所定の情報を含むマークが書込まれる。前記サー
マルヘッド駆動回路185,検出回路182ならびにカードリ
ーダライタ装置制御用マイクロコンピュータ170によ
り、前記移動手段を制御するとともに、前記情報読取部
を動作させて前記記録媒体に記録されている情報を読取
り、かつ、前記情報書込部に所定の書込情報を与えて該
情報書込部を書込動作させて前記記録媒体に所定の情報
を書込むための読取書込制御手段が構成されている。な
お、カードリーダライタ装置制御用マイクロコンピュー
タ170と前記パチンコ遊技機制御用マイクロコンピュー
タ200とが接続され、互いに信号のやり取りができるよ
うに構成されている。
第9図は、パチンコ遊技機制御用マイクロコンピュー
タ200およびそのマイクロコンピュータ200に接続される
各種機器からなる制御回路を示すブロック図である。な
お、パチンコ遊技機制御用マイクロコンピュータ200の
構成は前記カードリーダライタ装置制御用マイクロコン
ピュータ170の構成と同様であるため、ここでは説明を
省略する。
遊技者が遊技終了スイッチ250(第7図参照)を押圧
操作すれば、遊技終了スイッチ250からの検出信号が検
出回路209を介してマイクロコンピュータ200に与えられ
る。打球杆228によりパチンコ玉が弾発発射されれば
(第7図参照)、発射玉センサ230により検出され、そ
の検出信号が検出回路210を介してマイクロコンピュー
タ200に与えられる。パチンコ玉が入賞すれば入賞玉セ
ンサ242により検出され、その検出信号が検出回路211を
介してマイクロコンピュータ200に与えられる。打球杆2
28によって弾発発射されたパチンコ玉がファール玉とな
れば、ファール玉センサ236により検出され、その検出
信号が検出回路212を介してマイクロコンピュータ200に
与えられる。
また、マイクロコンピュータ200からは、打球発射モ
ータ駆動用の制御信号が出力され、その制御信号がモー
タ駆動回路213を介して打球発射モータ227に与えられ
る。マイクロコンピュータ200からは搬送可表示器点灯
用の制御信号が出力され、その制御信号がランプ駆動回
路214を介して遊技可表示器251に与えられる。マイクロ
コンピュータ200からは持点表示用の制御信号が出力さ
れ、その制御信号が7セグLED駆動回路215を介して持点
表示器245に与えられる。
パチンコ遊技機制御用マイクロコンピュータ200と前
記カードリーダライタ装置制御用マイクロコンピュータ
170とが接続され、互いに信号のやり取りができるよう
に構成されている。さらに、遊技場に設置された遊技場
管理用ホストコンピュータ216とパチンコ遊技機制御用
マイクロコンピュータ200とが接続され、互いに信号の
やり取りができるよう構成されている。パチンコ遊技機
制御用マイクロコンピュータ200から遊技場管理用ホス
トコンピュータ216に対しては、パチンコ遊技機の台の
稼働状況や台の収支に関する情報が送られ、遊技場管理
用ホストコンピュータからパチンコ遊技機制御用マイク
ロコンピュータ200に対しては、たとえば、不正行為発
生時に打球モータを停止するための強制停止指令信号が
送られたり、あるいは、打止判定を遊技場管理用ホスト
コンピュータ216側で行なう場合における打止指令信号
が送られる。
第10A図,第10B図,第10D図,第10E図,第10F図は、
前記第8図に示した制御回路の動作を説明するためのフ
ローチャートである。第10C図は前記第9図に示した制
御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
次に、第10A図ないし第10F図に基づいて、カードリー
ダライタ装置1およびパチンコ遊技機220の動作を説明
する。まずステップS1によりカード挿入センサ(SW1)
がONになったか否かの判断がなされ、ONになるまで待機
する。そして遊技者がカードをカード挿入・排出口11
(第7図参照)に挿入すれば、ステップS1によりYESの
判断がなされてステップS2に進み、ステッピングモータ
MSを正転させてカードの取込みを開始する。そしてステ
ップS3に進み、左縦マーク列リードセンサSW2がカード1
50のインデックスマークIMVを検出したか否かの判断が
なされ、検出していないと判断されればステップS4で進
み、ステッピングモータ(MS)の正転時から所定数のパ
ルスをカウントしたか否かの判断がなされ、未だにカウ
ントしていないと判断された場合には再び前記ステップ
S3に戻るループが形成されている。このループの巡回途
中で、左縦マーク列リードセンサSW2がカード150のイン
デックスマークIMVを検出すればステップS3によりYESの
判断がなされてステップS6に進む。一方、前記ループの
巡回途中で、ステッピングモータ(MS)の正転時から所
定数のパルスがカウントされるまで左縦マーク列リード
センサSW2がインデックスマークIMVを検出しなかった場
合には、前記ステップS4によりYESの判断がなされてス
テップS5に進み、ステッピングモータMSを停止させて後
述するステップS230に進み、ステッピングモータMSを逆
転させてカードを排出して制御が終了する。このステッ
プS4によりYESの判断がなされるということは、カード1
50の挿入方向が間違っているかまたはカード150に何も
記録されていないかのいずれかである。つまり、後述す
る第14図に示されているように、カードエッジから左縦
マーク列の左端までの距離D1の方が、カードエッジから
右縦マーク列の右端までの距離D2よりも大きくなってい
るため、カードをカードリーダライタ装置1に対し逆方
向から挿入した場合に、左縦マーク列リードセンサSW2
の読取位置から縦マーク列がずれてしまい、左縦マーク
列リードセンサSW2がマークを全く検出しない状態が生
ずる。また、カード150にマークが何ら書込まれていな
い場合も同様に左縦マーク列リードセンサSW2によるマ
ークの検出が全く行なわれない。このような状態を検出
するべく、左縦マーク列リードセンサSW2が余裕をもっ
てインデックスマークIMVを検出できる所定数のパルス
をカウントするまでステッピングモータMSを正転させ、
その状態でもなお左縦マーク列リードセンサSW2がイン
デックスマークIMVを検出しなかった場合に、ステップS
4によりYESの判断を行ない、挿入方向が間違っているか
または全くマークが書込まれていない異常カードを機外
に排出するよう制御しているのである。
次に、前記ステップS3によりYESの判断がなされた場
合にはステップS6に進み、左縦マーク列リードセンサSW
2がインデックスマークIMVを検出してから所定数のパル
スをカウントしたか否かの判断を行ない、所定数のパル
スをカウントするまで待機してステッピングモータ
(MS)の正転を継続する。そして所定数のパルスをカウ
ントすればステップS7に進み、ステッピングモータMS
停止させる。左縦マーク列リードセンサSW2がインデッ
クスマークIMVを検出してからさらに所定数のパルスを
カウントし終わって初めてステッピングモータMSを停止
させる理由は、インデックスマークIMV等のマークの中
央と左縦マーク列リードセンサSW2等のリードセンサに
よるマーク検出位置とのずれを補正するためである。つ
まり、光学的読取方式を用いる場合、光学的読取センサ
が十分余裕をもって読取れるようにマークに或る程度の
幅が必要となる。ところが、マークに幅を持たせると、
読取センサがマークの中央にまで達していない段階でマ
ークを検出した旨の検出信号を出力する事態が生ずる。
そこで、前記インデックスマークIMV等の基準位置から
前記ずれの分を見込んでその分だけ余計にカードを搬送
して読取センサがマークの中央に達するよう制御する必
要があるためである。なお、前記基準位置となるもの
は、インデックスマークIMVの他に後述するステップS19
0のようにカードのエッジでもよく、またカード150の表
面に書込まれたタイミングマークであってもよい。
次に、ステップS8に進み、右縦マーク列リードセンサ
SW3で右1個目(R1)のマークの有無の状態を読取り記
憶する(第5図参照)。この時点では左縦マーク列リー
ドセンサ(SW2)4が未だに左1個目(L1)のマークの
位置に達していないのである。つまり、第1図に示すよ
うに、右縦マーク列リードセンサ(SW3)5の方が左縦
マーク列リードセンサ(SW2)4よりもカード挿入・排
出口11側に1マーク分ずれているためである。そしてス
テップS9に進み、ステッピングモータMSを正転させてス
テップS10に進み1マーク分のパルスをカウントし、カ
ウントし終わった時点でステップS11に進みステッピン
グモータMSを停止させ、ステップS12により、右縦マー
ク列リードセンサSW3により右2個目(R2)のマークの
有無の状態を読取り記憶し、さらに左縦マーク列リード
センサSW2で左1個目(L1)のマークの有無の状態を読
取り記憶する。次に、前記ステップS9ないしステップS1
2の処理を41回繰返し、右3個目(R3)から右43個目(R
43)までならびに左2個目(L2)から左42個目(L42)
までのマークの有無の状態を読取り記憶する。次にステ
ップS177に進み、ステッピングモータMSを正転させ、ス
テップS178に進み、1マーク分のパルスをカウントした
か否かの判断を行ない、1マーク分のパルスをカウント
するまでステッピングモータMSを正転させた状態で待機
する。そして1マーク分のパルスをカウントし、カード
が1マーク分だけカード取込方向に搬送された状態でス
テップS178によりYESの判断がなされてステップS179に
進み、ステッピングモータMSを停止させ、ステップS180
に進む。ステップS180では、右縦マーク列リードセンサ
SW3により右44個目(R44)のマークの有無の状態を読取
り記憶し、左縦マーク列リードセンサSW2により左43個
目(L43)のマークの有無の状態を読取り記憶する。次
にステップS181に進み、ステッピングモータMSを正転さ
せ、ステップS182により1マーク分のパルスをカウント
したか否かの判断を行ない、1マーク分のパルスをカウ
ントするまでステッピングモータMSを正転させた状態で
待機する。そして1マーク分のパルスをカウントし、カ
ードが1マーク分だけカード取込方向に搬送された状態
でステップS182によりYESの判断がなされてステップS18
3に進み、ステッピングモータMSを停止させ、ステップS
184に進む。ステップS184では、左縦マーク列リードセ
ンサSW2で左44個目(L44)のマークの有無の状態を読取
り記憶する。以上で、縦マーク列のすべての書込データ
の読取り記憶が終了する。
次にステップS185に進み、縦マーク列のデータに異常
があるか否かの判断を行ない、異常があると判断された
場合にはステップS230に進み、ステッピングモータMS
逆転させてカードを排出し制御が終了する。一方、縦マ
ーク列のデータに異常がないと判断された場合にはステ
ップS186に進み、ステッピングモータを逆転させ、ステ
ップS187に進み、所定数のパルスをカウントするまでス
テッピングモータMSを逆転させた状態で待機する。この
所定数のパルスとは、カードエッジ150a(第5図参照)
が横マーク列リードセンサSW4による検出位置を通過し
終わるまでカードを搬送するのに必要なパルスである。
そしてステッピングモータMSが逆転され、カードが排出
方向に搬送され、カードエッジ150aが横マーク列リード
センサSW4による検出位置を通過し終わった状態で、ス
テップS187によりYESの判断がなされてステップS188に
進み、ステッピングモータMSを停止させ、次にステップ
S189に進み、ステッピングモータMSをゆっくり正転させ
る。次にステップS190に進み、横マーク列リードセンサ
SW4がカードエッジ150a(第5図参照)を検出したか否
かの判断がなされ、検出するまでステッピングモータMS
を正転させたや状態で待機する。本実施例においては、
横マーク列リードセンサSW4の読取感度は、カードエッ
ジがセンサ面の2/3のところまで達し、センサ面の2/3が
カードの面積で占有されたときにカードエッジを検出す
るよう設定されている。また、横マーク列リードセンサ
SW4によりマークを読取るときも、センサ面の2/3がマー
クで占有されたときにマークを読取判定し得るように設
定されている。しかし、この横マーク列リードセンサSW
4の読取感度は適宜調整可能に構成されている。そし
て、横マーク列リードセンサSW4がカードエッジ150aを
検出すれば、ステップS190によりYESの判断がなされて
ステップS191に進み、所定数のパルスをカウントしたか
否かの判断がなされ、所定数のパルスをカウントするま
で前記ステッピングモータMSを正転させた状態で待機す
る。その所定数のパルスは、横マーク列リードセンサSW
4がカードエッジ150aを検出した位置からIMH1の中央ま
での距離(第5図参照)だけカードを送るのに必要なパ
ルス数である。つまり、横マーク列リードセンサSW4がI
MH1の中央にくるようにカードを搬送する際のその搬送
距離を定める基準となる位置を、前記ステップS190で説
明したようにカードエッジ150aに求めたのであり、この
ようにカードのエッジを位置決めの基準に用いたため
に、カード表面に位置決めの基準のための基準マーク
(インデックスマークやタイミングマーク)を設ける必
要がなくなり、カード面を他の必要な情報の書込み有効
に利用できる。そして、所定数のパルスがカウントされ
てカードが所定距離だけ搬送されてIMH1の中央が横マー
ク列リードセンサSW4の検出位置のところまで来た状態
で、ステップS191によりYESの判断がなされてステップS
192で進み、ステッピングモータMSを停止させる処理が
なされる。次に、ステップS193により、横マーク列リー
ドセンサSW4がIMH1を検出したか否かの判断がなされ
る。そして、カードに改ざん等が施された場合に、当然
あるべき位置にIMH1が存在しなかった場合には、ステッ
プS193によりNOの判断がなされてステップS230に進み、
ステッピングモータMSを逆転させてカードを排出し制御
が終了する。一方、ステップS193によりIMH1が検出され
たと判断された場合にはステップS194に進み、ステッピ
ングモータMSを正転させてカードをカード取込方向に搬
送する。次にステップS195に進み、横マーク列マーク表
示欄155(第5図および第14図参照)の1行分だけのカ
ードを搬送するために必要なパルス数をカウントしたか
否かの判断がなされて、1行分のパルスがカウントされ
るまでステッピングモータMSを正転させた状態で待機す
る。そして、1行分のパルスがカウントされカードが1
行分だけ搬送された状態でステップS195によりYESの判
断がなされてステップS196に進み、ステッピングモータ
MSを停止させてステップS197に進む。ステップS197で
は、横マーク列リードセンサSW4がIMH2を検出したか否
かの判断がなされる。横マーク列マーク表示欄155(第
5図および第14図参照)の2行目に情報が何ら書込まれ
ていなければ、ステップS197によりNOの判断がなされて
ステップS231に進み、ステッピングモータMSを逆転させ
たカードをカード排出方向に搬送し、ステップS232に進
み、1行分のパルスをカウントしたか否かの判断がなさ
れ、1行分のパルスをカウントするまでステッピングモ
ータMSを逆転させた状態で待機する。そしてカードが1
行分だけカード排出方向に搬送された状態でステップS2
32によりYESの判断がなされてステップS233に進み、ス
テッピングモータMSを停止させて、ステップS234以降の
横マーク列の読取制御に移行する。
一方、横マーク列マーク表示欄155(第5図および第1
4図参照)の2行目に既に所定の情報が書込まれている
場合には、ステップ197によりYESの判断がなされてステ
ップS198に進み、ステッピングモータMSを正転させ、ス
テップS199により1行分のパルスをカウントしたか否か
の判断がなされ、1行分のパルスをカウントするまでス
テッピングモータMSを正転させた状態で待機する。そし
て1行分のパルスがカウントされカードがカード取込方
向に1行分だけ搬送された状態でステップS199によりYE
Sの判断がなされてステップS200に進み、ステッピング
モータMSを停止させ、ステップ201に進み、横マーク列
リードセンサSW4がIMH3を検出したか否かの判断がなさ
れる。そして横マーク列マーク表示欄155の3行目に所
定の情報が書込まれていなければステップS201によりNO
の判断がなされてステップS231に進むが、横マーク列マ
ーク表示欄の3行目に既に所定の情報が書込まれている
場合にはステップS201によりYESの判断がなされる。そ
してこのステップS201によりYESの判断がなされた場合
にはそれ以降、前記ステップS198ないしステップS201の
処理が繰返し行なわれる。そしてステップS225に進み、
横マーク列リードセンサSW4がIMH9を検出したか否かの
判断がなされて、検出していないと判断されれば前記ス
テップS231に進むが、検出すればステップS226に進み、
ステッピングモータMSを正転させてカードをカード取込
方向に搬送し、ステップS227により1行分のパルスがカ
ウントされるまでステッピングモータMSを正転させた状
態で待機する。そしてカードが1行分だけ搬送された状
態でステップS227によりYESの判断がなされて、ステッ
プS228に進み、ステッピングモータMSを停止させ、ステ
ップS229により、横マーク列リードセンサSW4がIMH10
検出したか否かの判断がなされて、検出していないと判
断されれば前記ステップS231に進み、横マーク列リード
センサSW4がIMH10を検出したと判断されればステップS2
30に進み、ステッピングモータMSを逆転させてカードを
搬送し制御が終了する。つまり、前記ステップS186ない
しステップS230により、横マーク列マーク欄155(第5
図および第14図参照)においてまだ情報が書込まれてい
ない最初の空欄を捜し、その空欄が見つかれば、前記ス
テップS231ないしステップS233により、1行分だけカー
ドをカード排出方向に搬送し、所定の情報が書込まれて
いる横マーク列の最終行を捜し出していくのである。
次に、ステップS234により、DCモータMDを回転開始さ
せ、次にステップS235によりDCモータMDのTG信号出力部
が発生するタイミング信号(TG信号)のカウントを開始
する。このタイミング信号のカウントは厳密にはヘッド
位置検出センサSW5がOFFからONに切換わったときにカウ
ント開始される。前記ステップS234により、ヘッド搬送
軸56(第3図,第4図参照)が回転を開始し、ヘッド搬
送機構68がまずフロント方向に搬送される。なお、ヘッ
ド搬送軸56に形成された螺旋切込み溝のピッチが前述し
たようにフロント方向とバック方向とで1対2の比率に
なっているため、ヘッド搬送軸68のフロント方向への移
動量は、DCモータMDの1回転につき2dot分移動され、ヘ
ッド搬送機構のバック方向の移動量は、DCモータMDの1
回転につき4dot分移動する。そして、1dotとは、タイミ
ング信号(TG信号)の1周囲分の間にヘッド搬送機構68
がフロント方向に移動する距離に一致する。つまり、TG
信号(タイミング信号)の発生周期は、DCモータMDが1
回転することに伴って前述したように2周期分のサイン
波形信号が出力され、DCモータMDが1/2回転することに
よりタイミング信号が1周期分出力され、ヘッド搬送機
構68が1dot分フロント方向に搬送されることとなるので
ある。
次に、ステップS236に進み、タイミング信号のカウン
ト値が、a(x−1)+b−1になったか否かの判断が
なされる。ここに、aはマークのセンタ間同士の距離を
カウントに換算した値であり、本実施例では6である。
また、bはカウント開始位置から1列目のマークセンタ
までの距離のカウント換算値であり、本実施例では10で
ある(第11A図,第11B図,第11C図参照)。さらに、x
は第11A図,第11B図,第11C図に示された、「n−
1」,「n−2」,…「n−19」で示されたマークの列
数である。つまり、「n−1」がマークの1列目であり
(x=1)、「n−2」がマークの2列目である(x=
2)。このxは、第11A図,第11B図,第11C図からもわ
かるように、タイミング信号のカウント値をNとする
と、9≦N≦11のときにx=1となり、15≦N≦17のと
きにx=2となる。つまり、一般式で表わすとb+6I−
1≦N≦b+6I+1のときにx=I+1となる。なお、
I=0,1,2,3…18である。
前記ステップS236において、カウント値Nがa(x−
1)+b−1になるまで待機され、a(x−1)+b−
1になったと判断されればステップS237に進み、横マー
ク列リードセンサSW4でx列目の1回目の読取りを行な
う。そしてステップS238に進み、ステップS237による読
取結果の判定を行ない、マークありとの判定がなされれ
ばステップS239に進み、判定用カウンタを1インクリメ
ントしてステップS240に進むが、マークなしと判定され
れば直接ステップS240に進む。
ステップS240では、カウント値がa(x−1)+bに
なったか否かの判断がなされ、なるまで待機する。ここ
に、a,x,bは、前記ステップS236で説明したものと同じ
である。そして、カウント値がa(x−1)+bになっ
たと判断されればステップS241に進み、横マーク列リー
ドセンサSW4でx列目のマークについての2回目の読取
りを行ない、ステップS242に進む。ステップS242では、
ステップS241による読取結果の判定を行ない、2回目の
読取りがマークありと判定されればステップS243に進
み、判定用カウンタを1インクリメントしてステップS2
44に進む。また、ステップS242により、2回目の読取り
がマークなしであると判定されれば、直接ステップS244
に進む。ステップS244では、カウント値がa(x−1)
+b+1になったか否かの判断がなされ、なるまで待機
する。そして、カウント値がa(x−1)+b+1にな
ったと判断されればステップS245に進み、横マーク列リ
ードセンサSW4でX列目のマークの3回目の読取りを行
ない、ステップS246に進む。前記ステップS236,240,S24
4に示されているa(x−1)+b−1,a(x−1)+b,
a(x−1)+b+1のカウント値のタイミング信号に
より、前記情報書込/読取部のx列目の情報記録位置の
通過時点に出力される通過時相当タイミング信号が構成
されている。前記ステップS246では、ステップS245によ
る3回目の読取結果を判定し、マークありと判定すれば
ステップS247に進み、判定用カウンタを1インクリメン
トした後にステップS248に進む。一方、ステップS246に
より3回目のマーク読取結果がマークなしであると判定
されれば直接ステップS248に進む。
ステップS248では、判定用カウンタが「2」以上であ
れか否かの判断がなされ、「2」以上であれと判断され
ればステップS249に進み、x列目にマークありと判定し
てステップS251に進むが、判定用カウンタが「2」未満
である場合にはステップS250に進み、x列目にマークな
しと判定してステップS251に進む。つまり、前記ステッ
プS237,ステップS241ならびにステップS245により、1
つのマークを合計3回にわたって読取り、その3回の読
取結果のうち2回以上マークありとの判定がなされれれ
ば、トータルとしてステップS249によりx列目にマーク
ありと最終判定されるのであり、3回の判定結果のうち
マークありとの判定が2回未満すなわち1回または0回
であった場合には、トータルとしてステップS250により
x列目にマークなしとの最終判定がなされるのである。
これを具体的に図示すれば、たとえば後述する第11A図
に示されたようになる。つまり、第11A図は、タイミン
グ信号カウント値に対応した横マーク列リードセンサSW
4の位置と横マーク列マーク表示欄のマーク位置との関
係を示したものであり、タイミング信号カウント値が1
カウントずつ増えるに従って横マーク列リードセンサSW
4が図示矢印方向に移動する。そして、タイミング信号
カウント値が、たとえばのときに横マーク列リードセ
ンサSW4が「n−1」列目のマークの1回目の読取りを
行ない、タイミング信号カウント値がの時に横マーク
列リードセンサSW4が「n−1」列目の2回目の読取り
を行ない、さらにタイミング信号カウント値がのとき
に3回目の読取りを行なう。そしてこの3回の読取結果
のうち、「2」以上マークありとの判断がなされればト
ータルとして「n−1」列目にマークがあるとの最終判
定がなされるのである。
次に、ステップS251に進み、判定用カウンタをクリア
し、ステップS252に進み、カウント値が一定数になった
か否かの判断がなされ、カウント値が一定数になってい
ないと判断された場合には再び前記ステップS236に進
み、前記ステップS236からステップS251までのマークの
読取判定を行なう。ステップS252の「一定数」とは、本
実施例では「119」であり、カウント値が「119」に達す
れば、たとえば第11A図に示すように、横マーク列リー
ドセンサSW4で読取るべき最終列のマークの読取りが終
了するのであり、それ以上のマークの読取判定を行なう
必要がなくなる。ゆえに、ステップS252により、カウン
ト値が一定数(たとえば「119」)に達示したと判断さ
れれば、ステップS253に進み、タイミング信号のカウン
トを終了し、読取りを終了してステップS254に進む。
ステップS254では、ヘッド位置検出センサSW5がOFFに
なったか否かの判断がなされ、OFFになるまで待機す
る。そしてヘッド搬送機構68がフロント方向の搬送スト
ローク端にまで搬送されてくれば、ヘッド位置検出セン
サSW5がOFFに切換わるためステップS254によりYESの判
断がなされてステップS255に進み、DCモータMDを停止さ
せてヘッド搬送機構68の搬送を停止させ、ステップS256
に進む。ステップS256では、縦マーク列のデータに基づ
いて横マーク列のデータを数値に変換する処理がなされ
る。つまり、縦マーク列には、横マーク列のデータの読
取フォーマットが記録されているのであり、その読取フ
ォーマットに従って横マーク列のデータを数値に変換す
るものである。次にステップS257に進み、カードの改ざ
んなどにより横マーク列に異常があるか否かの判断がな
され、異常がある場合には前記ステップS230に進み、ス
テッピングモータMSを逆転させてカード排出させて制御
を終了させ、異常がないと判断された場合には、ステッ
プS258によるカード受付信号およびカードに記録されて
いる持点を現わす数値をパチンコ遊技機制御用マイクロ
コンピュータに出力した後カードの受付制御が終了す
る。そして以降パチンコ遊技機による遊技が行なわれる
のであり、そのパチンコ遊技機の制御を第10C図に基づ
いて説明する。
まず、ステップS259により、カードリーダライタ装置
制御用マイクロコンピュータからカード受付信号と前記
持点を表わす数値の入力があったか否かの判断がなさ
れ、入力があるまで待機する。そして入力があったと判
断されればステップS260に進み、打球モータを能動化
し、打球操作ハンドル226(第7図参照)の操作があれ
ばいつでも打球が発射できる状態にする。次にステップ
S261に進み、遊技可表示器251(第7図参照)を点灯さ
せ、遊技者に遊技が可能な状態を表示し、ステップS262
に進み、前記カードリーダライタ装置制御用マイクロコ
ンピュータから送られてきた遊技者の持点を表わす数値
を持点表示器245(第7図参照)により表示させる。そ
してステップS263に進み、発射玉があるか否かを判断
し、発射玉がないと判断された場合にはステップS265に
進み、入賞玉があるか否かの判断をし、入賞玉がないと
判断された場合にはステップS267に進み、ファール玉が
あるか否かを判断し、ファール玉がないと判断された場
合にはステップS269に進み、持点が「0」であるか否か
の判断を行ない、持点が未だ「0」になっていないと判
断された場合にはステップS270に進み、打止が成立した
か否がを判断し、未だに打止が成立していないと判断さ
れた場合にはステップS271に進み、遊技終了スイッチ25
0(第7図参照)がONになったか否かの判断を行ない、O
Nになっていないと判断された場合には前記ステップS26
0に戻るループが形成されている。
このループの巡回途中で、遊技者が打球操作ハンドル
226(第7図参照)を操作してパチンコ玉を弾発発射す
れば、反射玉センサ230により発射玉が検出され、前記
ステップS263によりYESの判断がなされてステップS264
に進み、持点から「1」を換算する処理がなされる。次
に、遊技領域内に打込まれたパチンコ玉が入賞すれば、
入賞玉センサ242(第7図参照)によりその入賞玉が検
出され、前記ステップS265によりYESの判断がなされて
ステップS266に進み、持点に所定数(たとえば「13」)
を加算する処理がなされる。次に、打球杆228によって
弾発発射されたパチンコ玉の発射力が弱すぎて、その発
射玉がファール玉になれは、ファール玉センサ236によ
りそのファール玉が検出され、前記ステップS267により
YESの判断がなされてステップS268に進み、持点に
「1」を加算する処理がなされる。つまり、打球杆228
によって弾発発射される発射玉センサ230を通過した時
点で持点から「1」が減算されるのであり、その発射玉
が遊技領域235に到達することなくファール玉になった
場合には、ステップS268により「1」を持点に加算して
±「0」にし遊技者が不満を抱かないように制御してい
る。次に、遊技者の持点が「0」になればステップS269
によりYESの判断がなされてステップS274に進み、打球
モータが不能動化され遊技者が打球操作ハンドルを操作
しても打球発射できない状態となる。
次にステップS275に進み、遊技可表示器250(第7図
参照)を消灯させてステップS276に進み、タイマをセッ
トする。そしてステップS277に進み、入賞玉があるか否
かの判断を行ない、ない場合にはステップS278に進み、
ファール玉があるか否かの判断を行ない、ない場合には
ステップS279に進み、タイマが終了したか否かの判断を
行ない、終了していない場合には前記ステップS277に戻
るループが形成されている。このループの巡回途中で、
未だに遊技領域235内に残留している残留玉が入賞すれ
ば、ステップS277によりYESの判断がなされてステップS
266に進む。つまり、前記ステップS274により打球モー
タを不能動化したとしても、その時点でまだ遊技領域内
にパチンコ玉が残留している場合があり、その残留玉に
よる入賞があった場合に、持点に「13」を加算する処理
を行ない、それに基づいて再びパチンコ玉を弾発発射し
て遊技が可能な状態に制御し、遊技者が不満を抱かない
ように構成されている。また、前記ループの巡回途中で
ファール玉が発生すれば、ステップS278によりYESの判
断がなされステップS268に進み、持点に「1」を加算す
る処理がなされる。つまり、打球モータが不能動化され
た後に、打球誘導レール234a(第7図参照)を逆方向に
流下してくるファール玉が発生した場合には、そのファ
ール玉に基づく「1」の加算処理を行ない、その持点
「1」に基づく遊技が再開できるように制御し、遊技者
が不満を抱かないように構成されている。そして、前記
ループの巡回途中で、入賞玉およびファール玉がともに
発生することなくタイマが終了した場合には、ステップ
S279によりYESの判断がなされてステップS280に進み、
カードの書込指令信号と遊技者の獲得した持点を表わす
数値とをカードリーダライタ装置制御用マイクロコンピ
ュータに出力して制御が終了する。なお、前記タイマ
は、打球モータが不能動化された後遊技領域に残留して
いる残留玉による遊技結果(入賞またはアウト口への回
収)がすべて確定するのに十分な時間に設定されてい
る。
次に、前記ステップS270により打止が成立したと判断
された場合にはステップS272に進み、打球モータが不能
動化され遊技者が打球操作ハンドルを操作しても打球発
射できない状態となる。このステップS271による打止の
判定は、パチンコ遊技機用マイクロコンピュータが自ら
行なうようにしてもよいし、また、遊技場管理用ホスト
コンピュータからの打止指令信号をパチンコ遊技機用マ
イクロコンピュータが受信し、それに基づいて打止制御
するように構成してもよい。次に、ステップS273に進
み、遊技可表示器250(第7図参照)を消灯させ、ステ
ップS280に進み、カード書込指令信号,遊技者の持点を
表示する数値をカードリーダライタ装置制御用マイクロ
コンピュータに出力して制御が終了する。
パチンコ遊技機による遊技が終了すると、そのパチン
コ遊技機によって変動した遊技者の持点のカードに書込
んで遊技者に排出する制御が行なわれる。そのカードの
書込排出制御を第10D図に基づいて説明する。
まず、ステップS281により、パチンコ遊技機制御用マ
イクロコンピュータからの書込指令,数値信号の入力が
あったか否かの判断がなされて、入力があるまで待機す
る。そして、入力ありと判断されればステップS282に進
み、パチンコ遊技機制御用マイクロコンピュータから送
られてきた数値を縦マーク列のデータに基づいてマーク
列に変換する処理がなされる。次にステップS283に進
み、ステッピングモータMSを正転させてカードをカード
取込方向に搬送し、ステップS284により、1行分のパル
スをカウントするまでそのステッピングモータMSの正転
を続行する。そして1行分のパルスをカウントしカード
が1行分だけカード取込方向に搬送された状態で、ステ
ップS284によりYESの判断がなされてステップS285に進
み、ステッピングモータMSを停止させ、ステップS286に
よりDCモータMDの回転を開始する。次にステップS287に
進み、DCモータMDから発生するタイミング信号のカウン
トを開始する。このカウントの開始時期は、厳密に言え
ばヘッド位置検出センサSW5がOFFからONに切換わった時
点から行なわれる。次にステップS288に進み、IMHおよ
び変換したマーク列ならびに数値を前記カウント値に基
づいて書込む処理がなされる。そしてステップS289に進
み、カウント値が一定値に達したか否かの判断がなさ
れ、一定値に達するまで前記ステップS288の処理が実行
される。このステップS289による一定数は、本実施例で
は「144」である。つまり、第12B図に示すように、サー
マルヘッドの通常の停止位置から横横マーク列マーク表
示欄の最終列までヘッド搬送機構を搬送する場合にはタ
イミング信号のカウント値が「144」になるのであり、
書込みの場合には、数値表示欄155b(第5図および第14
図参照)にも所定の数値を書込む必要があるため、横マ
ーク列マーク表示欄の最終列までヘッド搬送機構を搬送
するのに必要なカウント値となるのである。そしてその
カウント値が「144」となれば、ステップS290に進み、
タイミング信号のカウントを終了させるとともに書込み
を終了させる。このように、カードの挿入に基づいて更
新された数値情報をその都度書込むのでありこの更新さ
れる情報をカードの横方向に書込むようにし、カードの
読取フォーマットのように更新されることのない情報を
縦マーク列マーク欄153,154(第5図および第14図参
照)すなわちカードの縦方向に書込むようにした。つま
り、カードが第5図に示すように、縦長であるため、縦
方向には比較的情報を沢山記録することができる半面、
書込み,読取りに時間がかかる。一方、カードの横方向
に対しては、あまり多くの情報を記録できない半面、書
込み,読取りにあまり時間がかからず、しかも、更新さ
れた新しい情報を何行にもわたって書込むことができる
ために情報の書込更新回数を多く確保することができる
利点がある。このように、縦書きおよび横書きのそれぞ
れの利点を生かせるような種類の情報をそれぞれ書込ん
でいるため、長方形のカードを有効利用した情報の記録
が可能となる。
なお、前記ステップS290によりタイミング信号のカウ
ントが終了し、書込みが終了されたとしても、前記ステ
ップS286によるDCモータMDの回転は継続されているた
め、ヘッド搬送機構の搬送は引き続き行なわれており、
ヘッド搬送機構がフロント方向(右方向)への搬送スト
ローク端まで搬送されれば自動的にバック方向(左方
向)にヘッド搬送機構が搬送されてくる。そして、ヘッ
ド搬送機構がバック方向に搬送されている状態で、ステ
ップS291により、横マーク列リードセンサSW4がカード
エッジを検出したか否かの判断がなされ、カードエッジ
を検出するまで待機する。そしてカードエッジを検出し
たと判断されればステップS292に進み、タイミング信号
のカウント値をリセットして新たにカウントを開始す
る。このステップS292または前記ステップS235により、
前記記録媒体に対する前記マーク読取部の相対移動量を
計数する計数手段が構成されている。
次に、ステップS293に進み、前記ステップS292に基づ
いてカウントしたカウント値が、a′(x′−1)+
b′となったか否かの判断が行なわれ、カウント値が
a′(x′−1)+b′になるまで待機される。ここ
に、a′はマークセンサ間の距離をカウントに換算した
値であり、本実施例では「3」となる。前記ステップS2
40の説明では、aが「6」であったが、a′はバック方
向にヘッド搬送機構が搬送されている状態であり、フロ
ント方向に比べて1カウントで2dot分搬送されるため、
a′=3となる。また、x′は横マーク列リードセンサ
SW4が読取る列数であり、合計19列ある。b′は、カウ
ント開始位置から1列目(フロント方向から数えると最
終列)のマーク読取位置までの距離をカウントに換算し
た値であり、本実施例では「32」である(第13A図〜第1
3C図参照)。そして、第13A図〜第13C図からもわかるよ
うに、カウント値をNとすると、N=32のときにx′=
1となり、N=35のときにx′=2となる。つまり、カ
ウント値x′との関係を一般式で示すと、N=b′+3I
のときにx′=I+1となる。但しI=0,1,2,…18であ
る。そして、カウント値がa′(x′−1)+b′とな
れば、ステップS293によりYESの判断がなされてステッ
プS294に進み、横マーク列リードセンサSW4でx′列目
の読取りを行ない、ステップS295に進み、読取り結果の
判定を行ない、読取結果がマークありの場合にはステッ
プS296に進みx′列目にマークありと判定を行ない、読
取結果がマークなしの場合にはステップS297に進みx′
列目にマークなしとの判定を行なってステップS298に進
む。前記ステップS293に示されているa′(x′−1)
+b′のカウント値のタイミング信号により、前記情報
書込/読取部のx′列目の情報記録位置の通過時点に出
力される通過時相当タイミング信号が構成されている。
前記ステップS236,S240,S244,S293により、前記タイミ
ング信号出力手段から出力された前記タイミング信号
が、前記情報書込/読取部の前記それぞれの情報記録位
置の通過時点に出力される通過時相当タイミング信号で
あることを判別する通過時相当信号判別手段が構成され
ている。前記ステップS294,S237,S241,S245により、前
記通過時相当信号判別手段の判別出力に基づいて、前記
情報書込/読取部を作動させて、該情報書込/読取部が
通過中の情報記録位置に所定の情報を書込む書込制御と
該情報記録位置に記録されている情報を読取る読取制御
とのうち少なくともいずれか一方の制御を行なう制御手
段が構成されている。
次に、ステップS298に進み、変換マーク列の最終列の
読取りが終了したか否かの判断が行なわれる。この変換
マーク列の最終列とは、第13A図〜第13C図の(n+1)
−1で示されたマーク列である。そして、未だにこの最
終列の読取りが終了していないと判断された場合には前
記ステップS293に進み、ステップS293〜ステップS297の
マークの読取り判定制御が繰返し行なわれる。そして、
変換マーク列の最終列の読取りが終了したと判断されれ
ばステップS306に進み、カウント値が一定値に達したか
否かの判断がなされ、一定値に達するまで待機する。こ
のステップS306による一定数は、本実施例では「91」で
ある。つまり、第13A図〜第13C図に示すように、カウン
ト値が「91」に達した時点でヘッド搬送機構がIMH(第
5図参照)に達するためである。そしてステップS306に
よりカウント値「91」になったと判断されればステップ
S307に進み、IMHを読取りステップS308に進み、タイミ
ング信号のカウントを終了させ読取りを終了する。なお
この時点でもDCモータMDは回転を続けている。そして、
ステップS309によりヘッド位置検出センサSW5がOFFにな
ったか否かの判断がなされ、OFFになるまで待機され
る。そして、ヘッド搬送機構がバック方向の搬送ストロ
ーク端にまで搬送されてくれば、ステップ309によりYES
の判断がなされてステップS310に進み、DCモータMDを停
止させ、ステップS311により読取ったマーク列のデータ
を逆方向に変換し、ステップS312に進む。そしてステッ
プS312では、書込内容と読取内容が一致しているか否か
の判断がなされ、一致していない場合には書込ミスが発
生したことが予想されるため、ステップS313に進みエラ
ー処理がなされる。このエラー処理は、次の行に再度情
報を書込む等の処理が考えられる。一方、ステップS312
により、書込内容と読取内容とが一致したと判断されれ
ばステップS314に進み、書込んだ内容が数値「0」情報
か否かの判断が行なわれ、NOと判断された場合はステッ
プS315に進み、ステッピングモータMSを逆転させてカー
ドを排出し、書込排出制御が終了する。また、前記ステ
ップS314によりYESの判断がなされた場合には、カード
に記録されている持点情報が「0」となっており遊技者
に排出する必要はないため、ステップS316に進み、ステ
ッピングモータMSを正転させてカードを機内へ回収した
後、書込排出制御が終了する。
次に、マーク読取判定法王の別実施例を第10E図およ
び第10F図に基づいて説明する。
第10E図は、ヘッド搬送機構がフロント方向に搬送さ
れている場合におけるマークの読取判定制御を示したフ
ローチャートである。前記第10B図のステップS235の次
に、ステップS236′に進み、カウント値がa(x−1)
+bであるか否かの判断が行なわれ、a(x−1)+b
になるまで待機する。なお、aはマークセンタ間同士の
距離をカウントに換算した値であり、「6」である。ま
たxはマークの列数であり、さらにbはカウント開始位
置から1列目のマークセンタまでの距離をカウントに換
算した値であり「10」となる。
次に、カウント値がa(x−1)+bになればステッ
プS237′に進み、横マーク列リードセンサSW4でx列目
を読取り、ステップS238′に進み、読取結果の判定を行
なってマークありと判定されればステップS239′に進
み、x列目にマークがありと判定してステップS241′に
進むが、読取結果がマークなしと判定されればステップ
S240′に進み、x列目にマークなしとの判定を行なって
ステップS241′に進む。そしてステップS241′では、カ
ウント値が一定数に達したか否かの判断が行なわれ、カ
ウント値が一定数(本別実施例では「118」)に達した
と判断されれば前記第10B図のステップS253へ進むが、
カウント値が未だに一定数に達していないと判断されれ
ば再び前記ステップS236′に進み、前記マークの読取り
判定制御が繰返し実行される。
次に、ヘッド搬送機構がバック方向に搬送されている
場合のマークの読取判定制御を第10F図に基づいて説明
する。前記第10D図のステップS292からステップS293′
に進み、カウント値がa′(x′−1)+b′になった
か否かの判断がなされ、a′(x′−1)+b′になる
まで待機する。ここで、a′はマークセンタ間の距離を
カウントに換算した値であり、「3」である。またx′
はマークの列数である。b′はカウント開始位置から1
列目(フロント方向から数えると最終列)のマーク読取
位置までの距離をカウントに換算した値であり、この別
実施例では「31」である。そして、カウント値がa′
(x′−1)+b′になればステップS294′に進み、横
マーク列リードセンサSW4でx′列目を読取り、ステッ
プS295′に進み、1回目の読取結果の判定を行ない、1
回目の読取結果がマークありと判定されればステップS2
96′に進み判定用カウンタを1インクリメントした後ス
テップS297′に進むが、1回目の読取結果がマークなし
と判定されれば直接ステップS297′に進む。次に、ステ
ップS297′では、カウント値がa′(x′−1)+b′
+1になったか否かの判断が行なわれ、a′(x′−
1)+b′+1になるまで待機する。そして、カウント
値がa′(x′−1)+b′+1になればステップS29
8′に進み、横マーク列リードセンサSW4でx′列目の2
回目の読取りを行ない、ステップS299′に進み、その2
回目の読取結果の判定を行なう。
次に、ステップS299′では、2回目の読取結果の判定
を行ない、2回目の読取結果がマークありと判定されれ
ばステップS300′に進み、判定用カウンタを1インクリ
メントした後にステップS301′に進むが、2回目の読取
結果がマークなしと判定されれば直接ステップS301′に
進む。そして、ステップS301′では、判定用カウンタが
「1」以上であるか否かを判定し、「1」以上であれば
ステップS302′に進み、x′列目にマークありと判定
し、判定用カウンタが「1」未満すなわち0である場合
にはステップS303′に進み、x′列目にマークなしと判
定しステップS304′に進む。つまり、ヘッド搬送機構が
バック方向に搬送されている場合に、後述する第18図に
も示されているように、1つのマークを2回読取りその
うち1つでもマークありとの判定が行なわれればトータ
ルとしてマークありと最終判定するのである。
次に、ステップS304′に進み、判定用カウンタをクリ
アし、ステップS305′に進む。ステップS305′では、変
換マーク列の最終列の読取りが終了したか否かの判断が
行なわれる。変換マーク列の最終列とは、第18A図に示
す(n+1)−1で示されたマーク列であり、この最終
列の読取りが未だに終了していない場合には再び前記ス
テップS293′に進み、前述したマークの読取り判定制御
が繰返し行なわれ、変換マーク列の最終列の読取りが終
了したと判断された場合には前記第10D図のステップS30
6へ進む。前記ステップS236′に示されているa(x−
1)+bのカウント値のタイミング信号により、前記情
報書込/読取部のx列目の情報記録位置の通過時点に出
力される通過時相当タイミング信号が構成されている。
また、前記ステップS293′,S297′に示されているa′
(x′−1)+b′,a′(x′−1)+b′+1のカウ
ント値のタイミング信号により、前記情報書込/読取部
のx′列目の情報記録位置の通過時点に出力される通過
時相当タイミング信号が構成されている。さらに、前記
ステップS236′,S293′,S297′により、前記タイミング
信号出力手段から出力された前記タイミング信号が、前
記情報書込/読取部の前記それぞれの情報記録位置の通
過時点に出力される通過時相当タイミング信号であるこ
とを判別する通過時相当信号判別手段が構成されてい
る。また、前記ステップS237′,S294′,S298′により、
前記通過時相当信号判別手段の判別出力に基づいて、前
記情報書込/読取部を作動させて、該情報書込/読取部
が通過中の情報記録位置に所定の情報を書込む書込制御
と該情報記録位置に記録されている構成を読取る読取制
御とのうち少なくともいずれか一方の制御を行なう制御
手段が構成されている。
第11A図ないし第11C図は、横マーク列とタイミング信
号のカウント値に対応した横マーク列リードセンサSW4
の位置とを説明するための動作説明図である。
第11A図に示すように、横横マーク列マーク表示欄155
に書込まれるマーウは、5dot×7dotの大きさである。ま
た、横マーク列リードセンサ70は、3dot×3dotの大きさ
である。そして、タイミング信号のカウント値が0のと
き、横マーク列リードセンサSW4は、IMHnにおける横幅
方向中央位置(図示格子で示した部分)に位置する。そ
して、図示矢印で示したように、タイミング信号のカウ
ント値が1つずつ増えていくごとに、横マーク列リード
センサ(SW4)70が1dotずつフロント方向(右方向)に
移動していく。そして、タイミング信号のカウント値が
たとえば9,10,11のときに、横マーク列リードセンサ(S
W4)70が横横マーク列マーク表示欄155におけるマーク
書込位置と重なるのであり、タイミング信号カウント値
が丸数字の値(たとえば9,10,11)になったときに横マ
ーク列リードセンサSW4によるマークの読取りを行な
う。そして、本実施例では、1つのマークにつき3回の
読取りを行ない、その結果、2回以上マークと判定され
た場合にその位置にマークありの判定が行なわれる。横
マーク列リードセンサ(SW4)70によるフロント方向へ
の読取りの場合においては、インデックスマークIMHN
での通過時相当タイミング信号「0」導出時の横マーク
列リードセンサ70の存在位置と、マーク欄n−1上での
通過時相当タイミング信号「10」導出時の横マーク列リ
ードセンサ70の存在位置との距離は10dotであり、各マ
ーク欄n−1,n−2,…上での通過時相当タイミング信号
「10」,「16」…導出時の横マーク列リードセンサ70の
それぞれの存在位置間の距離は6dotである。ゆえに、10
と6との最大公約数である「2」が所定の基準値とな
り、それを所定の整数「2」で除した値すなわち「1」
を或る所定値と定め、前記タイミング信号の1周期の間
の前記横マーク列リードセンサ70の移動距離が前記或る
所定値の距離「1dot」になるように構成されている。つ
まり、前記タイミング信号の周期と前記相対移動速度と
の間において、前記タイミング信号出力手段の1終期の
間の前記相対移動手段による相対移動距離が前記或る所
定値になるという一定の相関関係が保たれ、前記情報書
込/読取部が情報記録位置を飛び越してしまうという情
報記録位置飛び越し現象が生じない。なお、タイミング
信号のカウント値が119に達した時点で読取りを終了
し、n−20〜n−24については読取りを行なわない。n
−20〜n−24は、カード所持者に書込情報の内容を視認
させるために書込まれた表示マークであるためである。
第11B図は、マーク位置が正規のマーク位置からセン
サ移動方向(フロント方向)に1dot分ずれている場合を
示した図である。
タイミング信号カウント値が0のときに、横マーク列
リードセンサ(SW4)70は、IMHnにおける図示格子で示
した位置に存在する。この状態でヘッド搬送機構が移動
し、横マーク列リードセンサがフロント方向に移動し、
タイミング信号カウント値が「9」になった時点で読取
りが開始される。すると、図示のように、カウント値が
「10」と「11」では、横マーク列リードセンサの読取り
面のすべてがn−1のマーク上に位置することになり、
マークの読取信号が検出されるのであるが、タイミング
信号のカウント値が「9」の場合には、横マーク列リー
ドセンサ70の読取面積の3分の1がn−1のマークから
左方向にはみ出しているため、横マーク列リードセンサ
70の読取精度の設定如何によっては、マークなしの判定
が検出出力される可能性がある。しかし、このタイミン
グ信号のカウント値が「9」のときに仮にマークなしす
なわちスペースである旨の判定を行なったとしても、タ
イミング信号カウント値が「9」ないし「11」までの3
カ所で検出した検出結果のうち2カ所以上でマークあり
との判定が下された場合に、前述したようにトータルと
してマークありと判定する。このようにマーク位置が1d
otずれている場合であっても正確な読取りが可能とな
る。
第11C図は、実際のマーク位置が正規のマーク位置に
対しセンサ移動方向(フロント方向)の逆方向に1dotず
れている場合を示した図である。この場合においては、
前記第11B図とは逆に、タイミング信号のカウント値が
たとえば「11」のときすなわち3回目の検出時に横マー
ク列リードセンサ70がマーク位置からはみ出すのであ
り、この場合も、3回の検出結果から2回マークありと
判定されればトータルとしてマークありとの判定を行な
うため、正確な読取りが可能となる。
なお、図示するように、横マーク列リードセンサ70に
対しマークが1dot分上方向に余裕があるため、仮に実際
のマーク位置が正規のマーク位置に対し1dot分下方にず
れたとしても、横マーク列リードセンサ70による正確な
読取りが行なわれる。
以上説明したように、読取センサとマーク位置とが重
なっているときに、読取センサがそのマーク位置を複数
回検出し、その複数回の検出結果を総合的に判断してマ
ークの有無を判定するために、読取センサに対するマー
ク位置が読取方向に対し多少ずれた場合にもマークの有
無の検出が可能となり、読取エラーを減少させる利点が
ある。
第12A図および第12B図は、書込内容とサーマルヘッド
の各発熱素子のON,OFF状態との関係を説明するための説
明図である。図示のように、7個の発熱素子71a〜71gを
有するサーマルヘッド71が、右方向(フロント方向)に
移動する。そして、サーマルヘッド71の通常の停止位置
から22dot分フロント方向(右方向)に移動したとき
に、サーマルヘッド71がINH(n+1)の左端の位置に
くる。そこから書込みを開始する。なお、サーマルヘッ
ド71から24dot分フロント方向(右方向)に離れた位置
に横マーク列リードセンサ(SW4)70が位置している。
そして、IMH(n+1)のマーク位置に、第12B図に示す
ようにマークを書込みたい場合には、7つの発熱素子の
うち、2,3,4,5,7の番号の発熱素子のみを選択してONに
し、その選択された発熱素子のみを発熱させてカード表
面に情報を書込む。次に、タイミング信号のカウント値
が「23」のときに、7個の発熱素子すべてを発熱させ
る。次にタイミング信号カウント値が「24」のときに、
2,3,4,5の発熱素子のみを発熱させる。さらにタイミン
グ信号カウント値が「25」のときに、7個すべての発熱
素子を発熱させる。そして、タイミング信号カウント値
が「26」のときに、2,3,4,5,7の発熱素子のみを選択的
に発熱させてカード表面に情報を記録する。このように
して、第11A図ないし第11C図に示したような形のマーク
がカード表面に書込まれる。
次に、タイミング信号のカウント値が「27」ないし
「31」の間は、マーク位置とマーク位置との間であるた
め、この間はすべての発熱素子をOFF状態としておく。
次に、1行目のマーク位置をマークにしたい場合には、
前述と同様に、タイミング信号カウント値が「32」から
「36」までの間で7個の発熱素子を適宜選択的に発熱さ
せ、所定の形状のマークをカード表面に書込む。そし
て、タイミング信号が「37」のときには、1列目のマー
ク位置と2列目のマーク位置との間隔に位置するため、
すべての発熱素子をOFF状態とする。次に2列目のマー
ク位置をスペースにしたい場合には、タイミング信号の
カウント値が「38」から「42」までの間すべての発熱素
子をOFF状態としておく。
次に、数値表示欄155b(第5図参照)に所定の表示用
の数値を書込む場合を説明する。まず、23列目に「4」
の数値を印字したい場合には、タイミング信号カウント
値が「134」のときに4,5の発熱素子を選択的に発熱さ
せ、タイミング信号カウント値が「135」のときに3,5の
発熱素子を選択的に発熱させ、カウント値が「136」の
ときに2,5の発熱素子を選択的に発熱させる。さらに、
カウント値が「137」のときにすべての発熱素子を発熱
させ、そして、カウント値が「138」のときに5番目の
発熱素子のみを選択的に発熱させる。これにより、23列
目に「4」の印字が行なわれる。次に、24列目に「2」
の印字を行なう場合にも、前述と同様に図示に示すよう
にタイミング信号カウント値が「140」から「144」まで
の間で「1」の表示に対応する発熱素子のみを選択的に
発熱させて印字を行なう。なお、サーマルヘッドの通常
の停止位置と(n+4)−24のマーク位置の右端との間
隔は144dotである。そして、タイミング信号カウント値
が「144」のときの情報の書込みを行なった後書込みは
終了する。
サーマルヘッド71による書込みの場合においては、イ
ンデックスマークIMH(n-1)上での通過時相当タイミング
信号(たとえば「24」)導出時のサーマルヘッド71の存
在位置と、マーク欄(n+1)−1上での通過時相当タ
イミング信号(たとえば「34」)導出時のサーマルヘッ
ド71の存在位置との距離は10dotであり、各マーク欄
(n+1)−1,(n+1)−2…上での通過時相当タイ
ミング信号(たとえば「34」,「40」)導出時のサーマ
ルヘッド71のそれぞれの存在位置間の距離は6dotであ
る。ゆえに、10と6との最大公約数である「2」が所定
の基準値となり、それを所定の整数「2」で除した値す
なわち「1」を或る所定値と定め、前記タイミング信号
の1周期の間の前記サーマルヘッド71の移動距離が前記
或る所定値の距離「1dot」になるように構成されてい
る。つまり、情報の書込みの場合も、前記横マーク列リ
ードセンサ70により読取りの場合と同様に前記一定の相
関関係が保たれて情報記録位置飛び越し現象が生じな
い。
第13図は、前記第12A図,第12B図で説明したように、
サーマルヘッドで書込んだ書込情報を横マーク列リード
センサ70をバック方向(図示左方向)に移動させながら
読取確認する場合の動作を説明する図である。
図中、150bはカードの右側エッジであり、そして図中
54がプラテンである。そして、横マーク列リードセンサ
70がバック方向(図示左方向)に移動して、図示するよ
うに、横マーク列リードセンサ70の読取面積の2/3の位
置に右側カードエッジ150bが位置し、横マーク列リード
センサ70の読取面積の2/3がカードで占められた状態
で、横マーク列リードセンサ70がカードエッジ150bを検
出する。この状態で、前述したようにステップS273によ
りYESの判断がなされてステップS274に進み、タイミン
グ信号のカウントをリセットして新たにカウントが開始
されるのであり、横マーク列リードセンサ70のこの図示
の位置でタイミング信号のカウント値が「0」となる。
そして、前記ヘッド搬送軸56の螺旋切込溝56a(第3
図,第4図参照)のバック方向のピッチがフロント方向
のピッチに対し2倍の間隔を有するため、バック方向へ
の横マーク列リードセンサ70の搬送は、タイミング信号
のカウント値が1つずつ増加するのに対し、2dotずつバ
ック方向に横マーク列リードセンサ70が働くこととな
る。その結果、タイミング信号のカウント値が、「32」
あるいは「35」等のように丸数字の値になったときにセ
ンサがマーク欄の中央に位置し、その時点でマーク欄を
読取る。このように、センサがマーク欄の中央を読取る
ため、読取センサとマークの位置関係が或る程度ずれて
いたとしても、極力読取エラーが防止できる。なお、バ
ック方向の読取りは、タイミング信号のカウント値が
「32」からすなわち(n+1)−19から読取り開始が行
なわれ、(n+1)−24〜(n+1)−20については読
取りを行なわない。そして、タイミング信号のカウント
値が「91」に達したときに最後の読取りを行ない、それ
で読取りが終了する。
このように、横マーク列リードセンサ70によるバック
方向の読取りの場合においては、各マーク欄(n+1)
−19,(n+1)−18…上での通過時相当タイミング信
号「32」,「35」…導出時の横マーク列リードセンサ70
のそれぞれの存在位置間の距離は6dotであり、マーク欄
(n+1)−1上での通過時相当タイミング信号「85」
導出時の横マーク列リードセンサ70の存在位置IMH(n+1)
との距離は10dotである。ゆえに、10と6との最大公約
数である「2」が所定の基準値となり、それを所定の整
数「1」で除した値すなわち「2」を或る所定値と定
め、前記タイミング信号の1周期の間の前記横マーク列
リードセンサ70の移動距離が前記或る所定値の距離「2d
ot」になるように構成されている。つまり、フロント方
向とバック方向とで螺旋切込み溝56aのピッチが異なる
ヘッド搬送軸56により、前記情報書込/読取部と前記記
録媒体との相対移動速度を切換える相対移動速度切換手
段が構成されている。そして、この相対移動速度切換手
段により、前記或る所定値「1」を別の他の所定値
「2」に変更して前記相対移動速度を切換えるため、相
対移動速度を切換えたとしても前記一定の相関関係が保
たれ、情報記録位置飛び越し現象が生じない。なお、前
記相対移動速度切換手段は、前記ヘッド搬送軸56に限定
されるものではなく、動力伝達系の途中に所望の変速機
構を介在させて、手動または自動により前記変速機構を
切換えて相対移動速度の切換えを行なうものであっても
よい。以上のように、バック方向の読取速度をフロント
方向の書込速度より速くしたため、それだけバック方向
へ移動しながらの読取確認が迅速に行なわれる。なお、
このバック方向への移動に伴う読取確認の結果、エラー
が検出された場合にだけ、横マーク列リードセンサ70
を、タイミング信号のカウント値の増加に対し1dot分ず
つフロント方向に移動させ、ゆっくりと綿密に再度読取
確認をするよう構成してもよい。
第14図は、前記第5図に示したカードの一部を拡大し
た要部拡大正面図である。第14図に示した参照符号のう
ち、前記第5図に示された参照符号と同じ参照符号は同
じ名称を示すため、ここでは詳細な説明を省略する。
カードエッジから左縦マーク列マーク欄153の左側辺
までの距離D1と、カードエッジ150bから右縦マーク列マ
ーク欄154の左側辺までの距離D2との関係が、D1>D2
係になっている。その結果、前記第10D図のステップS4
およびステップS5で説明したように、カードの挿入方向
を間違えた場合には、左縦マーク列リードセンサSW2は
右縦マーク列マーク欄154を読取れる位置に位置してい
ないので、右側縦マーク列のマークをIMYと誤認しない
ためにエラー排出までの処理時間が短縮される利点があ
る。なお、左縦マーク列リードセンサSW2の読取感度を
調節することによって、D′>D′であればD1<D2
(左縦マーク列リードセンサSW2の一部が右側縦マーク
列の上にかかる状態)であったとしても同様の効果を奏
する。なお、ここに、D′は、カードエッジから左縦
マーク列マーク欄のマーク中央までの距離であり、D′
は、カードエッジ150bから右縦マーク列マーク欄154
のマーク中央までの距離である。
第15図は、記録媒体に記録され、光学的読取手段によ
って読取可能なマーク300を説明するためのマーク拡大
説明図である。このマーク300は、視覚的に認識可能な
マーク構成要素(Aa〜Ge)の集合体によって構成されて
いる。そして、通常の状態で、前記光学的読取手段によ
って読取れる光学的読取部が、図示格子部分で示したCb
〜Edの構成要素で構成されている。可視光センサや近赤
外センサ等の光学的読取手段がこの光学的読取部を読取
り、マーク表示欄にマークが記録されているか否かの判
断を行ない、記録媒体に記録されている情報を読取る。
次に、前記光学的読取部以外のマーク構成要素により、
マークの形状に個性を持たせるための視覚的形状表現部
が構成されている。つまり、この視覚的形状表現部をい
かなる形状にアレンジしようとも、通常の場合には光学
的読取手段が前記光学的読取部のみを読取るため、光学
的読取手段による読取りに何ら影響を及ぼすことがな
い。その結果、この視覚的形状表現部を有効利用して、
種々の形状のマーク300にアレンジし、業種,店舗に応
じて独自の形状のマークにすることにより、他業種,他
店舗との差別化を図ることができる利点がある。
さらに、前記視覚的形状表現部の一部(図示斜線で示
した部分)を、光学的読取手段と光学的読取部との位置
関係のずれを吸収するための光学的読取補助部に構成し
ている。この光学的読取補助部を設けることにより、可
視光センサや近赤外センサ等の光学的読取手段とマーク
300との位置関係が正規の位置関係から多少ずれたとし
ても、光学的読取手段による誤った読取りの発生を防止
することができる。
また、前記視覚的形状表現部を、たとえば第5図に示
したカードにおいて、マークごとまたは各行あるいは各
列ごとに形状を変えてもよい。また、前記光学的読取部
は肉眼では認識不可能に構成してもよい。たとえば、肉
眼では認識できない赤外線を発生する塗料をその光学的
読取部に塗布し、赤外線を検知する光学的読取手段によ
りマークの有無を読取判定するよう構成してもよい。
第16図は、前記マーク300の種々の形状を示した図で
ある。この図において、(V)〜(X)に示されたマー
クは、前記光学的読取部の一部に空欄が形成されている
が、前記リードセンサ70等の光学的読取手段の読取感度
を調整すれば、このようなマークも読取可能となる。
第17A図ないし第17C図は、前記第10E図の別実施例に
対応するものであり、横マーク列とタイミング信号のカ
ウント値に対応した横マーク列リードセンサSW4の位置
とを説明するための動作説明図である。
第17A図に示すように、タイミング信号のカウント値
が0のとき、横マーク列リードセンサSW4は、IMHnにお
ける横幅方向中央位置(図示格子で示した部分)に位置
する。そして、図示矢印方向で示したように、タイミン
グ信号のカウント値が1つずつ増えているごとに、横マ
ーク列リードセンサ(SW4)70が1dotずつフロント方向
(右方向)に移動していく。そして、タイミング信号の
カウント値がたえば10,16,112,118のときに、横マーク
列リードセンサSW4によるマークの読取りを行なう。こ
のように、この別実施例では、1つのマークの中央位置
を1回だけ読取り、その結果マークの有無の判定を行な
う、このように、横マーク列リードセンサSW4とマーク
の位置とが正規の位置関係にある場合には、横マーク列
リードセンサSW4がそれぞれのマークの中央を読取るこ
ととなる。
第17B図は、マーク位置が正規のマーク位置からセン
サ移動方向(フロント方向)に1dot分ずれている場合を
示した図である。
タイミング信号カウント値が0のときに、横マーク列
リードセンサ(SW4)70は、IMHnにおける図示格子で示
した位置に存在する。この状態でヘッド搬送機構が移動
し、横マーク列リードセンサがフロント方向に移動し、
タイミング信号カウント値が「10」になった時点で読取
りが開始される。すると、図示のように、カウント値が
「10」では、横マーク列リードセンサSW4がマークの中
央位置よりも1dot分左にずれた部分を読むこととなる。
しかし、マークには前述した光学的読取補助部が形成さ
れているため、横マーク列リードセンサが1dot分左にず
れてマークを読んだとしても読取エラーを起こすことが
ない。
第17C図は、実際のマーク位置が正規のマーク位置に
対しセンサ移動方向(フロント方向)の逆方向に1dotず
れている場合を示した図である。この場合においては、
前記第17B図とは逆に、タイミング信号のカウント値が
たとえば「10」のときに、横マーク列リードセンサが1d
ot分右側にずれてマークを読取ることとなる。しかし、
前述と同様に、マークに光学的読取補助部が設けられて
いるため、1dot分右側にずれてマークを読んだとしても
読取エラーを起こすことがない。
なお、図示するように、横マーク列リードセンサ70に
対し1dot分上方向にも光学的読取補助部が形成されてい
るため、仮に実際のマーク位置が正規のマーク位置に対
し1dot分下方にずれたとしても、横マーク列リードセン
サ70による正確な読取りが行なわれる。
第18図は、前記第10F図に示した別実施例に対応する
ものであり、サーマルヘッドで書込んだ書込情報を横マ
ーク列リードセンサ70をバック方向(図示左方向)に移
動させながら読取確認する場合の動作を説明する図であ
る。
図中、150bはカードの右側エッジであり、さらに54は
プラテンである。そして、横マーク列リードセンサ70が
バック方向(図示左方向)に移動して、図示するよう
に、横マーク列リードセンサ70の読取面積の2/3の位置
に右側カードエッジ150bが位置し、横マーク列リードセ
ンサ70の読取面積が2/3がカードで閉められた状態で、
横マーク列リードセンサ70がカードエッジ150bを検出す
る。この状態で、前述したようにステップS291によりYE
Sの判断がなされてステップS292に進み、タイミング信
号のカウントをリセットして新たにカウントが開始され
るのであり、横マーク列リードセンサ70のこの図示の位
置でタイミング信号のカウント値が「0」となる。そし
て、バック方向への横マーク列リードセンサ70の搬送に
際しては、タイミング信号のカウント値が1ずつ増加す
るのに対し、2dotずつバック方向に横マーク列リードセ
ンサ70が動くため、タイミング信号のカウント値が、
「31」,「32」,「34」,「35」,「37」,「38」等の
ように丸数字の値になったときに横マーク列リードセン
サ70による読取りが行なわれる。このように、読取セン
サが1つのマーク欄に対し2回読取りを行ない、その結
果1回以上のマークが検出されればその位置にマークあ
りとの判定が下される(但しIMH(n+1)の読取りは1回の
み)。そのため、読取センサとマーク欄の位置関係が或
る程度ずれていたとしても、極力読取エラーが防止でき
る。また、この別実施例の場合は、各マーク欄(n+
1)−19,(n+1)−18…上での通過時相当タイミン
グ信号「31」,「34」…導出時の横マーク列リードセン
サ70のそれぞれの存在値間の距離は6dotであり、マーク
欄(n+1)−1上への通過時相当タイミング信号「8
5」導出時の横マーク列リードセンサ70の存在位置とイ
ンデックスマークIMH(n+1)上での通過時タイミング信号
「90」導出時の横マーク列リードセンサ70の存在位置と
の距離は10dotである。ゆえに、10と6との最大公約数
である「2」が所定の基準値となり、それを所定の整数
「1」で除した値すなわち「2」を或る所定値と定め、
前記タイミング信号の1周期の間の前記横マーク列リー
ドセンサ70の移動距離が前記或る所定値の距離「2dot」
になるように構成されている。
なお、図示するように、横マーク列リードセンサ70に
対し1dot分上方向にも光学的読取補助部が形成されてい
るため、仮に実際のマーク位置が正規のマーク位置に対
1dot分下方にずれたとしても、横マーク列リードセンサ
70による正確な読取りが行なわれる。
以上ように、マークに光学的読取部の他に光学的読取
補助部を設けたため、マーク読取時において光学的読取
手段と光学的読取部との位置関係が多少ずれている場合
であっても、光学的読取手段は光学的読取補助部を読取
ることによって結果的にそのマークを読取ることができ
るので、読取エラーを起こさずに済む利点がある。
以上の説明では、マーク読取部の横幅(相対移動方向
の幅で実施例では3dot)よりもマークの横幅(実施例で
は5dot)の方が広いものを示したが、本発明はこれに限
らず、たとえば以下のようなものであってもよい。
マーク読取部とマークとの両者の横幅をともに等しい
横幅(たとえば3dot)にするとともに、マーク読取部の
読取感度を、読取面の2/3がマークにかかっていればマ
ークを読取れるように感度調整し、3回読取った結果2
回以上マークありの結果が出れば当該マーク位置にマー
クありの判定を下すように判定基準を定めておけば、相
対移動方向の位置ずれが±1dot以内であれば読取エラー
を起こさない。さらに他の例としては、マーク読取部の
横幅をたとえば3dotとし、マークの横幅をたとえば2dot
とし、マークの横幅よりもマーク読取部の横幅を広く構
成するとともに、読取感度を、読取面の2/3がマークに
かかっていればマークを読取れるように感度調整し、2
回読取った結果1回以上マークありの結果が出れば当該
マーク位置にマークありの判定を下すように判定基準を
定めておけば、相対移動方向の位置ずれが±1dot以内で
あれば読取エラーを起こさない。
つまり、以上説明したように、マーク読取部の読取面
の全部がマークにかからなくてもマークを読取れるよう
に感度調整した上で、マーク読取部の相対移動方向の幅
とマークの相対移動方向の幅を同じ幅にしてもよいし、
あるいはマーク読取部の相対移動方向の幅をマークの相
対移動方向の幅よりも大きくなるようにしてもよく、マ
ーク読取部とマークの幅との関係は前記実施例には限定
されないのである。
さらに、前記実施例では、たとえば第15図に示すよう
に、マークに光学的読取補助部の幅が1dotのものを示し
たが、本発明はれに限らず(1/2)dot等、光学的読取補
助部の幅が1dotよりも狭いものであってもよい。
第19図は、本発明の他の実施例を示し、タイミング信
号カウント値に対応した横マーク列リードセンサの位置
と横マーク列マーク表示欄のマーク位置との関係を説明
するための作用説明図である。図中、IMHn,n−1,n−2,n
−3は情報記録位置の一例のマーク欄であり、5dot×7d
otの大きさを有する。また、横マーク列リードセンサ
(SW4)70は、前述したように3dot×3dotの大きさであ
る。そして、タイミング信号のカウント値が0のとき、
横マーク列リードセンサ70は、IMHnにおける横幅方向左
寄りに位置する。そして、その横マーク列リードセンサ
70の横幅方向中央位置を二点鎖線で示している。さら
に、n−1,n+2,n−3のそれぞれのマーク欄の左寄りに
横マーク列リードセンサ70が位置するときのその横マー
ク列リードセンサ70の横幅方向中央位置が二点鎖線でそ
れぞれ示している。そしてその隣接するマーク同士の二
点鎖線間の距離が12dot,8dot,16dotに設定されている。
そしてこれらの数値12,8,16の最大公約数は「4」とな
り、この「4」が所定の基準値となる。そして、前記タ
イミング信号の1周期の間の前記相対移動手段による相
対移動距離を、前記所定の基準値「4」を或る所定の整
数で除した値に制御して相対移動速度が制御される。前
記所定の基準値「4」の除数である所定の整数nが、1,
2,3の場合を第19図に示す。つまり、或る所定の整数n
が1の場合には、n=1の行に示しているように、前記
タイミング信号の1周期の間の前記相対移動手段による
相対移動距離が「4dot」となるのであり、タイミング信
号のカウント毎に「4dot」だけ図示右方向に横マーク列
リードセンサ70が移動する。そして、この場合には、丸
数字で示したようにタイミング信号のカウント値が0,3,
5,9のときにそのタイミング信号が通過時相当タイミン
グ信号となりそれぞれのマーク欄に所定の情報が書込ま
れたり既に書込まれている情報が読取られたりする。
次に前記或る所定の整数nが2の場合には、前記タイ
ミング信号の1周期の間の前記相対移動手段による相対
移動距離が4/2=2(dot)となりタイミング信号のカウ
ント値が、0,1,6,7,10,11,18,19のときに横マーク列リ
ードセンサ70が各マーク欄上に位置するのであり、その
ときのタイミング信号が通過時相当タイミング信号とな
りその時点で情報の書込みまたは読取りが行なわれる。
さらに、或る所定の整数nが3の場合には、前記相対移
動距離が4/3(dot)となり、タイミング信号のカウント
値が、0,1,9,10,15,16,27,28のときに情報の読取りまた
は書込みが行なわれる。第19図の最下端行には、バック
方向(図示左方向)に情報書込/読取部70が移動する場
合を示している。フロント方向においては、たとえば或
る所定の整数n=2の相対速度で移動し、バック方向に
おいては或る所定の整数n=1の速度で相対移動する。
その場合には、カードエッジ150bの検出位置のタイミン
グ信号のカウント値を0とすると、タイミング信号のカ
ウント値が、1,5,7,10のときに横マーク列リードセンサ
70が各マーク欄と重なるため、そのカウント値のときに
各マーク欄の情報を読取ったり所定の情報を書込んだり
する。
なお、第19図に示すそれぞれのマーク欄の1つまたは
2つ以上のものが、図示の位置から左方向に2dotの範囲
内でずれてもよい。たとえばn−4のマーク欄が図示二
点鎖線で示す位置にあってもよい。また、本発明の相対
移動速度切換手段は、前記一定の相関関係を保った状態
で前記所定の基準値を他の別の基準値に変更して変速を
行なうものでもよい。
[発明の効果] 前記構成を有する本発明は、記録媒体と情報書込/読
取部との相対移動速度を変更可能にしながらも、情報記
録位置飛び越し現象という不都合な事態が生じることの
ない記録媒体の情報書込/読取装置を提供し得るに至っ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る情報読取書込装置の一例である
カードリーダライタ装置の構造を示す平面図である。 第2図は、カードリーダライタ装置の構造を示す側面図
である。 第3図は、ヘッド搬送機構がバック方向の搬送ストロー
ク端にまで搬送された状態を示すリーダライタ機構の正
面図である。 第4図は、ヘット搬送機構が搬送方向途中箇所に位置す
る状態を示すリーダライタ機構の正面図である。 第5図は、本発明に使用される記録媒体の一例のカード
を示し、カードに形成された各種マーク列マーク欄を示
す正面図である。 第6図A図ないし第6C図は、実際に情報が書込まれたカ
ードを示す正面図であり、第6A図を発券したもの、第6B
図は1回使用後のもの、第6C図は2回使用後のものを示
す図である。 第7図は、本発明に係るリーダライタ装置が組込まれた
遊技機の一実施例のパチンコ遊技機を示す全体正面図で
ある。 第8図は、カードリーダライタ装置を制御するための制
御回路を示すブロック図である。 第9図は、第7図に示したパチンコ遊技機を制御するた
めの制御回路を示すブロック図である。 第10A図,第10B図ならびに第10D図〜第10F図は、第8図
に示した制御回路の動作を説明するためのフローチャー
トであり、第10E図および第10F図は他の実施例を示すフ
ローチャートである。 第10C図は、第9図に示した制御回路の動作を説明する
ためのフローチャートである。 第11A図ないし第11C図は、タイミング信号カウント値に
対応した横マーク列リードセンサの位置と横マーク列マ
ーク表示欄のマーク位置との関係を説明するための作用
説明図であり、第11A図は横マーク列マーク表示欄のマ
ーク位置が正規の位置にある場合を示し、第11B図は横
マーク列マーク表示欄の位置がセンサ移動方向(フロン
ト方向)に1dotずれている場合を示し、第11C図は横マ
ーク列マーク表示欄のマーク位置がセンサ移動方向の逆
方向(バック方向)に1dotずれている場合を示す図であ
る。 第12A図,第12B図は、サーマルヘッドによる横マーク列
マーク表示欄への所定情報の書込み動作を説明するため
の動作説明図である。 第13A図ないし第13C図は、横マーク列リードセンサがバ
ック方向へ移動しながら書込まれたマークの読取確認を
している状態を示し、タイミング信号に対応して移動す
る横マーク列リードセンサの位置と横マーク列マーク表
示欄のマーク位置との相対関係を説明するための作用説
明図であり、第13A図は横マーク列マーク表示欄のマー
ク位置が正規の位置にある場合を示し、第13B図は横マ
ーク列マーク表示欄の位置がフロント方向(図示右方
向)に1dotずれている場合を示し、第13C図は横マーク
列マーク表示欄のマーク位置がバック方向(図示左方
向)に1dotずれている場合を示す図である。 第14図は、第5図に示した記録媒体の一例のカードの一
部を拡大した要部拡大正面図である。 第15図は、記録媒体に記録されたマークを説明するため
のマーク拡大説明図である。 第16図の(A)〜(X)は、それぞれ記録媒体に記録さ
れるマークの種類を示した図である。 第17A図ないし第17C図は、タイミング信号カウント値に
対応した横マーク列リードセンサの位置と横マーク列マ
ーク表示欄のマーク位置との関係を説明するための作用
説明図であり、第17A図は横マーク列マーク表示欄のマ
ーク位置が正規の位置にある場合を示し、第17B図は横
マーク列マーク表示欄の位置がセンサ移動方向(フロン
ト方向)に1dotずれている場合を示し、第17C図は横マ
ーク列マーク表示欄のマーク位置がセンサ移動方向の逆
方向(バック方向)に1dotずれている場合を示す図であ
る。 第18図は、横マーク列リードセンサがバック方向へ移動
しながら書込まれたマークの読取確認をしている状態を
示したものであり、タイミング信号に対応して移動する
横マーク列リードセンサの位置と横マーク列マーク表示
欄のマークの位置との相対位置関係を説明するための作
用説明図である。 第19図は別実施例を示し、タイミング信号がカウント値
に対応した横マーク列リードセンサの位置と横マーク列
マーク表示欄のマーク位置との関係を説明するための作
用説明図である。 第20図は比較例を示し、タイミング信号カウント値に対
応した横マーク列リードセンサの位置と横マーク列マー
ク表示欄のマーク位置との関係を説明するための作用説
明図である。 図中、70は情報読取部の一例の横マーク列リードセン
サ、71は情報書込部の一例のサーマルヘッド、68はヘッ
ド搬送機構、61は駆動源の一実施例のDCモータ、182は
検出回路、185はサーマルヘッド駆動回路、170はカード
リーダライタ装置制御用マイクロコンピュータ、56はヘ
ッド搬送軸、56aは螺旋切込溝、51はリーダライタ機
構、29はステッピングモータ、11はカード挿入・排出
口、300はマーク、1は情報読取装置の一例のカードリ
ーダライタ装置、150は記録媒体の一例のカードであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 5/00 G06F 15/64 325A G06T 1/00 B41J 3/10 101H (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/12 G06K 5/00 A63F 7/02 B41J 29/46 B41J 2/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体上に予め定められている複数の情
    報記録位置に所定の情報を書込む機能と前記情報記録位
    置に記録されている情報を読取る機能とのうち少なくと
    もいずれか一方の機能を有する情報書込み/読取部を含
    む記録媒体の情報書込/読取装置であって、 所定の周期のタイミング信号を出力するタイミング信号
    出力手段と、 前記タイミング信号の周期に対し一定の相関関係を有す
    る相対移動速度で前記情報書込/読取部が前記複数の情
    報記録位置上を順次通過するように前記情報書込/読取
    部と前記記録媒体とを相対移動させる相対移動手段と、 前記タイミング信号出力手段から出力された前記タイミ
    ング信号が、前記情報書込/読取部の前記それぞれの情
    報記録位置の通過時点に出力される通過時相当タイミン
    グ信号であることを判別する通過時相当信号判別手段
    と、 該通過時相当信号判別手段の判別出力に基づいて、前記
    情報書込/読取部を作動させて、該情報書込/読取部が
    通過中の情報記録位置に所定の情報を書込む書込制御と
    該情報記録位置に記録されている情報を読取る読取制御
    とのうちいずれか一方の制御を行なう制御手段と、 前記所定の相対移動速度を切換える相対移動速度切換手
    段とを含み、 前記タイミング信号の周期と前記相対移動速度との間の
    前記一定の相関関係は、前記タイミング信号出力手段の
    1周期の間の前記相対移動手段による相対移動距離が、
    所定の基準値を或る所定の整数で除した或る所定値の距
    離となる関係であり、前記所定の基準値は、前記それぞ
    れの通過時相当タイミング信号の導出時点での前記情報
    書込/読取部のそれぞれの存在位置において、互いに隣
    接する前記それぞれの存在位置同士間の間隔長さを表わ
    す数値の最大公約数に設定され、 前記相対移動速度切換手段は、前記一定の相関関係を保
    ちながら前記或る所定値を別の他の所定値に変更し前記
    相対移動速度を切換えることを特徴とする、記録媒体の
    情報書込/読取装置。
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