JPH0547229B2 - - Google Patents

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JPH0547229B2
JPH0547229B2 JP58140667A JP14066783A JPH0547229B2 JP H0547229 B2 JPH0547229 B2 JP H0547229B2 JP 58140667 A JP58140667 A JP 58140667A JP 14066783 A JP14066783 A JP 14066783A JP H0547229 B2 JPH0547229 B2 JP H0547229B2
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JP
Japan
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data
ticket
balls
ball
magnetic
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JP58140667A
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JPS6031781A (ja
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Kenkichi Nakajima
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Publication of JPS6031781A publication Critical patent/JPS6031781A/ja
Publication of JPH0547229B2 publication Critical patent/JPH0547229B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気カードを用いたパチンコ遊戯シ
ステムに関する。
(従来の技術) パチンコ遊戯に際し、まずパチンコ台を選定す
るのであるが、そのために目視だけでなく、複数
パチンコ台の試し打ちにより、1台が選定され
る。このとき貸出し単位金額の最低単位量(100
円)または2〜3単位量に相当するパチンコ玉を
ホール(店)側から借り受け、複数候補の各々を
同一パチンコ玉数で順次試し打ちすることが一般
的で、たとえば試し打ち時間を予め定め、その時
間内に払い出されたパチンコ玉数が最多のパチン
コ台を候補の中から選定すれば良好なものが得ら
れるのである。
ところで従来からカードたとえば磁気カードな
どを用いたパチンコ機は種々開発されており、こ
の種のパチンコ機の場合、不正の防止が重要視さ
れる。この不正としては、外部で製造たとえばデ
ータを偽造・変造した不正な磁気カードの持ち込
みがホールにおいてとくに問題となる。パチンコ
玉自体によつてホールと顧客との取り引きを行う
方式の一般のパチンコ機においては、外部で製造
したパチンコ玉をホールに持ち込み、取り引きを
行つたとしても、パチンコ玉の製造コストに見合
う利益が上らないのでこのような不正はほとんど
無いといえる。しかし磁気カードの場合である
と、一枚の磁気カードにパチンコ玉数百発あるい
は数千発分以上のデータを書き込むことが容易な
ので、不正の防止が重要視されてくるのである。
ところで上述したような不正を防止する手段が
施されたものがすでに開発されている。このもの
は集中制御装置によりシステム全体を流れるデー
タを集中処理する方式のシステムを取り、磁気カ
ードには玉数データは書き込まず、任意のナンバ
ーのみを書き込んで客のナンバーリングを行う。
そしてパチンコ台の磁気カードリーダにその磁気
カードに磁気記録されているナンバーを読み取ら
せ、これによりデータバスを通して集中制御装置
のメモリにアドレツシングを行い、メモリの指定
されたアドレスに書き込まれた玉数データをパチ
ンコ台のカウンタにプリセツトするようになつて
いるものである。つまり磁気カードに玉数データ
を磁気記録せず、しかも玉数データを印刷する
等、目視確認ができない方式をとつているので、
正規の玉数のデータいいかえれば金額データの解
読、その磁気記録データの偽造・変造および印刷
等の表示上データの偽造・変造などを困難にする
ことにより、上述した不正が防止されるのであ
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記システムは所謂集中管理シス
テムを取つているので、集中制御装置が何かの原
因で作動を停止してしまつた場合、全パチンコ台
が遊戯不能な状態となるという欠点を有している
他、メモリ内に記憶されているデータがすべて消
滅してしまうという重大な欠点がある。
また磁気カードに玉数データを磁気記録せず、
しかも目視による確認ができない方式をとつてい
るので、遊戯中断後および遊戯終了後に磁気カー
ドがパチンコ台から取り出されたとき、遊戯客は
玉数データを目視で確認できない。このためホー
ル側に対する不信感を遊戯客に抱かせ易いだけで
なく、パチンコ台から払い出されたパチンコ玉数
またはパチンコ台に打ち込んだパチンコ玉数を各
パチンコ台について比較できないので、パチンコ
玉の試し打ちによつて所望パチンコ台を複数台の
中から選定することが困難で、この傾向は候補と
なるパチンコ台数が増大するほど顕著になる。
そこで遊戯客は遊戯中断ごとおよび遊戯終了ご
とに玉数データを遊戯客自身で記憶または記録す
ることになるが、このような行為はきわめて煩わ
しい。
さらに遊戯客による玉数データの記録違いまた
は記録違いが発生した場合、景品交換時において
ホール側と遊戯客との間にトラブルを招き、その
場合には遊戯意欲が減退する。
そこで本発明は、パチンコ遊戯の終了ごとの玉
数データを磁気カードに磁気記録し、かつ、目視
可能にプリントしながら、磁気カードに玉数デー
タを不正に書き込むことの防止と、玉数データの
容易な認識とが安価に可能なパチンコ遊戯システ
ムの提供を目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的達成のため本発明にあつては、金額に
対応した玉数データを演算し該玉数データおよび
日付等の不正防止符号の各データを磁気によつて
記録する記録手段を有し各データが磁気記録され
ており少なくとも玉数データを印字するための印
字面が備えられた磁気カードを発行するとともに
玉数データに変換した金額に相当する売上データ
信号を発生させる制御のためのマイクロプロセツ
サが設けられたカード発行機と、前記磁気カード
に磁気記録された各データを読み取る読取手段、
不正防止符号をプリセツトするプリセツト手段、
該プリセツト手段によつてプリセツトされた不正
防止符号と前記読取手段によつて前記磁気カード
から読み取られた不正防止符号とを照合する照合
手段、打ち出された玉のすべてを検出する玉セン
サに接続され前記読取手段によつて前記磁気カー
ドから読み取られた玉数データに基いて遊戯を可
能にし該遊戯の進行に基く各玉センサの検出有無
に応じて玉数データを更新する更新演算手段、該
更新演算手段によつて更新演算された遊戯終了時
の玉数データを前記磁気カードに磁気記録する記
録手段、前記印字面の印字済位置とは異なる印字
位置に前記記録手段によつて磁気記録された遊戯
終了時の玉数データを遊戯終了ごとに目視可能に
プリントする印刷手段、および所定の打止処理を
施すための打止手段をそれぞれ制御するためのマ
イクロプロセツサが設けられたパチンコ台と、前
記磁気カードに磁気記録されている玉数データを
読み取る読取手段、不正防止符号をプリセツトす
るプリセツト手段、該プリセツト手段によつてプ
リセツトされた不正防止符号と前記読取手段によ
つて前記磁気カードから読み取られた不正防止符
号とを照合する照合手段、前記読取手段によつて
前記磁気カードから読み取られた玉数データを表
示する表示手段および前記読取手段によつて前記
磁気カードから読み取られた玉数データに基いて
景品交換時に回収される玉数に相当する景品交換
信号を発生させる景品交換手段をそれぞれ制御す
るためのマイクロプロセツサが設けられたカード
回収読取機と、前記カード発行機、パチンコ台お
よびカード回収読取機の前記マイクロプロセツサ
の各々に交信可能に接続され、前記カード発行機
のマイクロプロセツサから入力される前記売上デ
ータ信号に基いて売上データを集計する売上集計
手段、前記パチンコ台のマイクロプロセツサから
入力される前記玉センサの検出信号に基いて前記
パチンコ台の出玉状況を各々に監視する監視手
段、該監視手段によつて監視された出玉状況を所
定条件に適合したときに前記打止手段を動作させ
るための打止信号を前記パチンコ台のマイクロプ
ロセツサに向かつて発生させる打止信号手段およ
び前記カード回収読取機のマイクロプロセツサか
ら入力される前記景品交換信号に基いて景品玉数
データを集計する景品集計手段が設けられたホス
トコンピユータとからなる構成を備えている。
(作用) 本発明は上記のように構成したので、磁気カー
ドはカード発行機によつて発行され、遊戯終了時
には記録手段によつて磁気記録された玉数データ
が、印刷手段によつて前記印字面の印字済位置と
は異なる印字位置に目視可能にプリントされる。
このため玉数データが遊戯終了の段階を追つて順
次別個に印字されるので、玉数データは遊戯終了
ごとに明確、かつ、別個に表示され、これら玉数
データの各々が消滅することはない。また玉数デ
ータは磁気カードにも書き込まれているので、最
終の玉数データは残される。
またカード回収読取機は景品交換時、景品交換
手段から景品交換信号を発生させてホストコンピ
ユータに入力するので、景品玉数データが景品集
計手段によつて集計される一方、カード回収読取
機は磁気カードに磁気記録されている玉数データ
を表示手段によつて表示するので、表示手段に表
示された玉数データと、磁気カードの印字面に印
字された玉数データとを目視で比較できる。
さらにホストコンピユータは、各パチンコ台に
更新演算手段から入力される玉数データに基いて
遊戯状況を各パチンコ台ごとに把握し、監視手段
によつて監視された出玉状況が所定条件に適合し
たときに打止信号手段によつて打止信号を前記パ
チンコ台に向かつて発生させる。
(実施例) 以下に、本発明に係るパチンコ遊戯システムの
実施例を図面をも参照しつつ説明する。
まずカード発行機としてのチケツト発行機につ
いて説明する。なお本実施例ではホールおよび客
間の遊戯媒体となるカードが磁気によつて記録さ
れる磁気カードである場合について説明する。
第1図および第2図において1はチケツト発行
機であり、このチケツト発行機1は、第3図Aに
示すような一方の面が磁気記録面2aとされ、他
方の面が後述するサーマルプリンタによつてプリ
ントされるプリント面2bとされた紙製の磁気カ
ードとなる磁気チケツト2を発行するものであ
る。
このチケツト飛行機1の前面には販売表示ラン
プ3とチケツト終了表示ランプ4とLED、液晶
よりなる硬貨投入枚数表示部5と硬貨投入口6と
チケツト販売スイツチ7と硬貨返却スイツチ8と
硬貨返却口9とチケツト取出口10とが設けられ
ており、このチケツト発行機1は、販売表示ラン
プ3が点灯している間はチケツトの販売が可能な
状態とされ、チケツトが無いときは、チケツト終
了表示ランプ4が点灯され、販売表示ランプは消
灯されるようになつている。
また客が所望枚数の硬貨を投入した後にチケツ
ト販売スイツチ7を操作することにより、チケツ
ト取出口10から磁気チケツト2を取り出すもの
とされている。
チケツト発行機1の内部には硬貨セレクタ11
が設けられており、硬貨投入口6から投入された
硬貨は硬貨セレクタ11に流され、ここで正規の
硬貨が投入されたかどうか判別されて、返却口9
に返却されるか、または硬貨収納部12に収納さ
れるようになつている。硬貨セレクタ11はその
電源が切れることで投入された硬貨を返却するよ
うになつているものであつて、かつ、図示を省略
した硬貨検出スイツチを有しており、この硬貨検
出スイツチがオンされると順次後述するメモリー
に記憶されるようになつている。
なお本実施例におけるチケツト発行機1は硬貨
の投入に基いて磁気チケツト2を発行する場合に
ついてのみ説明しているが、これに限定されるも
のではなく、紙幣のみの投入または紙幣および硬
貨の併用投入に基いて磁気チケツト2を発行する
ように構成してもよい。
13はチケツト発行機本体であり、このチケツ
ト発行機本体13には第4図に示すようにチケツ
ト呑込用モータ14が設けられている。なお磁気
チケツト2は、その発行前、符号15で示すよう
に連続帯とされてリール16に巻回されているも
のであり、チケツト販売スイツチ7がオンされた
ときにチケツト呑込用モータ14が回転し、チケ
ツト連続帯15がチケツト発行機本体13内に呑
み込まれるようにされている。
チケツト発行機本体13にはそのチケツト搬送
路の入口から出口にかけて、カツタ17とライト
ヘツド18とリードヘツド19とが順次配設され
ている。20はカツタ駆動用のソレノイド、21
はカツト位置検出センサであり、チケツト連続帯
15がカツト位置検出センサ21によつてカツト
位置まで来たことが確認されると、チケツト呑込
用モータ14が停止されてソレノイド20が駆動
され、チケツト連続帯15がカツタ17によつて
第3図Aに示す形状に切断されるようになつてい
る。22はチケツト搬送モータであり、このチケ
ツト搬送モータ22は、正逆転可能なモータが使
用されており、カツト後の磁気チケツト2はこの
チケツト搬送モータ22によつてチケツト搬送路
を搬送されるようになつている。
23は書込位置検出センサ、24は読取位置検
出センサ、25は取出位置検出センサであり、ま
ず磁気チケツト2が書込位置検出センサ23によ
つて検出されると、チケツト搬送モータ22によ
つて搬送されつつ、ライトヘツド18によつて磁
気記録面2aに投入コイン枚数すなわち投入金額
に対応した玉数データおよび日付等の不正防止符
号データ等のデータが磁気記録されるようになつ
ている。
そしてデータが磁気記録された磁気チケツト2
が読取位置検出センサ24によつて検出される
と、後述するデータ記憶用メモリ内に磁気チケツ
ト2内のデータがリードヘツド19によつて読み
込まれ、この読み込まれたデータと書き込んだデ
ータとが一致しているか否か判定されるようにな
つている。ここで一致していた場合にはチケツト
搬送モータ22が送り出した方向に回転し、磁気
チケツト2がチケツト取出口10に出され、客に
引き抜かれるのを待機する状態とされるようにな
つている。
一方、一致しない場合には磁気チケツト2は不
良チケツトとされ、チケツト搬送モータ22が呑
み込み方向に回転し、図示を省略した不良チケツ
ト収納ボツクスに落されるようになつている。こ
れは第4図では図示を省略した不良チケツト検出
センサによつて確認されるものである。
上記の構成要素を回路化すると第5図に示すよ
うなものとなる。同図においてチケツト発行機1
にはプログラム格納メモリ26とデータ記憶用メ
モリ27とを有するマイクロプロセツサ(以下
MPUという)28が設けられており、29,3
0はそのデータバスである。
検出センサ21,23,24,25および不良
チケツト検出センサ31はインターフエース32
を介してデータバス30に接続され、かつ、販売
表示ランプ3と共に硬貨セレクタ11の硬貨返却
ソレノイド33、チケツト販売スイツチ7、チケ
ツト連続帯15の終了を検出するチケツト終了検
出スイツチ34がインターフエース35を介して
データバス30に接続されている。
36はデジタルアナログレベル変換器であり、
このデジタルアナログレベル変換器36は、イン
ターフエース37を介してデータバス30に接続
されており、MPU28から送られてくるデータ
のデイジタル信号を磁気記録可能なアナログ信号
に変換しライトヘツド18に向つて出力するとと
もに、リードヘツド19からのアナログ信号をデ
イジタル信号レベルに変換し、MPU28に送る
機能を有するものである。
チケツト呑込用モータ14、チケツト搬送モー
タ22、カツタ17のソレノイド20は、インタ
ーフエース38を介してデータバス30に接続さ
れており、インターフエース38にはチケツト搬
送モータ22の回転方向を切換える回転方向切換
器39が接続されている。またチケツト搬送モー
タ22にはタイミング信号発生器40が接続され
ており、このタイミング信号発生器40は、磁気
チケツト2の移動とライトヘツド18、リードヘ
ツド19の書き込みおよび読み取りのタイミング
を合せるためのタイミング信号をデイジタルアナ
ログレベル変換器36に入力する機能を有する。
41は玉数設定器であり、この玉数設定器41
は、投入コイン数に対応した玉数データをデータ
記憶用メモリ27にメモリする機能を有するもの
で、インターフエース42を介してデータバス2
9に接続されている。43は不正防止符号読取器
であり、この不正防止符号読取器43は後述する
チケツト回収読取機から送られる不正防止符号を
読み取り、その符号データをデータバス29を通
してデータ記憶用メモリ27に記憶されるもので
あり、インターフエース44を介してデータバス
29に接続されている。
45は送信用ドライブ回路で、インターフエー
ス46を介してデータバス29に接続されてお
り、売上データとなる投入コイン数の情報を有す
る信号を売上集計器に送信する等、外部の独立し
た機器へのデータ転送を行う機能を有するもの
で、種類によつてデータを分離する能力のあるも
の、たとえばリレー等が用いられる。
以上チケツト発行機1の構成について説明した
が、その作用は後述することにして、このチケツ
ト発行機1によつて発行された磁気チケツト2を
使用して遊戯を行うパチンコ台について説明す
る。
第6図および第7図において47はパチンコ台
であり、各図はそれぞれの正面図および背面図を
示している。48はフレーム、49は遊戯盤であ
り、遊戯盤49には複数のセーフ孔50とアウト
孔51とが開設されている。またこの遊戯盤49
には後述する打球槌によつて発射されたパチンコ
玉を遊戯盤49に誘導する誘導レール52が設け
られている。
遊戯盤49の裏面側には第7図に示すようにセ
ーフ玉ケース53とアウト玉ケース54とが形成
されており、すべてセーフ孔50の出口はセーフ
玉ケース53内に臨み、アウト孔51の出口はア
ウト玉ケース54内に臨んでいる。55はセーフ
玉ケース53から導出されたセーフ玉通路、56
はアウト玉ケース54から導出されたアウト玉通
路であり、セーフ玉およびアウト玉は必ず各々の
通路55,56を別々に通過するようになつてい
る。
第8図および第9図において、57は発射レー
ルであり、この発射レール57の上端部と誘導レ
ール52の下端部とによつてフアウル玉逃し部5
8が形成されており、このフアウル玉逃し部58
に落下したフアウル玉のためのフアウル玉通路5
9がフアウル玉逃し部58に連結されている。6
0は待機玉用樋、61は打玉循環通路であり、セ
ーフ玉通路55、アウト玉通路56およびフアウ
ル玉通路59の出口はすべて打玉循環通路61に
連結され、打玉循環通路61の出口となる下端部
は待機玉用樋60の入口となる上端部に連結され
ている。これによりセーフ玉、アウト玉、フアウ
ル玉のすべてのパチンコ玉が待機玉用樋60に集
中するように構成されている。
待機玉用樋60の出口となる下端部は、発射レ
ール57の下端近傍部に臨み、かつ、この下端部
には軸62を中心に回動駆動される玉送りレバー
63の玉送り部63aが臨んでいる。この玉送り
レバー63は待機玉用樋60内のパチンコ玉を一
つずつ発射レール57に順次送り込むものを、そ
の動きは後述する打球槌の動きに同期する。64
は打球槌であり、この打球槌64の先端部は発射
レール57の下端発射部内に臨んでいる。
この構成により、待機玉用樋60から順次送ら
れてくるパチンコ玉は、打球槌64によつてたた
かれて発射レール57、誘導レール52を通つて
遊戯盤49内に飛入される。65は待機玉用樋1
4から発射レール11への入口である。
66,67は玉抜操作レバーであり、これら玉
抜操作レバー66,67は待機玉樋60内のパチ
ンコ玉を外部に抜き取るためのもので、外部から
の操作は不能とされている。
これら2つの玉抜操作レバー66,67のうち
玉抜操作レバー66は1回操作ごとにパチンコ玉
1つずつ取り出すためのもので、他方の玉抜操作
レバー67は1回の操作によつて連続して複数の
パチンコ玉を取り出すものとされる。
玉抜操作レバー66は待機玉用樋60内のパチ
ンコ玉とパチンコ玉との境に向つてその近傍にま
でのび、その先端部はテーパ形状とされている。
この玉抜操作レバー66の長手方向中間部分には
当接操作部66aが突設されている。
玉抜操作レバー67は玉抜操作レバー66の当
接操作部66aよりも若干下方にまで延び、その
先端部は後述するクランク部材68のレバー部6
8aに当接している。
68はクランク部材、69はスライドバーであ
り、クランク部材68は略くの字状を呈して2本
のレバー部68a,68bを有しており、軸23
を中心に回転駆動されるものである。
クランク部材68のレバー部68bと機枠との
間にはひつぱりコイルバネ70が掛け渡され、こ
れによりクランク部材68は時計方向に回動付勢
されており、そのレバー部68aが玉抜操作レバ
ー66,67を押し上げている。スライドバー6
9は機枠に対して横方向にスライド可能に設けら
れ、後述する取出用小孔を開閉するもので、その
スライド操作はクランク部材68のレバー部68
bによつてされるように構成されている。
この構成において、玉抜操作レバー66を押し
込み操作すれば、その当接操作部66aによつて
クランク部材68のレバー部68aが押されて該
クランク部材68がひつぱりコイルバネ70の付
勢力に抗して反時計方向に回動され、そのレバー
部68aによつてスライドバー69が図中右方に
スライド操作されて取出用小孔が開成されパチン
コ玉が取り出される。
このとき玉抜操作レバー66の先端部が先頭の
玉と2番目の玉との境に侵入し、2番目のパチン
コ玉以降の流出が阻止されるようになつている。
また玉抜操作レバー67を押し込み操作すれば、
その先端部によつてクランク部材68のレバー部
68aが押されて該クランク部材68が回動さ
れ、スライドバー69がレバー部68bによつて
スライド操作されてパチンコ玉が連続して流出す
る。
セーフ玉通路55、フアウル玉通路59には各
通路55,59内を通過するパチンコ玉を検出す
るセーフ玉検出センサ71、フアウル玉検出セン
サ72が配設され、発射レール57の下端発射部
にも、発射玉を検出するための発射玉検出センサ
73が設けられている。各検出センサ71,7
2,73の検出信号は後で詳述するMPUによつ
てカウントされる。
第6図、第7図に戻つて、74は打止ランプ、
75は出玉状況表示ランプであり、これら打止ラ
ンプ74おび出玉状況表示ランプ75はともにフ
レーム48の上方に設けられている。
打止ランプ74はパチンコ台47の出玉数が打
止玉数に達すると点灯し、打止であることを表示
するものである。出玉状況表示ランプ75はパチ
ンコ台47の出玉状況を出玉数に応じて段階的に
表示するもので、ランプ75a,75b,75c
の3つのランプから成り、ここでは3段階表示を
行うよう構成されている。
たとえばパチンコ台47の打止玉数が4000発で
あるとする。この場合、出玉数が1000、2000、
3000発になるにしたがいランプ75a,75b,
75cを順次点灯させるようにするものである。
76は入賞表示ランプで、この入賞表示ランプ
76はパチンコ玉がセーフ孔50に飛入して入賞
するごとに点灯して、この入賞を表示するもので
ある。77はスピーカーであり、このスピーカー
77はパチンコ玉の入賞時に擬音を発生させるた
めのものである。78は玉数表示器であり、この
玉数表示器78は現時点の持ち玉数を数値表示す
るもので、遊戯盤49の下方に設けられている。
玉数表示器78の右方には窓79が設けられ、
この窓79から待機玉樋60に整列しているパチ
ンコ玉が目視可能とされている。また窓78の右
方には取出用小孔80が設けられている。この取
出用小孔80は前述した如く待機玉用樋60内の
パチンコ玉を取り出すときの取出口になるもので
ある。
さらにパチンコ台47にはそのフレーム48の
下部に灰皿81、電動ハンドル82が設けられ、
また背面側に打止用ソレノイド83が設けられて
いる他、チケツト処理装置84が設けられてい
る。
チケツト処理装置84は第10図に示すように
磁気チケツト2に磁気記録されているデータを読
み取る読取手段になるリードヘツド85、磁気チ
ケツト2に遊戯終了時の玉数データを磁気記録す
る記録手段としてのライトヘツド86、このライ
トヘツド86が書き込む玉数データと同一データ
をプリント面2bの互いに異なる印字位置に目視
可能に数値印刷する印刷手段としてのサーマルプ
リンタ87を有している。
これらリードヘツド85、ライトヘツド86、
サーマルプリンタ87はチケツト搬送通路に沿つ
て配設されているものである。そしてチケツト搬
送通路に沿つて上部送りローラ88a〜88gお
よび下部送りローラ89a〜89gが配設されて
いる。
90は正逆転可能な駆動モータ、91はその出
力ローラであり、この出力ローラ91と下部送り
ローラ89b〜89gとには搬送ベルト92が掛
け渡されている。そして下部送りローラ89aと
下部送りローラ89bとには搬送ベルト93が掛
け渡されている。94はテープ出入口であつて、
この構成により、このテープ出入口94から挿入
された磁気チケツト2は、上下送りローラ88a
〜88gおよび89a〜89gによつてチケツト
搬送通路を搬送されるようになつている。
サーマルプリンタ87はチケツト搬送通路に存
在する磁気チケツト2に対して進退可能に設けら
れており、その下方にはソレノイド95が設けら
れ、95aはそのプランジヤであつて、このプラ
ンジヤ95aとサーマルプリンタ87とはコイル
バネ96によつて連結されている。
またサーマルプリンタ87とソレノイド95と
の間には搬送補助ローラ97が設けられている。
この構成において、磁気チケツト2がそのプリン
ト面2bにプリントされるとき、ソレノイド95
が作動してプランジヤ95aが引き込まれ、サー
マルプリンタ87が磁気チケツト2のプリント面
2bに接触されてプリントが行なわれるようにな
つているものである。
またチケツト読取装置84にはチケツト出入検
出センサ98と読取位置検出センサ99と書込位
置検出センサ100とチケツト停止位置検出セン
サ101とが設けられている。チケツト出入検出
センサ98はチケツト出入口94の近傍に設けら
れ、このチケツト出入口94における磁気チケツ
ト2の挿入・取出を検出するものである。
読取位置検出センサ99および書込位置検出セ
ンサ100はそれぞれリードヘツド85およびラ
イトヘツド86専用のもので、読取位置検出セン
サ99によつて検出された位置で磁気チケツト2
はその磁気記録面2aに磁気記録されているデー
タがリードヘツド85によつて読み取られ、一方
書込位置検出センサ100によつて検出された位
置で磁気チケツト2はその磁気記録面2aにデー
タが書き込まれるようになつている。チケツト停
止位置検出センサ101はチケツト搬送通路の最
奥方に設けられていて、磁気チケツト2はチケツ
ト停止位置検出センサ101によつて検出される
位置に来ると停止され、遊戯終了までその位置で
待機されるようになつている。
チケツト処理装置84の前面には精算ボタン1
02が設けられており、この精算ボタン102
は、客が遊戯を終了するときに操作するものであ
つて、この精算ボタン102がオンされたとき、
待機していた磁気チケツト2が搬送され、データ
が磁気記録され、かつ、第3図A〜Cに示すよう
に互いに異なる印字位置に目視可能にプリントさ
れたのち、チケツト出入口94に送り出されるよ
うになつている。
上記構成のパチンコ台47が有する構成要素の
結合関係を第11図のブロツク図で示す。同図に
おいてパチンコ台47にはシステムソフトが記憶
されたプログラム記憶メモリ103と玉数データ
および不正防止符号データ等のデータを記憶する
ためのデータ記憶メモリ104とを有するMPU
105が設けられている。106,107はその
データバスであり、セーフ玉検出センサ71、フ
アウル玉検出センサ72および発射玉検出センサ
73はインターフエース108を介してデータバ
ス107に接続されている。
またセーフ玉検出センサ71の信号によつてパ
ルスを発生するセーフ玉パルサー109、発射玉
センサ73の信号によつてパルスを発生する発射
玉パルサ110、客の持玉が取り得る最大の玉数
に達したときすなわち客ごとの打止が発生したと
き、これを知らせるパルスを発生する打止発生パ
ルサ111、およびセーフ玉パルサ109と発射
玉パルサ110とからのパルスによつてホストコ
ンピユータが各パチンコ台47ごと、すなわちパ
チンコ台47自体の出玉数が打止玉数に達したと
きに発する信号を受け取り、打止を検出する打止
検出器112が、打止ソレノイド83、打止表示
ランプ74、精算スイツチ102とともにインタ
ーフエース113を介してデータバス107に接
続されている。
そしてチケツト読取装置84内のチケツト出入
検出センサ98、読取位置検出センサ99、書込
位置検出センサ100、チケツト停止位置検出セ
ンサ101および第10図において図示を省略し
た廃棄チケツト検出センサ114がインターフエ
ース115を介してデータバス107に接続され
ている。この廃棄チケツト検出センサ114は持
玉数が零となつた磁気チケツト2を廃棄処分する
方式のものであるときに必要になるもので、チケ
ツト出入口94に戻す方式のものであるときは必
要ない。
リードヘツド85、ライトヘツド86はデイジ
タルアナログレベル変換器116に接続され、こ
のデイジタルアナログレベル変換器116はイン
ターフエース117を介してデータバス107に
接続されている。そして駆動モータ90およびサ
ーマルプリンタ87とソレノイド95とを包含し
てなる印刷手段としての印字機118がインター
フエース119を介してデータバス107に接続
されている。
120は回転方向切換器であり、駆動モータ9
0の回転方向を切換るものであつて、その入力側
はインターフエース119に接続され、出力側は
駆動モータ90に接続されている。この駆動モー
タ90にはタイミング信号発生器121の入力側
が接続され、出力側はデイジタルアナログレベル
変換器116に接続されており、このタイミング
信号発生器121はチケツト発行機1のタイミン
グ信号発生器40と同様の機能を有するものであ
る。
玉数表示器78はインターフエース122を介
してデータバス106に接続されている。123
は玉数設定器であり、インターフエース124を
介してデータバス106に接続されており、この
玉数設定器123は磁気チケツト2を挿入した客
の出玉数の最大許容値および入賞球1個に対する
出玉数値を設定するものである。125は不正防
止符号読取器であり、インターフエース126を
介してデータバス106に接続されており、この
不正防止符号読取器125は後述するチケツト回
収読取機から送られてくる不正防止符号データを
読み取り、内部にプリセツトするプリセツト手段
として機能するものである。
以上、パチンコ台47の構成について説明した
が作用については後に詳述することにし、チケツ
ト回収読取機について説明する。
第12図はチケツト回収読取機を回路化して示
すもので、同図において、このチケツト回収読取
機にはプログラム記憶用メモリ128と玉数デー
タ等のデータ記憶用メモリ129とを有する
MPU130が設けられている。131,132
はそのデータバスである。
133は不正防止符号設定スイツチであり、イ
ンターフエース134を介してデータバス131
に接続されている。この不正防止符号設定スイツ
チ133は日付等の不正防止符号を設定するため
のものであり、この不正防止符号設定スイツチ1
33には符号送り出し用回路135が接続されて
いる。この符号送り出し用回路135は不正防止
符号設定スイツチ133によつて設定した不正防
止符号データを前述したチケツト発行機1、パチ
ンコ台47に送り出す機能を有するものである。
136は信号送り出しパルサーであり、インタ
ーフエース137を介してデータバス131に接
続されている。この信号送り出しパルサー136
は回収した玉数分の玉数データに相当するパルス
をホストコンピユータに出力するものである。
138はデイジタルアナログレベル変換器であ
り、インターフエース139′を介してデータバ
ス132に接続されている。このデイジタルアナ
ログレベル変換器138の入力側には磁気チケツ
ト2の磁気記録面2aに磁気記録されているデー
タを読み取るためのリードヘツド139が接続さ
れており、このリードヘツド139によつて読み
取られたデータはデイジタルアナログレベル変換
器138によつて変換されてデータ記憶メモリ1
29に一時格納されるようになつている。
140はチケツト搬送モータ、141は光学読
取器、142は打込キースイツチ、143はチケ
ツトパンチ装置であり、これらはすべてインター
フエース114を介してデータバス132に接続
されている。
140はチケツト搬送モータ、141は光学読
取器、142は打込キースイツチ、143はチケ
ツトパンチ装置であり、これらはすべてインター
フエース114を介してデータバス132に接続
されている。
ところでチケツト回収読取機127は、その機
械的構造がパチンコ台47のチケツト処理装置8
4と概略相似しており、このチケツト回収読取機
127においても磁気チケツト2は正逆転可能な
チケツト搬送用モータ140によつて搬送される
ようになつている。このチケツト搬送用モータ1
40にはタイミング信号発生器145が接続され
ており、このタイミング信号発生器145は前述
したチケツト発行機1、パチンコ台47のタイミ
ング信号発生器40,121と大略同一の機能を
有するものである。
光学読取器141は、磁気チケツト2のプリン
ト面2bに第3図B,Cに示すようにプリントさ
れた数値を読み取るもので、プリント面2bの数
値を読み取り、その数値に相当する信号が光学読
取器141からMPU105に入力される。この
のちMPU105は光学読取器141によつて読
み取られたプリント面2bの数値データをデータ
記憶メモリ129に格納する。
打込キースイツチ142は磁気チケツト2のプ
リント面2bに目視可能にプリントされた数値を
人手によつて打ち込むためのものである。これら
光学読取器141によつて読み取られた数値デー
タまたは打込キースイツチ142によつて打ち込
まれた数値データは一旦、データ記憶メモリ12
9に格納されて、後述するデータ比較まで保持さ
れるようになつている。
チケツトパンチ装置143はすでに景品交換が
終了した磁気チケツト2を廃棄処分するときに使
用不可の印としてパンチ穴をあけるためのもの
で、これにより不正の防止を行うものである。
146はエラーランプ、147は一致表示ラン
プ、148は玉数表示器、149は符号表示器、
150は廃棄スイツチであり、これらはインター
フエース151を介してデータバス132に接続
されている。前述したMPU105は光学読取器
141または打込キースイツチ142によつてデ
ータ記憶メモリ129に格納されている玉数デー
タと磁気チケツト2の磁気記録面2aに磁気記録
されている玉数データおよび不正防止符号設定ス
イツチ133によつてデータ記憶メモリ129に
格納された不正防止符号データと磁気チケツト2
の磁気記録面2aに磁気記録されている不正防止
符号データとを比較して、一致するか否かを判定
する機能を有しており、この判定の結果、一致し
ていないときにはエラーランプ146が点灯さ
れ、一致しているときは一致表示ランプ147が
点灯されるようになつている。
玉数表示器148は磁気チケツト2の磁気記録
面2aに磁気記録されている玉数データを数値表
示するものである。符号表示器149は磁気チケ
ツト2の磁気記録面2aに磁気記録されている不
正防止符号データを表示するものである。廃棄ス
イツチ150は取引終了後の磁気チケツト2を廃
棄処理するときに操作するもので、チケツトパン
チ装置143は廃棄スイツチ150を操作するこ
とにより、作動するようになつている。
152はチケツト挿入検出センサ、153は読
取位置検出センサ、154は廃棄処理位置検出セ
ンサ、155はチケツト廃棄検出センサであり、
これらはすべてインターフエース156を介して
データバス132に接続されている。
以上のように本発明パチンコ機のチケツト発行
機1、パチンコ台47、チケツト回収読取機12
7は構成されており、これらにはそれぞれ前述し
たようにMPU28,105,130が設けられ、
このMPU28,105,130を介してホスト
コンピユータに接続されているもので、次にその
作用を総合的に説明することとする。
電源が投入されるとチケツト発行機1、パチン
コ台47、チケツト回収読取機127の各MPU
28,105,130はそれぞれのプログラム記
憶メモリ26,103,128から種々の命令を
包含するシステムソフトを読み出し、順次処理に
うつる。
チケツト発行機1のMP28はまず一旦、硬貨
セレクタ11の硬貨返却ソレノイド33の電源を
切り、販売表示ランプ3を消灯する。つぎにチケ
ツト終了検出スイツチ34からの信号を読み取
り、チケツト連続帯15が終了していればチケツ
ト終了表示ランプ4を点灯させ、新たにチケツト
連続帯15が収納されるまで、この状態で待機す
る。そしてチケツト連続帯15が収納されたか、
またはチケツト連続帯15が存在しているなら
ば、硬貨返却ソレノイド33の電源を投入して、
販売表示ランプ3を点灯させて、硬貨投入待ちの
状態になる。
ここで遊戯客が硬貨を投入すると、硬貨セレク
タ11の図示を省略した硬貨検出スイツチがオン
されて、硬貨投入検出信号をデータバスを通して
MPU28に送信する。MPU28は硬貨投入検出
信号を読み取ると、データ記憶メモリ27の硬貨
投入枚数データ格納用のアドレスに記憶させる。
遊戯客が複数枚の硬貨を投入した場合には投入さ
れるごとに順次、データ記憶メモリ27に記憶数
に加算して記憶する。
遊戯客が所望の玉数に相当する枚数の硬貨の投
入を終了して、チケツト取出スイツチ7がオンさ
れると、MPU28はチケツト取出スイツチ7の
検出信号を読み取り、硬貨セレクタ11の硬貨返
却ソレノイド33の電源を切つて新たな硬貨の投
入を禁止する。つぎにMPU28はチケツト呑込
用モータ14を回転駆動し、チケツト連続帯15
を、その端部から内部に引き込む。
これがカツト位置検出センサ21によつて検出
されると、MPU28はその信号を読み取り、チ
ケツト呑込用モータ14の電源を切つて回転を停
止させ、チケツト連続帯15の引き込まれた部分
の移動を停止させる。そしてカツタ17のソレノ
イド20を駆動してチケツト連続帯15の引き込
まれた部分の所定の位置をカツタ17によつてカ
ツトし磁気チケツト2を形成するとともに回転方
向切換器39に信号を送つてチケツト搬送モータ
22の回転方向を、チケツト取出口10に磁気チ
ケツト2を搬送する方向すなわち発行側にセツト
する。
つぎにMPU28はチケツト搬送モータ22に
電源を入れて、これを回転駆動し、磁気チケツト
2の搬送を開始する。そして磁気チケツト2が書
込位置検出センサ23によつて検出されると、
MPU28は書込位置検出センサ23の検出信号
を読み取り、即座に玉数設定器41またはプログ
ラムによつて設定してある硬貨(または紙幣)1
枚に対する玉数データと遊戯客が投入した硬貨
(または紙幣)の枚数データとをメモリ26,2
7から読み出して、これらを互いに乗算し、金額
相当の玉数を算出して、プログラムによつて指定
されたデータフオーマツトに順次変換しつつデー
タバス30を通してアナログデイジタルレベル変
換器36に送信する。
アナログデイジタルレベル変換器36はMPU
28から送られて来たデイジタル信号を磁気書き
込み可能なかたちになるアナログ信号にレベル交
換し、ライトヘツド18にその変換信号を送る。
これによりライトヘツド18により、磁気チケツ
ト2の磁気記録面2aに玉数データがまず書き込
まれる。
つぎにMPU28はプログラムによつてプリセ
ツトされている不正防止符号データまたはチケツ
ト回収読取機127から不正防止符号読取器43
に送られている不正防止符号データ読み取り、こ
れをデータバス30を通してアナログデイジタル
レベル変換器36に送信して玉数データと同様に
ライトヘツド18に磁気記録される。
そして移動しつつ磁気記録されている磁気チケ
ツト2が読取位置検出センサ24によつて検出さ
れると、MPU28はライトヘツド18による磁
気書き込みを中止してリードヘツド19によるデ
ータ読み出しへと処理を移行する。なお磁気書き
込み動作が終了しても、データ記憶メモリ27に
記憶されている投入硬貨枚数データ、玉数データ
等のデータはクリアされることなく保持されてい
る。
MPU28はリードヘツド19によつて読み取
られデイジタルアナログレベル変換器36を通し
てデイジタル信号に変換された磁気チケツト2の
磁気記録面2aからのデータを読み取り、順次デ
ータ記憶メモリに一時格納する。そして磁気チケ
ツト2の磁気記録面2aに磁気記録されているす
べてのデータの読み取りを終了すると、MPU2
8は読み出したデータと書き込みを行つたときの
データとをデータ記憶メモリ27から読み出し
て、両者の比較を行う。
ここで読み出したデータと書き込みを行つたと
きのデータとが一致していれば、移動中の磁気チ
ケツト2をそのままチケツト取出口10まで送り
出し、遊戯客に引き抜かれるまで待機する。一
方、読み出したデータと書き込みを行つたときの
データが一致しないときにはチケツト搬送モータ
22の電源を切り、磁気チケツト2の移動を中止
したのち、回転方向切換器39によつてチケツト
搬送モータ22の回転方向を、磁気チケツト2が
チケツト取出口10から遠ざかる方向すなわち呑
込側にセツトし、チケツト搬送モータ22に電源
を投入して回転駆動する。
そして磁気チケツト2を通路奥方に移動させ、
不良チケツトとして図示を省略した不良チケツト
収納ボツクス等に収納する。このとき不良チケツ
ト検出センサ31によつて廃棄処理された磁気チ
ケツト2が検出されると、MPU28はその信号
を読み取り、この信号によつて通路内に不良チケ
ツトが存在しなくなつたことを確認したのちに、
チケツト搬送モータ22の回転を止めて、チケツ
ト呑込モータ14を回転駆動し、新たにチケツト
連続帯15から磁気チケツト2を作り出す作業に
移る。なおデータ不一致の際、磁気チケツト2を
即、不良チケツトとして廃棄処理するようにして
いるが、再度データを磁気記録し直すようにして
もよい。
ところでチケツト取出口10にある磁気チケツ
ト2を遊戯客が引き抜くと、取出位置検出センサ
25によつてこれが検出され、その信号がMPU
28に送られる。するとMPU28はチケツト搬
送モータ22を停止させ、データ記憶メモリ27
に格納されている投入硬貨枚数データを送信用ド
ライブ回路45からパルス信号にして売上集計機
等に送信し、これが終了すると、現在発行した磁
気チケツト2に関するデータをデータ記憶メモリ
27からすべて消去して、新たな硬貨(または紙
幣)投入待ちの状態になる。
なお本実施例においては書込および読取専用の
ヘツドをそれぞれ用意してあるが、一つのヘツド
で書込・読取の両動作を行わせるようにしても良
い。この場合には書き込みが終了したのちチケツ
ト搬送モータを停止させ、その回転方向を切換え
て磁気チケツトを逆方向に移動させつつデータの
読み取りを行なわせ、これが終了したら再びチケ
ツト搬送モータを停止させて回転方向を切り換
え、チケツト取出口に向つて磁気チケツトを移動
させるようにすれば良い。
チケツト発行機1から磁気チケツト2を受け取
つた遊戯客は所望のパチンコ台47へ行きチケツ
ト出入口94から磁気チケツト2を挿入する。す
るとチケツト出入検出センサ98によつて磁気チ
ケツト2が検出され、その検出信号がMPU10
5に送られる。
MPU105は第1図に示すように、チケツト
出入検出センサ98からの検出信号を読み取る
と、回転方向切換器120によつて駆動モータ9
0の回転方向を、磁気チケツト2がチケツト出入
口94から遠ざかる方向に移動する方向すなわち
読取側にセツトする。そして駆動モータ90の電
源を入れて、磁気チケツト2の搬送を開始する。
磁気チケツト2が読取位置検出センサ99によ
つて検出されると、MPU105はその検出信号
を読み取り、磁気チケツト2の磁気記録面2aに
磁気記録されているデータを待つ。リードヘツド
85によつて読み出されたデータ信号はアナログ
デイジタルレベル変換器116によつてデイジタ
ル信号に変換され、データバス107を通して
MPU105に読み込まれる。
MPU105は読み込んだ信号をデータ記憶メ
モリ104に順次格納し、すべてのデータ記憶を
終了すると、その一時記憶したデータを玉数デー
タ、不正防止符号データ等に分類し、各データを
格納すべきアドレスにそれぞれ格納する。そして
移動している磁気チケツト2が停止位置検出セン
サ101によつて検出されると、MPU105は
停止位置検出センサ101の検出信号を読み取
り、駆動モータ90を停止させて磁気チケツト2
の移動を停止させる。
つぎにMPU105はプログラムによつてプリ
セツトされている不正防止符号か、または不正防
止読取器125から読み取つた不正防止符号とデ
ータ記憶メモリ104に記憶してある磁気チケツ
ト2からの不正防止符号とを比較する。その結果
一致していれば、MPU105は不正ではないも
のとし、つぎにデータ記憶メモリ104に記憶さ
れている磁気チケツト2からの玉数データによる
持玉数が、遊戯客の持ち得る最大玉数と零との間
の値にあるか否かということを比較判定する。
その結果、OKであればデータ記憶メモリ10
4内の玉数データを玉数表示器78に送り、玉数
表示器78に遊戯客の持玉数を表示させる。これ
により遊戯客は自分の持玉数を知ることができ
る。
つぎにMPU105は打止ソレノイド83をオ
ンさせて、発射レール57内への玉送りを可能な
状態になる。
なお磁気チケツト2の玉数データによる遊戯客
の持玉数が最大玉数以上、または零であるときお
よび不正防止符号があらかじめプリセツトされて
いる不正防止符号と一致しない場合には回転方向
切換器120によつて駆動モータ90の回転方向
を、磁気チケツト2がチケツト出入口94に近ず
く方向すなわち送り出す方向にセツトしたのち駆
動モータ90の電源を投入して、磁気チケツト2
をチケツト出入口94まで戻す。
遊戯客がこの磁気チケツト2を引き抜くと、チ
ケツト出入検出センサ98によつて検出され、
MPU105はチケツト出入検出センサ98の検
出信号を読み取り、駆動モータ90を停止させ
て、その回転方向を読取側にセツトし直して新た
に磁気チケツト2の挿入待ち状態になる。
遊戯客が電動ハンドル82を操作して、玉を発
射し、遊戯を開始する。遊戯中、流れるパチンコ
玉はセーフ玉検出センサ71、フアウル玉検出セ
ンサ72、発射玉検出センサ73によつて検出さ
れ、それぞれの検出信号が出力される。
MPU105は発射玉検出センサ73からの検
出信号を受けるたびにデータ記憶メモリ104内
の玉数データから1カウントずつ減算し、フアウ
ル玉検出センサ72からの検出信号を受けるたび
に1カウントずつ加算するとともにセーフ玉検出
センサ71からの検出信号を受けるたびに玉数設
定器123によつてプリセツトしてある当り玉1
個に対する賞品玉数(たとえば11個、13個、15
個)を玉数データに加算して、順次データ記憶メ
モリ104に記憶する。
このときMPU105は変化している玉数デー
タを常時、玉数表示器78に送り、表示させてい
るので、遊戯客は現時点での持玉数をいつでも知
る事ができる。さらに発射玉パルサ110および
セーフ玉パルサ109からは常にホストコンピユ
ータにパルスが発生されており、このホストコン
ピユータによつてパチンコ台47の出玉状況は監
視されている。
すなわち、このホストコンピユータは従来のカ
ードシステム式でないホストコンピユータと同
様、上述した持玉数のデータおよび貸し出される
玉数データに基いて売上に係る演算を主に処理す
ることになる。ホストコンピユータによつてパチ
ンコ台47の打止が検出されない限り、遊戯客の
持玉数が1個以上最大玉数未満にある間、上記動
作が断続される。
遊戯客の持玉数すなわちデータ記憶メモリ10
4内の玉数データが最大玉数または零と一致した
場合、MPU105は打止用ソレノイド83の電
源を切り、発射レール57への玉送りを不能な状
態にする。また遊戯客の持玉数が最大玉数と一致
したときに限り、MPU105は打止パルサ11
1に信号を送り、打止パルサ111に打止になつ
たことを知らせるためのパルス信号をホストコン
ピユータに出力させ、かつ、打止表示ランプ74
を点灯させる。
一方、ホストコンピユータ等により、パチンコ
台47の出玉数が打止玉数に達したことが検出さ
れて、その検出信号が打止検出器112に送られ
てくると、MPU105はデータバス107を通
してこれを読み取り、上記同様の打止処理を行
う。
つぎに遊戯客が精算スイツチ102をオン動作
すると、回転方向切替器120によつて駆動モー
タ90の回転方向を、磁気チケツト2を送り出す
方向にセツトして、この駆動モータ90の電源を
投入する。すると磁気チケツト2はチケツト出入
口94に向つて移動し始める。
その途中、書込位置検出センサ100によつて
検出されると、MPU105は書込位置検出セン
サ100の検出信号を読み取り、そしてデータ記
憶メモリ104内の玉数データおよび不正防止符
号データ等をプログラムによつて指定されている
書き込みフオーマツトに直しつつ、デイジタルア
ナログレベル変換器116を通してライトヘツド
86にデータを送り、磁気チケツト2の磁気記録
面2aに順次磁気記録させる。
つぎに磁気チケツト2が読取位置検出センサ9
9によつて検出されると、MPU105はその検
出信号を読み取り、リードヘツド85によつて読
み取られデイジタルアナログレベル変換器116
を通してデイジタル信号に変換されたデータを読
み取り、データ記憶メモリ104に格納する。
すべてのデータの読み出しが終了すると、
MPU105は駆動モータ90を一時停止させ、
書き込みを行つたときのデータと今読み出したデ
ータとを比較する。その結果一致しないとき、駆
動モータ90の回転方向を切り換えて駆動し、チ
ケツト停止位置検出センサ101に検出される位
置まで磁気チケツト2を戻し、再び書き込みから
開始する。
一方、一致したときには駆動モータ90を回転
させて磁気チケツト2をチケツト出入口94に向
つて移動させる。その途中、所定のタイミングで
印字機118によつて第3図A〜Cに示すような
かたちに印字を行ない、チケツト出入口94に送
り出す。
なお遊戯を中断するとき、精算スイツチ102
をオン操作する。この場合には打止の場合と異な
り、精算スイツチ102をオン操作すると、まず
打止ソレノイド83の電源が切られてから上記の
動作に移る。
これによりサーマルプリンタ87は、遊戯中断
時すなわち遊戯終了時に磁気チケツト2に書き込
まれたのと同じ玉数データを磁気チケツト2に目
視可能にプリントする。このときサーマルプリン
タ87に対向するプリント面2bに数値印字があ
る場合、MPU105は適宜駆動モータ90を動
作させることにより、同一印字位置に重ねてプリ
ントすることを防止する(第3図C破線参照)。
これにより目視および光学読取器141による
プリント済玉数データの読み取りが前回の印字に
起因して不能になることを防止でき、ホール側係
員および遊戯客は各遊戯終了時の各玉数データを
段階を追つて順次プリント面2bから目視で直接
認識できる。このことから遊戯客はパチンコ台か
ら払い出されたパチンコ玉数またはパチンコ台に
打ち込んだパチンコ玉数を各パチンコ台について
比較できる。
遊戯客がチケツト出入口94に出て来た磁気チ
ケツト2を引く抜くと、チケツト出入検出センサ
98によつて検出される。すると、MPU105
は駆動モータ90を停止させ、その回転方向を読
取側に直してデータ記憶メモリ104のデータを
クリアして、つぎのチケツト待ちになる。ただし
ホストコンピユータからの検出信号による打止の
場合はホストコンピユータからの信号が切れるま
で打止表示ランプ74を点灯させつづけ、この間
パチンコ台47を遊戯不能な状態とする。
なお遊戯客の持玉数が零になつた場合には上記
打止と同様の動作または回転方向切換器120に
よつて駆動モータ90の回転方向を読取側にセツ
トして電源を投入し、磁気チケツト2をさらに奥
方へと移動させ、図示を省略した不用チケツト収
納ボツクス等に廃棄処理する。
これが廃棄チケツト検出センサ114によつて
検出されると、MPU105はその検出信号を読
み取り、駆動モータ90を停止させるとともに1
回の遊戯終了として、この遊戯で使用したデータ
記憶メモリ104内のデータをクリアして、つぎ
のチケツト待ちになる。
また同一の磁気チケツト2を使用して、遊戯客
がパチンコ台47を替えて遊戯を行つた場合、新
たなパチンコ台47は前回遊戯を行つたパチンコ
台47より書き込まれたデータに基き動作するこ
とになる。たとえば遊戯客がパチンコ台47を2
回替つた場合にはその都度、玉数データが磁気チ
ケツト2の磁気記録面2aに磁気記録されるとと
もにプリント面2bにも第3図Cに示すように目
視可能にプリントされ、同一印字位置に重ねてプ
リントされることはない。
このため遊戯客およびホール側の係員は磁気チ
ケツト2に磁気記録されている遊戯終了時の玉数
データを段階を追つて順次、目視で直接認識で
き、プリント面2bにプリントされた玉数データ
が目視および光学読取器141によつて読取不能
になることを防止できるとともに、遊戯客はパチ
ンコ台から払い出されたパチンコ玉数またはパチ
ンコ台に打ち込んだパチンコ玉数を各パチンコ台
について比較できる。
このパチンコ台47においても、読取および書
込専用のヘツドを別途に設けたが、チケツト発行
機1の場合と同様に一つのヘツドによつて読取・
書込を行わせることもできる。
遊戯客は遊戯を終了すると景品交換所にパチン
コ台47から受け取つた磁気チケツト2を持つて
行き、ホールの係員に渡す。すると係員は磁気チ
ケツト2のプリント面2bに目視可能にプリント
されている玉数データを打込キースイツチ142
によつて打ち込む。すると、このデータはデータ
バス132を通してMPU130が読み取り、デ
ータ記憶メモリ129の指定アドレスに記憶す
る。係員は打ち込みを終了すると、磁気チケツト
2を挿入口から挿入する。
するとチケツト挿入検出センサ152によつて
検出され、MPU130はチケツト挿入検出セン
サ152の検出信号を読み取り、チケツト搬送モ
ータ140を回転駆動して磁気チケツト2の移動
を開始する。なお磁気チケツト2のプリントされ
ている玉数データを光学読取器141によつて読
み取る場合、打込キースイツチ142による打込
操作無しで遊戯客自身または係員によつて直接チ
ケツト回収読取器127に磁気チケツト2を挿入
すれば良い。
移動中の磁気チケツト2が読取位置検出センサ
153によつて検出されると、MPU130は読
取位置検出センサ153の検出信号を読み取り、
リードヘツド139からのデータ待ちになる。リ
ードヘツド139によつて読み出され、デイジタ
ルアナログレベル変換器138を通してデイジタ
ル信号に変換された磁気チケツト2からの最終磁
気記録データはデータバス132を通してMPU
130によつて読み取られる。MPU130は、
このデータをデータ記憶メモリ129に順次格納
し、すべてのデータの読み出しが終了するとチケ
ツト搬送モータ140を一旦停止する。
こののちMPU130はデータ記憶メモリ12
9に記憶した磁気チケツト2の磁気記録面2aか
らの玉数データを玉数表示器148に表示させる
とともにこの玉数データを打込キースイツチ14
2または光学読取器141によつてメモリした玉
数データと比較する。その結果、一致しない場合
にはエラーランプ146を点灯させ、データ記憶
メモリ129内の玉数データを表示させて、係員
に不正であるか否か判断させる。
一方、一致していた場合、不正防止符号設定ス
イツチ133によつてプリセツトしてある不正防
止符号データと磁気チケツト2の磁気記録面2a
から読み出した不正防止符号データとを比較す
る。その結果一致していれば、一致表示ランプ1
47を点灯させて、不正等が無いことを係員に報
告し、遊戯客は係員と景品交換取引を行う。一
方、両不正防止符号データが一致していないと
き、エラー表示ランプ146を点灯させてデータ
記憶メモリ129内の不正防止符号データを表示
させ、係員に磁気チケツト2が前日のものまたは
全く別の種類の符号が磁気記録されているもの
等、不正が有るか否かを確認させる。
上記処理が終了して、係員によつて廃棄スイツ
チ150がオン操作されると、MPU130はチ
ケツト搬送モータ140を回転駆動し、磁気チケ
ツト2を更に奥方へ移動させる。その途中で廃棄
処理位置検出センサ154によつて検出される
と、MPU130は廃棄処理位置検出センサ15
4の検出信号を読み取り、チケツトパンチ装置1
43を作動させ、磁気チケツト2にパンチ穴を空
けて廃棄処理を行い、図示を省略した回収チケツ
ト収納ボツクス等に収納する。
これが廃棄チケツト検出センサ155によつて
検出されると、MPU130は廃棄チケツト検出
センサ155の検出信号を読み取り、チケツト搬
送モータ140を停止させ、ホストコンピユータ
等に信号送り出しパルサ136から回収玉数相当
のパルス信号(景品交換信号)を送つたのち、デ
ータ記憶メモリ129内のデータをクリアし、か
つ、玉数表示器148、符号表示器149等の表
示をリセツトして、つぎのチケツト待ちになる。
すなわち上記実施例によれば、チケツト発行機
1、各パチンコ台47、チケツト回収読取機12
7にそれぞれMPU28,105,130を設け、
これらMPU28,105,130によつてデー
タ処理を行い、ホストコンピユータへのデータの
送信は一旦MPU28,105,130によつて
処理した後のデータを送るようにしたので、各機
器1,47,127のMPU28,105,13
0が故障等で作動を停止したとしても、作動を停
止したものに対応する機器に影響するのみで済
む。
たとえば任意の一台のパチンコ台47のMPU
105が、その作動を停止したとしても、その一
台のパチンコ台47のみが動作不能になるのみ
で、他のパチンコ台47には影響しないことにな
る。そしてメモリ内に記憶されているデータにつ
いても、一台のパチンコ台47のデータのみが消
滅するだけで、他のパチンコ台47のメモリには
影響しないことになる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、磁気カー
ドに、パチンコ遊戯の進行に応じて増減する玉数
データの他、不正防止符号データを磁気記録し、
かつ、カード発行機、パチンコ台およびカード回
収読取機の各構成要素に、メモリ手段を有するマ
イクロプロセツサを夫々設けて該マイクロプロセ
ツサに各構成要素中を走査するデータを夫々処理
させるようにして、このマイクロプロセツサのデ
ータ処理を介してホストコンピユータと各構成要
素との情報授受を行うように構成し、所謂分散管
理システムにしたから、各パチンコ台ごとの遊戯
状況が各更新演算手段から入力される玉数データ
に基いて監視手段を介してホストコンピユータに
よつて監視され、出玉状況が所定条件に適合した
ときに打止信号手段から発生される打止信号によ
つて対応するパチンコ台を打止めでき、集中管理
システムのもののように、集中制御装置の作動が
停止した場合に、すべてのパチンコ台が遊戯不能
な状態という欠点およびメモリ内の玉数データを
含むすべてのデータが消滅してしまうという欠点
が解消され、かつ、不正の防止をも集中管理シス
テムのものに劣らず行うことができる。
さらにパチンコ台においては遊戯中断時すなわ
ち遊戯終了図の玉数データが記録手段によつて磁
気記録され、同時に遊戯終了時の玉数データが印
刷手段によつて印字面の印字済位置とは異なる印
字位置に目視可能にプリントされるので、玉数デ
ータが遊戯終了の段階を追つて順次別個にプリン
トされ、これら玉数データの各々が消滅すること
はない。
また玉数データが遊戯終了の段階を追つて磁気
カードに印字されることになるので、比較的多数
のパチンコ台で遊戯した場合でも、遊戯客が各遊
戯の終了時における玉数データをわざわざ記憶ま
たは記録する必要は皆無で、記憶違いおよび記録
違いが発生することもない。
これにより複数パチンコ台を試し打ちする場合
にあつては、打ち込みパチンコ玉数または打ち込
み時間を比較の基準として所定値に定めて遊戯す
れば、候補となるパチンコ台数の多少にかかわら
ず、印字された各遊戯の終了時における玉数デー
タをそれぞれ有効な資料として良好な状態のパチ
ンコ台を手間取ることなく容易迅速に選定でき、
選定時間の無駄な消費によつて遊戯客の遊戯意欲
が殺がれることもない。
また景品交換時にあつてはカード回収読取機が
景品交換手段から景品交換信号を発生させてホス
トコンピユータに入力し、景品玉数データが景品
集計手段によつて集計される一方、カード回収読
取機は磁気カードに磁気記録されている玉数デー
タを表示手段によつて表示する。
このため表示手段に表示された玉数データと、
磁気カードの印字面に印字された玉数データとを
目視で比較できるので、たとえ磁気カードへの不
正な玉数データの書き込み行為があつたとして
も、カード回収読取機によつて磁気カードから読
み取られた玉数データと印字済玉数データとの比
較によつて、その不正な景品交換を容易、かつ、
安価に防止できるだけでなく、磁気カードに印字
済の各玉数データを遊戯客と係員との双方による
目視での直接認識によつて、景品交換時の玉数デ
ータに係るトラブルの発生を防止し、このような
トラブルおよびホール側に対する玉数データの不
信感に基く遊戯意欲の減退を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明カード発行機になるチケツト発
行機の正面図、第2図はその内部の概略構成を示
す内部側面図、第3図は磁気カードになる磁気チ
ケツトの構造図、第4図はチケツト発行機本体の
概略構成図、第5図はチケツト発行機の電気的構
成を示すブロツク回路図、第6図はパチンコ台の
正面図、第7図は背面図、第8図は部分拡大正面
図、第9図は部分拡大平面図、第10図は要部の
概略構成を示す図、第11図は電気的構成を示す
ブロツク回路図、第12図はチケツト回数読取機
の電気的構成を示すブロツク回路図である。 1……チケツト発行機、2……磁気チケツト、
18……ライトヘツド、27……データ記憶メモ
リ、28……マイクロプロセツサ、29,30…
…データバス、47……パチンコ台、85……リ
ードヘツド、86……ライトヘツド、104……
データ記憶メモリ、105……マイクロプロセツ
サ、106,107……データバス、118……
印字機、125……不正防止符号読取機、127
……チケツト回収読取機、129……データ記憶
メモリ、130……マイクロプロセツサ、13
1,132……データバス、133……不正防止
符号設定スイツチ、139……リードヘツド、1
48……玉数表示器、149……符号表示器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金額に対応した玉数データを演算し該玉数デ
    ータおよび日付等の不正防止符号の各データを磁
    気によつて記録する記録手段を有し前記各データ
    が磁気記録されており少なくとも玉数データを印
    字するための印字面が備えられた磁気カードを発
    行するとともに玉数データに変換した金額に相当
    する売上データ信号を発生させる制御のためのマ
    イクロプロセツサが設けられたカード発行機と、 前記磁気カードに磁気記録された各データを読
    み取る読取手段、不正防止符号をプリセツトする
    プリセツト手段、該プリセツト手段によつてプリ
    セツトされた不正防止符号と前記読取手段によつ
    て前記磁気カードから読み取られた不正防止符号
    とを照合する照合手段、打ち出された玉のすべて
    を検出する玉センサに接続され前記読取手段によ
    つて前記磁気カードから読み取られた玉数データ
    に基いて遊戯を可能にし該遊戯の進行に基く各玉
    センサの検出有無に応じて玉数データを更新する
    更新演算手段、該更新演算手段によつて更新演算
    された遊戯終了時の玉数データを前記磁気カード
    に磁気記録する記録手段、前記印字面の印字済位
    置とは異なる印字位置に前記記録手段によつて磁
    気記録された遊戯終了時の玉数データを遊戯終了
    ごとに目視可能にプリントする印刷手段、および
    所定の打止処理を施すための打止手段をそれぞれ
    制御するためのマイクロプロセツサが設けられた
    パチンコ台と、 前記磁気カードに磁気記録されている玉数デー
    タを読み取る読取手段、不正防止符号をプリセツ
    トするプリセツト手段、該プリセツト手段によつ
    てプリセツトされた不正防止符号と前記読取手段
    によつて前記磁気カードから読み取られた不正防
    止符号とを照合する照合手段、前記読取手段によ
    つて前記磁気カードから読み取られた玉数データ
    を表示する表示手段および前記読取手段によつて
    前記磁気カードから読み取られた玉数データに基
    いて景品交換時に回収される玉数に相当する景品
    交換信号を発生させる景品交換手段をそれぞれ制
    御するためのマイクロプロセツサが設けられたカ
    ード回収読取機と、 前記カード発行機、パチンコ台およびカード回
    収読取機の前記マイクロプロセツサの各々に交信
    可能に接続され、前記カード飛行機のマイクロプ
    ロセツサから入力される前記売上データ信号に基
    づいて売上データを集計する売上集計手段、前記
    パチンコ台のマイクロプロセツサから入力される
    前記玉センサの検出信号に基づいて前記パチンコ
    台の出玉状況を各々に監視する監視手段、該監視
    手段によつて監視された出玉状況が所定条件に適
    合したときに前記打止手段を動作させるための打
    止信号を前記パチンコ台のマイクロプロセツサに
    向かつて発生させる打止信号手段および前記カー
    ド回収読取機のマイクロプロセツサから入力され
    る前記景品交換信号に基いて景品玉数データを集
    計する景品集計手段が設けられたホストコンピユ
    ータとからなることを特徴とするパチンコ遊戯シ
    ステム。
JP14066783A 1983-08-01 1983-08-01 パチンコ遊戯システム Granted JPS6031781A (ja)

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