JP5030448B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、大当たり遊技中の効果音と賞球音とが適切に遊技者に伝わるパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には、大当たり遊技中の効果音と賞球音とが重複して発生する場合、効果音と賞球音とのいずれか一方の発生を優先させるようにした構造が知られている。しかしながら、効果音の発生が優先された場合は、賞球音が遊技者に知らされず、遊技者は賞球が適切に行われているか不安を抱き、賞球音の発生が優先された場合は、効果音が遊技者に知らされず、遊技者は遊技への興味を削がれるという、欠点があった。
特開2005−152150号公報 特開2003−284819号公報 特開平9−253277号公報 特開平8−266724号公報 特開平3−37088号公報
発明が解決しようとする問題点は、大当たり遊技中の効果音と賞球音とが適切に遊技者に伝わらないという点である。
本発明に係るパチンコ遊技機は、遊技盤の遊技領域に設けられた特定入賞口及び複数の所定入賞口と、特定入賞口及び複数の所定入賞口よりも上側に設けられ、入賞により賞球を払い出すとともに入賞した球を特定入賞口又は複数の所定入賞口に振り分ける複数の入賞口と、遊技盤の格納される遊技機枠に設けられたスピーカと、特定入賞口及び複数の所定入賞口への球の入賞によってスピーカから音を出すようにスピーカを制御する制御装置とを備え制御装置は、特定入賞口に球が入賞した場合には、予め定めた設定時間を大当たり遊技中と設定しかつ設定された大当たり遊技中を表わす第1効果音としての曲をスピーカから放出し、複数の所定入賞口に球が入賞した場合には、第1効果音とは異なる第2効果音をスピーカから放出し、第1効果音の放出中に再び特定入賞口へ球の入賞により大当たり遊技が連続する場合には、最初の大当たり遊技と、最初の大当たり遊技後に続く連続した大当たり遊技とで第1効果音の曲を異なる曲に変更するとともに、第1効果音の放出中に第2効果音を放出する場合には、第1効果音よりも第2効果音のボリュームを小さくすることを最も主要な特徴とする。また、特定入賞口、所定入賞口、及び、球を特定入賞口又は複数の所定入賞口に振り分ける複数の入賞口以外に、入賞により賞球を払い出す複数の入賞口を遊技盤の遊技領域に複数設け、制御装置が球を特定入賞口又は複数の所定入賞口に振り分ける複数の入賞口、又は、入賞により賞球を払い出す複数の入賞口への球の入賞によってスピーカから音を放出するようにスピーカを制御し球を特定入賞口又は複数の所定入賞口に振り分ける複数の入賞口、又は、入賞により賞球を払い出す複数の入賞口に球が入賞した場合には、賞球音をスピーカから放出し、第1効果音の放出中に賞球音を放出する場合には、第1効果音よりも賞球音のボリュームを小さくし、第1効果音の放出中に再び特定入賞口へ球の入賞により大当たり遊技が連続する場合には、最初の大当たり遊技中の賞球音のボリュームよりも小さくすることも特徴とする。また、特定入賞口への連続的な入賞回数が増加する毎に、第1効果音のボリュームレベルを段階的に上昇させることも特徴とする。
本発明に係るパチンコ遊技機は、連続した大当たり遊技中は、球の入賞が連続して多量に発生する可能性があり、球の入賞が連続して多量に発生した場合、大当たり遊技の効果音が大きくなり、かつ賞球音が小さくなるので、効果音による曲が賞球音で掻き乱されるような不都合がなく、効果音による曲によって、連続した大当たり遊技が発生したことを遊技者ならびに周囲の遊技者に適切に知らせることができるという利点がある。特定入賞口への連続的な入賞回数が増加する毎に、大当たり遊技の効果音のボリュームレベルを段階的に上昇させれば、スピーカから出る音量の違いによって、大当たり遊技が連続していることを、遊技者ならびに周囲の遊技者に一層適切に知らせることができるという利点がある。
図1乃至図8は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、パチンコ遊技機の制御系統を示す。図2は、第1乃至第22入賞口32乃至53および第1乃至第21入賞球検出器62乃至82の相互関係を示す。図3および図4は、演出制御装置55における賞球音または効果音に対する制御の流れを示す。図5は、パチンコ遊技機の正面を示す。図6は、第1乃至第11入賞部品21乃至31における入賞口の構成を示す。図7は、第1乃至第11入賞部品21乃至31と第1乃至第22入賞口32乃至53と払出と連動とメインコマンドとの相互関係を示す。図8は、球が入賞した場合における第1入賞口32、第2入賞口33、第5乃至第22入賞口36乃至53の相互関係を示す。本明細書において、「前」、「表」、「後」、「裏」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図5の状態にパチンコ遊技機を置いて図5の紙面の前側から見た場合に特定される方向である。「前」および「表」は、同じ方向である。「後」および「裏」は、同じ方向である。
図5を参照し、パチンコ遊技機の構造について説明する。パチンコ遊技機は、大まかには、遊技機枠1の内部に遊技盤2を交換可能に格納した形態である。遊技機枠1は、固定枠3の前側に可動枠4を開閉可能に備え、可動枠4の前側に前扉5および皿構造体6を開閉可能に備える。固定枠3は、遊技機設置構造体に取り付けるための外枠とも呼ばれる。遊技機設置構造体は、遊技店のパチンコ遊技機を設置する島とも呼ばれる設備である。可動枠4は、遊技盤2、球発射機構7、球払出機構8(図1参照)など遊技に必要な部品を取り付ける前枠とも呼ばれる。前扉5は、パネル枠とも呼ばれ、前後方向に貫通する窓9を備える。窓9は、前面パネル10で塞がれる。前面パネル10は、前扉5の裏面に設けられた光透過性の有る無色なガラスのような板状の部材により構成される。皿構造体6の前面には、球受皿部11および球発射操作機構12が設けられる。遊技盤2は、遊技領域13を備える。遊技盤2が遊技機枠1に格納された場合、遊技領域13は、遊技機枠1の前側から窓9および前面パネル10を経由して視認される。遊技領域13は、遊技盤2の前面の内ガイドレール14および外ガイドレール15で囲まれた内側の部分である。遊技領域13の左側には、球発射通路16が接続される。遊技領域13には、遊技部品として、アウト口17、球戻り防止弁18、球反発体19、遊技釘20、第1入賞部品21、第2入賞部品22、第3入賞部品23、第4入賞部品24、第5入賞部品25、第6入賞部品26、第7入賞部品27、第8入賞部品28、第9入賞部品29、第10入賞部品30、第11入賞部品31が設けられる。
図6を参照し、第1乃至第11入賞部品21乃至31における入賞口の構成について説明する。図6において、第6入賞口37が大当たり遊技を発生するための特定入賞口を構成し、第1乃至第5入賞口32乃至36および第7乃至第22入賞口38乃至53が特定入賞口以外の入賞口を構成する。第1入賞部品21は、第1入賞口32を備える。第2入賞部品22は、第2入賞口33を備える。第3入賞部品23は、第3入賞口34、第4入賞口35、第5入賞口36、第6入賞口37、第7入賞口38、第8入賞口39、第9入賞口40、第10入賞口41、第11入賞口42、第12入賞口43からなる10個の入賞口を備える。第4入賞部品24は、第13入賞口44、第14入賞口45を備える。第5入賞部品25は、第15入賞口46、第16入賞口47を備える。第6入賞部品26は、第17入賞口48を備える。第7入賞部品27は、第18入賞口49を備える。第8入賞部品28は、第19入賞口50を備える。第9入賞部品29は、第20入賞口51を備える。第10入賞部品30は、第21入賞口52を備える。第11入賞部品31は、第22入賞口53を備える。
第1乃至第7入賞口32乃至38、第12入賞口43、第14入賞口45、第16入賞口47は、球を取り入れる口の大きさが不変な入賞口として構成される。第8乃至第11入賞口39乃至42、第13入賞口44、第15入賞口46、第17乃至第22入賞口48乃至53は、球を取り入れる口の大きさが可変な入賞口として、球を取り入れる口の部分に開閉体を備え、開閉体が開放されると球を取り入れる口に球を入れることが可能になり、開閉体が閉鎖されると球を取り入れる口に球を入れることが不可能になるように、構成される。第1入賞口32、第2入賞口33、第5乃至第22入賞口36乃至53は、入賞した球を遊技盤2の裏側に排出する。第3入賞口34、第4入賞口35は、入賞した球を第5乃至第7入賞口36乃至38のいずれかに必ず入賞するように第3入賞部品23の前側で下方に落下する。第1乃至第4入賞口32乃至35、第12乃至第22入賞口43乃至53は、球が入賞すると、賞球を払い出す。第5乃至第7入賞口36乃至38は、球が入賞しても、賞球を払い出さない。
第5入賞口36、第8入賞口39、第9入賞口40、第14入賞口45のいずれかに入賞した球は、遊技盤2の裏側に排出され、第13入賞口44の開閉体を開放する。第7入賞口38、第10入賞口41、第11入賞口42、第16入賞口47のいずれかに入賞した球は、遊技盤2の裏側に排出され、第13入賞口44の開閉体を開放する。第6入賞口37に入賞した球は、遊技盤2の裏側に排出され、第17乃至第19入賞口48乃至50の開閉体、第21入賞口52の開閉体を開放する。第17入賞口48の開閉体が開放中において、第17入賞口48に入賞した球は、遊技盤2の裏側に排出され、第20入賞口51の開閉体を開放する。第18入賞口49の開閉体が開放中において、第18入賞口49に入賞した球は、遊技盤2の裏側に排出され、第21入賞口52の開閉体を開放する。第19入賞口50の開閉体が開放中において、第19入賞口50に入賞した球は、遊技盤2の裏側に排出され、第22入賞口53の開閉体を開放する。
要するに、図7にも示すように、第5入賞口36に球が入賞した場合、賞球が払い出されず、第13入賞口44の開閉体が開放されるように、第5入賞口36への入賞に第13入賞口44の開閉体の開放が連動する。第6入賞口37に球が入賞した場合、賞球が払い出されず、第8乃至第11入賞口39乃至42と第17乃至第19入賞口48乃至50および第21入賞口52の開閉体が開放されるように、第6入賞口37への入賞に第8乃至第11入賞口39乃至42と第17乃至第19入賞口48乃至50および第21入賞口52の開閉体の開放が連動する。第7入賞口38に球が入賞した場合、賞球が払い出されず、第15入賞口46の開閉体が開放されるように、第7入賞口38への入賞に第15入賞口46の開閉体の開放が連動する。第8入賞口39に球が入賞した場合、賞球が払い出され、第13入賞口44の開閉体が開放されるように、第8入賞口39への入賞に第13入賞口44の開閉体の開放が連動する。第9入賞口40に球が入賞した場合、賞球が払い出され、第13入賞口44の開閉体が開放されるように、第9入賞口40への入賞に第13入賞口44の開閉体の開放が連動する。第10入賞口41に球が入賞した場合、賞球が払い出され、第15入賞口46の開閉体が開放されるように、第10入賞口41への入賞に第15入賞口46の開閉体の開放が連動する。第11入賞口42に球が入賞した場合、賞球が払い出され、第15入賞口46の開閉体が開放されるように、第11入賞口42への入賞に第15入賞口46の開閉体の開放が連動する。第14入賞口45に球が入賞した場合、賞球が払い出され、第13入賞口44の開閉体が開放されるように、第14入賞口45への入賞に第13入賞口44の開閉体の開放が連動する。第16入賞口47に球が入賞した場合、賞球が払い出され、第15入賞口46の開閉体が開放されるように、第11入賞口42への入賞に第15入賞口46の開閉体の開放が連動する。第17入賞口48に球が入賞した場合、賞球が払い出され、第20入賞口51の開閉体が開放されるように、第17入賞口48への入賞に第20入賞口51の開閉体の開放が連動する。第18入賞口49に球が入賞した場合、賞球が払い出され、第21入賞口52の開閉体が開放されるように、第18入賞口49への入賞に第21入賞口52の開閉体の開放が連動する。第19入賞口50に球が入賞した場合、賞球が払い出され、第22入賞口53の開閉体が開放されるように、第19入賞口50への入賞に第22入賞口53の開閉体の開放が連動する。
図7において、入賞部品欄の第1乃至第11は、図6の第1乃至第11入賞部品21乃至31を表す。入賞口欄の第1乃至第22は、図6の第1乃至第22入賞口32乃至53を表す。払出欄の○印は、当該欄の左側に位置する入賞口への入賞に対し、賞球が払い出されることを表す。払出欄の×印は、当該欄の左側に位置する入賞口への入賞に対し、賞球が払い出されないことを表す。連動欄の○印は、当該欄の左側に位置する入賞口への入賞に対し、連動する入賞口が有ることを表す。連動欄の○印の右側には、連動する入賞口の該当する番号を表す。連動する入賞口の該当する番号は、図6の第8乃至第11入賞口39乃至42と第13入賞口44と第15入賞口46と第17乃至第22入賞口48乃至53を表す。メインコマンド欄は、該欄の左側に位置する入賞口への入賞に対し、図1の主制御装置54から演出制御装置55に出力されるコマンドの種類を表す。
図8を参照し、球が入賞した場合における第1入賞口32、第2入賞口33、第5乃至第22入賞口36乃至53の相互関係について説明する。遊技盤2の裏面には、球通路が次のように構成される。第1球通路83は、第1入賞口32から遊技盤2の裏側に排出された球を、矢印X1で示す経路で、下方に誘導する。第1球通路83を通過する球は、第1球通路83に設けられた第1入賞球検出器62で検出される。第2球通路84は、第2入賞口33、第12入賞口43のいずれかから遊技盤2の裏側に排出された球を、矢印X2;X3のいずれかで示す経路で、下方に誘導する。第2球通路84を通過する球は、第2球通路84に設けられた第2入賞球検出器63で検出される。つまり、第1入賞口32、第2入賞口33、第12入賞口43のいずれかに入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、他の入賞口の開閉体を開放することなく、遊技盤2の下部から下方に排出される。
第3球通路85は、第5入賞口36、第8入賞口39、第9入賞口40のいずれかから遊技盤2の裏側に排出された球を、矢印X4;X5;X6のいずれかで示す経路で、第13入賞口44の開閉体を開放するための部材の上に誘導する。第4球通路86は、第14入賞口45に入賞した球を、矢印X7で示す経路で、真下の第13入賞口44の開閉体を開放するための部材の上に誘導する。第13入賞口44の開閉体を開放するための部材は、その上に乗った球の重さで動き、第13入賞口44の開閉体を開放する。第13入賞口44の開閉体を開放するための部材が動くと、その上に乗った球は、第13入賞口44の開閉体を開放するための部材から第13入賞口44を迂回して左斜め下方の第5球通路87に排出される。第5球通路87は、第13入賞口44の開閉体を開放するための部材から排出された球を、矢印X8で示す経路で、第1球通路83の下部に集合するように誘導する。第5入賞口36、第8入賞口39、第9入賞口40、第14入賞口45のいずれかに入賞した球は、第5入賞球検出器66、第8入賞球検出器69、第9入賞球検出器70、第13入賞球検出器74のいずれかで検出される。つまり、第5入賞口36、第8入賞口39、第9入賞口40、第14入賞口45のいずれかに入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、第13入賞口44の開閉体を開放し、遊技盤2の下部から下方に排出される。
第6球通路88は、第7入賞口38、第10入賞口41、第11入賞口42のいずれかから遊技盤2の裏側に排出された球を、矢印X9;X10;X11のいずれかで示す経路で、第15入賞口46の開閉体を開放するための部材の上に誘導する。第7球通路89は、第16入賞口47に入賞した球を、矢印X12で示す経路で、真下の第15入賞口46の開閉体を開放するための部材の上に誘導する。第15入賞口46の開閉体を開放するための部材は、その上に乗った球の重さで動き、第15入賞口46の開閉体を開放する。第15入賞口46の開閉体を開放するための部材が動くと、その上に乗った球は、第15入賞口46の開閉体を開放するための部材から第15入賞口46を迂回して右斜め下方の第8球通路90に排出される。第8球通路90は、第15入賞口46の開閉体を開放するための部材から排出された球を、矢印X13で示す経路で、第2球通路84の下部に集合するように誘導する。第7入賞口38、第10入賞口41、第11入賞口42、第16入賞口47のいずれかに入賞した球は、第7入賞球検出器68、第10入賞球検出器71、第11入賞球検出器72、第15入賞球検出器76のいずれかで検出される。つまり、第7入賞口38、第10入賞口41、第11入賞口42のいずれかに入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、第15入賞口46の開閉体を開放し、遊技盤2の下部から下方に排出される。
第9球通路91は、第6入賞口37から遊技盤2の裏側に排出された球を、矢印X14で示す経路で、第18入賞口49の開閉体を開放するための部材の上に誘導する。第6入賞口37に入賞した球は、第6入賞球検出器67で検出される。第18入賞口49の開閉体を開放するための部材に向けて第9球通路91を落下する球は、その途中で、図外の4組のレバーを動かす。4組のレバーは上側の2組と下側の2組とからなる。上側の2組のレバーは、第8乃至第11入賞口39乃至42の開閉体を開放するための部材を個別に動かす。これによって、第8乃至第11入賞口39乃至42の開閉体が開放する。下側の2組のレバーは、第17入賞口48および第19入賞口50の開閉体を開放するための部材を個別に動かす。これによって、第17入賞口48の開閉体および第19入賞口50の開閉体が開放する。第18入賞口49の開閉体を開放するための部材は、その上に乗った球の重さで動き、第18入賞口49の開閉体を開放する。第18入賞口49の開閉体を開放するための部材が動くと、その上に乗った球は、第18入賞口49の開閉体を開放するための部材から第18入賞口49を迂回して右斜め下方の第10球通路92に排出される。第10球通路92は、第18入賞口49の開閉体を開放するための部材から排出された球を、矢印X15で示す経路で、第11球通路93の下部に集合するように誘導する。第11球通路93の下部に誘導された球は、矢印X16で示す経路で、第11球通路93を下方に落下して第21入賞口52の開閉体を開放するための部材の上に誘導する。第21入賞口52の開閉体を開放するための部材は、その上に乗った球の重さで動き、第21入賞口52の開閉体を開放する。第21入賞口52の開閉体を開放するための部材が動くと、その上に乗った球は、第21入賞口52の開閉体を開放するための部材から第21入賞口52を迂回して左斜め下方の第12球通路94に排出される。第12球通路94は、第21入賞口52の開閉体を開放するための部材から排出された球を、矢印X17で示す経路で、下方に排出する。つまり、第6入賞口37に入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、第8乃至第11入賞口39乃至42の開閉体、第17乃至第19入賞口48乃至50の開閉体、第21入賞口52の開閉体を開放し、遊技盤2の下部から下方に排出される。
第18入賞口49から遊技盤2の裏側に排出された球は、矢印X16で示す経路で、第11球通路93を経由して第21入賞口52の開閉体を開放するための部材の上に落下した後、矢印X17示す経路で第12球通路94に排出される。第18入賞口49に入賞した球は、第17入賞球検出器78で検出される。つまり、第18入賞口49に入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、第21入賞口52の開閉体を開放し、遊技盤2の下部から下方に排出される。第21入賞口52から遊技盤2の裏側に排出された球は、矢印X18で示す経路で、第13球通路95に排出される。第21入賞口52に入賞した球は、第20入賞球検出器81で検出される。つまり、第21入賞口52に入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、他の入賞口の開閉体を開放することなく、遊技盤2の下部から下方に排出される。
第13入賞口44から遊技盤2の裏側に排出された球は、矢印X19で示す経路で、第14球通路96から第15球通路97に排出される。第13入賞口44に入賞した球は、第12入賞球検出器73で検出される。つまり、第13入賞口44に入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、他の入賞口の開閉体を開放することなく、遊技盤2の下部から下方に排出される。第15入賞口46から遊技盤2の裏側に排出された球は、矢印X20で示す経路で、第16球通路98から第17球通路99に排出される。第15入賞口46に入賞した球は、第14入賞球検出器75で検出される。つまり、第15入賞口46に入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、他の入賞口の開閉体を開放することなく、遊技盤2の下部から下方に排出される。
第17入賞口48から遊技盤2の裏側に排出された球は、矢印X21で示す経路で、第18球通路100を経由して第20入賞口51の開閉体を開放するための部材の上に落下した後、矢印X22示す経路で、第19球通路101に排出される。第17入賞口48に入賞した球は、第16入賞球検出器77で検出される。つまり、第17入賞口48に入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、第20入賞口51の開閉体を開放し、遊技盤2の下部から下方に排出される。第20入賞口51から遊技盤2の裏側に排出された球は、矢印X23で示す経路で、第20球通路102に排出される。第20入賞口51に入賞した球は、第19入賞球検出器80で検出される。つまり、第20入賞口51に入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、他の入賞口の開閉体を開放することなく、遊技盤2の下部から下方に排出される。第19入賞口50から遊技盤2の裏側に排出された球は、矢印X24で示す経路で、第21球通路103を経由して第22入賞口53の開閉体を開放するための部材の上に落下した後、矢印X25示す経路で、第22球通路104に排出される。第19入賞口50に入賞した球は、第18入賞球検出器79で検出される。つまり、第19入賞口50に入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、第22入賞口53の開閉体を開放し、遊技盤2の下部から下方に排出される。第22入賞口53から遊技盤2の裏側に排出された球は、矢印X26で示す経路で、第23球通路105に排出される。第22入賞口53に入賞した球は、第21入賞球検出器82で検出される。つまり、第22入賞口53に入賞した球は、賞球の払い出しを伴い、他の入賞口の開閉体を開放することなく、遊技盤2の下部から下方に排出される。
図1を参照し、パチンコ遊技機の制御系統について説明する。遊技制御装置は、主制御装置54、演出制御装置55、払出制御装置56、発射制御装置57などから構成される。主制御装置54および演出制御装置55は、遊技盤2の裏面に取り付けられる。払出制御装置56と発射制御装置57および図外の電源装置は、可動枠4の裏面に取り付けられる。主制御装置54は、主制御装置54に内蔵したコンピュータのCPUがROMに格納されたプログラムにしたがいRAMを使用しながら動作することによって、入力処理、エラー処理、演出処理、賞球処理などの遊技全般の遊技処理を実行し、その実行結果としての遊技情報を演出制御装置55と払出制御装置56に配線を通して個別に出力する。主制御装置54から演出制御装置55に出力される遊技情報の種類には、演出処理、エラー表示などがある。主制御装置54から払出制御装置56に出力される遊技情報は、賞球数を含む賞球払出指示である。演出制御装置55は、演出制御装置55に内蔵したコンピュータのCPUがROMに格納されたプログラムにしたがいRAMを使用しながら動作することによって、主制御装置54から入力される抽選内容に関する演出処理で遊技演出の全体の制御を司るものであって、スピーカ58、表示灯59を制御する。
スピーカ58は、図5の遊技機枠1の前側に遊技演出のための音を出すように、可動枠4または前扉5または皿構造体6に取り付けられる。表示灯59は、図5の遊技機枠1の前側に遊技演出のための光を出すために、遊技盤2における図外のサイドランプや前扉5に取り付けられる。払出制御装置56は、払出制御装置56に内蔵したコンピュータのCPUがROMに格納されたプログラムにしたがいRAMを使用しながら動作することによって、主制御装置54から入力される演出処理で球払出機構8を制御する。球払出機構8は、図5の可動枠4の裏面に取り付けられる。発射制御装置57は、球発射操作機構12から操作量に相当する可変抵抗値が入力されると、入力された可変抵抗値に応じた電力で球発射機構7の電磁ソレノイドまたはモータなどの駆動源を駆動する。主制御装置54の入力部には、入賞球検出器61が配線で接続される。入賞球検出器61は、図2の第1乃至第21入賞球検出器62乃至82を包括したものである。主制御装置54は、メインコマンドを有する。メインコマンドは、主制御装置54のROMに記憶され、第1乃至第6コマンドの6種類存在する。演出制御装置55は、音データを有する。音データは、主制御装置54から演出制御装置55に入力されたメインコマンドに対応する賞球音または効果音を出すためのものであって、演出制御装置55のROMに記憶され、大当たり遊技に対する効果音が賞球音よりも大きく、大当たり遊技中の効果音としては特定曲名の曲が流れるように構成される。
図2を参照し、第1乃至第22入賞口32乃至53および第1乃至第21入賞球検出器62乃至82の相互関係について説明する。第1入賞球検出器62は、第1入賞口32に入賞した球を検出して第1入賞信号を主制御装置54に出力する。第2入賞球検出器63は、第2入賞口33に入賞した球または第12入賞口43に入賞した球を検出して第2入賞信号を主制御装置54に出力する。第3入賞球検出器64は、第3入賞口34に入賞した球を検出して第3入賞信号を主制御装置54に出力する。第4入賞球検出器65は、第4入賞口35に入賞した球を検出して第4入賞信号を主制御装置54に出力する。第5入賞球検出器66は、第5入賞口36に入賞した球を検出して第5入賞信号を主制御装置54に出力する。第6入賞球検出器67は、第6入賞口37に入賞した球を検出して第6入賞信号を主制御装置54に出力する。第7入賞球検出器68は、第7入賞口38に入賞した球を検出して第7入賞信号を主制御装置54に出力する。第8入賞球検出器69は、第8入賞口39に入賞した球を検出して第8入賞信号を主制御装置54に出力する。第9入賞球検出器70は、第9入賞口40に入賞した球を検出して第9入賞信号を主制御装置54に出力する。第10入賞球検出器71は、第10入賞口41に入賞した球を検出して第10入賞信号を主制御装置54に出力する。
第11入賞球検出器72は、第11入賞口42に入賞した球を検出して第11入賞信号を主制御装置54に出力する。第12入賞球検出器73は、第13入賞口44に入賞した球を検出して第12入賞信号を主制御装置54に出力する。第13入賞球検出器74は、第14入賞口45に入賞した球を検出して第13入賞信号を主制御装置54に出力する。第14入賞球検出器75は、第15入賞口46に入賞した球を検出して第14入賞信号を主制御装置54に出力する。第15入賞球検出器76は、第16入賞口47に入賞した球を検出して第15入賞信号を主制御装置54に出力する。第16入賞球検出器77は、第17入賞口48に入賞した球を検出して第16入賞信号を主制御装置54に出力する。第17入賞球検出器78は、第18入賞口49に入賞した球を検出して第17入賞信号を主制御装置54に出力する。第18入賞球検出器79は、第19入賞口50に入賞した球を検出して第18入賞信号を主制御装置54に出力する。第19入賞球検出器80は、第20入賞口51に入賞した球を検出して第19入賞信号を主制御装置54に出力する。第20入賞球検出器81は、第21入賞口52に入賞した球を検出して第20入賞信号を主制御装置54に出力する。第21入賞球検出器82は、第22入賞口53に入賞した球を検出して第21入賞信号を主制御装置54に出力する。
図1に戻り、主制御装置54は、主制御装置54のコンピュータによるポーリングによって、第1乃至第21入賞信号が主制御装置54のコンピュータに入力された入力ポートの位置の違いを検出し、第1乃至第21入賞球検出器61乃至82のいずれかからの入賞信号であるかを識別する。すると、主制御装置54は、識別した入賞信号に対応する賞球数を主制御装置54のROMから抽出し、抽出した賞球数を含む賞球払出指示を払出制御装置56に出力する。賞球払出指示が払出制御装置56に入力されると、払出制御装置56は、球払出機構8を制御する。これによって、球払出機構8が賞球数に相当する個数の球を賞球として球受皿部11(図5参照)に払い出す。また、主制御装置54は識別した入賞信号に対応するメインコマンドを主制御装置54のROMから抽出し、抽出したメインコマンドを演出制御装置55に出力する。第1乃至第22入賞口32乃至53と主制御装置54から演出制御装置55に出力されるメインコマンドにおける第1乃至第6コマンドとの対応関係は、図7参照。
主制御装置54からメインコマンドが演出制御装置55に入力されると、演出制御装置55は、入力されたメインコマンドに対応する賞球音または効果音を出すための音データを演出制御装置55のROMから抽出し、抽出した音データを反映した電力をスピーカ58に出力する。これによって、スピーカ58がメインコマンドに対応する賞球音または効果音を放出する。例えば、第1乃至第3コマンドの場合、スピーカ58が「シャン、ビロロロン」のような賞球音を出し、第4コマンドの場合、スピーカ58が「ヒュー」のような賞球音を出し、第5コマンドの場合、スピーカ58が「ブッブー」のような効果音を出し、第6コマンドの場合、スピーカ58が或る曲名の効果音を出す。演出制御装置55における賞球音または効果音に対する制御は、大当たり遊技が2回以上連続した場合、最初における通常の大当たり遊技とその後に続く連続した大当たり遊技とで曲目も曲数も変更し、大当たり遊技中は効果音を賞球音より大きくする。例えば、通常の大当たり遊技の場合、4曲に限定されるものではないが、異なる曲名の4曲が設定され、1つの曲名が3回演奏されたら、別の1つの曲名の曲に切り替えられ、最後の曲の演奏が終了したら、最初の曲に戻る。連続した大当たり遊技の場合、2曲に限定されるものではないが、異なる曲名の2曲が設定され、最初の連続した大当たり遊技で1つの曲名が演奏され、次の連続した大当たり遊技でもう1つの曲名が演奏されるように切り替えられ、最後の曲の演奏が終了したら、最初の曲に戻る。この演出制御装置55における賞球音または効果音に対する制御は、図2で詳述する。また、主制御装置54からメインコマンドが演出制御装置55に入力されると、演出制御装置55は、入力されたメインコマンドに対応する照明を行うための灯データを演出制御装置55のROMから抽出し、抽出した灯データを反映した電力を表示灯59に出力する。
図3および図4を参照し、演出制御装置55における賞球音または効果音に対する制御の流れについて説明する。図3および図4における結合子Aは、互いに接続される。主制御装置54および演出制御装置55は、図1参照。第1乃至第22入賞口32乃至53は、図6参照。メインコマンドの第1乃至第6コマンドは、図7参照。図3において、演出制御装置55が電力供給で起動し、演出制御装置55のコンピュータによる処理が始まると、ステップ1101においてRAMから演出中フラグを消去し、ステップ1102に進む。演出中フラグは、演出制御装置55によるスピーカ58や表示灯59に対する制御が大当たり遊技中であることを表すフラグである。ステップ1102では、コマンド受信が有るか否かを判定する。演出制御装置55が主制御装置54からのメインコマンドを受信すると、ステップ1102がYESになり、ステップ1103に進む。演出制御装置55が主制御装置54からのメインコマンドを受信していなければ、ステップ1102がNOになり、ステップ1113に進む。ステップ1103では、受信したメインコマンドの種類を解析し、ステップ1104に進む。ステップ1104では、解析したメインコマンドの種類が第6コマンドであるか否かを判定する。つまり、第6コマンドが主制御装置54から演出制御装置55に入力されたか否か、換言するならば、球が第6入賞口37に入賞したか否かを判定する。解析したメインコマンドが第6コマンドである場合、ステップ1104がYESになり、ステップ1105に進む。解析したメインコマンドが第6コマンドでない場合、ステップ1104がNOになり、図4のステップ1116に進む。
ステップ1105では、演出中フラグがRAMに設定されているか否かを判定する。演出中フラグが設定されている場合、ステップ1105がNOになり、ステップ1106に進む。演出中フラグが設定されていない場合、ステップ1105がYESになり、ステップ1108に進む。ステップ1105での判定の表現として、「演出中フラグが不在か」と表現した場合を例示したが、「演出中フラグが在るか」と表現してもよい。ステップ1105での判定の表現として、「演出中フラグが在るか」と表現すれば、演出中フラグが設定されている場合、ステップ1105がYESになり、ステップ1106に進み、演出中フラグが設定されていない場合、ステップ1105がNOになり、ステップ1108に進むことになる。ステップ1106では、第6コマンドに対応する連続入賞用の複数の音データのうちの1つをROMから選択し、ステップ1107に進む。ステップ1107では、ステップ1104がYESでステップ1105がNOであることから、球が第6入賞口37に入賞した大当たり遊技が連続したことを意味するので、第6コマンドに対応する効果音を大きくするため、第6コマンドに対応する効果音のボリュームアップ処理を行い、ステップ1109に進む。ステップ1108は、ステップ1104およびステップ1105がYESであることから、大当たり遊技が連続していないことを意味するので、第6コマンドに対応する連続入賞用の複数の音データのうちの1つをROMから選択し、ステップ1109に進む。ステップ1109では、演出開始時刻をRAMに設定し、ステップ1110に進む。ステップ1110では、第6コマンドに対応して選択した音データによる演出時間が異なるので、第6コマンドに対応して選択した音データの演出時間をROMから取得してRAMに設定し、ステップ1111に進む。ステップ1111では、演出中フラグをRAMに設定し、ステップ1112に進む。ステップ1112では、ステップ1106またはステップ1108で選択した演出によるスピーカ58や表示灯59での演出を開始し、コンピュータによる処理の1サイクルを終わり、ステップ1102にジャンプする。
ステップ1113では、演出中フラグがRAMに設定されているか否かを判定する。演出中フラグが設定されている場合、ステップ1113がYESになり、ステップ1114に進む。演出中フラグが設定されていない場合、ステップ1113がNOになり、コンピュータによる処理の1サイクルを終わり、ステップ1102にジャンプする。ステップ1114では、演出終了か否かを判定する。ステップ1114での判定する現在時刻がステップ1109で設定した演出開始時刻+ステップ1110で設定した演出時間を越えたか否かを判断する。現在時刻が演出開始時刻+演出時間を越えている場合、ステップ1114がYESになり、ステップ1115に進む。現在時刻が演出開始時刻+演出時間を越えていない場合、ステップ1114がNOになり、コンピュータによる処理の1サイクルを終わり、ステップ1102にジャンプする。ステップ1115では、RAMから演出中フラグを消去し、コンピュータによる処理の1サイクルを終わり、ステップ1102にジャンプする。
図4において、ステップ1116では、解析したメインコマンドが第1乃至第3コマンドおよび第5コマンドのいずれかであるか否かを判定する。解析したメインコマンドが第1乃至第3コマンドおよび第5コマンドのいずれかである場合、ステップ1116がYESになり、ステップ1117に進む。解析したメインコマンドが第1乃至第3コマンドおよび第5コマンドのいずれかでない場合、ステップ1116がNOになり、ステップ1121に進む。ステップ1117では、演出中フラグがRAMに設定されているか否かを判定する。演出中フラグが設定されている場合、ステップ1117がNOになり、ステップ1118に進む。演出中フラグが設定されていない場合、ステップ1117がYESになり、ステップ1120に進む。ステップ1118では、ステップ1116で判定した第1乃至第3コマンドおよび第5コマンドのいずれかに対応する音データをROMから選択し、選択した音データによるスピーカ58や表示灯59での演出を開始し、ステップ1119に進む。ステップ1119では、ステップ1116がYESでステップ1117がNOであることから、大当たり遊技中において球が第1入賞口32、第2入賞口33、第5入賞口36、第7乃至第22入賞口38乃至53のいずれかに入賞したことを意味するので、第1入賞口32、第2入賞口33、第8乃至第22入賞口39乃至53のいずれかへの入賞に対する賞球音、第5入賞口36および第7入賞口38への入賞に対する効果音のボリュームダウン処理を行い、コンピュータによる処理の1サイクルを終わり、図3のステップ1102にジャンプする。ステップ1120は、ステップ1116およびステップ1117がYESであることから、大当たり遊技中でないことを意味するので、ステップ1116で判定した第1乃至第3コマンドおよび第5コマンドのいずれかに対応する音データをROMから選択し、選択した音データによるスピーカ58や表示灯59での演出を開始し、コンピュータによる処理の1サイクルを終わり、ステップ1102にジャンプする。
ステップ1121では、解析したメインコマンドが第4コマンドであるか否かを判定する。解析したメインコマンドが第4コマンドである場合、ステップ1121がYESになり、ステップ1122に進む。解析したメインコマンドが第4コマンドでない場合、ステップ1121がNOになり、コンピュータによる処理の1サイクルを終わり、ステップ1102にジャンプする。ステップ1122では、ステップ1121で判定した第4コマンドに対応する音データをROMから選択し、選択した音データによるスピーカ58や表示灯59での演出を開始し、コンピュータによる処理の1サイクルを終わり、ステップ1102にジャンプする。
要するに、図3および図4によれば、演出制御装置55のコンピュータによる処理が始まると、遊技制御装置におけるバックアップ電源によって演出制御装置55のRAMにデータが保持されていることがあるので、演出制御装置55ではRAMに対する初期化処理によって演出中フラグを消去する。そして、第1乃至第21入賞信号のいずれかに対応する第1乃至第6コマンドのいずれかが主制御装置54から演出制御装置55に入力された時点において大当たり遊技が連続中である場合は、最初における通常の大当たり遊技の後に続く連続した大当たり遊技中の効果音が最初における通常の大当たり遊技中の効果音よりも大きくなるようにボリュームアップされてスピーカ58から放出され、第1乃至第6コマンドのいずれかが主制御装置54から演出制御装置55に入力された時点において連続していない大当たり遊技中である場合は、通常の大当たり遊技に対応する効果音がボリュームアップされることなくスピーカ58から放出され、第1乃至第3コマンドおよび第5コマンドのいずれかが主制御装置54から演出制御装置55に入力された時点において大当たり遊技中である場合は、第1入賞口32、第2入賞口33、第8乃至第22入賞口39乃至53のいずれかへの球の入賞に対する賞球音、第5入賞口36または第7入賞口38への球の入賞に対する効果音がボリュームダウンされてスピーカ58から放出される。
最良の形態の動作について説明する。図1の主制御装置54、演出制御装置55、払出制御装置56、発射制御装置57が電力供給で起動し、図5において、第3乃至第11入賞部品23乃至31における複数の開閉体の全部が閉鎖されているものと仮定し、遊技者が球受皿部11にパチンコ球と呼ばれる球を入れ、遊技者が球発射操作機構12を右回りに操作すると、球発射機構7が球発射操作機構12の操作量に応じた発射力で駆動し、球発射機構7が球受皿部11から遊技機枠1の内部に取り込まれた球を1個ずつ球発射通路16に向けて発射する。球発射通路16に発射された球は、球戻り防止弁18を押し開けて遊技領域13に到達する。図6において、遊技領域13に到達した球は、遊技領域13を流下する過程において、遊技部品に衝突して、流れる方向を変えながら、第1乃至第4入賞口32乃至35のいずれかに入る。球が第1入賞口32または第2入賞口33に入ると、賞球音が図1のスピーカ58から出る。球が第3入賞口34または第4入賞口35に入ると、効果音が図1のスピーカ58から出る。
図6において、第3入賞口34または第4入賞口35に入った球は、第5入賞口36、第6入賞口37、第7入賞口38のいずれかに必ず入る。球が第6入賞口37に入った場合が大当たり遊技と定められており、球が第6入賞口37に入ると、効果音としての異なる曲名の4曲からなる1曲が図1のスピーカ58から出るとともに、第8乃至第11入賞口39乃至42の開閉体、第17乃至第19入賞口48乃至50の開閉体、第21入賞口52の開閉体が開放する。その状態において、別に遊技領域13に発射された球が、遊技領域13から開閉体の開放中における第21入賞口52に入ると、賞球音が図1のスピーカ58から出るとともに、第21入賞口52の開閉体が閉鎖する。その後、別に遊技領域13に発射された球が、遊技領域13から開閉体の開放中における第18入賞口49に入ると、賞球音が図1のスピーカ58から出るとともに、第21入賞口52の開閉体が再び開放する。
第8乃至第11入賞口39乃至42の開閉体、第17乃至第19入賞口48乃至50の開閉体、第21入賞口52の開閉体が開放した状態において、別に遊技領域13に発射された球が、遊技領域13から第3入賞口34または第4入賞口35を経由して第5入賞口36または第7入賞口38に入るか、第8乃至第11入賞口39乃至42のいずれかに入ると賞球音または効果音が図1のスピーカ58から出るとともに、第13入賞口44の開閉体または第15入賞口46の開閉体が開放する。
第13入賞口44の開閉体、第15入賞口46の開閉体、第17乃至第22入賞口48乃至53の開閉体が開放された場合、遊技者は、先ず、球が下段における3個の入賞口としての第20乃至第22入賞口51乃至53に入って第20乃至第22入賞口51乃至53の開閉体が閉鎖した形態を作り、次に、球が上段における5個の入賞口としての第13入賞口44、第15入賞口46、第17乃至第19入賞口48乃至50に入るように、球の発射を調整すれば、第20乃至第22入賞口51乃至53が再び開放し、多くの賞球を獲得することができるという利点がある。
前述した球が第6入賞口37に入った大当たり遊技が開始してから図3のステップ1110で設定された演出時間が経過するまでの間に、別に遊技領域13に発射された球が、遊技領域13から第3入賞口34または第4入賞口35を経由して第6入賞口37に入って大当たり遊技が連続すると、効果音としての異なる曲名の2曲からなる1曲が図1のスピーカ58から先の大当たり遊技中における効果音としての異なる曲名の4曲の奏でられる音よりもレベルアップされて大きな音として放出される。要するに、大当たり遊技が2回以上連続した場合、最初における通常の大当たり遊技とその後に続く連続した大当たり遊技とで曲目も曲数も変更し、大当たり遊技中は効果音がその後に発生した賞球音よりも大きくなる。
換言すると、最初における通常の大当たり遊技の後に続く連続した大当たり遊技中は、連続した大当たり遊技中は効果音が最初における通常の大当たり遊技中の効果音よりも大きくなり、連続した大当たり遊技中は賞球音が通常の大当たり遊技中の賞球音よりも小さくなる。即ち、連続した大当たり遊技中は、球の入賞が連続して多量に発生する可能性があり、球の入賞が連続して多量に発生した場合、大当たり遊技の効果音と多発する賞球音とが通常の音量のままであると、効果音と多発する賞球音とが相互に重複し、効果音による曲が賞球音で掻き乱されるのに対し、最良の形態のように、球の入賞が連続して多量に発生した場合、大当たり遊技の効果音が大きくなり、かつ賞球音が小さくなれば、効果音による曲が賞球音で掻き乱されるような不都合がなく、効果音による曲によって、連続した大当たり遊技が発生したことを遊技者ならびに周囲の遊技者に適切に知らせることができるという利点がある。特定入賞口以外の入賞口を構成する、第1乃至第5入賞口32乃至36、第7乃至第13入賞口38乃至44、第15入賞口46、第17乃至第22入賞口48乃至53の開閉体の開閉が、特定入賞口を構成する第6入賞口37に入賞した球が特定入賞口以外の入賞口の開閉体を開閉するための部材に作用し、特定入賞口以外の入賞口の開閉体が電力を使用しないで開閉するので、パチンコ遊技機の構造が簡単になり、かつ、電力消費が低減できるという利点がある。
図9は、異なる形態に係る演出制御装置55における賞球音または効果音に対する制御の流れを示す。図9の結合子Aは、図4の結合子Aに接続される。図9のステップ1201とステップ1202及びステップ1203が、図3のステップ1107及びステップ1115と異なり、図9のステップ1101乃至1106およびステップ1108乃至1114は、図4のステップ1101乃至1106およびステップ1108乃至1114と同じである。図9において、ステップ1201では、ボリュームレベルを一段階アップし、ステップ1202に進む。ステップ1202では、第6コマンドに対応する効果音のボリュームレベルをステップ1201でアップしたボリュームレベルに合わせ、ステップ1109に進む。ステップ1203では、ボリュームレベルを初期化し、コンピュータによる処理の1サイクルを終わり、ステップ1102にジャンプする。よって、異なる形態の場合、例えば、大当たり遊技が3回連続したと仮定した場合、図1のスピーカ58から出る音量は、2回目の大当たり遊技中が1回目の大当たり遊技中よりも大きく、3回目の大当たり遊技中が2回目の大当たり遊技中よりも大きくなる。このため、スピーカ58から出る音量の違いによって、大当たり遊技が連続していることを、遊技者ならびに周囲の遊技者に一層適切に知らせることができるという利点がある。スピーカ58から出る音量が大き過ぎて騒音にならないように、ボリュームレベルの回数は有限とすれば、好適である。
第1乃至第5入賞口32乃至36、第7乃至第13入賞口38乃至44、第15入賞口46、第17乃至第22入賞口48乃至53が、開閉体を有する特定入賞口以外の入賞口を構成する場合、パチンコ遊技機としての構造が最良の形態よりも複雑となり、電力消費が最良の形態よりも増加するものの、特定入賞口以外の入賞口における開閉体が電磁ソレノイドのような駆動源で開閉する構造であってもよい。
パチンコ遊技機の制御系統のブロック図(最良の形態)。 第1乃至第22入賞口および第1乃至第21入賞球検出器の相互関係のブロック図(最良の形態)。 演出制御のフローチャート(最良の形態)。 演出制御のフローチャート(最良の形態)。 パチンコ遊技機の正面(最良の形態)。 第1乃至第11入賞部品と第1乃至第22入賞口との相互関係を示す遊技盤の正面からの模式図(最良の形態)。 第1乃至第11入賞部品と第1乃至第22入賞口と払出と連動とメインコマンドとの相互関係を示す図表(最良の形態)。 球が入賞した場合における第1入賞口、第2入賞口、第5乃至第22入賞口の相互関係を示す遊技盤の背面からの模式図(最良の形態)。 演出制御のフローチャート(異なる形態)。
符号の説明
37 第6入賞口(特定入賞口)
55 演出制御装置
39乃至53 第8乃至第22入賞口(特定入賞口以外の入賞口)
58 スピーカ

Claims (3)

  1. 遊技盤の遊技領域に設けられた特定入賞口及び複数の所定入賞口と、
    前記特定入賞口及び前記複数の所定入賞口よりも上側に設けられ、入賞により賞球を払い出すとともに入賞した球を特定入賞口又は複数の所定入賞口に振り分ける複数の入賞口と、
    前記遊技盤の格納される遊技機枠に設けられたスピーカと、
    前記特定入賞口及び前記複数の所定入賞口への球の入賞によってスピーカから音を出すようにスピーカを制御する制御装置とを備え
    前記制御装置は、
    前記特定入賞口に球が入賞した場合には、予め定めた設定時間を大当たり遊技中と設定しかつ設定された大当たり遊技中を表わす第1効果音としての曲を前記スピーカから放出し、
    前記複数の所定入賞口に球が入賞した場合には、第1効果音とは異なる第2効果音を前記スピーカから放出し、
    前記第1効果音の放出中に再び特定入賞口へ球の入賞により大当たり遊技が連続する場合には、最初の大当たり遊技と、最初の大当たり遊技後に続く連続した大当たり遊技とで第1効果音の曲を異なる曲に変更するとともに、第1効果音の放出中に第2効果音を放出する場合には、第1効果音よりも第2効果音のボリュームを小さくすることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記特定入賞口、所定入賞口、及び、球を特定入賞口又は複数の所定入賞口に振り分ける複数の入賞口以外に、入賞により賞球を払い出す複数の入賞口を前記遊技盤の遊技領域に複数設け、
    前記制御装置が
    前記球を特定入賞口又は複数の所定入賞口に振り分ける複数の入賞口、又は、前記入賞により賞球を払い出す複数の入賞口への球の入賞によって前記スピーカから音を放出するようにスピーカを制御し
    前記球を特定入賞口又は複数の所定入賞口に振り分ける複数の入賞口、又は、前記入賞により賞球を払い出す複数の入賞口に球が入賞した場合には、賞球音を前記スピーカから放出し、
    前記第1効果音の放出中に賞球音を放出する場合には、前記第1効果音よりも賞球音のボリュームを小さくし、
    前記第1効果音の放出中に再び特定入賞口へ球の入賞により大当たり遊技が連続する場合には、最初の大当たり遊技中の賞球音のボリュームよりも小さくすることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記特定入賞口への連続的な入賞回数が増加する毎に、前記第1効果音のボリュームレベルを段階的に上昇させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ遊技機。
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