JPH11227657A - スクータ型車両のオイルタンク設置構造 - Google Patents

スクータ型車両のオイルタンク設置構造

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JPH11227657A
JPH11227657A JP10036398A JP3639898A JPH11227657A JP H11227657 A JPH11227657 A JP H11227657A JP 10036398 A JP10036398 A JP 10036398A JP 3639898 A JP3639898 A JP 3639898A JP H11227657 A JPH11227657 A JP H11227657A
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Yukinaka Hosoya
征央 細谷
Sadamichi Enjiyou
貞通 遠城
Seiichi Tateishi
清一 立石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートで開閉する式の収納ボックスを備える
スクータ型車両において、オイルタンクと収納ボックス
とを前後に配設しつつ、収納ボックスの前後方向を大き
くしたい。 【解決手段】 シート32下方にヘルメット収納ボック
ス22を配設し、収納ボックス22上方の開口部22b
を、開閉自在なシート32で開蓋、閉蓋するようにした
スクータ型車両において、オイルタンク25をヘルメッ
ト収納ボックス22の前方に配置し、収納ボックス22
からシートヒンジを支持するスティ23を前方に延設
し、スティ23に開口部24を設け、開口部24にオイ
ルタンク25の給油部25e,27を臨ませて、給油部
をヒンジスティ23上方に配置したスクータ型車両のオ
イルタンク設置構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ型車両の
オイルタンクの設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型車両のオイルタンクのは設置
場所は、車体の後部、或いは前部に配置されており、従
来特開平6−8864号公報が開示されている。ここで
開示されるオイルタンクは、スクータ型車両において、
シート下方のヘルメット収納ボックス前方に配設したレ
イアウトで、シートはヘルメット収納ボックスで開閉
し、シートは前端部をヒンジとして開閉動を行うように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の公報開示の構成
は、ヘルメット収納ボックス前方に車体フレームのシー
トレール前部が起立し、これの後方にヘルメット収納ボ
ックスを単純に配置したレイアウトである。従って、ヘ
ルメット収納ボックス前方にオイルタンク、これの前方
にフレームを配置することで、収納ボックスは後方に配
置せざるを得ず、収納ボックス後方に配置される機器類
の関係、車体の全長の関係から収納ボックスの前後の長
さに制約を受け、収納ボックスの容積が小さくなる虞が
ある。
【0004】又公報開示の構成は、レイアウト的に開示
されているので、明確ではないが、オイルタンクはフレ
ームに支持され、従って、フレームから別体の専用の支
持スティを延設し、これにオイルタンクを取付、支持さ
せている。従って、オイルタンクの取付、支持構造が複
雑化し、取付、支持スティを専用部品として必要とする
ことから、部品点数が増え、又フレームの構造も複雑化
し、フレームの製作上も煩雑化する。
【0005】更に、フレームにオイルタンクを専用のス
ティを介して取り付け、爾後収納ボックスを取り付け、
車体カバー類を取り付けるので、組立作業性の点でも工
数が多くなり、これがコストにまで影響する虞がある。
【0006】本発明は、以上の課題を解決すべくなされ
たものである。本発明の目的とする処は、ヘルメット収
納ボックスの容量、特に前後方向の大きさを大きく設定
可能とし、収納ボックスの大型化を企図することがで
き、又車体フレームへのオイルタンクの取り付け、支持
を排し、車体カバーにオイルタンクを取付、支持を可能
として、オイルタンクの取付、支持構造の簡素化、部品
点数の削減、組付作業の簡素化を企図し得る自動二輪車
のオイルタンクの設置構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、シート下方にヘルメット収納ボックスを
配設し、該収納ボックス上方の開口部を、開閉自在なシ
ートで開蓋、閉蓋するようにしたスクータ型車両におい
て、オイルタンクをヘルメット収納ボックス前方に配置
し、収納ボックスからシートヒンジを支持するスティを
前方に延設し、スティに開口部を設け、該開口部に前記
オイルタンクの給油部を臨ませて、該給油部をヒンジス
ティ上方に配置したスクータ型車両のオイルタンク設置
構造である。
【0008】請求項1では、ヘルメット収納ボックス前
方にオイルタンクを配置し、オイルタンクの給油部を収
納ボックスの前方に延設したスティの開口部から上方に
延出するように配置したので、フレームに関与すること
無く収納ボックスと前方にオイルタンクとを前後に近接
することが可能となる。
【0009】請求項2は、請求項1に加えるに、オイル
タンクの下部を、車体カバーに取付、支持した。請求項
2では、オイルタンクはフレームに取付、支持されるこ
と無く、車体カバーに取付、支持したので、フレームか
ら専用の支持スティを延設してこれに取付支持させる必
要が無くなり、又車体カバーにオイルタンクを取付、支
持するので、車体カバーとオイルタンクとを予め小組し
た状態でフレーム側に取り付けることが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るスクータ型車両の外観
側面図、図2は本発明に係るオイルタンク、ヘルメット
収納ボックス、シートとの関係を示す要部の拡大縦断側
面図、図3は図2の要部の拡大図、図4は本発明に係る
ヘルメット収納ボックスの平面図、図5は本発明に係る
オイルタンク単体の平面形状を示す外観平面図、図6〜
図8は本発明に係るオイルタンクの取付、収納ボックス
の取付過程を示す説明的縦断側面図である。
【0011】図1は本発明に係るスクータ形式の自動二
輪車1の外観側面図を示し、フレーム2の前端部のヘッ
ドパイプ2aを介して前輪3を支持するフロントフォー
ク4を操向自在に支持し、フロントフォーク4の上方に
延出されたステアリングシャフト4a上にハンドル5を
備える。ヘッドパイプ2aから急角度で後下傾するよう
に設けたダウンチューブ2bの下部から左右後方に二股
状にメインフレーム2cを延出し、メインフレーム2c
の前部2dは低位で、中間部2eは緩やかに後上傾し、
後部2fは後方に延出されており、クロスメンバー等で
左右の部材間を結合する。
【0012】メインフレーム2cの低位の前部2d間に
は燃料タンク6を配設し、中間部2eと前部2dの境界
部に設けたブラケット2gを介して後輪7を取付、支持
するユニットスイング式のパワーユニット8をリンク機
構11を介して支持する。パワーユニット8は、前部の
エンジン9、及び伝動ケース10を備え、伝動ケース1
0とメインフレーム2cの後部2fとの間には、リヤク
ッションユニット12を介設する。
【0013】フレーム2の前部をフロントカバー13で
覆い、ハンドル5の周りをハンドルカバー14で覆っ
て、これの正面に左右のウインカー等を含むヘッドライ
トユニット15を配設し、前輪3上をフロントフェンダ
ー16で覆う。又メインフレーム2cの低位の前部2d
上を低床式のフロア17で覆い、これの後部上にセンタ
ーカバー18を起立するように設ける。センターカバー
18の前面の下半部は後方に潜って凹部18aを形成
し、凹部18aの前面を前述の燃料タンク6の給油リッ
ド19で開閉自在に覆う。
【0014】図3に示すように、前記した燃料タンク6
の後部の給油部6aはフロア17の後部上に突出し、該
給油部6aはキャップ6bで開閉自在とし、キャップ6
bを含む給油部6aは、センターカバー18の下部の凹
部18a内に配置され、前述のリッド19で開閉され、
キャップ6bを含む給油部6aは凹部18aの下位に露
出し、燃料の補給を行う。以上のセンターカバー18の
後方にリヤカバー20を延設し、車体後部周囲を覆い、
リヤカバー20の後部で下部には、リヤフェンダー21
を設ける。
【0015】以上カバー類で車体カバーを構成し、かか
る車体カバーでスクータの外観を構成する。車体カバー
を構成する前記した各カバー類は、樹脂で形成した。以
上のセンターカバー18の直後で、左右、及び後方を覆
うリヤカバー20内で、左右のメインフレームの中間部
2e,2e〜後部2f,2f間には、ヘルメット収納ボ
ックス22を配設する。ヘルメット収納ボックス22
は、樹脂で形成した。
【0016】収納ボックス22は、平面視が図4に示す
ように前後に長い楕円形で、底部22aは前部〜中間部
が前下傾し、上方に開口する開口部22bを備え、前壁
22cの前面の中間部〜上部の適所には、前方に図4で
示すように矩形板状のヒンジスティ23を一体に突設す
る。該ヒンジスティ23の先端部には、左右方向に延び
る軸支部23aを備える。前記ヒンジスティ23の中央
部には、円形の開口部24を上下に貫通するように設
け、開口部24周には、リング状周縁部を上方に少しく
突出するように設ける。又収納ボックス22の底部22
aの前部には、下方に取付ボス部22dを垂下、突設す
る。
【0017】オイルタンク25は樹脂等で構成し、図5
に示すように中間部25aが前方に膨出し、右側部25
bが側方、且つ後方に延び、左側部25cが管状に側
方、且つ後方に延びてエンジンへの接続部25cを構成
する。従って、図5に示すように、中間部25a、右側
部25b、左側の接続部25cを含んで、平面視がU字
型類似の形状をなす。中間部25aの右端部から右方、
且つ後方に延出される右側部25bは、前記収納ボック
ス22の前部の右側方に前部から中間部方向に延出さ
れ、収納ボックス22の前部は、図4に示すように幅が
前方に向かって狭まる形状をなし、かかる収納ボックス
22のこの側の外側面と、リヤカバー20のこの側の内
側面との間の空間を有効に利用し、オイルタンク25の
右側部25bを配設した。従って、オイルタンク25の
容量を、上記下空間を利用して所定の容量に設定するこ
とができた。オイルタンク25の前記した左側部25b
上面には、レベルセンサ26の挿入孔25dを備える。
又中間部25aの中央部上面には、図2に示すように筒
状の給油部25eを突設し、これの上端部に給油口25
fが開口している。給油部25eは、図3に示すよう
に、シール材28を介してキャップ27をネジ結合して
脱着自在に被冠する。ヒンジスティ23の上面には、樹
脂等からなるキャップカバー40を被せ、このキャップ
カバー40でオイルタンク25のキャップ27を脱着自
在に覆った。
【0018】以上のオイルタンク25の中間部25aの
底部25gは、右側部25bの底部25hに対して後下
傾するように一段高く形成する。そして、オイルタンク
25の中間部25aの底部25gの最も低い後端部に
は、下方に取付スティ部30を一体に垂下、突設して備
える。
【0019】オイルタンク25の取り付け状態は、図
2、図3に示す如くで、又取り付け直前の状態を図6で
示した。オイルタンク25を、前記した車体カバーを構
成するセンターカバー18の内側(後面)内に中間部2
5aの前面が臨むように配置する。オイルタンク25の
中間部25aの底部25gをセンターカバー18の凹部
18aの上面を構成する区画底部18b上に載せる。区
画底部18bの左右方向の幅を、オイルタンク25の中
間部25aの底部25gが嵌まり込む幅と設定し、側部
の底部25hが下方に突出していることから、オイルタ
ンク25のセンターカバー28に対する幅方向の位置決
めと、左右方向への位置規制を行うことができる。
【0020】センターカバー18の凹部18aの後壁1
8c上部には、後方に潜った取付ボス部18dを設けて
おき、これの取付孔を設けておく。該取付ボス部18d
の後面に、オイルタンク25の中間部25aの底部25
g後端部に垂下した前記取付スティ部30を前後に重ね
合わせる。ところで、図6に示すように、オイルタンク
側の前記したスティ部30に取付孔30aを形成してお
き、一方、オイルタンク25の前記したスティ部30に
取付孔30aを形成しておく。
【0021】爾後、オイルタンク側の前記したスティ部
30の取付孔30aと、センターカバー18の凹部18
aの前記した取付ボス部18dに形成した取付孔18e
とを位置合せし、センターカバー18の凹部18aの正
面側から、例えば、挿入後先端部が拡開する式のクリッ
プ31を該取付孔18e,30aに貫通するように通
し、オイルタンク25の下部を車体カバーであるセンタ
ーカバー18に取付、支持する。センターカバー18へ
のオイルタンク25の取り付け直前の状態を、図6で示
した。
【0022】一方、前記した収納ボックス22の上方の
開口部22b上には、これを開閉するシート32を配設
する。シート32は、底板32a、この上に貼設された
クッション材32b、外側を覆う表皮32c等からな
る。実施例では、底板32aの中間部に開口部32dを
設け、これの上側に上下方向に移動可能な可動板32e
を配設した。これにより、収納ボックス22内にヘルメ
ットHを収納し、シート32を閉じた状態で可動板32
eが上動し、ヘルメットHの頂部の一部をクッション材
32b内に臨むようにし、高さ方向が大きいフルフェー
ス型のヘルメットHを収納可能としつつ、シートの高さ
を低くし、乗降性を向上させた。
【0023】シート32の底板32aの前部32fを略
逆Z方に垂下し、前部32fの底板32aの他の部分と
略々平行する部分に正面の断面が逆凹型のヒンジアーム
33を垂下、固着する。具体的には、底板乗前部32f
側に支持ボス部32gを底板上方に起設し、これをヒン
ジアーム33の頂部33aに、図3で明示したようにボ
ルト29とナット34で結合した。ヒンジアーム33の
左右の脚片33bの下部を、前記した収納ボックス22
の前壁22cから前方に突設したヒンジスティ23の前
端部の軸支部23a両側に臨ませ、支軸35を通し、ヒ
ンジアーム33をヒンジスティ23に対して回動自在に
軸支する。
【0024】この状態を図3で詳細に拡大して示し、こ
れによりシート32は、収納ボックス22上において、
その開口部22bを開閉自在に覆うように構成されるこ
ととなる。図2、図3は、何れもシート32で収納ボッ
クス22を閉じた状態を示し、シート32は、ヒンジ部
を構成する支軸35を中心として、図2、図3の反時計
方向(左方向)に回動し、収納ボックスを開き、ヘルメ
ットHを挿脱を行うことを可能とし、又センターカバー
18上を開放に、オイルタンク25の給油部25eのキ
ャップ27を露出させる。図7、図8では、シート32
を平板状態を説明の便宜上想像線で示した。
【0025】ところで、前記した収納ボックス22とシ
ート32とは、予め前記したヒンジ部を構成するヒンジ
アーム33、ヒンジスティ23とを支軸35で組付、小
組状態におく。一方、オイルタンク25は、前記したよ
うに車体カバーであるセンターカバー18の上半部の内
側の予め図6の手順で組み付けておく。
【0026】ところで、前記したメインフレーム2cの
中間部2eには、図3、図7、図8で示すように、収納
ボックス22の支持スティ36を起立するように突設し
ておく。収納ボックス22を、センターカバー18、リ
ヤカバー20で囲まれた空間内に上から挿入し、収納ボ
ックス22の前部のヒンジスティ23の開口部24を、
オイルタンク25の給油部25eの上から、該開口部2
4上にキャップ27が突出するように嵌合する。
【0027】この状態で、収納ボックス25の底部22
aの前端部下面に垂下、突設した取付ボス部22dをフ
レーム側の支持スティ36上に重ね、図7に示すように
ボルト37、ナット38で、収納ボックス25の底部2
2aの取付ボス部22dと、フレーム側の支持スティ3
6とを結合する。以上により、収納ボックス22は、車
体フレーム側にその前端の下端部を固着され、収納ボッ
クス22の後部は、メインフレームの後部2fの適所に
取り付ける。爾後、収納ボックス22のヒンジスティ2
3の開口部24から上方に突出する給油部25eに、図
8に示すように、シール材28を上から嵌合し、その上
からキャップ27をネジ結合して脱着自在に被冠する。
ところで、上述のように、燃料タンク6はフロア17の
下に前後歩行に配設されており、キャップ6bを含む給
油部6aは、後端部に上方に突出するように配設されて
おり、キャップ6bの部分は、センターカバー18の下
半部の凹部18a内に開閉自在なリッド19を備えて配
設されている。上述のように、センターカバー18の高
さ方向の中間部に設けた区画底部18b上の空間を利用
して、前記したオイルタンク25、特にこれの本体をな
す中間部25aを配設したので、燃料タンク6の給油部
6a上方のデッドスペースを利用して、オイルタンク2
5を配設することができ、スクータ型車両の狭小なスペ
ースの利用上、極めて有利である。
【0028】以上の実施の形態を説明したが、オイルタ
ンク25は、センターカバー18と、これの後方の収納
ボックス22間に配設され、収納ボックス22のシート
前端を支持する収納ボックス22前端部に設けたヒンジ
スティ23に開口部24を設け、この開口部24にオイ
ルタンク25の給油部25eを嵌合するように配置し
た。このため、オイルタンク25と収納ボックス22と
を、可及的に前後に近接して配置することができる。こ
の結果、収納ボックス22は、車体の全長との関係、フ
レームとの関係から、前後方向の大きさが制約される
が、その範囲内で、従来に比較して前後方向の長さを可
及的に大きく設定することができることとなる。
【0029】又、前述のオイルタンク25は、センター
カバー18に予め組み付けておき、このように小組した
状態として用意し、オイルタンク25をセンターカバー
18に小組したものをフレーム側に取り付けることがで
きる。これによりオイルタンク25専用のスティ等をフ
レーム側に設けること無く、オイルタンク25を組み付
けることができる。従って、オイルタンク25の取付部
品の削減を図ることができる。そして、オイルタンク2
5を小組したセンターカバー18を車体側に組み付けれ
ば良いので、フレームへの専用スティの接合、オイルタ
ンクのフレームへの専用スティによる専用の組み付け、
センターカバーの組み付け、のような作業を必要とせ
ず、この結果、大幅な組付工数の削減が図れ、組立作業
が簡略化する。
【0030】図示例では、収納ボックス22にシート3
2を組み付けた後、収納ボックス22をフレーム側に取
り付ける、と説明したが、収納ボックス22を先ず図
7、図8のように取り付け、爾後、シート32を収納ボ
ックス22のヒンジ構造部に組み付けても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、シート下方にヘルメット収納ボッ
クスを配設し、該収納ボックス上方の開口部を、開閉自
在なシートで開蓋、閉蓋するようにしたスクータ型車両
において、オイルタンクをヘルメット収納ボックス前方
に配置し、収納ボックスからシートヒンジを支持するス
ティを前方に延設し、スティに開口部を設け、該開口部
に前記オイルタンクの給油部を臨ませて、該給油部をヒ
ンジスティ上方に配置した。従って、ヘルメット収納ボ
ックス前方にオイルタンクを配置しつつ、オイルタンク
の給油部を収納ボックスの前方に延設したスティの開口
部から上方に延出することで、フレームに関与すること
無く収納ボックスと、これの前方にオイルタンクとを前
後に可及的に近接して配設することができる。
【0032】従って、オイルタンクと収納ボックスとを
前後に配置し、スクータ型車両の前後長さを大きくする
こと無く、制約のあるスクータ型車両の前後方向寸法の
範囲内で、ヘルメット収納ボックスの前後方向の寸法を
大きくすることができ、スクータ型車両のコンパクト化
を図りつつ、ヘルメット収納ボックスの大型化を図るこ
とができ、ヘルメット等の収納機能性に優れるスクータ
型車両を得ることができる。
【0033】請求項2では、請求項1に加えるに、オイ
ルタンクの下部を、車体カバーに取付、支持したので、
オイルタンクはフレームに取付、支持されること無く、
車体カバーに取付、支持することができ、フレームから
専用の支持スティを延設してこれに取付支持させる必要
が無くなり、又車体カバーにオイルタンクを取付、支持
するので、車体カバーとオイルタンクとを予め小組した
状態でフレーム側に取り付けることができる。
【0034】従って、オイルタンク専用のスティ類をフ
レームに設ける必要が無くなり、フレーム構造の簡素
化、フレームの製作の容易化を図ることができる。又オ
イルタンクの取り付けは、車体カバーとオイルタンクと
を小組し、車体カバーをフレーム側に組み付ければ良
く、爾後は収納ボックスを組み付けることでオイルタン
ク、収納ボックスの組付が行えるので、組付作業が簡略
化し、組付工数の削減、組付の容易化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型車両の外観側面図
【図2】本発明に係るオイルタンク、ヘルメット収納ボ
ックス、シートとの関係を示す要部の拡大縦断側面図
【図3】図2の要部の拡大図
【図4】本発明に係るヘルメット周のボックスの平面図
【図5】本発明に係るオイルタンク単体の平面形状を示
す外観平面図
【図6】本発明に係るオイルタンクを車体カバーの取り
付ける過程を示す図
【図7】本発明に係るヘルメット収納ボックスを車体フ
レームに取り付ける過程を示す図
【図8】本発明に係るヘルメット収納ボックスを車体フ
レームに取り付けた状態の図
【符号の説明】
1…スクータ型車両、 2車体フレーム、 18…車体
カバーであるセンターカバー、 22…ヘルメット収納
ボックス、 23…シートヒンジを支持するスティ、
24…開口部、 25…オイルタンク、 25e,27
…給油部、32…シート、 33…シートヒンジを構成
するヒンジアーム、 H…ヘルメット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート下方にヘルメット収納ボックスを
    配設し、該収納ボックス上方の開口部を、開閉自在なシ
    ートで開蓋、閉蓋するようにしたスクータ型車両におい
    て、 オイルタンクを前記ヘルメット収納ボックス前方に配置
    し、 前記収納ボックスからシートヒンジを支持するスティを
    前方に延設し、 前記スティに開口部を設け、該開口部に前記オイルタン
    クの給油部を臨ませて、該給油部をヒンジスティ上方に
    配置した、 ことを特徴とするスクータ型車両のオイルタンク設置構
    造。
  2. 【請求項2】 前記オイルタンクの下部を、車体カバー
    に取付、支持したことを特徴とする請求項1記載のスク
    ータ型車両のオイルタンク設置構造。
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