JPH09123965A - スクータ型自動二・三輪車 - Google Patents

スクータ型自動二・三輪車

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JPH09123965A
JPH09123965A JP7286278A JP28627895A JPH09123965A JP H09123965 A JPH09123965 A JP H09123965A JP 7286278 A JP7286278 A JP 7286278A JP 28627895 A JP28627895 A JP 28627895A JP H09123965 A JPH09123965 A JP H09123965A
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JP
Japan
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frame
vehicle body
footboard
extending
storage
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Application number
JP7286278A
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English (en)
Inventor
Michio Tanaka
道雄 田中
Yasuo Okamoto
泰雄 岡本
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to IT96RM000663A priority patent/IT1286332B1/it
Publication of JPH09123965A publication Critical patent/JPH09123965A/ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/46Luggage carriers forming part of frame

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のフートボードの下方に補器収納空間を
備えた自動二・三輪車における問題点を解決し、フート
ボードの剛性を高める等の補強を行うことなく、フート
ボードの下方に広い補器収納空間を得ることができるス
クータ型自動二・三輪車を提供すること。 【解決手段】 本発明に係る自動二・三輪車は、ヘッド
パイプ(2)と、ヘッドパイプ(2)から下方に延びた後、屈
曲して略水平に車体後方にのびる前部フレーム(3)と、
前部フレーム(3)から後方に略水平にのび、後部で一度
立ち上がった後、さらに屈曲して後方に延びる左右一対
の後部フレーム(4)とから成る車体フレーム(1)を有し、
前部フレーム(3)及び後部フレーム(4)の前記水平部分に
フートボード(40b)を載置したスクータ型自動二・三輪
車において、前記フートボード(40b)に、左右一対の後
部フレーム(4b)間に落ち込む凹部(50a)を設けて収納空
間(50)を形成し、前記凹部(50a)の底面に、上方に向け
てのびる仕切壁(50b,50c)を立設し、凹部(50a)の開口縁
部と、前記仕切壁(50b,50c)とで支持される前記収納空
間の蓋部材(51)を設けて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フートボードの下
方に補器収納空間を有するスクータ型自動二・三輪車の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からスクータ型自動二・三輪車にお
けるフートボードの下方にある比較的広い空間を補器の
収納空間として使用する試みは色々行われており、例え
ば、一対の車体フレーム上にフートボードを支持し、前
記一対の車体フレームにフートボードの下方を覆うアン
ダーカバーを吊設してフートボードとアンダーカバーと
の間に左右一対の車体フレームで挟まれた補器収納空間
を形成し、そこのバッテリ、ヒューズ、及びCDIユニ
ット等の補器類を集中配置したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した形式
の補器収納構造では、車体フレームに吊設られたアンダ
ーカバーに、収納された多数の補器の重量が全てかかっ
てしまい、しかも、その構造上アンダーカバーの支持部
にアンダーカバー自身の重量と前記補器類の重量が両方
かかってしまうので、支持部への負担が大きくなり、こ
の支持部を補強しなければならないという問題がある。
また、フートボードの下方に広い補器収納空間を形成す
ると、フートボードの補器収納空間に対応する部分を下
方から支持するものがなくなるので、フートボード自体
の材質を変える等して剛性を高めるか、又は車体フレー
ム間にフートボードの補器収納空間に対応する部分を下
方から支持するブラケットを設ける等の補強を行う必要
があるが、フートボードの剛性を高めるとコストが高く
なり、また補強用のブラケットを補器収納空間に対応す
る部分に設けると、補器収納空間に集中配置した補器類
のメンテナンスを行う時に前記ブラケットが邪魔になる
という問題がそれぞれ生ずる。左右一対の車体フレーム
を車幅方向に近づけて車体フレーム間の空間を狭くすれ
ば、前述のように補強を行うことなくフートボードの支
持の問題も解決するが、これでは収納空間自体が狭くな
ってしまい多数の補器を集中配置することができなくな
るという問題がある。本発明は、上記した従来のフート
ボードの下方に補器収納空間を備えた自動二・三輪車に
おける問題点を解決し、フートボードの剛性を高める等
の補強を行うことなく、フートボードの下方に広い補器
収納空間を得ることができるスクータ型自動二・三輪車
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る自動二・三輪車は、ヘッドパイプ
と、ヘッドパイプから下方に延びた後、屈曲して略水平
に車体後方にのびる前部フレームと、前部フレームから
後方に略水平にのび、後部で一度立ち上がった後、さら
に屈曲して後方に延びる左右一対の後部フレームとから
成る車体フレームを有し、前部フレーム及び後部フレー
ムの前記水平部分にフートボードを載置したスクータ型
自動二・三輪車において、前記フートボードに、左右一
対の後部フレーム間に落ち込む凹部を設けて収納空間を
形成し、前記凹部の底面に、上方に向けてのびる仕切壁
を立設し、凹部の開口縁部と、前記仕切壁とで支持され
る前記収納空間の蓋部材を設けたことを特徴とするもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスクータ型自
動二・三輪車の実施の形態を、添付図面に示した実施例
を参照して説明する。図1は本発明に係るスクータ型自
動二・三輪車の一実施例であるスクータ型自動二輪車の
概略側面図を、図2は図1に示すスクータ型自動二輪車
のエンジンやシート等を除いた概略斜視図を、図3は図
2からさらに車体カバーを除いた概略展開図を各々示し
ている。
【0006】図面に示すようにこの自動二輪車は、ヘッ
ドパイプ2と、ヘッドパイプ2から下方にのびた後、屈
曲して略水平に車体後方にのびる一本の管材からなる前
部フレーム3と、前部フレーム3の後部に形成された平
坦面3aに前端が固定され、前部フレーム3から略水平
に後方にのび、途中で一度立ち上がった後、さらに屈曲
して後方にのび、後部で再度上方に立ち上がる後部フレ
ーム4とから成る車体フレーム1を備えている。前記ヘ
ッドパイプ2は操舵軸6を回動自在に支持しており、操
舵軸6の上端にはハンドル10が、また操舵軸6の下端
にはフロントフォーク7が各々設けられ、フロントフォ
ーク7の下端には前輪7aが支持されている。また、後
部フレーム4の上方で、かつ後部フレーム4の後部の立
上がり部分(以下、起立部4aと称する。)の前方には
シート13が配置されており、前記シート13の下方に
は荷物収納箱30が、さらに荷物収納箱30と後部フレ
ーム4の起立部4との間には燃料タンク12やロック機
構18等の補器類が各々配置されている。さらに後部フ
レーム4の下方には、後輪17を支持するユニットスイ
ング式エンジン15が上下に揺動自在に連結されてお
り、このユニットスイング式エンジン15は後端が後輪
緩衝器16を介して後部フレーム4の後部に支持されて
いる。上記した自動二輪車は、その車体フレーム1の周
りやシート13の下方が車体カバー5で覆われており、
ハンドル10とシート13との間には足置き空間が形成
されている。
【0007】以下、上記したように構成されたスクータ
型自動二輪車の各部の構成について詳細に説明してい
く。
【0008】前記ヘッドパイプ2は、板金をプレス加工
して形成された略対称形状の二つの半殻2b,2cを最
中状に互いにつき合わせて結合して構成されており、そ
の長手方向中間部分の外面に複数の平坦面2aが形成さ
れ、かつ長手方向両端部が切頭角錐状に傾斜された略角
柱形状を成している。前記平坦面2aは車体カバー5を
ボルト(符号無し)で車体フレーム1に固定するための
取付面として使用され、また、前記複数の平坦面2aの
少なくとも一面にはブレーキワイヤ等のワイヤ類を保持
する保持溝(図示せず)が該平坦面2aに長手方向に沿
って形成されている。以上のように構成されたヘッドパ
イプ2は、上部及び下部に形成された筒状の支持部で、
該ヘッドパイプ2を長手方向に貫通する操舵軸6を回動
自在に支持している。
【0009】前記した操舵軸6は、その上端に二つの連
結片8,9を介してハンドルバー10が取り付けられて
いる。図4(a)は前記ハンドルバー10の連結部分の分
解図斜視図であり、図4(b)は前記連結片8,9の部分
拡大図である。図面に示すように、連結片8は、操舵軸
6が挿入される円筒状の嵌合部8aを備えた支持部8c
から成り、支持部8cにはハンドルバー10を支持する
溝8bと、嵌合スリット8dとが形成されている。ま
た、連結片9には、前記溝8bに対応する溝9aと、前
記嵌合スリット8dに嵌合し得る嵌合突起9bとが形成
されている。以上のように構成された連結片8及び9
は、ハンドルバー10を溝8b及び9aに挟み込み、連
結片9の前端部に形成された突起部9bを連結片8に形
成された嵌合開口8dに嵌合させた後(図4(b)参
照)、一本のボルト11で操舵軸6に一緒に固定され
る。
【0010】また、後部フレーム4は、その中間部分上
方に、門型のブラケット4bが渡設されており、この門
型ブラケット4bの上部には支持ブラケット14が取り
付けられている。支持ブラケット14は左右一対の脚部
14a,14bを有し、脚部14a及び14bの上端は
支持管14cで連結され、また下端は前記門型ブラケッ
ト4bの上面に取り付く取付板14dで連結されてい
る。さらに後部フレーム4の後部の前記起立部4aの上
端には略水平に車体前方にのびるロックプレート4cが
固着され、さらに前記起立部4aにはキャリア20が取
り付けられている。
【0011】図5(a)はキャリア20の図2におけるA
−A断面図を、図5(b)は、キャリア20の概略側面図
及び給油ガイド部のA視図を各々示している。このキャ
リア20は、下方にのびる左右一対の取付ブラケット2
0cを介して、後部フレーム4の左右の起立部4aに、
所望の間隔離された二つのボルト21及び22で固定さ
れており、車体後方にのびる板状の荷台部20aと前記
一対の取付ブラケット20cとの間には略三角形状の一
対の補強板20dが設けられている。前記補強板20d
には孔20eが開けられており、この孔20eに手を差
し込んで、キャリア20をメインスタンドを起立させる
時のスタンディングハンドルとしても使用できるように
構成されている。また、上記キャリア20には、前記荷
物収納箱30の後方の車体カバー5で覆われた空間の上
部を覆い、この空間に収納された燃料タンク12やロッ
ク機構18等を上面を目隠しするように車体前方に略水
平にのびる板状の目隠し部20bが前記荷台部20aの
前端から一体的に形成されている。この目隠し部20b
には荷物収納箱30の後部に形成された係止突起部30
fが挿入される係止溝20jが形成されている。また、
目隠し部20bは後部フレーム4の左右の起立部4a間
に固着されたロックプレート4cにボルト等で固定され
ており、目隠し部20bとロックプレート4cにはそれ
らを貫通する施錠孔20kが穿設されている。シート1
3の底板に一体的に埋め込まれたロックアーム13d
は、シート13を着座状態にした時に、前記施錠孔20
kを貫通し、目隠し部20b及びロックプレート4cの
下方に設けられたロック機構18でロックされ得る。ま
た、前記目隠し部20bには、燃料タンク12の給油管
12aが連結される油受け部20fが一体的に形成され
ている。この油受け部20fは有底円筒状に形成されて
おり、底板20gに形成された挿入孔20hから燃料タ
ンク12の給油管12aが挿入される。また、前記底板
20gにはドレイン孔20iが設けられており、このド
レイン孔20iには図示していないがドレインパイプな
どが連結される。尚、図5中12bはキャップを示して
いる。
【0012】次に、シート13について詳細に説明す
る。図6はシート13の拡大図を示している。シート1
3は図示していないが底板上にクッション材を貼り付
け、前記クッション材を覆うように外皮を被せた一般的
な構成のものである。前記底板の裏面前方にはフック1
3aが一体的に形成されており、このフック13aを後
部フレーム4の門型4fに固定された支持ブラケット1
4の支持管14cに引っかけることでシート13はその
前端が支持管14cに回動可能に支持される。前記底板
の裏面後方には下方に向けて延長する脚体13bが一体
的に形成されており、この脚体13bは、シート13が
図6に示す着座状態にある時に、前記キャリア装置20
の目隠し板20b上に載り、シート13の後部荷重が前
記キャリア装置20、即ちキャリア装置20を介して後
部フレーム4の起立部4aで支持されるように構成して
いる。さらに底板には、シート13bが着座状態にある
時に、前述の荷物収納箱30の上面に設けられた後述す
るシール部材30cと対応する位置にシール部材30c
と密着し得る突出部13cが設けられている。
【0011】次に荷物収納箱30について説明する。図
7(a)は前記荷物収納箱30の概略斜視図を、図7(b)は
図7(a)におけるB−B断面図を各々示している。この
荷物収納箱30は、荷物を収納する袋状の収納部30a
と該収納部30aの開口を所定の形状に維持する枠部3
0bと、枠部30b上に配置されるシール部30cとを
軟質樹脂で一体成形したもので、前記収納部30aは肉
薄に成形され、収納される荷物の形状に応じて変形可能
に構成されている。また、前記枠部30bは変形しない
ように肉厚に成形され収納部の開口を所定の形状、例え
ば、ヘルメットが通過し得る形状に維持する。さらにシ
ール部30cは枠部30bの上方に肉薄に形成され、図
8(a)及び(b)に示すように、シート13を閉じた時に、
シート13の底板に設けられた前記突出部13cによっ
て枠部30bに向けて押圧され、変形して前記突出部1
3cに密着して収納部30aをシールするように構成さ
れている。また、前記枠部30bには、後方に延長する
後部ブラケット30d及び前方に延長する前部ブラケッ
ト30eが一体的に成形されている。前記後部ブラケッ
ト30dには前述のように下方にのび、キャリア装置2
0の係止溝20jに嵌合し得る係止突起部30fが設け
られている(図9(b)参照)。また、前部ブラケット3
0eは略半円筒状に形成されており、その内面に下方に
のびる係止突起部30gが一体的に形成されている。前
記係止突起部30gは、取付時に支持管14cに形成さ
れた係止溝14eに嵌合する(図9(a)参照)。以上説
明したように構成された荷物収納箱30は、前記後部ブ
ラケット30dの係止突起部30fがキャリア装置20
の係止溝20jに嵌合するように、かつ、前部ブラケッ
ト30eの係止突起部30gが支持管14cの係止溝1
4eに嵌合するように上方から車体に載置される。
【0012】次に、車体カバー5について説明する。図
1に仮想線で示すように、車体カバー5は、下方全体を
覆うように、いわゆるフロントフェンダ40a、フート
ボード40b及びリアフェンダ40cを一体的に成形し
たロアカバー40と、シート13とロアカバー40との
間を覆うリアカバー部5aと、ハンドルバー10の下方
からロアカバー40に架けて覆うフロントカバー部5b
とから成る。図2に示すように、前記ロアカバー40
は、ヘッドパイプ2が通過し得る第1孔40d、門型ブ
ラケット4fが通過し得る第2孔40e、及び起立部4
aが通過し得る第3孔40fを備えており、上方から車
体フレーム1に装着される。また、このロアカバー40
における荷物収納箱30の収納部30aに対応する部分
は収納部30aの下方を規制する規制面40gが形成さ
れており、この規制面40gによって、前記した収納さ
れる荷物の形状に応じて変形可能な荷物収納箱30の収
納部30aの下方を規制して、収納部30aが下方に配
置されたエンジン等と干渉しないようにしている。例え
ば、この規制面40gは、収納部30aにヘルメットの
頂部を下して収納した時に、ヘルメットが収納部30a
内に安定して収納されるように、ヘルメットの頂部形状
に合った形状に若干凹まされ得る。また、前記第2孔4
0eは、ロアカバー40を車体フレーム1に装着する時
に門型ブラケット4fを通過させると共に、前記荷物収
納箱30を取り外すだけで簡単に下方に位置するエンジ
ンのメンテナンスができるように大きめの寸法で穿設さ
れている。
【0013】前記ロアカバー40のフートボード40b
を構成する部分には補器収納部50が形成されている。
図10は図2におけるC−C断面図を示しており、図2
及び図10を参照すると分かるように、ロアカバー40
のフートボード40bを構成する部分における左右の後
部フレーム4の間には、上方に向けて開口するように下
方に凹まされた収納凹部50aが形成されており、この
収納凹部50aは、その底面に立設された複数の仕切壁
50b及び50cで複数の部屋50d,50e,50f
に分割されている。図中51は蓋部材を示しており、こ
の蓋部材51は、前記収納部50aの開口縁部と、仕切
壁50b及び50cの上面とで脱着可能に支持される。
尚、図10に示すように前記収納部50aの開口縁部に
は段部が形成されており、これにより蓋部材51がフー
トボード40bの上面と面一になるようにしている。前
記収納部50aには、例えば、バッテリ、CDIユニッ
ト、又はヒューズボックス等の多数の補器53が集中配
置され、メンテナンス等が行いやすいようにしている。
また、前記仕切壁50b,50cやフートボード40b
には収納した補器53の配線53aを保持するための溝
50gが形成されている。
【0014】尚、上述のフートボード40bに形成され
る補器収納部50の構造は、本実施例に限定されるもの
ではなく、フートボードの後部フレーム4間を凹ませ
て、その凹所に適当数の仕切壁を立設し、凹所の縁部と
前記仕切壁とで蓋部材を支持する構造であれば任意の構
造でよく、例えば、図11に示すように構成してもよ
い。図11は、補器収納部の別の実施例の概略部分斜視
図を示しており、図中60が補器収納部を示している。
この補器収納部60は、後部フレーム4に載置されたフ
ートボード40bを一対の後部フレーム4の間に落ち込
ませて形成された凹部60aと、不図示の蓋部材とから
成り、前記凹部60aの底面には、三つの仕切壁60
b、60c、及び60dが立設されている。各仕切壁6
0b、60c、及び60dは、その上面で前記蓋部材を
支持し、また、各仕切壁60b、60c、及び60dで
囲まれた空間にバッテリ等の適当な補器類が収納され
る。
【0015】以上説明したように本実施例によれば、シ
ート13の後部荷重を荷物収納箱30で受けずにキャリ
ア20で受けるように構成しているので、荷物収納箱3
0を車体にボルト等で固定する必要がなく、荷物収納箱
30の構造及び脱着が簡単になるという効果を奏し、さ
らに、荷物収納箱30をボルト等で固定せずに、後部フ
レーム4に設けられた支持ブラケット14とキャリア2
0とに載置するように構成しているので、荷物収納箱3
0の車体への脱着作業が容易になり、荷物収納箱30の
清掃等のメンテナンス等が行いやすいという効果を奏す
る。また、荷物収納箱30とユニットスイング式エンジ
ン15との間に位置するロアカバー40に比較的大きな
第2孔40eを設け、そこからユニットスイング式エン
ジン15のエンジン部分が露出するようにし、かつ荷物
収納箱30を上述のように脱着容易に構成しているの
で、荷物収納箱30を取り外すだけで下方に位置するエ
ンジンのプラグ交換等のメンテナンスが容易にできると
いう効果を奏する。
【0016】また、本実施例では荷物収納箱の枠部30
b上にシール部30cを一体的に成形しているので、従
来のようにシート底部にシール部材を別個に設けたりす
る必要がなくなり、部品点数及び組立工数を大幅に減少
させることができる。さらに、本実施例では、荷物収納
装置30の収納部30aを軟質樹脂で肉薄に成形して収
納される荷物の形状に応じて変形可能に構成しているの
で、収納できる荷物の形状が極端に制限されることがな
いという効果を奏する。また、本実施例では、荷物収納
装置30の枠部30bを変形しないように肉厚に成形
し、変形可能な収納部30aの入口開口を一定形状、好
ましくは円形に維持できるように構成しているので、収
納部30aが変形可能であっても入口開口が変形して荷
物が入れずらくなるという問題は生じないという効果を
奏する。
【0017】さらに、本実施例では連結片8及び9にハ
ンドルバー10を挟んでこれらの部品を一本のボルト1
1でまとめて操舵軸6に固定するように構成しているの
でハンドルバー10の取付が簡単になるという効果を奏
する。
【0018】さらにまた、本実施例では、ヘッドパイプ
2に平坦面2aを形成しているので、車体カバー5を取
り付けるためのブラケットを別個に設ける必要がなく分
品点数及び組立工数を減らすことができるという効果を
奏し、また、従来問題とされていたブラケットの精度及
び組付精度の誤差によるカバー類の組付精度への影響の
問題もなくなる。
【0019】本実施例では、前部フレーム3の後端部を
両側からつぶして左右一対の平坦面3aを形成している
ので、従来の管状の前部フレームよりも後部フレーム4
の密着性が良く、従って取り付け強度が高くなり、ま
た、溶接も行い易いので取付作業が簡単になるという効
果を奏する。
【0020】さらにまた、本実施例ではキャリア装置2
0に目隠し板20bを設け、この目隠し板20bで、シ
ート13の後部のシート荷重を支持し、荷物収納装置3
0の後部を支持し、さらに、荷物収納装置30と後部フ
レーム4の起立部4aとの間にある補器収納空間1aの
上方を覆い隠すことができるようにしているので、従来
設ける必要があったキャリアの取付や、シート13及び
荷物収納箱30の荷重受け等を設ける必要がなくなり、
部品点数が大幅に減り、それに伴って組み立て工数も大
幅に減らすことが出来るという効果を奏する。
【0021】さらにまた、本実施例では従来別個に形成
されていた、車両の下部を覆うフロントフェンダ、フー
トボード及びリアフェンダ等を一体成形しているので、
車体カバーの部品点数が減少し、また、各部品の寸法の
微差による組立時のつなぎ目のずれ等を考慮しなくても
よくなるので、製造時間及び組立工数が大幅に減少でき
るという効果を奏する。
【0022】さらに、本実施例においては前記ロアカバ
ー40を下方に凹ませて広い収納空間を形成しているの
で、バッテリやCDIユニット等の多数の補器類を集中
的に配置することができ、これらの部品のメンテナンス
や交換等が行い易くなるという効果を奏し、また、本実
施例では、前記収納空間に仕切壁を設け、収納空間の縁
部と仕切壁とで蓋部材を支持するように構成しているの
で、収納空間を広くしても、蓋部材の補強用のブラケッ
ト等を別個に設ける必要がなくなるという効果を奏す
る。
【0023】また、本実施例ではシート13の基部に係
合溝13aを成形し、これに支持管14cを係合させ
て、シート13を支持管14cに回動自在に支持させる
ように構成しているので、従来必要とされていたヒンジ
機構等が必要なくなるという効果を奏し、また、シート
13を特別な工具なしに車体から外すことができるとい
う効果を奏する。
【0024】以上説明した本実施例では、荷物収納装置
の各部30a、30b及び30cを軟質合成樹脂で一体
成形し、枠部30bは肉厚に成形することで、収納部3
0aの開口部の形状を一定に形状に保つ強度を持たせて
いるが、この荷物収納装置30の構成は本実施例に限定
されることなく、例えば、枠部30bの部分だけ硬質合
成樹脂を使用し、その他の部分に軟質合成樹脂を使用し
てそれらを一体的に成形するようにしてもよい。また、
本実施例では、キャリア装置を樹脂材料で一体的に成形
しているが、これは本実施例に限定されることなく、複
数の部品を組み立ててキャリア装置を形成するように構
成してもよいことはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明のスクータ型自動二
・三輪車によれば、フートボードに、左右一対の後部フ
レーム間に落ち込む凹部を設けて収納空間を形成し、前
記凹部の底面に、上方に向けてのびる仕切壁を立設し、
蓋部材を、前記凹部の開口縁部と、前記仕切壁とで支持
するように構成しているので、収納空間を広く取っても
蓋部材をしっかし支持することができ、蓋部材補強用の
ブラケット等を別個に設ける必要がないという効果を奏
し、かつ収納空間を広くとれるのでバッテリやCDIユ
ニット等の多数の補器類を集中配置することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスクータ型自動二・三輪車の一
実施例であるスクータ型自動二輪車の概略側面図であ
る。
【図2】 図1に示したスクータ型自動二輪車のエンジ
ンやシート等を除いた概略斜視図である。
【図3】 図2から車体カバーを除いた概略展開図であ
る。
【図4】 (a)はハンドルバー8の連結部分の分解斜視
図、(b)は連結片8,9の部分拡大図である。
【図5】 (a)はキャリア装置20の図2におけるA−
A断面図、(b)は、キャリア装置20の概略側面図であ
る。
【図6】 シート13の拡大図である。
【図7】 (a)は前記荷物収納装置30の概略斜視図、
(b)は図7(a)におけるB−B断面図である。
【図8】 (a)及び(b)は荷物収納装置におけるシール部
のシール作用を経時的に示した作用図である。
【図9】 (a)は前部ブラケットと支持管との部分拡大
図、(b)は後部ブラケットとキャリア装置の一部の部分
拡大図である。
【図10】 図3におけるC−C断面図である。
【図11】 補器収納部の別の実施例を示すフートボー
ドの概略部分斜視図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 ヘッドパイプ 2a 平坦面 2b 部品 2c 部品 3 前部フレーム 3a 平坦面 4 後部フレーム 4a 起立部 4b 門型ブラケット 4c ロックプレート 5 車体カバー 5a リアカバー部 5b フロントカバー部 6 操舵軸 7 フロントフォーク 7a 前輪 8 連結片 8a 嵌合部 8b 溝 8c 支持部 8d 嵌合開口 9 連結片 9a 溝 9b 突起部 10 ハンドルバー 11 ボルト 12 燃料タンク 12a 給油管 12b キャップ 13 シート 13a フック 13b 脚部 13c 突出部 13d ロックアーム 14 支持ブラケット 14a 脚部 14b 脚部 14c 支持管 14d 取付板 14e 係止溝 15 ユニットスイング式エンジン 16 後輪懸架装置 17 後輪 18 ロック機構 20 キャリア装置 20a 荷台部 20b 目隠し部 20c 取付ブラケット 20d 補強板 20e 孔 20f 給油ガイド部 20g 底板 20h 挿入孔 20i ドレイン孔 20j 係止溝 20k 施錠孔 21 ボルト 22 ボルト 30 荷物収納箱 30a 収納部 30b 枠部 30c シール部 30d 後部ブラケット 30e 前部ブラケット 30f 係止突起部 30g 係止突起部 40 ロアカバー 40a フロントフェンダ 40b フートボード 40c リアフェンダ 40d 第1孔 40e 第2孔 40f 第3孔 40g 支持面 50 補器収納部 50a 収納凹部 50b 仕切壁 50c 仕切壁 50d 部屋 50e 部屋 50f 部屋 50g 溝 51 蓋部材 53 補器(電子部品等) 53a 配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプと、ヘッドパイプから下方
    に延びた後、屈曲して略水平に車体後方にのびる前部フ
    レームと、前部フレームから後方に略水平にのび、後部
    で一度立ち上がった後、さらに屈曲して後方に延びる左
    右一対の後部フレームとから成る車体フレームを有し、 前部フレーム及び後部フレームの前記水平部分にフート
    ボードを載置したスクータ型自動二・三輪車において、 前記フートボードに、左右一対の後部フレーム間に落ち
    込む凹部を設けて収納空間を形成し、 前記凹部の底面に、上方に向けてのびる仕切壁を立設
    し、 凹部の開口縁部と、前記仕切壁とで支持される前記収納
    空間の蓋部材を設けたことを特徴とするスクータ型自動
    二・三輪車。
JP7286278A 1995-11-02 1995-11-02 スクータ型自動二・三輪車 Pending JPH09123965A (ja)

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FR2740754B1 (fr) 2000-12-01
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