JPH11227433A - 装輪式ダンプトラックのサスペンション装置 - Google Patents

装輪式ダンプトラックのサスペンション装置

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Publication number
JPH11227433A
JPH11227433A JP3258498A JP3258498A JPH11227433A JP H11227433 A JPH11227433 A JP H11227433A JP 3258498 A JP3258498 A JP 3258498A JP 3258498 A JP3258498 A JP 3258498A JP H11227433 A JPH11227433 A JP H11227433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
suspension
piston rod
cylinder
cylinder tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP3258498A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
浩行 渡辺
Kyoji Uranaka
恭司 浦中
Seiichi Abe
誠一 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP3258498A priority Critical patent/JPH11227433A/ja
Publication of JPH11227433A publication Critical patent/JPH11227433A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サスペンションシリンダの摺動抵抗を低減し
てスムーズに伸縮するようにする。 【解決手段】 サスペンションシリンダ25のシリンダ
ーチューブ26の中間を上部支持機構29で車体上部に
揺動自在に支持し、そのピストンロッド27をサスペン
ションアーム22に揺動自在に取付け、前記上部支持機
構29による車体上部支持部をサスペンションシリンダ
25のピストン摺動部とピストンロッド摺動部の間に位
置させて各摺動部に作用する横荷重が同一向きとし摺動
抵抗を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械用の装輪
式ダンプトラックのサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サスペンション装置は車体の重量を支
え、路面の凹凸から伝わる衝撃を緩和し、快適な乗心地
をもたらし、かつ車輪を常に路面に密着させ車体の安定
を保つものである。建設機械用の装輪式ダンプトラック
は車両重量が大重量であるし、積載荷重も大重量であ
り、しかも不整地を走行することがある。このために通
常の車両サスペンション装置では前述のことを十分に満
足できず特有のサスペンション装置を用いている。
【0003】例えば、図5に示すように車体1の下部寄
りにサスペンションアーム2を揺動可能に取付け、この
サスペンションアーム2と車体1の上部寄りとに亘って
サスペンションシリンダ3を下部ピン4、上部ピン5で
取付け、このサスペンションシリンダ3に設けたアクス
ル6に車輪7を取付けている。
【0004】前述のサスペンション装置は構造が簡単で
あるし、大重量を支承できるので、建設機械用の装輪式
ダンプトラックのサスペンション装置として好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のサスペンション
装置を模式的に表現すると図6に示すようになり、サス
ペンションシリンダ3のピストン8に設けたアッパブッ
シュ、つまりピストン摺動部9及び、シリンダーチュー
ブ10に設けたロアブッシュ、つまりピストンロッド1
1を摺動自在にガイドするピストンロッド摺動部12が
上部ピン4と下部ピン5との中間にそれぞれ位置してい
ると共に、シリンダーチューブ10の上部は車体幅方向
に動かないし、サスペンションシリンダ3が垂直に対し
て下部が上部よりも車体外側となるように斜めとなって
いる。
【0006】このために、ピストン8、ピストンロッド
11とシリンダーチューブ10を曲げようとする力をピ
ストン摺動部9とピストンロッド摺動部12で支承する
から、ピストン摺動部9に車体側に向う横荷重Fが作
用し、ピストンロッド摺動部12には車体反対側に向う
横荷重Fが作用すると共に、その横荷重F,F
曲げようとする力に見合う大きな値で、かつこじりが生
じる。このためにピストン8、ピストンロッド11とシ
リンダーチューブ10が相対的に摺動する際の摺動抵抗
が大きい。
【0007】前述の摺動抵抗が大きいとサスペンション
シリンダ3がスムーズに伸縮しないから乗心地が悪くな
る。
【0008】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした装輪式ダンプトラックのサスペンション装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】第1の発明
は、車体20の下部寄りにサスペンションアーム22を
揺動自在に取付け、サスペンションシリンダ25のシリ
ンダーチューブ26長手方向中間部を車体上部寄りに上
部支持機構29で車体幅方向に揺動自在に支持し、この
サスペンションシリンダ25のピストンロッド27をサ
スペンションアーム22に車体幅方向に揺動自在に取付
け、このピストンロッド27側部分に車輪36を取付け
たことを特徴とする装輪式ダンプトラックのサスペンシ
ョン装置である。
【0010】第1の発明によれば、ピストン、ピストン
ロッド27とシリンダーチューブ26を曲げようとする
力が作用したときに、ピストンロッド27とともにシリ
ンダーチューブ26が上部支持部を中心として揺動し、
ピストン摺動部37、ピストンロッド摺動部38に作用
する横荷重が小さく、摺動抵抗が小さい。これによっ
て、サスペンションシリンダ25がスムーズに伸縮する
から乗心地が良い。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、シリ
ンダーチューブ26の車体上部支持部を、サスペンショ
ンシリンダ25のピストン摺動部37とピストンロッド
摺動部38との間とした装輪式ダンプトラックのサスペ
ンション装置である。
【0012】第2の発明によれば、ピストン摺動部37
とピストンロッド摺動部38に作用する横荷重が同一方
向であり、こじりが生じないから摺動抵抗がより小さ
く、サスペンションシリンダ25がよりスムーズに伸縮
するので乗心地がより向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1,図2,図3に基づいて本発
明の実施の形態を説明する。車体20の下部に前後一対
のブラケット21,21が設けてある。サスペンション
アーム22はV字形状で、前記一対のブラケット21,
21にボールジョイント等で任意方向に揺動自在に連結
してある。このサスペンションアーム22に取付座23
が下部ピン(キングピン)24で任意方向に揺動自在に
取付けてある。
【0014】サスペンションシリンダ25はシリンダー
チューブ26とピストンロッド27を備え、そのピスト
ンロッド27の先端寄りにアクスル28が設けてあると
共に、前記取付座23に連結してある。前記シリンダー
チューブ26が車体20のバーチカルメンバー20a、
つまり車体上部に上部支持機構29で車体幅方向及び車
体前後方向に揺動自在に連結してある。
【0015】前記上部支持機構29は図3に示すよう
に、車体20の上部寄りに形成した車体幅方向の孔30
に回転自在に嵌合して取付けたヨーク31、シリンダー
チューブ26に固定したリング状体32を備え、ヨーク
31の前後一対の突片31aの孔31bから支持ピン3
3をリング状体32のピン支承穴34に嵌合し、その支
持ピン33をボルト35で突片31aに固定してある。
【0016】このようであるから、ピン33を外した状
態でシリンダーチューブ26とともにリング状体31を
ヨーク31の一対の突片31a,31a間に挿入し、ピ
ン33を挿入してボルト止めすることでサスペンション
シリンダ25をヨーク31に取付け、このヨーク31の
軸部31cを孔30に挿入して抜け止めすることで車体
20上部に簡単に取付けできる。
【0017】サスペンションシリンダ25は垂直に対し
て下部が上部よりも車体外側となるように斜めとなって
いる。前記アクスル28に車輪36が取付けてある。
【0018】前述のサスペンション装置を模式的に表現
すると図4に示すようになり、ピストン摺動部37が上
部支持機構29によるサスペンションシリンダ25の車
体上部支持部(ピン33)よりも上方で、シリンダーチ
ューブ26のピストンロッド摺動部38が前記サスペン
ションシリンダ25の車体上部支持部よりも下方であ
る。
【0019】このようであるから、ピストン摺動部37
に作用する横荷重F及びピストンロッド摺動部38に
作用する横荷重Fはともに車体側に向うと共に、小さ
いので、ピストン39、ピストンロッド27とシリンダ
ーチューブ26が相対的に摺動する際の摺動抵抗が小さ
く、しかもこじりが生じないからスムーズに伸縮するか
ら乗心地が良い。
【0020】つまり、前述の曲げようとする力が作用す
るとピストンロッド27とともにシリンダーチューブ2
6が同一方向に揺動し、シリンダーチューブ26がピス
トン39に押しつけられるから、各横荷重F,F
ともに車体側に向い、曲げようとする力の一部が支持部
(ピン33)で支承され、ピストン摺動部37、ピスト
ンロッド摺動部38で曲げようとする力を全て支承しな
いから横荷重が小さい。
【0021】以上の説明において、ピストン39はシリ
ンダーチューブ26に対して上下方向に摺動するが、そ
のピストン39が最も下方に摺動した時に前述の車体上
部支持部(ピン33)よりも上方位置となるようにして
ある。
【0022】以上の実施の形態ではシリンダーチューブ
26の車体上部支持部をピストン摺動部37とピストン
ロッド摺動部38の中間としたが、ピストン摺動部37
よりも上方位置であっても摺動抵抗が低減する。
【0023】つまり、サスペンションシリンダ25のシ
リンダーチューブ26の長手方向中間部を上部支持機構
29によって車体幅方向に揺動自在に支持すれば、曲げ
ようとする力が作用した時にピストンロッド27ととも
にシリンダーチューブ26が揺動するから摺動抵抗が低
減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すサスペンション装置
の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】模式的説明図である。
【図5】従来のサスペンション装置の正面図である。
【図6】模式的説明図である。
【符号の説明】
1…車体 2…サスペンションアーム 3…サスペンションシリンダ 9…ピストン摺動部 12…ピストンロッド摺動部 20…車体 22…サスペンションアーム 25…サスペンションシリンダ 26…シリンダーチューブ 27…ピストンロッド 29…上部支持機構 33…ピン(車体上部支持部) 37…ピストン摺動部 38…ピストンロッド摺動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(20)の下部寄りにサスペンショ
    ンアーム(22)を揺動自在に取付け、サスペンション
    シリンダ(25)のシリンダーチューブ(26)長手方
    向中間部を車体上部寄りに上部支持機構(29)で車体
    幅方向に揺動自在に支持し、このサスペンションシリン
    ダ(25)のピストンロッド(27)をサスペンション
    アーム(22)に車体幅方向に揺動自在に取付け、この
    ピストンロッド(27)側部分に車輪(36)を取付け
    たことを特徴とする装輪式ダンプトラックのサスペンシ
    ョン装置。
  2. 【請求項2】 前記シリンダーチューブ(26)の車体
    上部支持部を、サスペンションシリンダ(25)のピス
    トン摺動部(37)とピストンロッド摺動部(38)と
    の間とした請求項1記載の装輪式ダンプトラックのサス
    ペンション装置。
JP3258498A 1998-02-16 1998-02-16 装輪式ダンプトラックのサスペンション装置 Pending JPH11227433A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3258498A JPH11227433A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 装輪式ダンプトラックのサスペンション装置

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JP3258498A JPH11227433A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 装輪式ダンプトラックのサスペンション装置

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Publication Number Publication Date
JPH11227433A true JPH11227433A (ja) 1999-08-24

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ID=12362926

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JP3258498A Pending JPH11227433A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 装輪式ダンプトラックのサスペンション装置

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JP (1) JPH11227433A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10160487B1 (en) 2017-06-26 2018-12-25 Komatsu Ltd. Dump truck

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10160487B1 (en) 2017-06-26 2018-12-25 Komatsu Ltd. Dump truck

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