JPH11219338A - シリアルデータ伝送システム - Google Patents
シリアルデータ伝送システムInfo
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- JPH11219338A JPH11219338A JP10019904A JP1990498A JPH11219338A JP H11219338 A JPH11219338 A JP H11219338A JP 10019904 A JP10019904 A JP 10019904A JP 1990498 A JP1990498 A JP 1990498A JP H11219338 A JPH11219338 A JP H11219338A
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Abstract
に機器動作を制御するプログラムと通信を制御するプロ
グラムとを共存させた上で、割り込み処理によるメイン
処理の実行効率の低下がを少なく高速データ伝送が可能
でビット誤り率の低いシリアルデータ伝送システムを提
供する。 【解決手段】受信側の信号処理部であるCPU21は、
外部割り込みポートINTへの入力により外部割り込み
処理を行い、受信用シリアルクロックを起動する。その
後、CPU21は、シリアルデータ入力ポートSIに入
力されるデータを受信用シリアルクロックの立ち上がり
に同期してサンプリングしてシリアルレジスタ219へ
順次格納する。CPU21は、シリアルレジスタ219
に該シリアルレジスタ219のビット数のデータが入っ
た時に、シリアル割り込み手段によりシリアルレジスタ
219のデータを一括して多数決判定手段へ引き渡す。
Description
続されたデータ伝送装置間でシリアルデータを伝送する
シリアルデータ伝送システムに関するものである。
理ビット数が小規模(低能力、低速)な1チップマイク
ロコンピュータ(例えば4ビットマイクロコンピュー
タ、8ビットマイクロコンピュータ)をCPUとして用
いることが多く、機器動作を制御するプログラムと通信
を制御するプログラムとは同一の1チップマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンと略称する)内で実行され
る。ところで、この種のデータ伝送システムにおいて、
受信側のデータ伝送装置でシリアルデータを受信する方
式としては、一定時間毎にタイマ割り込みを行いデータ
入力ポート(受信ポート)をサンプリングする方式を採
用しているものが多い。
に示すように、データ伝送装置10’とデータ伝送装置
20’とを2線平衡ケーブルからなる信号線30を介し
て接続したものがある。図7に示す構成において、デー
タ伝送装置10’,20’は、1チップマイコンからな
るCPU11’,21’(信号処理部)と、CPU1
1’,21’のデータ出力ポート111,211から出
力されるシリアルデータを信号線30へ出力するバッフ
ァアンプよりなる送信アンプ12,22と、信号線30
から入力されるシリアルデータをCPU11’,21’
のデータ入力ポート112,212へ出力するバッファ
アンプよりなる受信アンプ13,23とを備えている。
なお、CPU11’,21’は、データ伝送装置1
0’,20’の動作およびデータ通信を制御するもので
あり、また、データ出力ポート111,211はシリア
ルデータを送信するための汎用出力ポート、データ入力
ポート112,212はシリアルデータを受信するため
の汎用入力ポートである。
タ伝送装置20’へシリアルデータを伝送する場合のデ
ータ伝送装置20’の動作について図8を参照して説明
する。図8(a)はデータ入力ポート212に入力され
るデータを示し、D1,D2,D3,・・・はそれぞれ
1ビットでありシリアルに入力される。データ伝送装置
20’のCPU21’は、タイマ割り込み処理でデータ
入力ポート212を所定のタイミングでサンプリングす
るが、ビット誤り率を低減するためにデータの1ビット
を複数回サンプリングする多値サンプリングを行ってい
る。このような多値サンプリングを行う場合には、デー
タレートと同じ第1の周期T1 (図8(b)参照)の第
1のタイマと、データレートよりも速い第2の周期T2
(図8(b)参照)の第2のタイマとを使用し、図8
(b)に示すように、プログラムのメイン処理中にデー
タ1ビットに対して奇数回(3回)のタイマ割り込み処
理を行うことにより、データ1ビットを奇数回だけサン
プリングし(図8中の上向きの矢印はサンプリングのタ
イミングを示す)、奇数個のサンプリング値を多数決判
定することによりビットを抽出する方式を採用している
ものが多い。
21’のプログラムでは、上述のタイマ割り込み処理が
ない場合には、一定時間毎に一周するメイン処理ループ
(メインルーチン)で、図9に示すように、メイン処理
1(S41)、メイン処理2(S42)、メイン処理3
(S43)、・・・、メイン処理N(S46)、送信処
理(S47)、受信処理(S48)を実行する。なお、
データ伝送システムとして、例えば、家人が屋内で来訪
者を確認でき且つ家人と来訪者との間で通話ができるド
アホンシステムを構成するような場合、メイン処理1、
メイン処理2、メイン処理3、・・・、メイン処理Nと
しては、スイッチ入力の取り込み処理、送受信データの
データ処理、LED表示の出力処理、メロディ音の出力
処理などがある。
合には、図10に示すように、サンプリングを行うため
のタイマ割り込み処理(S49)が実行される。なお、
データ伝送装置10’からデータ伝送装置20’へシリ
アルデータを伝送する場合について説明したが、データ
伝送装置20’からデータ伝送装置10’へシリアルデ
ータを伝送する場合も同様である。
来構成では、タイマ割り込み処理が実行されると、メイ
ン処理を実行する時間が少なくなり、メイン処理ループ
の1周期内に実行できるメイン処理の量が少なくなって
しまうという問題があった。したがって、データ速度を
高速にし且つ1ビットを多値サンプリングするようにし
た場合、データの受信中はほとんどタイマ割り込み処理
のみが実行されることになり、メイン処理の実行効率が
下がるという問題があった。
あり、その目的は、処理ビット数が小規模のマイクロコ
ンピュータに機器動作を制御するプログラムと通信を制
御するプログラムとを共存させた上で、割り込み処理に
よるメイン処理の実行効率の低下がを少なく高速データ
伝送が可能でビット誤り率の低いシリアルデータ伝送シ
ステムを提供することにある。
目的を達成するために、信号線を介して接続されたデー
タ伝送装置間でシリアルデータを伝送するシリアル伝送
システムであって、両データ伝送装置は、少なくともデ
ータ通信を制御するマイクロコンピュータからなる信号
処理部を有し、受信側のデータ伝送装置の信号処理部
は、上記信号線を介して送られてくるシリアルデータの
先頭に付加されたスタートビットを検出するための外部
割り込みポートと、外部割り込みポートに入力されるス
タートビットを検出して受信用シリアルクロックを起動
する外部割り込み手段と、外部割り込み処理により起動
されデータレートの複数倍のクロックレートの受信用シ
リアルクロックを発生する受信シリアルクロック発生手
段と、上記シリアルデータが入力され上記受信用シリア
ルクロックに同期してシリアルデータをサンプリングす
るシリアル入力ポートと、シリアルデータのビット毎に
得られた複数個のサンプリング値の多数決判定を行う多
数決判定手段と、シリアル入力ポートに入力されるデー
タを順次格納する複数ビットのシリアルレジスタと、シ
リアルレジスタに該シリアルレジスタのビット数のデー
タが入った時に割り込みをかけて多数決判定手段へシリ
アルレジスタのデータを一括して引き渡すシリアル割り
込み手段とを備えることを特徴とするものであり、シリ
アルレジスタに該シリアルレジスタのビット数のデータ
が入った時にのみシリアル割り込み手段により割り込み
がかけられてシリアルレジスタのデータが一括して多数
決判定手段へ引き渡されるので、従来のようにタイマ割
り込み処理でデータサンプリングする場合と比較して、
データ受信中に入る割り込み処理の回数が低減され、処
理ビット数の小規模な1チップマイクロコンピュータ
に、機器動作を制御するプログラムと通信を制御するプ
ログラムを共存させた場合でも、割り込み処理によるメ
イン処理の実行効率の低下を少なくでき、ビット誤り率
を低く維持したまま従来に比べて高速データ伝送が可能
になる。
て、シリアルデータのビット毎に得られるサンプリング
値は偶数個であって、多数決判定手段は、1ビット毎の
偶数個のサンプリング値のうち、少なくとも最後のサン
プリング値を除き且つ最初のサンプリング値から少なく
とも上記複数個の半数に1を加算した数の順番までのサ
ンプリング値を含めた奇数個のサンプリング値を用いて
多数決判定を行うので、受信側シリアルクロックの起動
の遅れに起因したサンプリング開始の遅延があっても、
サンプリング誤りの可能性の高いサンプリング値を除い
て多数決判定されるから、データ判定誤りの確率を低減
することが可能になるとともに、多数決判定が五分にな
ることを防止できる。
の発明において、送信側のデータ伝送装置の信号処理部
は、データレートと同じ速度の送信側シリアルクロック
を発生する送信側シリアルクロック発生手段と、送信側
シリアルクロックに同期してデータを出力するシリアル
出力ポートとを有するので、送信側のデータ伝送装置の
通信処理での負担を受信側のデータ伝送装置に比べて低
減することができる。
のシリアルデータ伝送システムの概略構成図を示す。図
1に示すように両データ伝送装置10,20間は、2線
平衡ケーブルからなる信号線30を介して接続されてい
る。
イコンからなるCPU11,21(信号処理部)と、C
PU11,21のシリアル出力ポートSO,SOから出
力されるシリアルデータを2線平衡ケーブルからなる信
号線30へ出力するバッファアンプよりなる送信アンプ
12,22と、信号線30から入力されるシリアルデー
タを上記CPU11,21のシリアル入力ポートSI,
SIへ出力するバッファアンプよりなる受信アンプ1
3,23とを備えている。
は、上記信号線30を介して送られてくるシリアルデー
タの先頭に付加されたスタートビットST(図2参照)
を検出するための外部割り込みポートINTと、外部割
り込みポートINTに入力されるスタートビットSTを
検出して受信用シリアルクロックを起動する外部割り込
み手段と、外部割り込み処理により起動されデータレー
トの複数倍のクロックレートの受信用シリアルクロック
を発生する受信用シリアルクロック発生手段と、上記シ
リアルデータが入力され上記受信用シリアルクロックに
同期してシリアルデータをサンプリングするシリアル入
力ポートSI,SIと、シリアルデータのビット毎に得
られた複数個のサンプリング値の多数決判定を行い多い
方のサンプリング値をそのビットのデータとして再生す
る多数決判定手段と、シリアル入力ポートに入力される
データを順次格納する8ビットのシリアルレジスタ11
9,219と、シリアルレジスタ119,219に8ビ
ットのデータが入った時に割り込みして多数決判定手段
へシリアルレジスタ119,219のデータを一括して
引き渡す(CPU11,21の内部バスにデータを転送
する)シリアル割り込み手段とを備え、さらに、送信用
シリアルクロックに同期してデータを送信するシリアル
出力ポートSO,SOとを備えている。なお、外部割り
込みポートINT,INTは、シリアル入力ポートS
I,SIと並列に接続されており、受信信号のスタート
ビットSTの立ち上がり(又は立下り)のエッジを検出
してデータ受信開始の外部割り込みを起動するためのも
のである。
イコンからなり、機器動作を制御するためのプログラム
と、データ通信を制御するためのプログラムを備えてい
る。なお、CPU11,21のシリアル入力ポートS
I,SI、シリアル出力ポートSO,SOは例えば同一
機器内のマルチプロセッサのマスタCPUとスレーブC
PUとのデータ転送に用いることもできる。また、CP
U11,21のシリアルクロックポートSCK,SCK
は、開放されている。なお、CPU11,21のシリア
ルクロックポートSCK,SCKは例えば同一機器内の
マルチプロセッサのマスタCPUとスレーブCPUとの
データ転送用の同期クロックの入出力ポートとして用い
られる場合もあるが、調歩同期で使用される場合は開放
される場合が多い。
装置20へシリアルデータを転送する場合に受信側とな
るデータ伝送装置20の受信動作について図2を参照し
て説明する。上述のように、CPU21のシリアル入力
ポートSIと外部割り込みポートINTとは並列に接続
されているので、データ受信時には両ポートSI,IN
Tに同一のシリアルデータが入力される。図2(a)は
CPU21の両ポートSI,INTに入力されるシリア
ルデータを示し、スタートビットSTと、データD1,
D2,D3,・・・からなる。
INTに入力されるデータの先頭に付加されたスタート
ビットSTの立ち上がりエッジを検出して、外部割り込
み処理を行い、受信用シリアルクロックを起動する。図
2(b)に受信用シリアルクロックを示す。その後、C
PU21は、図2(b)に示す受信用シリアルクロック
の立ち上がりに同期して、シリアル入力ポートSIに入
力されるデータをサンプリングする。なお、図2中の上
向きの矢印はサンプリングのタイミングを示したもので
ある。
(b)に示す受信用シリアルクロックのシリアルクロッ
クレートを図2(a)に示すシリアルデータのデータレ
ートの4倍とし、シリアルデータの1ビットを4回サン
プリングしている(4値サンプリングを行っている)。
次に、CPU21のプログラム処理について図3を参照
しながら説明する。なお、図3(a)は、シリアル入力
ポートSIに入力されるシリアルデータを示し、図3
(b)はメイン処理とシリアル割り込み処理との関係を
示し、図3中の上向きの矢印はサンプリングのタイミン
グを示したものである。
データが8ビット入った時点で、シリアル割り込み処理
によりデータを取り込むので、上述のようにシリアルク
ロックレートをデータレートの4倍として1ビットを4
回サンプリングする場合、受信データの2ビット分をサ
ンプリングした時点で、シリアル割り込み処理によりデ
ータを取り込み、多数決判定手段により多数決判定を行
う。
スタ219に8ビットのデータが入った時にのみシリア
ル割り込み手段により割り込みが行われてシリアルレジ
スタ219のデータが一括して多数決判定手段へ引き渡
されることになり、従来のようにタイマ割り込み処理で
データサンプリングする場合と比較して、データ受信中
に入る割り込み処理の回数が低減され、処理ビット数の
小規模な1チップマイクロコンピュータに、機器動作を
制御するプログラムと通信を制御するプログラムを共存
させた場合でも、割り込み処理によるメイン処理の実行
効率の低下を少なくでき、ビット誤り率を低く維持した
まま従来に比べて高速データ伝送が可能になる。
レートをデータレートの4倍として1ビットを4回サン
プリングする4値サンプリングを行っているが、例えば
シリアルクロックレートをデータレートの8倍(4の倍
数倍であればよい)として受信データの1ビットを8回
サンプリングする8値サンプリングを行ってもよい。ま
た、本実施形態では、データ伝送装置10、20間をベ
ースバンド伝送(NZR符号をそのまま信号線に送り出
す伝送)する場合について説明してあるが、モデムを介
してキャリア伝送するようにしてもよい。
いては、受信データの1ビットについて偶数個のサンプ
リングデータが存在するので、多数決判定を行った場合
に五分になる場合がある。また、受信用シリアルクロッ
クは、外部割り込みポートINTに入力されるスタート
ビットSTの立ち上がり(又は立下り)のエッジ検出に
よる外部割り込みで起動するので、図4(b)に実線で
示すスタートビットSTの立ち上がりに対して一点鎖線
で示すシリアルクロックの起動までにクロック起動時間
T3 がある。つまり、スタートビットSTの立ち上がり
時刻に対してシリアルクロックの開始時刻に遅延が生じ
る。この起動時間T3 はソフトウェア処理時間により生
じるものである。したがって、実施形態1の構成では、
サンプリングデータのうち後ろの方のサンプリングデー
タほど誤る確率が高い。
形態では、図1に示した実施形態1と同様の構成におい
て、受信側のCPU21は、データ1ビットを4回サン
プリングする場合、図4(b)に示すようにそのビット
に対しての最後の1回のサンプリング値を除く3回のサ
ンプリング値でデータの多数決判定を行うようになって
いる。また、データ1ビットのサンプリング回数を8回
とした場合には、後半の3回のサンプリング値を除いて
図5(b)に示すように1回目〜5回目のサンプリング
値を用いて多数決判定を行うようになっている。なお、
データ1ビットのサンプリング回数を8回とした場合に
は、後半の1回(つまり、そのビットに対しての最後)
のサンプリング値を除いて1回目〜7回目のサンプリン
グサンプリング値を用いてで多数決判定を行うようにし
てもよい。
は、1ビット毎の偶数個のサンプリング値のうち、少な
くとも最後のサンプリング値を除き且つ最初のサンプリ
ング値から少なくとも上記複数個の半数に1を加算した
数の順番までのサンプリング値を含めた奇数個のサンプ
リング値を用いて多数決判定を行うので、受信用シリア
ルクロックの起動の遅れに起因したサンプリング開始の
遅延があっても、サンプリング誤りの可能性の高いサン
プリング値を除いて多数決判定されるから、データ判定
誤りの確率を低減することが可能になるとともに、多数
決判定が五分になることを防止できる。したがって、多
数決判定手段により再生されるデータの誤り率を低減す
ることができる。
施形態1と同じであって、送信側のデータ伝送装置10
のCPU11に関して、CPU11のシリアル出力ポー
トSOから出力する図6(a)に示す送信データのデー
タレートと、図6(b)に示すCPU11の送信用シリ
アルクロックとを同じ速度とし、送信用シリアルクロッ
クの立下りに同期してデータを送信するようにした点に
特徴がある。
U21は、実施形態1で説明したのと同様に、外部割り
込みポートINTに入力されるシリアルデータの先頭に
付加されたスタートビットSTの立ち上がりエッジを検
出して、外部割り込み処理で、図6(d)に示すような
受信用シリアルクロックを起動し、さらに、受信用シリ
アルクロックの立ち上がりに同期して図6(c)に示す
シリアル入力ポートSIのデータをサンプリングする。
ータ伝送装置10の通信処理での負担を受信側のデータ
伝送装置20に比べて低減することができる
されたデータ伝送装置間でシリアルデータを伝送するシ
リアル伝送システムであって、両データ伝送装置は、少
なくともデータ通信を制御するマイクロコンピュータか
らなる信号処理部を有し、受信側のデータ伝送装置の信
号処理部は、上記信号線を介して送られてくるシリアル
データの先頭に付加されたスタートビットを検出するた
めの外部割り込みポートと、外部割り込みポートに入力
されるスタートビットを検出して受信用シリアルクロッ
クを起動する外部割り込み手段と、外部割り込み処理に
より起動されデータレートの複数倍のクロックレートの
受信用シリアルクロックを発生する受信シリアルクロッ
ク発生手段と、上記シリアルデータが入力され上記受信
用シリアルクロックに同期してシリアルデータをサンプ
リングするシリアル入力ポートと、シリアルデータのビ
ット毎に得られた複数個のサンプリング値の多数決判定
を行う多数決判定手段と、シリアル入力ポートに入力さ
れるデータを順次格納する複数ビットのシリアルレジス
タと、シリアルレジスタに該シリアルレジスタのビット
数のデータが入った時に割り込みをかけて多数決判定手
段へシリアルレジスタのデータを一括して引き渡すシリ
アル割り込み手段とを備えているので、シリアルレジス
タに該シリアルレジスタのビット数のデータが入った時
にのみシリアル割り込み手段により割り込みがかけられ
てシリアルレジスタのデータが一括して多数決判定手段
へ引き渡されることになり、従来のようにタイマ割り込
み処理でデータサンプリングする場合と比較して、デー
タ受信中に入る割り込み処理の回数が低減され、処理ビ
ット数の小規模な1チップマイクロコンピュータに、機
器動作を制御するプログラムと通信を制御するプログラ
ムを共存させた場合でも、割り込み処理によるメイン処
理の実行効率の低下を少なくでき、ビット誤り率を低く
維持したまま従来に比べて高速データ伝送が可能になる
という効果がある。
て、シリアルデータのビット毎に得られるサンプリング
値は偶数個であって、多数決判定手段は、1ビット毎の
偶数個のサンプリング値のうち、少なくとも最後のサン
プリング値を除き且つ最初のサンプリング値から少なく
とも上記複数個の半数に1を加算した数の順番までのサ
ンプリング値を含めた奇数個のサンプリング値を用いて
多数決判定を行うので、受信側シリアルクロックの起動
の遅れに起因したサンプリング開始の遅延があっても、
サンプリング誤りの可能性の高いサンプリング値を除い
て多数決判定されるから、データ判定誤りの確率を低減
することが可能になるとともに、多数決判定が五分にな
ることを防止できるという効果がある。
の発明において、送信側のデータ伝送装置の信号処理部
は、データレートと同じ速度の送信側シリアルクロック
を発生する送信側シリアルクロック発生手段と、送信側
シリアルクロックに同期してデータを出力するシリアル
出力ポートとを有するので、送信側のデータ伝送装置の
通信処理での負担を受信側のデータ伝送装置に比べて低
減することができるという効果がある。
あり、その目的は、処理ビット数が小規模のマイクロコ
ンピュータに機器動作を制御するプログラムと通信を制
御するプログラムとを共存させた上で、割り込み処理に
よるメイン処理の実行効率の低下を少なく高速データ伝
送が可能でビット誤り率の低いシリアルデータ伝送シス
テムを提供することにある。
イコンからなり、機器動作を制御するためのプログラム
と、データ通信を制御するためのプログラムを備えてい
る。なお、CPU11,21のシリアル入力ポートS
I,SI、シリアル出力ポートSO,SOは例えば同一
機器内のマルチプロセッサのマスタCPUとスレーブC
PUとのデータ転送に用いられる。また、CPU11,
21のシリアルクロックポートSCK,SCKは、開放
されている。なお、CPU11,21のシリアルクロッ
クポートSCK,SCKは例えば同一機器内のマルチプ
ロセッサのマスタCPUとスレーブCPUとのデータ転
送用の同期クロックの入出力ポートとして用いられる場
合もあるが、調歩同期で使用される場合は開放される場
合が多い。
Claims (3)
- 【請求項1】 信号線を介して接続されたデータ伝送装
置間でシリアルデータを伝送するシリアル伝送システム
であって、両データ伝送装置は、少なくともデータ通信
を制御するマイクロコンピュータからなる信号処理部を
有し、受信側のデータ伝送装置の信号処理部は、上記信
号線を介して送られてくるシリアルデータの先頭に付加
されたスタートビットを検出するための外部割り込みポ
ートと、外部割り込みポートに入力されるスタートビッ
トを検出して受信用シリアルクロックを起動する外部割
り込み手段と、外部割り込み処理により起動されデータ
レートの複数倍のクロックレートの受信用シリアルクロ
ックを発生する受信シリアルクロック発生手段と、上記
シリアルデータが入力され上記受信用シリアルクロック
に同期してシリアルデータをサンプリングするシリアル
入力ポートと、シリアルデータのビット毎に得られた複
数個のサンプリング値の多数決判定を行う多数決判定手
段と、シリアル入力ポートに入力されるデータを順次格
納する複数ビットのシリアルレジスタと、シリアルレジ
スタに該シリアルレジスタのビット数のデータが入った
時に割り込みをかけて多数決判定手段へシリアルレジス
タのデータを一括して引き渡すシリアル割り込み手段と
を備えることを特徴とするシリアルデータ伝送システ
ム。 - 【請求項2】 シリアルデータのビット毎に得られるサ
ンプリング値は偶数個であって、多数決判定手段は、1
ビット毎の偶数個のサンプリング値のうち、少なくとも
最後のサンプリング値を除き且つ最初のサンプリング値
から少なくとも上記複数個の半数に1を加算した数の順
番までのサンプリング値を含めた奇数個のサンプリング
値を用いて多数決判定を行うことを特徴とする請求項1
記載のシリアルデータ伝送システム。 - 【請求項3】 送信側のデータ伝送装置の信号処理部
は、データレートと同じ速度の送信側シリアルクロック
を発生する送信側シリアルクロック発生手段と、送信側
シリアルクロックに同期してデータを出力するシリアル
出力ポートとを有することを特徴とする請求項1又は請
求項2記載のシリアルデータ伝送システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP01990498A JP3496501B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | シリアルデータ伝送システム |
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---|---|---|---|
JP01990498A JP3496501B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | シリアルデータ伝送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11219338A true JPH11219338A (ja) | 1999-08-10 |
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ID=12012209
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JP01990498A Expired - Fee Related JP3496501B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | シリアルデータ伝送システム |
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JP (1) | JP3496501B2 (ja) |
Cited By (2)
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GB2422697A (en) * | 2003-04-30 | 2006-08-02 | Agilent Technologies Inc | Serial communication between master and slave devices |
US7844020B2 (en) | 2007-06-08 | 2010-11-30 | Advantest Corporation | Transmission system, transmitter, receiver, and transmission method |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP2011087259A (ja) | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Sony Corp | 通信集中制御システムおよび通信集中制御方法 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP01990498A patent/JP3496501B2/ja not_active Expired - Fee Related
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