JP2011087259A - 通信集中制御システムおよび通信集中制御方法 - Google Patents

通信集中制御システムおよび通信集中制御方法 Download PDF

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    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/403Bus networks with centralised control, e.g. polling

Abstract

【課題】割り込み通信による影響を受けずにポーリング通信を行うことができ、ポーリング周期時間を一定に保持することが可能な通信集中制御システムおよび通信集中制御方法を提供する。
【解決手段】一つのマスタ装置20と、通信バス40と、マスタ装置20と通信バス40により接続された複数のスレーブ装置30−1〜30−Xと、を有し、マスタ装置20および複数のスレーブ装置30は、通信バス40を通して双方向通信可能で、少なくとも、マスタ装置20から各スレーブ装置30へのポーリング通信と、各スレーブ装置30からマスタ装置20への割り込み通信とを別チャネルにして、同一ライン上で多重化して通信を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタや複写機等の多数のセンサとアクチュエータを有する系を集中制御する集中制御システムに係り、特に、一つのマスタ装置と複数のスレーブ装置間のバスを通した通信制御を行う通信集中制御システムおよび通信集中制御方法に関するものである。
図1は、単一のマスタ装置と複数のスレーブ間で双方向通信を行うバスネットワークシステムの基本構成を示す図である。
このバスネットワークシステム1は、一つのマスタ装置2と、複数のスレーブ装置3−1〜3−Xが通信バス4により接続される。
そして、マスタ装置2と複数のスレーブ装置3−1〜3−X間で通信バス4を介して双方向通信が行われる。
また、バスネットワークシステム1においては、その通信ネットワークのライン数が少なく送受信データをシリアルで通信する場合もある。
このようなシステムにおいて、図2に示すように、マスタ装置2が各スレーブ装置3−1〜3−Xと通信のやり取りを順番に行うポーリングという動作を行う。
そのようなポーリング動作中に、スレーブ装置3−1〜3−Xの1つが緊急でデータのやり取りをする割り込み動作を行う場合がある。
そのような割り込み処理を行う場合、図3に示すように、通常のポーリング通信を一時止めて、割り込み通信を行う。
また、特許文献1や2には、シリアルデータ伝送処理技術が開示されている。
特開2005−142872号公報 特許第3496501号
ところが、上述したように、割り込み処理を行う場合、通常のポーリング通信を一時止めて、割り込み通信を行うため、全スレーブ装置とのポーリング通信を完了するまでの時間(ポーリング周期時間)が長くなってしまう。
この割り込みは、スレーブ装置が多いほど、発生する可能性が高くなる。
その結果、全スレーブの情報収集が遅くなり、監視ネットワークやFAネットワークなどのように、複数のスレーブがあっても限りある時間内にネットワーク情報を集める必要があるネットワークシステムでは、問題が発生する。
このため、ポーリング周期時間と割り込み時間とは相反する関係にある。
この対策としてネットワークの通信速度を上げる手段が一般に知られているが、スタブパスに対する処理や、終端処理などが必要になり、ネットワークを構築する制約が増えるという不利益がある。
本発明は、割り込み通信による影響を受けずにポーリング通信を行うことができ、ポーリング周期時間を一定に保持することが可能な通信集中制御システムおよび通信集中制御方法を提供することにある。
本発明の第1の観点の通信集中制御システムは、一つのマスタ装置と、通信バスと、上記マスタ装置と上記通信バスにより接続された複数のスレーブ装置と、を有し、上記マスタ装置および上記複数のスレーブ装置は、上記通信バスを通して双方向通信可能で、少なくとも、上記マスタ装置から上記各スレーブ装置へのポーリング通信と、上記各スレーブ装置から上記マスタ装置への割り込み通信とを別チャネルにして、同一ライン上で多重化して通信を行う。
本発明の第2の観点の通信集中制御方法は、一つのマスタ装置と複数のスレーブ装置を、通信バスにより双方向可能に接続し、少なくとも、上記マスタ装置から上記各スレーブ装置へのポーリング通信と、上記各スレーブ装置から上記マスタ装置への割り込み通信とを別チャネルにして、同一ライン上で多重化して通信を行う。
本発明によれば、割り込み通信による影響を受けずにポーリング通信を行うことができ、ポーリング周期時間を一定に保持することができる。
単一のマスタ装置と複数のスレーブ間で双方向通信を行うバスネットワークシステムの基本構成を示す図である。 ポーリング通信を説明するための図である。 ポーリング通信中に割り込みが発生した場合の通信状態を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る通信集中制御システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信集中制御システムのスレーブ装置側の接続形態例を示す図である。 本実施形態に係る通信集中制御システムにおけるポーリング動作と割り込み動作を模式的に示す図である。 本実施形態に係るマスタ装置とスレーブ装置の多重通信系の要部の構成例を示す図である。 本実施形態に係るマスタ装置とスレーブ装置の多重通信系によるポーリング通信パスを示す図である。 本実施形態に係るマスタ装置とスレーブ装置の多重通信系による割り込み通信パスを示す図である。 本実施形態に係る通信集中制御システムの送受信部の要部の具体的な構成例を示す図である。 本実施形態に係るマスタ装置の具体的な構成例を示す図である。 本実施形態に係るスレーブ装置の具体的な構成例を示す図である。 ポーリング通信と割り込み通信のスロット(Slot)データの構成例を示す図である。 割り込み時の具体的な処理を模式的に示す図である。 本実施形態に係るマスタ装置の起動時の制御を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係るマスタ装置のポーリング通信制御動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係るスレーブ装置のポーリング通信制御動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係るマスタ装置の割り込み通信制御動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係るスレーブ装置の割り込み通信制御動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は次の順序で行う。
1.通信集中制御システムの全体概要
2.マスタ装置とスレーブ装置の多重通信系の構成例
3.マスタ装置およびスレーブ装置の具体的な構成例
<1.通信集中制御システムの全体概要>
図4は、本発明の実施形態に係る通信集中制御システムの構成例を示す図である。
図5は、本発明の実施形態に係る通信集中制御システムのスレーブ装置側の接続形態例を示す図である。
本通信集中制御システム10は、一つのマスタ装置20と、複数のスレーブ装置30−1〜30−Xと、通信バス40と、を含んで形成されている。
マスタ装置20と複数のスレーブ装置30−1〜30−nは通信バス40により接続されている。
マスタ装置20および複数のスレーブ装置30−1〜30−Xは、たとえば通信バス40を通して、たとえばマスタ装置20が発信するフレーム同期信号CLKに同期して双方向通信可能である。
本通信集中制御システム10においては、マスタ装置20から各スレーブ装置30−1〜30−Xへのポーリング通信と、各スレーブ装置30−1〜30−Xからマスタ装置20への割り込み通信とを別チャネルにして、同一ライン上で多重化して通信を行う。
これにより、通信集中制御システム10は、ポーリング通信が割り込み通信の影響を受けなくし、ネットワーク全体へのポーリング時間を変えずにスレーブからの割り込み通信をすることが可能となっている。
すなわち、本通信集中制御システム10は、マスタ装置20およびスレーブ装置30−1〜30−Xは通信多重機能を有し、通信バス40の同一ライン上にポーリングチャネルPOCHと割り込みチャネルINCHを多重通信するシステムとして形成される。
図6は、本実施形態に係る通信集中制御システムにおけるポーリング動作と割り込み動作を模式的に示す図である。
本通信集中制御システム10では、図6に示すように、マスタ装置20はポーリングチャネルPOCHで各スレーブ装置30−1(Slave1)〜30−X(SlaveX)の順番に確認する。
そして、マスタ装置20は、通信するポーリング周期時間TP1を変えることなく、このポーリング通信中に割り込みチャネルINCHで、たとえばスレーブ装置30−M(SlaveM),30−N(SlaveN)と通信を行う。
本実施形態において、マスタ装置20は、各スレーブ装置30−1〜30−XへのポートPTの属性の書き込み機能、およびスレーブ装置30へのアクチュエータ駆動データの書き込み機能を有する。
さらに、マスタ装置20は、各スレーブ装置30からのセンサデータの読み出し機能、および各スレーブ装置30からの割り込み要求の検出機能を有する。
各スレーブ装置30は、マスタ装置20からコンフィギュレーションレジスタCREGに書き込まれる値で各ポートの属性が決定される。
ここで属性とは、ポートがセンサ・ポートかアクチュエータ・ポートか、センサ信号の閾値、アクチュエータの駆動入力振幅などである。
各スレーブ装置30において、センサ属性を設定されたポートPTがアクセスされると読み出した値(リード値を)通信バス40に返す。
各スレーブ装置30において、アクチュエータ属性を設定されたポートPTがアクセスされるとデータレジスタDREGに値が書き込まれる。
データレジスタDREGに書き込まれた値は直ちにアクチュエータ60に反映され、データレジスタDREGが書き改められるまで反映は継続する。
以上、本実施形態に係る通信集中制御システムの全体概要について説明した。
以下では、本実施形態に係る通信集中制御システムを形成するマスタ装置20、スレーブ装置30(−1〜−n)の具体的な構成および機能について説明する。
<2.マスタ装置とスレーブ装置の多重通信系の構成例>
図7は、本実施形態に係るマスタ装置とスレーブ装置の多重通信系の要部の構成例を示す図である。
図7のマスタ装置20とスレーブ装置30の多重通信系200,300は、多重方式として同期型直交符号変調を適用し、直交符号であるPN(擬似雑音)符号を用いる。
多重通信系200,300は、ポーリング通信用にPN符号C1をマスタ装置20およびすべてのスレーブ装置30で用いる。
多重通信系200,300は、ポーリング通信の送信部および受信部をマスタ装置20およびすべてのスレーブ装置30がそれぞれ有する構成になっている。
マスタ装置20の多重通信系200は、ポーリング通信の送信部210および受信部220を有する。
各スレーブ装置30の多重通信系300は、ポーリング通信の送信部310および受信部320を有する。
また、多重通信系200,300は、割り込み通信用にPN符号C2をマスタ装置20およびすべてのスレーブ装置30で用いる。
多重通信系200,300は、割り込み通信の送信部および受信部をマスタ装置20およびすべてのスレーブ装置30がそれぞれ有する構成になっている。
マスタ装置20の多重通信系200は、割り込み通信の送信部230および受信部240を有する。
各スレーブ装置30の多重通信系300は、割り込み通信の送信部330および受信部340を有する。
そして、マスタ装置20の多重通信系200は、ポーリング通信の送信部210および受信部220、並びに割り込み通信の送信部230および受信部240に加えて、送受信部250を有する。
スレーブ装置30の多重通信系300は、ポーリング通信の送信部310および受信部320、並びに割り込み通信の送信部330および受信部340に加えて、送受信部350を有する。
マスタ装置20のポーリング通信用送信部210は、ポーリングマスタデータMD1を生成するポーリングマスタデータ生成部211、およびPN符号PN1を生成するPN符号生成部212を有する。
送信部210は、PN符号C1とポーリングマスタデータMD1との排他的論理和をとり符号変調を行う排他的論理和ゲート(EXOR)213、およびEXOR213の出力段に配置されたバッファ(BUF)214を有する。
ポーリング通信用受信部220は、PN符号C1を生成するPN符号生成部221、および符号変調されたポーリングスレーブデータSD1およびマスタデータMD1と割り込みスレーブデータSD2およびマスタデータMD2とが加算されたデータを逆変換する排他的論理和ゲート(EXOR)222を有する。受信部220は、EXOR222の入力段に配置されたバッファ(BUF)223を有する。ここで、逆変換とは復調することを意味する。
マスタ装置20の割り込み通信用送信部230は、割り込みマスタデータMD1を生成する割り込みマスタデータ生成部231、およびPN符号C2を生成するPN符号生成部232を有する。
送信部230は、PN符号C2と割り込みマスタデータMD2との排他的論理和をとり符号変調を行う排他的論理和ゲート(EXOR)233、およびEXOR233の出力段に配置されたバッファ(BUF)234を有する。
割り込み通信用受信部240は、PN符号C2を生成するPN符号生成部241、および符号変調されたポーリングスレーブデータSD1およびマスタデータMD1と割り込みスレーブデータSD2およびマスタデータMD2とが加算されたデータを逆変換する排他的論理和ゲート(EXOR)242を有する。受信部240は、EXOR242の入力段に配置されたバッファ(BUF)243を有する。
マスタ装置20の送受信部250は、加算器(ADD1)251、およびバッファ(BUF)252,253を有する。
加算器251は、送信部210のEXOR213で符号変調され、バッファ214を介したポーリングマスタデータMD1と、送信部230のEXOR233で符号変調され、バッファ234を介した割り込みマスタデータMD2を加算(重畳)する。
バッファ252は、加算器251により加算された符号変調されたマスタデータMD1+MD2をバッファリングして通信バス40に転送する。 バッファ253は、通信バス40を転送されてきた符号変調されているスレーブデータSD1+SD2とバス上で加算されたマスタデータMD1+MD2をバッファリングして受信部220,240に供給する。
なお、マスタ装置20において、PN符号C1を生成するPN符号生成部212と222、PN符号C2を生成するPN符号生成部232と242は共通化可能である。
あるいは、PN符号生成部212,222,232,242を共通化することも可能である。
スレーブ装置30のポーリング通信用送信部310は、ポーリングスレーブデータSD1を生成するポーリングマスタデータ生成部311、およびPN符号C1を生成するPN符号生成部312を有する。
送信部310は、PN符号C1とポーリングスレーブデータSD1との排他的論理和をとり符号変調を行う排他的論理和ゲート(EXOR)313、およびEXOR313の出力段に配置されたバッファ(BUF)314を有する。
ポーリング通信用受信部320は、PN符号C1を生成するPN符号生成部321、およびポーリングマスタデータMD1およびスレーブデータSD1との排他的論理和をとり符号変調されたデータを逆変換する排他的論理和ゲート(EXOR)322を有する。受信部320は、EXOR322の入力段に配置されたバッファ(BUF)323を有する。
スレーブ装置30の割り込み通信用送信部330は、割り込みスレーブデータSD2を生成する割り込みスレーブデータ生成部331、およびPN符号C2を生成するPN符号生成部332を有する。
送信部330は、PN符号C2と割り込みスレーブデータDD2との排他的論理和をとり符号変調を行う排他的論理和ゲート(EXOR)333、およびEXOR333の出力段に配置されたバッファ(BUF)334を有する。
割り込み通信用受信部340は、PN符号C2を生成するPN符号生成部341、および割り込みマスタデータMD2およびスレーブデータSD2とポーリングスレーブデータSD1およびマスタデータMD1とが加算されたデータを逆変換する排他的論理和ゲート(EXOR)342を有する。受信部340は、EXOR342の入力段に配置されたバッファ(BUF)343を有する。
スレーブ装置30の送受信部350は、加算器(ADD)351、およびバッファ(BUF)352,353を有する。
加算器351は、送信部310のEXOR313で符号変調され、バッファ314を介したポーリングスレーブデータSD1と、送信部330のEXOR333で符号変調され、バッファ334を介した割り込みスレーブデータSD2を加算(重畳)する。
バッファ352は、加算器351により加算された符号変調されたスレーブデータSD1+SD2をバッファリングして通信バス40に転送する。
バッファ353は、通信バス40を転送されてきた符号変調されているマスタデータMD1+MD2とバス上で加算されたスレーブデータSD1+SD2をバッファリングして受信部320,340に供給する。
なお、スレーブ装置30において、PN符号C1を生成するPN符号生成部312と321、PN符号C2を生成するPN符号生成部332と341は共通化可能である。
あるいは、PN符号生成部312,321,332,341を共通化することも可能である。
図8は、本実施形態に係るマスタ装置とスレーブ装置の多重通信系によるポーリング通信パスを示す図である。
図9は、本実施形態に係るマスタ装置とスレーブ装置の多重通信系による割り込み通信パスを示す図である。
マスタ装置20の送信部210において、ポーリングマスタデータ生成部211でマスタ装置20が送信するポーリングマスタデータMD1が生成され、このポーリングマスタデータMD1がEXOR213によりPN符号C1で符号変調される。
また、マスタ装置20の送信部230において、割り込みデータ生成部231でマスタ装置20が送信する割り込みマスタデータMD2が生成され、この割り込みマスタデータMD2がEXOR233によりPN符号C2で符号変調される。
これら符号変調されたポーリングマスタデータMD1および割り込みマスタデータMD2が、送受信部250の加算器251で加算されて、バッファ252により通信バス40に出力される。
すべてのスレーブ装置30においても同様に、それぞれの送信部310のポーリングスレーブデータ生成部311でスレーブ装置30が送信するポーリングスレーブデータSD1が生成される。各送信部310では、ポーリングスレーブデータSD1がEXOR313によりPN符号C1で符号変調される。
それぞれの送信部330の割り込みスレーブデータ生成部331でスレーブ装置30が送信する割り込みスレーブデータSD2が生成され、この割り込みスレーブデータSD2がEXOR333によりPN符号C2で符号変調される。
これら符号変調されたポーリングスレーブデータSD1および割り込みスレーブデータSD2が、送受信部350の加算器351で加算されて、バッファ352により通信バス40に出力される。
通信バス40に転送された信号は、通信バス40上加算された信号となり、この信号で通信を行う。
このマスタ装置20とすべてのスレーブ装置30の出力が加算された信号が、マスタ装置20の送受信部250およびそれぞれのスレーブ装置30の送受信部350で受信される。
マスタ装置20では、受信した信号を受信部220のEXOR222によりPN符号C1で逆変換されて、ポーリングスレーブデータSD2が取り出され、後段の処理系に送られる。
また、マスタ装置20では、受信した信号を受信部240のEXOR242によりPN符号C2で逆変換されて、割り込みデータSD2が取り出され、後段の処理系に送られる。
それぞれのスレーブ装置30では、受信した信号がそれぞれの受信部320のEXOR322によりPN符号C1で逆変換されて、ポーリングマスタデータMD1が取り出されて、後段の処理系に送られる。
また、それぞれのスレーブ装置30では、受信した信号をそれぞれの受信部340のEXOR242によりPN符号C2で逆変換されて、割り込みデータMD2が取り出されて、後段の処理系に送られる。それぞれの後段の処理系は、通信フローに従って処理を行う。
<3.マスタ装置およびスレーブ装置の具体的な構成例>
図10は、本実施形態に係る通信集中制御システムの送受信部の要部の具体的な構成例を示す図である。
なお、図10においては、図面を簡単化し、理解を容易にするために一つのマスタ装置20に対して2つのスレーブ装置30−1,30−2が通信バス40により接続されている場合を例に示されている。
[マスタ装置の構成例]
図11は、本実施形態に係るマスタ装置の具体的な構成例を示す図である。
マスタ装置20は、図7の構成に加えて送信部210がラッチ(FF)215を有し、送信部230がラッチ(FF)235を有し、受信部220がラッチ(FF)224を有し、受信部240がラッチ(FF)244を有する。
また、送受信部250が図7の構成に加えて、出力回路252としてのnチャネルMOS(NMOS)トランジスタNT21、電流源I21、インバータINV21、および抵抗値Rの抵抗素子R21を有している。
また、マスタ装置20は、PLL回路260、水晶発振器270、バス通信ステートマシン280、およびシステム制御CPU290を有する。
なお、バス通信ステートマシン280、およびシステム制御CPU290は、ポーリングマスタデータ生成部211、割り込みマスタデータ生成部231、後段の処理系の機能を含んで構成されている。
出力回路252において、NMOSトランジスタNT21のソースが電流Ioを供給する電流源I21に接続され、ドレインが接続ノードND21に接続され、ゲートがインバータINV21を介してEXOR251の符号変調データの供給ラインに接続されている。
電流Isを供給する電流源I21は基準電位VSS(たとえばグランドGND)に接続されている。
抵抗素子R21は、一端が電源電圧VDDの供給ラインLVDDに接続され、他端が接続ノードND21に接続されている。
PLL回路260は、水晶発振器270により基準クロックRCKに位相同期したビットクロックBIT CLKを生成し、生成したクロックBIT CLKをラッチ215,235,224,244に供給する。
PLL回路260は、PLL(位相同期)ループを形成する位相比較器261、チャージポンプ(CP)262、ループフィルタ(LF)263、電圧制御発振器(VCO)264、および分周器(DIV)265を有する。
このPLL回路260は、基準クロックRCKの位相に分周器265の出力クロックXCLKの位相が同期するような同期制御を行う。
PLL回路260は、生成したビットクロックBIT CLKおよびシステムクロックXCLKをバス通信ステートマシン280に供給する。
ラッチ215,235,224,244は、たとえばD型のフリップフロップFFにより構成される。
ラッチ215は、ビットクロックBIT CLKに同期して、バス通信ステートマシン280により供給されるビットデータをラッチし、ラッチデータをポーリングマスタデータMD1として送信部210のEXOR213に供給する。
ラッチ235は、ビットクロックBIT CLKに同期して、バス通信ステートマシン280により供給されるビットデータをラッチし、ラッチデータを割り込みマスタデータMD2として送信部230のEXOR233に供給する。
ラッチ224は、ビットクロックBIT CLKに同期して、受信部220で受信されEXOR222で逆変換されたポーリングスレーブデータSD1およびポーリングマスタデータMD1をラッチし、バス通信ステートマシン280に供給する。
ラッチ244は、ビットクロックBIT CLKに同期して、受信部240で受信されEXOR242で逆変換された割り込みスレーブデータSD2および割り込みマスタデータMD2をラッチし、バス通信ステートマシン280に供給する。
バス通信ステートマシン280は、システム制御CPU290の制御の下、PLL回路260からビットクロックBIT CLKおよびXCLKが供給され、これらクロックに同期してバス通信ステート処理を行う。
バス通信ステートマシン280は、データをビットデータとしてラッチ215,235に供給する。
バス通信ステートマシン280は、ラッチ224,244を介して供給される受信データ等を受けて、読み出しデータの処理や割り込み対応処理等を行う。
システム制御CPU290は、通信集中制御システム10の全体の制御を行い、また、バス通信ステートマシン280のバススケジューリング等のバス通信ステート処理の制御を行う。
システム制御CPU290は、複数のスレーブ装置30(−1〜−n)に対してポーリングを行うように、バス通信ステートマシン280を制御する。
[スレーブ装置の構成例]
図12は、本実施形態に係るスレーブ装置の具体的な構成例を示す図である。
各スレーブ装置30は、図7の構成に加えて送信部310がラッチ(FF)315を有し、送信部330がラッチ(FF)325を有し、受信部320がラッチ(FF)324を有し、受信部340がラッチ(FF)344を有する。
また、送受信部350が図7の構成に加えて、出力回路352としてのNMOSトランジスタNT31、インバータINV31、および電流源I31を有している。
また、スレーブ装置30は、PLL回路360、バス通信ステートマシン370、センスアンプ380、およびドライバ390を有する。
なお、バス通信ステートマシン370センスアンプ380、およびドライバ390は、ポーリングスレーブデータ生成部311、割り込みスレーブデータ生成部331、後段の処理系の機能を含んで構成されている。
出力回路352において、NMOSトランジスタNT31のソースが電流Isを供給する電流源I31に接続され、ドレインが接続ノードND31に接続され、ゲートがインバータINV31を介して送受信部350のEXOR351による符号変調データの供給ラインに接続されている。
電流Isを供給する電流源I31は基準電位VSS(たとえばグランドGND)に接続されている。
PLL回路360は、検出または生成されたクロックDCLKに位相同期したビットクロックBIT CLKを生成し、生成したクロックBIT CLKをラッチ315,335,324,344に供給する。
PLL回路360は、PLL(位相同期)ループを形成する位相比較器361、チャージポンプ(CP)362、ループフィルタ(LF)363、電圧制御発振器(VCO)364、および分周器(DIV)365を有する。
このPLL回路360は、クロックDCLKの位相に分周器365の出力クロックの位相が同期するような同期制御を行う。
PLL回路360は、生成したビットクロックBIT CLKおよびシステムクロックYCLKとをバス通信ステートマシン370に供給する。
ラッチ315,335,324,344は、たとえばD型のフリップフロップFFにより構成される。
ラッチ315は、ビットクロックBIT CLKに同期して、バス通信ステートマシン370により供給されるビットデータをラッチし、ラッチデータをポーリングスレーブデータSD1としてEXOR313に供給する。
ラッチ335は、ビットクロックBIT CLKに同期して、バス通信ステートマシン370により供給されるビットデータをラッチし、ラッチデータを割り込みスレーブデータSD2としてEXOR333に供給する。
ラッチ324は、ビットクロックBIT CLKに同期して、受信部320で受信されEXOR322で逆変換されたポーリングマスタデータMD1およびポーリングスレーブデータSD1をラッチし、バス通信ステートマシン370に供給する。
ラッチ344は、ビットクロックBIT CLKに同期して、受信部340で受信されEXOR342で逆変換された割り込みマスタデータMD2および割り込みスレーブデータSD2をラッチし、バス通信ステートマシン370に供給する。
バス通信ステートマシン370は、PLL回路360からビットクロックBIT CLKが供給され、このクロックに同期してバス通信ステート処理を行う。
バス通信ステートマシン370は、センスアンプ380により読み出されたセンサ50の情報を読み出しビットデータとしてラッチ315,335に供給する。
バス通信ステートマシン370は、ラッチ324,344を介して供給される検出データDATA Wを受けて、ドライバ37を介して所定のアクチュエータ60の駆動制御を行う。
バス通信ステートマシン370は、ラッチ324,344を介して供給される受信データ等を受けて、読み出しデータ、書き込みデータの処理や割り込み対応処理等を行う。
本実施形態においては、上述したように、1線の通信バス40に1個のマスタ装置20と複数のスレーブ装置30−1〜30−Xが接続されている。
図13は、ポーリング通信と割り込み通信のスロット(Slot)データの構成例を示す図である。
図14は、割り込み時の具体的な処理を模式的に示す図である。
図15〜図19は、本実施形態に係る通信制御に係るフローチャートである。
図15〜図19の制御フローについては後で詳述する。
図13に示すデータが、符号変調されていないそれぞれの後段で扱うデータD1、D2となる。
ポーリングデータD1(MD1,SD1)および割り込みデータD2(MD2,SD2)は共にスレーブ装置30から送信されるデータを(Slave)と付して表現している。
割り込みフラグIFLGについては、マスタ装置20およびスレーブ装置30共に送信する。
ポーリング時のデータとして、マスタ装置20からスレーブ装置30にデータを送る際は、マスタ装置20は後で詳述する図16の制御フローに従って処理する。
この場合、マスタ装置20は「SA(Slave Address)」+「WC(write command)」+「D(Data)」+「PRY(Parity)」データをスレーブ装置30に送信する。
スレーブ装置30は、後で詳述する図17の制御フローに従いデータを受け受信するとアクノレッジACKをマスタ装置20に送信する。
また、マスタ装置20がスレーブ装置30にデータを送らせる場合は、マスタ装置20は図14の制御フローに従って「SA(Slave Address)」+「RC(read command)」をスレーブ装置30に送信する。
スレーブ装置30は、図17の制御フローに従い「D(Data)」+「PRY(Parity)」データをマスタ装置20に送信し、マスタ装置20は図16の制御フローに従いデータを受け受信するとアクノレッジACKをスレーブ装置30に送信する。
割り込みデータを送る前に、マスタ装置20と各スレーブ装置30は、ポーリングがデータを送っているスロット(Slot)中に、あらかじめ設定されている位置で割り込みフラグを立てる。
マスタ装置20自身かスレーブ装置30自身が送りたいときに送る前のポーリングSlot中にフラグIFLGが無いことを確認し、割り込みの衝突防止をする。
フラグIFLGが立っている場合は、フラグIFLGを立てたマスタ装置20かスレーブ装置30がデータを送り終わることを確認して、あらためてフラグIFLGを立てる。
フラグIFLGの位置が早い方が優先となる。
自分以外のフラグがなければ、次のSlotから割り込みデータを送りはじめる。
割り込み処理の場合、たとえば図14に示すように、フラグ通信スロットFCSにおいて、割り込みフラグポイント位置が設定される。最優先位置がマスタ装置20用である。
各スレーブ装置30−A、30−Bは、スレーブ装置ごとに、優先順位によりフラグポイント位置が設定される。
図14の例では、スレーブ装置30−Aの方がスレーブ装置30−Bより優先順位が高く設定されている。
データ通信スロットDCSは、上述した「SA(Slave Address)」+「C(command)」+「D(Data)」+「PRY(Parity)」データが設定される。
なお、フラグ通信スロットFCSおよびデータ通信スロットDCSともに先頭はポーリング通信の先頭に合わせる。スレーブ数に合わせて、FCSフラグ通信SLOT長は、ポーリングSLOT長の整数倍に設定される。
図14において、割り込みチャネルINCHのフレームは次のようになっている。
期間T1は、スレーブ装置30−Aが割り込みフラグIFLGを発したフレーム期間を示す。
期間T2は、スレーブ装置30−Aのデータ通信期間を示す。
期間T3は、マスタ装置20とスレーブ装置30−Bが同時に割り込み要因が発生したが、マスタ装置20の方がフラグ位置が早く、スレーブ装置30−Bはそれのフラグを検出してフラグ発出を中止したフレーム期間を示す。
期間T4は、マスタ装置20のデータ通信期間を示す。
期間T5は、先にフラグを出した通信が終わり、ポーリング通信でスレーブ装置30−Bの通信がいまだ終わっていないので、スレーブ装置30−Bがフラグを発出した期間を示す。
期間T6は、スレーブ装置30−Bのデータ通信期間を示す。
データの送信受信は、マスタ装置20は図18の制御フローに従い、スレーブ装置30は図19の制御フローに従いデータのやり取りを行う。
スレーブ装置30からマスタ装置20に自己データを送信する際は、自己の「SA(Slave Address)」+「RC(read command)」+「D(Data)」を送信する。
マスタ装置20は、受け取ったらアクノレッジACKをスレーブ装置30に送信する。
スレーブ装置30がマスタ装置20にデータを送ってもらう際は、自己の「SA(Slave Address)」+「WC(write command)」を送信する。
マスタ装置20は「D(Data)」をスレーブ装置30に返信し、スレーブ装置30はその返信を受け取ったらアクノレッジACKをマスタ装置20に送信する。
マスタ装置20がスレーブ装置30にデータを送信する際やマスタ装置20がスレーブ装置30からデータを送らせる場合は、ポーリング通信と同じデータのやり取りを割り込みで行う。
次に、図15〜図19に関連付けて本実施形態に係る通信制御の具体的な動作について説明する。
[起動時]
図15は、本実施形態に係るマスタ装置の起動時の制御を説明するためのフローチャートである。
電源がオンされると、マスタ装置20は、スレーブ装置30−1〜30−Xとタイミング同期をとり(ST1)、ポーティング制御(ST2)、および割り込み制御(ST3)をスタートさせる。
[マスタ装置のポーティング(ポーリング)制御]
図16は、本実施形態に係るマスタ装置のポーリング通信制御動作を説明するためのフローチャートである。
マスタ装置20は、スレーブアドレスを設定し(ST11)、割り込み制御で該当スレーブ装置30と通信しているか否かを判断する(ST12)。
該当スレーブ装置30と通信していると判断すると、マスタ装置20は、次のスレーブ装置30のアドレスに設定し(ST13)、ステップST12の判断を行う。
ステップST12において、マスタ装置20は、該当スレーブ装置30と通信していないと判断すると、全てハイレベルの信号であるバリア信号を出力し(ST14)、スレーブアドレスを送信する(ST15)。
次に、リード命令かライト命令であるかを判断する(ST16)。
リード命令であると判断すると(ST16,ST17)、マスタ装置20は、該当スレーブ装置30からデータを受信し、データを受信するとアクノレッジACKをスレーブ装置30に送信する(ST19)。
ステップST16でライト命令であると判断すると(ST20)、マスタ装置20は、スレーブ装置30にデータを送信し(ST21)、スレーブ装置30からアクノレッジACKの返信があるか否かを判断する(ST22)。
アクノレッジACKを受信していない場合には、マスタ装置20は、割り込み制御でスレーブ装置30にデータを再送する。
アクノレッジACKを受信した場合には、マスタ装置20は、システムからストップ命令がきているか否かを判断し(ST24)、きている場合には、ストップする。
ストップ命令がきていない場合には、マスタ装置20は、次のスレーブ装置30のアドレスに設定して(ST25)、ステップST12からの処理を繰り返す。
[スレーブ装置のポーティング(ポーリング)制御]
図17は、本実施形態に係るスレーブ装置のポーリング通信制御動作を説明するためのフローチャートである。
スレーブ装置30は、スレーブアドレスを受信し(ST31)、そのアドレスが自分のアドレスか否かを判断する(ST32)。
自分のアドレスでない場合、スレーブ装置30は、次のアドレスが来るまで待つ(ST33)。
ステップST32で受信アドレスが自分のアドレスと判断すると、スレーブ装置30は、命令を受信し(ST34)、リード命令であるかライト命令であるかを判断する(ST35)。
リード命令であると判断すると、スレーブ装置30は、データを送信(ST36)、マスタ装置20からアクノレッジACKの返信があるか否かを判断する(ST37)。
アクノレッジACKの返信がないと判断すると、スレーブ装置30は、割り込み制御でデータをマスタ装置20に再送する(ST38)。
ステップST35でライト命令であると判断すると、スレーブ装置30は、データを受信し(ST39)、アクノレッジACKをマスタ装置20に返信する(ST40)。
ステップST37でアクノレッジACKを受信するか、または、ステップST40でアクノレッジACKを送信すると、スレーブ装置30は、システムからストップ命令がきているか否かを判断し(ST41)、きている場合には、ストップする。
ストップ命令がきていない場合には、スレーブ装置30は、ステップST31からの処理を繰り返す。
[マスタ装置の割り込み制御]
図18は、本実施形態に係るマスタ装置の割り込み通信制御動作を説明するためのフローチャートである。
マスタ装置20は、割り込みチャネルINCHに割り込みフラグIFLG信が付加されているか否かを判断する(ST51)。
割り込みフラグが付加されていると判断すると、マスタ装置20は、スレーブアドレスを受信し(ST52)、命令を受信する(ST53)。
マスタ装置20は、受信した命令がリード命令かライト命令であるかを判断する(ST54)。
リード命令であると判断すると、マスタ装置20は、該当スレーブ装置30からデータを受信し(ST55)、データを受信するとアクノレッジACKをスレーブ装置30に送信する(ST56)。
ステップST54でライト命令であると判断すると、マスタ装置20は、スレーブ装置30にデータを送信し(ST57)、スレーブ装置30からアクノレッジACKの返信があるか否かを判断する(ST58)。
アクノレッジACKを受信し、また、ステップST56でアクノレッジACKを送信すると、マスタ装置20は、システムからストップ命令がきているか否かを判断し(ST59)、きている場合には、ストップする。
ストップ命令がきていない場合には、マスタ装置20は、ステップST51からの処理を繰り返す。
ステップST51で割り込みフラグが付加されていないと判断すると、マスタ装置20は、再送データがあるか否かを判断する(ST60)。
再送データがあると判断した場合、またはステップST58でスレーブ装置30からのアクノレッジACKの返信がないと判断すると、マスタ装置20は、再送先のスレーブ装置30のアドレスを送信する(ST61)。
次に、マスタ装置20は、リード命令かライト命令であるかを判断する(ST62)。
リード命令であると判断すると(ST62,ST63)、マスタ装置20は、該当スレーブ装置30からデータを受信し(ST64)、データを受信するとアクノレッジACKをスレーブ装置30に送信する(ST65)。
ステップST62でライト命令であると判断すると(ST66)、マスタ装置20は、スレーブ装置30にデータを送信し(ST67)、スレーブ装置30からアクノレッジACKの返信があるか否かを判断する(ST68)。
ST68でアクノレッジACKを受信するか、または、ステップST65でアクノレッジACKを送信すると、システムからストップ命令がきているか否かを判断するステップST59の処理に移行する。
スレーブ装置30からアクノレッジACKの返信がない場合には、ステップST60からの処理を繰り返す。
[スレーブ装置の割り込み制御]
図19は、本実施形態に係るスレーブ装置の割り込み通信制御動作を説明するためのフローチャートである。
スレーブ装置30は、割り込みチャネルINCHに割り込みフラグIFLG信号が付加されているか否かを判断する(ST71)。
割り込みフラグが付加されてない場合には、設定フレーム数(設定フラグ通信SLOT+データ通信SLOT)を待つ(ST72)。
割り込みフラグが付加されていると判断すると、スレーブ装置30は、バリア領域のフラグ信号を送信し(ST73)、スレーブアドレス信号を送信する(ST74)。
次に、スレーブ装置30は、送信する命令がリード命令かライト命令であるかを判断する(ST75)。
リード命令であると判断すると、スレーブ装置30はリード命令を送信し(ST75、ST76)、データを送信し(ST77)、データを送信するとアクノレッジACKがマスター装置20から返信があるか否かを判断する(ST78)。
マスタ装置20からアクノレッジACKの返信がない場合には、ステップST71からの処理を繰り返す。
ステップST75においてライト命令であると判断すると、スレーブ装置30はライト命令を送信して(ST79)、マスタ装置20からのデータを受信し(ST80)、アクノレッジACKをマスタ装置20に送信する(ST81)。
アクノレッジACKを送信するか、または、ステップST78でアクノレッジACKの返信があると、スレーブ装置30は、システムからストップ命令がきているか否かを判断し(ST82)、きている場合には、ストップする。
ストップ命令がきていない場合には、スレーブ装置30は、ステップST71からの処理を繰り返す。
本実施形態によれば、単一のマスタ装置20と複数のスレーブ装置30間のポーリングシリアル通信とスレーブからの割り込みシリアル通信をそれぞれ別チャネルとして、多重化して通信を行う。
したがって、本実施形態によれば、通信の際に、ポーリング通信チャネルは、割り込み通信に邪魔されずに通信を行うことができ、そのポーリング周期時間を一定に保つことが可能になる。
なお、本実施形態においては、通信バス40の配線を単線の場合を例に説明したが、本発明は差動にした場合にも適用可能である。
また、クロックを一緒に伝送する代わりに、クロックを分離して別ラインで送ることも可能である。
また、スロット長を変えた場合、パリティでなく、誤り符号データを送る場合等、種々の形態が適用可能である。
10・・・通信集中制御システム、20・・・マスタ装置、30,30−1〜30−X,30−A,30−B・・・スレーブ装置、40・・・通信バス。

Claims (7)

  1. 一つのマスタ装置と、
    通信バスと、
    上記マスタ装置と上記通信バスにより接続された複数のスレーブ装置と、を有し、
    上記マスタ装置および上記複数のスレーブ装置は、
    上記通信バスを通して双方向通信可能で、
    少なくとも、上記マスタ装置から上記各スレーブ装置へのポーリング通信と、上記各スレーブ装置から上記マスタ装置への割り込み通信とを別チャネルにして、同一ライン上で多重化して通信を行う
    通信集中制御システム。
  2. 上記マスタ装置は、
    ポーリングマスタデータを生成する機能と、
    生成したポーリングマスタデータを変調する機能と、
    変調したポーリングマスタデータを上記通信バスのポーリング通信チャネルに転送する機能と、
    上記通信バスの割り込み通信チャネルを転送された変調されている割り込みスレーブデータを受信する機能と、
    上記受信した割り込みスレーブデータを復調する機能と、を含む
    請求項1記載の通信集中制御システム。
  3. 上記スレーブ装置は、
    割り込みスレーブデータを生成する機能と、
    生成した割り込みスレーブデータを変調する機能と、
    変調した割り込みスレーブデータを上記通信バスの割り込み通信チャネルに転送する機能と、
    上記通信バスのポーリング通信チャネルを転送された変調されているポーリングマスタデータを受信する機能と、
    上記受信したポーリングマスタデータを復調する機能と、を含む
    請求項1または2記載の通信集中制御システム。
  4. 上記マスタ装置は、
    ポーリングマスタデータを生成する機能と、
    生成したポーリングマスタデータを変調する機能と、
    割り込みマスタデータを生成する機能と、
    生成した割り込みマスタデータを変調する機能と、
    変調された上記ポーリングマスタデータと変調された割り込みマスタデータを多重して上記通信バスの上記別チャネルに転送する機能と、
    上記通信バスの上記別チャネルを転送された変調されている割り込みスレーブデータおよびポーリングスレーブデータを受信する機能と、
    上記受信した割り込みスレーブデータおよびポーリングスレーブデータを復調する機能と、を含む
    請求項1記載の通信集中制御システム。
  5. 上記スレーブ装置は、
    割り込みスレーブデータを生成する機能と、
    生成した割り込みスレーブデータを変調する機能と、
    ポーリングスレーブデータを生成する機能と、
    生成したポーリングスレーブデータを変調する機能と、
    変調された割り込みスレーブデータと変調されたポーリングスレーブデータを上記通信バスの上記別チャネルに転送する機能と、
    上記通信バスの上記別チャネルを転送された変調されているポーリングマスタデータおよび割り込みマスタデータを受信する機能と、
    上記受信したポーリングマスタデータおよび割り込みマスタデータを復調する機能と、を含む
    請求項1または4記載の通信集中制御システム。
  6. 上記マスタ装置およびスレーブ装置は、
    上記通信バスを介してスレーブアドレスの指定およびアクノレッジ信号の有無に応じて通信制御を行う
    請求項1から5のいずれか一に記載の通信集中制御システム。
  7. 一つのマスタ装置と複数のスレーブ装置を、通信バスにより双方向可能に接続し、
    少なくとも、上記マスタ装置から上記各スレーブ装置へのポーリング通信と、上記各スレーブ装置から上記マスタ装置への割り込み通信とを別チャネルにして、同一ライン上で多重化して通信を行う
    通信集中制御方法。
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