JPH11218282A - 締め付けバンド - Google Patents

締め付けバンド

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JPH11218282A
JPH11218282A JP10302766A JP30276698A JPH11218282A JP H11218282 A JPH11218282 A JP H11218282A JP 10302766 A JP10302766 A JP 10302766A JP 30276698 A JP30276698 A JP 30276698A JP H11218282 A JPH11218282 A JP H11218282A
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JP
Japan
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band
locking
fastening
tightening
band portion
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JP10302766A
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English (en)
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Taira Hama
平 濱
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MIHAMA Manufacturing
Mihama Seisakusho KK
Original Assignee
MIHAMA Manufacturing
Mihama Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by MIHAMA Manufacturing, Mihama Seisakusho KK filed Critical MIHAMA Manufacturing
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/035Hose-clips fixed by means of teeth or hooks
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/025Hose-clips tightened by deforming radially extending loops or folds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T24/1463Sheet metal
    • Y10T24/1469End-to-end integral with band connecting means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T24/1478Circumferentially swagged band clamp

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略化された構成で生産性が良く、被締め付
け部材のシール性を確実にし、作業性、取扱い性の良い
締め付けバンドを提供する。 【解決手段】 金属製のバンド部材2の両端側が重ね合
わせられてリング状に形成され、該重ね合わせ部の外側
バンド部Bに外方に門形に折り曲げ形成された締め付け
耳3を有する締め付けバンド1において、前記重ね合わ
せ部の内側バンド部Aの端部2aが二股状に成形され、
前記外側バンド部Bの所定位置に該外側バンド部Bの幅
方向両側を外方に反らせて前記二股状端部2aを収容可
能な窪み8,8が形成され、前記締め付け耳3を挟圧し
て潰すことによりリング状に形成した前記バンド部材2
を縮径させて前記二股状端部2aを前記窪み8,8に収
容させるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の駆動伝達
系のジョイント部,エンジンルームにおけるラジエータ
パイプ等の接続部分において被締め付け部材をシールす
るよう締め付ける締め付けバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の駆動伝達系に使用され
るユニバーサルジョイントには、ベアリングや継手の潤
滑剤としてグリースが塗布されており、該ジョイント部
分はゴム或いは樹脂製のカバーにより覆われて金属製の
バンド部材である締め付けバンドにより締め付けてシー
ルされる。また、エンジンルームにおけるラジエータに
接続するパイプは水漏れすることなくホース接続部分を
締め付けバンドにより締め付けてシールされる。
【0003】本件出願人は、上記締め付けバンドとして
締め付け耳を有しながら、スプリングバック等の現象を
起こすことなく確実な締め付けを行うことを目的とし
て、特願平1−301442号の出願に示す締め付けバ
ンドを提案した。この締め付けバンドは、バンド部材と
締め付け部材の2部品より構成されている。上記バンド
部材は長尺な金属製の帯状のバンドを輪状に形成したも
のであり、その一端には係止爪が形成されている。ま
た、上記締め付け部材は締め付け耳を中央として一端側
をバンド部材にスポット溶接し、締め付け耳を介して反
対側には係止孔が穿孔されている。
【0004】上記締め付けバンドを使用するには、バン
ドを挿通した被締結物を管体等に接続した後、この接続
部分に締め付けバンドを配置して縮径させる。次いで締
め付け耳を潰すとバンド部材の端部どうしが近づいて縮
径し、締め付け部材の係止孔に係止爪が係止するため、
被締結物の弾性力により拡径しようとしても縮径状態が
維持される。これによって、締め付け耳のスプリングバ
ックによって締め付けバンドが拡径することなく強固に
締め付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平1−301442号に示す締め付けバンドは、バン
ド部材と締め付け部材の2部品より構成されており部品
点数が多く、溶接位置にばらつきが生じ易く、製造に手
間取る。また、被締結物を締め付けるとき、内周面にお
いてバンド部材と締め付け部材との重なりによる段差や
幅方向のずれが生ずる。この段差やずれは、被締結物が
ゴム材等であれば、許容される範囲であるが、近年自動
車等のジョイント部分に用いられる樹脂製のジョイント
カバーなどの場合には、内部のグリースが漏れだすおそ
れがあった。また、締め付けバンドはスポット溶接によ
りリング状に成形されているため、被締結物に予め軸方
向に挿通して取り付ける必要があり、被締結物に対して
着脱自在に後付けできる方が作業性や取扱い性が良いと
の実情もあった。
【0006】本発明の目的は、簡略化された構成で生産
性が良く、被締め付け部材のシール性を確実にし、作業
性や取扱い性の良い締め付けバンドを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、金属製のバンド
部材の両端側が重ね合わせられてリング状に形成され、
該重ね合わせ部の外側バンド部に外方に門形に折り曲げ
形成された締め付け耳を有する締め付けバンドにおい
て、前記重ね合わせ部の内側バンド部の端部が二股状に
成形され、前記外側バンド部の所定位置に該外側バンド
部の幅方向両側を外方に反らせて前記二股状端部を収容
可能な窪みが形成され、前記締め付け耳を挟圧して潰す
ことによりリング状に形成した前記バンド部材を縮径さ
せて前記二股状端部を前記窪みに収容させるようにした
ことを特徴とする。
【0008】また、前記内側バンド部の二股状端部近傍
に外方に起立形成された係止部材と、前記外側バンド部
の所定位置に穿孔され、前記係止部材が係止可能な長孔
とを備えていても良く、前記締め付け耳を工具により挟
圧して潰すとき、前記内側バンド部に形成した係止突起
は、外側バンド部の長孔をガイドとして縮径する方向に
移動するようにしても良い。また、前記内側バンド部に
外側に膨出する半ドーム状の係止部を形成し、外側バン
ド部に前記係止部を進入させて該係止部が端縁に係止可
能な係止孔を形成しても良く、前記外側バンド部に形成
した係止孔の端縁に、前記係止部内壁に係止可能な係止
片を形成しても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の態様
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は第1実施
例に係る締め付けバンドの斜視図、図2は前記締め付け
バンドの組み立て構成を示す説明図、図3は前記締め付
けバンドの締め付け耳を工具により挟圧して潰す前後の
状態を示す説明図、図4は前記締め付け耳を潰した状態
の側面図、図5は締め付け工具の説明図、図6は第2実
施例にかかる締め付けバンドの斜視図、図7は第2実施
例にかかる締め付けバンドの側面図及び部分拡大図、図
8は第3実施例にかかる締め付けバンドの斜視図、図9
は第3実施例にかかる締め付けバンドの側面図及び部分
拡大図である。
【0010】(第1実施例)先ず、図1を参照して締め
付けバンドの全体構成について説明する。する。図1に
おいて、1は帯状の金属板の両端側を重ね合わせてリン
グ状に形成してなる締め付けバンドである。この締め付
けバンド1は、図2に示すように内側バンド部Aの端部
を二股状に成形し、外側バンド部Bの所定位置において
幅方向両側を外方に反らせて前記二股状端部2aを収容
可能な窪み8,8を形成した帯状のバンド部材2が用い
られる。上記窪み8,8を形成する位置は、後述するよ
うに、締め付けバンド1を締め付け状態にしたときに二
股状端部2aが到達する位置に形成される。上記バンド
部材2としては、幅約6mm,厚さ約0.8mm,長さ
236mm程度の鉄分を含んだ比較的軟質なステンレス
スチール(SUS430)が好適に用いられる。
【0011】また、上記バンド部材2のうち外側バンド
部Bには、締め付け耳3が外方に門形に折り曲げ形成さ
れている。この締め付け耳3は、いわゆるオエティッカ
ー(Oetiker)の耳と称され、後述する締め付け
工具により挟圧して潰すことによりリング状に形成した
バンド部材2を縮径させることができる。また、前記バ
ンド部材2の二股状端部2a近傍には、係止部材として
の係止突起4が起立するよう形成されている。この係止
突起4を内側バンド部Aの二股状端部2aが重ね合わさ
る外側バンド部Bに穿孔した長孔5の一縁部に係止させ
ることにより、バンド部材2はリング状に形成される。
また、前記ハンド部材2の外側バンド部Bの外側端部2
b近傍と内側バンド部Aの二股状端部2a側とは抵抗溶
接により固着された固着部6が形成され、リング形状を
より強固なものに保持している。この固着部6の溶接位
置は、上記係止突起4を長孔5の一縁部に係止させるこ
とで、位置精度を出し易く、製品による溶接位置のばら
つきを抑えることができる。
【0012】次に、図2を参照して締め付けバンド1の
組み立て構成について説明する。帯状のバンド部材2に
は内側バンド部Aとなる二股状端部2aより外側バンド
部Bの外側端部2bに向かって係止突起4、窪み8,
8、長孔5、締め付け耳3、固着部6が順次形成されて
いる。
【0013】上記二股状端部2aは、バンド部材2の内
側バンド部Aの端部を二股状に成形することにより先端
部を幅狭に形成されており、締め付け耳3をかしめたと
きに、該二股状端部2aを幅方向両側で外方に反り易く
したものである。前記窪み8,8は、バンド部材2にポ
ンチなどを打ちつけて幅方向両側を外周面側へ反るよう
に凹部を形成したものである。この窪み8,8の位置
は、前述したように、締め付け耳3を加締めしたとき
に、二股状端部2aが収容可能な位置であり、該窪み
8,8の深さは、上記二股状端部2aが収容されて、リ
ング内周面が面一になる深さに形成されている。上記内
側バンド部A側に形成した係止突起4は、バンド部材2
に切り込みを入れて起立させ、L字状に折り曲げ成形し
たものである。上記外側バンド部B側に形成した長孔5
は、バンド部材2をリング状に成形したときに、内側バ
ンド部Aの二股状端部2aが外側バンド部Bと重なり合
う該外側バンド部Bの所定位置に形成されている。ま
た、上記係止突起4はバンド部材2の剛性により拡径す
る方向に移動して長孔5の端部に係止している。また、
この状態では、係止突起4から外側バンド部Bの外側端
部2bまでの距離は常に一定になるので、固着部6の溶
接位置が位置決めし易い利点がある。また、上記締め付
け耳3は、平板状のバンド部材2にディンプル加工して
凹部3aを形成した後、門形に折り曲げ成形したもので
ある。この凹部3aは、上記締め付け耳3をかしめたと
きに上面が上方に盛り上がらないように弾性応力を吸収
するように作用するとともに、該締め付け耳3のスプリ
ングバックによって締め付けバンド1が拡径することを
防止する。また、前記外側バンド部Bの外側端部2bの
近傍には抵抗溶接を効果的に行うため、二股側端部2a
側のハンド部材2に当接する凹部6aが形成されてお
り、バンド部材2の二股側端部2aの下面と固着側端部
の上面を溶接装置に接続して溶接電流を流すことにより
凹部6aが加熱・溶融して平面状の固着部6が形成され
る。
【0014】上記締め付けバンド1をリング状に形成す
るには、帯状のバンド部材2をリング状に形成して内側
バンド部Aの二股状端部2aに形成した係止突起4を、
外側バンド部Bに形成した長孔5の一縁部に係止させ、
該外側バンド部Bの外側端部2bにおいて、抵抗溶接に
より固着部6を形成して全体としてリング状に形成す
る。 上記構成によれば、締め付けバンド1は1部品に
より構成されるので、部品点数が少なく、面倒な加工も
不要であるので、低コストで生産性が良く、しかも高精
度な締め付けバンドを提供できる。
【0015】また、上述した締め付けバンド1を樹脂材
等の被締め付け部材に締め付けるには、図3(a)に示
すように、リング状の締め付けバンド1を被締め付け部
材に軸方向に挿通して、図5に示す締め付け工具7によ
り締め付け耳3を潰して締め付けバンド1を全体に縮径
させて締め付ける。上記締め付け工具7は、周知のペン
チと同様の構成であり、図5に示すように、回動可能に
交差するアーム7a,7bにより構成される。
【0016】上記締め付け工具7により締め付け耳3を
挟圧して潰すと、図3(b)及び図4に示すように、前
記内側バンド部Aの二股状端部2aが周方向に移動し、
縮径方向に働く力と被締め付け部材からの拡径方向に働
く力により、幅方向両側で外側に反り易くなっている幅
狭の二股状端部2aは窪み8,8に密着するかたちで収
容され、前記二股状端部2aとこれに連続するリング内
周面とをほぼ面一に成形し、被締め付け部材との段差を
解消してよりシール性を高め、信頼性,安全性を向上さ
せることができる。締め付け後は、ディンプル加工した
締め付け耳3や固着部6によりリング状態が補強されて
いるので、被締め付け部材の弾性等による締め付けバン
ド1の拡径を最小限に抑えることができる。
【0017】また、上記締め付け工具7により締め付け
耳3を潰すとき、内側バンド部Aの二股状端部2aは係
止突起4を長孔5に沿って縮径する方向(図3(b)の
矢印a方向)に移動させ、剛性により再度拡径する方向
(図3(b)の矢印b方向)に移動して係止突起4を外
側バンド部Bの長孔5の長手方向の一縁部に係止させて
被締め付け部材を締め付ける。このとき、上記係止突起
4を長孔5をガイドとして移動させることにより、締め
付けによりバンド部材2の内側バンド部Aと外側バンド
部Bの重なり部分が幅方向にずれるのを防止できる。
【0018】(第2実施例)次に上記締め付けバンドの
他例について図6及び図7を参照して説明する。なお、
上記実施例と同一部材については同一番号を付して説明
を援用するものとする。前記第1実施例においては、締
め付けバンド1はバンド部材2をリング状に成形して外
側バンド部Bの外側端部2bを固着部6により抵抗溶接
して固着していたが、被締め付け部材への着脱容易性や
取り扱い性を考慮すると、被締め付け部材に対して軸方
向に嵌め込むことなく自在に着脱できる構成が好まし
い。そこで、図6に示すように、締め付けバンド1に上
述した固着部6に代えて係止構造を設けても良い。具体
的には、図7に示すように、内側バンド部Aの二股状端
部2a側に切り込みを形成して該切り込み部を外方に膨
出するよう打ち出して半ドーム状に形成した係止部2c
を2か所に設けている。また、外側バンド部Bの外側端
部2bには、係止孔2eが2か所に形成されており、バ
ンド部材2を内側バンド部Aに外側バンド部Bを重ね合
わせてリング状に形成した際、前記内側バンド部Aに形
成した係止部2cが係止孔2eに進入して該係止部2c
が係止孔2eの端縁に係止するよう構成されている。ま
た、上記係止孔2eの一縁部には係止片2fがそれぞれ
内周側に段状に折り曲げ形成されている。この係止孔2
eに形成された係止片2fは、係止部2cが係止孔2e
に進入した際に、半ドーム状の係止部2cの係止部内壁
に係止させることが可能である。
【0019】上記締め付けバンド1をリング状に形成す
るには、帯状のバンド部材2を内側バンド部Aに外側バ
ンド部Bを重ね合わせてリング状に形成し、前記締め付
け耳3の両側で、内側バンド部Aの二股状端部2a側の
係止突起4を外側バンド部Bの長孔5に係止させ、内側
バンド部Aの係止部2cを外側バンド部Bの係止孔2e
に進入させて端縁に係止させると共に、係止片2fを対
応する係止部内壁に係止させてバンド部材2を全体とし
てリング状に形成する。
【0020】上記構成によれば、締め付けバンド1を予
めリング状に成形してから被締め付け部材に挿通させて
おく必要は無くても良いため、後付けが可能である。よ
って、締め付けバンド1の着脱がきわめて容易であり取
り扱い性が向上する。
【0021】(第3実施例)次に上記締め付けバンドの
他例について図8及び図9を参照して説明する。なお、
上記実施例と同一部材については同一番号を付して説明
を援用するものとする。前記第1,第2実施例において
は、締め付けバンド1の内側バンド部Aの二股状端部2
a近傍に係止突起4を形成し、対応する外側バンド部B
に長孔5を形成し、締付け耳3をかしめるときの係止突
起4と長孔5をガイドとしていたが、これらは必ずしも
無くても良い。即ち、図8及び図9に示すように、内側
バンド部Aに外側に膨出する半ドーム状の係止部2cを
形成し、外側バンド部Bの端部近傍に前記係止部2cが
進入して端縁に係止可能な係止孔2eが形成されてい
る。また、前記外側バンド部Bに形成した係止孔2eの
端縁には、前記内側バンド部Aの係止部2cに進入して
該係止部内壁に係止可能な係止片2fが形成されてい
る。上記内側バンド部Aと外側バンド部Bとを重ね合わ
せて、前記内側バンド部Aの係止部2cを外側バンド部
Bの係止孔2eに進入させてその端縁に係止させると共
に、前記係止孔2eの縁部に形成した係止片2fを前記
係止部2cの内壁に係止させることにより、バンド部材
2を全体としてリング状に形成する。
【0022】本実施例に使用するバンド部材2として
は、例えばステンレススチール(SUS304)が好適
に用いられる。このSUS304を用いたバンドはSU
S430(厚さ約0.8〜1.0mm)を用いたバンド
に比べて板厚が薄いため(0.6mm程度)、内外バン
ド部の段差による被締め付け部材のシール性への影響を
少なくすることができる。また、塑性変形から破断強度
に達するまでのバンドの伸びが大きいため、比較的大き
な締め付け力にも耐えることができ、特に被締め付け部
材として樹脂製のジョイントブーツ等の弾性の低いもの
を締め付ける場合にはシール性を良好に維持できる。
【0023】このように、バンド部材2において、内側
バンド部Aの係止突起4及び外側バンド部Bの長孔5を
省略し、外側バンド部Bの係止孔2e及び係止片2fを
形成し、内側バンド部Aに半ドーム状の係止部2cをそ
れぞれ形成して、これらの係止構造によりバンド部材2
を全体としてリング状に形成することができるので、締
め付けバンド1の製造コストを低減することができる。
また、締め付け耳3を潰して縮径する場合には、内側バ
ンド部Aと外側バンド部Bの重なり部分は幅方向にずれ
ることなく、また板厚が薄い分だけ幅方向両側で外側に
反り易いため、内側バンド部Aの二股状端部2aにおけ
る内外段差も窪み8,8に収容して面一にし易い。ま
た、被締め付け部材に対して、締め付けバンド1を軸方
向に嵌め込まなくても自由に着脱できるので、作業性が
向上する。
【0024】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上記各実施例に限定されるもの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内でさらに多く
の改変を施し得るのはもちろんのことである。
【0025】
【発明の効果】本発明は前述したように、締め付けバン
ドは1部品により構成されるので、部品点数が少なく、
面倒な加工も不要であるので、低コストで生産性が良
く、しかも高精度な締め付けバンドを提供できる。
【0026】また、上記締め付け工具により締め付け耳
を挟圧して潰すとき、バンド部材の二股状端部が周方向
に移動し、窪みに密着するかたちで収容され、前記二股
状端部とこれに連続するリング内周面とをほぼ面一に成
形し、被締め付け部材との段差を確実に解消してよりシ
ール性を高め、信頼性,安全性を向上させることができ
る。
【0027】また、前記内側バンド部の二股状端部近傍
に外方に起立するよう形成された係止部材と、前記外側
バンド部の所定位置に穿孔され、前記係止部材が係止可
能な長孔とを備え、前記締め付け工具により締め付け耳
を潰すとき、係止突起を長孔をガイドとして移動させる
ことにより、締め付けによりバンド部材の内外の重なり
部分が幅方向にずれるのを防止できる。
【0028】また、前記内側バンド部に外側に膨出する
半ドーム状の係止部を形成し、外側バンド部に前記係止
部が進入して該係止部が端縁に係止可能な係止孔を形成
した場合には、被締め付け部材に対して締め付けバンド
を自由に着脱できるので、取扱い性、作業性が向上す
る。特に、外側バンド部の端部と内側バンド部とを溶接
せずに、該外側バンド部に形成した係止孔及び係止片と
内側バンド部に形成した係止部による係止構造のみでバ
ンド部材をリング状に形成する締め付けバンドにおいて
は、溶接タイプの締め付けバンドに比べて板厚が薄い材
料を使用して、大きな締付け力で被締付け部材を締め付
けることができるためシール性が良く、バンドの加工に
要する製造コストも低減でき、しかも被締め付け部材に
対して着脱自在であるため取扱い性、作業性が良いため
有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る締め付けバンドの斜視図であ
る。
【図2】前記締め付けバンドの組み立て構成を示す説明
図である。
【図3】前記締め付けバンドの締め付け耳を工具により
挟圧して潰す前後の状態を示す説明図である。
【図4】前記締め付け耳を潰した状態の側面図である。
【図5】締め付け工具の説明図である。
【図6】第2実施例にかかる締め付けバンドの斜視図で
ある。
【図7】第2実施例にかかる締め付けバンドの側面図及
び部分拡大図である。
【図8】第3実施例にかかる締め付けバンドの斜視図で
ある。
【図9】第3実施例にかかる締め付けバンドの側面図及
び部分拡大図である。
【符号の説明】
A 内側バンド部 B 外側バンド部 1 締め付けバンド 2 バンド部材 2a 二股状端部 2b 外側端部 2c 係止部 2e 係止孔 2f 係止片 3 締め付け耳 4 係止突起 5 長孔 6 固着部 7 締め付け工具 8 窪み

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のバンド部材の両端側が重ね合わ
    せられてリング状に形成され、該重ね合わせ部の外側バ
    ンド部に外方に門形に折り曲げ形成された締め付け耳を
    有する締め付けバンドにおいて、 前記重ね合わせ部の内側バンド部の端部が二股状に成形
    され、前記外側バンド部の所定位置に該外側バンド部の
    幅方向両側を外方に反らせて前記二股状端部を収容可能
    な窪みが形成され、前記締め付け耳を挟圧して潰すこと
    によりリング状に形成した前記バンド部材を縮径させて
    前記二股状端部を前記窪みに収容させるようにしたこと
    を特徴とする締め付けバンド。
  2. 【請求項2】 前記内側バンド部の二股状端部近傍に外
    方に起立形成された係止部材と、前記外側バンド部の所
    定位置に穿孔され、前記係止部材が係止可能な長孔とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の締め付けバン
    ド。
  3. 【請求項3】 前記締め付け耳を工具により挟圧して潰
    すとき、前記内側バンド部に形成した係止突起は、外側
    バンド部の長孔をガイドとして縮径する方向に移動する
    ことを特徴とする請求項2記載の締め付けバンド。
  4. 【請求項4】 前記内側バンド部に外側に膨出する半ド
    ーム状の係止部を形成し、外側バンド部に前記係止部を
    進入させて該係止部を端縁に係止可能な係止孔を形成し
    たことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記
    載の締め付けバンド。
  5. 【請求項5】 前記外側バンド部に形成した係止孔の端
    縁に、前記内側バンド部の係止部を前記係止孔に進入さ
    せたときに該係止部内壁に係止可能な係止片を形成した
    ことを特徴とする請求項4記載の締付けバンド。
JP10302766A 1995-11-01 1998-10-23 締め付けバンド Pending JPH11218282A (ja)

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