JPH10259884A - 配線、配管類の保持クリップ - Google Patents

配線、配管類の保持クリップ

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JPH10259884A
JPH10259884A JP9085916A JP8591697A JPH10259884A JP H10259884 A JPH10259884 A JP H10259884A JP 9085916 A JP9085916 A JP 9085916A JP 8591697 A JP8591697 A JP 8591697A JP H10259884 A JPH10259884 A JP H10259884A
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/10Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two or more members engaging the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/1075Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two or more members engaging the pipe, cable or protective tubing with two members, the two members being joined with a hinge on one side and fastened together on the other side

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組付後に特定方向の外力が作用しても、確実に
安定した配線、配管類の保持力を保つことが可能な配
線、配管類の保持クリップを提供するこ。 【解決手段】配線、配管類を保持して被取付部材の所定
位置に固定される固定部2を備えた保持クリップ1であ
って、固定部2側に一体に形成された略半円形断面の第
1保持部10と、この第1保持部10の一端にヒンジ7
を介して一体に形成された略半円形断面の第2保持部2
0とを有し、第1保持部10の他端側は、第2保持部の
先端20と第1係合部11により係合され、第1保持部
10のヒンジ7側は、第2保持部20のヒンジ7側と第
2係合部14により抜け止め方向に係合されるととも
に、第1保持部10のヒンジ7側の先端には、その外周
側に配設される第2保持部20に沿って第2係合部14
の位置から所定寸法だけ延設された延長部16が形成さ
れてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
配線、配管類を保持する保持クリップの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車等の配線、配管類の保持ク
リップの構造としては、例えば実公平3−49346号
に開示されたもの(従来例1)がある。本従来例では、
基部と、蓋部とがヒンジにより結合されており、また、
配線、配管類を保持した状態で、基部側の一対の爪を備
えた係止部に蓋部側の係合部が係合して固定状態を保つ
ようになっている。しかし、本従来例では、ヒンジを薄
肉にして可撓性を持たせて配線、配管類を保持しようと
すると、このヒンジに外力が加わった際に破損して、配
線、配管類の保持が不可能となる恐れがあった。
【0003】そこで、図11に示すように、ヒンジ50
とは反対側に形成された係合部51の他に、ヒンジ50
側にも係合部52を設けるようにする構成(従来例2)
が考えられる。本構成では、係合部51及び係合部52
ともに、相互に爪53、53が係合し合うことにより、
配線、配管類54を保持した状態で固定がなされるよう
に設定されている。また、図中55は、配線、配管類5
4を保持した状態で保持クリップを車体等の被取付部材
に係合、固定するための固定部である。
【0004】しかしながら、この改良案でも、配線、配
管類54を保持した組付固定状態において、図12に示
すように、配線、配管類54の軸中心から見て、ヒンジ
50側の係合部52の位置から約45度の方向に向けた
外力Fが作用した場合を想定すると、当該外力Fが大き
い場合には、配線、配管類54を上方から保持している
保持部56に直接外力Fが作用する。よって、この保持
部56側の係合部52に撓み変形力が作用し、図12に
矢線Aで示すように、係合部52の爪53が変形し、ヒ
ンジ50が切断して、保持部57側の爪53と、保持部
56側の爪53との係合が解除されて、配線、配管類5
4の保持が不可能となるおそれがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の課題を解決し、組付後に特定方向の外力が作用して
も、確実に安定した配線、配管類の保持力を保つことが
可能な配線、配管類の保持クリップを提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明においては、配線、配管類を保持して被取付
部材の所定位置に固定される固定部を備えた保持クリッ
プであって、前記固定部側に一体に形成された略半円形
断面の第1保持部と、この第1保持部の一端にヒンジを
介して一体に形成された略半円形断面の第2保持部とを
有し、前記第1保持部の他端側は、前記第2保持部の先
端と第1係合部により係合され、前記第1保持部のヒン
ジ側は、前記第2保持部のヒンジ側と第2係合部により
抜け止め方向に係合されるとともに、第1保持部のヒン
ジ側の先端には、その外周側に配設される第2保持部に
沿って第2係合部の位置から所定寸法だけ延設された延
長部が形成されてなることを特徴としており、延長部が
形成されているため、この方向に外力が作用しても延長
部に加わる回転モーメントで、第2係合部の係合が却っ
て強固になり、第2保持部が外力により外れ方向に変形
するのを確実に防止しうる。
【0007】なお、前記第1保持部の延長部と、その外
周側に配設される前記第2保持部との間に組付時に所定
の間隙部が画成されるように位置設定した構成とすれ
ば、外力が作用しても第2保持部に当該外力が伝達され
ず、延長部が確実に変形して第2係合部の係合を強固に
する方向に働く。
【0008】また、前記延長部は、その先端が前記配
線、配管類の軸中心から見て、前記第2係合部から40
度乃至90度の範囲内に位置するように設定されている
構成とするのが、第2係合部の外れ止めの機能を高める
ために望ましい。
【0009】さらに、前記第1保持部のヒンジ側と、こ
れに対向する前記第2保持部のヒンジ側とには、配線、
配管類の軸方向に向けて相互に逆位置となるように係合
する2か所の段差部を各々形成した構成とするのが、保
持クリップの保持位置からのズレを防止する点で望まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面により説明する。図1乃至図9は本発明の第1実施
形態を示すものであり、図2は図1のD方向矢視図、図
3は図1のE方向矢視図、図4は図1のE方向矢視図、
図5は図1のB−B線断面図、図6は図1のC−C線断
面図である。
【0011】本実施形態に係る保持クリップ1は、保持
すべき配線、配管類30の軸方向に所定幅を有して形成
されており、上記従来例2と同様に配線、配管類30を
保持して車体パネル等の被取付部材40の所定位置に固
定される固定部2を備えている。本実施形態では、固定
部2は、弾性変形可能な錨足形状の固定部材3と、円形
状の薄肉フランジ4からなり、固定部材3の一対の脚部
5が弾性変形して被取付部材40の所定位置に形成され
た取付孔41に嵌合されるとともに、固定部材3の一対
の脚部5が弾性復帰して、固定部材3とフランジ4との
間に被取付部材40が挟持されて固定されるようになっ
ている。
【0012】また、図1において6は、フランジ4と被
取付部材40との間の緩衝材であり、固定後に保持クリ
ップ1側からの振動などを被取付部材40側に伝達しな
いように配設されたものである。なお、固定部2の形状
については、本実施形態に限定されず、保持クリップ1
を被取付部材40に確実に固定しうるものであれば、他
の公知の各種形状のものを採用しうる。
【0013】本実施形態に係る保持クリップ1は、薄肉
状のヒンジ7により分割形成されており、固定部2側に
一体に形成された略半円形断面の第1保持部10と、こ
の第1保持部10の一端にヒンジ7を介して一体に形成
された略半円形断面の第2保持部20とから構成されて
いる。
【0014】第1保持部10の他端側(ヒンジ10とは
反対側)は、第2保持部20の先端(ヒンジ10とは反
対側)と第1係合部11により係合されるように構成さ
れている。即ち、第1保持部10側には、所定立設寸法
の第1爪12が設けられており、一方、これに対応する
位置の第2保持部20の先端側には、この第1爪12に
係合可能な第2爪21が形成されており、配線、配管類
30の組付時に、第1爪12と第2爪21とが抜け止め
方向に係合可能となっている。
【0015】また、第1保持部10のヒンジ7側は、第
2保持部20のヒンジ7側と第2係合部14により抜け
止め方向に係合されるように構成されている。即ち、第
1保持部10のヒンジ7側には、所定立設寸法の第3爪
15が設けられており、一方、第2保持部20のヒンジ
7側には、この第3爪15に係合可能な第4爪22が形
成されており、配線、配管類30の組付時に、第3爪1
5と第4爪22とが抜け止め方向に係合可能となってい
る。
【0016】そして、本実施形態では、第1保持部10
のヒンジ7側の先端に、配線、配管類30の組付時にそ
の外周側に配設される第2保持部20に沿って第2係合
部の14位置から所定寸法だけ延設された延長部16が
形成されていることを特徴としている。なお、本実施形
態では、延長部16は図7に示すように、その先端が配
線、配管類30の軸中心から見て、第2係合部14の中
心位置からの中心角度Kが40度乃至90度の範囲内に
位置するように設定されている。
【0017】また、図6に示すように第1保持部10の
ヒンジ7側の第3爪15の一端は、凹部状に欠き込まれ
て第1段差部17が形成され、これに対向する第2保持
部20のヒンジ側7には、図6に示すように凸部状の第
2段差部23が形成されており、組付状態では相互に係
合しうるようになっている。さらに、図6に示すように
第1保持部10のヒンジ7側が延長された延長部16の
先端部の一端は、凹部状に欠き込まれて第3段差部18
が形成され、これに対向する第2保持部20のヒンジ側
7には、図5に示すように凸部状の第4段差部24が形
成されており、組付状態では相互に係合しうるようにな
っている。そして、第1段差部17及び第2段差部23
の各々の形成位置と、第3段差部18及び第4段差部2
4の各々の形成位置とは、配線、配管類30の軸方向に
向けて相互に逆位置で係合するように構成されている。
【0018】また、本実施形態では、図1に示すように
第1保持部10の半円形断面の内周側に沿って複数個の
第1突起部19が突出形成されており、第2保持部20
の半円形断面の内周側に沿っても複数個の第2突起部2
5が突出形成されているが、これは、本実施形態に係る
配線、配管類30が、金属管の周囲にゴム材を被覆した
もの(図示せず)を使用した例を示しており、このゴム
材との挟持力を高めるために形成したものであり、配
線、配管類30が、単なる金属管の場合には、この第1
突起部19及び第2突起部25は省略しうる。
【0019】本実施形態では、組付けに際しては、まず
第1保持部10上に配線、配管類30を載置する。この
際に、第1保持部10には、延長部16が形成されてい
るため、配線、配管類30を大きな面積で受容でき、配
線、配管類30嵌合作業を容易に行うことができる。次
に、ヒンジ7を回転中心として、第2保持部20を折り
曲げ、配線、配管類30を上方から保持する態様で第1
係合部11の第1爪12とこれに対応する位置の第2保
持部20の先端側の第2爪21とを抜け止め方向に係合
させるとともに、第1保持部10のヒンジ7側の第3爪
15と、第2保持部20のヒンジ7側の第4爪22とを
抜け止め方向に係合させて、配線、配管類30を第1保
持部10と第2保持部20とにより挟持させる。
【0020】また、これに伴い、第1保持部10側の第
1段差部17及び第3段差部18が、各々これに対向す
る第2保持部20側の第2段差部23及び第4段差部2
4に係合して、配線、配管類30の軸方向に向けて相互
に逆位置で、しかも最もたわみ易い位置で係合している
ため、組付け後の配線、配管類30のずれや回転モーメ
ントに対しての軸方向への外れ止め機能を果たす。
【0021】次に、配線、配管類30を保持した状態の
保持クリップ1の固定部2の、錨足形状の固定部材3を
被取付部材40の所定位置に形成された取付孔41に嵌
合されると、図7に示すように固定部材3の一対の脚部
5が弾性復帰して、固定部材3とフランジ4との間に被
取付部材40が挟持されて固定されて、組付け作業が完
了する。
【0022】なお、この手順とは逆に、最初に保持クリ
ップ1の固定部2を被取付部材40に固定しておいて、
次に、保持クリップ1の第1保持部10上に配線、配管
類30を載置し、ヒンジ7を回転中心として、第2保持
部20を折り曲げ、配線、配管類30を上方から保持す
る態様で第1係合部11と、第2係合部14を抜け止め
方向に係合させるようにしてもよい。
【0023】上述した如く構成された本実施形態におい
ては、図7に示すように、保持クリップ1により配線、
配管類30を挟持して被取付部材40に固定した後に、
図8に示すように、配線、配管類30の軸中心から見
て、ヒンジ7側の第2係合部14の位置から約45度の
中心角K方向に向けた外力Fが作用した場合を想定する
と、延長部16の先端が配線、配管類30の軸中心から
見て、第2係合部14の中心位置からの中心角度Kが4
0度乃至90度の範囲内に位置するように設定されてい
るため、この外力Fは、上記従来例2のように直接第2
係合部14には作用せず、まず、延長部16の先端側に
作用する。
【0024】このため、延長部16の先端側に作用した
外力Fは延長部16内を伝達されて、第2係合部14に
対して第1保持部側の第3爪15が、第2保持部20側
の第4爪22との係合をさらに強固にするような分力H
が作用するように働く。よって、例え、ヒンジ7が切断
されたとしても、配線、配管類30を上下から保持する
第1保持部10と第2保持部20との係合がさらに強固
になるだけで、配線、配管類30が保持クリップ1から
外れる恐れは全くなくなる。
【0025】図9は、横軸に外力Fが作用する作用線の
第2係合部14の中心位置からの中心角度Kの位置を示
し、縦軸に保持クリップ1による配線、配管類30の保
持力Lを示した線図であるが、この図から明らかなよう
に、上記従来例2では曲線Iに示すように中心角度Kが
45度付近で上記の如く保持力Lが最も弱くなるのに対
して、本実施形態に係る保持クリップ1では、直線Jで
示すように、中心角度Kが0度から90度に至る範囲内
で常に略同一の保持力Lを維持しているものである。
【0026】次に、図10は本発明の第2実施形態を示
すものであり、上記第1実施形態と同一構成には同一符
号を付して説明を省略する。本実施形態の特徴は、第1
保持部10の延長部16と、その外周側に配設される第
2保持部20との間に組付時に所定の間隙部26が画成
されるように位置設定された構成にある。
【0027】即ち、本実施形態では、組付時に第1保持
部10の延長部16と、その外周側に配設される第2保
持部20との間に所定の間隙部26が画成されているた
め、組付後に保持クリップ1に上記第1実施形態と同様
の外力Fが作業した場合に、延長部16のみがこの外力
Fの作用を受け、当該延長部16が間隙部26の範囲内
で撓んで、第2保持部20には外力Fを一切伝達しな
い。そして当該外力Fは延長部16内を伝達されて、第
2係合部14に対して第1保持部側の第3爪15が、第
2保持部20側の第4爪22との係合をさらに強固にす
るような分力Hが作用するように働くだけであるため、
保持クリップ1による配線、配管類30の保持力がさら
に強固なものになる。
【0028】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の変形例が可能なことは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述した如く構成されており、
請求項1記載の発明では以下の効果を奏し得る。 (1) 組付けに際して第1保持部10には、延長部16が
形成されているため、配線、配管類30との係合面積が
大きくなり、配線、配管類30嵌合作業を容易に行うこ
とができる。 (2) 組付後に配線、配管類の軸中心から見て、延長部の
方向に向けた外力が作用しても、この外力は、まず、延
長部16の先端側に作用し、当該外力は延長部内を伝達
されて、第1保持部と第2保持部との間の第2係合部部
の係合をさらに強固にするような分力が作用するように
ので、配線、配管類が保持クリップから外れる恐れは全
くなくなる。
【0030】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の効果に加えてさらに次に効果を奏し得る。 (3) 第1保持部の延長部と、その外周側に配設される第
2保持部との間に所定の間隙部が画成されているため、
組付後に延長部の方向に向けた外力が作用しても、延長
部のみがこの外力の作用を受け、当該延長部が間隙部の
範囲内で撓んで、第2保持部には外力を一切伝達せず、
外力は延長部内を伝達されて、第1保持部と第2保持部
との間の第2係合部部の係合をさらに強固にするような
分力が作用するように働くだけであるため、保持クリッ
プによる配線、配管類の保持力がさらに強固なものにな
る。
【0031】請求項3記載の発明では、請求項1及び請
求項2に記載の発明の効果に加えてさらに次に効果を奏
し得る。 (4) 延長部は、その先端が前記配線、配管類の軸中心か
ら見て、第2係合部から40度乃至90度の範囲内に位
置するように設定されているため、従来外力の作用に対
して第1係合部と第2係合部との係合が最も外れ易い角
度範囲を、延長部が補強し、外力に対して第1保持部と
第2保持部との間の第2係合部の係合をさらに強固にす
るように働くため、保持クリップによる配線、配管類の
保持力をより安全とすることができる。
【0032】請求項4記載の発明では、請求項1乃至請
求項3に記載の発明の効果に加えてさらに次に効果を奏
し得る。 (5) 第1保持部のヒンジ側と、これに対向する第2保持
部のヒンジ側とには、配線、配管類の軸方向に向けて相
互に逆位置で係合する2か所の段差部が各々形成されて
おり、保持クリップの最もたわみ易い位置で係合してい
るため、組付け後の配線、配管類のずれや回転モーメン
トに対しての軸方向への保持クリップの外れ止め機能を
確実に果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る保持クリップの説
明図である。
【図2】図1のD方向矢視図である。
【図3】図1のE方向矢視図である。
【図4】図1のE方向矢視図である。
【図5】図1のB−B線断面図である。
【図6】図1のC−C線断面図である。
【図7】第1実施形態に係る保持クリップの組付後の説
明図である。
【図8】組付後の保持クリップに外力が作用した場合の
説明図である。
【図9】横軸に外力が作用する作用線の第2係合部の中
心位置からの中心角度の位置を示し、縦軸に保持クリッ
プによる配線、配管類の保持力を示した線図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る保持クリップの
要部説明図である。
【図11】従来の保持クリップの組付後の説明図であ
る。
【図12】従来の組付後の保持クリップに外力が作用し
た場合の説明図である。
【符号の説明】
1 保持クリップ 2 固定部 3 固定部材 4 フランジ 5 脚部 6 緩衝材 7 ヒンジ 10 第1保持部 11 第1係合部 12 第1爪 14 第2係合部 15 第3爪 16 延長部 17 第1段差部 18 第3段差部 19 第1突起部 20 第2保持部 21 第2爪 22 第4爪 23 第2段差部 24 第4段差部 25 第2突起部 26 間隙部 30 配線、配管類 40 被取付部材 41 取付孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線、配管類を保持して被取付部材の所定
    位置に固定される固定部を備えた保持クリップであっ
    て、 前記固定部側に一体に形成された略半円形断面の第1保
    持部と、この第1保持部の一端にヒンジを介して一体に
    形成された略半円形断面の第2保持部とを有し、 前記第1保持部の他端側は、前記第2保持部の先端と第
    1係合部により係合され、 前記第1保持部のヒンジ側は、前記第2保持部のヒンジ
    側と第2係合部により抜け止め方向に係合されるととも
    に、第1保持部のヒンジ側の先端には、その外周側に配
    設される第2保持部に沿って第2係合部の位置から所定
    寸法だけ延設された延長部が形成されてなることを特徴
    とする配線、配管類の保持クリップ
  2. 【請求項2】前記第1保持部の延長部と、その外周側に
    配設される前記第2保持部との間に組付時に所定の間隙
    部が画成されるように位置設定された請求項1記載の配
    線、配管類の保持クリップ
  3. 【請求項3】前記延長部は、その先端が前記配線、配管
    類の軸中心から見て、前記第2係合部から40度乃至9
    0度の範囲内に位置するように設定されている請求項1
    もしくは請求項2記載の配線、配管類の保持クリップ
  4. 【請求項4】前記第1保持部のヒンジ側と、これに対向
    する前記第2保持部のヒンジ側とには、配線、配管類の
    軸方向に向けて相互に逆位置で係合する2か所の段差部
    が各々形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の配線、配管類の保持クリップ
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