JPH1089059A - 消音器へのパイプ接続構造およびその接続方法 - Google Patents

消音器へのパイプ接続構造およびその接続方法

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JPH1089059A
JPH1089059A JP23912396A JP23912396A JPH1089059A JP H1089059 A JPH1089059 A JP H1089059A JP 23912396 A JP23912396 A JP 23912396A JP 23912396 A JP23912396 A JP 23912396A JP H1089059 A JPH1089059 A JP H1089059A
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康男 淵
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、消音器のマフラーパイプにパイプ
部材を接続するための消音器へのパイプ接続構造および
その接続方法に関し、簡易な構造でシール性を従来より
大幅に向上することを目的とする。 【解決手段】 消音器23の端板25に形成される貫通
穴25aから外方に突出するマフラーパイプ29の突出
部に、パイプ部材33を接続するための消音器へのパイ
プ接続構造において、前記消音器23の端板25の前記
貫通穴25aの周縁に沿って外方に突出するバーリング
部31を形成するとともに、このバーリング部31の外
周にパイプ部材33を嵌合し、前記マフラーパイプ2
9,バーリング部31およびパイプ部材33の外周に沿
って外方に突出する環状突部29a,31a,33aを
重合状態で形成して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消音器のマフラー
パイプにパイプ部材を接続するための消音器へのパイプ
接続構造およびその接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車においては、軽量化および
コスト低減の要請から排気管の薄肉化が図られており、
消音器のマフラーパイプへの排気管の接続部について
も、排気管の薄肉化によるアーク溶接の困難性から溶接
を用いない接続構造が要望されている。
【0003】従来、このように溶接を用いない消音器へ
のパイプ接続構造として、例えば、実開平4−1059
33号公報に開示されるような接続構造が知られてい
る。図7は、この公報に開示される消音器へのパイプ接
続構造を示すもので、この接続構造では、消音器11の
マフラーパイプ13の端部に所定角度を置いてスリット
13aが形成され、この端部に排気管15が挿入され
る。
【0004】そして、マフラーパイプ13の外側に、半
円状の一対の締付バンド17が配置され、締付バンド1
7に形成される嵌合孔17aに、排気管15の外周に固
定されるバッチ部材15aを嵌合した状態で、一対の締
付バンド17をボルト19とナット20により締め付け
ることにより、マフラーパイプ13に排気管15が固定
される。
【0005】このような消音器へのパイプ接続構造で
は、マフラーパイプ13と排気管15とを、一対の締付
バンド17により連結したので溶接を不要にすることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の消音器へのパイプ接続構造では、一対の締付
バンド17により、マフラーパイプ13と排気管15と
を接続しているため、部品点数が増大し、多大な組み付
け工数が必要になるという問題があった。
【0007】また、一対の締付バンド17の結合部およ
びその近傍において締付力が小さくなりシール不良が生
じる虞がある。本発明は、かかる従来の問題を解決する
ためになされたもので、簡易な構造でシール性を従来よ
り大幅に向上することができる管体の接続構造を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の消音器へのパ
イプ接続構造は、消音器の端板に形成される貫通穴から
外方に突出するマフラーパイプの突出部に、パイプ部材
を接続するための消音器へのパイプ接続構造において、
前記消音器の端板の前記貫通穴の周縁に沿って外方に突
出するバーリング部を形成するとともに、このバーリン
グ部の外周にパイプ部材を嵌合し、前記マフラーパイ
プ,バーリング部およびパイプ部材の外周に沿って外方
に突出する環状突部を重合状態で形成してなることを特
徴とする。
【0009】請求項2の消音器へのパイプ接続構造は、
消音器の端板に形成される貫通穴から外方に突出するマ
フラーパイプの突出部に、パイプ部材を接続するための
消音器へのパイプ接続構造において、前記消音器の端板
の前記貫通穴の周縁に沿って外方に突出するバーリング
部を形成するとともに、前記マフラーパイプの外周にパ
イプ部材を嵌合し、前記バーリング部とパイプ部材の突
き合わせ部の外周に連結部材を被嵌し、前記バーリング
部とパイプ部材の突き合わせ部において前記マフラーパ
イプ,バーリング部,パイプ部材および連結部材の外周
に沿って外方に突出する環状突部を重合状態で形成して
なることを特徴とする。
【0010】請求項3の消音器へのパイプ接続構造は、
消音器の端板に形成される貫通穴から外方に突出するマ
フラーパイプの突出部に、パイプ部材を接続するための
消音器へのパイプ接続構造において、前記消音器の端板
の前記貫通穴の周縁に沿って外方に突出するバーリング
部を形成するとともに、このバーリング部の外周に沿っ
て外方に突出する環状突部を形成し、前記バーリング部
の前記環状突部の外周にパイプ部材を塑性変形して嵌合
してなることを特徴とする。
【0011】請求項4の消音器へのパイプ接続方法は、
消音器の端板に形成される貫通穴から外方に突出するマ
フラーパイプの突出部に、パイプ部材を接続するための
消音器へのパイプ接続方法において、前記消音器の端板
の前記貫通穴の周縁に沿って外方に突出して形成される
バーリング部の外周にパイプ部材を嵌合した後、前記マ
フラーパイプ,バーリング部およびパイプ部材の重合部
をバルジ加工により塑性変形し、前記マフラーパイプ,
バーリング部およびパイプ部材の外周に沿って外方に突
出する環状突部を重合状態で形成することを特徴とす
る。
【0012】請求項5の消音器へのパイプ接続方法は、
消音器の端板に形成される貫通穴から外方に突出するマ
フラーパイプの突出部に、パイプ部材を接続するための
消音器へのパイプ接続方法において、前記マフラーパイ
プの外周にパイプ部材を嵌合し、パイプ部材の端面を前
記消音器の端板の前記貫通穴の周縁に沿って外方に突出
して形成されるバーリング部の端面に当接した後、前記
バーリング部とパイプ部材の突き合わせ部の外周に連結
部材を被嵌し、前記バーリング部とパイプ部材の突き合
わせ部において前記マフラーパイプ,バーリング部,パ
イプ部材および連結部材をバルジ加工により塑性変形
し、前記マフラーパイプ,バーリング部,パイプ部材お
よび連結部材の外周に沿って外方に突出する環状突部を
重合状態で形成することを特徴とする。
【0013】請求項6の消音器へのパイプ接続方法は、
消音器の端板に形成される貫通穴から外方に突出するマ
フラーパイプの突出部に、パイプ部材を接続するための
消音器へのパイプ接続方法において、前記消音器の端板
の前記貫通穴の周縁に沿って外方に突出して形成される
バーリング部の外周に沿って外方に突出する環状突部を
形成した後、前記バーリング部の前記環状突部の外周を
パイプ部材の拡径部に挿入し、前記拡径部を塑性変形
し、前記バーリング部の前記環状突部に前記パイプ部材
の前記拡径部を嵌合することを特徴とする。
【0014】(作用)請求項1の消音器へのパイプ接続
構造では、バーリング部の外周にパイプ部材が嵌合さ
れ、マフラーパイプ,バーリング部およびパイプ部材の
外周に沿って外方に突出する環状突部が重合状態で形成
される。請求項2の消音器へのパイプ接続構造では、バ
ーリング部とパイプ部材の突き合わせ部の外周に連結部
材が被嵌され、バーリング部とパイプ部材の突き合わせ
部においてマフラーパイプ,バーリング部,パイプ部材
および連結部材の外周に沿って外方に突出する環状突部
が重合状態で形成される。
【0015】請求項3の消音器へのパイプ接続構造で
は、バーリング部の外周に沿って外方に突出する環状突
部が形成され、バーリング部の環状突部の外周にパイプ
部材が塑性変形されて嵌合される。請求項4の消音器へ
のパイプ接続方法では、バルジ加工により、マフラーパ
イプ,バーリング部およびパイプ部材の外周に沿って外
方に突出する環状突部が重合状態で形成される。
【0016】請求項5の消音器へのパイプ接続方法で
は、バルジ加工により、マフラーパイプ,バーリング
部,パイプ部材および連結部材の外周に沿って外方に突
出する環状突部が重合状態で形成される。請求項6の消
音器へのパイプ接続方法では、パイプ部材の拡径部が塑
性変形され、バーリング部の環状突部にパイプ部材の拡
径部が嵌合される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。図1は、本発明の消音器へ
のパイプ接続構造の第1の実施形態を示すもので、図に
おいて符号21は、消音器23を形成する楕円筒状の消
音器本体を示している。
【0018】消音器本体21の開口部には、端板25が
巻き締めされ巻き締め部27が形成されている。端板2
5は、ステンレス鋼からなり、例えば、0.6〜1.2
mm程度の肉厚とされている。端板25には、貫通穴25
aが形成され、この貫通穴25aにマフラーパイプ29
が嵌挿されている。
【0019】このマフラーパイプ29は、ステンレス鋼
からなり、例えば、0.3〜1.0mm程度の肉厚とされ
ている。貫通穴25aの周縁には、外方に突出するバー
リング部31が形成されている。バーリング部31の外
周には、排気管を形成するパイプ部材33が嵌合されて
いる。
【0020】このパイプ部材33は、ステンレス鋼から
なり、例えば、0.8mm程度の肉厚とされている。そし
て、マフラーパイプ29,バーリング部31およびパイ
プ部材33の重合部には、外周に沿って外方に突出する
環状突部29a,31a,33aが重合状態で形成され
ている。
【0021】上述した消音器23のマフラーパイプ29
へのパイプ部材33の接続は、以下述べるようにして行
われる。先ず、図2の(a)に示すように、バーリング
部31の外周にパイプ部材33が嵌合される。
【0022】次に、(b)に示すように、パイプ部材3
3の外周にダイ部材35が被嵌され、マフラーパイプ2
9の内周にバルジ加工装置37が挿入される。ダイ部材
35の内周には、断面円弧状の環状凹部35aが形成さ
れている。バルジ加工装置37は、マフラーパイプ29
に嵌挿されるウレタン部材39を有している。
【0023】ウレタン部材39の中心には、棒部材41
が挿通され、棒部材41の先端にプレート43が固定さ
れている。ウレタン部材39は、パイプ部材33に挿入
される支持部材45の先端に固定されている。棒部材4
1および支持部材45の後端は、パイプ部材33から引
き出されている。
【0024】そして、この状態から、(c)に示すよう
に、棒部材41を牽引すると、ウレタン部材39により
マフラーパイプ29,バーリング部31およびパイプ部
材33が、ダイ部材35の環状凹部35aに向けて塑性
変形し、マフラーパイプ29,バーリング部31および
パイプ部材33の外周に沿って外方に突出する環状突部
29a,31a,33aが重合状態で形成される。
【0025】上述した消音器へのパイプ接続構造では、
バーリング部31の外周にパイプ部材33を嵌合し、マ
フラーパイプ29,バーリング部31およびパイプ部材
33の外周に沿って外方に突出する環状突部29a,3
1a,33aを重合状態で形成したので、簡易な構造で
シール性を従来より大幅に向上することができる。ま
た、上述した消音器へのパイプ接続方法では、バルジ加
工により、マフラーパイプ29,バーリング部31およ
びパイプ部材33の外周に沿って外方に突出する環状突
部29a,31a,33aを重合状態で形成するように
したので、上述した消音器へのパイプ接続構造を容易,
確実に得ることができる。
【0026】図3は、本発明の消音器へのパイプ接続構
造の第2の実施形態を示すもので、この実施形態では、
マフラーパイプ29の突出長が、バーリング部31の突
出長より長くされ、マフラーパイプ29の外周にパイプ
部材33が嵌合されている。また、バーリング部31と
パイプ部材33の突き合わせ部の外周に連結部材47が
被嵌されている。
【0027】この連結部材47は、ステンレス鋼からな
り、例えば、0.1〜0.4mm程度の肉厚とされてい
る。そして、バーリング部31とパイプ部材33の突き
合わせ部においてマフラーパイプ29,バーリング部3
1,パイプ部材33および連結部材47の外周に沿って
外方に突出する環状突部29b,31b,33b,47
bが重合状態で形成されている。
【0028】上述した消音器23のマフラーパイプ29
へのパイプ部材33の接続は、以下述べるようにして行
われる。先ず、図4の(a)に示すように、マフラーパ
イプ29の外周にパイプ部材33が嵌合され、このパイ
プ部材33の端面がバーリング部31の端面に当接さ
れ、さらに、バーリング部31とパイプ部材33の突き
合わせ部の外周に連結部材47が被嵌される。
【0029】次に、(b)に示すように、連結部材47
の外周にダイ部材35が被嵌され、マフラーパイプ29
の内周にバルジ加工装置37が挿入される。そして、こ
の状態から、(c)に示すように、棒部材41を牽引す
ると、ウレタン部材39によりマフラーパイプ29,バ
ーリング部31,パイプ部材33および連結部材47
が、ダイ部材35の環状凹部35aに向けて塑性変形
し、マフラーパイプ29,バーリング部31,パイプ部
材33および連結部材47の外周に沿って外方に突出す
る環状突部29b,31b,33b,47bが重合状態
で形成される。
【0030】この第2の実施形態の消音器へのパイプ接
続構造では、バーリング部31とパイプ部材33の突き
合わせ部の外周に連結部材47を被嵌し、バーリング部
31とパイプ部材33の突き合わせ部においてマフラー
パイプ29,バーリング部31,パイプ部材33および
連結部材47の外周に沿って外方に突出する環状突部2
9b,31b,33b,47bを重合状態で形成したの
で、簡易な構造でシール性を従来より大幅に向上するこ
とができる。
【0031】また、この実施形態の消音器へのパイプ接
続方法では、バルジ加工により、マフラーパイプ29,
バーリング部31,パイプ部材33および連結部材47
の外周に沿って外方に突出する環状突部29b,31
b,33b,47bを重合状態で形成するようにしたの
で、第2の実施形態の消音器へのパイプ接続構造を容
易,確実に得ることができる。
【0032】図5は、本発明の消音器へのパイプ接続構
造の第3の実施形態を示すもので、この実施形態では、
バーリング部31の外周に沿って外方に突出する環状突
部31cが形成されている。そして、バーリング部31
の環状突部31cの外周にパイプ部材33が塑性変形し
て嵌合され環状突部33cが形成されている。
【0033】上述した消音器23のマフラーパイプ29
へのパイプ部材33の接続は、以下述べるようにして行
われる。先ず、図6の(a)に示すように、予め、バー
リング部31の外周に沿って外方に突出する環状突部3
1cが形成され、この環状突部31cの外周がパイプ部
材33の拡径部33dに挿入される。
【0034】次に、(b)に示すように、拡径部33d
の外周に沿って、環状突部31cに対応する形状の円弧
部49aが形成される金属駒49が転動され、これによ
り拡径部33dが塑性変形し、バーリング部31の環状
突部31cにパイプ部材33の拡径部33dが嵌合され
環状突部33cが形成される。
【0035】この第3の実施形態の消音器へのパイプ接
続構造では、バーリング部31の外周に沿って外方に突
出する環状突部31cを形成し、バーリング部31の環
状突部31cの外周にパイプ部材33を塑性変形して嵌
合したので、簡易な構造でシール性を従来より大幅に向
上することができる。また、この実施形態の消音器への
パイプ接続方法では、パイプ部材33の拡径部33dを
塑性変形し、バーリング部31の環状突部31cにパイ
プ部材33の拡径部33dを嵌合するようにしたので、
第3の実施形態の消音器へのパイプ接続構造を容易,確
実に得ることができる。
【0036】なお、上述した第1および第2の実施形態
では、ウレタン部材39を用いたバルジ加工装置37に
よりバルジ加工を行った例について説明したが、本発明
はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、
液圧によるバルジ加工,金属駒によるバルジ加工等を使
用しても良い。さらに、バルジ加工に加えて金属ローラ
ーにより変形加工を行っても良い。
【0037】また、上述した実施形態では、消音器23
のマフラーパイプ29への排気管の接続に本発明を適用
した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、例えば、マフラーパイプへの
フィニッシャーパイプの接続にも適用することができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の消音器へ
のパイプ接続構造では、バーリング部の外周にパイプ部
材を嵌合し、マフラーパイプ,バーリング部およびパイ
プ部材の外周に沿って外方に突出する環状突部を重合状
態で形成したので、簡易な構造でシール性を従来より大
幅に向上することができる。
【0039】請求項2の消音器へのパイプ接続構造で
は、バーリング部とパイプ部材の突き合わせ部の外周に
連結部材を被嵌し、バーリング部とパイプ部材の突き合
わせ部においてマフラーパイプ,バーリング部,パイプ
部材および連結部材の外周に沿って外方に突出する環状
突部を重合状態で形成したので、簡易な構造でシール性
を従来より大幅に向上することができる。
【0040】請求項3の消音器へのパイプ接続構造で
は、バーリング部の外周に沿って外方に突出する環状突
部を形成し、バーリング部の環状突部の外周にパイプ部
材を塑性変形して嵌合したので、簡易な構造でシール性
を従来より大幅に向上することができる。請求項4の消
音器へのパイプ接続方法では、バルジ加工により、マフ
ラーパイプ,バーリング部およびパイプ部材の外周に沿
って外方に突出する環状突部を重合状態で形成するよう
にしたので、請求項1の消音器へのパイプ接続構造を容
易,確実に得ることができる。
【0041】請求項5の消音器へのパイプ接続方法で
は、バルジ加工により、マフラーパイプ,バーリング
部,パイプ部材および連結部材の外周に沿って外方に突
出する環状突部を重合状態で形成するようにしたので、
請求項2の消音器へのパイプ接続構造を容易,確実に得
ることができる。請求項6の消音器へのパイプ接続方法
では、パイプ部材の拡径部を塑性変形し、バーリング部
の環状突部にパイプ部材の拡径部を嵌合するようにした
ので、請求項3の消音器へのパイプ接続構造を容易,確
実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消音器へのパイプ接続構造の第1の実
施形態を示す断面図である。
【図2】図1のマフラーパイプへのパイプ部材の接続方
法を示す説明図である。
【図3】本発明の消音器へのパイプ接続構造の第2の実
施形態を示す断面図である。
【図4】図3のマフラーパイプへのパイプ部材の接続方
法を示す説明図である。
【図5】本発明の消音器へのパイプ接続構造の第3の実
施形態を示す断面図である。
【図6】図5のマフラーパイプへのパイプ部材の接続方
法を示す説明図である。
【図7】従来の消音器へのパイプ接続構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
23 消音器 25 端板 25a 貫通穴 29 マフラーパイプ 31 バーリング部 33 パイプ部材 29a,31a,33a 環状突部 29b,31b,33b,47b 環状突部 31c,33c 環状突部 47 連結部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消音器(23)の端板(25)に形成さ
    れる貫通穴(25a)から外方に突出するマフラーパイ
    プ(29)の突出部に、パイプ部材(33)を接続する
    ための消音器へのパイプ接続構造において、 前記消音器(23)の端板(25)の前記貫通穴(25
    a)の周縁に沿って外方に突出するバーリング部(3
    1)を形成するとともに、このバーリング部(31)の
    外周にパイプ部材(33)を嵌合し、前記マフラーパイ
    プ(29),バーリング部(31)およびパイプ部材
    (33)の外周に沿って外方に突出する環状突部(29
    a,31a,33a)を重合状態で形成してなることを
    特徴とする消音器へのパイプ接続構造。
  2. 【請求項2】 消音器(23)の端板(25)に形成さ
    れる貫通穴(25a)から外方に突出するマフラーパイ
    プ(29)の突出部に、パイプ部材(33)を接続する
    ための消音器へのパイプ接続構造において、 前記消音器(23)の端板(25)の前記貫通穴(25
    a)の周縁に沿って外方に突出するバーリング部(3
    1)を形成するとともに、前記マフラーパイプ(29)
    の外周にパイプ部材(33)を嵌合し、前記バーリング
    部(31)とパイプ部材(33)の突き合わせ部の外周
    に連結部材(47)を被嵌し、前記バーリング部(3
    1)とパイプ部材(33)の突き合わせ部において前記
    マフラーパイプ(29),バーリング部(31),パイ
    プ部材(33)および連結部材(47)の外周に沿って
    外方に突出する環状突部(29b,31b,33b,4
    7b)を重合状態で形成してなることを特徴とする消音
    器へのパイプ接続構造。
  3. 【請求項3】 消音器(23)の端板(25)に形成さ
    れる貫通穴(25a)から外方に突出するマフラーパイ
    プ(29)の突出部に、パイプ部材(33)を接続する
    ための消音器へのパイプ接続構造において、 前記消音器(23)の端板(25)の前記貫通穴(25
    a)の周縁に沿って外方に突出するバーリング部(3
    1)を形成するとともに、このバーリング部(31)の
    外周に沿って外方に突出する環状突部(31c)を形成
    し、前記バーリング部(31)の前記環状突部(31
    c)の外周にパイプ部材(33)を塑性変形して嵌合し
    てなることを特徴とする消音器へのパイプ接続構造。
  4. 【請求項4】 消音器(23)の端板(25)に形成さ
    れる貫通穴(25a)から外方に突出するマフラーパイ
    プ(29)の突出部に、パイプ部材(33)を接続する
    ための消音器へのパイプ接続方法において、 前記消音器(23)の端板(25)の前記貫通穴(25
    a)の周縁に沿って外方に突出して形成されるバーリン
    グ部(31)の外周にパイプ部材(33)を嵌合した
    後、前記マフラーパイプ(29),バーリング部(3
    1)およびパイプ部材(33)の重合部をバルジ加工に
    より塑性変形し、前記マフラーパイプ(29),バーリ
    ング部(31)およびパイプ部材(33)の外周に沿っ
    て外方に突出する環状突部(29a,31a,33a)
    を重合状態で形成することを特徴とする消音器へのパイ
    プ接続方法。
  5. 【請求項5】 消音器(23)の端板(25)に形成さ
    れる貫通穴(25a)から外方に突出するマフラーパイ
    プ(29)の突出部に、パイプ部材(33)を接続する
    ための消音器へのパイプ接続方法において、 前記マフラーパイプ(29)の外周にパイプ部材(3
    3)を嵌合し、パイプ部材(33)の端面を前記消音器
    (23)の端板(25)の前記貫通穴(25a)の周縁
    に沿って外方に突出して形成されるバーリング部(3
    1)の端面に当接した後、前記バーリング部(31)と
    パイプ部材(33)の突き合わせ部の外周に連結部材
    (47)を被嵌し、前記バーリング部(31)とパイプ
    部材(33)の突き合わせ部において前記マフラーパイ
    プ(29),バーリング部(31),パイプ部材(3
    3)および連結部材(47)をバルジ加工により塑性変
    形し、前記マフラーパイプ(29),バーリング部(3
    1),パイプ部材(33)および連結部材(47)の外
    周に沿って外方に突出する環状突部(29b,31b,
    33b,47b)を重合状態で形成することを特徴とす
    る消音器へのパイプ接続方法。
  6. 【請求項6】 消音器(23)の端板(25)に形成さ
    れる貫通穴(25a)から外方に突出するマフラーパイ
    プ(29)の突出部に、パイプ部材(33)を接続する
    ための消音器へのパイプ接続方法において、 前記消音器(23)の端板(25)の前記貫通穴(25
    a)の周縁に沿って外方に突出して形成されるバーリン
    グ部(31)の外周に沿って外方に突出する環状突部
    (31c)を形成した後、前記バーリング部(31)の
    前記環状突部(31c)の外周をパイプ部材(33)の
    拡径部(33d)に挿入し、前記拡径部(33d)を塑
    性変形し、前記バーリング部(31)の前記環状突部
    (31c)に前記パイプ部材(33)の前記拡径部(3
    3d)を嵌合することを特徴とする消音器へのパイプ接
    続方法。
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