JPH11212144A - カメラのファインダ機構 - Google Patents

カメラのファインダ機構

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JPH11212144A
JPH11212144A JP10016185A JP1618598A JPH11212144A JP H11212144 A JPH11212144 A JP H11212144A JP 10016185 A JP10016185 A JP 10016185A JP 1618598 A JP1618598 A JP 1618598A JP H11212144 A JPH11212144 A JP H11212144A
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • G03B13/10Viewfinders adjusting viewfinders field
    • G03B13/12Viewfinders adjusting viewfinders field to compensate for change of camera lens or size of picture

Abstract

(57)【要約】 【課題】組み立て時にファインダ光学系のズーム位置ズ
レに特に留意することなく、容易に組み立てを行うこと
ができるファインダ駆動機構を有するカメラを提供す
る。 【解決手段】本カメラおいては、ズームレンズ鏡筒10
4は駆動モータ101によりズーム駆動ギヤ列102と
鏡枠駆動ギヤ列103を介してズーム駆動される。ま
た、ファインダ光学系108は、ズームレンズ鏡筒10
4に連動して駆動モータ101によりズーム駆動ギヤ列
102とファインダ駆動ギヤ列105と摩擦クラッチ機
構106とファインダカム71により駆動される。ファ
インダ光学系108が摩擦クラッチ機構106を介して
駆動されるので、レンズ鏡筒104との位相調整が容易
に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影光学系ととも
に進退駆動されるカメラのファインダ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラのファインダを駆動する機
構として提案されたものとして、特開平8−31397
5号公報に開示のファインダ駆動機構がある。このファ
インダ駆動機構は、鏡枠とファインダカムをギヤで連結
させ、レンズ鏡枠の進退、回動に連動してファインダ光
学系の進退駆動する機構であり、カメラの小型化を可能
とするものである。
【0003】上記ファインダ駆動機構を有するカメラ
は、光軸回りに回動自在で繰り出し位置と繰込み位置と
に進退可能な撮影レンズ鏡枠と、光軸方向に移動する可
動レンズを有するファインダと、上記鏡枠の進退時に鏡
枠の回動を上記ファインダの可動レンズへ伝達可能にす
るロングギヤおよびカム軸を具備している。そして、ロ
ングギヤとカム軸により上記レンズ鏡枠の回動力を上記
ファインダの可動レンズへ伝達せしめ、該可動レンズの
変倍駆動が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平8−31
3975号公報のファインダ駆動機構の場合、組み立て
時に鏡枠とファインダカムの位相を合わせる必要がある
ため、組立工数がかかりコストアップの要因になってい
た。また、組み立てミスがあると、分解と再組立が必要
となるなどの不具合もあった。
【0005】本発明は、上記の問題点を鑑み、組み立て
時にファインダ光学系のズーム位置ズレに特に留意する
ことなく、容易に組み立てを行うことができるカメラの
ファインダ機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
カメラのファインダ機構は、ファインダ光学系と、駆動
源と、上記ファインダ光学系に上記駆動源からの駆動力
を伝達する駆動力伝達手段と、この駆動力伝達手段に設
けられたクラッチ手段とを具備しており、上記駆動源に
より上記駆動力伝達手段を駆動し、上記クラッチ手段を
介してファインダ光学系が進退駆動される。
【0007】本発明の請求項2記載のカメラのファイン
ダ機構は、ズームレンズ鏡筒と、駆動源と、上記ズーム
レンズ鏡筒に上記駆動源からの駆動力を伝達する第1の
駆動力伝達手段と、ファインダ光学系と、このファイン
ダ光学系におけるレンズ群を駆動するファインダカム
と、このファインダカムに上記駆動源からの駆動力を伝
達する第2の駆動力伝達手段と、この第2の駆動力伝達
手段に設けられたクラッチ手段とを具備しており、上記
駆動源により第1の駆動力伝達手段を介してズームレン
ズ鏡筒が進退駆動され、さらに、上記駆動源により第2
の駆動力伝達手段とクラッチ手段を介してファインダ光
学系が駆動される。
【0008】本発明の請求項3記載のカメラのファイン
ダ機構は、撮影光学系と、ファインダ光学系と、駆動源
と、上記撮影光学系を駆動するための撮影光学系駆動機
構と、上記ファインダ光学系を駆動するためのファイン
ダカムを有するファインダ光学系駆動機構と、上記撮影
光学系駆動機構に上記駆動源からの駆動力を伝達する第
1の駆動力伝達手段と、上記ファインダカムに上記駆動
源からの駆動力を伝達する第2の駆動力伝達手段と、こ
の第2の駆動力伝達手段に設けられたクラッチ手段とを
具備しており、上記駆動源により第1の駆動力伝達手段
を介して撮影光学系駆動機構が駆動され、撮影光学系が
進退し、さらに、上記駆動源により第2の駆動力伝達手
段とクラッチ手段を介してファインダ光学系駆動機構の
ファインダカムが駆動され、ファインダが進退する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態
のファインダ機構が組み込まれるカメラの構成の概要を
示すブロック構成図である。
【0010】上記カメラの撮影光学系およびファインダ
光学系とその駆動機構部は、ズーム撮影光学系を有する
ズームレンズ鏡筒104と、それに連動するズームファ
インダ光学系108と、所定の方向に回転させることに
よりズームレンズ鏡筒104およびズームファインダ光
学系108をそれぞれズームアップ、ダウンさせ、ま
た、フィルム給送および撮影・ファインダ光学系駆動の
駆動源となる駆動モータ101と、第1の駆動力伝達手
段であって、駆動モータ101の回転を所定量減速して
鏡筒駆動ギヤ列に伝達するズーム駆動用のズーム駆動ギ
ヤ列102および上記ギヤ列102の駆動力をズーム鏡
筒104に伝達する鏡枠駆動ギヤ列103と、第2の駆
動力伝達手段であって、ファインダ駆動ギヤ列105と
クラッチ手段の摩擦クラッチ機構106からなるズーム
ファインダ駆動部107と、ファインダ光学系108を
進退駆動するファインダカム(以下、Fカムと記載す
る)71(図3参照)とで構成されている。
【0011】上記ズームファインダ光学系108は、図
2のファインダ光学系の模式図に示すように実像式ファ
インダであり、第1レンズ91と第2レンズ92と第3
レンズ93とダハプリズム94とで構成される対物レン
ズ群97、および、ペンタプリズム95と接眼レンズ9
6とで構成される接眼レンズ群98とからなり、上記第
1レンズ91と第2レンズ92を光軸方向に進退させる
ことにより所定の視野角が得られる。
【0012】第3レンズ93は、ファインダ本体(以
下、F本体と記載する)76(図3参照)に固定されて
おり、第1レンズ91,第2レンズ92を通ってきた光
をダハプリズム94に導く。
【0013】ダハプリズム94は、F本体76に固定さ
れており、第3レンズ93から入ってきた光を反射し
て、ペンタプリズム95に導く。上述したように第1レ
ンズ91,第2レンズ92,第3レンズ93,ダハプリ
ズム94で構成される本ズームファインダ光学系の対物
レンズ群97によって結像面99に像が結ばれる。
【0014】ペンタプリズ95は、F本体76に固定さ
れ、上記対物レンズ群97により結像された像を2回反
射して接眼レンズ96へと導くものである。接眼レンズ
96は、結像面99に結んだ像にピントが合うような位
置でF本体76に固定支持されているものである。
【0015】次に、上記ズームファインダ光学系を駆動
するズームファインダ駆動機構について、図3〜5を用
いて説明する。なお、図3は、ズームファインダ駆動機
構の縦断面図である。図4は、ファインダカムの展開図
である。図5は、ズームファインダ光学系とズーム鏡枠
との関係を示す駆動系統の模式図である。
【0016】図3に示すように、Fカム71は、外周上
にカム面71a,71bを有する円筒カムであり、F本
体76に対して対物レンズ群97を支持するファインダ
軸(以下、F軸と記載する)80と平行な状態で回動自
在に取り付けられている。また、Fカム71には摩擦ク
ラッチ機構106を形成するクラッチ板72a,72
b,72cと、クラッチバネ73と、ファインダギヤ
(以下、Fギヤと記載する)74,Eリング75が取り
付けられている。
【0017】第1レンズ91,第2レンズ92は、それ
ぞれカムフォロア91a,92aを有し、F本体76に
対物レンズ群97の略光軸方向に取り付けられたF軸8
0に摺動自在に嵌合している。上記カムフォロア91
a,92aは、それぞれ上記F軸80上に設置された第
1レンズバネ77,第2レンズバネ78により、上記カ
ム面71a,71bに常に当て付くようにバネ付勢され
ている。
【0018】図4は、上記Fカム71に設けられたカム
面71a,71bの展開図であるが、上記Fカム71が
回転することにより、上記第1レンズ91,第2レンズ
92は、それぞれカム面71a,71bにより、略光軸
方向に駆動され、ズームファインダ光学系の視野角をズ
ーム撮影光学系の焦点距離変化に対応して変化させる。
【0019】次に、撮影光学系およびファインダ光学系
のズーム駆動系統について説明する。図5の駆動系統の
模式図に示すように駆動モータ(M)101は、カメラ
の各駆動部を駆動するためのシーケンスモータである。
上記駆動モータ101は、ズーム駆動ギヤ列102を介
して、一方では、鏡枠駆動ギヤ列103を介してズーム
レンズ鏡筒104を駆動し、他方では、ズーム駆動ギヤ
列102およびファインダ駆動ギヤ列105およびファ
インダカムを介してズームファインダ光学系108を駆
動する。
【0020】ズーム駆動ギヤ列102は、所定の減速比
となるよう、ギヤ列で形成されており、ズームレンズ鏡
筒104を駆動するズーム鏡枠駆動ギヤ列103に連結
している。上記ズームレンズ鏡筒104は、内部にズー
ム撮影光学系を有し(図12参照)、鏡枠駆動ギヤ列1
03に駆動されることにより上記ズーム撮影光学系の焦
点距離を変化させる。
【0021】また、ズーム駆動ギヤ列102は、Fギヤ
74と噛合するFギヤ50(図11参照)に連結してお
り、Fギヤ74を介してズームファインダ光学系108
を駆動する。なお、ズーム駆動ギヤ列102とズーム鏡
枠駆動ギヤ列103の構成等については、後で詳細に説
明する。
【0022】上記Fギヤ50とFギヤ74とは、ファイ
ンダ駆動ギヤ列を構成する軸直角はすば歯車であって、
互いに噛合している。Fギヤ74の回転が摩擦クラッチ
機構106を介して上記Fカム71に伝達可能となって
いる。通常は、Fギヤ74が回転するとFカム71も一
体的に回転し、ズームファインダ光学系108を駆動す
る。また、ズームファインダ光学系108が位置規制状
態にあるときは、上記クラッチ機構106に滑りが発生
し、ファインダ光学系108の駆動は行われない。
【0023】次に、上記摩擦クラッチ機構106を含む
ズームファインダ駆動部107およびFカム71の構造
について詳細に説明する。図6は、摩擦クラッチ機構と
Fカムの分解斜視図である。Fカム71は、F本体76
(図3参照)に対してファインダ光軸と平行な軸部で回
動自在に支持されており、図4の展開図に示すカム面7
1a,71bを外周に有する円筒カムを有している。
【0024】さらに、上記Fカム71には軸部に平行な
略径方向に設けられた2つの平坦部71e,71fが設
けられている。その平坦面71e,71fがF本体76
の回動ストッパ部76aと第1レンズカムフォロア91
aに当接することによって(図7,8参照)、Fカム7
1の回動可能範囲が規制される。
【0025】クラッチ板72a,72b,72cは、中
央部にD字形の孔を有し、Fカム71の軸部のDカット
面71dに挿入され、軸方向に摺動自在で回転が規制さ
れた状態でFカム71に取り付けられる。したがって、
クラッチ板72a〜72cが回転すると、一体的にFカ
ム71が回転する。さらに、クラッチ板72aは、Fカ
ム71の受け面71hにクラッチバネ73のバネ力で当
て付けられ、クラッチバネ73は、クラッチ板72a,
72bの間で所定量チャージされて取り付けられる。
【0026】Fギヤ74は、軸直角はすば歯車であり、
Fカム71のDカット面71dを持つ軸部に挿入され、
回転自在に取り付けられる。さらに、Fギヤ74の軸方
向の両端には複数の突起74aが設けられており、その
突起74aがクラッチ板72b,72cと軸方向で当接
し、所定の摩擦力を発生せしめる。
【0027】E型リング75は、上記Fカム71の軸部
に設けられた溝71gに挿入して取り付けられ、上記ク
ラッチバネ73のバネ力を設定し、また、上記クラッチ
板72b,72c,Fギヤ74の軸方向への抜け出しを
防止する。
【0028】上述のようにクラッチバネ73のバネ力に
よりFギヤ74は、突起74aにてクラッチ板72b,
72cに挟み込まれた状態で保持される。この状態でF
ギヤ74を回転させた場合、Fカム71の回転負荷トル
クが所定トルク以下であれば、Fギヤ74の回転トルク
は、突起74aとクラッチ板72b,72c間の摩擦に
より、クラッチ板72b,72cに伝達される。そのと
き、前述したようにクラッチ板72b,72cは、Fカ
ム71のDカット面71dで回転規制されているので、
Fカム71は、一体的に回転する。
【0029】逆に、Fカム71の回転負荷トルクが所定
のトルク以上あった場合、もしくは、Fカム71が回転
規制された状態の場合、Fギヤ74は、突起74aとク
ラッチ板72b,72cの間ですべり、Fギヤ74のみ
が回転駆動される。
【0030】図7,8は、ズームファインダ駆動部10
7をFカム周りの被写体側からみた断面図であって、F
カム71がそれぞれ時計回りDA 方向(図7)、また
は、反時計回りDB 方向(図8)に回動して平坦部71
e、または、71fがF本体の回転ストッパ76aに直
接、または、カムフォロア91aを介して当接した状態
を示している。なお、第1レンズ91は、図7上で時計
方向に付勢されている。第2レンズ92も同様の方向に
付勢されている。
【0031】F本体回転ストッパ76aは、F本体76
上に形成されている。Fカム71を時計回りのDA 方向
に回転した際、Fカム71の平坦部71eが回転ストッ
パ76aの平坦部76bに当接し、Fカム71のDA方
向の回転が規制される。この状態でFカム71の回転位
置がファインダ光学系のテレ位置となるように回転スト
ッパ76aの位置が設定、または、調整される。
【0032】一方、Fカム71を反時計回りのDB 方向
に回転させた場合、第1レンズカムフォロア91aがF
カム71の平坦部71fと回転ストッパ76aの平坦部
76cで挟み込まれ、Fカム71のDB 方向の回転が規
制される。このときのFカム71の回転位置がファイン
ダ光学系のワイド位置となるように回転ストッパ76a
が位置を設定、または、調整される。
【0033】上述の回転規制状態で更にFカム71をD
A 方向、または、DB 方向に回転させようとして、Fギ
ヤ74を駆動しても、Fギヤ74の突起74aとクラッ
チ板72b,72cの間で滑りが発生して、Fカム71
は回転せず、Fギヤ74のみが回転し、ファインダ光学
系108のテレ状態、または、ワイド状態が維持され
る。
【0034】次に、ズームレンズ鏡筒104上述のズー
ムファインダ駆動部107のズーム動作について説明す
る。図1の駆動モータ101を所定の方向に回転させる
ことによりズーム駆動ギヤ列102等を介してズーム鏡
枠104およびズームファインダ光学系108をズーム
アップ、または、ズームダウンさせることができる。
【0035】上記ズーム駆動ギヤ列102は、モータ1
01の回転トルクを所定量減速して鏡枠駆動ギヤ列10
3およびズームファインダ駆動部107に伝達するため
のギヤ列である。また、上記鏡枠駆動ギヤ列103は、
ズーム駆動ギヤ列102から伝達された駆動力をズーム
レンズ鏡筒104に伝達するためのギヤ列である。
【0036】上記鏡枠駆動ギヤ列103より伝達された
駆動力により、後述するズームレンズ鏡筒104のズー
ム撮影光学系を駆動して、焦点距離を変化させ、撮影光
学系のズームアップ、ダウンが行われる。
【0037】また、同様にズーム駆動ギヤ列103によ
り駆動されるズームファインダ駆動部107にてファイ
ンダ駆動ギヤ列105が駆動され、さらに、その駆動力
が摩擦クラッチ機構106からFカム71に伝達され、
ファインダ光学系108の第1レンズ91,第2レンズ
92がズーム駆動される。
【0038】次に、図3,7,8等を用いて摩擦クラッ
チ機構106の作用について説明する。ファインダ駆動
ギヤ列105によりFギヤ74を回転させるとき、Fギ
ヤ74は、クラッチバネ73によりクラッチ板72b,
72cに押圧されているので、その摩擦力により、Fギ
ヤ74の回転トルクは、クラッチ板72b,72cに伝
達される。このとき、クラッチ板72b,72cは、F
カム71に対して回転規制されているので、クラッチ板
72b,72cが回転すれば、Fカム71も一体的に回
転する。
【0039】しかしながら、Fギヤ74と、クラッチ板
72b,72cとの駆動力の伝達は摩擦力により行って
いるので、Fカム71の回転トルクが所定トルク以上あ
るか、もしくは、Fカム71の回転が規制されている状
態では、Fギヤ74は、クラッチ板72b,72cとの
間ですべりが発生し、Fギヤ74のみが回転する。
【0040】上記Fカム71の回転トルクとしては、第
1レンズ91,第2レンズ92を略光軸方向に駆動する
トルク(以下、ファインダ駆動トルクと記載する)TD
が必要であり、第1レンズバネ77、第2レンズバネ7
8のバネ力と、カム面71a,71bのリード角、およ
び、カムフォロア91a,92bとカム面71a,71
bとの間の摩擦係数に支配され、決定される。
【0041】また、Fギヤ74がクラッチ板72b,7
2cの間ですべり始めるトルク(以下、スリップトルク
と記載する)TS は、上記のファインダ駆動トルクTD
よりも充分大きなトルクとなるように設定されている。
【0042】そこで、スリップトルクTS を求めると、
クラッチバネ73の力量Fとクラッチ板72b,72c
とFギヤ74との間の摩擦係数をμとし、Fギヤ74が
クラッチ板72b,72cに接触している突起74aの
位置、すなわち、Fギヤ74の回転中心からの距離をR
とすると、以下のように表せる。すなわち、 TS =2RμF ……(1) となる。上記(1)式に基づいて、スリップトルクTS
がファインダ駆動トルクTD よりも大きくなるようにF
ギヤ74、クラッチ板72b,72cの材質、クラッチ
バネ73の力量、突起74aの位置を設定する。
【0043】上述したように、 スリップトルクTS >ファインダ駆動トルクTD となるように設定されているので、Fカム71が回転規
制されないうちはFギヤ74の回転力はFカム71まで
伝達され、第1レンズ91、第2レンズ92を駆動し、
ズーム撮影光学系の焦点距離変化に合わせて、ズームフ
ァインダ光学系の視野角を変化させることができる。
【0044】次に、上記摩擦クラッチ機構106による
ファインダ光学系とレンズ鏡筒とのズーム位置のずれ調
整動作について説明する。図7に示す状態ではFカム7
1は、平坦部71eが、F本体のストッパ76aの平坦
部76bに当て付いており、これ以上DA 方向には回転
できないようになっている。さらに、Fカム71をDA
方向に回転させようとしてFギヤ74を回転させても前
述したようにFギヤ74のみ回転し、Fカム71は回転
しない。
【0045】図8に示す状態ではFカム71は、平坦部
71fがカムフォロア91aを介してF本体ストッパ7
6aの平坦部76cに当て付いているため、Fカム71
をDB 方向に回転させようとしても、図7の場合と同様
にFギヤ74のみ回転し、Fカム71は回転しない。
【0046】前述したようにFカム71を回転規制する
ストッパ76aの位置をそれぞれテレ位置、ワイド位置
となるように設定してある。したがって、もし、ズーム
ファインダ光学系108の視野角と、ズームレンズ鏡筒
104のズーム撮影光学系の焦点距離との関係にずれが
生じたとしてもズーム撮影光学系を、一旦、テレもしく
はワイドまでズーミングすれば、ズームファインダ光学
系108とのズーム位置関係を合致させることができ
る。
【0047】例えば、ズームファインダ光学系108の
方が、ズームレンズ鏡筒104のズーム撮影光学系より
もテレ側にある場合、ズーム撮影光学系をテレ方向に駆
動すると、図7のようにFカム71の平坦部71eがフ
ァインダ本体の回転ストッパ76aに当て付く。そし
て、ズーム撮影光学系がテレ位置に到達するまで摩擦ク
ラッチ機構106が作用して、クラッチ板72c,72
bがスリップし、ズームファインダ光学系108はその
ままテレ状態に保持される。ズーム撮影光学系がテレ位
置に到達すると、ズーム撮影光学系とズームファインダ
光学系108が共にテレ状態となり、調整動作が終了す
る。
【0048】また、逆にズームファインダ光学系108
がズーム撮影光学系よりもワイド側にある場合は、ズー
ムレンズ鏡筒104のズーム撮影光学系を、一旦、ワイ
ドまで駆動すれば、同様にズーム撮影光学系とズームフ
ァインダ光学系108が共にワイド状態となる。
【0049】次に、上記図1の各ギヤ列を含む駆動機構
やズームレンズ鏡筒やズームファインダ光学系等が組み
込まれるカメラのカメラ本体のユニット,ギヤ駆動系,
レンズ鏡筒等の構造について説明する。まず、本実施の
形態の機構部が組み込まれるカメラのカメラ本体構造に
ついて図9のカメラ本体部の分解斜視図を用いて説明す
る。
【0050】図9に示すように上記カメラ本体は、スプ
ール室を形成するスプール室ユニット1と、パトローネ
室を形成するパトローネ室ユニット2と、略平板形状の
連結部材(第1の連結部材)であるレール部材3と、撮
影レンズ5aを保持する後述のズームレンズ鏡筒104
を内蔵するレンズ鏡筒ユニット5と、カメラ本体の前面
側から各構成ユニットの連結を補強する略平板形状の連
結部材(第2の連結部材)である連結補強部材4と、カ
メラ本体の底面側から各構成ユニットの連結を補強する
細長の略平板状の連結部材(第3の連結部材)である下
部連結部材6等によって構成されている。
【0051】なお、上記スプール室ユニット1には、撮
影済みのロール状フイルムを巻き取るスプール軸9が回
動自在に配設されている。パトローネ室ユニット2に
は、未撮影のロール状の感光フイルムが巻回され、収納
されているフイルムパトローネ(図示せず)が装填され
る。上記レール部材3は、アパーチャ開口部3a及びガ
イドレール(図示せず)を有し、上記スプール室ユニッ
ト1、上記パトローネ室ユニット2及びレンズ鏡筒ユニ
ット5を連結する部材である。
【0052】上記レール部材3は、上述したように少な
くとも略中央部のアパーチャ開口部3aと、裏面側に設
けられたガイドレールを有して形成されていて、上記ア
パーチャ開口部3aは、上記レンズ鏡筒ユニット5から
の光束を通過させて画面枠を形成し、上記ガイドレール
は、カメラの裏蓋(図示せず)に設けられた圧板(図示
せず)等と共に、ロール状フイルムの幅方向の両側縁部
を押えてフイルムの平面性を確保すると共に、上記アパ
ーチャ開口部3aに対するフイルムの位置を規定する作
用を行う。
【0053】上記連結補強部材4には、略中央部にレン
ズ鏡筒ユニット5の外径と略同形同寸法の開口4aが設
けられており、この開口4aの周縁部の所定位置に鏡筒
ユニット取付用の3つの透孔4eが穿設されている。ま
た、上記連結補強部材4の両端縁部には、スプール室ユ
ニット1及びパトローネ室ユニット2への取付用のそれ
ぞれ2つの透孔4fが穿設されている。
【0054】上記レンズ鏡筒ユニット5は、筒形状に形
成されており、上述したように内部に撮影レンズ5a等
を有している。そして、上記レンズ鏡筒ユニット5の外
周面上の中程の左右には、上記透孔4eに対応するビス
孔5eが所定位置に穿設されたリブ部5hが一体的に配
設されている。
【0055】さらに、上記レンズ鏡筒ユニット5の後端
部には、略平板形状の鏡筒取付板5fが一体に取り付け
られている。この鏡筒取付板5fには、その略中央部に
上記レンズ鏡筒ユニット5の外径と略同形同寸法の開口
(図示せず)が設けられている。また、上記鏡筒取付板
5fの四隅には、上記レール部材取付用のそれぞれ4つ
のビス孔5gが設けられている。なお、図9では上記4
つのビス孔5gのうち、3つを図示している。
【0056】なお、上記レンズ鏡筒ユニット5の上記リ
ブ部5h及び鏡筒取付板5fは、レンズ鏡筒ユニット5
と一体成型により形成するようにしても良いし、また、
レンズ鏡筒ユニット5とは別体に形成して接着剤等の接
着手段等によって上記鏡筒5の所定位置にそれぞれ接着
しても良い。また、上記レンズ鏡筒ユニット5のリブ部
5h及び鏡筒取付板5fは、撮影レンズ5aの光軸O1
に対して直交するように配設されている。
【0057】上記レール部材3は、その長辺方向の両端
縁部がそれぞれ前方面に向けて直角に折り曲げられて形
成された曲折部3e,3eeを有し、一方の曲折部3e
には、スプール室ユニット取付用の2つの透孔3fが、
他の曲折部3eeにはパトローネ室ユニット取付用の2
つの透孔3ffがそれぞれ穿設されている。
【0058】また、上記レール部材3の略中央部には、
上記アパーチャ開口部3aが設けられ、上述したように
画面枠を形成している。このアパーチャ開口部3aの周
縁部には、上記レンズ鏡筒ユニット5の鏡筒取付板5f
がレール部材3と連結される際に、上記鏡筒取付板5f
のビス孔5gと対向する位置に4つの透孔3gが穿設さ
れている。なお、図9では4つの透孔3gのうち、3つ
のみ図示している。
【0059】一方、上記スプール室ユニット1の前面の
レンズ鏡筒ユニット側には、このスプール室ユニット1
を上記連結補強部材4と連結させるための、上記透孔4
fに対向する2つのビス孔1cが設けられた連結部1b
が配設されている。そして、上記スプール室ユニット1
の内側面、即ちレンズ鏡筒ユニット側の側面には、この
スプール室ユニット1を上記レール部材3に連結するた
めの2つのビス孔(図示せず)が設けられており、さら
に底面には、このスプール室ユニット1を上記下部連結
部材6上に保持するための2つのビス孔(図示せず)が
設けられている。
【0060】他方、上記パトローネ室ユニット2にも、
上述のスプール室ユニット1と同様に、前面のレンズ鏡
筒ユニット5側にパトローネ室ユニット2を上記連結補
強部材4と連結させるための上記透孔4fに対向する2
つのビス孔2cが設けられた連結部2bが配設されてい
て、上記パトローネ室ユニット2の内側面、つまりレン
ズ鏡筒ユニット側の側面には、このパトローネ室ユニッ
ト2を上記レール部材3に連結するための2つのビス孔
2dが設けられており、さらに底面には、このパトロー
ネ室ユニット2を上記下部連結部材6上に保持するため
の2つのビス孔(図示せず)が設けられている。
【0061】そして、上記下部連結部材6の左右の側縁
部には、上記スプール室ユニット1及びパトローネ室ユ
ニット2の底面に設けられた上記ビス孔(図示せず)と
それぞれ対向する位置に4つの透孔6aが穿設されてい
る。
【0062】レンズ鏡筒ユニット5の上部にはファイン
ダ光学系108等のファインダユニットを収容するF本
体76が固着して配設される。すなわち、ビス76eに
よりF本体76の取り付け穴76fを通してレンズ鏡筒
ユニット5のネジ穴5iで固定される。なお、F本体7
6には、ファインダ光学系の他に測距窓76b,76d
と、ファインダ窓76c等も配設されている。
【0063】上述のように形成された上記各構成ユニッ
トを互いに連結することで、本実施形態のカメラのカメ
ラ本体が組み立てられる。
【0064】次に、本実施形態の機構部が組み込まれる
カメラにおいて、カメラ本体に組み込まれ、駆動モータ
101,ズーム駆動ギヤ列102,鏡枠駆動ギヤ列10
3等を有する駆動力伝達機構について説明する。図10
は、上記駆動力伝達機構の駆動系の駆動モータと切り換
え機構部周りの分解斜視図であり、図11は、上記駆動
系の切り換え機構以降の分解斜視図である。
【0065】上記駆動力伝達機構の駆動系の構成を主に
図10,11を参照して説明すると、上記各被駆動系の
駆動源となる駆動モータ101は、前記スプール室ユニ
ット1に固定された地板に固着支持されている。上記駆
動モータ101の出力軸の固着されたピニオンギヤ12
は、キャリアA14に回転自在に取り付けられている3
つの遊星ギヤ13に噛合している。上記キャリアA14
の固着されている太陽ギヤ14aは、キャリアB16に
回転自在に取り付けられている3つの遊星ギヤ15に噛
合している。また、キャリアB16には太陽ギヤ16a
が固着されている。上記遊星ギヤ13,15は、スプー
ル室ユニット1内の地板に設けられたインターナルギヤ
に噛合している。
【0066】なお、上記遊星ギヤ13,太陽ギヤ14
a,遊星ギヤ15,太陽ギヤ16aおよびインターナル
ギヤは、太陽ギヤ16aを出力とする遊星減速機構を構
成する。
【0067】上記キャリアB16の太陽ギヤ16aは、
回転自在に支持されているキャリアアーム17の先端部
に配設された遊星ギヤ18と常時噛合している。遊星ギ
ヤ18は、キャリアアーム17にフリクションをもって
回転自在に取りつけられており、自転,公転可能な状態
で支持される。
【0068】係止レバー20は、スプール室ユニット1
に揺動可能に支持されており、ピン20a,20bを有
している。上記ピン20aは、電磁石であるプランジャ
21の可動鉄心21aに係合している。プランジャ21
のオンオフによる可動鉄心21aの吸引,解放に伴っ
て、係止レバー20が揺動する。なお、可動鉄心21a
は、バネ21bによりA方向に付勢されている。
【0069】上記プランジャ21がオン状態となると、
上記係止レバー20は、ピン20bが上記キャリアアー
ム17との係止状態から解除される位置に回動し、キャ
リアアーム17の反時計回り、または、時計回りの回動
が可能な状態となる。上記キャリアアーム17の回動位
置によって、遊星ギヤ18は、2段ギヤ31,2段ギヤ
22,2段ギヤ24の何れかに噛合する。
【0070】すなわち、キャリアアーム17が反時計回
りの規制位置にあるときは、遊星ギヤ18は、2段ギヤ
31の平歯車部31aと噛合する。キャリアアーム17
が時計回りの規制位置にあるときは、遊星ギヤ18は、
2段ギヤ24の平歯車部24aと噛合する。また、キャ
リアアーム17で規制されずに反時計回りに回動したと
きは、遊星ギヤ18は、2段ギヤ22の大径ギヤ部22
aと噛合する。
【0071】なお、上記2段ギヤ31は、平歯車部31
aとはすば歯車部31bとからなり、上記2段ギヤ22
は、大径歯車部22aと小径歯車部22bとからなり、
上記2段ギヤ24は、平歯車部24aと傘歯車部24b
とからなるものとする。また、上記キャリアアーム17
の回動位置の検出は、キャリアアーム17に取り付けら
れた反射板をフォトリフレクタ(以下、PRと記載す
る)19により検出することによって行われるものとす
る。
【0072】上記遊星ギヤ18が噛合可能である2段ギ
ヤ22の小径ギヤ部22bは、2段ギヤ23の大径ギヤ
部23aと噛合しており、2段ギヤ23の小径ギヤ23
a部は、スプール室のスプール軸9(図9参照)に設け
られたギヤ(図示せず)と噛合している。
【0073】上記遊星ギヤ18が噛合可能である2段ギ
ヤ24の傘歯車部24bは、傘歯車部25aと平歯車部
25bからなる2段ギヤ25の傘歯車部25aに噛合し
ている。さらに、その2段ギヤ25の平歯車部25b
は、平歯車26に噛合している。上記平歯車26が固着
されたシャフト27にはウォーム28が固着され、ウォ
ーム28は、ウォームホイール29に噛合している。さ
らに、ウォームホイール29は、リワインド(以下、R
Wと記載する)ギヤ30と噛合している。RWギヤ30
には、RWフォーク30aが出入り自在に連結されてい
る。
【0074】なお、上記平歯車26とウォーム28が固
着されたシャフト27は、前記下部連結部材6に取り付
けられており、ウォームホイール29とRWギヤ30
は、パトローネ室ユニット2に配設されている。
【0075】上記遊星ギヤ18が噛合可能である2段ギ
ヤ31のはすば歯車部31bは、アイドルギヤ32と噛
合している。アイドルギヤ32は、図11に示すように
はすば歯車部33aと太陽歯車部33bからなる2段ギ
ヤ33のはすば歯車部33aに噛合している。その2段
ギヤ33の太陽歯車部33bは、3つの遊星歯車35に
噛合している。
【0076】上記遊星歯車35は、平歯車部36aを有
するキャリアZ36に回転自在に支持され、内歯車部3
4aと外歯車部34bからなる内外歯車34の内歯車部
34aに噛合している。なお、上記太陽歯車部33bと
遊星歯車35とキャリアZ36と内外歯車34は、遊星
減速機構を構成する。
【0077】上記内外歯車34の外歯車34bは、大径
歯車37aと小径歯車部37bからなる2段ギヤ37の
大径歯車37aと噛合している。さらに、上記2段ギヤ
37の小径歯車部37bは、平歯車部38aと送りネジ
部38bからなる送りネジ38の平歯車部38aと噛合
している。上記送りネジ部38bにはナット39が螺合
しており、ナット39を介してストロボ装置が駆動され
る。
【0078】なお、上記2段ギヤ31からナット39ま
での各部材は、前記スプール室ユニット1に取り付けら
れている。
【0079】上記内外歯車34の外歯車34bは、平歯
車部40aとウォーム40b部とからなる2段ギヤ40
の平歯車部40aと噛合している。さらに、2段ギヤ4
0のウォーム40bは、ウォームホイール部41aと平
歯車部41bからなる2段ギヤ41のウォームホイール
部41aと噛合しており、上記平歯車部41bは、後述
するズームレンズ鏡筒104のセット駆動用のロングギ
ヤ42に噛合している。上記ロングギヤ42の回転によ
りズームレンズ鏡筒104の沈胴位置への進退駆動が行
われる。
【0080】なお、上記2段ギヤ40と2段ギヤ41
は、前記下部連結部材6に取り付けられている。また、
ロングギヤ42は、レンズ鏡筒ユニット5に取り付けら
れている。
【0081】上記キャリアZ36の平歯車部36aは、
シャフト44の固着された平歯車43に噛合している。
シャフト44には平歯車45が固着されている。その平
歯車45は、平歯車部46aとウォーム部46bからな
る2段ギヤ46の平歯車部46aに噛合し、さらに、ウ
ォーム部46bは、ウォームホイール部51aと平歯車
部51bからなる2段ギヤ51のウォームホイール部5
1aと噛合している。上記平歯車部51bは、後述する
ズームレンズ鏡筒104のズーム駆動用のロングギヤ5
2に噛合している。このロングギヤ52の回転によりズ
ームレンズ鏡筒104のズーム駆動が行われる。
【0082】なお、上記ウォーム部46bまでの駆動ギ
ヤ列が前記図1のズーム駆動ギヤ列102に対応する。
また、ウォームホィール51aからロングギヤ52まで
が図1の鏡枠駆動ギヤ列に対応するすることになる。
【0083】また、ウォーム部46bは、シャフト49
の固着されたウォームホイール48に噛合しており、上
記シャフト49にははすば歯車であって、ファインダ駆
動ギヤ105のFギヤ50が固着されている。このFギ
ヤ50は、同じくハスバ歯車のFギヤ74に噛合してお
り、摩擦クラッチ機構106、さらに、Fカム71を回
転駆動し、ファインダ光学系108のズーム駆動を行
う。
【0084】なお、上記平歯車43と2段ギヤ46と2
段ギヤ51は、前記下部連結部材6に取り付けられてい
る。また、ロングギヤ42,52は、レンズ鏡筒ユニッ
ト5のズームレンズ鏡筒104に組み込まれている。
【0085】次に、本実施形態のカメラのレンズ鏡筒ユ
ニット5(図9参照)に組み込まれるズームレンズ鏡筒
104の構成について、図12の分解斜視図を用いて説
明する。
【0086】上記レンズ鏡筒104は、移動枠周りの部
材とカム枠周りの部材とから構成される。上記移動枠周
りの部材は、主にカメラ本体等に固着されて支持される
固定枠61と、固定枠61に対して進退と回動が可能な
移動枠62と、固定枠61にガイドされ、回動しない状
態で該移動枠62と同時に進退駆動されるフロートキー
64と、フロートキー64に対して回転方向に自由、進
退方向に一体の状態で進退駆動されるセット枠65と、
駆動力伝達機構を介して駆動され、セット枠65を回転
駆動するセット駆動用ロングギヤ42と、駆動力伝達機
構を介して駆動され、移動枠62を回転駆動するズーム
駆動用ロングギヤ52とで構成されている。なお、図1
2において、O1 は、撮影レンズ光軸を示し、O2 は、
レンズ鏡枠の中心軸を示す。
【0087】なお、上記移動枠62は、固定枠61に対
して収納されたときの位置である沈胴位置と、セットア
ップ位置である撮影可能位置との間を進退可能であり、
さらに、ズーミング時には回動駆動される。また、ロン
グギヤ42,52の一端は、押さえ板53,54により
固定枠61に支持されている。
【0088】上記カム枠周りの部材は、主に移動枠62
に回転方向をガイドされ、フロートキー64のカムによ
り進退駆動されるカム枠63と、フロートキー64に回
転方向をガイドされて、カム枠63のカムによって進退
駆動される第1群ズーム枠(以下、1Z枠と記載する)
66と、1Z枠66と一体的に進退駆動され、フロート
キー64に回動方向をガイドされ、結果として、1Z枠
66の回転を規制するシャッタ本体(以下、S本体と記
載する)67と、1Z枠66に支持され、撮影レンズ5
aの第1群レンズを支持する第1群レンズ保持枠(以
下、1G枠と記載する)69と、S本体67に摺動自在
に支持され、カム枠63のカムにより進退駆動され、撮
影レンズ5aの第2群レンズを支持する第2群レンズ保
持枠(以下、2G枠と記載する)70とで構成されてい
る。
【0089】なお、上記2G枠70は、軸55により光
軸方向に移動可能に支持され、バネ56によりカム枠6
3のカムに当接される。また、ズーム動作のための移動
枠62の回動駆動は、固定枠61に保持されたセット動
作領域の移動長に対応する軸方向に長い平歯車形状のズ
ーム駆動用ロングギヤ52を回転させ、該ギヤにギヤ結
合している移動枠62を回動して行われる。
【0090】上記移動枠62の沈胴位置と突出位置間の
セットアップ,セットダウンのための進退動作は、セッ
ト枠65を回動駆動し、進退駆動させることによって行
われる。すなわち、固定枠61に回動自在に支持され、
セット動作領域の移動長に十分対応する軸方向に長い平
歯車形状のセット駆動用ロングギヤ42を前記平歯車部
41b(図11参照)で回転させ、該ロングギヤ42に
噛合しているギヤ65aを介してセット枠65を回転さ
せながら固定枠61のカム61bにより光軸O1 方向に
移動させ、その移動に伴って移動枠62が進退駆動され
る。
【0091】以上、説明したように本実施の形態のカメ
ラのファインダ機構によれば、ファインダ光学系を駆動
する駆動力伝達手段にクラッチ手段を設けたことによ
り、ズームファインダ光学系108とズームレンズ鏡筒
104のズーム撮影光学系のズーム位置を組み立て後に
合わせることができ、従来のカメラのように組み立て時
にFカム71とレンズ鏡筒104の位相を合わせる必要
がないので、組み立て工数の削減によるコストダウンが
可能で、組み立てミスを防止できる。さらに、1台1台
調整するので、鏡枠とファインダの関係をより精度よく
合わせることができる。
【0092】また、ユーザーが使用中に何らかの力が加
わり鏡枠とファインダの関係がくずれたとしても一旦鏡
枠をテレ、もしくは、ワイドまで駆動することにより、
鏡枠とファインダの関係を正しくすることができる。こ
のようにして鏡枠とファインダの関係を簡単に合わせる
ことができる。
【0093】なお、本実施の形態では、鏡枠とファイン
ダの関係を合わせているが、本発明はこれに限らず、例
えば、ストロボのポップアップ機構と鏡枠の関係を合わ
せる調整構造に適用することも可能である。
【0094】(付記)上述の実施の形態に基づいて、以
下の構成を得ることができる。すなわち、 (1)ファインダ光学系と、駆動源と、上記ファインダ
光学系に上記駆動源からの駆動力を伝達する駆動力伝達
手段と、この駆動力伝達手段に設けられたクラッチ手段
と、を具備することを特徴とするカメラのファインダ機
構。
【0095】(2)ズームレンズ鏡筒と、駆動源と、上
記ズームレンズ鏡筒に上記駆動源からの駆動力を伝達す
る第1の駆動力伝達手段と、ファインダ光学系と、この
ファインダ光学系におけるレンズ群を駆動するファイン
ダカムと、このファインダカムに上記駆動源からの駆動
力を伝達する第2の駆動力伝達手段と、この第2の駆動
力伝達手段に設けられたクラッチ手段と、を具備するこ
とを特徴とするカメラのファインダ機構。
【0096】(3)ズームレンズ鏡筒、駆動源と、上記
ズームレンズ鏡筒に上記駆動源からの駆動力を伝達する
第1の駆動力伝達手段と、ファインダ光学系と、このフ
ァインダ光学系におけるレンズ群を駆動することによ
り、ファインダ光学系における観察倍率を偏光するファ
インダカムと、このファインダカムに上記駆動源からの
駆動力を伝達する第2の駆動力伝達手段と、この第2の
駆動力伝達手段に設けられたクラッチ手段と、を具備す
ることを特徴とするカメラのファインダ機構。
【0097】(4)撮影光学系と、ファインダ光学系
と、駆動源と、上記撮影光学系を駆動するための撮影光
学系駆動機構と、上記ファインダ光学系を駆動するため
のファインダ光学系駆動機構と、上記撮影光学系駆動機
構に上記駆動源からの駆動力を伝達する第1の駆動力伝
達手段と、上記ファインダカムに上記駆動源からの駆動
力を伝達する第2の駆動力伝達手段と、この第2の駆動
力伝達手段に設けられたクラッチ手段と、を具備するこ
とを特徴とするカメラのファインダ機構。
【0098】(5)上記付記4において、上記撮影光学
系は上記駆動源の駆動力によって少なくとも焦点距離が
変更される。
【0099】(6)上記付記4において、上記ファイン
ダ光学系は上記駆動源の駆動力によって観察倍率が変更
される。
【0100】(7)上記付記4において、上記撮影光学
系は上記駆動源の駆動力によって、撮影不能位置から撮
影可能位置へ変位される。
【0101】(8)上記付記1,2,3,4において、
上記クラッチ手段は摩擦クラッチである。
【0102】(9)上記付記1,2,3,4において、
上記クラッチ手段は噛み合いクラッチである。
【0103】(10)上記付記1,2,3,4におい
て、上記クラッチ手段はスリップクラッチである。
【0104】(11)上記付記2,3,4において、上
記第2の駆動力伝達手段には少なくとも一本のシャフト
が設けられている。
【0105】(12)上記付記2,3,4において、上
記第2の駆動力伝達手段には少なくとも一つのはすば歯
車が設けられている。
【0106】(13)上記付記2,3,4において、上
記第1の駆動力伝達手段と第2の駆動力伝達手段とは、
一部が共用されている。
【0107】(14)上記付記8,9,10において、
さらに、ファインダ光学系を駆動するファインダカムを
有し、上記クラッチ機構は、上記ファインダカムに取り
付けられている。
【0108】(15)上記付記14において、さらに、
上記ファインダカムの移動位置を規制するストッパを有
する。
【0109】(16)上記付記15において、上記スト
ッパは、ファインダ光学系を用いる。
【0110】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
記載のカメラのファインダ機構によれば、駆動力伝達手
段にクラッチ手段を設けたことにより、組立後のズーム
ファインダ光学系の位相調整が容易になる。
【0111】本発明の請求項2記載のカメラのファイン
ダ機構によれば、第2の駆動力伝達手段にクラッチ手段
を設けたことにより、組立後のファインダ光学系とズー
ムレンズ鏡筒の位相調整が容易になり、組み立て工数の
削減によるコストダウンが可能となり、組み立てミスも
防止できる。
【0112】本発明の請求項3記載のカメラのファイン
ダ機構によれば、第2の駆動力伝達手段にクラッチ手段
を設けたことにより、組立後のファインダ光学系と撮影
光学系の位相調整が容易になり、組み立て工数の削減に
よるコストダウンが可能となり、組み立てミスも防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のファインダ機構を内蔵
するカメラの構成の概略を示すブロック構成図。
【図2】図1のカメラのファインダ光学系の構成を示す
模式図。
【図3】図1のカメラのズームファインダ駆動機構の縦
断面図。
【図4】図1のカメラのファインダカムの展開図。
【図5】図1のカメラのズームファインダ光学系とズー
ム鏡枠との関係を示す駆動系統の模式図である。
【図6】図1のカメラのズームファインダ駆動部の摩擦
クラッチとFカムの分解斜視図。
【図7】図1のカメラのズームファインダ駆動機構をF
カム周りの被写体側からみた断面図であって、Fカムを
時計回りに回動した状態を示す。
【図8】図1のカメラのズームファインダ駆動機構をF
カム周りの被写体側からみた断面図であって、Fカムを
反時計回りに回動した状態を示す。
【図9】図1のカメラのカメラ本体部の分解斜視図。
【図10】図1のカメラにおける駆動力伝達機構の駆動
系の駆動モータと切り換え機構部周りの分解斜視図。
【図11】図1のカメラにおける駆動力伝達機構の駆動
系の切り換え機構以降の分解斜視図。
【図12】図1のカメラのズームレンズ鏡筒の分解斜視
図。
【符号の説明】
71……Fカム(ファインダカム) 101……駆動モータ(駆動源) 102……ズーム駆動ギヤ列(駆動力伝達手段,第1の
駆動力伝達手段,撮影光学系駆動機構) 103……鏡枠駆動ギヤ列(駆動力伝達手段,第1の駆
動力伝達手段,撮影光学系駆動機構) 104……ズームレンズ鏡筒 105……ファインダ駆動ギヤ列(駆動力伝達手段,第
2の駆動力伝達手段,ファインダ光学系駆動機構) 106……摩擦クラッチ機構(クラッチ手段) 107……ズームファインダ駆動部 (駆動力伝達手段,第2の駆動力伝達手段,ファインダ
光学系駆動機構) 108……ズームファインダ光学系(ファインダ光学
系)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダ光学系と、 駆動源と、 上記ファインダ光学系に上記駆動源からの駆動力を伝達
    する駆動力伝達手段と、 この駆動力伝達手段に設けられたクラッチ手段と、 を具備することを特徴とするカメラのファインダ機構。
  2. 【請求項2】 ズームレンズ鏡筒と、 駆動源と、 上記ズームレンズ鏡筒に上記駆動源からの駆動力を伝達
    する第1の駆動力伝達手段と、 ファインダ光学系と、 このファインダ光学系におけるレンズ群を駆動するファ
    インダカムと、 このファインダカムに上記駆動源からの駆動力を伝達す
    る第2の駆動力伝達手段と、 この第2の駆動力伝達手段に設けられたクラッチ手段
    と、 を具備することを特徴とするカメラのファインダ機構。
  3. 【請求項3】 撮影光学系と、 ファインダ光学系と、 駆動源と、 上記撮影光学系を駆動するための撮影光学系駆動機構
    と、 上記ファインダ光学系を駆動するためのファインダカム
    を有するファインダ光学系駆動機構と、 上記撮影光学系駆動機構に上記駆動源からの駆動力を伝
    達する第1の駆動力伝達手段と、 上記ファインダカムに上記駆動源からの駆動力を伝達す
    る第2の駆動力伝達手段と、 この第2の駆動力伝達手段に設けられたクラッチ手段
    と、 を具備することを特徴とするカメラのファインダ機構。
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