JPH11204122A - 固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents

固体高分子電解質型燃料電池

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JPH11204122A
JPH11204122A JP10007726A JP772698A JPH11204122A JP H11204122 A JPH11204122 A JP H11204122A JP 10007726 A JP10007726 A JP 10007726A JP 772698 A JP772698 A JP 772698A JP H11204122 A JPH11204122 A JP H11204122A
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JP
Japan
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solid polymer
fuel cell
gas diffusion
electrolyte fuel
sheet
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Application number
JP10007726A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Chisawa
洋 知沢
Taiji Kogami
泰司 小上
Kazuo Saito
和夫 齊藤
Sanji Ueno
三司 上野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体高分子膜に生じるせん断応力を低減させ
て膜の破断によるクロスリークを防止し、ガスシール性
能を向上させることにより、長期運転可能な信頼性の高
い固体高分子電解質型燃料電池を提供する。 【解決手段】 固体高分子膜3とシール材8との間か
ら、固体高分子膜3とガス拡散電極1a、1bの触媒層
2a、2bとの間の界面にわたって、シート9が挟まれ
るようにして配置されている。シート9は、厚さ25μ
mのテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体(PFA)から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体高分子膜を電
解質として用いた固体高分子電解質型燃料電池に係り、
特に、ガスシール構造に改良を加えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、燃料の持つ化学エネルギーを直接
電気エネルギーに変換する装置として、水素等の燃料と
酸素等の酸化剤とによる電気化学反応を利用した燃料電
池が注目を集めている。この燃料電池には様々なタイプ
が提案されているが、その1つとして、電解質に固体高
分子膜を用いた固体高分子電解質型燃料電池が知られて
いる。図18、図19は固体高分子電解質型燃料電池の
構成を示したもので、以下にこの構成について説明す
る。
【0003】図に示すように、固体高分子電解質型燃料
電池にはアノード電極1a、カソード電極1bからなる
一対のガス拡散電極(多孔質カーボン製)が設けられて
おり、各電極1a、1bにはそれぞれPt等からなる厚
さ30μmの触媒層2a、2bが形成されている。また
電解質層として固体高分子膜3が設けられており、この
膜3は触媒層2a、2bを介して電極1a、1bに挟ま
れるようにして配置されている。これら電極1a、1b
および固体高分子膜3から単電池4が構成される。
【0004】また、単電池4を挟むようにしてガス不透
過性のセパレータ5が設置されている。セパレータ5に
はアノード電極1aに水素等の燃料ガスを、カソード電
極1bに酸素等の酸化剤ガスを、それぞれ供給するため
のガス流通溝が形成されている。さらに、固体高分子膜
3とセパレータ5との間には電極1a、1bの外周部に
接するバイトンゴム製のシール材8が設置されている。
シール材8は系外へのガスリークを防止し、ガス利用率
の低下および水素等の可燃性ガスによる爆発の危険を回
避する働きを果たしている。
【0005】上記固体高分子膜3としては例えばフッ素
系イオン交換膜であるパーフルオロスルホン酸膜などが
ある。固体高分子膜3は分子中に水素イオンの交換基を
持ち、飽和含水することによりイオン伝導性物質として
機能するようになっている。また、固体高分子膜3は電
極1a、1bと供給される燃料ガスと酸化剤ガスとを分
離するガス分離機能も有しており、電極1a、1b間で
のクロスリーク(燃料ガスおよび酸化剤ガスの混合)に
よる電圧低下を防いで、電池を長期的に運転させるよう
になっている。
【0006】以上のような構成を有する固体高分子電解
質型燃料電池において、アノード電極1aに水素等の燃
料ガスを供給し、カソード電極1bに酸素等の酸化剤ガ
スを供給することにより、電気化学反応が起き単電池4
に起電力が生じる。なお、電極1a、1bに供給される
ガスは、単電池4における相対湿度が100%となるよ
うに加湿されている。これは、イオン導電性の悪化を招
く固体高分子膜3の乾燥を防ぐためである。
【0007】ところで、固体高分子電解質型燃料電池を
実際に使用する場合、単電池4の起電力が通常1V以下
と低いので、セパレータ5を介して単電池4を複数積層
された単電池積層体6(図18に図示)とした上で、電
池スタックとして使用している。このとき、単電池積層
体6ごとに、冷媒を流通させる冷却板7を挿入してお
り、冷却板7の働きにより電気化学反応に伴って発生す
る余剰な熱を除去するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の固体高分子電解
質型燃料電池には、次にあげるような問題点があった。
燃料電池の起動停止時や保管時、負荷変動時には固体高
分子膜3の温度や含水量が変化するが、この変化に伴っ
て固体高分子膜3が膨脹あるいは収縮して固体高分子膜
3にせん断応力が生じることがある。これに加えて、前
段にて述べたように、固体高分子電解質型燃料電池は電
池スタックとして使用しているので、スタック締め付け
時にシール材8によって固体高分子膜3がシールされる
部分にせん断応力が発生した。
【0009】固体高分子膜3にせん断応力が生じ、さら
には経時的な劣化が伴うと、固体高分子膜3が破断する
おそれがあった。もし仮に固体高分子膜3が破断する
と、燃料ガスと酸化剤ガスのクロスリークが発生して電
圧が著しく低下し、電池の運転継続が不可能になるとい
う不具合が生じた。
【0010】本発明は、このような問題点を解消するた
めに提案されたものであり、固体高分子膜に生じるせん
断応力を低減させて膜の破断によるクロスリークを防止
し、ガスシール性能を向上させることにより、長期運転
可能な信頼性の高い固体高分子電解質型燃料電池を提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する固体高分子電解質型燃料電池
は、電解質層として固体高分子膜が設けられ、前記固体
高分子膜を挟むようにしてカソード電極およびアノード
電極からなる一対のガス拡散電極が配置され、前記ガス
拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の一対のセパレ
ータが設置され、さらに前記固体高分子膜および前記セ
パレータに挟まれ且つ前記ガス拡散電極の外周部に接す
るようにして一対のシール材が配置された固体高分子電
解質型燃料電池において、前記固体高分子膜と前記シー
ル材、および前記固体高分子膜と前記ガス拡散電極に挟
まれて、シートが配置されたことを構成上の特徴として
いる。
【0012】上記の構成を有する請求項1の発明におい
ては、シートが固体高分子質膜を覆うので、シール材に
よる固体高分子膜へのせん断応力を低減させることがで
き、膜の破断を防ぐことができる。しかも、シートが固
体高分子膜のガス分離性能を補助することができる。そ
のため、ガスシール機能の信頼性が向上する。
【0013】請求項2に対応する固体高分子電解質型燃
料電池は、電解質層として固体高分子膜が設けられ、前
記固体高分子膜を挟むようにしてカソード電極およびア
ノード電極からなる一対のガス拡散電極が配置され、前
記ガス拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の一対の
セパレータが設置され、さらに前記セパレータの上面ま
たは下面に接すると共に前記固体高分子膜および前記ガ
ス拡散電極の外周部に接するようにして一対のシール材
が配置された固体高分子電解質型燃料電池において、前
記一対のシール材同士、および前記固体高分子膜と前記
ガス拡散電極に挟まれて、シートが配置されたことを特
徴とする。
【0014】上記構成を有する請求項2の発明では、シ
ール材を固体高分子膜の外周部に接するように配置して
いるため、固体高分子膜の面積の縮小化によるコスト低
減が可能であり、このような固体高分子電解質型燃料電
池において請求項1の発明と同様の作用効果を発揮する
ことができる。
【0015】請求項3に対応する固体高分子電解質型燃
料電池は、請求項1または2記載の固体高分子電解質型
燃料電池において、前記カソード電極側に配置された前
記シートの幅寸法の方が、前記アノード電極側に配置さ
れた前記シートの幅寸法よりも長く設定されたことを特
徴とする。
【0016】上記構成を有する請求項3の発明では、カ
ソード電極側に配置されたシートの幅寸法を、アノード
電極側に配置されたシートの幅寸法よりも長くしている
ので、アノード電極側で生成されたプロトンのカソード
電極側への供給が阻害されることがない。そのため、C
+2H2 O→CO2 +4H+ +4e- といった反応によ
る電極の腐食を防止することができる。つまり、電極の
腐食を防ぎつつガス拡散電極に配置されるシートの幅を
増加させてガスシール性能を高めることができ、加圧運
転時や極間差圧が増大した場合等に対応することができ
る。
【0017】請求項4に対応する固体高分子電解質型燃
料電池は、電解質層として固体高分子膜が設けられ、前
記固体高分子膜を挟むようにしてカソード電極およびア
ノード電極からなる一対のガス拡散電極が配置され、前
記ガス拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の一対の
セパレータが設置された固体高分子電解質型燃料電池に
おいて、前記固体高分子膜と前記セパレータに挟まれ、
且つ前記ガス拡散電極の端部を覆うようにして、断面が
コ字形のシートが配置されたことを特徴とする。
【0018】上記の構成にした請求項4の発明では、コ
字形のシートの一部が固体高分子膜を覆うので、膜の破
断防止とガス分離性能の向上を実現することができる。
しかも、締め付けを行うシール材を別途設ける必要がな
く、荷重も均等であるため、固体高分子膜の局所的なせ
ん断応力を大幅に低減することが可能である。
【0019】請求項5に対応する固体高分子電解質型燃
料電池は、前記コ字形のシートの前記固体高分子膜と接
する部分において、前記カソード電極側に配置された部
分の幅寸法の方が前記アノード電極側に配置された部分
の幅寸法よりも長く設定されたことを特徴とする請求項
4記載の固体高分子電解質型燃料電池である。
【0020】このような構成を有する請求項5の発明に
おいては、上記請求項3の発明と同じように、アノード
側で生成されたプロトンのカソード側への供給阻害によ
る電極の腐食発生を防ぎつつ、ガス拡散電極に配置され
るシートの幅を増加させてガスシール性能を高めること
ができる。
【0021】請求項6に対応する固体高分子電解質型燃
料電池は、請求項1、2、3、4または5記載の固体高
分子電解質型燃料電池において、前記ガス拡散電極には
前記固体高分子膜に接する触媒層が設けられており、前
記シートが前記触媒層の外周部に接するように構成され
たことを特徴とする。
【0022】このような構成を有する請求項6の発明に
おいては、シートを触媒層の外周部に接するように構成
するので、シートの厚さを触媒層の厚さと同じ程度にま
で増加させることができる。したがって、シートにおけ
る強度や極間差圧の耐性を高めることができ、ガスシー
ル機能の信頼性が向上する。
【0023】請求項7に対応する固体高分子電解質型燃
料電池は、請求項1、2、3、4、5及び6記載の固体
高分子電解質型燃料電池において、前記シートがフッ素
樹脂から構成されたことを特徴とする。フッ素樹脂は耐
熱性、耐酸性、耐水性に優れているため、上記構成にす
ることによりシートの耐久性の向上を図ることができ
る。
【0024】請求項8に対応する固体高分子電解質型燃
料電池は、電解質層として固体高分子膜が設けられ、前
記固体高分子膜を挟むようにしてカソード電極およびア
ノード電極からなる一対のガス拡散電極が配置され、前
記ガス拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の一対の
セパレータが設置された固体高分子電解質型燃料電池に
おいて、前記ガス拡散電極の端部にコート材がコーティ
ングされたことを特徴とする。
【0025】上記構成の請求項8の発明によれば、コー
ト材が固体高分子膜の端部を覆うことができるので、ガ
ス分離性能の向上を図ることができる。さらに、締め付
けを行うシール材を別途設ける必要がなく、荷重も均等
となるので、固体高分子膜の局所的なせん断応力の発生
を防いで、固体高分子膜の破断を防止できる。
【0026】請求項9に対応する固体高分子電解質型燃
料電池は、前記カソード電極側にコーティングされた前
記コート材の幅寸法の方が、前記アノード電極側にコー
ティングされた前記コート材の幅寸法よりも長く設定さ
れたことを特徴とする請求項8記載の固体高分子電解質
型燃料電池である。
【0027】上記構成を持つ請求項9の発明において
は、上記請求項3および5の発明と同じく、アノード側
で生成されたプロトンのカソード側への供給がスムーズ
に行われるので電極が腐食することがなく、ガス拡散電
極に配置されるコート材の幅を十分に増加させてガスシ
ール性能を高めることができる。
【0028】請求項10に対応する固体高分子電解質型
燃料電池は、請求項8または9記載の固体高分子電解質
型燃料電池において、前記コート材がフッ素樹脂または
ガラスシール材料から構成されたことを特徴としてい
る。このような構成を有する発明では、コーティング箇
所の耐酸性および耐熱性が向上し、ガスシール性能が高
まるといった作用効果がある。
【0029】請求項11に対応する固体高分子電解質型
燃料電池は、電解質層として固体高分子膜が設けられ、
前記固体高分子膜を挟むようにしてカソード電極および
アノード電極からなる一対のガス拡散電極が配置され、
前記ガス拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の一対
のセパレータが設置された固体高分子電解質型燃料電池
において、前記ガス拡散電極の端部に少なくともカーボ
ン粉および水を有するインクが塗布、含浸されたことを
特徴とする。
【0030】上記の構成を有する請求項11の発明にお
いては、少なくともカーボン粉および水を有するインク
を含浸することで、ガス拡散電極の端部を親水処理する
ことができる。さらに電極の端部では、電気化学反応が
生じないため、反応部と比べて温度が低くなる。すなわ
ち、反応部の温度において相対湿度が100%である加
湿ガスが電極端部に供給されることにより、電極端部で
は水の凝縮が生じ、常にウェットシールされることにな
る。よって、シール材で締め付けを行うシール部を別途
設ける必要がなく、荷重も均等である。そのため、固体
高分子膜の局所的なせん断応力が発生せず、固体高分子
膜の破断を防止できる。
【0031】請求項12に対応する固体高分子電解質型
燃料電池は、前記カソード電極側に含浸された前記イン
クの幅寸法の方が、前記アノード電極側に含浸された前
記インクの幅寸法よりも長く設定されたことを特徴とす
る請求項11記載の固体高分子電解質型燃料電池であ
る。上記の構成により、前述した請求項3、5および9
の発明と同様、アノード側で生成されたプロトンのカソ
ード側への供給の阻害を防いで電極の腐食を防ぐことが
できる。したがって、ガス拡散電極に配置されるシート
の幅を増加させてガスシール性能を高めることができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について、図面を参照して具体的に説明する。なお、図
18および図19にて示した従来技術と同一の部材に関
しては同一符号を付し、説明は省略する。
【0033】(1)第1の実施形態 [構成]第1の実施形態は請求項1、7に対応するもの
であり、図19の従来例と同様、固体高分子膜3および
セパレータ5に挟まれ且つガス拡散電極1a、1bの外
周部に接するようにしてシール材8が配置された固体高
分子電解質型燃料電池に適用されるものである。図1は
第1の実施形態にかかる単電池構造を表した断面図、図
2は単電池構造を示した分解図である。
【0034】図1に示すように、固体高分子膜3とシー
ル材8との間から、固体高分子膜3とガス拡散電極1
a、1bの触媒層2a、2bとの間の界面にわたって、
シート9が挟まれるようにして配置されている。シート
9は、厚さ25μmのテトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)から
なり、温度120℃、プレス圧20kgf/cm2 で1
5分間ホットプレスされたものである。
【0035】なお、図2に示すように、セパレータ5に
はアノード電極1aに水素等の燃料ガスを、カソード電
極1bに酸素等の酸化剤ガスを、それぞれ供給するため
のガス流通溝13が形成されている。また、各部材にお
けるシール部分には燃料ガス用、酸化剤ガス用、および
冷却水用のマニホールド12a、12b及び12cがそ
れぞれ設けられている。
【0036】[作用効果]上記の構成を有する第1の実
施形態においては、単電池4のシール部分において挟持
させたシート9が固体高分子膜3を覆い、シール部分近
傍にかかるせん断応力を低減させることができる。した
がって、固体高分子膜3が破断するのを防ぐことができ
る。しかも、シート9はPFA製であるため、強度が強
く、耐久性に優れているため、膜3のガス分解機能を補
助することができ、ガスシール機能の信頼性が格段に向
上する。より具体的には、ガスシール機能が少なくとも
10,000時間維持されていることを確認した。この
ような第1の実施形態によれば、ガスシール性能が向上
するため、固体高分子電解質型燃料電池の信頼性向上、
長寿命化を図ることが可能となる。なお、第1の実施形
態の変形例として、図3のようにシート9をガス拡散電
極1a、1bと触媒層2a、2bの界面に挟持しても同
様な作用効果が得られる。
【0037】(2)第2の実施形態 [構成]第2の実施形態は請求項2,7に対応するもの
で、セパレータ5の上面または下面に接すると共に固体
高分子膜3およびガス拡散電極1a、1bの外周部に接
するようにしてシール材8が配置された固体高分子電解
質型燃料電池に適用されるものである。このような実施
形態と上記第1の実施形態との相違点は、実施形態の固
体高分子膜3の方がシール部分まで延長されておらず、
使用面積が縮小化されている点にある。第2の実施形態
では、図4の断面図に示すように、一対のシール材8、
8同士の間から、固体高分子膜3とガス拡散電極1a、
1bの触媒層2a、2bとの間にわたって、シート9が
挟まれるようにして配置されたことを特徴としている。
【0038】[作用効果]上記構造にすることにより、
第2の実施形態においてはシール材8を固体高分子膜3
の外周部に接するように配置しているため、使用する固
体高分子膜3の面積の縮小化を図り、コスト低減に貢献
可能であり、このような固体高分子電解質型燃料電池に
おいて上記第1の実施形態と同様の作用効果を発揮する
ことができる。
【0039】(3)第3の実施形態 [構成]第3の実施形態は請求項3、7に対応するもの
であり、前記第1の実施形態の構成に加え、図5に示す
ようにカソード電極1b側に配置されたシート9の幅寸
法の方が、アノード電極1a側に配置されたシート9の
幅寸法よりも長く設定されたことを構成上の特徴とす
る。
【0040】[作用効果]上記構成を有する第3の実施
形態では、カソード電極1b側に配置されたシートb9
の幅寸法を、アノード電極1a側に配置されたシート9
の幅寸法よりも長くすることで、アノード電極1a側で
生成したプロトンをカソード電極1b側へスムーズに供
給することができる。そのため、C+2H2 O→CO2
+4H+ +4e- といった反応による電極の腐食を防止
できると同時に、シート9の幅を増加させてガスシール
性能を高めることができる。したがって、加圧運転時や
極間差圧が増大した場合等に即座に対応可能である。
【0041】(4)第4の実施形態 [構成]第4の実施形態は請求項4、7に対応するもの
であり、シール材8が用いない固体高分子電解質型燃料
電池に適用されるものである。図6は第4の実施形態に
かかる単電池構造を表した断面図、図7は単電池構造を
示した分解図である。
【0042】図6に示すように、第4の実施形態では、
固体高分子膜3とセパレータ5に挟まれ、且つガス拡散
電極1a、1bの端部を覆うようにして、断面がコ字形
のシート91が配置されたことを特徴とする。このシー
ト91は厚さ25μmのトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)から
構成されている。なお、ガス拡散電極1a、1bとシー
ト91の界面にはフッ素グリースが塗られ、両者の界面
がシールされている。
【0043】[作用効果]上記の構成にした第4の実施
形態においては、シート91の一部が固体高分子膜3を
覆っており、しかも、締め付けを行うシール材8を設け
ていないので、固体高分子膜3に対する局所的なせん断
応力を大幅に低減することができ、固体高分子膜3の破
断を確実に防止してガスシール性能の向上を図ることが
できる。具体的には、ガスシール機能が10,000時
間維持されていることが確認されている。このような実
施の形態によれば、ガスシール性能が向上するため、固
体高分子電解質型燃料電池の信頼性向上、長寿命化を図
ることが可能となる。
【0044】(5)第5の実施形態 [構成]第5の実施形態は請求項6に対応するもので、
図8に示すように前記第1の実施形態の構成に加えて、
触媒層2a、2bがガス拡散電極1a、1bよりも1回
り小さく設けられており、この触媒層2a、2bの外周
部にシート9が接するように構成されたことを特徴とし
ている。
【0045】[作用効果]このような構成を有する第5
の実施形態においては、シート9の厚さを触媒層2a、
2bの厚さと同じ程度にまで増加させることができる。
したがって、シート9における強度や極間差圧の耐性を
高めることが可能となり、ガスシール機能の信頼性が向
上する。この結果、固体高分子電解質型燃料電池の信頼
性向上、長寿命化が可能となる。一方、極間差圧の耐性
の増加はガス流速の増加や負荷変動を可能にするため、
固体高分子電解質型燃料電池の高性能化につながる。
【0046】なお、第5の実施形態の変形例としては、
前記第2の実施形態においてシート9が触媒層2a、2
bの外周部に接するもの(図9参照)や、前記第3の実
施形態においてシート9が触媒層2a、2bの外周部に
接するもの(図10参照)、さらには第2の実施形態に
請求項3および6の特徴を合わせ持つもの(図11参
照)などがある。図11の実施形態とは、固体高分子膜
3がシール部分まで延長されていない燃料電池におい
て、シート9が触媒層2a、2bの外周部に接し、且つ
カソード電極1b側に配置されたシート9の幅寸法の方
がアノード電極1a側に配置されたシート9の幅寸法よ
りも長く設定されたものである。
【0047】(6)第6の実施形態 [構成]第6の実施形態は請求項4、5、6に対応する
もので、図12に示すように、前記第4の実施形態にお
いてカソード電極1b側に配置されたシート91が触媒
層2a、2bの外周部に接し、且つシート91の固体高
分子膜3と接する部分において、カソード電極1b側に
配置された部分の幅寸法の方がアノード電極1a側に配
置された部分の幅寸法よりも長く設定されたことを特徴
としている。
【0048】[作用効果]このような構成を有する第6
の実施形態においては、上記第3、4、5の実施形態の
持つ作用効果を合わせ持つことができる。なお、第6の
実施形態の変形例としては、図13に示すように、電極
1a、1b側に配置されたシート91が両方とも触媒層
2a、2bの外周部に接するように構成されたものなど
がある。
【0049】(7)第7の実施形態 [構成]第7の実施形態は請求項8、10に対応するも
のであり、図14は第7の実施形態の単電池構造を示し
た断面図である。図14に示すように、予めガス拡散電
極1a、1bの多孔質カーボン板部分の端部に、テトラ
フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレンのエナメ
ル(ネオフロンND−2)が塗布されており、360℃
で熱処理が行われ、厚さが50μmになるコート材10
がコーティングされている。さらに、ガス拡散電極1
a、1bに厚さ30μmの触媒層2a、2bが塗布さ
れ、第1の実施形態と同様な条件で固体高分子膜3と共
にホットプレスされ、セパレータ5にて保持される。
【0050】[作用効果]上記構成を有する第7の実施
形態によれば、コート材10が固体高分子膜3の端部を
覆うので、ガス分離性能が向上する。さらに、締め付け
を行うシール材を別途設ける必要がなく、荷重も均等と
なるため、固体高分子膜3の局所的なせん断応力の発生
を防ぎ、固体高分子膜の破断を確実に防止してクロスリ
ークを防止できる。具体的にはガスシール機能が10,
000時間維持されていることを確認した。このような
本実施の形態によれば、ガスシール性能が向上するた
め、固体高分子電解質型燃料電池の信頼性向上、長寿命
化、信頼性向上が可能となる。
【0051】(8)第8の実施形態 [構成]第8の実施形態は請求項9、10に対応するも
ので、図15に示すように、カソード電極1b側にコー
ティングされたコート材10の幅寸法の方が、アノード
電極1a側にコーティングされたコート材10の幅寸法
よりも長く設定されたことを特徴とする。
【0052】[作用効果]上記構成を持つ第8の実施形
態においては、上記第3の実施形態と同じく、アノード
側で生成されたプロトンのカソード側への供給をスムー
ズに行うことができる。したがって、加圧運転時や極間
差圧が増大した場合等によりシール性能を高めるため
に、コート材10のコーティング部分の幅寸法を増加さ
せた場合でも、アノードで生成されたプロトンのカソー
ド側への供給の阻害を防ぎ、電極の腐食を防止できる。
本実施の形態によれば、シール性能を高める必要が生じ
た場合において、腐食を防止でき、固体高分子電解質型
燃料電池の電池の信頼性が高まる。
【0053】(9)第9の実施形態 [構成]第9の実施形態は請求項11に対応するもので
あり、図16は第9の実施形態の単電池構造を示した断
面図である。図16に示すように、触媒層2a、2bを
塗布したガス拡散電極1a、1bの端部に、カーボン粉
(Vulcan XC−72R)、界面活性材、純水か
らなるインク11が塗布され(固形分67%)、120
℃で乾燥処理される。その後、第1の実施の形態と同様
な条件で固体高分子膜3とホットプレスが行われ、セパ
レータ5にて保持されている。
【0054】[作用効果]上記の構成を有する第9の実
施形態においては、カーボンからなるインク11を含浸
することで、ガス拡散電極1a、1bの端部を親水処理
することができる。さらに電極1a、1bの端部では、
電気化学反応が生じないため、反応部と比べて温度が低
くなる。つまり、反応部の温度において相対湿度が10
0%である加湿ガスが電極1a、1bの端部に供給され
ることにより、電極1a、1b端部にて水の凝縮が生
じ、常にウェットシールされることになる。よって、シ
ール材で締め付けを行うシール部を別途設ける必要がな
く、荷重も均等である。そのため、固体高分子膜3にお
ける局所的なせん断応力が発生せず、固体高分子膜3の
破断を防止できる。具体的には、ガスシール機能が1
0,000時間維持されていることを確認した。以上の
ような本実施の形態によれば、ガスシール性能が向上
し、固体高分子電解質型燃料電池の信頼性向上、長寿命
化が可能となる。
【0055】(10)第10の実施の形態 [構成]第10の実施形態は請求項12に対応するもの
で、図17に示すように、カソード電極1b側の端部の
インク11の幅寸法が、アノード電極1a側に含浸され
たの端部のインク11の幅寸法よりも長く設定されたこ
とを特徴としたものである。
【0056】[作用効果]上記の第10の実施形態にお
いては、上記第3および第8の実施形態と同じく、アノ
ード側で生成されたプロトンのカソード側への供給をス
ムーズに行うことができるので、アノードで生成された
プロトンのカソード側への供給の阻害を防いで電極の腐
食を防止しつつ、インク11の幅寸法を増加させた場合
でも、できる。本実施の形態によれば、シール性能を高
める必要が生じた場合において、腐食を防止でき、固体
高分子電解質型燃料電池の電池の信頼性が高まる。
【0057】(11)他の実施形態 上述した実施の形態では、シート9、91としてテトラ
フルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体(PFA)を用いたが、他にポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)等のフッ
素樹脂やバイトンゴムやシリコンゴム製のシートを用い
も良い。また、コート材10としては、ポリテトラフル
オロエチレンエナメルやガラスコート材を用いても同様
な効果がある。さらに、コート材を塗布する代わりに、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(F
EP)またはテトラフルオロエチレン−パーフルオロア
ルキルビニルエーテル共重合体(PFA)のシートを熱
融着しても同様な効果を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固体高分子膜のシール部近傍におけるスタック締め付け
時に発生するシール材によるせん断応力や、起動停止時
や保管時、負荷変動時の固体高分子電解質膜の温度、含
水量の変化に伴う膨脹、収縮に起因するせん断応力を低
減させることにより、経時的な固体高分子電解質膜の劣
化に伴う膜の破断によるクロスリークを防止し、ガスシ
ール性能を向上させることが可能なので、長期運転可能
な信頼性の高い固体高分子電解質型燃料電池を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる単電池構造を
表した断面図
【図2】図1の単電池構造を示した分解図
【図3】第1の実施形態の変形例の断面図
【図4】本発明の第2の実施形態にかかる単電池構造を
表した断面図
【図5】本発明の第3の実施形態にかかる単電池構造を
表した断面図
【図6】本発明の第4の実施形態にかかる単電池構造を
表した断面図
【図7】図6の単電池構造を示した分解図
【図8】本発明の第5の実施形態にかかる単電池構造を
表した断面図
【図9】第5の実施形態の変形例の断面図
【図10】第5の実施形態の変形例の断面図
【図11】第5の実施形態の変形例の断面図
【図12】本発明の第6の実施形態にかかる単電池構造
を表した断面図
【図13】第6の実施形態の変形例の断面図
【図14】本発明の第7の実施形態にかかる単電池構造
を表した断面図
【図15】本発明の第8の実施形態にかかる単電池構造
を表した断面図
【図16】本発明の第9の実施形態にかかる単電池構造
を表した断面図
【図17】本発明の第10の実施形態にかかる単電池構
造を表した断面図
【図18】従来の固体高分子電解質型燃料電池積層体の
断面図
【図19】従来の固体高分子電解質型燃料電池の単電池
構造を表した断面図
【符号の説明】
1a…ガス拡散電極(アノード) 1b…ガス拡散電極(カソード) 2a…触媒層(アノード) 2b…触媒層(カソード) 3…固体高分子膜 4…単電池 5…セパレータ 6…単電池積層体 7…冷却板 8…シール材 9,91…シート 10…コート材 11…インク 12a…マニホールド(燃料ガス用) 12b…マニホールド(酸化剤ガス用) 12c…マニホールド(冷却水用) 13…ガス流通溝
フロントページの続き (72)発明者 上野 三司 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質層として固体高分子膜が設けら
    れ、前記固体高分子膜を挟むようにしてカソード電極お
    よびアノード電極からなる一対のガス拡散電極が配置さ
    れ、前記ガス拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の
    一対のセパレータが設置され、さらに前記固体高分子膜
    および前記セパレータに挟まれ且つ前記ガス拡散電極の
    外周部に接するようにして一対のシール材が配置された
    固体高分子電解質型燃料電池において、 前記固体高分子膜と前記シール材、および前記固体高分
    子膜と前記ガス拡散電極に挟まれて、シートが配置され
    たことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
  2. 【請求項2】 電解質層として固体高分子膜が設けら
    れ、前記固体高分子膜を挟むようにしてカソード電極お
    よびアノード電極からなる一対のガス拡散電極が配置さ
    れ、前記ガス拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の
    一対のセパレータが設置され、さらに前記セパレータの
    上面または下面に接すると共に前記固体高分子膜および
    前記ガス拡散電極の外周部に接するようにして一対のシ
    ール材が配置された固体高分子電解質型燃料電池におい
    て、 前記一対のシール材同士、および前記固体高分子膜と前
    記ガス拡散電極に挟まれて、シートが配置されたことを
    特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
  3. 【請求項3】 前記カソード電極側に配置された前記シ
    ートの幅寸法の方が、前記アノード電極側に配置された
    前記シートの幅寸法よりも長く設定されたことを特徴と
    する請求項1または2記載の固体高分子電解質型燃料電
    池。
  4. 【請求項4】 電解質層として固体高分子膜が設けら
    れ、前記固体高分子膜を挟むようにしてカソード電極お
    よびアノード電極からなる一対のガス拡散電極が配置さ
    れ、前記ガス拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の
    一対のセパレータが設置された固体高分子電解質型燃料
    電池において、 前記固体高分子膜と前記セパレータに挟まれ、且つ前記
    ガス拡散電極の端部を覆うようにして、断面がコ字形の
    シートが配置されたことを特徴とする固体高分子電解質
    型燃料電池。
  5. 【請求項5】 前記コ字形のシートの前記固体高分子膜
    と接する部分において、前記カソード電極側に配置され
    た部分の幅寸法の方が前記アノード電極側に配置された
    部分の幅寸法よりも長く設定されたことを特徴とする請
    求項4記載の固体高分子電解質型燃料電池。
  6. 【請求項6】 前記ガス拡散電極には前記固体高分子膜
    に接する触媒層が設けられており、 前記シートが前記触媒層の外周部に接するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記
    載の固体高分子電解質型燃料電池。
  7. 【請求項7】 前記シートがフッ素樹脂から構成された
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記
    載の固体高分子電解質型燃料電池。
  8. 【請求項8】 電解質層として固体高分子膜が設けら
    れ、前記固体高分子膜を挟むようにしてカソード電極お
    よびアノード電極からなる一対のガス拡散電極が配置さ
    れ、前記ガス拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の
    一対のセパレータが設置された固体高分子電解質型燃料
    電池において、 前記ガス拡散電極の端部にコート材がコーティングされ
    たことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
  9. 【請求項9】 前記カソード電極側にコーティングされ
    た前記コート材の幅寸法の方が、前記アノード電極側に
    コーティングされた前記コート材の幅寸法よりも長く設
    定されたことを特徴とする請求項8記載の固体高分子電
    解質型燃料電池。
  10. 【請求項10】 前記コート材がフッ素樹脂またはガラ
    スシール材料から構成されたことを特徴とする請求項8
    または9記載の固体高分子電解質型燃料電池。
  11. 【請求項11】 電解質層として固体高分子膜が設けら
    れ、前記固体高分子膜を挟むようにしてカソード電極お
    よびアノード電極からなる一対のガス拡散電極が配置さ
    れ、前記ガス拡散電極を挟むようにしてガス不透過性の
    一対のセパレータが設置された固体高分子電解質型燃料
    電池において、 前記ガス拡散電極の端部に少なくともカーボン粉および
    水を有するインクが塗布、含浸されたことを特徴とする
    固体高分子電解質型燃料電池。
  12. 【請求項12】 前記カソード電極側に含浸された前記
    インクの幅寸法の方が、前記アノード電極側に含浸され
    た前記インクの幅寸法よりも長く設定されたことを特徴
    とする請求項11記載の固体高分子電解質型燃料電池。
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