JP2007134187A - チューブ型燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電性能を向上させることが可能なチューブ型燃料電池を提供する。
【解決手段】内部集電体と、内部集電体の外側に配設される内側触媒層、内側触媒層の外側に配設される電解質膜、及び、電解質膜の外側に配設される外側触媒層を備えるMEAと、MEAの端部に配置されるシール部と、を具備するチューブ型燃料電池であって、内側触媒層の両端面をA1及びA2、A1と対応する電解質膜の端面をB1、A2と対応する電解質膜の端面をB2、A1及びB1と対応する外側触媒層の端面をC1、A2及びB2と対応する外側触媒層の端面をC2、とするとき、外側触媒層の軸方向長さが、電解質膜の軸方向長さ及び内側触媒層の軸方向長さよりも短く、A1及びB1の内側にC1が位置し、A2及びB2の内側にC2が位置するとともに、A1及びB1とC1との間、並びに、A2及びB2とC2との間に、シール部が配置されている、チューブ型燃料電池とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、チューブ型燃料電池に関し、特に、発電性能を向上させることが可能な、チューブ型燃料電池に関する。
単位面積当たりの出力密度を一定以上に向上させること等を目的として、近年、チューブ型の燃料電池(以下において、「チューブ型PEFC」と記述することがある。)に関する研究が進められている。チューブ型PEFCのユニットセル(以下において、「チューブ型セル」と記述することがある。)は、一般に、中空形状の電解質層と当該電解質層の内側及び外側に配設される触媒層とを備えるMEA、を備えている。そして、例えば、当該MEAの内側に水素含有ガス(以下において「水素」と記述する。)を、同外側に酸素含有ガス(以下において「空気」と記述する。)を供給することにより電気化学反応を起こし、この電気化学反応により発生した電気エネルギーを、MEAの内側及び外側に配設される集電体(以下において、内側に配設される集電体を「内部集電体」、外側に配設される集電体を「外部集電体」と記述する。)を介して外部に取り出している。すなわち、チューブ型PEFCでは、各ユニットセルに備えられるMEAの内側に一方の反応ガス(例えば、水素)を、外側に他方の反応ガス(例えば、空気)を供給することで発電エネルギーを取り出す。したがって、チューブ型PEFCによれば、隣り合う2つのユニットセルの外側面に供給される反応ガスを同一とすることができ、従来の平板型PEFCではガス遮蔽性能をも併せ持っていたセパレータが不要となるので、効果的にユニットセルの小型化を図ることが可能になる。
チューブ型の燃料電池に関する技術として、例えば、特許文献1には、マイクロセルの全てのコンポーネントが、単繊維アセンブリに加工された燃料電池に関する技術が開示されている。かかる技術によれば、高密度のエネルギー出力を生み出し、電気化学的セル装置(チューブ型燃料電池)の容積を最小限とすることができる、としている。
特表2004−505417号公報
上述のように、チューブ型PEFCでは、水素及び空気を使用して電気エネルギーを得ており、これらのガスが混ざり合うのを防止するため、チューブ型セルの端部にシール部が備えられる。ここに、図3にその形態例を示すように、特許文献1に開示されるような従来のチューブ型PEFCでは、これまで、内部集電体5の周りに内側触媒層92a、電解質膜91、及び外側触媒層92bを備えるMEA96が配設されるとともに、外側触媒層92bと接するように外部集電体(不図示)が配設され、MEA96の端部にシール部97、97が配設されていた。ところが、かかる形態のチューブ型PEFCでは、外側触媒層92bの端部表面、及び、外側触媒層92bの端面へ一の反応ガス(図3では水素)が拡散する一方、外側触媒層92bの中央部表面へ他の反応ガス(図3では空気)が拡散する。このように、外側触媒層92bの一部に水素が拡散し、他の部分に空気が拡散すると、外側触媒層92bにおいて部分電池が形成されるため、チューブ型PEFCの発電性能が低下しやすいという問題があった。
そこで本発明は、発電性能を向上させることが可能なチューブ型燃料電池を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段をとる。すなわち、
請求項1に記載の発明は、内部集電体と、内部集電体の外側に配設される内側触媒層、内側触媒層の外側に配設される電解質膜、及び、電解質膜の外側に配設される外側触媒層を備えるMEAと、MEAの端部に配置されるシール部と、を具備するチューブ型燃料電池であって、内側触媒層の両端面をA1及びA2、A1と対応する電解質膜の端面をB1、A2と対応する電解質膜の端面をB2、A1及びB1と対応する外側触媒層の端面をC1、A2及びB2と対応する外側触媒層の端面をC2、とするとき、外側触媒層の軸方向長さが、電解質膜の軸方向長さ及び内側触媒層の軸方向長さよりも短く、A1及びB1の内側にC1が位置し、A2及びB2の内側にC2が位置するとともに、A1及びB1とC1との間、並びに、A2及びB2とC2との間に、シール部が配置されていることを特徴とする、チューブ型燃料電池により、上記課題を解決する。
本発明及び以下の発明において、MEAの端部とは、具体的には、チューブ型セルの軸方向の両端部を意味する。さらに、「対応する端面」とは、MEAの軸方向中心に対して同じ方向に位置する端面を意味する。加えて、「A1及びB1の内側にC1が位置する」とは、A1及びB1よりもC1の方がMEAの軸方向中心の近くに位置することを意味し、「A2及びB2の内側にC2が位置する」とは、A2及びB2よりもC2の方がMEAの軸方向中心の近くに位置することを意味している。また、本発明及び以下の発明にかかるシール部の構成材料の具体例としては、熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ等)、あるいは、2液混合によって硬化する接着剤(例えば、耐熱エポキシ系接着剤)等を挙げることができる。なお、「A1及びB1とC1との間、並びに、A2及びB2とC2との間に、シール部が配置されている」とは、C1及び/又はC2がシール部の表面又は内部に位置する形態をも含む概念である。
請求項2に記載の発明は、内部集電体と、内部集電体の外側に配設される内側触媒層、内側触媒層の外側に配設される電解質膜、及び、電解質膜の外側に配設される外側触媒層を備えるMEAと、MEAの端部に配置されるシール部と、を具備するチューブ型燃料電池であって、内側触媒層の両端面をX1及びX2、X1と対応する電解質膜の端面をY1、X2と対応する電解質膜の端面をY2、X1及びY1と対応する外側触媒層の端面をZ1、X2及びY2と対応する外側触媒層の端面をZ2、とするとき、シール部内に、X1、X2、Y1、Y2、Z1、及び、Z2が配置されるとともに、X1、Y1、及び、Z1の位置、並びに、X2、Y2、及び、Z2の位置が略同一であることを特徴とする、チューブ型燃料電池により、上記課題を解決する。
ここに、「X1、Y1、及び、Z1の位置、並びに、X2、Y2、及び、Z2の位置が略同一である」とは、内側触媒層、電解質膜、及び外側触媒層の端面の位置が揃っていることを意味している。
請求項1に記載の発明によれば、シール部に対して、外側触媒層の端面位置と、内側触媒層及び電解質膜の端面位置とを反対側にすることができるので、外側触媒層の端部表面及び中央部表面へと拡散する反応ガスを1種類のみとすることができる。このようにすれば、外側触媒層における部分電池の形成を防止できるので、発電性能を向上させることが可能なチューブ型燃料電池を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、シール部の中に、外側触媒層の端面を配置することができるので、外側触媒層の端部表面及び中央部表面へと拡散する反応ガスを1種類のみとすることができる。すなわち、かかる形態であっても、外側触媒層における部分電池の形成を防止できるので、発電性能を向上させることが可能なチューブ型燃料電池を提供できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明のチューブ型燃料電池について具体的に説明する。なお、以下において、各図の紙面上下方向を「軸方向」と表現し、チューブ型セルの中央側を「中央側」、同両端側を「両端側」と表記することがある。
図1は、第1実施形態にかかる本発明のチューブ型燃料電池の一部を拡大して示す斜視図である。図示のように、第1実施形態にかかる本発明のチューブ型燃料電池10は、内部集電体5と、当該内部集電体5の外側に配設される内側触媒層2a、その外側に配設される電解質膜1、及び、さらに外側に配設される外側触媒層2bを備えるMEA6aと、当該MEA6aの両端部に配置されるシール部7a、7aと、を具備している。そして、内部集電体5の外周面には、内部集電体5と内側触媒層2aとの間へ反応ガスを拡散可能とする流路が形成され、外側触媒層2bの表面には、外部集電体が配置される(流路及び外部集電体は不図示)。
チューブ型燃料電池10において、外側触媒層2bの軸方向長さは、内側触媒層2a及び電解質膜1の軸方向長さよりも短く、内側触媒層2aの両端面A1、A2、及び、電解質膜1の両端面B1、B2はシール部7a、7aよりも両端側に、外側触媒層2bの両端面C1、C2はシール部7a、7aよりも中央側に、それぞれ位置している。このような形態とすれば、シール部7a、7aによって挟まれた空間には空気を、シール部7a、7aによって隔離されたチューブ型セルの両端側には水素を、それぞれ流すことができる。そのため、外側触媒層2bの表面へと拡散可能な反応ガスを空気のみとして、外側触媒層2bにおける部分電池の形成を防止することで、チューブ型燃料電池10の発電性能を向上させることができる。
加えて、チューブ型燃料電池10では、外側触媒層2bの両端面C1、C2と、内側触媒層2aの両端面A1、A2、及び、電解質膜1の両端面B1、B2との間に、シール部7a、7aが形成されている。そのため、当該シール部7a、7aを形成させる際に、シール部7a、7aの構成材料(例えば、熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ等)、あるいは、2液混合によって硬化する接着剤(例えば、耐熱エポキシ系接着剤)等)が、内側触媒層2aと電解質膜1との間、及び、電解質膜1と外側触媒層2bとの間へ流入することを防止できる。このように、シール部7a、7aの構成材料が上記部位へ流入しなければ、MEA6内におけるプロトン伝導をスムーズに行うことが可能になるので、優れた発電性能を有するチューブ型燃料電池10とすることができる。
ここに、チューブ型燃料電池10は、例えば、以下の工程を経ることにより、製造することができる。チューブ型燃料電池10を製造するには、まず、良好な電気伝導性及び耐食性を有する材料(例えば、Cu、Au、Pt等。Cuの場合は、耐食性を向上させるため、その表面を高耐食性材料(例えばTi等)で被覆することが好ましい。)により構成される内部集電体5を用意する。そして、有機溶媒を用いて溶解させた含フッ素イオン交換樹脂等を含む溶液へ白金担持カーボン等の触媒を分散させてインク状にした触媒インク(以下、単に「触媒インク」という。)を、内部集電体5の表面に塗布し乾燥させる等の方法により、内部集電体5の表面に内側触媒層2aを形成させる。このようにして内側触媒層2aが形成されたら、引き続き、有機溶媒を用いて溶解させた含フッ素イオン交換樹脂等(以下、「電解質成分」という。)を、内側触媒層2aの表面に塗布し乾燥させる等の方法により、内側触媒層2aの表面に電解質膜1を形成させる。その後、電解質膜1の表面に、電解質膜1と両端面の位置がずれるように、触媒インクを電解質膜1の表面に塗布し乾燥させる等の方法により、外側触媒層2bを形成させ、当該外側触媒層2bの外側に、内側集電体1と同様の材料で構成される外部集電体を配設する。このようにして、チューブ型セルを作製したら、外側触媒層2bの両端面と、電解質膜1の両端面との間の位置のみに、例えば、常温で液体である熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ等)、あるいは、2液混合によって硬化する接着剤(例えば、耐熱エポキシ系接着剤)等を流し込み、冷却・固定させてシール部7a、7aを形成することで、第1実施形態にかかるチューブ型燃料電池10を製造することができる。
図2は、第2実施形態にかかる本発明のチューブ型燃料電池の一部を拡大して示す斜視図である。図2において、図1に示すチューブ型燃料電池と同様の構成を採る部位・部材には、図1にて使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。
図2に示すように、第2実施形態にかかる本発明のチューブ型燃料電池20は、内部集電体5と、当該内部集電体5の外側に配設される内側触媒層2a、その外側に配設される電解質膜1、及び、さらに外側に配設される外側触媒層2b’を備えるMEA6bと、当該MEA6bの両端部に配置されるシール部7b、7bと、を具備している。そして、内部集電体5の外周面には、内部集電体5と内側触媒層2aとの間へ反応ガスを拡散可能とする流路が形成され、外側触媒層2b’の表面には、外部集電体が配置される(流路及び外部集電体は不図示)。加えて、シール部7b、7bの厚さは、第1実施形態にかかるシール部7a、7aよりも厚く、当該シール部7b、7bは、熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ等)、あるいは、2液混合によって硬化する接着剤(例えば、耐熱エポキシ系接着剤)等により構成されている。
チューブ型燃料電池20では、内側触媒層2aの一の端面X1、電解質膜1の一の端面Y1、及び、外側触媒層2b’の一の端面Z1の位置が揃っており、内側触媒層2aの他の端面X2、電解質膜1の他の端面Y2、及び、外側触媒層2b’の他の端面Z2の位置が揃っている。そして、端面X1、Y1、及び、Z1は、一のシール部7b内に、端面X2、Y2、及び、Z2は、他のシール部7b内に、それぞれ位置している。かかる形態であっても、シール部7b、7bによって挟まれた空間には空気を、シール部7b、7bによって隔離されたチューブ型セルの両端側には水素を、それぞれ流すことができる。そのため、外側触媒層2b’の表面へと拡散可能な反応ガスを空気のみとして、外側触媒層2b’における部分電池の形成を防止することで、チューブ型燃料電池20の発電性能を向上させることができる。
ここに、チューブ型燃料電池20は、例えば、以下の工程を経ることにより、製造することができる。チューブ型燃料電池20を製造するには、まず、良好な電気伝導性及び耐食性を有する材料(例えば、Cu、Au、Pt等。Cuの場合は、耐食性を向上させるため、その表面を高耐食性材料(例えばTi等)で被覆することが好ましい。)により構成される内部集電体5を用意する。そして、当該内部集電体5の表面に、加熱して溶融させた、内側触媒層用の触媒インク、電解質成分、及び、外側触媒層用の触媒インクを、それぞれ押し出すことにより、内部集電体5の表面にMEA6bを形成させる。このようにしてMEA6bが形成されたら、その両端面を内部へ配置可能な位置に、常温で液体である熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ等)、あるいは、2液混合によって硬化する接着剤(例えば、耐熱エポキシ系接着剤)等を流し込み、冷却・固定させてシール部7b、7bを形成することで、第2実施形態にかかるチューブ型燃料電池20を製造することができる。このように、第2実施形態にかかるチューブ型燃料電池20によれば、その製造工程を簡略化することができる。なお、第2実施形態にかかるチューブ型燃料電池の製造方法において、加熱して溶融させた、内側触媒層用の触媒インク、電解質成分、及び、外側触媒層用の触媒インクを押し出す方法の具体例としては、電線を製造する際等に利用される、溶融押出の方法等を利用可能である。
なお、本発明にかかる上記説明では、外側触媒層の表面へ空気が供給され、チューブ型セルの両端部から内側触媒層へ水素が供給される形態を例示したが、本発明は当該形態に限定されるものではなく、外側触媒層の表面へ水素が、内側触媒層へ空気が供給される形態とすることも可能である。
第1実施形態にかかる本発明のチューブ型燃料電池の一部を拡大して示す斜視図である。 第2実施形態にかかる本発明のチューブ型燃料電池の一部を拡大して示す斜視図である。 従来のチューブ型燃料電池の形態例を示す斜視図である。
符号の説明
1 電解質膜
2a 内側触媒層
2b、2b’ 外側触媒層
5 内部集電体
6a、6b MEA
7a、7b シール部
10、20 チューブ型燃料電池

Claims (2)

  1. 内部集電体と、該内部集電体の外側に配設される内側触媒層、該内側触媒層の外側に配設される電解質膜、及び、該電解質膜の外側に配設される外側触媒層を備えるMEAと、該MEAの端部に配置されるシール部と、を具備するチューブ型燃料電池であって、
    前記内側触媒層の両端面をA1及びA2、前記A1と対応する前記電解質膜の端面をB1、前記A2と対応する前記電解質膜の端面をB2、前記A1及びB1と対応する前記外側触媒層の端面をC1、前記A2及びB2と対応する前記外側触媒層の端面をC2、とするとき、
    前記外側触媒層の軸方向長さが、前記電解質膜の軸方向長さ及び前記内側触媒層の軸方向長さよりも短く、
    前記A1及びB1の内側に前記C1が位置し、前記A2及びB2の内側に前記C2が位置するとともに、前記A1及びB1と前記C1との間、並びに、前記A2及びB2と前記C2との間に、前記シール部が配置されていることを特徴とする、チューブ型燃料電池。
  2. 内部集電体と、該内部集電体の外側に配設される内側触媒層、該内側触媒層の外側に配設される電解質膜、及び、該電解質膜の外側に配設される外側触媒層を備えるMEAと、該MEAの端部に配置されるシール部と、を具備するチューブ型燃料電池であって、
    前記内側触媒層の両端面をX1及びX2、前記X1と対応する前記電解質膜の端面をY1、前記X2と対応する前記電解質膜の端面をY2、前記X1及びY1と対応する前記外側触媒層の端面をZ1、前記X2及びY2と対応する前記外側触媒層の端面をZ2、とするとき、
    前記シール部内に、前記X1、X2、Y1、Y2、Z1、及び、Z2が配置されるとともに、前記X1、Y1、及び、Z1の位置、並びに、前記X2、Y2、及び、Z2の位置が略同一であることを特徴とする、チューブ型燃料電池。
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