JPH1120212A - 加熱記録装置および加熱記録用制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

加熱記録装置および加熱記録用制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH1120212A
JPH1120212A JP9173328A JP17332897A JPH1120212A JP H1120212 A JPH1120212 A JP H1120212A JP 9173328 A JP9173328 A JP 9173328A JP 17332897 A JP17332897 A JP 17332897A JP H1120212 A JPH1120212 A JP H1120212A
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head
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 仮にスティッキング現象が生じた場合でも、
記録媒体に記録するタイミングを制御することによっ
て、白スジ等の発生を防止し、記録品質を向上させるこ
とが可能な加熱記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録媒体10を副走査方向に所定量単位
で搬送する搬送処理と、記録ヘッド12により該記録媒
体10を主走査方向に加熱して記録を行う加熱記録処理
とを繰り返すことによって、該記録媒体10の所定領域
に記録を行う加熱記録装置1であって、先の搬送処理後
における停止時間を求める時間計数手段と、その停止時
間に対応した遅延時間を求め、次の搬送処理を完了して
から前記遅延時間の経過後に加熱記録処理を行うように
制御する制御手段13とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドから加
熱により記録媒体に記録する加熱記録装置に関するもの
であり、特に、スティッキング現象が生じた場合であっ
ても、記録媒体に記録するタイミングを制御することに
よって、記録品質を向上させることが可能な加熱記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体である感熱紙に対して、発熱体
を備えた記録ヘッドにより熱を加えて変色させることに
より記録を行う加熱記録装置が知られているが、図5
(a)に示すように、変色させた後に加熱紙がそのまま
の位置に止まると、溶けた感熱紙の変色層が冷却される
ことによって、感熱紙が記録ヘッドの発熱体に融着する
スティッキング現象を生じることがある。この現象が起
こると、図5(b)に示すように、次のラインを記録す
る際に、本来あるべき位置まで感熱紙が搬送されておら
ず、正しい位置に記録することができないので、同じ場
所に重ねて記録することになり、白スジ(ドット抜け)
が発生するという問題があった。
【0003】そこで、記録ヘッドの熱量を低下させるこ
とによりスティッキング現象を防止することが考えられ
るが、この方法では、感熱紙に充分な熱が加えられない
ため、適切な濃度の記録ができない。このため、従来か
ら、感熱紙への記録の際に、記録ヘッドの熱量を低下さ
せることなく感熱紙と記録ヘッドとのスティッキングを
防止して、確実に記録できるように種々の装置が提案さ
れている。例えば、特公平6─83344号公報に記載
されている「サーマル記録装置」では、スティッキング
現象を生じやすい記録周期の長い記録モードでは、所定
量の画像記録終了後、直ちに記録ヘッドと記録媒体との
相対移動を行うことにより、スティッキングを防止する
ように構成されている。
【0004】また、特開平7─227990号公報に記
載されている「感熱記録装置」では、スティッキング現
象を生じやすい低速記録紙送り時には、メモリに所定ラ
イン分の画像データを蓄積してから画像記録を行い、実
際の記録紙の送りは比較的高速で行うようにすることで
スティッキングを防止するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の装置では、記録媒体に記録するタイミン
グ自体を制御することはできないので、仮に、何らかの
不都合によりスティッキング現象が生じてしまった場合
には、やはり、記録のタイミングがずれてドット抜け
(白スジ等)が生じ、記録品質が低下してしまうという
問題があった。
【0006】そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、仮にステ
ィッキング現象が生じた場合でも、記録媒体に記録する
タイミングを制御することによって、白スジ等の発生を
防止し、記録品質を向上させることが可能な加熱記録装
置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
記録媒体を副走査方向に所定量単位で搬送する搬送処理
と、記録ヘッドにより該記録媒体を主走査方向に加熱し
て記録を行う加熱記録処理とを繰り返すことによって、
該記録媒体の所定領域に記録を行う加熱記録装置であっ
て、先の搬送処理後における停止時間を求める時間計数
手段と、その停止時間に対応した遅延時間を求め、次の
搬送処理を完了してから前記遅延時間の経過後に加熱記
録処理を行うように制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする。これにより、搬送処理前の停止時間に対応
した付着力で記録媒体が記録ヘッド等に付着している、
即ちスティッキング現象が生じていたことにより、記録
媒体の搬送に多少遅れが生じたとしても、搬送処理を開
始してから、その停止時間に対応した遅延時間の経過後
に加熱記録処理を行うことによって、搬送処理を完了
し、適切な位置に記録媒体が搬送されてから加熱記録処
理を行うことができるため、白スジ等の発生を防ぐこと
ができ、得られる記録結果の品質を向上させることがで
きる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、前記停止時間に対応させて前記遅延
時間を記憶した記憶手段を備え、前記制御手段は、前記
時間計数手段によって求められた停止時間に基づいて、
前記記憶手段から対応する遅延時間を求めることを特徴
とする。これにより、停止時間に応じた遅延時間が予め
記憶手段に記憶されているので、制御手段は特に演算処
理等を行うことなく、その記憶手段から容易に遅延時間
を求めることができるため、処理速度を向上させること
ができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成に加えて、加熱記録処理において記録されるデ
ータが格納される記録データ記憶手段と、その記録デー
タ記憶手段に格納されているデータ量を検出するデータ
量検出手段とを備え、前記記憶手段は、前記停止時間
を、記録データ記憶手段に格納されているデータ量に対
応付けた状態で記憶しており、前記時間計数手段は、前
記データ量検出手段によって検出されるデータ量に基づ
いて前記記憶手段から対応する停止時間を求めることを
特徴とする。これにより、記憶手段には、記録データ記
憶手段のデータ量に応じた停止時間が予め記憶されてい
るので、時間計数手段は、複雑な演算処理をすることな
く、データ量検出手段から検出されるデータ量を用い
て、必要な停止時間を記憶手段から求めることができる
ため、処理速度をより向上させることができる。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3に記載の発明の構成に加えて、前記記録ヘッドの温
度、あるいは記録ヘッド周辺の温度を検出する温度検出
手段を備え、前記記憶手段は、さらに記録ヘッドの温
度、あるいは記録ヘッド周辺の温度を記憶しており、前
記制御手段は、前記時間計数手段によって求められた停
止時間と、温度検出手段によって検出された温度とに基
づいて前記記憶手段から対応する遅延時間を求めること
を特徴とする。これにより、スティッキング現象を生じ
る要因となる、停止時間及び記録ヘッドの温度、あるい
は記録ヘッド周辺の温度に基づいて得られる適切な遅延
時間を用いて記録のタイミング制御を行うことができる
ため、より確実に白スジ等の発生を防ぐことができる。
【0011】請求項5記載の発明は、記録媒体を副走査
方向に所定量単位で搬送する搬送処理と、記録ヘッドに
より該記録媒体を主走査方向に加熱して記録を行う加熱
記録処理とをコンピュータに繰り返させることによっ
て、該記録媒体の所定領域に記録を行わせる加熱記録用
制御プログラムを記録したプログラム記録媒体であっ
て、前記制御プログラムは、前記コンピュータに搬送処
理前の停止時間、及びその停止時間に対応した遅延時間
を求めさせて、前記加熱記録処理を搬送処理の完了後に
行わせるように、搬送処理を開始してから前記停止時間
に対応した遅延時間の経過後に前記加熱記録処理を行わ
せることを特徴とする。これにより、搬送処理前の停止
時間、及びその停止時間に対応した遅延時間をコンピュ
ータに求めさせ、搬送処理を開始してから前記停止時間
に対応した遅延時間の経過後に前記加熱記録処理を行う
ので、スティッキング現象が生じていたことにより記録
媒体の搬送に多少遅れが生じていたとしても、搬送処理
を完了し、適切な位置に記録媒体が搬送されてから加熱
記録処理を行うことができ、白スジ等の発生を防ぎ、高
品質の記録結果を得ることが可能な加熱記録装置を実現
できる。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図1から
図7を用いて説明する。本実施形態に係る加熱記録装置
1は、制御手段を構成する制御盤13を有しており、フ
ァクシミリ装置2やプリンター装置等の記録媒体に加熱
記録を行う装置に用いられる。尚、本実施形態では、上
記の加熱記録装置1をファクシミリ装置2に適用した場
合について説明する。
【0013】まず、ファクシミリ装置2の全体構成につ
いて説明する。ファクシミリ装置2は、図1に示すよう
に、下カバー3及び上カバー4を備えた装置本体5と、
図示されない受話器とを有している。装置本体5は、開
口部6から原稿7を排出する排出ローラ8と、原稿の画
像を読み取るCCD41とを備えており、原稿7を上カ
バー4の上方から機内に取り込んだ後、CCD41にお
いて原稿7の画像を読み取り、開口部6から原稿7を排
出するようになっている。また、装置本体5は、ロール
状に巻き取られた感熱紙10と、その感熱紙10に対し
て記録する加熱記録装置1と、装置全体を制御する制御
盤13とを備えており、受信した原稿の画像あるいは、
前記CCD41において読み取った画像を記録できるよ
うになっている。
【0014】上記の下カバー3には、基台14が設けら
れており、その基台14上には、上記の制御盤13が設
けられている。制御盤13の上方には、巻き取られた感
熱紙10を収容する収容カバー15が設けられている。
この収容カバー15は、ロール状に形成される感熱紙1
0を収容し支持するようになっている。また、収容カバ
ー15の上部には、感熱紙10の芯を取り出して、新た
なロール状の感熱紙10と交換できるように、上記の上
カバー4が開閉可能に形成されている。即ち、上カバー
4は、下カバー3の側面の上方を支点として開閉するハ
ッチ状に形成されており、装置本体5は、上カバー4を
開けることによって、収容カバー15内にロール状の感
熱紙10を収容できるようになっている。
【0015】上記の収容カバー15の開放端側には、引
き出されてくる感熱紙10のカールを取りながら前記加
熱記録装置1側に案内するガイド16が設けられてい
る。また、装置本体5は、加熱記録装置1において記録
された感熱紙10が開放口17に向かって搬送されるよ
うに形成されている。
【0016】加熱記録装置1は、発熱体18を備えた記
録ヘッド12と、その記録ヘッド12と対向する位置に
回転可能に設けられた搬送ローラ19とを備え、これら
は、後で詳述する制御盤13内のヘッドコントローラ3
6により駆動される。また、発熱体18は、感熱紙10
の幅方向(主走査方向)に沿って1列に配列された複数
の発熱素子から成り、ヘッドコントローラ36からの信
号に応じて発熱素子を選択的に発熱させることにより、
発熱体18上を通過する感熱紙10に熱を加え、主走査
方向に1ライン分の記録を行うように構成されている。
【0017】記録ヘッド12の下部には、図1に示すよ
うに、記録ヘッド12を搬送ローラ19側に向かって押
し上げる弾性体22が設けられている。そして、搬送ロ
ーラ19と記録ヘッド12の発熱体18との隙間に感熱
紙10が送られ、記録ヘッド12は弾性体22により押
し上げられているため、記録ヘッド12と搬送ローラ1
9とで感熱紙10が支持される。記録ヘッド12により
記録された感熱紙10は、記録ヘッド12の下流側に配
設されたカッタ(図示せず)により切断され、開放口1
7から装置外へ排出される。
【0018】搬送ローラ19は、記録ヘッド12が感熱
紙10に1ライン分の記録を行うと、感熱紙10を所定
量単位で搬送する。この所定量は、記録ヘッド12が次
の1ライン分のデータを記録するために必要な副走査方
向の移動量である。即ち、搬送ローラ19は、1ライン
分のデータの記録を行う度に回転して感熱紙10を所定
量搬送し、次の1ライン分のデータを記録するという処
理を繰り返し行うように構成されている。
【0019】ここで、記録ヘッド12には、本発明の温
度検出手段を構成するサーミスタ(図示せず)が内蔵さ
れており、このサーミスタの抵抗値の変化をA/D変換
器31に取り込み、デジタル化することによりヘッド温
度を求めることが可能になっている。このヘッド温度
は、後述する加熱記録時間決定処理において使用される
ものであるが、これは、記録ヘッド12の温度がスティ
ッキング現象を発生させる主な要因の一つだからであ
る。即ち、発熱体18の温度が高くなると、感熱紙10
の変色層が溶けやすくなり、感熱紙10と発熱体18と
の付着力が強くなるからである。
【0020】次に、ファクシミリ装置2全体を制御して
いる制御盤13について説明する。制御盤13は、図2
に示すように、送信する原稿7の画像を読み取るCCD
41や記録ヘッド12やNCU42に接続されるA/D
変換器31と、信号バス32を介して接続されるCPU
33、メモリ34、RTC39、クロックジェネレータ
40、バスコントローラ35等の種々のコントローラと
を有している。
【0021】A/D変換器31は、CCD41により読
み取った原稿の画像をデジタル値に変換して送信値とし
て出力するようになっており、また、記録ヘッド12の
サーミスタにより検出した発熱体18の温度をデジタル
値に変換してヘッド温度として出力するようになってい
る。
【0022】CPU33は、メモリ34に記憶されてい
る種々のプログラムに従って各種の処理動作を行うよう
になっている。ヘッドコントローラ36は、記録ヘッド
12の発熱体18に印字すべきイメージデータ(以下、
「印字データ」という。)に応じた信号を出力して、感
熱紙10に画像を記録するようになっている。また、ヘ
ッドコントローラ36は、CPU33からの搬送開始信
号に基づき、図示されない駆動モータを介して搬送ロー
ラ19の回転を開始する。
【0023】メモリ34は、種々のデータやプログラム
等を記憶するようになっており、ROM45とRAM4
6とを有している。RAM46には、図示されないモデ
ムを介して受信した受信値を格納する複数ライン分(本
実施形態では13ラインとする)のバッファ(本発明の
記録データ記憶手段を構成する)46dが設けられてい
る。このバッファ46dには、受信値を図示されない複
合器によって複合化処理してイメージデータに変換した
ものが順次格納され、所定量(例えば、1ライン分)の
イメージデータが格納されると、ヘッドコントローラ3
6は、記録ヘッド12の発熱体18にイメージデータに
応じた信号を出力して、感熱紙10に画像を記録するよ
うになっている。
【0024】また、RAM46には、バッファカウント
記憶領域46aと加熱記録時間記憶領域46bとヘッド
温度記憶領域46cとが形成されている。バッファカウ
ント記憶領域46aには、記録を開始する時点でバッフ
ァ46dに何ライン分のイメージデータが格納されてい
るかを示す「現在のバッファカウントの値」と、「前回
のバッファカウントの値」との2つの値が格納されるよ
うになっており、これらの値は、検出が行われるたびに
更新される。加熱記録時間記憶領域46bには、後述す
る加熱記録時間決定ルーチンによって決定される加熱記
録時間が格納されるようになっている。ヘッド温度記憶
領域46cは、記録ヘッド12のサーミスタの抵抗値か
ら求められるヘッド温度が格納されるようになってい
る。
【0025】ROM45には、各種データが格納された
データテーブル45aや、CPU33によって実行され
る加熱記録時間を決定するための加熱記録時間決定ルー
チン45b等が格納されている。
【0026】
【表1】
【0027】上記のデータテーブル45aは、本発明の
記憶手段を構成しており、表1に示すように、バッファ
カウントの値、記録ヘッド12の温度状況、遅延時間、
停止時間及び搬送間隔が対応付けられた状態で格納され
ている。尚、説明の便宜上、加熱記録時間についても併
記する。
【0028】バッファカウントの値は、記録を開始する
時点でRAM46内のバッファ46dに何ライン格納さ
れているかを示している。即ち、本実施形態では、バッ
ファ46dに13ライン用意されており、その内の何ラ
インまでイメージデータが格納されているかに対応して
いる。
【0029】停止時間は、例えば、図5(c)に示すよ
うに、搬送ローラ19が停止して(T2)からヘッドコ
ントローラ36が次の搬送開始信号を受信する(T4)
までの時間64を示すものであるが、例えば、バッファ
カウントが1であるときの停止時間は、「56」msで
ある。
【0030】遅延時間は、例えば、搬送ローラ19の停
止(T2)から実際に記録ヘッド12による加熱記録処
理を行う(T3)までの時間であるが、この遅延時間
は、搬送ローラ19の停止後、感熱紙10の搬送が遅れ
る時間を示している。即ち、感熱紙10が、スティッキ
ング現象により発熱体18に付着した場合、搬送ローラ
19の回転と同時に搬送が開始されないで、少し遅れて
搬送されることになる。従って、遅延時間は、搬送ロー
ラ19の停止から感熱紙10が搬送されるまでの時間を
想定している。この遅延時間は、上記の停止時間とヘッ
ド温度とにより決まる時間であり、予め算出された結果
である。
【0031】具体的には、バッファカウントの値が
「1」のときには、ヘッド温度「t1i」°Cに応じて、
遅延時間は、「a1i」msになる。尚、遅延時間は、
(a11≦a 1i≦a1n)である。このように遅延時間とバ
ッファカウントの値(1≦k≦13)との関係は、バッ
ファカウントの値が(1≦k≦7)のときは、(a1i≦
遅延時間≦a7i)であり、また、バッファカウントの値
が(8≦k≦13)のときは、遅延時間は全て一律に
「a8i」msとなる。また、iの範囲は(1≦i≦n)
であり、予めヘッド温度として想定される温度がn段階
に分けて温度状況の領域に格納されている。そして、遅
延時間もnパターン用意されている。
【0032】加熱記録時間は、例えば、図5(c)に示
すように、ヘッドコントローラ36がCPU33から搬
送開始信号を受信して(T1)から記録ヘッド12によ
る加熱記録処理を行う(T3)までの時間61である
が、記録ヘッド12が搬送開始信号を受信して(T1)
から搬送ローラ19が停止する(T2)までの時間
「4」msに上記の遅延時間を加えた時間である。具体
的には、バッファカウントの値が「1」のときには、
「4+a1i」msである。尚、バッファカウントの値が
(8≦k≦13)のときは、加熱記録時間は、遅延時間
の場合と同様に全て一律に「4+a8i」msである。ま
た、ヘッドコントローラ36が搬送開始信号を受信して
(T1)から搬送ローラ19が停止する(T2)までの
時間を「4」msとしているが、これに限るものではな
い。
【0033】搬送間隔は、例えば、図5(c)に示すよ
うに、ヘッドコントローラ36がCPU33からの搬送
開始信号を受信して(T1)から次の搬送開始信号を受
信する(T4)までの期間であり、停止時間に搬送が実
行される時間「4」msを加えた時間である。
【0034】ヘッド温度は、記録ヘッド12のサーミス
タによって検出されたものである。例えば、ヘッド温度
「t1i」°Cは、バッファカウントの値が「1」のとき
の記録ヘッド12の温度状況を示している。ここで、ヘ
ッド温度「t1i」°Cの範囲は、(t11°C≦t1i°C
≦t1n°C)である。
【0035】上記の加熱記録時間決定ルーチン45b
は、加熱記録時間(記録ヘッド12による加熱記録のタ
イミイング)の決定処理を行うようになっている。具体
的には、バッファカウント記憶領域46a内の現在のバ
ッファカウントと前回のバッファカウントとによりデー
タテーブル45a上の参照するバッファカウントを決定
し、その決定したバッファカウントの値と、ヘッド温度
記憶領域46c内のヘッド温度とにより、加熱記録時間
を決定するようになっている。
【0036】以上の加熱記録時間と遅延時間と停止時間
との関係を説明する。遅延時間は、感熱紙10がスティ
ッキング現象により発熱体18に付着した場合に、搬送
ローラ19の回転に遅れて搬送される時間を示してい
る。本発明は、この遅延時間を求めることによって、そ
の遅延時間の経過後に加熱記録処理を行うことを目的と
するものである。従って、遅延時間を求めるには、先の
停止時間の算出が必要である。これは、遅延時間は主と
して搬送ローラ19が停止している時間(停止時間)に
応じて決まる時間であるからである。
【0037】尚、本実施形態では、停止時間とヘッド温
度と遅延時間との関係を予め算出してデータテーブル4
5aに記憶しておき、その結果から加熱記録時間を算出
するようになっている。即ち、停止時間は、バッファカ
ウントの値に基づいて決定されるものであり、その停止
時間とヘッド温度に応じて決定される遅延時間に、搬送
に要する時間「4」msを加算することにより次の加熱
記録時間を決定し、加熱記録処理のタイミングを量るよ
うに構成されている。従って、停止時間に応じた遅延時
間が予めデータテーブル45aに記憶されているので、
CPU33は、停止時間と遅延時間とを算出する演算処
理等を行うことなく、容易に加熱記録時間を求めること
ができ、この加熱記録時間を求める処理の処理速度を向
上させることができる。
【0038】バスコントローラ35は、CPU33の処
理と平行してその他の処理を行うようになっている。ま
た、スキャナーコントローラ37は、CCD41に接続
されており、CCD41を制御するようになっている。
具体的には、CCD41に原稿の画像を読み取るように
読み取り開始信号の送信や、上記の読み取りに関する制
御を行うようになっている。コミュニケーションコント
ローラ38は、NCU42に接続されており、NCU4
2を制御するようになっている。
【0039】RTC39とクロックジェネレータ40と
は、CPU33から加熱記録時間のカウント開始命令を
受けて、ヘッドコントローラ36が搬送開始信号を受信
すると同時に加熱記録時間のカウントを開始するように
なっている。
【0040】以上のように構成される加熱記録装置1
は、搬送ローラ19の停止時間と、ヘッド温度とを基
に、ROM45に格納される加熱記録時間決定ルーチン
45bによって、加熱記録時間を求め、記録ヘッド12
の発熱体18にヘッド電圧をかける(加熱記録処理の)
タイミングを量って、感熱紙10に記録するようになっ
ている。
【0041】上記の構成に基づいて、本実施形態の動作
を説明する。図3に示すように、本実施形態であるファ
クシミリ装置2がモデムを介して原稿の画像データを受
信すると(S1)、受信した画像データに複合化処理等
を施してイメージデータに変換し、順次RAM46内の
バッファ46dに格納する(S2)。バッファ46dに
イメージデータが格納されると、図5(c)に示すよう
に、CPU33がヘッドコントローラ36に対して、搬
送ローラ19の搬送開始を指示する搬送開始信号を出力
する(T1)。そして、その搬送開始信号に基づいて、
図示されない駆動モータによって搬送ローラ19の回転
が開始され(S3)、感熱紙10を所定の記録位置に達
するまで所定量単位で搬送する。感熱紙10が所定の位
置に搬送されると、搬送ローラ19を停止させる(S
4)(T2)。そして、CPU33は、バッファ46d
に何ラインまでイメージデータが格納されているか、即
ちバッファカウントの検出を行い、その検出値がバッフ
ァカウント記録領域46内の現在のバッファカウント値
に格納される(S5)(T2〜T3)。尚、この時、そ
れまで現在のバッファカウント値として格納されていた
値は、前回のバッファカウント値に格納される。また、
これと同時に、現在のバッファカウントの値に対応する
停止時間をデータテーブル45aから求められる。
【0042】続いて、バッファカウント記憶領域46a
の現在のバッファカウント値に「2」以上のバッファカ
ウントの値が格納されているか否かを判定し(S6)、
「2」以上の値が格納されていない場合には(S6,N
O)、所定時間経過後にヘッドコントローラ36を介し
て記録ヘッド12にヘッド電圧をかけるように加熱処理
信号が出力され、感熱紙10にバッファ46dに記憶さ
れているイメージデータに基づく加熱記録処理が行われ
る(S7)(T3)。
【0043】感熱紙10に加熱記録処理が行われると、
記録ヘッド12のサーミスタの抵抗値からヘッド温度が
獲得され、RAM46内のヘッド温度記憶領域46cに
格納される(S9)。そして、後述する加熱記録時間決
定ルーチン(図4)が実行される(S10)(T3〜T
6)。この加熱記録時間決定ルーチンでは、次のライン
の記録(T6)を行うための加熱記録時間が求められ、
RAM46内の加熱記録時間記憶領域46bに格納され
る(S20)。
【0044】尚、前回のバッファカウントの値が格納さ
れていない場合は、前回のバッファカウントの値が0で
あるとして扱われる。
【0045】加熱記録時間が格納されると、CPU33
により、バッファ46d内に印字データが存在するか否
かが判定される(S21)。印字データが存在する場合
には(S21,YES)、S23へ移行する。S23で
は、S5で求めた停止時間が経過したか否かが判断さ
れ、その停止時間が経過すると(S23,YES)、S
3に戻り、次の記録のための搬送を行う。印字データが
存在しない場合には(S21,NO)、感熱紙10の排
出処理に移行し(S22)、本処理を終了する。
【0046】一方、S6において、図5(c)中のT5
時のように搬送処理が繰り返され、バッファカウント記
憶領域46aに2以上のバッファカウントの値が格納さ
れている場合には(S6,YES)、図5(c)に示す
ように、現在の加熱記録時間62、即ち、前回求めた加
熱記録時間記憶領域46bに格納されている時間が経過
すると(T6)、ヘッドコントローラ36を介して、記
録ヘッド12にヘッド電圧をかけるように加熱処理信号
が出力され、感熱紙10に加熱記録処理が行われる(S
8)(T6)。
【0047】加熱記録処理が行われると、記録ヘッド1
2のサーミスタの抵抗値からヘッド温度が獲得され、R
AM46内のヘッド温度記憶領域46cに格納される
(S9)。そして、ヘッド温度がヘッド温度記憶領域4
6cに格納されると、CPU33によって、加熱記録時
間決定ルーチン45bが実行される(S10)(T6〜
T9)。
【0048】次に、図4に基づいて、加熱記録時間決定
ルーチン45bについて説明する。まず、前回加熱記録
時間決定ルーチンの実行によって決定され、CPU33
によりRAM46内のバッファカウント記憶領域46a
に格納されている前回(T2)のバッファカウントの値
が読み出され、その前回(T2)のバッファカウントの
値と図3中のS5で求められた現在(T5)のバッファ
カウントの値とが同じ値か否かが判定される(S1
1)。前回(T2)のバッファカウントの値と現在(T
5)のバッファカウントの値とが同じ値である場合には
(S11,YES)、現在(T5)のバッファカウント
の値が図示されないレジスタに格納される(S16)。
【0049】現在(T5)のバッファカウントの値が図
示されないレジスタに格納されると、その値が8以上で
あるか判定(S17)される。レジスタのバッファカウ
ントの値が8以上である場合には(S17,YES)、
バッファカウントの値が「8」であるとして取り扱わ
れ、レジスタ内を「8」に変更する(S18)。そし
て、ヘッド温度記憶領域46cからT6時のヘッド温度
が読み出され、レジスタに格納されているバッファカウ
ントの値「8」とT6のヘッド温度とから、これらに対
応する次回(T9)の記録のための加熱記録時間63が
データテーブル45a内のデータに基づいて算出される
(S19)。一方、レジスタのバッファカウントの値が
「8」より小さい場合には(S17,NO)、ヘッド温
度記憶領域46cからT6時のヘッド温度が読み出さ
れ、レジスタに格納されているバッファカウントの値と
ヘッド温度とに対応する次回(T9)の記録のための加
熱記録時間63がデータテーブル45a内のデータに基
づいて算出される(S19)。
【0050】S11において、バッファカウント記憶領
域46a内の前回(T2)のバッファカウントの値と現
在(T5)のバッファカウントの値とが異なる値である
場合には(S11,NO)、前回(T2)のバッファカ
ウントの値が現在(T5)のバッファカウントの値より
も小さいか否かが判定される(S12)。前回(T2)
のバッファカウントの値が現在(T5)のバッファカウ
ントの値よりも大きい場合には(S12,NO)、前回
(T2)のバッファカウントの値に−1した値(S1
5)が決定したバッファカウントの値として図示されな
いレジスタに格納される(S16)。図示されないレジ
スタに格納されると、決定したバッファカウントの値が
8以上であるか判定される(S17)。決定したバッフ
ァカウントの値が8以上である場合には(S17,YE
S)、決定したバッファカウントの値が「8」であると
して取り扱われ、レジスタ内を「8」に変更する(S1
8)。そして、上記と同様の手順で次回の加熱記録時間
63がデータテーブル45aに基づいて算出される(S
19)。一方、決定したバッファカウントの値が「8」
より小さい場合には(S17,NO)、上記と同様の手
順で次回(T9)の記録のための加熱記録時間63が算
出される(S19)。
【0051】S12において、前回(T2)のバッファ
カウントの値が現在(T5)のバッファカウントの値よ
りも小さい場合には(S12,YES)、前回(T2)
のバッファカウントの値が8以上であるか判定される
(S13)。前回(T2)のバッファカウントの値が8
以上である場合には(S13,YES)、前回(T2)
のバッファカウントの値が図示されないレジスタに格納
される(S16)。そして、上記と同様の手順で次回
(T9)の記録のための加熱記録時間63が算出される
(S19)。
【0052】一方、S13において、前回(T2)のバ
ッファカウントの値が「8」より小さい場合には(S1
3,NO)、前回(T2)のバッファカウントの値に+
1した値(S14)が決定したバッファカウントの値と
して図示されないレジスタに格納される(S16)。図
示されないレジスタに格納されると、上記と同様の手順
で次回(T9)の記録のための加熱記録時間63がデー
タテーブル45aから算出される(S19)。
【0053】尚、例えば、前回(T2)のバッファカウ
ントの値が「3」で現在(T5)のバッファカウントの
値が「5」である場合には、レジスタにバッファカウン
トの値4が格納される。これにより、レジスタ内の値
「4」とT6時におけるヘッド温度に応じて、次回の加
熱記録時間63は、「4+a4i」msのうちのいずれか
の時間に決定される。
【0054】尚、上記の加熱記録時間決定ルーチン45
bの処理中のS16においてレジスタに格納されたバッ
ファカウントの値が「8」以上の値を示す場合に、S1
8を経てバッファカウントの値を「8」とするのは、図
6に示すように、停止時間が一定時間「1」msよりも
短くなった場合でも、一律に一定の加熱記録時間「4+
8i」ms経過後に加熱記録処理させるためである。こ
の場合、図7に示すように、搬送間隔も一律に「4+a
8i」msになる。
【0055】以上のように、T6〜T7の間において、
加熱記録時間決定ルーチン45bにより、次回(T9)
の加熱記録時間63が決定されると、決定された次回の
加熱記録時間63がRAM46の加熱記録時間記憶領域
46bに格納される(S20)。尚、格納された次回の
加熱記録時間63は、後述するようにT7時からRTC
39とクロックジェネレータ40とによりカウントが開
始される。
【0056】S21において、記録が継続される場合に
は(S21,YES)、搬送ローラ19の停止時間65
の経過後(S23,YES)(T7)、CPU33は、
ヘッドコントローラ36に対して搬送開始信号を出力す
る。これにより、搬送ローラ19の回転が開始される。
【0057】また、CPU33は、T7時に加熱記録時
間記憶領域46bから上記の現在の加熱記録時間63を
読み出す。そして、CPU33は、T7時からRTC3
9とクロックジェネレータ40とにより現在の加熱記録
時間63のカウントを開始するように信号を送信する。
そして、ヘッドコントローラ36が搬送開始信号を受信
してから僅かに遅れて、搬送ローラ19の回転が開始さ
れる(S3)。そして、T7時から加熱記録時間63が
経過後、即ち、T9時にヘッドコントローラ36が記録
ヘッド12に加熱記録処理開始信号を送信する。これに
より、記録ヘッド12は、感熱紙10に加熱記録処理を
行う(T9)。上記の処理におけるS5が本発明のデー
タ量検出手段及び時間計数手段として機能し、S8が本
発明の制御手段として機能している。
【0058】本発明にかかる加熱記録装置1は、以上の
処理により、発熱体18に感熱紙10が付着した場合
(スティッキング現象が起こった場合)であっても、所
定の加熱記録時間経過後に加熱記録処理を行うように加
熱記録のタイミングを制御することができるため、感熱
紙10が発熱体18から離れて確実に所定の位置に移動
した後に、加熱記録処理を行うことができる。従って、
図5(b)に示すように、一度記録した位置に再度加熱
記録処理を行うことがないため、図5(d)に示すよう
に、搬送方向(副走査方向)の記録を所定量単位51で
等間隔に行うことができる。尚、符号52は、1ライン
の記録結果を示している。
【0059】次に、本実施形態に加えて、図6に示すよ
うに、搬送処理開始からバッファ46dにイメージデー
タが次々に格納され、バッファカウントの値が順次増加
し、搬送間隔もバッファカウントの値の増加に伴って短
くなる場合(即ち、バッファ46dのデータ量が少なく
なる場合)の記録の状態を説明する。
【0060】図6の符号1から符号11は記録ポイント
を示しており、符号1から符号3は、主に写真等の受信
値のデータ量が多い場合で、符号4から符号8は、主に
図形等の受信値のデータ量が比較的多い場合で、符号9
以降は、主に文字(ワードプロセッサにより記録された
文字)等の受信値のデータ量が比較的少ない場合を示し
ている。尚、文字等は、受信値のデータ量が写真等のデ
ータ量よりも少ないのでバッファ43の1ラインにイメ
ージデータが格納される時間が比較的短時間である。従
って、図7に示すように、記録ポイント8以降では搬送
間隔が一定になる。
【0061】図7において、記録ポイント8は、加熱記
録時間82の経過後に加熱記録処理が行われたことを示
している。ここで、図6に示すように、T16時でのバ
ッファカウントの値が「6」で、図7に示すように、T
17時でのバッファカウントの値が「7」であるため、
上記の加熱記録時間決定ルーチン45bで加熱記録時間
82を求めると「4+a7i」msとなる。尚、遅延時間
84は、「a7i」であり、また、停止時間81は、T1
8時のバッファカウントの値が「8」であるため、表1
より「1」msである。尚、符号83は、上記と同様に
ヘッドコントローラ36がCPU33からの搬送開始信
号を受信してから搬送ローラ19が停止するまでの時間
を示している。
【0062】記録ポイント9は、加熱記録時間92の経
過後に加熱記録処理を行ったことを示している。ここ
で、T17時でのバッファカウントの値が「7」で、T
18時でのバッファカウントの値が「8」であるため、
上記の加熱記録時間決定ルーチン45bで加熱記録時間
92を求めると「4+a8i」msとなる。尚、遅延時間
91は、「a8i」msであり、また、停止時間94は、
T19時のバッファカウントの値k(8<k≦13)で
あるため、1msより短くなる。記録ポイント9以降で
は、バッファカウントの値「k」が8<kを示すため、
バッファカウントの値の増加に伴い停止時間は減少し、
遅延時間よりも短くなるが、遅延時間は一律に「a8i」
msである。
【0063】T20時のバッファカウントの値「k」
(8<k≦13)がT19時のバッファカウントの値
「k」よりも大きいとすると、停止時間104は、停止
時間94よりも短くなる。しかし、遅延時間101は、
上記の通り記録ポイント9以降から一律に「a8i」ms
である。これにより、本発明に係る加熱記録装置1は、
受信値のデータ量に応じて搬送間隔が変化するようにな
っており、特に、上記の記録ポイント9以降のように、
受信値のデータ量が比較的少ない場合には、搬送間隔が
短くなり、加熱記録処理を短時間に行うことができる。
【0064】尚、本実施形態では、13ラインのバッフ
ァ46dを用いて説明したが、これに限られず、それ以
外のライン数のバッファであってもよい。また、本実施
形態において、バッファカウントの値が「1」のときの
停止時間は「56」msとして説明したが、停止時間
は、バッファ46dのサイズや受信値のデータ量、処理
速度等によって異なるものであるので、例えば、高い解
像度で写真等の原稿を受信した場合には、バッファカウ
ントの値が「1」を示した場合であっても、停止時間は
「56」msに限られない。また、本実施形態では、停
止時間と、ヘッド温度とから遅延時間を得るように構成
されているが、停止時間と遅延時間とを1対1に対応付
けヘッド温度を参照せずに遅延時間を得るように構成さ
れていても良い。
【0065】尚、本実施形態においては、データテーブ
ル45aや加熱記録時間決定ルーチン45bが予めメモ
リ34に格納されているが、これに限定されることな
く、加熱記録時間決定ルーチンをコンピュータに実行さ
せる加熱記録用制御プログラムが磁気テープや磁気ディ
スク、光ディスク等の記録媒体に記録されていても良
い。
【0066】即ち、これらの記録媒体を用いることによ
って、加熱記録時間決定ルーチン45bを実行させるよ
うになっていても良い。そして、この場合には、加熱記
録装置1がパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に
接続可能にされていれば、記録媒体から加熱記録用制御
プログラムを読み取ることによって、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置に加熱記録時間決定ルーチン4
5bを実行させることができるため、発熱体18に感熱
紙10が付着した場合(スティッキング現象が起こった
場合)であっても、感熱紙10が発熱体18から離れて
確実に所定の位置に移動した後に、加熱記録処理を行う
ことができる。従って、一度記録した位置に再度加熱記
録処理を行うことがないため、白スジ等の発生を防止し
て記録品質を向上させることができる。
【0067】尚、本発明に係る加熱記録装置1は、ファ
クシミリ装置2に限るものでなく、プリンター等の加熱
記録を行う装置であればよい。また、本発明に係る加熱
記録装置1は、本実施形態のように感熱紙10を用いて
発熱体18を有する記録ヘッド12により記録を行う装
置に限るものではなく、インクリボンを使用する熱転写
方式を採用する装置であってもよい。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、記録媒体を副走
査方向に所定量単位で搬送する搬送処理と、記録ヘッド
により該記録媒体を主走査方向に加熱して記録を行う加
熱記録処理とを繰り返すことによって、該記録媒体の所
定領域に記録を行う加熱記録装置であって、先の搬送処
理後における停止時間を求める時間計数手段と、その停
止時間に対応した遅延時間を求め、次の搬送処理を完了
してから前記遅延時間の経過後に加熱記録処理を行うよ
うに制御する制御手段とを備えた構成である。これによ
り、搬送処理前の停止時間に対応した付着力で記録媒体
が記録ヘッド等に付着している、即ちスティッキング現
象が生じていたことにより、記録媒体の搬送に多少遅れ
が生じたとしても、搬送処理を開始してから、その停止
時間に対応した遅延時間の経過後に加熱記録処理を行う
ことによって、搬送処理を完了し、適切な位置に記録媒
体が搬送されてから加熱記録処理を行うことができるた
め、白スジ等の発生を防ぐことができ、得られる記録結
果の品質を向上させるとができるという効果を奏する。
【0069】請求項2記載の発明は、前記停止時間に対
応させて前記遅延時間を記憶した記憶手段を備え、前記
制御手段は、前記時間計数手段によって求められた停止
時間に基づいて、前記記憶手段から対応する遅延時間を
求める構成である。これにより、停止時間に応じた遅延
時間が予め記憶手段に記憶されているので、制御手段は
特に演算処理等を行うことなく、その記憶手段から容易
に遅延時間を求めることができるため、処理速度を向上
させることができるという効果を奏する。
【0070】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成に加えて、加熱記録処理において記録されるデ
ータが格納される記録データ記憶手段と、その記録デー
タ記憶手段に格納されているデータ量を検出するデータ
量検出手段とを備え、前記記憶手段は、前記停止時間
を、記録データ記憶手段に格納されているデータ量に対
応付けた状態で記憶しており、前記時間計数手段は、前
記データ量検出手段によって検出されるデータ量に基づ
いて前記記憶手段から対応する停止時間を求める構成で
ある。これにより、記憶手段には、記録データ記憶手段
のデータ量に応じた停止時間が予め記憶されているの
で、時間計数手段は、複雑な演算処理をすることなく、
データ量検出手段から検出されるデータ量を用いて、必
要な停止時間を記憶手段から求めることができるため、
処理速度をより向上させることができるという効果を奏
する。
【0071】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3に記載の発明の構成に加えて、前記記録ヘッドの温
度、あるいは記録ヘッド周辺の温度を検出する温度検出
手段を備え、前記記憶手段は、さらに記録ヘッドの温
度、あるいは記録ヘッド周辺の温度を記憶しており、前
記制御手段は、前記時間計数手段によって求められた停
止時間と、温度検出手段によって検出された温度とに基
づいて前記記憶手段から対応する遅延時間を求める構成
である。これにより、スティッキング現象を生じる要因
となる、停止時間及び記録ヘッドの温度、あるいは記録
ヘッド周辺の温度に基づいて得られる適切な遅延時間を
用いて記録のタイミング制御を行うことができるため、
より確実に白スジ等の発生を防ぐことができるという効
果を奏する。
【0072】請求項5記載の発明は、記録媒体を副走査
方向に所定量単位で搬送する搬送処理と、記録ヘッドに
より該記録媒体を主走査方向に加熱して記録を行う加熱
記録処理とをコンピュータに繰り返させることによっ
て、該記録媒体の所定領域に記録を行わせる加熱記録用
制御プログラムを記録したプログラム記録媒体であっ
て、前記制御プログラムは、前記コンピュータに搬送処
理前の停止時間、及びその停止時間に対応した遅延時間
を求めさせて、前記加熱記録処理を搬送処理の完了後に
行わせるように、搬送処理を開始してから前記停止時間
に対応した遅延時間の経過後に前記加熱記録処理を行わ
せる構成である。これにより、搬送処理前の停止時間、
及びその停止時間に対応した遅延時間をコンピュータに
求めさせ、搬送処理を開始してから前記停止時間に対応
した遅延時間の経過後に前記加熱記録処理を行うので、
スティッキング現象が生じていたことにより記録媒体の
搬送に多少遅れが生じていたとしても、搬送処理を完了
し、適切な位置に記録媒体が搬送されてから加熱記録処
理を行うことができ、白スジ等の発生を防ぎ、高品質の
記録結果を得ることが可能な加熱記録装置を実現できる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】加熱記録装置を説明する図である。
【図2】加熱記録制御盤を説明する図である。
【図3】加熱記録装置の加熱記録処理を説明するフロー
チャートである。
【図4】加熱記録時間の決定処理を説明するフローチャ
ートである。
【図5】加熱記録処理を説明する図である。
【図6】加熱記録処理を説明する図である。
【図7】図6の拡大図である。
【符号の説明】
1 加熱記録装置 10 感熱紙 19 搬送ローラ 12 記録ヘッド 13 制御盤 33 CPU 36 ヘッドコントローラ 45 ROM 46 RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を副走査方向に所定量単位で搬
    送する搬送処理と、記録ヘッドにより該記録媒体を主走
    査方向に加熱して記録を行う加熱記録処理とを繰り返す
    ことによって、該記録媒体の所定領域に記録を行う加熱
    記録装置であって、 先の搬送処理後における停止時間を求める時間計数手段
    と、 その停止時間に対応した遅延時間を求め、次の搬送処理
    を完了してから前記遅延時間の経過後に加熱記録処理を
    行うように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る加熱記録装置。
  2. 【請求項2】 前記停止時間に対応させて前記遅延時間
    を記憶した記憶手段を備え、 前記制御手段は、前記時間計数手段によって求められた
    停止時間に基づいて、前記記憶手段から対応する遅延時
    間を求めることを特徴とする請求項1記載の加熱記録装
    置。
  3. 【請求項3】 加熱記録処理において記録されるデータ
    が格納される記録データ記憶手段と、 その記録データ記憶手段に格納されているデータ量を検
    出するデータ量検出手段とを備え、 前記記憶手段は、前記停止時間を、記録データ記憶手段
    に格納されているデータ量に対応付けた状態で記憶して
    おり、 前記時間計数手段は、前記データ量検出手段によって検
    出されるデータ量に基づいて前記記憶手段から対応する
    停止時間を求めることを特徴とする請求項2に記載の加
    熱記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドの温度、あるいは記録ヘ
    ッド周辺の温度を検出する温度検出手段を備え、 前記記憶手段は、さらに記録ヘッドの温度、あるいは記
    録ヘッド周辺の温度を記憶しており、 前記制御手段は、前記時間計数手段によって求められた
    停止時間と温度検出手段によって検出された温度とに基
    づいて前記記憶手段から対応する遅延時間を求めること
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の加熱記録装
    置。
  5. 【請求項5】 記録媒体を副走査方向に所定量単位で搬
    送する搬送処理と、記録ヘッドにより該記録媒体を主走
    査方向に加熱して記録を行う加熱記録処理とをコンピュ
    ータに繰り返させることによって、該記録媒体の所定領
    域に記録を行わせる加熱記録用制御プログラムを記録し
    たプログラム記録媒体であって、 前記制御プログラムは、前記コンピュータに搬送処理前
    の停止時間、及びその停止時間に対応した遅延時間を求
    めさせて、前記加熱記録処理を搬送処理の完了後に行わ
    せるように、搬送処理を開始してから前記停止時間に対
    応した遅延時間の経過後に前記加熱記録処理を行わせる
    ことを特徴とする加熱記録用制御プログラムを記録した
    記録媒体。
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