JPH11188484A - 多段研削バリ取り装置 - Google Patents

多段研削バリ取り装置

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JPH11188484A
JPH11188484A JP9356718A JP35671897A JPH11188484A JP H11188484 A JPH11188484 A JP H11188484A JP 9356718 A JP9356718 A JP 9356718A JP 35671897 A JP35671897 A JP 35671897A JP H11188484 A JPH11188484 A JP H11188484A
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JP
Japan
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billet
grinding
stage
ground
burrs
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JP9356718A
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Giichi Matsuo
義一 松尾
Hiroshi Fujii
浩 藤井
Koji Okujima
浩二 奥嶋
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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    • B24B5/00—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor
    • B24B5/36—Single-purpose machines or devices
    • B24B5/38—Single-purpose machines or devices for externally grinding travelling elongated stock, e.g. wire
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥石の小型化による省スペース化を図るとと
もに、制御がきわめて簡単で、かつ、ビレット溶接部の
バリを段階的に研削できるようにした多段研削バリ取り
装置を提供する。 【解決手段】 ビレット１の搬送ラインに沿って複数の
固定式研削機１０〜１３を設置し、各々対向する一対の
砥石３、４および５、６の砥石間隔が上流側から下流側
にかけて徐々に狭くなるように設定し、ビレット１の上
下面の溶接部バリ２を砥石３、４で段階的に研削し、次
にビレット１の左右面の溶接部バリ２を砥石５、６で段
階的に研削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続圧延における
ビレットのフラッシュバット溶接部のバリを研削除去す
る多段研削バリ取り装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】連続鋳造されたビレットを圧延機入口側
で次々とフラッシュバット溶接で接続して連続したビレ
ットとし、これを圧延ラインにおいてエンドレス圧延を
行う連続圧延法において、溶接したビレットの溶接部を
そのまま圧延すると、溶接部突起がヘゲ疵等となって製
品に残り、正常な製品となり得ない。したがって、この
溶接部のバリを圧延機への噛み込み前に除去することが
必要である。
【０００３】角ビレットの場合、総形バイトや各辺に対
向させたバイトを用いて溶接部のバリを削除するように
したバリ取り装置が提案されている（特開昭５２−４３
７５４号、特公昭５７−１１７２２号）が、バイトの摩
耗が激しいという難点があり、バイトの交換にも時間が
かかるため、２４時間連続使用が通常の圧延条件である
設備には不適である。
【０００４】また、ビレットの走行に同期させて砥石に
より溶接部のバリを研削する方法も知られている（特開
平９−６６４５０号、特開平９−１２２９１８号）が、
この方法では、研削機を研削所要時間（３〜１０sec ）
中、材料と同期走行させる必要があり、スペースおよび
制御上の問題がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ビレットの連
続圧延においては、溶接部のバリ取り方法として研削方
法の方が厳しい圧延条件を満たす上で最も適している。
この場合、走行式の研削機であると、上に述べたように
大きな走行スペースがいり、かつ、ビレットの搬送速度
との同期制御が必要で制御が複雑になる。一方、固定式
の研削機であるとスペースおよび制御上の問題はなくな
るが、砥石の研削能力を考慮すると１段の研削では次々
に発生するビレット溶接部に対処できなくなるおそれが
ある。
【０００６】本発明は、この点に鑑み、砥石の小型化に
よる省スペース化を図るとともに、制御がきわめて簡単
で、かつ、ビレット溶接部のバリを段階的に研削できる
ようにした多段研削バリ取り装置を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多段研削バ
リ取り装置は、連続圧延におけるビレットのフラッシュ
バット溶接部のバリを除去する装置において、対向する
一対の砥石の間隔がビレットの搬送方向の上流側から下
流側にかけて徐々に狭くなるように設定された複数の固
定式の研削機を備えたことを特徴とするものである。ま
た、複数の固定式の研削機における砥石軸をビレットの
搬送ラインに対し傾斜させて配置する。
【０００８】本発明では、複数の固定式研削機をビレッ
トの搬送ラインに沿って配置し、ビレットの上下面また
は左右面に対向させて設けられた各々一対の砥石の間隔
を上流側から下流側にかけて徐々に狭くして設定してい
るので、各組の砥石の間を、連続化されたビレットが通
過することによってビレットの溶接部バリが段階的に研
削される。したがって、各砥石にかかる負荷を小さくす
ることができると同時にビレットにも無理な力がかから
ず、かつ、砥石の小型化が可能なため、省スペース化が
可能となる。また、研削機の走行が不要なため制御がき
わめてシンプルとなる。また、各組の砥石軸をビレット
の搬送ラインに対して傾斜させることにより、接触・検
索時間を長くすることができ、ノロがビレットや隣接の
研削機等にかからないようにできるので、ノロの処理が
容易になる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明による多段研削方法
を模式的に示す図である。この例はビレットの上下面の
溶接部バリを２段研削する場合であるが、もちろん、こ
れに限られないことはいうまでもない。前段階において
走行式フラッシュバット溶接機によりフラッシュバット
溶接され、連続化されたビレット１は接続部に隆起した
溶接部バリ２を有している。このビレット１の搬送ライ
ン方向に、この例では２台の固定式研削機１０、１１が
配置され、かつ、１段目の上下一対の砥石３の砥石間隔
Ａに比べて２段目の上下一対の砥石４の砥石間隔Ｂの方
が小さくなるように設定されている。各段の研削量はほ
ぼ一定に設定されているので、ビレット１を１段目、２
段目の固定式研削機を順次通過させることによって、溶
接部バリ２はバリ高さが順次低くなるように段階的に研
削され、最終的にビレット面にほぼ一致する程度に研削
される。このようにしてビレットの上下面に対する溶接
部バリを研削した後、次に左右面に対する溶接部バリを
同様の方法で多段研削して除去する。
【００１０】各段の砥石はすべて同一の外径とされ、か
つ小型化のために３００〜４００ｍｍ程度に径を小さく
する。また、砥石幅はビレットの１辺より有効幅が多少
幅広いものとする。さらに、砥石軸をビレットの搬送ラ
インに対し３０゜〜４５゜程度傾斜させる方がよい。こ
れによって、研削面が溶接部バリに対し斜めに当たるた
め、接触・研削時間が長くなり、また研削時のノロがビ
レットや隣接の研削機等にかからないようにできるた
め、ノロの処理が容易になる。さらに瞬間的な研削であ
るので、フライホイールなどを取り付けることにより研
削モータの更なる小型化が可能となる。このため、多段
研削であっても装置全体の占めるスペースを小さくする
ことができる。また、研削機の走行が不要なため、砥石
の回転速度を一定に保つ程度の制御でよく、制御がきわ
めて簡単である。
【００１１】図２に、具体的な多段研削バリ取り装置の
構成を示す。同図において、１０は１段目の固定式研削
機、１１は２段目の固定式研削機であり、これらはビレ
ット１の上下面の溶接部バリを研削するために設置され
ている。同様に、ビレット１の左右面の溶接部バリを研
削するために１段目の固定式研削機１２と２段目の固定
式研削機１３が下流側に設置されている。ビレット左右
面に対する固定式研削機１２、１３は、作図上砥石の向
きをビレット１と平行にしているが、実際にはビレット
上下面に対する固定式研削機１０、１１と同様に砥石軸
がビレット１の搬送ラインに対し傾斜させて配置されて
いる。各段の固定式研削機は、それぞれ上下一対の砥石
３、４、左右一対の砥石５、６を備えており、それぞれ
研削モータ７により回転駆動されるようになっている。
また、下流側の上下一対の砥石４の砥石間隔は上流側の
上下一対の砥石３の砥石間隔よりも狭くなるように設定
され、同様に、下流側の左右一対の砥石６の砥石間隔は
上流側の左右一対の砥石５の砥石間隔よりも狭くなるよ
うに設定されている。これらの砥石間隔は間隔調整用の
ギヤードモータ８により自動調整されるようになってい
るが、手動調整でも一向に差し支えない。むしろ、コス
トの低減や装置の小型化、コンパクト化を図る上では手
動調整でも十分であり、適しているといえる。９はビレ
ット搬送用駆動ロールである。
【００１２】この多段研削バリ取り装置の作用は前述し
たとおりであり、フラッシュバット溶接されたビレット
１は本装置に送り込まれ、まず、ビレット１の上下面の
溶接部バリを２基の固定式研削機１０、１１の砥石３、
４により順次バリ高さが低くなるように段階的に研削
し、ついで、２基の固定式研削機１２、１３の砥石５、
６によりビレット１の左右面の溶接部バリを段階的に研
削して除去する。溶接部バリを研削後、圧延機列に送り
込まれ、ビレットの連続圧延が行われる。
【００１３】なお、溶接部バリの研削の順序はビレット
の上下面、左右面の順としたが、もちろんこの逆の順序
であっても良いし、各段ずつ上下面と左右面の溶接部バ
リを交互に繰り返し研削する順序であっても良い。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビレット溶接部バリを、複数の固定式研削機の砥石間隔
をビレットの搬送方向の上流側から下流側にかけて順次
狭くなるように設定することにより段階的に研削するよ
うにしたので、走行式研削機の場合と比較して格段にス
ペースの節減が可能になるとともに、制御が簡単とな
り、かつ、各段の研削負荷が軽くて済むため、装置の小
型化が可能となり、無理な力がビレットにかからないな
どの効果がある。また、各段の砥石軸をビレットの搬送
ラインに対し傾斜させて配置することにより、接触・研
削時間が長くなり、ノロの処理も容易になる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による多段研削方法の説明図である。
【図２】本発明の多段研削バリ取り装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
１ ビレット ２ 溶接部バリ ３〜６ 砥石 ７ 研削モータ ８ 砥石間隔調整用ギヤードモータ ９ ビレット搬送用駆動ロール １０〜１３ 固定式研削機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ２４Ｂ 9/04 Ｂ２４Ｂ 9/04 Ｃ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 連続圧延におけるビレットのフラッシュ
    バット溶接部のバリを除去する装置において、 対向する一対の砥石の間隔がビレットの搬送方向の上流
    側から下流側にかけて徐々に狭くなるように設定された
    複数の固定式の研削機を備えたことを特徴とする多段研
    削バリ取り装置。
  2. 【請求項２】 前記複数の固定式の研削機における砥石
    軸をビレットの搬送ラインに対し傾斜させて配置したこ
    とを特徴とする請求項１記載の多段研削バリ取り装置。
JP9356718A 1997-12-25 1997-12-25 多段研削バリ取り装置 Pending JPH11188484A (ja)

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