JP2629464B2 - バリ除去方法および装置 - Google Patents

バリ除去方法および装置

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JP2629464B2
JP2629464B2 JP3986791A JP3986791A JP2629464B2 JP 2629464 B2 JP2629464 B2 JP 2629464B2 JP 3986791 A JP3986791 A JP 3986791A JP 3986791 A JP3986791 A JP 3986791A JP 2629464 B2 JP2629464 B2 JP 2629464B2
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grinding
slab
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大輔 村上
清 赤坂
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造鋳片を所定長
さのスラブに切断した後に、スラブの切断面下縁に残着
しているバリを機械的に除去する方法および装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバリ除去方法は、ガス切断によっ
て所定の長さに切断された連続鋳造スラブを貯蔵してお
き、オンラインでガス切断によりノロを除去していた。
また、一部はオンラインでノロ付着部を刃物でスラブ下
面にそってスラブ搬送方向に相対的に動かし、突出部を
折り曲げ、引掛け除去する装置で対処していたが、完全
な除去はできなかった。近年、ホットチャージ法が開発
され、従来のような方法では完全にバリを除去すること
ができず、バリが一部付着したままで圧延加工をし、そ
のノロが圧延中にはがれ、表面疵となっていた。実公昭
57−24445号,実開昭52−139312号,実
公昭57−1029号公報等に開示されている装置は、
ホットチャージラインで実用可能であるが、ホットチャ
ージスラブの長手反りおよび幅反りがある場合、ノロを
完全に除去することが不可能である。
【0003】一方、実開昭56−24549号公報に開
示されている装置は、倣いローラをホットチャージライ
ンに取り付けることが難しく、また、ノロ除去をノロ付
着方向にグラインディングしても完全にノロを除去でき
ない。また、ノロ削除疵を残す。
【0004】特開昭63−30207号公報では、鋳片
の溶削切断時に生じる端面付着ダレを端面自動検出しな
がら研削する装置が開示されている。特開昭50−14
0987号公報では、管・棒材の研削において荒研削と
仕上研削の2頭式の研削装置が開示されている。
【0005】グラインダ面がノロと直接接すると、ノロ
が再度溶融状態となり、グラインダ砥石面の溶融ノロが
スラブ下面に再付着したり、研削不能などのトラブルが
生じやすい。また、下面にのみそって研削すると、カエ
リがスラブ端面側に張り出し、このカエリが再び疵の原
因となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ガス切断によりスラブ切断面に残着したバ
リをホットチャージライン上で圧延工程前に期待的に完
全に除去するとともにバリ除去疵を残さない方法および
装置を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のバリ除去方法
は、スラブの搬送ラインにおいて、ガス切断機と圧延機
との間にバリ除去装置を設けること、該バリ除去装置に
設けた研削砥石をスラブの切断面下縁に調節自在に係合
・離間できるようにすること、該砥石がスラブの幅方向
への研削往行程において前記切断面下縁の角部を重研削
してバリを除去すること、該砥石がスラブ幅方向への研
削復行程において前記研削後の角部のカエリを軽研削す
るとともに該砥石に追従した別のディスク砥石によって
前記軽研削角部をさらに軽研削することからなる手段に
よって、上記課題を解決している。本発明のバリ除去装
置は、スラブの搬送ラインのガス切断機と圧延機との間
に設置されるバリ除去装置において、該搬送ラインに垂
直な方向に移動できる台車と、該台車上に設置された複
数本のテーブルローラと、該台車上に設置されていて、
第1の研削砥石を上下・前後に移動調節自在に支持した
1対の第1の研削ユニットと、前記台車上に設置されて
いて、ディスク砥石を前記第1の研削砥石と連動して上
下に移動調節自在に支持した1対の第2の研削ユニット
からなる手段によって、上記課題を解決している。
【0008】
【作用】本発明法は、スラブ下端面に付着したノロおよ
び地金等のバリを研削除去するに際し、ノロに直接研削
砥石が接しない方向に研削を行うことと、ノロ研削とカ
エリ除去の2工程を行うことにより、完全なバリ除去を
行うことを特徴としている。
【0009】ノロ研削の往行程においてはスラブ角部を
重研削する。この研削によりノロは除去されるが、新た
にバリが生じる。そこで復行程において軽研削をしてこ
のバリを除去する。このバリ取りのさいに、さらにカエ
リが生ずることがある。そこで軽研削を行っている砥石
に追従してディスク砥石を移動させてこのカエリを除去
する。
【0010】このため、研削砥石は、研削工程毎に位置
調節可能(砥石の磨耗にも対応可)としている。スラブ
付着ノロは、スラブの先後端の2箇所に発生するため、
前用と後用との2台の研削ユニットを配し、先行スラブ
の後端と後行スラブの先端とを同時に研削して研削効率
を上げることができる。
【0011】なお、本発明バリ除去装置は、ガス切断直
後か、加熱炉装入前の搬送路に設けるのが好ましいが、
加熱炉を介さずに直接圧延される場合等は、圧延機前に
設けるものとし、研削除去に適した、ノロ状態(温
度)、除去されたノロの処理設備(スケールスルース
等)などの好適位置とすれば良い。
【0012】
【実施例】図1から図9までを参照して、本発明の実施
例について説明する。
【0013】まず、本発明のバリ除去方法は、図5,
6,7を参照して後に詳述するが、スラブ1のホットチ
ャージラインHLにおいて、ガス切断機GCと圧延機R
Mとの間にバリ除去装置100を設ける。このバリ除去
装置100に設けた第1研削砥石51をスラブ1の切断
面下縁に調節自在に係合・離間できるようにする。砥石
51がスラブの幅方向への研削往行程(G2→G4)に
おいて前記切断面下縁の角部12を重研削してノロ11
を除去する(図7(A))。砥石51がスラブ幅方向へ
の研削復行程(G4→G2)において前記研削後の角部
12のバリ13を軽研削する(図7(B))。このバリ
取りのさいに、さらにカエリが生ずることがある。そこ
で軽研削を行っている砥石51に追従してディスク砥石
71を移動させてこのカエリ14(図5)を除去する
(図7(B))。
【0014】図1−4に示すように、本発明のバリ除去
装置100は、ホットチャージラインHLに直角な方向
に移動できる台車3と、台車3上に設置された複数本の
テーブルローラ4と、台車3上に設置されていて、第1
研削砥石51を上下・前後に移動調節自在に支持した1
対の第1研削ユニット5a,5bと、台車3上に設置さ
れていて、ディスク砥石71を第1の研削砥石51と連
動して上下に移動調節自在に支持した1対の第2の研削
ユニット7a,7bとからなる。
【0015】第2研削ユニット7a,7bは、図4に最
もよく示すように、ディスク砥石71、支持アーム7
2、シリンダ73、支持台74からできている。シリン
ダ73の作動により支持アーム72を上下に揺動させ
る。
【0016】次に、動作について説明する。図9に示す
ように、ホットチャージラインHL上でガス切断された
スラブ1の切断面下縁にはノロ11が残着している。図
1から図4までに本発明の装置100を示す。ガス切断
されたスラブ1は、ホットチャージラインテーブル2に
て搬送され所定の位置P1に精度よく停止する。バリ除
去装置100はラインHLと直角に走行する台車3上に
テーブルローラ4と2台の研削ユニット5a,5bで構
成されている。また、砥石51はモータ52からベルト
53をかいして回転され、シリンダ54a,54bで上
下方向にシリンダ55にてライン方向前後に駆動するこ
とができる。
【0017】図5,6,7に本発明のバリ除去方法につ
いて説明する。図6,7に砥石移動フローを、また、図
5にスラブ1の研削拡大図を示す。台車3前の位置P1
に停止したスラブ1の先端は、サイドガイド6にクラン
プされた後、台車3が横行し、砥石51は待機位置G1
から準備位置G2に移動する。位置G2において、上下
シリンダ54a,54bが作動し、砥石51を位置G2
から位置G3まで揺動移動させてスラブ下縁のノロ11
に砥石51を圧着する。次いで、台車3をさらに横行さ
せて、位置G3から位置G4までノロ取りを行う。台車
3の往路(G2→G4)では、ノロ取りを完全にするた
めに重研削(図5)とする。
【0018】重研削でノロを削除した場合、大きなバリ
が発生する。そこで砥石位置G4において、シリンダ5
4a,54bより砥石51を下降した後、シリンダ55
により砥石51を位置G5まで前進させ、再度スラブ1
の下縁部に砥石51を圧着し、バリ取りの軽研削を行
う。台車3の復路(G4→G2)では、二次カエリが発
生しないように軽研削にする。
【0019】二次カエリの発生を考慮して、砥石51に
後続するディスク砥石71によって二次カエリを除去す
る。
【0020】ノロ取りが完了したスラブ1はサイドガイ
ド6を解放し、台車上のテーブルローラ4上を通過させ
た後、台車3の後面の所定位置P2にスラブ1の後端を
再度精度よく停止し、上述と同様に後面用研削ユニット
5bにより、バリ除去を行う。
【0021】最初のスラブの先端バリ取りを行った後
は、先行スラブの後端と後行スラブの先端とを同時に研
削することも可能である。
【0022】前後端のバリが除去されたスラブは、後面
ラインテーブル2により加熱炉または圧延機へ搬送され
る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、スラブに残着するノロ
を完全に除去されるとともに、ノロ除去疵も残らない。
本発明の実施結果の一例を図8に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバリ除去装置の平面図である。
【図2】図1のII−II線からみた側面図である。
【図3】図1のIII −III 線からみた正面図である。
【図4】図1のIV−IV線からみたバリ取り砥石機構の側
面図である。
【図5】スラブのバリ取り手順を示すスラブ下方端部の
部分断面図である。
【図6】本発明のバリ除去方法を示す砥石移動経路図で
ある。
【図7】図6の各往路・復路の説明図である。
【図8】本発明の効果を示すグラフである。
【図9】ガス切断後のスラブを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スラブ 2 ホットチャージラインテーブル 3 台車 4 テーブルローラ 5a,5b 第1研削ユニット 6 サイドガイド 7a,7b 第2研削ユニット 51 研削砥石 71 ディスク砥石

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブの搬送路において、ガス切断機と
    圧延機との間にバリ除去装置を設けること、該バリ除去
    装置に設けた研削砥石をスラブの切断面下縁に調節自在
    に係合・離間できるようにすること、該砥石がスラブの
    幅方向への研削往行程において前記切断面下縁の角部を
    重研削してバリを除去すること、該砥石がスラブ幅方向
    への研削復行程において前記研削後の角部のカエリを軽
    研削するとともに該砥石に追従して別のディスク砥石に
    よって前記軽研削角部をさらに軽研削することからなる
    バリ除去方法。
  2. 【請求項2】 スラブの搬送路のガス切断機と圧延機と
    の間に設置されるバリ除去装置において、該搬送路に直
    角な方向に移動できる台車と、該台車上に設置された複
    数本のテーブルローラと、該台車上に設置されていて、
    第1の研削砥石を上下・前後に移動調節自在に支持した
    1対の第1の研削ユニットと、前記台車上に設置されて
    いて、ディスク砥石を前記第1の研削砥石と連動して上
    下に移動調節自在に支持した1対の第2の研削ユニット
    とからなるバリ除去装置。
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JP4685069B2 (ja) * 2007-07-18 2011-05-18 住友重機械テクノフォート株式会社 鋳片のバリ取り装置
JP5983266B2 (ja) * 2012-10-03 2016-08-31 Jfeスチール株式会社 連続鋳造スラブの端面溶着物除去方法
US10391573B2 (en) 2013-06-27 2019-08-27 Jfe Steel Corporation Method of cutting and removing adhesive matter at end of cuboid metal material and removal apparatus

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