JPH11182440A - ダイヤフラムポンプ - Google Patents
ダイヤフラムポンプInfo
- Publication number
- JPH11182440A JPH11182440A JP35301597A JP35301597A JPH11182440A JP H11182440 A JPH11182440 A JP H11182440A JP 35301597 A JP35301597 A JP 35301597A JP 35301597 A JP35301597 A JP 35301597A JP H11182440 A JPH11182440 A JP H11182440A
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- JP
- Japan
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- pump body
- outer case
- pump
- support plate
- convex portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の緩衝材を用いることなく、衝撃吸収効
果を得る。緩衝材の取付けの手間を省いて、低コスト化
及び部品点数の削減を図る。 【解決手段】 ポンプ本体1が外ケース3内に収納され
ていると共に、ポンプ本体1に設けた弾性脚部4が外ケ
ース3内部に取付けた支持板5に連結され、ポンプ本体
1が弾性脚部4のみで外ケース3内に支持されたダイヤ
フラムポンプ13である。ポンプ本体1の弾性脚部4が
設けられている面2aと支持板5との間に振れ止め手段
6を配設する。この振れ止め手段6は、ポンプ本体1の
弾性脚部4が設けられている面2a又は支持板5の一方
に設けられた凸部7と、他方に設けられて該凸部7に隙
間9を介して対面した凹部8とで構成されている。
果を得る。緩衝材の取付けの手間を省いて、低コスト化
及び部品点数の削減を図る。 【解決手段】 ポンプ本体1が外ケース3内に収納され
ていると共に、ポンプ本体1に設けた弾性脚部4が外ケ
ース3内部に取付けた支持板5に連結され、ポンプ本体
1が弾性脚部4のみで外ケース3内に支持されたダイヤ
フラムポンプ13である。ポンプ本体1の弾性脚部4が
設けられている面2aと支持板5との間に振れ止め手段
6を配設する。この振れ止め手段6は、ポンプ本体1の
弾性脚部4が設けられている面2a又は支持板5の一方
に設けられた凸部7と、他方に設けられて該凸部7に隙
間9を介して対面した凹部8とで構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイヤフラムポ
ンプに関し、詳しくは輸送や落下による衝撃に耐えるこ
とができるダイヤフラムポンプに関するするものであ
る。
ンプに関し、詳しくは輸送や落下による衝撃に耐えるこ
とができるダイヤフラムポンプに関するするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、浄化槽等において汚水を生物
的に処理するため、ばっ気槽へ空気を供給するためにダ
イヤフラムポンプが用いられている。ダイヤフラムポン
プは、例えば電磁石と永久磁石との磁気的相互作用によ
り、永久磁石付き可動子を振動させてダイヤフラムを脈
動させることにより外部への気体の吸引、吐出を行う駆
動部を内蔵したポンプ本体を備えている。その一例を図
7に示す。ポンプ本体1はアルミダイカスト製の内ケー
ス2に内蔵されていると共に、内ケース2は合成樹脂製
の外ケース3内に収納されている。内ケース2の下面2
aにはゴム製の複数の弾性脚部4が突設されており、各
弾性脚部4が外ケース3内部に取付けた支持板5にそれ
ぞれ連結されており、内ケース2は弾性脚部4のみで外
ケース3にて支持されている。ポンプ本体1から吐出さ
れる吐出空気は支持板5と一旦消音室12内に導入され
た後に、外ケース3に設けた排気口31から外部に排気
されるようになっている。尚図中の16はエアフィルタ
ー、17は接続ホースである。
的に処理するため、ばっ気槽へ空気を供給するためにダ
イヤフラムポンプが用いられている。ダイヤフラムポン
プは、例えば電磁石と永久磁石との磁気的相互作用によ
り、永久磁石付き可動子を振動させてダイヤフラムを脈
動させることにより外部への気体の吸引、吐出を行う駆
動部を内蔵したポンプ本体を備えている。その一例を図
7に示す。ポンプ本体1はアルミダイカスト製の内ケー
ス2に内蔵されていると共に、内ケース2は合成樹脂製
の外ケース3内に収納されている。内ケース2の下面2
aにはゴム製の複数の弾性脚部4が突設されており、各
弾性脚部4が外ケース3内部に取付けた支持板5にそれ
ぞれ連結されており、内ケース2は弾性脚部4のみで外
ケース3にて支持されている。ポンプ本体1から吐出さ
れる吐出空気は支持板5と一旦消音室12内に導入され
た後に、外ケース3に設けた排気口31から外部に排気
されるようになっている。尚図中の16はエアフィルタ
ー、17は接続ホースである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポンプ本体
1は電磁石等を内蔵しており、しかも内ケース2はアル
ミダイカスト製であるためにポンプ本体1全体の重量が
重く、しかもこのポンプ本体1は弾性脚部4のみで支持
板5に弾性的に支持されているにすぎないため、製品の
輸送中とか、誤って落下させた場合の衝撃が加わったと
きに、ポンプ本体1がその慣性力により動いて外ケース
3に衝突し、合成樹脂製の外ケース3が破損したり、或
いはポンプ本体1が破損したりするという問題がある。
そこで従来より、衝撃による破損対策として、外ケース
3の内面或いは内ケース2の外面に緩衝材30を貼り付
けて、衝撃を吸収するようにしている。
1は電磁石等を内蔵しており、しかも内ケース2はアル
ミダイカスト製であるためにポンプ本体1全体の重量が
重く、しかもこのポンプ本体1は弾性脚部4のみで支持
板5に弾性的に支持されているにすぎないため、製品の
輸送中とか、誤って落下させた場合の衝撃が加わったと
きに、ポンプ本体1がその慣性力により動いて外ケース
3に衝突し、合成樹脂製の外ケース3が破損したり、或
いはポンプ本体1が破損したりするという問題がある。
そこで従来より、衝撃による破損対策として、外ケース
3の内面或いは内ケース2の外面に緩衝材30を貼り付
けて、衝撃を吸収するようにしている。
【0004】しかしながら、このような緩衝材30を外
ケース3等に貼り付けるのには手間がかかり、その分コ
ストが高くなり、部品点数も増えるという問題がある。
特に、異なる種類のダイヤフラムポンプ13について、
厚みや密度等が同じ緩衝材30を共通使用する場合にあ
っては、ダイヤフラムポンプ13の空気量の増加に比例
して、ポンプ本体1の重量が大きくなるため、高空気量
のポンプに合わせて緩衝材30の厚みや密度を等しく設
定すると、低空気量のポンプに関しては緩衝材30のコ
ストが非常に高くつくという問題がある。
ケース3等に貼り付けるのには手間がかかり、その分コ
ストが高くなり、部品点数も増えるという問題がある。
特に、異なる種類のダイヤフラムポンプ13について、
厚みや密度等が同じ緩衝材30を共通使用する場合にあ
っては、ダイヤフラムポンプ13の空気量の増加に比例
して、ポンプ本体1の重量が大きくなるため、高空気量
のポンプに合わせて緩衝材30の厚みや密度を等しく設
定すると、低空気量のポンプに関しては緩衝材30のコ
ストが非常に高くつくという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、従来の緩衝材を用いることなく、衝撃吸収効果を
得ることができ、緩衝材の取付けの手間を省いて低コス
ト化及び部品点数の削減を図ることができるようにした
ダイヤフラムポンプを提供することを目的とし、また、
ポンプ本体のねじれによる外ケースとの衝突防止を図る
ことができるダイヤフラムポンプを提供することを目的
とし、また、支持板とベース部との間が消音室となって
いる場合において、消音室内の空気漏れを防止しなが
ら、ベース部に振れ止め手段を一体に設けることが可能
なダイヤフラムポンプを提供することを目的とする。
ので、従来の緩衝材を用いることなく、衝撃吸収効果を
得ることができ、緩衝材の取付けの手間を省いて低コス
ト化及び部品点数の削減を図ることができるようにした
ダイヤフラムポンプを提供することを目的とし、また、
ポンプ本体のねじれによる外ケースとの衝突防止を図る
ことができるダイヤフラムポンプを提供することを目的
とし、また、支持板とベース部との間が消音室となって
いる場合において、消音室内の空気漏れを防止しなが
ら、ベース部に振れ止め手段を一体に設けることが可能
なダイヤフラムポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ダイヤフラムの駆動により外部への気体
の吸引、吐出を行うようにしたポンプ本体1が外ケース
3内に収納されていると共に、ポンプ本体1に設けた弾
性脚部4が外ケース3内部に取付けた支持板5に連結さ
れ、ポンプ本体1が弾性脚部4のみで外ケース3内に支
持されて成るダイヤフラムポンプにおいて、ポンプ本体
1の弾性脚部4が設けられている面2aと支持板5との
間に振れ止め手段6を配設し、該振れ止め手段6は、ポ
ンプ本体1の弾性脚部4が設けられている面2a又は支
持板5の一方に設けられた凸部7と、他方に設けられて
該凸部7に隙間9を介して対面した凹部8とで構成され
ていることを特徴としており、このように構成すること
で、衝撃時にポンプ本体1の動きの幅が一定以上になる
と、凸部7が凹部8に当たってポンプ本体1のそれ以上
の動きが規制され、ポンプ本体1が外ケース3に衝突す
るのを防止できる。また、凸部7と凹部8との間の隙間
9によって、運転時におけるポンプ本体1の微振動が凸
部7と凹部8を介して支持板5には伝わるのを防止でき
る。
に、本発明は、ダイヤフラムの駆動により外部への気体
の吸引、吐出を行うようにしたポンプ本体1が外ケース
3内に収納されていると共に、ポンプ本体1に設けた弾
性脚部4が外ケース3内部に取付けた支持板5に連結さ
れ、ポンプ本体1が弾性脚部4のみで外ケース3内に支
持されて成るダイヤフラムポンプにおいて、ポンプ本体
1の弾性脚部4が設けられている面2aと支持板5との
間に振れ止め手段6を配設し、該振れ止め手段6は、ポ
ンプ本体1の弾性脚部4が設けられている面2a又は支
持板5の一方に設けられた凸部7と、他方に設けられて
該凸部7に隙間9を介して対面した凹部8とで構成され
ていることを特徴としており、このように構成すること
で、衝撃時にポンプ本体1の動きの幅が一定以上になる
と、凸部7が凹部8に当たってポンプ本体1のそれ以上
の動きが規制され、ポンプ本体1が外ケース3に衝突す
るのを防止できる。また、凸部7と凹部8との間の隙間
9によって、運転時におけるポンプ本体1の微振動が凸
部7と凹部8を介して支持板5には伝わるのを防止でき
る。
【0007】また本発明は、ダイヤフラムの駆動により
外部への気体の吸引、吐出を行うようにしたポンプ本体
1が外ケース3内に収納されていると共に、ポンプ本体
1に設けた弾性脚部4が外ケース3内部に取付けた支持
板5に連結され、ポンプ本体1が弾性脚部4のみで外ケ
ース3内に支持されて成るダイヤフラムポンプにおい
て、ポンプ本体1の弾性脚部4が設けられている面2a
とは反対側の面2bと外ケース3の内面3aとの間に振
れ止め手段6を配設し、該振れ止め手段6は、ポンプ本
体1の弾性脚部4が設けられている面2aとは反対側の
面2b又は外ケース3の内面3aの一方に設けられた凸
部7と、他方に設けられて該凸部7に隙間9を介して対
面した凹部8とで構成されていることを特徴としてお
り、このように構成することで、衝撃時にポンプ本体1
の動きの幅が一定以上になると、凸部7が凹部8に当た
ってポンプ本体1のそれ以上の動きが規制され、ポンプ
本体1が外ケース3に衝突するのを防止できる。また、
凸部7と凹部8との間の隙間9によって、運転時におけ
るポンプ本体1の微振動が凸部7と凹部8を介して支持
板5には伝わるのを防止でき、さらに、ポンプ本体1の
反対側の両面に配置した弾性脚部4と振れ止め手段6と
によって、ポンプ本体1の動きがそれぞれ規制されるの
で、凸部7と凹部8にかかる衝撃力をその分少なくでき
る。
外部への気体の吸引、吐出を行うようにしたポンプ本体
1が外ケース3内に収納されていると共に、ポンプ本体
1に設けた弾性脚部4が外ケース3内部に取付けた支持
板5に連結され、ポンプ本体1が弾性脚部4のみで外ケ
ース3内に支持されて成るダイヤフラムポンプにおい
て、ポンプ本体1の弾性脚部4が設けられている面2a
とは反対側の面2bと外ケース3の内面3aとの間に振
れ止め手段6を配設し、該振れ止め手段6は、ポンプ本
体1の弾性脚部4が設けられている面2aとは反対側の
面2b又は外ケース3の内面3aの一方に設けられた凸
部7と、他方に設けられて該凸部7に隙間9を介して対
面した凹部8とで構成されていることを特徴としてお
り、このように構成することで、衝撃時にポンプ本体1
の動きの幅が一定以上になると、凸部7が凹部8に当た
ってポンプ本体1のそれ以上の動きが規制され、ポンプ
本体1が外ケース3に衝突するのを防止できる。また、
凸部7と凹部8との間の隙間9によって、運転時におけ
るポンプ本体1の微振動が凸部7と凹部8を介して支持
板5には伝わるのを防止でき、さらに、ポンプ本体1の
反対側の両面に配置した弾性脚部4と振れ止め手段6と
によって、ポンプ本体1の動きがそれぞれ規制されるの
で、凸部7と凹部8にかかる衝撃力をその分少なくでき
る。
【0008】ここで、上記凸部7と凹部8の断面はそれ
ぞれ角形状に形成されているのが好ましく、この場合、
衝撃時にポンプ本体1に回転力(ねじれ)が生じた場合
には、凸部7が凹部8に対して回転して、凸部7と凹部
8との隙間9が狭まり、ポンプ本体1が外ケース3に当
たるよりも先に凸部7を凹部8に当たることができ、ポ
ンプ本体1のねじれによる外ケース3との衝突防止にも
十分に対応できるものとなる。
ぞれ角形状に形成されているのが好ましく、この場合、
衝撃時にポンプ本体1に回転力(ねじれ)が生じた場合
には、凸部7が凹部8に対して回転して、凸部7と凹部
8との隙間9が狭まり、ポンプ本体1が外ケース3に当
たるよりも先に凸部7を凹部8に当たることができ、ポ
ンプ本体1のねじれによる外ケース3との衝突防止にも
十分に対応できるものとなる。
【0009】また上記凸部7と凹部8とを複数組設ける
のが好ましく、この場合、複数の凸部7と凹部8とによ
り衝撃吸収効果をより高めることができると同時に、凸
部7と凹部8にかかる衝撃力を一層少なくでき、さらに
ポンプ本体1の回転(ねじれ)の発生を確実に防止でき
るようになる。また上記凸部7又は凹部8の一方を支持
板5を貫通して外ケース3のベース部10に一体に設け
ると共に、ベース部10と支持板5との間に凸部7又は
凹部8の外周を気密に保つためのパッキン材11を介在
させるのが好ましく、この場合、部品点数を削減できる
と共に、支持板5とベース部10との間が消音室12と
なっている場合でも、パッキン材11によって空気漏れ
を防止できるようになる。
のが好ましく、この場合、複数の凸部7と凹部8とによ
り衝撃吸収効果をより高めることができると同時に、凸
部7と凹部8にかかる衝撃力を一層少なくでき、さらに
ポンプ本体1の回転(ねじれ)の発生を確実に防止でき
るようになる。また上記凸部7又は凹部8の一方を支持
板5を貫通して外ケース3のベース部10に一体に設け
ると共に、ベース部10と支持板5との間に凸部7又は
凹部8の外周を気密に保つためのパッキン材11を介在
させるのが好ましく、この場合、部品点数を削減できる
と共に、支持板5とベース部10との間が消音室12と
なっている場合でも、パッキン材11によって空気漏れ
を防止できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。ダイヤフラムポンプ13の基本構造は、従来
(図7)と同様であり、対応する部分には同一符号を付
しておく。本発明のダイヤフラムポンプ13は、ポンプ
本体1が弾性脚部4のみで外ケース3内に支持されてい
る構造において、従来の緩衝材に代えて、ポンプ本体1
の動きを規制するための振れ止め手段6を配設すること
に特徴がある。
説明する。ダイヤフラムポンプ13の基本構造は、従来
(図7)と同様であり、対応する部分には同一符号を付
しておく。本発明のダイヤフラムポンプ13は、ポンプ
本体1が弾性脚部4のみで外ケース3内に支持されてい
る構造において、従来の緩衝材に代えて、ポンプ本体1
の動きを規制するための振れ止め手段6を配設すること
に特徴がある。
【0011】振れ止め手段6は、ポンプ本体1の下面2
aに設けられた凸部7と、金属製の支持板5上に設けら
れて上記凸部7が挿入される凹部8とで構成されてお
り、凸部7と凹部8とが一定の隙間9をあけて対面して
いる。本実施形態では、図1、図2(a)に示すよう
に、ポンプ本体1の弾性脚部4間の下面2aに凹部8を
構成するリブ8aが一体に突設されており、支持板5の
上面には凹部8と対向する位置に、凸部7が一体に突設
されており、ポンプ本体1の弾性脚部4を支持板5の嵌
合孔に嵌合させたときに、凸部7が隙間9を介して凹部
8内に挿入されようになっている。ここで、凸部7と凹
部8間の隙間9の寸法dは、ポンプ本体1の内ケース2
の外面と外ケース3の内面3aとの間の最短距離Dより
も小さく設定されており、これにより、衝撃時にポンプ
本体1が慣性で動いたときは、ポンプ本体1が外ケース
3に当たるよりも先に凸部7が凹部8に当たって、ポン
プ本体1と外ケース3との衝突を未然に防止できるよう
になっている。
aに設けられた凸部7と、金属製の支持板5上に設けら
れて上記凸部7が挿入される凹部8とで構成されてお
り、凸部7と凹部8とが一定の隙間9をあけて対面して
いる。本実施形態では、図1、図2(a)に示すよう
に、ポンプ本体1の弾性脚部4間の下面2aに凹部8を
構成するリブ8aが一体に突設されており、支持板5の
上面には凹部8と対向する位置に、凸部7が一体に突設
されており、ポンプ本体1の弾性脚部4を支持板5の嵌
合孔に嵌合させたときに、凸部7が隙間9を介して凹部
8内に挿入されようになっている。ここで、凸部7と凹
部8間の隙間9の寸法dは、ポンプ本体1の内ケース2
の外面と外ケース3の内面3aとの間の最短距離Dより
も小さく設定されており、これにより、衝撃時にポンプ
本体1が慣性で動いたときは、ポンプ本体1が外ケース
3に当たるよりも先に凸部7が凹部8に当たって、ポン
プ本体1と外ケース3との衝突を未然に防止できるよう
になっている。
【0012】なお、凸部7及び凹部8の取付けは接合或
いは一体形成のいずれであってもよい。凸部7及び凹部
8の材料は特に限定されないが、衝撃に十分に耐えられ
るものが望ましい。また、凸部7及び凹部8の断面形状
は特に限定されず、円形、楕円形、或いは角形、その他
の形状であってもよい。なお、凹部8を支持板5側に設
け、凸部7をポンプ本体1側に設けてもよいのは勿論の
ことである。
いは一体形成のいずれであってもよい。凸部7及び凹部
8の材料は特に限定されないが、衝撃に十分に耐えられ
るものが望ましい。また、凸部7及び凹部8の断面形状
は特に限定されず、円形、楕円形、或いは角形、その他
の形状であってもよい。なお、凹部8を支持板5側に設
け、凸部7をポンプ本体1側に設けてもよいのは勿論の
ことである。
【0013】しかして、輸送や落下による衝撃時にポン
プ本体1がその慣性力により例えば図3の矢印A方向に
動いても、ポンプ本体1側に設けた凹部8と支持板5側
に設けた凸部7とが隙間9を介して対面しているので、
このポンプ本体1の動きの幅が一定以上になると、凸部
7が凹部8に当たってポンプ本体1のそれ以上の動きが
止められる。つまり、凸部7と凹部8間の隙間9の寸法
d(図1)をポンプ本体1の内ケース2と外ケース3間
の最短距離Dよりも小さく設定してあるので、ポンプ本
体2が外ケース3に衝突するよりも先に凸部7が凹部8
に当たるようになり、ポンプ本体1の動きを規制でき
る。しかも、凸部7と凹部8はポンプ本体1の弾性脚部
4,4間の中央部に配置してあるので、ポンプ本体1の
前後左右の動きをポンプ本体1のセンター位置でバラン
ス良く且つ効率良く規制できるようになり、従って、ポ
ンプ本体1が外ケース3に衝突するのを確実に防止で
き、外ケース3の破損を防止することができる。また、
外ケース3が合成樹脂製以外の場合でも、ポンプ本体1
との衝突を避けることで、電磁石等を内蔵したポンプ本
体1を十分に保護できるものとなる。この結果、従来の
ような緩衝材を用いることなく、衝撃吸収効果が得られ
るので、緩衝材を取付ける手間を省くことができ、その
分コストを低くできると共に、部品点数も削減できるも
のである。
プ本体1がその慣性力により例えば図3の矢印A方向に
動いても、ポンプ本体1側に設けた凹部8と支持板5側
に設けた凸部7とが隙間9を介して対面しているので、
このポンプ本体1の動きの幅が一定以上になると、凸部
7が凹部8に当たってポンプ本体1のそれ以上の動きが
止められる。つまり、凸部7と凹部8間の隙間9の寸法
d(図1)をポンプ本体1の内ケース2と外ケース3間
の最短距離Dよりも小さく設定してあるので、ポンプ本
体2が外ケース3に衝突するよりも先に凸部7が凹部8
に当たるようになり、ポンプ本体1の動きを規制でき
る。しかも、凸部7と凹部8はポンプ本体1の弾性脚部
4,4間の中央部に配置してあるので、ポンプ本体1の
前後左右の動きをポンプ本体1のセンター位置でバラン
ス良く且つ効率良く規制できるようになり、従って、ポ
ンプ本体1が外ケース3に衝突するのを確実に防止で
き、外ケース3の破損を防止することができる。また、
外ケース3が合成樹脂製以外の場合でも、ポンプ本体1
との衝突を避けることで、電磁石等を内蔵したポンプ本
体1を十分に保護できるものとなる。この結果、従来の
ような緩衝材を用いることなく、衝撃吸収効果が得られ
るので、緩衝材を取付ける手間を省くことができ、その
分コストを低くできると共に、部品点数も削減できるも
のである。
【0014】また、ダイヤフラムポンプ13の運転時に
おいて、上記凸部7と凹部8間に隙間9を設けたことに
よって、運転時におけるポンプ本体1の微振動が凸部7
と凹部8を介して支持板5には伝わることがなくなり、
従って、凸部7と凹部8とからなる振れ止め手段6を設
けた構造でありながら、外ケース3に微振動(ビビリ
音)が発生するのを防止できる。
おいて、上記凸部7と凹部8間に隙間9を設けたことに
よって、運転時におけるポンプ本体1の微振動が凸部7
と凹部8を介して支持板5には伝わることがなくなり、
従って、凸部7と凹部8とからなる振れ止め手段6を設
けた構造でありながら、外ケース3に微振動(ビビリ
音)が発生するのを防止できる。
【0015】また本実施形態では、振れ止め手段6を構
成する凸部7と凹部8は、ポンプ本体1と支持板5とに
それぞれ一体化されているので、部品点数を増やすこと
なく、簡単な構成で、振れ止め手段6を構成できる。さ
らに強い衝撃で仮りに凸部7と凹部8とが破損したとき
でも、弾性脚部4による防振効果には影響がなく、しか
も凸部7と凹部8の破損は外ケース3の外部から見えな
いので、外観上の問題は生じないものである。
成する凸部7と凹部8は、ポンプ本体1と支持板5とに
それぞれ一体化されているので、部品点数を増やすこと
なく、簡単な構成で、振れ止め手段6を構成できる。さ
らに強い衝撃で仮りに凸部7と凹部8とが破損したとき
でも、弾性脚部4による防振効果には影響がなく、しか
も凸部7と凹部8の破損は外ケース3の外部から見えな
いので、外観上の問題は生じないものである。
【0016】図2(b)は他の実施形態を示している。
この実施形態では、ポンプ本体1の弾性脚部4が設けら
れている面2aとは反対側の上面2bと外ケース3の内
面3aとの間に振れ止め手段6を配設したものである。
ポンプ本体1の下部は弾性脚部4を介して支持板5で下
方から支えられており、ポンプ本体1の上部はフリーな
状態であり、このポンプ本体1の上部と外ケース3との
間に凸部7と凹部8とから成る振れ止め手段6を設ける
ことによって、ポンプ本体1は下部と上部の両方でその
動きが規制されることとなり、従って、上部に配置した
凸部7と凹部8にかかる衝撃力がその分少なくなり、凸
部7と凹部8を強度の低い材料で構成することが可能と
なり、凸部7と凹部8にかかるコストも一層安価で済む
ようになる。しかも、凸部7と凹部8は、ポンプ本体1
と外ケース3とにそれぞれ一体化されているので、部品
点数を増やすことなく、簡単な構成で、振れ止め手段6
を構成できるものとなる。
この実施形態では、ポンプ本体1の弾性脚部4が設けら
れている面2aとは反対側の上面2bと外ケース3の内
面3aとの間に振れ止め手段6を配設したものである。
ポンプ本体1の下部は弾性脚部4を介して支持板5で下
方から支えられており、ポンプ本体1の上部はフリーな
状態であり、このポンプ本体1の上部と外ケース3との
間に凸部7と凹部8とから成る振れ止め手段6を設ける
ことによって、ポンプ本体1は下部と上部の両方でその
動きが規制されることとなり、従って、上部に配置した
凸部7と凹部8にかかる衝撃力がその分少なくなり、凸
部7と凹部8を強度の低い材料で構成することが可能と
なり、凸部7と凹部8にかかるコストも一層安価で済む
ようになる。しかも、凸部7と凹部8は、ポンプ本体1
と外ケース3とにそれぞれ一体化されているので、部品
点数を増やすことなく、簡単な構成で、振れ止め手段6
を構成できるものとなる。
【0017】ところで、ポンプ本体1が衝撃で動く場合
において、衝撃が加わる方向によってはポンプ本体1に
回転力(ねじれ力)が生じることがある。このとき、図
5に示すように、凸部7と凹部8の断面形状が円形の場
合には、ポンプ本体1の回転によってポンプ本体1と外
ケース3との間の最短距離Dが変化して、凸部7が凹部
8に当たるよりも先にポンプ本体1が外ケース3に衝突
してしまうこととなる。なお、凸部7と凹部8との隙間
9を最小限まで小さくして、ポンプ本体1が外ケース3
に衝突する前に凸部7を凹部8に当てるようにした場合
は、ポンプ本体1の僅かな動きや傾斜によっても凸部7
が凹部8に当たり、ポンプ本体1の微振動が外ケース3
に伝わってビビリ音の原因となる。
において、衝撃が加わる方向によってはポンプ本体1に
回転力(ねじれ力)が生じることがある。このとき、図
5に示すように、凸部7と凹部8の断面形状が円形の場
合には、ポンプ本体1の回転によってポンプ本体1と外
ケース3との間の最短距離Dが変化して、凸部7が凹部
8に当たるよりも先にポンプ本体1が外ケース3に衝突
してしまうこととなる。なお、凸部7と凹部8との隙間
9を最小限まで小さくして、ポンプ本体1が外ケース3
に衝突する前に凸部7を凹部8に当てるようにした場合
は、ポンプ本体1の僅かな動きや傾斜によっても凸部7
が凹部8に当たり、ポンプ本体1の微振動が外ケース3
に伝わってビビリ音の原因となる。
【0018】そこで本発明は、上記問題を解決するため
に、図4に示すように、凸部7と凹部8の断面をそれぞ
れ三角形状に形成している。他の構成は図1の構成と同
様である。例えば凸部7と凹部8の断面形状をそれぞれ
三角形に形成することによって、ポンプ本体1が回転し
たときに、凸部7が凹部8に対して回転して、凸部7と
凹部8との隙間9が狭まり、ポンプ本体1が外ケース3
に当たるよりも先に凸部7を凹部8に当てることができ
るようになる。従って、ポンプ本体1の回転による外ケ
ース3との衝突防止にも十分に対応できると共に、凸部
7と凹部8との隙間9を最小限まで小さくする必要もな
くなるので、ビビリ音の発生も同時に防止できるものと
なる。勿論、凸部7と凹部8の断面形状は、三角形に限
らず、例えば四角形、或いは多角形であってもよい。
に、図4に示すように、凸部7と凹部8の断面をそれぞ
れ三角形状に形成している。他の構成は図1の構成と同
様である。例えば凸部7と凹部8の断面形状をそれぞれ
三角形に形成することによって、ポンプ本体1が回転し
たときに、凸部7が凹部8に対して回転して、凸部7と
凹部8との隙間9が狭まり、ポンプ本体1が外ケース3
に当たるよりも先に凸部7を凹部8に当てることができ
るようになる。従って、ポンプ本体1の回転による外ケ
ース3との衝突防止にも十分に対応できると共に、凸部
7と凹部8との隙間9を最小限まで小さくする必要もな
くなるので、ビビリ音の発生も同時に防止できるものと
なる。勿論、凸部7と凹部8の断面形状は、三角形に限
らず、例えば四角形、或いは多角形であってもよい。
【0019】また、上記のポンプ本体1の回転(ねじ
れ)は、1つの凸部7を回転中心として起こるものと考
えられるので、凸部7と凹部8とを2組以上設ければ、
ポンプ本体1の回転を止めることができる。このように
凸部7と凹部8とを2組以上設けることによって、振動
吸収効果をより高めることができると同時に、凸部7と
凹部8にかかる衝撃力を分散でき、凸部7と凹部8にか
かる負担軽減を図ることができる。
れ)は、1つの凸部7を回転中心として起こるものと考
えられるので、凸部7と凹部8とを2組以上設ければ、
ポンプ本体1の回転を止めることができる。このように
凸部7と凹部8とを2組以上設けることによって、振動
吸収効果をより高めることができると同時に、凸部7と
凹部8にかかる衝撃力を分散でき、凸部7と凹部8にか
かる負担軽減を図ることができる。
【0020】図6は、支持板5とベース部10との間が
消音室12となっている場合において、凸部7又は凹部
8の一方を支持板5を貫通して外ケース3のベース部1
0に一体に設けると共に、ベース部10と支持板5との
間に凸部7又は凹部8の外周を気密に保つためのパッキ
ン材11を介在させた場合を示している。上記支持板5
は消音室12の上壁を兼ねており、外ケース3のベース
部10は消音室12の下壁を兼ねている。このように外
ケース3のベース部10に凸部7を一体に設けることに
よって、部品点数の削減が図られる。また、パッキン材
11は、ベース部10から突設させた立ち上がり壁14
と支持板5との間に充填されているので、パッキン材1
1によって消音室12内の空気が支持板5の凸部貫通孔
15から消音室12外部に漏洩するのを防止でき、消音
効果が損なわれることもない。なお、本実施形態の構造
は、凸部7に代えて、凹部8をベース部10に一体に設
けた場合においても同様である。
消音室12となっている場合において、凸部7又は凹部
8の一方を支持板5を貫通して外ケース3のベース部1
0に一体に設けると共に、ベース部10と支持板5との
間に凸部7又は凹部8の外周を気密に保つためのパッキ
ン材11を介在させた場合を示している。上記支持板5
は消音室12の上壁を兼ねており、外ケース3のベース
部10は消音室12の下壁を兼ねている。このように外
ケース3のベース部10に凸部7を一体に設けることに
よって、部品点数の削減が図られる。また、パッキン材
11は、ベース部10から突設させた立ち上がり壁14
と支持板5との間に充填されているので、パッキン材1
1によって消音室12内の空気が支持板5の凸部貫通孔
15から消音室12外部に漏洩するのを防止でき、消音
効果が損なわれることもない。なお、本実施形態の構造
は、凸部7に代えて、凹部8をベース部10に一体に設
けた場合においても同様である。
【0021】本発明に係るダイヤフラムポンプ13は、
主として浄化槽において、汚水を生物的に処理するた
め、ばっき槽へ空気を供給するために最適に用いられる
が、浄化槽以外に例えば養殖池での酸素供給などにも広
く用いることができるのは勿論のことである。
主として浄化槽において、汚水を生物的に処理するた
め、ばっき槽へ空気を供給するために最適に用いられる
が、浄化槽以外に例えば養殖池での酸素供給などにも広
く用いることができるのは勿論のことである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、ダイヤフラムの駆動により外部への
気体の吸引、吐出を行うようにしたポンプ本体が外ケー
ス内に収納されていると共に、ポンプ本体に設けた弾性
脚部が外ケース内部に取付けた支持板に連結され、ポン
プ本体が弾性脚部のみで外ケース内に支持されて成るダ
イヤフラムポンプにおいて、ポンプ本体の弾性脚部が設
けられている面と支持板との間に振れ止め手段を配設
し、該振れ止め手段は、ポンプ本体の弾性脚部が設けら
れている面又は支持板の一方に設けられた凸部と、他方
に設けられて該凸部に隙間を介して対面した凹部とで構
成されているから、輸送や落下による衝撃時にポンプ本
体が慣性により動いても、ポンプ本体と支持板とに設け
た凸部と凹部とが隙間を介して対面しているので、ポン
プ本体の動きの幅が一定以上になると、凸部が凹部に当
たってポンプ本体のそれ以上の動きが規制される。従っ
て、ポンプ本体が外ケースに衝突するのを防止でき、外
ケースの破損或いはポンプ本体の破損を防止することが
できる。しかも、凸部と凹部との間に隙間を設けたこと
によって、運転時におけるポンプ本体の微振動が凸部と
凹部を介して支持板に伝わるのを防止できる。この結
果、従来のような緩衝材を用いることなく、衝撃吸収効
果が得られるので、緩衝材の取付けの手間を省け、その
分コストを低くできると共に、部品点数も削減できるも
のである。さらに、強い衝撃で仮りに凸部と凹部とが破
損したときでも、その破損は外ケースの外観にあらわれ
ないので、品質上の問題も生じないものである。
項1記載の発明は、ダイヤフラムの駆動により外部への
気体の吸引、吐出を行うようにしたポンプ本体が外ケー
ス内に収納されていると共に、ポンプ本体に設けた弾性
脚部が外ケース内部に取付けた支持板に連結され、ポン
プ本体が弾性脚部のみで外ケース内に支持されて成るダ
イヤフラムポンプにおいて、ポンプ本体の弾性脚部が設
けられている面と支持板との間に振れ止め手段を配設
し、該振れ止め手段は、ポンプ本体の弾性脚部が設けら
れている面又は支持板の一方に設けられた凸部と、他方
に設けられて該凸部に隙間を介して対面した凹部とで構
成されているから、輸送や落下による衝撃時にポンプ本
体が慣性により動いても、ポンプ本体と支持板とに設け
た凸部と凹部とが隙間を介して対面しているので、ポン
プ本体の動きの幅が一定以上になると、凸部が凹部に当
たってポンプ本体のそれ以上の動きが規制される。従っ
て、ポンプ本体が外ケースに衝突するのを防止でき、外
ケースの破損或いはポンプ本体の破損を防止することが
できる。しかも、凸部と凹部との間に隙間を設けたこと
によって、運転時におけるポンプ本体の微振動が凸部と
凹部を介して支持板に伝わるのを防止できる。この結
果、従来のような緩衝材を用いることなく、衝撃吸収効
果が得られるので、緩衝材の取付けの手間を省け、その
分コストを低くできると共に、部品点数も削減できるも
のである。さらに、強い衝撃で仮りに凸部と凹部とが破
損したときでも、その破損は外ケースの外観にあらわれ
ないので、品質上の問題も生じないものである。
【0023】また請求項2記載の発明は、ダイヤフラム
の駆動により外部への気体の吸引、吐出を行うようにし
たポンプ本体が外ケース内に収納されていると共に、ポ
ンプ本体に設けた弾性脚部が外ケース内部に取付けた支
持板に連結され、ポンプ本体が弾性脚部のみで外ケース
内に支持されて成るダイヤフラムポンプにおいて、ポン
プ本体の弾性脚部が設けられている面とは反対側の面と
外ケースの内面との間に振れ止め手段を配設し、該振れ
止め手段は、ポンプ本体の弾性脚部が設けられている面
とは反対側の面又は外ケースの内面の一方に設けられた
凸部と、他方に設けられて該凸部に隙間を介して対面し
た凹部とで構成されているから、請求項1記載の効果に
加えて、ポンプ本体の反対側の一面に弾性脚部、他面に
振れ止め手段が設けられているので、ポンプ本体は反対
側の両面でその動きが規制されるようになり、従って、
凸部と凹部にかかる衝撃力がその分少なくなり、凸部と
凹部の強度を低くしても、衝撃吸収効果が得られるの
で、振れ止め手段を設けるためのコストを一層低減でき
るものである。
の駆動により外部への気体の吸引、吐出を行うようにし
たポンプ本体が外ケース内に収納されていると共に、ポ
ンプ本体に設けた弾性脚部が外ケース内部に取付けた支
持板に連結され、ポンプ本体が弾性脚部のみで外ケース
内に支持されて成るダイヤフラムポンプにおいて、ポン
プ本体の弾性脚部が設けられている面とは反対側の面と
外ケースの内面との間に振れ止め手段を配設し、該振れ
止め手段は、ポンプ本体の弾性脚部が設けられている面
とは反対側の面又は外ケースの内面の一方に設けられた
凸部と、他方に設けられて該凸部に隙間を介して対面し
た凹部とで構成されているから、請求項1記載の効果に
加えて、ポンプ本体の反対側の一面に弾性脚部、他面に
振れ止め手段が設けられているので、ポンプ本体は反対
側の両面でその動きが規制されるようになり、従って、
凸部と凹部にかかる衝撃力がその分少なくなり、凸部と
凹部の強度を低くしても、衝撃吸収効果が得られるの
で、振れ止め手段を設けるためのコストを一層低減でき
るものである。
【0024】また請求項3記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、 凸部と凹部の断面がそ
れぞれ角形状に形成されているから、衝撃時にポンプ本
体に回転力(ねじれ)が生じた場合には、凸部が凹部に
対して回転して、凸部と凹部との隙間が狭まり、ポンプ
本体が外ケースに当たるよりも先に凸部が凹部に当たる
ようになり、従って、ポンプ本体のねじれによる外ケー
スとの衝突防止にも十分に対応できると共に、凸部と凹
部との隙間を最小限まで小さくする必要がなくなり、ビ
ビリ音の発生も同時に防止することができる。
請求項2記載の効果に加えて、 凸部と凹部の断面がそ
れぞれ角形状に形成されているから、衝撃時にポンプ本
体に回転力(ねじれ)が生じた場合には、凸部が凹部に
対して回転して、凸部と凹部との隙間が狭まり、ポンプ
本体が外ケースに当たるよりも先に凸部が凹部に当たる
ようになり、従って、ポンプ本体のねじれによる外ケー
スとの衝突防止にも十分に対応できると共に、凸部と凹
部との隙間を最小限まで小さくする必要がなくなり、ビ
ビリ音の発生も同時に防止することができる。
【0025】また請求項4記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、凸部と凹部とを複数組設
けたから、複数の凸部と凹部とにより衝撃吸収効果を一
層高めることができると同時に、凸部と凹部にかかる衝
撃力を一層少なくできる。さらに、ポンプ本体の回転
(ねじれ)の発生を確実に防止できるようになる。また
請求項5記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、
凸部又は凹部の一方を支持板を貫通して外ケースのベー
ス部に一体に設けると共に、ベース部と支持板との間に
凸部又は凹部の外周を気密に保つためのパッキン材を介
在させて成るから、外ケースのベース部に凸部又は凹部
の一方を一体に設けることによって、部品点数の削減が
図られる。また、支持板とベース部との間が消音室とな
っている場合でも、パッキン材をベース部と支持板との
間に介在させることによって、消音室内の空気が支持板
の貫通孔から消音室外部に漏洩するのを防止できるもの
となる。
請求項2記載の効果に加えて、凸部と凹部とを複数組設
けたから、複数の凸部と凹部とにより衝撃吸収効果を一
層高めることができると同時に、凸部と凹部にかかる衝
撃力を一層少なくできる。さらに、ポンプ本体の回転
(ねじれ)の発生を確実に防止できるようになる。また
請求項5記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、
凸部又は凹部の一方を支持板を貫通して外ケースのベー
ス部に一体に設けると共に、ベース部と支持板との間に
凸部又は凹部の外周を気密に保つためのパッキン材を介
在させて成るから、外ケースのベース部に凸部又は凹部
の一方を一体に設けることによって、部品点数の削減が
図られる。また、支持板とベース部との間が消音室とな
っている場合でも、パッキン材をベース部と支持板との
間に介在させることによって、消音室内の空気が支持板
の貫通孔から消音室外部に漏洩するのを防止できるもの
となる。
【図1】本発明の実施形態の一例を示すダイヤフラムポ
ンプの断面図である。
ンプの断面図である。
【図2】(a)は同上の振れ止め手段を説明する断面
図、(b)は他の実施形態の振れ止め手段を説明する断
面図である。
図、(b)は他の実施形態の振れ止め手段を説明する断
面図である。
【図3】同上のポンプ本体が慣性で動く場合における振
れ止め状態を説明する図である。
れ止め状態を説明する図である。
【図4】他の実施形態の振れ止め手段を説明する概略平
面図である。
面図である。
【図5】同上のポンプ本体のねじれが生じた場合を説明
する概略平面図である。
する概略平面図である。
【図6】更に他の実施形態の振れ止め手段を説明する断
面図である。
面図である。
【図7】従来の緩衝材を用いた場合を説明する断面図で
ある。
ある。
1 ポンプ本体 3 外ケース 4 弾性脚部 5 支持板 6 振れ止め手段 7 凸部 8 凹部 9 隙間 10 ベース部 11 パッキン材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小屋本 政則 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 越島 次郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 六嶋 一雅 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中岡 敬善 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 江指 憲司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 ダイヤフラムの駆動により外部への気体
の吸引、吐出を行うようにしたポンプ本体が外ケース内
に収納されていると共に、ポンプ本体に設けた弾性脚部
が外ケース内部に取付けた支持板に連結され、ポンプ本
体が弾性脚部のみで外ケース内に支持されて成るダイヤ
フラムポンプにおいて、ポンプ本体の弾性脚部が設けら
れている面と支持板との間に振れ止め手段を配設し、該
振れ止め手段は、ポンプ本体の弾性脚部が設けられてい
る面又は支持板の一方に設けられた凸部と、他方に設け
られて該凸部に隙間を介して対面した凹部とで構成され
ていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。 - 【請求項2】 ダイヤフラムの駆動により外部への気体
の吸引、吐出を行うようにしたポンプ本体が外ケース内
に収納されていると共に、ポンプ本体に設けた弾性脚部
が外ケース内部に取付けた支持板に連結され、ポンプ本
体が弾性脚部のみで外ケース内に支持されて成るダイヤ
フラムポンプにおいて、ポンプ本体の弾性脚部が設けら
れている面とは反対側の面と外ケースの内面との間に振
れ止め手段を配設し、該振れ止め手段は、ポンプ本体の
弾性脚部が設けられている面とは反対側の面又は外ケー
スの内面の一方に設けられた凸部と、他方に設けられて
該凸部に隙間を介して対面した凹部とで構成されている
ことを特徴とするダイヤフラムポンプ。 - 【請求項3】 凸部と凹部の断面がそれぞれ角形状に形
成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記
載のダイヤフラムポンプ。 - 【請求項4】 凸部と凹部とを複数組設けたことを特徴
とする請求項1又は請求項2記載のダイヤフラムポン
プ。 - 【請求項5】 凸部又は凹部の一方を支持板を貫通して
外ケースのベース部に一体に設けると共に、ベース部と
支持板との間に凸部又は凹部の外周を気密に保つための
パッキン材を介在させて成ることを特徴とする請求項1
記載のダイヤフラムポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35301597A JPH11182440A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | ダイヤフラムポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35301597A JPH11182440A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | ダイヤフラムポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182440A true JPH11182440A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18427994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35301597A Pending JPH11182440A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | ダイヤフラムポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11182440A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6538125B2 (en) | 2000-06-22 | 2003-03-25 | National Institute Of Agrobiological Sciences | Insertion sequence element derived from Ralstonia solanacearum |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP35301597A patent/JPH11182440A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6538125B2 (en) | 2000-06-22 | 2003-03-25 | National Institute Of Agrobiological Sciences | Insertion sequence element derived from Ralstonia solanacearum |
US6570007B2 (en) | 2000-06-22 | 2003-05-27 | National Institute Of Agrobiological Sciences | Insertion sequence element derived from ralstonia solanacearum |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021119 |