JP3574491B2 - 防振装置 - Google Patents

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JP3574491B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、内筒と外筒との間にゴム状弾性体を装着し、内筒を挟んで両側に又は片方側に貫通孔を形成した防振装置に関し、エンジンマウントとして好適に使用できる防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエンジンマウントは、例えば内筒に取付部材を介して内筒を車体に取付け、外筒をエンジンに取付いたブラケットに圧入していた。エンジンの振動に伴って相対的に内筒はその軸線方向にも移動しようとする。この内筒の軸線方向の移動に伴って外筒もゴム状弾性体から抜け出る方向に移動しようとするとともに、外筒が他の機器等や車体と内筒とを連結する取付部材に衝突しようとする。そこで、外筒よりも内筒を長くした防振装置では、内筒の両端近傍個所にゴム製の外筒外径よりも大きな円板状のサイドストッパーを取付けたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の円板状のサイドストッパーでは、外筒の抜け防止を図るには十分ではなく、また厚みもなく大きな荷重を受けることはできず、一定以上の荷重を受けると防振機能がほとんどなくなり、耐久性にも欠けていた。
【0004】
そこで、この発明は、大きな荷重を受けても防振機能を発揮でき、耐久性も向上させた防振装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、この発明は、内筒と外筒との間にゴム状弾性体を装着し、内筒を挟んで両側に又は片方側に貫通孔を形成した防振装置において、一方の貫通孔内にこの貫通孔の孔内形状に倣う形状に形成するとともに、貫通孔の径方向幅と同一又はそれ以上の厚みを有したサイドストッパーを設けるにあたって、貫通孔の軸線方向中央部を両端部側に比べ狭く形成し、この孔内形状に倣う形状にサイドストッパーを形成し、さらに前記サイドストッパーの少なくとも軸方向の一端を外筒外周より外側へ突出させて突出部を形成し、サイドストッパー自体が貫通孔から抜け出るのが防止され、かつ軸線方向の振動に対してはサイドストッパーが外筒の抜け防止を図るとともに、他の部材等に衝突した際の緩衝機能を発揮するものである。
【0006】
【作用】
軸線方向の荷重や振動に対し、外筒がゴム状弾性体から抜け出るのをサイドストッパーが防止し、外筒が他の機器等に衝突しようとしてもサイドストッパーが緩衝作用を果たす。また、貫通孔からサイドストッパーが抜け出すことも防止される。
【0007】
【実施例】
以下に、この発明の好適な実施例を図面を参照にして説明する。
【0008】
図1及び図2に示す実施例は、液入りの防振装置を示し、内筒1と外筒2との間にゴム状弾性体3を装着し、内筒1の片方側に貫通孔4を形成したものであり、内筒1と外筒2とは平行軸上で配置されており、一方は振動部である車両エンジン等へ、他方が振動受部である車体等へ連結されるようになっている。内筒1と外筒2との間には中間筒5が配置されている。また、外筒2の内部にはダイヤフラム6が設けてあり、さらにダイヤフラム6とゴム状弾性体3で囲まれた空間を仕切るために仕切板7を設け、この仕切板7により2つの液室8,9が形成される。また、制限通路10が形成され、2つの液室8,9は連通されている。図1は内筒1の一端面側から見た上半分を断面にした図であり、図2は図1を正面とすると側断面図である。前記貫通孔4内には、この貫通孔4の孔内形状に倣う形状に形成するとともに、貫通孔4の径方向幅と同一又はそれ以上の厚みを有し、かつ両端が外筒2の外周側へ突出したサイドストッパー11を設けてある。このサイドストッパー11を設けた貫通孔4の円周方向に沿った両端には隙間が残るようになっている(図1の貫通孔4の両端側参照)。貫通孔4の孔内形状に倣う形状とは、図2に示すように、中間筒5とゴム状弾性体3の孔内に向いた面にサイドストッパー11の上下面の形状が倣う形状である。この実施例では、サイドストッパー11の軸線方向一端側を外筒2の外周より外側へ大きく突出させてある。この突出部を符号11Aで示す。また、この実施例では、制限連絡10を中間筒5の外周に形成するため、中間筒5の軸線方向中央部が内方に凹陥しており、また貫通孔4が中間筒5に隣接して設けられているため、すなわち貫通孔4が軸線方向中央部で両端部側に比べ狭く形成されており、この形状をうまく利用し貫通孔4の孔内形状に倣う形状にサイドストッパー11が形成されることで、サイドストッパー11は軸線方向へ抜けないようになっている。
【0009】
図1及び図2に示す液入りの防振装置では、内筒1を車体に取付け、外筒2にエンジンに取付けられたブラケットを取付けた場合、エンジンの重量が図面上上方から外筒1を下方に下げるように作用したとき、貫通孔4は径方向に少し拡がるが、サイドストッパー11の径方向幅を予めそれ以上の厚みにしておけば、サイドストッパー11と貫通孔4の内壁とは隙間があくことがなく、サイドストッパー11の軸方向の抜けをより確実に防止できる。またこの場合には、サイドストッパー11によってゴム状弾性体3に予圧縮がかかるため、バネが上がり耐久性も向上する。
この状態から、エンジンの振動等により外筒2が上下に振動した場合には、ゴム状弾性体3が変形し、この変形によって振動が減衰すると共に、ゴム状弾性体3の内部に封入された液体が、液室8,9間を流通することによって振動が減衰する。また、軸線方向の振動に対してもサイドストッパー11は外筒2が抜け出るのを防止するとともに、他の機器類や部材への衝突時にサイドストッパー11の両端側が緩衝作用を果たす。またサイドストッパー11自体も両端が外筒外周側へ突出して形成されるので抜けることはない。なお、本実施例とは逆に内筒1をエンジンに、外筒2を車体側にそれぞれ連結してもよい(その場合には図2で上下を逆にした状態となる)。
【0010】
図3及び図4に示す実施例は、液入りではない構造の防振装置を示し、内筒1を挟んで両側に貫通孔4が形成されたものである。上側の貫通孔4は2つ形成してある。この実施例におけるサイドストッパー11は一端側の大きな突出部11Aのみならず他端側にも小さな突出部11Bを形成したものである。こちら側の突出部11Bは外筒2の外周とほぼ一致する程度突出させてある。
【0011】
図5及び図6に示す他の実施例では、サイドストッパー11の突出部11Aの上端側も内筒1側へ突出させ、他端側の上部及び下部も夫々内筒1側と外筒2側へ突出させてある。
【0012】
いずれのサイドストッパー11も、貫通孔4の径方向幅と同一又はそれ以上の厚みを有するように形成し、貫通孔4内へは圧入された状態で設けられる。サイドストッパー11の両端は外筒2の外周までは突出しなくてもよいが、少なくとも外周側へは突出する。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、一方の貫通孔内にこの貫通孔の孔内形状に倣う形状に形成するとともに、貫通孔の径方向幅と同一又はそれ以上の厚みを有し、かつ両端が外筒外周側へ突出したサイドストッパーを設け、軸線方向の荷重に対してはサイドストッパーが外筒の抜け防止を図るとともに、他の部材等に衝突した際の緩衝機能も発揮し、サイドストッパー自体も抜けることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】液入りの防振装置の上半分を断面にした正面図。
【図2】図1における側断面図。
【図3】他の実施例を示す正面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】さらに別の実施例を示す正面図。
【図6】図5のB−B線断面図。
【符号の説明】
1 内筒
2 外筒
3 ゴム状弾性体
4 貫通孔
11 サイドストッパー

Claims (2)

  1. 内筒と外筒との間にゴム状弾性体を装着し、内筒を挟んで両側に又は片方側に貫通孔を形成した防振装置において、
    一方の貫通孔内にこの貫通孔の孔内形状に倣う形状に形成するとともに、貫通孔の径方向幅と同一又はそれ以上の厚みを有したサイドストッパーを設けるにあたって、
    貫通孔の軸線方向中央部を両端部側に比べ狭く形成し、この孔内形状に倣う形状にサイドストッパーを形成し、
    さらに前記サイドストッパーの少なくとも軸方向の一端を外筒外周より外側へ突出させて突出部を形成し、
    サイドストッパー自体が貫通孔から抜け出るのが防止され、かつ軸線方向の振動に対してはサイドストッパーが外筒の抜け防止を図るとともに、他の部材等に衝突した際の緩衝機能を発揮することを特徴とする防振装置。
  2. 突出部の上端側も内筒側へ突出させ、他端側の上部及び下部も夫々内筒側と外筒側へ突出させてあることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
JP5343095A 1995-02-17 1995-02-17 防振装置 Expired - Lifetime JP3574491B2 (ja)

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JPH08226480A JPH08226480A (ja) 1996-09-03
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