JPH111766A - スパッタリングターゲットおよびその製造方法 - Google Patents

スパッタリングターゲットおよびその製造方法

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JPH111766A
JPH111766A JP10067668A JP6766898A JPH111766A JP H111766 A JPH111766 A JP H111766A JP 10067668 A JP10067668 A JP 10067668A JP 6766898 A JP6766898 A JP 6766898A JP H111766 A JPH111766 A JP H111766A
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康廣 山越
Hirohito Miyashita
博仁 宮下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパッタリングターゲットの表面粗さを調節
し、残留汚染物質の量、表面の水素含有量および加工変
質層の厚さを減少させ、スパッタリングにより基板に形
成した膜の厚さの均一化を図るとともに、スパッタリン
グ時におけるノジュールの生成を抑制してパーティクル
の発生を抑える。 【解決手段】 スパッタリングターゲットの表面粗さR
a≦1.0μm、汚染物質である主成分および合金成分
以外の高融点金属元素ならびにSi、Al、Co、N
i、Bの総量を500ppm以下、表面の水素含有量を
50ppm以下、加工変質層の厚さを50μm以下とす
るスパッタリングターゲットであり、必要により特にダ
イアモンドバイトを用いて精密切削し該ターゲットを製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スパッタリング
により基板に形成した膜の厚さの均一性に優れ、ノジュ
ールおよびパ−テイクルの発生が少ないスパッタリング
タ−ゲットおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体薄膜等の形成方法としてス
パッタリングタ−ゲットを使用するスパッタリング方法
が広く用いられている。このスパッタリング法は、荷電
粒子でもってスパッタリングタ−ゲットを衝撃し、その
衝撃力によりスパッタリングタ−ゲットからタ−ゲット
を構成する物質の粒子をたたき出し、これをタ−ゲット
に対向させて設置した例えばウエハ等のごとき基盤
(板)に付着させて薄膜を形成する成膜法である。
【0003】このスパッタリングによって形成される薄
膜の問題点の一つに膜厚が不均一になりやすい点が挙げ
られる。従来、この膜厚の均一性の問題がターゲットの
表面状態に起因していることが明確には知られておら
ず、具体的解決策がないのが現状である。また、上記の
ようなスパッタリングよる成膜に際し、スパッタリング
のタ−ゲットエロ−ジョン部にノジュ−ルと呼ばれる数
μmから数mmの大きさの突起物を生じることがある。
そしてこれがスパッタリング中に荷電粒子の衝撃によ
り、はじけて基盤上にパ−テイクルを発生するという問
題を生じた。このパ−テイクルの発生はタ−ゲットのエ
ロ−ジョン面上のノジュ−ル数が多いほど増加し、問題
となるパ−テイクルを減らす上でノジュ−ルの生成を防
止することが大きな課題となっている。
【0004】そして、LSI半導体デバイスが高集積度
化し(4Mビット、16Mビット、64Mビット等)、
配線幅が1μm以下と微細化されつつある最近の状況下
では、特に上記ノジュ−ルからのパ−テイクル発生が重
大な問題としてとらえられるようになった。すなわち、
パ−テイクルは、基盤上に形成される薄膜に直接付着し
たり、あるいは一旦スパッタリング装置の周囲壁ないし
は部品に付着、堆積した後で剥離し、これが再び薄膜上
に付着して配線の断線や短絡等といった重大な問題を引
き起こす原因となった。このように電子デバイス回路の
高集積度化や微細化が進むにつれてパ−テイクル問題は
極めて重要な課題となってきたのである。
【0005】従来、このようなノジュ−ルを減らすため
にスパッタリング操作条件の調整やマグネットの改良等
の努力が重ねられてきたが、ノジュ−ルの生成原因がは
っきりしていないこともあって、ノジュ−ルの生成を防
止することに着目したタ−ゲットについてはあまり知ら
れていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
本発明はスパッタリングによって形成される薄膜の膜厚
の均一性を改良し、タ−ゲットのスパッタリングの際の
ノジュ−ルの生成を防止して、パ−テイクルの発生を抑
えようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 1 スパッタリングターゲットのエロ−ジョンされる面
の表面粗さが、中心線平均粗さRa≦1.0μmである
ことを特徴とするスパッタリングタ−ゲット 2 スパッタリングターゲットのエロ−ジョンされる面
の表面粗さが、中心線平均粗さRa≦1.0μmであ
り、かつエロ−ジョンされる表面に付着した汚染物質で
ある主成分および合金成分以外の高融点金属元素ならび
にSi、Al、Co、Ni、Bの総量が500ppm以
下であることを特徴とするスパッタリングタ−ゲット 3 汚染物質である主成分および合金成分以外の高融点
金属元素ならびにSi、Al、Co、Ni、Bの総量が
300ppm以下であることを特徴とする上記2に記載
のスパッタリングタ−ゲット 4 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョンされる表
面の水素含有量が50ppm以下であることを特徴とす
る上記1〜3のそれぞれに記載のスパッタリングタ−ゲ
ット 5 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョンされる表
面の水素含有量が30ppm以下であることを特徴とす
る上記4に記載のスパッタリングタ−ゲット 6 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョンされる面
の表面粗さが、中心線平均粗さRa≦1.0μmであ
り、かつエロ−ジョンされる表面の加工変質層の厚さが
50μm以下であることを特徴とするスパッタリングタ
−ゲット 7 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョンされる面
の表面粗さが、中心線平均粗さRa≦0.2μmであ
り、かつエロ−ジョンされる表面の加工変質層の厚さが
15μm以下であることを特徴とするスパッタリングタ
−ゲット 8 エロ−ジョンされる表面に付着した汚染物質である
主成分および合金成分以外の高融点金属元素ならびにS
i、Al、Co、Ni、Bの総量が500ppm以下で
あることを特徴とする上記6または7記載のスパッタリ
ングタ−ゲット 9 エロ−ジョンされる表面に付着した汚染物質である
主成分および合金成分以外の高融点金属元素ならびにS
i、Al、Co、Ni、Bの総量が300ppm以下で
あることを特徴とする上記8記載のスパッタリングタ−
ゲット 10 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョンされる
表面の水素含有量が50ppm以下であることを特徴と
する上記6〜9のそれぞれに記載のスパッタリングタ−
ゲット 11 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョンされる
表面の水素含有量が30ppm以下であることを特徴と
する上記6〜9のそれぞれに記載のスパッタリングタ−
ゲット 12 ダイヤモンドバイトを用いた精密切削によりスパ
ッタ面の仕上げ加工を行なうことを特徴とするスパッタ
リングタ−ゲットの製造方法 13 ダイヤモンドバイトを用いた精密切削を行い、さ
らに研磨によるスパッタ面の仕上げ加工を行なうことを
特徴とするスパッタリングタ−ゲットの製造方法、を提
供する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明者らは、上記目的を達成す
べく鋭意研究を行った結果、次のような知見が得られ
た。すなわち、使用途中のスパッタリングタ−ゲットを
取り出し、これを子細に検討した結果、膜厚の均一性は
タ−ゲットの表面状態が大きく影響し、表面粗さをコン
トロールすることによって膜厚の均一性を向上させるこ
とができること、またノジュ−ルはタ−ゲット表面のエ
ロ−ジョンされる部分の凹凸部に生じやすく、エロ−ジ
ョンされるタ−ゲット表面の表面粗さが細かいほど発生
するノジュ−ル数が少ないことがわかった。このノジュ
−ルについては、スパッタリングタ−ゲットから低角度
でたたき出された粒子がタ−ゲットの凸部に再付着しや
すく、再付着の速度がエロ−ジョンされる速度よりも早
い場合に、ノジュ−ルとして成長するものと考えられ
る。凹凸が激しい場合は再付着が起こり易いためにノジ
ュ−ルが成長しやすく、結果として多数のノジュ−ルが
生じるものと考えられる。
【0009】そこで、機械加工、研磨加工、ケミカルエ
ッチング等の方法で表面粗さを調整したスパッタリング
タ−ゲットをスパッタしたところ、形成された薄膜の膜
厚がより均一となりノジュ−ル数の低減およびパ−テイ
クルの低減が認められた。そして、さらなる研究を行っ
た結果、切削加工時のバイト等の加工工具の磨耗による
タ−ゲット表面への該工具材料の残留、研磨材の残留、
ケミカルエッチングによる表面の水素含有量の増加等が
いずれもノジュ−ルの生成を促すことが判明した。
【0010】タ−ゲット表面における上記のような工具
材料の残留と研磨材の残留はエロ−ジョン面でのマイク
ロア−キングの発生(微少放電現象)を引き起こし、表
面の一部が局部的に溶融凝固して凹凸部を形成して、あ
らたなノジュ−ル生成場所となる。また、同時にマイク
ロア−キングそのものによりパ−テイクルが増加するこ
とも分かった。各種の加工工具、研磨材等のその残留量
について調べたところ、これらの残留汚染物質をできる
だけ低減させるとノジュ−ルの生成を抑制し、かつパ−
テイクルが低減することが判明した。
【0011】また、ケミカルエッチングの際に含有され
るタ−ゲット表面の水素含有量が多く存在すると、初期
のスパッタリングが不安定になり、結果としてエロ−ジ
ョン面の表面が粗くなりノジュ−ル生成を促すことが分
かった。その機構については必ずしも明かではないが、
タ−ゲット表面から出る微量の水素がプラズマを不安定
にするとともに、スパッタリングが局所的に行われ、そ
の結果タ−ゲット面の表面が粗くなるのではないかと推
測される。
【0012】上述のごとく、本発明のスパッタリングタ
−ゲットはエロ−ジョンされる面の表面粗さを中心線平
均粗さRa≦1.0μmとするが、このようにエロ−ジ
ョンされる面の粗さを細かくする理由は、一つには膜厚
の均一性が改善されること、またノジュ−ルがエロ−ジ
ョン面にのみに選択的に生成するため、そしてタ−ゲッ
ト表面のエロ−ジョンを受ける部分の凹凸が激しいと、
スパッタリングタ−ゲットから低角度でたたき出された
粒子がタ−ゲットの凸部に再付着しやすくノジュ−ルを
生成しやすくなるので、このような再付着を防止してノ
ジュ−ルの生成を抑制し、それによってパ−テイクルを
低減させることができるからである。Raが1.0μm
以下になると膜厚の均一性の改善効果およびノジュ−ル
発生防止の効果が現れ、パ−テイクルの低減が可能にな
る。
【0013】また、上記の通り、エロ−ジョンされる表
面に付着する主成分および合金成分以外の高融点金属元
素ならびにSi、Al、Co、Ni、Bは切削工具や研
磨材に使用される材料の構成要素であり、タ−ゲットの
表面を加工する際に汚染物質として残留し易い。そし
て、これらが存在するとマイクロア−キングを誘起させ
て、ノジュ−ルの生成場所となるような凹凸を表面に生
じさせるという問題がある。したがって、これらを極力
減少させることが必要である。
【0014】本発明においてエロ−ジョンされる表面に
付着する主成分および合金成分以外の高融点金属元素な
らびにSi、Al、Co、Ni、B等の汚染物質の量を
500ppm以下とする。これらの物質の総量が500
ppm以下であると、エロ−ジョン面でのマイクロア−
キングが抑制され、新たなノジュ−ルの生成場所となる
ような凹凸を生じないため、ノジュ−ルの発生が防止で
き、パ−テイクル発生を抑えることができるためであ
る。好ましくは主成分および合金成分以外の高融点金属
元素ならびにSi、Al、Co、Ni、Bの総量を30
0ppm以下とする。このようにして、汚染物質の総量
を500ppm以下、好ましくは300ppm以下と
し、さらに中心線平均粗さRaを1.0μm以下とする
ことにより、ノジュ−ルの生成防止効果を著しく高める
ことがきる。汚染物質の量はGDMS等の分析方法を用
いて表面より、およそ5μm以内の領域を分析して調整
することが望ましい。
【0015】また、ケミカルエッチング等による表面の
平滑化を行った場合に表面の水素含有量が増加し、スパ
ッタ時にガス成分のミクロ的な突発が生じて表面に凹凸
を生じ易いが、本発明スパッタリングタ−ゲットにおい
ては、ケミカルエッチング条件の調整やケミカルエッチ
ング後の脱水素処理により、エロ−ジョンされる表面の
水素含有量を50ppm以下とし、これによってノジュ
−ルの生成を防止し、パ−テイクルを低減させることが
できる。表面の水素の含有量の分析は表面部と表面を含
まないバルク部の比較分析等を用いて行うことができ
る。この水素含有量を50ppm以下とすることによ
り、さらにノジュ−ルの生成防止効果を高めることがで
きる。
【0016】このようにして、エロ−ジョンされる表面
の水素含有量を50ppm以下好ましくは30ppm以
下に、また前記汚染物質の総量を500ppm以下好ま
しくは300ppm以下とし、さらに中心線平均粗さR
aを1.0μm以下とすることにより、ノジュ−ルの生
成防止効果を一層高めることができる。
【0017】スパッタリングタ−ゲットの製造に際して
は表面粗さ調整のために、一般に切削加工、研磨加工さ
らにケミカルエッチング等により表面の平滑化が行われ
るが、このような加工および表面処理の選択と工夫によ
り、汚染物質の総量と水素の含有量を上記の様に特定
し、中心線平均粗さRaの調整とあいまってノジュ−ル
の生成を効果的に防止することができる。
【0018】スパッタリングタ−ゲットの製造に際して
は、上記のように切削加工、研磨加工が行われるが、こ
の時強加工を行うと表面粗さを調整してもノジュ−ルの
生成を防止できない場合がある。この理由は必ずしも明
らかではないが、強加工を行うと原子配列が乱れ、スパ
ッタリングの際にたたき出される粒子の角度がより低角
度にシフトして、表面粗さが小さくてもすなわち低い凹
凸でも、付着が容易となるためと推測される。
【0019】このため、スパッタリングタ−ゲットのエ
ロ−ジョンされる表面の加工変質層の厚さを50μm以
下とすることが必要である。ここでいう加工変質層と
は、加工により生ずる残留応力が発生している領域とし
て定義できる。そして、残留応力はX線による残留応力
測定法などにより測定できる。この加工変質層の厚さが
50μmを超えるような強加工を行うと、ノジュ−ル数
の減少効果がなく、パ−テイクルを有効に低減させるこ
とができない。
【0020】さらに本発明はダイヤモンドバイトを用い
た精密切削によりスパッタ面の仕上げ加工を行ない、さ
らに必要に応じてこのダイヤモンドバイトを用いた精密
切削を行った後、研磨によるスパッタ面の仕上げ加工を
行なうスパッタリングタ−ゲットの製造方法を検討し
た。ダイヤモンドバイトを用いた精密切削は、従来必要
とされていた湿式研磨あるいは化学研磨を用いなくても
表面粗さを効果的に低減できることが分かった。またこ
の加工条件を選択することにより、中心線平均粗さRa
≦0.2μm、加工変質層の厚さを15μm以下とする
ことができる。また、従来の超硬工具を用いた場合には
どうしても重金属の汚染が発生し易くなるが、ダイヤモ
ンドバイトを用いた場合にはこのようなことがない。さ
らに湿式研磨あるいは化学研磨に必要とされた洗浄や脱
水処理(化学研磨に必要)が必要とされないという特徴
を有する。なお、当然のことではあるが従来の研磨方法
を併用することはもちろん可能であり、表面粗さおよび
加工変質層の厚さをさらに低減することができる。
【0021】また、ターゲットの使用開始直後では膜の
品質にバラツキがあるので、通常安定した成膜に移行す
るまでダミースパッタリングが行なわれる。シート抵抗
値を例にとると、一般的にはプロセス中のシート抵抗値
のウエハー内のバラツキが標準偏差で3%程度となった
状態で使用されるが、このためターゲットの使用を開始
してからシート抵抗値のウエハー内のバラツキが標準偏
差で3%以内になるまで前述のダミースパッタリングを
行なわれる。このダミースパッタリングには問題があ
り、特に表面の加工状態を調整していないターゲットで
は一般に積算投入電力で20KWh前後を要し、特に低
出力での成膜が必要なプロセスにあっては大きな時間ロ
スとなっている。本発明においては、ダイヤモンドバイ
トを用いた精密切削によりスパッタリングタ−ゲットの
エロ−ジョンされる面の表面粗さを上記のように中心線
平均粗さRa≦0.2μmとし、かつエロ−ジョンされ
る表面の加工変質層の厚さが15μm以下であるスパッ
タリングタ−ゲットを製造することが可能となり、前記
のように加工変質層を小さくすることにより、このダミ
ースパッタリングに要する時間を大幅に短縮できる効果
が得られた。
【0022】
【実施例および比較例】続いて、本発明を実施例により
比較例と対比しながら説明する。 (実施例1〜9および比較例1〜2)高純度チタンのス
パッタリングタ−ゲット素材を旋盤により旋削加工後、
エロージョンされる面をダイヤモンド仕上切削、湿式研
磨、化学研磨、超純水洗浄および脱水素処理をし、表面
粗さ(Ra)、汚染物質総量、水素含有量、加工変質層
の厚さを調整したスパッタリングタ−ゲット(直径30
0mm×厚さ6.35mm)を作製した。これを表1お
よび表2に示す。表1の○印は加工または処理の実施を
示す。このタ−ゲットをさらに直径348mm×厚さ2
1.0mmの銅製バッキングプレートに接合し下記のス
パッタリングを実施した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】以上のようにして作製したスパッタリング
タ−ゲットをDCマグネトロンスパッタ装置にセットし
て窒素雰囲気中でスパッタリングを行い、シリコンウエ
ハ上にTiN膜を形成した。そして、それぞれの実施例
1〜9および比較例1〜2のノジュール数、平均パーテ
ィクル数および使用開始後積算投入電力量が10kWh
の時のシート抵抗値のウエハー内標準偏差(φ8”)を
調べた。その結果を表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】表2から明らかなように、本発明の実施例
1〜9は中心線平均粗さの上限値であるRaが1.0μ
m以下であるが、比較例1および2の中心線平均粗さは
1.8μmおよび3.0μmであり、前記上限値を超え
ている。また、実施例1〜12ではエロ−ジョンされる
表面に付着した汚染物質である主成分および合金成分以
外の高融点金属元素(W、Ta、Mo、Nbなど)なら
びにSi、Al、Co、Ni、Bの総量が500ppm
以下、すなわち40ppm〜470ppmの範囲にある
のに対し、比較例1および2では670ppmおよび4
50ppmと上限値500ppmを超えるかまたはこの
上限値に近い値である。表面の水素含有量については実
施例1〜12では8ppm〜40ppmである。この場
合、比較例1および2においても15ppmと10pp
mである。表面の加工変質層の厚さについては、実施例
1〜9では5μm〜40μmに対し、比較例1および2
では70μmと30μmであり、上限値50μmを超え
るかまたは比較的高い加工変質層の厚さを持つ。
【0028】表2および表3の対比から明らかなよう
に、中心線平均粗さの上限値、エロ−ジョンされる表面
に付着した汚染物質である主成分および合金成分以外の
高融点金属元素(W、Ta、Mo、Nbなど)ならびに
Si、Al、Co、Ni、Bの総量の上限値、水素含有
量の上限値および表面の加工変質層の厚さの上限値のい
ずれにも満たない本発明の実施例1〜9については、ノ
ジュール数および平均パーティクルの個数が少なく、ま
たシート抵抗値のウエハー内標準偏差も小さく良好なス
パッタリングタ−ゲットであることを示している。しか
し、これらの表面粗さ、汚染物質量、水素含有量および
加工変質層の厚さのいずれか1つまたはそれ以上が上限
値に近いをもつ実施例1および4についてはノジュール
数および平均パーティクルの個数が比較的増加傾向にあ
り、またシート抵抗値のウエハー内標準偏差もやや高め
になっている。したがって、これらの増加がスパッタリ
ングタ−ゲットの性質に影響を与えていることが分か
る。
【0029】実施例7〜9はダイアモンド仕上切削した
ものであるが、中心線平均粗さRaが0.07〜0.1
7μm、汚染物質40〜100ppm、加工変質層の厚
さ5〜11μmであり、特に中心線平均粗さRaおよび
加工変質層の厚さが際立って低い値となっている。ま
た、この場合のノジュールおよび平均パーティクルの発
生個数が少なく、さらに使用開始後積算投入電力量が1
0kWhの時のシート抵抗値のウエハー内標準偏差が
2.1〜2.5%と安定して低い値となっている。以上
からダイアモンド仕上切削は極めて優れた効果があるこ
とが分かる。実施例8および9については、表1に示す
ようにダイアモンド仕上切削にさらに湿式研磨と洗浄あ
るいは化学研磨、洗浄および脱水素処理を併用したもの
であるが、この場合はノジュールと平均パーティクルの
発生個数およびシート抵抗値のウエハー内標準偏差にさ
らに改善効果が認められ、良好な結果を示す。
【0030】これらに対し、比較例1および2では表3
に示すように、ジュール個数がいずれも500個/1タ
ーゲットおよび平均パーティクルの発生個数が110お
よび87個/ウエハーと極めて多く、またシート抵抗標
準偏差が4.8%および3.2%と高い。特に汚染物質
の量が多く加工変質層の厚さが大きい比較例1は表3に
示す比較例の中でも最も悪い結果を示している。以上よ
り、本発明のチタンターゲットはジュールおよびパーテ
ィクルの発生の発生個数が少なく、またシート抵抗値の
ウエハー内標準偏差が小さく優れたターゲットであるこ
とが分かる。
【0031】(実施例10〜14および比較例3〜4)
次に、タンタルに本発明を適用した例(実施例10〜1
4)および比較3〜4を示す。高純度タンタル(Ta)
のスパッタリングタ−ゲット素材を旋盤により旋削加工
後、エロージョンされる面をダイヤモンド仕上切削、湿
式研磨、化学研磨、超純水洗浄および脱水素処理をし、
表面粗さ(Ra)、汚染物質総量、水素含有量、加工変
質層の厚さを調整したスパッタリングタ−ゲット(直径
300mm×厚さ6.35mm)を作製した。これを表
4および表5に示す。表4の○印は加工または処理の実
施を示す。このタ−ゲットをさらに直径348mm×厚
さ21.0mmの銅製バッキングプレートに接合し下記
のスパッタリングを実施した。
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】以上のようにして作製したタンタルスパッ
タリングタ−ゲットをDCマグネトロンスパッタ装置に
セットして窒素雰囲気中でスパッタリングを行い、シリ
コンウエハ上にTaN膜を形成した。そして、それぞれ
の実施例10〜14および比較例3〜4のノジュール
数、平均パーティクル数および使用開始後積算投入電力
量が10kWhの時のシート抵抗値のウエハー内標準偏
差(φ8”)を調べた。その結果を表6に示す。
【0035】
【表6】
【0036】表5から明らかなように、本発明の実施例
10〜14は中心線平均粗さの上限値であるRaが1.
0μm以下であるが、比較例3および4の中心線平均粗
さは2.2μmおよび3.5μmであり表面が粗い。ま
た、実施例10〜14ではエロ−ジョンされる表面に付
着した汚染物質である主成分および合金成分以外の高融
点金属元素(W、Ti、Mo、Nbなど)ならびにS
i、Al、Co、Ni、Bの総量が500ppm以下、
すなわち35ppm〜320ppmの範囲にあるのに対
し、比較例3および4では560ppmおよび480p
pmと上限値500ppmを超えるかまたはこの上限値
に近い値である。表面の水素含有量については実施例1
0〜14では8ppm〜25ppmである。この場合比
較例3および4においてはいずれも10ppmである。
表面の加工変質層の厚さについては、実施例10〜14
では8μm〜30μmに対し、比較例3および4では5
5μmと30μmであり、上限値50μmを超えるかま
たは比較的高い加工変質層の厚さを持つ。
【0037】表5および表6の対比から明らかなよう
に、中心線平均粗さの上限値、エロ−ジョンされる表面
に付着した汚染物質である主成分および合金成分以外の
高融点金属元素(W、Ti、Mo、Nbなど)ならびに
Si、Al、Co、Ni、Bの総量の上限値、水素含有
量の上限値および表面の加工変質層の厚さの上限値のい
ずれにも満たない本発明の実施例10〜14について
は、ノジュール数および平均パーティクルの個数が少な
く、またシート抵抗値のウエハー内標準偏差も小さく良
好なスパッタリングタ−ゲットであることを示してい
る。しかし、これらのうち汚染物質量および加工変質層
の厚さが他の実施例に比べやや高い値をもつ実施例10
については、上記TiNの場合と同様にノジュール数お
よび平均パーティクルの個数が比較的増加傾向にあり、
またシート抵抗値のウエハー内標準偏差もやや高めにな
っている。この実施例10は本発明の範囲にあり、特に
問題となるものではないが、これらの汚染物質量および
加工変質層の厚さの増加がスパッタリングタ−ゲットの
性質に影響を与えていることが分かる。
【0038】実施例12〜14はダイアモンド仕上切削
したものであるが、中心線平均粗さRaが0.05〜
0.14μm、汚染物質35〜150ppm、加工変質
層の厚さ8〜10μmであり、特に中心線平均粗さRa
および加工変質層の厚さが際立って低い値となってい
る。そして、この場合のノジュール個数および平均パー
ティクルの発生個数が少なく、さらに使用開始後積算投
入電力量が10kWhの時のシート抵抗値のウエハー内
標準偏差が2.3〜2.7%と安定して低い値となって
いる。以上から実施例5〜7と同様にダイアモンド仕上
切削は極めて優れた効果があることが分かる。実施例1
3および14については、表4に示すようにダイアモン
ド仕上切削にさらに湿式研磨と洗浄あるいは化学研磨、
洗浄および脱水素処理を併用したものであるが、この場
合はノジュールと平均パーティクルの発生個数およびシ
ート抵抗値のウエハー内標準偏差にさらに改善効果が認
められ、良好な結果を示す。
【0039】これらに対し、比較例3および4では表6
に示すように、ノジュール個数がいずれも500個/タ
ーゲットおよび平均パーティクルの発生個数が110お
よび87個/ウエハーと極めて多い。また、シート抵抗
標準偏差も4.6%および3.3%と高く、悪い結果と
なっている。以上より、本発明のタンタルターゲットは
チタンターゲットと同様にノジュールおよびパーティク
ルの発生の発生個数が少なく、またシート抵抗値のウエ
ハー内標準偏差が小さく優れたターゲットであることが
分かる。
【0040】(実施例15〜20および比較例5〜6)
次に、銅に本発明を適用した例(実施例15〜20)お
よび比較5〜6を示す。高純度銅(Cu)のスパッタリ
ングタ−ゲット素材を旋盤により旋削加工後、エロージ
ョンされる面をダイヤモンド仕上切削、湿式研磨、化学
研磨、超純水洗浄および脱水素処理をし、表面粗さ(R
a)、汚染物質総量、水素含有量、加工変質層の厚さを
調整したスパッタリングタ−ゲット(直径300mm×
厚さ6.35mm)を作製した。これを表7および表8
に示す。表7の○印は加工または処理の実施を示す。こ
のタ−ゲットをさらに直径348mm×厚さ21.0m
mの銅製バッキングプレートに接合し下記のスパッタリ
ングを実施した。
【0041】
【表7】
【0042】
【表8】
【0043】以上のようにして作製した銅スパッタリン
グタ−ゲットをDCマグネトロンスパッタ装置にセット
して窒素雰囲気中でスパッタリングを行い、シリコンウ
エハ上にCu膜を形成した。そして、それぞれの実施例
15〜20および比較例5および6のノジュール数、平
均パーティクル数および使用開始後積算投入電力量が1
0kWhの時のシート抵抗値のウエハー内標準偏差(φ
8”)を調べた。その結果を表9に示す。
【0044】
【表9】
【0045】表8から明らかなように、本発明の実施例
15〜20は中心線平均粗さの上限値であるRaが1.
0μm以下であるが、比較例5および6の中心線平均粗
さは2.4μmおよび1.6μmである。また、実施例
15〜20ではエロ−ジョンされる表面に付着した汚染
物質である主成分および合金成分以外の高融点金属元素
(W、Ti、Ta、Mo、Nbなど)ならびにSi、A
l、Co、Ni、Bの総量が500ppm以下、すなわ
ち45ppm〜360ppmの範囲にあるのに対し、比
較例5および6では60ppmおよび370ppmであ
る。表面の水素含有量については実施例15〜20では
1ppm〜20ppmである。この場合、比較例5およ
び6においては2ppmと20ppmである。表面の加
工変質層の厚さについては、実施例15〜20では4μ
m〜20μmに対し、比較例5および6では35μmと
25μmであり、比較的高い加工変質層の厚さを持つ。
【0046】表8および表9の対比から明らかなよう
に、中心線平均粗さの上限値、エロ−ジョンされる表面
に付着した汚染物質である主成分および合金成分以外の
高融点金属元素(W、Ti、Ta、Mo、Nbなど)な
らびにSi、Al、Co、Ni、Bの総量の上限値、水
素含有量の上限値および表面の加工変質層の厚さの上限
値のいずれにも満たない本発明の実施例15〜20につ
いては、ノジュール数および平均パーティクルの個数が
少なく、またシート抵抗値のウエハー内標準偏差も小さ
く良好なスパッタリングタ−ゲットであることを示して
いる。しかし、表面粗さの数値が比較的高く汚染物質量
が多い実施例15と18、および表面粗さの数値が比較
的高く加工変質層の厚さが大きい実施例20について
は、ノジュール数および平均パーティクルの個数が比較
的増加傾向にあり、またシート抵抗値のウエハー内標準
偏差もやや高めになっている。これらの実施例15、1
8および20は本発明の範囲にあり、問題となるもので
はないが、これらの増加がスパッタリングタ−ゲットの
性質に影響を与えていることが分かる。
【0047】実施例17〜19はダイアモンド仕上切削
したものである。中心線平均粗さRaが0.03〜0.
11μm、加工変質層の厚さ4〜10μmであり、特に
中心線平均粗さRaおよび加工変質層の厚さが際立って
低い値となっている。また、この場合のノジュールおよ
び平均パーティクルの発生個数が少なく、さらに使用開
始後積算投入電力量が10kWhの時のシート抵抗値の
ウエハー内標準偏差が2.3〜2.8%と安定して低い
値となっている。以上から実施例5〜7と同様にダイア
モンド仕上切削は極めて優れた効果があることが分か
る。実施例18および19については、表7に示すよう
にダイアモンド仕上切削にさらに湿式研磨と洗浄あるい
は化学研磨、洗浄および脱水素処理を併用したものであ
るが、この場合はノジュールと平均パーティクルの発生
個数およびシート抵抗値のウエハー内標準偏差にさらに
改善効果が認められ、良好な結果を示す。
【0048】これらに対し、比較例5および6では表8
および表9に示すように、中心線平均粗さRaの数値が
高く、加工変質層の厚さも厚い。ノジュール個数が17
個および20個/ターゲットおよび平均パーティクルの
発生個数が6個および8個/ウエハーと多い。特に、シ
ート抵抗値のウエハー内標準偏差が3.6%または4.
1%と高く、明らかに悪い結果となる。以上より、本発
明の銅ターゲットはノジュールおよびパーティクルの発
生の発生個数が少なく、しかもシート抵抗値のウエハー
内標準偏差が小さく優れたターゲットであることが分か
る。
【0049】(実施例21〜26および比較例7〜8)
次に、アルミニウムに本発明を適用した例(実施例21
〜26)および比較7〜8を示す。高純度アルミニウム
(Al)のスパッタリングタ−ゲット素材を旋盤により
旋削加工後、エロージョンされる面をダイヤモンド仕上
切削、湿式研磨、化学研磨、超純水洗浄および脱水素処
理をし、表面粗さ(Ra)、汚染物質総量、水素含有
量、加工変質層の厚さを調整したスパッタリングタ−ゲ
ット(直径300mm×厚さ6.35mm)を作製し
た。これを表10および表11に示す。表10の○印は
加工または処理の実施を示す。このタ−ゲットをさらに
直径348mm×厚さ21.0mmの銅製バッキングプ
レートに接合し下記のスパッタリングを実施した。
【0050】
【表10】
【0051】
【表11】
【0052】以上のようにして作製したAlスパッタリ
ングタ−ゲットをDCマグネトロンスパッタ装置にセッ
トして窒素雰囲気中でスパッタリングを行い、シリコン
ウエハ上にAl膜を形成した。そして、それぞれの実施
例21〜26および比較例7〜8のノジュール数、平均
パーティクル数および使用開始後積算投入電力量が10
kWhの時のシート抵抗値のウエハー内標準偏差(φ
8”)を調べた。その結果を表12に示す。
【0053】
【表12】
【0054】表11から明らかなように、本発明の実施
例21〜26は中心線平均粗さの上限値であるRaが
1.0μm以下であるが、比較例7および8の中心線平
均粗さは3.1μmおよび2.2μmである。また、実
施例21〜26ではエロ−ジョンされる表面に付着した
汚染物質である主成分および合金成分以外の高融点金属
元素(W、Ti、Ta、Mo、Nbなど)ならびにS
i、Al、Co、Ni、Bの総量が500ppm以下、
すなわち30ppm〜240ppmの範囲にあるのに対
し、比較例7および8では70ppmおよび400pp
mである。表面の水素含有量については実施例21〜2
6では1ppm〜20ppmである。この場合比較例7
および8においては2ppmと10ppmである。表面
の加工変質層の厚さについては、実施例21〜26では
5μm〜20μmに対し、比較例7および8では30μ
mと25μmであり、高い加工変質層の厚さを持つ。
【0055】表11および表12の対比から明らかなよ
うに、中心線平均粗さの上限値、エロ−ジョンされる表
面に付着した汚染物質である主成分および合金成分以外
の高融点金属元素(W、Ti、Ta、Mo、Nbなど)
ならびにSi、Al、Co、Ni、Bの総量の上限値、
水素含有量の上限値および表面の加工変質層の厚さの上
限値のいずれにも満たない本発明の実施例21〜26に
ついては、ノジュール数および平均パーティクルの個数
が少なく、またシート抵抗値のウエハー内標準偏差も小
さく良好なスパッタリングタ−ゲットであることを示し
ている。これらの実施例のうち表面粗さおよび汚染物質
量がやや高めである実施例21および22はややノジュ
ール数が多くなりまたシート抵抗値のウエハー内標準偏
差も少し高めになっていることが分かる。また、水素含
有量および加工変質層の厚さがやや高めである実施例2
6については、ノジュール数およびシート抵抗値のウエ
ハー内標準偏差がやや増加傾向にあり、これらの増加が
スパッタリングタ−ゲットの性質に影響を与えているこ
とが分かる。しかし、実施例21〜26いずれも本発明
の範囲にあり、問題となるものではない。
【0056】実施例23〜25はダイアモンド仕上切削
したものであるが、中心線平均粗さRaが0.03〜
0.15μm、汚染物質30〜130ppm、加工変質
層の厚さ5〜10μmであり、特に表面粗さRaおよび
加工変質層の厚さが際立って低い値となっている。ま
た、この場合のノジュールおよび平均パーティクルの発
生個数が少なく、さらに使用開始後積算投入電力量が1
0kWhの時のシート抵抗値のウエハー内標準偏差が
2.4〜2.8%と安定して低い値となっている。以上
から実施例5〜7と同様にダイアモンド仕上切削は極め
て優れた効果があることが分かる。実施例24および2
5については、表10に示すようにダイアモンド仕上切
削にさらに湿式研磨と洗浄あるいは化学研磨、洗浄およ
び脱水素処理を併用したものであるが、この場合はノジ
ュールと平均パーティクルの発生個数およびシート抵抗
値のウエハー内標準偏差にさらに改善効果が認められ、
良好な結果を示す。
【0057】これらに対し、比較例7および8では表1
2に示すように、ノジュール個数がいずれも17個〜1
9/ターゲットおよび平均パーティクルの発生個数が6
および12個/ウエハーであり多くなっている。さらに
シート抵抗値のウエハー内標準偏差が4.0%または
3.7%と極めて悪い結果となっている。以上より、本
発明のAlターゲットはノジュールおよびパーティクル
の発生の発生個数が少なく、しかもシート抵抗値のウエ
ハー内標準偏差が小さく優れたターゲットであることが
分かる。
【0058】
【発明の効果】スパッタリングタ−ゲットの表面粗さを
コントロールすることによりスパッタリングにより基板
に形成する薄膜の厚さを均一にし、また表面に付着する
汚染物質および表面水素含有量を低減させ、さらに加工
変質層の厚さを減少させて、スパッタリング時における
ノジュ−ルの生成を防止しパ−テイクル発生を効果的に
抑えることができる優れた効果を有する。特に、ダイヤ
モンドバイトを用いた精密切削は、従来必要とされてい
た湿式研磨あるいは化学研磨を用いなくても表面粗さを
効果的に低減でき、またこの加工条件を選択することに
より、中心線平均粗さRa≦0.2μm、加工変質層の
厚さを15μm以下とすることができる。そして、前記
のように加工変質層を小さくすることにより、このダミ
ースパッタリングに要する時間を大幅に短縮できる著し
い効果が得られる。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリングターゲットのエロ−ジョ
    ンされる面の表面粗さが、中心線平均粗さRa≦1.0
    μmであることを特徴とするスパッタリングタ−ゲッ
    ト。
  2. 【請求項2】 スパッタリングターゲットのエロ−ジョ
    ンされる面の表面粗さが、中心線平均粗さRa≦1.0
    μmであり、かつエロ−ジョンされる表面に付着した汚
    染物質である主成分および合金成分以外の高融点金属元
    素ならびにSi、Al、Co、Ni、Bの総量が500
    ppm以下であることを特徴とするスパッタリングタ−
    ゲット。
  3. 【請求項3】 汚染物質である主成分および合金成分以
    外の高融点金属元素ならびにSi、Al、Co、Ni、
    Bの総量が300ppm以下であることを特徴とする請
    求項2に記載のスパッタリングタ−ゲット。
  4. 【請求項4】 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョ
    ンされる表面の水素含有量が50ppm以下であること
    を特徴とする請求項1〜3のそれぞれに記載のスパッタ
    リングタ−ゲット。
  5. 【請求項5】 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョ
    ンされる表面の水素含有量が30ppm以下であること
    を特徴とする請求項4に記載のスパッタリングタ−ゲッ
    ト。
  6. 【請求項6】 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョ
    ンされる面の表面粗さが、中心線平均粗さRa≦1.0
    μmであり、かつエロ−ジョンされる表面の加工変質層
    の厚さが50μm以下であることを特徴とするスパッタ
    リングタ−ゲット。
  7. 【請求項7】 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジョ
    ンされる面の表面粗さが、中心線平均粗さRa≦0.2
    μmであり、かつエロ−ジョンされる表面の加工変質層
    の厚さが15μm以下であることを特徴とするスパッタ
    リングタ−ゲット。
  8. 【請求項8】 エロ−ジョンされる表面に付着した汚染
    物質である主成分および合金成分以外の高融点金属元素
    ならびにSi、Al、Co、Ni、Bの総量が500p
    pm以下であることを特徴とする請求項6または7記載
    のスパッタリングタ−ゲット。
  9. 【請求項9】 エロ−ジョンされる表面に付着した汚染
    物質である主成分および合金成分以外の高融点金属元素
    ならびにSi、Al、Co、Ni、Bの総量が300p
    pm以下であることを特徴とする請求項8記載のスパッ
    タリングタ−ゲット。
  10. 【請求項10】 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジ
    ョンされる表面の水素含有量が50ppm以下であるこ
    とを特徴とする請求項6〜9のそれぞれに記載のスパッ
    タリングタ−ゲット。
  11. 【請求項11】 スパッタリングタ−ゲットのエロ−ジ
    ョンされる表面の水素含有量が30ppm以下であるこ
    とを特徴とする請求項6〜9のそれぞれに記載のスパッ
    タリングタ−ゲット。
  12. 【請求項12】 ダイヤモンドバイトを用いた精密切削
    によりスパッタ面の仕上げ加工を行なうことを特徴とす
    るスパッタリングタ−ゲットの製造方法。
  13. 【請求項13】 ダイヤモンドバイトを用いた精密切削
    を行い、さらに研磨によるスパッタ面の仕上げ加工を行
    なうことを特徴とするスパッタリングタ−ゲットの製造
    方法。
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