JP2003166053A - スパッタリングターゲット - Google Patents

スパッタリングターゲット

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JP2003166053A JP2001367767A JP2001367767A JP2003166053A JP 2003166053 A JP2003166053 A JP 2003166053A JP 2001367767 A JP2001367767 A JP 2001367767A JP 2001367767 A JP2001367767 A JP 2001367767A JP 2003166053 A JP2003166053 A JP 2003166053A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Taスパッタターゲットにおいて、Cu配線
膜に対するバリア層として用いられるTaN膜などの膜
厚の面内均一性をより一層高めることを可能にすること
が望まれている。 【解決手段】 スパッタリングターゲットは高純度Ta
材からなる。このようなTaターゲットは、その表面全
体におけるビッカース硬さのばらつきが20%以下とされ
ている。Taターゲットの硬さのばらつきを低減したこ
とに基づいて、TaN膜などの膜厚の面内均一性を高め
ることができる。Taターゲットの硬さは例えばビッカ
ース硬さでHv70〜150の範囲とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子などに
用いられるCu配線のバリア層の形成に好適なスパッタ
リングターゲットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIに代表される半導体工業は
急速に進捗しつつある。256Mビット以上のDRAM、高
速ロジック、システムLSIなどの半導体デバイスにお
いては、高集積化、高信頼性化、高機能化が進むにつれ
て、微細加工技術に要求される精度も益々高まってきて
いる。このような集積回路の高密度化や高速化などに伴
って、AlやCuを主成分として形成される金属配線の
幅は0.13μm以下になりつつある。
【0003】集積回路を高速で動作させるためには、A
l配線やCu配線の抵抗を低減することが必須となる。
従来の配線構造では、配線の厚さを厚くすることで配線
抵抗を低減することが一般的であった。しかし、さらな
る高集積化・高密度化された半導体デバイスでは、これ
までの積層構造を用いた際に、配線上に形成される絶縁
膜のカバレッジ性が悪くなり、当然デバイスの歩留りも
低下するため、配線技術そのものを改良することが求め
られている。
【0004】そこで、従来の配線技術とは異なる、デュ
アルダマシン(DD)配線技術が適用されるようになっ
てきている。DD技術とは、予め下地膜に形成した配線
溝上に、配線材となるAlやCuを主成分とする金属を
スパッタリング法やCVD法などを用いて成膜し、熱処
理(リフロー)によって溝へ流し込み、CMP(Chemic
al Mechanical Polishing)法などにより余剰の配線金
属を除去する技術である。
【0005】上述したような半導体デバイスに用いられ
る配線材料としては、抵抗率がAlより低いCuが主流
になりつつある。Cu配線はAl配線に比べて耐エレク
トロマイグレーション性に優れていることから、これか
らの高速デバイスではCu配線が必須となる。このよう
なCu配線を適用する場合には、CuのSi中への拡散
防止を目的としたバリアメタル層を設ける必要がある。
半導体デバイス用のバリアメタルとしては一般的にTi
Nが使用されてきたが、Cu配線用のバリア材料とし
て、Taターゲットを用いてArとN2の混合ガス中で
反応性スパッタすることにより得られるTaN膜が注目
されている。TaN膜は熱的に安定であり、CuのSi
中への拡散防止に対して有効なバリア材である。
【0006】一方、配線溝やホールなどの形状は、配線
密度の向上や設計ルールの微細化に伴って、例えばアス
ペクト比が4を超えるようになってきている。このよう
な配線溝などを有する半導体デバイスに対応するために
は、バリアメタル層としてのTaN膜を反応性スパッタ
で形成する際の精度を高める必要がある。このようなこ
とから、コリメーションスパッタ法、長距離スパッタ
法、低圧スパッタ法、さらに最近ではバイアススパッタ
法なども取り入れて、TaN膜の形成精度の向上が図ら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
Taターゲットを用いた反応性スパッタでは、8インチ
サイズのSiウェーハで既にTaN膜の膜厚の面内均一
性を5%以下に制御することが難しいという問題が生じ
ている。Siウェーハは大型化する方向に進んでおり、
今後12インチサイズのSiウェーハが一般化してくる
と、TaN膜の膜厚の面内均一性はさらに低下するおそ
れが強い。このようなことから、Taターゲットにはよ
り一層膜厚の面内均一性を向上させることが求められて
いる。
【0008】従来、TaN膜の膜厚の面内均一性に関し
ては、例えば窒素を含有する高純度Taからなるスパッ
タリングターゲット(特開2000-323432公報参照)、高
純度TaNからなるターゲットの結晶方位やそのばらつ
きを制御したスパッタリングターゲット(特開2000-323
433公報や特開2000-323434公報参照)などが提案されて
いるが、これらのターゲットでは必ずしも十分な結果は
得られておらず、上述したように8インチサイズのSi
ウェーハでもTaN膜の膜厚の面内均一性を十分に高め
ることができない場合が生じている。
【0009】本発明はこのような課題に対処するために
なされたもので、バリア層としてのTaN膜などを反応
性スパッタ法で形成する際に、その膜厚の面内均一性を
より一層高めることを可能にしたスパッタリングターゲ
ットを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために、高純度Taターゲットを用いてTaN
膜をスパッタ成膜する際の膜厚の面内均一性と各種ター
ゲット特性との相関性について種々検討した結果、Ta
ターゲットの硬度のばらつきが膜厚の面内均一性に大き
く影響していることが判明した。その結果として、Ta
ターゲットの硬度のばらつきを低減することによって、
Taターゲットを用いて反応性スパッタによりTaN膜
を成膜する際に、その膜厚の面内均一性を大幅に高める
ことが可能であることを見出した。
【0011】本発明のスパッタリングターゲットは、請
求項1に記載したように、高純度Taからなるスパッタ
リングターゲットであって、前記ターゲットのスパッタ
面全体におけるビッカース硬さのばらつきが20%以下で
あることを特徴としている。本発明のスパッタリングタ
ーゲットは、さらに請求項2に記載したように、前記タ
ーゲットのビッカース硬さがHv70〜150の範囲であるこ
とを特徴としている。
【0012】本発明のスパッタリングターゲットは、請
求項4に記載したように、特にTaN膜からなるバリア
層を形成する際に好適に用いられものである。さらに、
請求項5に記載したように、CuまたはCu合金からな
る配線膜に対するバリア層の形成用として好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について説明する。本発明のスパッタリングターゲッ
トは、高純度Ta材からなるターゲットであって、例え
ば半導体デバイスのバリア層、特にCuまたはCu合金
からなる配線膜に対するバリア層として有用なTaN膜
の形成用として好適に使用されるものである。ここで、
スパッタリングターゲットを構成するTa材には、半導
体デバイスのバリア層などの使用用途を考慮して、例え
ば純度が99.99%以上の高純度Ta材を使用することが
好ましい。
【0014】ここで言うTaの純度とは、不純物元素と
してのFe、Ni、Cr、W、Mo、Nb、Si、A
l、NaおよびKの合計含有量を100%から引いた値、
すなわち[100%−(Fe%+Ni%+Cr%+W%+
Mo%+Nb%+Si%+Al%+Na%+K%)]の
値を示すものである。上記した不純物元素の合計含有量
が100ppmを超えると、得られる膜の比抵抗が高くなりす
ぎて、例えば配線膜としての特性が低下してしまう。ス
パッタリングターゲットを構成する高純度Ta材の純度
は99.995%以上であることがより好ましい。
【0015】上述したような高純度Ta材からなるスパ
ッタリングターゲット(Taターゲット)において、本
発明ではターゲットのスパッタ面全体におけるビッカー
ス硬さのばらつきを20%以下に制御している。このよう
なTaターゲットの硬度のばらつき制御に基づいて、本
発明ではTaターゲットを用いて反応性スパッタするこ
とにより得られるTaN膜の膜厚の面内均一性を高める
ことを可能にしている。
【0016】すなわち、Taターゲットを用いた反応性
スパッタは、例えばArとN2の混合ガス雰囲気中で行
われ、Arなどの希ガスイオンをTaターゲットに衝突
させ、ターゲットの構成原子であるTaやそのクラスタ
を弾き出すと共に、プラズマ中で窒化させることにより
TaN膜を成膜するものである。この際、Taターゲッ
ト表面のビッカース硬さにばらつきが生じていると、硬
い部位と軟らかい部位との間でArイオンなどの打ち込
み量に差が生じ、その結果としてTaターゲットの部位
によりスパッタされるTa原子やそのクラスタの量にば
らつきが発生する。このようなスパッタ量の違いに基づ
いて、成膜されるTaN膜の膜厚の面内均一性が低下す
ることになる。
【0017】このような現象を見出したことに基づい
て、本発明の高純度Taターゲットではターゲットのス
パッタ面全体としてのビッカース硬さのばらつきを20%
以下に制御している。Taターゲット全体の硬度を均一
化することによって、スパッタされるTa原子量のばら
つきを抑制することができるため、成膜されるTaN膜
の膜厚の面内均一性を大幅に高めることが可能となる。
Taターゲットの表面全体におけるビッカース硬さのば
らつきは、Taターゲットの各部位でのスパッタ現象を
さらに均一化するために15%以下とすることがより好ま
しく、さらに好ましくは10%以下である。
【0018】高純度Taターゲットの具体的な硬度は、
結晶粒径などにより異なるものの、ビッカース硬さのば
らつき発生を抑制した上で、例えば良好なスパッタレー
トや健全なスパッタ放電などが得られる範囲、すなわち
ビッカース硬さでHv70〜150の範囲とすることが好まし
い。Taターゲットの硬度がビッカース硬さでHv150を
超えると、Arイオンの衝撃に対してTaターゲット自
体の硬度が高すぎるために、Arイオンが衝突してもT
aターゲットの構成原子やクラスタなどを弾き出す効率
が低下してしまう。その結果、スパッタレートが低下す
るだけでなく、Taターゲットの表面に運動エネルギー
を交換することができなかったAr+イオンが帯電し、
この帯電が異常放電を引き起こすおそれがある。異常放
電は放電停止などの装置トラブルの原因となる。
【0019】一方、Taターゲットの硬度がビッカース
硬さでHv70未満であると、ArイオンがTaターゲット
に衝突した際に表面に打ち込まれてしまい、その部分が
Ar +イオンによりプラスに帯電してしまう。その結果
として、スパッタ成膜過程で異常放電を引き起こすこと
になる。ここで、Arイオンによる衝撃の度合いやスパ
ッタレートなどは各種物質により異なる。上記した硬度
はTaターゲットの場合のスパッタレートや異常放電と
の関係に基づいて規定したものである。
【0020】上述したように、Taターゲットの硬度が
高すぎても、また低すぎても帯電現象が起こり、これら
によって異常放電並びにそれに伴う放電停止などを引き
起こすおそれがある。このようなことから、本発明のT
aターゲットのビッカース硬さはHv70〜150の範囲に制
御することが好ましい。このような硬度を有するTaタ
ーゲットはスパッタレートに優れると共に、異常放電を
再現性よく防ぐことができる。Taターゲットの硬度は
ビッカース硬さでHv80〜130の範囲とすることがさらに
好ましい。
【0021】なお、本発明で規定するTaターゲットの
ビッカース硬さは、以下のようにして測定した値を示す
ものとする。すなわち、例えばターゲットが円盤状の場
合、ターゲットの中心部と、中心部を通り円周を均等に
分割した4本の直線上の中心部から50%の距離の各位置
(計8個所)、および中心部から90%の距離の各位置
(計8個所)の合計17個所からそれぞれ試験片を採取
し、これら17個の試験片のビッカース硬さをそれぞれ測
定し、これらの測定値の平均値をTaターゲットのビッ
カース硬さとする。さらに、Taターゲット全体として
のビッカース硬さのばらつきは、上記した各試験片のビ
ッカース硬さ(各測定値)の最大値と最小値から、
{(最大値−最小値)/(最大値+最小値)}×100
(%)に基づいて求めるものとする。
【0022】各試験片のビッカース硬さの測定は、まず
Taターゲットから切り出した各試験片の表面を#1000
まで研磨し、さらにバフ研磨を行って表面を鏡面状態と
し、これをビッカース硬さの測定サンプルとして使用す
る。この測定サンプルのビッカース硬さを、ビッカース
硬さ試験機を用いて、荷重200g、荷重付加時間10秒の条
件で測定する。各測定サンプルのビッカース硬さ測定は
それぞれ10回以上行い、その平均値を各試験片のビッカ
ース硬さとする。
【0023】本発明のスパッタリングターゲットの製造
方法は、特定の加工条件や熱処理条件などを満足させる
以外は特に限定されるものではなく、公知の製造方法を
適用して作製することができる。ただし、スパッタリン
グターゲットの硬さは、基本的には構成材料の特有の硬
度に基づくものであるが、例えばインゴットからターゲ
ットまで加工する際の加工条件(例えば加工率)、さら
に加工途中や最終的に施す熱処理条件も大きく影響す
る。ターゲット全体としての硬さのばらつきも同様であ
る。従って、Taターゲットのビッカース硬さを所定の
範囲に制御すると共に、ターゲット全体のばらつきを低
減するためには、以下に示す加工条件や熱処理条件を適
用することが重要となる。
【0024】まず、Taターゲットの形成原料となる高
純度Ta材を作製する。例えば、Ta25鉱石に対して
アルカリ融解法、分別結晶法、電子ビーム溶解法などを
適用してTaインゴットを作製する。この際、Taイン
ゴットの純度が上記した範囲となるように、Ta原料の
精製条件を設定することが好ましい。このようにして得
たTaインゴットに対して鍛造、圧延による塑性加工を
施す。
【0025】この際、鍛造工程は2軸以上の方向から行
うものとする。具体的には、まずTaインゴットを径方
向に塑性加工させる締め鍛造を実施し、この後厚さ方向
に塑性加工させるすえ込み鍛造を施す。このように、T
aインゴットを2軸以上の方向から鍛造することによっ
て、Taターゲットを作製した際の硬さのばらつきを低
減することができる。
【0026】すなわち、原料となるTaインゴットには
粗大粒が存在しているが、1軸方向のみの塑性加工では
この粗大粒を十分に破壊することができず、ターゲット
を作製した際に粗大粒が部分的にターゲット表面に存在
することになる。粗大粒が存在している部位と存在して
いない部位とでは硬さが異なることから、ターゲット表
面の硬さにばらつきが生じてしまう。これに対して、T
aインゴットを2軸以上の方向から鍛造することで粗大
粒をより確実に破壊することができるため、Taターゲ
ットの硬さの均一性を高めることが可能となる。
【0027】上記した鍛造工程における加工率は、トー
タルで10〜98%の範囲とすることが好ましい。加工率が
10%未満であると、硬さのばらつきの一因となる粗大粒
を十分に破壊することができないおそれがある。なお、
加工率が98%を超える鍛造加工を施しても、それ以上の
効果を得ることができない。
【0028】また、上述した鍛造工程の途中で1回以上
の真空熱処理を施す。この真空熱処理は、0.1Pa以下の
真空雰囲気中にて1000〜1600℃の温度で5時間以上行う
ことが好ましい。また、熱処理時の昇温速度は10℃/min
以上とすることが好ましい。このような熱処理によっ
て、Taインゴットの母結晶は完全に除去され、さらに
鍛造により与えられた歪を回復させることができる。加
工歪は硬さの増加やばらつきの原因となる。塑性加工中
の熱処理温度が1000℃未満であったり、また熱処理時間
が5時間未満であると、歪を十分に回復できないために
硬さのばらつきが大きくなる。
【0029】次に、上記工程を経たTa材に冷間圧延を
施す。冷間圧延時の加工率によっては、ターゲット素材
(Ta素材)に与えられる歪が部位毎に不均一となり、
これによっても硬さにばらつきが生じるおそれがある。
従って、冷間圧延時の加工率(圧延率)を制御すること
で、ターゲット素材(Ta素材)の各部位に所定の歪を
均一に与えることが重要であり、これによりTaターゲ
ットの硬度のばらつきを抑制することが可能となる。具
体的には、冷間圧延時の加工率は10〜98%の範囲とする
ことが好ましい。
【0030】この後、上記した冷間圧延材に対して0.1P
a以下の真空雰囲気中にて1000〜1500℃の温度で5〜10時
間の再結晶化熱処理を施す。このような再結晶化熱処理
を施して、冷間圧延により生じた歪を回復させることに
よって、所望のビッカース硬さを有すると共に、そのば
らつきを低減したTaターゲット素材を得ることができ
る。この際の熱処理温度が1000℃未満であると歪の回復
が不十分となり、Ta素材のビッカース硬さが高くなり
すぎるおそれがある。一方、熱処理温度が1500℃を超え
ると、逆にTa素材のビッカース硬さが軟らかくなりす
ぎるおそれがある。このような場合には硬さのばらつき
も大きくなりやすい。
【0031】上述したような加工条件および熱処理条件
でTaターゲットの基となるターゲット素材を加工する
ことによって、ターゲットとした場合のビッカース硬さ
のばらつきを20%以下に再現性よく制御することができ
る。また、Taターゲットの具体的なビッカース硬さを
Hv70〜150の範囲に制御することができる。このように
して得たTaターゲット素材を所定の形状に機械加工
し、さらに例えばAlやCuからなるバッキングプレー
トと接合することで、目的とするスパッタリングターゲ
ット(Taターゲット)が得られる。バッキングプレー
トとの接合には一般的な拡散接合やソルダー接合を適用
することができる。ソルダー接合を適用する場合には、
公知のIn系やSn系の接合材を介してバッキングプレ
ートと接合する。また、拡散接合の温度は600℃以下と
することが好ましい。
【0032】本発明のスパッタリングターゲット(Ta
ターゲット)は、各種電子デバイスの配線膜形成用とし
て用いることができ、Cu膜やCu合金膜からなる配線
膜に対するバリア層としてのTaN膜の形成に好ましく
用いられる。特に、反応性スパッタ法によるTaN膜の
成膜時に、Taターゲットの各部位によるスパッタ粒子
量(スパッタされるTa原子やそのクラスタの量)のば
らつきが抑制されるため、TaN膜の膜厚の面内均一性
を大幅に高めることができる。具体的には、従来のTa
ターゲットでは実現することが困難であった4%以下の
膜厚均一性を達成することが可能となる。このような膜
厚の面内均一性に優れるTaN膜は高集積化された半導
体デバイスのバリア材料として有用である。
【0033】本発明のスパッタリングターゲットが使用
される具体的な配線構造としては、例えばSiO2系の
絶縁膜上にTaN膜を成膜し、さらにその上にCu配線
膜(Cu膜またはCu合金膜)を形成したCu配線構造
が挙げられる。このようなCu配線構造によれば、例え
ばDD配線技術を適用する際に好適な配線膜構造を提供
することができ、高密度配線を高信頼性の下で再現性よ
く得ることが可能となる。これは超高集積タイプの半導
体デバイスの製造歩留りの向上などに大きく貢献する。
さらに、このようなCu配線構造は、VLSIなどの半
導体デバイスに限らず、SAWデバイス、TPH、LC
Dデバイスなどの各種の電子部品に適用することができ
る。
【0034】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例およびその評
価結果について述べる。
【0035】実施例1 まず、純度99.99%のEB溶解製Taインゴット(直径2
50mm×30mm)を用意し、このTaインゴットに冷間で絞
め鍛造(径方向への加工率:54%)を施して、直径115m
m×140mmのTa材を作製した。このTa材に1×10-3Pa
の真空雰囲気中にて1300℃×5hrの条件で熱処理を施し
た。この際の昇温速度は15℃/minとした。次いで、熱処
理後のTa材を直径250mm×30mmまで冷間ですえ込み鍛
造(厚さ方向への加工率:79%)し、さらに1×10-3Pa
の真空雰囲気中で1300℃×5hrの条件で熱処理(昇温速
度:10℃/min)した。
【0036】次に、上記した鍛造処理および熱処理によ
り得たTa材を直径350mm×15mmまで冷間圧延(圧延
率:50%)した後、1×10-3Paの真空雰囲気中にて1300
℃×3hrの条件で再結晶化熱処理を行うことによって、
ターゲット用のTa素材を作製した。このターゲット用
Ta素材を直径330mm×12mmの形状に機械加工した後、
拡散接合法を用いてAl製バッキングプレートと接合し
て、目的とするTaスパッタリングターゲットを作製し
た。
【0037】このようにして得たTaスパッタリングタ
ーゲットのビッカース硬さを前述した方法(測定装置:
島津製作所製HMV-2000)にしたがって測定した。その結
果、ビッカース硬さ(平均値)はHv82、ビッカース硬さ
のばらつきは11%であった。このTaスパッタリングタ
ーゲットを後述する特性評価に供した。なお、表1にタ
ーゲットの製造条件(塑性加工中の熱処理条件)を、ま
た表2にTaターゲットのビッカース硬さとそのばらつ
きを示す。
【0038】実施例2〜4 上記した実施例1において、絞め鍛造後およびすえ込み
鍛造後の熱処理条件(塑性加工中の熱処理条件)を、そ
れぞれ1300℃×6hr(実施例2)、1300℃×8hr(実施例
3)、1300℃×10hr(実施例4)に変更する以外は、実
施例1と同一条件でターゲット用Ta素材を作製した。
これら各ターゲット用Ta素材を用いて、実施例1と同
様にTaスパッタリングターゲットを作製した。これら
各Taスパッタリングターゲットのビッカース硬さとそ
のばらつきを前述した方法にしたがって測定した。その
結果を表2に示す。このようなTaスパッタリングター
ゲットを後述する特性評価に供した。
【0039】比較例1 実施例1と同様なEB溶解製Taインゴットを直径350m
m×15mmまで冷間圧延した後、1×10-3Paの真空雰囲気中
にて1300℃×3hrの条件で再結晶化熱処理を行うことに
よって、ターゲット用のTa素材を作製した。このター
ゲット用Ta素材を用いて、実施例1と同様にTaスパ
ッタリングターゲットを作製した。このTaスパッタリ
ングターゲットのビッカース硬さとそのばらつきを前述
した方法にしたがって測定した。その結果を表2に示
す。このTaスパッタリングターゲットを後述する特性
評価に供した。
【0040】比較例2〜7 上記した実施例1において、絞め鍛造後およびすえ込み
鍛造後の熱処理条件(塑性加工中の熱処理条件)を、そ
れぞれ1300℃×1hr(比較例2)、1300℃×2hr(比較例
3)、1300℃×4hr(比較例4)、900℃×10hr(比較例
5)、800℃×10hr(比較例6)、700℃×10hr(比較例
7)に変更する以外は、実施例1と同一条件でターゲッ
ト用Ta素材を作製した。これら各ターゲット用Ta素
材を用いて、実施例1と同様にTaスパッタリングター
ゲットを作製した。これら各Taスパッタリングターゲ
ットのビッカース硬さとそのばらつきを前述した方法に
したがって測定した。その結果を表2に示す。このよう
なTaスパッタリングターゲットを後述する特性評価に
供した。
【0041】上述した実施例1〜4および比較例1〜7
の各Taスパッタリングターゲットをそれぞれ用いて、
スパッタ方式:DCスパッタ、出力DC:18kW、基板バ
イアス:-100V、背圧:1×10-5Pa、基板−ターゲット間
距離:300mm、Ar:5sccm、N:20sccm、スパッタ時
間:5minの条件下で反応性スパッタを行い、それぞれ8
インチのSiウェーハ上にTaN膜(目標膜厚:0.2μ
m)を成膜した。このようにして得た各TaN膜の膜厚
を、Siウェーハ上の9点(中心1点、中心から50mmの各
位置の4点、中心から90mmの各位置の4点)について測定
し、これら膜厚の最大値と最小値から{(最大値−最小
値)/(最大値+最小値)}×100(%)に基づいて膜
厚均一性(%)をそれぞれ求めた。この値を表2に示
す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表2から明らかなように、実施例1〜4の
各Taスパッタリングターゲットによれば、膜厚の面内
均一性に優れるTaN膜が得られることが分かる。特
に、従来のTaターゲットでは実現することが困難であ
った4%以下の膜厚均一性を再現性よく達成することが
可能であることが分かる。一方、ビッカース硬さのばら
つきが大きい比較例1〜7の各Taスパッタリングター
ゲットは、得られるTaN膜の膜厚の面内均一性が劣っ
ていることが分かる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスパッタ
リングターゲットによれば、ターゲット各部のスパッタ
条件が均等化されるため、膜厚の面内均一性に優れるス
パッタ膜(TaN膜など)を再現性よく得ることができ
る。従って、このようなTaスパッタリングターゲット
を用いることによって、例えばCu配線膜のバリア層と
して有効なTaN膜などを安定して歩留りよく形成する
ことが可能となる。
フロントページの続き (72)発明者 高阪 泰郎 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 渡辺 高志 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 藤岡 直美 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 石上 隆 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 4K029 AA06 BA58 BC00 BD01 CA06 DB03 DC08 4M104 AA01 BB04 BB17 BB32 DD40 DD42 FF18 HH20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高純度Taからなるスパッタリングター
    ゲットであって、前記ターゲットのスパッタ面全体にお
    けるビッカース硬さのばらつきが20%以下であることを
    特徴とするスパッタリングターゲット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスパッタリングターゲッ
    トにおいて、 前記ターゲットのビッカース硬さはHv70〜150の範囲で
    あることを特徴とするスパッタリングターゲット。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のスパッタ
    リングターゲットにおいて、 前記ターゲットはバッキングプレートと接合されている
    ことを特徴とするスパッタリングターゲット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載のスパッタリングターゲットにおいて、 前記ターゲットはTaN膜からなるバリア層を形成する
    際に用いられることを特徴とするスパッタリングターゲ
    ット。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載のスパッタリングターゲットにおいて、 前記ターゲットはCuまたはCu合金からなる配線膜に
    対するバリア層を形成する際に用いられることを特徴と
    するスパッタリングターゲット。
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