JPH11171041A - 自動車の前部構造 - Google Patents
自動車の前部構造Info
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- JPH11171041A JPH11171041A JP36214797A JP36214797A JPH11171041A JP H11171041 A JPH11171041 A JP H11171041A JP 36214797 A JP36214797 A JP 36214797A JP 36214797 A JP36214797 A JP 36214797A JP H11171041 A JPH11171041 A JP H11171041A
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- F02M35/02—Air cleaners
- F02M35/04—Air cleaners specially arranged with respect to engine, to intake system or specially adapted to vehicle; Mounting thereon ; Combinations with other devices
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Abstract
ラウドメンバに第1凹部を形成し、この第1凹部に蓋部
を接合して液体貯溜用の閉空間を形成することで、接合
により閉空間を確保することができ、この閉空間をラジ
エータサブタンクまたはウインドウォッシャタンク等の
液体貯溜用に有効利用することができるうえ、部品コス
ト、組立てコストの低減とシュラウドパネルの剛性向上
との両立を図ることができる自動車の前部構造の提供を
目的とする。 【解決手段】樹脂または繊維強化プラスチックにより形
成されて車体前端部に取付けられるシュラウドパネル1
を備えた自動車の前部構造であって、上記シュラウドパ
ネル1の上部に位置するアッパシュラウドメンバ2に第
1凹部19を形成し、上記第1凹部19に蓋部を接合し
て液体貯溜用の閉空間を形成したことを特徴とする。
Description
は繊維強化プラスチックにより形成されて車体前端部に
取付けられるシュラウドパネルを備えたような自動車の
前部構造に関する。
より形成された鉄板製の複数の部品を溶接等により接合
して構成されていたが、溶接工程等が必要な関係上、組
付け工数が大となり、生産性悪化する問題点があった。
このような問題点を解決するために車体前端部に取付け
られる樹脂製のシュラウドパネルを備えた自動車の前部
構造が既に発明されている(特開平7−285460号
公報参照)。
部に取付けられる車両のラジエータコアサポートと、こ
のラジエータコアサポートに形成されてバンパと係合す
るバンパリテーナと、所定の凹部としてラジエータコア
サポートに形成されたヘッドランプハウジングとを備
え、上述のラジエータコアサポート、バンパリテーナ、
ヘッドランプハウジングを樹脂により一体成形すると共
に、上述のヘッドランプハウジングにはヘッドランプを
クリップ固定する一方、ラジエータコアサポートのシュ
ラウドアッパメンバにはエアクリーナへ吸気を導くエア
プレートを取付けたものである。
産性の向上を図ることができる利点がある反面、上述の
ラジエータコアサポートを液体貯溜用の閉空間またはエ
アクリーナ収納空間として有効利用することができない
問題点があった。
の発明は、シュラウドパネルの上部に位置するアッパシ
ュラウドメンバに第1凹部を形成し、この第1凹部に蓋
部を接合して液体貯溜用の閉空間を形成することで、接
合により閉空間を確保することができ、この閉空間をラ
ジエータサブタンクまたはウインドウォッシャタンク等
の液体貯溜用に有効利用することができるうえ、部品コ
スト、組立てコストの低減とシュラウドパネルの剛性向
上との両立を図ることができる自動車の前部構造の提供
を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、上述のアッパシュラ
ウドメンバとシュラウドパネル下端部とを連結するシュ
ラウドステーに隣接させて上述の液体貯溜用の閉空間を
形成することで、この閉空間のシュラウドステーへの隣
接により、さらなる剛性向上を確保することができる自
動車の前部構造の提供を目的とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、上述の液体貯溜用の
閉空間に対してシュラウドステーを隔てた他側で、かつ
該シュラウドステーに隣接させてアッパシュラウドメン
バに吸気導入通路用の第2凹部を形成することで、シュ
ラウドステーの隣接位置両側に第1凹部と第2凹部とが
位置し、これによりシュラウドパネルの剛性をより一層
向上させることができると共に、これら各凹部を液体貯
溜用、吸気導入通路用として有効利用することができる
自動車の前部構造の提供を目的とする。
求項3記載の発明の目的と併せて、上述の第2凹部をエ
アクリーナ収納空間に設定することで、シュラウドパネ
ルとエアクリーナとの一体ユニット化が図れ、部品コス
ト、組立てコストをさらに低減させることができる自動
車の前部構造の提供を目的とする。
ウドパネルの上部に位置するアッパシュラウドメンバに
閉空間を形成し、この閉空間をラジエータサブタンクと
成すことで、上述の閉空間によりシュラウドパネルの剛
性向上を図ることができると共にシュラウドパネルとラ
ジエータサブタンクとの一体ユニット化が図れ、部品コ
スト、組立てコストの低減を達成することができる自動
車の前部構造の提供を目的とする。
求項5記載の発明の目的と併せて、上述のアッパシュラ
ウドメンバとシュラウドパネル下端部とを連結するシュ
ラウドステーに隣接させて上述のラジエータサブタンク
を形成することで、このラジエータサブタンクのシュラ
ウドステーへの隣接によりシュラウドパネルの剛性をさ
らに高めることができる自動車の前部構造の提供を目的
とする。
求項6記載の発明の目的と併せて、上述のラジエータサ
ブタンクに対してシュラウドステーを隔てた他側で、か
つ該シュラウドステーに隣接させてアッパシュラウドメ
ンバにエアクリーナ収納空間を設けることで、シュラウ
ドステーの隣接位置両側にラジエータサブタンクとエア
クリーナ収納空間とが位置し、これによりシュラウドパ
ネルの剛性をより一層向上させることができると共に、
シュラウドパネルに対するラジエータサブタンクおよび
エアクリーナの一体ユニット化が図れ、部品コスト、組
立てコストをさらに低減させることができる自動車の前
部構造の提供を目的とする。
ウドパネルの上部に位置するアッパシュラウドメンバに
エアクリーナ収納空間を設けることで、この収納空間に
よりシュラウドパネルの剛性確保を図ることができると
共に、シュラウドパネルとエアクリーナとの一体ユニッ
ト化が図れ、部品コスト、組立てコストの低減を達成す
ることができる自動車の前部構造の提供を目的とする。
求項8記載の発明の目的と併せて、上述のアッパシュラ
ウドメンバとシュラウドパネル下端部とを連結するシュ
ラウドステーに隣接させて上述のエアクリーナ収納空間
を設けることで、エアクリーナ収納空間のシュラウドス
テーへの隣接により、シュラウドパネル剛性のさらなる
向上を図ることができる自動車の前部構造の提供を目的
とする。
請求項2,3,4,6,7または9記載の発明の目的と
併せて、上述のシュラウドステーにフードロックを設け
ることで、フードロック時の耐荷重性の向上を図ること
ができると共に、フードロックの一体ユニット化を達成
することができる自動車の前部構造の提供を目的とす
る。
の発明は、樹脂または繊維強化プラスチックにより形成
されて車体前端部に取付けられるシュラウドパネルを備
えた自動車の前部構造であって、上記シュラウドパネル
の上部に位置するアッパシュラウドメンバに第1凹部を
形成し、上記第1凹部に蓋部を接合して液体貯溜用の閉
空間を形成した自動車の前部構造であることを特徴とす
る。
求項1記載の発明の構成と併せて、上記アッパシュラウ
ドメンバとシュラウドパネル下端部とを連結するシュラ
ウドステーを設け、上記シュラウドステーに隣接させて
上記液体貯溜用の閉空間が形成された自動車の前部構造
であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記液体貯溜用の閉
空間に対してシュラウドステーを隔てた他側で、かつ該
シュラウドステーに隣接させて上記アッパシュラウドメ
ンバに吸気導入通路用の第2凹部が形成された自動車の
前部構造であることを特徴とする。
求項3記載の発明の構成と併せて、記第2凹部をエアク
リーナ収納空間に設定した自動車の前部構造であること
を特徴とする。
たは繊維強化プラスチックにより形成されて車体前端部
に取付けられるシュラウドパネルを備えた自動車の前部
構造であって、上記シュラウドパネルの上部に位置する
アッパシュラウドメンバに閉空間を形成し、上記閉空間
をラジエータサブタンクと成した自動車の前部構造であ
ることを特徴とする。
求項5記載の発明の構成と併せて、上記アッパシュラウ
ドメンバとシュラウドパネル下端部とを連結するシュラ
ウドステーを設け、該シュラウドステーに隣接させて上
記ラジエータサブタンクを形成した自動車の前部構造で
あることを特徴とする。
求項6記載の発明の構成と併せて、上記ラジエータサブ
タンクに対してシュラウドステーを隔てた他側で、かつ
該シュラウドステーに隣接させて上記アッパシュラウド
メンバにエアクリーナ収納空間が設けられた自動車の前
部構造であることを特徴とする。
たは繊維強化プラスチックにより形成されて車体前端部
に取付けられるシュラウドパネルを備えた自動車の前部
構造であって、上記シュラウドパネルの上部に位置する
アッパシュラウドメンバにエアクリーナ収納空間を設け
た自動車の前部構造であることを特徴とする。
求項8記載の発明の構成と併せて、上記アッパシュラウ
ドメンバとシュラウドパネル下端部とを連結するシュラ
ウドステーを設け、該シュラウドステーに隣接させて上
記エアクリーナ収納空間を備えた自動車の前部構造であ
ることを特徴とする。
請求項2,3,4,6.7または9記載の発明の構成と
併せて、上記シュラウドステーにフードロックを設けた
自動車の前部構造であることを特徴とする。
によれば、樹脂または繊維強化プラスチックにより形成
されたシュラウドパネルのアッパシュラウドメンバに第
1凹部を形成し、この第1凹部に蓋部を接合して液体貯
溜用の閉空間を形成したので、上記接合により閉空間を
確保することができ、この閉空間をラジエータサブタン
クまたはウインドウオッシャタンク等の液体貯溜用とし
て有効利用することができる。この結果、閉空間にてシ
ュラウドパネルの剛性向上を図ることができると共に、
シュラウドパネルに対するラジエータサブタンクまたは
ウインドウオシャタンク等の一体ユニット化が可能とな
るので、部品コスト、組立てコストの低減を図ることが
できる効果がある。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のシュラ
ウドステーに隣接させて液体貯溜用の閉空間を形成した
ので、この閉空間のシュラウドステー(高剛性部)への
隣接構造により、さらなる剛性向上を確保することがで
きる効果がある。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の液体貯
溜用の閉空間に対してシュラウドステーを隔てた他側
で、しかもシュラウドステーに隣接させてアッパシュラ
ウドメンバに吸気導入通路用の第2凹部を形成したの
で、シュラウドステーの隣接位置両側に第1凹部と第2
凹部とが位置し、これによりシュラウドパネルの剛性を
より一層向上させることができると共に、これら各凹部
を液体貯溜用、吸気導入通路用として有効利用すること
ができる効果がある。
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、上述の第2凹
部をエアクリーナ収納空間に設定したので、シュラウド
パネルとエアクリーナとの一体ユニット化を図ることが
できて、部品コスト、組立てコストをさらに低減させる
ことができる効果がある。
樹脂または繊維強化プラスチックにより形成されたシュ
ラウドパネルのアッパシュラウドメンバに閉空間を形成
し、この閉空間をラジエータサブタンクと成したので、
上述の閉空間によりシュラウドパネルの剛性向上を図る
ことができると共に、シュラウドパネルとラジエータサ
ブタンクとの一体ユニット化を図ることができて、部品
コスト、組立てコストの低減を達成することができる効
果がある。
上記請求項5記載の発明に効果と併せて、上述のシュラ
ウドステーに隣接させてラジエータサブタンクを形成し
たので、このラジエータサブタンクのシュラウドステー
への隣接構造により、シュラウドパネルの剛性をさらに
高めることができる効果がある。
上記請求項6記載の発明の効果と併せて、上述のラジエ
ータサブタンクに対してシュラウドステーを隔てた他側
で、しかもシュラウドステーに隣接させてアッパシュラ
ウドメンバにエアクリーナ収納空間を設けたので、シュ
ラウドステーの隣接位置両側にラジエータサブタンクと
エアクリーナ収納空間とが位置し、これによりシュラウ
ドパネルの剛性をより一層向上させることができると共
に、シュラウドパネルに対するラジエータサブタンクお
よびエアクリーナの一体ユニット化を図ることができ
て、部品コスト、組立てコストをさらに低減させること
ができる効果がある。
樹脂または繊維強化プラスチックにより形成されたシュ
ラウドパネルのアッパシュラウドメンバにエアクリーナ
収納空間を設けたので、この収納空間によりシュラウド
パネルの剛性確保を図ることができると共に、シュラウ
ドパネルとエアクリーナとの一体ユニット化を図ること
ができて、部品コスト、組立てコストの低減を達成する
ことができる効果がある。
上記請求項8記載の発明の効果と併せて、上述のシュラ
ウドステーに隣接させてエアクリーナ収納空間を設けた
ので、このエアクリーン収納空間のシュラウドステーへ
の隣接構造により、シュラウドパネルの剛性をさらに向
上させることができる効果がある。
ば、上記請求項2,3,4,6,7または9記載の発明
の効果と併せて、上述のシュラウドステー(高剛性部)
にフードロックを設けたので、フード開閉時になかんず
くフードロック時の耐荷重性の向上を図ることができる
効果がある。
述する。図面は自動車の前部構造を示し、図1において
ガラス繊維で補強されたポリプロピレン等の繊維強化プ
ラスチックにより形成されて車体前端部に取付けられる
シュラウドパネル1を設け、このシュラウドパネル1の
上部には左右方向(車幅方向)に指向するアッパシュラ
ウドメンバ2を一体成形している。
中央とシュラウドパネル下端部3の略中央とを上下方向
に連結するシュラウドセンタステー4を一体形成し、こ
のシュラウドセンタステー4の上下方向略中間位置であ
って該シュラウドセンタステー4を隔てた左右両位置に
は円形の開口部5,5を形成し、これら開口部5,5の
口縁と連結して開口部5,5内に位置するようにファン
取付部6,6を一体形成している。
アッパシュラウドメンバ2との間を一体連結するシュラ
ウドサイド部7,7を一体形成し、これら左右の各シュ
ラウドサイド部7,7にはランプ配設部8,8を開口形
成している。
端部には該端部から車体後方(図1の矢印R方向)に指
向する取付部9,9を一体形成し、これらの各取付部
9,9には取付孔10,10を穿設し、該取付孔10を
利用して上述の各取付部9,9をフェンダパネル(図示
せず)に取付けるように構成している。
けるランプ配設部8,8の口縁近傍には車体前方(図1
の矢印F方向)に延びる取付部11,11を一体成形
し、これらの各取付部11,11には取付孔12,12
を穿設している。同様に、上述のシュラウドパネル1の
下域部左右両端部から車体前方に延びる取付部13,1
3を一体成形し、これらの各取付部13,13には取付
孔14,14を穿設形成している。而して上述の各取付
孔12,14を利用して上述の各取付部11,13をホ
イールハウス(図示せず)に取付けるように構成してい
る。
ュラウドパネル下端部3から車体前方(図1の矢印F方
向)に水平に延びる取付部15,15を一体成形し、こ
れらの各取付部15,15には異径の取付孔16,17
を穿設すると共に,ガセット(gusset)18を一体成形
して、上述の各取付孔16,17を利用して取付部1
5,15を車体側のクロスメンバ(図示せず)に取付け
るように構成している。
示すように高剛性部としてのシュラウドセンタステー4
の一側(図示左側)隣接部位において上述のアッパシュ
ラウドメンバ2にはリヤ側が開放した第1凹部19を形
成し、またシュラウドセンタステー4の他側(図示右
側)隣接部位において上述のアッパシュラウドメンバ2
には同様にリヤ側が開放した第2凹部20を形成してい
る。ここで、上述の第1凹部19は図2、図3に示す如
く壁壁19a,19bおよび底壁19cとアッパシュラ
ウドメンバ2とで囲繞されている。この第1凹部19の
リヤ側開放部19dと対応するフロント側開放部21a
を備えた同材質の蓋部材21を設け、これら両開放部1
9d,21aを接合たとえば熱板融着して、図3に示す
状体から図4に示すように溶着部22を形成すること
で、液体貯溜用の閉空間23を構成している。この実施
例では、上述の閉空間23をラジエータサブタンク24
として有効利用するので、上述の蓋部材21(図3参
照)には予め管路25,26が一体形成されている。な
お、図4における27はサブタンクキャップである。
してシュラウドセンタステー4を隔てた他側に位置する
前述の第2凹部20は図2、図5に示す如く側壁20
a,20bおよび底壁20cとアッパシュラウドメンバ
2とで囲繞されている。この第2凹部20はエンジンに
対する吸気導入通路用のエアクリーナ収納空間として有
効利用されるので、該第2凹部20のフロント側略中央
と連通するように上述のアッパシュラウドメンバ2には
吸気孔28が穿設形成されている。
ウドメンバ2のトップデッキ部リヤ側にはストッパ29
を有する係入孔30が形成される一方、底壁20cの後
端下部には係止突部31が一体形成されている。さらに
上述の第2凹部20(つまりエアクリーナ収納空間)の
リヤ側開放部20dに対して着脱可能に取付けられるエ
アクリーナハウジング32を設け、このエアクリーナハ
ウジング32のフロント側開放部32aの口縁にはパッ
キング33(シール部材)を配設すると共に、エアクリ
ーナハウジング32の前端上部には係入爪34を一体形
成し、またエアクリーナハウジング32の底面には上述
の係止突部31を係合するためのフック35を取り付け
ている。
6(図6参照)を位置させた状態下において、図6に示
すようにエアクリーナハウジング32の係入爪34をア
ッパシュラウドメンバ2の係入孔30に挿入して、この
係入爪34をストッパ29で位置規制した後に、フック
35を係止突部31に係合して、エアクリーナ37を構
成している。なお上述のエレメント36(エアフィル
タ)の下流側と連通するように上記エアクリーナハウジ
ング32の一部に浄化空気出口(図示せず)を形成す
る。
4の上部には図1に示す如く複数の取付孔38…を形成
し、これらの取付孔38…を利用してシュラウドセンタ
ステー4の上部前面には図2に示す如くフードロック3
9を固定している。図7〜図12は図1で示したシュラ
ウドパネル1の各部断面構造を示し、図1の矢印B線に
沿うように図7はシュラウドセンタステー4の断面を示
し、このシュラウドセンタステー4にはその両サイドか
らヤ側へ突出し、かつ上下方向に延びるリブ4a,4b
が一体成形され、シュラウドセンタステー4それ自体の
剛性向上を図っている。
ンプ配設部8との間の断面を示し、シュラウドパネル1
には開口部5に沿ってリヤ側へ突出するリブ5aと、ラ
ンプ配設部8に沿ってリヤ側へ突出するリブ8aとが一
体成形されて、各部5,8の剛性向上を図っている。
イド部7の断面を示し、このシュラウドサイド部7には
リヤ側へ突出するリブ7a,7bが一体成形されて、そ
の剛性向上を図っている。図1の矢印E線に沿う図10
はアッパシュラウドメンバ2の端部からリヤ側に延びる
取付部9の断面を示し、この取付部9は断面方形状に構
成されている。
部8と対応する位置のアッパシュラウドメンバ2の断面
を示し、このアッパシュラウドメンバ2の該部には下方
へ突出するリブ2aが一体成形されて、その剛性向上を
図っている。図1の矢印H線に沿う図12はシュラウド
パネル下端部3および車体側クロスメンバに対する取付
部15の断面を示し、シュラウドパネル下端部3に対し
て取付部15は略直角状に一体成形され、しかもコーナ
部を連結する一対のガセット18によりその強度が補強
されている。
対してラジエータサブタンク24(図4参照)およびエ
アクリーナ37(図6参照)が一体ユニット化されるこ
とは勿論、該シュラウドパネル1に対してランプ、ラジ
エータ、クリーングファンが予めアセンブリされた状態
下において、このユニットが車両に組付けられる。
造によれば、樹脂または繊維強化プラスチックにより形
成されたシュラウドパネル1のアッパシュラウドメンバ
2に第1凹部19を形成し、この第1凹部19に蓋部
(蓋部材21参照)を接合(たとえば溶着)して液体貯
溜用の閉空間23を形成したので、上記接合により閉空
間23を確保することができ、この閉空間23をラジエ
ータサブタンク24またはウインドウオッシャタンク等
の液体貯溜用として有効利用することができる。この結
果、閉空間23にてシュラウドパネル1の剛性向上を図
ることができると共に、シュラウドパネル1に対するラ
ジエータサブタンク24またはウインドウオシャタンク
等の一体ユニット化が可能となるので、部品コスト、組
立てコストの低減を図ることができる効果がある。
ドセンタステー4参照)に隣接させて液体貯溜用の閉空
間23を形成したので、この閉空間23のシュラウドセ
ンタステー4(高剛性部)への隣接構造により、さらな
る剛性向上を確保することができる効果がある。
対してシュラウドセンタステー4を隔てた他側で、しか
もシュラウドセンタステー4に隣接させてアッパシュラ
ウドメンバ2に吸気導入通路用の第2凹部20を形成し
たので、シュラウドセンタステー4の隣接位置両側に第
1凹部19と第2凹部20とが位置し、これによりシュ
ラウドパネル1の剛性をより一層向上させることができ
ると共に、これら各凹部19,20を液体貯溜用、吸気
導入通路用として有効利用することができる効果があ
る。
リーナ収納空間に設定したので、シュラウドパネル1と
エアクリーナ37との一体ユニット化を図ることができ
て、部品コスト、組立てコストをさらに低減させること
ができる効果がある。
により形成されたシュラウドパネル1のアッパシュラウ
ドメンバ2に閉空間23を形成し、この閉空間23をラ
ジエータサブタンク24と成したので、上述の閉空間2
3によりシュラウドパネル1の剛性向上を図ることがで
きると共に、シュラウドパネル1とラジエータサブタン
ク24との一体ユニット化を図ることができて、部品コ
スト、組立てコストの低減を達成することができる効果
がある。
ドセンタステー4参照)に隣接させてラジエータサブタ
ンク24を形成したので、このラジエータサブタンク2
4のシュラウドステー(シュラウドセンタステー4参
照)への隣接構造により、シュラウドパネル1の剛性を
さらに高めることができる効果がある。
に対してシュラウドステー(シュラウドセンタステー4
参照)を隔てた他側で、しかもシュラウドセンタステー
4に隣接させてアッパシュラウドメンバ2にエアクリー
ナ収納空間(第2凹部20参照)を設けたので、シュラ
ウドセンタステー4の隣接位置両側にラジエータサブタ
ンク24とエアクリーナ収納空間とが位置し、これによ
りシュラウドパネル1の剛性をより一層向上させること
ができると共に、シュラウドパネル1に対するラジエー
タサブタンク24およびエアクリーナ37の一体ユニッ
ト化を図ることができて、部品コスト、組立てコストを
さらに低減させることができる効果がある。
により形成されたシュラウドパネル1のアッパシュラウ
ドメンバ2にエアクリーナ収納空間(第2凹部20参
照)を設けたので、この収納空間によりシュラウドパネ
ル1の剛性確保を図ることができると共に、シュラウド
パネル1とエアクリーナ37との一体ユニット化を図る
ことができて、部品コスト、組立てコストの低減を達成
することができる効果がある。
ドセンタステー4参照)に隣接させてエアクリーナ収納
空間(第2凹部20参照)を設けたので、このエアクリ
ーン収納空間のシュラウドセンタステー4への隣接構造
により、シュラウドパネル1の剛性をさらに向上させる
ことができる効果がある。さらに、上述のシュラウドセ
ンタステー4(高剛性部)にフードロック39を設けた
ので、ボンネット等のフード開閉時になかんずくフード
ロック時の耐荷重性の向上を図ることができる効果があ
る。
において、この発明の蓋部は、実施例の蓋部材21に対
応し、以下同様に、蓋部の接合は、蓋部材21の溶着に
対応し、シュラウドステーは、シュラウドセンタステー
4に対応し、シュラウドパネルの構成材料は、ガラス繊
維で補強されたポリプロピレンに対応するも、この発明
は上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
であってもよく、また図4に示す閉空間23間をラジエ
ータサブタンク24と成す構成に代えて、この閉空間2
3をウインドウオッシャタンク等の他の液体貯溜用タン
クと成してもよく、さらにはアッパシュラウドメンバ2
に2つの閉空間を並設形成して、一方の閉空間をラジエ
ータサブタンクと成し、他方の閉空間をウインドウオッ
シャタンクと成してもよい。
断面図。
アクリーナの縦断面図。
Claims (10)
- 【請求項1】樹脂または繊維強化プラスチックにより形
成されて車体前端部に取付けられるシュラウドパネルを
備えた自動車の前部構造であって、上記シュラウドパネ
ルの上部に位置するアッパシュラウドメンバに第1凹部
を形成し、上記第1凹部に蓋部を接合して液体貯溜用の
閉空間を形成した自動車の前部構造。 - 【請求項2】上記アッパシュラウドメンバとシュラウド
パネル下端部とを連結するシュラウドステーを設け、上
記シュラウドステーに隣接させて上記液体貯溜用の閉空
間が形成された請求項1記載の自動車の前部構造。 - 【請求項3】上記液体貯溜用の閉空間に対してシュラウ
ドステーを隔てた他側で、かつ該シュラウドステーに隣
接させて上記アッパシュラウドメンバに吸気導入通路用
の第2凹部が形成された請求項2記載の自動車の前部構
造。 - 【請求項4】上記第2凹部をエアクリーナ収納空間に設
定した請求項3記載の自動車の前部構造。 - 【請求項5】樹脂または繊維強化プラスチックにより形
成されて車体前端部に取付けられるシュラウドパネルを
備えた自動車の前部構造であって、上記シュラウドパネ
ルの上部に位置するアッパシュラウドメンバに閉空間を
形成し、上記閉空間をラジエータサブタンクと成した自
動車の前部構造。 - 【請求項6】上記アッパシュラウドメンバとシュラウド
パネル下端部とを連結するシュラウドステーを設け、該
シュラウドステーに隣接させて上記ラジエータサブタン
クを形成した請求項5記載の自動車の前部構造。 - 【請求項7】上記ラジエータサブタンクに対してシュラ
ウドステーを隔てた他側で、かつ該シュラウドステーに
隣接させて上記アッパシュラウドメンバにエアクリーナ
収納空間が設けられた請求項6記載の自動車の前部構
造。 - 【請求項8】樹脂または繊維強化プラスチックにより形
成されて車体前端部に取付けられるシュラウドパネルを
備えた自動車の前部構造であって、上記シュラウドパネ
ルの上部に位置するアッパシュラウドメンバにエアクリ
ーナ収納空間を設けた自動車の前部構造。 - 【請求項9】上記アッパシュラウドメンバとシュラウド
パネル下端部とを連結するシュラウドステーを設け、該
シュラウドステーに隣接させて上記エアクリーナ収納空
間を備えた請求項8記載の自動車の前部構造。 - 【請求項10】上記シュラウドステーにフードロックを
設けた請求項2,3,4,6,7または9記載の自動車
の前部構造。
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