JPH11170117A - 工作機械の移動軸の制御方法及び装置 - Google Patents

工作機械の移動軸の制御方法及び装置

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JPH11170117A
JPH11170117A JP9341664A JP34166497A JPH11170117A JP H11170117 A JPH11170117 A JP H11170117A JP 9341664 A JP9341664 A JP 9341664A JP 34166497 A JP34166497 A JP 34166497A JP H11170117 A JPH11170117 A JP H11170117A
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axis
moving
movement
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coordinate
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JP9341664A
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Inventor
Motoyoshi Gaya
基嘉 峨家
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Sodick Co Ltd
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Sodick Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】テーパカット用の大ストロークのUV軸移動ユ
ニットを備えた加工装置において、加工ヘッドが機体カ
バーや被加工物設置加工槽等と干渉するのを防止する。 【解決手段】コラム3,4上に搭載され、X軸及びY軸
にそれぞれ平行なU軸及びV軸方向の移動軸からなる補
助軸ユニット5,6を具備し、補助軸ユニットの上にX
−Y方向と直交するZ軸方向へ移動可能なZ軸ヘッド9
を備えると共に、Z軸ヘッドに上側アーム11を設け、
コラム4に下側アーム15を取り付けたワイヤカット放
電加工機の移動軸の制御方法において; X軸とU軸及び
Y軸とV軸の座標位置をそれぞれ逐次加算して当該加算
値を得るステップと; 加算値を予め設定された移動限界
値と比較するステップと; 加算値の少なくとも1つが限
界値に達したときは、X軸、Y軸、U軸及びV軸方向の
移動軸の移動を停止するステップと; を順次実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の移動軸
の制御方法及び装置、特に一平面内で互いに直交する2
軸を二重に積み上げて4軸としたワイヤカット放電加工
機の4軸の移動制御に適用して有効な制御方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】被加工物又はこれを搭載したパレットの
交換を容易にするために、加工テーブル側を固定し、加
工ヘッド側を移動させる形式のワイヤカット放電加工機
が増えている。また、放電加工機をEMC(Electromag
netic compatibility /電磁両立性)に関する規制に適
合させるために、すなわち一定レベル以上の電磁波を外
部に漏出させないようにすると共に、外部からの電磁波
に対する耐性を高めるために、放電加工機全体を1つの
電磁シールドカバーの中に収容して、あたかもシールド
ルームに設置されたようにした仕様の放電加工機が増え
ている。この方式のワイヤカット放電加工機では、従
来、図13に示すように、テーパカット用のU−V軸移
動ユニットの移動ストロークが小さいワイヤカット放電
加工機が実用に供されている。
【0003】このワイヤカット放電加工機では、内部に
被加工物Wを固定して加工する加工槽8を固定式とする
一方、ベッド1の上にコラム21を移動可能に載置し
(例ではX軸移動ユニット)、該コラム21上にラム2
2を移動可能に載置して(Y軸移動ユニット)、これに
よりラム22がX−Y軸座標系上(水平面内)で移動可
能なように構成されている。そして、このラム22の加
工槽側に張り出した先端部の側面に、加工ヘッド9がZ
軸方向(X−Y軸と直交方向)に移動可能に配置されて
いる。この加工へッド9の下端には、テーパカットユニ
ット23(補助軸ユニットに相当)が上記X軸、Y軸に
それぞれに平行なU軸、V軸で規定される座標系上で移
動可能なように設けられている。即ち、X軸に平行なU
軸方向に移動可能なスライダ231と、Y軸に平行なV
軸方向に移動可能なスライダ232からなるテーパカッ
トユニット23が加工ヘッド9の下端に設けられてい
る。これらU軸及びV軸方向スライダの移動ストローク
は大きくてもそれぞれ約70mm程度である。加工ヘッ
ド9上には、連続的にワイヤ電極を供給するワイヤボビ
ンを含むワイヤリングユニットが設けられ、上記テーパ
カットユニット23には上側アーム11とワイヤの自動
挿通パイプユニットがに取り付けられ、コラム21に取
り付けた下側アーム15との間にワイヤ電極Eを張架し
ている。被加工物Wに対してワイヤ電極Eを加工軌跡に
沿って補間制御したり、位置決め制御したりする動作
は、XY軸で行い、テーパ加工制御は、UV軸をXY軸
に対して相対移動(上側アーム11を下側アーム15に
対して相対移動)して、ワイヤ電極の傾斜角を制御する
ことにより行うようになっている。そして、このような
構成のワイヤカット放電加工機では、UV軸の移動スト
ロークが小さいため、加工機全体を囲うカバーとの干渉
やオーバーハング等の問題が生じることは少なかった。
【0004】然しながら、近時、より厚い被加工物をテ
ーパ加工する必要性がますます増加しているので、いわ
ゆるテーパカットユニットのU軸とV軸の移動ストロー
クを従来以上に大きくする必要がある。そのために、テ
ーパカットユニットのストロークを従来より大きくする
とともに、テーパカットユニットの剛性を上げて位置決
め精度を向上させる必要がある。この目的を実現するた
め、本発明者は、例えば図1に示すようなXY軸座標系
の移動ユニットの直上にUV軸座標系の移動ユニットを
直接積み上げた構成のワイヤカット放電加工機を開発
し、別途特許出願を行った。
【0005】即ち、図1に示すワイヤカット放電加工機
は、ベッド1と、ベッド1に固定され被加工物Wを載置
する加工テーブル2と、加工テーブル2に隣接してベッ
ド1上に設置され水平1軸方向(図示した例では、X軸
方向)に移動可能な第1移動ユニット3と、第1移動ユ
ニット3上に設置され第1移動ユニット3の移動方向と
直角に交差する水平1軸方向(図示した例では、Y軸方
向)に移動可能な第2移動ユニット4とを備え、さらに
この第2移動ユニット4に一端側が取り付けられ他端側
に下側ワイヤガイドを内蔵する下側ガイド組体16が設
けられた下側アーム15と、第2移動ユニット4上に設
置され第1移動ユニット3の移動方向に平行又は直角に
交差する水平1軸方向(図示した例では、平行な方向
で、U軸方向)に移動可能な第3移動ユニット5と、第
3移動ユニット5上に設置され第3移動ユニット5の移
動方向に直角に交差する水平1軸方向(図示した例で
は、V軸方向)に移動可能な第4移動ユニット6とを備
えている。そしてまた、第4移動ユニット6に設けられ
鉛直方向(Z軸方向)に昇降可能な加工ヘッド9と、加
工ヘッド9の昇降に伴って昇降可能に設けられた上側ア
ーム11と、上側アーム11の一端側に設けられる上側
ワイヤガイドを内蔵した上側ガイド組体14と、を備え
ている。30は後述する本発明の移動軸の制御方法を4
軸、又はZ軸を含む5軸に適用する軸移動制御装置を組
み込んだコンピュータ制御の数値制御装置である。パネ
ル部10には、ワイヤボビン12が着脱可能なリール部
や、ワイヤ電極Eを送り出す送出ローラ、ワイヤ電極E
に所定の張力を付与するテンションローラなどを含むワ
イヤ電極供給ユニットが設けられると共に、そのワイヤ
電極供給ユニットの下側に自動結線ユニット13が取り
付けられている。そして、通常、このような加工機は、
加工機全体が機体カバー100によって覆われている。
【0006】上記の如く構成されたワイヤカット放電加
工機の軸移動動作は次の通りである。下側アーム15に
設けられた下側ガイド組体16内の下側ワイヤガイド
は、X軸移動ユニット3とY軸移動ユニット4を別々に
又は同時に移動させるのに従って、水平面上で位置決め
され、また加工形状に応じた所定の軌跡を描いて移動す
る。このとき、U軸移動ユニット5とV軸移動ユニット
6とが移動しなければ、U軸移動ユニット5とV軸移動
ユニット6はX軸移動ユニット3とY軸移動ユニット4
の上に搭載されているので、加工ヘッド9に設けられた
上側アーム11の先端部に設けられた上側ガイド組体1
4内の上側ワイヤガイドもまた、下側ワイヤガイドと同
じ軌跡を描いて移動する。U軸移動ユニット5とV軸移
動ユニット6の少なくとも一方が、X軸移動ユニット3
もしくはY軸移動ユニット4に対して移動すれば、上側
ワイヤガイドと下側ワイヤガイドの相対位置が上下で移
動し、これら上側ワイヤガイドと下側ワイヤガイドの間
に張架され案内されるワイヤ電極Eの傾斜角度が変化す
る。このようにしてテーパ加工を行う場合、U軸および
/またはV軸も一緒に移動させる。
【0007】図1に示したこの加工機において、X軸、
Y軸、U軸及びV軸の各移動ユニットを多段に重ねた構
成としているので、U軸移動ユニット5及びV軸移動ユ
ニット6の移動ストロークが、図13に示したU軸方向
スライダ231及びV軸方向スライダ232の移動スト
ロークに比べて格段に大きく確保できる。そのため、従
来より大きな角度でワイヤ電極Eを傾斜させることがで
き、より多様なテーパ加工形状に対応できる。また、そ
れと共に比較的大きな板厚の被加工物のテーパ加工も可
能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】而して、図1に示す上
記の如きワイヤカット放電加工機において、加工がテー
パ加工でなければ、U、V軸移動ユニット5、6がそれ
ぞれの軸の中央位置に位置したまゝであるから、加工ヘ
ッド9がX、Y軸の移動ストロークの端近くに移動して
も問題がない。また、テーパ加工、特にテーパ角度が大
きい加工又は板厚が厚い被加工物に対するテーパ加工で
あっても、X軸とY軸がそれぞれの移動ストロークの中
央近くにある場合には、U軸又はV軸がそれぞれのスト
ローク端近くにあっても問題はない。しかし、X軸とU
軸又は/及びY軸とV軸が共に同じ方向のストローク端
近くに移動している場合には、次に説明するように加工
ヘッド9と機体カバー100との干渉や、加工槽8との
干渉の問題が生ずる。これは、放電加工機の設置面積を
できるだけ小さくするために、放電加工機全体を囲う機
体カバー100や加工槽8が最小限に設計されているの
で、加工ヘッド9が加工槽側壁や機体カバーに干渉する
恐れが多分にあるからである。
【0009】また、テーパ加工を行う加工プログラムに
おいては、通常、ワイヤ電極の傾斜角度がテーパ角度で
設定されるので、U軸、V軸の座標位置まで正確に認識
できない。これがために上記の干渉が発生するかどうか
を判断しにくいのである。
【0010】このため、機体カバー等の固定部にフォト
センサ等を配置して、加工ヘッドが光線を遮断または反
射したときに加工ヘッドが干渉域に侵入したことを検出
し、移動停止させることも可能ではあるが、数値制御と
は全く独立に単に事後的に干渉を防止するだけであるの
で、数値制御工作機械にはふさわしくない。また、数値
制御のプログラムによってソフトウェア的に制御して、
X軸とY軸の移動範囲を制限するいわゆるストアードス
トロークリミット方式が従来公知であるから、これを採
用することも考えられるが、従来のストアードストロー
クリミットは、各軸それぞれについて独立にその移動リ
ミットをソフトウェア的に設定するものであり、X軸と
U軸又はY軸とV軸とを関係づけて制御するものではな
かった。
【0011】ベッドに対してX軸又は/及びY軸移動ユ
ニットがそのストローク端近くに位置し、更にU軸又は
/及びV軸移動ユニットも同じ方向のストローク端近く
に位置する場合には、加工ヘッドがベッドに対して大き
くオーバーハングして、加工ヘッドが到れる方向に変形
するから、加工精度上からも好ましくない。特に上記の
ようにU、V軸の移動距離を大きくした場合において、
重要な課題となる。但し、例えば、X軸とU軸がそれぞ
れ逆方向に移動している場合のように、移動方向によっ
てはU軸、V軸の軸ストロークが大きくても過大なオー
バーハングを生じないこともある。従って、U軸、V軸
のストロークが大きいこと自体が問題となるわけではな
く、移動方向が一致する場合に問題が生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、X軸とU
軸、Y軸とV軸の2組の平行移動軸が、それぞれのスト
ローク内で移動している場合に、X軸とU軸、又はY軸
とV軸のそれぞれ1組の(機械)座標位置の和を算出
し、これを予め設定した移動限界値と比較して判定する
ことにより、軸移動量を制限するようにして、加工ヘッ
ドが加工槽や、機体カバーに干渉することを防止し得る
ワイヤカット放電加工機の移動軸の制御方法を提案す
る。また、予め作成した加工プログラムの図形軌跡が実
際に干渉を生じることなく加工可能かどうかを加工開始
前に判定できるようにする。
【0013】即ち、本発明は、具体的には、水平面上で
直交するX軸及びY軸方向の移動軸からなる第1の座標
系と、上記X軸及びY軸にそれぞれ平行なU軸及びV軸
方向の移動軸からなる第2の座標系とを有し、上記第1
の座標系の移動ユニット上に第2の座標系の移動ユニッ
トが搭載され、第2の座標系の上にX軸及びY軸と直交
するZ軸方向へ移動可能な加工ヘッドを備えた工作機械
の加工ヘッドの移動軸制御方法において、上記移動軸を
移動させているときまたは移動させる前に、上記第1の
座標系と第2の座標系との平行な2組の軸(X軸とU
軸、Y軸とV軸)の各組における各軸の座標位置を逐次
加算して加算値を得るステップと、上記加算値を予め設
定された上記各組の軸座標位置の和から成る移動限界値
と比較するステップと、上記少なくとも1組の平行軸の
上記逐次の加算値が上記移動限界値に達したときは、X
軸、U軸、Y軸、及びV軸方向の移動を停止するか、ま
たは移動させないようにするステップと、を順次実行す
ることを特徴とする工作機械の加工ヘッドの移動軸の制
御方法を提供する。
【0014】本発明はまた、ベッド上に搭載され、水平
面上で直交するX軸及びY軸方向の移動軸からなる第1
の座標系上を移動するコラムと、該コラム上に搭載さ
れ、上記X軸及びY軸にそれぞれ平行なU軸及びV軸方
向の移動軸からなる第2の座標系上を移動する補助軸ユ
ニットとを具備し、該補助軸ユニットの上にX軸及びY
軸と直交するZ軸方向へ移動可能なZ軸ヘッドを備える
と共に、Z軸ヘッドに上側ガイド組体を取り付けた上側
アームを設け、上記コラムに下側ガイド組体を設けた下
側アームを取り付けたワイヤカット放電加工機の移動軸
の制御方法において、上記移動軸を移動させているとき
または移動させる前に、上記第1の座標系と第2の座標
系との平行な2組の軸(X軸とU軸、Y軸とV軸)の各
組における各軸の座標位置を逐次加算して加算値を得る
ステップと、上記加算値を予め設定された上記各組の軸
座標位置の和から成る移動限界値と比較するステップ
と、上記少なくとも1組の平行軸の上記逐次の加算値が
上記移動限界値に達したときは、X軸、U軸、Y軸、及
びV軸方向の移動を停止するか、または移動させないよ
うにするステップと、を順次実行することを特徴とする
ワイヤカット放電加工機の移動軸の制御方法を提供す
る。
【0015】上記制御方法において、入力されたプログ
ラムによって位置決めまたは加工のために移動軸の移動
を開始させる前に、上記第1の座標系と第2の座標系と
の平行な2組の軸(X軸とU軸、Y軸とV軸)の各組に
おける各軸の座標位置を逐次加算して加算値を得るステ
ップと、上記加算値を予め設定された上記各組の軸座標
位置の和から成る移動限界値と比較するステップとを実
行し、上記少なくとも1組の平行軸の上記逐次の加算値
が上記移動限界値に達したときは、エラーを表示するス
テップを実行するようにすることも推奨される。
【0016】上記座標位置としては、通常、機械座標系
の位置を採用する。
【0017】本発明はまた、ベッド上に搭載され、水平
面上で直交するX軸及びY軸方向の移動軸からなる第1
の座標系上を移動するコラムと、該コラム上に搭載さ
れ、上記X軸及びY軸にそれぞれ平行なU軸及びV軸方
向の移動軸からなる第2の座標系上を移動する補助軸ユ
ニットとを具備し、該補助軸ユニットの上にX軸及びY
軸と直交するZ軸方向へ移動可能なZ軸ヘッドを備える
と共に、Z軸ヘッドに上側ガイド組体を取り付けた上側
アームを設け、上記コラムに下側ガイド組体を設けた下
側アームを取り付けたワイヤカット放電加工機におい
て、手動操作入力によってまたは入力されたプログラム
によって位置決めまたは加工のために移動軸を移動させ
ているときまたは移動させる前に、予め設定された上記
第1と第2の座標系との平行な2組の軸の各組における
各軸の座標位置の和から成る座標位置の移動限界値を記
憶したメモリィと、上記2組の軸における各軸の座標位
置を逐次加算した加算値を記憶するメモリィと、上記両
メモリィの記憶値を読み出して上記加算値が上記移動限
界値に達したとき表示警告または上記各移動軸の停止を
指令する移動領域の監視または制御手段とを設けたこと
を特徴とするワイヤカット放電加工機を提供する。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しつゝ本発明を具体的に説
明する。 〔加工機の構成〕本発明方法を適用し得る装置として
は、X軸とY軸の主軸からなる軸移動ユニット上に補助
軸としてのU軸及びV軸移動ユニットを備えた図1に示
すようなワイヤカット放電加工機が最適である。しか
し、このような補助軸を備えるものであればワイヤカッ
ト放電加工機に限らず、型彫り放電加工機であっても、
また他の工作機械であっても適用可能であり、いずれに
しても、加工機のヘッドが平行な2本の移動軸のそれぞ
れの移動量の加算量だけ移動するものであればよい。
【0019】〔プログラム運転、または手動運転中の軸
移動量の制限〕この種の軸移動は、手動操作すなわちJ
OG操作のような入力によって、または、手動操作に準
ずる操作、例えば「フィード」または「加工」モードに
よる操作によって、もしくはMDI(手動データ入力)
等によるキーボード入力やファイル読み込み等によっ
て、入力されたプログラム(以下、軸移動のみの移動プ
ログラムも含む。)の実行操作によって行なわれるが、
本発明は、そのような軸移動において、軸移動中に、好
ましくは軸移動前に、加工ヘッドが後出する軸の移動限
界値を超えて移動することがないように移動領域を監視
して制御するものである。
【0020】〔各軸の移動量とその制限〕先ず、各軸の
機械固有の全移動量、すなわち軸の全ストロークについ
て、1例を挙げて説明する。なお、理解し易いように各
軸のストロークの中心を0とする座標系での座標値で各
軸の移動量を記載している。また、この座標系は、いわ
ゆるワーク座標系と同類のもので、後述する機械座標系
のような絶対座標系ではない。図2(a)に示すよう
に、X軸のフルストロークが600mm、U軸のそれが
200mmであるとすると、そのストローク中心位置の
両側にそれぞれ300mm、100mmの移動が可能で
ある。同様に図3(a)において、Y軸のフルストロー
クが400mm、V軸のそれが200mmであるとする
と、そのストローク中心位置の両側にそれぞれ200m
m、100mmの移動が可能である。
【0021】次に、X軸とU軸、Y軸とV軸の平行なそ
れぞれの組の軸のストロークに、移動量の制限、即ち移
動限界値が加わる場合を説明する。図2は、X軸及びU
軸の可動範囲の一例を示す説明図であって、X軸方向の
X軸とU軸合計の最大ストロークが中心位置を基準にそ
の両側に各320mmに設定してある場合を示す。図2
の(a)図は、X軸がストローク端に位置している場合
のU軸の移動限界を示しており、X軸がストローク端、
例えば“−”(マイナス)方向(左方向)に300mm
移動している場合、U軸の移動限界は、軸中心向きには
100mmであるが、軸端外向きには20mmに制限さ
れることを示している。また、図2(b)は、U軸がス
トローク端に位置している場合のX軸の移動限界を示し
ている。例えばU軸がストローク端、例えば−100m
mにある場合、X軸の移動限界は同じ“−”方向に−2
20mmとなる。ただし、反対の“+”(プラス)方向
には300mm移動可能である。U軸が+100mmに
ある場合、勿論X軸の移動限界は、−300mmと+2
20mmとなる。
【0022】図3の(a)及び(b)に示すY軸及びV
軸の可動範囲は、前述X軸とU軸の場合と同様にして、
Y軸とV軸との合計の最大ストロークが中心位置を基準
にその両側に各220mmに設定してある場合で、Y軸
が“−”方向−200mmのストローク端にある場合の
V軸の移動限界はその中心位置から両側にそれぞれ−2
0mmと100mm、又V軸が“+”方向100mmの
ストローク端にある場合のY軸の移動限界が同じく中心
位置から−200mmと120mmとであるが如くであ
る。
【0023】図4は、X軸の位置とU軸のストロークの
関係をさらに具体的に示す説明図であって、X軸方向の
X、U軸合計の移動限界のストロークを移動軸の中心位
置の両側に上記図2の場合と同様±320mmに設定し
た場合を示している。図4の(a)図のように、X軸が
X軸中心にある場合、U軸のストロークは±100mm
可能であることを示している。同(b)図のように、X
軸がX軸中心から±220mmの位置にある場合、U軸
のストロークは依然最大の±100mm可能であること
を示している。同(c)図のように、X軸がX軸中心か
ら±220mmストロークを超えた場合、U軸のストロ
ークの両軸端外向きのストロークは最大ストロークの1
00mmからX軸のストローク220mmを超えた分の
ストロークを引いた値に制限されることを示している。
例えば、X軸が−230mmの位置にある場合、U軸の
“−”方向の最大ストロークは−90mmとなる。同様
にして、(d)図のように、X軸がX軸中心から両側の
±300mmにある場合、U軸のストロークの両軸端外
向きのストロークが最大±20mmに制限されることを
示している。
【0024】〔各軸の移動許容範囲の設定と判定式〕次
に各軸の軸移動を許容する範囲の設定と判定を移動限界
の判定式で説明する。先ずX軸方向の加工ヘッドの移動
限界値を式で説明する。主軸X軸、補助軸U軸のストロ
ークがX、U(図2ではX=600、U=200)とし
て設定されている(これは、製品の出荷時に設定してお
く)。なお、以下において理解しやすいようにX軸、U
軸のそれぞれの全ストロークの中心位置(1/2ストロ
ーク位置)を基準(0)にして説明する。この中心位置
からのX軸、U軸の座標位置をx、uとする。加工ヘッ
ドの移動限界値がX軸のフルストローク移動量Xに加え
て、“+”及び“−”の両方向にそれぞれLx (図2及
び図3では各20mm)だけ広い範囲であるとして予め
設定されている(出荷時設定済み)。なお、このように
移動限界値をX軸のフルストロークに補助軸Uのストロ
ークを加算して設定すると、主軸Xのストロークを基準
にU軸の移動限界値Lx を設定することとなり、直感的
に分かりやすい。もちろんU軸を基準に設定することも
できる。
【0025】しかして、上述のように主軸側Xを基準
に、X軸が下限位置にあるとき、即ちx=−X/2のと
き、U軸はu=−Lx が下限となり、一方、上限では、
x=X/2、u=Lx であるから、結局、X軸及びU軸
の各軸座標位置の和(x+u)からなる移動限界値は、
下記[1]式のとおりとなる。 −(X/2)−Lx ≦ x+u ≦ (X/2)+Lx ─────[1] これを換言すれば、X軸がストローク端にあるときのU
軸の座標値の限界値は、 x=±X/2 で、 u=±Lx また、U軸がストローク端にあるときのX軸の座標値の
限界値は、 u=±U/2 より、 x= (X/2)+Lx −(U/2) と、 x=−(X/2)−Lx +(U/2) となる。
【0026】また、X軸が、−(X/2) ≦ x ≦
−(X/2)−Lx +(U/2)の任意位置にあると
きU軸の座標位置が上記[1]式を満足していなければ
ならないから、U軸の移動限界は、 u=−(X/2)−Lx −x を満たす位置である。同様に、X軸が、(X/2)+L
x −(U/2) ≦ x ≦ (X/2)の任意位置に
あるとき、U軸の移動限界は、 u=(X/2)+Lx −x を満たす位置である。
【0027】Y、V軸についても同様で、各軸座標位置
の和(y+v)からなる移動限界値は下記[2]式のと
おりである。 −(Y/2)−Ly ≦ y+v ≦ (Y/2)+Ly ─────[2] なお、このY軸とV軸の移動限界については、上述X軸
とU軸の場合と同様であるから、その説明は省略する。
【0028】次に、x、uの位置を、機械原点からの距
離xm 、um 、即ち機械座標位置としてNC装置が認識
し、判別する場合を説明する。これが実施形態としては
最も無理がない。移動軸の機械座標位置をNC装置が常
に認識しているからである。この機械座標位置に上述の
座標位置を換算すると、例えば、X座標位置において、
x=−(X/2)がxm =0、x=(X/2)がxm
X、x=0がxm =(X/2)となることから、xm
びum それぞれについて、 xm =x+(X/2)、 um =u+(U/2)─────────[3] の換算式が成り立つ。これを式[1]に代入して整理し
なおすと、各機械座標位置の和(xm +um )からなる
移動限界値は、下記[4]式のとおりとなる。 (U/2)−Lx ≦ xm +um ≦ X+(U/2)+Lx ──[4] これを換言すれば、X軸がストローク端にあるときのU
軸の座標値の限界値は、 xm =0のとき、um =(U/2)−Lx xm =xのとき、um =(U/2)+Lx また、U軸がストローク端にあるときのX軸の座標値の
限界値は、 um =0のとき、xm =(U/2)−Lx um =Uのとき、xm =X−(U/2)+Lx となる。また、X軸が、0 ≦ xm ≦(U/2)−
Lx の任意位置にあるとき、U軸の移動限界は、式
[4]から求まる、um =(U/2)−Lx −xm
満たす位置である。同様に、X軸が、X−(U/2)+
Lx ≦ xm ≦ X の任意位置にあるときは、U
軸の移動限界は、um =X+(U/2)+Lx −xm
を満たす位置である。また、Y、V軸についても同様
で、各軸座標位置の和(ym +vm )からなる移動限界
値は、下記[5]式のとおりになる。 (V/2)−Ly ≦ ym +vm ≦ Y+(V/2)+Ly ──[5]
【0029】なお、上述のX軸、U軸、Y軸及びV軸の
移動において、いづれかを特に優先して制御することは
ないものである。従ってX、Y、U、Vのいづれの軸に
あっても、X軸とU軸、Y軸とV軸それぞれの移動量次
第で軸移動が不能になることがある。
【0030】図5は、本発明に係るX軸、Y軸、U軸、
及びV軸の移動軸の制御方法を実施するための制御装置
の構成の一実施例を示すブロック図、図6は、図5に示
した実施例の変更例を示すブロック図、図7は、加工等
のプログラムの実行操作によって軸移動がなされる場合
が対象で、加工プログラムの読込み処理から、演算、実
行、そして判定処理までの実施例における制御処理の状
況の一例を説明するフローチャート、又図8は、判定処
理の対象が、JOG入力等の手動モードで軸移動がなさ
れる場合の軸移動の制御処理の状況の一例を示すフロー
チャートである。
【0031】図5に於て、30は本発明に関する部分を
主として示したコンピュータ制御の数値制御装置で、3
1はレジスタを含む制御演算部(以下「CPU」と言
う。)、32はROM等からなる各種のプログラム及び
放電加工機等の全体の制御プログラムや手法を格納して
いる記憶装置、33はRAM等からなり、プログラムや
データの一時記憶や各種設定値及び演算処理結果等を記
憶する一時記憶装置、34は例えば不揮発性メモリィ等
からなり本発明の実施のために追加された演算等の各種
のプログラムやデータ、設定値等を記憶する記憶装置、
35は各種の入力装置で、35Aはリモートコントロー
ルボックスのような入力及び動作指令器、35Bはキ
ー、ファンクションキー等を備えたキーボード、35C
は穿孔テープや磁気テープ又は各種のディスク等の外部
記憶媒体や通信手段からの外部データの読込み装置、3
6Aは外部のCRT等表示装置36Bに表示信号を出力
する画像処理部、37は、外部の放電加工機等の各移動
軸のモータ40Aを駆動するモータドライバ39に駆動
指令を生成出力する軸移動処理部、38は軸移動指令又
はモータドライバ39からフィードバックされる軸の現
在の座標位置によって移動限界を判定処理する判定処理
部、又40Bは前記モータ40Aに付設されたロータリ
ィエンコーダである。上述の各機器、装置又は処理部
は、アドレス及びデータバスライン41を介し前記CP
U31に結合されている。
【0032】而して、軸移動処理部37がCPU31の
制御によって読込んだ加工プログラムを処理し、また
は、手動操作入力の信号を受けて、各軸の移動指令を出
力する。そして、判定処理部38がこの移動指令によっ
て、後述するような判定を行なう。そして、軸の移動限
界を越えると判定があった場合、この移動指令をモータ
ドライバ39は出力しないようにするとともに、CPU
31にエラー処理をさせる。また手動操作で入力してい
る場合には、モータドライバ39を介してフィードバッ
クされるエンコーダ40Bの座標位置から、各軸の現在
の座標位置について逐次判定を行い、移動限界を越えた
と判定するとモータドライバ39を停止し、CPU31
にエラー信号を発生する。
【0033】上述図5に於ける軸移動処理部37及び判
定処理部38廻りの制御指令信号、検出データ信号、及
び判定処理信号等のやり取りの接続構成は、例えば図6
のように、判定処理部38が軸移動処理部37のみに結
合されていて、CPU31の指令により生成した軸移動
処理信号を処理部37からもらうことにより判定処理を
し、判定処理信号を軸移動処理部37を介してCPU3
1に帰還し、一時記憶装置33に記憶させる構成とする
こともできる。
【0034】図7は、キーボード35BからMDIやプ
ログラム入力により軸移動のデータ及び指令が入力され
た場合、及び読み込み装置35Cから加工データ、加工
プログラム等が読み込まれた場合の判定処理のフローを
説明するためのフローチャートで、通常プログラムの実
行により実際に加工を行なう前に、ドライランのとき、
又はそれとは別にプログラムを先読み演算して、計算上
のシミュレーションに実行されるもので、プログラムに
よる加工軌跡あるいは移動軌跡を演算判定し実際の加工
ヘッドの干渉を事前に判定し、干渉があればエラー表示
してプログラムの実行を少なくとも一時停止し、干渉可
能性のあるプログラムブロックを表示するなどしてエラ
ー処理を行う。干渉が無い場合にはプログラムの判定処
理を最後の加工プログラムブロックまで実行解析して加
工輪郭形状を表示装置に描画、表示させるものである。
【0035】判定処理のプログラムをスタートさせる
と、S71で、一時記憶装置33に一時記憶された加工
プログラムや加工データ等がCPU31によって軸移動
処理部37に送られ、ここで加工プログラムがプログラ
ムブロック毎に解析されて軸移動指令として一時記憶装
置33に記憶される。読み込み解析するプログラムブロ
ックが無くなれば、S72で判断され、プログラムエン
ドS77に移行することになるが、プログラムブロック
が終了する迄は次のS73に移行し、当該プログラムブ
ロックで移動する移動軸の座標位置がX軸とU軸の座標
位置の和及びY軸とV軸の座標位置の和として逐次演算
され、移動乃至は加工の軌跡の輪郭が解析、形成されて
行くこととなる。上記S73に於ける演算座標位置のデ
ータは、次のS74に於て、前述[4]式と[5]式、
又は[1]式と[2]式によって設定された移動限界内
の座標位置かどうかが逐次判定され、これ(移動限界)
を越えた場合にはS76に移行して、少なくとも表示装
置にエラー表示又は警報させるか、好ましくはS77に
移行して加工プログラムの実行を少なくとも一時的には
停止又はブロックさせる。上記移動限界を越えない場合
は、S75に於て加工軌跡をプログラムブロック毎に順
次に延ばして描画して行くことになる。こうして1つの
プログラムブロックの描画が終了するとS75からS7
2の前の“A”に戻り、次のプログラムブロックの干渉
チェック判定処理に移行して、順次、判定を繰り返しな
がら軌跡を描画してゆく。
【0036】そしてS75から“A”に戻って来て、次
に判定処理すべきプログラムブロックが無くなった場合
には、前述のように判定処理の操作は終了S78するこ
とになる。なお、このように数値制御加工プログラムが
放電加工のように最初荒加工で、中加工、そして最終的
な仕上げ加工へと加工プログラムが順次進行するものに
於ては、最初の荒加工から最後の仕上げ加工迄の全ての
加工工程のプログラムにつき判定処理をしておくことが
好ましい。こうすることによって、例えば、最後の仕上
げ加工の段階で干渉があって加工の中断を生じ、困難な
修復作業を強いられることがなくなる。また、加工プロ
グラムに定義された加工軌跡が円弧である場合、前述式
[4]と式[5]による判定処理は、プログラムブロッ
ク内の円弧補間途中の各座標位置で行なわれる。又上記
式[4]及び式[5]による判定処理は、例えば条件式
[4]及び[5]の範囲から数値的にどれだけオーバー
しているかを演算して表示するようにしても良い。この
ような表示方式にすると、例えば被加工物の取付け位置
を修正するとか、加工位置全体をシフトすることにより
干渉問題が解消されることを示唆する表示となり得るこ
とがある。
【0037】図8は、リモートコントロールボックスの
ような入力動作指令器35Aから、又はキーボード35
B等から軸移動の指令がプログラムの形でない状態で与
えられる場合、例えば、軸及び方向指定とその移動速度
の選定のみで実行される所謂JOG移動等が実行される
場合の判定処理のフローを説明するためのフローチャー
トで、判定動作をオンにしてJOG操作を開始すると、
S81でX軸、U軸、Y軸、及びV軸の各エンコーダか
ら各軸の現在座標位置を読み込むと共に、互いに平行な
軸(X軸とU軸、及びY軸とV軸)の座標位置の和を算
出し、次のステップS82でこの算出座標位置が式
[4]及び[5]、又は式[1]及び[2]を満足する
か否かを判定処理する。若し上記式の条件を食み出すJ
OG移動となった場合には、S83でJOG移動を強制
的に停止させ、S84で表示装置に領域オーバー等のエ
ラーメッセィジを表示する。前述S82に於てJOG移
動が条件式を満足する範囲内での移動と判定された場合
には、S85に移行してJOG移動操作が継続してなさ
れているかが判断され、JOG移動操作が終了した場合
にはS86に移行して判定処理は終了となるが、然らざ
る場合にはS85からS81に戻り前記の各軸の現在座
標位置の検出読み込み及び互いに平行な軸間の座標位置
の和の演算が行なわれ、前述した判定処理に移行し、既
に明らかなように、之がJOG移動終了迄繰り返される
ことになる。こうすることによって、JOG操作等の手
動モード運転においても、加工ヘッドが機体カバーに干
渉する等の事故を防ぐことができる。
【0038】〔機械の自動原点出し動作〕ところで、移
動軸の位置検出にアブソリュート式エンコーダを使用し
ていない場合、又は電源を落としたときに軸の位置が記
憶されていない場合には、電源を投入して機械を立ち上
げる際に、機械座標系の原点を設定する必要がある。通
常、原点出しは、軸のストローク端に配置したリミット
スイッチ等の検出手段に移動軸側に備えたドグを当て、
その近傍でエンコーダ等の位置検出器の原点を読み取
り、この位置(リミット検出後にサーボモータが所定量
逆回転して戻り、再び正転するときに検出したエンコー
ダの原点位置)を機械原点として設定する(以下の原点
設定の態様は之に同じ。)が、すべての移動軸で上記の
ように原点を設定する必要がある。この原点出しを短時
間にかつ加工ヘッドが機体カバー等と干渉しないように
行うため、次のような自動原点出しを行うと良い。
【0039】図9ないし図11は、このような機械の自
動原点出し動作を示す一連のフローチャートであり、図
10は図9の続き、図11は図10の続きを示してい
る。又図12はその動作図である。動作の順序は、Z軸
(+)の原点出し(図9)を行い、次いでX軸(−)及
びU軸(+)の原点出し(図10)を行い、更にY軸
(−)及びV軸(+)の原点出し(図11)を行うよう
になっているが、X軸とY軸、及び軸の(−)と(+)
はどちらを先に行なっても良い。まず図9に示すように
Z軸の原点出しを単軸で、“+”方向に移動を開始し
て、前述の機械原点の設定の場合と同様にしてZ軸機械
原点を設定する。次に、図10に示すようにX軸及びU
軸の原点出しを行う。まず、X軸を“−”側に、U軸を
“+”側に同時に同速度(低速)で移動させる。そして
X軸又はU軸のどちらか一方の先にリミットに触れた方
の軸を先に原点出しする。即ち、X軸が先であった場合
は、左側のフローに従いX軸そしてU軸の順に各軸の機
械原点の設定を行ない、U軸が先の場合には右側のフロ
ーに従いU軸そしてX軸の順に各軸の機械原点の設定を
行なうのである。そして、一方の軸について原点出しの
動作を行なっている間、他方の軸は一時停止させてお
き、原点出しが完了した後、その軸をストロークの中心
まで移動させる。移動完了後、他方の軸の原点出し動作
に移行し、その軸を最初の原点出しの時と同じ方向にさ
らに移動させ、リミットが検出されるとその軸の原点出
しを行う。2つの軸の原点出し動作終了後、その軸をス
トロークの中心まで移動させる。同様の動作を、図11
に示すようにY軸及びV軸についても行い、原点出しの
全動作を完了する。
【0040】以上の動作のうち、図10に示したX軸、
U軸の動作についてのみ図示したのが図12である。こ
こでは、X軸が前述のストロークの中心から“−”側へ
220mm、U軸が同じく中心から“−”側へ20mm
ともにずれた位置にある状態から自動原点出しを開始す
る場合を示している。まずX軸について“−”側に原点
出しの動作を開始する。このとき同時にU軸をX軸と同
一速度で逆方向(“+”方向)に移動させる〔図12
(a)図〕。X軸が−80mm移動すると、X軸のリミ
ットが検出、確認される。そこでU軸を停止し、X軸の
原点出し操作を行なうが、このときU軸は+80mm移
動した位置、即ち、+60mmの位置に停止している
〔同(b)図〕。X軸の原点出しの完了後、X軸ストロ
ークの中央位置(“+”側へ300mm)まで移動させ
る〔同(c)図〕。次にU軸を“+”側に40mm移動
してU軸の原点出しの動作を開始する。このときX軸は
停止したままである〔同(d)図〕。U軸の原点出し動
作が完了した後、U軸をストロークの中央位置(“−”
側へ100mm)まで移動させる。このときX軸は停止
したままである〔同(e)図〕。以上により、X軸及び
U軸の自動原点出しが完了する。
【0041】以上のような自動原点出しを行うことによ
り、X軸とU軸(次にY軸とV軸)の各軸を逆方向に好
ましくは同一速度で移動させるので、U軸(又はV軸)
は、ベッドに対して停止しているように移動する。した
がって、加工ヘッドが機体カバー等と干渉することがな
い。また、もう一方の軸の原点出しをする前に、先に原
点設定された軸を移動ストロークの中央位置に戻して停
止させるので、もう一方の軸がストローク端まで移動し
ても機体カバーと干渉することが全くない。また、X軸
とU軸又はY軸とV軸のそれぞれの組の移動軸を、でき
るだけ同時に移動させるようにしているので、最小限の
動作時間でストローク端の機械リミットに当てることが
できるから、自動原点出しを早く行うことができる。
【0042】
【発明の効果】以上、本発明によれば、 (1) 平行な主軸の(機械)座標位置と補助軸の(機械)
座標位置との加算値で、加工ヘッドの(機械)座標位置
を認識し、その加算値を移動限界の上限値、下限値と比
較することによって各軸が許容移動範囲にあるかどうか
を簡単に判定することができる。 (2) 加工する前に加工プログラムチェックを実行すれ
ば、加工前に加工ヘッドの干渉がチェックされるので、
加工途中で不測の加工中断を生じさせることがない。特
に仕上げ加工までのチェックを行うことによって、仕上
げ加工になってから中断というような事態を避けること
ができる。 (3) また、手動運転中において、現在の軸の(機械)座
標位置を軸移動中に逐次移動限界値と比較して判定する
ことを実行するので、手動で軸を移動する手動運転中に
おいても干渉を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーパカットユニットの移動ストロークを大き
くした、本発明の制御方法及び装置を適用するのに最適
なワイヤカット放電加工機の一例を示す側面図である。
【図2】本発明に係る移動軸の制御におけるX軸及びU
軸の可動範囲の一例を示す説明図である。
【図3】Y軸及びV軸の可動範囲の一例を示す説明図で
ある。
【図4】X軸の位置とU軸テーパストロークの関係を示
す説明図である。
【図5】本発明に係る移動軸の制御方法を実施するため
の制御装置の構成の一実施例を示すブロック図である。
【図6】図5に示した実施例の変更例を示すブロック図
である。
【図7】加工プログラムにより軸移動させる場合の軸移
動限界を判定する処理操作を示すフローチャートであ
る。
【図8】ジョグ操作中に移動軸の軸移動限界を判定する
処理を示すフローチャートである。
【図9】機械の自動原点出し動作を示す一連のフローチ
ャートの一部である。
【図10】図9のフローチャートの続きである。
【図11】図10のフローチャートの続きである。
【図12】機械の自動原点出し動作(X軸及びU軸)の
説明図である。
【図13】テーパカットユニットの移動ストロークが小
さい従来のワイヤカット放電加工機の一例を示す側面図
である。
【符号の説明】 1 ベッド 2 加工テーブル 3 第1移動ユニット(X軸移動ユニット) 4 第2移動ユニット(Y軸移動ユニット) 5 第3移動ユニット(U軸移動ユニット) 6 第4移動ユニット(V軸移動ユニット) 7 被加工物取り付け治具 8 加工槽 9 加工ヘッド 10 パネル部 11 上側アーム 12 ワイヤボビン 13 自動結線ユニット 14 上側ガイド組体 15 下側アーム 16 下側ガイド組体 E ワイヤ電極 W 被加工物

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平面上で直交するX軸及びY軸方向の移
    動軸からなる第1の座標系と、上記X軸及びY軸にそれ
    ぞれ平行なU軸及びV軸方向の移動軸からなる第2の座
    標系とを有し、上記第1の座標系の移動ユニット上に第
    2の座標系の移動ユニットが搭載され、第2の座標系の
    上にX軸及びY軸と直交するZ軸方向へ移動可能な加工
    ヘッドを備えた工作機械の加工ヘッドの移動軸制御方法
    において、 上記移動軸を移動させているときまたは移動させる前
    に、 上記第1の座標系と第2の座標系との平行な2組の軸
    (X軸とU軸、Y軸とV軸)の各組における各軸の座標
    位置を逐次加算して加算値を得るステップと、 上記加算値を予め設定された上記各組の軸座標位置の和
    から成る移動限界値と比較するステップと、 上記少なくとも1組の平行軸の上記逐次の加算値が上記
    移動限界値に達したときは、X軸、U軸、Y軸、及びV
    軸方向の移動を停止するか、または移動させないように
    するステップと、 を順次実行することを特徴とする工作機械の加工ヘッド
    の移動軸の制御方法。
  2. 【請求項2】入力されたプログラムによって位置決めま
    たは加工のために移動軸の移動を開始させる前に、 上記第1の座標系と第2の座標系との平行な2組の軸
    (X軸とU軸、Y軸とV軸)の各組における各軸の座標
    位置を逐次加算して加算値を得るステップと、 上記加算値を予め設定された上記各組の軸座標位置の和
    から成る移動限界値と比較するステップとを実行し、 上記少なくとも1組の平行軸の上記逐次の加算値が上記
    移動限界値に達したときは、エラーを表示するステップ
    を実行することを特徴とする請求項1に記載の工作機械
    の加工ヘッドの移動軸の制御方法。
  3. 【請求項3】上記座標位置が機械座標系の位置であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の工作機械の加
    工ヘッドの移動軸の制御方法。
  4. 【請求項4】ベッド上に搭載され、水平面上で直交する
    X軸及びY軸方向の移動軸からなる第1の座標系上を移
    動するコラムと、該コラム上に搭載され、上記X軸及び
    Y軸にそれぞれ平行なU軸及びV軸方向の移動軸からな
    る第2の座標系上を移動する補助軸ユニットとを具備
    し、該補助軸ユニットの上にX軸及びY軸と直交するZ
    軸方向へ移動可能なZ軸ヘッドを備えると共に、Z軸ヘ
    ッドに上側ガイド組体を取り付けた上側アームを設け、
    上記コラムに下側ガイド組体を設けた下側アームを取り
    付けたワイヤカット放電加工機の移動軸の制御方法にお
    いて、 上記移動軸を移動させているときまたは移動させる前
    に、 上記第1の座標系と第2の座標系との平行な2組の軸
    (X軸とU軸、Y軸とV軸)の各組における各軸の座標
    位置を逐次加算して加算値を得るステップと、 上記加算値を予め設定された上記各組の軸座標位置の和
    から成る移動限界値と比較するステップと、 上記少なくとも1組の平行軸の上記逐次の加算値が上記
    移動限界値に達したときは、X軸、U軸、Y軸、及びV
    軸方向の移動を停止するか、または移動させないように
    するステップと、 を順次実行することを特徴とするワイヤカット放電加工
    機の移動軸の制御方法。
  5. 【請求項5】入力されたプログラムによって位置決めま
    たは加工のために移動軸の移動を開始させる前に、 上記第1の座標系と第2の座標系との平行な2組の軸
    (X軸とU軸、Y軸とV軸)の各組における各軸の座標
    位置を逐次加算して加算値を得るステップと、 上記加算値を予め設定された上記各組の軸座標位置の和
    から成る移動限界値と比較するステップとを実行し、 上記少なくとも1組の平行軸の上記逐次の加算値が上記
    移動限界値に達したときは、エラーを表示するステップ
    を設けた、 ことを特徴とする請求項4に記載のワイヤカット放電加
    工機の移動軸の制御方法。
  6. 【請求項6】上記座標位置が機械座標系の位置であるこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載のワイヤカット
    放電加工機の移動軸の制御方法。
  7. 【請求項7】ベッド上に搭載され、水平面上で直交する
    X軸及びY軸方向の移動軸からなる第1の座標系上を移
    動するコラムと、該コラム上に搭載され、上記X軸及び
    Y軸にそれぞれ平行なU軸及びV軸方向の移動軸からな
    る第2の座標系上を移動する補助軸ユニットとを具備
    し、該補助軸ユニットの上にX軸及びY軸と直交するZ
    軸方向へ移動可能なZ軸ヘッドを備えると共に、Z軸ヘ
    ッドに上側ガイド組体を取り付けた上側アームを設け、
    上記コラムに下側ガイド組体を設けた下側アームを取り
    付けたワイヤカット放電加工機において、 手動操作入力によってまたは入力されたプログラムによ
    って位置決めまたは加工のために移動軸を移動させてい
    るときまたは移動させる前に、 予め設定された上記第1と第2の座標系との平行な2組
    の軸の各組における各軸の座標位置の和から成る座標位
    置の移動限界値を記憶したメモリィと、 上記2組の軸における各軸の座標位置を逐次加算した加
    算値を記憶するメモリィと、 上記両メモリィの記憶値を読み出して上記加算値が上記
    移動限界値に達したとき表示警告または上記各移動軸の
    停止を指令する移動領域の監視または制御手段とを設け
    たことを特徴とするワイヤカット放電加工機。
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