JP3570006B2 - 放電加工機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、ラムがオーバーハングしたときに、ラムの自重による変形で発生する加工精度の低下を防止することができる移動型加工ヘッドを備えた放電加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の放電加工機の構成を示す構成図であり、図において、1は垂直部1aと水平部1bとからなるラム、2はラム1に装着された加工ヘッド、3はラム1を直線案内機構であるX軸方向ガイドレール4を介してX軸方向へ、直線案内機構であるY軸方向ガイドレール5を介してY軸方向に移動させるためのガイドレール案内部としてのサドル、6はコラム、7はコラム6及び加工槽8を積載しているヘッド、9は加工ヘッド2に搭載されている電極、10は加工槽8内における、電極9と対向する位置に設置された被加工物である。
【0003】
このような従来の放電加工機において、加工ヘッド2はラム垂直部1aに設置されているため、図10(a)で示されるように、電極9とサドル3との空間距離が最短となる基準位置から、空間距離が次第と長くなるようY軸方向ガイドレール5の長手方向への移動(以下、オーバーハングという)していないときは、電極9が加工対象である被加工10に対して垂直を保っているが、図10(b)で示されるように、ラム1がY軸方向(図における左方向)に大きく移動し、オーバーハングした際には、ラム1及び加工ヘッド2等の自重により電極9が被加工物10に対してδ傾いてしまう。
被加工物10の高い加工精度を得るためには、加工ヘッド2が常に垂直度を保っていることが必要であり、垂直度がでていないと加工ヘッド2が鉛直方向に動かないため、深さ方向(Z軸方向)の加工をすることができず、寸法精度がでない。
従って、オーバーハングした際にも加工ヘッドの垂直度が保たれることが必要となっている。
【0004】
ラム1がオーバーハングした際に、加工ヘッド2の垂直度を保つ技術として、ラム1の剛性を強くすることにより、ラム1及び加工ヘッド2等の自重による傾きθに対応している。
一般にラム1の剛性は、剛性が求められる部分の断面2次モーメント(幅×高さ3 /12)により決まるので、ラム1の剛性を上げる手段としては、Z軸方向への高さを高くさせれば良い。
そこで、従来において、ラム1がオーバーハングした際にも、加工ヘッド2の垂直度を保つ技術として、図11に示すように、補強板11をラム1に固着し、結果として、ラム1の剛性が求められる部分のZ軸方向への高さを高くし、断面2時モーメント、すなわち剛性を高くする放電加工機が提案されている。
この補強板11によりZ軸方向への高さが増し、ラム垂直部1aの剛性が上がり、ラム1がY軸方向(図における左方向)に移動してオーバーハングした際にも、加工ヘッド2が傾くのが防止され、加工ヘッド2の垂直度を保たれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の放電加工機では、上述したように補強板11によりZ軸方向への高さを増加させるので、ラム垂直部1aの剛性は上がり、ラム1がオーバーハングした際の傾きが減少する。
しかし、補強板11を新たに増設するため、ラム1にかかる重量は大幅に増加してしまう問題点があった。
また、更に高い剛性を得るためには補強板11を厚くすることにより、幅(X軸方向)を大きくする必要がある。
補強板11の重量が増加すれば、被加工物10を加工するためにラム1、補強板11及び加工ヘッド2を移動させるために必要なモータ23の容量を大きくしなくてはならないといった別の問題点もあった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、補強板を使用することなく、ラムのオーバーハングによる傾きを補正することができる放電加工機を得ることである。
また、第2の目的は、上記第1の目的に加え、ガイドレールの傾斜を予め設定する必要のない放電加工機を得ることである。
さらに、第3の目的は、上記第2の目的に加え、オーバーハングの移動量に応じて、自動的にガイドレールの傾斜を調整することができる放電加工機を得ることである。
さらにまた、第4の目的は、予め設定するガイドレールの傾斜作成には余り精度が要求されることなく、しかしながら、ガイドレールのラムへの搭載後にはそれを補正して精度の高い傾斜が得られる放電加工機を得ることである。
また、第5の目的は、上記第1の目的に加え、作業者自らが作業することなく、加工ヘッドのオーバーハングの移動量に応じて自動的に傾きを調節可能となる放電加工機を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る放電加工機においては、被加工物に対向する電極を支持した加工ヘッドと、この加工ヘッドを装着したラム垂直部、及びこのラム垂直部を垂設するラム水平部、を有し、このラムを平行移動させ、上記電極により加工槽内に配置された上記被加工物を任意の形状に加工させるガイド手段と、上記ラムの平行移動の際、上記加工ヘッドに発生する傾きを相殺させる方向に上記ラムを傾斜させる傾斜手段とを備えたものである。
【0008】
また、被加工物を加工する電極を支持した加工ヘッドと、この加工ヘッドを装着したラム垂直部、及び、上記電極が加工槽内に配置された上記被加工物と対向するべく上記ラム垂直部を垂設するラム水平部、を有するラムと、このラムのラム水平部下面に固着され、上記電極との空間距離が最短となる基準位置から、上記空間距離が最長となる位置に向かうに従い次第に上方に傾斜するガイドレールと、このガイドレールの長手方向に上記ラムを案内するガイドレール案内部と、を備えたものである。
【0009】
さらに、ガイドレールの上方への傾斜は、上記ガイドレールと電極との空間距離が最長となる側のガイドレール端部を上方に引き上げる湾曲形成手段により、形成されるようにしたものである。
【0010】
また、湾曲形成手段は、ガイドレールに添った加工ヘッドの移動量を検出する移動量検出手段と、この移動量検出手段により検出された上記移動量に応じて上記ガイドレール端部を上方に引き上げ、上方への傾きを形成する形成手段と、を備えたものである。
【0011】
さらにまた、ガイドレールの上方への傾斜は、上記ガイドレールに予め設けられた上方への傾斜と、湾曲調整手段により、上記ガイドレールと電極との空間距離が最長となる側のガイドレール端部を上方に引き上げる際に発生する調整傾斜と、から構成されるようにしたものである。
【0012】
また、ガイドレールに添った加工ヘッドの移動量に応じて、相対的に加工ヘッドの移動方向とは反対方向へ移動し、上記加工ヘッドに対して移動量に応じたモーメントを与えるカウンターウェイトを設けたものである。
【0013】
【作用】
上記のように構成された放電加工機においては、放電加工にともなうラムの平行移動の際に、加工ヘッドに発生する傾きを相殺させる方向にラム自体を傾斜させ、加工ヘッドの自重による鉛直からの傾きと、予め設けられた逆方向への傾斜により、補強板を用いることなく、重量を増加させない方法で加工ヘッドに発生する傾きを相殺することができる。
【0014】
また、ガイドレールに対して、電極との空間距離が最短となる基準位置から、上記空間距離が最長となる位置に向かうに従い次第に上方に傾斜するべく設け、電極の移動量にともなう自重による鉛直からの傾きと、ガイドレールを介して予め設定されたラム水平部の傾きとが相殺し合い、電極が常に鉛直方向に向くことができる。
【0015】
さらに、上記ガイドレールと電極との空間距離が最長となる側のガイドレール端部を上方に引き上げる湾曲形成手段により、ガイドレールの上方への傾斜を形成するので、ガイドレールの傾きを任意に形成することができ、ガイドレールに予め傾斜を設ける必要がない。
【0016】
さらにまた、湾曲形成手段は、ガイドレールに沿った加工ヘッドの移動量を検出する移動量検出手段と、この移動量検出手段により検出された移動量に応じてガイドレール端部を上方に引き上げ、上方への傾きを形成する形成手段とを備えたので、加工ヘッドの移動量に応じて、作業者自らが作業することなく傾斜をガイドレールに形成することができる。
【0017】
また、ガイドレールの上方への傾斜は、ガイドレールに予め設けられらた上方への傾斜と、湾曲調整手段により、ガイドレールと電極との空間距離が最長となる側のガイドレール端部を上方に引き上げる際に発生する調整傾斜とから構成されるので、調整傾斜により、どのような傾きを持ったガイドレールに対しても確実に傾きの調整を行い、電極の傾きを補正することができる。
【0018】
さらに、ガイドレールに沿った加工ヘッドの移動量に応じて、相対的に加工ヘッドの移動方向とは反対方向へ移動し、加工ヘッドに対して移動量に応じたモーメントを与えるカウンターウェイトを設けたので、ラムの移動量によって発生する異なる傾きを、加工ヘッドの移動量に応じて変化するモーメント力により補正することができる。
【0019】
【実施例】
実施例1.
図1はこの発明の一実施例である放電加工機の構成を示す構成図であり、図1(a)はラム1がオーバーハングしていない時の状態を示し、図1(b)はラム1がオーバーハングした時の状態を示している。
図において、1〜4、6〜10は上述した従来装置と同一のものであり、その説明は省略する。
1cはラム水平部であり、その加工寸法は、オーバーハングした時にラム垂直部1aが垂直となるように、加工ヘッド2が傾く量に等しい量だけ上方に傾斜している湾曲取付部分12が形成されている。
5Aはサドル3をY軸方向へ移動させるためのY軸方向ガイドレールであり、ラム水平部1cの湾曲取付部分12に、取り付ける側部分が曲面(加工ヘッド2が傾く量に等しい量だけ上方に傾斜)となるように形成されている。(図1参照)
【0020】
ラム移動型放電加工機は、ラム垂直部1aの高さが660mm、ラム水平部1cの長さが760mm、加工ヘッド2の重量が200kgであり、加工ヘッド2がY軸方向に最大250mm、X軸方向に最大150mm移動して放電加工をすることができる場合、図2のように横軸にラム1のY軸方向への変位量(mm)、縦軸にラム垂直部1aの鉛直からの傾き(たわみ角θ)をとると、補強板11により補強されていない従来装置では、破線Aで示されるように、Y軸方向への変位量(mm)と、鉛直からの傾きθの角度との関係が、有限要素法による変形解析により略直線となって現れる。
この図2の破線Aで示される、変位量の増加にともない鉛直からの傾きθの増大が、ラム1のY軸方向への移動量によりラム垂直部1aの被加工物10に対しての傾きとなって現れ、加工精度を落としてしまう。
【0021】
これに対し、本実施例で示されるラム移動型放電加工機では、補強板11を用いることなく破線Aの傾きをゼロに近づけるようとするもので、図3に示されるように、ラム垂直部1aがY軸方向にL移動した時の傾きθを相殺するために、予めラム1がY軸方向ガイドレール5Aに沿ってY軸方向にL移動したときに、ラム1全体を−θ傾くようにするべく、ラム水平部1cに傾きθの湾曲取付部分12が設けられ、Y軸方向ガイドレール5Aが取り付けられている。
ここで、傾きθは移動量Lに応じて変化するもので必ずしも一定ではない。
【0022】
次に、図3に示すように、ラム1の移動量L、移動量Lに応じて変化するラム垂直部1aの傾きθを用いて、ラム水平部1cに設けられた湾曲取付部分12の傾きを定義する。
ラム1の移動量Lにより変化するラム垂直部1aの傾きθを相殺するために、予めラム垂直部1aが、Y軸方向にL移動した時に−θ傾くように設定しておけば、結果として、Y軸方向への移動量Lに捕らわれることなく、θの傾きと−θの傾きにより相殺されて、常にラム垂直部1aの鉛直からの傾きがゼロとなる。
【0023】
実際に、Y軸方向ガイドレール5Aを取り付けるラム水平部1cの加工寸法は、Y軸方向ガイドレール5Aが取り付けられるラム水平部1cの水平面から、高さH(曲面の湾曲具合:湾曲取付部分12)となるように加工される。
この高さHは、移動距離Lにともない変化し、この高さHを定式化すると、
H=Ltanθ
H:ラム水平部1cの水平面からの高さ(湾曲取付部分12の湾曲具合)
L:ラム1の移動量
θ:ラム垂直部1aの鉛直からの傾き
と定義することができる。
【0024】
図4に、本実施例で示した、ラム垂直部1aの高さが660mm、ラム水平部1cの長さが760mm、加工ヘッド2の重量が200kg、加工ヘッド2がY軸方向に最大250mm、X軸方向に最大150mm移動可能なラム移動型放電加工機における、高さHのおよその値を示す。
図4に示されるように、本実施例における高さHは、ラム1の変位量の増加にともなう鉛直からの傾きθの増大(図2参照)及び、H=Ltanθの式で示される関係より求められ、高さHがその値となるようにラム水平部1cを加工する。実際には、ラム1がY軸方向に125mm移動した際には、水平面からの高さHが3.3μmとなるようにし、最大移動量である250mm移動した際には、水平面から高さHが13μmとなるように曲面に加工してある。
【0025】
このように加工することで、ラム1が250mm前方に移動したとき、つまりサドル5が、湾曲取付部分12に取り付けられたY軸方向ガイドレール5Aの曲面部分にきたとき、ラム1が上向くため(−θ傾く)、ラム垂直部1aのオーバーハングによる前方への傾き(θ)が互いに相殺され、ラム垂直部1aの傾きが補強板11を用いることなく容易に補正される(図2の実線B参照)。
【0026】
また、一般に、電極9と加工対象物10との間の距離から、被加工物10の加工精度に影響を与えないようにするには、鉛直からの傾きであるたわみ角を、最大0.001゜以下にする必要がある。
本実施例のように構成されたラム移動型放電加工機におけるたわみ角は、有限要素法による変形解析により、図2の実線Bのようになり、最大0.001゜を下回り、オーバーハングの変位量(ラム1の移動量)に関わらずほぼ一定となる。本実施例では、Y軸方向ガイドレール5Aを取り付けるラム水平部1cに湾曲取付部分12を加工している例を説明しているが、Y軸方向ガイドレール5Aのサドル3と接する面を加工し、同様な曲面を形成させることでも同じ効果が得られるのは言うまでもない。
【0027】
実施例2.
図5は、上述した実施例1で示した、ラム水平部1cの湾曲取付部分12の、細かい角度調節ができるように構成した例を示す構成図であり、図5(a)はラム1がオーバーハングしていない時の状態を示し、図5(b)はラム1がオーバーハングしている時の状態を示している。
図において、1〜12は上述した実施例1と同様であるので説明は省略する。
13はラム水平部1cに例えば4本のボルト等により固着されている支持部、14は一端が支持部13に取り付けられ、他端がラム水平部1cに固着された外力調整装置15に取り付けられた、外力を発生させるコイルスプリングであり、これら支持部13、コイルスプリング14及び外力調整装置15により、ラム水平部1cの剛性以上の弾性を有し、予め設けられた上方への傾きを有するY軸方向ガイドレール5Aと電極9との空間距離が最長となる側のガイドレール端部を上方に引き上げる湾曲調整手段を構成する。
【0028】
図6は、支持部13、コイルスプリング14及び外力調整装置15の詳細な構成を示した構成図であり、図6(a)はX軸方向から見た側面図、図6(b)は上面図、図6(c)はY軸方向から見た側面図である。
図に示されるように、外力調整装置15は、コイルスプリング13の一端が取り付けられているガイドレール端部である端部15aであり、2本のスクリュー15bが貫通することにより、Y軸方向のみに自由に移動することができる。
15cはスクリュー15bをY軸方向にそれぞれ平行となるように固定する固定装置であり、ラム水平部1cに例えばボルトにより固着されている。
15dはスクリュー15bのそれぞれに2個づつ通している六角ナットであり、スクリュー15b上での六角ナット15dをレンチ等により位置を変えることで、端部15aの位置、すなわちコイルスプリング13の取付位置を変化させる。
【0029】
次に動作について説明する。
上述のように構成されたラム移動型放電加工機において、例えば、六角ナット15dの位置を変化させ、端部15aを支持部13から離れた位置(図における右方向)に移動させることにより、コイルスプリング14は次第に延び、バネ力を発生する。
ここでコイルスプリング14は、バネ定数の大きなもの、すなわちラム水平部1cの剛性に打ち勝ち、ラム水平部1cを変形させることが可能なくらいのバネ力を有したもの用いる必要がある。
作業者は、端部15aの位置を変化させること、あるいは、コイルスプリング14のバネ定数を変化させることで、その端部15aの変化にともない発生するバネ力により、ラム水平部1cの湾曲取付部分12の湾曲の具合(調整傾斜相当)を調節することができる。
また、スクリュー15bを2本使用しているのは、ラム水平部1c及びY軸方向ガイドレール5Aが不均一に変形するのを防ぐためである。
【0030】
本実施例のように構成すると、外力調整装置15の上述したラム水平部1cの湾曲部分の調節機構により、湾曲取付部分12に予め付けられている湾曲を、例えば、さらに調整傾斜の分、調整することも可能であるので、予めラム水平部1cに設けられる湾曲取付部分の加工精度を落とし、外力調整装置15により細かい調節を行うことにより、ラム垂直部1aの鉛直からの傾きθに対処するようにすることもできる。
さらに、ラム移動型放電加工機自体の設置状態のばらつきにより発生し得る細かいズレの補正が可能となる。
【0031】
ここで、調整傾斜として、湾曲取付部分12の湾曲を、ζ(ζ+θ=θ1)分さらに調整しなければならない時には、実施例1と同様に、
ζ=Ltanθ1
ζ :湾曲取付部分12の調整が必要な高さ
L :ラム1の移動量
θ1:ラム垂直部1aの鉛直からの傾き
と定義することができる。
また、実施例1の方法のみで補正できなかった加工精度に影響を与えるようなラム垂直部1aの鉛直から0.001゜以上の傾きθ1があった場合、その傾きを補正することもできる。
【0032】
また、本実施例では、コイルスプリング14と外力調整装置15との機能により、湾曲取付部分12の調整を行う場合を例にとり説明したが、ラム水平部1cを変形させる外力を有するものならばどのようなものでも良く、例えば、磁力等による外力発生機構によっても同様であるのは言うまでもない、
【0033】
更に、湾曲調整手段が、支持部13、コイルスプリング14及び外力調整装置15により構成される実施例を説明したが、ガイドレール端部に相当する端部15aを上方に引き上げる湾曲形成手段として、同様に支持部13、コイルスプリング14及び外力調整装置15により構成すれば、ガイドレール端部に相当する端部15aを上方に引き上げることにより、ラム水平部1c下面に平行に設置されているY軸方向ガイドレール5Aに、加工ヘッドに発生する鉛直からの傾きに等しい傾斜を持たせることも可能である。
このように構成すると、バネ定数が、ラム水平部1cの剛性に打ち勝ち、ラム水平部1c可能でさせることが可能なコイルスプリング14を選ぶと、予めラム水平部1cとし、取付部分12を設ける必要がなく、後で、六角ナット15dにより端部1鉛直か位置を変化させることで、ラム水平部1cに湾曲(湾曲取付部分12に相部分)を正確に設けることができ、ラム水平部1cの設計加工が容易になる。このとき、自動的にY軸方向ガイドレール5Aが上方に傾斜するのは言うまでもない。
【0034】
実施例3.
また上述した実施例1では、予めラム水平部1cに湾曲取付部分12を設けている例を示しているが、実施例2で示した技術思想を利用することにより、本実施例に示されるように、ばね定数がラム水平部1cの剛性に打ち勝ち、ラム水平部1cを変形させることが可能なコイルスプリング14を選び、ラム1のオーバーハングのY軸方向への移動量にともない、ラム水平部1cに湾曲取付部分12が形成され、その傾き具合がY軸方向への移動量にともない自動的に変化するようにすることもできる。
図7は、本実施例の構成を示す構成図であり、図において、1〜14は上述した実施例と同一であるので説明は省略する。
16は実施例2における外力調整装置15に相当するモータ駆動式外力調整装置であり、ラム1のY軸方向への変位量をもとに、コイルスプリング14の一端が取り付けられた端部16aがY軸方向へと変位して、コイルスプリング14のバネ力(弾性復元力)により、ラム水平部1cの湾曲取付部12を変形させる。
【0035】
次に、モータ駆動式外力調整装置16のラム水平部1cに対する機能を以下詳細に説明する。
図7(a)に示されるように、ラム1がオーバーハングしていない時には、モータ駆動式外力調整装置16の端部16aは、最も支持部13に近づいた状態となっており、コイルスプリング14のバネ力(弾性復元力)は何らラム水平部1cに作用しておらず、勿論ラム水平部1cに設けられたY軸方向ガイドレール5Aは、サドル3に対して水平の、傾きのない状態となっている。
しかし、図7(b)に示されるように、放電加工によりラム1がY軸方向へ変位量Lだけオーバーハングすると、モータ駆動式外力調整装置16はY軸方向への変位量Lを演算して、その変位量Lにともなう鉛直からの傾き(たわみ角:図2参照)を相殺すべく予めラム垂直部1aを傾かせるために、端部16aをラム1が変位したY軸方向とは逆方向に移動させる。
【0036】
端部16aをラム1の変位方向とは逆方向に移動させることにより、コイルスプリング14はY軸方向へと伸ばされ、バネ力(弾性復元力)が発生する。
このバネ力(弾性復元力)により、支持部13及びラム水平部1cの剛性を考慮した時、ラム水平部1cの剛性の方が小さければ、ラム水平部1cはバネ力に負け、鉛直からの傾きに等しい湾曲を持った湾曲取付部部分12が形成される。
この湾曲取付部分12の湾曲は、コイルスプリング14のばね定数及び端部16aの移動量に左右される。
ラム1がY軸方向に変位量L移動した時に、湾曲取付部分12のラム1の前方へ湾曲させるべき変位量は予め求めることができる(図4参照)ので、コイルスプリング14のばね定数により、端部16aをY軸方向のラム1の移動方向とは逆方向へどれだけ動かせば良いかが予め計算することができ、その予め計算された端部16aの移動量結果に基づいて、ラム1のY軸方向への変位量Lに応じて、端部16aをモータ等により自動的に移動させる。
【0037】
本実施例のように、予めラム1の変位量Lにともなう鉛直からの傾き(たわみ角)を求め、コイルスプリング14のばね定数とモータ駆動式外力調整装置16の端部16aの移動量にともない発生する湾曲取付部分12の湾曲具合とを予め計算しておき、その計算結果に基づいて、ラム1のY軸方向への変位量Lにより、自動的に端部16aを移動させ、鉛直からの傾きを相殺することができる。
ここで、ラム水平部1cには、予め湾曲取付部分12を設ける必要がないので、ラム1の設計加工が容易になる。
また、予め記憶された値に基づいて、モータ駆動式外力調整装置16がコイルスプリング14のバネ力(弾性復元力)を制御するので、作業者自ら細かい調整が必要でなくなり、作業性が向上する。
【0038】
実施例4.
上述した実施例では、ラム水平部1cに鉛直からの傾き(たわみ角)に相当する湾曲である湾曲取付部分12を設けることにより、傾きを相殺する例を示したが、本実施例においては、上述した実施例にさらに、ラム垂直部1aにラム水平部1cと平行になるように固着された天秤棒17に貫通した、ラム1のY軸方向ガイドレール5Aに沿った移動量に応じて、相対的に電極9の移動方向とは反対方向へ移動し、電極9に対して移動量に応じたモーメントを与えるカウンターウェイトであるウェート18により、ラム垂直部1aの鉛直からの傾きを補正している。
図8は、本実施例の構成を示した構成図であり、図8(a)はラム1がオーバーハングしていない時の状態を示し、図8(b)はラム1がオーバーハングしている時の状態を示している。さらに、図8(c)はラム移動型放電加工機をY軸方向から見た図である。
【0039】
図において、1〜10は上述した実施例と同様であり、説明は省略する。
17は一端がフランジであるストッパ18となり、他端がラム垂直部1aに対して垂直にボルト等により固着されている天秤棒であり、ストッパ18は天秤棒17にねじ込み固定され、取り外し可能となるよう構成されている。、
19はウェートであり、その中心に設けられた貫通孔を天秤棒17が貫通されていて移動するが、ストッパ18により脱落防止が図られている。20はラム1が前後に移動するときウェート19を水平方向に移動させるウェート移動用補助装置であり、ラム水平部1cはX軸方向にも最大150mm移動するため、ラム1がX軸方向に最大変位移動しても、ウエート19を移動させることができるように左右方向に長くなっている。しかし、ウェート19の重量を支えておらず、コラム6の横にボルト固定された保持棒21の一端にあるバネ22を介して取り付けてある。
【0040】
ここで、ウェート移動用補助装置20がバネ22を介しているため、ラム1がX軸方向、Y軸方向を自由に移動しても、ラム1の移動を妨げないようにウェート19を移動できる。
また、保持棒21は、途中が折れ曲がっており、ラム水平部1cがX軸方向に最大に変位しても、保持棒21及びラム水平部1cが干渉し合うことがないように設計されている。(図8(c)参照)
さらに、バネ22の剛性はラム1が移動する際、ウェート19を移動することができるように高いものを使用する必要がある。
【0041】
次に、図8を用いて動作について説明する。
上述のように構成されたラム移動型放電加工機において、図8(a)に示されるようにラム1がオーバーハングしていない状態から、図8(b)に示されるようなラム1がY軸方向にオーバーハングすると、通常は鉛直からの傾き(たわみ角)θが発生する。そこで、上述した実施例1〜実施例3等により鉛直からの傾きθを相殺すべく湾曲取付部分12を設けている。
しかし、湾曲取付部分12により鉛直からの傾きθが完全に相殺されない場合には、本実施例に示されるように、天秤棒18に貫通孔により貫通されたウェート19が、ラム垂直部1aに近い位置からY軸方向への離れた位置に相対的に移動して、ラム垂直部1aを可変力によって変形させバランスを取り、湾曲取付部12により鉛直からの傾き(たわみ角)が相殺されなかった場合に、相殺されきれていない傾き(たわみ角)θ2を相殺すべく機能する。
【0042】
以下に詳述すると、相殺されきれていない傾き(たわみ角)θ2(0.001以上)が発生していると、その傾きθ2は、加工精度に影響を与える加工ヘッド2の鉛直からの傾きの許容範囲を超えているので、その傾きθ2を補正する必要が生じる。
図8(a)で示されるように、加工ヘッド2のオーバーハングが小さいときは、ウェート19の位置は、ウェート移動用補助装置20に当接されることによる相対的な移動は少なく、ラム垂直部1aの近くに存在する。そのため、ラム垂直部1aに働くモーメントM1は小さく、ラム垂直部1aが変形することはない。図8(b)で示されるように、加工ヘッド2のオーバーハングが大きくなると、ウェート19の位置は、ウェート移動用補助装置20に当接されて、相対的に過去ヘッド2にオーバーハングの移動量だけラム垂直部1aから移動させられ、ラム垂直部1aから離れてしまう。そのため、ラム垂直部1aに働くモーメントM2は大きくなり、その結果、ラム垂直部1aが自重により鉛直から傾くのを防ぎ、更に加工精度を向上することができる。
【0043】
図9に、加工ヘッド2の鉛直からの傾きθ2を補正するのに必要なモーメントを有限要素法により求めたものを示す。
図において、横軸を鉛直からの傾きθ2(゜)、縦軸を傾きθ2の補正に必要なモーメント(kg・mm)とすると、図9のように表わされ、この鉛直からの傾きθ2と補正に必要なモーメントとの関係から、
m=(θ2−0.001)×10000
m :ウェート19の大きさ(kg)
θ2:加工ヘッド2の鉛直からの傾き
と求めることができる。
【0044】
本実施例では、ラム1が250mmY軸方向に移動した際の傾きθ2が、0.0015゜であるので、加工精度を考慮すると、少なくとも0.0005゜の傾きを補正する必要がある。
ラム垂直部1aの鉛直からの傾きθ2のうち、少なくとも0.0005゜の傾きを補正するために、
m=(0.0015−0.0010)×10000
から、ウェート19は、5kgと決まる。
【0045】
すなわち、5kgのウェート19を設けることにより、例えば実施例1との相乗効果により、加工精度の向上が図れる。
また、ウェート19はストッパ18を取り外すことで、天秤棒17から抜き取り、重さを変えることが可能であり、ラム垂直部1aに働くモーメントの大きさを細かく調整でき、あらゆる傾きに対処する細かい補正が可能となる。
なお、上述した実施例においては、Y軸方向への傾きに対処する方法を示したが、X軸方向への傾きにも同様に構成することにより、同一の効果が得られるのは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
被加工物に対向する電極を支持した加工ヘッドと、この加工ヘッドを装着したラム垂直部、及びこのラム垂直部を垂設するラム水平部、を有するラムと、このラムを平行移動させ、上記電極により加工槽内に配置された上記被加工物を任意の形状に加工させるガイド手段と、を備えた放電加工機において、上記ラムの水平移動の際、上記加工ヘッドに発生する傾きを相殺させる方向に上記ラムを傾斜させるべく、ガイドレールを上記ラム水平部の水平面から移動距離にともない所定の高さとなるように上方に傾斜するよう取り付ける
ので、ガイドレールの傾斜により加工ヘッドの鉛直からの傾きを相殺し、ラムのオーバーハングによる傾きを補正することができる。そのため、高精度の放電下降が可能となる。
【0047】
また、被加工物を加工する電極を支持した加工ヘッドと、この加工ヘッドを装着したラム垂直部、及び上記電極が加工槽内に配置された上記被加工物と対向するべく上記ラム垂直部を垂設するラム水平部、を有するラムと、このラムのラム水平部下面に固着され、上記電極との空間距離が最短となる基準位置から、上記空間距離が最長となる位置に向かうに従い次第に上方に傾斜するガイドレールと、このガイドレールの長手方向に上記ラムを案内するガイドレール案内部とを備えたので、ラム水平部の移動に応じて、ガイドレールに設けられた傾きの分だけ、加工ヘッドが傾斜し、その傾きが加工ヘッドの移動量に応じる鉛直からの傾きと相殺されて、補強板を使用することなく、ラムのオーバーハングによる傾きを補正することができる。
【0048】
また、ガイドレールの上方への傾斜は、上記ガイドレールと電極との空間距離が最長となる側のガイドレール端部を上方に引き上げる湾曲形成手段により形成するので、ガイドレールに対して電極の傾きを相殺させるための正確な傾斜を予め設定する必要がなく、ガイドレール形成を容易に行うことができる。
【0049】
さらに、湾曲形成手段は、ガイドレールに沿った加工ヘッドの移動量を検出する移動量検出手段と、この移動量検出手段により検出された上記移動量に応じて上記ガイドレール端部を上方に引き上げ、上方への傾きを形成する形成手段と、を備えたので、ラムの移動量に応じた加工ヘッドの鉛直からの傾きを自動的に調整することができる。
【0050】
さらにまた、ガイドレールの上方への傾斜は、上記ガイドレールに予め設けられた上方への傾斜と、湾曲調整手段により、上記ガイドレールと電極との空間距離が最長となる側のガイドレール端部を上方に引き上げる際に発生する調整傾斜と、から構成されるので、ガイドレールに予め設定される上方への傾斜の加工精度が悪くても、湾曲調整手段により、ガイドレールの傾斜の調整が可能であり、初めからガイドレールに対して正確な加工精度が要求されず、ガイドレール形成の作業性が向上する。さらに、湾曲調整手段により、加工精度の落ちている部分を調整可能であるので、ガイドレールのラムへの搭載後には精度の高い傾斜が得られ、確実に加工ヘッドの鉛直からの傾きを補正することができる。
【0051】
また、ガイドレールに沿った加工ヘッドの移動量に応じて、相対的に電極の移動方向とは反対方向へ移動し、上記電極に対して移動量に応じたモーメントを与えるカウンターウェイトを設けたので、ラムの移動量に応じて、カウンターウェイトが相対的に加工ヘッドから離れていき、その加工ヘッドからの相対距離に基づくモーメントにより、確実に加工ヘッドの鉛直からの傾きを自動的に補正することができ作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す放電加工機の構造図である。
【図2】ラムの変位量と加工ヘッドの鉛直からの傾きとの関係を示した関係図である。
【図3】湾曲取付部分の詳細な構成を示す構造図である。
【図4】ラムの変位量と湾曲取付部分の高さとの関係を示した関係図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す放電加工機の構造図である。
【図6】支持部、コイルスプリング及び外力調整装置の詳細な構成を示す詳細図である。
【図7】この発明の他の実施例を示す放電加工機の構造図である。
【図8】この発明の他の実施例を示す放電加工機の構造図である。
【図9】加工ヘッドの鉛直からの傾きとその傾きの補正に必要なモーメントとの関係を示す関係図である。
【図10】従来の放電加工機の構成を示す構成図である。
【図11】従来の放電加工機に補強板を加えた構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ラム 1a ラム垂直部
1c ラム水平部 2 加工ヘッド
8 加工槽 9 電極
10 被加工物 12 湾曲取付部分
13 支持部 14 コイルスプリング
15 外力調整装置 16 モータ駆動式外力調整装置
17 天秤棒 19 ウェート
Claims (6)
- 被加工物に対向する電極を支持した加工ヘッドと、
この加工ヘッドを装着したラム垂直部、及びこのラム垂直部を垂設するラム水平部、を有するラムと、
このラムを平行移動させ、上記電極により加工槽内に配置された上記被加工物を任意の形状に加工させるガイド手段と、
を備えた放電加工機において、
上記ラムの水平移動の際、上記加工ヘッドに発生する傾きを相殺させる方向に上記ラムを傾斜させるべく、ガイドレールを上記ラム水平部の水平面から移動距離にともない所定の高さとなるように上方に傾斜するよう取り付けることを特徴とする放電加工機。 - 被加工物を加工する電極を支持した加工ヘッドと、
この加工ヘッドを装着したラム垂直部、及び、上記電極が加工槽内に配置された上記被加工物と対向するべく上記ラム垂直部を垂設するラム水平部、を有するラムと、
このラムのラム水平部下面に固着され、上記電極との空間距離が最短となる基準位置から、上記空間距離が最長となる位置に向かうに従い次第に上方に傾斜するガイドレールと、
このガイドレールの長手方向に上記ラムを案内するガイドレール案内部と、
を備えたことを特徴とする放電加工機。 - ガイドレールの上方への傾斜は、上記ガイドレールと電極との空間距離が最長となる側のガイドレール端部を上方に引き上げる湾曲形成手段により、形成されることを特徴とする請求項第2項記載の放電加工機。
- 湾曲形成手段は、ガイドレールに沿った加工ヘッドの移動量を検出する移動量検出手段と、この移動量検出手段により検出された上記移動量に応じて上記ガイドレール端部を上方に引き上げ、上方への傾きを形成する形成手段と、を備えたことを特徴とする請求項第3項記載の放電加工機。
- ガイドレールの上方への傾斜は、上記ガイドレールに予め設けられた上方への傾斜と、湾曲形成手段により、上記ガイドレールと電極との空間距離が最長となる側のガイドレール端部を上方に引き上げる際に発生する調整傾斜と、から構成されることを特徴とする請求項第2項記載の放電加工機。
- ガイドレールに沿った加工ヘッドの移動量に応じて、相対的に上記加工ヘッドの移動方向とは反対方向へ移動し、上記加工ヘッドに対して上記移動量に応じたモーメントを与えるカウンターウェイトを付加したことを特徴とする請求項第2項乃至第5項何れかに記載の放電加工機。
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