JPH1116986A - 被処理体の回収方法 - Google Patents
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Abstract
際に,被処理体を所望の状態でカセット内に回収するこ
とが可能な被処理体の回収方法を提供する。 【解決手段】 処理装置100の共通移載室102に
は,エッチング装置104の処理室104aと,第1及
び第2CVD装置106,108の各処理室106a,
106bと,冷却装置110の冷却室(後処理室)11
0aと,第1及び第2カセット室112,114とが接
続される。共通移載室102内には,搬送アーム118
と位置決め装置120とが配置される。処理中に停止し
た処理装置を再び始動させると,各ウェハWの出所デー
タと行先データとを記憶している演算記憶装置の制御に
より,各ウェハWが順次カセット116内に回収され
る。この際,成膜処理により非常に高温となっているウ
ェハWは,冷却処理(後処理)された後,それ以外のウ
ェハWはそのままカセット116内に順次回収される。
Description
法に関する。
共通移載室を中心として,その周囲に各種処理室やカセ
ット室が接続された,いわゆるクラスタ装置化されたマ
ルチチャンバ方式の処理装置が使用されている。かかる
処理装置においては,まず共通移載室内に備えられた搬
送装置,例えば搬送アームにより,カセット室内に収容
されたカセット内の被処理体を共通移載室内に搬送す
る。次いで,共通移載室内に備えられた位置決め装置に
よって被処理体の位置決めを行った後,搬送アームによ
りその被処理体を所定の処理室内に搬送する。次いで,
処理室内に搬送された被処理体に対して所定の処理,例
えばエッチング処理を施す。さらに,搬送アームによ
り,その被処理体を共通移載室内を介して他の処理室内
に搬送し,その被処理体に対して所定の処理,例えば成
膜処理を施す。次いで,搬送アームにより,処理が施さ
れた被処理体を処理室内から共通移載室内を介して後処
理室内,例えば冷却室内に搬送し,その被処理体に対し
て冷却処理(後処理)を施す。次いで,搬送アームの作
動により,後処理が施された被処理体を後処理室内から
共通移載室内を介して,再びカセット室内のカセット内
に戻す構成となっている。
原因,例えば停電や強制的停止等によってその処理が停
止した又は停止された場合,カセット室内のカセット内
に収容されている被処理体を除いて,処理装置内の被処
理体のカセット内への回収が問題となる。すなわち,上
述した何らかの原因が解消した際に,例えばCVD装置
により成膜処理が施された直後の被処理体を,通常の冷
却処理(後処理)せずに,そのままカセット内に回収し
た場合には,その成膜処理によって被処理体に生じた熱
により,カセットが変形したり,溶けてしまうことがあ
る。そこで,当該装置において,上述のような処理の停
止の後,再び該装置を始動させる場合には,例えば操作
者の操作により,処理中や搬送中の被処理体を1枚ずつ
カセット内に回収していた。
如く操作者が装置内の被処理体(カセット内に収容され
ているものを除く。)の回収を行う場合,その操作者が
例えば搬送アーム上の被処理体に対してどのような処理
が施されていたのか,または処理が施されていなかった
のかなどという,各被処理体の各処理履歴全てを把握す
ることは非常に困難である場合が多い。従って,例えば
CVD装置が上記処理装置に含まれている場合におい
て,操作者が被処理体の処理履歴を把握することができ
ない場合には,その成膜処理によって生じた熱の影響を
勘案し,すなわち被処理体が冷却する時間を勘案して,
被処理体の回収操作をする必要が生じるため,被処理体
の回収を遅らせる原因となっていた。
歴を把握できた場合でも,例えば処理室内や,後処理室
内や,位置決め装置上や,搬送アーム上等に存在する各
被処理体をどのようにして,またどのような順序でカセ
ット内へ的確に,かつ迅速に回収するかは,非常に難し
い問題であり,熟練した操作者の経験や勘に頼る部分が
大きかった。
する上記のような問題点に鑑みてなされたものであり,
処理装置の停止後,再び始動させた際に,該装置の操作
者の操作を一切必要とすることなく,処理室内や搬送ア
ーム上等に存在する被処理体を,的確かつ迅速にカセッ
ト内に回収することが可能な,新規かつ改良された被処
理体の回収方法を提供することを目的としている。
して所定の処理を実施する少なくとも1つの処理室と,
処理後に必要な後処理を実施する少なくとも1つの後処
理室と,少なくとも1つのカセット室と,処理室と後処
理室とカセット室とをゲートバルブを介して連通すると
共に,少なくとも1つの被処理体の位置決め装置と少な
くとも1つの被処理体の搬送装置とを備えた共通移載室
と,を備えたマルチチャンバ式処理装置に適用されるも
のである。そして,請求項1に記載の発明は,処理中に
停止した処理装置内の被処理体を回収するにあたり,搬
送装置が被処理体を保持している場合には,処理装置の
停止前に記憶された被処理体の出所データを確認する工
程と,出所データがカセット室又は位置決め装置である
場合には,被処理体をカセット室に回収する工程と,か
ら成ることを特徴としている。なお,本明細書中におい
て,出所データとは,被処理体が例えばカセット室や,
位置決め装置や,処理室や,後処理室等のどこから搬送
されてきたのかという情報をいうものとする。
後処理室には,回収作業の際に処理室内又は後処理室内
に存在する被処理体の搬送先が規定されていることを特
徴としている。
がカセット室と規定されている処理室を出所データとし
てもつ被処理体は,カセット室に回収されることを特徴
としている。
らに,処理室内と後処理室内との被処理体の存在の有無
を確認する工程と,後処理室内に被処理体が存在する場
合には,後処理室内の被処理体に対して後処理を施した
後,被処理体の搬送先情報に従い,被処理体を後処理室
内からカセット室に搬送する工程と,搬送先が後処理室
と規定されている処理室内に被処理体が存在する場合に
は,被処理体を処理室内から後処理室内に搬送し,被処
理体に対して後処理を施した後,被処理体を後処理室内
からカセット室に搬送する工程と,搬送先がカセット室
と規定されている処理室内に被処理体が存在する場合に
は,被処理体を処理室内からカセット室に搬送する工程
と,から成ることを特徴としている。
マルチチャンバ式処理装置において,処理中に停止した
処理装置内の被処理体を回収するにあたり,搬送装置が
被処理体を保持している場合には,処理装置の停止前に
記憶された被処理体の行先データを確認する工程と,行
先データがカセット室又は位置決め装置である場合に
は,被処理体をカセット室に回収する工程と,から成る
ことを特徴としている。なお,本明細書中において,行
先データとは,被処理体が例えば位置決め装置や,処理
室や,後処理室や,カセット室等のどこへ搬送されるの
かという情報をいうものとする。
に,処理室内と後処理室内との被処理体の存在の有無を
確認する工程と,後処理室内に被処理体が存在する場合
には,後処理室内の被処理体に対して後処理を施した
後,被処理体の搬送先情報に従い,被処理体を後処理室
内からカセット室に搬送する工程と,搬送先が後処理室
と規定されている処理室内に被処理体が存在する場合に
は,被処理体を処理室内から後処理室内に搬送し,被処
理体に対して後処理を施した後,被処理体を後処理室内
からカセット室に搬送する工程と,搬送先がカセット室
と規定されている処理室内に被処理体が存在する場合に
は,被処理体を処理室内からカセット室に搬送する工程
と,から成ることを特徴としている。
マルチチャンバ式処理装置において,処理中に停止した
処理装置内の被処理体を回収するにあたり,搬送装置が
被処理体を保持していない場合には,処理室内と後処理
室内との被処理体の存在の有無を確認する工程と,後処
理室内に被処理体が存在する場合には,後処理室内の被
処理体に対して後処理を施した後,被処理体の搬送先情
報に従い,被処理体を後処理室内からカセット室に搬送
する工程と,搬送先が後処理室と規定されている処理室
内に被処理体が存在する場合には,被処理体を処理室内
から後処理室内に搬送し,被処理体に対して後処理を施
した後,被処理体を後処理室内からカセット室に搬送す
る工程と,搬送先がカセット室と規定されている処理室
内に被処理体が存在する場合には,被処理体を処理室内
からカセット室に搬送する工程と,から成ることを特徴
としている。
に,処理装置の停止時から再起動時までの経過時間を確
認する工程と,予め設定された所定時間よりも経過時間
が長い場合には,後処理が必要な被処理体も後処理室内
を介さずにカセット室に回収する工程と,から成ること
を特徴としている。
らに,被処理体を処理室から後処理室に搬送する前に,
被処理体を保持していない搬送装置により,後処理室に
処理中の被処理体が存在していないことを確認する工程
から成ることを特徴としている。
体は,カセット室のカセットの元スロットに回収される
ことを特徴としている。なお,本明細書において,元ス
ロットとは,回収される被処理体が元々収容されていた
カセット内のスロットをいうものとする。
理体は,カセット室のカセットの空スロットに回収され
ることを特徴としている。なお,本明細書中において,
空スロットとは,カセット内の上記元スロット以外の被
処理体が収容されていないスロットをいうものとする。
本発明に係る被処理体の回収方法をクラスタツール化さ
れたマルチチャンバ式処理装置に適用した実施の一形態
について詳細に説明する。図1には,本実施の形態を適
用可能な処理装置100が図示されている。この処理装
置100は,被処理体,例えば半導体ウェハ(以下,
「ウェハ」と称する。)Wに対して所定の処理を連続的
に施すための装置の集合体で,例えば共通移載室102
を中心として,エッチング装置104と,第1CVD
(成膜)装置106と,第2CVD装置108と,冷却
装置(後処理装置)110と,第1カセット室112
と,第2カセット室114とが,その共通移載室102
の周囲に順次配置されている。また,それらエッチング
装置104の処理室104a内と,第1CVD装置10
6の処理室106a内と,第2CVD装置108の処理
室108a内と,冷却装置110の冷却室(後処理室)
110a内と,第1カセット室112内と,第2カセッ
ト室114内とは,それぞれに対応するゲートバルブG
1,G2,G3,G4,G5,G6を介して,各々共通
移載室102内に連通するように接続される構成となっ
ている。
14は,その内部にそれぞれ複数のウェハWを同時に載
置可能なカセット116(116a,116b)を収容
可能なように構成されている。また,カセット116
は,その内部に複数のスロットが形成されており,それ
ら各スロット内の各々に1枚ずつ,合計で例えば25枚
のウェハWを収容可能なように構成されている。また,
第1及び第2カセット室112,114のカセット11
6の搬入出経路側には,それぞれに対応するドアバルブ
D1,D2が設けられている。
関節アームから成る搬送アーム118が設けられてい
る。この搬送アーム118は,ウェハWを共通移載室1
02内を介して,第1カセット室112内と,第2カセ
ット室114内と,エッチング装置104の処理室10
4a内と,第1CVD装置106の処理室106a内
と,第2CVD装置108の処理室108a内と,冷却
装置110の冷却室110a内との間で,適宜搬送可能
な位置に配置されている。また,搬送アーム118に
は,不図示の駆動機構が接続されており,この駆動機構
の作動によって搬送アーム118が適宜所定の動作を行
うように構成されている。
ブG5とゲートバルブG6との間の所定の位置には,ウ
ェハWの位置決め装置120が配置される構成となって
いる。この位置決め装置120は,検出部120aと回
転部120bとから構成され,回転部120b上に固定
されたウェハWを回転させた後,検出部120aによっ
て検出された情報に基づいてその回転を停止させること
により,ウェハWを搬送アーム118上に所望の配置で
載置させることができるように構成されている。
と,すなわち処理室104aと処理室106aと処理室
108aと冷却室110aとには,それぞれウェハWを
搬送する搬送先が規定されている。この搬送先情報は,
後述するウェハWの回収作業時,すなわち処理装置10
0の再起動時に,それら処理室104a内や処理室10
6a内や処理室108a内や冷却室110a内からウェ
ハWを所定の搬送先に搬送するために規定されている。
さらに,ウェハWその搬送先情報に従って所定の搬送先
に搬送した後,最終的には処理装置100内の全てのウ
ェハWを第1カセット室112又は第2カセット室11
4内のカセット116に回収する構成となっている。
と処理室108aと冷却室110aとに対する搬送先の
規定について説明すると,例えば第1CVD装置106
の処理室106aと第2CVD装置108の処理室10
8aとの搬送先は,冷却室110aと規定され,またエ
ッチング装置104の処理室104aの搬送先は,ウェ
ハWを回収可能な第1カセット室112又は第2カセッ
ト室114のいずれか一方と規定されている。
室104a内のウェハWは,例えば高温状態となってい
ないため,特に後処理である冷却処理を施すことなく迅
速にカセット116に回収され,処理室106a内のウ
ェハWと処理室108a内のウェハWとは,例えば非常
に高温となっているため,後処理である冷却処理を施さ
れた後,カセット116に回収される構成となってい
る。その結果,例えば非常に高温のウェハWが直接カセ
ット116内に回収されることがないため,そのカセッ
ト116が変形や破損するなどの悪影響を防止すること
ができる。
装置110の冷却室110a内にウェハWが存在してい
た場合には,冷却室110a内のウェハWに対して冷却
処理を施した後,そのウェハWをカセット116に回収
する構成となっている。従って,後処理である冷却処理
が施されていない,または冷却処理が不完全なウェハW
が,そのままカセット116内に回収されることを防止
することができる。
0における通常の処理工程の一実施例について説明す
る。 (1) まず,搬送アーム118の作動により,第1カ
セット室112内のカセット116a内に収容されてい
るウェハW(α1)を,共通移載室102内に配置され
た位置決め装置120の回転部120a上に載置した
後,所定の位置決めを行う。
り,所望の状態に位置決めされたウェハW(α1)を,
エッチング装置104の処理室104a内に搬送する。 (3) 次いで,その処理室104a内で,ウェハW
(α1)に対して所定のエッチング処理,例えばウェハ
W(α1)の被処理面を所望の状態に整えるためのいわ
ゆるライトエッチング処理を施す。この際,すなわちウ
ェハW(α1)に対してエッチング処理を施している間
に,搬送アーム118により,第2カセット室114内
のカセット116b内に収容されているウェハW(β
1)を位置決め装置120に搬送し,上述した如くその
ウェハW(β1)の位置決めを行う。
り,エッチング処理が施されたウェハW(α1)を,処
理室104a内から共通移載室102内を介して,第1
CVD装置106の処理室106a内に搬送する。 (5) 次いで,その処理室106a内で,ウェハW
(α1)に対して所定の成膜処理を施す。さらに,この
ウェハW(α1)に対して成膜処理を施している間に,
搬送アーム118により,位置決めされたウェハW(β
1)をエッチング装置104の処理室104a内に搬送
し,そのウェハW(β1)に対して所定のエッチング処
理を施す。
1)に対して各々所定の処理が施されている間に,搬送
アーム118により,カセット116a内のウェハW
(α2)を位置決め装置120に搬送し,そのウェハW
(α2)の位置決めを行う。 (7) 次いで,搬送アーム118により,エッチング
処理が施されたウェハW(β1)を,処理室104a内
から共通移載室102内を介して,第2CVD装置10
8の処理室108a内に搬送し,そのウェハW(β1)
に対して所定の成膜処理を施す。
り,位置決めされたウェハW(α2)をエッチング装置
104の処理室104a内に搬送し,そのウェハW(α
2)に対して所定のエッチング処理を施す。 (9) 次いで,搬送アーム118により,成膜処理が
施されたウェハW(α1)を,処理室106a内から共
通移載室102内を介して,冷却装置(後処理装置)1
10の冷却室(後処理室)110a内に搬送し,所定時
間,そのウェハW(α1)の後処理,すなわち冷却(放
冷)を行う。この冷却処理により,成膜処理によって高
温,例えば800℃〜1000℃にまで加熱されていた
ウェハW(α1)の温度を,所定の温度,例えば室温
(25℃)にまで下げることができる。従って,成膜処
理が施されたウェハW(α1)をカセット116a内に
収容した際に,成膜処理によってウェハW(α1)に生
じた熱により,カセット116aが溶けたり,変形した
りすることを防止することができる。
して冷却処理が施され,ウェハW(β1)に対して成膜
処理が施されている間に,搬送アーム118により,カ
セット室114内のカセット116b内のウェハW(β
2)を,位置決め装置120に搬送し,そのウェハW
(β2)の位置決めを行う。 (11) 次いで,搬送アーム118により,冷却処理
が施されたウェハW(α1)を,冷却室110a内から
共通移載室102内を介して,再びカセット116a内
の所定のスロット内に搬送する。
り,エッチング処理が施されたウェハW(α2)を,処
理室104a内から共通移載室102内を介して,第1
CVD装置106の処理室106a内に搬送し,そのウ
ェハW(α2)に対して所定の成膜処理を施す。 (13) 次いで,搬送アーム118により,位置決め
されたウェハW(β2)をエッチング装置104の処理
室104a内に搬送し,そのウェハW(β2)に対して
所定のエッチング処理を施す。
り,成膜処理が施されたウェハW(β1)を,処理室1
08a内から共通移載室102内を介して冷却装置11
0の冷却室110a内に搬送し,そのウェハW(β1)
に対して冷却処理を施す。 (15) 次いで,搬送アーム118により,エッチン
グ処理が施されたウェハW(β2)を,処理室104a
内から共通移載室102内を介して,第2CVD装置1
08の処理室108a内に搬送し,そのウェハW(β
2)に対して所定の成膜処理を施す。
り,冷却処理が施されたウェハW(β1)が,再びカセ
ット116bの所定のスロット内に搬送される。 (17)以後,カセット116内に収容されている未処
理の各ウェハWは,上述の如く搬送アーム118によ
り,共通移載室102内を介して,順次処理室104a
内,処理室106a内又は処理室108a内,冷却室1
10a内に搬送され,所定の処理が施された後,再びカ
セット116内の所定のスロット内に搬送される構成と
なっている。なお,上述したウェハWの搬送順序は,本
発明の理解を容易にするための一実施例を挙げて説明し
たものであり,本発明は上記構成に限定されることな
く,いかなる搬送順序であっても本発明は適用可能であ
ることは言うまでもない。
に適用されるウェハWの回収方法について詳細に説明す
る。かかる処理装置100においては,通常上述した如
く,ウェハWに対して順次処理が施される構成となって
いる。しかしながら,何らかの原因,例えば停電や操作
者の停止操作等により,処理中に処理装置100が停止
する場合がある。そして,再び処理装置100を始動さ
せる場合には,ウェハWの回収,特に上述の如く成膜処
理によって非常に高温となっているウェハWのカセット
内への回収が問題となる。そこで,処理装置100にか
かるウェハWの回収方法を適用し,以下に詳細に述べる
如くウェハWをカセット116内に回収することによ
り,カセット116が溶けたり,変形することなく,的
確かつ迅速にウェハWを回収することができる。
Wの回収方法について,図3及び図4に示したフローチ
ャートを参照しながら詳細に説明する。 (1) まず,上述の如く何らかの原因により処理装置
100が停止した後,再び処理装置100が始動する
と,かかるウェハWの回収方法に従ってウェハWのカセ
ット116内への回収が開始される(ステップS20
0)。なお,搬送アーム118上のウェハWの出所デー
タ及び行先データは,不図示の演算記憶装置によって常
時記憶される構成となっている。
第1カセット室112内及び第2カセット室114内の
カセット116内の各スロット内全てに,ウェハWが収
容されているか確認する(ステップS202)。この各
スロット内のウェハWの有無の確認は,次のようにして
行われる構成となっている。すなわち,例えばカセット
116内のスロット挟んで対向配置された不図示の光学
センサを第1カセット室112内及び第2カセット室1
14内の所定の位置に配置する。そして,その光学セン
サを上下方向(各スロット全てについて検出可能な方
向。)に移動させて,光学センサの発光部からスロット
内を介して光受容部に到達する光の有無(スロット内に
ウェハWがある場合には,光はスロット内を透過しな
い。)により,ウェハWの存在の有無を検出する構成と
なっている。
て,カセット116内の各スロット内全てに,ウェハW
が収容されていることが確認された場合には,ウェハW
の回収を行うことができないことを例えば操作者や観察
者等(以下,「操作者等」とする。)に知らせ(ステッ
プS204),ウェハWの回収を中止する(ステップS
206)。 (4) また,ステップS202において,カセット1
16内にウェハWが収容されていないスロットがあるこ
とが確認された場合には,さらに搬送アーム118上に
ウェハWが存在するかどうかを,演算記憶装置に記憶さ
れた出所データ及び行先データより判断,または搬送ア
ーム118上のウェハWの有無を検出可能な不図示のセ
ンサ,例えば光学センサより検出する(ステップS20
8)。
て,搬送アーム118上にウェハWが載置されていない
と判断された場合には,さらに位置決め装置120上に
ウェハWが存在するかを,位置決め装置120の検出部
120aを構成するセンサ,例えば光学センサにより検
出して判断する(ステップS210)。 (6) 次いで,ステップS210において,位置決め
装置120上にウェハWが存在すると判断された場合に
は,位置決め装置120上のウェハWをカセット116
内の元スロット内又は空スロット内に回収し(ステップ
S212),後述するステップS230を行う。 (7) また,ステップS210において,位置決め装
置120上にウェハWが存在しないと判断された場合に
は,次いで後述するステップS230を行う。
て,搬送アーム118上にウェハWが載置されていると
判断された場合には,さらに演算記憶装置により,その
ウェハWの出所データが第1カセット室112又は第2
カセット室114又は位置決め装置120であるかを確
認する(ステップS216)。 (9) 次いで,ステップS216において,搬送アー
ム118上のウェハWの出所データが,第1カセット室
112又は第2カセット室114又は位置決め装置12
0であると判断された場合には,そのウェハWを第1カ
セット室112内又は第2カセット室114内のカセッ
ト116内の元スロット内又は空スロット内に回収する
(ステップS218)。 (10) 次いで,上述したステップS210,さらに
必要に応じて上記ステップS212を行った後,後述す
るステップS230を行う。
て,搬送アーム118上のウェハWの出所データが,第
1カセット室112又は第2カセット室114又は位置
決め装置120ではないと判断された場合,すなわちそ
の出所データが処理室104a又は処理室106a又は
処理室108a又は冷却室110aのいずれかであると
判断された場合には,上述した如く規定されている回収
作業時のウェハWの搬送先が第1カセット室112又は
第2カセット室114であるか,すなわちエッチング装
置104の処理室104a又は冷却装置110の処理室
110aで規定された搬送先であるかを確認する(ステ
ップS219)。 (12) 次いで,ステップS219において,ウェハ
Wの搬送先が第1カセット室112又は第2カセット室
114であると判断された場合には,上述したステップ
S218を行い,搬送アーム118上のウェハWを第1
カセット室112内又は第2カセット室114内のカセ
ット116内の元スロット内又は空スロット内に回収す
る。 (13) また,ステップS219において,ウェハW
の搬送先が第1カセット室112又は第2カセット室1
14ではないと判断された場合には,さらに演算制御器
により,そのウェハWの行先データが第1カセット室1
12又は第2カセット室114又は位置決め装置120
であるかどうかを確認する(ステップS220)。 (14) 次いで,ステップS220において,搬送ア
ーム118上のウェハWの行先データが第1カセット室
112又は第2カセット室114又は位置決め装置12
0あることが確認された場合には,上述したステップS
218,ステップS210,さらに必要に応じてステッ
プS212を行った後,後述するステップS230を行
う。
て,搬送アーム118上のウェハWの行先データが第1
カセット室112又は第2カセット室114又は位置決
め装置120でないことが確認された場合,すなわち行
先データが処理室104a又は処理室106a又は処理
室108a又は冷却室110aのいずれかである場合に
は,行先データの示す処理室104a内又は処理室10
6a内又は処理室108a内又は冷却室110a内にウ
ェハWが存在するかを確認する(ステップS222)。
このウェハWの有無の確認は,例えば当該装置100の
停止前に記憶されていた行先データの示す処理室内のウ
ェハWの有無情報に基づいて行われる構成となってい
る。なお,搬送アーム118に検出手段,例えばセンサ
を取り付け,そのセンサによってウェハWの有無を確認
する構成としても良いことは言うまでもない。 (16) 次いで,ステップS222において,行先デ
ータの示す処理室104a内又は処理室106a内又は
処理室108a内又は冷却室110a内にウェハWが存
在することが確認された場合には,搬送アーム118上
のウェハWをそれら処理室104a内又は処理室106
a内又は処理室108a内又は冷却室110a内に搬送
できないことを操作者等に知らせた後(ステップS22
4),ウェハWの回収を中止する(ステップS22
6)。
て,行先データの示す処理室104a内又は処理室10
6a内又は処理室108a内又は冷却室110a内にウ
ェハWが存在しないことが確認された場合には,搬送ア
ーム118上のウェハWを搬送先である処理室104a
内又は処理室106a内又は処理室108a内又は冷却
室110a内に搬送する(ステップS228)。 (18) 次いで,各処理室内,すなわち処理室104
a内と,処理室106a内と,処理室108a内と,冷
却室110a内とのウェハWの有無を確認し,ウェハW
が存在する処理室104a,処理室106a,処理室1
08a,冷却室110aで,そのウェハWに対して所定
の処理を行う(ステップS230)。 (19) 次いで,冷却室110a内にウェハWが存在
する場合には,優先的にその冷却室110a内のウェハ
Wを搬送先である第1カセット室112内又は第2カセ
ット室114内のカセット112に回収した後,ウェハ
Wが存在する処理室104aや処理室106aや処理室
108aからのウェハWの回収作業を行う(ステップS
232)。このウェハWの回収作業は,上述した如く各
処理室(後処理室を含む。)ごと,すなわち処理室10
4aと処理室106aと処理室108aと冷却室110
aとのそれぞれに規定されているウェハWの搬送先情報
に基づいて行われる構成となっている。そして,それら
処理室104a内又は処理室106a内又は処理室10
8a内又は冷却室110a内のウェハWは,搬送アーム
118の作動によって所定の搬送先に搬送された後,最
終的には処理装置100内の全てのウェハWが第1カセ
ット室112又は第2カセット室114内のカセット1
16に回収される構成となっている。なお,処理室10
4a又は処理室106a又は処理室108aからウェハ
Wを回収する際には,後処理としてさらに除電処理をウ
ェハWに施す構成としても良いことは言うまでもない。
ェハWが第1カセット室112又は第2カセット室11
4内のカセット116に回収されるまで,上述したステ
ップS230とステップS232とを順次繰り返し(ス
テップS234),処理装置100内のウェハWがカセ
ット116内に全て回収されると,ウェハWの回収作業
を終了する(ステップS236)。
されるウェハWの回収方法は,以上のように構成されて
いる。従って,処理中に処理装置100が停止し,再び
処理装置を始動させた場合でも,カセット116内のウ
ェハWを除く処理装置100内の処理中及び搬送中の各
ウェハWを所望の状態でカセット116内に回収するこ
とができる。特に,第1CVD装置106又は第2CV
D装置108で成膜処理が施され,非常に高温となって
いるウェハW,および搬送アーム118上の成膜処理直
後の非常に高温となっているウェハWをカセット116
内に回収する場合でも,上述の如く必ず所定の冷却処理
されたのち,カセット116内に搬送される構成となっ
ている。従って,それら非常に高温となっているウェハ
Wをカセット116内に回収する場合でも,そのカセッ
ト116が変形したり,溶けたりすることがない。
時までの経過時間が予め設定された所定時間よりも長い
場合には,処理室106a内,処理室108a内のウェ
ハWは,上述した後処理である冷却処理が施されること
なく,直接第1カセット室112内又は第2カセット室
114内のカセット116に回収される構成となってい
る。すなわち,処理装置100が所定時間よりも長く停
止していた場合には,処理室106a内や処理室108
a内のウェハWの温度が低下するため,そのウェハWに
対して後処理である冷却処理を施す必要がない。従っ
て,処理装置100の停止時から再起動時までの経過時
間を,例えば不図示の記憶装置により記憶しておき,そ
の経過時間が所定の時間を経過していた場合には,上述
のような後処理をウェハWに施す工程を経ることなく,
ウェハWをカセット116に回収する構成となってい
る。
て,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技
術的思想の範疇において,当業者であれば,各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり,それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
の回収時に成膜処理によって非常に高温となったウェハ
を冷却処理(後処理)した後,カセット内の元スロット
内又は空スロット内に回収した例を挙げて説明したが,
本発明はかかる構成に限定されるものではない。すなわ
ち,本発明は,処理装置の停止後,再び該装置を始動し
た際に,その装置内に存在する被処理体に対して後処理
室にて後処理を施した後でなければ,その被処理体をカ
セット室内に回収できない場合全てに適用することがで
きる。また,本発明は,例えば人体に有害なガスや大気
汚染の原因ガス等を使用して,被処理体に対して所定の
処理を施す処理装置を含むマルチチャンバ式処理装置に
対しても適用することができる。
室に2つのカセット室,エッチング装置の処理室,2つ
のCVD装置の処理室,冷却装置の冷却室を接続したマ
ルチチャンバ式処理装置を例に挙げて説明したが,本発
明はかかる構成に限定されるものではなく,少なくとも
1つの処理室と,少なくとも1つの後処理室と,少なく
とも1つのカセット室と,少なくとも1つの位置決め装
置と少なくとも1つの被処理体の搬送装置とを備えた共
通移載室とを備えたマルチチャンバ式処理装置であれ
ば,いかなる装置であっても本発明を適用することがで
きる。
に対して順次エッチング処理,成膜処理,冷却処理(後
処理)を施す例を挙げて説明したが,本発明はかかる構
成に限定されるものではなく,被処理体としては例えば
LCD用ガラス基板を使用することができ,また少なく
とも被処理体に対して後処理が必要となる所定の処理を
施した後,所定の後処理を施す処理工程を有する処理装
置であれば,本発明を適用することができる。
装置において処理中に停止した該装置を再び始動させた
場合に,後処理が必要な被処理体は,所定の後処理を施
した後カセット室内のカセット内に回収し,後処理の必
要がない被処理体は,後処理を施すことなくそのままカ
セット内に回収することができる。その結果,後処理が
必要な被処理体に対して確実に後処理が施された後,そ
の被処理体がカセット内に回収されるため,例えばカセ
ットに悪影響が及ぶことがない。また,後処理が不要な
被処理体は,そのままカセット内に回収することができ
るため,かかる装置内の各被処理体の回収を迅速に行う
ことができる。さらに,処理中の被処理体の出所データ
と行先データとが常時記憶されているため,正確な被処
理体の回収を行うことができる。さらにまた,被処理体
は,カセットの元スロット内のみ成らず,空スロット内
にも回収されるため,被処理体の回収をさらに迅速に行
うことができ,短時間で通常の処理工程に復帰すること
ができる。
を示した概略的な説明図である。
を説明するための概略的な説明図である。
法を説明するための概略的な説明図である。
法を説明するための概略的な説明図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 被処理体に対して所定の処理を実施する
少なくとも1つの処理室と;前記処理後に必要な後処理
を実施する少なくとも1つの後処理室と;少なくとも1
つのカセット室と;前記処理室と前記後処理室と前記カ
セット室とをゲートバルブを介して連通すると共に,少
なくとも1つの前記被処理体の位置決め装置と少なくと
も1つの前記被処理体の搬送装置とを備えた共通移載室
と;を備えたマルチチャンバ式処理装置において,処理
中に停止した前記処理装置内の前記被処理体を回収する
にあたり:前記搬送装置が前記被処理体を保持している
場合には,前記処理装置の停止前に記憶された前記被処
理体の出所データを確認する工程と;前記出所データが
前記カセット室又は前記位置決め装置である場合には,
前記被処理体を前記カセット室に回収する工程と;から
成ることを特徴とする,被処理体の回収方法。 - 【請求項2】 前記処理室と前記後処理室には,回収作
業の際に前記処理室内又は前記後処理室内に存在する前
記被処理体の搬送先が規定されていることを特徴とす
る,請求項1に記載の被処理体の回収方法。 - 【請求項3】 前記搬送先が前記カセット室と規定され
ている前記処理室を出所データとしてもつ前記被処理体
は,前記カセット室に回収されることを特徴とする,請
求項2に記載の被処理体の回収方法。 - 【請求項4】 さらに,前記処理室内と前記後処理室内
との前記被処理体の存在の有無を確認する工程と;前記
後処理室内に前記被処理体が存在する場合には,前記後
処理室内の前記被処理体に対して前記後処理を施した
後,前記被処理体の搬送先情報に従い,前記被処理体を
前記後処理室内から前記カセット室に搬送する工程と;
前記搬送先が前記後処理室と規定されている前記処理室
内に前記被処理体が存在する場合には,前記被処理体を
前記処理室内から前記後処理室内に搬送し,前記被処理
体に対して前記後処理を施した後,前記被処理体を前記
後処理室内から前記カセット室に搬送する工程と;前記
搬送先が前記カセット室と規定されている前記処理室内
に前記被処理体が存在する場合には,前記被処理体を前
記処理室内から前記カセット室に搬送する工程と;から
成ることを特徴とする,請求項1,2又は3のいずれか
に記載の被処理体の回収方法。 - 【請求項5】 被処理体に対して所定の処理を実施する
少なくとも1つの処理室と;前記処理後に必要な後処理
を実施する少なくとも1つの後処理室と;少なくとも1
つのカセット室と;前記処理室と前記後処理室と前記カ
セット室とをゲートバルブを介して連通すると共に,少
なくとも1つの前記被処理体の位置決め装置と少なくと
も1つの前記被処理体の搬送装置とを備えた共通移載室
と;を備えたマルチチャンバ式処理装置において,処理
中に停止した前記処理装置内の前記被処理体を回収する
にあたり:前記搬送装置が前記被処理体を保持している
場合には,前記処理装置の停止前に記憶された前記被処
理体の行先データを確認する工程と;前記行先データが
前記カセット室又は前記位置決め装置である場合には,
前記被処理体を前記カセット室に回収する工程と;から
成ることを特徴とする,被処理体の回収方法。 - 【請求項6】 さらに,前記処理室内と前記後処理室内
との前記被処理体の存在の有無を確認する工程と;前記
後処理室内に前記被処理体が存在する場合には,前記後
処理室内の前記被処理体に対して前記後処理を施した
後,前記被処理体の搬送先情報に従い,前記被処理体を
前記後処理室内から前記カセット室に搬送する工程と;
前記搬送先が前記後処理室と規定されている前記処理室
内に前記被処理体が存在する場合には,前記被処理体を
前記処理室内から前記後処理室内に搬送し,前記被処理
体に対して前記後処理を施した後,前記被処理体を前記
後処理室内から前記カセット室に搬送する工程と;前記
搬送先が前記カセット室と規定されている前記処理室内
に前記被処理体が存在する場合には,前記被処理体を前
記処理室内から前記カセット室に搬送する工程と;から
成ることを特徴とする,請求項5に記載の被処理体の回
収方法。 - 【請求項7】 被処理体に対して所定の処理を実施する
少なくとも1つの処理室と;前記処理後に必要な後処理
を実施する少なくとも1つの後処理室と;少なくとも1
つのカセット室と;前記処理室と前記後処理室と前記カ
セット室とをゲートバルブを介して連通すると共に,少
なくとも1つの前記被処理体の位置決め装置と少なくと
も1つの前記被処理体の搬送装置とを備えた共通移載室
と;を備えたマルチチャンバ式処理装置において,処理
中に停止した前記処理装置内の前記被処理体を回収する
にあたり:前記搬送装置が前記被処理体を保持していな
い場合には,前記処理室内と前記後処理室内との前記被
処理体の存在の有無を確認する工程と;前記後処理室内
に前記被処理体が存在する場合には,前記後処理室内の
前記被処理体に対して前記後処理を施した後,前記被処
理体の搬送先情報に従い,前記被処理体を前記後処理室
内から前記カセット室に搬送する工程と;前記搬送先が
前記後処理室と規定されている前記処理室内に前記被処
理体が存在する場合には,前記被処理体を前記処理室内
から前記後処理室内に搬送し,前記被処理体に対して前
記後処理を施した後,前記被処理体を前記後処理室内か
ら前記カセット室に搬送する工程と;前記搬送先が前記
カセット室と規定されている前記処理室内に前記被処理
体が存在する場合には,前記被処理体を前記処理室内か
ら前記カセット室に搬送する工程と;から成ることを特
徴とする,被処理体の回収方法。 - 【請求項8】 さらに,前記処理装置の停止時から再起
動時までの経過時間を確認する工程と;予め設定された
所定時間よりも前記経過時間が長い場合には,後処理が
必要な前記被処理体も前記後処理室内を介さずに前記カ
セット室に回収する工程と;から成ることを特徴とす
る,請求項1,3,4,5,6又は7のいずれかに記載
の被処理体の回収方法。 - 【請求項9】 さらに,前記被処理体を前記処理室から
前記後処理室に搬送する前に,前記被処理体を保持して
いない前記搬送装置により,前記後処理室に処理中の前
記被処理体が存在していないことを確認する工程から成
ることを特徴とする,請求項4,6又は7のいずれかに
記載の被処理体の回収方法。 - 【請求項10】 前記被処理体は,前記カセット室のカ
セットの元スロットに回収されることを特徴とする,請
求項1,3,4,5,6,7又は8のいずれかに記載の
被処理体の回収方法。 - 【請求項11】 前記被処理体は,前記カセット室のカ
セットの空スロットに回収されることを特徴とする,請
求項1,3,4,5,6,7又は8のいずれかに記載の
被処理体の回収方法。
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