JP2003100586A - 基板処理装置、基板処理システム、基板処理プログラムおよびジョブデータのデータ構造 - Google Patents

基板処理装置、基板処理システム、基板処理プログラムおよびジョブデータのデータ構造

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JP2003100586A
JP2003100586A JP2001287715A JP2001287715A JP2003100586A JP 2003100586 A JP2003100586 A JP 2003100586A JP 2001287715 A JP2001287715 A JP 2001287715A JP 2001287715 A JP2001287715 A JP 2001287715A JP 2003100586 A JP2003100586 A JP 2003100586A
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Toru Kitamoto
徹 北本
Tetsuya Hamada
哲也 濱田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者による処理レシピの指示誤りによる処
理不良の発生が防止されるとともに作業の効率化が図ら
れる基板処理装置、基板処理システム、基板処理プログ
ラムおよびジョブデータのデータ構造を提供することで
ある。 【解決手段】 各ジョブデータは、ジョブ識別子、キャ
リア識別子、基板識別子およびフローレシピ識別子を含
む。ジョブ識別子には、キャリア識別子、基板識別子お
よびフローレシピ識別子が関連付けられ、キャリア識別
子には基板識別子が関連付けられる。基板を収納したキ
ャリアが搬入されると、そのキャリアに対応するキャリ
ア識別子が制御部により検出され、検出されたキャリア
識別子に基づいて該当するジョブデータが特定され、そ
のジョブデータに含まれるフローレシピ識別子が特定さ
れ、特定されたフローレシピ識別子に関連付けられたフ
ローレシピデータの処理条件に基づいて基板に処理が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に所定の処理
を行う処理部を備えた基板処理装置、基板処理システム
および基板処理プログラムおよびジョブデータのデータ
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基
板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用基板等の
基板の処理工程では、一連の処理を行う複数の処理ユニ
ットを備えた基板処理装置が用いられている。
【0003】図9は従来の基板処理装置の構成を示す模
式的平面図である。図9に示す従来の基板処理装置は、
レジスト塗布ユニットSC1、現像ユニットSD1,S
D2、加熱ユニットHP1〜HP8,HH1〜HH4、
冷却ユニットCP1〜CP4、基板搬送路TRおよび基
板搬入搬出装置INDを含む。基板搬送路TRには、搬
送ロボット(図示せず)が設けられている。
【0004】従来の基板処理装置では、基板搬入搬出装
置INDに基板Wの搬入が行われる。そして、基板搬送
路TRに設けられた搬送ロボットにより、処理すべき基
板Wが各処理ユニットに搬入および搬出される。レジス
ト塗布ユニットSC1では、基板Wに対してレジストが
回転塗布され、現像ユニットSD1,SD2では、基板
Wに対して現像処理が行われる。加熱ユニットHP1〜
HP8,HH1〜HH4では、基板Wに対して加熱処理
が行われる。そして、冷却ユニットCP1〜CP4で
は、基板Wに対して冷却処理が行われる。最後に、基板
搬入搬出装置INDにより基板Wの搬出が行われる。こ
のように、従来の基板処理装置では、基板Wに所定の処
理が行われる。
【0005】作業者は、搬入される基板Wに応じて従来
の基板処理装置に設けられているメインコントローラ
(図示せず)を操作して各処理ユニットの処理条件を指
示する。そして、基板処理装置の各処理ユニットが、作
業者により指示された処理条件に基づいて処理を行う。
この作業者により指示される処理条件は、処理レシピに
含まれる。
【0006】図10は従来の処理レシピのデータ構造を
示す説明図である。図10の処理レシピは、99通りの
フローレシピデータを備える。各フローレシピデータ
は、基板Wの搬送順を示す搬送手順番号(「フロー番
号」)と、搬送先の処理ユニットを示す識別データ
(「搬送先ユニットデータ」)および各処理ユニットに
おける処理条件を含む。
【0007】図10に示すように、搬送先ユニットデー
タにおいて「IND」は基板搬入搬出装置INDを示
し、「SC1」は回転塗布ユニットSC1を示し、「H
P1」は加熱ユニットHP1を示し、「CP1」は冷却
ユニットCP1を示し、「SD1」は現像ユニットSD
1を示し、さらに「SD2」は現像ユニットSD2を示
す。
【0008】また、フローレシピデータの処理条件は、
基板処理装置の各処理ユニットごとに設定される。例え
ば、回転塗布ユニットSC1の処理条件としては、回転
数、処理時間、薬液の吐出量等が設定される。また、現
像ユニットSD1の処理条件としては、回転数、処理時
間等が設定される。処理条件は、各処理ユニットに設け
られたコントローラ(図示せず)に出力され、この処理
条件に基づいて各処理ユニットで基板処理が行われる。
【0009】このように、従来の基板処理装置において
は、作業者が、基板Wに応じて処理レシピを指示するこ
とにより、搬入された基板Wに対して指示された処理レ
シピに従う処理が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
が、基板Wに応じて処理レシピを指示して所定の処理を
行う方法では、作業者によって誤った処理レシピの指示
が行われて不良な基板Wが製造されるという問題があ
る。
【0011】例えば、作業者が基板Wに応じて処理レシ
ピを指示する際、基板Wに応じていない誤った処理レシ
ピを指示することや、または処理レシピを誤って変更す
ることがある。
【0012】このような場合、後工程において基板Wの
不良が検出されても不良な基板Wの処理レシピおよびそ
の処理レシピが保存されていないため、不良な基板Wが
製造された原因の追求が困難となり、再度、不良な基板
Wを製造する要因となっている。
【0013】さらに、複数の基板処理装置を保有する場
合においては、一の基板処理装置の処理レシピおよびそ
の処理レシピの処理条件を他の基板処理装置に複製して
も、再度他の基板処理装置に搬入される基板Wに応じて
処理レシピを設定しなければならない。この場合、一の
基板処理装置と同じように作業者が誤った処理レシピを
指示する可能性がある。さらに、処理レシピは、膨大な
データ容量となるため複製して他の基板処理装置に読み
込ませるのに膨大な時間がかかる。
【0014】本発明の目的は、作業者による処理レシピ
の指示誤りによる処理不良の発生が防止されるとともに
作業の効率化が図られる基板処理装置、基板処理システ
ム、基板処理プログラムおよびジョブデータのデータ構
造を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う処理部
と、ジョブを識別するジョブ識別子と、基板を収納する
基板収納容器を識別するための容器識別子と、基板収納
容器に収納される基板を識別するための基板識別子と、
処理手順および処理条件を規定する処理レシピとを関連
付けてジョブデータとして記憶する記憶手段と、搬入さ
れる基板収納容器に対応する容器識別子を検出するため
の検出手段と、検出手段により検出された容器識別子に
基づいて記憶手段から該当するジョブデータを読み出し
て処理部に与える制御手段とを備え、処理部は、制御手
段により与えられたジョブデータに含まれる容器識別
子、基板識別子および処理レシピに基づいて基板に処理
を行うものである。
【0016】本発明に係る基板処理装置においては、ジ
ョブを識別するジョブ識別子と、基板を収納する基板収
納容器を識別するための容器識別子と、基板収納容器に
収納される基板を識別するための基板識別子、処理手順
および処理条件を規定する処理レシピとが関連付けられ
てジョブデータとして記憶手段に記憶される。基板を収
納する基板収納容器が搬入されると、その基板収納容器
に対応する容器識別子が検出手段により検出される。検
出された容器識別子に基づいて制御手段により記憶手段
から該当するジョブデータが読み出され、処理部に与え
られる。それより、処理部において、ジョブデータに含
まれる容器識別子、基板識別子および処理レシピに基づ
いて各基板に処理が行われる。
【0017】このように、容器識別子に基づいてジョブ
データが特定されるとともに、そのジョブデータに含ま
れる容器識別子、基板識別子および処理レシピが特定さ
れるので、各基板に適切な処理が行われる。したがっ
て、作業者による処理レシピの指示誤りによる処理不良
の発生が防止される。
【0018】また、ジョブ識別子、容器識別子、基板識
別子および処理レシピが関連付けられて記憶されている
ので、記憶されたジョブデータを容易に再利用すること
ができる。したがって、他の基板に同一の処理を行う場
合に処理レシピを再度指定する必要がない。その結果、
作業の効率化が図られる。
【0019】第2の発明に係る基板処理装置は、第1の
発明に係る基板処理装置の構成において、処理部は、与
えられたジョブデータに含まれる基板識別子に関連付け
て基板の処理内容を制御手段に与え、制御手段は、処理
部により与えられた基板の処理結果をジョブデータに関
連付けて処理履歴として記憶手段に記憶させるものであ
る。
【0020】この場合、基板の処理内容が処理部により
ジョブデータに含まれる基板識別子に関連付けられて制
御手段に与えられ、基板の処理結果が制御手段によりジ
ョブデータに関連付けられて処理履歴として記憶手段に
記憶される。それにより、基板ごとの処理履歴をジョブ
単位で追跡することができる。
【0021】第3の発明に係る基板処理装置は、第1ま
たは第2の発明に係る基板処理装置の構成において、ジ
ョブ識別子に基づいて記憶手段に記憶されたジョブデー
タに関連付けられた処理履歴を参照する履歴参照手段を
さらに備えたものである。
【0022】この場合、履歴参照手段によってジョブ識
別子に基づいて記憶手段に記憶されたジョブデータに関
連付けられた処理履歴を参照することができる。それに
より、基板ごとの処理履歴を処理の実行中または処理の
実行後にジョブ単位で容易に参照することができる。
【0023】第4の発明に係る基板処理装置は、第1〜
第3のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成におい
て、ジョブ識別子に基づいて記憶手段に記憶されたジョ
ブデータを読み出して修正するジョブデータ修正手段を
さらに備えたものである。
【0024】この場合、ジョブデータ修正手段によりジ
ョブ識別子に基づいて記憶手段に記憶されたジョブデー
タを読み出して修正することができる。それにより、ジ
ョブデータに含まれる容器識別子または基板識別子を容
易に修正することができるので、ジョブデータを他の基
板の処理に容易に再利用することができる。
【0025】第5の発明に係る基板処理装置は、第1〜
第4のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成におい
て、ジョブ識別子に基づいて記憶手段に記憶されたジョ
ブデータを他の装置に送信するジョブデータ通信手段を
さらに備えたものである。
【0026】この場合、ジョブデータ通信手段によりジ
ョブ識別子に基づいて記憶手段に記憶されたジョブデー
タを他の装置に送信することができる。それにより、ジ
ョブデータを他の装置において容易に再利用することが
できる。
【0027】第6の発明に係る基板処理システムは、1
または複数の基板処理装置と、1または複数の基板処理
装置にネットワークで介して接続されるとともに1また
は複数の基板処理装置を統合管理する管理装置と、管理
装置または1または複数の基板処理装置に接続された記
憶手段とを備え、記憶手段は、ジョブを識別するジョブ
識別子と、基板を収納する基板収納容器を識別するため
の容器識別子と、基板収納容器に収納される基板を識別
するための基板識別子、処理手順および処理条件を規定
する処理レシピとを関連付けてジョブデータとして記憶
し、基板処理装置は、基板に所定の処理を行う処理部
と、搬入される基板収納容器に対応する容器識別子を検
出するための検出手段と、検出手段により検出された容
器識別子に基づいて記憶手段から該当するジョブデータ
を読み出して処理部に与える制御手段とを備え、処理部
は、制御手段により与えられたジョブデータに含まれる
容器識別子、基板識別子および処理レシピに基づいて基
板に処理を行うものである。
【0028】本発明に係る基板処理システムにおいて
は、管理装置により1または複数の基板処理装置が統合
管理される。ジョブを識別するジョブ識別子と、基板を
収納する基板収納容器を識別するための容器識別子と、
基板収納容器に収納される基板を識別するための基板識
別子、処理手順および処理条件を規定する処理レシピと
が関連付けられてジョブデータとして記憶手段に記憶さ
れる。
【0029】基板処理装置に基板を収納する基板収納容
器が搬入されると、その基板収納容器に対応する容器識
別子が検出手段により検出される。検出された容器識別
子に基づいて制御手段により記憶手段から該当するジョ
ブデータが読み出され、処理部に与えられる。それよ
り、処理部において、ジョブデータに含まれる容器識別
子、基板識別子および処理レシピに基づいて各基板に処
理が行われる。
【0030】このように、容器識別子に基づいてジョブ
データが特定されるとともに、そのジョブデータに含ま
れる容器識別子、基板識別子および処理レシピが特定さ
れるので、各基板に適切な処理が行われる。したがっ
て、作業者による処理レシピの指示誤りによる処理不良
の発生が防止される。
【0031】また、ジョブ識別子、容器識別子、基板識
別子および処理レシピが関連付けられて記憶されている
ので、記憶されたジョブデータを容易に再利用すること
ができる。したがって、他の基板に同一の処理を行う場
合に処理レシピを再度指定する必要がない。その結果、
作業の効率化が図られる。
【0032】第7の発明に係る基板処理プログラムは、
コンピュータ読取可能な基板処理プログラムであって、
ジョブを識別するジョブ識別子と、基板を収納する基板
収納容器を識別するための容器識別子と、基板収納容器
に収納される基板を識別するための基板識別子、処理手
順および処理条件を規定する処理レシピとを関連付けて
ジョブデータとして記憶する処理と、搬入される基板収
納容器に対応する容器識別子を検出する処理と、検出さ
れた容器識別子に基づいて記憶されたジョブデータから
該当するジョブデータを抽出する処理と、抽出されたジ
ョブデータに含まれる容器識別子、基板識別子および処
理レシピに基づいて基板の処理を指示する処理とを、コ
ンピュータに実行させるものである。
【0033】本発明に係る基板処理プログラムによれ
ば、ジョブを識別するジョブ識別子と、基板を収納する
基板収納容器を識別するための容器識別子と、基板収納
容器に収納される基板を識別するための基板識別子、処
理手順および処理条件を規定する処理レシピとが関連付
けられてジョブデータとして記憶される。基板を収納す
る基板収納容器が搬入されると、その基板収納容器に対
応する容器識別子が検出される。検出された容器識別子
に基づいて記憶されたジョブデータから該当するジョブ
データが抽出される。そして、抽出されたジョブデータ
に含まれる容器識別子、基板識別子および処理レシピに
基づいて各基板に処理が行われる。
【0034】このように、容器識別子に基づいてジョブ
データが特定されるとともに、そのジョブデータに含ま
れる容器識別子、基板識別子および処理レシピが特定さ
れるので、各基板に適切な処理が行われる。したがっ
て、作業者による処理レシピの指示誤りによる処理不良
の発生が防止される。
【0035】また、ジョブ識別子、容器識別子、基板識
別子および処理レシピが関連付けられて記憶されている
ので、記憶されたジョブデータを容易に再利用すること
ができる。したがって、他の基板に同一の処理を行う場
合に処理レシピを再度指定する必要がない。その結果、
作業の効率化が図られる。
【0036】第8の発明に係るジョブデータのデータ構
造は、基板に所定の処理を行う処理部を備えた基板処理
装置の動作を規定するジョブデータのデータ構造であっ
て、ジョブを識別するジョブ識別子と、基板を収納する
基板収納容器を識別するための容器識別子と、基板収納
容器に収納される基板を識別するための基板識別子と、
処理手順および処理条件を規定する処理レシピとを含
み、ジョブ識別子、容器識別子、基板識別子および処理
レシピがジョブごとに相互に関連付けられたものであ
る。
【0037】本発明に係るジョブデータのデータ構造に
よれば、容器識別子に基づいてジョブデータが特定され
るとともに、そのジョブデータに含まれる容器識別子、
基板識別子および処理レシピが特定される。すなわち、
容器識別子を検出することにより処理レシピが特定され
る。したがって、作業者による処理レシピの指示誤りに
よる処理不良の発生が防止される。
【0038】また、ジョブ識別子、容器識別子、基板識
別子および処理レシピが関連付けられているので、ジョ
ブデータを容易に再利用することができる。したがっ
て、他の基板に同一の処理を行う場合に処理レシピを再
度指定する必要がない。その結果、作業の効率化が図ら
れる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る基板処理装置を備えた基板処理システムの構成を示す
模式図であり、図2は図1の基板処理システムに含まれ
る基板処理装置の一例を示す模式的斜視図である。
【0040】図1に示すように、基板処理システム10
1は、ホストコンピュータ110および複数の基板処理
装置111〜116および記憶装置120を備える。
【0041】図1の基板処理システム101において
は、ホストコンピュータ110、複数の基板処理装置1
11〜116が、LAN(ローカルエリアネットワー
ク)ケーブル140により相互に通信可能な状態に接続
されており、各基板処理装置111〜116の間におい
てローカルエリアネットワークが形成されている。
【0042】ホストコンピュータ110は、ネットワー
ク管理、通信および処理レシピのアップロード/ダウン
ロードなどの転送処理を行う演算部を備え、ホストコン
ピュータ110には、磁気ディスクなどの記憶装置12
0が接続される。
【0043】また、ホストコンピュータ110は、ネッ
トワークサーバ用オペレーションシステムで動作可能な
コンピュータシステムである。後述する基板処理装置1
11〜116は、同様にネットワークステーション用オ
ペレーションシステムで動作するコンピュータシステム
を備えている。
【0044】なお、本実施の形態においては、ホストコ
ンピュータ110および各基板処理装置111〜116
がLANケーブル140により相互通信可能に接続され
ているとしたが、これに限らず、他のネットワークまた
はメディアなどにより相互通信可能に接続されてもよ
い。
【0045】次に、図2に示すように、図1の基板処理
システム101に含まれる基板処理装置111は、処理
領域A,Bおよび搬送領域Cを有する。処理領域Aに
は、基板Wに処理液の塗布処理を行う回転式塗布ユニッ
ト(スピンコータ)SC1および基板Wに現像処理を行
う回転式現像ユニット(スピンデベロッパ)SD1が並
設されている。また、処理領域Bには、基板Wに加熱処
理を行う加熱ユニット(ホットプレート)HP1〜HP
3および基板Wに冷却処理を行う冷却ユニット(クーリ
ングプレート)CP1〜CP3が複数段に配置されてい
る。
【0046】搬送領域Cには、基板Wを搬送する搬送ロ
ボット10が設けられている。搬送ロボット10は、処
理領域Aと処理領域Bとの間に配置され、矢印X方向に
移動可能に形成されている。搬送ロボット10は、基板
Wを保持するアーム11およびそのアーム11を進退移
動させるアーム駆動部12を有している。
【0047】処理領域A,Bおよび搬送領域Cの一端部
側には、基板Wを収納するキャリア20を支持するとと
もに基板Wの搬入および搬出を行う搬入搬出装置(イン
デクサ)INDが設けられている。搬入搬出装置IND
は、キャリア20から基板Wの取り出しおよび収納を行
う移載ロボット40を有している。
【0048】キャリア20内の基板Wは、移載ロボット
40および搬送ロボット10により、各処理ユニットに
搬送されて後述する処理レシピに従い処理が行われる。
そして、処理された基板Wは、搬送ロボット10および
移載ロボット40によりキャリア20内に再び収納され
る。
【0049】図3は図2の基板処理装置111の内部構
成の一例を示すブロック図である。図3に示す基板処理
装置111は、メインコントローラ部50、移載ロボッ
ト40および処理ユニット部30を備える。
【0050】メインコントローラ部50は、演算部(C
PU)およびメモリ(RAM:ランダムアクセスメモリ
およびROM:リードオンリメモリ)を備えた制御部5
1、ハードディスク等の外部記憶装置52、ディスプレ
イ53および入力装置54を有している。また、制御部
51は、ホストコンピュータ110と通信可能なネット
ワークステーション用オペレーションシステムで動作す
るコンピュータシステムを備え、LANケーブル140
を介してホストコンピュータ110に接続されている。
【0051】処理ユニット部30は、加熱ユニットHP
1〜HP3、冷却ユニットCP1〜CP3、回転式塗布
ユニットSC1、回転式現像ユニットSD1、搬送ロボ
ット10、加熱ユニットコントローラ(以下、HPコン
トローラと呼ぶ)31a〜31c、冷却ユニットコント
ローラ(以下、CPコントローラと呼ぶ)32a〜32
c、回転式塗布ユニットコントローラ(以下、SCコン
トローラと呼ぶ)33および回転式現像ユニットコント
ローラ(以下、SDコントローラと呼ぶ)34を有す
る。
【0052】加熱ユニットHP1〜HP3には、それぞ
れHPコントローラ31a〜31cが設けられ、冷却ユ
ニットCP1〜CP3には、それぞれCPコントローラ
32a〜32cが設けられている。さらに、回転式塗布
ユニットSC1には、SCコントローラ33が設けら
れ、回転式現像ユニットSD1には、SDコントローラ
34が設けられている。
【0053】処理ユニット部30のHPコントローラ3
1a〜31c、CPコントローラ32a〜32c、SC
コントローラ33およびSDコントローラ34は、制御
部51に相互通信可能に接続されている。制御部51
は、後述するジョブデータに従って処理ユニット部30
および移載ロボット40の動作を制御する。
【0054】本実施の形態においては、キャリア20が
基板収納容器に相当し、処理ユニット部30が処理部に
相当し、制御部51が制御手段および検出手段に相当
し、外部記憶装置52および記憶装置120が記憶手段
に相当し、ホストコンピュータ110が管理装置および
ジョブ通信手段に相当し、制御部51およびホストコン
ピュータ110が履歴参照手段およびジョブデータ修正
手段に相当する。
【0055】以下、本実施の形態に係る基板処理装置1
11を用いて予め作成される処理レシピおよびジョブデ
ータについて説明し、予め作成される処理レシピおよび
ジョブデータを用いて基板Wに所定の処理を行う場合の
基板処理装置111の制御部51およびホストコンピュ
ータ110の動作について説明する。
【0056】図4は処理レシピのデータ構造を示す説明
図である。処理レシピは、図4(a)に示すフローレシ
ピデータ群および図4(b)に示す処理ユニットの種別
ごとに作成された処理条件群を含む。
【0057】図4(b)の処理条件群は、同種の処理を
行う処理ユニットの処理条件を格納したライブラリ構造
を有している。以下、各処理条件群をそれぞれSCライ
ブラリ2、SDライブラリ3、HPライブラリ4および
CPライブラリ5と呼ぶ。
【0058】例えば、SCライブラリ2は、回転式塗布
ユニットの99通りの処理条件、例えば回転数、処理時
間、薬液の吐出量等のデータを格納している。SDライ
ブラリ3は、回転式現像ユニットの99通りの処理条
件、例えば回転数、処理時間等のデータを格納してい
る。さらに、HPライブラリ4およびCPライブラリ5
は、それぞれ加熱ユニットおよび冷却ユニットのそれぞ
れ99通りの処理条件、例えばプレートの温度、処理時
間等のデータを格納している。なお、上記以外の処理ユ
ニットのライブラリも適宜作成される。
【0059】また、図4(a)のフローレシピデータ群
には複数のフローレシピデータが含まれる。各フローレ
シピデータには、フローレシピ識別子1〜99が関連付
けられる。さらに、各フローレシピデータには、フロー
番号(基板を搬送する順序)に対応した基板Wの搬送先
を示す搬送先ユニットデータ(処理ユニットの識別デー
タ)が含まれる。例えば、「IND」は図2の基板搬入
搬出装置INDを示し、「SC1」、「HP1」および
「CP1」はそれぞれ回転式塗布ユニットSC1、加熱
ユニットHP1および冷却ユニットCP1を示す。ま
た、搬送先ユニットデータに対応して処理データが規定
されている。この処理データは、搬送先ユニットの処理
条件が格納された処理条件群のライブラリ内の格納位置
を示している。例えば、フローレシピ識別子1のフロー
レシピデータにおいて、搬送先ユニット「SC1」の処
理データ「SCL1」は、SCライブラリ2の1番目の
格納位置に回転式塗布ユニットSC1の処理条件が格納
されていることを示している。
【0060】次に、基板Wが収納されるキャリア20ご
とにキャリア識別子が付与される。また、キャリア20
に収納される基板ごとに基板識別子が付与され、キャリ
ア識別子に関連付けられる。例えば、キャリア20には
複数枚の基板Wが収納でき、本実施の形態においてはキ
ャリア20に基板Wを26段に収納可能であるため、キ
ャリア20内の基板Wに基板識別子01〜26が付与さ
れる。またキャリア20には、例えば100通りのキャ
リア識別子500〜599が付与される。この場合、キ
ャリア識別子500〜599ごとに、基板識別子01〜
26が関連付けられる。例えば、キャリア20の上から
5段目に収納されている基板Wは、基板識別子05とな
る。キャリア識別子500〜599および基板識別子0
1〜26は、キャリア20に添付されているタグに表示
される。
【0061】次いで、図5はジョブデータの構造の一例
を示す説明図である。図5に示すように、各ジョブデー
タは、ジョブ識別子、キャリア識別子、基板識別子およ
びフローレシピ識別子を含む。ジョブ識別子には、キャ
リア識別子、基板識別子およびフローレシピ識別子が関
連付けられ、キャリア識別子には、基板識別子が関連付
けられる。
【0062】例えば、ジョブ識別子400には、キャリ
ア識別子500〜504、基板識別子01〜26および
フローレシピ識別子1が関連付けられ、キャリア識別子
500には、基板識別子01〜26が関連付けられる。
【0063】また、図4の処理レシピおよび図5のジョ
ブデータは、予め作業者が図1のホストコンピュータ1
10または図3の入力装置54および制御部51を用い
て作成している。そして、これらの作成された処理レシ
ピおよびジョブデータは、図1の記憶装置120に記憶
される。さらに、図5に示すジョブデータは、図3の外
部記憶装置52にも記憶される。
【0064】なお、上記実施の形態においては、処理レ
シピおよびジョブデータを図1の記憶装置120に記憶
するとしたが、これに限らず、処理レシピおよびジョブ
データを図3の外部記憶装置52または基板処理装置1
11と通信可能な他の記憶装置に記憶させてもよい。
【0065】図6は基板Wに所定の処理を行った後に記
憶装置120に記憶されるジョブデータおよび処理履歴
の状態を示す模式図である。
【0066】図6に示すように、各ジョブデータは、ジ
ョブ識別子、キャリア識別子、基板識別子およびフロー
レシピ識別子を含み、処理履歴は、基板識別子ごとに関
連付けられる。この処理履歴とは、処理ユニット部30
を通過する基板Wの位置および処理ユニット部30での
処理結果を示す。
【0067】例えば、図6のジョブ識別子400には、
キャリア識別子500〜504、基板識別子01〜26
およびフローレシピ識別子1が関連付けられており、基
板識別子01〜26に処理履歴01〜26がそれぞれ関
係付けられる。
【0068】次いで、図7および図8は基板Wに所定の
処理を行う場合の基板処理装置111の制御部51およ
び基板処理システム101のホストコンピュータ110
の動作を示すフローチャートである。
【0069】まず、図2の基板処理装置111の基板搬
入搬出装置INDに未処理の複数の基板Wを収納するキ
ャリア20が搬入される。そして、基板処理装置111
の制御部51は、キャリア20に添付されたタグを読み
込む(ステップS71)。タグには、キャリア20に付
与されたキャリア識別子500〜599のいずれか1つ
と基板識別子01〜26とが表示されている。
【0070】次いで、制御部51は、予め図3の外部記
憶装置52に記憶されているジョブデータを制御部51
のメモリ上に読み込む(ステップS72)。なお、本実
施の形態においては、制御部51は、外部記憶装置52
に記憶されたジョブデータを読み込むこととしたが、こ
れに限らず、ホストコンピュータ110と通信し、記憶
装置120に予め記憶されているジョブデータを読み込
んでもよい。
【0071】次いで、制御部51は、キャリア20のタ
グに表示されるキャリア識別子と、読み込んだジョブデ
ータのジョブ識別子に関連付けられるキャリア識別子と
を比較し、キャリア識別子が一致するジョブデータを抽
出する(ステップS73)。
【0072】例えば、図5に示すように、キャリア20
のタグにキャリア識別子500が表示される場合、制御
部51は、予め外部記憶装置52に記憶されたジョブデ
ータのキャリア識別子と比較することにより、キャリア
識別子500を含むジョブデータを抽出する。この場合
のキャリア識別子500を含むジョブデータはジョブ識
別子400を含む。
【0073】ジョブデータが抽出されることにより、そ
のジョブデータに含まれるジョブ識別子に関連付けられ
たフローレシピ識別子が決定する。そして、後述するよ
うにフローレシピ識別子が決定することにより、基板処
理装置111に搬入された基板Wに対するフローレシピ
データが一義的に決定することとなる。
【0074】例えば、ジョブ識別子400を含むジョブ
データが抽出された場合、ジョブ識別子400に関連付
けられたフローレシピ識別子1が決定し、さらにフロー
レシピ識別子1に関連付けられたフローレシピデータが
一義的に決定する。
【0075】続いて、制御部51は、決定したフローレ
シピ識別子に関連付けられたフローレシピデータおよび
フローレシピデータに関連付けられた処理条件を予め図
1の記憶装置120に記憶された処理レシピの中から抽
出して読み込む。
【0076】すなわち、制御部51は、決定したフロー
レシピ識別子をホストコンピュータ110にLANケー
ブル140を介して送信する(ステップS74)。一
方、ホストコンピュータ110は、制御部51により送
信されたフローレシピ識別子を受信し、記憶装置120
に予め記憶されたフローレシピデータ群を読み込む(ス
テップS75)。ホストコンピュータ110は、フロー
レシピデータ群の各フローレシピデータに関連付けられ
たフローレシピ識別子と、受信したフローレシピ識別子
とを比較する。そして、ホストコンピュータ110は、
受信したフローレシピ識別子と一致するフローレシピ識
別子に関連付けられたフローレシピデータを抽出する
(ステップS76)。次いで、ホストコンピュータ11
0は、読み込んだ処理条件群の中から、抽出されたフロ
ーレシピデータの処理データに対応する処理条件を読み
込む(ステップS77)。
【0077】そして、ホストコンピュータ110は、フ
ローレシピ識別子、抽出されたフローレシピデータおよ
びそのフローレシピデータに対応する処理条件を制御部
51にLANケーブル140を介して送信する(ステッ
プS78)。
【0078】制御部51は、送信されたフローレシピ識
別子、抽出されたフローレシピデータおよびそのフロー
レシピデータに対応する処理条件を受信する(ステップ
S79)。そして、制御部51は、受信したフローレシ
ピ識別子、抽出されたフローレシピデータおよびそのフ
ローレシピデータに対応する処理条件をメモリに記憶す
る(ステップS80)。また、制御部51は、受信した
フローレシピデータの搬送先ユニットデータに基づい
て、受信した処理条件を処理ユニット部30のHPコン
トローラ31a〜31c、CPコントローラ32a〜3
2c、SCコントローラ33およびSDコントローラ3
4に送信する(ステップS81)。その後、処理ユニッ
ト部30において、未処理の基板Wの処理が、処理条件
に従って開始される。
【0079】例えば、制御部51が、フローレシピ識別
子1に関連付けられたフローレシピデータおよびそのフ
ローレシピデータに対応する処理条件を受信した場合、
抽出されたフローレシピデータの搬送先ユニットデータ
には、「IND」、「SC1」、「HP1」および「C
P1」が含まれるとする。ここで、制御部51は、図3
のSCコントローラ33に受信したSCライブラリ2の
格納位置SCL1の処理条件a1,b1,c1を送信
し、HP1コントローラ31aに受信したHPライブラ
リ4の格納位置HPL1の処理条件d1,e1を送信
し、CP1コントローラ32aに受信したCPライブラ
リ5の格納位置CPL1の処理条件f1,g1を送信す
る。これにより、SCコントローラ33が格納位置SC
L1の処理条件a1,b1,c1を実行させ、HP1コ
ントローラ31aが格納位置HPL1の処理条件d1,
e1を実行させ、CP1コントローラ32aが格納位置
CPL1の処理条件f1,g1を実行させる。これによ
り、フローレシピ識別子1に関連付けられたフローレシ
ピデータに対応する処理条件に従い基板Wの処理が行な
われる。
【0080】次いで、処理が施された基板Wは、移載ロ
ボット40により基板搬入搬出装置INDのキャリア2
0内に再び収納される。一方、処理ユニット部30のH
Pコントローラ31a〜31c、CPコントローラ32
a〜32c、SCコントローラ33およびSDコントロ
ーラ34は、処理ユニット部30を通過する基板Wの位
置および処理ユニット部30での処理結果を基板Wごと
に制御部51に随時送信する。制御部51は、処理ユニ
ット部30のHPコントローラ31a〜31c、CPコ
ントローラ32a〜32c、SCコントローラ33およ
びSDコントローラ34により送信される処理履歴を随
時受信する(ステップS82)。
【0081】そして、これらの処理履歴は、外部記憶装
置52に累積的に記憶される。制御部51は、処理を施
した基板Wがキャリア20に収納される際、累積的に記
憶された処理履歴を外部記憶装置52から読み出し、図
6に示すように、基板識別子に関連付ける(ステップS
83)。
【0082】なお、上記実施の形態においては、処理履
歴が外部記憶装置52に累積的に記憶されるとしたが、
これに限定されず、基板Wの処理中または処理後に処理
履歴がディスプレイ53に表示されるようにしてもよ
い。
【0083】次いで、制御部51は、ジョブ識別子、フ
ローレシピ識別子、キャリア識別子および基板識別子を
含むジョブデータと、その基板識別子に関連付けられた
処理履歴とをホストコンピュータ110にLANケーブ
ル140を介して送信する(ステップS84)。
【0084】一方、ホストコンピュータ110は、受信
したジョブ識別子、フローレシピ識別子、キャリア識別
子および基板識別子を含むジョブデータと、その基板識
別子に関連付けられた処理履歴とを記憶装置120に送
信する(ステップS85)。記憶装置120は、ジョブ
データおよび処理履歴を記憶する。
【0085】最後に、制御部51は、ジョブ識別子、フ
ローレシピ識別子、キャリア識別子および基板識別子を
含むジョブデータを外部記憶装置52に記憶させる(ス
テップS86)。そして、制御部51は、キャリア識別
子、基板識別子、フローレシピ識別子およびジョブ識別
子を含むジョブデータ、そのフローレシピ識別子に関連
付けられたフローレシピデータ、およびそのフローレシ
ピデータに対応する処理条件を制御部51のメモリから
消去する(ステップS87)。
【0086】なお、図1の他の基板処理装置112〜1
16が、基板処理装置111と同じ処理条件で処理を実
行したい場合、図1のホストコンピュータ110が、記
憶装置120に記憶されたジョブ識別子をLANケーブ
ル140を介して他の基板処理装置112〜116にダ
ウンロードする。
【0087】また、基板処理装置111〜116におい
て、、ジョブデータまたは処理レシピを修正する場合、
図1の記憶装置120に記憶されているジョブデータま
たは処理レシピを基板処理装置111〜116にダウン
ロードし、修正したジョブデータまたは処理レシピをL
ANケーブル140を介して記憶装置120にアップロ
ードしてもよい。
【0088】以上のことにより、記憶装置120または
外部記憶装置52にジョブ識別子、キャリア識別子、基
板識別子および処理レシピ識別子とを含むジョブデータ
が記憶される。基板Wを収納するキャリア20が搬入さ
れると、そのキャリア20に対応するキャリア識別子お
よび基板識別子が制御部51により検出される。制御部
51により検出されたキャリア識別子および基板識別子
に基づいて記憶装置120または外部記憶装置52から
該当するジョブデータが読み出され、処理ユニット部3
0の各コントローラに与えられる。それより、処理ユニ
ット部30において、ジョブデータに含まれるキャリア
識別子、基板識別子およびフローレシピ識別子に関連付
けられたフローレシピデータの処理条件に基づいて基板
Wに処理が行われる。
【0089】このように、キャリア識別子に基づいてジ
ョブデータが特定されるとともに、そのジョブデータに
含まれるキャリア識別子、基板識別子およびフローレシ
ピ識別子が特定され、フローレシピ識別子に関連付けら
れたフローレシピデータおよびフローレシピデータに対
応する処理条件が特定され、各基板Wに適切な処理が行
われる。したがって、作業者による処理レシピの指示誤
りによる処理不良の発生が防止される。
【0090】また、ジョブ識別子、キャリア識別子、基
板識別子およびフローレシピ識別子が関連付けられて記
憶されているので、記憶されたジョブデータを容易に再
利用することができる。したがって、他の基板Wに同一
の処理を行う場合に処理レシピを再度指定する必要がな
い。その結果、作業の効率化が図られる。
【0091】また、基板Wの処理結果が処理ユニット部
30によりジョブデータに含まれる基板識別子に関連付
けられて制御部51に与えられ、制御部51によりジョ
ブデータに関連付けられて処理履歴として記憶装置12
0に記憶される。それにより、基板Wごとの処理履歴を
ジョブ単位で追跡することができる。
【0092】さらに、制御部51またはホストコンピュ
ータ110によってジョブ識別子に基づいて記憶装置1
20に記憶されたジョブデータに関連付けられた処理履
歴を参照すること、または、記憶装置120および外部
記憶装置52に記憶されたジョブデータを読み出して修
正することができる。それにより、基板Wごとの処理履
歴を処理の実行中または処理の実行後にジョブ単位で容
易に参照すること、または、ジョブデータに含まれるキ
ャリア識別子または基板識別子を容易に修正してジョブ
データを他の基板Wの処理に容易に再利用することがで
きる。
【0093】また、ホストコンピュータ110によりジ
ョブ識別子に基づいて記憶装置120に記憶されたジョ
ブデータを他の基板処理装置112〜116に送信する
ことができる。それにより、ジョブデータを他の基板処
理装置112〜116において容易に再利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る基板処理装置を備えた基板
処理システムの構成の一例を示す模式図である。
【図2】図1の基板処理システムに含まれる基板処理装
置の一例を示す模式的斜視図である。
【図3】図2の基板処理装置の内部構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図4】処理レシピのデータ構造を示す説明図である。
【図5】ジョブデータの構造の一例を示す説明図であ
る。
【図6】基板に所定の処理を行った後に記憶装置に記憶
されるジョブデータおよび処理履歴の状態を示す模式図
である。
【図7】基板に所定の処理を行う場合の基板処理装置の
制御部および基板処理システムのホストコンピュータの
動作を示すフローチャートである。
【図8】基板に所定の処理を行う場合の基板処理装置の
制御部および基板処理システムのホストコンピュータの
動作を示すフローチャートである。
【図9】従来の基板処理装置の構成を示す模式的平面図
である。
【図10】従来の処理レシピのデータ構造を示す説明図
である。
【符号の説明】 W 基板 10 搬送ロボット 20 キャリア 30 処理ユニット 40 移載ロボット 50 メインコントローラ 51 制御部 52 外部記憶装置 53 ディスプレイ 54 入力装置 101 基板処理システム 110 ホストコンピュータ 111〜116 基板処理装置 120 記憶装置 140 LANケーブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 502J (72)発明者 濱田 哲也 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA01 CA02 CA05 EA16 JA49 MA24 MA26 PA04 5F046 AA28

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の処理を行う処理部と、 ジョブを識別するジョブ識別子と、基板を収納する基板
    収納容器を識別するための容器識別子と、前記基板収納
    容器に収納される基板を識別するための基板識別子と、
    処理手順および処理条件を規定する処理レシピとを関連
    付けてジョブデータとして記憶する記憶手段と、 搬入される基板収納容器に対応する容器識別子を検出す
    るための検出手段と、 前記検出手段により検出された容器識別子に基づいて前
    記記憶手段から該当するジョブデータを読み出して前記
    処理部に与える制御手段とを備え、 前記処理部は、前記制御手段により与えられたジョブデ
    ータに含まれる容器識別子、基板識別子および処理レシ
    ピに基づいて基板に処理を行うことを特徴とする基板処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理部は、与えられたジョブデータ
    に含まれる基板識別子に関連付けて基板の処理内容を前
    記制御手段に与え、 前記制御手段は、前記処理部により与えられた基板の処
    理結果をジョブデータに関連付けて処理履歴として前記
    記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載の
    基板処理装置。
  3. 【請求項3】 ジョブ識別子に基づいて前記記憶手段に
    記憶されたジョブデータに関連付けられた処理履歴を参
    照する履歴参照手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 ジョブ識別子に基づいて前記記憶手段に
    記憶されたジョブデータを読み出して修正するジョブデ
    ータ修正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 ジョブ識別子に基づいて前記記憶手段に
    記憶されたジョブデータを他の装置に送信するジョブデ
    ータ通信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 1または複数の基板処理装置と、 前記1または複数の基板処理装置にネットワークで介し
    て接続されるとともに前記1または複数の基板処理装置
    を統合管理する管理装置と、 前記管理装置または前記1または複数の基板処理装置に
    接続された記憶手段とを備え、 前記記憶手段は、ジョブを識別するジョブ識別子と、基
    板を収納する基板収納容器を識別するための容器識別子
    と、前記基板収納容器に収納される基板を識別するため
    の基板識別子、処理手順および処理条件を規定する処理
    レシピとを関連付けてジョブデータとして記憶し、 前記基板処理装置は、 基板に所定の処理を行う処理部と、 搬入される基板収納容器に対応する容器識別子を検出す
    るための検出手段と、 前記検出手段により検出された容器識別子に基づいて前
    記記憶手段から該当するジョブデータを読み出して前記
    処理部に与える制御手段とを備え、 前記処理部は、前記制御手段により与えられたジョブデ
    ータに含まれる容器識別子、基板識別子および処理レシ
    ピに基づいて基板に処理を行うことを特徴とする基板処
    理システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータ読取可能な基板処理プログ
    ラムであって、 ジョブを識別するジョブ識別子と、基板を収納する基板
    収納容器を識別するための容器識別子と、前記基板収納
    容器に収納される基板を識別するための基板識別子、処
    理手順および処理条件を規定する処理レシピとを関連付
    けてジョブデータとして記憶する処理と、 搬入される基板収納容器に対応する容器識別子を検出す
    る処理と、 前記検出された容器識別子に基づいて前記記憶されたジ
    ョブデータから該当するジョブデータを抽出する処理
    と、 前記抽出されたジョブデータに含まれる容器識別子、基
    板識別子および処理レシピに基づいて基板の処理を指示
    する処理とを、前記コンピュータに実行させることを特
    徴とする基板処理プログラム。
  8. 【請求項8】 基板に所定の処理を行う処理部を備えた
    基板処理装置の動作を規定するジョブデータのデータ構
    造であって、 ジョブを識別するジョブ識別子と、 基板を収納する基板収納容器を識別するための容器識別
    子と、 前記基板収納容器に収納される基板を識別するための基
    板識別子と、処理手順および処理条件を規定する処理レ
    シピとを含み、 前記ジョブ識別子、前記容器識別子、前記基板識別子お
    よび前記処理レシピがジョブごとに相互に関連付けられ
    たことを特徴とするジョブデータのデータ構造。
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