JP4388563B2 - 基板の処理方法、基板処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の処理方法、基板処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程におけるフォトリソグラフィー工程は、通常塗布現像処理装置を用いて行われている。塗布現像処理装置は、例えば基板を搬入出するためのカセットステーションと、レジスト塗布処理、現像処理及び熱処理等の各種処理を行う複数の処理ユニットが配置された処理ステーションと、隣接する露光処理ユニットと処理ステーションとの間で基板の受け渡しを行うためのインターフェイスステーションを備えている。また、塗布現像処理装置は、上記各ステーション間や処理ユニット間において基板を搬送する複数の基板搬送装置を備えている。
そして、上記塗布現像処理装置では、複数枚の基板が所定の処理レシピに従って枚様式に処理される。例えばカセットステーションのカセットに収容されている複数枚の基板が処理ステーションに順次搬送され、処理ステーションの各処理ユニットにおいて各基板に対してレジスト塗布処理、熱処理などの所定の処理が順に施される。その後、各基板は、インターフェイスステーションを介して露光処理ユニットに順次搬送され、露光処理された後、再び処理ステーションに戻され、各処理ユニットにおいて現像処理などの所定の処理が施される。その後、各基板は、処理ステーションからカセットステーションに順次戻され、元のカセットに収容される。
ところで、上記塗布現像処理装置において、例えば稼動中の処理ユニットに故障などのトラブルが発生した場合には、塗布現像処理装置の動作を停止させ電源を切って、故障した処理ユニットを修復させる必要がある。この際、塗布現像処理装置内には、多くの基板が残っている。これらの基板については、塗布現像処理装置を正常状態に戻して通常の基板処理を再開するために、例えば作業員の回収動作の操作によりカセットステーションに回収するようにしていた。そして、回収された基板を無駄にしないために、例えば回収した基板を未処理の工程を行う処理ユニットに搬送して、残りの処理を行うことが提案されている(特許文献1参照)。
特願平9-17838号公報
通常、塗布現像処理装置における基板の搬送は、処理レシピに従って基板の搬送順路を定めた搬送レシピに従って行われている。この搬送レシピは、通常塗布現像処理装置の制御部に設定されている。
上述したように塗布現像処理装置においてトラブル発生後に回収した基板を処理レシピの途中から処理するには、残りの処理を行う処理ユニットに基板を順次搬送する必要がある。このため、回収基板に対する新たな搬送レシピが必要になる。しかし、塗布現像処理装置で回収された基板は、各基板毎に処理済段階が異なるため、例えば各基板毎に搬送レシピを作成し、各基板毎にその搬送レシピを実行する必要がある。このため、搬送レシピの作成に時間がかかり、また搬送レシピを実行するための制御も複雑になる。この結果、一旦回収した基板を処理レシピの途中から再開することは現実的には難しかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、塗布現像処理装置などの基板処理装置において、トラブルが発生した時に基板処理装置内にあった基板の残りの処理を早期になおかつ簡単な制御で行うことをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、複数枚の基板を収容する基板収容部と、基板に対し各種処理を行う複数の処理ユニットを有する基板処理装置において、基板収容部内の複数の基板を搬送レシピに従って所定の複数の処理ユニットに順次搬送して所定の処理レシピの基板処理を行う、基板の処理方法であって、トラブルが発生して基板処理装置の動作が停止された際に、そのときの基板処理装置内にある基板の位置と処理状況の基板情報を記憶する工程と、その後、基板処理装置の電源が切られ、その後基板処理装置が再起動された際に、基板処理装置内にある前記基板を基板収容部内に回収する工程と、その後、前記基板収容部内の基板を、トラブル発生前と同じ搬送レシピに従って前記所定の複数の処理ユニットに順次搬送し、前記基板情報に基づいて既に処理の終了している処理ユニットでは当該基板の処理を行わず、未だ処理の行われていない処理ユニットでは当該基板の処理を行って、前記所定の処理レシピの残りの基板処理を行う工程と、を有し、前記基板情報に基づいて、トラブル発生時に既に前記所定の処理レシピの処理を終了していた基板と、処理ユニットにおいて処理中であった基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように設定され、前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように設定されている基板の中から、前記搬送を行う基板を選択でき、トラブル発生時に処理ユニットにおいて処理中であった基板が選択され、前記搬送を行う際には、当該基板が検査ユニットに搬送されて基板の処理状態が検査された後、前記所定の複数の処理ユニットに順次搬送され、前記検査結果に基づいて、前記搬送を行う際の処理ユニットにおける処理条件を変更することを特徴とする。なお、「トラブル」には、基板処理装置内の各種諸元が故障した場合のみならず、基板処理装置内で行われる基板処理が適正に行われていないような場合をも含まれる。
本発明によれば、トラブル発生時に基板の位置や処理状況の基板情報を記憶しておき、トラブル時に基板処理装置内にあった基板を基板収容部に回収した後に、当該基板情報に基づいて、同じ搬送レシピで基板の搬送を行う。そして、トラブル発生時に既に処理を終了していた処理ユニットでは基板の処理を行わず、未だ処理が行われていない処理ユニットでは基板の処理を行って、所定の処理レシピの残りの処理を行う。こうすることにより、トラブル発生時に基板処理装置内にあった基板の残りの処理を行う際に、同じ搬送レシピを用いて行うことができるので、各基板の搬送レシピの作成のための時間がかからず、また、各基板について搬送レシピを実行するための制御が簡単になる。したがって、トラブルが発生した時に基板処理装置内にあった基板の残りの処理を早期に行い、また簡単な制御で行うことができる。
前記基板処理装置は、基板のフォトリソグラフィー処理を行う装置であって、露光処理前に基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニットと、露光処理後に基板を現像処理する現像処理ユニットを少なくとも有し、前記基板処理装置に隣接する露光処理ユニットとの間で基板を受け渡し可能であり、トラブル発生時に露光処理ユニット内にあった基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように設定されていてもよい。
基板処理装置の表示部に、前記基板情報を表示するようにしてもよい。
前記基板処理装置は、基板のフォトリソグラフィー処理を行う装置であって、露光処理前に基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニットと、露光処理後に基板を現像処理する現像処理ユニットを少なくとも有し、前記基板処理装置に隣接する露光処理ユニットとの間で基板を受け渡し可能であり、トラブル発生時に既に露光処理を終了していた基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行う際に露光処理ユニットを迂回して搬送されるようにしてもよい。
別の観点による本発明は、複数枚の基板を収容する基板収容部と、基板に対し各種処理を行う複数の処理ユニットを有し、基板収容部内の複数の基板を搬送レシピに従って所定の複数の処理ユニットに順次搬送して所定の処理レシピの基板処理を行う基板処理装置であって、トラブルが発生して基板処理装置の動作が停止された際に、そのときの基板処理装置内にある基板の位置と処理状況の基板情報を記憶し、基板処理装置が再起動された際に、基板処理装置内にある前記基板を基板収容部内に回収し、前記基板収容部内の基板を、トラブル発生前と同じ搬送レシピに従って前記所定の複数の処理ユニットに順次搬送し、前記基板情報に基づいて既に処理の終了している処理ユニットでは当該基板の処理を行わず、未だ処理の行われていない処理ユニットでは当該基板の処理を行って、前記所定の処理レシピの残りの基板処理を行うように制御する制御部を有し、前記基板情報に基づいて、トラブル発生時に既に前記所定の処理レシピの処理を終了していた基板と、処理ユニットにおいて処理中であった基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように前記制御部に設定され、前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように設定されている基板の中から、前記搬送を行う基板を選択でき、トラブル発生時に処理ユニットにおいて処理中であった基板が選択され、前記搬送を行う際には、前記制御部により当該基板が検査ユニットに搬送されて基板の処理状態が検査された後、基板が前記所定の複数の処理ユニットに順次搬送され、前記制御部により、前記検査結果に基づいて、前記搬送を行う際の処理ユニットにおける処理条件が変更されることを特徴とする。
前記基板処理装置は、基板のフォトリソグラフィー処理を行う装置であって、露光処理前に基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニットと、露光処理後に基板を現像処理する現像処理ユニットを少なくとも有し、前記基板処理装置に隣接する露光処理ユニットとの間で基板を受け渡し可能であり、トラブル発生時に露光処理ユニット内にあった基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように前記制御部に設定されていてもよい。
前記基板処理装置は、前記基板情報を表示する表示部をさらに有するようにしてもよい。
前記基板処理装置は、基板のフォトリソグラフィー処理を行う装置であって、露光処理前に基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニットと、露光処理後に基板を現像処理する現像処理ユニットを少なくとも有し、前記基板処理装置に隣接する露光処理ユニットとの間で基板を受け渡し可能であり、前記制御部により、トラブル発生時に既に露光処理を終了していた基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送の際に露光処理ユニットを迂回して搬送されるようにしてもよい。
別の観点による本発明は、上記基板の処理方法を基板処理装置によって実行させるために、当該基板処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
本発明によれば、トラブルが発生した時に基板処理装置内にあった基板の残りの処理を適正に行うことができるので、無駄になる基板が減少し、基板の生産性を向上できる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明にかかる基板の処理方法が実現される基板処理装置としての塗布現像処理装置1の構成の概略を示す平面図であり、図2は、塗布現像処理装置1の正面図であり、図3は、塗布現像処理装置1の背面図である。
塗布現像処理装置1は、図1に示すように例えば外部から塗布現像処理装置1に対して複数枚のウェハWをカセット単位で搬入出するためのカセットステーション2と、フォトリソグラフィー工程の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理ユニットを備えた処理ステーション3と、処理ステーション3に隣接する露光処理ユニット4との間でウェハWの受け渡しを行うインターフェイスステーション5とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には、カセット載置台10が設けられ、当該カセット載置台10には、複数の基板収容部としてのカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置できる。カセットC内には、上下方向に配列する複数のスロットが形成されており、各スロットにウェハWを挿入することによって複数枚のウェハWを収容できる。カセットステーション2には、搬送路11上をX方向に沿って移動可能なウェハ搬送装置12が設けられている。ウェハ搬送装置12は、カセットCに収容されたウェハWの配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、カセットC内の複数枚のウェハWに対して選択的にアクセスできる。またウェハ搬送装置12は、鉛直方向の軸周り(θ方向)に回転可能であり、後述する処理ステーション3の第3の処理ユニット群G3の各処理ユニットに対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
処理ステーション3は、複数の処理ユニットが多段に配置された、例えば5つの処理ユニット群G1〜G5を備えている。処理ステーション3のX方向負方向(図1中の下方向)側には、カセットステーション2側からインターフェイスステーション5側に向けて第1の処理ユニット群G1と、第2の処理ユニット群G2が順に配置されている。処理ステーション3のX方向正方向(図1中の上方向)側には、カセットステーション2側からインターフェイスステーション5側に向けて第3の処理ユニット群G3、第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5が順に配置されている。第3の処理ユニット群G3と第4の処理ユニット群G4の間には、第1の搬送装置20が設けられている。第1の搬送装置20は、第1の処理ユニット群G1、第3の処理ユニット群G3及び第4の処理ユニット群G4内の各処理ユニットに対し選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。第4の処理ユニット群G4と第5の処理ユニット群G5の間には、第2の搬送装置21が設けられている。第2の搬送装置21は、第2の処理ユニット群G2、第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5内の各処理ユニットに対して選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
図2に示すように第1の処理ユニット群G1には、ウェハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理ユニット、例えばウェハW上にレジスト液を塗布するレジスト塗布ユニット30〜34が下から順に5段に重ねられている。第2の処理ユニット群G2には、液処理ユニット、例えばウェハWに現像液を供給して現像処理する現像処理ユニット40〜44が下から順に5段に重ねられている。また、第1の処理ユニット群G1及び第2の処理ユニット群G2の最下段には、各処理ユニット群G1、G2内の前記液処理ユニットに各種処理液を供給するためのケミカル室50、51がそれぞれ設けられている。
例えば図3に示すように第3の処理ユニット群G3には、ウェハWの加熱と冷却を行う熱処理ユニット60、ウェハWの受け渡しを行うためのトランジションユニット61、及びウェハWの加熱と冷却を行う熱処理ユニット62〜68が下から順に9段に重ねられている。
第4の処理ユニット群G4では、ウェハWを熱処理する複数の熱処理ユニット、例えばレジスト塗布処理後にウェハWを加熱処理するプリベークユニット70〜74及び現像処理後にウェハWを加熱処理するポストベークユニット75〜79が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理ユニット群G5では、ウェハWを熱処理する複数の熱処理ユニット、例えば露光後にウェハWを加熱処理する露光後ベークユニット80〜89が下から順に10段に重ねられている。なお、上記プリベークユニット70〜74、ポストベークユニット75〜79及び露光後ベークユニット84〜89は、例えばウェハWを載置する加熱板と冷却板を有し、加熱と冷却の両方を行うことができる。
図1に示すように第1の搬送装置20のX方向正方向側には、複数の処理ユニットが配置されており、例えば図3に示すようにウェハWを疎水化処理するためのアドヒージョンユニット90、91が下から順に2段に重ねられている。図1に示すように第2の搬送装置21のX方向正方向側には、例えばウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光処理ユニット92が配置されている。
インターフェイスステーション5には、例えば図1に示すようにX方向に延伸する搬送路100上を移動するウェハ搬送装置101と、バッファカセット102が設けられている。ウェハ搬送装置101は、Z方向に移動可能でかつθ方向にも回転可能であり、インターフェイスステーション5に隣接した露光処理ユニット4と、バッファカセット102及び第5の処理ユニット群G5の各処理ユニットに対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
塗布現像処理装置1の動作や上述の各種処理ユニット、搬送装置の動作は、例えば図1に示す制御部120により制御されている。制御部120は、例えばCPUやメモリなどを備えたコンピュータにより構成され、例えばメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、塗布現像処理装置1における本実施の形態にかかるウェハの処理方法を実現できる。当該ウェハの処理方法を実現するための各種プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なCDなどの記憶媒体Nに記憶されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部120にインストールされたものが用いられている。
例えば制御部120により、塗布現像処理装置1におけるウェハ処理とウェハ搬送が制御されている。制御部120には、例えばロット毎にウェハWの処理レシピが設定されている。また、制御部120には、例えばその処理レシピに対応したウェハWの搬送レシピが設定されており、当該搬送レシピに従ってウェハWを搬送してウェハの処理が行われている。
本実施の形態においては、例えば制御部120には、図4に示すようにアドヒージョン処理S1、レジスト塗布処理S2、プリベーキング処理S3、周辺露光処理S4、露光処理S5、露光後ベーク処理S6、現像処理S7及びポストベーク処理S8の順にウェハWを処理する処理レシピPが設定されている。
また、制御部120には、処理レシピPに従って例えば図5に示すようにカセットからアドヒージョンユニット、レジスト塗布ユニット、プリベーキングユニット、周辺露光処理ユニット、露光処理ユニット、露光後ベークユニット、現像処理ユニット、ポストベークユニット、カセットの順にウェハWを搬送する搬送レシピHが設定されている。
次に、以上のように構成された塗布現像処理装置1で行われる本実施の形態にかかるウェハの処理方法について説明する。
塗布現像処理装置1では、ロット単位の例えば25枚のウェハWが収容されたカセットCがカセットステーション2にセットされると、例えばカセットCの25枚のウェハWが図5に示した搬送レシピHに従って処理ステーション3の各処理ユニットと露光処理ユニット4に順次搬送されて、各ウェハWに対し図4に示した処理レシピPのウェハ処理が行われる。25枚のウェハWは、連続して搬送されるので、塗布現像処理装置1内では、同時期に複数枚のウェハWが処理される。
図6は、塗布現像処理装置1にトラブルが発生した際のウェハの処理フローを示す。塗布現像処理装置1においてトラブルが発生した場合には、直ちにアラームが発せられ、塗布現像処理装置1の動作が停止される(図6の工程Q1)。このとき、塗布現像処理装置1内にある各ウェハWの位置と処理状況を示すウェハ情報Iが例えば制御部120により把握され、そのウェハ情報Iが例えば制御部120の記憶部に記憶される(図6の工程Q2)。ウェハ情報Iの各ウェハWの位置情報については、各ウェハWが搬送レシピH上のどの位置にあるのか、つまりどの処理ユニット内に搬入されているのか、或いはどの処理ユニットと処理ユニットの間の搬送途中にあるのかが把握され、記憶される。また、ウェハ情報Iの各ウェハWの処理状況情報については、ウェハWが搬入している処理ユニットにおいて、処理開始前であるのか、処理途中であるのか、或いは処理が既に終了しているのかが把握され、記憶される。
例えば図7に示すような場合には、ウェハW1は、処理レシピPを終了しカセットC内に位置し、ウェハW2は、ポストベークユニット内に位置し、ポストベークの処理中である。また、ウェハW3は、現像処理ユニットとポストベークユニットの間に位置し、ウェハW4は、露光後ベークユニット内に位置する。このウェハW4は、例えば露光後ベーク処理の開始前の状態にある。ウェハW5は、露光処理ユニット内にあり、露光処理の途中である。ウェハW6は、プリベーキングユニットと周辺露光処理ユニットの間に位置し、ウェハW7は、レジスト塗布ユニット内に位置し、レジスト塗布処理中である。ウェハW8は、例えばアドヒージョンユニット内にあり、アドヒージョン処理が終了している。ウェハW9以降(ウェハW9〜ウェハW25)は、未処理の状態でカセットC内に位置している。これらのウェハW1〜W25のウェハ情報Iが制御部120に記憶される。
次に、塗布現像処理装置1の電源が切られ(シャットダウン)(図6の工程Q3)、例えば作業員等によってトラブルが解消される。その後塗布現像処理装置1の電源がONされ、再起動される(図6の工程Q4)。その後、塗布現像処理装置1内にあるウェハWと上述の制御部120に記憶されているウェハ情報Iが関連づけられる(図6の工程Q5)。これによって、制御部120において、塗布現像処理装置1内にある各ウェハWの位置や処理状況が再認識される。
次に、塗布現像処理装置1内にある総てのウェハWが例えば搬送装置12、20、21、101を用いてカセットステーション2のカセットCに戻され回収される(図6の工程Q6)。このとき、各ウェハWは、例えば未処理時に収容されていた同じカセットCの同じスロットに回収される。
次に、カセットC内の25枚のウェハWのうちの所定のウェハが図5に示した同じ搬送レシピHに従って処理ステーション3の各処理ユニットと露光処理ユニット4に所定の順に搬送され、各ウェハの残りの処理が行われる(図6の工程Q7)。このとき、ウェハ情報Iに基づいて、例えばトラブル発生時にいずれかの処理ユニット内にあり、当該処理ユニットで処理中であったウェハWと、トラブル発生時に既に処理レシピPを終了していたウェハWについては、カセットCから搬出されないように設定されている。図7に示した例では、例えば処理レシピPが終了しているウェハW1と、処理ユニット内で処理中であったウェハW2、ウェハW5、ウェハW7が搬送されないように設定されており、それ以外のウェハW3、ウェハW4、ウェハW6、ウェハW8及びウェハW9〜ウェハW25が搬送される。
カセットCから搬出されたウェハWは、搬送レシピHに従って処理ステーション3の各処理ユニットと露光処理ユニット4に所定の順で搬送され、既に処理の終了している処理ユニットに搬送されたときには処理が行われず、未だ処理が行われていない処理ユニットに搬送されたときには、処理が行われる。つまりウェハWは、既に処理の終了している処理ユニットにも搬送レシピHの通りに搬入され、処理を行わずに搬出される。
例えばトラブル発生時に現像処理ユニットとポストベークユニットの間で搬送中であったウェハW3については、図8に示すようにアドヒージョンユニット、レジスト塗布ユニット、プリベーキングユニット、周辺露光処理ユニット、露光処理ユニット、露光後ベークユニット、現像処理ユニットでは処理が行われず通過し、ポストベークユニットでポストベーク処理が行われて、カセットCに戻される。また、トラブル発生時に露光後ベークユニットの処理開始前の状態にあったウェハW4については、図9に示すようにアドヒージョンユニット、レジスト塗布ユニット、プリベーキングユニット、周辺露光処理ユニット、露光処理ユニットでは処理が行われず通過し、露光後ベークユニット、現像処理ユニット、ポストベークユニットでは処理が行われて、カセットCに戻される。
トラブル発生時にプリベーキングユニットと周辺露光処理ユニットの間で搬送中であったウェハW6については、図10に示すようにアドヒージョンユニット、レジスト塗布ユニット、プリベーキングユニットでは処理が行われず通過し、周辺露光処理ユニット、露光処理ユニット、露光後ベークユニット、現像処理ユニット、ポストベークユニットで処理が行われて、カセットCに戻される。また、例えばウェハW9〜W25については総ての処理ユニットで処理が行われて、カセットCに戻される。こうして、カセットCから搬出された各ウェハWは、トラブル発生により行われていなかった処理レシピPの残りの処理を行って、元のカセットCに戻される。
総てのウェハW1〜W25がカセットCに戻されると、このロットの処理が終了する。その後、例えば次のカセット内の次のロットの通常のウェハ処理が開始される。
以上の実施の形態によれば、トラブルが発生した時の塗布現像処理装置1内の各ウェハWのウェハ情報Iを記憶する。そして、塗布現像処理装置1の再起動後、総てのウェハWをカセットCに回収し、そのカセットCのウェハWをトラブル発生前と同じ搬送レシピHを用いて搬送する。このときウェハ情報Iに基づいて、各ウェハWについて既に処理が終了している処理ユニットでは、処理を行わず、処理が行われていない処理ユニットでは処理を行って、処理レシピPの残りの処理を行う。かかる場合、トラブル発生前と同じ搬送レシピHを用いて、各ウェハWの処理の続きを行うことができるので、トラブル発生時に各ウェハWについての搬送レシピを新たに作成する必要がなく、直ちに各ウェハWの残りの処理を開始できる。また、総てのウェハWについて搬送レシピHが同じなので、搬送制御が簡単になる。したがって、トラブル発生時に塗布現像処理装置1内にあるウェハWの残りの処理を、早期になおかつ簡単な制御で行うことができる。
以上の実施の形態によれば、トラブル発生時に既に処理レシピPを終了していたウェハWを、カセットCから搬出するウェハWから除いたので、処理の不要なウェハWの搬送をやめて、搬送されるウェハWの数を減らして、ウェハ処理のスループットを上げることができる。
トラブル発生時に処理ユニットにおいて処理中であったウェハWは、再処理しても適正な処理結果が得られるか不確かである。上記実施の形態では、かかるウェハWを、搬送されるウェハWから除いたので、確実に適正な処理結果が得られるウェハWのみを搬送して、ウェハWの歩留まりを向上できる。また、ウェハWの搬送枚数が減るので、ウェハ処理のスループットを上げることができる。
以上の実施の形態において、トラブル発生時に露光処理ユニット4内にあったウェハWについても、カセットCから搬出するウェハWから除いてもよい。露光処理ユニット4は、塗布現像処理装置1と別の装置であり、例えば塗布現像処理装置1側から露光処理ユニット4内の処理状況が正確に把握できない場合がある。つまり、露光処理が開始される前であったのか、露光処理中であったのか、露光処理が終了していたのかが正確に分からない場合がある。したがって、トラブル発生時に露光処理ユニット4内にあったウェハWを、搬送されるウェハWから除くことにより、処理状況が不確実なウェハを搬送せずに、最終的な処理結果が予測できるウェハのみを処理できる。これによって、ウェハWの処理結果が安定するので、ウェハWの歩留まりを向上できる。また、搬送されるウェハWの枚数が減るので、ウェハ処理のスループットを上げることができる。
フォトリソグラフィー工程にて使用する薬液によっては、プロセス管理(例えば時間管理)が必要なものもある。例えば化学増幅型レジストを用いた場合、露光終了後から露光後ベーク開始までの時間管理が重要である。このようなレジストを薬液として用いた処理レシピにおいて、トラブル発生時に露光処理ユニット4から露光後ベークユニットまでの間にウェハWがあった場合は、トラブル解消後に経過時間を算出し、許容時間を越えている場合には、当該ウェハWを、搬送されるウェハから除いてもよい。こうすることによって、ウェハWの処理結果が安定するので、ウェハWの歩留まりを向上できる。また、搬送されるウェハWの枚数が減るので、ウェハ処理のスループットを上げることができる。
上記実施の形態において、トラブル発生時に所定の条件にあったウェハWについては、トラブル解消後にカセットCから再搬送しないように設定したが、これらのウェハWについての再搬送を選択できるようにしてもよい。かかる場合、例えば図11に示すように塗布現像処理装置1にウェハ情報Iを表示する表示部130を設けてもよい。表示部130には、例えばタッチスクリーンが用いられる。例えば図12に示すように表示部130の表示画面130aには、25枚の各ウェハWについてトラブル発生時の位置と処理状況(ウェハ情報I)が表示される。また表示画面に130aには、例えば再搬送を行わない設定のウェハWについての搬送選択欄が設けられる。
そして、トラブル発生後、ウェハWがカセットCに回収された後に、表示部130にウェハ情報Iが表示される。例えば装置ユーザがそのウェハ情報Iに基づいて、再搬送しない設定のウェハWの中から再搬送を行うウェハWを選択する。選択されたウェハWは、他の再搬送する設定のウェハWと共に搬送される。かかる場合、例えば再搬送の処理により適正な処理結果が得られるウェハWについては、装置ユーザの判断で再搬送することができるので、例えばウェハの無駄を減らすことができる。
前記例において、例えばトラブル発生時に処理ユニット内において処理中であったウェハWが選択された場合には、当該ウェハWを検査ユニットに搬送し処理状態を検査した後に、各処理ユニットに搬送してもよい。かかる場合、例えば図13に示すように塗布現像処理装置1のカセットステーション2にマクロ欠陥ユニットや膜厚測定ユニット、線幅測定ユニットなどの検査ユニット140が設けられる。そして、トラブル発生時に処理中であったウェハWが選択され、再搬送される際には、先ずウェハWがカセットCから検査ユニット140に搬送され、ウェハWの処理状態が検査される。この検査結果は、例えば制御部120に出力される。制御部120では、例えばその検査結果に基づいて、途中で中断していた処理の残りの処理を行うための処理条件が算出される。例えば中断前の処理と再開後の処理を合わせて所望の処理結果が得られるような処理条件が算出される。例えば中断時にポストベーク処理中であったウェハW2については、ポストベークユニットにおける残りの加熱時間や加熱温度の処理条件が算出される。そして、制御部120により、残りの処理が行われ処理ユニットに対し新しい処理条件が設定される。ウェハWは、その新しい処理条件で処理される。こうすることによって、トラブル発生時に処理中であったウェハWについても最終的に所望の処理結果を得ることができる。
以上の実施の形態において、トラブル発生時に既に露光処理を終了していたウェハについては、カセットCから再搬送される際に露光処理ユニットを迂回して搬送してもよい。この場合、かかるウェハWは、図14に示すように周辺露光処理ユニットの次に露光後ベーキングユニットに搬送される。露光処理ユニットへの搬入出は、時間がかかるので、これを迂回することにより、ウェハWのトータルの処理時間を短縮できる。これによりウェハ処理のスループットを向上できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば本実施の形態で記載した塗布現像処理装置1内における処理ユニットの種類、数、配置は、これに限られるものではない。また、本実施の形態で記載した処理レシピPや搬送レシピHも、これに限られるものではない。本発明は、塗布現像処理装置1に限られず、例えばエッチング装置、成膜装置、洗浄装置などの他の基板処理装置にも適用できる。さらに、本発明は、半導体ウェハ以外に、FPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板処理装置にも適用できる。
本発明によれば、トラブルが発生したときに基板処理装置内にある基板を、早期に簡単な制御で再処理する際に有用である。
塗布現像処理装置の概略を示す平面図である。 図1の塗布現像処理装置の正面図である。 図1の塗布現像処理装置の背面図である。 処理レシピの一例を示す説明図である。 搬送レシピの一例を示す説明図である。 本実施の形態にかかるウェハの処理方法のフロー図である。 トラブル発生時に各ウェハの位置を示す説明図である。 再搬送されるウェハの各処理ユニットにおける処理の有無を示す説明図である。 再搬送されるウェハの各処理ユニットにおける処理の有無を示す説明図である。 再搬送されるウェハの各処理ユニットにおける処理の有無を示す説明図である。 表示部を設けた塗布現像処理装置の正面図である。 表示画面の一例を示す説明図である。 検査ユニットを設けた塗布現像処理装置の概略を示す平面図である。 露光処理ユニットを迂回する際のウェハの搬送ルートを示す説明図である。
符号の説明
1 塗布現像処理装置
2 カセットステーション
3 処理ステーション
4 露光処理ユニット
120 制御部
I ウェハ情報
W ウェハ
C カセット

Claims (9)

  1. 複数枚の基板を収容する基板収容部と、基板に対し各種処理を行う複数の処理ユニットを有する基板処理装置において、基板収容部内の複数の基板を搬送レシピに従って所定の複数の処理ユニットに順次搬送して所定の処理レシピの基板処理を行う、基板の処理方法であって、
    トラブルが発生して基板処理装置の動作が停止された際に、そのときの基板処理装置内にある基板の位置と処理状況の基板情報を記憶する工程と、
    その後基板処理装置の電源が切られ、その後基板処理装置が再起動された際に、基板処理装置内にある前記基板を基板収容部内に回収する工程と、
    その後、前記基板収容部内の基板を、トラブル発生前と同じ搬送レシピに従って前記所定の複数の処理ユニットに順次搬送し、前記基板情報に基づいて既に処理の終了している処理ユニットでは当該基板の処理を行わず、未だ処理の行われていない処理ユニットでは当該基板の処理を行って、前記所定の処理レシピの残りの基板処理を行う工程と、を有し、
    前記基板情報に基づいて、トラブル発生時に既に前記所定の処理レシピの処理を終了していた基板と、処理ユニットにおいて処理中であった基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように設定され、
    前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように設定されている基板の中から、前記搬送を行う基板を選択でき、
    トラブル発生時に処理ユニットにおいて処理中であった基板が選択され、前記搬送を行う際には、当該基板が検査ユニットに搬送されて基板の処理状態が検査された後、前記所定の複数の処理ユニットに順次搬送され、
    前記検査結果に基づいて、前記搬送を行う際の処理ユニットにおける処理条件を変更することを特徴とする、基板の処理方法。
  2. 前記基板処理装置は、基板のフォトリソグラフィー処理を行う装置であって、露光処理前に基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニットと、露光処理後に基板を現像処理する現像処理ユニットを少なくとも有し、前記基板処理装置に隣接する露光処理ユニットとの間で基板を受け渡し可能であり、
    トラブル発生時に露光処理ユニット内にあった基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の基板の処理方法。
  3. 基板処理装置の表示部に、前記基板情報を表示することを特徴とする、請求項1又は2に記載の基板の処理方法。
  4. 前記基板処理装置は、基板のフォトリソグラフィー処理を行う装置であって、露光処理前に基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニットと、露光処理後に基板を現像処理する現像処理ユニットを少なくとも有し、前記基板処理装置に隣接する露光処理ユニットとの間で基板を受け渡し可能であり、
    トラブル発生時に既に露光処理を終了していた基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行う際に露光処理ユニットを迂回して搬送されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の基板の処理方法。
  5. 複数枚の基板を収容する基板収容部と、基板に対し各種処理を行う複数の処理ユニットを有し、基板収容部内の複数の基板を搬送レシピに従って所定の複数の処理ユニットに順次搬送して所定の処理レシピの基板処理を行う基板処理装置であって、
    トラブルが発生して基板処理装置の動作が停止された際に、そのときの基板処理装置内にある基板の位置と処理状況の基板情報を記憶し、基板処理装置が再起動された際に、基板処理装置内にある前記基板を基板収容部内に回収し、前記基板収容部内の基板を、トラブル発生前と同じ搬送レシピに従って前記所定の複数の処理ユニットに順次搬送し、前記基板情報に基づいて既に処理の終了している処理ユニットでは当該基板の処理を行わず、未だ処理の行われていない処理ユニットでは当該基板の処理を行って、前記所定の処理レシピの残りの基板処理を行うように制御する制御部を有し、
    前記基板情報に基づいて、トラブル発生時に既に前記所定の処理レシピの処理を終了していた基板と、処理ユニットにおいて処理中であった基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように前記制御部に設定され、
    前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように設定されている基板の中から、前記搬送を行う基板を選択でき、
    トラブル発生時に処理ユニットにおいて処理中であった基板が選択され、前記搬送を行う際には、前記制御部により当該基板が検査ユニットに搬送されて基板の処理状態が検査された後、基板が前記所定の複数の処理ユニットに順次搬送され、
    前記制御部により、前記検査結果に基づいて、前記搬送を行う際の処理ユニットにおける処理条件が変更されることを特徴とする、基板処理装置。
  6. 前記基板処理装置は、基板のフォトリソグラフィー処理を行う装置であって、露光処理前に基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニットと、露光処理後に基板を現像処理する現像処理ユニットを少なくとも有し、前記基板処理装置に隣接する露光処理ユニットとの間で基板を受け渡し可能であり、
    トラブル発生時に露光処理ユニット内にあった基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送を行わないように前記制御部に設定されていることを特徴とする、請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記基板情報を表示する表示部をさらに有することを特徴とする、請求項5又は6に記載の基板処理装置。
  8. 前記基板処理装置は、基板のフォトリソグラフィー処理を行う装置であって、露光処理前に基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニットと、露光処理後に基板を現像処理する現像処理ユニットを少なくとも有し、前記基板処理装置に隣接する露光処理ユニットとの間で基板を受け渡し可能であり、
    前記制御部により、トラブル発生時に既に露光処理を終了していた基板は、前記基板回収後の前記基板収容部から前記所定の複数の処理ユニットへの前記搬送の際に露光処理ユニットを迂回して搬送されることを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の基板処理装置。
  9. 請求項1〜4のいずれかに記載の基板の処理方法を基板処理装置によって実行させるために、当該基板処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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