JP2002329770A - 基板検出装置、基板処理装置及びその運転方法。 - Google Patents

基板検出装置、基板処理装置及びその運転方法。

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JP2002329770A JP2001135104A JP2001135104A JP2002329770A JP 2002329770 A JP2002329770 A JP 2002329770A JP 2001135104 A JP2001135104 A JP 2001135104A JP 2001135104 A JP2001135104 A JP 2001135104A JP 2002329770 A JP2002329770 A JP 2002329770A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基板の反りが大きい場合にも、プレート上の
基板の有無を確実に検知できるようにすることである。 【解決手段】 基板検出装置において、載置台から基板
までの距離を検出するセンサ151と、センサの出力を
それぞれ異なる閾値x1,x2で評価する第1及び第2
比較手段153a,153bと、第1及び第2比較手段
の出力に基づいて基板の有無を評価する評価手段152
とを備える。第1及び第2比較手段の出力を評価するこ
とにより、「基板有り無し」を判別するとともに、基板
の反りの程度や基板搬送の成否を知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板検出装置、特
に、液晶表示パネルやプラズマ表示パネル等に用いるガ
ラス基板、半導体ウエハ等を検出する基板検出装置に関
する。
【0002】本発明は、基板処理装置、特に、液晶表示
パネルやプラズマ表示パネル等に用いるガラス基板、半
導体ウエハ等に所定の処理を施す基板処理装置に関す
る。本発明は、基板処理装置における基板検出方法、特
に、液晶表示パネルやプラズマ表示パネル等に用いるガ
ラス基板、半導体ウエハ等に所定の処理を施す基板処理
装置における基板検出方法に関する。
【0003】
【従来の技術】液晶表示装置又はプラズマ表示装置(P
DP)用のガラス基板(FPD基板)や半導体ウエハ等
の製造プロセスにおいては、基板の表面にレジスト膜を
形成して露光・現像を行う基板処理装置が必要である。
この基板処理装置は、複数の処理ユニットを接続して一
貫した処理を可能にした装置(インラインシステム)で
あり、例えばフォトリソグラフィ工程では、露光機と接
続して塗布前洗浄から塗布・露光・現像までを連続して
行えるようにしたコータ/デベロッパ装置がある。
【0004】このような基板処理装置では、例えば、基
板の洗浄後に水滴を蒸発させるために基板をホットプレ
ートで加熱したり、その後にクーリングプレートにより
冷却する処理を行っている。ホットプレート又はクーリ
ングプレートにより基板を加熱又は冷却する場合、搬送
装置により基板をプレート上に載置させ、加熱又は冷却
処理後に搬送装置により基板をプレートから持ち上げ
る。このような加熱又は冷却処理では、基板がホットプ
レート又はクーリングプレートに載置されたことや持ち
上げられたことを確認しつつ、熱処理や搬送動作を行う
のが好ましく、プレート上の基板の有無を検知する必要
がある。従来、プレートに埋め込まれたセンサ(例えば
フォトセンサ)により基板とプレートとの距離を検出
し、その検出値が予め設定した閾値より小さい場合は基
板がプレート上に在ると判断し、その検出値が予め設定
した閾値より大きい場合は基板が持ち上げられてプレー
トから離れている(プレート上に基板無し)と判断して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の基
板に加熱や冷却等の熱処理を施すと、その熱によって基
板に反りが生じる。基板の反りが大きいと、基板がプレ
ート上にある場合でも基板とセンサとの距離が大きくな
り、基板を検知できないことがある。反っている状態の
基板の検知を確実にするために上記の閾値を大きくする
ことも考えられるが、基板を搬送機構により持ち上げた
場合には、基板無しと判断しなければならないため、閾
値を大きくするにも制約がある。
【0006】特に、液晶表示装置用やPDP用のガラス
基板では、面積が大きく、その分基板の反りも大きく、
今後、ガラス基板がますます大面積になったり薄くなっ
たりすると、基板の反りはさらに大きくなる。基板がプ
レート上にあるときの反りの大きさが、搬送機構によっ
て基板を持ち上げる距離よりも大きくなったり、両者を
区別できないほど差が小さくなってくると、上述のよう
なセンサの閾値を大きくすることでは基板検知は不可能
である。また、この問題は搬送機構で基板を持ち上げる
距離を十分に大きくすれば、閾値を適当に設定する上述
の手法で解決可能であるが、現実には、搬送のための時
間を長くできないことや装置の大きさの制約から、上述
の手法は採用できない。
【0007】本発明の目的は、基板の反りが大きい場合
にも、プレート上の基板の載置や持ち上げの状況を確実
に検知できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る基板検出
装置は、載置台に載置される基板の状態を検出する基板
検出装置であって、載置台の特定位置において基板の存
在高さを検出するセンサと、センサの検出結果を第1の
閾値と比較する第1比較手段と、センサの検出結果を第
1の閾値とは異なる第2の閾値と比較する第2比較手段
と、第1及び第2比較手段の検出結果を評価し、載置台
における基板の状態を判断する評価手段とを備えてい
る。
【0009】ここでは、複数の閾値を用いて基板の状態
を評価しているので、基板の載置状態を確実に判断する
ことができる。請求項2に係る基板検出装置は、請求項
1に係る基板検出装置において、評価手段が、第1及び
第2検出手段の検出結果を評価して基板の反りの状態を
判断する。
【0010】請求項3に係る基板処理装置は、基板に所
定の処理を施す基板処理装置であって、基板を載置可能
な載置台と、載置台に載置される基板の状態を検出する
基板検出装置とを備え、基板検出装置は、載置台の特定
位置において基板の存在高さを検出するセンサと、セン
サの検出結果を第1の閾値と比較する第1比較手段と、
センサの検出結果を第1の閾値とは異なる第2の閾値と
比較する第2比較手段と、第1及び第2比較手段の検出
結果を評価し、載置台における基板の状態を判断する評
価手段とを有する。
【0011】ここでは、複数の閾値を用いて基板の状態
を評価しているので、基板の載置状態を確実に判断する
ことができる。請求項4に係る基板処理装置は、請求項
3に係る基板処理装置において、評価手段が、第1及び
第2検出手段の検出結果を評価し、基板の反りの状態を
判断する。
【0012】請求項5に係る基板処理装置は、請求項3
又は4に係る基板処理装置において、基板を載置台に載
置する第1位置と及び載置台から持ち上げる第2位置と
に移動可能な搬送手段と、搬送手段を制御する制御手段
とをさらに備え、評価手段は、制御手段による搬送手段
の制御状態を参照して載置台における基板の状態を判断
する。
【0013】これにより、搬送手段による搬送状態が、
基板載置状態なのか持ち上げ状態なのかを参照しなが
ら、載置台における基板の状態や反りの状態を判断でき
る。請求項6に係る基板処理装置は、請求項5に係る基
板処理装置において、第1の閾値が、載置台に載置され
ている基板に生じる反りが起こり得る最大量となったと
きの特定位置における基板の存在高さであり、第2の閾
値が、搬送手段が第2位置に移動することによって持ち
上げられたときの特定位置における基板の存在高さの最
小値である。
【0014】これにより、基板の持ち上げ状態と基板の
反りの状態を考慮して、確実に基板の状態を判断するこ
とができる。請求項7に係る基板処理装置は、請求項6
に係る基板処理装置において、第1の閾値を、第2の閾
値よりも高く設定可能である。
【0015】これにより、基板の反り量が搬送手段によ
る持ち上げ高さよりも大きい場合でも、それらを適正に
設定して確実に基板の状態を判断することができる。請
求項8に係る基板処理装置は、請求項5から7のいずれ
かに係る基板処理装置において、基板処理装置のリセッ
ト時に、搬送手段を第1位置に移動させて、第1及び第
2比較手段の検出結果を評価する。これにより、評価結
果が「載置台に基板が存在しない状態」であることを確
認する。
【0016】請求項9に係る基板検出方法は、載置台に
載置される基板に所定の処理を施す基板処理装置におい
て基板の状態を検出する基板検出方法であって、第1〜
第3段階を含んでいる。第1段階では、載置台から第1
距離内に基板が存在するか否かを検出する。第2段階で
は、載置台から第1距離より短い第2距離内に基板が存
在するか否かを判検出する。第3段階では、第1及び第
2段階での検出結果を評価し、基板の状態を判断する。
請求項9に係る基板検出方法では、請求項1に係る基板
検出装置の場合と同様の作用効果を奏する。
【0017】請求項10に係る基板検出方法は、請求項
9に係る基板検出方法において、第1及び第2段階の検
出結果を評価し、基板の反りを評価する第4段階をさら
に含む。請求項10に係る基板検出方法では、請求項2
に係る基板検出装置の場合と同様の作用効果を奏する。
【0018】請求項11に係る基板検出方法は、請求項
9又は10に係る基板検出方法において、基板処理装置
は、基板を載置台に載置する第1位置及び載置台から持
ち上げる第2位置とに移動可能な搬送手段と、搬送手段
を制御する制御手段とをさらに備えている。そして第3
段階は、制御手段による搬送手段の制御状態を参照して
載置台における基板の状態を判断する。請求項11に係
る基板検出方法では、請求項5に係る基板処理装置の場
合と同様の作用効果を奏する。
【0019】請求項12に係る基板検出方法は、請求項
11に係る基板処理装置において、第1の距離が、載置
台に載置されている基板に生じる反りが起こり得る最大
量となったときの特定位置における基板と載置台の距離
であり、第2の距離が、搬送手段が第2位置に移動する
ことによって持ち上げられたときの特定位置における基
板の最低高さと載置台の距離である。請求項12に係る
基板検出方法では、請求項6に係る基板処理装置の場合
と同様の作用効果を奏する。
【0020】請求項13に係る基板検出方法は、第1の
距離を、第2の距離よりも長く設定した。請求項13に
係る基板検出方法では、請求項7に係る基板処理装置の
場合と同様の作用効果を奏する。
【0021】請求項14に係る基板検出方法は、請求項
11から13のいずれかに係る基板検出方法において、
基板処理装置のリセット時に、搬送手段を第1位置に移
動させ、第1及び第2比較手段の検出結果を評価する第
5段階をさらに含む。請求項14に係る基板検出方法で
は、請求項8に係る基板処理装置の場合と同様の作用効
果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】〔基板処理装置〕本発明の基板処
理システムの一実施形態(第1実施形態)を図1及び図
2に示す。図1は基板処理装置1の平面図であり、図2
は基板処理装置1に接続される制御装置2を含む基板処
理システムのブロック図である。
【0023】基板処理装置1は、図1に示すように、複
数の処理ユニットを接続して一貫した処理を可能にした
コータ/デベロッパ装置であって、露光機2と接続さ
れ、フォトリソグラフィ工程においてレジスト塗布前洗
浄から塗布・露光・現像までを連続して行えるようにす
るものである。
【0024】基板処理装置1は、洗浄ユニット10、脱
水ベークユニット20、塗布ユニット30、プリベーク
ユニット40、I/F部50、現像ユニット60、ポス
トベークユニット70、コンベアユニット80及びイン
デクサー部90の各処理ユニットを備えている。基板処
理装置1は、インデクサー部90に載置されたカセット
3から被処理ガラス基板(以下、基板という)を取り出
して各処理部へ送り出し、各処理工程を終えた基板を同
じカセット3に収納するユニカセット方式を採用可能で
ある。カセット3からの取り出し及びカセット3への収
納は、基板を保持して旋回可能なアームを備えカセット
3の列に沿って移動可能なインデクサーロボット90R
によって行う。
【0025】洗浄ユニット10は、枚葉式の処理部の集
合であって、搬入部、水洗部、乾燥部、及び搬出部から
なる。搬入部から搬出部までは、コンベアによって基板
を搬送しつつ洗浄処理する。なお、コンベアはクリーン
ルーム内に対応した発塵性の少ないローラコンベアを採
用する。脱水ベークユニット20は、枚葉式の処理部の
集合であって、搬入部と加熱部と冷却部と搬出部とから
なる。加熱部は、複数のホットプレートから構成され、
各プレートで段階的に基板を加熱処理する。冷却部は、
複数のクーリングプレートからなり、各プレートで段階
的に基板を冷却処理する。搬入部から搬出部までは、複
数のハンドを持ち基板を隣接する処理部へ順送りしてゆ
くいわゆる間歇移送装置によって基板を搬送しつつ、加
熱及び冷却処理を施す。塗布ユニット30は、枚葉式の
処理部の集合であって、搬入部と塗布部と乾燥部とエッ
ジリンス部と搬出部とからなる。塗布部は、基板にレジ
ストを塗布する装置であり、乾燥部は、基板上のレジス
トを乾燥させる装置であり、エッジリンス部は、基板端
部のレジストを除去する装置である。搬入部から搬出部
までは、間歇移送装置によって基板を搬送しつつ、レジ
スト塗布、レジスト乾燥、エッジ部のレジスト除去を順
に行う。プリベークユニット40は、枚葉式の処理部の
集合であって、搬入部と加熱部と冷却部と搬出部とから
なる。加熱部は、複数のホットプレートから構成されて
おり、各プレートで段階的に基板を加熱処理する。冷却
部は、複数のクーリングプレートから構成されており、
各プレートで段階的に基板を冷却処理する。搬入部から
搬出部までは、間歇移送装置によって基板を搬送しつ
つ、加熱及び冷却処理を施す。現像ユニット60は、枚
葉式の処理部の集合であって、搬入部と現像部と水洗部
と乾燥部と搬出部とからなる。搬入部から搬出部まで
は、コンベアによって基板を搬送しつつ現像処理、洗浄
処理、乾燥処理を順に行う。ポストベークユニット70
は、枚葉式の処理部であり、搬入部と加熱部と冷却部と
搬出部とからなる。加熱部は、複数のホットプレートか
ら構成され、各プレートで段階的に基板を加熱処理す
る。冷却部は、複数のクーリングプレートから構成さ
れ、各プレートで段階的に基板を冷却処理する。搬入部
から搬出部までは、間歇移送装置によって基板を搬送し
つつ、加熱及び冷却処理を施す。コンベアユニット80
は基板を搬送するためのコンベアを備えており、当該コ
ンベアは、ポストベークユニット70の搬出部のコンベ
アに連なり、インデクサー部90にまで至っているもの
である。ポストベークユニット70の搬出部からコンベ
アユニット80に送り出された基板はコンベアユニット
80のコンベアによって搬送され、インデクサー部90
にまで運ばれ、インデクサーロボット90Rによって受
け取られてインデクサー部90のカセット3に収納され
る。I/F部50は、基板処理装置1と露光機2との間
で基板の受け渡しを順序良く行うための機構であり、一
般に、基板を搬送する搬送ロボットやタクトタイムを調
節するバッファ(カセット等)からなる。
【0026】〔加熱部及び冷却部〕脱水ベークユニット
20、プリベークユニット40及びポストベークユニッ
ト70に設けられる加熱部の一例を示す。図2は平面図
であり、図3は構成ブロック図である。冷却部の構成
も、加熱部と同様であるので、以下の説明は冷却部のに
も当てはまる。
【0027】加熱部は、図2に示すように、ホットプレ
ート101a〜cとコンベア102・103と可動枠1
04と搬送爪105とプッシャー127・109a〜c
・128を主に備えている。ホットプレート101a〜
cは、プレート上に載置された基板を加熱する装置であ
る。ホットプレート101a〜cの四隅には、ホットプ
レート101a〜cの表面に形成した小孔から出退自在
にプッシャー109a〜cが設けられている。このプッ
シャー109a〜cは、ホットプレート101a〜cの
表面か突出して載置された基板を上方に持ち上げ、下降
して保持した基板をホットプレート101a〜cに載置
する構成である。コンベア102は、上流側の処理部か
ら最前のホットプレート101aに基板を受け渡すため
の機構であり、コンベア103は、最後のホットプレー
ト101cから下流側の処理部に基板を受け渡すための
機構である。コンベア102・103のそれぞれには、
プッシャー127・128が設けられており、上述した
プッシャー109a〜cと同様に動作する。搬送爪10
5は、プッシャー127・109a〜c・128の上昇
によって持ち上げられている基板に対して回動してその
下側へ入り、ホットプレート101a〜cの面上に沿っ
て図2の矢印で示すように回動可能となっている。また
搬送爪105は、その先端部は凹部106を有し、この
凹部106に基板の角部が合致するようになっている。
可動枠104は、ホットプレート101a〜c・コンベ
ア102・103の両側に一対設けられ、これらに対し
て基板の搬送方向に沿って移動可能である。一対の可動
枠104の上面には、複数の搬送爪105が設けられて
いる。搬送爪105は、基板の搬送方向に沿う2つと、
ホットプレート101a〜c及びコンベア102・10
3を挟んで対向する2つとが1組となって搬送爪群10
5a〜dを構成している。この搬送爪群105a〜dそ
れぞれの搬送爪105が基板の四隅を支持して基板を搬
送する。
【0028】これらのホットプレート101a〜c、コ
ンベア102・103、可動枠104、搬送爪105及
びプッシャー127・109a〜c・128には、図3
に示すように制御手段120が接続されている。制御手
段120は、これらの動作を制御するためのマイクロコ
ンピュータや制御の条件を格納するメモリ等で構成され
ている。制御手段120には、ホットプレート101a
〜c上の基板との距離を検知するための基板検出装置1
50が接続されている。
【0029】〔基板検出装置〕基板検出装置150は、
基板とホットプレート101a〜c表面との距離を検出
するセンサ151と、センサ151の出力に基づいてホ
ットプレート101a〜c上の基板の有無や状態及び基
板搬送の良否等、該当するホットプレートの状況を評価
する評価手段とを備えている。センサ151は、ホット
プレート101a〜cのそれぞれに1個づつ埋め込んで
配置されている。評価手段152は、図4に示すよう
に、比較手段153と演算手段154とから構成されて
いる。比較手段153は、第1比較手段153aと第2
比較手段153bとを有し、それぞれに閾値x1・x2
が設定される。第1比較手段153aは、センサ151
の出力を閾値x1と比較し、ON又はOFF信号を出力
する。第2比較手段153bは、センサ151の出力を
閾値x2と比較し、ON又はOFF信号を出力する。演
算手段154は、第1比較手段153a及び第2比較手
段153bからのON又はOFF信号を用いて基板の有
無等の状況を評価する。
【0030】図5〜図7を参照し、基板検出装置150
における基板検出のアルゴリズムを説明する。まず、基
板の反りが大きい場合の基板検出のアルゴリズムを説明
し、次に、基板の反りがない場合も、本実施形態の基板
検出装置150を用いて基板の検出ができることを示
す。
【0031】図5は、反りの大きい基板とホットプレー
ト101との断面模式図である。ここでは、反りによる
影響を説明するために、基板の反りを極端に強調して示
している。図5(a)は、基板がホットプレート101
に載置された状態を示し、図5(b)は、基板をプッシ
ャー109により持ち上げた状態を示す。ここで、x
1、x2を以下のように定義する。x1は基板がホット
プレート101に載置されているときの基板が熱処理に
よって反っている状態であって、その反りが処理しよう
としているプロセス条件によって起こり得る最大量とな
ったときのその基板とセンサ151との距離の最大値で
ある。x2は基板がプッシャー109により持ち上げら
れているときの基板とセンサ151との距離の最小値で
あって、これは、持ち上げられた基板の自重による撓み
や熱処理によって生じて持ち上げ時まで残留している反
りなどの影響を含んだ値である。これらx1、x2は処
理しようとするプロセス条件等に応じて実験的に定めら
れる。
【0032】まず、熱処理による基板の反りが大きいプ
ロセス条件で処理する場合の、基板の有無等のホットプ
レートの状況の評価のための構成と動作について説明す
る。ここでは、x1、x2について実験的に定められる
数値がx2<x1となる場合について説明する。この場
合、x1を第1比較手段153aの閾値として用い、x
2を第2比較手段153bの閾値として用いて、第1比
較手段153a、第2比較手段153bを次のように構
成する。
【0033】即ち、第1比較手段153aは、基板とセ
ンサ151の距離xがx1以下のときON信号を、距離
xがx1より大きいときOFF信号を出力するように調
整する。また第2比較手段153bは、基板とセンサ1
51の距離xがx2以上のときOFF信号を、距離xが
x2未満のときON信号を出力するように調整する。こ
れらの設定関係を図6に示し、ここでは、基板をホット
プレート101に載置したとき(a)と、基板をプッシ
ャー109により持ち上げたとき(b)の比較手段15
3での出力を示している。但し、第1比較手段153a
では、距離xがx1よりも大きいときにOFF信号を出
力するので、ホットプレート101a〜cに装着される
カバーを検知しないようにセンサの感度を調整する必要
がある。
【0034】基板をホットプレート101に載置したと
きに「基板が正しく置かれている」と判断するには、距
離xはx1以下でなければならない。基板の反りが比較
的大きい場合は、距離xがx1以下かつx2以となり、
第1比較手段153aの出力はON・第2比較手段15
3bの出力はOFFとなる()。基板の反りが比較的
小さい場合は、距離xがx1より小さくかつx2よりも
小さくなり、第1比較手段153aの出力はON・第2
出力手段153bの出力はONとなる()。従って、
基板をホットプレート101に載置したとき、の場
合に「基板が正しく置かれている」と判断すればよい。
【0035】一方、基板をプッシャー109により持ち
上げたとき、「基板が正しく持ち上げられた」と判断す
るには距離xがx2以上でなければならない。また基板
をプッシャー109により持ち上げたときには、熱によ
る反りが小さくなるので、距離xがx1を越えることは
ない。従ってこの場合は、距離xがx1以下かつx2以
上となり、第1比較手段153aはON・第2比較手段
153bはOFFを出力すればよい()。
【0036】上記のととでは、第1比較手段153
a及び第2比較手段153bの出力が同じになるが、プ
ッシャー109の昇降の制御状態を制御手段120から
得ることにより、の場合との場合とを区別すること
ができる。基板をホットプレート101に載置したこと
を制御手段120から受信した場合(即ち、プッシャー
109が下がった状態)に、第1比較手段153aがO
N・第2比較手段153bがOFFである場合には、
「基板が正しく置かれている」と判断する。一方、基板
をプッシャー109により持ち上げたことを制御手段1
20から受信した場合に、第1比較手段153aがON
・第2比較手段153bがOFFである場合には、「基
板が正しく持ち上げられた」と判断する。
【0037】以上のように設定した第1比較手段153
a及び第2比較手段153bの出力を用い、かつ制御手
段120からプッシャー109の制御状態の情報を得て
参照することで、制御演算手段154において該当のホ
ットプレートの状況を評価することができる。演算手段
154による状況評価の内容と、それに応じた装置の制
御動作は、次のようになる。 (a)基板をホットプレート上に置くべくプッシャー1
09を下げるように制御した場合 (a−1)第1比較手段153aがON、第2比較手段
153bがONのとき この出力は、基板とセンサ151との距離がx2未満で
あることを矛盾無く示しているので、「基板は正常にホ
ットプレート上に置かれ」かつ「基板の熱反りは無いか
または小さい」という状態である。この場合、制御手段
120はそのままホットプレートでの処理を継続する。 (a−2)第1比較手段153aがON、第2比較手段
153bがOFFのとき この出力は、基板とセンサ151との距離がx2以上で
ありかつx1以下であることを矛盾無く示しているの
で、「基板は正常にホットプレート上に置かれ」かつ
「基板の熱反りが大きい」という状態である。この場合
も、基板破損や搬送失敗ではないので、制御手段120
はそのままホットプレートでの処理を継続する。 (a−3)第1比較手段153aがOFF、第2比較手
段153bがONのとき この場合は、第1比較手段153aの出力と第2比較手
段153bの出力とが矛盾しており、第1比較手段15
3a、第2比較手段153bの閾値調整ミスが考えられ
る。この場合には、制御手段120はかかる評価結果を
受けて、装置を停止し、オペレータに警報を出力する。 (a−4)第1比較手段153aがOFF、第2比較手
段153bがOFFのとき この出力は、ホットプレート上に基板が置かれていない
ことを示しているので、基板の破損や搬送失敗が発生し
ていることが考えられ、また一方では第1比較手段15
3a、第2比較手段153bの閾値調整ミスが考えられ
る。いずれにしてもこの場合には、制御手段120はか
かる評価結果を受けて、装置を停止し、オペレータに警
報を出力する。 (b)基板をホットプレートから持ち上げるべくプッシ
ャー109を上げるように制御したとき (b−1)第1比較手段153aがON、第2比較手段
153bがOFFのときこの出力は、基板とセンサ15
1との距離がx2以上でありかつx1以下であることを
矛盾無く示している。距離x2の定義から、第2比較手
段153bのOFFは基板が距離x2以上の距離まで正
常に持ち上げられた状態であることを示す。この場合
は、制御手段120はそのまま搬送動作を継続する。 (b−2)第1比較手段153aがON、第2比較手段
153bがONのとき この出力は、基板とセンサ151との距離がx2未満で
あることを示している。これは、基板とホットプレート
の距離が近い状態であり、例えばプッシャー109が上
昇時に基板を突き破るなどして基板が破損するなどした
搬送の失敗か、あるいは第1比較手段153a、第2比
較手段153bの閾値調整ミスが考えられる。この場合
には、制御手段120はかかる評価結果を受けて、装置
を停止し、オペレータに警報を出力する。 (b−3)第1比較手段153aがOFF、第2比較手
段153bがONのとき この場合は、第1比較手段153aの出力と第2比較手
段153bの出力とが矛盾しており、第1比較手段15
3a、第2比較手段153bの閾値調整ミスが考えられ
る。この場合には、制御手段120はかかる評価結果を
受けて、装置を停止し、オペレータに警報を出力する。 (b−4)第1比較手段153aがOFF、第2比較手
段153bがOFFのとき この出力は、ホットプレート上に基板がないことを示し
ているが、第1比較手段153aの閾値調整ミスが考え
られる。この場合には、制御手段120はかかる評価結
果を受けて、装置を停止し、オペレータに警報を出力す
る。
【0038】これら第1比較手段153a及び第2比較
手段153bの出力と状況評価、装置動作のアルゴリズ
ムを図示すると図7のようになる。なお、図7の(a−
2)(a−3)の場合はともに「基板が正常に載置され
ている」と判断するが、第2比較手段153bの出力に
よって基板の反りの程度を判断することができる。即
ち、(a−2)のように第2比較手段153bの出力が
ONであれば、基板と載置台との距離xはx2より小さ
く、基板の反りも小さいと判断できる。逆に、(a−
3)のように第2比較手段153bの出力がOFFであ
れば、基板と載置台との距離xはx2より大きく、基板
の反りも大きいと判断できる。
【0039】この結果を用いて以下のような制御を行う
ことが可能である。即ち、加熱部において、基板の反り
を少なくするようにホットプレート101の温度を制御
することができる。また、基板の反りの程度を外部のホ
ストコンピュータに報告し、ホストコンピュータでのレ
シピ作成に役立てることもできる。また、基板の反りを
評価することにより、基板に生じる熱歪みによる不具合
との関係や、基板材質による反り量の把握することがで
きる。また、基板の反りを下流側装置に報告し、薬液の
選択や液温調整に利用することができる。
【0040】また本装置では、装置をリセットして原点
復帰させる時や、停止していたライン全体を起動する時
などに、前回の処理で使われた基板がホットプレート1
01に残ったまま放置されていないかを確認するため、
基板の存在の有無を確認する工程を備えることが望まし
い。本実施形態では具体的には、このような時に、いっ
たんプッシャー109a〜cを全て下げた状態とする。
そして、すべてのホットプレート101について第1比
較手段153aと第2比較手段153bの出力が両方と
もOFFであれば、評価手段152および制御手段12
0は残留基板なしの正常状態と判断して、装置の運転を
継続する。第1比較手段153aと第2比較手段153
bのいずれかの出力がONであるホットプレート101
があれば、評価手段152および制御手段120は残留
基板ありと判断して装置を停止し、オペレータに残留基
板の確認を促す警報を出す。
【0041】残留基板を発見して除去したときには、オ
ペレータは再度同じ確認の工程を行うことで、装置の運
転を継続できる。確認してもし残留基板がない場合は、
第1比較手段153aや第2比較手段153bの閾値の
調整ミスなどの異常設定が考えられるので、それを最適
に調整するなどの解決策がとられ、再度同じ確認の工程
が実行されるまで、制御手段120は装置の運転を再開
しない。なお、このような残留基板の確認工程は、上記
のような装置の原点復帰時や起動時に限らず、装置動作
中において上流側の装置から基板を受け取る直前に行な
うよう構成することもできる。
【0042】また、上述のような基板有無の確認工程を
備えれば、次のような点で好ましい。即ち、この種の装
置において、警報の発生が頻発すると装置のオペレータ
にとってはわずらわしいので、警報が発生しないよう
に、例えば第1比較手段153aの出力が常時ON信号
となり、第2比較手段153bの出力が常時OFF信号
となるようにそれぞれの閾値を設定したり、あるいはそ
れら比較手段への信号線を短絡あるいは開放するなどし
て運転するような、誤った運転動作が行われることが考
えられる。このような状態で装置を運転すると、本来警
報を発する必要があるような状態になっても警報が発せ
られないので、正常に基板処理を行うことができないお
それがある。しかし、上述の基板有無の確認工程を実行
すれば、このような閾値の誤った設定や誤った信号線の
配線をおこなって運転しようとした場合には、装置の運
転開始前に警報を発することができ、オペレータの誤っ
た運転動作を未然に防止できる。
【0043】なお、センサ151の感度調整作業、すな
わち第1比較手段153aおよび第2比較手段153b
への閾値設定の作業を簡易化するために、第1比較手段
153aと第2比較手段153bに対するx1、x2の
関係を固定せず、第1比較手段153aと第2比較手段
153bのどちらかが閾値としてx1採用、他方が閾値
としてx2採用となるように調整することもできる。こ
の場合、上記の(a−3)と(b−3)を正常動作と判
断して処理動作を継続するようにアルゴリズムを変更す
ればよい。なお、このようにすると(a−1)(a−
2)(a−3)(b−1)(b−3)のすべての場合を
正常動作であると判断することになるが、これにより、
後述するようなx1とx2との大小関係に配慮する必要
がなくなり、基板の反り量が大きい場合も小さい場合も
同じ検知と判断のアルゴリズムが適用でき、アルゴリズ
ムの切替が不要になる。
【0044】また、上記実施形態の変形例として、図7
のアルゴリズムを簡略化して用いることもできる。即
ち、この変形例では、図7において、基板がホットプレ
ート101に載置されているとの信号を受信した場合、
第1比較手段153a又は第2比較手段153bのいず
れかの出力がONであれば「基板が正しく置かれてい
る」と判断し、基板がプッシャー109により持ち上げ
られているとの信号を受信した場合には、第1比較手段
153a又は第2比較手段153bのいずれかがOFF
であれば「基板が正しく持ち上げられている」と判断す
るようにする。このようにすると、(a−3)、(b−
3)、(b−4)の場合に警報がされなくなるが、これ
らの場合はいずれも閾値x1・x2の調整ミスであるの
で、このような調整ミスがないとした場合には簡略化さ
れたアルゴリズムで十分である。
【0045】なお、基板の反りの量は、処理するプロセ
ス条件、例えば基板材質や加熱部の温度設定、冷却部の
温度設定などにより変化する。処理しようとするプロセ
ス条件が、基板の反りが小さいものであって、x1<x
2という関係になる場合もあり得る。実験的に定められ
るx1、x2の数値がx1<x2となる場合には、その
それぞれの値を閾値として設定するとともに、図8に示
す次のようなアルゴリズムを用いれば、上記した基板の
反りが大きい場合と同様の装置のハードウエア構成でそ
のまま使用できる。即ち、基板をホットプレート101
上に置いたことを制御手段120から受信したときは、
第1比較手段153aの出力及び第2比較手段153b
の出力が共にONの場合のみ「基板が正常に置かれてい
る」と判断し、それ以外の場合は、異常と判断してアラ
ームを出力する。一方、基板をプッシャー109により
持ち上げていることを制御手段120から受信したとき
は、第1比較手段153aの出力が共にOFFの場合の
み「基板が正常に持ち上げられている」と判断し、それ
以外は、異常と判断してアラームを出力する。このよう
にアルゴリズムを変更すると、x1<x2の場合にも同
じハードウェアを用いることができる。
【0046】なお、x1=x2となることも考えられる
が、その場合には、該当のホットプレートの状況を次の
ように評価することができる。 (e)基板をホットプレート上に置くべくプッシャー1
09を下げるように制御したとき (e−1)第1比較手段153aがON、第2比較手段
153bがONのとき 基板が正常にホットプレート上に置かれたと判断する。 (e−2)第1比較手段153aがON、第2比較手段
153bがOFFのとき この場合は、閾値の微妙な調整差のために起こり得るの
で、正常に置かれたと判断する。 (e−3)第1比較手段153aがOFF、第2比較手
段153bがONのとき この場合も、(e−3)と同じく、閾値の微妙な調整差
のために起こり得るので、正常に置かれたと判断する。 (e−4)第1比較手段153aがOFF、第2比較手
段153bがOFFのとき この場合は、異常と判断し、装置を停止し、オペレータ
に警報を発生する。 (f)基板をホットプレートから持ち上げるべくプッシ
ャー109を上げるように制御したとき (f−1)第1比較手段153aがOFF、第2比較手
段153bがOFFのとき この場合は、基板が正常に持ち上げられたと判断する。 (f−2)第1比較手段153aがON、第2比較手段
153bがONのとき この場合は、異常と判断し、装置を停止し、オペレータ
に警報を発生する。 (f−3)第1比較手段153aがON、第2比較手段
153bがOFFのとき この場合は、閾値の微妙な調整差のために起こり得るの
で、正常に持ち上げられたと判断する。 (f−4)第1比較手段153aがOFF、第2比較手
段153bがONのとき この場合も、(f−3)と同じく、閾値の微妙な調整差
のために起こり得るので、正常に持ち上げられたと判断
する。
【0047】また、上記実施形態において、センサ15
1はホットプレート101a〜c上に配置してもよい。
また、センサ151は、光学的手段によるものでもよい
し、超音波や磁気や静電容量等を用いる手段によっても
よい。また、本実施形態では、ホットプレート101a
〜cのそれぞれにつきセンサを1個設けてそこから2系
統の出力を出しているが、複数のセンサを用いて比較手
段ごとに別個のセンサを設けてもよい。また、この実施
形態では、センサ151はホットプレート101a〜c
の表面に埋め込んで設置されているが、これに限らず、
例えばホットプレート101a〜cの上方からホットプ
レート101a〜cの表面を見込むようにして設けられ
て、基板の高さを測定することによって、ホットプレー
ト101a〜cの表面と基板との距離を間接的に測定す
るものであってもよい。
【0048】〔動作〕上述したような基板検出装置15
0を備える加熱部における基板の処理について、図2及
び図3を参照しつつ説明する。上流側の処理部からコン
ベア102へと基板W1が搬送されると、プッシャー1
27・109a〜c・128が同時に上昇し、プッシャ
ー127が基板W1を持ち上げる。そして、搬送爪10
5のそれぞれが同時に図2の矢印方向に回動し、搬送爪
105の先端の凹部106が基板W1の四隅に合致して
基板W1を保持する。搬送爪群105aにより基板W1
が保持された後、各プッシャー127・109a〜c・
128は下降し、可動枠104が搬送方向に移動し、搬
送爪群105aがホットプレート101aの両端に位置
するまで移動し、基板W1がホットプレート101aの
上方まで搬送される。ここで、再び、プッシャー127
・109a〜c・128が上昇し、プッシャー109a
が基板W1の四隅を支持する。次に、搬送爪105のそ
れぞれが、回動して元の位置に戻り、基板W1から離れ
る。その後、プッシャー127・109a〜c・128
が同時に下降し、基板W1がホットプレート101a上
に載置される。そして、可動枠104も搬送方向と反対
側に移動し、元の位置に戻る。基板検出装置150によ
りホットプレート101aで「基板正常載置」と判断さ
れると、ホットプレート101aにおいて基板W1の加
熱処理を開始する。この間に、コンベア102に次の基
板W2が搬入されてくる。
【0049】ホットプレート101aにおける加熱処理
が終了すると、プッシャー127・109a〜c・12
8が同時に上昇し基板W1及びW2を持ち上げる。ここ
で、基板検出装置150によりホットプレート101a
で「基板正常持上」と判断されると、搬送爪105が同
時に回動して基板W1・W2を保持し、その後プッシャ
ー127・109a〜c・128が同時に下降する。基
板W1・W2が搬送爪105に保持された状態で可動枠
104が搬送方向に移動し、基板W1がホットプレート
101bの上方に、基板W2がホットプレート101a
の上方に移動する。次に、プッシャー127・109a
〜c・128が同時に上昇して基板W1・W2を保持
し、その後搬送爪105が同時に回動して元の位置に戻
る。次に、プッシャー127・109a〜c・128が
同時に下降し、基板W1がホットプレート101bに、
基板W2がホットプレート101aに載置される。ホッ
トプレート101a・bにおいて「基板正常載置」と判
断されると、加熱処理が施される。この間に次の基板W
3がコンベア103に搬送されてくる。
【0050】上記のような手順を繰り返し、基板がホッ
トプレート101a〜cにおいて順次加熱処理される。
本実施形態の基板検出装置150によれば、基板の反り
が大きい場合にも、2つの閾値x1・x2を用いて基板
の状態を確実に検知することができる。これにより、基
板がプレートに確実に載置された状態で加熱又は冷却処
理を施すことができる。また、基板がプッシャー109
で持ち上げられたことを確認し、搬送爪105により基
板を搬送するので、基板の搬送を確実に行うことができ
る。さらに、比較手段の閾値が誤設定された場合などに
も警報を発することができる。また、本実施形態の運転
方法によれば、オペレータが誤った運転動作をしても装
置の運転開始前に警報を発することができ、誤った運転
動作を未然に防止できる。
【0051】なお、上記実施形態では、基板を複数のホ
ットプレートの間を順々に送り、その複数のホットプレ
ート全体で所定の加熱時間の加熱を行う構成の加熱部に
ついて説明したが、これに限らず、例えば複数のホット
プレートを上下多段に設けて、それぞれのホットプレー
トで所定の加熱時間の加熱を行い、各ホットプレートを
並列的に動作させる構成の加熱部について本発明を適用
することもできる。また上記実施形態では、基板を加熱
処理するホットプレートを例にとって説明したが、例え
ば基板を冷却処理するクーリングプレートに本発明を適
用することができる。さらに他の用途において、載置台
で基板の有無やその状態を検出する用途に本発明は適用
できる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、基板の反りが大きい場
合にも、2つの閾値を用いて基板の載置や持ち上げの状
況を確実に検知することができる。これにより、基板が
プレートに確実に載置された状態で加熱又は冷却処理を
施すことができる。また、基板が搬送手段により持ち上
げられていることを確認して、次のプレートへの搬送を
開始するので、基板の搬送を確実に行うことができる。
【0053】また別の本発明によれば、基板の反りの程
度を把握することができるので、基板の反りに基づい
て、加熱部及び冷却部において基板の反りを少なくする
ように温度を制御することができる。また、基板の反り
の程度を外部のホストコンピュータに報告し、ホストコ
ンピュータでのレシピ作成に役立てることもできる。ま
た、基板の反りを評価することにより、基板に生じる熱
歪みによる不具合や、基板材質による反り量の把握する
ことができる。また、基板の反りを下流側装置に報告
し、薬液の選択や液温調整に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板処理装置の平面図。
【図2】その加熱部の平面図。
【図3】加熱部の構成ブロック図。
【図4】基板検出装置のブロック図。
【図5】基板と載置台との距離を説明する図。
【図6】比較手段での出力。
【図7】基板検知のアルゴリズム。
【図8】基板検知のアルゴリズム(反りが少ない場
合)。
【図9】基板検知のアルゴリズム(2つの閾値が等しい
とき)。
【符号の説明】
1 基板処理装置 2 露光機 3 カセット 10 洗浄ユニット 20 脱水ベークユニット 30 塗布ユニット 40 プリベークユニット 50 I/F部 60 現像ユニット 70 ポストベークユニット 80 コンベアユニット 90 インデクサー部 90R インデクサーロボット 101a〜c ホットプレート 102、103 コンベア 104 可動枠 105 搬送爪 105a〜d 搬送爪群 106 凹部 109a〜c、127、128 プッシャー 120 制御手段 151 センサ 152 評価手段 153 比較手段 153a・b 第1・2比較手段 154 演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 FA02 FA09 FA12 FA14 GA05 GA10 GA15 GA53 GA60 HA33 HA37 HA38 JA01 JA02 JA06 JA09 JA14 JA17 JA21 JA22 JA32 JA51 MA02 MA03 MA24 MA26 PA02 PA13 5F046 CD01 CD05 JA22 KA04 KA07 LA18

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置台に載置される基板の状態を検出する
    基板検出装置であって、 前記載置台の特定位置において基板の存在高さを検出す
    るセンサと、 前記センサの検出結果を第1の閾値と比較する第1比較
    手段と、 前記センサの検出結果を前記第1の閾値とは異なる第2
    の閾値と比較する第2比較手段と、 前記第1及び第2比較手段の検出結果を評価し、前記載
    置台における前記基板の状態を判断する評価手段と、を
    備える基板検出装置。
  2. 【請求項2】前記評価手段は、前記第1及び第2検出手
    段の検出結果を評価し、基板の反りの状態を判断する、
    請求項1記載の基板検出装置。
  3. 【請求項3】基板に所定の処理を施す基板処理装置であ
    って、 前記基板を載置可能な載置台と、 前記載置台に載置される基板の状態を検出する基板検出
    装置とを備え、 前記基板検出装置は、 前記載置台の特定位置において基板の存在高さを検出す
    るセンサと、 前記センサの検出結果を第1の閾値と比較する第1比較
    手段と、 前記センサの検出結果を前記第1の閾値とは異なる第2
    の閾値と比較する第2比較手段と、 前記第1及び第2比較手段の検出結果を評価し、前記載
    置台における前記基板の状態を判断する評価手段と、を
    有する基板処理装置。
  4. 【請求項4】前記評価手段は、前記第1及び第2検出手
    段の検出結果を評価し、基板の反りの状態を判断する、
    請求項3記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】前記基板を前記載置台に載置する第1位置
    と及び前記載置台から持ち上げる第2位置とに移動可能
    な搬送手段と、 前記搬送手段を制御する制御手段とをさらに備え、 前記評価手段は、前記制御手段による前記搬送手段の制
    御状態を参照して前記載置台における基板の状態を判断
    する、請求項3又は4に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】前記第1の閾値は、 載置台に載置されている基板に生じる反りが起こり得る
    最大量となったときの前記特定位置における基板の存在
    高さであり、 前記第2の閾値は、 前記搬送手段が前記第2位置に移動することによって持
    ち上げられたときの前記特定位置における基板の存在高
    さの最小値である請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも
    高く設定可能である、請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】基板処理装置のリセット時に、前記搬送手
    段を第1位置に移動させ、前記第1及び第2比較手段の
    検出結果を評価する、請求項5から7のいずれかに記載
    の基板処理装置。
  9. 【請求項9】載置台に載置される基板に所定の処理を施
    す基板処理装置において基板の状態を検出する基板検出
    方法であって、 前記載置台から第1距離内に基板が存在するか否かを検
    出する第1段階と、 前記載置台から前記第1距離より短い第2距離内に基板
    が存在するか否かを判検出する第2段階と、 前記第1及び第2段階での検出結果を評価し、基板の状
    態を判断する第3段階と、を含む基板処理装置の基板検
    出方法。
  10. 【請求項10】前記第1及び第2段階の検出結果を評価
    し、基板の反りを評価する第4段階をさらに含む、請求
    項9に記載の基板処理装置の基板検出方法。
  11. 【請求項11】前記基板処理装置は、前記基板を前記載
    置台に載置する第1位置及び前記載置台から持ち上げる
    第2位置とに移動可能な搬送手段と、前記搬送手段を制
    御する制御手段とをさらに備え、 前記第3段階は、前記制御手段による前記搬送手段の制
    御状態を参照して前記載置台における基板の状態を判断
    する、請求項9又は10に記載の基板処理装置の基板検
    出方法。
  12. 【請求項12】前記第1の距離は、 載置台に載置されている基板に生じる反りが起こり得る
    最大量となったときの前記特定位置における基板と載置
    台の距離であり、 前記第2の距離は、 前記搬送手段が前記第2位置に移動することによって持
    ち上げられたときの前記特定位置における基板の最低高
    さと載置台の距離である請求項9から11のいずれかに
    記載の基板処理装置の基板検出方法。
  13. 【請求項13】前記第1の距離を、前記第2の距離より
    も長く設定した、請求項12に記載の基板処理装置の基
    板検出方法。
  14. 【請求項14】基板処理装置のリセット時に、前記搬送
    手段を第1位置に移動させ、前記第1及び第2比較手段
    の検出結果を評価する第5段階をさらに含む、請求項1
    1から13のいずれかに記載の基板処理装置の基板検出
    方法。
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