JP4448082B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4448082B2
JP4448082B2 JP2005317063A JP2005317063A JP4448082B2 JP 4448082 B2 JP4448082 B2 JP 4448082B2 JP 2005317063 A JP2005317063 A JP 2005317063A JP 2005317063 A JP2005317063 A JP 2005317063A JP 4448082 B2 JP4448082 B2 JP 4448082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
unit
data
correction
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005317063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007123734A (ja
Inventor
資泰 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2005317063A priority Critical patent/JP4448082B2/ja
Publication of JP2007123734A publication Critical patent/JP2007123734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4448082B2 publication Critical patent/JP4448082B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Weting (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Description

この発明は、基板に対して処理を施すための基板処理装置に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。これらの基板に対する処理の例としては、処理流体(処理液または処理ガス)を用いた処理や熱処理(加熱処理または冷却処理)を挙げることができる。
たとえば、半導体装置の製造工程では、半導体ウエハに対して種々の処理を施すために、基板処理装置が用いられる。基板処理装置は、それぞれ基板に対して処理を施す複数の処理ユニットを備えている。個々の処理ユニットには、当該処理ユニットの各部を制御するためのユニットコントローラが備えられている。複数の処理ユニットに対応した複数のユニットコントローラは、基板処理装置全体の制御を司るメインコントローラに接続されていて、このメインコントローラとの間でデータを授受することができるようになっている。メインコントローラは、さらに、必要に応じて、ホストコンピュータに接続されている。
メインコントローラには、複数の処理ユニットにおいて実行すべき基板処理の内容を規定するレシピデータを保持したレシピデータベースが備えられている。このレシピデータベースから抽出した適切なレシピデータが、メインコントローラからユニットコントローラへと送信される。ユニットコントローラは、メインコントローラから与えられたレシピデータに従って処理ユニット内の各部を制御し、基板処理を実行する。
ホストコンピュータは、必要に応じて、メインコントローラに対して、レシピデータを補正するための補正データを与える。この場合、メインコントローラは、レシピデータベースから読み出したレシピデータに対して補正データによる補正を施し、補正後のレシピデータをユニットコントローラに送信する。
補正データの一例は、前工程から当該基板処理装置での処理が開始されるまでの基板の待機時間である。たとえば、レジストをマスクとしたドライエッチング(前工程)を行った後の基板表面に残るレジスト残渣(ポリマー)を除去する基板処理装置の場合には、基板上に残留している微少量のエッチングガスのために、基板の待機時間中に化学反応が徐々に進む。この化学反応は、むろん、基板の待機時間が長くなるほど進行する。そこで、基板の待機時間を補正データとしてメインコントローラに与えると、メインコントローラは、その化学反応の進行に合わせてレシピデータを補正する。
補正データの他の例は、基板処理装置が置かれた雰囲気の温度、湿度、気圧等のデータ(雰囲気状態データ)である。基板処理は、これらの雰囲気条件による影響を受ける。そこで、雰囲気状態データをメインコントローラに与えると、メインコントローラは、その雰囲気状態データに合わせてレシピデータを補正する。
一方、基板上に形成されるパターンの微細化および高精細化に伴い、基板処理装置の形態は、複数枚の基板を一括して処理するバッチ型から、基板を一枚ずつ処理する枚葉型へと移行しつつある。枚葉型の基板処理装置は、たとえば、インデクサ部と基板処理部とを備えている。インデクサ部は、複数枚(たとえば25枚)の基板を収容可能なキャリヤ(カセット、ポッドその他の基板収容容器)を保持するキャリヤ保持部と、このキャリヤ保持部に保持されたキャリヤに対して基板を出し入れするインデクサロボットとを備えている。基板処理部は、複数の処理ユニットと、この複数の処理ユニットに対して基板を出し入れする基板搬送ロボットとを備えている。この基板搬送ロボットとインデクサロボットとは、基板の受け渡しを行えるように配置される。
未処理の基板は、いずれかのキャリヤからインデクサロボットによって取り出されて基板搬送ロボットに受け渡される。基板搬送ロボットは、受け取った未処理の基板をいずれかの処理ユニットへと搬送し、その処理ユニットに搬入する。処理済みの基板は、基板搬送ロボットによって処理ユニットから搬出され、インデクサロボットに向けて搬送され、このインデクサロボットに受け渡される。インデクサロボットは、受け取った処理済みの基板をいずれかのキャリヤに収納する。
特開平4−305269号公報
一つのキャリヤに収容された複数枚の基板は、当該基板処理装置にセットされてから、実際に処理ユニットによって処理を受けるまでの待機時間が異なっている。
それにも拘わらず、前述の先行技術では、メインコントローラで補正されたレシピデータに従う共通の処理が複数枚の基板に対して施されるようになっている。したがって、個々の基板に対して最適化された処理を施すことができない。
この問題は、メインコントローラにおいて、個々の基板が実際に処理を受けるまでの時間を予測し、その予測結果に基づいて基板ごとの補正レシピデータを作成することによって解決できると考えられるかもしれない。しかし、基板が実際に処理を受けるまでの時間を正確に予測することは、現実には不可能である。とくに、多数の処理ユニットを備える基板処理装置の場合には、個々の基板がどの処理ユニットで処理を受けるかを事前に予測することが困難な場合が多い。そのため、個々の基板が処理されるまでの待機時間を正確に予測することはできない。しかも、メインコントローラにおいて補正レシピデータを計算する時間のオーバーヘッドが大きくなり、とくに、多数の処理ユニットが備えられる場合には、メインコントローラに処理が集中することにより、無視できないオーバーヘッドが生じるおそれがある。
また、前述の先行技術では、基板処理装置の雰囲気状態の検出結果に応じて、複数の処理ユニットで処理される複数枚の基板に対して、共通の補正レシピデータが適用されてしまう。しかし、実際には、個々の処理ユニットごとに雰囲気状態は異なっており、また、個々の基板が処理されるタイミングでの雰囲気状態が一定に保持される保証もない。
したがって、前述の先行技術では、この観点からも、個々の基板に対して最適化された処理を施すことができているとは言えない。
そこで、この発明の目的は、個々の基板または所定枚数の基板群に対して適切な内容の基板処理を施すことができる基板処理装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)に対して処理を施すための処理ユニット(11〜14,81〜84)と、基板処理の内容(処理手順、処理条件)を表すレシピデータを保持するメインコントローラ(51)と、前記処理ユニットに備えられ、前記メインコントローラと通信可能に接続されたユニットコントローラ(41〜44)と、前記処理ユニットに備えられ、当該処理ユニットに供給されて処理される個々の基板毎または所定枚数の基板群毎の状態に関連する状態パラメータを検出する状態パラメータ検出手段(48,70,71,79)とを含み、前記ユニットコントローラは、前記メインコントローラからレシピデータを受信するレシピデータ受信手段(68,76)と、このレシピデータ受信手段によって受信されたレシピデータに対して、前記状態パラメータ検出手段による検出結果に応じた補正を施して、最終実行レシピデータを作成するレシピデータ補正手段(72,73)と、このレシピデータ補正手段によって補正された最終実行レシピデータに従って基板処理を制御する基板処理制御手段(78)とを含む、基板処理装置である。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、処理ユニットには、当該処理ユニットに供給される基板または所定枚数の基板群(とくに同時に一括処理される基板群)の状態パラメータを検出する状態パラメータ検出手段が備えられている。処理ユニットのユニットコントローラに備えられたレシピデータ補正手段は、状態パラメータ検出手段によって検出された状態パラメータに基づいて、レシピデータを補正する。これにより、個々の基板毎または基板群毎に最適化された最終実行レシピデータが得られる。このようにして、個々の基板に対して適切な内容の基板処理を施すことができる。しかも、レシピデータの補正は、メインコントローラではなく、ユニットコントローラにおいて行われるので、個々の基板毎または個々の基板群毎に対して確実に最適化された最終実行レシピが得られるうえ、メインコントローラにおける処理負荷が過大になるおそれもない。
請求項2記載の発明は、前記ユニットコントローラは、さらに、前記レシピデータ補正手段による補正内容を前記メインコントローラに通知する補正内容通知手段(69)を含む、請求項1記載の基板処理装置である。
この構成によれば、個々の処理ユニットにおけるレシピデータの補正内容がメインコントローラに通知されるので、メインコントローラでは、個々の基板または基板群に対する処理の履歴を管理することができる。処理ユニットにおけるレシピデータの補正内容は、メインコントローラにおいて保持され、必要に応じて、ホストコントローラ(55)や使用者によって参照できるようになっていることが好ましい。
請求項3記載の発明は、前記状態パラメータ検出手段は、前記処理ユニットにおける基板処理雰囲気の状態(基板処理環境データ:温度、湿度、気圧)を検出する雰囲気状態検出手段(48)を含む、請求項1または2記載の基板処理装置である。
この構成によれば、個々の処理ユニットにおける基板処理雰囲気の状態に応じてレシピデータに補正を施すことができる。その結果、個々の基板毎または個々の基板群毎の処理状況に応じて基板処理内容を最適化することができ、基板処理品質を一層向上できる。例えば、当該基板処理装置に処理対象の基板が搬入されてから、処理ユニットにおいて実際に基板が処理されるまでの間に、処理ユニットにおける基板処理雰囲気(基板処理環境)が変動する場合もある。このような場合であっても、個々の基板または基板群毎に適切な処理を施すことができる。また、逆に、処理ユニットにおける雰囲気管理を厳密に行う必要がなくなることから、高価な空気調和ユニットを省くことが可能になり、装置のコストダウンを図ることができる。
請求項4記載の発明は、前記状態パラメータ検出手段は、当該基板処理装置による処理前の工程である前工程の終了から当該処理ユニットにおいて処理されるまでの個々の基板または前記所定枚数の基板群の待機時間を求める待機時間演算手段(70,71,79)を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置である。
この構成によれば、前工程から実際に処理を受けるまでの待機時間に応じてレシピデータを補正することができる。したがって、前工程の後に基板上で何らかの化学反応が進行し、時間経過に伴って基板表面の状態が刻々と変化していくような場合であっても、処理ユニットでの処理直前の基板の状態に応じた適切な内容の基板処理を行うことができる。これにより、基板処理品質を一層向上することができる。
請求項5記載の発明は、前記待機時間演算手段は、前工程の終了から当該基板処理装置に搬入されて、当該基板処理装置による処理が開始されるまでの基板の待機時間である第1待機時間に相当するデータを取得する第1待機時間取得手段(68,74)と、当該基板処理装置による処理が開始されてから個々の基板または前記所定枚数の基板群に対する前記処理ユニットによる処理が開始されるまでの待機時間である第2待機時間を計測する第2待機時間計測手段(71)と、前記第1待機時間および第2待機時間を加算して総待機時間を求める総待機時間演算手段(79)とを含む、請求項4記載の基板処理装置である。
この構成によれば、ユニットコントローラは、前工程から当該基板処理装置による処理が開始されるまでの第1待機時間を取得する一方、その後の待機時間である第2待機時間を計測し、前記第1および第2待機時間を合算することによって、個々の基板または基板群毎の総待機時間を求めることができる。これにより、前工程からの正確な待機時間に基づいてレシピデータを補正することが可能になり、個々の基板または基板群毎に適切な処理を施すことができる。
前記第1待機時間は、たとえば、前工程を経た複数枚の基板を収容したキャリヤ(C)が基板処理装置に投入され、このキャリヤに保持された複数枚の基板による処理が開始されるまでの待機時間である。前記第2待機時間は、たとえば、前記第1待機時間取得手段によって第1待機時間が取得されてから、個々の基板または基板群が処理ユニットに運ばれてくるまでの待機時間である。
請求項6記載の発明は、前記レシピデータ補正手段は、レシピデータによって指定される複数の処理種別(薬液の種類など)にそれぞれ対応する複数の補正関数または補正テーブルを備え、この補正関数または補正テーブルに従って、前記状態パラメータ検出手段によって検出される状態パラメータに応じた補正をレシピデータに対して施すものである、請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置である。
この構成によれば、ユニットコントローラにおいて、レシピデータの種別に応じて、状態パラメータに対応した適切な補正を行うことができる。これにより、複数種類のレシピデータに対応した補正処理が可能になる。
前記補正関数の係数または補正テーブルの内容は、たとえば、ホストコントローラや使用者によって変更できるようになっていることが好ましい。これにより、レシピデータの補正の態様を変更することができる。
請求項7記載の発明は、前記メインコントローラは、レシピデータに対する補正データを外部から受け付ける補正データ受付手段(62,66)を含む、請求項1ないし6のいずれかに記載の基板処理装置である。
補正データに基づくレシピデータの補正は、メインコントローラにおいて行ってもよいし、ユニットコントローラにおいて行ってもよい。ユニットコントローラにおいて少なくとも一部の補正データに基づくレシピデータの補正を行う場合には、当該補正データは、メインコントローラからユニットコントローラへと送信される。
たとえば、補正データが複数種類の補正要素(ファクター)に関するものを含む場合に、一部の補正要素に関するレシピデータの補正をメインコントローラで行い、残余の補正要素に関するレシピデータの補正をユニットコントローラで行うようにしてもよい。
補正データ受付手段は、ホストコントローラからの補正データを受け付けるものであってもよいし、使用者による補正データの入力を受け付けるものであってもよいし、それらの両方を受け付けるものであってもよい。
請求項8記載の発明は、前記メインコントローラは、前記補正データ受付手段によって受け付けられた補正データの一部または全部を前記ユニットコントローラに送信する補正データ送信手段(65)をさらに含む、請求項7記載の基板処理装置である。
この構成により、ユニットコントローラにおいて、外部から与えられた補正データに基づくレシピデータの補正を行うことができる。
請求項9記載の発明は、前記補正データ受付手段は、前工程から当該基板処理装置による処理が開始されるまでの基板の待機時間を表す待機時間データを受け付ける手段(62,66)を含み、前記補正データ送信手段は、前記待機時間データを前記処理ユニットに送信する手段(65)を含む、請求項8記載の基板処理装置である。
この構成により、ユニットコントローラにおいて、待機時間データに基づくレシピデータの補正を行うことができる。たとえば、請求項5の構成と組み合わせる場合には、ユニットコントローラにおいて、個々の基板または基板群が実際に処理を受けるまでの前工程からの待機時間を演算することができるので、個々の基板または基板群の実際の待機時間に応じた適切な処理を行うことができる。
待機時間データは、待機時間そのものを表す形式のデータであってもよいし、待機時間に対応したレシピデータ補正値を表すものであってもよい。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を説明するための図解的な平面図である。この基板処理装置は、半導体ウエハ等の基板に対して処理液を用いた処理を施すための枚葉型の装置であり、半導体製造工場等のクリーンルーム内に設置されて用いられるものである。
この基板処理装置は、基板を収容するキャリヤCを保持可能であり、このキャリヤCに対して基板を出し入れするためのインデクサ部1と、このインデクサ部1に結合され、基板に対して処理を施すための処理部2とを備えている。
インデクサ部1は、複数のキャリヤCを所定の水平方向に沿って保持することができるようになっている。このインデクサ部1は、保持された複数のキャリヤCに対して、未処理基板の搬出および処理済み基板の搬入を実行するインデクサロボット3を備えている。キャリヤCは、基板を密閉した状態で収納するFOUP(Front Opening Unified Pod)であってもよく、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドであってもよく、また、OC(Open Cassette)であってもよい。
処理部2は、複数(この実施形態では4個)の処理ユニット11〜14と、インデクサロボット3から未処理の基板を受け取っていずれかの処理ユニット11〜14に搬入し、これらの処理ユニット11〜14から処理済みの基板を搬出してインデクサロボット3に受け渡す主搬送ロボット5とを備えている。より具体的には、インデクサ部1におけるキャリヤCの配列方向に直交する方向に沿って搬送路6が形成されている。この搬送路6に主搬送ロボット5が配置されている。そして、搬送路6の一方側に、2つの処理ユニット11,12が搬送路6に沿って配置されており、搬送路6の他方側に残りの2つの処理ユニット13,14が搬送路6に沿って配置されている。
処理ユニット11〜14には、たとえば、共通の処理を施すことができるものであり、未処理の基板は、いずれかの処理ユニット11〜14に搬入されて処理を受ける。より具体的には、未処理の一枚の基板がインデクサロボット3によってキャリヤCから搬出されて主搬送ロボット5に受け渡される。主搬送ロボット5は、たとえば、基板をそれぞれ保持することができる一対のハンドを備えており、一方のハンドで、いずれかの処理ユニット11〜14から処理済みの基板を搬出し、他方のハンドで、当該処理ユニットに対して未処理の基板を搬入する。搬出された処理済みの基板は、主搬送ロボット5からインデクサロボット3に受け渡される。インデクサロボット3は、その処理済みの基板をキャリヤCに搬入する。
図2は、処理ユニット11〜14の構成例を説明するための図解図である。この例では、処理ユニット11〜14は、ドライエッチング処理の後の基板Wの表面に残るレジスト残渣(ポリマー)を除去するためのポリマー除去処理を実行する。
処理ユニット11〜14は、基板Wを一枚ずつ処理する枚葉式のポリマー除去処理ユニットであり、基板Wを水平に保持して回転させるためのスピンチャック20を処理室21内に備え、さらに、スピンチャック20に保持された基板Wの上面にポリマー除去のための薬液であるポリマー除去液を供給するための薬液ノズル22と、スピンチャック20に保持された基板Wの上面に純水を供給するための純水ノズル23とを備えている。
ポリマー除去液の例としては、有機アルカリ液を含む液体、有機酸を含む液体、無機酸を含む液体、ふっ化アンモン系物質を含む液体のうちの少なくともいずれか1つが使用できる。そのうち、有機アルカリ液を含む液体としては、DMF(ジメチルホルムアミド)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、ヒドロキシルアミン、コリンのうちの少なくともいずれか1つを含む液体が挙げられる。また、有機酸を含む液体としては、クエン酸、蓚酸、イミノジ酸、および琥珀酸のうちの少なくともいずれか1つを含む液体が挙げられる。また、無機酸を含む液体としては、ふっ酸および燐酸のうちの少なくともいずれか1つを含む液体が挙げられる。その他、ポリマー除去液としては、1−メチル−2ピロリドン、テトラヒドロチオフェン1.1−ジオキシド、イソプロパノールアミン、モノエタノールアミン、2−(2アミノエトキシ)エタノール、カテコール、N−メチルピロリドン、アロマティックジオール、パークレン、フェノールを含む液体などのうちの少なくともいずれか1つを含む液体があり、より具体的には、1−メチル−2ピロリドンとテトラヒドロチオフェン1.1−ジオキシドとイソプロパノールアミンとの混合液、ジメチルスルホキシドとモノエターノルアミンとの混合液、2−(2アミノエトキシ)エタノールとヒドロキシアミンとカテコールとの混合液、2−(2アミノエトキシ)エタノールとN−メチルピロリドンとの混合液、モノエタノールアミンと水とアロマティックジオールとの混合液、パーフレンとフェノールとの混合液などのうちの少なくともいずれか1つが挙げられる。その他、トリエタノールアミン、ペンタメチルジエチレントリアミンなどのアミン類、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルなどのうちの少なくともいずれか1つを含む液体が挙げられる。
スピンチャック20としては、たとえば、基板Wのデバイス形成面を上方に向けた状態で、その基板Wの非デバイス形成面(下面)を真空吸着することにより、基板Wをほぼ水平に保持することができる真空吸着式のもの(バキュームチャック)が用いられている。この真空吸着式のスピンチャック20は、たとえば、基板Wを保持した状態で、基板Wのほぼ中心を通る鉛直な回転軸線まわりに回転することにより、その保持した基板Wを水平面内で回転させることができる。むろん、真空吸着式のものに代えて、基板Wの周縁部に当接する複数のチャックピンによって基板Wを挟持する形態のメカニカルチャックを適用することもできる。
スピンチャック20は、処理カップ24内に収容されている。処理カップ24は、スピンチャック20の周囲を取り囲んでいて、底部には、基板Wの処理に用いられた後の純水などを排液するための環状の排液溝25と、基板Wの処理のために用いられた後の薬液を回収するための環状の回収溝26とを有している。排液溝25と回収溝26とは、筒状の仕切壁27で仕切られており、この仕切壁27の下方には、一端が排液溝25に臨んで開口した排気路28が形成されている。排気路28の他端には、カップ内排気ダクト29が接続されている。18は、処理室21内に清浄空気のダウンフローを送り込むファンフィルタユニット(FFU)であり、19は、処理室21内の排気のための処理室内排気ダクトである。
処理カップ24に関連して、基板Wから飛散する薬液または純水を捕獲するためのスプラッシュガード30が設けられている。スプラッシュガード30は、基板Wの回転軸線に対してほぼ回転対称な形状を有しており、上方部の内面は、基板Wの回転軸線に対向するように開いた断面く字状の排液捕獲部31となっている。また、スプラッシュガード30の下方部には、基板Wの回転半径方向外方に向かうに従って下方に向かう傾斜曲面を有する回収液捕獲部32が形成されている。回収液捕獲部32の上端付近には、処理カップ24の仕切壁27を受け入れるための仕切壁収納溝33が形成されている。
スプラッシュガード30は、処理カップ24に対して昇降可能に構成されており、スピンチャック20に保持された基板Wの周端面に排液捕獲部31または回収液捕獲部32を対向させたり、スピンチャック20に対する基板Wの搬入/搬出の妨げにならないように、スピンチャック20による基板Wの保持位置よりも下方に待避したりすることができる。
排液捕獲部31を基板Wの周端面に対向させた状態では、基板Wから飛散する薬液または純水を排液捕獲部31で捕獲することができる。この排液捕獲部31で捕獲された薬液または純水は、排液捕獲部31を伝って流下し、処理カップ24の排液溝25に集められて、排液溝25から排液配管25Aを通って図外の排液処理設備へ排液される。
また、回収液捕獲部32を基板Wの周端面に対向させた状態では、基板Wから飛散する処理液(主として薬液)を回収液捕獲部32で捕獲することができる。回収液捕獲部32で捕獲された処理液は、回収液捕獲部32を伝って流下し、処理カップ24の回収溝26に集められて、この回収溝26から、使用後の処理液を帰還させる処理液帰還配管である回収配管26Aを通って、薬液キャビネット(図示せず)へと回収される。
薬液ノズル22には、薬液キャビネットからの薬液を供給する薬液供給配管35が接続されている。この薬液供給配管35の途中部には、薬液供給源側から順に、薬液を処理に適した温度に調節するための温度調節器36と、薬液ノズル22からの薬液の吐出を制御するための薬液供給バルブ37とが介装されている。薬液ノズル22と温度調節器36との間には、薬液供給配管35から分岐する薬液循環配管38が接続されている。この薬液循環配管38は、基板Wの処理に使用される前の処理液を薬液キャビネットへと帰還させる処理液帰還配管であり、薬液供給バルブ37の閉成時に、薬液キャビネットから温度調節器36を通って薬液供給バルブ37の近く(薬液ノズル22の近く)に至り、再び薬液キャビネットへと帰還される薬液循環経路を形成する。
純水ノズル23には、純水供給モジュール(図示せず)からの純水を供給する純水供給配管39が接続されている。純水供給配管39の途中部には、純水供給バルブ40が介装されていて、この純水供給バルブ40を開閉することにより、純水ノズル23から基板Wに純水を供給したり、基板Wへの純水の供給を停止したりすることができる。
処理ユニット11〜14には、ユニット内の各部を制御するためのユニットコントローラ41〜44がそれぞれ備えられている。このユニットコントローラ41〜44は、スピンチャック20に回転力を与える回転駆動機構45およびスプラッシュガード30を昇降させる昇降駆動機構46の動作を制御し、薬液供給バルブ37および純水供給バルブ40の開閉を制御し、さらに、温度調節器36の通電制御を行う。また、ユニットコントローラ41〜44には、個々の処理ユニット11〜14の処理室21内の雰囲気の状態を検出する少なくとも1つの雰囲気状態センサ48が接続されている。雰囲気状態センサ48は、基板処理に影響を与える雰囲気状態を検出するものであり、その例としては、処理室内21の温度を検出する温度センサ、処理室21内の湿度を検出する湿度センサ、処理室21内の気圧を検出する気圧センサ、処理室21の排気流量(処理室内排気ダクト19内の排気風量)を検出する排気流量センサを挙げることができる。
図3は、前記基板処理装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。複数の処理ユニット11〜14に対応したユニットコントローラ41〜44は、ローカルエリアネットワーク50(たとえば、イーサネット(登録商標))に接続されている。このローカルエリアネットワーク50には、基板処理装置全体の制御(搬送スケジュールおよび基板処理内容の制御など)を司るメインコントローラ51が接続されており、さらに、インデクサ部1の制御のためのインデクサコントローラ52、および主搬送ロボット5の制御のための主搬送コントローラ53が接続されている。さらに、必要に応じて、メインコントローラ51に対して補正データ等を外部から与えるためのホストコントローラ55が接続される。このような構成により、メインコントローラ51は、ローカルエリアネットワーク50を介して、ユニットコントローラ41〜44、インデクサコントローラ52、主搬送コントローラ53およびホストコントローラ55との間でデータ通信を行うことができる。また、メインコントローラ51には、操作者とのマンマシンインタフェースを構成する表示部57および操作部58(キーボードやポインティングデバイスなど)が接続されている。
メインコントローラ51は、処理ユニット11〜14において実行すべき基板処理内容(処理手順および処理条件)を規定する基本レシピデータを保存するためのレシピデータベース60と、基本レシピデータに対して施すべき補正内容を規定する補正データを保存する補正データ記憶部61と、ホストコントローラ55および/または操作部58からの補正データの入力を受け付ける補正制御部62と、補正データに基づいて基本レシピデータに必要な補正を施して実行レシピデータ(補正レシピデータ)を作成する補正処理部63と、作成された実行レシピデータを保存する実行レシピデータ記憶部64と、ユニットコントローラ41〜44等へのデータ送信のためのデータ送信部65と、ユニットコントローラ41〜44およびホストコントローラ55等からの各種データを受け付けるデータ受信部66とを備えている。
基本レシピデータは、操作者が操作部58を操作することによって作成することができるほか、ホストコントローラ55からローカルエリアネットワーク50を介してメインコントローラ51に与え、レシピデータベース60に格納することもできる。
補正制御部62は、ホストコントローラ55または操作部58から、外部入力としての補正データを受け付け、これを補正データ記憶部61に格納する。また、補正処理部63は、レシピデータベース60から基本レシピデータを読み出し、これに対して補正データに基づく補正を施して実行レシピデータを作成して、実行レシピデータ記憶部64に格納する。データ送信部65は、実行レシピデータ記憶部64から実行レシピデータを読み出して、ユニットコントローラ41〜44へと送信する。
補正データは、基本レシピデータをチューニングするためのチューニングデータである。補正データには、たとえば、前工程における処理条件に対応した補正データや、前工程からの経過時間を表す補正データ(経過時間データ)が含まれる。前工程からの経過時間とは、より具体的には、前工程であるドライエッチングが完了してから当該基板処理装置に基板Wを収容したキャリヤCがセットされ、このキャリヤCに収容された基板Wに対する処理が開始されるまでの基板Wの待機時間である。この実施形態では、経過時間データに基づくレシピデータの補正処理はメインコントローラ51では行われず、ユニットコントローラ41〜44において行われるようになっている。そのため、補正制御部62は、補正データのうち、経過時間データについては、データ送信部65から、ユニットコントローラ41〜44へと送信させる。
経過時間データは、前工程からの経過時間を表す数値データとしてホストコントローラ55または操作部58から与えられる場合と、経過時間データに応じた液処理補正時間を表す数値データとしてホストコントローラ55または操作部58から与えられる場合とがある。
図4は、ユニットコントローラ41〜44の電気的構成を説明するためのブロック図である。ユニットコントローラ41〜44は、センサデータ入力部70と、経過時間計測部71と、補正データ処理部72と、補正関数データ保持部73と、メイン補正データ保持部74と、ローカル補正データ保持部75と、実行レシピデータ保持部76と、最終実行レシピデータ保持部77と、基板処理制御部78と、前工程終了から当該処理ユニットにおいて基板Wの処理が開始されるまでの総経過時間を演算する総経過時間演算部79を備えている。さらに、ユニットコントローラ41〜44は、メインコントローラ51からローカルエリアネットワーク50を介してデータを受信するデータ受信部68と、ローカルエリアネットワーク50を介してメインコントローラ51にデータを送信するデータ送信部69とを備えている。
センサデータ入力部70は、雰囲気状態センサ48からの入力データを受け付ける。経過時間計測部71は、当該基板処理装置に処理対象の基板Wが搬入されてから、個々の基板Wが処理ユニット11〜14へと搬送されてくるまでの経過時間を計測する。より具体的には、経過時間計測部71は、メインコントローラ51から補正データの一部である前記経過時間データがデータ受信部68によって受信されてからの経過時間を計測する。
メインコントローラ51から与えられる経過時間データ(第1待機時間)は、データ受信部68によって取得され、メイン補正データ保持部74に保持される。総経過時間演算部79は、メイン補正データ保持部74に保持されている経過時間データに経過時間計測部71によって計測される経過時間データ(第2待機時間)を加算することによって、個々の基板Wについて、前工程から当該処理ユニットによる処理を受けるまでの総経過時間を表す総経過時間データ(総待機時間)を演算する。
補正データ処理部72は、センサデータ入力部70によって取得されたセンサデータおよび総経過時間演算部79によって演算された総経過時間データに基づき、補正関数データ保持部73に保持された補正関数データを参照して、実行レシピデータを補正するための補正データを作成する。この補正データは、ローカル補正データ保持部75に保持される。前記センサデータおよび総経過時間データは、個々の基板Wを処理するときの当該基板Wの状態(基板自体の状態および基板が置かれた環境)を表すので、以下、総称するときには「状態パラメータ」という。
以下、メインコントローラ51から与えられてメイン補正データ保持部74に保持される補正データ(この実施形態では経過時間データ)を「メイン補正データ」といい、ローカル補正データ保持部75に保持される補正データを「ローカル補正データ」という。
補正関数データ保持部73には、状態パラメータに基づいて実行レシピデータに対して施すべき補正量を表すローカル補正データを計算するための関数式またはテーブルが保存されている。基板処理に適用される処理レシピ毎(または使用薬液毎)にローカル補正データの計算方法が異なる場合には、処理レシピ毎(または使用薬液毎)に、関数式またはテーブルが補正関数データ保持部73に保持されることになる。補正関数データ保持部73に保持される関数の係数またはテーブルの内容は、たとえば、ホストコントローラ55からの指示または操作部58を介する使用者の入力によって、変更可能とされていることが好ましい。
補正データ処理部72は、実行レシピデータ保持部76に保持された実行レシピデータを参照することによって、補正関数データ保持部73から当該実行レシピデータに適合する関数式またはテーブルを選択し、その選択された関数式またはテーブルを状態パラメータに適用することによって、ローカル補正データを算出し、ローカル補正データ保持部75に格納する。
補正データ処理部72は、さらに、ローカル補正データ保持部75に保持されたローカル補正データに基づき、実行レシピデータ保持部76に保持された実行レシピデータに対して補正を施す。実行レシピデータは、メインコントローラ51からデータ受信部68によって予め受信され、実行レシピデータ保持部76に保持されるようになっている。
補正データ処理部72は、さらに、補正後のレシピデータである最終実行レシピデータを最終実行レシピデータ保持部77に格納する。この最終実行レシピデータの演算は、この実施形態では、1枚の基板Wを処理する毎に行われる。
基板処理制御部78は、最終実行レシピデータ保持部77に保持された最終実行レシピデータに従って、スピンチャック20に回転力を与える回転駆動機構45およびスプラッシュガード30を昇降させる昇降駆動機構46の動作を制御し、薬液供給バルブ37および純水供給バルブ40の開閉を制御し、さらに、温度調節器36の通電制御を行う(図1参照)。
一方、補正データ処理部72は、ローカル補正データ保持部75からローカル補正データを読み出して、データ送信部69を介して、メインコントローラ51へと送信する。これにより、ユニットコントローラ41〜44による実行レシピデータの補正内容がメインコントローラ51に通知される。この通知を受けたメインコントローラ51は、内部のメモリ(図示せず)に、受信したローカル補正データを保持する。このローカル補正データは、必要に応じて、ホストコントローラ55によって取得され、また、操作部58を操作することにより、使用者によって閲覧される。
図5は、補正関数データ保持部73に関数式またはテーブルの形式で保持される補正関数(補正曲線)の一例を示す図である。この図5には、前工程であるドライエッチング工程終了からの経過時間(待機時間)と、ポリマー除去液を基板Wに供給すべき基本時間(基本レシピデータにより定められる基本液処理時間)に対する補正時間(液処理補正時間)との関係が示されている。より具体的には、処理レシピAで使用する薬液aの補正関数Aaを表す曲線と、別の処理レシピBで使用する薬液bの補正関数Bbを表す曲線とが表されている。
ドライエッチング工程完了後の基板Wの表面には、微量のエッチングガスが残留している。この残留エッチングガスの影響によって、化学反応が進行するが、この化学反応は、経過時間が長いほどより進行することになる。そのため、前工程からの経過時間が長いほど液処理補正時間が長くなる。ただし、経過時間に対する液処理補正時間の関係は、ポリマー除去のために基板Wに供給される薬液の種類(薬液aおよびb)によって異なる。処理レシピA,Bでは異なる種類の薬液a,bが用いられるので、結局、処理レシピによって、経過時間に対する液処理補正時間の関係が異なる。
前工程完了から当該基板処理装置に基板Wが搬入されるまでの時間t1を表す経過時間データ(メイン補正データ)は、ホストコントローラ55または操作部58から、補正データとして、メインコントローラ51に与えられる。メインコントローラ51は、経過時間データを、ユニットコントローラ41〜44に引き渡す。
経過時間データは、時間t1の形式で与えられる場合と、時間t1に対応した液処理補正時間T1の形式で与えられる場合とがある。液処理補正時間T1の形態で引き渡された場合、ユニットコントローラ41〜44の総経過時間演算部79は、実行レシピデータ保持部76に保持されている実行レシピデータを参照することによって処理レシピの種類(すなわち、使用薬液の種類)を特定し、さらに、当該処理レシピの種類(薬液の種類)に対応する補正関数を補正関数データ保持部73の保持データのなかから参照する。そして、この補正関数に基づいて、経過時間t1を求める。
さらに、総経過時間演算部79は、個々の基板Wが処理ユニット11〜14に搬入されてポリマー除去液の供給を受ける直前までの時間t2の計測結果を経過時間計測部71から得て、総経過時間t3(=t1+t2)を求める。この総経過時間t3が補正データ処理部72に引き渡される。補正データ処理部72は、総経過時間t3を処理レシピの種類(使用薬液の種類)に対応した補正関数に当てはめることによって、液処理補正時間T3を求め、ローカル補正データとしてローカル補正データ保持部75に格納する。
このようにして個々の基板Wごとに、前工程から液処理直前までの総経過時間t3に応じて、実行レシピデータに補正が加えられることになる。
図6は、前記基板処理装置による基板処理の流れを説明するためのフローチャートである。前工程(ドライエッチング工程)を終えた基板Wは、キャリヤCに収容された状態で基板処理装置に搬入される(S1)。その後、ホストコントローラ55または操作部58から、メインコントローラ51に対して、処理条件(レシピの指定および前工程からの経過時間データその他の補正データ)が入力され、さらに、処理開始指示が与えられる(S2)。
メインコントローラ51では、補正処理部63によって、指定されたレシピに対応する基本レシピデータがレシピデータベース60から読み出され、これに対して、経過時間データ以外の補正データ(たとえば前工程での処理条件に応じた補正データ)に基づく補正が施される。こうして、実行レシピデータが作成されて、実行レシピデータ記憶部64に記憶される。その後、メインコントローラ51は、データ送信部65から、実行レシピデータおよび経過時間データをユニットコントローラ41〜44に送信する(S3)。
その後、インデクサロボット3および主搬送ロボット5の働きによって基板Wが、1枚ずつ、処理ユニット11〜14へと搬送される(S4)。
ユニットコントローラ41〜44では、センサデータ入力部70から雰囲気状態データを取り込む。また、メインコントローラ51から与えられる経過時間データと経過時間計測部71によって計測される経過時間t2とに基づいて、前工程からの総経過時間t3が算出される(S5)。
補正データ処理部72は、雰囲気状態データおよび総経過時間t3を補正関数データ保持部73に保持されている補正関数に照らして、ローカル補正データを求める(S6)。この求められたローカル補正データは、データ送信部69を介して、メインコントローラ51に通知される(S6)。このローカル補正データは、メインコントローラ51のデータ受信部66によって受信され、前述のとおり、メモリ(図示せず)に記憶されて、プロセスの履歴として保存される。
補正データ処理部72は、さらに、上記求められたローカル補正データに基づいて、実行レシピデータを補正し、最終実行レシピデータを作成する(S7)。この最終実行レシピデータは最終実行レシピデータ保持部77に保持される。基板処理制御部78は、その最終実行レシピデータに従って、基板処理を実行する(S8)。基板処理が終了すれば(S9)、主搬送ロボット5によって処理済みの基板Wが搬出され、代わって、未処理の基板Wが搬入される。この未処理の基板Wに対して、上記の処理が繰り返される。
以上のようにこの実施形態によれば、個々の基板Wについて、前工程から液処理直前までの総経過時間が計測され、その総経過時間に応じてレシピデータがユニットコントローラ41〜44において補正(チューニング)される。また、個々の処理ユニット11〜14における雰囲気状態データに基づくレシピデータの補正もユニットコントローラ41〜44において行われる。これによって、個々の基板Wに対して最適化された基板処理を実現することができるので、基板処理品質を格段に向上することができる。また、個々の基板Wに対するレシピデータの最適化をユニットコントローラ41〜44において行う構成であるから、基板処理装置全体の制御を司るメインコントローラ51の処理負荷が過度に大きくなるおそれがなく、オーバーヘッドが生じる心配もない。
図7は、この発明の他の実施形態に係る基板処理装置の電気的構成を示すブロック図である。この図7において、前述の図3に示された各部に対応する部分には、図3の場合と同一の参照符号を付して示す。また、この実施形態の説明において、前述の図4を併せて参照する。
この基板処理装置は、露光機とインライン接続することができる、いわゆるコータ・デベロッパ装置であり、露光機と協働することによって、基板表面にフォトレジストパターンを形成する装置である。より具体的には、この基板処理装置は、基板表面にフォトレジストを塗布するコータユニット81と、基板表面のフォトレジスト膜を加熱するためのベークユニット82と、露光機によって露光された後のフォトレジスト膜を現像するためのデベロッパユニット83と、現像後のフォトレジストパターンをマスクとして、フォトレジストパターン下の薄膜等をエッチングするエッチングユニット84と、処理を終えた基板を検査するための検査ユニット85とを備えている。図7では、コータユニット81、熱処理ユニットとしてのベークユニット82、デベロッパユニット83およびエッチングユニット84が各1個ずつ図示されているが、実際のコータ・デベロッパ装置では、これらのユニットがそれぞれ複数個備えられ、メインコントローラ51は多数の処理ユニットの制御を司ることになる。
コータユニット81、ベークユニット82、デベロッパユニット83およびエッチングユニット84には、それぞれ、ユニットコントローラ41〜44が設けられている。
たとえば、ベークユニット82では、露光機による露光処理後のベーク処理(PEB:Post Exposure Bake)が行われる。このベークユニット82での露光後ベーク処理の条件を規定する基本レシピデータはメインコントローラ51のレシピデータベース60に予め格納されている。
露光後の基板がベークユニット82に搬入されるのに先だって、ホストコントローラ55は、露光機における処理データ(たとえば露光量)と、前工程としての露光工程完了から当該基板が当該基板処理装置に搬入されるまでの経過時間を表す経過時間データとを、補正データとして、メインコントローラ51に与える。
メインコントローラ51では、補正制御部62によって、処理データ(たとえば露光量)に基づく基本レシピデータの補正が行われ、実行レシピデータが作成される。より具体的には、補正制御部62は、露光量が多いほどベーク処理時間を短くするように基本レシピデータを補正して実行レシピデータを作成する。この実行レシピデータが、ベークユニット82に対応したユニットコントローラ42に与えられる。また、前記経過時間データもユニットコントローラ42に与えられる。
ユニットコントローラ42では、メインコントローラ51からの実行レシピデータが実行レシピデータ保持部76に格納される一方、経過時間計測部71によって、経過時間の計測が行われる。計測される経過時間は、露光機から当該基板処理装置に基板が戻った時間を起点とする経過時間である。より正確には、経過時間計測部71は、メインコントローラ51から実行レシピデータおよび経過時間データが与えられることに応答して、経過時間の計測を開始する。経過時間計測部71は、前記基板がベークユニット82に搬入されて熱処理を受ける直前までの経過時間を計測する。
総経過時間演算部79は、メインコントローラ51から与えられる経過時間データ(メイン補正データ)と、経過時間計測部71によって計測される経過時間とを加算することによって、前工程(露光工程)からベーク処理直前までの総経過時間を求める。補正データ処理部72は、求められた総経過時間を、補正関数データ保持部73に保持されている補正関数に照らして、ベーク温度(ベーク処理時の基板温度)の補正値(ローカル補正データ)を求め、この補正値に基づいて実行レシピデータを補正する。この場合、補正関数データ保持部73には、露光工程からの経過時間に対するベーク温度補正値の関係を表す補正関数(関数式またはテーブル)が予め保持されている。
補正データ処理部72は、さらに、必要に応じて、センサデータ入力部70によって取得される雰囲気状態データを補正関数データ保持部73に保持されている補正関数に照らしてローカル補正データを作成し、このローカル補正データによって実行レシピデータを補正する。
このようにして、実行レシピデータをユニットコントローラ42において補正した最終実行レシピデータが得られ、基板処理制御部78は、その最終実行レシピデータに従って、露光後ベーク処理を実行する。
このように、この実施形態によれば、露光機における処理データ(露光量)に基づく基本レシピデータの補正をメインコントローラ51において行い、露光処理から基板処理までの経過時間(待機時間)に基づくレシピデータの補正はユニットコントローラ42において行うようにしている。露光処理を受けたフォトレジスト中では、時間経過に伴って、化学反応が進行し、この経過時間がCD(Critical Dimension:微小線幅)値に影響を与える。そこで、露光工程からベーク処理までの経過時間を個々の基板毎に計測してレシピデータを補正するこの実施形態の構成を採用することにより、個々の基板に対して、適切な露光後ベーク処理を行うことができ、安定したCD値を得ることができる。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することも可能である。たとえば、前述の実施形態では、基板を1枚ずつ処理する枚葉式処理ユニットを備えた基板処理装置を例にとったが、この発明は、複数枚の基板に対して一括して処理を施すバッチ式の処理ユニットを備えた基板処理装置に対しても適用することができる。この場合には、一括して同時に処理される複数枚の基板(バッチ)毎に、前工程からの経過時間を求め、それに応じて、ユニットコントローラにおいて、レシピデータの補正を行えばよい。
また、前述の実施形態では、前工程からの経過時間データが、メインコントローラ51に一旦与えられ、その後に、ユニットコントローラ41〜44に与えられる例について説明したが、経過時間データを、メインコントローラ51を介することなく、ユニットコントローラ41〜44に与える構成としてもよい。
さらに、前述の実施形態では、基板処理装置に基板が投入されてから当該基板が処理ユニットで実際に処理されるまでの経過時間を計測するようにしているが、1枚の基板の処理に要する時間がほぼ一定とみなすことができる場合には、処理された基板の枚数を計数し、その計数結果に基づいて経過時間を推定するようにしてもよい。
また、メインコントローラ51からユニットコントローラ41〜44へのデータ(レシピデータおよび経過時間データ)の送信は、ユニットコントローラ41〜44がメインコントローラ51内のデータを参照する形式で行われてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を説明するための図解的な平面図である。 処理ユニットの構成例を説明するための図解図である。 前記基板処理装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。 ユニットコントローラの電気的構成を説明するためのブロック図である。 補正関数データ保持部に関数式またはテーブルの形式で保持される補正関数(補正曲線)の一例を示す図である。 前記基板処理装置による基板処理の流れを説明するためのフローチャートである。 この発明の他の実施形態に係る基板処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 インデクサ部
2 処理部
3 インデクサロボット
5 主搬送ロボット
6 搬送路
11〜14 処理ユニット
18 ファンフィルタユニット
19 処理室内排気ダクト
20 スピンチャック
21 処理室
22 薬液ノズル
23 純水ノズル
24 処理カップ
25 排液溝
25A 排液配管
26 回収溝
26A 回収配管
27 仕切壁
28 排気路
29 カップ内排気ダクト
30 スプラッシュガード
31 排液捕獲部
32 回収液捕獲部
33 仕切壁収納溝
35 薬液供給配管
36 温度調節器
37 薬液供給バルブ
38 薬液循環配管
39 純水供給配管
40 純水供給バルブ
41〜44 ユニットコントローラ
45 回転駆動機構
46 昇降駆動機構
48 雰囲気状態センサ
50 ローカルエリアネットワーク
51 メインコントローラ
52 インデクサコントローラ
53 主搬送コントローラ
55 ホストコントローラ
57 表示部
58 操作部
60 レシピデータベース
61 補正データ記憶部
62 補正制御部
63 補正処理部
64 実行レシピデータ記憶部
65 データ送信部
66 データ受信部
68 データ受信部
69 データ送信部
70 センサデータ入力部
71 経過時間計測部
72 補正データ処理部
73 補正関数データ保持部
74 メイン補正データ保持部
75 ローカル補正データ保持部
76 実行レシピデータ保持部
77 最終実行レシピデータ保持部
78 基板処理制御部
79 総経過時間演算部
81 コータユニット
82 ベークユニット
83 デベロッパユニット
84 エッチングユニット
85 検査ユニット
W 基板

Claims (9)

  1. 基板に対して処理を施すための処理ユニットと、
    基板処理の内容を表すレシピデータを保持するメインコントローラと、
    前記処理ユニットに備えられ、前記メインコントローラと通信可能に接続されたユニットコントローラと、
    前記処理ユニットに備えられ、当該処理ユニットに供給されて処理される個々の基板毎または所定枚数の基板群毎の状態に関連する状態パラメータを検出する状態パラメータ検出手段とを含み、
    前記ユニットコントローラは、
    前記メインコントローラからレシピデータを受信するレシピデータ受信手段と、
    このレシピデータ受信手段によって受信されたレシピデータに対して、前記状態パラメータ検出手段による検出結果に応じた補正を施して、最終実行レシピデータを作成するレシピデータ補正手段と、
    このレシピデータ補正手段によって補正された最終実行レシピデータに従って基板処理を制御する基板処理制御手段とを含む、基板処理装置。
  2. 前記ユニットコントローラは、さらに、前記レシピデータ補正手段による補正内容を前記メインコントローラに通知する補正内容通知手段を含む、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記状態パラメータ検出手段は、前記処理ユニットにおける基板処理雰囲気の状態を検出する雰囲気状態検出手段を含む、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記状態パラメータ検出手段は、当該基板処理装置による処理前の工程である前工程の終了から当該処理ユニットにおいて処理されるまでの個々の基板または前記所定枚数の基板群の待機時間を求める待機時間演算手段を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記待機時間演算手段は、
    前工程の終了から当該基板処理装置に搬入されて、当該基板処理装置による処理が開始されるまでの基板の待機時間である第1待機時間に相当するデータを取得する第1待機時間取得手段と、
    当該基板処理装置による処理が開始されてから個々の基板または前記所定枚数の基板群に対する前記処理ユニットによる処理が開始されるまでの待機時間である第2待機時間を計測する第2待機時間計測手段と、
    前記第1待機時間および第2待機時間を加算して総待機時間を求める総待機時間演算手段とを含む、請求項4記載の基板処理装置。
  6. 前記レシピデータ補正手段は、レシピデータによって指定される複数の処理種別にそれぞれ対応する複数の補正関数または補正テーブルを備え、この補正関数または補正テーブルに従って、前記状態パラメータ検出手段によって検出される状態パラメータに応じた補正をレシピデータに対して施すものである、請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記メインコントローラは、レシピデータに対する補正データを外部から受け付ける補正データ受付手段を含む、請求項1ないし6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 前記メインコントローラは、前記補正データ受付手段によって受け付けられた補正データの一部または全部を前記ユニットコントローラに送信する補正データ送信手段をさらに含む、請求項7記載の基板処理装置。
  9. 前記補正データ受付手段は、前工程から当該基板処理装置による処理が開始されるまでの基板の待機時間を表す待機時間データを受け付ける手段を含み、
    前記補正データ送信手段は、前記待機時間データを前記処理ユニットに送信する手段を含む、請求項8記載の基板処理装置。
JP2005317063A 2005-10-31 2005-10-31 基板処理装置 Active JP4448082B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005317063A JP4448082B2 (ja) 2005-10-31 2005-10-31 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005317063A JP4448082B2 (ja) 2005-10-31 2005-10-31 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007123734A JP2007123734A (ja) 2007-05-17
JP4448082B2 true JP4448082B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=38147215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005317063A Active JP4448082B2 (ja) 2005-10-31 2005-10-31 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4448082B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224374A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Oki Semiconductor Co Ltd Peb装置及びその制御方法
JP5243205B2 (ja) * 2008-11-25 2013-07-24 株式会社Sokudo 基板処理装置
JP5352390B2 (ja) * 2009-09-09 2013-11-27 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置のスケジュール作成方法及びそのプログラム
JP5337114B2 (ja) 2010-07-30 2013-11-06 株式会社東芝 パタン形成方法
JP5885989B2 (ja) * 2011-10-13 2016-03-16 東京エレクトロン株式会社 液処理装置、液処理方法および記憶媒体
JP6126248B2 (ja) 2014-01-20 2017-05-10 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
US10515862B2 (en) * 2017-04-05 2019-12-24 Applied Materials, Inc. Wafer based corrosion and time dependent chemical effects
JP7184547B2 (ja) * 2018-06-27 2022-12-06 株式会社Screenホールディングス 補正方法、基板処理装置、及び基板処理システム
JP7161896B2 (ja) * 2018-09-20 2022-10-27 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理システム
JP7226949B2 (ja) * 2018-09-20 2023-02-21 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理システム
JP7399012B2 (ja) * 2020-03-30 2023-12-15 東京エレクトロン株式会社 基板処理システム、基板処理方法、および制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007123734A (ja) 2007-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4448082B2 (ja) 基板処理装置
KR100888301B1 (ko) 기판처리시스템 및 기판처리장치
US8408158B2 (en) Coating/developing device and method
JP4494332B2 (ja) リンス処理方法、現像処理装置、および制御プログラム
JP2007317987A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR20060114649A (ko) 기판처리장치
JP4937559B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4549959B2 (ja) 基板処理装置
JP2007201148A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2013077639A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR20090091667A (ko) 기판의 처리방법, 컴퓨터 기억매체 및 기판처리 시스템
KR20110094242A (ko) 도포 현상 장치, 현상 방법 및 기억 매체
KR102501562B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP4961893B2 (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP2006351751A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
TWI831860B (zh) 基板處理裝置、開閉基板收納容器的蓋之方法、以及程式
JP2015518662A (ja) 半導体ウエハ加工における効率的な材料処理
JP2004087795A (ja) 基板処理装置および基板処理システム
US7525650B2 (en) Substrate processing apparatus for performing photolithography
JP4342921B2 (ja) 基板処理装置の制御方法及び基板処理装置
JP4129215B2 (ja) 基板処理装置
TW201526136A (zh) 基板處理裝置、基板處理方法、暨基板處理系統
JP5243205B2 (ja) 基板処理装置
JP2016208004A (ja) 基板処理方法、基板処理システム及び基板処理装置
JP3481499B2 (ja) レジスト処理方法及びレジスト処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100114

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4448082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140129

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250